JP2016019257A - 立体映像表示システム - Google Patents

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鳥居 信之介
Shinnosuke Torii
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Abstract

【課題】複数のユーザが画像表示部の複数方向から立体映像及び2D映像の視認が可能となる立体映像表示システムを提供する。【解決手段】表示部に対する視認位置検出手段を有し、視認位置に応じて、第1の位置では第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御し、第1の位置と正対する第2の位置では第1のタイミングで第2の映像情報が視認され、第2のタイミングで第1の映像情報が視認されるように制御し、第3の位置では一方のタイミングで第1及び第2の映像情報の何れか一方のみが視認され、他方のタイミングでは第1及び第2の映像情報の何れも視認されないように制御する、シャッター制御手段を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、立体映像の表示手段を有した立体映像表示システムに関するものである。特に例えばカムコーダといった撮影映像を立体映像として表示する表示システムに関するものである。
近年の立体映像の視認環境の普及に伴い、好適な立体映像の撮像装置が要求されている。人間は、右眼において視認される像と、左眼において視認される像とを脳が合成することによって、視認される物体を立体像として認識している。つまり、右眼と左眼とが異なる角度からその物体を視認することによる、右眼において視認される像と、左眼において視認される像との相違によって実現されている。
このため、立体映像を視認するためには、記録された左右の視差に応じた映像情報を、左右の眼に対して各々独立して伝達する必要がある。
そして、右眼用の視差を有した右眼用映像、左眼用の視差を有した左眼用映像から立体映像を視認する手段として、表示映像と同期したシャッターによって左右を分離する液晶シャッター方式が一般的に提案されている。
また、立体映像を複数方向から視認する手段として、特許文献1に示す技術が提案されている。該従来技術は、水平に配置した画像表示面に対するユーザの位置に応じて、画像表示面に表示する左右の視差に応じた映像情報を表示することで、複数方向からの立体映像の視認を実現するものである。このため、該従来技術では、画像表示面に対するユーザの視認位置に応じた右眼用映像、左眼用映像が各々必要となる。
特開平11−341518号公報
しかしながら、上記従来例では、カムコーダやデジタルカメラ、携帯電話といった任意の方向から被写体を撮影する撮像装置では、実現が困難である。これは、カムコーダといった撮像装置では、画像表示面に対するユーザの視認位置に応じた右眼用映像、左眼用映像を得ることができないためである。
一方、撮像装置には一般的に画像表示部が配されており、画像表示部にて撮影した映像を再生することが可能である。上記再生時には撮影者や、被写体となった人物、といった複数のユーザが画像表示部の再生映像を視認できることが望ましい。また、カムコーダやデジタルカメラ、携帯電話といった携帯用の撮像装置では、装置の小型化も望まれる。このため、画像表示部は小型に構成されている。よって、複数のユーザが画像表示部の映像を視認する場合には、画像表示部の複数方向から視認可能であることが望ましい。
よって、本発明の目的はかかる問題点を解決する立体映像表示システムを提案することである。
本発明の立体映像表示システムは、表示部と、前記表示部の表示面と平行な平面内において第1の方向から立体視される第1の視差を有した第1の映像情報と、第2の視差を有した第2の映像情報を時分割で表示する表示制御手段と、シャッター方式の眼鏡と、を有した立体映像表示システムにおいて、前記表示部に対する視認位置を検出する視認位置検出手段を有し、該検出された視認位置に応じて、第1の位置では第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御し、第1の位置と正対する第2の位置では第1のタイミングで第2の映像情報が視認され、第2のタイミングで第1の映像情報が視認されるように制御し、第3の位置では一方のタイミングで第1及び、第2の映像情報の何れか一方のみが視認され、他方のタイミングでは第1及び、第2の映像情報の何れも視認されないように制御するシャッター制御手段を有することを特徴とする。
