JP2016019735A - 非対称靴 - Google Patents

非対称靴 Download PDF

Info

Publication number
JP2016019735A
JP2016019735A JP2015140324A JP2015140324A JP2016019735A JP 2016019735 A JP2016019735 A JP 2016019735A JP 2015140324 A JP2015140324 A JP 2015140324A JP 2015140324 A JP2015140324 A JP 2015140324A JP 2016019735 A JP2016019735 A JP 2016019735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traction
sole
asymmetric pair
shoes
shoe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015140324A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6882843B2 (ja
Inventor
デニソン マスン
Denison Masun
デニソン マスン
ヘスターバーグ マイケル
Hesterberg Michael
ヘスターバーグ マイケル
ムーア ディラン
Moore Dylan
ムーア ディラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TaylorMade Golf Co Inc
Original Assignee
TaylorMade Golf Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TaylorMade Golf Co Inc filed Critical TaylorMade Golf Co Inc
Publication of JP2016019735A publication Critical patent/JP2016019735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6882843B2 publication Critical patent/JP6882843B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/001Golf shoes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/0036Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design
    • A43B3/0094Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design with means to differentiate between right and left shoe
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/06Running shoes; Track shoes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43CFASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
    • A43C15/00Non-skid devices or attachments
    • A43C15/16Studs or cleats for football or like boots

Abstract

【課題】スポーツ活動中に使用される靴を提供する。
【解決手段】非対称な一足の靴であって、非対称な一足の靴は:第1のアッパーと、第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、第1のアッパーは、着用者の第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、第1のソールは、第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と;第2のアッパーと、第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、第2の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴とを備える、非対称な一足の靴。
【選択図】図1

