JP2016019313A - 配線器具 - Google Patents

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永鴻 湯
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Jenchi Chiu
仁智 邱
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航 原田
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Abstract

【課題】よりユーザビリティの高い配線器具を提供する。【解決手段】配線器具10は、コンセント部1と、漏電検知制御部2と、接点機構部3とを備えている。コンセント部1は、プラグのピンが挿入される挿入口1cを表面10aaに有している。漏電検知制御部2は、コンセント部1と電気的に接続され電路の漏洩電流を検知する。漏電検知制御部2は、漏洩電流を検知すれば、上記電路を遮断する。接点機構部3は、上記電路の通電と遮断とを切り替える操作部3aを有している。漏電検知制御部2は、漏洩電流を検知して接点部を開極する。漏電検知制御部2のハンドル2dは、接点部の開閉と連動して変位する。正面視において、コンセント部1の挿入口1cと、漏電検知制御部2のハンドル2dとの間には、操作部3aが配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、壁などの造営材に埋め込んで使用される配線器具に関し、特に、漏洩電流を検知すれば電路を遮断する配線器具に関する。
従来、配線器具としては、電路の漏電を検出して遮断する機能を備えた電源コンセントが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特許文献1の電源コンセントは、漏電ブレーカを内蔵しているが、漏電ブレーカにより電路が遮断された後について何ら記載されていない。
特開2006−48958号公報
ところで、配線器具では、よりユーザビリティの高い配線器具が求められており、漏洩電流を検知し電路が遮断された状態であることをユーザが的確に認識しやすい構成とすることが望ましい。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、その目的は、よりユーザビリティの高い配線器具を提供することにある。
本発明の配線器具は、コンセント部と、漏電検知制御部と、接点機構部とを備えている。上記コンセント部は、プラグのピンが挿入される挿入口を配線器具の表面に有している。上記コンセント部は、上記プラグを介して外部電源からの電力を負荷に供給する。上記漏電検知制御部は、上記コンセント部と電気的に接続されている。上記漏電検知制御部は、上記外部電源からの電力を上記負荷に供給する電路の漏洩電流を検知するように構成されている。上記漏電検知制御部は、漏洩電流を検知すれば、上記電路を遮断する。上記接点機構部は、上記電路に設けられている。上記接点機構部は、操作部を有している。上記操作部は、上記電路の通電と、上記電路の遮断とを切り替える。上記漏電検知制御部は、接点部と、開閉器と、開閉制御部と、ハンドルとを備えている。上記接点部は、上記電路に設けられる。上記開閉器は、上記接点部を開閉可能なように構成されている。上記開閉制御部は、漏洩電流を検知して上記接点部を開極するように上記開閉器を制御する。上記ハンドルは、上記接点部の開閉と連動して変位する。正面視において、上記コンセント部の上記挿入口と、上記漏電検知制御部の上記ハンドルとの間には、上記操作部が配置されていることを特徴とする。
本発明の配線器具は、よりユーザビリティを高くできる、という効果がある。
実施形態の配線器具を示す正面図である。 実施形態の配線器具を示す正面側の斜視図である。 実施形態の配線器具を示す背面側の斜視図である。 実施形態の配線器具を示す分解斜視図である。 実施形態の配線器具の要部を示す分解斜視図である。 実施形態の配線器具の動作を説明する動作説明図である。 実施形態の配線器具の要部を説明する側面図である。 実施形態の配線器具の要部を説明する別の側面図である。
本実施形態の配線器具10について、図1ないし図8に基づいて説明する。図中において、同じ部材に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態を構成する各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の配線器具10は、図1ないし図4に示すように、コンセント部1と、漏電検知制御部2と、接点機構部3とを備えている。コンセント部1は、図示していないプラグのピンが挿入される挿入口1cを表面10aaに有している。コンセント部1は、図示していないが、上記プラグを介して外部電源からの電力を負荷に供給する。漏電検知制御部2は、コンセント部1と電気的に接続されている。漏電検知制御部2は、上記外部電源からの電力を上記負荷に供給する電路の漏洩電流を検知するように構成されている。漏電検知制御部2は、漏洩電流を検知すれば、上記電路を遮断する。接点機構部3は、上記電路に設けられている。
接点機構部3は、操作部3aを有している。操作部3aは、上記電路の通電と、上記電路の遮断とを切り替えるように構成されている。
漏電検知制御部2は、図5に示すように、接点部22と、開閉器25と、開閉制御部23と、ハンドル2dとを備えている。接点部22は、上記電路に設けられる。開閉器25は、接点部22を開閉可能なように構成されている。開閉制御部23は、漏洩電流を検知して接点部22を開極するように開閉器25を制御する。ハンドル2dは、接点部22の開閉と連動して変位するように構成されている。
配線器具10の正面視において、コンセント部1の挿入口1cと、漏電検知制御部2のハンドル2dとの間には、操作部3aが配置されている。
本実施形態の配線器具10は、挿入口1cとハンドル2dとの間に操作部3aを配置しているので、ハンドル2dよりも操作部3aへの操作を行い易くし、漏洩電流が検知されたことをユーザに認識し易くさせ、よりユーザビリティを高くできるという効果がある。
以下では、本実施形態の配線器具10のより具体的な構成について説明する。
