JP2016023608A - 内燃機関の排気ガス熱を利用した熱発電装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス熱を利用した熱発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 内燃機関のEGRガスの冷却に際して、ガスの熱の熱発電変換を達成するとともに、EGRガスの十分な冷却も達成できる構成を提供すること。【解決手段】 本発明の内燃機関のEGR流路を流れる排気ガスの熱を電力に変換する熱発電装置は、排気ガスの熱を受容する受熱部位と冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有するEGRガス冷却部と、高温側面と低温側面とを有しそれらの間の温度差により発電する熱電モジュールにして、高温側面がEGRガス冷却部の受熱部位と放熱部位との間の部分から熱を受容するよう配置された熱電モジュールと、熱電モジュールの低温側面からの熱を受容する受熱部位と冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有する熱電モジュール冷却部とを含む。また、EGRを実行しないときにも、排気ガスがEGRガス冷却部の受熱部位を通過させる流路が構成され、熱電モジュールによる発電が実行される。【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の排気ガス熱を利用した熱発電装置に係り、より詳細には、内燃機関のEGR(排気ガス再循環)に於ける排気ガス冷却に際して熱電変換により発電する熱発電装置に係る。
ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関に於いては、その燃焼温度を低下させて排気ガスに於けるNOxの発生を低減する目的で、不活性ガスである排気ガスの一部を吸入混合気へ再循環させるEGR(排気ガス再循環)を行う装置(EGR装置)が採用されている。かかるEGR装置に於いては、再循環させる排気ガス(EGRガス)の温度が高過ぎると、燃焼温度の低下が十分に達成できなくなることから、EGRガスを冷却する冷却器が設けられる場合がある。そして、従前より、EGRガスの冷却に於いて、そのEGRガスの冷却の際に放出される熱を利用して発電し、内燃機関のエネルギー効率を更に向上させる構成が種々提案されている。
例えば、特許文献1〜4に於いては、内燃機関の排気管から吸気管へ排気ガスを再循環させるEGRガス流路に設けられるEGR冷却器として、EGRガス流路と冷却用冷媒の流路との間に熱電素子又は熱電モジュールを介在させた構成が提案されている。これらの構成に於いては、EGRガスが熱電素子又は熱電モジュールの高温側熱源となり、冷媒が低温側熱源となり、これらの熱源の間の温度差によるゼーベック効果によってEGRガスの熱を電力に変換するとともにEGRガスからの吸熱を実行することが意図されている。この場合、低温側熱源となる冷媒としては、例えば、エンジンの冷却水が利用される。また、特許文献5では、内燃機関と電動機とからなる駆動装置に於いて、第一の熱電モジュールを内燃機関のEGRガス流路とエンジン冷却水流路との間に介在させて第一の発電作動を達成し、更に、第一の熱電モジュールによって温度が上昇したエンジン冷却水の流路と電動機のインバータの冷却水の流路との間に第二の熱電モジュールを介在させて、第二の発電作動を達成し、これにより、内燃機関のEGRガスの残熱の発電への利用率をより向上する構成が提案されている。なお、特許文献6、7には、(熱電素子又は熱電モジュールによる熱発電ではなく、)EGRガスの残熱によって別の冷媒サイクルを作動して発電を実行する構成が記載されている。
特開2004−332596 特開2006−22670 特開2014−1631 国際特許公開2007/026432 特開2014−109256 特開2012−82798 特開2013−160132
