JP2016023721A - ダンパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンロッドの外周面を摺動可能にシールするシール部材とピストンロッドとの間で発生する摩擦力を低減すること。
【解決手段】シリンダチューブ12内にスライド可能に収装されるピストン16と、第1流体室14aと第2流体室14bとを連通させる流体通路28と、シリンダチューブ12の一端を貫通するピストンロッド18と、ピストンロッド18を摺動可能に支持するピストンロッド支持部20と、ピストンロッド18の外周面を囲繞して密閉するシール部材22とを備え、ピストンロッド支持部20は、シール部材22から所定間隔だけピストン側に離間して配置される電磁コイル32を有し、電磁コイル32は、ピストンロッド18の伸長時に、シール部材22に作用する磁気粘性流体(MRF)の圧力を減圧させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、減衰力を可変させるダンパ装置に関する。
自動車の乗り心地や操縦安定性を向上させるために、減衰力を可変させる可変減衰力ダンパが知られている。例えば、特許文献1には、磁気粘性流体の粘性を変化させることによって減衰力を変化させる磁気粘性流体(Magneto-Rheological Fluid;MRF)ダンパが開示されている。
特許文献1に開示されたMRFダンパは、ピストンロッドを摺動自在に支持するベアリングと、ピストンロッドの外周とシリンダの内周との間に配置されてシリンダ内の流体をシールするシール部材とを備えている。
特開2008−69858号公報
ところで、ピストンロッドとシール部材との間で発生する摩擦(摺動抵抗)は、シール部材の緊迫力と流体(オイル)の油粘性係数μとによって決定される。特許文献1に開示されたMRFダンパでは、ピストンロッドの伸長時にシリンダ上室の内部圧力が高くなり、所定のシール性を確保するためにシール部材の緊迫力を高く設定する必要がある。
このため、特許文献1に開示されたMRFダンパでは、ピストンロッドとシール部材との間に作用する力が高くなり、摩擦力(摺動抵抗力)が大きくなる。これにより、MRFダンパの応答速度に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、ピストンロッドの外周面を摺動可能にシールするシール部材とピストンロッドとの間で発生する摩擦力を低減することが可能なダンパ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、流体室内に流体が封入されたシリンダと、前記シリンダの前記流体室内にスライド可能に収装され、前記流体室を第1流体室と第2流体室とに区画するピストンと、前記第1流体室と前記第2流体室とを連通させる流体通路と、前記ピストンに連結され、前記シリンダの一端を貫通するピストンロッドと、前記シリンダの一端側に配置され、前記ピストンロッドを摺動可能に支持するピストンロッド支持部と、前記ピストンロッド支持部に配置され、前記ピストンロッドの外周面を囲繞して前記流体室を密閉するシール部材と、を備えるダンパ装置であって、前記ピストンロッド支持部は、前記シール部材から所定間隔だけ前記ピストン側に離間して配置される減圧手段を有し、前記減圧手段は、前記ピストンロッドの伸長時に、前記シール部材に作用する前記流体の圧力を減圧させることを特徴とする。
本発明によれば、ピストンロッドの伸長時、減圧手段によってシール部材に作用する流体の圧力が第1流体室の圧力よりも減圧される。これにより、シール部材にかかる圧力が減少し、従来と比較してシール部材の緊迫力を低減した場合であっても、従来と同様の所望のシール性を確保することができる。また、シール部材の緊迫力を弱めることで、ピストンロッドとシール部材との間で発生する摩擦力(摺動抵抗力)を低減することができる。
また、本発明は、前記ピストンが、前記流体通路に磁場を印加するピストン側コイルを備え、前記流体は、磁気粘性流体であり、要求減衰力に対応する電流が前記ピストン側コイルに流されて前記流体通路を流通する前記磁気粘性流体の粘性を変化させることで減衰力を可変とし、前記減圧手段は、電磁コイルであり、前記電磁コイルに電流が流されることにより前記減圧手段と前記ピストンロッドとの間を通過する前記磁気粘性流体の粘性を変化させることで減圧し、さらに、前記減圧手段には、前記要求減衰力に対応する前記ピストン側コイルの電流値に基づいて、前記電磁コイルの電流値が調整されることを特徴とする。