配線器具10は、図示していないが、建築物の壁面などの施工面に設置される。配線器具10は、コンセント部1や漏電検知制御部2の一部が、施工面を構成する造営材の埋込穴に埋め込まれて設置される。配線器具10は、正面側において、コンセント部1、漏電検知制御部2を覆うように、化粧プレートとなるプレート4が設けられている。配線器具10は、コンセント部1と漏電検知制御部2とが、図3に示すように、第1電線8aと第2電線8bとを用いて電気的に接続されている。
コンセント部1は、たとえば、英国工業規格(British Standard)に準拠した3ピンの接地極付きコンセントを構成している。コンセント部1は、定格電圧が250Vで、定格電流が13Aの接地極付きのコンセントとして機能している。コンセント部1は、第1器体11を備えている。第1器体11は、図4に示すように、第1ボディ11aと、第1カバー11bとを備えている。第1器体11は、正面視において、第1ボディ11aよりも、大きい第1カバー11bを備えている。第1カバー11bは、長尺の平板状に形成されている。第1カバー11bは、第1ボディ11aを覆うように構成されている。コンセント部1は、図3や図4に示すように、第1カバー11bの背面視において、第1カバー11bの長手方向の一端部に、第1ボディ11aを配置している。第1器体11は、第1ボディ11aと第1カバー11bとを嵌め合わせて、内部が空洞な箱体を構成している。第1器体11は、第1螺子11cにより、第1ボディ11aと第1カバー11bとを結合している。
第1ボディ11aは、電気絶縁性の樹脂材料により形成することができる。第1ボディ11aは、電気絶縁性の樹脂材料として、たとえば、ABS(acrylonitrile butadiene styrene copolymer)樹脂やユリア樹脂などを用いて形成することができる。第1ボディ11aは、たとえば、加熱溶融させた樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により形成することができる。
第1カバー11bは、電気絶縁性の樹脂材料により形成することができる。第1カバー11bは、電気絶縁性の樹脂材料として、たとえば、ABS樹脂やユリア樹脂などを用いることができる。第1カバー11bは、たとえば、加熱溶融させた電気絶縁性の樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により形成することができる。第1カバー11bは、一表面11baから前方に突出するT字状の第1突台部11b1を備えている。第1カバー11bは、長手方向の中央部において、厚み方向に貫通する矩形状の第1貫通孔11beが設けられている。第1貫通孔11beは、正面視において、長手方向を第1カバー11bの短手方向に沿って設けている。第1突台部11b1には、図示していないプラグの3つのピンが挿入される挿入口1cが設けられている。以下では、プラグの3つのピンが各別に挿入される挿入口1cを、それぞれ第1挿入口1c1、第2挿入口1c2および第3挿入口1c3として説明する。
第1挿入口1c1ないし第3挿入口1c3の開口形状は、それぞれ矩形状としている。第1挿入口1c1は、プラグにおける中性極となるN極のピンが挿入できるように構成されている。第2挿入口1c2は、プラグにおける電圧側となるL極のピンが挿入できるように構成されている。第1挿入口1c1は、長手方向が第1カバー11bの長手方向に沿って設けられている。第2挿入口1c2は、長手方向が第1カバー11bの長手方向に沿って設けられている。第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とは、長手方向が同一直線上に配置されている。第3挿入口1c3は、プラグにおける接地極のピンが挿入できるように構成されている。第3挿入口1c3は、第1カバー11bの長手方向において、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2との中点を通り、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2の配列方向と直交する方向が長手方向となるように配置されている。第1カバー11bは、第1螺子孔11eと、第2螺子孔11fとを長手方向の両側部に備えている。第1螺子孔11eや第2螺子孔11fには、図示していない取付螺子が挿通される。第1カバー11bは、造営材の埋込穴に埋め込んで固定された埋込ボックスと、上記取付螺子により取り付けられる。第1カバー11bは、第1螺子孔11eを長孔とし、第2螺子孔11fを丸孔としている。第1カバー11bは、第1螺子孔11eを長孔とし、第2螺子孔11fを丸孔としていることで、造営面に対する第1カバー11bの取り付け位置の調整を行えるように構成されている。
第1カバー11bの四隅には、図3および図4に示すように、プレート4の背面から突出する係止片4dが挿入可能な孔部11gが設けられている。係止片4dには、先端に爪4daが設けられている。配線器具10は、プレート4の係止片4dが孔部11gに挿入され、爪4daが孔部11gの端縁に引っ掛けられることで、プレート4と第1カバー11bとが着脱自在となるように構成されている。
コンセント部1は、第1器体11の内部に扉体12を備えている。扉体12は、直方体状のスライド部12aと、スライド部12aの両側方から突出する扉部12bとを備えている。第1カバー11bは、図示していないが、背面において、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2との間に、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2との配列方向と直交する方向に沿った第1溝を備えている。コンセント部1は、第1カバー11bの背面において、スライド部12aが第1溝に沿ってスライドできるように構成されている。扉体12は、一対の扉部12bのうち、一方の扉部12bによって、第1挿入口1c1を塞ぐことができるように構成されている。同様に、扉体12は、一方とは反対の他方の扉部12bによって第2挿入口1c2を塞ぐことができるように構成されている。コンセント部1は、扉部12bによって、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とを、開閉自在としている。