上記の如きEGRガスの冷却に際して、ガスの残熱から熱電素子又は熱電モジュールの熱電変換により電力を得る構成(特許文献1〜5)に於いては、典型的には、既に触れたように、熱電素子又は熱電モジュールは、高温のEGRガス流路と低温の冷却用冷媒の流路との間に挟持され、そこに於ける温度差によって電力が発生する。しかしながら、一般に、熱電素子又は熱電モジュールは、熱伝導率の低い材料から構成されており(熱伝達率が金属と比較して2桁程度小さい)、EGRガスの冷却が十分に達成されない場合がある。より詳細には、一般的に、熱電材料の性能指数(ZT)は、
ZT=(ασ/κ)T …(1)
[ここで、α:ゼーベック係数、σ:電気伝導率、κ:熱伝導率である。]
にて表されるので、熱電素子又は熱電モジュールとして、高い性能指数(ZT)であるためには、熱伝導率κが低いことが好ましいこととなる。また、発電効率ηは、
Figure 2016023608
[ここで、Th:高温側温度、Tc:低温側温度である。]
にて表されるので、高い発電効率ηを得るためには、温度差ΔT(=Th−Tc)を大きくする必要がある。即ち、ガスの残熱から高効率に電力を得ようとする場合には、熱電素子又は熱電モジュールとして、熱伝導率κが低いものを選択して、高い温度差ΔTが得られるようにする必要がある。しかしながら、そのように熱伝導率の低い熱電素子又は熱電モジュールを選択すると、EGRガスから冷却用冷媒へ流れる熱量は小さくなる。また、熱電素子又は熱電モジュールの熱発電効率は、典型的には、数%であり、発電による熱消費もさほどに高くない。結局、従前の如く、EGRガス流路と冷却用冷媒の流路との間に熱電素子又は熱電モジュールを狭持する構成に於いては、(時間当たりの)EGRガスから冷却用冷媒へ流れる熱量が小さく、また、熱電素子又は熱電モジュールの発電による冷却効果もさほどに大きくないことから、EGRガスの冷却が十分に達成されない場合が起き得ることとなる。
かくして、本発明の一つの課題は、内燃機関のEGRガスの冷却に際して、ガスの残熱の熱発電変換を達成するとともに、EGRガスの十分な冷却も達成できる構成を提供することである。
本発明によれば、上記の課題は、内燃機関の排気ガス再循環(EGR)用の流路に流れる排気ガスの熱を電力に変換する熱発電装置であって、EGR流路を流れる排気ガスの熱を受容する受熱部位と冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有するEGRガス(再循環排気ガス)冷却部と、高温側面と低温側面とを有し該高温側面と該低温側面との間の温度差により発電する熱電モジュールにして、高温側面がEGRガス冷却部の受熱部位と放熱部位との間の部分から熱を受容するよう配置された熱電モジュールと、熱電モジュールの低温側面からの熱を受容する受熱部位と冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有する熱電モジュール冷却部とを含み、EGR流路が、内燃機関の吸気管側へ連通する第一の流路と、内燃機関の排気管へ連通する第二の流路とに連結され、第一の流路に設けられた第一のEGR用流路弁が開弁され、第二の流路に設けられた第二のEGR用流路弁が閉弁されたときには、EGR流路から第一の流路を経て内燃機関の吸気側へ流入する排気ガスがEGRガス冷却部の受熱部位を通過することにより、熱電モジュールの発電が実行され、第一のEGR流路弁が閉弁され、第二のEGR流路弁が開弁されたときには、EGR流路から第二の流路を経て内燃機関の排気管へ流入する排気ガスが、排気ガス再循環用の流路に於けるEGRガス冷却部の受熱部位を通過することにより、熱電モジュールの発電が実行される熱発電装置によって達成される。
