JP2016016316A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
【解決手段】操作手段を備えた遊技台であって、前記操作手段は、発光手段が少なくとも設けられた手段であり、前記操作手段の一部は、操作拒否動作を行うことが可能な手段であり、前記操作手段の一部の移動により、該操作手段が操作不可となり、前記操作拒否動作とは、前記移動のことであり、前記操作拒否動作が行われる際に、前記発光手段が発光する、ことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ぱちんこ機やスロットマシン(パチスロ機)、封入式遊技機に代表される遊技台に関する。
従来、ぱちんこ機などの遊技台では、操作手段を備えるものがあった(特許文献1参照)。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、操作手段について改良の余地がある。
本発明の目的は、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するために、操作手段を備えた遊技台であって、前記操作手段は、発光手段が少なくとも設けられた手段であり、前記操作手段の一部は、操作拒否動作を行うことが可能な手段であり、前記操作手段の一部の移動により、該操作手段が操作不可となり、前記操作拒否動作とは、前記移動のことであり、前記操作拒否動作が行われる前において、前記発光手段が第一の状態となり、前記操作拒否動作が行われた後において、前記発光手段が第二の状態となり、前記第一の状態は、前記第二の状態と別の状態である、ことを特徴とする。
本発明によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
ぱちんこ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 図1のぱちんこ機100を背面側から見た外観図である。 遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 本発明の一実施の形態によるぱちんこ機100の制御部の回路ブロック図である。 本発明の一実施の形態によるぱちんこ機100での表示図柄の一例であって、(a)は特図1の停止図柄の一例を示し、(b)は特図2の停止図柄の一例を示し、(c)は装飾図柄の停止図柄の一例を示し、(d)は普図の停止表示図柄の一例を示図である。 本発明の一実施の形態によるぱちんこ機100の主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態によるぱちんこ機100の主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 特図先読み処理を示すフローチャートである。 (a)〜(c)は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示した図である。 (a)〜(c)は、主制御部タイマ割込処理の特図1または特図2関連抽選処理における特図1または特図2の当否判定処理で用いられる当否判定用テーブルの一例を示した図である。 (a)、(b)は、図柄変動終了後に停止表示される図柄を決定するために用いられる特図決定用テーブルを示した図である。 特図1変動遊技における図柄変動表示の変動時間を決定する特図1変動表示時間決定テーブルの一例を示した図である。 特図2変動遊技における図柄変動表示の変動時間を決定する特図2変動表示時間決定テーブルの一例を示した図である。 (a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理(ストローブ割込み処理)のフローチャートである。(c)は、第1副制御部400のタイマ変数更新割込処理のフローチャートである。(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 (a)〜(o)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (p)〜(D)は、図16(a)〜(o)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (E)〜(H)は、図17(p)〜(D)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (C)´〜(J)´は、図17(B)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (t)´´〜(H)´´は、図17(s)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (I)´´は、図20(H)´´に続いて、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (E)´´´〜(G)´´´は、図20(D)´´に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (t)〜(B)は、図17(s)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。 (a)〜(f)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 (a)〜(e)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 (a)〜(f)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。(g)は、ボタン操作を受付ける期間のうちの、最初から、チャンスボタン136を操作できない状態が開始されるまでの間に、ボタン操作を受付けた場合の演出の例を示す図である。(g)´は、ボタン操作を受付ける期間のうちの、チャンスボタン136を操作できない状態が終了した後から、最後までの間に、ボタン操作を受付けた場合の演出の例を示す図である。 (a)〜(h)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 (e)´〜(f)´は、図27(d)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。(f)´´〜(g)´´は、図28(e)´に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 (a)〜(i)は、図20(z)´´に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 (f)´〜(l)´は、図29(e)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 (c)〜(g)は、図29(b)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。(d)´〜(f)´は、図31(c)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。(g)´は、図31(f)に続いて、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。 本発明に係る操作手段および第一の部品の動作の例を示す正面図であって、(a)〜(b)は操作手段を押下した場合の各部品の移動の順序を示す例である。 本発明に係る操作手段および第一の部品の動作の例を示す正面図であって、(a)〜(c)は操作手段および第一の部品の移動の順序を示す例である。 本発明に係る操作手段および第一の部品の動作の例を示す正面図であって、(a1)〜(a6)、(b1)〜(b13)、(c1)〜(a6)は各部品の移動の順序を示す例である。ここでは、第一の部品1702が移動後に元の位置に戻る例を示している。 本発明に係る操作手段の動作の例を示す正面図であって、(a1)〜(a6)、(b1)〜(b3)は操作手段の移動の順序を示す例である。 本発明に係る操作手段の動作の例を示す正面図であって、(a1)〜(a6)、(b1)〜(b3)は操作手段の移動の順序を示す例である。 本発明に係るチャンスボタン136の分解斜視図である。 図37に示したチャンスボタンユニット700の斜視図である。 チャンスボタンユニット700の各状態を側方から見た側面図であり、(a)は、ボタン操作(遊技者による操作)およびボタン駆動(モータによる駆動)をしていない状態(デフォルト状態)を示す図であり、(b)は、遊技者がボタンを押下した状態を示す図であり、(c)は、ボタン駆動により最下位置にボタンを下げた状態を示す図である。 チャンスボタンユニット700の各状態を側方から見た側面図であり、(a)は、デフォルト状態から軸部709aを少し回転させた状態を示す図であり、(b)は、(a)からさらに回転した状態を示す図であり、(c)は、(b)からさらに回転した状態を示す図であり、(d)はボタン駆動により最下位置にボタンを下げた状態を示す図である。 チャンスボタンユニット700の断面図であり、(a)は図39(a)のA−A断面図であり、(b)は図40(a)のB−B断面図であり、(c)は図40(b)のC−C断面図であり、(d)は図40(d)のD−D断面図である。 ハーネスの配置を説明する図であり、(a)は、ボタンがデフォルト状態のチャンスボタンユニット700をハーネス側から見た側面図であり、(b)は、(a)のE−E断面図であり、(c)は、ボタンが降下した状態での(b)に相当する図である。 軸部709aを回転駆動する機構を説明する図であり、台座部材709の平断面図である。 LED基板706に設けたLED706aの配置について説明する図であり、(a)は、ベース部材707にLED基板706を固定した状態の平面図であり、(b)は、LED基板706の平面図であり、(c)は、ベース部材707にLED基板706を固定した状態の底面図であり、(d)は、LED基板706の底面図である。 ベース部材707と被駆動部材708とを組み合わせる様子を示す斜視図である。 貫通孔707bとネジ708b1との関係を説明する側断面図であり、(a)はデフォルト状態を示す図であり、(b)はボタン駆動によりボタンを下げた状態を示す図である。 チャンスボタンユニット700をチャンスボタン取付ユニット701に収容する様子を示す斜視図である。 チャンスボタン取付ユニット701の側面図である。 チャンスボタン取付ユニット701の底部715aを見た平面図である。 チャンスボタン取付ユニット701に収容したチャンスボタンユニット700を固定する機構を説明する平断面図であり、(a)は非固定状態を示す図であり、(b)は固定状態を示す図である。 チャンスボタン取付ユニット701の上部を拡大して示す斜視図である。 図48を右から見た側面図である。 本発明に係る別の実施例を示す図であり、(a)は概略側断面図であり、(b)は(a)の第二の部品2702の概略平断面図である。 本発明に係る別の実施例を示す概略側断面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンの一例を説明する図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技台(例えば、ぱちんこ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係るぱちんこ機100の全体構成について説明する。なお、同図はぱちんこ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
ぱちんこ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにぱちんこ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。
球貯留皿付扉108は、ぱちんこ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を不図示の遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置された不図示のカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。チャンスボタン136は詳しくは後述するように駆動回路によって駆動されて移動可能なものである。また、球貯留皿付扉108のうちチャンスボタン136の周囲部分を周囲部108aと呼ぶ。
チャンスボタン136は、遊技者が押下操作するものであり、その押下面(操作面)は、遊技者に近い側が低くなるように傾斜している。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図2は、図1のぱちんこ機100を背面側から見た外観図である。
図2に示すように、ぱちんこ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を、背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
タンクレール154はツインレールとも称され、例えば第1副基板160と少なくとも一部が前後方向に重畳するように配置されている。本実施の形態によるぱちんこ機100では、部材の配置領域を節約するため、制御基板にノイズを与える恐れのあるタンクレール154が第1副基板160に重畳して配置されている。しかしながら、ぱちんこ機100は、タンクレール154にノイズ対策が施されている場合、タンクレール154と第1副基板160とが重畳して配置されていても、第1副基板160のノイズによる影響を軽減することができる場合がある。また、タンクレール154にはノイズ対策が施されているので、タンクレール154の側面を絶縁性の透明部材で形成することができる。これにより、タンクレール154がぱちんこ機100に設置された場合に、ぱちんこ機100の背面側に位置するタンクレール154の側面を透して、タンクレール154での遊技球の流下状況を目視により確認することができる場合がある。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検出するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部(払出基板170)へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、払出装置152の排出口152aから排出され、後述の払出通路ユニット300や排出口ユニット400を通過してぱちんこ機100の表側に配設した払出通路121(図1参照)から上皿126に到達するように構成しており、ぱちんこ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186を配設している。CRインタフェース部186は、例えばD−sub(D−subminiature)コネクタで構成されたCRユニット接続部186aを有している。CRインタフェース部186は、CRユニット接続部186aを介して払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うようになっている。
第2副基板164を収納する第2副基板ケース166の図中左上には、例えばスピーカ120の音量を調整する音量調整スイッチ192を設けている。音量調整スイッチ192は、例えばロータリースイッチで構成される。
ぱちんこ機100は、その背面側から見て、球タンク150の右側であってタンクレール154の上方に中継基板196を有している。中継基板196はぱちんこ機100とホールコンピュータとの電気的接続に用いられる。遊技盤200の交換を行う場合にぱちんこ機100とホールコンピュータとの配線を変更する必要がないため、遊技盤200は、中継基板196を介して本体104とホールコンピュータとを接続したままで交換される。但し、機種によってはぱちんこ機100からホールコンピュータに送信する信号の種類を変更する必要があるため、ぱちんこ機100は、遊技盤200の取り外し時に、ぱちんこ機100の正面(手前)側から中継基板196の接続状況が把握できるように構成されていてもよい。
同様に、外部と接続の必要がある他の構成(例えば不図示の電源コード)についても、本体104に備えておくことが好ましい。
ぱちんこ機100は、その背面側から見て、中継基板196の右側に電源コネクタ191を有している。電源コネクタ191には、不図示の電源コードが接続されるようになっている。
ぱちんこ機100の機種を変更する際には、遊技盤200を交換するが、このとき主基板156、第1副基板160および第2副制御部500も交換することになる場合があるので、主基板156、第1副基板160および第2副制御部500は遊技盤200に設ける場合がある。
また、ぱちんこ機100の機種を変更する場合であっても、本体104は交換せずそのまま使用することができる場合があり、このとき払出基板170、発射基板174および電源基板182も交換の必要がない場合があるので、払出基板170、発射基板174および電源基板182は本体104に設ける場合がある。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208(液晶表示装置208)を配設し、装飾図柄表示装置208の上方に演出可動体224を配設している。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成するが、本発明はこれに限られるものではなく、EL等を用いた表示装置を用いてもよい。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
遊技盤200の右上部には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222と、を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
また、本実施形態では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cのそれぞれに表示する装飾図柄に次ぐ4つ目の装飾図柄として第4図柄を設けている。この第4図柄は、特図1用としての特図1用第4図柄219、および特図2用としての特図2用第4図柄221の2つを設けており、演出表示領域208d(例えば下部)に表示する。第4図柄は、変動/停止を表示するものであり、例えば黒色は停止表示を示し、グレー色は変動表示を示す。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234と、を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。
なお、一般入賞口226に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の右側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、ぱちんこ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では遊技盤200の右側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根232aを備え、羽根232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つ、右部下方に1つの計2つ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置212、214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。
可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、ぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をぱちんこ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このぱちんこ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
上述の打球方向変換部材236や遊技釘238などの遊技球が接触可能な部品が、遊技領域に配置されると共に発射された遊技球が接触可能な遊技部品である。
<演出装置206>
次に、ぱちんこ機100の演出装置206について説明する。演出装置206は、第1副制御部400や第2副制御部500により駆動制御される。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や、遊技盤200の遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能である。転動領域であるステージ244上で、受入孔244bに進入した遊技球は放出部である放出孔244aから放出され、放出した球が第1特図始動口230へ入球し易くなる場合を設けている。
演出可動体224は、本実施例では、装飾図柄表示装置208の視認可能な領域を制限するよう、不図示のモータによって装飾図柄表示装置208の前方を上下動する。
遮蔽装置246は、左扉246aおよび246b並びに右扉246cおよび246dからなり、装飾図柄表示装置208の前面に配設する。左扉246aおよび右扉246cの上部には、左扉246aおよび右扉246cのそれぞれを左右方向に移動可能な移動機構(不図示)を有する。
<制御部>
次に、図4を用いて、ぱちんこ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。
なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。ぱちんこ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、ぱちんこ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
まず、ぱちんこ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400および第2副制御部500についても同様である。基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にぱちんこ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。なお、ぱちんこ機100は、主制御部300から第1副制御部400への一方向通信に限られず、主制御部300と第1副制御部400との間で双方向にコマンド等の信号を送信できるように構成されていてもよい。
次に、ぱちんこ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136および設定操作部139に備えられた各ボタンのそれぞれの押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
次に、ぱちんこ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506と、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、チャンスボタン136の駆動制御を行うための駆動回路522と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、ぱちんこ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、ぱちんこ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、ぱちんこ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図5(a)〜(d)を用いて、ぱちんこ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
図5(a)は特図1の停止図柄態様の一例を示したものであり、図5(b)は特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。
そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)には、図柄変動停止表示における特図1の停止図柄態様として「特図A」から「特図F」までの6種類が示されており、図5(b)には、図柄変動停止表示における特図2の停止図柄態様として「特図a」から「特図d」までの4種類が示されている。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
特図1の停止図柄態様のうち、「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。本実施形態のぱちんこ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。
また、15R特別大当り遊技終了後および15R大当り遊技終了後はいずれも電サポ状態(時短状態という場合もある)に移行する。電サポ状態については詳しくは後述するが、電サポ状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、電サポ状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当り図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に対する有利度が相対的に大きくなる図柄である。
「特図C」は、突然確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。
「特図D」は、隠れ確変と称される2R大当り図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。
なお、「特図D」は、大当りした時の普図の状態が普図高確率状態である場合には、大当りした後の普図の遊技状態は普図高確率状態となり、大当りしたことにより電サポ状態が終わってしまうということが起こらないように構成されている。
「特図E」は、小当り図柄であり、小当りした時の遊技状態となる図柄である。例えば、小当りした時の遊技状態が、特図高確率普図高確率状態であったならば、小当り終了後も特図高確率普図高確率状態となり、小当りした時の遊技状態が、特図低確率普図低確率状態であったならば、小当り終了後も特図低確率普図低確率状態となる。ここにいう小当りは、2R電サポ無し大当りとほぼ同じアタッカーの挙動を示す。すなわち、この「特図E」は「特図D」と同じ状態であり、装飾図柄表示装置208に表示される演出も同じ態様とすることで、特図の遊技状態が高確率に移行していることを期待させることができるようになっている。
また、「特図F」は、はずれ図柄であり、遊技者に対する有利度が相対的に小さくなる図柄である。なお、本実施形態のぱちんこ機100には、15R特別大当り図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当り図柄等の他の図柄についても同様である。
また、図5(b)の特図2の停止図柄態様について説明すると、「特図a」は16R特別大当たり図柄であり、「特図b」は8R特別大当たり図柄であり、「特図c」は8R大当たり図柄であり、「特図d」は、はずれ図柄である。
詳細は後述するが、本実施の形態によるぱちんこ機100は、当否判定において大当りとするか、小当りとするか、はずれとするかの決定を行い、その後、当該当否判定の結果に基づいて、図柄変動表示後に「特図A」〜「特図F」のいずれを特図1表示装置212に停止表示するのかを決定し、「特図a」〜「特図d」のいずれを特図2表示装置214に停止表示するのかを決定するように構成されている。このため、本実施の形態によるぱちんこ機100は、図柄変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)を決定することにより、大当り遊技のラウンド数や大当り遊技後の利益状態(例えば、特図確変状態の有無や電サポ状態の有無)が自動的に決定されるようになっている。しかしながら、ぱちんこ機100は、これに限られず、例えば、停止図柄の決定とは別に、大当り遊技のラウンド数や大当り遊技後の利益状態を抽選により決定するように構成されていてもよい。また、ぱちんこ機100は、例えば停止図柄を決定すると大当り遊技のラウンド数が自動的に決定するのに対し、大当り遊技後の利益状態を抽選により決定するといったように、停止図柄、当該ラウンド数および当該利益状態を適宜関連付けて構成されていてもよい。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。以下の図面において、「装飾図柄の変動表示」を矢印で示す場合があるが、実際には、表示する装飾図柄を、このように切り替える場合がある。
そして、「特図A」の15R特別大当り、「特図B」の15R大当り、「特図b」の8R特別大当りまたは「特図c」の8R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。
また、「特図A」の15R特別大当りを明示的に報知する場合、または「特図a」の16R特別大当りを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図D」の隠れ確変と称される2R大当りまたは「特図E」の小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。
さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図F」のはずれ、「特図d」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図5(c)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図5(d)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技のはずれを報知する場合には「普図B」を停止表示する。図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップ10101では、初期設定1を行う。初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可および初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップ10101の次のステップ10103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。ステップ10103の次のステップ10105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップ10103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップ10107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップ10103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップ10105は繰り返し実行される。
ステップ10107では、初期設定2を行う。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップ10107の次のステップ10109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップ10113)に進む。具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップ10113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップ10113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップ10111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、ぱちんこ機100を初期状態にすべくステップ10113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップ10113に進む。
ステップ10111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、ぱちんこ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップ10115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図4に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップ10111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップ10233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップ10113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップ10113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップ10233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップ10113の次のステップ10115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、大当りか否かの当否判定で大当りと判定された場合に、特図変動遊技での停止図柄を決定する抽選に用いる当り時用特図決定用乱数値を生成する当り時用特図決定用乱数カウンタの初期値を生成するための初期値生成用乱数カウンタ(以下、「当り時用特図決定用乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタ」と称する。)を更新する。また、普図変動遊技の当否判定に用いる普図当選乱数値を生成する普図当選乱数カウンタの初期値を生成するための初期値生成用乱数カウンタ(以下、「普図当選乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタ」という。)を更新する。例えば、当り時用特図決定用乱数値として取り得る数値範囲が0〜99とすると、RAM308に設けた当り時用特図決定用乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が100であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。普図当選乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタも同様に更新する。なお、当り時用特図決定用乱数カウンタおよび普図当選乱数カウンタに対応するそれぞれの初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップ10207でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップ10115の処理を繰り返し実行する。
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップ10201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップ10201の次のステップ10203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップ10203の次のステップ10205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップ10205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、ステップ10205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。ステップ10205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、および特図2始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップ10205の次のステップ10207およびその次のステップ10209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。ステップ10207の基本乱数初期値更新処理では、上記ステップ10115で行った、当り時用特図決定用乱数カウンタおよび普図当選乱数カウンタにそれぞれ対応する初期値生成用乱数カウンタの更新を行い、次のステップ10209の基本乱数更新処理では、主制御部300で使用する、当り時用特図決定用乱数カウンタおよび普図当選乱数カウンタが更新される。例えば、当り時用特図決定用乱数値として取り得る数値範囲が0〜99とすると、当り時用特図決定用乱数値を生成するためにRAM308に設けた当り時用特図決定用乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算してから元の当り時用特図決定用乱数カウンタに記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が100であれば0を元の当り時用特図決定用乱数カウンタに記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、当り時用特図決定用乱数カウンタが一周していると判定した場合には当り時用特図決定用乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、当り時用特図決定用乱数カウンタにセットする。例えば、0〜99の数値範囲で変動する当り時用特図決定用乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、当り時用特図決定用乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、当り時用特図決定用乱数カウンタにセットすると共に、当り時用特図決定用乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、当り時用特図決定用乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、普図当選乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。当り時用特図決定用乱数カウンタは、特図1用の乱数値を取得するためのカウンタと特図2用の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けてもよいし、あるいは、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップ10209の次のステップ10211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。具体的には、特図変動遊技での図柄変動時間を決めるための特図タイマ番号決定用乱数値を生成する特図タイマ番号決定用乱数カウンタを更新する。また、普図変動遊技での図柄変動時間を決めるための普図タイマ番号決定用乱数値を生成する普図タイマ番号決定用乱数カウンタを更新する。
ステップ10211の次のステップ10213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図1表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、特図2表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップ10213の次のステップ10215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップ10215の次のステップ10217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップ10205における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。
特図1始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タン(本例では、保留数4で満タンとなる)でない場合、乱数値生成回路(ハード乱数回路)318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した当り判定用乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた当り時用特図決定用乱数カウンタから当り時用特図決定用乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図1乱数値記憶領域内の当り判定用乱数値および当り時用特図決定用乱数値の組(以下、「特図1乱数値の組」または「特図1始動情報」と称する場合がある)は、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先であり最も過去に記憶されている)の特図1乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図1乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図1乱数値の組のデータが書き込まれる。
特図2始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する特図2保留数記憶領域が満タン(本例では、保留数4で満タンとなる)でない場合、乱数値生成回路318の特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した当り判定用乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた当り時用特図決定用乱数カウンタから当り時用特図決定用乱数値を取得して特図2乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図2乱数値記憶領域内の当り判定用乱数値および当り時用特図決定用乱数値の組(以下、「特図2乱数値の組」または「特図2始動情報」と称する場合がある)は、特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数と同数分だけ格納される。特図2乱数値記憶領域内では、特図2保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位の特図2乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図2乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位の特図2乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図2乱数値の組のデータが書き込まれる。
普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する普図乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップ10217の次のステップ10219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップ10219の次のステップ10221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、普図当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、普図当りフラグがオフの場合には、はずれ図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびはずれ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ミリ秒(ms)間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンにされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、特図2始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がはずれであれば、後述するように、普図当りフラグがオフにされる。この普図当りフラグがオフの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップ10223に移行するようにしている。
ステップ10223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および特図2始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた普図当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、普図当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップ10223の次のステップ10224では、特図先読み処理を行う。特図先読み処理は、特図1始動口230または特図2始動口232に入賞があると、入賞により増加した保留に係る始動情報を先読みして、特図変動遊技の停止図柄等を特図関連抽選処理での当否判定より前に事前判定する。
このステップ10224の特図先読み処理について、図8乃至図13を参照して説明する。
図8は、特図先読み処理の流れの一例を示すフローチャートである。
特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報(新たに取得した始動情報)を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加したか否かを判定する(ステップ10251)。特図2の始動情報が増加したか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加したと判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加したと判定した場合にはステップ10252に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップ10254に進む。
ステップ10252では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップ10229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブル(図10参照)および特図決定用テーブル(図11参照)を用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップ10229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップ10252の次のステップ10253では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップ10254の処理に移行する。
ステップ10254では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加したか否かを判定する。特図1の始動情報が増加したか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加したと判定した場合にはステップ10255に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了する。
ステップ10255では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップ10256に進み、非電サポ中でない(電サポ中である)と判定した場合にはステップ10258に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを電サポの条件以外で判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップ10256では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップ10231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップ10231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップ10256の次のステップ10257では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップ10225)に復帰する。
ステップ10258では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の特図2状態更新処理(ステップ10225)に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、本実施の形態では、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、当該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、当該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを第1副制御部400が判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。
図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「先読み結果1」には停止図柄情報として「特図F」(はずれ)が記憶され、記憶領域「先読み結果2」には停止図柄情報として「特図F」(はずれ)が記憶され、記憶領域「先読み結果3」には停止図柄情報として「特図A」(15R特別大当り)が記憶され、記憶領域「先読み結果4」には停止図柄情報として「特図F」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「先読み結果1」には停止図柄情報として「特図d」(はずれ)が記憶され、記憶領域「先読み結果2」〜「先読み結果4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)では、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「先読み結果1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「先読み結果2」〜「先読み結果4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
以上の説明では、停止図柄のみを事前判定し、停止図柄情報のみを先読み結果記憶部に記憶する例を挙げたが、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信するようにしてもよい。
次に、本実施の形態によるぱちんこ機100において用いられる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルについて図10および図11を用いて説明する。図10および図11に示すテーブルは、例えば主制御部300のROM306に記憶されている。
図10(a)〜(c)は、主制御部タイマ割込処理の特図1または特図2関連抽選処理(ステップ10229、10231)における特図1または特図2の当否判定処理で用いられる当否判定用テーブルの一例を示している。
図10(a)は、特図高確率中に用いられるテーブルを示し、図10(b)は、特図低確率中に用いられるテーブルを示している。また、図10(c)は、図10(a)または図10(b)を用いた抽選において「ハズレ」が選択された場合の小当り判定で用いられる小当り判定用テーブルを示している。
図10(a)および図10(b)に示す当否判定用テーブルは、左から1列目に「特図確率」、2列目に「乱数範囲」、3列目に「当否判定結果」の項目で構成されている。図10(a)に示す1列目の「特図確率」での「高確率」は当否判定時の遊技状態が特図高確率状態であることを表している。2列目の「乱数範囲」は、取得した当り判定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。「乱数範囲」は、数値0〜10000、数値10001〜11638および数値11639〜65535の3つに区分されている。3列目の「当否判定結果」は、「高確率」かつ数値0〜10000、数値11639〜65535に対応して「ハズレ」が割り当てられ、数値10001〜11638に対応して「大当り」が割り当てられている。
図10(b)に示す1列目の「特図確率」での「低確率」は当否判定時の遊技状態が特図低確率状態であることを表している。2列目の「乱数範囲」は、取得した当り判定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。「乱数範囲」は、数値0〜10000、数値10001〜10162、数値10163〜65535の3つに区分されている。3列目の「当否判定結果」は、「低確率」かつ数値0〜10000、数値10163〜65535に対応して「ハズレ」が割り当てられ、数値10001〜10162に対応して「大当り」が割り当てられている。
図10(c)に示す小当り判定用テーブルは、左から1列目に「特図の種類」、2列目に「乱数範囲」、3列目に「当否判定結果」の項目で構成されている。図10(c)に示す1列目の「特図の種類」での「特図1」は特図1変動遊技であることを示している。本実施の形態では、特図2変動遊技の当否判定結果に小当りは設けられていない。このため、本実施の形態では、特図1変動遊技の当否判定において、図10(a)または図10(b)のテーブルを用いた抽選で「ハズレ」となった場合にのみ図10(c)に示す小当り判定用テーブルを用いた小当り判定の抽選が行われる。特図2変動遊技の当否判定では、図10(a)または図10(b)のテーブルを用いた抽選で「ハズレ」となった場合には、当該当否判定結果は、はずれになる。
本実施の形態によるぱちんこ機100では、小当りに当選しても賞球はほぼ得られず、遊技状態も特図高確率状態や付図高確率状態に変化しないため、小当りは、はずれに含まれる。このため、ぱちんこ機100は、図10(a)また図10(b)を用いた抽選結果が「ハズレ」であった場合、図10(c)を用いた抽選を行い、特図1変動遊技の結果が小当りであるのか、または、はずれであるのかを決定するようになっている。
図10(c)のテーブルの2列目の「乱数範囲」は、取得した小当り判定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。「乱数範囲」は、数値0〜12999および数値13000〜65535の2つに区分されている。3列目の「当否判定結果」は、「特図1」かつ数値0〜12999に対応して「小当り」が割り当てられ、数値13000〜65535に対応して「ハズレ」が割り当てられている。
主制御部300の基本回路302は、特図1または特図2の変動遊技の結果を当選(大当り)とするか、不当選(はずれ)とするかを決定するために、取得した当り判定用乱数値に対して当否判定用テーブルを参照して当否判定を行う。例えば、基本回路302は、当否判定時の遊技状態が特図高確率状態である場合には図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルをROM306から読み出し、当否判定時の遊技状態が特図低確率状態である場合には図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルをROM306から読み出して、それぞれ参照するようになっている。さらに、特図1変動遊技の当否判定では、図10(a)または図10(b)のテーブルを用いた抽選で「ハズレ」となった場合に図10(c)に示す小当り判定用テーブルを用いた小当り判定の抽選を行う。
図11は、図柄変動終了後に停止表示される図柄を決定するために用いられる特図決定用テーブルを示している。図11(a)は特図1用の特図決定用テーブル(特図1図柄決定用テーブル)を示し、図11(b)は特図2用の特図決定用テーブル(特図2図柄決定用テーブル)を示している。
図11(a)に示す特図1用の特図決定用テーブルは、左から1列目に「当否判定結果」、2列目に「種類」、3列目に「乱数範囲」の項目で構成されている。
1列目の「当否判定結果」は「大当り」、「小当り」および「ハズレ」に区分されている。「大当り」は図10(a)または図10(b)に示す特図当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「大当り」と判定された場合を示し、「小当り」は図10(c)に示す当否判定の結果、「小当り」と判定された場合を示し、「ハズレ」は図10(c)に示す小当り判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「ハズレ」と判定された場合を示している。
3列目の項目「乱数範囲」は、取得した大当り時用特図1決定用乱数値、小当り時用特図1決定用乱数値またははずれ図柄決定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜99)を示している。「乱数範囲」は、1列目の「当否判定結果」の項目「大当り」に対応して、数値0〜49、数値50〜84、数値85〜89、数値90〜99の4つに区分されて割り当てられ、「小当り」に対応して数値0〜99が割り当てられ、「ハズレ」に対応して数値0〜99が割り当てられている。
2列目の項目「種類」は、特図変動遊技における停止図柄を表している。「種類」は、「大当り」かつ乱数範囲が数値0〜49に対応して「特図A」、数値50〜84に対応して「特図B」、数値85〜89に対応して「特図C」、数値90〜99に対応して「特図D」の停止図柄態様がそれぞれ割り当てられている。また、「種類」は、「小当り」(乱数範囲が数値0〜99)に対応して「特図E」の停止図柄態様が割り当てられている。さらに、「種類」は、「ハズレ」(乱数範囲が数値0〜99)に対応して「特図F」の停止図柄態様が割り当てられている。
図11(b)に示す特図2用の特図決定用テーブルは、左から1列目に「当否判定結果」、2列目に「種類」、3列目に「乱数範囲」の項目で構成されている。
1列目の「当否判定結果」は「大当り」および「ハズレ」に区分されている。「大当り」は図10(a)または図10(b)に示す特図当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「大当り」と判定された場合を示し、「ハズレ」は図10(a)または図10(b)に示す特図当否判定用テーブルを用いた当否判定の結果、「ハズレ」と判定された場合を示している。
3列目の項目「乱数範囲」は、取得した大当り時用特図2決定用乱数値、またははずれ図柄決定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜99)を示している。「乱数範囲」は、1列目の「当否判定結果」の項目「大当り」に対応して、数値0〜49、数値50〜69、数値70〜99の3つに区分されて割り当てられ、「小当り」に対応して数値0〜99が割り当てられている。
