JP2016017647A - ケーシング体、該ケーシング体を備えた空気調和機及び該ケーシング体を用いたケーシング体開放方法 - Google Patents

ケーシング体、該ケーシング体を備えた空気調和機及び該ケーシング体を用いたケーシング体開放方法 Download PDF

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Abstract

【課題】空気調和機のケーシング内に設けられた熱交換器の配管を分解せずにケーシングを開放することができるケーシング体、該ケーシング体を備えた空気調和機及び該ケーシンク体を用いたケーシング体開放方法を提供すること。
【解決手段】開口部2aを備えるケーシング2と、該ケーシング2の開口部2aの少なくとも一部を閉塞するパネル3と、パネル3に設けられたパネル開口孔3a、3bから延出される入口管53及び出口管55と、を備えるケーシング体1であって、パネル開口孔3a、3bは、パネル3を入口管53及び出口管55に対し交差する方向に相対移動可能となるように長孔に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ケーシングに設けられたケーシング開口部を覆うパネルを着脱可能とするケーシング体、該ケーシング体を備えた空気調和機及び該ケーシング体を用いたケーシング体開放方法に関する。
従来、図6に示されるように、フィルタユニット40、冷温ユニット50及びファンユニット60を連結して構成した空気調和機30が知られている。以下、空気調和機30を構成するフィルタユニット40、冷温ユニット50及びファンユニット60について説明する。
フィルタユニット40は、通風路を構成するフィルタケーシング41及び該フィルタケーシング41内に取付けられたフィルタ42を備え、吸気口43より取り入れた空気をフィルタリングする。また、フィルタケーシング41には、フィルタ42の保守点検のために開閉扉44が設けられている。
冷温ユニット50は、通風路を構成するコイルケーシング51及び該コイルケーシング51内に取付けられた冷水・温水コイル52を備え、フィルタユニット40より取り入れた空気の温度を冷水・温水コイル52により調整する。冷水・温水コイル52は、冷温水を給水するための入口フランジ53a及び入口管体53bからなる入口管53、該入口管53に接続された入口ヘッダ54、冷温水を排水するための出口フランジ55a及び出口管体55bからなる出口管55、該出口管55に接続される出口ヘッダ56、入口ヘッダ54と出口ヘッダ56との間に多数のフィンチューブ57(図8参照)が並列に接続されて構成されている。入口管53から給水された冷温水は入口ヘッダ54からフィンチューブ57に分配され、該フィンチューブ57内を循環した冷温水は出口ヘッダ56内にて合流して出口管55より排水される。そして、冷温水が流れるフィンチューブ57の外側を流れる空気は所定の温度に調整される。なお、冷温水を給水するための入口管53には、給水フランジ58a及び給水管体58bからなる給水管58が接続され、冷温水の排水するための出口管55には、排水フランジ59a及び排水管体59bからなる排水管59が接続されている。
ファンユニット60は、通風路を構成するファンケーシング61及び該ファンケーシング61内に取付けられたファン62を備え、ファン62はファンモータ63により駆動され、該ファンは冷温ユニット50により温度調整された空気を排気口65から図示しないダクト内に送り出す。また、ファンケーシング61には、ファン62の保守点検のために開閉扉64が設けられている。
