JP2016019348A - パワーコンディショナ、端末装置、および健全性確認方法 - Google Patents

パワーコンディショナ、端末装置、および健全性確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パワーコンディショナが備える地絡検出器に対して、大地との接続や、動作などの健全性を確認することができなかった。
【解決手段】地絡を検出する地絡検出手段と、パワーコンディショナ内部のアース端子である内部アース端子と、パワーコンディショナの地絡の検出に使用するアース端子である地絡検出用アース端子との間に接続され、地絡検出手段の健全性を確認する健全性確認手段と、健全性確認手段による地絡検出手段の健全性の確認の結果を出力する出力手段とを備えるパワーコンディショナにより、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、地絡検出器を内蔵しているパワーコンディショナ等に関するものである。
従来、太陽光発電システムの絶縁が劣化しているか否かを診断する方法等が開発されている(特許文献1等参照)。
特開2012−130148号公報 特開2004−153991号公報 特開2010−199443号公報 特開2012−244852号公報
従来の方法等では、パワーコンディショナが備える地絡検出器に対して、大地との接続や、動作などの健全性を確認することができなかった。
本第一の発明のパワーコンディショナは、地絡を検出する地絡検出手段と、パワーコンディショナ内部のアース端子である内部アース端子と、パワーコンディショナの地絡の検出に使用するアース端子である地絡検出用アース端子との間に接続され、地絡検出手段の健全性を確認する健全性確認手段と、健全性確認手段による地絡検出手段の健全性の確認の結果を出力する出力手段とを備えるパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することができる。
また、本第二の発明のパワーコンディショナは、第一の発明に対して、健全性確認手段は、地絡検出手段と大地との接続確認を行う接続確認手段を備えるパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の大地との接続を確認することができる。
また、本第三の発明のパワーコンディショナは、第一の発明に対して、健全性確認手段は、地絡検出手段の動作確認を行う動作確認手段を備えるパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の動作を確認することができる。
また、本第四の発明のパワーコンディショナは、第一の発明に対して、健全性確認手段は、地絡検出手段と大地との接続確認を行う接続確認手段と、地絡検出手段の動作確認を行う動作確認手段と、接続確認手段と動作確認手段とを切り替える切替手段とを備えるパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の大地との接続、および、動作を確認することができる。
また、本第五の発明のパワーコンディショナは、第二または第四の発明に対して、接続確認手段は、内部アース端子と地絡検出用アース端子との間に、予め決められた条件を満たすほど小さい電流である微小電流を流す電流源と、電流源が微小電流を流した場合に、電流源の両端の電圧が予め決められた条件を満たすほど大きいか否かを判断し、電圧が予め決められた条件を満たすほど大きい場合は、地絡検出手段と大地との接続が異常であることを検知し、電圧が予め決められた条件を満たすほど大きくない場合は、地絡検出手段と大地との接続が正常であることを検知する接続検知手段とを備えるパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の大地との接続を確認することができる。
また、本第六の発明のパワーコンディショナは、第三または第四の発明に対して、動作確認手段は、内部アース端子と地絡検出用アース端子との間に、地絡検出手段が地絡を検出することが可能な電流である地絡検出可能電流を流す電流源と、電流源が地絡検出可能電流を流した場合に、地絡検出手段が地絡を検出したか否かを判断し、地絡検出手段が地絡を検出した場合は、地絡検出手段の動作が正常であることを検知し、地絡検出手段が地絡を検出しなかった場合は、地絡検出手段の動作が異常であることを検知する動作検知手段とを備えるパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の動作を確認することができる。
また、本第七の発明のパワーコンディショナは、第一から第六いずれか1つの発明に対して、外部の装置から送信された指示であり、地絡検出手段の健全性を確認する指示である健全性確認指示を受信する受信手段と、受信手段が受信した健全性確認指示に応じて、健全性確認手段に対して地絡検出手段の健全性を確認することを指示する制御手段をさらに備え、健全性確認手段は、制御手段からの指示に応じて、地絡検出手段の健全性を確認するパワーコンディショナである。
このような構成により、遠隔操作により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することができる。
また、本第八の発明のパワーコンディショナは、第一から第七いずれか1つの発明に対して、健全性確認手段は、地絡検出手段の健全性を確認し、確認の結果を示す情報である確認結果情報を取得し、出力手段は、健全性確認手段が取得した確認結果情報を、外部の装置に送信するパワーコンディショナである。
このような構成により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性の確認結果を、外部に送信することができる。
また、本第九の発明の端末装置は、第七または第八の発明に対して、地絡を検出する地絡検出手段の健全性を確認する指示である健全性確認指示を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた健全性確認指示をパワーコンディショナに送信する送信部とを備える端末装置である。