上記の記載から理解される如く、本発明による熱発電装置の構成に於いては、まず、内燃機関のEGRのための排気ガスが流通するEGR流路に於いて、排気ガスの熱を受熱する受熱部位と冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有し、これにより、排気ガスの熱を冷却用冷媒へ伝達するEGRガス冷却部が設けられる。かかるEGRガス冷却部は、典型的には、通常の排気ガスの冷却に利用される熱伝導率の高い金属等の部材を用いて構成されてよい。即ち、本発明の構成では、EGRガス冷却部の熱伝達によって、EGRに供される排気ガスの十分な冷却が達成されることとなる。その上で、EGRガス冷却部の受熱部位と放熱部位との間に於いて、熱電モジュールの高温側面が配置され、熱電モジュールの低温側面には、EGRガス冷却部とは別体の、冷却用冷媒によって吸熱される熱電モジュール冷却部が配置される。そうすると、熱電モジュールの高温側面の温度は、EGRガス冷却部の受熱部位の温度と放熱部位の温度との間の温度(EGRガス冷却部受熱部位の温度よりもやや低い温度)となり、熱電モジュールの低温側面の温度は、冷却用冷媒によって冷却された熱電モジュール冷却部の受熱部位の温度(冷却用冷媒の温度又はそれよりもやや高い温度)となるので、熱電モジュールの高温側面と低温側面との間に温度差が生じ、これにより、熱電変換により発電が達成されることとなる。即ち、上記の本発明による熱発電装置に於いては、EGRガスの冷却は、EGRガス冷却部に於ける排気ガスから冷却用冷媒までの熱伝達によって十分に実行すると同時に、熱電モジュールによる発電も実行されることとなる。
また、本発明の構成は、更に、EGRガス冷却部の受熱部位が配置されたEGR流路に於いて、内燃機関の吸気管側へのルート(第一の流路)と、内燃機関の排気管へのルート(第二の流路)とが設けられる。そして、EGRの実行時、即ち、第一のEGR用流路弁が開弁され、第二の流路に設けられた第二のEGR用流路弁が閉弁された状態では、排気管の排気ガスの一部が(EGRのために)EGRガス冷却部の受熱部位を通過した後に内燃機関の吸気管へ流れ、更に、EGRの停止時、即ち、第一のEGR用流路弁が閉弁され、第二の流路に設けられた第二のEGR用流路弁が開弁された状態では、排気管の排気ガスの一部が、一旦、EGR流路へ流入し、EGRガス冷却部の受熱部位を通過した後に再び排気管へ戻されることとなる。かかる構成によれば、EGRガス冷却部の受熱部位には、EGRの実行時だけでなく、EGRの停止時に於いても、排気ガスが通過することとなるので、熱電モジュールの高温側面が(冷媒温度に対して)高温となり、熱電モジュールの発電が達成されることとなる。即ち、本発明の構成に於いては、基本的には、EGR流路に於ける排気ガスの冷却に際してそのガスの残熱を利用して発電の実行が為されるところ、EGRが実行されない場合にも、EGR流路に部分的に排気ガスを流通させ、発電が実行されることとなる。
なお、上記の構成に於いて、EGRが実行されない場合には、排気ガスの冷却は不要であるので、冷却用冷媒は、排気ガスがEGR流路から第一の流路を経て内燃機関の吸気側へ流入する場合のみEGRガス冷却部の放熱部位に対して供給されるようになっていてよい。この構成によれば、EGRが実行されない場合にEGRガス冷却部の放熱部位へ冷却用冷媒を供給するのに要するエネルギーの節約が可能となる。
かくして、本発明の構成によれば、EGRガスの冷却のために、EGRガス冷却部に於いて排気ガス流路から冷却用冷媒へ直接的に(熱電モジュールを介さずに)熱が伝達されるルートが構成され、そのルートと並列して、熱電モジュールを介して熱が冷媒まで伝達されるルートが構成されることとなる。従って、既に触れた如く、EGRガスの十分な冷却と熱電モジュールによる発電とが同時に達成される点で有利である。また、EGRが実行されない場合にも、EGR流路に排気ガスを流通させるようになっていることにより、EGRの実行中も停止中も、排気ガスの熱を利用した熱電モジュールによる発電が可能となっている点で有利である。更に、熱電モジュールの高温側面が排気ガス温度よりもやや低い温度となっているEGRガス冷却部の部位に配置されるようになっていると、熱電モジュールとして、排気ガス温度よりも低い温度領域で利用可能な熱電素子の利用が可能となるで、熱電モジュールの選択の幅が広がる点でも有利である。