第1ボディ11aには、第1カバー11bからの投影視において、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2との間に、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2との配列方向と直交する方向に沿った第2溝11pが設けられている。第2溝11pには、コイルばね12fが収納される。コイルばね12fは、一端が第2溝11pの内端面と当接する。コイルばね12fは、一端と反対の他端が、スライド部12aの背面から突出する突部12eと当接する。扉体12は、コイルばね12fによって、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とを塞ぐ方向に弾性力が付与される。
扉部12bは、第1カバー11bの厚み方向に沿って、外部に向かって突出する傾斜部12cを備えている。傾斜部12cは、傾斜面12caを有している。傾斜面12caは、第2溝11pに沿ったスライド部12aのスライド方向において、コイルばね12fの弾性力の強度が強くなる方向に向かうにつれ、突出する突出量が大きくなるように傾斜している。コンセント部1では、プラグの2つのピンが第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とに挿入されると、ピンの先端が傾斜部12cの傾斜面12caに当接する。コンセント部1では、プラグのピンがさらに押し込まれると、ピンの先端が傾斜部12cを押圧する。コンセント部1では、プラグのピンの押し込みにより、扉体12がコイルばね12fの弾性力に抗して、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とを塞ぐ位置から、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とを開口させる位置に移動する。コンセント部1では、プラグのピンが引き抜かれると、コイルばね12fの復元力によって、扉体12が第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とを開口させる位置から、第1挿入口1c1と第2挿入口1c2とを塞ぐ位置に移動する。
第1ボディ11aは、図4に示すように、第1収納部11h、第2収納部11iおよび第3収納部11jを備えている。第1ボディ11aでは、第1収納部11h、第2収納部11iや第3収納部11jが、隔壁によって仕切られている。
第1収納部11hは、第1ピン接続体15aが収納される。第1ピン接続体15aは、第1挿入口1c1を介して挿入されるプラグの3つのピンのうちの1つのピンである第1ピンと、電気的および機械的に結合される。第2収納部11iには、第2ピン接続体15bが収納される。第2ピン接続体15bは、第2挿入口1c2を介して挿入されるプラグの3つのピンのうちの1つのピンである第2ピンに、電気的および機械的に結合される。第3収納部11jには、第3ピン接続体15cが収納される。第3ピン接続体15cは、第3挿入口1c3を介して挿入されるプラグの3つのピンのうちの1つのピンである第3ピンに、電気的および機械的に結合される。
また、第1ボディ11aは、3つの接続端子16を各別に収納する3つの接続端子収納部を備えている。以下では、便宜上、3つの接続端子収納部を、第4収納部11k、第5収納部11mおよび第6収納部11nと称する。
第4収納部11kは、3つの接続端子16のうち、1つの接続端子16として、第1接続端子16aが収納される。第1接続端子16aは、第1電線8aを介して、第1ピン接続体15aと、漏電検知制御部2とを電気的に接続できるように構成されている。第5収納部11mは、3つの接続端子16のうち、1つの接続端子16として、第2接続端子16bが収納される。第2接続端子16bは、第2電線8bを介して、第2ピン接続体15bと、漏電検知制御部2とを電気的に接続できるように構成されている。第6収納部11nは、3つの接続端子16のうち、1つの接続端子16として、第3接続端子16cが収納される。第3接続端子16cは、第3ピン接続体15cと、図示していない外部の第3電線とを電気的に接続できるように構成されている。第3電線は、基準電位となるグランドに接続される。第1ボディ11aでは、第1ピン接続体15aと第2ピン接続体15bとが並んで配置されている。
第1ピン接続体15aは、第1端子部15dと、第2端子部15eと、可動端子15fとを備えている。第1端子部15dは、ピン受部13aと、第1中央片13bと、第1接続片13dとを備えている。ピン受部13aは、プラグのピンを挟み持つことができるように構成されている。ピン受部13aは、プラグのピンを挟み持つことで、ピンと電気的および機械的に結合することができる。第1中央片13bは、一端部にピン受部13aが配置されている。第1中央片13bは、一端部とは反対の他端部に第1接続片13dが配置されている。第1中央片13bは、長尺の平板がL字形状に屈曲されて構成されている。第1接続片13dは、可動端子15fが当接できるように構成されている。第1端子部15dは、ピン受部13a、第1中央片13bおよび第1接続片13dを金属材料により一体的に形成することができる。第1端子部15dの金属材料としては、たとえば、黄銅などを用いることができる。第1端子部15dは、金属材料により構成された板材の打ち抜き加工や折り曲げ加工を利用して形成することができる。第1端子部15dは、第1中央片13bを第1ボディ11aの第3溝11t内に圧入することによって、第1ボディ11aに固定される。
第2端子部15eは、差込片13gと、第2中央片13fと、第2接続片13eとを備えている。第2中央片13fは、一端に差込片13gが配置されている。差込片13gは、角筒状の第1接続端子16aの内部に、先端部が挿入できるように構成されている。第1ピン接続体15aは、第1接続端子16aに螺合する図示していない端子螺子と差込片13gとの間で、第2電線8bを挟み込んで保持できるように構成している。第2中央片13fは、一端とは反対の他端に第2接続片13eが配置されている。第2接続片13eは、端縁が曲げられて形成された凸状の支点突起13e1を備えている。第2端子部15eは、差込片13g、第2中央片13fおよび第2接続片13eを金属材料により一体的に形成することができる。第2端子部15eの金属材料としては、たとえば、銅と錫との合金を用いることができる。