このような構成により、パワーコンディショナに対して、当該パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することを、遠隔操作により指示することができる。
また、本第十の発明の端末装置は、第九の発明に対して、パワーコンディショナから、地絡検出手段の健全性の確認の結果を示す情報である確認結果情報を受信する受信部と、受信部が受信した確認結果情報を記録媒体に蓄積する蓄積部とをさらに備える端末装置である。
このような構成により、パワーコンディショナから、当該パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性の確認結果を受信することができる。
本発明によるパワーコンディショナ等によれば、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することができる。
実施の形態1におけるパワーコンディショナ1の概略構成を示す回路図 実施の形態2におけるパワーコンディショナ2の概略構成を示す回路図 実施の形態3におけるパワーコンディショナ3の概略構成を示す回路図 実施の形態4における制御システム6の概念図 同パワーコンディショナ4、端末装置5のブロック図 同パワーコンディショナ4の概略構成を示す回路図 同端末装置5の全体動作について説明するフローチャート 同コンピュータシステム9の概観図 同コンピュータシステム9のブロック図
以下、本発明によるパワーコンディショナ等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、地絡検出器の接続確認を行うパワーコンディショナ1について説明する。
図1は、本実施の形態におけるパワーコンディショナ1の概略構成を示す回路図である。パワーコンディショナ1は、地絡検出手段11、健全性確認手段12、出力手段13を備える。また、健全性確認手段12は、接続確認手段121を備える。また、接続確認手段121は、電流源1211、接続検知手段1212を備える。また、図1の回路図において、パワーコンディショナが一般的に備える昇圧コンバータや三相インバータなどの回路および装置などは、公知であるので、適宜、説明を省略する。また、当該説明の省略は、以下の実施の形態においても同様である。
地絡検出手段11は、地絡を検出する。地絡検出手段11は、通常、自身に予め決められた条件を満たすほど大きい電流が流れた場合に、地絡を検出する。また、地絡検出手段11は、通常、いわゆる地絡検出器により実現され得る。また、地絡検出器が行う処理や動作などは、公知である。従って、地絡検出手段11が行う処理や動作などは、公知であるので、説明を省略する。
健全性確認手段12は、地絡検出手段11の健全性の確認を行う。地絡検出手段11の健全性とは、例えば、地絡検出手段11と大地との接続(接地)や、地絡検出手段11の正常な動作である。つまり、地絡検出手段11の健全性の確認とは、例えば、接続確認や、動作確認などである。接続確認とは、大地と接続されているか否かの確認である。また、動作確認とは、動作が正常であるか否かの確認である。なお、本実施の形態において、健全性の確認は、接続確認である。つまり、本実施の形態において、健全性確認手段12は、地絡検出手段11の接続確認を行う。また、健全性確認手段12は、接続確認手段121により、地絡検出手段11の接続確認を行う。
接続確認手段121は、地絡検出手段11の接続確認を行う。例えば、接続確認手段121は、地絡検出手段11と大地とが接続されていることを検知する。地絡検出手段11と大地が接続されていることを、以下、適宜、地絡検出手段11と大地との接続が正常であること、または、接続正常とする。また、例えば、接続確認手段121は、地絡検出手段11と大地とが接続されていないことを検知する。地絡検出手段11と大地とが接続されていないことを、以下、適宜、地絡検出手段11と大地との接続が異常であること、または、接続異常とする。また、接続確認手段121は、例えば、接続正常のみを検知してもよい。また、接続確認手段121は、例えば、接続異常のみを検知してもよい。
また、接続確認手段121は、例えば、接続確認の結果を示す情報である確認結果情報を取得する。当該確認結果情報は、例えば、地絡検出手段11と大地との接続が異常であることを示す。また、当該確認結果情報は、例えば、地絡検出手段11と大地との接続が正常であることを示す。
また、接続確認手段121は、内部アース端子と地絡検出用アース端子との間に接続される。内部アース端子とは、パワーコンディショナ1内のアース端子である。また、地絡検出用アース端子とは、パワーコンディショナ1の地絡の検出に使用するアース端子である。
また、接続確認手段121は、通常、接続確認手段121が備える各手段により、地絡検出手段11の接続確認、および、確認結果情報の取得を行う。
電流源1211は、内部アース端子と地絡検出用アース端子との間に電流を流す。当該電流は、予め決められた条件を満たすほど小さい電流(以下、適宜、微小電流とする)である。また、当該微小電流の大きさは、例えば、3mAの検出レベルで0.3mA程度である。また、当該微小電流は、地絡電流と干渉しない大きさの電流(地絡電流よりも十分に小さい電流)、地絡を誤検出しないような大きさの電流であればよい。また、電流源1211は、例えば、外部からの指示により、微小電流を流す。外部からの指示とは、例えば、ユーザによる指示や、パワーコンディショナ1を遠隔操作することが可能な装置による指示などである。また、当該外部からの指示は、例えば、接続確認手段121が受け取ってもよい。また、電流源1211は、例えば、自発的に微小電流を流してもよい。例えば、電流源1211は、定期的に、微小電流を流す。当該定期的とは、例えば、予め決められた時刻になるたびや、予め決められた時間が経過するたびなどである。また、電流源1211は、通常、微小電流を発生することが可能な電流源により実現され得る。
接続検知手段1212は、接続正常、および、接続異常を検知する。当該検知とは、通常、確認結果情報を取得することである。つまり、接続正常を検知した場合、接続検知手段1212は、接続正常を示す確認結果情報を取得する。また、接続異常を検知した場合、接続検知手段1212は、接続異常を示す確認結果情報を取得する。