上述のように、フィルタ42、ファン62及びファンモータ63のメンテナンスは、開閉扉44、64からアクセスして行われる。また、冷水・温水コイル52のフィンチューブ57についても開閉扉44、64からアクセスしてメンテナンスを行うことができる。しかし、入口ヘッダ54、出口ヘッダ56には、フィンチューブ57が密集して接続され、さらにフィンチューブ57と入口ヘッダ54、出口ヘッダ56との接続部52aは、コイルケーシング51との隙間が狭いため、メンテナンス、点検が困難となっている(図8(a)参照)。特に、フィンチューブ57と入口ヘッダ54、出口ヘッダ56との接続はロー付け、溶接等により接続されているため、長年の使用によるロー付け等の劣化により、接続部からの水漏れが発生する頻度も高くなる傾向にある。そこで、フィンチューブ57と入口ヘッダ54、出口ヘッダ56との接続部52aのメンテナンス、点検を行う際には、コイルケーシング51の開口孔51aを覆うパネル71、71’を設け、該パネル71に設けた孔71a、71b及び該孔から延出される入口管53、出口管55の周縁を閉塞する蓋72、74を特許文献1に示されるような分割形状として、パネル71をコイルケーシング51から取外可能な構造としていた(図8参照)。
特開平5−252635号公報(第2頁、図1及び図2)
しかしながら、図7、図8(a)に示されるようなコイルケーシング51の開口孔51aを覆うパネル71を取外すためには、給水管58、入口管53、冷水・温水コイル52、出口管55及び排水管59から水を抜き、図8(b)に示されるように、給水管58及び入口管53の周囲を覆う断熱材73、出口管55及び排水管59の周囲を覆う断熱材75の撤去、入口管53に接続される給水管58及び出口管55に接続される排水管59の分解、パネル71から割蓋72、74を取外して、ようやくパネル71をコイルケーシング51から取外すことができる。また、メンテナンス、点検の終了後は、パネル71をコイルケーシング51への取付け、割蓋72、74のパネル71への取付け、入口管53と給水管58及び出口管55と排水管59の組立て、給水管58、入口管53、出口管55及び排水管59の周囲の断熱材73、75の取付け、給水管58、入口管53、冷水・温水コイル52、出口管55及び排水管59内への注水、空気抜きを行う必要があり、コイルケーシング51からパネル71を取外し、取付けるために多大な時間を要していた。さらに、空気調和機はデパート、オフィスビル等に据え付けられることが多く、そのメンテナンス、点検は、夜間、休日などの限られた時間内に完了しなければならないという制約がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、空気調和機のケーシング内に設けられた熱交換器に接続された配管を分解せずにケーシングを開放することができるケーシング体、該ケーシング体を備えた空気調和機及び該ケーシング体を用いたケーシング体開放方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のケーシング体は、
開口部を備えるケーシングと、該ケーシングの開口部の少なくとも一部を閉塞するパネルと、前記パネルに設けられたパネル開口孔から延出される延出体と、を備えるケーシング体であって、前記パネル開口孔は、前記パネルを前記延出体に対し交差する方向に移動可能となるように長孔に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、パネル開口孔の長孔を利用して、パネルを延出体に干渉することなく前記延出体に対し交差する方向に移動できるようになっているため、ケーシング開口部を開放することができる。
本発明のケーシング体は、
前記パネル開口孔の長孔形状に対応した形状を有する閉塞体を備え、該閉塞体は前記延出体の周縁部を閉塞することを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞体は前記パネル開口孔の長孔形状に対応するので、該閉塞体を前記パネルに取付けたとき、前記閉塞体は前記パネルと協働して前記延出体の周縁部及び前記パネル開口孔を確実に閉塞できる。
本発明のケーシング体は、
前記パネル開口孔は、パネル周縁部を切欠いた切欠孔であることを特徴としている。
この特徴によれば、前記延出部によりパネルの移動が規制されることなく、前記ケーシング開口部を最大限開放することができる。
本発明のケーシング体は、
前記閉塞体は、前記延出体の径方向に分割されていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞体は前記延出体の径方向に分割されているので、前記延出部の周囲に容易に取付けることができる。