可動端子15fは、短冊状の平板に形成されている。可動端子15fは、導電性材料により形成されている。可動端子15fは、第1端子部15dと第2端子部15eとに接触して、ピン受部13aと第1接続端子16aとを電気的に接続可能なように構成されている。
第2ピン接続体15bは、第1ピン接続体15aと同様に、第2端子部15eや可動端子15fを備えている。また、第2ピン接続体15bは、L字形状の第1中央片13bを備えた第1端子部15dの代わりに、直線状の第3中央片13cを備えた第3端子部15gを用いた以外は第1ピン接続体15aと同様の構成としている。第3端子部15gは、ピン受部13aと、第3中央片13cと、第1接続片13dとを備えている。第2ピン接続体15bの第2端子部15eは、第2接続端子16bに螺合する図示していない端子螺子と差込片13gとの間で、第1電線8aを挟み込んで保持できるように構成している。第3端子部15gは、第3中央片13cを第1ボディ11aの第4溝11s内に圧入することによって、第1ボディ11aに固定されている。第2ピン接続体15bの可動端子15fは、第2ピン接続体15bの第2端子部15eと第3端子部15gとに接続して、第3端子部15gのピン受部13aと第2接続端子16bとを電気的に接続できるように構成されている。
第3ピン接続体15cは、プラグの接地極の第3ピンが電気的に接続されるように構成されている。第3ピン接続体15cは、金属材料により形成されている。第3ピン接続体15cは、一端にプラグの第3ピンと電気的および機械的に接続されるピン受部13aが設けられている。第3ピン接続体15cは、一端と反対の他端において、第3接続端子16cに先端が差し込まれる差込片13gが設けられている。第3ピン接続体15cは、導電材料により形成されている。
第1ピン接続体15aは、ピン受部13aを備えた第1端子部15dと、差込片13gを備えた第2端子部15eとを、異なる材料を用いて構成することができる。同様に、第2ピン接続体15bは、ピン受部13aを備えた第3端子部15gと、差込片13gを備えた第2端子部15eとを、異なる材料を用いて構成することができる。第1ピン接続体15aと第2ピン接続体15bとは、同一形状の第2端子部15eや可動端子15fを用いて構成されており、第2端子部15eや可動端子15fを共有することで、配線器具10の部品数を削減してコストダウンを図ることができる。
第1接続端子16aは、矩形角筒状の外形形状に形成している。第1接続端子16aは、図示していないが、矩形角筒状の一面において、厚み方向に貫通する螺子孔が設けられている。第1接続端子16aは、螺子孔に端子螺子を螺合させることができるように構成している。第1接続端子16aは、端子螺子の先端部と、端子枠内に挿入された差込片13gとの間に第2電線8bを挟むことができるように構成されている。同様に、第2接続端子16bは、端子螺子の先端部と、端子枠内に挿入された差込片13gとの間に第1電線8aを挟むことができるように構成している。また、第3接続端子16cは、図示していない端子螺子の先端部と、端子枠内に挿入された第3ピン接続体15cの差込片13gとの間に外部の電線を挟むことができるように構成している。第1接続端子16a、第2接続端子16bや第3接続端子16cは、板金の折り曲げ加工により、矩形角筒状の外形形状に形成することができる。
本実施形態の配線器具10は、上記電路における通電と遮断とを切り替えることが可能な接点機構部3がコンセント部1に内蔵されている。接点機構部3は、コンセント部1に内蔵されていているものだけに限られず、コンセント部1と別体に形成されていてもよい。
接点機構部3は、操作部3aと、2つのコイルばね3bと、2つの滑動子15kとを備えている。また、接点機構部3は、第1端子部15dと、2つの第2端子部15eと、2つの可動端子15fと、第3端子部15gとを備えた構成としている。
接点機構部3は、操作部3aの操作により、コンセント部1のオンとオフとを切り替えるスイッチを構成している。接点機構部3は、図1、図2、図4および図6に示すように、上記電路を通電させるオン位置と、上記電路を遮断するオフ位置との間で操作部3aを揺動可能に構成されている。図6では、操作部3aの揺動方向を破線の両矢印で例示している。
接点機構部3は、操作部3aをオン位置にすることで、2つの可動端子15fのうち、一方の可動端子15fが第1ピン接続体15aの第1端子部15dと第2端子部15eとの間を電気的に接続させる。一方の可動端子15fは、第1端子部15dに接触する接触位置と、第1端子部15dから離れる離間位置との間を移動可能な構成としている。同様に、接点機構部3は、操作部3aをオン位置にすることで、2つの可動端子15fのうち、他方の可動端子15fが第2ピン接続体15bの第2端子部15eと第3端子部15gとの間を電気的に接続させる。他方の可動端子15fは、第3端子部15gに接触する接触位置と、第3端子部15gから離れる離間位置との間を移動可能な構成としている。
操作部3aは、背面側に突出する一対の筒部3cを備えている。操作部3aは、樹脂材料により形成されている。操作部3aは、コイルばね3bと、滑動子15kとの組を各筒部3cに収納している。操作部3aは、滑動子15kがコイルばね3bにより弾性力が付与されて筒部3cから進退自在に突出するように構成されている。接点機構部3は、操作部3aの揺動動作に応じて、筒部3c内に収められた滑動子15kが可動端子15fの表面を滑りながら移動する。可動端子15fは、一端に半円柱状の第1可動接点3eを備えており、一端と反対の他端には、滑動子15kにより押圧される壁部13mが設けられている。可動端子15fは、第2接続片13eの支点突起13e1に載せ置かれ、支点突起13e1を支点として揺動自在となるように構成されている。接点機構部3は、操作部3aの操作に応じて、滑動子15kが可動端子15fの表面を移動することで可動端子15fを可動させることができる。
操作部3aは、滑動子15kが可動端子15fの表面を移動することにより、可動端子15fを第2端子部15eに沿った方向から第2端子部15eに対して立ち上がる方向に変位させる。可動端子15fは、第2端子部15eに対して立ち上がれば、可動端子15fの第1可動接点3eが第1接続片13dと接触する。