具体的に、接続検知手段1212は、電流源1211が微小電流を流した場合に、電流源1211の両端の電圧を測定する。そして、接続検知手段1212は、測定した電圧が、予め決められた条件を満たすほど大きいか否かを判断する。そして、測定した電圧が、予め決められた条件を満たすほど大きくない場合、接続検知手段1212は、接続正常を検知する。そして、接続検知手段1212は、接続正常を示す確認結果情報を取得する。また、測定した電圧が、予め決められた条件を満たすほど大きい場合、接続検知手段1212は、接続異常を検知する。そして、接続検知手段1212は、接続異常を示す確認結果情報を取得する。
また、接続検知手段1212は、例えば、電圧計と、判断手段と、確認結果情報取得手段とから構成されてもよい。電圧計は、電流源1211の両端の電圧を測定する。また、判断手段は、電圧計が測定した電圧が予め決められた条件を満たすほど大きいか否かを判断する。また、確認結果情報取得手段は、例えば、判断手段が、電圧計が測定した電圧が予め決められた条件を満たすほど大きくないと判断した場合に、接続正常を示す確認結果情報を取得する。また、確認結果情報取得手段は、例えば、判断手段が、電圧計が測定した電圧が予め決められた条件を満たすほど大きいと判断した場合に、接続異常を示す確認結果情報を取得する。なお、当該確認結果情報は、通常、予め決められた記録媒体に記録されている。
出力手段13は、接続確認手段121による接続確認の結果を出力する。当該接続確認の結果とは、確認結果情報である。また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
また、出力手段13は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力手段13は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
なお、地絡検出手段11、出力手段13以外の各手段は、例えば、いわゆる電気回路により実現され得る。
(具体例)
次に、パワーコンディショナ1の動作の具体例について説明する。なお、パワーコンディショナ1がソーラーパネルから供給された直流電力を交流電力に変換する方法や手順などは、公知であるので、説明を省略する。つまり、本具体例においては、パワーコンディショナ1における接続確認の具体例について説明する。
まず、例えば、図1において、地絡検出手段11が、接続線151により大地152と接続されている(接地されている)とする。この場合、電流源1211の微小電流は、地絡検出用アース端子153、過電圧保護回路154、地絡検出手段11、接続線151、大地152の順に流れる。この場合、当該経路におけるインピーダンスは極めて低い。つまり、電流源1211の両端の電圧は、極めて小さな値となる。従って、接続検知手段1212は、当該電圧が予め決められた条件を満たすほど大きくないと判断する。そして、接続検知手段1212は、接続正常を示す確認結果情報を取得する。そして、出力手段13は、当該確認結果情報を出力する。
また、例えば、図1において、地絡検出手段11が、接続線151により大地152と接続されていない(接地されていない)とする。この場合、電流源1211の微小電流は、地絡検出用アース端子153、過電圧保護回路154、抵抗分圧手段155、絶縁抵抗156、大地157の順に流れる。この場合、当該経路におけるインピーダンスは極めて高い。つまり、電流源1211の両端の電圧は、極めて大きな値となる。従って、接続検知手段1212は、当該電圧が予め決められた条件を満たすほど大きいと判断する。そして、接続検知手段1212は、接続異常を示す確認結果情報を取得する。そして、出力手段13は、当該確認結果情報を出力する。
以上、本実施の形態によるパワーコンディショナ1によれば、地絡検出器と大地との接続を確認することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態において、地絡検出器の動作確認を行うパワーコンディショナ2について説明する。
図2は、本実施の形態におけるパワーコンディショナ2の概略構成を示す回路図である。パワーコンディショナ2は、地絡検出手段11、健全性確認手段22、出力手段23を備える。また、動作確認手段221は、動作確認手段221を備える。また、動作確認手段221は、電流源2211、動作検知手段2212を備える。
健全性確認手段22は、地絡検出手段11の健全性の確認を行う。なお、本実施の形態において、健全性の確認は、動作確認である。つまり、本実施の形態において、健全性確認手段22は、地絡検出手段11の動作確認を行う。また、健全性確認手段22は、動作確認手段221により、地絡検出手段11の動作確認を行う。
動作確認手段221は、地絡検出手段11の動作確認を行う。例えば、動作確認手段221は、地絡検出手段11が動作することを検知する。地絡検出手段11が動作することを、以下、適宜、地絡検出手段11が正常に動作すること、または、地絡検出手段11の動作が正常であること、または、動作正常とする。また、例えば、動作確認手段221は、地絡検出手段11が動作しないことを検知する。地絡検出手段11が動作しないことを、以下、適宜、地絡検出手段11が異常に動作すること、または、地絡検出手段11の動作が異常であること、または、動作異常とする。また、動作確認手段221は、例えば、動作異常のみを検知してもよい。
また、動作確認手段221は、例えば、動作確認の結果を示す情報である確認結果情報を取得する。当該確認結果情報は、例えば、地絡検出手段11の動作が正常であることを示す。また、当該確認結果情報は、例えば、地絡検出手段11の動作が異常であることを示す。
また、動作確認手段221は、内部アース端子と地絡検出用アース端子との間に接続される。内部アース端子とは、パワーコンディショナ2内のアース端子である。また、地絡検出用アース端子とは、パワーコンディショナ2の地絡の検出に使用するアース端子である。
また、動作確認手段221は、通常、動作確認手段221が備える各手段により、地絡検出手段11の動作確認、および、確認結果情報の取得を行う。