本発明のその他の目的及び利点は、以下の本発明の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
図1(A)は、EGRガス冷却装置に設けられる本発明による熱発電装置に於ける排気ガスと冷却水の流路を模式的に表した図である。図1(B)は、本発明による熱発電装置が適用されるEGRガス冷却装置に於ける熱の流れの模式図であり、図1(C)は、かかる熱の流れを熱回路モデル図にて示している。 図2は、本発明による熱発電装置が適用されるEGRガス冷却装置に於けるEGRガス制御弁と冷却用冷媒制御弁の作動制御処理をフローチャートの形式で表した図である。 図3(A)は、本発明による熱発電装置が適用されるEGRガス冷却装置の構造例の模式的な斜視図である。図3(B)、(C)は、それぞれ、(A)の構造例を横から見た側面図と、上部から見た平面図である。図3(D)は、EGRガス冷却部の集熱ブロックをEGRガスの流路のEGRガスの流れ方向から見た模式図である。(ガスの流れ方向は、紙面に対して垂直方向である。)図3(E)は、(A)の構造例の断面図であり、EGRガス冷却部、熱モジュール冷却部として用いられるプール沸騰冷却器の内部の構造を説明する模式的な断面図である。 図4は、本発明による熱発電装置が適用されるEGRガス冷却装置の別の構造例の断面図を模式的に示している。(A)は、EGRガス冷却部、熱モジュール冷却部としてヒートパイプ沸騰冷却器を用いた例であり、(B)は、EGRガス冷却部、熱モジュール冷却部としてブロック型の冷却器を用いた例である。
10…EGR用流路
11…集熱ブロック(EGRガス冷却部の受熱部位)
11f…集熱ブロックのフィン部
12…EGR冷却器
14…熱電モジュール
14a…熱電モジュール高温側面
14b…熱電モジュール低温側面
16…熱電モジュール冷却器
20…吸気管側への流路
22…排気管側へのバイパス流路
24…EGRガス制御弁の弁体
V0…EGRガス制御弁
V1…EGRガスバイパス制御弁
V2…冷媒制御弁
ExG…排気ガス流
WL…冷却水流
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明する。図中、同一の符号は、同一の部位を示す。
装置の構成
本発明による熱発電装置は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関のEGRのために排気ガスの一部を排気管から吸気管へ導入する流路に於いて、排気ガスの冷却を行う構成に適用される。
図1(A)を参照して、まず、本発明の適用されるEGR装置に於いては、通常のEGR装置の態様と同様に、内燃機関の排気管(図示せず)を流れる排気ガスの一部が、EGRに用いられる排気ガス(EGRガス)として、吸気管(図示せず)へ連通する流路10〜流路20へ導入される。流路10に於いては、EGR制御弁V0(第一のGR制御弁)が設けられ、EGRの非実行時に閉弁され、EGRの実行時には弁体24の位置を調節してEGRガスの流量を制御する態様にて開弁される。
また、上記の流路10に於いては、吸気管へ送られるEGRガスの温度を低減すべく、EGRガスの冷却機構が設けられる。かかるEGRガス冷却機構としては、まず、集熱ブロック11がEGR制御弁V0の上流側に設けられ、集熱ブロック11は、集熱ブロック11流路10内に延在するフィン部11aを有し、そこに於いてEGRガスが通過する際に、ガスの熱を受容する。そして、集熱ブロック11には、冷却用冷媒によって冷却されるEGR冷却器12が当接し、これにより、後に詳述される如く、フィン部11aにて受容された熱が冷却用冷媒へ放熱される。