また、前記表示部に表示される映像が、前記表示部の表示面内で90°回転された場合には、前記シャッター制御手段は、前記第1、第2の位置では、一方のタイミングで第1及び、第2の映像情報の何れか一方のみが視認され、他方のタイミングでは第1及び、第2の映像情報の何れも視認されないように制御し、第3の位置では、第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御することを特徴とする。
また、前記眼鏡には眼鏡の姿勢を検出する眼鏡姿勢検出手段を有しており、前記視認位置検出手段によって、第2の位置が検出され、かつ、前記眼鏡姿勢検出手段によって姿勢が反転していることが検知される場合には、前記シャッター制御手段は、第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御することを特徴とする。
前記視認位置検出手段は、前記表示面に垂直な軸周りの所定角度までは第1の位置と判定することを特徴とする。
また、前記表示部は、装置本体に対して姿勢を変更可能に構成されており、前記表示部の前記装置本体に対する姿勢の変化を検知する姿勢変化検知手段を有しており、前記姿勢変化検知手段の検知結果に応じて、前記視認位置検出手段を駆動することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、カムコーダやデジタルカメラ、携帯電話といった撮像装置において、複数のユーザが画像表示部の複数方向から立体映像及び2D映像の視認が可能となる立体映像表示システムの提供が実現する。
本発明の第1の実施例における立体映像表示システムの本発明にかかる部分のみを抜粋したブロック図 本発明の第1の実施例におけるカムコーダの上面側からみた外観を示す斜視図 本発明の第1の実施例におけるカムコーダの表示部が上方を向いた状態を示す斜視図 本発明の第1の実施例における立体映像を視認するための立体視認用メガネを示す図 本発明の第1の実施例における視認位置検出用の信号波形を示す図 本発明の第1の実施例における表示パネルと各信号発信部を模式的に示す図 本発明の第1の実施例における眼鏡の動作フローを示す図 本発明の第1の実施例における右眼用映像情報と左眼用映像情報の表示タイミングを示す図 本発明の第2の実施例における立体映像表示システムの本発明にかかる部分のみを抜粋したブロック図 本発明の第2の実施例におけるカムコーダの動作フローを示す図 本発明の第2の実施例における眼鏡の動作フローを示す図 本発明の第3の実施例におけるカムコーダの表示部が上方を向いた状態を示す斜視図 本発明の第3の実施例における立体映像を視認するための立体視認用メガネを示す図 本発明の第3の実施例における立体映像表示システムの本発明にかかる部分のみを抜粋したブロック図 本発明の第3の実施例における眼鏡の動作フローを示す図
<第1の実施形態>
以下に、本発明の立体映像表示システムの第1の実施例を示す。本実施例においては、立体映像表示システムは装置本体であるカムコーダと立体映像視認用の眼鏡によって構成されている。
図1は本実施例の立体映像表示システムの本発明にかかる部分のみを抜粋したブロック図、図2は装置本体であるカムコーダを上面側からみた外観を示す斜視図であり、(a)はレンズの光軸先端側からみた図、(b)は背面側からみた図である。図3は表示部33が上面側を向いた状態を示す斜視図である。
31はカムコーダの本体、32は立体映像を撮影するためのレンズ部であり、32Rが撮影した映像を通常状態で表示する際の右眼用映像を撮影する第1のレンズ、32Lが左眼用映像を撮影する第2のレンズである。33は記録中の映像を表示する表示パネル43が配された表示部、34はカムコーダの電源、35は記録を開始するためのトリガーボタンである。36は、レンズ部32の光軸先端側からみて本体31の左側面を覆う外装部品であるLカバー、37は右側面を覆うRカバー、38は撮影モード/再生モードを切換えるモードダイヤル、である。