接点機構部3は、操作部3aの操作に応じ、第1ピン接続体15aにおいて、可動端子15fが第1端子部15dと第2端子部15eとに接触する接触位置と、可動端子15fが第1端子部15dから離れる離間位置との間で可動できるように構成されている。接点機構部3は、可動端子15fが第1端子部15dと第2端子部15eとに接触する接触位置において、可動端子15fと第1端子部15dと第2端子部15eとを電気的に接続させて、上記電路を通電状態とすることができる。接点機構部3は、可動端子15fが第1端子部15dから離れる離間位置において、可動端子15fと第1端子部15dとが電気的に絶縁された状態にさせて、上記電路を遮断することができる。同様に、接点機構部3は、操作部3aの操作に応じ、第2ピン接続体15bにおいて、可動端子15fが第3端子部15gと第2端子部15eとに接触する接触位置と、可動端子15fが第3端子部15gから離れる離間位置との間で移動できるように構成されている。言い換えれば、配線器具10は、ユーザの操作部3aの操作に応じて、接点機構部3が負荷への給電をオン・オフすることができるように構成されている。
操作部3aは、操作部3aの短手方向において対向する両側面それぞれから突出する突起3dが設けられる。操作部3aは、第1カバー11bの第1貫通孔11beに挿入されて、プレート4の第3貫通孔4bcで露出するように配置される。すなわち、プレート4の第3貫通孔4bcは、第1カバー11bの第1貫通孔11beに取り付けられた操作部3aによって塞がれる。操作部3aの突起3dは、第1カバー11bに設けた図示していない第5溝に支持される。第5溝は、突起3dの軸受部を構成している。操作部3aは、突起3dが第5溝に回転可能に支持されることで、第1カバー11bに対して揺動自在に取り付けられている。
配線器具10は、正面視において、コンセント部1の挿入口1cと、漏電検知制御部2のハンドル2dとの間であって、ハンドル2dよりも挿入口1cに近い位置に操作部3aが配置されている。操作部3aは、オン位置およびオフ位置のいずれにおいても、配線器具10の表面10aaから操作部3aが突出するように構成されている。配線器具10は、ハンドル2dよりも挿入口1cに近い位置に操作部3aが配置されていることにより、ユーザが特に意識することなく、漏電検知制御部2のハンドル2dよりも接点機構部3の操作部3aを先に操作させやすくできる。配線器具10は、漏電検知制御部2よりも接点機構部3の操作を先に操作させやすくすることで、上記電路が漏電状態にあることをユーザに認識させやすくすることができる。
次に、漏電検知制御部2は、図3や図5に示すように、第2器体21を備えている。第2器体21は、直方体状の外形形状をしており、内部が空洞な箱体を構成している。第2器体21は、第2ボディ21aと、第2カバー21bとで構成されている。
第2ボディ21aは、有底角筒状の外形形状としている。第2ボディ21aは、側面21aaから外方に向かって突出する爪部21cを備えている。爪部21cは、対向する側面21aaにそれぞれ2個ずつ設けられている。2個の爪部21cは、側面21aaにおいて、第2ボディ21aの長手方向に並んで設けられている。第2ボディ21aは、電気絶縁性の樹脂材料により形成することができる。第2ボディ21aは、電気絶縁性の樹脂材料として、たとえば、ABS樹脂やユリア樹脂などを用いて形成することができる。第2ボディ21aは、たとえば、加熱溶融させた樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により形成することができる。
第2カバー21bは、第2ボディ21aの開口21abを塞ぐことができるように、有底角筒状の外形形状としている。第2カバー21bは、第2ボディ21aと嵌め合わせて結合できるように、爪部21cが引っ掛かる引掛部21daを有する引掛片21dを備えている。第2カバー21bは、対向する引掛片21dを2組備えている。引掛片21dは、第2ボディ21aの側面21aaに当接し、第2ボディ21aを挟み持つことができるように構成されている。第2カバー21bは、ハンドル2dが露出する第1窓部21baを備えている。第2カバー21bは、電気的な絶縁性を有する合成樹脂材料により形成されている。第2カバー21bは、電気絶縁性の樹脂材料として、たとえば、ABS樹脂やユリア樹脂などを用いて形成することができる。第2カバー21bは、たとえば、加熱溶融させた樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により形成することができる。
第2ボディ21aは、隔壁によって、複数の収容部を構成する区画に仕切られている。第2ボディ21aは、外部電源と電気的に接続可能な端子部を収容する端子収容部を備えている。外部電源は、たとえば、配線器具10の外部に設けられた商用交流電源が挙げられる。第2器体21には、商用交流電源の一方と電気的に接続させる端子部として、第4接続端子29cを備えている。第2器体21には、商用交流電源の他方と電気的に接続させる端子部として、第5接続端子29dを備えている。第4接続端子29cや第5接続端子29dは、矩形角筒状の外形形状に形成している。以下では、便宜上、第4接続端子29cを収容する端子収容部を、第1収容部21hとし、第5接続端子29dを収容する端子収容部を、第2収容部21iと称する。
第2ボディ21aは、コンセント部1と電気的に接続させる端子部を収容する端子収容部を備えている。第2器体21は、第1電線8aを介してコンセント部1と電気的に接続させる端子部として第6接続端子29aを備えている。第2器体21は、第2電線8bを介してコンセント部1と電気的に接続させる端子部として第7接続端子29bを備えている。第6接続端子29aや第7接続端子29bは、矩形角筒状の外形形状に形成している。以下では、便宜上、第6接続端子29aを収容する端子収容部を、第3収容部21jとし、第7接続端子29bを収容する端子収容部を第4収容部21kと称する。
端子接点部27aは、端部に設けられた差込端が角筒状の第6接続端子29aや第7接続端子29bの内部に挿通される。端子接点部27aは、差込端と、第6接続端子29aや第7接続端子29bに螺子合いする螺子27bとの間で、図示していない電線を挟み込んで保持できるように構成されている。
漏電検知制御部2は、接点部22と開閉制御部23と開閉器25とを、第2器体21に収容している。漏電検知制御部2は、接点部22と連動して移動するハンドル2dを備えている。ハンドル2dは、合成樹脂材料を用いて形成されている。