更に、EGR冷却器12に対しては、その表面に於いて、熱電モジュール14の一方の面(高温側面)が当接し、かかる熱電モジュール14の反対側の面(低温側面)には、冷却用冷媒によって冷却される熱電モジュール冷却器16が当接するよう配置される(即ち、熱電モジュール14は、図示の如く、EGR冷却器12と熱電モジュール冷却器16との間に挟持される。)。熱電モジュール14は、ゼーベック効果による熱電変換を実行する熱電素子によって構成されたモジュールであり、EGR冷却器12に当接した高温側面と熱電モジュール冷却器16に当接した低温側面との間に温度差が発生すると、電位差が発生し、これにより、熱発電が達成されることとなる。熱電モジュールの電気出力は、バッテリ(図示せず)等に接続され、発電により生じた電気エネルギーが充電されるようになっていてよい。
EGR冷却器12と熱電モジュール冷却器16とは、それぞれ、任意の形式にて、外部から受容した熱を、冷却水等の冷却用冷媒へ伝達することにより放熱する冷却器又は熱交換器であってよい。ここで利用される冷却用冷媒は、典型的には、ラジエータ(図示せず)等によって冷却された冷却水であるが、その他のこの分野で利用可能な任意の冷媒であってよい。冷却用冷媒WLは、図1(A)の如く、任意の形式の配管を通じて、EGR冷却器12と熱電モジュール冷却器16のそれぞれに循環するようになっていてよい。なお、EGR冷却器12を循環する冷却用冷媒の流路WL1に於いては、冷却用冷媒の流れを制御する冷媒制御弁V2が設けられ、EGR冷却器12の冷却が必要な場合に、開弁してEGR冷却器12への冷媒の流れを許し、EGR冷却器12の冷却が不要な場合には、閉弁して冷媒の流れを遮断するようになっていてよい。一方、熱電モジュール冷却器16への冷媒流路WL2に於いて、常時、冷媒の流れが許されるようになっていてよい。
そして、EGR流路10に於いては、更に、EGR制御弁V0の上流側に、一旦、EGR流路10内に進入したEGRガスを、集熱ブロック11のフィン部11aを通過させた後、排気管へ戻すことを可能にするバイパス流路22が設けられてよい。バイパス流路22には、EGRガスバイパス制御弁V1が設けられ、バイパス制御弁V1の開弁時のみ、バイパス流路22に於けるEGRガスの流通が許されるよう構成される。後に説明される如く、バイパス制御弁V1は、EGRの非実行時に於いて開弁され、これにより、EGR流路10に於いて、集熱ブロック11のフィン部11aの通過後、排気管へ戻される排気ガス流が形成されることとなる。
排気ガスの熱の流れ
図1(B)を参照して、上記の図1(A)に関連して説明された本発明の構成に於いては、EGRの実行時に、EGR流路10内へ導入されたEGRガス(ExG)の熱Q1が、集熱ブロック11のフィン部11aの通過時に集熱ブロック11へ伝達され、更に、EGR冷却器12へ伝達する。EGR冷却器12は、循環する冷媒WLによって放熱する熱交換器であるので、EGR冷却器12に伝わった熱の多くは、冷媒WLへ伝達される。また、既に述べた如く、EGR冷却器12には、更に、熱電モジュール14の高温側面14aが当接し、熱電モジュール14の低温側面14bが熱電モジュール冷却器16に当接して、熱電モジュール14がEGR冷却器12と熱電モジュール冷却器16との間に挟持されているよう配置される。かかる構成によれば、集熱ブロック11からEGR冷却器12へ伝わった熱Q1の一部Q2は、その一部が熱電モジュール14に於ける熱電変換による発電によって電気エネルギーに変換され、残りは、熱伝導によって、熱電モジュール冷却器16に伝達し、冷媒WLへ伝達されることとなる。即ち、本発明の構成に於いては、EGR流路10を流れるEGRガス(ExG)の熱Q1の放出は、集熱ブロック11からEGR冷却器12へ伝わった後、冷媒WLへ直接的に放熱される経路と、熱電モジュール14を介して電気エネルギーに変換される経路と、熱電モジュール14から更に熱電モジュール冷却器16へ伝わって冷媒WLへ放熱される経路とによって為されることとなる。