2列目の項目「種類」は、特図変動遊技における停止図柄を表している。「種類」は、「大当り」かつ乱数範囲が数値0〜49に対応して「特図a」、数値50〜69に対応して「特図b」、数値70〜99に対応して「特図c」の停止図柄態様がそれぞれ割り当てられている。また、「種類」は、「ハズレ」(乱数範囲が数値0〜99)に対応して「特図d」の停止図柄態様が割り当てられている。
このように、主制御部300の基本回路302は、特図1始動口230への入球に基づく当否判定結果が大当りの場合、特図1表示装置212に「特図A」〜「特図D」のいずれの停止図柄態様を停止表示させるかを、取得した当り時用特図決定用乱数値に対して特図決定用テーブルを参照して決定する。
また、本実施の形態では、特図1始動口230への入球に基づく当否判定結果が小当りの場合の停止図柄は「特図E」の一つにしているが、小当りの場合の停止図柄が複数種類の場合には、主制御部300の基本回路302は、特図1始動口230への入球に基づく当否判定結果が小当りの場合、特図1表示装置212にいずれの停止図柄態様を停止表示させるかを、取得した当り時用特図決定用乱数値に対して特図決定用テーブルを参照して決定する。
また、本実施の形態では、特図1始動口230への入球に基づく当否判定結果がはずれの場合の停止図柄は「特図F」の一つにしているが、はずれの場合の停止図柄が複数種類の場合には、主制御部300の基本回路302は、特図1始動口230への入賞に基づく当否判定結果がはずれの場合、特図1表示装置212にいずれの停止図柄態様を停止表示させるかを、取得したはずれ図柄決定用乱数値に対して特図決定用テーブルを参照して決定する。なお、はずれ図柄決定用乱数値は、はずれの停止図柄を決定する際に、RAM308に設けられたはずれ図柄決定用乱数カウンタから取得される。
また、主制御部300の基本回路302は、特図2始動口232への入球に基づく当否判定結果が大当りの場合、特図2表示装置214に「特図a」〜「特図c」のいずれの停止図柄態様を停止表示させるかを、取得した当り時用特図決定用乱数値に対して特図2決定用テーブルを参照して決定する。
また、本実施の形態では、特図2始動口232への入球に基づく当否判定結果に小当りは設けられていないが、特図2始動口232への入球に基づく当否判定結果に小当りを設けてもよい。
また、本実施の形態では、特図2始動口232への入球に基づく当否判定結果がはずれの場合の停止図柄は「特図d」の一つにしているが、はずれの場合の停止図柄が複数種類の場合には、主制御部300の基本回路302は、特図2始動口232への入賞に基づく当否判定結果がはずれの場合、特図2表示装置214にいずれの停止図柄態様を停止表示させるかを、取得したはずれ図柄決定用乱数値に対して特図決定用テーブルを参照して決定する。なお、はずれ図柄決定用乱数値は、はずれの停止図柄を決定する際に、RAM308に設けられたはずれ図柄決定用乱数カウンタから取得される。
図12は、特図1変動遊技における図柄変動表示の変動時間を決定する特図1変動表示時間決定テーブルの一例を示している。
特図1変動表示時間決定テーブルは、主制御部タイマ割込処理の特図1関連抽選処理(ステップ10231)において用いられる。図12に示すデータテーブルは、例えば主制御部300のROM306に記憶されている。図12に示すように、特図1変動表示時間決定テーブルは、左列から「停止図柄」、「変動時間」、「乱数選択範囲」、「装飾図柄表示装置での演出態様」および「テーブル」の5項目で構成されている。
左列の「停止図柄」は、図11(a)の特図決定用テーブル(特図1図柄決定用テーブル)を用いて決定された停止図柄であって、「特図A・特図B(電サポ有無で共通)」、「特図C(電サポ有無で共通)」、「特図D・特図E(電サポ有無で共通)」、「特図F(電サポ無:保留3)」、および「特図F(電サポ無:保留0〜2、または電サポ有:保留0〜3)」の5つに区分されている。
「停止図柄」が「特図A・特図B」の場合は、変動時間決定時の遊技状態が電サポ状態であるか否か(電サポ有無)および特図1変動遊技の保留数にかかわらず、テーブル「1」が選択される。また、「停止図柄」が「特図C」の場合は、変動時間決定時の電サポ有無および特図1変動遊技の保留数にかかわらず、テーブル「2」が選択される。「停止図柄」が「特図D・特図E」の場合は、変動時間決定時の遊技状態が電サポ状態であるか否か(電サポ有無)および特図1変動遊技の保留数にかかわらず、テーブル「3」が選択される。
「停止図柄」が「特図F」の場合は、変動時間決定時の電サポ有無および特図1変動遊技の保留数に応じて、テーブル「4」またはテーブル「5」が選択されるようになっている。停止図柄として特図Fに決定され、電サポ無しかつ特図1変動遊技の保留数が3個の場合にはテーブル「4」が選択され、電サポ無しかつ当該保留数が0〜2個の場合または電サポ有りかつ当該保留数が0〜3個の場合にはテーブル「5」が選択されるようになっている。
項目「乱数選択範囲」は、取得した特図変動時間決定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。特図変動時間決定用乱数値は、例えば特図1の始動情報取得と同時に取得されてRAM308の所定の記憶領域に記憶され、特図1変動表示時間決定時に当該所定の記憶領域から読み出されるようになっている。テーブル「1」では、「乱数選択範囲」は数値0〜1000、数値1001〜20000および数値20001〜65535の3つに区分されている。テーブル「2」では、「乱数選択範囲」は数値0〜30000、数値30001〜45000および数値45001〜65535の3つに区分されている。テーブル「3」では、「乱数選択範囲」は数値0〜30000および数値30001〜65535の2つに区分されている。テーブル「4」では、「乱数選択範囲」は数値0〜65000、数値65001〜65400、数値65401〜65500および数値65501〜65535の4つに区分されている。テーブル「5」では、「乱数選択範囲」は数値0〜50000、数値50001〜60000、数値60001〜65000および数値65001〜65535の4つに区分されている。
「乱数選択範囲」の図中左隣の「変動時間」は、特図1変動遊技の変動時間を示している。「変動時間」は、テーブル「1」かつ、乱数選択範囲が数値0〜1000に対応して「15000ms」、数値1001〜20000に対応して「45000ms」、数値20001〜65535に対応して「65000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「2」かつ、乱数選択範囲が数値0〜30000に対応して「12000ms」、数値30001〜45000に対応して「45000ms」、数値45001〜65535に対応して「65000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「3」かつ、乱数選択範囲が数値0〜30000に対応して「12000ms」、数値30001〜65535に対応して「15000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「4」かつ、乱数選択範囲が数値0〜65000に対応して「3000ms」、数値65001〜65400に対応して「10000ms」、数値65401〜65500に対応して「40000ms」、数値65501〜65535に対応して「60000ms」がそれぞれ割り当てられている。さらに、「変動時間」は、テーブル「5」かつ、乱数選択範囲が数値0〜50000に対応して「7000ms」、数値50001〜60000に対応して「10000ms」、数値60001〜65000に対応して「40000ms」、数値65001〜65535に対応して「60000ms」がそれぞれ割り当てられている。
「乱数選択範囲」の図中右隣の「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」および選択された「変動時間」の組合せに対応する特図1変動遊技において第一装飾図柄表示装置208や第二装飾図柄表示装置209で実行される演出態様を示している。「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図A・特図B」かつ、変動時間「1500ms」に対応して「ノーマルリーチ当り」、変動時間「45000ms」に対応して「スーパーリーチA当り」、変動時間「65000ms」に対応して「スーパーリーチB当り」がそれぞれ割り当てられている。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図C」かつ、変動時間「12000ms」に対応して「チャンス目停止」、変動時間「45000ms」に対応して「スーパーリーチAハズレ→チャンス目停止」、変動時間「65000ms」に対応して「スーパーリーチBハズレ→チャンス目停止」がそれぞれ割り当てられている。ここで、スーパーリーチAハズレ→チャンス目停止とは、はずれ時のスーパーリーチAの演出が終了した後に、チャンス目を停止させる表示を行うものであり、スーパーリーチBハズレ→チャンス目停止とは、はずれ時のスーパーリーチBの演出が終了した後に、チャンス目を停止させる表示を行うものである。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図D・特図E」かつ、変動時間「12000ms」に対応して「チャンス目停止」、変動時間「15000ms」に対応して「ノーマルリーチハズレ→チャンス目停止」がそれぞれ割り当てられている。ここで、ノーマルリーチハズレ→チャンス目停止とは、はずれ時のノーマルリーチの演出が終了した後に、チャンス目を停止させる表示を行うものである。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図F」かつ、変動時間「3000ms」に対応して「短縮ハズレ」、変動時間「7000ms」に対応して「ハズレ」、変動時間「10000ms」に対応して「ノーマルリーチハズレ」、変動時間「40000ms」に対応して「スーパーリーチAハズレ」、変動時間「60000ms」に対応して「スーパーリーチBハズレ」がそれぞれ割り当てられている。
図13は、特図2変動遊技における図柄変動表示の変動時間を決定する特図2変動表示時間決定テーブルの一例を示している。
特図2変動表示時間決定テーブルは、主制御部タイマ割込処理の特図2関連抽選処理(ステップ10229)において用いられる。図13に示すデータテーブルは、例えば主制御部300のROM306に記憶されている。図13に示すように、特図2変動表示時間決定テーブルは、左列から「停止図柄」、「変動時間」、「乱数選択範囲」、「装飾図柄表示装置での演出態様」および「テーブル」の5項目で構成されている。
左列の「停止図柄」は、図11(b)の特図決定用テーブル(特図2図柄決定用テーブル)を用いて決定された停止図柄であって、「特図a・特図b・特図c(電サポ無)」、「特図a・特図b・特図c(電サポ無:保留1〜3)」、「特図a・特図b・特図c(電サポ有:保留0)」、「特図d(電サポ有:保留1〜3)」、「特図d(電サポ有:保留0)」、および「特図d(電サポ無:保留0〜3)」の6つに区分されている。「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c」の場合は、変動時間決定時の電サポ有無または特図2変動遊技の保留数に応じて、テーブル「6」〜「8」のいずれかが選択される。「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c(電サポ無)」である場合は、テーブル「6」が選択される。「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c(電サポ有:保留1〜3)」である場合は、テーブル「7」が選択される。「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c(電サポ有:保留0)」である場合は、テーブル「8」が選択される。
「停止図柄」が「特図d」の場合は、変動時間決定時の電サポ有無および特図2変動遊技の保留数に応じて、テーブル「9」〜「11」のいずれかが選択される。「停止図柄」が「特図d(電サポ有:保留1〜3)」である場合は、テーブル「9」が選択される。「停止図柄」が「特図d(電サポ有:保留0)」である場合は、テーブル「10」が選択される。「停止図柄」が「特図d(電サポ無:保留0〜3)」である場合は、テーブル「11」が選択される。
項目「乱数選択範囲」は、取得した特図変動時間決定用乱数値と比較する乱数の数値範囲(0〜65535)を示している。特図変動時間決定用乱数値は、例えば特図2の始動情報取得と同時に取得されてRAM308の所定の記憶領域に記憶され、特図2変動表示時間決定時に当該所定の記憶領域から読み出されるようになっている。テーブル「6」では、「乱数選択範囲」は数値0〜1000、数値1001〜20000および数値20001〜65535の3つに区分されている。テーブル「7」では、「乱数選択範囲」は数値0〜1000、数値1001〜20000および数値20001〜65535の3つに区分されている。テーブル「8」では、「乱数選択範囲」は数値0〜20000および数値20001〜65535の2つに区分されている。テーブル「9」では、「乱数選択範囲」は数値0〜65500および数値65501〜65535の2つに区分されている。テーブル「10」では、「乱数選択範囲」は数値0〜65500および数値65501〜65535の2つに区分されている。テーブル「11」では、「乱数選択範囲」は数値0〜50000、数値50001〜60000、数値60001〜65000および数値65001〜65535の4つに区分されている。
「乱数選択範囲」の図中左隣の「変動時間」は、特図2変動遊技の変動時間を示している。「変動時間」は、テーブル「6」かつ、乱数選択範囲が数値0〜1000に対応して「15000ms」、数値1001〜20000に対応して「45000ms」、数値20001〜65535に対応して「65000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「7」かつ、乱数選択範囲が数値0〜1000に対応して「1000ms」、数値1001〜20000に対応して「15000ms」、数値20001〜65535に対応して「45000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「8」かつ、乱数選択範囲が数値0〜20000に対応して「15000ms」、数値20001〜65535に対応して「45000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「9」かつ、乱数選択範囲が数値0〜65500に対応して「1000ms」、数値65501〜65535に対応して「40000ms」がそれぞれ割り当てられている。また、「変動時間」は、テーブル「10」かつ、乱数選択範囲が数値0〜65500に対応して「7000ms」、数値65501〜65535に対応して「40000ms」がそれぞれ割り当てられている。さらに、「変動時間」は、テーブル「11」かつ、乱数選択範囲が数値0〜50000に対応して「7000ms」、数値50001〜60000に対応して「10000ms」、数値60001〜65000に対応して「40000ms」、数値65001〜65535に対応して「60000ms」がそれぞれ割り当てられている。
「乱数選択範囲」の図中右隣の「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」および選択された「変動時間」の組合せに対応する特図2変動遊技において第一装飾図柄表示装置208や第二装飾図柄表示装置209で実行される演出態様を示している。「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c(電サポ無)」かつ、変動時間15000msに対応して「ノーマルリーチ当り」、変動時間45000msに対応して「スーパーリーチA当り」、変動時間65000msに対応して「スーパーリーチB当り」がそれぞれ割り当てられている。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c(電サポ有:保留1〜3)」かつ、変動時間1000msに対応して「突発当り」、変動時間15000msに対応して「ノーマルリーチ当り」、変動時間45000msに対応して「スーパーリーチA当り」がそれぞれ割り当てられている。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図a・特図b・特図c(電サポ有:保留0)」かつ、変動時間15000msに対応して「ノーマルリーチ当り」、変動時間45000msに対応して「スーパーリーチA当り」がそれぞれ割り当てられている。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図d(電サポ有:保留1〜3)」かつ変動時間1000msに対応して「超短縮ハズレ」、変動時間40000msに対応して「スーパーリーチAハズレ」がそれぞれ割り当てられている。また、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図d(電サポ有:保留0)」かつ、変動時間7000msに対応して「ハズレ」、変動時間40000msに対応して「スーパーリーチAハズレ」がそれぞれ割り当てられている。さらに、「装飾図柄表示装置での演出態様」は、「停止図柄」が「特図d(電サポ無:保留0〜3)」かつ、変動時間7000msに対応して「ハズレ」、変動時間10000msに対応して「ノーマルリーチハズレ」、変動時間40000msに対応して「スーパーリーチAハズレ」、変動時間60000msに対応して「スーパーリーチBハズレ」がそれぞれ割り当てられている。
次いで、図7の説明に戻り、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップ10225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動開始のタイミングにおける特図2状態更新処理では、RAM308に設けた特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数の値を1だけ減算した値を特図2保留数記憶領域に記憶し直す。それとともに、特図2保留ランプ220の点消灯を制御する。例えば、図3の特図2保留ランプ220の4つのLEDを図左から右に向かって順にLED番号1−4とすると、LED番号の若い方から順に特図2保留数分のLEDを例えば赤色に点灯させ、他を消灯させる。
また例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、16R大当りフラグ、8R大当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、16R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオン、普図確率変動フラグはオンの場合には図5(b)に示す特図a、8R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図b、8R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図c、はずれフラグがオンの場合には特図dそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、16R特別大当り図柄(特図a)、8R特別大当り図柄(特図b)、8R大当り図柄(特図c)、およびはずれ図柄(特図d)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ(詳細は後述)回数記憶部に記憶された電サポ回数が1以上であれば、その電サポ回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンにされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施形態では16ラウンドか8ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、電サポ回数記憶部に電サポ回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。ここでの電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、ぱちんこ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率(普図確変)状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延による遊技状態をまとめて、電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態と呼ぶ。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。さらに、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、後述するように、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップ10227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップ10227)。この特図1状態更新処理は、特図1の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図1変動開始のタイミングにおける特図1状態更新処理では、RAM308に設けた特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数の値を1だけ減算した値を特図1保留数記憶領域に記憶し直す。それとともに、特図1保留ランプ218の点消灯を制御する。例えば、図3の特図1保留ランプ218の4つのLEDを図左から右に向かって順にLED番号1−4とすると、LED番号の若い方から順に特図1保留数分のLEDを例えば赤色に点灯させ、他を消灯させる。
また例えば、特図1変動表示の途中(上述の特図1表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図1状態更新処理では、特図1表示装置212を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図1表示装置212は特図1の変動表示(特図1変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図1変動表示時間が経過したタイミング(特図1表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図1状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオン、普図確率変動フラグはオンの場合には図5(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオン、普図確率変動フラグはオフの場合には特図D、小当りフラグがオンの場合には特図E、はずれフラグがオンの場合には特図Fそれぞれの態様となるように、特図1表示装置212を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図1停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図1表示装置212は、15R特別大当り図柄(特図A)、15R大当り図柄(特図B)、2R大当り(突然確変)図柄(特図C)、2R大当り(隠れ確変)図柄(特図D)、小当たり図柄(特図E)、およびはずれ図柄(特図F)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図1停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図1が所定期間停止表示され、特図1変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ(詳細は後述)回数記憶部に記憶された電サポ回数が1以上であれば、その電サポ回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図1であることを示す特図1識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図1変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンにされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図1停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図1状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図1作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図1待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図1待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図1状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図1状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施形態では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図1状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、電サポ回数記憶部に電サポ回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。ここでの電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、ぱちんこ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率(普図確変)状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延による遊技状態をまとめて、電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態と呼ぶ。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図1始動口230に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。さらに、コマンド設定送信処理(ステップ10233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図1状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図1変動遊技の結果がはずれであれば、後述するように、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図1停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図1状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図1非作動中の場合における特図1状態更新処理では、何もせずに次のステップ10227に移行するようにしている。
なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップ10225およびステップ10227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップ10229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップ10231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が0より多い場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
特図2関連抽選処理(ステップ10229)の場合には、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2乱数値の組を取得し、取得した特図2乱数値の組のうちの当り判定用乱数値に対して図10(a)、図10(b)に示す当否判定用テーブルを参照して、大当りとするか、はずれとするかの決定を行う。次いで主制御部300は、当否判定結果が大当りの場合は、取得した特図2乱数値記憶領域内の当り時用特図決定用乱数値に対して図11(b)に示す特図決定用テーブル(特図2図柄決定用テーブル)を参照して特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。詳細は後述するが、当否判定結果がはずれの場合は、はずれ図柄決定用乱数値を別途取得し、当該乱数値に対して図11(b)に示す特図決定用テーブルを参照して停止図柄を決定する。
特図2乱数値記憶領域から最先の特図2乱数値の組を取り出した後、特図2乱数値記憶領域における当該特図2乱数値の組の記憶はクリアされるとともに、特図2保留数を1減算する。このとき特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2乱数値の組をRAM308に設けた一時領域に当該特図2乱数値の組を記憶し、この一時領域に記憶している当該特図2乱数値の組に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