Description

(本発明の詳細な説明)
(関係する特許出願)
本出願は、2014年7月15日に出願された「ASYMMETRIC SHOES」というタイトルの仮出願第62/024,894号の35U.S.C.§119(e)の下での優先権の利益を主張し、この出願は、参照により、その全体が本明細書に援用される。
(本発明の分野)
本発明は、概して、スポーツ活動中に使用される靴に関係し、より具体的には、特定のスポーツ活動(例えば、ゴルフ)中の選手の左および右足の異なる予想される移動に基づいて各靴のパフォーマンスおよび他の特性を最適化するための異なる左および右靴設計および特徴を有する非対称靴に関係する。
(本発明の背景)
今日の多くのスポーツ活動は、所定の様式で繰り返して動きを行うことを必要とし、この動きは、プレーヤーの左および右足の異なる移動を必要とする。例えば、ゴルフにおいて、スイング中のゴルファーの足運びは、複雑であり、左足と右足との間で違う。概して、たいていのゴルフショットについて、ゴルファーの体重は、最初、各足に50/50でかかり、ゴルファーの体重は、典型的に、各足の底面領域にわたって一様に分布される。バックスイング中に、ゴルファーの体重の大部分は、典型的に、ゴルファーの後足のアウトサイド(側部面)に移る一方で、前足は、バランスのために一部の体重を維持する。バックスイングは、後足の前部を外向きにかつ後ヒールを内向きにスピンまたは枢動させる傾向がある力を適用し、この力は、ゴルファーの後足の安定を保つための後足の地面との接触によって必ず抵抗される。
クラブのダウンスイング中に、ゴルファーの体重は、移り始め、ゴルフボールが打撃されるまでに、ゴルファーの体重は、後ろ足と前足との間で再び一様に分布されるか、または前足にさらに移り始めた。スイングの最終姿勢時に、ゴルファーの体重のほとんどは、前足に存在して、インサイド(内側面)より多くの体重が前足のアウトサイド(側部面)に存在し、ゴルファーのかかとおよび後足の靴アウトソールは、地面の上に上げられて後ろ向きに向く。適切なスイングにおいて、ゴルファーの後ろ足の親指部分のみが最終時に地面との接触を維持する。最終姿勢において、ゴルファーの後ろ靴のヒールおよびほとんどのアウトソールは、地面から離れて、親指部分のみがバランスのために地面に接触している。
上述されているように、ゴルファーの足は、ゴルファーがバランスをとり続けるためにゴルフスイング中の移動を複雑にする一方で、ゴルフボールを打撃するためのトルクおよびクラブヘッド速度を生成する。ゴルフスイングの様々な段階中に、異なる力、圧力および応力が左および右靴に働き、これは、異なる方法でふるまって反応することを各靴に要求する。野球(例えば、バッターのスイング中)および陸上競技(例えば、トラック上を反時計回りの方向におけるスタートおよび走行中)などの他のスポーツ中に同様の状況が存在する。しかしながら、これらのタイプのスポーツ活動中に使用される従来の靴は、概して対称的に設計され、スポーツ活動中のそれらのパフォーマンスを最適化するために左および右靴において異なる機能性、特徴および構造を要求し得る異なる左および右足の動きおよび移動間を区別しない。
加えて、従来のゴルフ靴において、アウトソールは、牽引要素間のとても小さい独立した移動を提供する方法で様々な牽引要素を支持する剛性ベースプラットフォームを含む。典型的に、アウトソールは、ヒールが持ち上がるかまたは足が側面に傾くときにソールの大部分が地面を離れて持ち上がって牽引を失うように剛性ユニットとして移動し、牽引のためにつま先または側面縁部のみを地面と接触したままにする。さらに、従来のゴルフ靴において、ソールは、ゴルフスイング中の地面とゴルファーの足との間の滑らかなエネルギー移行を促進するためのクッション性または可撓性を欠く。従来のゴルフ靴の相対的に剛性なソールは、さらに、他のタイプの運動靴と比較してゴルファーにとって不快である可能性がある。
(本発明の要旨)
本発明は、特定のスポーツ活動中の各靴のパフォーマンスを最適化するために左靴と右靴との間に異なる特徴、構造および特性を有する非対称靴を提供することによって、従来の靴の上記の不足に対処する。本発明の様々な例示的な実施形態がゴルフのコンテキストで本明細書に説明されているが、当業者は、本明細書に論じられている様々な特徴および概念が、プレーヤーの左足と右足との間の異なる移動および動きを繰り返して必要とする任意のスポーツ活動中に使用される靴に適用されることが可能であることがわかる。加えて、例示的な非対称靴が、自身にとってゴルフスイング中に左足が前足でありゴルフスイング中に右足が後ろまたは後足である右利きのゴルファーについて本明細書に説明されている。当業者は、左利きのゴルファーにとって、ゴルフスイング中に右足が前足であり左足が後足であることを認識する。したがって、右利きのゴルファーと比較したときにそのような左利きのゴルファーについて、非対称靴の特徴および設計は、左靴から右靴に交換され、その逆もまた然りである。
本発明の1つに実施形態において、非対称な一足の靴は:第1のアッパーと第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、第1のアッパーは、着用者の第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、第1のソールは、第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と;第2のアッパーと第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、第2の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴とを含む。
別の実施形態において、非対称な一足のゴルフ靴は:第1のアッパーと第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、第1のアッパーは、ゴルフスイングのフォワードスイング動作のパフォーマンス中に第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、第1のソールは、フォワードスイング動作のパフォーマンス中に第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と;第2のアッパーと第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、第2のアッパーは、ゴルフスイングのバックスイング動作のパフォーマンス中に第2のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第2の支持特徴を備え、第2のソールは、バックスイング動作のパフォーマンス中に第2のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第2の牽引特徴を備え、第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、第2の靴の対応する鏡像位置に存在せず、第2の支持特徴および第2の牽引特徴は、第1の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴とを含む。
本発明の様々な実施形態の構造および動作に加えて本発明の更なる特徴および利点が、添付図面を参照して詳細に後述されている。
例えば、本発明は、以下の項目を提供する。
(項目1)
非対称な一足の靴であって、該非対称な一足の靴は、
第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のアッパーは、着用者の第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に該第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、該第1のソールは、該第1の足の該第1の所定の動きのパフォーマンス中に該第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と、
第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、該第2の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
を備える、非対称な一足の靴。
(項目2)
前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーの足の前部領域に対して側部中央に位置する第1の向上した支持区域を備え、該第1の向上した支持区域は、該第1のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、上記項目に記載の非対称な一足の靴。
(項目3)
前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部の足の前部領域をカバーするエナジースリングを備え、該エナジースリングは、該側部の足の前部領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該側部の足の前部領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目4)
前記少なとも1つの材料は、ゴムおよび熱可塑性ポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目5)
前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部中央領域をカバーする第1のサドルをさらに備え、該第1のサドルは、該第1のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第1のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目6)
前記第1のアッパーは、前記第1の向上した支持区域の表面領域を増大させるために該第1のアッパーの内側面により近接してオフセットされているクロージャーをさらに備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目7)
前記第1の牽引特徴は、前記第1のソールの底面上に長手方向グルーブを備え、該長手方向グルーブは、該第1のソールの長さに実質的にわたっている、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目8)
前記長手方向グルーブは、前記第1のソールの長さの少なくとも75%の長さにわたっている、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目9)
前記長手方向グルーブは、該長手方向グルーブに沿って屈曲することをさらに容易にする少なくとも1つの切欠き部分を備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目10)
前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーのヒール領域上に位置する第1のヒールカウンターを備え、該第1のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第1のヒールカウンターの内側部分は、該第1のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第1のヒールカウンターの側部部分より大きい、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目11)
前記第2のアッパーは、前記着用者の第2の足の第2の所定の動きのパフォーマンス中に該第2のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第2の支持特徴を備え、前記第2のソールは、該第2の所定の動きのパフォーマンス中に該第2のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第2の牽引特徴を備え、前記第1の足の前記第1の所定の動きは、該第2の足の該第2の所定の動きと異なり、該第2の支持特徴および該第2の牽引特徴は、前記第1の靴の対応する鏡像位置に存在しない、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目12)
前記第2の支持特徴は、前記第2のアッパーのヒール位置に対して側部中央に位置する第2の向上した支持区域を備え、該第2の向上した支持区域は、該第2のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目13)
前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーのヒール領域に位置する第2のヒールカウンターを備え、該第2のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第2のヒールカウンターの側部部分は、該第2のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第2のヒールカウンターの内側部分より大きい、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目14)
前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーの側部中央領域をカバーする第2のサドルをさらに備え、該第2のサドルは、該第2のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第2のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目15)
前記第2の牽引特徴は、前記第2の足の母指球および親指位置に概して対応する母指球および親指牽引区域を備え、該母指球および親指牽引区域のそれぞれは、前記第2のソール上の他の牽引区域内の牽引要素より大きい単一の大きい牽引要素を含む、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目16)
前記第1の牽引特徴は、第1の複数の牽引区域の第1の構成を備え、前記第2の牽引特徴は、第2の複数の牽引区域の第2の構成を備え、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれは、自身の表面から外向きに延在する少なくとも1つの牽引要素を有し、該第1の複数の牽引区域の該第1の構成は、該第2の複数の牽引区域の該第2の構成の鏡像と異なる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目17)
可撓裏張り材料が、前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれにしっかりと結合され、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する前記少なくとも1つの牽引要素は、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれの該可撓裏張り材料にしっかりと結合される、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目18)
前記第1のソールは、第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造を備え、前記第2のソールは、第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造を備え、該第1のソールの該第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造の第1の構成は、該第2のソールの該第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造の第2の構成の鏡像と異なる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目19)
前記第1のミッドソール補強構造のヒール部分から前記第1のアウトソールのヒール部分まで延在する支持ブリッジをさらに備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目20)
前記第1および第2のミッドソールは、発泡熱可塑性ポリウレタン材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目21)
前記第1および第2のミッドソール補強構造は、エチルビニルアセテート材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足の靴。
(項目22)
非対称な一足のゴルフ靴であって、該非対称な一足のゴルフ靴は、
第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のアッパーは、ゴルフスイングのフォワードスイング動作のパフォーマンス中に該第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、該第1のソールは、該フォワードスイング動作のパフォーマンス中に該第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と、
第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該第2のアッパーは、ゴルフスイングのバックスイング動作のパフォーマンス中に該第2のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第2の支持特徴を備え、該第2のソールは、該バックスイング動作のパフォーマンス中に該第2のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第2の牽引特徴を備え、該第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、該第2の靴の対応する鏡像位置に存在せず、該第2の支持特徴および該第2の牽引特徴は、該第1の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
を備える、非対称な一足のゴルフ靴。
(項目23)
前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーの足の前部領域に対して側部中央に位置する第1の向上した支持区域を備え、該第1の向上した支持区域は、該第1のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目24)
前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部の足の前部領域をカバーするエナジースリングを備え、該エナジースリングは、該側部の足の前部領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該側部の足の前部領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目25)
前記少なとも1つの材料は、ゴムおよび熱可塑性ポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目26)
前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部中央領域をカバーする第1のサドルをさらに備え、該第1のサドルは、該第1のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第1のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目27)
前記第1のアッパーは、前記第1の向上した支持区域の表面領域を増大させるために該第1のアッパーの内側面により近接してオフセットされているクロージャーをさらに備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目28)
前記第1の牽引特徴は、前記第1のソールの底面上に長手方向グルーブを備え、該長手方向グルーブは、該第1のソールの長さに実質的にわたっている、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目29)
前記長手方向グルーブは、前記第1のソールの長さの少なくとも75%の長さにわたっている、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目30)
前記長手方向グルーブは、少なくとも1つの切欠き部分を備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目31)
前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーのヒール領域上に位置する第1のヒールカウンターを備え、該第1のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第1のヒールカウンターの内側部分は、該第1のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第1のヒールカウンターの側部部分より大きい、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目32)
前記第2の支持特徴は、前記第2のアッパーのヒール位置に対して側部中央に位置する第2の向上した支持区域を備え、該第2の向上した支持区域は、該第2のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目33)
前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーのヒール領域に位置する第2のヒールカウンターを備え、該第2のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第2のヒールカウンターの側部部分は、該第2のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第2のヒールカウンターの内側部分より大きい、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目34)
前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーの側部中央領域をカバーする第2のサドルをさらに備え、該第2のサドルは、該第2のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第2のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目35)
前記第2の牽引特徴は、前記第2の足の母指球および親指位置に概して対応する母指球および親指牽引区域を備え、該母指球および親指牽引区域のそれぞれは、前記第2のソール上の他の牽引区域内の牽引要素より大きい単一の大きい牽引要素を含む、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目36)
前記第1の牽引特徴は、第1の複数の牽引区域の第1の構成を備え、前記第2の牽引特徴は、第2の複数の牽引区域の第2の構成を備え、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれは、自身の表面から外向きに延在する少なくとも1つの牽引要素を有し、該第1の複数の牽引区域の該第1の構成は、該第2の複数の牽引区域の該第2の構成の鏡像と異なる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目37)
可撓裏張り材料が、前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれにしっかりと結合され、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する前記少なくとも1つの牽引要素は、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれの該可撓裏張り材料にしっかりと結合される、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目38)