本発明によれば、制御電源からピストン側コイル及び電磁コイルの両方に流れる電流がそれぞれ制御される。そこで、制御電源は、車輪側からの要求減衰力に対応するようにピストン側コイルの電流値を設定し、これに伴って、制御電源は、このピストン側コイルの電流値に基づいて、電磁コイルの電流値を調整することができる。
これにより、本発明では、ピストンロッドの伸長側で発生する要求減衰力に対応して、シール部材に作用する流体の圧力を第1流体室の圧力よりも減圧することが可能となる。この結果、本発明によれば、例えば、ピストンロッドが通常の場合と比較してゆっくり伸長する場合等、流体の圧力を減圧することが不要なときには、必要以上に減圧することを抑制することができる。
さらに、本発明は、前記ダンパ装置が、前記ピストンロッドの伸長側の先端が車体側部材に連結される正立ダンパであり、前記流体室内には、前記流体と別個で前記流体よりも比重が軽いオイルが追加されて封入されることを特徴とする。
本発明によれば、シリンダの上側に位置する流体室内には、流体と別個で流体よりも比重が軽いオイルが追加されて封入されている。シール部材の表面にこのオイルの油膜が形成されることで油粘性係数μ等の特性を調整することが可能となり、摩擦力(摺動抵抗力)をより一層低減させることができる。
さらにまた、本発明は、前記ダンパ装置が、前記シリンダの軸方向に沿った端部が車体側部材に連結される倒立ダンパであり、前記流体室内には、前記流体と別個で前記流体よりも比重が重いオイルが追加されて封入されることを特徴とする。
本発明によれば、シリンダの下側に位置する流体室内には、流体と別個で流体よりも比重が重いオイルが追加されて封入されている。シール部材の表面にこのオイルの油膜が形成されることで油粘性係数μ等の特性を調整することが可能となり、摩擦力(摺動抵抗力)をより一層低減させることができる。
本発明では、ピストンロッドの外周面を摺動可能にシールするシール部材とピストンロッドとの間で発生する摩擦力を低減することが可能なダンパ装置を得ることができる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係るダンパ装置の軸方向に沿った縦断面図、(b)は、(a)の状態において、電磁コイルが通電されて減圧された状態を示す縦断面図である。 (a)は、電磁コイルの非通電状態を示す部分拡大断面図、(b)は、電磁コイルの通電状態を示す部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るダンパ装置の軸方向に沿った部分拡大縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係るダンパ装置の軸方向に沿った縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1(a)は、本発明の第1実施形態に係るダンパ装置の軸方向に沿った縦断面図、図1(b)は、図1(a)の状態において、電磁コイルが通電されて減圧された状態を示す縦断面図、図2(a)は、電磁コイルの非通電状態を示す部分拡大断面図、図2(b)は、電磁コイルの通電状態を示す部分拡大断面図である。なお、各図中において、「上下」は、上側方向及び下側方向をそれぞれ示している。
図1(a)、(b)に示されるように、第1実施形態に係るダンパ装置10は、モノチューブ式(ド・カルボン式)の構造を有している。このダンパ装置10は、磁性粒子をオイル等に分散させた磁気粘性流体(以下、「MRF」という)が封入された有底円筒状のシリンダチューブ(シリンダ)12と、シリンダチューブ12の軸方向に沿ってスライド可能に収装され、シリンダチューブ12内を上側の第1流体室14aと下側の第2流体室14bとに区画するピストン16と、ピストン16に連結されてピストン16と一体的に変位すると共に、上側の一部がシリンダチューブ12の一端を貫通して外部に露出するピストンロッド18とを有する。
MRFは、例えば、鉱物油等のオイルを分散媒としてこれに分散質として真球状で平均粒子が数μm程度の強磁性を有する微粒子を分散させたもので構成されている。