表示部33は位置変更部39によって、図2(b)の矢印A方向に開閉可能に構成されており、閉状態(図示せず)においては、表示パネル43がRカバー37に対向するように構成されている。さらに、表示部33は位置変更部39によって、矢印B方向にも回動可能に構成されている。図2に示す通常の撮影状態では、映像情報は、図2(b)の矢印C側が上側に、矢印D側が下側となるように表示される。なお、位置変更部39の構造は公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。
以下に、本実施例のカムコーダの基本的な動作について詳述する。電源34を押すことで本体31に電源が投入され、モードダイヤル38によって撮影モードが選択されると、レンズ部32を介して右眼用、左眼用の映像情報が後述する撮像素子52に入力される。表示パネル43には、レンズ部32を介して入力された映像情報が後述する図8に示すタイミングで表示される。その後、ユーザがトリガーボタン35を押すと、映像情報が図示しない半導体メモリやハードディスクドライブ、DVDといった記録媒体に記録される。
また、モードダイヤル38によって再生モードが選択されると、記録部に記録されていた映像情報が、表示パネル43に後述する図8に示すタイミングで表示される。
以下に本体31のシステムの構成を示す。52は、レンズ部32の第1のレンズ32Rと第2のレンズ32Lの各々にて撮影された光学像を、映像情報に変換する撮像素子である。レンズ部32の第1のレンズ32Rによって撮影された映像情報を第1の映像情報61(図示せず)、第2のレンズ32Lによって撮影された映像情報を第2の映像情報62(図示せず)とする。
50は,レンズ部32から得られた第1、第2の映像情報の処理や、記録媒体(図示せず)への記録、各種スイッチによる動作、などの統括処理を行うCPUである。CPU50は、後述する液晶シャッター方式の立体視認用の眼鏡90にて立体視するために、第1の映像情報61と、第2の映像情報62を時分割で交互に表示部33に表示する表示映像の制御を実行する。また、後述する2D映像用の映像表示の際には、第1の映像情報のみを表示する表示映像の制御を実行する。
76と77と78は、後述する眼鏡90が表示部33に対する位置を検出するための、位置検出用信号を各々発信する第1の信号発信部と、第2の信号発信部、第3の信号発信部である。本実施例においては、図3からも明らかなように、第1、第2の信号発信部76、77は、表示パネル43の長辺側に対応した、表示部33の対向する端面に各々配置される。第3の信号発信部78は、表示パネル43の短辺側であって、図3に示す状態で本体31の反対側である表示部33の端面に配置される。これにより、図3に示す状態では、光軸方向後方側に第1の信号発信部76が、光軸方向先端側に第2の信号発信部77が、光軸と垂直方向に第3の信号発信部78が各々信号を発信するように配置される。
図4は、本実施例における立体映像を視認するための、液晶シャッターを有した立体視認用の眼鏡90を示すものである。91は眼鏡の本体となるフレーム部、92Rは表示部33の表示パネル43に表示された第1の映像情報61、または、第2の映像情報62を透過させることで、眼鏡90を装着したユーザの右眼に伝達させる右眼用透過部、92Lは、表示パネル43に表示された第1の映像情報61、または、第2の映像情報62を透過させることで、眼鏡90を装着したユーザの左眼に伝達させる左眼用透過部である。右眼用透過部92Rと左眼用透過部92Lは、透過状態と非透過状態を交互に変化させる液晶シャッターである。
95は信号受信部であり、第1の信号発信部76と、第2の信号発信部77と、第3の信号発信部78と、から発信された信号を受信する。また、図1に示す74は眼鏡の姿勢を検出する眼鏡姿勢検出部である。75は、信号受信部95からの入力に基づき表示部33に対する眼鏡90の位置を検出する視認位置検出や、液晶シャッターの透過、非透過状態のタイミングを制御するシャッター制御といった各種制御手段の統括処理や、後述する同期信号の生成などを行う眼鏡用CPUである。