特図1関連抽選処理(ステップ10231)の場合には、特図1乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図1乱数値の組を取得し、取得した特図1乱数値の組のうちの当り判定用乱数値に対して図10(a)、図10(b)、図10(c)に示す当否判定用テーブル、小当たり判定用テーブルを参照して、大当りとするか、小当りとするか、はずれとするかの決定を行う。次いで主制御部300は、当否判定結果が大当りまたは小当りの場合は、取得した特図2乱数値記憶領域内の当り時用特図決定用乱数値に対して図11(a)に示す特図決定用テーブル(特図1図柄決定用テーブル)を参照して特図1の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。詳細は後述するが、当否判定結果がはずれの場合は、はずれ図柄決定用乱数値を別途取得し、当該乱数値に対して図11(a)に示す特図決定用テーブルを参照して停止図柄を決定する。
特図1乱数値記憶領域から最先の特図1乱数値の組を取り出した後、特図1乱数値記憶領域における当該特図1乱数値の組の記憶はクリアされるとともに、特図1保留数を1減算する。このとき特図1乱数値記憶領域から取り出した特図1乱数値の組をRAM308に設けた一時領域に当該特図1乱数値の組を記憶し、この一時領域に記憶している当該特図1乱数値の組に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
ステップ10231の次のステップ10233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、先読み結果情報コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、主制御部300のRAM308に格納されている16R大当りフラグ、15R大当りフラグ、8R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択した特図タイマ番号を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、16R大当りフラグ、15R大当りフラグ、8R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、先読み結果情報コマンドには、コマンドデータに先読み結果記憶部に記憶された先読み結果の情報(先読みされた停止図柄の情報)と、当該先読みされた停止図柄が何個目の保留に対応しているのかを示す保留個数情報とが含まれる。先読み結果情報コマンド内の先読み結果の情報および保留個数情報は増加分のみでもよいし、全保留に対する先読み結果の情報および保留個数情報を含んでいるようにしてもよい。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、16R大当りフラグ、15R大当りフラグ、8R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択した特図タイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、16R大当りフラグ、15R大当りフラグ、8R大当りフラグや2R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップ10233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)を設定する。第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップ10233の次のステップ10235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してぱちんこ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップ10235の次のステップ10237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップ10205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップ10219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップ10237の次のステップ10239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップ10243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップ10241に進む。ステップ10241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップ10201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップ10243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。
次に、図14を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理(ストローブ割込み処理)のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ変数更新割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップ10301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップ10301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。この初期化処理は、例えば約30秒の時間を要する。
ステップ10301の次のステップ10303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップ10305の処理に移行する。ステップ10305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップ10305の次のステップ10307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップ10307の次のステップ10309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップ10307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップ10309の次のステップ10311では、チャンスボタンの押下を検出していた場合、ステップ10309で更新した演出データをチャンスボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップ10311の次のステップ10313では、ステップ10309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップ10313の次のステップ10315では、ステップ10309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップ10315の次のステップ10317では、ステップ10309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップ10317の次のステップ10319では、ステップ10309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップ10319の次のステップ10321では、ステップ10309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップ10303へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップ10401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップ10501では、図14(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップ10303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップ10303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップ10501の次のステップ10503では、第1副制御部400のメイン処理におけるステップ10321で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信やその他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップ10313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップ10601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップ10601の次のステップ10603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップ10605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップ10605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップ10601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップ10605の次のステップ10607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップ10607の次のステップ10609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップ10611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップ10611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図15を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップ10701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップ10701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップ10701の次のステップ10703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップ10705の処理に移行する。ステップ10705では、タイマ変数に0を代入する。
ステップ10705の次のステップ10707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップ10707の次のステップ10709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップ10707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップ10709の次のステップ10711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップ10711の次のステップ10713では、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップ10703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップ10801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第2副制御部タイマ割込処理のステップ10901では、図15(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップ10703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップ10703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップ10903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例>
図16(a)〜(o)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
図17(p)〜(D)は、図16(a)〜(o)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
図18(E)〜(H)は、図17(p)〜(D)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
この例は、当否判定結果が確変大当り(特図A)であり、変動時間が45000msの「スーパーリーチA当り」の例である。
装飾図柄表示装置208の表示領域は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208c、演出表示領域208dを有している。装飾図柄表示装置208の表示領域の右上部には特図1用第四図柄領域731aおよび特図2用第四図柄領域731bを設けている。特図1用第四図柄領域731aでは特図1の変動停止中には丸印を表示し、特図1の変動中には丸印を点滅表示する(ただし、図中では、丸印の非表示によって点滅表示を表している。)。特図2用第四図柄領域731bでは特図2の変動停止中には△印を表示し、特図2の変動中には△印を点滅表示する(ただし、図中では、△印の非表示によって点滅表示を表している。)。装飾図柄表示装置208の表示領域の下部左側には、保留している特図1変動遊技の数だけアイコンを表示する特図1用保留アイコン表示領域732aを設け、装飾図柄表示装置208の表示領域の右部中央には、保留している特図2変動遊技の数だけアイコンを表示する特図2用保留アイコン表示領域732bを設けている。特図2用保留アイコン表示領域732bは、特図2の保留がない場合には非表示であり、特図2の補修が生じると表示される。特図1用保留アイコン表示領域732aの右側には、今回の変動に係るアイコンを表示する変動アイコン表示領域734を設けている。
また、各図において、装飾図柄表示装置208の左下には、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220を図示している。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、それぞれの特図変動遊技の変動中には、7セグメントLEDのうちの中央の横棒のLEDを点滅させ、他のLEDは消灯させる。
図16(a)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄を停止表示し、前回の特図1変動遊技の結果が特図F(はずれ図柄)であり、特図1変動遊技の保留数が2である場合を示している。
図16(a)に続いて、図16(b)では、保留していた特図1変動遊技を開始し、第1特別図柄表示装置212では変動中を示す表示を行う。すなわち、第1特別図柄表示装置212では、7セグメントLEDのうちの中央の横棒のLEDを点滅させ、他のLEDは消灯させることによって、変動中を示す。
図16(b)に続く図16(c)、図16(c)に続く図16(d)、図16(d)に続く図16(e)では、特図1用保留アイコン表示領域732aに表示している保留アイコン732aaおよび732abを右側に移動させ、特図1用保留アイコン表示領域732aの一番右側に表示されていた保留アイコン732aaを変動アイコン表示領域734内に移動して表示し、保留アイコン732aaのすぐ左に表示されていた保留アイコン732abを特図1用保留アイコン表示領域732aの一番右側に表示する。
本実施例において、保留1に対応する領域に表示された保留アイコン732aaは、該保留1に対応する領域から移動開始した場合に、変動アイコン732aaとなる。なお、保留1に対応する領域に表示された保留アイコンは、変動アイコン表示領域へ表示された場合に、変動アイコンとなるようにしてもよい。また、保留が減少した場合に、保留1に対応する領域に表示されているアイコンを変動アイコンとなるようにしてもよい。
図16(e)に続いて、図16(f)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄を変動表示する。
図16(f)に続いて、図16(g)では、装飾図柄表示装置208において会話演出及びボタン演出を行う。例えば、演出表示領域208dに、キャラクタ(吉宗)208eを表示してその発言を表示する(会話演出)とともに、遊技者が操作可能な上述したチャンスボタン136を模した操作手段画像208gおよびチャンスボタン136の操作が可能な期間を表す操作可能期間画像208hを表示している(ボタン演出)。操作手段画像208gは、例えば、チャンスボタン136のボタン部を模した画像である画像208gaおよび、チャンスボタン136の周囲領域のうちの縁部を模した画像である画像208gbを含むものである。
操作手段画像208gは、上述したチャンスボタン136に係り、押下操作可能な部位を単に表示してもよいし、押下操作可能な部位が上下動する表示をしてもよいし、矢印を表示してもよいし、文字で操作可能であることを表示してもよい。表示開始タイミングでは、押下操作可能な部位が上下動するような動く動作を行っていなくてもよく、その後、揺れながら徐々に押下操作可能な部位が上下動するような動く動作を表示するようにしてもよい。また、押下操作可能な部位が光っている画像(例えばムービー(動画、映像)であってもよい。)を表示してもよい。また、光っている画像を表示しないようにしてもよい。
操作可能期間画像208hは、開始位置から終了位置へ表示態様を変化させるアニメーションを実行している。本実施例では、初めに横幅全てを黒塗りした画像を表示し、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少するにつれて横幅の黒塗りを減少させていく。なお、この黒塗りは、黒以外の他の色で塗るものであってもよく、そのほか、操作可能期間が識別できればどのような画像であってもよい。
なお、操作可能期間画像208hは、横棒状に限らず、メータ、ゲージ、文字(数字)、残り時間や経過時間に応じた画像の数や画像の色などで表示するようにしてもよい。
図16(g)に続いて、図16(h)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208hの横幅の黒塗りが減少し始める。
図16(h)に続いて、図16(i)では、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少し、操作可能期間画像208hは、図16(h)に比べて横幅の黒塗りが減少している。
図16(i)に続いて、図16(j)では、図16(i)の後にチャンスボタン136のボタン操作を受付けた場合の表示を示しており、この場合、演出表示領域208dにおいて、キャラクタ208eの発言208kとして「チャンスだ!!」と表示する。この場合、図16(j)の表示の次に図16(k)の表示を行う。チャンスボタン136の操作が可能な期間のうちにボタン操作を受付けなかった場合には図16(j)の表示は行われず、図16(k)の表示が行われる。なお、チャンスボタン136の操作が可能な期間のうちにボタン操作を受付けなかった場合であっても、ボタン操作の受付期間終了を契機に図16(j)の表示を行うようにしてもよい。
ボタン操作の受付期間が終了し、続く図16(k)では、演出表示領域208dの表示を終了し、図16(f)と同じ表示を行う。
図16(k)に続いて、図16(l)では、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cでは装飾図柄を停止表示し、中図柄表示領域208bには、装飾図柄を変動表示する。図16(l)では、リーチの状態を示すものであり、左図柄表示領域208aおよび右図柄表示領域208cに「7」を停止表示している。本実施例では、左、右、中の順に装飾図柄を一つずつ停止表示されるが、左と右の装飾図柄を同時に停止表示させるようにしてもよい。
図16(l)に続いて、図16(m)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cで表示していた装飾図柄の変動表示や停止表示を、装飾図柄表示装置208の隅部733に移動して表示する。隅部733は、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下部にしているが、他の位置に設けてもよい。
左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cの表示は消去(装飾図柄の消去)し、特図1用保留アイコン表示領域732aの表示も消去(アイコンの消去)する。この装飾図柄の消去とアイコンの消去は、同時に行ってもよいし、どちらかを先に消去してもよい。
なお、図16(m)では、特図1用第四図柄領域731aおよび特図2用第四図柄領域731bは表示しているが、この特図1用第四図柄領域731aおよび特図2用第四図柄領域731bも消去してもよい。
図16(m)に続いて、図16(n)以降では、順に、演出表示領域208dにおいて、キャラクタの決闘(吉宗と剣豪の決闘)シーンを表示する。
図16(m)に続いて図16(n)の表示を行い、図16(n)に続いて図16(o)の表示を行い、図16(o)に続いて図17(p)の表示を行う。図17(p)では吉宗と剣豪の視線が点208lでぶつかり、図17(p)に続く図17(q)では視線がぶつかった点208lが破裂して破裂箇所208mを表示している。
図17(q)に続いて、図17(r)では、破裂箇所208mを消去するとともに操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを表示し、これにより、破裂によってボタンが現れたように見える視覚効果を生じさせる。操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jは、先に説明した操作手段画像208gおよび操作可能期間画像208hと同様の構成である。なお、破裂箇所208mを消去せず、破裂箇所208mとともに操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを表示してもよい。
図17(r)に続いて、図17(s)では、演出表示領域208dにおいて「ボタンを連打しろ!」という遊技者の操作を促す表示を行う。
図17(s)に続いて、図17(t)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りが減少し始める。
図17(t)に続く図17(u)、図17(u)に続く図17(v)、図17(v)に続く図17(w)、図17(w)に続く図17(x)では、チャンスボタン136の操作が検知された場合に、演出表示領域208dにおいて、連打演出(吉宗が剣豪を徐々に押し込む様子を表示した演出)が表示される。本実施例では、チャンスボタン136の操作回数に応じて、連打演出の表示(吉宗の剣豪の押し込み具合)が変化する。例えば、図17(u)はチャンスボタン136を3回操作した時に表示され、図17(v)はチャンスボタン136を6回操作した時に表示され、図17(w)はチャンスボタン136を9回操作した時に表示され、図17(x)はチャンスボタン136を12回操作した時に表示される。本実施例では1回のチャンスボタン136の操作に対応して連打演出の表示態様が連続的に変化するが、予め決められた回数の操作に対応して、連打演出の表示態様が変化するようにしてもよい(本実施例の場合、操作されていない状態の表示(図17(t))から3回操作された場合に図17(u)の状態の表示をし、6回操作された場合に図17(v)の表示をするようにしてもよい)。
図17(x)に続いて、図17(y)ではボタン操作の受付期間が終了し、続く図17(z)では、「ボタンを連打しろ!」の表示、操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを消去する。
図17(z)に続いて、図17(A)では、演出表示領域208dにおいて吉宗が斬りかかる表示を行い、続く図17(B)、図17(C)、図17(D)では吉宗が勝利する様子を表示する。なお、図17(D)では隅部733に表示している装飾図柄が揺れながら表示される揺れ変動表示を行う。本実施例では、演出抽選によって図17(A)以降の表示が実行されることは決定されているため、ボタン操作の受付期間が終了するまでの間にチャンスボタン136の操作が予め決められた回数(例えば20回)検知されなかった場合も図17(A)以降の演出が実行される。なお、予め決められた回数分検知されなかった場合は、図17(A)以降の演出と異なる演出を実行するようにしてもよい。
図17(D)に続いて、図18(E)では、演出表示領域208dにおける表示、隅部733における装飾図柄の揺れ変動表示を消去し、その後、続く図18(F)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄の揺れ変動表示を行う。
図18(F)に続いて、図18(G)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄の停止表示を行い、特図1用第四図柄領域731aにて特図1用第四図柄の停止表示を行い、第1特別図柄表示装置212では図5(a)に示した特図Aの表示を行う。その後、続く図18(H)では、演出表示領域208dに「確変大当り」と表示する。
図19(C)´〜(J)´は、図17(B)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
この例は、当否判定結果がはずれ(特図F)であり、変動時間が40000msの「スーパーリーチAハズレ」の例である。
ここでは、図17(B)に示した状態から、図17(C)に示した状態に進まずに、図19(C)´へと進む例について説明する。この例は、吉宗が敗北する場合の例である。
図19(C)´に続いて、図19(D)´では吉宗が敗北した様子を表示する。なお、図19(D)´では隅部733に表示している装飾図柄が揺れながら表示される揺れ変動表示を行う。
図19(D)´に続いて、図19(E)´では、演出表示領域208dにおける表示、隅部733における表示を消去し、その後、続く図19(F)´では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄の揺れ変動表示を行う。
また、図18(F)では表示しないが、この図19(F)´では、特図1用保留アイコン表示領域732aおよびアイコンを表示する変動アイコン表示領域734を表示し、図16(l)と同様のアイコン732aa、アイコン732abを表示する。
図19(F)´に続いて、図19(G)´では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄の停止表示を行い、特図1用第四図柄領域731aにて特図1用第四図柄の停止表示を行い、第1特別図柄表示装置212では図5(a)に示した特図Fの表示を行う。
図19(G)´に続く図19(H)´、図19(H)´に続く図19(I)´、図19(I)´に続く図19(J)´では、今回終了した変動遊技を示すアイコンであるアイコン732aaを徐々に消去していく。図19(H)´ではアイコン732aaが下がり始め、図19(I)´ではアイコン732aaのほとんどが下がって見えなくなってきて、図19(J)´ではアイコン732aaのすべてが下がりきって完全に消去される。
図20(t)´´〜(H)´´は、図17(s)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
図21(I)´´は、図20(H)´´に続いて、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
この例は、当否判定結果が確変大当り(特図A)であり、変動時間が65000msの「スーパーリーチB当り」の例である。
ここでは、図17(s)に示した状態から、図17(t)に示した状態に進まずに、図20(t)´´へと進む例について説明する。この例は、剣豪の攻撃を受け、カウンター攻撃で吉宗が勝利する場合の例である。
図17(s)に続いて、図20(t)´´では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りが減少し始める。
図20(t)´´に続く図20(u)´´、図20(u)´´に続く図20(v)´´では、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪を徐々に押し込む様子を表示する。
図20(v)´´に続く図20(w)´´、図20(w)´´に続く図20(x)´´では、演出表示領域208dにおいて、剣豪が吉宗を徐々に押し返す様子を表示する。
図20(x)´´に続いて、図20(y)´´ではボタン操作の受付期間が終了し、続く図20(z)´´では操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを消去する。
図20(z)´´に続いて、図20(A)´´では、演出表示領域208dにおいて剣豪が斬りかかる表示を行う。
本実施例では、演出抽選によって図20(A)´´以降の表示が実行されることは決定されているため、ボタン操作の受付期間が終了するまでの間にチャンスボタン136の操作が一または複数回検知されなかった場合も図20(A)´´以降の演出が実行される。なお、予め決められた回数分検知されなかった場合は、図20(A)´´以降の演出と異なる演出を実行するようにしてもよい。