さらに、ダンパ装置10は、シリンダチューブ12の軸方向に沿った上側(一端側)に配置され、ピストンロッド18を摺動可能に支持するピストンロッド支持部20と、ピストンロッド支持部20に配置され、ピストンロッド18の外周面を囲繞してピストンロッド18を摺動可能にシールするリング状のシール部材22と、第2流体室14bと高圧ガスが充填されたガス室14cとを区画するフリーピストン24とを備えて構成されている。なお、フリーピストン24の外周面には、シリンダチューブ12の内周面に摺接してシールするシールリング26が装着されている。
シリンダチューブ12の内周面とピストン16の外周面との間には、周方向に沿って間隙が形成され、この間隙によって上側の第1流体室14aと下側の第2流体室14bとを連通させる流体通路28が形成されている。
ピストン16は、流体通路28を流通するMRFに磁場を印加するピストン側コイル30を備えている。ピストン側コイル30には、図示しない給電線を介して電流が流れるように構成されている。なお、給電線は、ピストンロッド18の内部を通じて外部に取り出され、図示しない制御電源に接続されている。
制御電源から図示しない給電線を介してピストン側コイル30に電流が流れると、第1流体室14aと第2流体室14bとの間で流体通路28を流通するMRFに磁場が印加され、MRFに含まれる磁性粒子が鎖状クラスタを形成し、流体通路28内を通過するMRFの見かけ上の粘度を増大させる。このように、MRFに印加する磁場の大きさを制御することにより、ダンパ装置10で発生する減衰力を可変に制御することができる。
ピストンロッド支持部20は、シリンダチューブ12に軸方向に沿って、シール部材22から所定間隔だけ下側(ピストン側)に離間して配置される環状の電磁コイル(減圧手段)32と、シリンダチューブ12に内嵌され電磁コイル32を保持するリング状のホルダ34と、シール部材22を保持する保持プレート36と、ホルダ34との間で保持プレート36を挟持する固定リング38とを有する。
シリンダチューブ12の最上部には、ピストンロッド18の外周面、電磁コイル32、ホルダ34の内周面、保持プレート36の下面、及び、シール部材22によって囲まれた小室からなる減圧室40が形成されている。また、ピストンロッド18の外周面と電磁コイル32の内周面との間には、径方向で所定間隔離間する環状クリアランスからなり、MRFが流通する連通路42が形成されている。第1流体室14aから連通路42を通過したMRFが減圧室40内に導入され、後記するように減圧室40内に導入されたMRFの圧力がシール部材22に作用する。
電磁コイル32には、図示しない給電線を介して電流が流れるように構成されている。なお、給電線は、ホルダ34及び保持プレート36を介して、ピストンロッド18の内部を通じて外部に取り出され、図示しない制御電源に接続されている。
シリンダチューブ12の下側の他端には、環状体44を介してゴム製のブッシュ46が装着されている。例えば、ダンパ装置10を車両のサスペンション構成部品として用いる場合には、ブッシュ46の内筒48に対して図示しないボルトが挿入され、このボルトが車輪側部材であるトレーリングアーム(図示せず)に連結される。
また、ピストンロッド18の上側の先端部は、車体側部材である図示しないダンパベース(例えば、ホイールハウス上部)に連結される。車両走行中では、ピストン16及びフリーピストン24のそれぞれの外周面がシリンダチューブ12の内周面に対して摺動変位することで、車輪側から車体側へ伝達される振動が減衰される。
本実施形態に係るダンパ装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、制御電源から図示しない給電線を介して電磁コイル32に電流を流すと連通路42を流通するMRFに磁場が印加され、MRFに含まれる磁性粒子が鎖状クラスタを形成し、連通路32内を通過するMRFの見かけ上の粘度を増大させる(図2(a)の電磁コイル32に対する非通電状態と図2(b)の電磁コイル32に対する通電状態とを比較参照)。本実施形態では、電磁コイル32に所定値の電流を流して連通路32を通過するMRFに印加する磁場の大きさを制御することにより、減圧室40内においてシール部材22に作用するMRFの圧力を減圧制御することができる。
換言すると、電磁コイル32に対する通電によって連通路42を流通するMRFに磁場が印加され、連通路42を通過するMRFの見かけ上の粘度が増大する。この見かけ上の粘度が増大したMRFが障害となって、連通路42を通過するMRFの流通が抑制乃至遮断される。これにより、ピストン16の上昇ストロークによって高圧となっている第1流体室14a内のMRFは、第1流体室14aよりも低圧となっている減圧室40内への進入が抑制乃至阻止される。よって、第1流体室14a内のMRFの圧力と比較して、減圧室40内に存するMRFの圧力を低圧に減圧することができる。