上記のEGRガス冷却時の熱の流れに関して、従前のEGR装置の場合には、既に触れた如く、EGRガスから直接に受容する集熱部材(本実施形態では、集熱ブロック11)に対して熱電モジュールを介して冷媒によって冷却する冷却器を配置した構成であった。しかしながら、この場合、熱電モジュール自体の熱伝導率が一般的に低く、また、熱電モジュールの発電によって吸収できる熱エネルギーもさほどに多くなかったため、EGRガスの冷却を十分に達成することが困難であった。これに対し、上記の如く、本発明の場合には、集熱ブロック11から直接にEGR冷却器12にて放熱する経路と、熱電モジュール14を介した経路が構成されているので、EGRガスの冷却機構全体での伝導率又は時間当たりの放熱能力を十分に高くすることが可能となる。図1(C)は、かかる熱の流れを熱回路モデルにて表した図であり、同図を参照して理解される如く、本発明の構成に於いては、排ガスからの熱が、集熱ブロック11のフィン部11a(熱抵抗:Rfin)と、EGR冷却器12の一部(Rcon1)を通過した後、そのまま、冷媒の流路までEGR冷却器12の内部(Rboil1)を流れる経路と、熱電モジュール(Rteg)から熱電モジュール冷却器16(Rcon2、Rboil2)を流れる経路とが並列した状態となり、図中、上側の経路の熱伝導率を高くすることによって、EGRガスの十分な冷却が達成できることとなる。[Rcon1又はRcon2、Rboil1又はRboil2は、それぞれ、冷却器として後に説明するプール沸騰冷却器を採用した場合の凝縮器、沸騰電動部の熱抵抗である。]なお、上記の構成に於いて、集熱ブロック11がEGRガス冷却部の受熱部位に相当し、EGR冷却器12に於ける冷媒流路12bがEGRガス冷却部の放熱部位に相当する。また、熱電モジュール冷却器16の熱電モジュール14との当接部位16aが、熱電モジュール冷却部の受熱部位に相当し、熱電モジュール冷却器16に於ける冷媒流路16bが熱電モジュール冷却部の放熱部位に相当する。
上記の構成に於いて、熱電モジュール14の高温側面14aは、EGR冷却器12の一部、即ち、集熱ブロック11の温度T1よりもやや低い温度T2(冷媒T3よりは、十分に高い温度であり、T1>T2>T3を満たす。)を有する部位に当接することとなる。従って、熱電モジュール14としては、排ガス温度よりも低い温度に於いて耐熱性を有する中温型又は低温型の熱電素子から成るモジュールを利用できることとなる。一般に、中温型又は低温型の熱電素子が選択可能である場合、低コストで高信頼性のものが入手し易い点で有利である。
ところで、図1(A)の本発明の構成に於いては、バイパス流路22が設けられ、EGRの非実行時に、制御弁V0が閉鎖され、制御弁V1を開弁した場合にも、EGR流路10に排気ガスの一部が集熱ブロック11のフィン部11aを通過するよう流通させることが可能である。即ち、本発明の構成に於いては、EGRの非実行時に於いても、熱電モジュール14による発電が可能となる。なお、この場合、EGRガスの冷却は不要であるので、冷媒制御弁V2を閉弁して(図1(C)中のV2のスイッチは、解放されることに相当する。)、EGR冷却器12への冷媒の供給は遮断されてよい。その際、熱は、実質的に、熱電モジュール14を介した経路に沿って流れることとなる。
装置の作動制御
図2を参照して、上記の本発明の熱発電装置の適用されるEGR装置の制御弁の作動制御(バルブ制御)に於いては、EGRの実行が要求されたときには、まず、EGR制御弁V0がEGR量を調節する態様にて開弁される(ステップ10EGR量の調節制御については、任意の態様にて実行されてよい。)。そして、EGR制御弁V0が開弁状態となると(ステップ10)、EGR制御弁V1が閉弁され(ステップ40)、冷媒制御弁V2が開弁される(ステップ50)。そうすると、排気ガスは、流路10から流路20へと流通し、その過程に於いて、集熱ブロック11のフィン部11aに熱が吸収される。