接点部22は、固定接点部22aと、可動接触子22bとを備えている。開閉器25は、可動接触子22bが固定接点部22aに接触する接触位置と、可動接触子22bが固定接点部22aから離れた離間位置との間を移動させることができるように構成されている。接点部22は、固定接点部22aと、可動接触子22bとの組を2組備えている。
固定接点部22aは、一端に固定接点22cが設けられ、一端と反対の他端に差込部22gが設けられている。差込部22gは、角筒状の第4接続端子29cや第5接続端子29dの内部に挿通可能に構成されている。固定接点部22aは、金属板に打ち抜き加工や折り曲げ加工を施して形成することができる。固定接点部22aの材料としては、たとえば、銅などを用いることができる。固定接点部22aは、第4端子部26の一部を構成している。第4端子部26は、図示していない電源側の電線を電気的に接続するために用いられる。第4端子部26は、固定接点部22aの差込部22gと、第4接続端子29cに螺子合いする螺子との間で、電源側の電線を挟み込んで保持できるように構成されている。
可動接触子22bは、固定接点部22aと接触する接触位置で、固定接点部22aの固定接点22cと当接する可動接点22dを備えている。可動接触子22bは、長尺状の平板に形成されている。可動接触子22bは、一端に可動接点22dを備え、一端と反対の他端が固定螺子22eにより第2ボディ21aにねじ止め固定される。可動接触子22bは、開閉器25の可動フレーム25hにより第2ボディ21a側に押圧されることで、固定接点部22aと電気的に接続できるように構成されている。可動接触子22bは、開閉器25と連動して、固定接点部22aに接触する接触位置と固定接点部22aから離れた離間位置との間で移動できるようになっている。可動接触子22bは、金属板に打ち抜き加工や折り曲げ加工を施して形成することができる。可動接触子22bの材料としては、たとえば、銅などを用いることができる。
開閉制御部23は、図示していないが、引外し装置を備えている。引外し装置は、後述する開閉器25におけるフレーム部25aからプレート部25iを引き外すことができるように駆動する。開閉制御部23は、地絡で生じた漏電を検知できるように構成されている。開閉制御部23は、漏電を検知して、引外し装置で開閉器25を駆動させることができるように構成されている。開閉制御部23は、漏電を検知するために、零相変流器23aを備えている。漏電検知制御部2は、商用交流電源からの電流を通電する電線を零相変流器23aの内部に挿入できるように構成されている。開閉制御部23は、零相変流器23aからの出力を増幅する増幅回路を備えている。開閉制御部23は、各種の電子部品23cを実装した回路基板を備えている。回路基板は、たとえば、外形が矩形状のプリント配線板を利用することができる。開閉制御部23は、たとえば、トランジスタ、抵抗、コンデンサ、ダイオード、バリスタ、サイリスタ、IC(Integrated Circuit)などの電子部品23cを備えた構成とすることができる。開閉制御部23は、漏電を検出する零相変流器23aに加え、漏電検知制御部2の動作状態を表示する表示部3fを備えた構成とすることもできる。表示部3fは、発光ダイオード23dを用いて構成することができる。漏電検知制御部2は、正常状態であるか、上記電路に漏電が生じて異常状態であるかを発光ダイオード23dの点灯状態によって表示する。漏電検知制御部2では、上記電路が通電状態の場合、上記電路からの電力を発光ダイオード23dに供給して点灯させる構成とすることができる。
漏電検知制御部2は、第2カバー21bの正面側において、第2窓部21bbで露出するテスト釦28aを備えている。漏電検知制御部2は、通電中にテスト釦28aを押圧して、導電性の接点ばね28bをプリント配線板23bの図示していないリード端子に接触させることで、人為的に地絡状態を作り出すことができるように構成している。漏電検知制御部2は、接点ばね28bをリード端子に接触させると零相変流器23aから信号が出力されて、引外し装置を駆動させる。
漏電検知制御部2では、通常状態において、零相変流器23aから信号が出力されない。漏電検知制御部2では、地絡時に零相変流器23aから信号が出力される。配線器具10は、零相変流器23aからの信号を検出することで、配線器具10から外部の負荷への上記電路の何れかで地絡が発生したことを検出することができる。開閉制御部23は、零相変流器23aの巻線から出力される信号を増幅した電圧値が所定値よりも大きければ、地絡が生じているとして、引外し装置を作動させる。
引外し装置は、図示していないが、固定鉄芯と、固定鉄芯に近づく位置と固定鉄芯から離れる位置との間で移動する可動鉄芯と、可動鉄芯に接続されたプランジャと、可動鉄芯を電磁力により移動させる電磁石装置とを備えている。引外し装置は、零相変流器23aにより漏洩電流を検知した場合、開閉制御部23が電磁石装置を駆動させて、可動鉄芯を移動させる。引外し装置は、可動鉄芯の移動に伴いプランジャを駆動させることができる。引外し装置は、プランジャの先端をプレート部25iの溝部25i1に引き掛けている。引外し装置は、プランジャでプレート部25iをフレーム部25aから引き離すように引いてトリップ動作を行わせる。
開閉器25は、接点部22を電気的にオフ状態とすることができるように構成されている。開閉器25は、ユーザによるハンドル2dの操作により、接点部22のオン状態とすることができるように構成されている。開閉器25は、接点部22の開閉と連動するようにハンドル2dを移動させることができるように構成されている。
ハンドル2dは、接点部22が閉極する第1位置と接点部22が開極する第2位置との間で回転可能に構成されている。ハンドル2dは、図6に示すように、上記第1位置において表面10aaに沿った平らな第1面2daを備えており、上記第2位置において第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出するように構成されている。図6では、表面10aaから突出したハンドル2dを二点鎖線で図示している。
配線器具10では、ハンドル2dは、接点部22が閉極する第1位置と接点部22が開極する第2位置との間で回転可能に構成されている。ハンドル2dは、上記第1位置において表面10aaに沿った平らな第1面2daを備えており、上記第2位置において第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出している。操作部3aは、上記電路を通電させるオン位置と上記電路を遮断するオフ位置との間で揺動可能に構成されている。操作部3aは、オン位置とオフ位置の何れにおいても、表面10aaに対して傾斜するように突出していることが好ましい。