前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する複数の前記少なくとも1つの牽引要素のそれぞれは、異なる屈曲および耐久性特性を有する少なくとも2つの異なる部分品を含む、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目39)
前記第1のソールは、第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造を備え、前記第2のソールは、第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造を備え、該第1のソールの該第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造の第1の構成は、該第2のソールの該第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造の第2の構成の鏡像と異なる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目40)
前記第1のミッドソール補強構造のヒール部分から前記第1のアウトソールのヒール部分まで延在する支持ブリッジをさらに備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目41)
前記第1および第2のミッドソールは、発泡熱可塑性ポリウレタン材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目42)
前記第1および第2のミッドソール補強構造は、エチルビニルアセテート材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目43)
非対称な一足のゴルフ靴であって、該非対称な一足のゴルフ靴は、
第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のソールは、所定のスイング動作のパフォーマンス中に該第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された少なくとも1つの第1の牽引特徴を備え、該少なくとも1つの第1の牽引特徴は、該第1のソールの底面上に長手方向グルーブを備え、該長手方向グルーブは、該第1のソールの全長に実質的にわたっている、第1の靴と、
第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該少なくとも1つの第1の牽引特徴は、該第2の靴の該第2のソール上の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
を備える、非対称な一足のゴルフ靴。
(項目44)
前記長手方向グルーブは、前記第1のソールの長さの少なくとも75%の長さにわたっている、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目45)
前記長手方向グルーブは、少なくとも1つの切欠き部分を備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目46)
前記第2のソール上に位置する少なくとも1つの第2の牽引特徴をさらに備え、該少なくとも1つの第2の牽引特徴は、前記第1の靴の前記第1のソール上の対応する鏡像位置に存在せず、該少なくとも1つの第2の牽引特徴は、前記第2の足の母指球および親指位置にそれぞれ概して対応する母指球および親指牽引区域を備え、該母指球および親指牽引区域のそれぞれは、該第2のソール上の他の牽引区域内の牽引要素より大きい単一の大きい牽引要素を含む、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目47)
前記少なくとも1つの第1の牽引特徴は、第1の複数の牽引区域の第1の構成をさらに備え、前記少なくとも1つの第2の牽引特徴は、第2の複数の牽引区域の第2の構成を備え、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれは、自身の表面から外向きに延在する少なくとも1つの牽引要素を有し、該第1の複数の牽引区域の該第1の構成は、該第2の複数の牽引区域の該第2の構成の鏡像と異なる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目48)
可撓裏張り材料が、前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれにしっかりと結合され、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する前記少なくとも1つの牽引要素は、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれの該可撓裏張り材料にしっかりと結合される、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目49)
前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する複数の前記少なくとも1つの牽引要素のそれぞれは、異なる屈曲および耐久性特性を有する少なくとも2つの異なる部分品を含む、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目50)
前記第1のソールは、第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造を備え、前記第2のソールは、第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造を備え、該第1のソールの該第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造の第1の構成は、該第2のソールの該第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造の第2の構成の鏡像と異なる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目51)
前記第1および第2のミッドソールは、発泡熱可塑性ポリウレタン材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目52)
前記第1および第2のミッドソール補強構造は、エチルビニルアセテート材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目53)
非対称な一足のゴルフ靴であって、該非対称な一足のゴルフ靴は、
第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のアッパーは、ゴルフスイングの所定のスイング動作のパフォーマンス中に該第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された少なくとも1つの第1の支持特徴を備える、第1の靴と、
第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該少なくとも1つの第1の支持特徴は、該第2のアッパー上の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
を備える、非対称な一足のゴルフ靴。
(項目54)
前記少なくとも1つの第1の支持特徴は、前記第1のアッパーの足の前部領域に対して側部中央に位置する第1の向上した支持区域を備え、該第1の向上した支持区域は、該第1のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目55)
前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部の足の前部領域をカバーするエナジースリングを備え、該エナジースリングは、該側部の足の前部領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該側部の足の前部領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目56)
前記少なとも1つの材料は、ゴムおよび熱可塑性ポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目57)
前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部中央領域をカバーする第1のサドルをさらに備え、該第1のサドルは、該第1のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第1のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目58)
前記少なくとも1つの第1の支持特徴は、前記第1の向上した支持区域の表面領域を増大させるために前記第1のアッパーの内側面により近接してオフセットされているクロージャーをさらに備える、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目59)
前記少なくとも1つの1の支持特徴は、前記第1のアッパーのヒール領域上に位置する第1のヒールカウンターを備え、該第1のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第1のヒールカウンターの内側部分は、該第1のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第1のヒールカウンターの側部部分より大きい、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目60)
前記第2のアッパー上に位置する少なくとも1つの第2の支持特徴をさらに備え、該少なくとも1つの第2の支持特徴は、前記第1のアッパー上の対応する鏡像位置に存在せず、該少なくとも1つの第2の支持特徴は、該第2のアッパーのヒール位置に対して側部中央に位置する第2の向上した支持区域を備え、該第2の向上した支持区域は、該第2のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目61)
前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーのヒール領域に位置する第2のヒールカウンターを備え、該第2のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第2のヒールカウンターの側部部分は、該第2のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第2のヒールカウンターの内側部分より大きい、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(項目62)
前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーの側部中央領域をカバーする第2のサドルをさらに備え、該第2のサドルは、該第2のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第2のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、上記項目のいずれかに記載の非対称な一足のゴルフ靴。
(開示の概要)
スポーツ活動中のパフォーマンスを最適化するための非対称な一足の靴であって、非対称な一足の靴は:第1のアッパーと、第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、第1のアッパーは、着用者の第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、第1のソールは、第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と;第2のアッパーと、第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、第2の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴とを含む。
例示的な実施形態の以下の説明において、本願の一部を形成する以下の図に対する参照がなされ、その図において、例示として、本発明が生産および実施され得る具体的な実施形態が示されている。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用され得、設計および/または構造的変更がなされ得ることを理解されたい。図は、例示のみのために提供され、本発明の読者の理解を容易にするために本発明の例示的な実施形態を単に描写するものであり、本発明の幅、範囲または適用可能性を限定するものとして考慮されるべきではない。例示の明確さおよび簡単さのためにこれらの図面が必ずしも正寸ではないことに留意されたい。
図1A〜1Dは、ゴルフスイングの様々な段階中のゴルファーの前および後足における鉛直力の度合の例示的なトップダウンパース図を示している。 図2A〜2Dは、ゴルフスイングの様々な段階中にゴルファーの前および後足に働く方向性水平力の例示的なトップダウンパース図を示している。 図3Aおよび3Bは、それぞれ、ゴルファーのバックスイングの2つの中間段階中にゴルファーの後足に働く方向性水平力の例示的なトップダウンパース図を示している。 図4Aおよび4Bは、それぞれ、ゴルファーのフォワードスイングの2つの中間段階中にゴルファーの前足に働く方向性水平力の例示的なトップダウンパース図を示している。 図5Aおよび5Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従った前および後ゴルフ靴内へ組み込まれ得る方向性牽引およびグルーブ要素のトップダウンパース図を示している。 図6Aおよび6Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従ったゴルファーの後(右)靴の様々な特徴の例示的な側面図および上面図を示しており、いくつかの領域または特徴が例示のために透明に示されている。 図7Aおよび7Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従ったゴルファーの前(左)靴の様々な特徴の例示的な側面図および上面図を示しており、いくつかの領域または特徴が例示のために透明に示されている。 図8Aおよび8Bは、本発明の1つの実施形態に従った後(右)靴のパース側面図(それぞれ、側部(アウターステップ)図および内側(インステップ)図)を示している。 図9Aおよび9Bは、本発明の1つの実施形態に従った前(左)靴のパース側面図(それぞれ、側部(アウターステップ)図および内側(インステップ)図)を示している。 図10は、本発明の1つの実施形態に従ったゴルファーの前(左)靴のパース側面側部図を示している。 図11Aおよび11Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従ったゴルファーの非対称靴の後(右)および前(左)ソールのパース底面図を示している。 図12Aおよび12Bは、本発明の1つの実施形態に従った牽引要素のパース図、およびアウトソール上のそのような牽引要素の例示的な配置を示している。
(実施形態の説明)
(本発明の例示的な実施形態の詳細な説明)
例示的な実施形態の以下の説明において、本願の一部を形成する添付図面に対する参照がなされ、その図において、例示として、本発明が実施され得る具体的な実施形態が示されている。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用され得、構造的変更がなされ得ることを理解されたい。本発明の様々な実施形態および特徴がゴルフ靴のコンテキストで後述されているが、本発明の様々な特徴および利点が、異なる左および右足の動きを要求または促進する他のタイプのスポーツ活動中に使用される靴に適用されることが可能であることは当業者に明白である。
いずれのゴルファーも知っているように、力および一貫性が「肝心要」である。スイング中に前および後足に適用される異なる力を考慮して左および右靴を設計することによって、1つの実施形態において、本発明は、スイング中の各前および後足の動きおよび移動についての各靴のパフォーマンスおよび特性を最適化する。
図1A〜1Dは、ゴルフスイングの様々な例示的な段階中の右利きのゴルファーの左および右足の上の鉛直力の分布を示している。これらの図は、さらに、概して、ゴルフスイング中にどのように前および後足が移動するかを示しており、結果的に、足ごとに異なる鉛直力が示されている。各図において左足と右足との間に提示されている棒グラフは、ゴルフスイングの異なる段階中の各足の上の相対的な力の分布を図形的に表している。加えて、各足の上の陰影の度合または密度は、概して、ゴルフスイングの異なる段階中に各足の異なる部分上に働く典型的な鉛直力を表している。
図1Aに示されているように、ゴルファーがゴルフボールにアドレスしているときのゴルフスイングの最初において、ゴルファーの体重は、典型的に一様に前(左)および後(右)足の両方の上に分布しており、結果的に、各足の底面領域の大部分にわたって鉛直力の一様な分布が適用されている。図1Bに示されているように、ゴルファーがバックスイングのトップに達したとき、そのゴルファーの体重の大部分、したがって鉛直力の大部分は、そのゴルファーの後足に移る。ゴルファーがダウンスイングし始めると、そのゴルファーの体重は、そのゴルファーの前足に再び移り始め、図1Cに示されているように、クラブヘッドがゴルフボールをインパクトするとき、そのゴルファーの体重の大部分、したがって鉛直力は、前足に移る。図1Dに示されているように、スイングの最後において、そのゴルファーの体重のほぼ80%またはそれより多い体重がそのゴルファーの前足の側縁部分に移って、ゴルファーの体重の小部分のみがそのゴルファーの後ろ足の親指部分によって支持されている。
上述されている鉛直力に加えて、ゴルフスイングの異なる段階およびこれらの段階間の移行中に異なる方向性水平力がゴルファーの前および後足に作用する。図2A〜2Dは、ゴルフスイングの異なる例示的な段階中にゴルファーの前および後足に働く典型的な方向性水平力を示しており、矢印は、水平力の方向を指し示し、矢印の陰影の度合は、そのような水平力の相対的な強度を指し示す(陰影が暗いほど、力は強い)。
図2Aに示されているように、ゴルファーがゴルフボールにアドレスしているときのスイングの最初において、そのゴルファーの体重は、両足の上に典型的に一様に分布しており、両足に働く方向性水平力は、概して、両足上で側部(外向き)方向である。図2Bに示されているように、ゴルファーがバックスイングのトップに達したとき、そのゴルファーの体重の大部分は、そのゴルファーの後(右)足に移り、後ろ足上の方向性水平力は、後足に関して側部向きかつ少し後ろ向き(すなわち、紙面に対して下向き角度)の方向である。ゴルファーがダウンスイングし始めると、そのゴルファーの体重は、そのゴルファーの前足に戻って再び移り始め、図2Cに示されているように、クラブヘッドがゴルフボールをインパクトするとき、そのゴルファーの体重の大部分は、前足に移り、前足上の方向性力は、前足に関して側部向きかつ少し後ろ向きの方向である。スイングの最後において、そのゴルファーの体重のほぼ80%またはそれより多い体重がそのゴルファーの前足の側縁部分に移って、ゴルファーの体重の小部分のみがそのゴルファーの後ろ足の親指部分によって支持されている。図2Dに示されているように、スイングにおけるこの時点で、側部向きかつ後ろ向きの方向の相対的にほんの少量の方向性水平力が前足に働く。
図3Aおよび3Bは、それぞれ、バックスイング中の中間移行段階時およびバックスイングのトップ時の後足に働く異なる方向性水平力を示している。これらの図が示しているように、水平力の方向は、図3A中に矢32によって指し示されている側部向きで少し前向きの方向から、図3B中に矢34によって指し示されている側部向きで少し後ろ向きの方向へ変化する。本発明の1つの実施形態において、より詳細に後述されるように、後靴の牽引要素は、バックスイング中の後靴のパフォーマンスを最適化するように、バックスイング中に働くこれらの水平方向性力を補償する。
図4Aおよび4Bは、それぞれ、フォワードスイング中の中間移行段階時およびゴルフボールとのインパクト時の前足に働く異なる方向性水平力を示している。これらの図が示しているように、水平力の方向は、図4A中に矢42によって指し示されている側部向きで少し前向きの方向から、図4B中に矢44によって指し示されているインパクト時の実質的に側部方向へ変化する。本発明の1つの実施形態において、より詳細に後述されるように、前靴の牽引要素は、フォワードスイング中の前靴のパフォーマンスを最適化するように、フォワードスイング中に働くこれらの水平方向性力を補償する。
上述されている例示的な図1A〜4Bによって指し示されているように、前および後足は、ゴルフスイング中に異なってふるまい、靴ごとに、異なる牽引、支持、可撓性、バランスおよび安定性特性を要求し、これらのファクタは、相互に排他的ではない。
図5A、5Bは、それぞれ、左、右靴の底ソール102、104のトップダウンパース図を示しており、本発明の1つの実施形態に従って、左および右靴は、それぞれ、非対称方向性牽引要素106および108を有する。議論および例示のために、少なくとも各線セグメントに垂直である方向への移動または滑走に抵抗するように牽引要素が構成されることを表す相対的に小さい線セグメントとして方向性牽引要素106および108が示されている。当業者によって理解されるように、方向性牽引要素106および108の実際の数、形状および大きさは、図5Aおよび5Bに示される線セグメントに必ずしも類似する必要はないが、むしろ、様々な所望の把持特性(例えば、1つ以上の方向への横滑りに抵抗する)を達成する様々な所望の形状、大きさおよび構成であり得る。
加えて、様々な方向性牽引要素106および108の深さまたは有効性は、所望の牽引特性を達成するように変化させられ得る。例えば、図5Aに示されているように、方向性牽引要素106の陰影の度合は、底ソール102の側部面からソール102の内側面へ移動するにつれて減少し、これは、方向性牽引要素106の深さまたは有効性がソール102の側部面においてより大きく、ソール102の内側面に向かって減少することを表す。より詳細に後述されるように、より大きいおよび/またはより深い牽引要素(例えば、クリート、スパイクなど)は、より有効な牽引を達成するために用いられ得、より小さいおよび/またはより浅い牽引要素は、所望のより有効でない牽引を達成するために用いられ得る。本発明の様々な実施形態に従って、牽引要素の様々な大きさ、形状および構成は、所望の特性を達成するために用いられ得る。
図5Aは、さらに、左ソール102の側縁に沿っておよびその側縁に近位に延びている1対の長手方向グルーブまたはチャネル110を示している。長手方向グルーブ110は、例えばゴルフスイング中に、グルーブに沿ったソールの屈曲を容易にする。スイングの最終段階中に、長手方向グルーブ110は、左ソールの屈曲を容易にして、ゴルフスイングの最終セグメント中に、左(前)足が側方に回転し、内側部分、すなわち靴のインステップが地面の上に上昇するときに、ソールの外左縁部分がより簡単に地面と接触したままであることが可能であるようにし、それによって、スイングの最後において増大した牽引を提供する。図5Aは、2つの長手方向グルーブ110を示しているが、代替的な実施形態において、1つ、3つまたはそれより多い長手方向グルーブが、スポーツ活動中に起こる様々な予期される足の動きを考慮して、様々な所望のパフォーマンス特性を容易にするために実装され得る。数を変化させることに加えて、長手方向グルーブの位置、長さ、幅および/または深さが、さらに、特定のスポーツ活動(例えば、ゴルフ)中に典型的に起こる適切な靴の動きを容易にすることによって靴のパフォーマンスを最適化するように変化させられ得る。