本発明のケーシング体は、
前記パネル開口孔から延出される延出体は複数設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、パネル開口孔から延出される延出体が複数設けられていても、前記パネル開口孔の長孔を利用して、パネルは延出体に干渉することなく移動できるようになり、ケーシング開口部を開放することができる。
本発明のケーシング体は、
前記パネル開口孔は複数設けられ、該パネル開口孔はそれぞれ前記パネルの同じ側に延設されることを特徴としている。
この特徴によれば、パネルの同じ側に延設される複数のパネル開口孔を利用して、パネルは一方向に移動させることで延出体に干渉することなく、ケーシング開口部を開放することができる。
本発明の空気調和機は、
前記延出体は前記ケーシング内に設けられた熱交換器の配管からなるケーシング体を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記パネルは熱交換器の配管に干渉することなく移動でき、ケーシング開口部を開放することができる。
本発明のケーシング体開放方法は、
前記ケーシング体を用いたケーシング体開放方法であって、前記パネルを前記延出体に対し交差する方向に移動させ、前記ケーシング開口部を開放することを特徴としている。
この特徴によれば、前記パネルを前記延出体に対し交差する方向に移動させることにより、延出部に干渉することなく、前記ケーシング開口部を容易に開放できる。
本発明のケーシング体を示す斜視図である。 ケーシング開口部を覆うパネルを移動して、ケーシング開口部を開放した状態を示す斜視図である。 パネルを示す図である。 (a)は出口割蓋、(b)は入口割蓋を示す図である。 (a)は図1のA−A断面でパネルと入口割蓋及び出口割蓋とを固定するボルトを取外した状態を示す図、(b)はパネルと入口割蓋及び出口割蓋との間に隙間を形成した状態を示す図、(c)はパネルを移動した状態を示す図である。 (a)は空気調和機の平面図、(b)は空気調和機の正面図である。 従来のケーシング体を示す斜視図である。 (a)は図7のB−B断面を示す図、(b)はケーシング開口部を閉塞するパネルを取外した状態を示す図である。
本発明に係るケーシング体、該ケーシング体を備えた空気調和機及び該ケーシング体を用いたケーシング体開放方法を実施するための形態を図1から図6を参照して説明する。図1に示されるように、符号10は、本発明のケーシング体1を備えた空気調和機の冷温ユニット10である。該冷温ユニット10と図6に示される冷温ユニット50とは、ケーシング体1の構成が異なるのみで、冷水・温水コイル52の構成は同一である。また、フィルタユニット40及びファンユニット60の構成は同一であるため、以下、フィルタユニット40及びファンユニット60に関する説明は省略する。
図1及び図6に示されるように、冷温ユニット10は、ケーシング体1及び該ケーシング体1内に取付けられた冷水・温水コイル52を備え、フィルタユニット40より取り入れた空気の温度を冷水・温水コイル52により調整する。冷水・温水コイル52は、冷温水を給水するための入口フランジ53a及び入口管体53bからなる入口管53、該入口管53に接続された入口ヘッダ54、冷温水の排水するための出口フランジ55a及び出口管体55bからなる出口管55、該出口管55に接続された出口ヘッダ56、該入口ヘッダ54と出口ヘッダ56との間に多数のフィンチューブ57(図8参照)が並列に接続され構成されている。なお、入口管53には、給水フランジ58a及び給水管体58bからなる給水管58、出口管55には、排水フランジ59a及び排水管体59bからなる排水管59が接続されている。なお、図2において、ケーシング開口部2aを覆うパネル3を移動すると、ケーシング開口部2aを通してケーシング体1内の冷水・温水コイルを目視できるが、図2では当該冷水・温水コイルを省略している。