配線器具10は、上記電路が遮断されたことを、より的確にユーザに認識させることが容易となる。
開閉器25は、図5、図7および図8に示すように、フレーム部25aと、第1軸部25bと、リンク部25cと、第2軸部25dと、第3軸部25eと、第1ばね25fとを備えている。また、開閉器25は、レバー25gと、可動フレーム25hと、プレート部25iと、第4軸部25jと、第2ばね25kとを備えている。
フレーム部25aは、断面視において、C字形状に形成されており、対向する一対の側壁部25a1を備えている。側壁部25a1は、厚み方向に貫通する貫通孔25abを、先端部に備えている。フレーム部25aは、一対の側壁部25a1の間に、ハンドル2dの一部を挿入することができるように構成されている。フレーム部25aは、貫通孔25abに第1軸部25bが挿通されている。第1軸部25bは、一対の側壁部25a1の間に挿入されたハンドル2dにも挿通されている。ハンドル2dは、フレーム部25aに対して、第1軸部25b周りに回転可能に構成されている。第1ばね25fは、両端部が互いに逆方向に突出するねじりコイルばねにより形成されている。第1ばね25fは、第1軸部25bの軸周りに巻回され、一端部がハンドル2dに当接するように突出し、他方部が第3軸部25eに引っ掛けられるように構成されている。ハンドル2dは、第1ばね25fによって、ハンドル2dが表面10aaから突出する方向に弾性力が付与されている。ハンドル2dは、第1軸部25bの軸方向と平行に第2軸部25dが挿通できるように構成されている。
リンク部25cは、長尺の板状に形成されている。リンク部25cは、一端に第2軸部25dが挿通され、ハンドル2dに保持されている。リンク部25cは、一端と反対の他端に第3軸部25eが挿通される。第3軸部25eは、レバー25gに挿通されている。レバー25gは、長尺の板状に形成されている。レバー25gは、板状の短手方向が折り曲げられた対向する側片25g1を備えている。レバー25gは、側片25g1に第3軸部25eが挿通されるピン孔25gaを備えている。リンク部25cは、第3軸部25eにより、レバー25gを回転可能に保持している。フレーム部25aの側壁部25a1には、第3軸部25eの移動をガイドするガイド溝25acが設けられている。
第2ばね25kは、両端部が互いに逆方向に突出するねじりコイルばねにより形成されている。第2ばね25kは、中央の巻回部に第4軸部25jが挿通されて、巻回部から延出する一端部がフレーム部25aに当接しており、巻回部から延出する他端部がプレート部25iと当たっている。第2ばね25kは、図7および図8中において、プレート部25iが第4軸部25jの軸部回りに時計回りで回転する方向へ弾性力を付与している。
開閉器25は、ハンドル2dが回転すると、リンク部25cを介して、第3軸部25eがガイド溝25acに沿って移動する。開閉器25では、ハンドル2dが表面10aaから突出した状態から表面10aaに沿った状態になる場合、レバー25gは、一端がプレート部25iで支持されて第3軸部25eの軸周りに回転することにより、可動フレーム25hを押圧する。可動フレーム25hは、平板状に形成されており、レバー25gに押圧される一端と反対の他端が接点部22の可動接触子22bを押圧できるように構成されている。接点部22では、可動フレーム25hによる可動接触子22bの押圧で、可動接触子22bと固定接点部22aとが接触するように構成されている。
開閉器25は、プレート部25iが第2ばね25kの弾性力に抗して、フレーム部25aから離れる向きに回転すると、レバー25gの一端がプレート部25iから外れる。レバー25gは、一端がプレート部25iから外れると、第3軸部25eの軸周りに回転する。レバー25gは、第3軸部25eの軸周りに回転し、可動フレーム25hは、可動接触子22bの弾性力によりフレーム部25aに沿って持ち上げられる。また、レバー25gは、ハンドル2dが第1ばね25fの弾性力により回転して、リンク部25cにより引き上げられる。
開閉器25では、引外し装置のプランジャによりプレート部25iが第2ばね25kの弾性力に抗して引かれて、プレート部25iが第4軸部25jを中心として、フレーム部25aに対して反時計回りに回転する。開閉器25では、プレート部25iの回転に伴って、レバー25gの一端と、プレート部25iとの係り合いが外れると、第1ばね25fの弾性力により、ハンドル2dが配線器具10の表面10aaから突出する向きに移動する。開閉器25は、ハンドル2dの回転に伴いリンク部25cが引き起こされて、レバー25gがフレーム部25aのガイド溝25acに沿って移動する。開閉器25は、レバー25gの移動に伴って、レバー25gが可動フレーム25hを押圧する力がなくなる。可動フレーム25hは、レバー25gに押圧されなくなると、可動接触子22bが固定接点部22aから離れ、上記電路を遮断することができる。開閉器25では、ハンドル2dの回転に伴ってリンク部25cが引き上げられており、レバー25gの一端が再びプレート部25iに係り合う状態となる。
ところで、配線器具10は、ハンドル2dの第1位置において、ハンドル2dの第1面2daが配線器具10の表面10aaに沿った構成とすることで、表面10aaをすっきりとさせて、ユーザに対する見栄えの良さを強調することができる。また、配線器具10は、ハンドル2dの第2位置において、配線器具10の表面10aaからハンドル2dが突出することで、漏電状態であることをユーザに認識させることが可能となる。ここで、配線器具10は、ハンドル2dの第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出する構成とすることで、ハンドル2dの第1面2daが表面10aaに対して垂直に真っ直ぐに飛び出す構成と比較して、ユーザの視認性を高めることが可能になる。また、配線器具10は、ハンドル2dの第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出することで、配電盤に収納されるブレーカの動きをユーザに連想させ、上記電路が遮断されたことをユーザに認識させることが容易となる。