以下に本実施例における表示部33に対する視認位置検出方法を詳述する。本実施例においては、第1の信号発信部76は指向性を有した赤外線発光素子であり、図3の矢印Gに示す方向に、図5(a)に示す周期2Tのパルス波形の発光パターンに基づいて点滅する。つまり図中のHiでは発光し、Lowでは消灯する。また、該パルス波形は、表示パネル43に表示された映像が第1の映像情報61の場合にHiに、第2の映像情報62の場合にLowとなるように同期をとって点滅する。
第2の信号発信部77は指向性を有した赤外線発光素子であり、図3の矢印Hに示す方向に、図5(b)に示すように第1の信号発信部76の発光パターンと逆位相のパルス波形に基づいて点滅する。
第3の信号発信部78は指向性を有した赤外線発光素子であり、図3の矢印Fに示す方向に、図5(c)に示すように第1の信号発信部76の発光パターンの半分の周期Tのパルス波形に基づいて点滅する。
次に、本実施例における第1、第2、第3の信号発信部が信号を発信する領域について図6を用いて詳述する。図6は表示パネル43と、各信号発信部を模式的に示したものであり、図中に示した角度の範囲内に各々信号が発信される。つまり、例えば第1の信号発信部76から発信された信号は、図中に示したように、表示パネル43に垂直な軸を中心とした60°の範囲内で矢印G方向に発信される。また、表示パネル43に垂直な軸方向に対しては、第1、第2、第3ともに表示パネル43の表示面を原点、表示パネル43の表側を+側、裏側を−側として、0°〜+60°の範囲に発信されるものとする。
また、本実施例では、図3に示す状態において、表示部33には、光軸方向後方側から視認した場合に正位置となるように映像が表示される。
本実施例では、眼鏡90の眼鏡用CPU75は、信号受信部95から得られた信号のサンプリングを実施する。これにより、図5に示した発光パターンのパルス波形の周波数を判別することで、視認位置の検出を実施する。
なお、本実施例においては、例えば図2に示す状態で、表示パネル43を垂直にユーザが視認しようとする場合、先述した各々の信号発信部から発信される信号の領域から外れてしまい、映像の視認が困難である。このため、本体31に設けられた図示しない操作スイッチがユーザに操作されることで、CPU50は、表示パネル43に表示される映像を、立体映像用の表示映像から2D映像用の表示映像に切り替えるものとする。 これにより、複数のユーザが複数の方向から立体視像を視認することはできないが、該状態においても表示映像の視認は可能になる。
以下に図7を用いて眼鏡90の動作フローを詳細に説明する。なお、図7の動作フローは、眼鏡用CPU75によって処理される。
図示しない眼鏡90の電源が投入される(S201)と、眼鏡用CPU75は、信号受信部95から得られた信号の周波数判別を実行する(S202)。周波数判別(S202)の結果が、周期2Tであった場合、視認位置は図6の二点鎖線で示した領域JまたはKであると判別する。次に、眼鏡姿勢検出部74の出力に基づいて姿勢判別(S203)を実行する。姿勢判別(S203)によって、眼鏡90の姿勢が重力方向が眼鏡90を通常装着した状態と一致する「正」姿勢であると判別した場合は、得られたパルス波形をシャッター制御用の同期信号としてシャッター制御を実行する(S207)。
より具体的には、眼鏡用CPU75は、信号受信部95から得られた信号がHiのときは、右目用透過部92Rを透過状態に、左眼用透過部92Lを非透過状態となるようにシャッター制御を行う。一方、該信号がLowのときは、右目用透過部92Rを非透過状態に、左眼用透過部92Lを透過状態となるようにシャッター制御を行う。
また、眼鏡用CPU75が、姿勢判別(S203)によって、眼鏡90の姿勢が重力方向に対して逆向きとなる「逆」姿勢であると判別した場合は、同期信号生成1を実行する(S204)。これにより、得られたパルス波形に対し逆位相となる同期信号を生成する。そして、生成された同期信号に基づいて、シャッター制御を実行する(S207)。