本発明のケーシング体1は、ケーシング2と、延出体としての入口管53及び給水管58並びに出口管55及び排水管59と、閉塞体としての入口割蓋4及び出口割蓋5と、を備える。
図1、図2に示されるように、ケーシング2は、矩形の骨格構造を成す枠体2bと、該枠体2bの図示正面に構成される開口部2aを閉塞するパネル3、3’と、枠体2bの他の面に同様に構成される開口部を閉塞するパネル3’’、3’’’と、を備える。なお、図1、図2においては、パネルは、2分割されているが、一体に構成してもよいし、3分割以上に構成してもよい。
ここで、パネル3の構成について説明する。図2、図3に示されるように、パネル3は、ケーシング2内部の図示しない冷水・温水コイルに臨む開口部2aの一部を閉塞し、該パネル3には、入口管53、出口管55が挿通するパネル開口孔3a、3bが設けられている。また、パネル開口孔3a、3bは、パネル3を入口管53及び出口管55に対し交差する方向に移動可能となるように長孔に形成されるとともに、パネル周縁部3c、3dを切欠いた切欠孔に形成されている。このようにパネル開口孔3a、3bを構成することで、パネル3を入口管53及び出口管55に対して交差する方向に移動させるとともに、パネル3の開口部2aを最大限開放でき、ケーシング2からパネル3を撤去することができる。
また、図3に示されるように、パネル3は、外表面を構成する外板3eと、内表面を構成する内板3fと、外板3e及び内板3fの間に充填される充填材3g、充填材3gの外周部に配設され外板3e及び内板3fに挟持される縁材3hと、を備える。さらに、パネル3は、該パネル3の周囲に設けた孔3mにボルトを挿通して、ケーシング2の枠体2bに設けられたネジ孔(図示せず)に固定されている。なお、ケーシング2を構成する他のパネル3’、3’’、3’’’(図1参照)もパネル3の構成と同様であり、充填材が断熱材として、ケーシング体1内を流れる空気の温度を所定の温度に保つ役目を果たしている。
つぎに、入口割蓋4、出口割蓋5について説明する。入口割蓋4(図4(b))は、外表面を構成する外板4bと、該外板4bの裏側には断熱材4cが取付けられている。該外板4b及び断熱材4cには、閉塞孔部4a及び孔4dが形成され、該孔4dによって入口管53を断熱することができる。さらに、入口割蓋4はパネル開口孔3aの長孔形状に対応した形状を有するので、入口割蓋4はパネル3と協働して入口管53の周縁部及びパネル開口孔3aを断熱状態で閉塞できる。
また、出口割蓋5(図4(a))は、外表面を構成する外板5bと、該外板5bの裏側には断熱材5cが取付けられている。該外板5b及び断熱材5cには、閉塞孔部5a及び孔5dが形成され、該孔5dによって、出口管55を断熱することができる。さらに、出口割蓋5はパネル開口孔3bの長孔形状に対応した形状を有するので、出口割蓋5はパネル3と協働して出口管55の周縁部及びパネル開口孔3bを断熱状態で閉塞できる。
さらに、入口割蓋4、出口割蓋5は、閉塞孔部4a、5a、孔部4d、5dの略中心を通るように分割面4e、5eにて分割されているので、分割面4e、5eを閉じるように入口割蓋4、出口割蓋5を入口管53、出口管55に交差する方向に移動させて、入口管53、出口管55の周縁部及びパネル開口孔3a、3bを閉塞するように組立てることができる。
なお、入口割蓋4、出口割蓋5には、図4(a)に示されるように、たとえば、出口割蓋5に閉塞孔部5f及び分割面5gを設け、複数の配管を延出させることもできる。
また、図3、図4に示されるように、入口割蓋4は、該入口割蓋4の周囲に設けた孔4kにボルトを挿通して、パネル3のネジ孔3kに固定され、出口割蓋5は、該出口割蓋5の周囲に設けた孔5mにボルトを挿通して、パネル3のネジ孔3mに固定されている。
つぎに、上述したケーシング体1を用いたパネル3の撤去方法、ケーシング2の開口部2aの開放方法を図1、図2及び図5を参照して説明する。