図20(A)´´に続いて、図20(B)´´では、演出表示領域208dにおいて、吉宗を表示するとともに「ボタンを押して、カウンター攻撃だ!」という遊技者の操作を促す表示を行う。図20(B)´´に続く図20(C)´´では、演出表示領域208dにおいて、操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを表示する。
図20(C)´´に続いて、図20(D)´´では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りが減少し始める。図20(D)´´に続く図20(E)´´では、操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りの減少が継続している。
図20(E)´´に続いて、図20(F)´´では、チャンスボタン136の操作が検知され、大当り用の演出を開始する。大当り用の演出は、演出表示領域208dにおいて、「必殺」と表示するとともに吉宗が斬りかかる表示を行い、続く図20(G)´´、図20(H)´´、図21(I)´´では吉宗が勝利する様子を表示する。なお、図21(I)´´では隅部733に表示している装飾図柄が揺れながら表示される揺れ変動表示を行う。その後は、図18(E)以降と同様である。
本実施例では、演出抽選によって図20(F)´´以降の表示が実行されることは決定されており、チャンスボタン136の操作の受付期間中にチャンスボタン136の操作が検知された場合、またはチャンスボタン136の操作の受付期間が終了した後に大当り用の演出が開始される。なお、チャンスボタン136の受付期間中にチャンスボタン136の操作が検知されなかった場合は、図20(F)´´以降と異なる表示(例えば、図22(F)´´´のハズレ用の演出を開始し、その後大当りとなる演出(復活演出))が表示されるようにしてもよい。
図22(E)´´´〜(G)´´´は、図20(D)´´に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
ここでは、図20(D)´´に示した状態から、図20(E)´´に示した状態に進まずに、図22(E)´´´へと進む例について説明する。この例は、剣豪の攻撃を受け、吉宗が敗北する場合の例である。
この例は、当否判定結果がはずれ(特図F)であり、変動時間が60000msの「スーパーリーチBハズレ」の例である。
図20(D)´´に続いて、図22(E)´´´では操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りの減少が継続している。
図22(E)´´´に続いて、図22(F)´´´では、チャンスボタン136の操作が検知され、操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを消去し、図22(F)´´´に続いて、図22(G)´´´では吉宗が敗北した様子を表示する。なお、図22(G)´´´では隅部733に表示している装飾図柄が揺れながら表示される揺れ変動表示を行う。その後は、図19(E)´以降と同様である。
本実施例では、演出抽選によって図22(F)´´´以降の表示が実行されることは決定されており、チャンスボタン136の操作の受付期間中にチャンスボタン136の操作が検知された場合、またはチャンスボタン136の操作の受付期間が終了した後にハズレ用の演出が開始される。
図23(t)〜(B)は、図17(s)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示による演出の具体例を示す図である。
ここでは、図17(s)に示した状態から、図17(t)に示した状態に進まずに、図23(t)へと進む例について説明する。この例は、遊技者がボタン操作をしなかった場合の例である。
図17(s)に続いて、図23(t)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りが減少し始める。
図23(t)に続く図23(u)、図23(u)に続く図23(v)、図23(v)に続く図23(w)、図23(w)に続く図23(x)では、ボタン操作を受付けることなく時間が経過し、演出表示領域208dにおいて、吉宗と剣豪は中央位置でにらみ合いを継続している。なお、遊技者によるボタン操作がなくても、吉宗が剣豪を徐々に押し込む様子を表示してもよい。
図23(x)に続いて、図23(y)ではボタン操作の受付期間が終了し、続く図23(z)では、「ボタンを連打しろ!」の表示、操作手段画像208iおよび操作可能期間画像208jを消去する。
図23(z)に続いて、図23(A)では、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪を押し出す表示を行う。
図23(A)に続いて、図23(B)では、演出表示領域208dにおいて吉宗が斬りかかる表示を行い、その後は、図17(B)以降と同様である。なお、図23(z)に続いて、図23(A)の表示を行わずに、図23(B)に進んでもよい。
<装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例>
図24(a)〜(f)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、ボタン操作を受付ける期間のうち最初から途中までの間において、遊技者がチャンスボタン136を操作できない状態にする演出を行う例である。
図24(a)に示すように、チャンスボタン136は、遊技者が操作するボタン部136aおよびチャンスボタン136の周囲領域のうちの縁部136bを有する。
図24(a)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄を変動表示する。このとき、チャンスボタン136のボタン部136aは縁部136bよりも突出した状態にある。
図24(a)に続く図24(b)では、装飾図柄表示装置208において会話演出及びボタン演出を行う。例えば、演出表示領域208dに、キャラクタ(吉宗)208eを表示してその発言を表示する(会話演出)とともに、遊技者が操作可能な上述したチャンスボタン136を模した操作手段画像208gおよびチャンスボタン136の操作が可能な期間を表す操作可能期間画像208hを表示している(ボタン演出)。操作手段画像208gは、例えば、チャンスボタン136のボタン部136aを模した画像である画像208gaおよび、チャンスボタン136の周囲領域のうちの縁部136bを模した画像である画像208gbを含むものである。
操作可能期間画像208hは、初めに横幅全てを黒塗りした画像を表示し、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少するにつれて横幅の黒塗りを減少させていく。
図24(b)に続いて、図24(c)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208hの横幅の黒塗りが減少し始める。ここで、ぱちんこ機100は、駆動回路522によってチャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませ、遊技者が操作不可能な状態を発生させる。遊技者は、ボタン部136aを操作しようとしたときに凹んでしまうので、その演出に、より深く興味を持つ場合がある。本実施例では、ボタン操作の受付が開始された後にボタン部136aを駆動させ縁部136bよりも凹ませた状態にさせるが、ボタン操作の受付と同時にボタン部136aが駆動するようにしてもよい。また、ボタン部136aの駆動中は、チャンスボタンの操作を受付けないが、操作を受付けるようにしてもよい。
図24(c)に続いて、図24(d)では、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少し、操作可能期間画像208hは、図24(c)に比べて横幅の黒塗りが減少している。このときも、まだ、ボタン部136aは縁部136bよりも凹んだ状態にあり、遊技者が操作不可能な状態である。
図24(d)に続いて、図24(e)では、ぱちんこ機100は、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させ、遊技者が操作可能な状態を発生させる。遊技者は、これを見て、より積極的にボタン部136aを操作する場合がある。このチャンスボタン136のボタン操作を受付けた場合、図24(f)に示すように、演出表示領域208dにおいて、キャラクタ208eの発言208kとして「チャンスだ!!」と表示する。その後は、図16(k)以降と同様の演出を行う。
図25(a)〜(e)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、ボタン操作を受付ける期間のうち途中から最後までの間において、遊技者がチャンスボタン136を操作できない状態にする演出を行う例である。
図25(a)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208hの横幅の黒塗りが減少し始める。この例では、この時点では、チャンスボタン136のボタン部136aは縁部136bよりも突出し、遊技者が操作可能な状態である。
図25(a)に続いて、図25(b)では、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少し、操作可能期間画像208hは、図25(a)に比べて横幅の黒塗りが減少している。その後、まだ、遊技者がボタン操作を行わない場合、図25(c)に進む。
図25(c)では、ぱちんこ機100は、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませ、遊技者が操作不可能な状態を発生させる。
図25(c)に続いて、図25(d)では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませて遊技者が操作不可能な状態のまま、ボタン操作の受付期間が終了し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cでは装飾図柄を変動表示する。このとき、ぱちんこ機100は、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させる。
本実施例では、ボタンの操作受付が開始されてからボタン部136aが駆動するまでの間はチャンスボタンの操作を受け付け、装飾図柄表示装置208にボタン演出(例えば、演出表示領域208dにおいて、キャラクタ208eの発言208kとして「チャンスだ!!」と表示する演出)が表示される。また、ボタン部136aの駆動中は、チャンスボタンの操作を受付けない。なお、ボタンの操作受付が開始されてからボタン部136aが駆動するまでの期間は、チャンスボタンの操作を受付けないようにしてもよい。また、ボタン部136の駆動中もチャンスボタンの操作を受付けるようにしてもよい。
図26(a)〜(f)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、ボタン操作を受付ける期間のうち途中から途中までの間において、遊技者がチャンスボタン136を操作できない状態にする演出を行う例である。図26(g)は、ボタン操作を受付ける期間のうちの、最初から、チャンスボタン136を操作できない状態が開始されるまでの間に、ボタン操作を受付けた場合の演出の例を示す図である。図26(g)´は、ボタン操作を受付ける期間のうちの、チャンスボタン136を操作できない状態が終了した後から、最後までの間に、ボタン操作を受付けた場合の演出の例を示す図である。
図26(a)では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄を変動表示する。このとき、チャンスボタン136のボタン部136aは縁部136bよりも突出した状態にある。
図26(a)に続く図26(b)では、装飾図柄表示装置208において会話演出及びボタン演出を行う。例えば、演出表示領域208dに、キャラクタ(吉宗)208eを表示してその発言を表示する(会話演出)とともに、遊技者が操作可能な上述したチャンスボタン136を模した操作手段画像208gおよびチャンスボタン136の操作が可能な期間を表す操作可能期間画像208hを表示している(ボタン演出)。操作手段画像208gは、例えば、チャンスボタン136のボタン部136aを模した画像である画像208gaおよび、チャンスボタン136の周囲領域のうちの縁部136bを模した画像である画像208gbを含むものである。
操作可能期間画像208hは、初めに横幅全てを黒塗りした画像を表示し、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少するにつれて横幅の黒塗りを減少させていく。
図26(b)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208hの横幅の黒塗りが減少し始める。この例では、この時点では、チャンスボタン136のボタン部136aは縁部136bよりも突出し、遊技者が操作可能な状態である。
図26(b)に続いて、図26(c)では、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少し、操作可能期間画像208hは、図26(b)に比べて横幅の黒塗りが減少している。その後、まだ、遊技者がボタン操作を行わない場合、図26(d)に進む。
図26(d)では、ぱちんこ機100は、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませ、遊技者が操作不可能な状態を発生させる。
図26(d)に続いて、図26(e)では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませて遊技者が操作不可能な状態が継続したまま、チャンスボタン136の操作が可能な期間が減少し、操作可能期間画像208hは、図26(d)に比べて横幅の黒塗りが減少している。
図26(e)に続いて、図26(f)では、ぱちんこ機100は、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させ、遊技者が操作可能な状態を発生させる。
ボタン操作を受付ける期間のうちの、最初から、チャンスボタン136を操作できない状態が開始されるまでの間(図26(d)よりも前の期間)に、ボタン操作を受付けた場合、図26(g)に示すように、演出表示領域208dにおいて、キャラクタ208eの発言208kとして「チャンスだ!!」と表示する。その後は、図16(k)以降と同様の演出を行う。
また、ボタン操作を受付ける期間のうちの、チャンスボタン136を操作できない状態が終了した後から、最後までの間(図26(e)よりも後の期間)に、ボタン操作を受付けた場合、図26(g)´に示すように、演出表示領域208dにおいて、キャラクタ208eの発言208kとして「激アツだ!」と表示する。その後は、図16(k)以降と同様の演出を行う。
図26(d)よりも前の期間にボタン操作を受付けた場合の演出は、図26(e)よりも後の期間にボタン操作を受付けた場合の演出よりも信頼度(例えば大当りが当選する信頼度)が低い演出である。信頼度は逆であってもよく、信頼度は同じであってもよい。
なお、この例では、図26(d)よりも前の期間にボタン操作を受付けた場合と、図26(e)よりも後の期間にボタン操作を受付けた場合とで、異なる演出を行うようにしたが、演出を異ならせずに同じ演出を行ってもよい。また、ボタン部136aの駆動中は、チャンスボタン136の操作を受付けないが、ボタン部136aの駆動中もチャンスボタン136の操作を受付けるようにしてもよい。
図27(a)〜(h)は、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、遊技者がチャンスボタン136を連打している途中でチャンスボタン136を凹んだままにして操作できない状態にするという演出を行う例である。
図27(a)は先に示した図17(t)に相当する状態である。この図27(a)では、チャンスボタン136のボタン操作の受付を開始し、この時点から操作可能期間画像208jの横幅の黒塗りが減少し始める。また、このとき、ぱちんこ機100では、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させ、遊技者が操作可能な状態を発生させる。
図27(a)に続く図27(b)、図27(b)に続く図27(c)では、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪を徐々に押し込む様子を表示し、遊技者は、ボタン部136aを連続して押下する連打を行う。
図27(c)に続く図27(d)では、遊技者によるボタン部136aの押下回数(ボタン操作回数)が所定回数(N回、例えば10回)に達したこと、あるいは押下開始(ボタン操作開始)から所定時間(N秒、例えば3秒)経過したことを契機に、ぱちんこ機100は、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませたままにして遊技者が操作不可能な状態を発生させる。遊技者は、ボタン部136aを連打している途中で凹んだままになってしまうので、その演出に、より深く興味を持つ場合がある。
図27(d)に続く図27(e)、図27(e)に続く図27(f)、図27(f)に続く図27(g)では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませたままにし、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪側に徐々に寄って行く。
図27(g)に続く図27(h)では、ボタン操作の受付期間が終了し、その後に、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させる。
なお、遊技者が1回以上ボタン操作した場合(ボタン操作を受付けた場合)に、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませるようにしてもよい。
なお、遊技者によるボタン操作回数がN回に達した場合にボタン部136aを縁部136bよりも凹ませるようにし、遊技者によるボタン操作回数がN回に達しなかった場合には、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませないようにしてもよい。
なお、遊技者がボタン操作をしなかった場合には、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませないようにしてもよい。
なお、遊技者がボタン操作をしなかった場合であっても、ボタン操作の受付期間の開始から所定時間(N秒、例えば3秒)経過した時点でボタン部136aを縁部136bよりも凹ませるようにしてもよい。
なお、本実施例では、複数の契機(本実施例では押下回数、時間の経過の2つ)のうちのいずれか一つの契機で凹ませる制御を実行しているが、1つの契機のみが設定されているようにしてもよく、複数の契機のうちの2以上を満たしている場合に凹ませる制御を実行するようにしてもよい。
図28(e)´〜(f)´は、図27(d)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、遊技者がチャンスボタン136を連打している途中でチャンスボタン136が凹み、凹んだままでボタン操作の受付期間が終了するという演出を行う例である。
図27(d)に続いて、図28(e)´では、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪を徐々に押し込むが押し出すに至らず、ボタン部136aは縁部136bよりも凹んだままであり、図28(e)´に続く図28(f)´では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませたまま、ボタン操作の受付期間が終了する。
図28(f)´´〜(g)´´は、図28(e)´に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、遊技者がチャンスボタン136を連打している途中でチャンスボタン136が凹み、その後にチャンスボタン136が戻って、再度、連打可能になるという演出を行う例である。
図28(e)´に続いて、図28(f)´´では、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪を徐々に押し込み、また、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させる。図28(f)´´に続く図28(g)´´では、演出表示領域208dにおいて、吉宗が剣豪を徐々に押し込み、また、ボタン部136aを凹ませる前の状態に戻り、再度、連打可能な状態になって演出を継続する。
図29(a)〜(i)は、図20(z)´´に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、チャンスボタン136の近傍に例えば近接センサ(不図示)を設け、遊技者がチャンスボタン136に手をかざすように近づけたことを検出可能な構成を採用し、その検出結果を用いた演出を行う例である。
図29(a)は、図20(A)´´に相当する状態であり、この状態では、ボタン部136aは縁部136bよりも突出している。
図29(a)に続いて、図29(b)では、チャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませる。
図29(b)に続いて、図29(c)では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませたままで、演出表示領域208dにおいて、「ボタンに手をかざして凹んだボタンを出せ!」という遊技者の操作を促す表示を行う。図29(c)に続く図29(d)、図29(d)に続く図29(e)、図29(e)に続く図29(f)では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませたままで、演出表示領域208dにおいて、「ボタンに手をかざして凹んだボタンを出せ!」という表示を消去し、代わりに「3」、「2」、「1」と表示し、カウントダウンを行う。
図29(f)に続いて、図29(g)では、遊技者が手をかざしたことを近接センサで検出し、これを契機にチャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させる。なお、遊技者が手をかざしたことを近接センサで検出しなくても所定期間の経過を契機にボタン部136aを縁部136bよりも突出させてもよい。この場合には、近接センサを設けなくてもよい。
図29(g)に続いて、図29(h)では、演出表示領域208dにおいて、「反撃開始」と表示を行い、図29(i)に進む。図29(i)は図20(C)´´に相当し、以降、図20(C)´´以降と同様に進む。
図30(f)´〜(l)´は、図29(e)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、チャンスボタン136の近傍に例えば近接センサ(不図示)を設け、遊技者がチャンスボタン136に手をかざすように近づけたことを検出可能な構成を採用し、その検出結果を用いた演出を行う例である。この例は、反撃できずに失敗する場合の例であり、遊技者が手をかざさなかったために近接センサで検出できなかった場合にこの演出をしてもよいし、遊技者が手をかざしたのを近接センサで検出できた場合であってもこの演出をしてもよいし、近接センサを設けずにこの演出を行ってもよい。
図30(f)´は、図29(f)に相当する状態であり、この状態では、ボタン部136aは縁部136bよりも凹んでいる。
図30(f)´に続いて、図30(g)´では、演出表示領域208dでのカウントダウンが終了し、ボタン部136aは縁部136bよりも凹んだままである。
図30(g)´に続いて、図30(h)´では、演出表示領域208dにおいて、「残念・・・」と、吉宗が負けたこと、あるいは大当りに当選しなかったことを示唆する表示をする。このときボタン部136aは縁部136bよりも凹んだままである。なお、この時点でボタン部136aを戻し、縁部136bよりも突出させてもよい。
図30(h)´に続いて、図30(i)´では、装飾図柄表示装置208の隅部733において装飾図柄の揺れ変動表示を行う。このときボタン部136aは縁部136bよりも凹んだままである。なお、この時点でボタン部136aを戻し、縁部136bよりも突出させてもよい。
図30(i)´に続く図30(j)´は、図19(E)´に相当する。この時点でボタン部136aを戻し、縁部136bよりも突出させる。以降、図30(j)´に続く図30(k)´は、図19(F)´に相当し、図30(k)´に続く図30(l)´は、図19(G)´に相当する。このときボタン部136aは縁部136bよりも突出したままである。なお、ボタン部136aを戻すタイミングは図柄停止(図30(l)´)の後(または直後)であってもよく、図柄停止と同時であってもよい。
図31(c)〜(g)は、図29(b)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、演出表示領域208dにおいてチャンスボタン136の状態に応じた表示を行う演出の例である。
図31(c)は、図29(b)に続く状態である。図31(c)では、演出表示領域208dにおいて、図29(c)での表示に加えて、ボタン部136aを模した画像である画像208naおよび縁部136bを模した画像である画像208nbを表示する。図31(c)では、ボタン部136aは縁部136bよりも凹んでおり、このチャンスボタン136の状態に応じて、演出表示領域208dでは画像208naが画像208nbよりも凹んだ状態で表示している。
図31(c)に続く図31(d)、図31(d)に続く図31(e)、図31(e)に続く図31(f)では、ボタン部136aを縁部136bよりも凹ませたままで、演出表示領域208dにおいて、「ボタンに手をかざして凹んだボタンを出せ!」という表示を消去し、代わりに「3」、「2」、「1」と表示し、カウントダウンを行う。演出表示領域208dでは、画像208naが画像208nbよりも凹んだ状態で表示している。
なお、演出表示領域208dにおいて、画像208naと画像208nbの表示中に操作可能期間画像208hが表示されていてもよい。ここで、操作可能期間画像208は、表示態様が変化しないようにしてもよく、例えば全て黒塗りの状態(メータが減少していない状態。つまり受付期間の開始前または開始時点と同じ表示)や全て白塗りの状態(メータが減少しきった状態。つまり、受付期間が終了した場合と同じ表示)であってもよい。
なお、カウントダウン表示に並行して、操作可能期間画像208と同じ画像を表示し、カウントダウン演出に合わせて表示態様を変化させるようにしてもよい。また、操作可能期間画像208と異なる画像によりカウントダウン演出に合わせて表示態様を変化させるようにしてもよい。
なお、カウントダウンは、操作可能期間208と同じ画像または異なる画像により行われていてもよい。
図31(f)に続いて、図31(g)では、遊技者が手をかざしたことを近接センサで検出し、これを契機にチャンスボタン136のボタン部136aを駆動して、ボタン部136aを縁部136bよりも突出させる。これに応じて、演出表示領域208dでは、画像208naが画像208nbよりも突出した状態に変更して表示している。
図31(d)´〜(f)´は、図31(c)に続いて、順に、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、カウントダウンにつれて徐々にボタン部136aを突出させ、これに応じて画像208naも突出するように、ボタン部136aの状態を模した画像を表示する演出を行う例である。
図31(d)´は、図31(c)に続く状態である。図31(d)´では、ボタン部136aは縁部136bよりも深く凹んでおり、このチャンスボタン136の状態に応じて、演出表示領域208dでは画像208naが画像208nbよりも深く凹んだ状態で表示している。
図31(e)´は、図31(d)´に続く状態である。図31(e)´では、ボタン部136aは図31(d)´よりも段階的に上がっており、このチャンスボタン136の状態に応じて、演出表示領域208dでは画像208naが図31(d)´よりも上がった状態で表示している。
図31(f)´は、図31(e)´に続く状態である。図31(f)´では、ボタン部136aは図31(e)´よりも段階的に上がっており、このチャンスボタン136の状態に応じて、演出表示領域208dでは画像208naが図31(e)´よりも上がった状態で表示している。図31(f)´の次には図31(g)へと進む。
図31(g)´は、図31(f)に続いて、装飾図柄表示装置208における表示およびチャンスボタン136による演出の具体例を示す図である。この例は、カウントダウン終了後もチャンスボタン136が凹んだままの状態になる演出を行う例である。
図31(g)´は、図31(f)に続く状態である。
図31(f)に続いて、図31(g)´では、遊技者が手をかざしたことを近接センサで検出せず、ボタン部136aを縁部136bよりも凹んだままにしている。これに応じて、演出表示領域208dでは、画像208naが画像208nbよりも凹んだ状態で表示している。なお、遊技者が手をかざしたことを近接センサで検出した場合でも、ボタン部136aを縁部136bよりも凹んだままにし、演出表示領域208dでは、画像208naが画像208nbよりも凹んだ状態で表示してもよい。
なお、図31(f)´の後に図31(g)´の状態となってもよい。この場合、ボタン部136aは、図31(f)´の上がった状態から、図31(c)と同じ凹んだ状態に戻る動作を行う。
なお、画像208na、画像208nbは、ボタン部136a、縁部136bと異なる状態で表示してもよい。例えば、ボタン部136aが図31(d)´〜(f)´のように段階的に上がっているのに対し、画像208naは図31(d)の凹んだ状態の画像を継続して表示するようにしてもよく、逆であってもよい。