配線器具10では、ハンドル2dは、第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出した状態で、表面10aaに沿った平らな第2面2dbを備えていることが好ましい。これにより、配線器具10では、第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出した状態で、第2器体21の内部が露出することを抑制し、ユーザに対する見栄えを良くすることができる。
また、配線器具10では、ハンドル2dは、第1面2daと第2面2dbとに連続して、第2面2dbと垂直な方向に沿った第3面2dcを備えていることが好ましい。
配線器具10では、第1面2daが表面10aaに対して傾斜するように突出した状態で、表面10aaに沿った平らな第2面2dbと、第2面2dbに垂直な方向に沿った第3面2dcとにより、ユーザの視認性を高めることが可能となる。
漏電検知制御部2は、矩形枠状の取付枠6に第2器体21が挿入され、取付枠6に取り付けることができるように構成されている。取付枠6は、固定ねじ11dを用いて、コンセント部1の第1カバー11bに対し、ねじ止めできるように構成されている。取付枠6は、合成樹脂材料により形成されている。漏電検知制御部2は、コンセント部1における第1カバー11bの長手方向の一端部と反対の他端部に配置されている。漏電検知制御部2は、第1カバー11bの他端部に設けられた矩形状の第2貫通孔11bdから第2カバー21bの第2突台部21b1が露出するように取り付けられる。配線器具10は、コンセント部1と漏電検知制御部2とを別体に構成している。配線器具10は、コンセント部1と漏電検知制御部2とを別体に構成していることで、コンセント部1におけるプラグとの接触点での熱が電子回路を備えた漏電検知制御部2に熱伝導することを抑制することができる。配線器具10は、コンセント部1からの熱が漏電検知制御部2への熱伝導を抑制できることで、熱による漏電検知制御部2の誤作動を抑制することが可能となる。
プレート4は、コンセント部1や漏電検知制御部2と別体に形成させている。プレート4は、コンセント部1や漏電検知制御部2と着脱自在に取り付けられる。プレート4は、樹脂材料により形成させることができる。プレート4は、第1カバー11bに被せて取り付けられている。プレート4は、配線器具10の化粧プレートを構成している。プレート4は、合成樹脂材料により形成されている。プレート4は、長方形状の主部4aと、主部4aの周側縁から背面側へ枠状に突出するように設けられた側部4bとを備えている。プレート4は、一面4aaが配線器具10の表面10aaとなる。主部4aは、第1カバー11bの第1突台部11b1を正面側に露出させるT字状の第1窓孔4caが設けられている。主部4aは、第1カバー11bの第1貫通孔11beに対応する位置に、第1貫通孔11beと連通する矩形状の第3貫通孔4bcが設けられている。プレート4は、正面視において、第3貫通孔4bcを介して、第1窓孔4caと反対側に第2窓孔4bdを備えている。第2窓孔4bdは、第1カバー11bの第2貫通孔11bdに対応する位置に設けられている。第2窓孔4bdは、第2貫通孔11bdと連通する矩形状としている。主部4aは、第2窓孔4bdにおいて、漏電検知制御部2の第2突台部21b1を正面側に露出させる。プレート4は、正面視において、コンセント部1の第1突台部11b1と、漏電検知制御部2の第2突台部21b1との間に、接点機構部3の操作部3aが露出できるように構成している。
本実施形態の配線器具10は、第1カバー11bに複数個の挿入口1cが開口する第1突台部11b1を1つ設けている。配線器具10は、第1突台部11b1を1つだけ設けた構成に限られない。配線器具10は、複数個の第1突台部11b1を設けてもよい。配線器具10は、複数個の第1突台部11b1を設ける場合、第1カバー11bの背面に複数個の第1突台部11b1に対応する複数個の第1ボディ11aを設けて構成すればよい。
本実施形態の配線器具10では、操作部3aがハンドル2dよりも挿入口1cに近い位置にあるので、ハンドル2dが突出して上記電路が遮断されている場合、ユーザは、最初に操作部3aを操作する傾向にある。ユーザは、配線器具10の操作部3aを操作しても、上記電路への通電が復帰しなければ、違和感を生ずる可能性がある。また、ユーザは、上記電路への通電を復帰させるため、操作部3aに加えてハンドル2dを操作する場合、操作部3aとハンドル2dの2段階に操作を行うことに、違和感を生ずる可能性がある。配線器具10は、ユーザに違和感を生じさせることにより、上記電路に不具合があることを推測させることが可能となる。
1 コンセント部
1c 挿入口
2 漏電検知制御部
2d ハンドル
2da 第1面
3 接点機構部
3a 操作部
10 配線器具
10aa 表面
22 接点部
23 開閉制御部
25 開閉器

Claims (2)

  1. プラグのピンが挿入される挿入口を表面に有し前記プラグを介して外部電源からの電力を負荷に供給するコンセント部と、該コンセント部と電気的に接続され前記外部電源からの電力を前記負荷に供給する電路の漏洩電流を検知し前記電路を遮断する漏電検知制御部と、前記電路に設けられた接点機構部とを備え、
    前記接点機構部は、前記電路の通電と、前記電路の遮断とを切り替える操作部を有しており、
    前記漏電検知制御部は、前記電路に設けられる接点部と、前記接点部を開閉する開閉器と、漏洩電流を検知して前記接点部を開極するように前記開閉器を制御する開閉制御部と、前記接点部の開閉と連動して変位するハンドルとを備えており、
    正面視において、前記コンセント部の前記挿入口と、前記漏電検知制御部の前記ハンドルとの間には、前記操作部が配置されていることを特徴とする配線器具。
  2. 前記ハンドルは、前記接点部が閉極する第1位置と前記接点部が開極する第2位置との間で回転可能に構成されており、
    前記ハンドルは、前記第1位置において前記表面に沿った平らな第1面を備えており、前記第2位置において前記第1面が前記表面に対して傾斜するように突出しており、
    前記操作部は、前記電路を通電させるオン位置と前記電路を遮断するオフ位置との間で揺動可能に構成されており、
    前記操作部は、前記オン位置と前記オフ位置の何れにおいても、前記表面に対して傾斜するように突出していることを特徴とする請求項1に記載の配線器具。
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