電流源2211は、内部アース端子と地絡検出用アース端子との間に電流を流す。当該電流は、予め決められた条件を満たすほど大きい電流である。また、当該電流は、通常、地絡検出手段11が地絡を検出することが可能な電流である。当該電流を、以下、適宜、地絡検出可能電流とする。地絡検出可能電流は、3mAの検出レベルで0.3mA程度である。また、当該微小電流は、地絡電流と干渉しない大きさの電流(地絡電流よりも十分に小さい電流)、地絡を誤検出しないような大きさの電流であればよい。また、電流源2211は、例えば、外部からの指示により、地絡検出可能電流を流す。外部からの指示とは、例えば、ユーザによる指示や、パワーコンディショナ2を遠隔操作することが可能な装置による指示などである。また、当該外部からの指示は、例えば、動作確認手段221が受け取ってもよい。また、電流源2211は、例えば、自発的に微小電流を流してもよい。例えば、電流源2211は、定期的に、微小電流を流す。当該定期的とは、例えば、予め決められた時刻になるたびや、予め決められた時間が経過するたびなどである。また、電流源2211は、通常、地絡検出可能電流を発生することが可能な電流源により実現され得る。
動作検知手段2212は、動作正常、および、動作異常を検知する。当該検知とは、通常、確認結果情報を取得することである。つまり、動作正常を検知した場合、動作検知手段2212は、動作正常を示す確認結果情報を取得する。また、動作異常を検知した場合、動作検知手段2212は、動作異常を示す確認結果情報を取得する。
具体的に、動作検知手段2212は、電流源2211が地絡検出可能電流を流した場合に、地絡検出手段11が地絡を検出するか否かを判断する。そして、地絡検出手段11が地絡を検出した場合、動作検知手段2212は、動作正常を検知する。そして、動作検知手段2212は、動作正常を示す確認結果情報を取得する。また、地絡検出手段11が地絡を検出しなかった場合、動作検知手段2212は、動作異常を検知する。そして、動作検知手段2212は、動作異常を示す確認結果情報を取得する。
また、動作検知手段2212は、例えば、判断手段と、確認結果情報取得手段とから構成されてもよい。判断手段は、地絡検出手段11に地絡検出可能電流が流れた場合に、地絡検出手段11が地絡を検出するか否かを判断する。また、確認結果情報取得手段は、例えば、判断手段が、地絡検出手段11が地絡を検出したと判断した場合に、動作正常を示す確認結果情報を取得する。また、確認結果情報取得手段は、例えば、判断手段が、地絡検出手段11が地絡を検出しないと判断した場合に、動作異常を示す確認結果情報を取得する。なお、当該確認結果情報は、通常、予め決められた記録媒体に記録されている。
出力手段23は、動作確認手段221による動作確認の結果を出力する。当該動作確認の結果とは、確認結果情報である。また、出力手段23が行う処理や動作などは、動作確認手段221が取得した確認結果情報を出力すること以外は、出力手段13が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
なお、地絡検出手段11、出力手段23以外の各手段は、例えば、いわゆる電気回路により実現され得る。
(具体例)
次に、パワーコンディショナ2の動作の具体例について説明する。なお、パワーコンディショナ2がソーラーパネルから供給された直流電力を交流電力に変換する方法や手順などは、公知であるので、説明を省略する。つまり、本具体例においては、パワーコンディショナ2における動作確認の具体例について説明する。
まず、例えば、図2において、電流源2211が地絡検出手段11に地絡検出可能電流を流したとする。そして、地絡検出手段11が地絡を検出したとする。すると、動作検知手段2212は、地絡検出手段11から、例えば、地絡検出信号を受け取る。地絡検出信号とは、地絡を検出したことを示す信号である。そして、動作検知手段2212は、地絡検出手段11の動作が正常であると判断する。そして、動作検知手段2212は、動作正常を示す確認結果情報を取得する。そして、出力手段13は、当該確認結果情報を出力する。
また、例えば、図2において、電流源2211が地絡検出手段11に地絡検出可能電流を流したとする。そして、地絡検出手段11が地絡を検出しなかったとする。このとき、動作検知手段2212は、例えば、電流源2211が地絡検出手段11に地絡検出可能電流を流したあと、地絡検出信号を受け取らなかった場合、地絡検出手段11の動作が異常であると判断するものとする。すると、動作検知手段2212は、地絡検出信号を受け取らないため、地絡検出手段11の動作が異常であると判断する。そして、動作検知手段2212は、動作異常を示す確認結果情報を取得する。そして、出力手段13は、当該確認結果情報を出力する。
以上、本実施の形態によるパワーコンディショナ2によれば、地絡検出器の動作を確認することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態において、地絡検出器の接続確認、および、地絡検出器の動作確認を行うパワーコンディショナ3について説明する。
図3は、本実施の形態におけるパワーコンディショナ3の概略構成を示す回路図である。パワーコンディショナ3は、地絡検出手段11、健全性確認手段32、出力手段33を備える。また、健全性確認手段32は、接続確認手段121、動作確認手段221、切替手段323を備える。
健全性確認手段32は、地絡検出手段11の健全性の確認を行う。なお、本実施の形態において、健全性の確認は、接続確認、および、動作確認である。つまり、本実施の形態において、健全性確認手段32は、地絡検出手段11の接続確認、および、地絡検出手段11の動作確認を行う。また、健全性確認手段32は、健全性確認手段32が備える各手段により、地絡検出手段11の健全性の確認を行う。