なお、ボタン部136aの位置について、図31(d)´が第一の位置(凹んでいる状態)、図31(e)´が第二の位置、図31(f)´が第三の位置、図31(g)が第四の位置(デフォルトの位置)とした場合に、第一の位置から第四の位置への移動は、本実施例のように段階的に行われるように制御していてもよい。この場合、第二の位置および/または第三の位置でボタン部136aを停止させるようにしてもよい。また、第一の位置から第四の位置へ連続的に移動させるように制御していてもよい。この場合、第二の位置および第三の位置は第一の位置と第四の位置の間の任意の位置であり、ボタン部136aが第一の位置から第四の位置へ移動する際に通過する位置である。
<操作手段および第一の部品の動作>
次に、本発明に係る操作手段および第一の部品の動作について説明する。なお、操作手段および第一の部品の各動作は、同じ動作であっても、遊技者が操作することによって従動的にする動作および、不図示の駆動手段によって操作手段および第一の部品自身がする動作の両方を実施し得る。
図32は、本発明に係る操作手段および第一の部品の動作の例を示す正面図であって、(a)〜(b)は操作手段を押下した場合の各部品の移動の順序を示す例である。
操作ユニット1700は、例えば、図1に示したチャンスボタン136と同様の役割を果たす操作手段を備えるユニットであり、この第一の実施例では、操作手段1701と、操作手段1701の周囲の部品である第一の部品1702と、を備える。第一の部品1702の頂部は第一の部位1702aであり、操作手段1701の頂部は第二の部位1701aである。
図32(a)に示すように、操作手段1701が操作(例えば押下)されないとき、第二の部位1701aは、第一の部位1702aよりも高い位置にある。
また、図32(a)に示すように、第一の場合に操作手段1701が操作された場合、第二の部位1701aは、第一の部位1702aよりも高い位置にあるようになっている。
なお、第一の場合に操作手段1701が操作された場合に、第二の部位1701aは、第一の部位1702aと同じ位置(同じ高さ)にあるようにしてもよく、第一の部位1702aよりも低い位置にあるようにしてもよい。
図33は、本発明に係る操作手段および第一の部品の動作の例を示す正面図であって、(a)〜(c)は操作手段および第一の部品の移動の順序を示す例である。
図33(a)に示す状態から、操作手段1701は移動せず、第一の部品1702が連続的に上に移動して、図33(b)に示す状態に移行する場合がある。図33(a)では、第二の部位1701aは、第一の部位1702aよりも高い位置にある。図33(b)では、第二の部位1701aは、第一の部位1702aよりも低い位置にある。
段階的に移動するパターンもあり、一段階目として、図33(a)に示す状態から、操作手段1701は移動せず、第一の部品1702が連続的に上に移動して、図33(c)に示す状態に移行する。図33(c)では、第二の部位1701aは、第一の部位1702a同じ高さである。二段階目として、図33(c)に示す状態から、操作手段1701は移動せず、第一の部品1702が連続的に上に移動して、図33(b)に示す状態に移行する。
なお、一段階目が、第一の部位1702aが第二の部位1701aよりも高くてもよく、第二の部位1701aが第一の部位1702a(図33(b)の位置よりも低い位置にある)よりも低くてもよい。
また、段階的な移動は、2段階に限らず、三段階以上であってもよい。
図34は、本発明に係る操作手段および第一の部品の動作の例を示す正面図であって、(a1)〜(a6)、(b1)〜(b13)、(c1)〜(a6)は各部品の移動の順序を示す例である。ここでは、第一の部品1702が移動後に元の位置に戻る例を示している。
まず図34(a1)〜(a6)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図34(a1)、図34(a2)に示す状態になる。その後、遊技者が操作手段1701から手を離さない状態(図34(a3))では、操作手段1701は、手を添えた位置そのままにある。
その後、遊技者が操作手段1701から手を離す(図34(a4))と、図34(a5)に示すように、第一の部品1702と同じ高さまで操作手段1701が上昇し、その後、第一の部品1702が下降して、図34(a6)に示すように、操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い位置になる。
次に図34(b1)〜(b5)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図34(b1)、図34(b2)に示す状態になる。その後、遊技者が操作手段1701から手を離さない状態であっても、図34(b3)に示すように、第一の部品1702と同じ高さまで操作手段1701が上昇する。
その後、遊技者が操作手段1701から手を離す(図34(b4))と、操作手段1701がさらに少し上昇し、操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い位置になる。その後、第一の部品1702が下降して、図34(b5)に示すように、さらに、操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い位置になる。
次に図34(b1)、(b2)、(b6)〜(b9)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図34(b1)、図34(b2)に示す状態になる。その後、遊技者が操作手段1701から手を離さない状態であっても、図34(b6)に示すように、第一の部品1702と同じ高さまではいかない程度に少し操作手段1701が上昇する。
その後、遊技者が操作手段1701から手を離す(図34(b7))と、操作手段1701がさらに少し上昇し、操作手段1701の操作面は第一の部品1702と同じ高さになる。その後、第一の部品1702が下降して、順に図34(b8)、図34(b9)に示すように、操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い位置になる。
次に図34(b1)、(b2)、(b10)〜(b13)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図34(b1)、図34(b2)に示す状態になる。その後、遊技者が操作手段1701から手を離さない状態であっても、図34(b6)に示すように、第一の部品1702と同じ高さまではいかない程度に少し操作手段1701が上昇する。
その後、遊技者が操作手段1701から手を離す(図34(b11))と、操作手段1701と第一の部品1702とが同じ量だけ上昇し、その後、第一の部品1702が下降して、操作手段1701の操作面は第一の部品1702と同じ高さになる(図34(b12))。第一の部品1702は、さらに下降して、図34(b13)に示すように、操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い位置になる。
次に図34(c1)〜(c6)の例について説明する。
図34(c1)〜(c4)では、操作手段1701の操作面が第一の部品1702よりも下がっている。その後、図34(c5)では、第一の部品1702が下降して、操作手段1701の操作面は第一の部品1702と同じ高さになる。続いて、第一の部品1702は、さらに下降して、図34(c6)に示すように、操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い位置になる。
図35は、本発明に係る操作手段の動作の例を示す正面図であって、(a1)〜(a6)、(b1)〜(b3)は操作手段の移動の順序を示す例である。
まず図35(a1)〜(a3)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、順に図35(a1)、図35(a2)、図35(a3)に示す状態になる。操作手段1701は、図35(a1)、図35(a2)、図35(a3)の各段階で一旦停止してもよいし、スムーズに下降するものでもよい。
次に図35(a1)、(a2)、(a4)、(a3)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、順に図35(a1)、図35(a2)、図35(a4)、図35(a3)に示す状態になる。操作手段1701は、図35(a1)、図35(a2)、図35(a4)、図35(a3)の各段階で一旦停止してもよいし、スムーズに下降するものでもよい。
次に図35(a1)、(a2)、(a5)、(a6)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、順に図35(a1)、図35(a2)に示す状態になる。その後、図35(a5)に示すように遊技者が操作手段1701から手を離すと、図35(a6)に示すように操作手段1701がさらに下降する。
次に図35(b1)、(b2)の例について説明する。
遊技者が操作しない状態において、操作手段1701は下がり、順に、図35(b1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)、図35(b2)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)に示す状態になる。
次に図35(b1)、(b3)、(b2)の例について説明する。
遊技者が操作しない状態において、操作手段1701は下がり、順に、図35(b1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)、図35(b3)(操作手段1701の操作面と第一の部品1702とが同じ高さ)、図35(b2)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)に示す状態になる。
図36は、本発明に係る操作手段の動作の例を示す正面図であって、(a1)〜(a6)、(b1)〜(b3)は操作手段の移動の順序を示す例である。
まず図36(a1)、(a2)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図36(a1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)に示す状態になる。その後、操作手段1701は、遊技者が手を触れていたとしても駆動手段によって上昇し、図36(a2)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)に示す状態になる。
次に図36(a1)、(a3)、(a2)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図36(a1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)に示す状態になる。その後、操作手段1701は、遊技者が手を触れていたとしても駆動手段によって上昇し、図36(a3)(操作手段1701の操作面と第一の部品1702とが同じ高さ)に示す状態になる。その後、操作手段1701は、遊技者が手を触れていたとしても駆動手段によって上昇し、図36(a2)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)に示す状態になる。
次に図36(a1)、(a4)、(a5)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図36(a1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)に示す状態になる。その後、遊技者が手を離しても操作手段1701はそのままの状態で移動せず、図36(a4)(操作手段1701の操作面と第一の部品1702とが同じ高さ)に示す状態になる。その後、操作手段1701は、駆動手段によって上昇し、図36(a5)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)に示す状態になる。
次に図36(a1)、(a4)、(a6)、(a5)の例について説明する。
遊技者が操作手段1701を操作(押下)すると操作手段1701は下がり、図36(a1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)に示す状態になる。その後、遊技者が手を離しても操作手段1701はそのままの状態で移動せず、図36(a4)(操作手段1701の操作面と第一の部品1702とが同じ高さ)に示す状態になる。その後、操作手段1701は、駆動手段によって上昇し、図36(a6)(操作手段1701の操作面と第一の部品1702とが同じ高さ)に示す状態になる。その後、操作手段1701は、駆動手段によって上昇し、図36(a5)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)に示す状態になる。
次に図36(b1)、(b2)の例について説明する。
遊技者が操作しない状態において、操作手段1701は上がり、順に、図36(b1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)、図34(b2)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)に示す状態になる。
次に図36(b1)、(b3)、(b2)の例について説明する。
遊技者が操作しない状態において、操作手段1701は上がり、順に、図36(b1)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも低い)、図36(b3)(操作手段1701の操作面と第一の部品1702とが同じ高さ)、図36(b2)(操作手段1701の操作面は第一の部品1702よりも高い)に示す状態になる。
なお、操作手段および第一の部品の動作に関連し、以下のように制御するようにしてもよい。
(1)操作手段(例えば、ボタン部136a)が自動的に凹んだ場合(操作手段の操作面が駆動手段によって第一の部品よりも下に下降した場合)において
・普通の状態(操作手段の操作面が第一の部品よりも高い)から凹み状態(操作手段の操作面が第一の部品よりも高い)へ移行する場合に、操作手段内のランプ(例えば、チャンスボタンランプ138)を発光させるように制御してもよい。この場合、発光色は通常状態と同じ色であってもよく、異なる色であってもよい。また、輝度は通常状態と同じ輝度であってもよく、異なる輝度であってもよい。
・普通の状態から凹み状態へ移行する場合に、操作手段内のランプを発光させない(消灯状態)ように制御してもよい。
(2)電源投入動作(初期動作)
・電源が投入された場合に、操作手段(例えば、ボタン部136a)は電源投入動作を行うようにしてもよい。また、操作手段は電源投入動作を行わないようにしてもよい。
・例えばボタン部136aの電源投入動作は、ボタン部136aの位置を初期位置へ復帰させるための原点復帰動作を含んでいてもよく、ボタン部136aの位置がセンサ検知されることを確認するセンサ検知確認動作を含んでいてもよく、ボタン部136aが移動可能な最大位置まで移動する動作(フルストローク動作)を含んでいてもよい。また、電源投入動作は、上記3つの動作のことを示していてもよく、いずれか一つまたは二つの動作のことを示していてもよく、上記3つのうちのいずれか一以上の動作と他の一または複数の動作のことを示していてもよい。また、電源投入動作は、上記3つの動作以外の一または複数の動作のことを示していてもよい。
・電源投入動作中において、ボタン部136aが動作したことをセンサが検知しなかった場合は、再度凹む動作を実行するようにしてもよい(以下、「リトライ動作」という)。なお、リトライ動作は一または複数回行われるようにしてもよいが、電源投入動作中にボタン部136aのセンサ非検出があった場合にリトライ動作を行わないようにしてもよい。また、電源投入動作中に、規定回数(一または複数回)のリトライ動作を行ってもボタン部136aの動作をセンサが非検出であった場合は、電源をOFFにし、再度電源投入しない限りボタン136aを動作させないようにしてもよい。また、電源投入動作中にボタン部136aのセンサ非検出があった場合は、電源をOFFにし、再度電源投入をしない限りボタン136aを動作させないようにしてもよい(この場合、リトライ動作の制御を行わないようにしてもよく、リトライ動作を実行させる制御が非搭載であってもよい)。また、電源投入動作によるボタン部136aのセンサ非検出があった場合も、次の動作タイミングに動作させる制御を実行するようにしてもよい。
・ボタン部136aが動作しない状態(例えば、電源投入動作中にボタン部136aのセンサ非検出があった場合や、リトライ動作を規定回数行ってもセンサが非検出となった場合、ボタン部136aを駆動させる手段が故障している場合など)である場合において、ボタン部136aが凹む演出が実行される場合は、演出表示領域208dにおいて、ボタン部136aが動作した時と同じ表示(例えば、「画像208naが画像208nbよりも凹んだ状態の表示」)を行うようにしてもよい。また、ボタン部136aが動作しない状態である場合において、ボタン部136aが凹む演出が実行される場合は、演出表示領域208dにおいて、ボタン部136aが動作した時と異なる表示(「ボタンが故障中であることを報知する表示」や「ボタン表示と異なる演出」、「画像208naが画像208nbよりも凹んだ状態の表示」をボタン部136aが動作する時よりも大きくまたは小さく、もしくは薄くまたは濃く表示する)を行うようにしてもよい。また、ボタン部136aが動作しない状態である場合は、ボタン部136aが凹む演出を実行しないようにしてもよい。
(3)複数段階を経て操作手段(例えば、ボタン部136a)が凹む場合(操作手段の操作面が駆動手段によって第一の部品よりも下に下降する場合)
・ボタン部136aが複数段階を経て凹む場合(例えば、第一の位置(例えば、ボタン部136aの初期位置)から第二の位置を経て、第三の位置(例えば、ボタン部136aが凹みきった位置)へ凹む場合)、第一の位置から第二の位置までの距離と第二の位置から第三の位置までの距離とは等間隔であってもよい。また、第一の位置から第二の位置までの距離が、第二の位置から第三の位置までの距離よりも長くてもよく、逆に短くてもよい。なお、第一の位置から第三の位置へと動作するまでの間に二以上の段階があってもよい。その場合についても各位置の距離は等間隔であってもよく、非等間隔であってもよい。
・ボタン部136aが複数段階を経て凹む場合、複数段階の全部が押し下げ検出状態であってもよく、複数段階のうちの一部が押し下げ検出状態で、残りは押し下げ非検出状態であってもよい。また、ボタン部136aが凹む状態となる場合は、センサ検出したことを示すコマンドを破棄するようにしてもよい。
(4)操作手段(例えば、ボタン部136a)が凹んだ状態となることで検出されたコマンドは、制御手段が破棄するようにしているが、制御手段がコマンドを入力してしまった場合は、ボタン部136aが押下された場合と同じ処理(例えば、ボタン操作後の演出を実行するなど)を行うようにしてもよい。また、ボタン部136aを凹ませる制御が行われている場合は、チャンスボタン136のセンサ検出によるコマンドを受付けず破棄するようにしてもよい。
(5)複数のチャンスボタン136
・チャンスボタン136は一つのみ設けられていてもよいが、複数のチャンスボタンが設けられていてもよい。
・複数のチャンスボタンのうちの第一のチャンスボタンは縁部136bよりも凹む動作を行うボタンであり、第二のチャンスボタンは、縁部136bよりも凹む動作を行わないボタンであってもよい。第一のチャンスボタンと第二のチャンスボタンは、どちらを押しても同じ動作(例えば、チャンスボタン押下演出)を行うようにしてもよい。例えば、チャンスボタン押下演出である演出A(例えば、ボタン操作後の演出表示やLEDの発光)が実行される場合において、第一のチャンスボタンが凹み状態となった場合に、第二のチャンスボタンが押下されると、演出Aが実行されるようにしてもよいが、演出Aが実行されないようにしてもよく、演出A以外の演出が実行されるようにしてもよい。第一のチャンスボタンおよび第二のチャンスボタンのうちの一方のみに対応する演出を実行するようにしてもよい。
・第二のチャンスボタンの操作を受付ける期間(以下、第二のチャンスボタンの操作受付期間)である場合において、表示手段に第一のチャンスボタンを模した画像(以下、第一のチャンスボタン画像)を第二のチャンスボタンの操作受付期間の開始前に一度表示した後に、第二のチャンスボタンを模した画像(以下、第二のチャンスボタン画像)を表示させるようにしてもよい。その際、第一のチャンスボタン画像が消去された後に第二のチャンスボタン画像が表示されるようにしてもよく、第一のチャンスボタン画像の消去(フェードアウト)と第二のチャンスボタン画像の表示(フェードイン)が一部重複するようにしてもよい。また、第一のチャンスボタン画像が表示された後に第一のチャンスボタンは凹んだ状態になってもよいが、第一のチャンスボタン画像が表示される前に凹んでいてもよく、第一のチャンスボタンの表示と同時に凹むようにしてもよい。その場合、第一のチャンスボタンを押そうとしても実際は凹んでいて押せないため、第一のチャンスボタンを操作用とした遊技者を驚かせることができる場合がある。
・第一のチャンスボタンおよび/または第二のチャンスボタンが通常の位置(初期位置)よりも突出した位置に飛び出し、さらに第一のチャンスボタンは、縁部136bよりも凹む動作を行うようにしてもよい。凹み状態および/または突出状態への移行中は、チャンスボタンの操作を受付けないようにしてもよいが、チャンスボタンの操作を受付けるようにしてもよい。また、第二のチャンスボタンも凹む動作を行うようにしてもよい。また、このとき、第一のチャンスボタンおよび/または第二のチャンスボタンの各動作に対し、本項「(5)複数のチャンスボタン136」の2番目の箇条書きで示した「チャンスボタン押下演出」の実行を適用可能である。
(6)扉開放中の操作手段(例えば、ボタン部136a)のリトライ動作・電源投入動作
・操作手段による電源投入動作が開始される前に扉が開放状態である場合は、電源投入動作を実行しないようにしてもよい。その場合、扉が閉鎖状態となった後に操作手段の電源投入動作を実行するようにしてもよいが、操作手段の電源投入動作を実行しないようにしてもよい。また、扉閉鎖時に遊技者が触れられない部品(例えば、遊技盤)に設けられた他の演出手段は扉開放中も電源投入動作を実行するようにしてもよいが、扉開放中は電源投入動作をしないようにしてもよい。また、扉閉鎖時に遊技者が触れられる部品(例えば、扉体)に設けられた他の演出手段は、扉開放中は電源投入動作をしないようにしてもよいが、扉開放中に電源投入動作をするようにしてもよい。
・なお、リトライ動作についても同様であってもよい。
(7)ボタン演出のまとめ
演出抽選によってチャンスボタンの初期位置から凹む演出を行う場合において、下記のとおりであってもよい。
・チャンスボタンが凹んだ状態となる前にチャンスボタンの操作受付期間が開始されている場合において、凹む前に操作があった場合は、操作に応じた表示(例えば、図16(j)の208k(「チャンスだ!!」)、図24(f)のの208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「激アツだ!」)、図17(u)〜(y)の連打演出、図20(u)´´〜(y)´´の連打演出、図20(F)´´〜図21(I)´´の「必殺」を含む大当り用の演出、図22(E)´´´〜(G)´´´のハズレ用の演出、図27(a)〜(c)の連打演出)を表示するようにしてもよいが、表示しないようにしてもよい。
・チャンスボタンが凹んだ状態においてチャンスボタンの操作受付期間が無効となっている場合において、凹む前に操作があった場合は、操作に応じた表示(例えば、図16(j)の208k(「チャンスだ!!」)、図24(f)のの208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「激アツだ!」)、図17(u)〜(y)の連打演出、図20(u)´´〜(y)´´の連打演出、図20(F)´´〜図21(I)´´の「必殺」を含む大当り用の演出、図22(E)´´´〜(G)´´´のハズレ用の演出、図27(a)〜(c)の連打演出)は表示されない。
・チャンスボタンが凹んだ状態となる前に操作があった場合は、チャンスボタンを凹ませるようにしてもよい。ここで、チャンスボタンが凹んだ状態でかつ操作受付期間中である場合、チャンスボタンの有効期間が継続しているようにしてもよいが、操作受付期間を中断し、チャンスボタンの操作を無効にし、チャンスボタンが初期位置に戻った場合に操作受付期間を再開するようにしてもよい。また、チャンスボタンの凹む演出を実行する場合は、チャンスボタンの操作を無効とするようにしてもよい。
・チャンスボタンが凹んだ状態となる前に操作があった場合は、チャンスボタンを凹ませないようにしてもよい。
・チャンスボタンが凹んだ状態となる前に操作があった場合は、チャンスボタンが凹んだ状態(遊技者が操作した状態)から戻らないようにし、その続きから凹ませるようにしてもよい。
・チャンスボタンが凹んだ状態となる前に操作があった場合は、チャンスボタンが凹んだ状態(遊技者が操作した状態)から戻した後に、凹ませるようにしてもよい。
演出抽選によって、チャンスボタンの初期位置から凹む演出が実行されない場合において、
・操作受付期間前に操作された場合は、操作に応じた表示(例えば、図16(j)の208k(「チャンスだ!!」)、図24(f)のの208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「激アツだ!」)、図17(u)〜(y)の連打演出、図20(u)´´〜(y)´´の連打演出、図20(F)´´〜図21(I)´´の「必殺」を含む大当り用の演出、図22(E)´´´〜(G)´´´のハズレ用の演出、図27(a)〜(c)の連打演出)は表示されない。
・操作受付期間中に操作された場合は、操作に応じた表示(例えば、図16(j)の208k(「チャンスだ!!」)、図24(f)のの208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「激アツだ!」)、図17(u)〜(y)の連打演出、図20(u)´´〜(y)´´の連打演出、図20(F)´´〜図21(I)´´の「必殺」を含む大当り用の演出、図22(E)´´´〜(G)´´´のハズレ用の演出、図27(a)〜(c)の連打演出)が表示される。
・操作受付期間中に操作がなかった場合は、操作受付期間の終了後に操作に応じた表示(例えば、図16(j)の208k(「チャンスだ!!」)、図24(f)のの208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「激アツだ!」)、図17(u)〜(y)の連打演出、図20(u)´´〜(y)´´の連打演出、図20(F)´´〜図21(I)´´の「必殺」を含む大当り用の演出、図22(E)´´´〜(G)´´´のハズレ用の演出、図27(a)〜(c)の連打演出)が表示されないが、操作受付期間の終了後に操作に応じた表示と同じ表示(例えば、図16(j)の208k(「チャンスだ!!」)、図24(f)のの208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「チャンスだ!!」)、図26(g)の208k(「激アツだ!」)、図17(u)〜(y)の連打演出、図20(u)´´〜(y)´´の連打演出、図20(F)´´〜図21(I)´´の「必殺」を含む大当り用の演出、図22(E)´´´〜(G)´´´のハズレ用の演出、図27(a)〜(c)の連打演出)が表示されるようにしてもよく、操作に応じた表示と異なる表示が表示されるようにしてもよい。
・ここで、操作受付期間は、操作有効期間のことであってもよく、操作可能期間のことであってもよい。
(8)操作手段画像と操作受付期間
・操作手段画像(操作手段画像208i)は、操作手段が凹んだ状態となった場合に、初期状態を模した画像から凹んだ状態を模した画像に変化してもよい。なお、2つの画像の変化はアニメーションで行われてもよく、2つの画像の切り替えにより行われてもよい。
・操作手段画像(操作手段画像208i)は、操作手段が凹んだ状態となった場合に、初期状態を模した画像をそのまま表示するようにしてもよい。
・操作手段画像は、操作受付期間の表示(操作可能期間画像208j)を兼ねていてもよく、例えば操作手段画像の一部の表示態様(例えば、色を変化させる、徐々に消去するなど)を変更することにより、操作手段の受付期間を表示するようにしてもよい。
・操作を促す表示(例えば、図17(s)の「ボタンを連打しろ」の表示)が操作受付期間の表示(操作可能期間画像208j)を兼ねていてもよく、く、例えば文字列の表示態様(例えば、色を変化させる、徐々に消去するなど)を変更することにより、操作手段の受付期間を表示するようにしてもよい。
<チャンスボタンユニットおよびチャンスボタン取付ユニットの構造>
図37は、本発明に係るチャンスボタン136の分解斜視図である。
本実施例では、上述のチャンスボタン136は、図37のチャンスボタンユニット700である。
図37の取付ユニット701は、上述の前面枠扉106に取付けられるものであり、その取付ユニット701にチャンスボタンユニット700が取付可能である。
後述のハーネス716は、前面枠扉106に設けた基板のコネクタに接続するためのものである。
なお、チャンスボタン136はチャンスボタンユニット700と、チャンスボタン取付ユニット701と、後述のハーネス716と、を有して成る。
チャンスボタンユニット700は、枠部材702と、ボタンカバー703と、ボタン部材704と、レンズ部材705と、LED基板706と、ベース部材707と、被駆動部材708と、台座部材709と、胴部材710と、を有して成る。
チャンスボタン取付ユニット701は、カバー部材711と、LED基板712と、胴部材713と、固定部材714と、底部材715と、を有して成る。
図38は、図37に示したチャンスボタンユニット700の斜視図である。図37および図38を参照しながらチャンスボタンユニット700の構造を説明する。