また、眼鏡用CPU75が、姿勢判別(S203)によって、眼鏡90の姿勢が上述した2種類の姿勢とは異なる姿勢であると判別した場合は、上述したパルス波形を同期信号とし、かつ、2D用シャッターモードをONとする(S206)。詳細は後述するが、2D用シャッターモードがON(S206)の場合は、眼鏡用CPU75は、同期信号に応じて、右目用透過部92Rと左眼用透過部92Lを、交互に切り替えるのではなく、同じタイミングで透過・非透過状態となるようにシャッター制御を実行する(S207)。
これは、例えば眼鏡90を装着したユーザが顔を横に傾けた状態などを示している。ユーザが横たわって画面を目視する場合など、右眼と左眼の高さがずれた場合は、立体映像の視認が困難になる。本実施例では、かかる姿勢でも2D映像の視認が可能となるため、ユーザが映像情報を好適に視認することができる。
また、周波数判別(S202)の結果が、周期Tであった場合、眼鏡用CPU75は、視認位置を図6の二点鎖線で示した領域Lであると判別し、同期信号生成2を実行する(S205)。具体的には得られた周期Tのパルス波形と同期した2倍の周期の同期信号を生成する。次に、先述した2D用シャッターモードをON(S206)とし、先述した同期信号に基づいて、シャッター制御を実行する(S207)。これにより、ユーザは、立体視認が困難な表示方向と直交する方向からの視認に対しても、2D映像の視認が可能となる。
次に、本実施例における立体映像の視認方法について詳述する。図8は、図6の二点鎖線で示した領域J、K、L各々に、ユーザが正しい姿勢で位置している場合(領域J、Kに関してはS203の判別結果が「正」の場合)における、ユーザの左右の眼に到達する映像情報の表示タイミングを示す図である。図8において、「表示部の映像」欄に記載された内容は表示部33の表示パネル43に表示される映像を示しており、「61−1」は第1の映像情報61の1コマ目を、「61−2」は2コマ目といった映像情報の時間変化を示している。なお、第2の映像情報62に関しても同様の関係である。また、領域J、K、Lの「右眼」「左眼」欄に記載された内容は、各領域におけるユーザの左右各々の眼に伝達される映像情報を示しており、「×」は非透過状態を示している。
つまり、領域Jにユーザが位置している場合では、まず右眼に第1の映像情報61の1コマ目が伝達され、次に左眼に第2の映像情報62の1コマ目が伝達され、その後右眼に第1の映像情報61の2コマ目が伝達される。かかる構成により、領域Jにいるユーザは好適に立体映像の視認が可能となる。
領域Kのユーザには、まず左眼に第1の映像情報61の1コマ目が伝達され、次に右眼に第2の映像情報62の1コマ目が伝達され、その後、左眼に第1の映像情報61の2コマ目が伝達される。かかる構成により、領域Jとは表示部33に対して反対側に位置する領域Kにいるユーザは、好適に立体映像の視認が可能となる。
領域Lのユーザには、2D用シャッターモードがONになっているため、まず右眼、左眼の双方に第1の映像情報61の1コマ目が伝達され、次に右眼、左眼の双方に第1の映像情報61の2コマ目が伝達される。これにより、第1の映像情報61のみが視認されるため、2D映像として好適に視認される。なお、例えば領域Lにおいては、第1の映像情報61ではなく、第2の映像情報62のみが視認されるように構成することも可能である。
以上から、本実施例では、表示部33に表示する映像は、従来のシャッター方式に対応した立体映像視認用の視差を有した映像情報でありながら、複数のユーザが表示部の複数方向から立体映像及び2D映像の視認が可能となる。
なお、先述した姿勢判別(S203)の判別結果が「逆」の場合に、領域Jとなるパルス波形を受信した場合には、図8に示すK欄の表示タイミングとなる。これは、ユーザが逆向きに表示部33を視認しているためである。
また、図3の81は表示パネル43に表示している映像を表示面内において、90°左回りに回転させる操作ボタンである。
本実施例においては、操作ボタン81が押されると、CPU50は、第1の信号発信部76と、第2の信号発信部77から発信する信号を、双方とも図5(c)に示す信号に切り替える。また、第3の信号発信部78から発信する信号を、図5(a)に示す信号に切り替える。