従って、本実施形態では、ピストン16がシリンダチューブ12の上側に変位するピストンロッド18(図1(b)の太矢印参照)の伸長時、減圧室40内のMRFの圧力が第1流体室14a内のMRFの圧力よりも減圧されることで、シール部材22に作用するMRFの圧力が低減される。この結果、本実施形態では、減圧室40内のMRFの圧力が減圧されてシール部材22への負担が軽減されることで、例えば、シール部材22の緊迫力を従来と比較して低減した場合であっても、従来と同様の所望のシール性を確保することができる。また、本実施形態では、シール部材22の緊迫力を従来と比較して弱めることで、ピストンロッド18とシール部材22との間で発生する摩擦力(摺動抵抗力)を低減することができる。
さらに、本実施形態では、制御電源から図示しない給電線を介してピストン側コイル30及び電磁コイル32の両方に流れる電流がそれぞれ制御される。そこで、制御電源は、車輪側からの要求減衰力に対応するようにピストン側コイル30の電流値を設定し、これに伴って、制御電源は、このピストン側電流値30に基づいて、電磁コイル32の電流値を調整することができる。その際、ピストン側コイル30と電流値と電磁コイル32の電流値との関係を予めパターン化(但し、ゲインは異なる)して図示しない記憶手段に記憶しておくことで、簡便に制御することができる。
これにより、本実施形態では、ピストンロッド18の伸長側で発生する要求減衰力に対応して減圧室40内のMRFの圧力を減圧することが可能となり、例えば、ピストンロッド18が通常の場合と比較してゆっくり伸長する場合等、減圧室40内のMRFの圧力を減圧することが不要なときには、必要以上に減圧することを抑制することができる。なお、第1流体室14aが高圧となるような場合は、電磁コイル32によって減圧されるので、シール部材22からの漏れを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るダンパ装置100について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係るダンパ装置の軸方向に沿った部分拡大縦断面図である。なお、以下に示す実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係るダンパ装置100では、シール部材22が臨む減圧室40内に、第1流体室14a及び第2流体室14bに充填されているMRFと別個で、このMRFよりも比重が軽いオイル102が追加されて封入されている点で第1実施形態と相違している。
ダンパ装置100では、MRFよりも比重が軽く、MRFと混ざり合わない、又は、MRFと混ざり合いにくいオイル102が、シリンダチューブ12の上側に位置する減圧室40内に充填されている。これにより、減圧室40に臨むシール部材22の表面にオイル102の油膜(図示せず)が形成されることで油粘性係数μ等の特性を調整することが可能となり、摩擦力(摺動抵抗力)をより一層低減させることができる。
なお、ダンパ装置100は、図1(a)、(b)に示されるダンパ装置10と同様に、ピストンロッド18の伸長側の先端が車体側部材に連結される正立ダンパで構成されている。
続いて、本発明の第3実施形態に係るダンパ装置200について説明する。図4は、本発明の第3実施形態に係るダンパ装置の軸方向に沿った縦断面図である。
第3実施形態に係るダンパ装置200では、ピストンロッド18の伸長側の先端が車体側部材に連結され、シリンダチューブ12の他端部が車体側部材に連結される倒立ダンパで構成されている。シリンダチューブ12の下側の第1流体室14a内には、第1流体室14a及び第2流体室14bに充填されているMRFと別個でMRFよりも比重が重いオイル202が追加されて封入されている点で第1実施形態と相違している。
また、ダンパ装置200は、ダンパ装置10やダンパ装置100と異なって、シリンダチューブ12の軸方向に沿った端部に連結ロッド204が設けられ、この連結ロッド204を介してシリンダチューブ12が車体側部材に連結される倒立ダンパで構成されている。