チャンスボタンユニット700は、枠部材702の下部と胴部材710の上部とをネジ止めして形成され、その内部に、ボタンカバー703と、ボタン部材704と、レンズ部材705と、LED基板706と、ベース部材707と、被駆動部材708と、台座部材709と、を収容して成る。
枠部材702は、例えば樹脂製で、その上部に、内径側に突出する縁部702aを有する筒状部材である。
ボタンカバー703は、例えば透明の樹脂製で、カップを逆さにした形状であり、その下部に、外径側に突出する縁部703aを有する。枠部材702の下方からボタンカバー703を収容することで、縁部702aに縁部703aが引っ掛かり、ボタンカバー703が枠部材702よりも上に抜けない構造である。
ボタン部材704は、例えば透明の樹脂製で、ボタンカバー703と同様にカップを逆さにした形状であり、上部にボタンカバー703を被せる。
ボタンカバー703は遊技者が直接触れることが可能であるため、遊技者がボタンカバー703を掴んで強制的に上下動させる虞がある。このようにされたとしても、チャンスボタンユニット700の内部機構に影響を与えないようにするため、本実施例では、ボタンカバー703は他の部材と連動せず(載置してあるのみで他の部材とネジ止めなどの固定はしていない)単独で上下動することが可能に構成されている。このとき、ボタンカバー703とボタン部材704との間に空気が流入、流出する経路を設けないと、ボタンカバー703とボタン部材704とが密着しボタンカバー703が単独で上下動するのが困難になる。本実施例では、ボタン部材704に貫通孔704aを設け、この貫通孔704aから、ボタンカバー703とボタン部材704との間に空気が流入、流出可能にしている。貫通孔704aは、ボタン部材704の上部に90°間隔で四か所に設けているが、これ以上の数の貫通孔を設けてもよいし、これ以下の数の貫通孔を設けてもよいし、貫通孔を設けなくてもよい。また、ボタンカバー703の形状とボタン部材704の形状を異ならせてもよく、形状を異ならせることによりスムーズな動作が可能となる場合がある。
レンズ部材705は、例えば透明の樹脂製で、レンズ705aを有して光路に変化をつける。レンズ部材705はボタン部材704と一体形成してもよい。
LED基板706は、例えば樹脂製基板で、上面(表面、実装面)にLED706aを複数実装している。下面(裏面)にはLED706aを駆動する後述のIC706eや、電源供給、動作指示を行う後述のハーネス706bを接続する後述のコネクタ706baを設けている。
ベース部材707は、例えば透明の樹脂製で、LED基板706を保持する。本実施例では、レンズ部材705とLED基板706とベース部材707とがネジ止め固定されている。ベース部材707は、ハーネス706bの通路を形成する通路枠707aを有する。
被駆動部材708は、例えば樹脂製で、貫通孔708aを有するリング状部材である。被駆動部材708は、貫通孔708aに(内側に)突出する凸部708bを有する。凸部708bは180°間隔で二か所に設けている。被駆動部材708の下面には、中央軸方向に孔を有する円筒状の摺動凹棒708cを有する。摺動凹棒708cは180°間隔で二か所に設けている。また、被駆動部材708の下面には、凸片708dを有する凸片708dは180°間隔で二か所に設けている。また、被駆動部材708は、ベース部材707の通路枠707aが貫通し、上下動可能な貫通孔708eを設けている。
台座部材709は、例えば樹脂製で、回転駆動機構を有する。台座部材709には、例えばステッピングモータであるモータ709dが設けられ、モータ709dの回転は、後述するギア機構を介して伝達されて、台座部材709の上面に設けた軸部709aを任意方向に任意角度だけ鉛直方向を軸にして回転させる。モータ709dの回転により、チャンスボタンユニット700が振動するように動作させることも可能である。
台座部材709の上面には、被駆動部材708の摺動凹棒708cに対向した位置に、摺動凹棒708cの孔に挿入される摺動凸棒709bを有する。摺動凸棒709bは180°間隔で二か所に設けている。被駆動部材708は、摺動凸棒709が摺動凹棒708cの孔に挿入された状態で、台座部材709に対して上下動可能に構成される。摺動凸棒709bには、摺動凹棒708cの孔よりも大きな径で、摺動凹棒708cの外径よりも小さな径の螺旋バネであるバネ部材709cを設けており、バネ部材709cによって、台座部材709に対して被駆動部材708を押し上げる。
台座部材709の上面には、通路枠707aを通って降りてきたハーネス706bの通路を形成する通路枠709eを有する。通路枠707aと通路枠709eとは、衝突しないように隙間を有して配置される。この隙間は、例えば、貫通孔708を貫通した軸部709aにベース部材707が載置されることで確保される。
台座部材709の上面には、センサ709fを設けており、このセンサ709fによって、凸片708dの上下位置が検出される。
胴部材710は、例えば樹脂製で、その下部に、詳しくは後述する溝部710aを有する筒状部材である。胴部材710の下方に、台座部材709がネジ止め固定される。
続いて、チャンスボタン取付ユニット701の構造について説明する。
カバー部材711は、例えば金属製(導電性を有する)の平板状部材であり、複数の貫通孔711aを有するとともに、下方に延伸するクリップ部711bを有する。
LED基板712は、例えば樹脂製基板で、平板リング状の形状である。
LED基板712の上面(表面、実装面)にLED712aを複数実装している。カバー部材711の貫通孔711aは、LED712aの位置に対向して設けられている。
胴部材713は、例えば樹脂製で、筒状部材である。詳しくは後述するように、この胴部材713内に、チャンスボタンユニット700が収容される。
固定部材714は、例えば樹脂製で、筒状部材である。この固定部材714は、チャンスボタン取付ユニット701に、チャンスボタンユニット700を固定する部材である。固定部材714は、周方向外側に向けてレバー部材714aを有し、レバー部材714aを操作して固定部材714が周方向に回動可能にされている。この回動により、チャンスボタンユニット700の固定状態、非固定状態が選択可能である。
固定部材714は、その内壁に、内径側に突出する凸部714bを有する。凸部714bは180°間隔で二か所に設けている。凸部714bは、詳しくは後述するように、胴部材710の溝部710aに嵌り、チャンスボタンユニット700を固定する。
固定部材714は、その外壁に、外径側に突出する凸部714cを有する。凸部714bは一か所に設けている。
底部材715は、例えば樹脂製で、筒状部材に底部715aを設けた形状である。底部715aの中央には上部に突出する円柱形状の凸部715aaを有する。
底部材715の筒状部の上部には、固定部材714が収容されたときに、凸部714cが嵌る切欠部715bを設けている。固定部材714の向きを間違えてチャンスボタン取付ユニット701を組み立てようとすると、凸部714cが切欠部715bに嵌らずにうまく固定部材714が収容されないようにし、組み立ての誤りを防止することができる。
底部材715の筒状部には、固定部材714が底部材715内に収容された際に固定部材714のレバー部材714aが外部から操作可能に露出するための切欠部715cを設けている。また、切欠部715cからは、詳しくは後述するハーネス716をチャンスボタン取付ユニット701内から外部に出すための切欠部715dを設けている。切欠部715dの近傍には、ハーネス716あるいは他のハーネスを固定する結束部718a、718bを設けている。
<チャンスボタンユニットの動作>
図39は、チャンスボタンユニット700の各状態を側方から見た側面図であり、(a)は、ボタン操作(遊技者による操作)およびボタン駆動(モータによる駆動)をしていない状態(デフォルト状態)を示す図であり、(b)は、遊技者がボタンを押下した状態を示す図であり、(c)は、ボタン駆動により最下位置にボタンを下げた状態を示す図である。
図40は、チャンスボタンユニット700の各状態を側方から見た側面図であり、(a)は、デフォルト状態から軸部709aを少し回転させた状態を示す図であり、(b)は、(a)からさらに回転した状態を示す図であり、(c)は、(b)からさらに回転した状態を示す図であり、(d)はボタン駆動により最下位置にボタンを下げた状態を示す図である。
なお、図39および図40においては、枠部材702、ボタンカバー703および胴部材710を外した状態を示している。また、バネ部材709cは図示を省略している。
台座部材709の軸部709aは、それぞれ径の異なる上部軸部709aaと下部軸部709abとから成る。上部軸部709aaは、上部軸部中心軸aabと、上部軸部中心軸aabに対して螺旋状の段差を有して大径となっている螺旋段差部709aaaと、を有する。下部軸部709abは上部軸部709aaよりも大径である。下部軸部709abは、下部軸部中心軸abbと、下部軸部中心軸abbに対して螺旋状の段差を有して大径となっている螺旋段差部709abaと、を有する。螺旋段差部709aaaは上が大径の段差を有し、螺旋段差部709abaは下が大径の段差を有する。螺旋段差部709aaaの外周は、下部軸部中心軸abbの外周よりも小径である。
被駆動部材708の凸部708bは螺旋段差部709aaaの段差の下に位置する。被駆動部材708の凸片708dは、下部軸部中心軸abbの外周よりも外側に位置し、螺旋段差部709abaの外周よりも内側に位置する。
図39(a)のデフォルト状態から遊技者がボタンを押下すると、凸片708dは、螺旋段差部709abaに接触し、これ以上の押下が阻害される。この押下により、ボタン部材704は距離αだけ、下に移動した(凹んだ)ことになる(図39(b)参照)。
図39(a)のデフォルト状態から、モータ709dによって軸部709aを回転させると、螺旋段差部709aaaが凸部708bを押下げ、また、凸片708dは、螺旋段差部709abaが螺旋状に下がっていることから、螺旋段差部709abaの段差に沿って下がることが可能になる。凸片708dは軸部709aの根元に接触し、これ以上の降下が阻害される。この降下により、ボタン部材704は距離γだけ、下に移動した(凹んだ)ことになる(図39(c)参照)。
ここで、図39(a)の状態で遊技者がボタン操作をした場合(図39(b))の移動距離(距離α)は、ボタン駆動により最下位置にボタンを下げた状態(図39(c))の移動距離(距離γ)よりも距離βだけ短い。すなわち、距離α<距離γであり、距離α<距離βである。
また、図39(a)のデフォルト状態から距離δ以上移動すると、ボタンが移動した(または操作された)ことをセンサ709fが検知可能となる。ここで、距離δ<距離αであり、距離δ<距離βであり、距離δ<距離γであるが、距離α=距離δであってもよい。また、センサを2つ設け、一方のセンサについて距離α<距離δにし、他方のセンサを距離α>距離δ´(δ´は他方のセンサで検知される距離)にすることにより、遊技者によるボタン操作では該一方のセンサに検知されず、他方のセンサのみで検知可能にすることが可能である。これにより、ボタン操作とボタン駆動によるセンサ検知を異ならせることができ、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
図39(a)のデフォルト状態から、モータ709dによって軸部709aを回転させると、図40(a)に示した状態になる。この図40(a)に示した状態では、図39(b)と同じ距離αだけ、ボタン部材704が下に移動している(凹んでいる)。
図40(b)の状態では、凸片708dが螺旋段差部709abaの段差に誘導されていることが分かる。
図40(c)の状態では、凸片708dの螺旋段差部709abaの段差による誘導が終了しており、その後、図40(d)の状態に至る。
図41は、チャンスボタンユニット700の断面図であり、(a)は図39(a)のA−A断面図であり、(b)は図40(a)のB−B断面図であり、(c)は図40(b)のC−C断面図であり、(d)は図40(d)のD−D断面図である。
凸片708dが下がると、台座部材709の上面のセンサ709fの位置に達しする。ここで、モータによる駆動によりボタンが凹んでいる期間中は、ボタン操作の受付が無効であるため、センサ709fの位置に凸片708dが達したとしてもボタン操作がされたとの判断を行わない。また、センサ709fによって、凸片708dの下がり具合すなわち被駆動部材708の下がり具合が検出されるようにしてもよい。
なお、モータによる駆動によりボタンが凹んでいる期間中もボタン操作の受付が有効であってもよく、その場合オートボタンとして使用しても良い。例えば1回操作として検知する場合、モータによる駆動によりボタンを凹み状態にし、所定期間(例えば、凹み状態から1秒後)に初期位置に戻るようにすればよい。モータ駆動によるボタンの動作によるボタン操作の検出と、手動(例えば、遊技者の操作)によるボタン操作の検出結果の表示は同じであってもよいが、異なるようにしてもよい。他の操作(例えば、長押しや連打操作)についても適用可能である。なお、同じモータによる駆動で操作が検出された場合であっても、操作方法(例えば、1回押しと長押し)や演出、演出を実行する演出手段(演出装置206、装飾図柄表示装置208(液晶表示装置208)、演出可動体224、スピーカ120、枠ランプ122(遊技台枠用ランプ)、チャンスボタンランプ138、遊技盤用ランプ532など)によって、手動の場合と同じ演出が実行される場合と異なる演出が実行される場合があるようにしてもよい。これにより、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、図40(d)の状態から図40(a)の状態へ戻る場合に、センサ709fの状態を監視し、何らかの原因(例えば、遊技者により凹んだ状態のチャンスボタンが押されるなど)により、図40(a)の状態へ戻らなかった場合はリトライ動作(例えば、現状の位置から凹んだ状態(図40(d)の状態)へ戻し、再度デフォルトの位置(図40(a)の位置)に戻すような動作)を実行させるようにしてもよい。なお、リトライ動作は、正常な位置(デフォルトの位置)に戻るまで繰り返し実行するようにしてもよく、繰り返す回数は有限回(一または複数回)であってもよく、無限回であってもよい。また、リトライ動作の開始タイミングは、正常な位置に戻らなかったことが検知されたタイミングに限らず、一または予め決められた複数変動の開始タイミングまたは終了タイミングであってもよく、デモ画面が開始された状態(内部的にデモタイマーが開始された場合)となった場合でもよく、球発射ハンドル134から手が離れた場合(この場合、球発射ハンドル134に手が触れていることを検出するセンサを備えている。)でもよく、これらの組み合わせで実行されるようにしてもよい。また、リトライ動作失敗後のこれらのタイミングあるいはこれらのタイミングの組み合わせで再度リトライ動作が実行されるようにしてもよい。
<ハーネスの配置>
図42は、ハーネスの配置を説明する図であり、(a)は、ボタンがデフォルト状態のチャンスボタンユニット700をハーネス側から見た側面図であり、(b)は、(a)のE−E断面図であり、(c)は、ボタンが降下した状態での(b)に相当する図である。
なお、図42においては、枠部材702、ボタンカバー703および胴部材710を外した状態を示している。また、バネ部材709cは図示を省略している。
LED基板706の裏面にはコネクタ706baを設けており、このコネクタ706baには、ハーネス706bの一端に設けたコネクタ706bbが接続される。ハーネス706bは、通路枠707a内および通路枠709e内の通路に沿って下方に至る。通路枠709eは四方に壁を有して四方を囲って通路を形成するが、通路枠707aは、外側の壁を有しないで窓部を有する。これによって、被駆動部材708が降下したときに通路枠707aの壁に衝突するのを避け、チャンスボタンユニット700の小型化(径を小さくする)を図れる場合がある(図42(c)参照)。図42(c)の状態では、ボタン部材704によって通路枠707aの窓部が全て覆われている。なお、通路枠707aも四方に壁を有して四方を囲って通路を形成してもよい。また、図42(c)の状態において、ボタン部材704によって通路枠707aの一部のみが覆われていてもよい。
<軸部の駆動機構>
図43は、軸部709aを回転駆動する機構を説明する図であり、台座部材709の平断面図である。
モータ709dは、軸709gを回転させ、ギア709h、709iを介し、ギア709iと同軸のギア709jを回転させる。ギア709jはギア709kと噛み合い、ギア709kの軸に設けた軸部709aを回転させる。ギア709kと軸部709aは一体形成してもよい。
<LEDの配置>
図44は、LED基板706に設けたLED706aの配置について説明する図であり、(a)は、ベース部材707にLED基板706を固定した状態の平面図であり、(b)は、LED基板706の平面図であり、(c)は、ベース部材707にLED基板706を固定した状態の底面図であり、(d)は、LED基板706の底面図である。
図45は、ベース部材707と被駆動部材708とを組み合わせる様子を示す斜視図である。
ベース部材707とLED基板706との位置決めは、ベース部材707に設けた位置決め凸部707cを、LED基板706に設けた位置決め凹部706c(例えば貫通孔)に挿入することで行う。
ベース部材707とLED基板706との固定は、LED基板706に設けた切欠部706dの位置でネジ孔707dでネジ止めを行うことで固定する。
LED基板706において、LED706aの配置位置は、ネジ孔707dの近くである場合がある。また、LED706aの配置位置は、位置決め凹部706cの近くである場合がある。
図45に示すように、被駆動部材708において、凸部708bは、ネジ708b1で固定されている。ベース部材707には、このネジ708b1の突出を避けるため、貫通孔707bを設けている。この貫通孔707bのような、他の部品を避けるための孔が、ベース部材707に一個または複数個設けられていてもよい。また、他の部品を避けるための孔が、ベース部材707に設けられないようにしてもよい。LED基板706には、このベース部材707の孔に対向した位置に、孔を設けていない場合がある。
図44(c)に示すように、貫通孔707bからは、LED基板706の裏面のIC706eが視認可能な場合がある。
図46は、貫通孔707bとネジ708b1との関係を説明する側断面図であり、(a)はデフォルト状態を示す図であり、(b)はボタン駆動によりボタンを下げた状態を示す図である。
図46(a)に示すように、ネジ708b1の上端が貫通孔707bを突き抜け、ネジ708b1の上端が、貫通孔707bの面より上に達するようにしてもよいし、ネジ708b1の上端が、貫通孔707bの面より下になるようにしてもよい。
<チャンスボタンユニット700のチャンスボタン取付ユニット701への収容>
図47は、チャンスボタンユニット700をチャンスボタン取付ユニット701に収容する様子を示す斜視図である。
本実施例では、上述のチャンスボタン136は、図37のチャンスボタンユニット700である。
図37の取付ユニット701は、上述の前面枠扉106に取付けられるものであり、その取付ユニット701にチャンスボタンユニット700が取付可能である。
後述のハーネス716は、前面枠扉106に設けた基板のコネクタに接続するためのものである。
なお、チャンスボタン136はチャンスボタンユニット700と、チャンスボタン取付ユニット701と、後述のハーネス716と、を有して成る。
ハーネス716は、LED基板706に接続されたハーネス706bのほか、モータ709を駆動するハーネス709mやそのほかのハーネスを含む場合がある。
ハーネス716は、チャンスボタン取付ユニット701内を通過し、切欠部715dから外部に出る。また、ハーネス716は、切欠部715dの近傍の結束部718aでまとめられて固定される。チャンスボタンユニット700をチャンスボタン取付ユニット701に収容するときには、ハーネス716をたるませておく。このようにすることで、チャンスボタン取付ユニット701に収容したチャンスボタンユニット700を取り出すときに、ハーネス716が邪魔にならず、取り出しやすくすることができる。
このたるんだハーネス716は、チャンスボタンユニット700をチャンスボタン取付ユニット701に収容するとき、チャンスボタン取付ユニット701の底部材715の底部715aにおいて、凸部715aaを囲うように誘導される。この誘導は、例えば、底部材715の内壁によって行われる。すなわち、ハーネス716は、底部材715の内壁に沿って下方に収納されるように誘導される。
なお、結束部718bは他のハーネスをまとめて固定するものとして用いることができるが、ハーネス716をまとめて固定するための予備とすることもできる。また結束部718aや718bは、ハーネス716のみをまとめるものとして用いることができるが、ハーネス716およびそれ以外のハーネスを一緒にまとめるものとして用いることもできる。
<チャンスボタン取付ユニット701の構造>
図48は、チャンスボタン取付ユニット701の側面図である。
チャンスボタン取付ユニット701は、上皿126に固定される。図1を参照して分かるように、チャンスボタン136は、遊技者側が低く、島側が高くなるように傾斜している。チャンスボタン取付ユニット701は、これに応じて、レバー部材714aが島側になるように配置し、このとき、レバー部材714a側が高く、反対側が低くなるように傾斜して形成されている。この傾斜により、チャンスボタン取付ユニット701に収容したチャンスボタンユニット700を取り出しやすくすることができる場合がある。
図49は、チャンスボタン取付ユニット701の底部715aを見た平面図である。
チャンスボタン取付ユニット701の底部715aに底部715aの中央の凸部715aaが設けられており、この凸部715aaがあることにより、たるんだハーネス716の行き場が定められ、このハーネス716は底部715aの空間に渦巻き状に回って収容される。すなわち、凸部715aaがあることによりできた空間にハーネス716は収容される。チャンスボタン取付ユニット701にこの空間が設けられていないと、ハーネス716は整列せず、雑多な状態となってしまい、ハーネス716が傷ついてしまう虞がある。また、チャンスボタン取付ユニット701にハーネス716を収容せず、チャンスボタン取付ユニット701の外部でハーネス716をまとめようとすると、他の部品と接触しハーネス716が傷ついてしまう虞がある。
本実施例では、たるんだハーネス716は凸部715aaを1周した状態で収容されるが、1周に限らず、半周未満であってもよく、半周以上一周未満であってもよく、一周以上であってもよい。底部715aの中央の凸部715aaは、例えばスポンジなどの衝撃吸収部材で形成することができ、この衝撃吸収部材により、例えばモータ709dの振動を吸収することができる。
<チャンスボタンユニット700の固定機構>
図50は、チャンスボタン取付ユニット701に収容したチャンスボタンユニット700を固定する機構を説明する平断面図であり、(a)は非固定状態を示す図であり、(b)は固定状態を示す図である。
図50(a)に示す状態では、固定部材714の凸部714bは、胴部材710の溝部710aに嵌っておらず、チャンスボタン取付ユニット701に対してチャンスボタンユニット700を脱着可能である。
レバー部材714aを操作し、固定部材714を、図中時計回りに回動させると、凸部714bが溝部710aに嵌り、チャンスボタン取付ユニット701に対してチャンスボタンユニット700を脱着不可能になる。
レバー部材714aは、不図示の固定部品を取り付けることにより、移動不可となり、チャンスボタンユニット700にチャンスボタン取付ユニット701が固定された状態となる。
<静電気対策>
図51は、チャンスボタン取付ユニット701の上部を拡大して示す斜視図である。
カバー部材711は、例えば板金部材であり、その隅で下方に延伸するクリップ部711bを有する。クリップ部711bは、弾性のある屈曲形状をしており、球貯留皿付扉108に設けた板金(上皿126の裏側の板金)に押し付けて電気的に接続し、静電気の影響を除去することができるようにしている。
<チャンスボタン取付ユニット701の固定>
図52は、図48を右から見た側面図である。
チャンスボタン取付ユニット701には、複数のネジ孔717を設けており、このネジ孔717に不図示のネジを通して、チャンスボタン取付ユニット701は、上皿126に固定される。
<別の実施例1>
図53は、本発明に係る別の実施例を示す図であり、(a)は概略側断面図であり、(b)は(a)の第二の部品2702の概略平断面図である。
本実施例は、第一の部品2701と、第二の部品2702と、接続部品であるハーネス2704と、を備えた遊技台を示すものである。
第一の部品2701は、第二の部品2702に少なくとも取付可能(収容可能)な部品であり、ハーネス2704における端部2704a側は、第一の部品2701に少なくとも配置可能な側であり、ハーネス2704における端部2704b側は、第二の部品2702に少なくとも配置可能な側であり、端部2704a側は、第一の部品2701が第二の部品2702に取り付けられた場合(収容された場合)に、端部2704b側に近い位置(以下、「第一の位置」という)に少なくとも配置されている側であり、第二の部品2702は、誘導部である壁部2703が少なくとも設けられた部品である。
第二の部品2702に第一の部品2701を取り付けるとき(収容するとき)、ハーネス2704はたるんでおり、このたるんだハーネス2704は第二の部品2702の壁部2703に誘導されて収容される。
<別の実施例2>
図54は、本発明に係る別の実施例を示す概略側断面図である。
本実施例は、第一の部品3701と、第二の部品3702と、接続部品であるハーネス3704と、ハーネス3704によって第一の部品3701と接続する第三の部品3705と、を備えた遊技台を示すものである。
第一の部品3701は、第二の部品3702に少なくとも取付可能(収容可能)な部品であり、ハーネス3704における一端側のコネクタ3704aは、第一の部品3701のコネクタ3701aに少なくとも配置可能(接続可能)な側であり、ハーネス3704における他端側のコネクタ3704bは、第三の部品3705のコネクタ3705aに少なくとも配置可能(接続可能)な側である。
ハーネス3704は、その一端側(コネクタ3704a)が第一の部品3701に接続された後に、第二の部品3702内を通過し、その後にその他端側(コネクタ3704b)が第三の部品3705に接続される。
コネクタ3704a側は、第一の部品3701が第二の部品3702に取り付けられた場合(収容された場合)に、コネクタ3704b側に近い位置(以下、「第一の位置」という)に少なくとも配置されている側であり、第二の部品3702は、誘導部である壁部3703が少なくとも設けられた部品である。
第二の部品3702に第一の部品3701を取り付けるとき(収容するとき)、ハーネス3704はたるんでおり、このたるんだハーネス3704は第二の部品3702の壁部3703に誘導されて収容される。
<スロットマシンへの適用>
本発明に係る遊技台は、図55に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール1002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー1004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン1006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理1008)と、を備えるスロットマシン1000」にも好適である。
なお、スロットマシン1000は、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段1010を備えてもよい。
また、この演出手段1010が、所定の遊技領域1012に球を発射する発射装置1014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口1016と、入賞口1016に入球した球を検知する検知手段1018と、検知手段1018が球を検知した場合に球を払出す払出手段1020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1022と、可変表示装置1022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ1024と、所定動作態様で動作する可動体1026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置であってもよい。
なお、スロットマシン1000にチャンスボタンユニットが設けられていてもよい。このチャンスボタンユニットにも本発明が適用可能である。
なお、スロットマシン1000にタイトルパネルが設けられていてもよい。ここでタイトルパネルとは、機種名の表示と各種証紙の貼付を行うパネルのことを示すものであってもよい。タイトルパネルは、停止ボタン1006(ストップボタンユニット)の下部に設けられているものであってもよい。このタイトルパネルにおいて、タイトルパネルの少なくとも一部または全部がチャンスボタンユニットであってもよく、これについても本発明が適用可能ある。
なお、スロットマシン1000のベットボタンユニットにも本発明が適用可能である。ここで、ベットボタンとは、スロットマシン1010に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。
<封入式遊技機への適用>
本発明に係る遊技台は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機にも適用可能である。
例えば、ぱちんこ機は、球を封入し、封入した球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
<付記1>
なお、以上説明した本発明は、
1.