同様に、図5Bに示されているように、右ソール104は、靴のつま先部分の近位に位置する1つ以上の斜めグルーブまたはチャネル112を含み、それにより、ゴルファーの右(後)足のヒールを上昇させてヒールが右靴のつま先部分によって支持されるときに、スイングの最後において、グルーブに沿ったソールの屈曲が可能または容易となる。したがって、スイングの最終段階中に、側部グルーブは、右ソールの屈曲を容易にして、ゴルフスイングの最終セグメント中に右ヒールを上昇させるときに、ソールの内つま先部分がより簡単に地面と接触したままであることが可能であるようにし、それによって、スイングの最後において、増大した牽引を提供する。したがって、左靴と右靴との間で異なる各靴の底ソール上の例示的なグルーブは、ゴルフスイング中の左および右足の異なる移動を可能または容易にする。
図6Aおよび6Bは、本発明の1つの実施形態に従って、ゴルフスイング中の靴のパフォーマンスを改善するように異なる水準の支持および/または可撓性を提供するための異なる区域を含むアッパー部分120を有する後(例えば、右)靴118のパース図を示している。陰影領域122は、向上した支持区域122に対応し、向上した支持区域122は、アッパー120のヒール部分に対して側中央部に位置し、バックスイング中にアッパーのその領域内に働く増大した外向き圧力および力が理由でより大きな支持および可撓性を提供するように設計されている。アッパーのこの領域内の増大した支持および可撓性は、結果的に、バックスイング中のより大きな安定性および快適さとなる。この領域内の支持および可撓性を増大させるための様々な技術が実装され得る。1つの実施形態において、より詳細に後述されているように、向上した支持区域122は、支持区域122の各領域内でサドルおよび/または拡大されたヒールカウンターを利用することによって提供される。代替的に、別の実施形態において、向上した支持区域122は、支持区域122内のアッパー材料(例えば、通気性皮革)の厚さを増大させることおよび/または所望の支持および可撓性特質を提供する異なる材料または材料の組み合わせを利用することによって実装され得る。1つの実施形態において、アッパー120の残りの非陰影部分は、向上した支持区域122より小さい支持および/または可撓性を提供する領域である。
図6Aに示されているように、靴118は、さらに、ミッドソール123aおよびアウトソール123bを備えるソール123を含む。ミッドソール123aとアウトソール123bとの間の例示的な境界線124が、図6Aに破線として示されている。様々な実施形態において、ミッドソール123aおよびアウトソール123bは、異なる材料から作られ、かつ/または異なる材料特質および特性を有することにより、所望のパフォーマンスおよび/または快適特性を提供し得る。複数の牽引要素108がアウトソール123bの底面に取り付けられ、そこから外向きに延在する。アッパー120は、さらに、着用者の足を靴118の中へ挿入した後に着用者の足のトップ部分をカバーしてその部分にクッションを提供する可撓タン128を含む。
図6Bに示されているように、後ソールは、さらに、アッパー部分の側部縁部と内側縁部との間のほぼ真ん中でアッパー120のトップ部分上に位置する従来のクロージャー130を含み、この位置は、従来のクロージャー位置である。タン128は、クロージャー130の一部であり、トップ入口穴132を通って靴118の中へ挿入された後に着用者の足周りでクロージャー130を締めて固定するために使用される靴ひも(示されていない)または他の固定手段に対するクッションを着用者の足のトップ上に提供する。1つの実施形態において、クロージャー130は、クロージャー130の対向するリップまたは縁部分134および136に沿って位置する補強されたひも穴(示されていない)を通って挿入され得る従来の靴ひも(示されていない)によって着用者の足周りで締められて固定され得る。代替的な実施形態において、従来のひもの代わりに、リールベースのひもシステムが、着用者の足周りでクロージャー130を締めて固定するために組み込まれ得る。リールベースのひもシステムの例、および同様のシステムが、例えば、米国特許番号7,950,112B2、米国特許番号8,381,362B2、米国特許番号8,468,657B2、米国特許番号8,516,662B2、米国公開番号2013/0092780A1、米国公開番号2014/0123449A1、および米国公開番号2014/0208550A1に開示されており、これら全ては、Boa Technologies,Inc.(Denver、Colorada、U.S.A.)に譲渡されており、それらのそれぞれは、参照により、その全体が本明細書に援用される。図6Bにさらに示されているように、アッパー120は、つま先湾曲区域138を含み、つま先湾曲区域138は、ゴルフスイングの最終段階中にゴルファーの右ヒールを上昇させるときに(例えば、つま先湾曲区域138内の)破線に沿った屈曲および湾曲を促進および容易にするためにアッパー120の他の区域と比較したときより可撓性があるように設計されている。
図7Aおよび7Bは、本発明の1つの実施形態に従って、ゴルフスイング中の靴のパフォーマンスを改善するように異なる水準の支持および/または可撓性を提供するための異なる区域を含むアッパー部分152を有する前(例えば、左)靴150のパース図を示している。前靴150は、さらに、ミッドソール部分153aおよびアウトソール部分153bを備えるソール153を含み、ミッドソール部分153aおよびアウトソール部分153bのそれぞれは、所望の物理的特性を提供するために様々な公知材料から作られることが可能である。ミッドソール153aおよびアウトソール153bについての例示的な材料は、より詳細に後述されている。本発明の1つの実施形態に従って、ミッドソール153aとアウトソール153bとの間の境界が、図7Aに例示的な破線として示されている。更なる実施形態において、長手方向グルーブまたはチャネル154は、ミッドソール153aとアウトソール153bとの間の側外部表面に沿って提供される。長手方向グルーブ154は、ゴルフスイングの最終段階中にミッドソール153aおよび153bがともに圧縮されるときに前足の側部回転の動きを容易にする。
図7Aに示されているように、アッパー152は、アッパー152の足の前部分に対して側中央部に位置する(陰影領域156として示されている)向上した支持区域156を含む。この支持区域156は、ゴルフスイングのフォワードスイングおよびフォロースルー段階中にアッパーのその領域内に働く増大した外向き圧力および力が理由でより大きな支持および可撓性を提供するように設計されている。アッパーのこの領域内の増大した支持および可撓性は、結果的に、フォワードスイングおよびフォロースルー中のより大きな安定性および快適さとなる。この領域内の支持および可撓性を増大させるための様々な技術が実装され得る。1つの実施形態において、より詳細に後述されているように、増大した支持区域156は、支持区域156の各領域内でサドルおよび/またはエナジースリングによって提供される。代替的な実施形態において、増大した支持区域156は、支持区域156内の材料(例えば、通気性皮革)の厚さを増大させることおよび/または支持区域156内で所望の支持および可撓性特性を有する異なる材料または材料の組み合わせを利用することによって提供され得る。1つの実施形態において、アッパー152の残りの非陰影領域は、より小さい支持および可撓性を要求する。
線158が、通常の歩行および/またはゴルフをプレーすることの結果として生じ得るアッパー152の潜在的または例示的な屈曲部分を表すので、アッパー152は、さらに、線158が存在する領域によって概して指し示される湾曲区域158を含む。より詳細に後述されているように、アウトソール153b上に設置される1つ以上のグルーブは、通常の歩行および/またはゴルフのプレー中における、アウトソール153b、したがって、湾曲区域158内のアッパー152の屈曲を容易にする。アッパー152は、さらに、靴150の中へ挿入された着用者の足のトップ部分をカバーしてその部分にクッションを提供するための可撓タン160を含む。図6Bに示されているように、タン160は、アッパー152のトップ上に位置する非対称クロージャー162の一部である。
図6Bと対照的に、図7Bは、前靴が、靴開口部164から離れて移動するにつれてアッパーの内側領域により近接して移動されて内側面に向かって曲げられるような、アッパー152上の非対称クロージャー162についての改変された位置を含むことを示している。このようにして、支持区域156の領域は、支持区域156内に増大した支持および可撓性を提供するように増大または最大化されることが可能である。1つの実施形態において、前靴150の支持区域156は、ゴルフスイング中のパフォーマンスおよび歩行中の快適さを最適化する増大した支持および可撓性を提供するように設計されている。
タン160は、非対称クロージャー162の一部であり、靴150の中へ挿入された後に着用者の足周りでクロージャー162を締めて固定するために使用される靴ひも(示されていない)または他の固定手段に対するクッションを着用者の足のトップ上に提供する。1つの実施形態において、非対称クロージャー162は、非対称クロージャー162の対向するリップまたは縁部分166および168に沿って位置する補強されたひも穴(示されていない)を通って挿入され得る従来の靴ひも(示されていない)によって着用者の足周りで締められて固定され得る。図6Bに関連して上述されているように、代替的な実施形態において、従来のひもの代わりに、リールベースのひもシステム、または同様のシステムが、着用者の足周りで非対称クロージャー162を締めて固定するために組み込まれ得る。
図8Aおよび8Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従った後(この場合、右)靴200のパース側面の側部および内側図を示している。本明細書により詳細に論じられているように、後靴200は、対応する前靴300に対して異なる(すなわち、非対称)複数の設計特徴を有し、対応する前靴300は、図9Aおよび9Bに対してより詳細に後述されている。図8Aに示されているように、後靴200は、アッパー202、アッパー202の底部分に取り付けられているミッドソール204、およびミッドソール204の底部分に取り付けられているアウトソール206を含み、ミッドソール204がアッパー202とアウトソール206との間に挟まれるようにする。複数の牽引要素208は、アウトソール206の底面から外向きに延在し、地面(例えば、芝生)を係合するときに牽引および把持力を提供する。ミッドソール補強構造210は、ミッドソール204に取り付けられており、ミッドソール204のヒール部分に沿ってミッドソール204の上部分を包囲し、ミッドソール204のヒール領域から足の前部領域に向かって進むにつれてミッドソール204の側面領域全体を実質的にカバーするまでカバー範囲を増大させている。1つの実施形態において、ミッドソール補強構造210は、補強構造210によってカバーされているミッドソール204の各部分が外向き方向に崩壊または実質的に伸縮することを実質的に妨げる相対的に密なエチルビニルアセテート(EVA)または熱可塑性ポリウレタン(TPU)材料から作られ、それによって、ミッドソール204に増大した強度および安定性を提供する。
図8Aは、さらに、後(右)靴200が、拡大された外部支持構造(別名「拡大されたヒールカウンター」)212を含むことを示しており、拡大された外部支持構造212は、アッパー202の後ろヒール部分においてアッパー202の外表面に取り付けられて、靴200のこの領域に増大した強度および支持を提供する。この増大した強度および支持は、バックスイング中にアッパー202のこの領域に後足によって働く増大した力および外向きの圧力に起因して望ましい。1つの実施形態において、拡大されたヒールカウンター212は、アッパーの後ろ外部分が外向き方向に崩壊または実質的に伸縮することを実質的に妨げる相対的に密なEVAまたはTPU材料から作られ、それによって、靴のこの領域に増大した強度および安定性を提供する。従来の靴において、ヒールカウンターは、両靴で同じ形状である。拡大されたヒールカウンター212の配置、大きさおよび形状は、本発明の様々な実施形態に従って、ゴルフスイング中に前および後靴のヒール部分に適用される異なる力および応力を補償するように前および後靴について異なって設計されており、それによって、スイング全体にわたって増大したスイング有効性および安定性を提供する。
図8Aおよび8Bに示されているように、アッパー202は、さらに、サドル214を含み、サドル214は、靴200の中央部分に取り付けられ、アッパー202の内側面および側部面の両方の上でクロージャー部分216から補強構造210へ延在する。サドル214は、様々な公知の材料または材料の組み合わせから作られ得、様々な構成(例えば、大きさ、形状、厚さなど)で実装され得る。クロージャー部分216は、タン218および靴ひも220を含み、靴ひも220は、着用者の足のトップ部分周りでクロージャー216を締めて固定する。サドル214は、アッパー202の中央部分を補強し、靴202のこの領域に向上した支持および安定性を提供する。様々な実施形態において、サドル214は、所望の強度、補強および/または可撓性特質を達成するように、当該分野において公知の様々な材料(例えば、TPU、ゴム、皮革、合成皮革、織物およびPUなど)またはこれらの材料の任意の組み合わせから作られ得る。
図8Bは、後(この場合、右)靴200のパース側面の内側図を示している。図8Bは、図8Aに示されている要素と同じ要素を多く示しており、それらの多くを再びさらに論じる必要はない。しかしながら、後靴200の側部面と比較したときに後靴200の内側面間にいくつかの差異が存在する。例えば、内側面上のヒールカウンター212の構造は、側部面上の構造と異なる。1つの実施形態において、図8Aと比較したときに図8Bに示されているように、内側面上のヒールカウンター構造212は、「拡大された」ものではなく、したがって、アッパー202のこの領域に、アッパー202の側部面上の対応するヒール領域と比較したときより小さい剛性および安定性を提供する。これは、側部面のヒール領域と比較したときより小さい力が、ゴルフスイング中に後靴200の内側面上のヒール領域に働くからである。さらに、内側面上のヒールカウンター212に対して使用される材料の量を減少させることによって、本発明は、靴の全重量を減少させる一方で、アッパー202のこの部分に対する過度な剛性なしに十分な支持を提供する。
加えて、図8Bに示されているように、ミッドソール204、アウトソール206およびミッドソール補強構造210の各設計および形状は、図8Aに示されている側部面上の対応する構造と比較して、内側面上で異なっている。1つの実施形態において、ミッドソール補強構造210は、靴200の側部面上において、靴200の内側面上よりも、大きさが大きくて、多くの材料(例えば、EVA)を備える。側部面上のより強いミッドソール補強構造210は、側部面上の支持を増大させることを促進する一方で、内側面上のより弱いミッドソール補強構造210は、ゴルフスイングの様々なバックスイングとフォワードスイング段階の最初との間の滑らかな移行を促進する。
図9Aおよび9Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従った前(この場合、左)靴300のパース側面の側部および内側図を示している。前靴300は、アッパー302、アッパー302の底部分に取り付けられているミッドソール304、およびミッドソール304に取り付けられているアウトソール306を含み、ミッドソール304がアッパー202とアウトソール306との間に挟まれるようにする。複数の牽引要素308は、アウトソール306の底面から外向きに延在し、地面(例えば、芝生)を係合するときに牽引および把持力を提供する。ミッドソール補強構造310は、ミッドソール304に取り付けられており、ミッドソール304のヒール部分に沿ってミッドソール304の上部分を包囲し、ミッドソール304のヒール領域から足の前部領域に向かって進むにつれてミッドソール304の側面領域全体を実質的にカバーするまでカバー範囲を増大させている。1つの実施形態において、ミッドソール補強構造310は、補強構造310によってカバーされているミッドソール304の各部分が外向き方向に崩壊または実質的に伸縮することを実質的に妨げる相対的に密なEVAまたはTPU材料から作られ、それによって、ミッドソール304に増大した強度および安定性を提供する。
図9Aは、さらに、前靴300が外部支持構造(別名「ヒールカウンター」)312を含むことを示しており、外部支持構造312は、アッパー302の後ろヒール部分においてアッパー302の外表面に取り付けられて、この領域内で靴を剛性にしすぎることなく靴300のこの領域に付加的な支持を提供する。前靴300の側部面上では、ヒールカウンター312は、広範囲ではないが、靴300の内側面上では、ヒールカウンター312は、広範囲であり、アッパー302の内側ヒール部分に余分な支持および強度を提供する。これは、図8Aおよび8Bに対して上述されている後靴200の内側および側部ヒール領域に対するヒールカウンター212と逆の構成であることに留意されたい。1つの実施形態において、ヒールカウンター312は、アッパー302の後ろ外部分が外向き方向に崩壊または実質的に伸縮することを実質的に妨げる相対的に密なEVAまたはTPU材料から作られ、それによって、靴のこの領域に増大した強度および安定性を提供する。
図9Aおよび9Bに示されているように、アッパー302は、さらに、サドル314を含み、サドル314は、靴300の中央部分に取り付けられ、アッパー302の内側面および側部面の両方の上でクロージャー部分316から補強構造310へ延在する。クロージャー部分316は、タン318および靴ひも320を含み、靴ひも320は、着用者の足のトップ部分周りでクロージャー316を締めて固定する。サドル314は、アッパー302の中央部分を補強し、アッパー302のこの領域に向上した支持および安定性を提供する。1つの実施形態において、アッパー302の側部面上のサドル314は、ミッドソール304の上部にあたるときに、後靴200のサドル214と比較したときより広く広がっている。代替的に、または加えて、サドル314の大きさ(例えば、長さ、幅、厚さ)および材料特質は、所望に変化させて所望の安定性および/または可撓性特性を提供することが可能である。前靴アッパー302のこの領域内に提供される向上した可撓性および支持は、例えばゴルフスイングの最終段階中の改善された快適さおよび安定性を提供する。様々な実施形態において、サドル314は、所望の強度、補強および/または可撓性特質を達成するように、当該分野において公知の様々な材料(例えば、TPU、ゴム、皮革、合成皮革、織物およびPUなど)またはこれらの材料の任意の組み合わせから作られ得る。
図9Aにさらに示されているように、1つの実施形態において、前靴300は、さらに、アッパー302の靴の前部分に取り付けられた「エナジースリング」322を含む。1つの実施形態において、エナジースリング322は、ゴルフスイングの最終段階中のアッパーのその領域内の安定化された伸縮、および外向きに働く力の減衰を可能にするように設計されている。1つの実施形態において、エナジースリング322の下の皮革は、スイングの最終段階中のこの領域内のアッパー302の伸縮を容易にするために、アッパー302の他の部分より薄い。エナジースリングは、元の状態に実質的にリバウンドする可撓な伸縮性材料から作られて、スイングの最終段階中に前足がアッパー302のこの領域内へ圧迫すると、向上した強度、支持および減衰力を提供する。1つの実施形態において、エナジースリングは、剛性な熱硬化性ポリウレタン(RPU)から作られる。
図9Bは、前(この場合、右)靴300のパース側面の内側図を示している。図9Bは、図9Aに示されている要素と同じ要素を多く示しており、それらの多くを再びさらに論じる必要はない。しかしながら、前靴300の側部面と比較したときの前靴300の内側面間のいくつかの差異は、指摘するに値する。例えば、内側面上のヒールカウンター312の構造は、側部面上の構造と異なる。1つの実施形態において、図9Bを図9Aと比較すると、内側面上のヒールカウンター構造312は、広範囲であり、したがって、側部面上の対応するヒール領域と比較したときにアッパー302のこの領域に増大した剛性、強度および支持を提供する。この増大した強度および支持は、バックスイング中にアッパー302のこの領域に前靴によって働く増大した力および外向き圧力に起因して望ましい。したがって、側部面上のヒール領域と比較したときより更なる力が、ゴルフスイング中に前靴300の内側面上のヒール領域に働く。さらに、側部面上のヒールカウンター312に対して使用される材料の量を減少させることによって、本発明は、靴300の全重量を減少させる一方で、側部面上のアッパー302のヒール部分に、十分な支持を提供するが、過度な剛性を提供しない。1つの実施形態において、前靴300についてのヒールカウンター312の構成および設計は、図8Aおよび8Bに対して上述されている後靴200についてのヒールカウンター212の構成および設計の逆である。これは、上述されているように、ゴルフスイング中に、前および後足が異なって移動して、異なる鉛直および水平力が、それぞれ、前靴300および後靴200に働くからである。
図9Aおよび9Bを比較することにより、さらに、エナジースリング322がアッパー302の側部(すなわち、外)面(図9A)でより強い一方でより弱いバージョンのエナジースリング324がアッパーの内側面(図9B)上に提供されていることが明らかとなる。1つの実施形態において、エナジースリング322は、側部面上でゴム材料に接着または接合されるTPU材料を有するゴム材料から作られる一方で、いずれのTPU材料も内側面上でゴム材料に取り付けられない。代替的な実施形態において、いずれのエナジースリングもアッパー302の内側面上に提供されない。エナジースリング322および324(任意)は、アッパーを剛性にしすぎることなくかつ着用者にとって不快であることなく、インパクトおよびフォロースルー時にアッパー302に増大した支持を提供する。1つの実施形態において、サドル314と併せて機能すると、エナジースリング322および324は、ゴルフスイング中に、より滑らかなエネルギー伝達を促進する一方で増大したアッパー安定性を提供し、通常の歩行中に、増大したフィットおよび快適さを提供する。
図10は、本発明の更なる実施形態に従った前靴340のパース側面の側部図を示している。図10の前靴340は、図9Aおよび9Bに対して示されて上述されている前靴300と同じ特徴および要素を含むが、ミッドソール補強構造310’のヒール部分からアウトソール306のヒール部分へ延在する付加的な支持ブリッジ342を含む。付加的な支持ブリッジ342は、ミッドソール304の側部ヒール部分をさらに補強および支持して、ゴルフスイングの様々な段階、特に最終段階中のこの域内のミッドソール304の過度な圧縮および/または変形を妨げるようにする。
1つの実施形態において、ミッドソール304は、Boost(登録商標)フォーム材料から作られ、このフォーム材料は、より詳細に後述されている。図10に示されているように、本発明の1つの実施形態によると、スイング中に支持の付加的な「ブリッジ」を提供するために、左および右足の必要性に基づいて、付加的な支持構造は、戦略的領域内でミッドソール304Boost(登録商標)フォーム材料にはめ込まれるかまたは取り付けられることが可能である。したがって、Boost(登録商標)フォーム材料に加えて、ミッドソール層の様々な部分が、ソールの動的および/またはリバウンド特質を変化させるために、より大きな剛度、剛性、または他の所望の特質を提供する代替的な材料から形成されることが可能である。更なる実施形態において、Boost(登録商標)フォームの形状は、スイング中に靴ごとに要求される所望の水準のクッション性、フットワークおよび/または安定性を促進するために、左および右足について異なる可能性がある。
図11A、11Bは、それぞれ、本発明の1つの実施形態に従った後靴200、前靴300のアウトソール208、308の底面のパース図を示している。図11Aおよび11Bを比較すると、アウトソール208および308は、各靴に適用される異なる力および応力を補償してゴルフスイング中の後および前足の異なる移動を容易にするために、互いに比較したときに異なる非対称な構成、特徴および牽引要素を有し、それによって、ゴルフスイング中の各靴のパフォーマンスおよび牽引を最適化する。特に、牽引要素の数、配置、大きさおよび/または形状は、後アウトソール208と前アウトソール308との間で異なり得る。加えて、各アウトソール208および308の屈曲を容易にするために使用されるグルーブまたはチャネルの数、配置、大きさおよび形状は、アウトソール208とアウトソール308との間で異なる。