一方、眼鏡90の眼鏡用CPU75は、図7に示す動作フローをそのまま実行する。これにより、領域J、Kに位置したユーザには、図8のL欄に示すタイミングで映像が右眼、左眼に伝達される。このため、該ユーザは2D映像を視認することができる。また、領域Lに位置したユーザには図8のJ欄に示すタイミングで映像が右眼、左眼に伝達される。これにより、該ユーザは立体映像を視認することができる。
以上から、表示パネル43に表示される映像の向きに応じて、複数のユーザが複数の方向から好適に立体映像や2D映像を視認することができる。
<第2の実施形態>
以下に、本発明の立体映像表示システムの第2の実施例を示す。なお、基本的な構成は第1の実施形態と同一のため説明は省略する。
本実施例においては、本体31には、図2(b)に示した矢印B方向への表示部33の回転を検知する回転検知部80が位置変更部39の近傍に配置されており、表示部33が図3に示す上側を向いた場合にONとなる。なお、表示部33の回転を検知する方法は公知の技術のため説明は省略する。
本実施例の本発明にかかる部分のみを示したブロック図を図9に、本体31のCPU50が実行する動作フローを図10に示す。
本実施例においては、図10に示したように、電源が投入される(S301)と、CPU50は、モード判別(S302)を実行する。モード判別(S302)の結果が、「再生モード」であった場合、回転検知部80からの入力に基づいて、回転検知の判定(S303)を実行する。回転検知の判定(S303)がONであった場合、第1、第2、第3の信号発信部76、77、78から第1の実施形態で示した位置検出用信号を各々発信する(S304)。そして表示部33の表示パネル43に、第1の映像情報と、第2の映像情報を時分割で交互に表示する表示制御1を実行する(S305)。その後、再生動作の制御を実行(S306)する。
一方、回転検知(S303)の判定結果がOFFであった場合、CPU50は位置検出信号の発信を停止し(S307)、表示パネル43は第1の映像情報のみを表示する表示制御2を実行する(S308)。その後、再生動作の制御を実行(S306)する。
また、モード判別(S302)の判別結果が「記録モード」であった場合、位置検出信号を停止し(S309)、表示パネル43に、第1の映像情報のみを表示する表示制御2を実行する(S310)。その後、記録動作の制御を実行(S311)する。
図11は、本実施例における眼鏡90の眼鏡用CPU75の実行する動作フローである。
本実施例においては、基本的な動作フローは図7に示す第1の実施形態と同様であり、同一の番号を用いて説明は省略する。
本実施例では眼鏡90の電源が投入される(S201)と、眼鏡用CPU75は、信号受信部95からの入力有無を判別する受信判別(S351)を実行する。受信判別(S351)によって位置検出信号の入力を判別した場合には、「入力あり」と判断して周波数判別(S202)を実行する。周波数判別(S202)以降の動作フローは第1の実施形態と同一のため説明は省略する。一方、受信判別(S351)によって位置検出信号の入力を判別しなかった場合には、「入力なし」と判断し、眼鏡用CPU75は、右眼用透過部92Rと、左眼用透過部92Lの双方を透過状態のままで維持するシャッター制御2を実行する(S352)。
以上詳述した様に、本実施例においては、図2で示した表示部33の状態では立体映像用の表示を実行しない。これにより、記録モードにおいては、眼鏡90を装着しなくても撮影映像の視認が可能となり、眼鏡90の消費電力の低減や、撮影者自身を撮影する場合に、眼鏡90が撮影されることを防止することができる。
また、再生モードにおいても、2D映像、立体映像の切り替えを、表示部33の回転という容易な操作で実行できるため、操作性の向上が実現される。
また、例えば液晶シャッターへの通電がOFFの場合には、右眼用透過部92Rと、左眼用透過部92Lの双方が透過状態となるように、眼鏡90を構成することで、液晶シャッターの駆動に要する消費電力の低減が実現される。
<第3の実施形態>
以下に、本発明の立体映像表示システムの第3の実施例を示す。なお、基本的な構成は第1の実施形態と同一のため説明は省略する。