切替手段323は、接続確認手段121と動作確認手段221とを切り替える。切替手段323は、2個のスイッチにより実現され得る。当該2個のスイッチは、接続確認手段121と地絡検出手段11とを接続するスイッチ(以下、適宜、接続確認手段121側のスイッチとする)、動作確認手段221と地絡検出手段11とを接続するスイッチ(以下、適宜、動作確認手段221側のスイッチとする)である。すなわち、切替手段323は、例えば、接続確認手段121側のスイッチをON、動作確認手段221側のスイッチをOFFにする。また、切替手段323は、例えば、接続確認手段121側のスイッチをOFF、動作確認手段221側のスイッチをONにする。また、切替手段323は、例えば、接続確認手段121側のスイッチをOFF、動作確認手段221側のスイッチをOFFにする。なお、切替手段323は、接続確認手段121側のスイッチをON、動作確認手段221側のスイッチをONにしない。
また、切替手段323は、例えば、外部からの指示により、接続確認手段121と動作確認手段221とを切り替える。外部からの指示とは、例えば、ユーザによる指示や、パワーコンディショナ3を遠隔操作することが可能な装置による指示などである。また、当該外部からの指示は、例えば、健全性確認手段32が受け取ってもよい。また、切替手段323は、例えば、自発的に接続確認手段121と動作確認手段221とを切り替えてもよい。例えば、切替手段323は、定期的に、微小電流を流す。当該定期的とは、例えば、予め決められた時刻になるたびや、予め決められた時間が経過するたびなどである。
また、切替手段323を実現するスイッチは、上記、接続確認手段121と動作確認手段221との切り替えを行うことが可能なスイッチであれば、その構成は、問わない。
出力手段33は、健全性確認手段32による健全性の確認の結果を出力する。当該健全性の確認の結果とは、確認結果情報である。また、出力手段33が行う処理や動作などは、健全性確認手段32が取得した確認結果情報を出力すること以外は、出力手段13または出力手段23が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
(具体例)
次に、パワーコンディショナ3の動作の具体例について説明する。なお、前述の具体例において説明済の動作、および、前述の具体例において説明を省略した動作については、説明を省略する。つまり、本具体例においては、パワーコンディショナ3における接続確認手段121と動作確認手段221との切り替えの具体例について説明する。
まず、切替手段323を構成するスイッチが、例えば、パワーコンディショナ3の筐体の側面に設置されているとする。当該スイッチは、ユーザによる操作が可能であるものとする。また、当該スイッチは、接続確認手段121側のスイッチと、動作確認手段221側のスイッチの2個のスイッチであるものとする。また、当該2個のスイッチは、OFFの状態であるものとする。
次に、ユーザがスイッチを操作し、接続確認手段121側のスイッチのみをONにしたとする。この状態において、パワーコンディショナ3は、地絡検出手段11の接続確認を行うことが可能となる。
次に、ユーザがスイッチを操作し、接続確認手段121側のスイッチをOFFにし、動作確認手段221側のスイッチをONにしたとする。この状態において、パワーコンディショナ3は、地絡検出手段11の動作確認を行うことが可能となる。
次に、ユーザがスイッチを操作し、動作確認手段221側のスイッチをOFFにしたとする。この状態において、パワーコンディショナ3は、通常の動作を行うことが可能となる。通常の動作とは、ソーラーパネルから供給された直流電力を交流電力に変換することや、当該交流電力を、パワーコンディショナ3に接続されている電力系統に供給することなどである。
以上、本実施の形態によるパワーコンディショナ3によれば、接続確認手段121と動作確認手段221とを切り替えることができる。また、これにより、パワーコンディショナ3は、地絡検出器の大地との接続、および、地絡検出器の動作を確認することができる。
また、例えば、パワーコンディショナ3が備える電流源が1個であり、当該1個の電流源を用いて地絡検出器の接続確認、および、地絡検出器の動作確認を行う場合、当該電流源の電流値の設定を変更する必要がある。これは、すなわち、電流値の設定ミスなどのヒューマンエラーが発生する可能性を有する。しかしながら、本実施の形態によるパワーコンディショナ3によれば、当該電流値の設定ミスなどのヒューマンエラーを低減させ、信頼性を向上させることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態において、パワーコンディショナ4、端末装置5を備える制御システム6について説明する。パワーコンディショナ4は、外部の装置である端末装置5からの指示に応じて、地絡検出器の接続確認、および、地絡検出器の動作確認を行う。また、端末装置5は、パワーコンディショナ4に対して、地絡検出器の接続確認を行うこと、および、地絡検出器の動作確認を行うことを指示する。
図4は、パワーコンディショナ4、端末装置5を備える制御システム6の概念図である。図4において、パワーコンディショナ4と端末装置5とは、通信手段7を介して通信が可能である。端末装置5は、例えば、携帯電話やスマートホン、PDAなどの携帯端末、いわゆるリモコンなどである。また、端末装置5は、通常、パワーコンディショナ4を遠隔操作するためのものである。また、通信手段7は、例えば、無線または有線の通信回線である。また、通信手段7は、例えば、インターネットやイントラネット、LAN、公衆電話回線網などである。
また、図5は、本実施の形態におけるパワーコンディショナ4、端末装置5のブロック図である。パワーコンディショナ4は、地絡検出手段11、受信手段44、制御手段45、健全性確認手段42、出力手段43を備える。また、健全性確認手段42は、接続確認手段421、動作確認手段422、切替手段423を備える。また、端末装置5は、受付部51、送信部52、受信部53、蓄積部54を備える。
また、図6は、本実施の形態におけるパワーコンディショナ4の概略構成を示す回路図である。
受信手段44は、健全性確認指示を受信する。健全性確認指示とは、地絡検出手段11の健全性を確認する指示である。つまり、健全性確認指示は、例えば、地絡検出手段11の接続確認を行う指示である。また、健全性確認指示は、例えば、地絡検出手段11の動作確認を行う指示であってもよい。また、当該健全性確認指示は、端末装置5から送信された健全性確認指示である。また、受信手段44は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