図11Aを参照すると、後靴200のアウトソール208は、7つの牽引区域250a、250b、250c、250d、250e、250fおよび250gを含み、それらは、6つのチャネルまたはグルーブ260a、260b、260c、260d、260eおよび260fによって互いから離間されている。各牽引区域は、牽引区域の底面から外向きに延在する1つ以上の牽引要素270を含む。1つの実施形態において、図11Aに示されているように、複数の牽引区域(例えば、区域250b、250c、250d、250fおよび250g)の牽引要素270は、様々な大きさおよび構成の星形クリート要素であり得る一方で、いくつかの牽引区域(例えば、区域250aおよび250e)において、牽引要素は、四角または三角形クリート要素であり得る。クリート要素の様々な異なる構成、大きさおよび形状が、本発明の様々な実施形態に従って、所望の牽引特性を達成するために、異なる牽引区域内で利用され得る。
1つの実施形態において、牽引区域の少なくとも一部(例えば、区域250b、250c、250d、250fおよび250g)は、GripMore(登録商標)技術を使用して形成され、これらの区域において、複数のクリートおよび/または牽引要素270が可撓繊維布またはメッシュ織物裏張り280の底面に取り付けられ得、可撓繊維布またはメッシュ織物裏張り280は、それぞれの対応する牽引区域の大きさおよび形状に合うように切って形づけられる。1つの実施形態において、繊維布または織物裏張り280は、各牽引区域に対応するアウトソール208の対応する大きさおよび形状のぎざぎざの底面にしっかりと粘着される。GripMore(登録商標)技術は、より詳細に後述されている。アウトソール208は、さらに、牽引要素が存在しないアーチ支持域を含む。
1つの実施形態において、牽引区域250dは、最大牽引区域であり、牽引要素270の大部分を含む。図11Aに示されているように、牽引区域250c内の牽引要素270、および牽引区域250dの側縁部分に沿った牽引要素270の少なくとも一部は、区域250a、250b、および区域250dの内側部分に近い側の区域250d内の牽引要素270より大きさが大きい。より大きい牽引要素270は、アウトソール208の対応する位置における増大した牽引のために、プレー表面(例えば、芝生)と接触するときに、増大した把持強度を提供する。ゴルフスイングのバックスイング段階中に、牽引区域250b、250cおよび250d内の牽引要素270は、鉛直および水平力の大部分がこれらの区域内に集中するので、ゴルファーに牽引および安定性を提供することにおいて支配的な役割を果たす。
牽引区域250fおよび250gは、概して、右足の母指球および親指位置に対応し、各々、アウトソール208上の牽引要素のうち最大の牽引要素である単一の大きい牽引要素270を含む。右ヒールが地面の上に上昇して、後靴の母指球および/またはつま先域のみが地面に接触したままであるとき、牽引区域250fおよび250g内の大きい牽引要素270は、ゴルフスイングのインパクトおよび続く最終段階中に余分な把持強度を提供する。スイングのインパクトおよび最終段階中に、区域250fおよび250g内の牽引要素270のより大きい大きさは、鉛直および水平力の大部分が集中する位置に増大した牽引を提供することによって、ゴルファーの安定性を増大させる。したがって、牽引区域250fおよび250gは、本発明の1つの実施形態に従って、スイングのインパクトおよびフォロースルー段階中に牽引および安定性を向上させる。
6つのグルーブ260a、260b、260c、260d、260eおよび260fは、ゴルフスイングの様々な段階中および歩行中の各グルーブのそれぞれに沿ったアウトソール208の屈曲を可能または容易にして、後靴のパフォーマンスおよび快適さをさらに最適化する。上述されているように、アウトソール208のつま先および足の前部域内の斜めグルーブ260a、260bおよび260cは、グルーブに沿った増大した屈曲および可撓性を可能にして、後足の母指球および親指の上へ上昇する後ヒールの最終移動を容易にする。加えて、横断グルーブ260eおよび260fは、斜めグルーブ260a、260bおよび260cと併せて機能して、各グルーブに沿ってアウトソール208の可撓性を増大させてゴルフスイング中または通常の歩行中に後足により大きくより自然な範囲の動作を提供することによって、歩行中の靴200の快適さをさらに増大させる。アウトソール208のヒール領域内の横断グルーブ260dは、歩行のために「クラッシュパッド」を提供するグルーブ260dに沿った屈曲および湾曲を可能にし、通常の踏み込みの動きの中でまずヒールが地面と接触してその後に足の前部部分が地面と接触するときのより滑らかな移行を可能にする。様々なグルーブ260a〜260fの構成および寸法は、異なる所望の可撓性特質を達成するように変化させられ得る。1つの実施形態において、グルーブは、幅が4から6ミリメートル(mm)であり得、深さが1から3mmであり得る。更なる実施形態において、グルーブ260a〜260fの一部または全部は、1つ以上の切欠き部分261を有し得、この部分において、各グルーブを形成する材料の一部(例えば、TPU)が、下にあるミッドソール材料(例えば、Boost(登録商標)フォーム)を露出させるために取り除かれている。紙のミシン目によってその紙がミシン目に沿ってより簡単に屈曲することが可能になる方法と同様の形式で、切欠き部分261は、グルーブ260a〜260fに沿った更なる可撓性および屈曲を容易にする。
図11Bを参照すると、前靴300のアウトソール308は、7つの牽引区域350a、350b、350c、350d、350e、350fおよび350gを含み、それらは、5つのチャネルまたはグルーブ360a、360b、360c、360dおよび360eによって互いから離間されている。各牽引区域は、牽引区域の底面から外向きに延在する1つ以上の牽引要素370を含む。1つの実施形態において、図11Bに示されているように、複数の牽引区域(例えば、区域350b、350d、350e、350fおよび350g)の牽引要素370は、様々な大きさおよび構成の星形クリート要素であり得る一方で、いくつかの牽引区域(例えば、区域350aおよび350c)において、牽引要素は、四角または三角形クリート要素であり得る。クリート要素の様々な異なる構成、大きさおよび形状は、本発明の様々な実施形態に従って、所望の牽引特性を達成するために、異なる牽引区域内で利用され得る。
1つの実施形態において、牽引区域の少なくとも一部(例えば、350b、350d、350e、350fおよび350g)は、GripMore(登録商標)技術を使用して形成され、これらの区域において、複数のクリートおよび/または牽引要素270が可撓繊維布またはメッシュ織物裏張り280の底面に取り付けられ得、可撓繊維布またはメッシュ織物裏張り280は、それぞれの対応する牽引区域の大きさおよび形状に合うように切って形づけられる。1つの実施形態において、繊維布または織物裏張り380は、各牽引区域に対応するアウトソール208の対応する大きさおよび形状のぎざぎざの底面にしっかりと粘着される。GripMore(登録商標)技術は、より詳細に後述されている。
1つの実施形態において、アウトソール308の長手方向側部域に沿った牽引区域350bは、前靴300のアウトソール308の最大牽引区域である。図11Bに示されているように、アウトソール308の側縁部分に沿った牽引区域350b内の牽引要素370は、アウトソール308の内側部分に近い側の他の区域内の牽引要素370より大きさが大きい。より大きい牽引要素370は、アウトソール308の対応する位置における増大した牽引のために、プレー表面(例えば、芝生)と接触するときに、増大した把持強度を提供する。上述されているように、ゴルフスイングのインパクトおよび最終段階中に、牽引区域350b内の牽引要素370は、鉛直および水平力の大部分が前靴300のこの側部区域内に集中するので、ゴルファーに牽引および安定性を提供することにおいて支配的な役割を果たす。1つの実施形態において、牽引区域350bは、アウトソール308の側部(すなわち、外)周辺領域に沿って、実質的に、つま先部分からアウトソール308のヒール部分までにわたっており、スイングの最終段階中に地面上に向上した把持の動きおよび牽引を提供するように構成される。
アウトソール308の内側部分に対応する牽引区域350d、350e、350fおよび350gは、前アウトソール308の区域350bと比較して前アウトソール308のこれらの区域内に鉛直および水平力の大部分が集中するので、スイングのバックスイング段階中により有意な役割を果たす。しかしながら、上述されているように、スイングのバックスイング段階中に、鉛直および水平力の大部分は、前靴300のアウトソール308より高い水準の牽引を提供する必要がある後靴200のアウトソール208に働く。
5つのグルーブ360a、360b、360c、360dおよび360eは、ゴルフスイングの様々な段階中および歩行中の各グルーブのそれぞれに沿ったアウトソール308の屈曲を可能および容易にして、前靴300のパフォーマンスおよび快適さをさらに最適化する。アウトソール308のつま先および足の前部域内のグルーブ360a、360bおよび360cは、グルーブに沿った増大した屈曲および可撓性を可能にし、それによって、ゴルフスイング中または通常の歩行中に前足により大きくより自然な範囲の動作を提供することによって歩行中の靴300の快適さを増大させる。アウトソール308のヒール領域内の横断グルーブ360dは、歩行のために「クラッシュパッド」を提供するグルーブ360dに沿った屈曲および湾曲を可能にし、通常の踏み込みの動きの中でまずヒールが地面と接触してその後に足の前部部分が地面と接触するときのより滑らかな移行を可能にする。1つの実施形態において、グルーブ360a、360b、360cおよび360dは、幅が4から6mmであり得、深さが1から3mmであり得る。
図11Bに示されているように、長手方向グルーブ360eは、本発明の1つの実施形態に従って、アウトソール308上で最長かつ最大のグルーブである。1つの実施形態において、グルーブ360eは、アウトソール308のつま先域からアウトソール308のヒール域までの全長に沿って実質的に延びている。上述されているように、ゴルフスイングの最終段階中に、ゴルファーの体重の大部分は、牽引区域350bに対応する前足の側部域に移る。これにより、鉛直および水平側部力の大部分が牽引区域350b内に集中して、アウトソール308の内側部分から牽引区域350bが位置するアウトソール308の側部部分までの「回転」の動きが生じる。長手方向グルーブ360eは、アウトソール308の内側域と側部域との境界に沿った可撓性を増大させ、それによって、より滑らかな回転の動き、およびゴルフスイングのバックスイング、フォワードスイングおよびフォロースルー段階間のより滑らかな移行を容易にする。スイングのこれらの様々な段階間のより滑らかな移行は、結果的に、ゴルフスイング中の増大したバランス、より小さいエネルギー喪失、したがって増大したパワーとなる。1つの実施形態において、長手方向グルーブ360eは、幅が2から15mmまでであり得、好ましくは幅が4から10mmまでであり得、深さが0.5から6mmまでであり得、好ましくは深さが1から3mmまでであり得、アウトソール308の全長の60%から100%の長さまで延在し、好ましくはアウトソール308の全長の70%から95%の長さまで延在する。更なる実施形態において、グルーブ360a〜360eの一部または全部は、1つ以上の切欠き部分361を有し得、この部分において、各グルーブを形成する材料の一部(例えば、TPU)が、下にあるミッドソール材料(例えば、Boost(登録商標)フォーム)を露出させるために取り除かれている。紙のミシン目によってその紙がミシン目に沿ってより簡単に屈曲することが可能になる方法と同様の形式で、切欠き部分361は、グルーブ360a〜360eに沿った更なる可撓性および屈曲を容易にする。
本発明の非対称靴の様々な要素は、所望のパフォーマンス、耐久性および快適特性を達成するように、公知の適した材料から作られることが可能である。例えば、1つの実施形態において、後靴200および前靴300のアッパー部分202および302は、それぞれ、通気性極細繊維皮革または同様の材料から作られ得、所望の特性および特質を達成するようにアッパーの様々な部分において厚さを変化させる。別の例として、1つの実施形態において、上述されているミッドソール204および304は、発泡(expanded)TPU(eTPU)材料(別名、Boost(登録商標)フォーム)から作られることが可能である。様々な実施形態に従ってミッドソールおよび/またはアウトソール層を形成するために使用することに適している熱可塑性ポリウレタン(TPU)に基づくeTPUまたは他のフォームは、米国特許出願公開番号2010/0222442A1により詳細に説明されており、この出願公報は、参照により、その全体が本明細書に援用される。加えて、膨張材または推進剤として水を使用するeTPUの生産についての例示的な方法は、米国特許出願公開番号2012/0065285A1に説明されており、この出願公報は、参照により、その全体が本明細書に援用される。いくつかの実施形態において、ミッドソール層は、米国特許出願公開番号2010/0047550A1に説明されているような、PUのマトリックスおよびTPUの発泡(foamed)粒子または他の熱可塑性エラストマを備えるハイブリッド材料を備えることが可能であり、この出願公報は、参照により、その全体が本明細書に援用される。
ミッドソール材料としてBoost(登録商標)フォームを使用することのいくつかの例示的な利点は、それが軽量であることであり、スイング中の滑らかなエネルギー移行を促進する優れたエネルギーリターンまたはリバウンド特質を具備する。Boost(登録商標)フォームは、さらに、結果的に、より軽量の靴とし、これにより、特に着用者がゴルフコースを歩行している場合に、着用者に対する疲労がさらに減少する。Boost(登録商標)フォームは、さらに、零下の寒さから過酷な暑さまでの動的温度範囲にわたって一貫した敏感なクッション性を提供し、それによって、どんな天候においてもその有利な特質を維持する。
1つの実施形態において、上述されているアウトソール206および306は、EVAまたはTPU材料から作られ得、1つ以上のタイプの熱可塑性ポリウレタン(TPU)と併せて成形されることが可能であり、ミッドソール204および304は、アウトソール206および306の各TPU成形内へBoost(登録商標)フォーム材料を注ぐことによって形成されることが可能である。したがって、ミッドソールおよびアウトソール層を備える、本明細書に説明されているソールは、ソールにわたっていて牽引要素を垂れ下がる様式で支持する単一の剛性プラットホームを有する従来のゴルフ靴ソールと比較して、増大した快適さおよびパフォーマンスを提供することが可能である。注がれたミッドソールは、ゴルファーの足の下に耐久性はあるが軟らかく快適な域を提供することが可能であり、セメントまたは他の剛性粘着材料なしに射出成形アウトソールに直接接合することが可能である。下部アウトソールは、耐久性はあるが可撓性の材料を備えることが可能であり、互いから独立して支持される様々な牽引要素を含むことが可能であり、それらの牽引要素がゴルフスイング全体にわたって湾曲して個々に動くことが可能であるようにし、この結果、より多くの牽引要素が常時地面と接触し、ゴルファーの足が動作の更なる自由さおよび更なる快適さを有することを可能にすることが可能となる。加えて、本明細書に説明されているソールは、軽量重合材料、セメントなしの構成材料の直接接合、他の従来のプラットホーム構成要素の欠如、および他の特質の使用により、従来のソールより軽い可能性がある。
他の実施形態において、非対称ゴルフ靴ソールは、TPU製でありかつ下部牽引表面を有するアウトソールと、PUまたはeTPU製であり、かつゴルファーの足を支持するためにアウトソールの上部表面に接合されるミッドソールとを含む。アウトソールは、第1の硬度を有する第1のTPU材料と、第1の硬度より小さい第2の硬度を有する第2のTPU材料とを備えることが可能である。第1のTPU材料は、アウトソールのつま先端部から、アウトソールの足の前部域の側部面に沿って、アウトソールのアーチ部分にわたって、アウトソールの内側面に沿って、およびアウトソールのヒール端部に向かって延在する曲線状バンドを備えることが可能である。アウトソールは、ミッドソールが陥凹域を満たすようにアウトソールの上部面に沿って陥凹域を画定する上部リムをさらに備えることが可能である。1つの実施形態において、ミッドソールは、中間粘着材料なしにアウトソールに直接接合されることが可能である。ミッドソールは、様々なフォームおよびハイブリッド材料(PUのマトリックス、およびTPUまたはeTPUの発泡粒子など)を備えることが可能である。本発明により様々なソールおよびソールを作る方法が利用され得、それらなどは、2013年10月28日に出願された米国仮出願第61/896,442号に説明されており、この出願は、参照により、その全体が本明細書に援用される。米国仮出願第61/896,442号において、本明明細書に「ミッドソール」として言及されているものが「上部アウトソール」として言及されていることに留意されたい。更なる実施形態において、非対称靴のソールは、米国公開番号2013/0291409A1に説明されている様々な材料層から作られ得、この出願公報は、参照により、その全体が本明細書に援用される。
上述されている様々な実施形態は、ミッドソールに対するBoost(登録商標)フォーム材料の使用に焦点を当てているが、本発明の他の実施形態は、ミッドソールに対して特定のタイプの材料を使用することに限定されず、ミッドソールは、TPU、ゴム、EVAなどまたはそのような材料の組み合わせなどの他の適した材料から作られることが可能である。
1つの実施形態において、図11Aおよび11Bに対して上述されている牽引区域および牽引要素は、GripMore(登録商標)技術を使用して作られることが可能であり、ここで、複数のクリートおよび/または牽引要素は、可撓繊維布またはメッシュ織物裏張りの底面に取り付けられ得る。1つの実施形態において、複数のデュロメータプラスチッククリートは、公知技術によって所定の場所に永久的に保持されるように、繊維布内へ射出される。例えば、高耐久性TPR(熱可塑性ゴム)製であることが可能であるクリートは、軽量だが丈夫なメッシュ織物裏張り上へ射出され、固定ボンド用の業務用粘着剤で貼り付けられる。射出されたクリートを有するメッシュ裏打ちは、次いで、アウトソール内の予め画定された領域(一般的にはTPU)内へ据え付けられ、スポーツ活動要件のとおりに必要な牽引要素を形成するように所定の場所に接着される。
様々な実施形態において、可撓繊維布またはメッシュ裏張りは、公知のプラスチック、ゴムあるいは他の可撓な耐久性材料、またはそのような材料の任意の組み合わせから作られることが可能である。様々な実施形態において、クリートまたは牽引要素は、適したポリウレタン(PU)材料から作られることが可能である。可撓繊維布は、アウトソールの底面内の予め作られたぎざぎざに取り付けられるように切って形づけられることが可能である。可撓繊維布は、接着、粘着などの任意の適した手段によってアウトソールの底面に永久的に取り付けられることが可能である。GripMore(登録商標)技術は、台湾国公開第TW M412636U1号により詳細に説明されており、この出願公報は、参照により、その全体が本明細書に援用される。
GripMore(登録商標)クリート技術は、クリートを要求する靴に多くの利点を提供する。繊維布は、任意のクリートまたは牽引要素構成を提供するように、限定なしに所望に理想的に形づけられ、予め形成され、設置されることが可能である。加えて、クリートを受容して固定するための従来のクリートレセプタクル構造は、もはや要求されないので、ゴルフ靴の製造コストおよび重量は、有意に減少する。さらに、クリートレセプタクル構造は、もはや要求されないので、アウトソールの底面上のクリートの大きさおよび配置は、ミッドソール層内のレセプタクル構造の利用可能な空間によってもはや限定されない。
1つの実施形態において、図11Aおよび11Bの牽引要素270および/または370は、それぞれ、図12Aに示されている2つの異なる部分品470aおよび470bを有する1つ以上の牽引要素470によって取り替えられ得る。1つの実施形態において、2つの異なる部分品470aおよび470bは、牽引要素(例えば、クリート)470の陰影部分470aおよび非陰影部分470bによって指し示されているように、異なる屈曲または弾性特質を有する。1つの実施形態において、陰影部分470aは、芝生とのより大きな把持の動き、したがってゴルフスイング中のより良い牽引を提供するために、非陰影部分470bより可撓性がある。牽引要素470の非陰影部分470bは、より剛性であり、例えば歩行中に、牽引要素470により良い耐久性を提供する。
図12Bに示されているように、前靴400の代替的な実施形態は、牽引要素470が取り付けられたアウトソール408を含む。1つの実施形態において、各牽引要素470のより可撓な部分品470aは、概して、牽引要素470のより剛性な部分品470bと比較したときにアウトソール408の外周辺縁部により近く位置することが可能である。したがって、牽引要素470は、本発明の様々な実施形態に従う非対称ゴルフ靴に対する改善された牽引と耐久性とのバランスを提供する。代替的な実施形態において、牽引要素470は、3つ以上の異なる部分品を有することが可能であり、各部分品は、異なる水準の牽引、耐久性および/または他のパフォーマンス特性を達成するように、異なる可撓性または他の機械的特質を有する。牽引要素は、射出成形プロセスおよび/または当該分野において公知の他のプロセスから作られることが可能である。1つの実施形態において、上述されている2つ以上の部分品を有する牽引要素470は、GripMore(登録商標)技術に関連して上述されている可撓繊維布に永久的に取り付けられる。代替的な実施形態において、そのような牽引要素は、従来のクリートレセプタクルおよび固定構造によってアウトソールの底面に取り付けられ得る。
本発明の非対称な一足の靴の様々な例示的な実施形態が上述されており、各靴のアッパーは、各アッパーの各領域に増大した支持を提供するように構成された特有の支持特徴であって、他のアッパーの対応する鏡像位置に存在しない特有の支持特徴(例えば、向上した支持区域、エナジースリング、オフセットクロージャー、改変されたヒールカウンター、サドルなど)を有する。さらに、非対称な一足における各靴のソールは、各ソールの各領域に増大した牽引を提供するように構成された特有の牽引特徴であって、他のソールの対応する鏡像位置に存在しない特有の牽引特徴(例えば、牽引区域、牽引区域構成、牽引要素、グルーブなど)を有する。上述されているように、前および後靴のアッパー部分およびソール部分は、ゴルフの試合に適用され得る本発明の様々な実施形態に従って、非対称支持特徴および牽引特徴を有し、それぞれ、ゴルフスイング中に前および後靴に適用される異なる力および応力を補償し、それによって、ゴルフスイング中に、各靴のパフォーマンスを最適化して、後および前足の異なる移動を容易にする。
本発明の様々な実施形態が上述されている一方で、限定としてではなく単なる例としてそれらが提示されたことを理解されたい。同様に、提示されている様々な図または図表は、設計例、構造例または構成例を描写し、これは、本発明の1つ以上の実施形態に従う様々な靴組に含まれることが可能である概念、特徴および機能性を理解することを助けるためになされる。本発明は、示された例示的な設計、構造または構成に限定されないが、特定のスポーツ活動(例えば、ゴルフ、野球、陸上競技など)または特定の用途に対して所望されるパフォーマンス特性に依存する様々な代替的な設計、構造および構成を使用して実装されることが可能である。
加えて、個々の実施形態のうちの1つ以上に説明されている様々な特徴および機能性は、それらが説明されている特定の実施形態に対するそれらの適用可能性に限定されないが、代わりに、そのような実施形態が明示的に説明されていようとなかろうとおよび特定の説明された実施形態の一部としてそのような特徴が提示されていようとなかろうと、単独またはいくつかの組み合わせで、本発明の他の実施形態のうちの1つ以上に適用されることが可能であることを理解されたい。したがって、本発明の幅および範囲は、上述されている例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではないが、提示されている請求項と一致する範囲が与えられるべきである。