図12は装置本体であるカムコーダの表示部33が上面側を向いた状態を示す斜視図である。本実施例においては、同期信号発信部96が表示部33の外側に配置されている。表示パネル43に映像を表示する際には、同期信号発信部96からは後述する眼鏡90のシャッター駆動用となる同期信号が、表示パネル43の表側、及び、矢印G、H、Fの全方向に発信されている。
なお、発信される同期信号は、第1、第2の信号発信部76、77から発信される信号と異なる周波数の信号であり、かつ、図5(a)に示したパルス波形と同一の発光パターンで発光する。つまり、表示パネル43に表示された映像が第1の映像情報61の場合にHiに、第2の映像情報62の場合にLowとなる。また、該状態で表示パネル43に表示される映像は、第1の実施形態と同様に、領域Jから正姿勢で視認した際に、第1の映像情報61がユーザの右眼に、第2の映像情報62が左眼に伝達されることで、立体映像の視認が可能に構成されている。
図13は本実施例の眼鏡90を示す図、図14は本実施例のブロック図である。本実施例では眼鏡90には、同期信号発信部96から発信された同期信号を受信する同期信号受信部97が配置されている。
より詳細に図15を用いて眼鏡用CPU75にて実行される動作フローを説明する。図示しない眼鏡用電源が投入される(S401)と、眼鏡用CPU75は、後述する視認位置判定を実行する(S402)。なお、先述したとおり、同期信号と、第1、第2の信号発信部76、77から発信される信号は異なる周波数の信号であり、各々の信号受信部は、各々の信号の周波数に対応した感度特性を有している。
このため、信号受信部95と、同期信号受信部97の双方に両方の信号が入力しても、受信部の周波数に対する感度差を利用することで、該信号同士の分離が可能である。
以下に、本実施例の視認位置判定方法について詳述する。本実施例においては、眼鏡用CPU75は、信号受信部95にて受信したパルス波形と、同期信号受信部97にて受信したパルス波形の位相の比較を行う。位相が一致した場合、領域Jにユーザが位置していると判定し、受信した同期信号に基づいてシャッター制御を実行(S405)する。これにより、図8のJ欄に記載された状態と同様のタイミングで表示部の映像がユーザの右眼、及び、左眼に伝達されるため、ユーザは好適に立体映像の視認が可能となる。
また、位相が逆転していると判別した場合、領域Kにユーザが位置していると判定し、受信した同期信号の位相を逆転させる(S403)。そして、該同期信号に基づいてシャッター制御を実行(S405)する。これにより、図8のK欄に記載された状態と同様のタイミングで表示部の映像がユーザの右眼、及び、左眼に伝達されるため、領域Jと対向する領域Kにおいても、ユーザは好適に立体映像の視認が可能となる。
また、信号受信部95からの信号が入力されなかった場合、眼鏡用CPU75は、視認位置判定(S402)の判定結果を「その他」と判定する。これにより、眼鏡用CPU75は、例えば領域Lといった領域J、K以外にユーザが位置していると判定し、2D用シャッターモードをON(S404)とする。
2D用シャッターモードがON(S404)となると、第1の実施形態と同様に、眼鏡用CPU75は、同期信号に応じて、右目用透過部92Rと左眼用透過部92Lを、同じタイミングで透過・非透過状態となるように制御する。そして、上記制御に即してシャッター制御を実行する(S405)。これにより、図8のL欄に記載された状態と同様のタイミングで表示部の映像がユーザの右眼、及び、左眼に伝達されるため、立体映像の視認が困難な位置においても、ユーザは2D映像として表示パネル43に表示された映像の視認が可能となる。
なお、本発明の効果は上記実施形態にのみ限定されるものではない。例えば、装置本体としてカムコーダを例示したが、例えば携帯電話やデジタルカメラといった装置を用いることも可能である。
また、例えば第1の実施形態において眼鏡90の姿勢検知を削除することも可能である。これによって、実施例中に詳述したユーザの姿勢変化による立体映像の視認への対応は困難になるが、本発明の効果である複数のユーザが画像表示部の複数方向から立体映像及び2D映像の視認は実現可能である。また、信号発信部から発信する信号の位相や周期ではなく、レベルを検知し、該レベルによって視認位置を検出することも可能である。また、赤外線以外の信号を用いることも可能である。