その際、上記の如く、フィン部11aから冷媒WLまでの熱の流れの経路として、集熱ブロック11から直接にEGR冷却器12にて放熱する経路と、熱電モジュール14を介した経路が形成されるので、高い熱伝導率により、十分なEGRの冷却が達成されるとともに、熱電モジュール14の熱発電も実行されることとなる。一方、EGRの非実行時には、EGR制御弁V0が閉弁され(ステップ10)、その場合、EGR制御弁V1が開弁され(ステップ20)、冷媒制御弁V2が閉弁される(ステップ30)。そうすると、排気ガスは、流路10から流路22へと流通し、その過程に於いて、集熱ブロック11のフィン部11aに熱が吸収される。この場合には、上記の如く、熱の流れの経路として、熱電モジュール14を介した経路が形成されるので、熱電モジュール14の熱発電が実行されることとなる。この点に関し、理解されるべきことは、本発明の構成によれば、EGRの非実行時に於いても、集熱ブロック11のフィン部11aの在る流路10に高温の排気ガスが流通し、熱電モジュール冷却器16は冷媒により冷却されて低温となっているので、熱電モジュール14に於いて温度差が生じ、発電が実行できるということである。これにより、排気ガスの熱をより多く電力として利用できることとなる。
具体的な構成
図3を参照して、本発明による熱発電装置が組み込まれたEGR装置の冷却機構の構成に於いては、排気管(図示せず)から受け入れた排気ガスの一部ExGを吸気管(図示せず)へ流通させる流路10上に於いて、EGR制御弁V0が配置され、その下流側にて、上流側へ向かって、集積ブロック11、EGR冷却器12、熱電モジュール14及び熱電モジュール冷却器16とが、順番に、図示の如く互いに当接して配置される。そして、更に、EGR制御弁V0の上流側に、EGRの非実行時に流入した排気ガスを排気管へ戻すためのバイパス管22が設けられる。EGR制御弁V0は、図3(C)、(E)に示されている如く、回転式の円板状弁体24を有し、図示していない任意の制御装置の制御指令に従って、弁体24の回転方向位置を調節して、排気ガスの吸入管への流入量を制御する。集積ブロック11は、図3(D)、(E)に於いて模式的に描かれている如く、流路10内部にて多数の板状フィンが排気ガスの流れに対して並行に延在するフィン部11aが形成され、排気ガスが板状フィンの間を流通する際に、ガスの熱が板状フィンへ伝達し、集積ブロック11の上部へ伝達する。集積ブロック11は、熱伝導率の高い任意の材料、典型的には、金属材料にて形成されることが好ましい。なお、図1(C)の熱回路モデルに於いて、Rfinは、集積ブロック11のフィン部11aの熱抵抗に相当する。
図示の例に於いては、EGR冷却器12及び熱電モジュール冷却器16としては、プール沸騰方式の冷却器が採用されている。かかる沸騰冷却器は、それぞれ、下部に作動液が注入された作動液槽12s、16sが形成され、上部に管状のヒートパイプ12h、16hが取り付けられ、冷媒入出口12c、16cにて流入出される冷媒WLが流通するジャケット12j、16jがヒートパイプ12h、16hを囲繞する構成を有する形式の冷却器又は熱交換器である。作動に於いては、それぞれ、作動液槽12s、16sが加熱されると、作動液が熱エネルギーを吸収して沸騰及び気化し、気体vがヒートパイプ12h、16hへ上昇する。そうすると、ヒートパイプ12h、16hは、冷媒WLにて冷却されているので、気体vは冷媒WLに熱エネルギーを放出して凝縮し、液体となって、作動液槽12s、16sに戻ることとなる。これらの冷却器の作動温度域は、排気ガスよりもやや低い温度領域となるので、作動液としては、この分野で熱媒体として一般的に利用されている、例えば、ビフェニルとジフェニルエーテルの混合液等であってよい。なお、図1(C)の熱回路モデルに於いて、Rcon1、Rcon2は、作動液槽12s、16sに於ける熱抵抗に相当し、Rboil1、Rboil2は、ヒートパイプ12h、16hに於ける熱抵抗に相当する。