Claims (62)

  1. 非対称な一足の靴であって、該非対称な一足の靴は、
    第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のアッパーは、着用者の第1の足の第1の所定の動きのパフォーマンス中に該第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、該第1のソールは、該第1の足の該第1の所定の動きのパフォーマンス中に該第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と、
    第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、該第2の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
    を備える、非対称な一足の靴。
  2. 前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーの足の前部領域に対して側部中央に位置する第1の向上した支持区域を備え、該第1の向上した支持区域は、該第1のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、請求項1に記載の非対称な一足の靴。
  3. 前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部の足の前部領域をカバーするエナジースリングを備え、該エナジースリングは、該側部の足の前部領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該側部の足の前部領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項2に記載の非対称な一足の靴。
  4. 前記少なとも1つの材料は、ゴムおよび熱可塑性ポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、請求項3に記載の非対称な一足の靴。
  5. 前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部中央領域をカバーする第1のサドルをさらに備え、該第1のサドルは、該第1のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第1のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項3に記載の非対称な一足の靴。
  6. 前記第1のアッパーは、前記第1の向上した支持区域の表面領域を増大させるために該第1のアッパーの内側面により近接してオフセットされているクロージャーをさらに備える、請求項2に記載の非対称な一足の靴。
  7. 前記第1の牽引特徴は、前記第1のソールの底面上に長手方向グルーブを備え、該長手方向グルーブは、該第1のソールの長さに実質的にわたっている、請求項1に記載の非対称な一足の靴。
  8. 前記長手方向グルーブは、前記第1のソールの長さの少なくとも75%の長さにわたっている、請求項7に記載の非対称な一足の靴。
  9. 前記長手方向グルーブは、該長手方向グルーブに沿って屈曲することをさらに容易にする少なくとも1つの切欠き部分を備える、請求項7に記載の非対称な一足の靴。
  10. 前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーのヒール領域上に位置する第1のヒールカウンターを備え、該第1のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第1のヒールカウンターの内側部分は、該第1のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第1のヒールカウンターの側部部分より大きい、請求項1に記載の非対称な一足の靴。
  11. 前記第2のアッパーは、前記着用者の第2の足の第2の所定の動きのパフォーマンス中に該第2のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第2の支持特徴を備え、前記第2のソールは、該第2の所定の動きのパフォーマンス中に該第2のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第2の牽引特徴を備え、前記第1の足の前記第1の所定の動きは、該第2の足の該第2の所定の動きと異なり、該第2の支持特徴および該第2の牽引特徴は、前記第1の靴の対応する鏡像位置に存在しない、請求項1に記載の非対称な一足の靴。
  12. 前記第2の支持特徴は、前記第2のアッパーのヒール位置に対して側部中央に位置する第2の向上した支持区域を備え、該第2の向上した支持区域は、該第2のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、請求項11に記載の非対称な一足の靴。
  13. 前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーのヒール領域に位置する第2のヒールカウンターを備え、該第2のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第2のヒールカウンターの側部部分は、該第2のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第2のヒールカウンターの内側部分より大きい、請求項12に記載の非対称な一足の靴。
  14. 前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーの側部中央領域をカバーする第2のサドルをさらに備え、該第2のサドルは、該第2のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第2のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項12に記載の非対称な一足の靴。
  15. 前記第2の牽引特徴は、前記第2の足の母指球および親指位置に概して対応する母指球および親指牽引区域を備え、該母指球および親指牽引区域のそれぞれは、前記第2のソール上の他の牽引区域内の牽引要素より大きい単一の大きい牽引要素を含む、請求項11に記載の非対称な一足の靴。
  16. 前記第1の牽引特徴は、第1の複数の牽引区域の第1の構成を備え、前記第2の牽引特徴は、第2の複数の牽引区域の第2の構成を備え、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれは、自身の表面から外向きに延在する少なくとも1つの牽引要素を有し、該第1の複数の牽引区域の該第1の構成は、該第2の複数の牽引区域の該第2の構成の鏡像と異なる、請求項11に記載の非対称な一足の靴。
  17. 可撓裏張り材料が、前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれにしっかりと結合され、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する前記少なくとも1つの牽引要素は、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれの該可撓裏張り材料にしっかりと結合される、請求項16に記載の非対称な一足の靴。
  18. 前記第1のソールは、第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造を備え、前記第2のソールは、第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造を備え、該第1のソールの該第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造の第1の構成は、該第2のソールの該第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造の第2の構成の鏡像と異なる、請求項1に記載の非対称な一足の靴。
  19. 前記第1のミッドソール補強構造のヒール部分から前記第1のアウトソールのヒール部分まで延在する支持ブリッジをさらに備える、請求項18に記載の非対称な一足の靴。
  20. 前記第1および第2のミッドソールは、発泡熱可塑性ポリウレタン材料から作られる、請求項18に記載の非対称な一足の靴。
  21. 前記第1および第2のミッドソール補強構造は、エチルビニルアセテート材料から作られる、請求項20に記載の非対称な一足の靴。
  22. 非対称な一足のゴルフ靴であって、該非対称な一足のゴルフ靴は、
    第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のアッパーは、ゴルフスイングのフォワードスイング動作のパフォーマンス中に該第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第1の支持特徴を備え、該第1のソールは、該フォワードスイング動作のパフォーマンス中に該第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第1の牽引特徴を備える、第1の靴と、
    第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該第2のアッパーは、ゴルフスイングのバックスイング動作のパフォーマンス中に該第2のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された第2の支持特徴を備え、該第2のソールは、該バックスイング動作のパフォーマンス中に該第2のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された第2の牽引特徴を備え、該第1の支持特徴および第1の牽引特徴は、該第2の靴の対応する鏡像位置に存在せず、該第2の支持特徴および該第2の牽引特徴は、該第1の靴の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
    を備える、非対称な一足のゴルフ靴。
  23. 前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーの足の前部領域に対して側部中央に位置する第1の向上した支持区域を備え、該第1の向上した支持区域は、該第1のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  24. 前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部の足の前部領域をカバーするエナジースリングを備え、該エナジースリングは、該側部の足の前部領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該側部の足の前部領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項23に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  25. 前記少なとも1つの材料は、ゴムおよび熱可塑性ポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、請求項24に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  26. 前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部中央領域をカバーする第1のサドルをさらに備え、該第1のサドルは、該第1のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第1のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項24に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  27. 前記第1のアッパーは、前記第1の向上した支持区域の表面領域を増大させるために該第1のアッパーの内側面により近接してオフセットされているクロージャーをさらに備える、請求項23に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  28. 前記第1の牽引特徴は、前記第1のソールの底面上に長手方向グルーブを備え、該長手方向グルーブは、該第1のソールの長さに実質的にわたっている、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  29. 前記長手方向グルーブは、前記第1のソールの長さの少なくとも75%の長さにわたっている、請求項28に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  30. 前記長手方向グルーブは、少なくとも1つの切欠き部分を備える、請求項28に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  31. 前記第1の支持特徴は、前記第1のアッパーのヒール領域上に位置する第1のヒールカウンターを備え、該第1のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第1のヒールカウンターの内側部分は、該第1のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第1のヒールカウンターの側部部分より大きい、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  32. 前記第2の支持特徴は、前記第2のアッパーのヒール位置に対して側部中央に位置する第2の向上した支持区域を備え、該第2の向上した支持区域は、該第2のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  33. 前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーのヒール領域に位置する第2のヒールカウンターを備え、該第2のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第2のヒールカウンターの側部部分は、該第2のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第2のヒールカウンターの内側部分より大きい、請求項32に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  34. 前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーの側部中央領域をカバーする第2のサドルをさらに備え、該第2のサドルは、該第2のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第2のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項32に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  35. 前記第2の牽引特徴は、前記第2の足の母指球および親指位置に概して対応する母指球および親指牽引区域を備え、該母指球および親指牽引区域のそれぞれは、前記第2のソール上の他の牽引区域内の牽引要素より大きい単一の大きい牽引要素を含む、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  36. 前記第1の牽引特徴は、第1の複数の牽引区域の第1の構成を備え、前記第2の牽引特徴は、第2の複数の牽引区域の第2の構成を備え、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれは、自身の表面から外向きに延在する少なくとも1つの牽引要素を有し、該第1の複数の牽引区域の該第1の構成は、該第2の複数の牽引区域の該第2の構成の鏡像と異なる、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  37. 可撓裏張り材料が、前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれにしっかりと結合され、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する前記少なくとも1つの牽引要素は、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれの該可撓裏張り材料にしっかりと結合される、請求項36に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  38. 前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する複数の前記少なくとも1つの牽引要素のそれぞれは、異なる屈曲および耐久性特性を有する少なくとも2つの異なる部分品を含む、請求項36に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  39. 前記第1のソールは、第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造を備え、前記第2のソールは、第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造を備え、該第1のソールの該第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造の第1の構成は、該第2のソールの該第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造の第2の構成の鏡像と異なる、請求項22に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  40. 前記第1のミッドソール補強構造のヒール部分から前記第1のアウトソールのヒール部分まで延在する支持ブリッジをさらに備える、請求項39に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  41. 前記第1および第2のミッドソールは、発泡熱可塑性ポリウレタン材料から作られる、請求項39に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  42. 前記第1および第2のミッドソール補強構造は、エチルビニルアセテート材料から作られる、請求項41に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  43. 非対称な一足のゴルフ靴であって、該非対称な一足のゴルフ靴は、
    第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のソールは、所定のスイング動作のパフォーマンス中に該第1のソールの少なくとも1つの部分に増大した牽引を提供するように構成された少なくとも1つの第1の牽引特徴を備え、該少なくとも1つの第1の牽引特徴は、該第1のソールの底面上に長手方向グルーブを備え、該長手方向グルーブは、該第1のソールの全長に実質的にわたっている、第1の靴と、
    第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該少なくとも1つの第1の牽引特徴は、該第2の靴の該第2のソール上の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
    を備える、非対称な一足のゴルフ靴。
  44. 前記長手方向グルーブは、前記第1のソールの長さの少なくとも75%の長さにわたっている、請求項43に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  45. 前記長手方向グルーブは、少なくとも1つの切欠き部分を備える、請求項43に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  46. 前記第2のソール上に位置する少なくとも1つの第2の牽引特徴をさらに備え、該少なくとも1つの第2の牽引特徴は、前記第1の靴の前記第1のソール上の対応する鏡像位置に存在せず、該少なくとも1つの第2の牽引特徴は、前記第2の足の母指球および親指位置にそれぞれ概して対応する母指球および親指牽引区域を備え、該母指球および親指牽引区域のそれぞれは、該第2のソール上の他の牽引区域内の牽引要素より大きい単一の大きい牽引要素を含む、請求項43に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  47. 前記少なくとも1つの第1の牽引特徴は、第1の複数の牽引区域の第1の構成をさらに備え、前記少なくとも1つの第2の牽引特徴は、第2の複数の牽引区域の第2の構成を備え、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれは、自身の表面から外向きに延在する少なくとも1つの牽引要素を有し、該第1の複数の牽引区域の該第1の構成は、該第2の複数の牽引区域の該第2の構成の鏡像と異なる、請求項46に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  48. 可撓裏張り材料が、前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれにしっかりと結合され、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する前記少なくとも1つの牽引要素は、該第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれの該可撓裏張り材料にしっかりと結合される、請求項47に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  49. 前記第1および第2の複数の牽引区域のそれぞれから外方向に延在する複数の前記少なくとも1つの牽引要素のそれぞれは、異なる屈曲および耐久性特性を有する少なくとも2つの異なる部分品を含む、請求項47に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  50. 前記第1のソールは、第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造を備え、前記第2のソールは、第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造を備え、該第1のソールの該第1のアウトソール、第1のミッドソールおよび第1のミッドソール補強構造の第1の構成は、該第2のソールの該第2のアウトソール、第2のミッドソールおよび第2のミッドソール補強構造の第2の構成の鏡像と異なる、請求項43に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  51. 前記第1および第2のミッドソールは、発泡熱可塑性ポリウレタン材料から作られる、請求項50に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  52. 前記第1および第2のミッドソール補強構造は、エチルビニルアセテート材料から作られる、請求項50に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  53. 非対称な一足のゴルフ靴であって、該非対称な一足のゴルフ靴は、
    第1のアッパーと、該第1のアッパーに取り付けられた第1のソールとを有する第1の靴であって、該第1のアッパーは、ゴルフスイングの所定のスイング動作のパフォーマンス中に該第1のアッパーの少なくとも1つの部分に増大した支持を提供するように構成された少なくとも1つの第1の支持特徴を備える、第1の靴と、
    第2のアッパーと、該第2のアッパーに取り付けられた第2のソールとを有する第2の靴であって、該少なくとも1つの第1の支持特徴は、該第2のアッパー上の対応する鏡像位置に存在しない、第2の靴と
    を備える、非対称な一足のゴルフ靴。
  54. 前記少なくとも1つの第1の支持特徴は、前記第1のアッパーの足の前部領域に対して側部中央に位置する第1の向上した支持区域を備え、該第1の向上した支持区域は、該第1のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、請求項53に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  55. 前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部の足の前部領域をカバーするエナジースリングを備え、該エナジースリングは、該側部の足の前部領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該側部の足の前部領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項54に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  56. 前記少なとも1つの材料は、ゴムおよび熱可塑性ポリウレタンのうちの少なくとも1つを備える、請求項55に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  57. 前記第1の向上した支持区域は、前記第1のアッパーの側部中央領域をカバーする第1のサドルをさらに備え、該第1のサドルは、該第1のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第1のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項54に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  58. 前記少なくとも1つの第1の支持特徴は、前記第1の向上した支持区域の表面領域を増大させるために前記第1のアッパーの内側面により近接してオフセットされているクロージャーをさらに備える、請求項54に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  59. 前記少なくとも1つの1の支持特徴は、前記第1のアッパーのヒール領域上に位置する第1のヒールカウンターを備え、該第1のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第1のヒールカウンターの内側部分は、該第1のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第1のヒールカウンターの側部部分より大きい、請求項53に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  60. 前記第2のアッパー上に位置する少なくとも1つの第2の支持特徴をさらに備え、該少なくとも1つの第2の支持特徴は、前記第1のアッパー上の対応する鏡像位置に存在せず、該少なくとも1つの第2の支持特徴は、該第2のアッパーのヒール位置に対して側部中央に位置する第2の向上した支持区域を備え、該第2の向上した支持区域は、該第2のアッパーの他の領域より強くより可撓性がある、請求項53に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  61. 前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーのヒール領域に位置する第2のヒールカウンターを備え、該第2のアッパーの該ヒール領域の側部面上に位置する該第2のヒールカウンターの側部部分は、該第2のアッパーの該ヒール領域の内側面上に位置する該第2のヒールカウンターの内側部分より大きい、請求項60に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
  62. 前記第2の向上した支持区域は、前記第2のアッパーの側部中央領域をカバーする第2のサドルをさらに備え、該第2のサドルは、該第2のアッパーの該側部中央領域の伸縮およびリバウンド特性のうちの少なくとも1つを向上させる一方で該第2のアッパーの該側部中央領域に増大した強度を提供する少なくとも1つの材料から作られる、請求項60に記載の非対称な一足のゴルフ靴。
JP2015140324A 2014-07-15 2015-07-14 非対称靴 Active JP6882843B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462024894P 2014-07-15 2014-07-15
US62/024,894 2014-07-15
US14/594,995 2015-01-12
US14/594,995 US9713357B2 (en) 2014-07-15 2015-01-12 Asymmetric shoes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016019735A true JP2016019735A (ja) 2016-02-04
JP6882843B2 JP6882843B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=53673758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015140324A Active JP6882843B2 (ja) 2014-07-15 2015-07-14 非対称靴