ダンパ装置200では、MRFよりも比重が重く、MRFと混ざり合わない、又は、MRFと混ざり合いにくいオイル202が、シリンダチューブ12の下側に位置する減圧室40内に充填されている。これにより、減圧室40に臨むシール部材22の表面にオイル202の油膜(図示せず)が形成されることで油粘性係数μ等の特性を調整することが可能となり、摩擦力(摺動抵抗力)をより一層低減させることができる。
図4中において、参照符号206は、ピストンロッド18の先端が固定されると共に、シリンダチューブ12を摺動可能に支持するアウタチューブ、参照符号208は、シリンダチューブ12の下限位置を規制するストッパラバをそれぞれ示している。
なお、第2及び第3実施形態に係るダンパ装置100、200において、その他の構成並びに作用効果は、第1実施形態に係るダンパ装置10と同一であるため、その詳細な説明を省略する。
さらに、第1〜第3実施形態では、ピストンロッド18の伸長時に、シール部材22に作用するMRFの圧力を減圧させる減圧手段として電磁コイル32を用いているがこれに限定されるものではなく、電磁コイル32に代替して、例えば、電磁コイル32の最大電流に対応する減圧作用を発揮する永久磁石によって、連通路42を流通するMRFに対して磁場を常時印加するようにしてもよい。なお、永久磁石の磁力は、電磁コイル32の磁力よりも弱くてもよい。さらにまた、電磁コイル32に代替して、エア供給停止時は縮径してしぼんでおり、エア供給手段から供給されるエアによってリング状に拡幅する風船部材(図示せず)によって減圧作用を発揮するようにしてもよい。
10、100、200 ダンパ装置
12 シリンダチューブ(シリンダ)
14a 第1流体室
14b 第2流体室
16 ピストン
18 ピストンロッド
20 ピストンロッド支持部
22 シール部材
28 流体通路
30 ピストン側コイル
32 電磁コイル(減圧手段)
40 減圧室
42 連通路
102、202 オイル
MRF 磁気粘性流体

Claims (4)

  1. 流体室内に流体が封入されたシリンダと、
    前記シリンダの前記流体室内にスライド可能に収装され、前記流体室を第1流体室と第2流体室とに区画するピストンと、
    前記第1流体室と前記第2流体室とを連通させる流体通路と、
    前記ピストンに連結され、前記シリンダの一端を貫通するピストンロッドと、
    前記シリンダの一端側に配置され、前記ピストンロッドを摺動可能に支持するピストンロッド支持部と、
    前記ピストンロッド支持部に配置され、前記ピストンロッドの外周面を囲繞して前記流体室を密閉するシール部材と、
    を備えるダンパ装置であって、
    前記ピストンロッド支持部は、前記シール部材から所定間隔だけ前記ピストン側に離間して配置される減圧手段を有し、
    前記減圧手段は、前記ピストンロッドの伸長時に、前記シール部材に作用する前記流体の圧力を減圧させることを特徴とするダンパ装置。
  2. 請求項1記載のダンパ装置において、
    前記ピストンは、前記流体通路に磁場を印加するピストン側コイルを備え、
    前記流体は、磁気粘性流体であり、
    要求減衰力に対応する電流が前記ピストン側コイルに流されて前記流体通路を流通する前記磁気粘性流体の粘性を変化させることで減衰力を可変とし、
    前記減圧手段は、電磁コイルであり、前記電磁コイルに電流が流されることにより前記減圧手段と前記ピストンロッドとの間を通過する前記磁気粘性流体の粘性を変化させることで減圧し、
    さらに、前記減圧手段には、前記要求減衰力に対応する前記ピストン側コイルの電流値に基づいて、前記電磁コイルの電流値が調整されることを特徴とするダンパ装置。
  3. 請求項1記載のダンパ装置において、
    前記ダンパ装置は、前記ピストンロッドの伸長側の先端が車体側部材に連結される正立ダンパであり、
    前記流体室内には、前記流体と別個で前記流体よりも比重が軽いオイルが追加されて封入されることを特徴とするダンパ装置。
  4. 請求項1記載のダンパ装置において、
    前記ダンパ装置は、前記シリンダの軸方向に沿った端部が車体側部材に連結される倒立ダンパであり、
    前記流体室内には、前記流体と別個で前記流体よりも比重が重いオイルが追加されて封入されることを特徴とするダンパ装置。
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