図4は、上記と同様の本発明による熱発電装置が組み込まれたEGR装置の冷却機構の構成であって、EGR冷却器12及び熱電モジュール冷却器16として、図3のものとは異なる形式の冷却器を採用した例を示している。図4(A)は、EGR冷却器12及び熱電モジュール冷却器16として、作動液の液相と気相とを内部に有するヒートパイプ12h、16hが基台12d、16dの上面から装着された形式の沸騰冷却器を採用した場合を例示している。この形式の作動に於いては、基台12d、16dに伝達した熱によるヒートパイプ12h、16h内の作動液の気化と気化された作動液気体の冷媒による凝縮とのサイクルが繰り返されることによって、基台12d、16dに伝達した熱が冷媒WLへ放出される。(作動液の気化・凝縮サイクルは、図3のプール沸騰方式の冷却器と同様である。)図4(B)は、EGR冷却器12及び熱電モジュール冷却器16として、基台12d、16dに形成された多数の孔12p、16pへ冷媒を流通させることにより、基台12d、16dに伝達した熱を冷媒WLへ放出する形式のブロック型の冷却器を採用した場合の例を示している。
かくして、上記の構成によれば、EGRガスの冷却に際して熱発電を行うEGRガスの冷却機構に於いて、ガスの熱を熱電モジュールを介さずに放出する経路が設けられることにより、冷却性能の向上が期待される。また、EGRの非実行時に於いても、熱電モジュールへ熱を作用させる集熱ブロックに排気ガスが流通して集熱ブロックへガスの残熱が与えられることにより、熱電モジュールの発電が実行され、排気ガス熱による発電量の増大が期待されることとなる。更に、熱電モジュールに与えられる温度は、排気ガス温度よりも低い温度となるので、より低温にて作動可能な熱電素子を熱電モジュールに利用できることとなる。
以上の説明は、本発明の実施の形態に関連してなされているが、当業者にとつて多くの修正及び変更が容易に可能であり、本発明は、上記に例示された実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の概念から逸脱することなく種々の装置に適用されることは明らかであろう。

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気ガス再循環用の流路に流れる排気ガスの熱を電力に変換する熱発電装置であって、
    前記流路を流れる排気ガスの熱を受容する受熱部位と冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有する再循環排気ガス冷却部と、
    高温側面と低温側面とを有し該高温側面と該低温側面との間の温度差により発電する熱電モジュールにして、前記高温側面が前記再循環排気ガス冷却部の前記受熱部位と前記放熱部位との間の部分から熱を受容するよう配置された熱電モジュールと、
    前記熱電モジュールの前記低温側面からの熱を受容する受熱部位と前記冷却用冷媒に放熱する放熱部位とを有する熱電モジュール冷却部とを含み、
    前記排気ガス再循環用の流路が、前記内燃機関の吸気管側へ連通する第一の流路と、前記内燃機関の排気管へ連通する第二の流路とに連結され、前記第一の流路に設けられた第一の排気ガス再循環用流路弁が開弁され、前記第二の流路に設けられた第二の排気ガス再循環用流路弁が閉弁されたときには、前記排気ガス再循環用の流路から前記第一の流路を経て前記内燃機関の吸気側へ流入する前記排気ガスが前記再循環排気ガス冷却部の受熱部位を通過することにより、前記熱電モジュールの発電が実行され、前記第一の排気ガス再循環用流路弁が閉弁され、前記第二の排気ガス再循環用流路弁が開弁されたときには、前記排気ガス再循環用の流路から前記第二の流路を経て前記内燃機関の排気管へ流入する前記排気ガスが、前記排気ガス再循環用の流路に於ける前記再循環排気ガス冷却部の受熱部位を通過することにより、前記熱電モジュールの発電が実行される熱発電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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