制御手段45は、健全性確認指示に応じて、健全性確認手段42に対して地絡検出手段11の健全性を確認することを指示する。当該健全性確認指示は、受信手段44が受信した健全性確認指示である。つまり、受信手段44が、地絡検出手段11の接続確認を行う健全性確認指示を受信した場合、制御手段45は、健全性確認手段42に、地絡検出手段11の接続確認を行うことを指示する。また、地絡検出手段11の動作確認を行う健全性確認指示を受信した場合、制御手段45は、健全性確認手段42に、地絡検出手段11の接続確認を行うことを指示する。
また、制御手段45は、例えば、通常動作指示を受信してもよい。通常運転指示は、パワーコンディショナ4が通常の動作を行う指示である。また、当該通常運転指示は、端末装置5から送信された通常運転指示である。通常運転指示を受信した場合、制御手段45は、パワーコンディショナ4が備える各機器や装置などに対して、通常の動作を行うことを指示する。
また、制御手段45は、例えば、いわゆる電気回路により実現され得る。また、制御手段45は、例えば、MPUやメモリ等から実現されてもよい。この場合、制御手段45の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
健全性確認手段42は、制御手段45からの指示に応じて、地絡検出手段11の健全性の確認を行う。なお、本実施の形態において、健全性の確認は、接続確認、および、動作確認である。つまり、本実施の形態において、健全性確認手段42は、制御手段45からの指示に応じて、地絡検出手段11の接続確認、および、地絡検出手段11の動作確認を行う。また、健全性確認手段42は、健全性確認手段42が備える各手段により、地絡検出手段11の健全性の確認を行う。
接続確認手段421は、制御手段45からの指示に応じて、地絡検出手段11の接続確認を行う。当該指示は、接続確認を行うことの指示である。なお、接続確認手段421が行う処理や動作などは、制御手段45からの指示に応じて行うこと以外は、接続確認手段121が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
動作確認手段422は、制御手段45からの指示に応じて、地絡検出手段11の動作確認を行う。当該指示は、動作確認を行うことの指示である。なお、動作確認手段422が行う処理や動作などは、制御手段45からの指示に応じて行うこと以外は、動作確認手段221が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
切替手段423は、制御手段45からの指示に応じて、接続確認手段421と動作確認手段422とを切り替える。例えば、当該指示が接続確認を行うことの指示である場合、切替手段423は、接続確認手段421側のスイッチをON、動作確認手段422側のスイッチをOFFにする。また、例えば、当該指示が動作確認を行うことの指示である場合、切替手段423は、接続確認手段421側のスイッチをOFF、動作確認手段422側のスイッチをONにする。また、例えば、当該指示が通常の動作を行うことの指示である場合、切替手段423は、接続確認手段421側のスイッチをOFF、動作確認手段422側のスイッチをOFFにする。
出力手段43は、健全性確認手段42が取得した確認結果情報を出力する。また、本実施の形態において、出力手段43が行う出力は、通常、端末装置5への送信である。当該端末装置5への確認結果情報の送信は、例えば、図示しない送信手段が行ってもよい。この場合、制御手段45は、例えば、健全性確認手段42が取得した確認結果情報を、健全性確認手段42から取得する。そして、送信手段は、当該制御手段45が取得した確認結果情報を端末装置5に送信する。
また、出力手段43は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力手段43は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
受付部51は、健全性確認指示を受け付ける。受け付けとは、タッチパネルや、キーボードなどの入力デバイスから入力された情報の取得、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に格納されている情報の取得、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信などを含む概念である。
また、受付部51における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部51は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
送信部52は、受付部51が受け付けた健全性確認指示をパワーコンディショナ4に送信する。つまり、送信部52は、受付部51による健全性確認指示の受け付けに応じて、当該健全性確認指示をパワーコンディショナ4に送信する。
また、送信部52は、例えば、自発的に健全性確認指示をパワーコンディショナ4に送信してもよい。例えば、送信部52は、定期的に、健全性確認指示を送信する。当該定期的とは、例えば、予め決められた時刻になるたびや、予め決められた時間が経過するたびなどである。この場合、健全性確認指示は、例えば、予め決められた記憶領域に格納されている。そして、送信部52は、当該予め決められた記憶領域に格納されている健全性確認指示を送信する。
また、送信部52は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
受信部53は、パワーコンディショナ4から、確認結果情報を受信する。また、受信部53は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