パネル3をケーシング2に固定するボルト92(図5(a))、入口割蓋4、出口割蓋5をパネル3に固定するボルト91(図5(a))を取外す。つぎに、入口割蓋4、出口割蓋5をそれぞれ給水管58及び排水管59側に押して、断熱材73、75を圧縮し、入口割蓋4及び出口割蓋5とパネル3との間に隙間gを形成する(図5(b))。続いて、パネル3を給水管58及び排水管59側へ移動し、さらに、入口管53及び出口管55に対し交差する方向に移動させ、入口管53及び出口管55に対しパネル周縁部3c、3d(図2)を通過させ、ケーシング2からパネル3を撤去する(図2、図5(c))。このように、冷水・温水コイル52に接続された入口管53及び給水管58並びに出口管55及び排水管59、断熱材73、75を分解することなく、ケーシング2の開口部2aを最大限開放できる。さらに、パネル3は、ケーシング2の壁面をガイドにして移動することもできるので、パネル3は入口割蓋4及び出口割蓋5との引っ掛かりを防いで、ケーシング2の開口部2aを開放できる。なお、図5において、パネル3’を取り外した後に、パネル3を取外せば、隙間gを形成する工程を省略することができる。
本発明のケーシング体1においては、以下のような作用効果を奏する。
開口部2aを備えるケーシング2と、該ケーシング2の開口部2aの少なくとも一部を閉塞するパネル3と、パネル3に設けられたパネル開口孔3a、3bから延出される入口管53及び出口管55と、を備えるケーシング体1であって、パネル開口孔3a、3bは、パネル3を入口管53及び出口管55に対し交差する方向に移動可能となるように長孔に形成されているので、パネル3は入口管53及び出口管55に干渉することなく、パネル開口孔3a、3bの長孔を利用して、パネル3を入口管53及び出口管55に対して交差する方向に移動させてケーシング開口部2aを開放できる。
パネル開口孔3a、3bの長孔形状に対応した形状を有する入口割蓋4及び出口割蓋5を備えるので、該入口割蓋4及び出口割蓋5がパネル3と協働して入口管53及び出口管55の周縁部及びパネル開口孔3a、3bを確実に閉塞できる。
パネル開口孔3a、3bは、パネル周縁部3c、3dを切欠いた切欠孔に形成されているので、パネル3は入口管53及び出口管55を通過することができ、ケーシング2の開口部2aを最大限開口でき、ケーシング2からパネル3を撤去することもできる。
入口割蓋4及び出口割蓋5は、入口管53及び出口管55の径方向に分割されているので、入口管53、出口管55に交差する方向に入口割蓋4及び出口割蓋5を移動させて、入口管53、出口管55の周縁部及びパネル開口孔3a、3bを閉塞することができる。
パネル開口孔3a、3bから延出される延出体は複数設けられていても、パネル開口孔の3a、3bを利用して、パネルは延出体に干渉することなく移動できるようになり、ケーシング開口部を開放することができる。
パネル開口孔3a、3bはパネルに対して同じ側に延設され、パネル周縁部3c、3dを切欠いた切欠孔に形成されているので、該切欠孔を利用して、パネルは一方向に移動させることで延出体に干渉することなく、ケーシング開口部を開放することができる。
ケーシング体1は内部に冷水・温水コイル52を備えた空気調和機の冷温ユニット50に適用できるので、空気調和機を短時間で点検、メンテナンスできる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
前記実施例では、パネル開口孔3a、3bの長孔に形成し、パネル開口孔3a、3bの一端をパネル周縁部3c、3dを切欠いていた。しかし、これに限らず、パネル開口孔3a、3bのパネル周縁部3c、3dを開放しない長孔とし、該パネル開口孔3a、3bを利用して、パネル3を入口管53及び出口管55に対して交差する方向に移動させて、パネル3を撤去することなくケーシング2の開口部2aを開放してもよい。
別の変形例として、パネル開口孔3a、3bを略正方形または縦長に形成し、パネル開口孔3a、3bのパネル周縁部3c、3dを切欠き開放して、該周縁部3c、3dに入口管53及び出口管55を通過させて、パネル3を撤去し、ケーシング2の開口部2aを開放してもよい。
また、上記実施例では、パネル3のパネル開口孔3a、3bを横長の孔として、パネル3を横方向に移動させてケーシング2の開口部2aを開放していたが、パネル3のパネル開口孔3a、3bを縦長の孔として、パネル3を上下方向に移動させてケーシング2の開口部2aを開放するようにしてもよい。