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9713357B2 (ja)
EP (1) EP2974613B1 (ja)
JP (1) JP6882843B2 (ja)
HK (1) HK1213447A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013002519B4 (de) 2013-02-13 2016-08-18 Adidas Ag Herstellungsverfahren für Dämpfungselemente für Sportbekleidung
US9930934B2 (en) * 2014-07-03 2018-04-03 Nike, Inc. Article of footwear with a segmented plate
DE102015202013B4 (de) 2015-02-05 2019-05-09 Adidas Ag Verfahren zur Herstellung eines Kunststoffformteils, Kunststoffformteil und Schuh
DE102015206900B4 (de) * 2015-04-16 2023-07-27 Adidas Ag Sportschuh
US10750817B2 (en) * 2016-01-08 2020-08-25 Nike, Inc. Articles of footwear with asymmetrical segmented plates
US11206897B2 (en) 2016-02-23 2021-12-28 Nike, Inc. Ground-engaging structures for articles of footwear
US10390587B2 (en) 2016-03-01 2019-08-27 Hbn Shoe, Llc Device for high-heeled shoes and method of constructing a high-heeled shoe
US10477915B2 (en) 2016-03-01 2019-11-19 Hbn Shoe, Llc Device for high-heeled shoes and method of constructing a high-heeled shoe
US10568391B2 (en) 2016-05-17 2020-02-25 Under Armour, Inc. Athletic cleat
DE102016209045B4 (de) 2016-05-24 2022-05-25 Adidas Ag Verfahren und vorrichtung zum automatischen herstellen von schuhsohlen, sohlen und schuhe
DE102016209044B4 (de) 2016-05-24 2019-08-29 Adidas Ag Sohlenform zum Herstellen einer Sohle und Anordnung einer Vielzahl von Sohlenformen
DE102016209046B4 (de) * 2016-05-24 2019-08-08 Adidas Ag Verfahren zur herstellung einer schuhsohle, schuhsohle, schuh und vorgefertigte tpu-gegenstände
DE102016223980B4 (de) 2016-12-01 2022-09-22 Adidas Ag Verfahren zur Herstellung eines Kunststoffformteils
TWM548978U (zh) * 2017-01-24 2017-09-21 Shi-Hui Luo 高爾夫球鞋之重心轉移結構
US10736382B2 (en) 2017-08-10 2020-08-11 Nike, Inc. Pair of asymmetrical footwear articles
US11439201B2 (en) 2017-08-10 2022-09-13 Nike, Inc. Pair of asymmetrical footwear articles
US10702008B2 (en) 2018-02-26 2020-07-07 Hbn Shoe, Llc Device and method of constructing shoes
DE102020200558A1 (de) * 2020-01-17 2021-07-22 Adidas Ag Sohle und Schuh mit haptischem Feedback
US11540588B1 (en) 2021-11-24 2023-01-03 Hbn Shoe, Llc Footwear insole
US20230270208A1 (en) * 2022-02-28 2023-08-31 Puma SE Article of footwear having a sole plate with spikes
US11805850B1 (en) 2023-07-19 2023-11-07 Hbn Shoe, Llc Cuboid pad