蓄積部54は、受信部53が受信した確認結果情報を記録媒体に蓄積する。当該記録媒体は、通常、端末装置5が備える記録媒体である。当該記録媒体は、通常、不揮発性の記録媒体であることが好適であるが、揮発性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体に蓄積された確認結果情報は、例えば、図示しない出力部により出力されてもよい。また、図示しない出力部は、例えば、蓄積部54により蓄積されることなく、受信部53が受信した確認結果情報を出力してもよい。
また、蓄積部54は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、蓄積部54などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、蓄積部54などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
次に、端末装置5の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。図7は、端末装置5の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS701)端末装置5は、受付部51が健全性確認指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS702に進み、そうでない場合は、ステップS701に戻る。
(ステップS702)送信部52は、ステップS701で受け付けた健全性確認指示を、パワーコンディショナ4に送信する。
(ステップS703)端末装置5は、受信部53が確認結果情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS703に戻る。
(ステップS704)蓄積部54は、ステップS703で受信した確認結果情報を、記録媒体に蓄積する。そして、ステップS701に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
なお、上記で説明した端末装置5の全体動作は、あくまで一例である。つまり、端末装置5の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
(具体例)
次に、パワーコンディショナ4および端末装置5の動作の具体例について説明する。なお、前述の具体例において説明済の動作、および、前述の具体例において説明を省略した動作については、説明を省略する。つまり、本具体例においては、端末装置5からの指示に応じてパワーコンディショナ4が地絡検出手段11の健全性を確認する具体例について説明する。
まず、ユーザが端末装置5に対し、パワーコンディショナ4に対し地絡検出手段11の健全性を確認するための操作を行ったとする。すると、受付部51は、健全性確認指示を受け付ける。そして、送信部52は、当該健全性確認指示を、パワーコンディショナ4に送信する。
次に、パワーコンディショナ4を構成する制御手段45は、端末装置5から健全性確認指示を受信する。そして、制御手段45は、健全性確認手段42に対し、地絡検出手段11の健全性を確認することを指示する。
ここで、例えば、制御手段45が受信した健全性確認指示が、接続確認を行う指示であるとする。この場合、制御手段45は、接続確認手段421、切替手段423に対し、接続確認を行うことを指示する。そして、切替手段423は、接続確認手段421側のスイッチをON、動作確認手段422側のスイッチをOFFにする。そして、接続確認手段421は、接続確認を行い、当該結果を示す確認結果情報を取得する。
また、例えば、制御手段45が受信した健全性確認指示が、動作確認を行う指示であるとする。この場合、制御手段45は、動作確認手段422、切替手段423に対し、動作確認を行うことを指示する。そして、切替手段423は、接続確認手段421側のスイッチをOFF、動作確認手段422側のスイッチをONにする。そして、動作確認手段422は、動作確認を行い、当該結果を示す確認結果情報を取得する。
次に、出力手段43は、健全性確認手段42が取得した確認結果情報を、端末装置5に送信する。
次に、端末装置5を構成する受信部53は、パワーコンディショナ4から、確認結果情報を受信する。そして、蓄積部54は、当該確認結果情報を、記録媒体に蓄積する。当該記録媒体に蓄積された確認結果情報は、例えば、端末装置5が備える画面に表示される。
以上、本実施の形態によるパワーコンディショナ4によれば、遠隔操作により、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することができる。
また、例えば、パワーコンディショナ4の健全性を確認する際に、ユーザが直接パワーコンディショナ4を操作し、健全性を確認する場合、各パワーコンディショナ4に対してユーザが操作を行う必要があり、工数が掛かる。しかしながら、本実施の形態によるパワーコンディショナ4によれば、健全性を確認する際の工数を減らすことができる。
また、前述の実施の形態の端末装置5の構成要素は、専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態5における端末装置5を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、健全性確認指示を受け付ける受付部、前記受付部が受け付けた健全性確認指示をパワーコンディショナに送信する送信部、パワーコンディショナから、地絡検出手段の健全性の確認の結果を示す情報である確認結果情報を受信する受信部、前記受信部が受信した確認結果情報を記録媒体に蓄積する蓄積部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図8は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の端末装置5を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図8において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図9は、コンピュータシステム9のブロック図である。