さらに、上記実施例においては、延出体は冷水・温水コイル52に接続される配管であったが、延出体は液体を流すための配管に限らず、気体を流すための配管であってもよい。上記実施例において、延出体としての入口管53及び給水管58並びに出口管55及び排水管59は、フランジ53a、58a、55a、59aによって結合されているが、フランジ結合に限らず、ネジ結合、クランプ結合によるものでもよい。加えて、入口管53及び給水管58並びに出口管55及び排水管59の結合位置は、ケーシングの外側であったが、ケーシングの内部で結合されていてもよい。そして、入口管53、出口管55を設けず、給水管58及び排水管59を冷熱コイル52に直接接続するものでもよい。
加えて、延出体は、電線、信号線、光ケーブル等の配線であってもよいし、または該配線を収容するための配管であってもよい。
1 ケーシング体
2 ケーシング
2a 開口部
3 パネル
3a、3b パネル開口孔
3c、3d パネル周縁部
4 入口割蓋(閉塞体)
5 出口割蓋(閉塞体)
52 冷水・温水コイル(熱交換器)
53 入口管(延出体)
55 出口管(延出体)
58 給水管(延出体)
59 排水管(延出体)
前記課題を解決するために、本発明のケーシング体は、
開口部を備えるケーシングと、該ケーシングの開口部の少なくとも一部を閉塞するパネルと、前記パネルに設けられたパネル開口孔から延出される延出体と、を備えるケーシング体であって、前記パネル開口孔の形状に対応した形状を有するとともに、前記延出体の周縁部を閉塞し、該延出体の径方向に分割される閉塞体を備え、前記パネル開口孔は、前記パネルを前記延出体に対し交差する方向に移動可能となるように長孔に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞体はパネルに取付けたとき、閉塞体は延出体の周縁部及びパネル開口孔を確実に閉塞でき、閉塞体は延出体の径方向に分割されるとともに、パネル開口孔長孔に形成されているので、閉塞体及びパネルは延出体に干渉することなく延出体に対し交差する方向に移動でき、ケーシング開口部を開放することができる。

Claims (8)

  1. 開口部を備えるケーシングと、該ケーシングの開口部の少なくとも一部を閉塞するパネルと、前記パネルに設けられたパネル開口孔から延出される延出体と、を備えるケーシング体であって、前記パネル開口孔は、前記パネルを前記延出体に対し交差する方向に移動可能となるように長孔に形成されていることを特徴とするケーシング体。
  2. 前記パネル開口孔の長孔形状に対応した形状を有する閉塞体を備え、該閉塞体は前記延出体の周縁部を閉塞することを特徴とする請求項1に記載のケーシング体。
  3. 前記パネル開口孔は、パネル周縁部を切欠いた切欠孔であることを特徴とする請求項1または2に記載のケーシング体。
  4. 前記閉塞体は、前記延出体の径方向に分割されていることを特徴とする請求項2に記載のケーシング体。
  5. 前記パネル開口孔から延出される延出体は複数設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のケーシング体。
  6. 前記パネル開口孔は複数設けられ、該パネル開口孔はそれぞれ前記パネルの同じ側に延設されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のケーシング体。
  7. 前記延出体は前記ケーシング内に設けられた熱交換器の配管からなる請求項1ないし6のいずれかに記載のケーシング体を備えることを特徴とする空気調和機。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のケーシング体を用いたケーシング体開放方法であって、前記パネルを前記延出体に対し交差する方向に移動させ、前記ケーシング開口部を開放することを特徴とするケーシング体開放方法。
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