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4149324A (en) 1978-01-25 1979-04-17 Les Lesser Golf shoes
GB2122872B (en) 1982-06-09 1985-10-09 Griplite S L Sports shoes
US20080060167A1 (en) 1997-08-22 2008-03-13 Hammerslag Gary R Reel based closure system
JP2005021384A (ja) 2003-07-02 2005-01-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴルフ靴およびゴルフ靴の選択方法
ITTO20040563A1 (it) * 2004-08-10 2004-11-10 Daniele Belluto Calzature asimmetriche, particolarmente per il gioco del golf
EP2789251A1 (en) 2004-10-29 2014-10-15 Boa Technology, Inc. Tightening mechanism for use with a footwear lacing system
EP1979401B1 (de) 2006-01-18 2010-09-29 Basf Se Schaumstoffe auf basis thermoplastischer polyurethane
US7650707B2 (en) 2006-02-24 2010-01-26 Nike, Inc. Flexible and/or laterally stable foot-support structures and products containing such support structures
DK2109637T3 (en) 2007-01-16 2018-11-12 Frank Prissok HYBRID SYSTEMS OF FOAMED THERMOPLASTIC ELASTOMERS AND POLYURETHANES
WO2010059989A2 (en) 2008-11-21 2010-05-27 Boa Technology, Inc. Reel based lacing system
US20100229426A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-16 New Balance Athletic Shoe, Inc. Pair of athletic shoes with asymmetric support between the uppers of the pair
CN102802907B (zh) 2009-05-26 2015-04-15 巴斯夫欧洲公司 水作为热塑性塑料的发泡剂
US8356428B2 (en) * 2009-10-20 2013-01-22 Nike, Inc. Article of footwear with flexible reinforcing plate
KR101875508B1 (ko) 2010-04-30 2018-07-06 보아 테크놀러지, 인크. 릴 기반 끈 조임 시스템
JP2012139348A (ja) 2010-12-28 2012-07-26 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフシューズ用靴底およびそれを用いたゴルフシューズ
US8516721B2 (en) * 2011-01-10 2013-08-27 Saucony Ip Holdings Llc Articles of footwear
TWM412636U (en) 2011-03-25 2011-10-01 Bing-Fang Li golf shoes
US9101181B2 (en) 2011-10-13 2015-08-11 Boa Technology Inc. Reel-based lacing system
DE102012206094B4 (de) 2012-04-13 2019-12-05 Adidas Ag Sohlen für Sportschuhe, Schuhe und Verfahren zur Herstellung einer Schuhsohle
EP2916680B1 (en) 2012-11-06 2018-12-26 Boa Technology Inc. Devices and methods for adjusting the fit of footwear
WO2014117184A1 (en) 2013-01-28 2014-07-31 Boa Technology Inc. Lace fixation assembly and system
US20150351492A1 (en) * 2014-06-05 2015-12-10 Under Armour, Inc. Article of Footwear

Also Published As

Publication number Publication date
US20160015120A1 (en) 2016-01-21
US9713357B2 (en) 2017-07-25
JP6882843B2 (ja) 2021-06-02
EP2974613A1 (en) 2016-01-20
EP2974613B1 (en) 2020-05-06
HK1213447A1 (zh) 2016-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6882843B2 (ja) 非対称靴
US11064763B1 (en) Contoured thin soles
US10952495B2 (en) Reinforcing shank arrangement for footwear sole structure
US11918078B2 (en) Foot support members that provide dynamically transformative properties
JP6505895B2 (ja)
US8099880B2 (en) Athletic shoe with cushion structures
US10104939B2 (en) Support features for footwear ground engaging members
JP5027826B2 (ja) 可撓性で、および/または横方向に安定なフットサポート構造ならびにそのようなフットサポート構造を含む製品
US8082686B2 (en) Cleated athletic shoe with cushion structures
US7266912B2 (en) Exercise sole
TW201737824A (zh) 具有可調適配合度的鞋類物品(二)
CN106539186A (zh) 用于鞋类物品的鞋底组件
US20100050475A1 (en) Footwear sole structure
TWI744706B (zh) 具有殼體的鞋
US20220295940A1 (en) Segmented sole for footwear
US20240090613A1 (en) Golf shoe with reinforcement structure
US20050160630A1 (en) Soccer shoe component or insert made of one material and/or a composite and/or laminate of one or more materials for enhancing the performance of the soccer shoe
US20230276899A1 (en) Golf shoe sole with localized sidewalls reinforcement structure

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180713

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190828

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191128

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201207

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20201207

C609 Written withdrawal of request for trial/appeal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C609

Effective date: 20201209

C11 Written invitation by the commissioner to file amendments

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11

Effective date: 20201223

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210122

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6882843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250