また、撮影した動画だけではなく、例えば静止画の映像や、アニメーション、映像情報に重ねられた文字データや、編集によって加えたコメントなどに適用することも可能である。また、例えば近年増加しているタッチパネルを配した表示パネルを有した携帯用情報端末などにおいても本発明の効果を得ることは可能である。
(他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行することでも本発明は実現可能である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
31 本体、32 レンズ部、32R 第1のレンズ、32L 第2のレンズ、
33 表示部、34 電源、35 トリガーボタン、36 Lカバー、37 Rカバー、
38 モードダイヤル、39 位置変更部、43 表示パネル、50 CPU、
52 撮像素子、74 眼鏡姿勢検出部、75 眼鏡用CPU、
76 第1の信号発信部、77 第2の信号発信部、78 第3の信号発信部、
80 回転検知部、81 操作ボタン、90 眼鏡、91 フレーム部、
92R 右眼用透過部、92L 左眼用透過部、95 信号受信部、
96 同期信号発信部、97 同期信号受信部

Claims (5)

  1. 表示部と、前記表示部の表示面と平行な平面内において第1の方向から立体視される第1の視差を有した第1の映像情報と、第2の視差を有した第2の映像情報を時分割で表示する表示制御手段と、シャッター方式の眼鏡と、を有した立体映像表示システムにおいて、前記表示部に対する視認位置を検出する視認位置検出手段を有し、該検出された視認位置に応じて、第1の位置では第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御し、第1の位置と正対する第2の位置では第1のタイミングで第2の映像情報が視認され、第2のタイミングで第1の映像情報が視認されるように制御し、第3の位置では一方のタイミングで第1及び、第2の映像情報の何れか一方のみが視認され、他方のタイミングでは第1及び、第2の映像情報の何れも視認されないように制御するシャッター制御手段を有することを特徴とする立体映像表示システム。
  2. 前記表示部に表示される映像が、前記表示部の表示面内で90°回転された場合には、前記シャッター制御手段は、前記第1、第2の位置では、一方のタイミングで第1及び、第2の映像情報の何れか一方のみが視認され、他方のタイミングでは第1及び、第2の映像情報の何れも視認されないように制御し、第3の位置では、第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示システム。
  3. 前記眼鏡には眼鏡の姿勢を検出する眼鏡姿勢検出手段を有しており、前記視認位置検出手段によって、第2の位置が検出され、かつ、前記眼鏡姿勢検出手段によって姿勢が反転していることが検知される場合には、前記シャッター制御手段は、第1のタイミングで第1の映像情報が視認され、第2のタイミングで第2の映像情報が視認されるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の立体映像表示システム。
  4. 前記視認位置検出手段は、前記表示面に垂直な軸周りの所定角度までは第1の位置と判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の立体映像表示システム。
  5. 前記表示部は、装置本体に対して姿勢を変更可能に構成されており、前記表示部の前記装置本体に対する姿勢の変化を検知する姿勢変化検知手段を有しており、前記姿勢変化検知手段の検知結果に応じて、前記視認位置検出手段を駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の立体映像表示システム。
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