図9において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク9015と、CD−ROMドライブ9011、MPU9012等を相互に接続するバス9016とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の端末装置5の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9015に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9015に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9014にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の端末装置5の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかるパワーコンディショナは、パワーコンディショナが備える地絡検出器の健全性を確認することができるという効果を有し、太陽光発電システムにおいて使用されるパワーコンディショナ等として有用である。
1、2、3、4 パワーコンディショナ
5 端末装置
11 地絡検出手段
12、22、32、42 健全性確認手段
13、23、33、43 出力手段
44 受信手段
45 制御手段
51 受付部
52 送信部
53 受信部
54 蓄積部
121、421 接続確認手段
221、422 動作確認手段
323、423 切替手段
1211、2211 電流源
1212 接続検知手段
2212 動作検知手段

Claims (11)

  1. 地絡を検出する地絡検出手段と、
    パワーコンディショナ内部のアース端子である内部アース端子と、パワーコンディショナの地絡の検出に使用するアース端子である地絡検出用アース端子との間に接続され、前記地絡検出手段の健全性を確認する健全性確認手段と、
    前記健全性確認手段による前記地絡検出手段の健全性の確認の結果を出力する出力手段とを備えるパワーコンディショナ。
  2. 前記健全性確認手段は、
    前記地絡検出手段と大地との接続確認を行う接続確認手段を備える請求項1記載のパワーコンディショナ。
  3. 前記健全性確認手段は、
    前記地絡検出手段の動作確認を行う動作確認手段を備える請求項1記載のパワーコンディショナ。
  4. 前記健全性確認手段は、
    前記地絡検出手段と大地との接続確認を行う接続確認手段と、
    前記地絡検出手段の動作確認を行う動作確認手段と、
    前記接続確認手段と前記動作確認手段とを切り替える切替手段とを備える請求項1記載のパワーコンディショナ。
  5. 前記接続確認手段は、
    前記内部アース端子と前記地絡検出用アース端子との間に、予め決められた条件を満たすほど小さい電流である微小電流を流す電流源と、
    前記電流源が前記微小電流を流した場合に、前記電流源の両端の電圧が予め決められた条件を満たすほど大きいか否かを判断し、前記電圧が予め決められた条件を満たすほど大きい場合は、前記地絡検出手段と大地との接続が異常であることを検知し、前記電圧が予め決められた条件を満たすほど大きくない場合は、前記地絡検出手段と大地との接続が正常であることを検知する接続検知手段とを備える請求項2または請求項4記載のパワーコンディショナ。
  6. 前記動作確認手段は、
    前記内部アース端子と前記地絡検出用アース端子との間に、前記地絡検出手段が地絡を検出することが可能な電流である地絡検出可能電流を流す電流源と、
    前記電流源が前記地絡検出可能電流を流した場合に、前記地絡検出手段が地絡を検出したか否かを判断し、前記地絡検出手段が地絡を検出した場合は、前記地絡検出手段の動作が正常であることを検知し、前記地絡検出手段が地絡を検出しなかった場合は、前記地絡検出手段の動作が異常であることを検知する動作検知手段とを備える請求項3または請求項4記載のパワーコンディショナ。
  7. 外部の装置から送信された指示であり、前記地絡検出手段の健全性を確認する指示である健全性確認指示を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した健全性確認指示に応じて、前記健全性確認手段に対して前記地絡検出手段の健全性を確認することを指示する制御手段をさらに備え、
    前記健全性確認手段は、
    前記制御手段からの指示に応じて、前記地絡検出手段の健全性を確認する請求項1から請求項6いずれか一項に記載のパワーコンディショナ。
  8. 前記健全性確認手段は、
    前記地絡検出手段の健全性を確認し、当該確認の結果を示す情報である確認結果情報を取得し、
    前記出力手段は、
    前記健全性確認手段が取得した確認結果情報を、外部の装置に送信する請求項1から請求項7いずれか一項に記載のパワーコンディショナ。
  9. 地絡を検出する地絡検出手段の健全性を確認する指示である健全性確認指示を受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた健全性確認指示を請求項7または請求項8記載のパワーコンディショナに送信する送信部とを備える端末装置。
  10. パワーコンディショナから、地絡検出手段の健全性の確認の結果を示す情報である確認結果情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した確認結果情報を記録媒体に蓄積する蓄積部とをさらに備える請求項9記載の端末装置。
  11. 地絡を検出する地絡検出手段と、
    パワーコンディショナ内部のアース端子である内部アース端子と、パワーコンディショナの地絡の検出に使用するアース端子である地絡検出用アース端子との間に接続され、前記地絡検出手段の健全性を確認する健全性確認手段と、
    前記健全性確認手段による前記地絡検出手段の健全性の確認の結果を出力する出力手段とを用いて行われる健全性確認方法。
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