操作手段(例えば、ボタン部136a、ボタンカバー703)と、
第一の部品(例えば、チャンスボタン136、チャンスボタンユニット700、球貯留皿付扉108)と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の部品は、前記操作手段が少なくとも設けられた部品であり、
前記操作手段における第二の部位(例えば、ボタン部136aの操作面、ボタンカバー703の操作面)は、第一の場合に、前記第一の部品における第一の部位(例えば、縁部136b、縁部702a、周囲部108a)よりも少なくとも高い位置にある部位であり、
前記第二の部位は、第二の場合に、前記第一の部位よりも少なくとも低い位置にある部位である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
・また、場合によって位置の異なる部品があることにより、操作手段周りを遊技者に注目させやすくすることができる場合がある。
なお、
・「前記第一の部品における第一の部位よりも少なくとも高い位置にある部位」とは、下記(1)〜(3)に記載の部位のいずれかを指すものであってもよい。
(1)第一の部品には、第一の部位を含む複数の部位があり、
・第一の部品における第一の部位を含む全ての部位よりも高い位置にある部位、
・第一の部品における複数の部位のうちの第一の部位よりも高く、第一の部品における複数の部位のうちの第三の部位よりも低い部位、
(2)第一の部品には、第一の部位のみが設けられており、
・第一の部品における第一の部位のみより高い位置にある部位、
(3)第一の部品と異なる他の部品が設けられており、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品における他の部位よりも高い位置にある部位、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品における他の部位よりも低い位置にある部位、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品を含む複数の部品のうちの最も高い位置にある部位よりも高い位置にある部位、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品を含む複数の部品のうちの最も高い位置にある部位よりも低い位置にある部位。
なお、
・「前記第一の部品における第一の部位よりも少なくとも低い位置にある部位」とは、下記(1)〜(3)に記載の部位を指すものであってもよい。
(1)第一の部品には、第一の部位を含む複数の部位があり、
・第一の部品における第一の部位を含む全ての部位よりも低い位置にある部位、
・第一の部品における複数の部位のうちの第一の部位よりも低い、第一の部品における複数の部位のうちの第三の部位よりも高い部位、
(2)第一の部品には、第一の部位のみが設けられており、
・第一の部品における第一の部位のみより低い位置にある部位、
(3)第一の部品と異なる他の部品が設けられており、
・第一の部品における第一の部位よりも低い位置にある部位であり、他の部品における他の部位よりも低い位置にある部位、
・第一の部品における第一の部位よりも低い位置にある部位であり、他の部品における他の部位よりも高い位置にある部位、
・第一の部品における第一の部位よりも低い位置にある部位であり、他の部品を含む複数の部品のうちの最も低い位置にある部位よりも低い位置にある部位、
・第一の部品における第一の部位よりも低い位置にある部位であり、他の部品を含む複数の部品のうちの最も低い位置にある部位よりも高い位置にある部位。
なお、「第一の部位よりも少なくとも低い」とは、上下方向に対して低いことであってもよく、前後方向に対して後ろ(奥)のことであってもよく、左右方向に対して初期位置と反対の位置(例えば、初期位置が右であれば、左にスライドした状態)のことであってもよい。
・第二の部位は、第二の場合に上皿周辺に設けられた他の操作手段よりも低い位置にある部位であってもよい。
・第二の部位は、第一の場合に上皿周辺に設けられた他の操作手段よりも高い位置にある部位であってもよく、低い位置にある部位であってもよい。
・第二の部位は、第二の場合よりも第一の場合の方が相対的に高い部位であってもよく、その逆であってもよい。
・操作手段は、チャンスボタンに限らず、レバーやハンドル、タッチパネルなどであってもよい。
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台であって、
前記操作手段の少なくとも一部は、少なくとも移動可能に構成された手段であり、
前記第二の場合とは、前記操作手段の少なくとも一部が、少なくとも移動した場合のことである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・操作手段の一部が移動可能に構成されていることにより、遊技者に操作手段を注目させることができる場合がある。
・遊技者を驚かせることができる場合がある。
なお、
・「前記操作手段の少なくとも一部」とは、下記(1)〜(2)に記載のものであってもよい。
(1)
・「操作手段の一部のみ」のこと、
(2)
・「操作手段の全部」のこと、
なお、
・「少なくとも移動可能に構成された手段」とは、下記(1)に記載のものであってもよい。
(1)
・操作手段に移動可能な手段(可動手段、移動手段)が設けられた手段のこと。
また本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記第一の部品の少なくとも一部は、前記第二の場合に、少なくとも移動しないよう構成された部品である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・場合によって位置の異なる部品があることにより、操作手段周りを遊技者に注目させやすくすることができる場合がある。
なお、
・「前記第一の部品の少なくとも一部」とは、下記(1)〜(2)に記載のものであってもよい。
(1)
・「第一の部品の全部」のこと、
(2)
・「第一の部品の一部のみ」のこと、
なお、
・「少なくとも移動しないよう構成された部品」とは、下記(1)〜(2)に記載のものであってもよい。
(1)
・「いずれかの部品に少なくとも固定可能な部品」のこと、
(2)
・「少なくとも移動しない」とは、例えばねじ止めされていて移動不可能な場合、あるいは、移動可能であるが移動しない状態にしている(例えば、モータの回転によって移動可能であるが、モータが停止状態にある)場合を含む。
なお、第一の部位は、第二の場合に、移動しない部位のことであってもよい。
また本発明は、
4.
1.乃至3.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段は、操作部が設けられたものであり、
前記操作部は、遊技者によって少なくとも操作可能な位置に、少なくとも設けられたものであり、.
前記第二の部位は、前記操作部の少なくとも一部のことである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・遊技者が操作する部位が移動可能であることにより、遊技者を驚かせることができる場合がある。
なお、
・操作部とは、遊技者によって操作された場合に、該操作部が少なくとも移動可能に構成されたものであってもよい。
・「操作部の少なくとも一部」とは、下記(1)〜(4)に記載のものであってもよい。
(1)
・「操作部の全部」のこと、
(2)
・「操作部における遊技者が接触可能な部位のうちの最も遊技者(が接触するときに近い)側の部位」のこと、
(3)
・「操作部の一部のみ」のこと、
(4)
・「操作部における遊技者が接触可能な部位」のこと。
また本発明は、
5.
1.乃至4.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の場合における前記第二の部位は、遊技者によって前記操作手段が操作された場合に、前記第一の部位よりも少なくとも高い位置にある部位である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・第二の部位が第一の部位よりも高い位置にある場合があることにより、第二の部位が第一の部位よりも低い位置にある場合が発生したときに遊技者がより驚かせることができる場合がある。
・第二の部位の位置にバリエーションがあり、遊技者を飽きさせないようにすることができる場合がある。
なお、
・「前記第二の部位は・・・第一の部位よりも少なくとも高い位置にある」とは、下記(1)〜(3)に記載のものであってもよい。
(1)第一の部品には、第一の部位を含む複数の部位があり、
・第一の部品における第一の部位を含む全ての部位よりも高い位置にある、
・第一の部品における複数の部位のうちの第一の部位よりも高く、第一の部品における複数の部位のうちの第三の部位よりも低い、
(2)第一の部品には、第一の部位のみが設けられており、
・第一の部品における第一の部位のみより高い位置にある、
(3)第一の部品と異なる他の部品が設けられており、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品における他の部位よりも高い位置にある、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品における他の部位よりも低い位置にある、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品を含む複数の部品のうちの最も高い位置にある部位よりも高い位置にある、
・第一の部品における第一の部位よりも高い位置にある部位であり、他の部品を含む複数の部品のうちの最も高い位置にある部位よりも低い位置にある。
また本発明は、
6.
1.乃至5.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段は、駆動手段が設けられた手段であり、
前記駆動手段が動作することにより、前記操作手段における前記第二の部位が前記第一の部品における前記第一の部位よりも低い位置に移動可能である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
7.
6.に記載の遊技台であって、
前記操作手段における前記第二の部位は、該操作手段が操作されることにより、第一の距離まで移動可能であり、
前記操作手段における前記第二の部位は、前記駆動手段が動作することにより、第二の距離まで移動可能であり、
前記第二の距離は、前記第一の距離よりも長い距離である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
8.
1.乃至7.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
9.
1.乃至7.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
<<その他>>
以下、本発明に係る構成について説明を加える。本発明は以下に記載の構成を備える場合がある。
<<<その1>>>第一の場合は、操作手段が移動していない場合のことである。
・操作手段の少なくとも一部は、少なくとも移動可能に構成された手段である。
・第一の場合とは、前記操作手段の少なくとも一部が移動されていない場合のことである。
なお、
・「前記操作手段の少なくとも一部が移動されていない場合」とは、下記(1)〜(2)に記載のものであってもよい。
(1)
・「操作手段の一部のみ移動せず、操作手段の他の部分が移動された場合」のこと、
(2)
・「操作手段の全部が移動されていない場合」のこと。
なお、
・第一の場合であっても、遊技者が操作手段の少なくとも一部を操作した場合は、該操作手段の少なくとも一部が移動可能に構成されていてもよい。
・第一の部品の少なくとも一部(または全部)は、第一の場合に少なくとも移動可能に構成されていてもよい。
・如何なる場合であっても、前記第一の部品は移動しないものであってもよい。
<<<その2>>>第一の部品が移動可能である。
・第一の部品の少なくとも一部は、少なくとも移動可能に構成されている。
なお、
・「第一の部品の少なくとも一部は、少なくとも移動可能に構成されている」とは、下記(1)〜(2)に記載のものであってもよい。
(1)
・「第一の部品の一部のみが移動可能に構成され、第一の部品の他の部位は移動できないように構成されている」こと、
(2)
・「第一の部品の全部が移動可能に構成されている」こと。
なお、
・操作手段の少なくとも一部が移動できないように構成されていてもよい。
ここで、「操作手段の少なくとも一部が移動できないように構成」とは、下記(1)〜(2)に記載のものであってもよい。
(1)
・「操作手段の全部が移動できないように構成」のこと、
(2)
・「操作手段の一部が移動できないように構成され、操作手段の他の部位が移動可能に構成されている」こと。
<<<その3>>>操作手段は、ボタンユニット(例えば、チャンスボタンユニット700)のことである。
・操作手段は、ボタンユニットのこと、
・操作面は、ボタンカバーの押下面こと、
・第二の部位は、ボタンカバーの押下面の少なくとも一部。
なお、
・「ボタンカバーの押下面の少なくとも一部」とは、下記(1)〜(3)に記載のものであってもよい。
(1)
・「ボタンカバーの押下面の全体」のこと、
(2)
・「ボタンカバーの押下面のうちの最も遊技者(が接触するときに近い)側の部位」のこと、
(3)
・「ボタンカバーの押下面の一部のみ」のこと。
なお、
・ボタンユニットのうち、少なくともボタンカバーが移動可能に構成されていてもよい。
・ボタンユニットは可動手段が設けられており、可動手段が動作することによりボタンカバーが少なくとも移動可能となるようにしてもよい。
<<<その4>>>操作手段は第一の部品と隣り合う位置に設けられている。
・操作手段は、第一の部品と隣り合う位置に設けられている(第一の部品と操作手段の間に他の部品がある場合があり、第一の部品と操作手段が接触していない場合がある。)。
なお、
・操作手段は、第一の部品と隣接する位置に設けられていてもよい(第一の部品と操作手段が接触している場合がある。)。
<<<その5>>>操作手段は第一の部品に取付けられる。
・操作手段は、第一の部品に少なくとも取付可能に構成されている。
なお、
・操作手段は、第一の部品に少なくとも固定可能に構成されていてもよい。
・第一の部品は、孔が設けられた部品で、操作手段は、第一の部品の孔部に少なくとも収納可能であるように構成されていてもよい。
・第一の部品は、操作手段を取付けた場合に、操作手段の周囲を囲うように構成されていてもよい。
<<<その6>>>凹む段階は複数段階である。
・第二の部位は、第一の場合に、第一の位置にある。
・第二の部位は、第二の場合に、第一の位置よりも低い第二の位置にある。
・第二の部位は、第三の場合に、第三の位置にある。
・第三の位置とは、第一の位置と第二の位置の間の位置のことである。
なお、
・第二の部位は、第二の場合に、第三の位置を経由して第二の位置へ移動してもよい(連続的に移動している。)。
・第二の部位は、第三の場合に、第三の位置へ移動してもよい。また、第三の位置(で待機している状態)からさらに他の位置(例えば第二の位置)へ移動するようにしてもよい。
・第二の部位の移動可能な位置は、複数箇所(例えば、三箇所以上)であってもよい。
・第二の部位の移動可能な位置は、一箇所のみ(第二の位置のみ)であってもよい。
本発明によれば、
・遊技者を驚かせることができる場合がある。
・演出のバリエーションを増やし、遊技者を飽きさせないようにすることができる場合がある。
<付記2>
なお、以上説明した本発明は、
1.
第一の部品(例えば、チャンスボタンユニット700、第一の部品2701、第一の部品3701)と、
第二の部品(例えば、チャンスボタン取付ユニット701、第二の部品2702、第二の部品3702)と、
ハーネス(例えば、ハーネス716、ハーネス2704、ハーネス3704)と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の部品は、前記第二の部品に少なくとも収容可能な部品であり、
前記ハーネスは、前記第二の部品における前記第一の部品よりも下に収容されるものであり、
前記ハーネスの一端側(例えば、コネクタ706bb側、端部2704a側、コネクタ3704a側)は、前記第一の部品に少なくとも配置可能な側であり、
前記ハーネスの他端(例えば、結束部718a側、端部2704b側、コネクタ3704b側)側は、前記第二の部品に少なくとも配置可能な側であり、
前記第二の部品は、誘導部(例えば、底部材715の内壁、凸部715aa、壁部2703、コネクタ3703)が少なくとも設けられた部品であり、
前記誘導部は、前記ハーネスを少なくとも誘導可能なものであり、
前記ハーネスが前記誘導部に誘導され、該ハーネスをたるませて前記第二の部品に収容される、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・部品の取付構造に特徴を持った遊技台を実現できる。
・また、部品の取付をスムーズにすることができる場合がある。
なお、
・前記一端側は、前記第一の部品が前記第二の部品に取り付けられた場合に、前記他端側に近い位置(以下、「第一の位置」という)に少なくとも配置されている側である場合があり、
・前記誘導部は、第二の位置に設けられたものである、
場合がある。
なお、ハーネスは例えば接続部品である。
なお、
・第一の部品は、第二の部品と隣り合う位置に少なくとも取付可能な部品であってもよい。
・第一の部品は、第二の部品と隣接する位置に少なくとも取付可能な部品であってもよい。
・第一の部品の少なくとも一部は、第二の部品の少なくとも一部と接触可能に構成されていてもよい。
・ハーネスは、フレキシブルケーブルであってもよい。
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台であって、
前記ハーネスの長さは、前記誘導部の高さよりも長い、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・接続部品の長さを長くすることにより、部品の取付時に接続部品を誘導部に誘導させやすくすることができる場合がある。
なお、
・「接続部品の長さ」とは、「接続部品の一端から他端までの長さのこと」であってもよい。
・「誘導部の長さ」とは、「誘導部の一端から他端までの長さのこと」であってもよい。
また本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記第二の部品は、壁部が少なくとも設けられた部品であり、
前記壁部は、筒状に少なくとも形成された壁部であり、
前記誘導部とは、前記壁部の少なくとも一部のことである、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・部品の取付を容易にすることができる場合がある。
なお、
・第一の部品は、第一の部品を第二の部品へ取付けた場合に、前記第二の部品の筒状の壁部により囲われるように構成されていてもよい。筒状の壁部内にさらに壁部が設けられている構成であってもよいが、この構成に限定されるものではなく、筒状の壁部だけの構成であってもよい。
また本発明は、
4.
1.または3.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記誘導部とは、第一の誘導部のことであり、
前記第二の部品は、第二の誘導部が少なくとも設けられた部品であり、
前記第二の誘導部における第二の部位は、前記第一の誘導部における第一の部位と少なくとも向かい合う位置に、少なくとも設けられた部位である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・接続部品を誘導しやすくし、部品の取り付けをスムーズに行うことができる場合がある。
・接続部品を誘導しやすくし、部品取付け時に接続部品が破損することを防ぐことができる場合がある。
また本発明は、
5.
1.または4.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の部品は、前記第一の部品を少なくとも固定可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・部品を固定することで、第一の部品や接続部品を意図せず取り外してしまうことを防ぐことができる場合がある。
<<その他>>
以下、本発明に係る構成について説明を加える。本発明は以下に記載の構成を備える場合がある。
<<<その1>>>第一の部品との接続について。
・第一の部品は、接続部品の一端と少なくとも接続可能な部品である。
なお、
・第一の部品は、接続部品の一端と少なくとも接続できない部品であってもよい。
・第二の部品は、接続部品の他端と少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第二の部品は、接続部品の他端と少なくとも接続できない部品であってもよい。
・第一の部品は、接続部品の他端と少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第一の部品は、接続部品の一端のみと接続可能な部品であってもよい。
・第一の部品は、接続部品の一端および他端の両方と接続可能な部品であってもよい。
・第二の部品は、接続部品の一端と少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第二の部品は、接続部品の他端のみと接続可能な部品であってもよい。
・第二の部品は、接続部品の一端および他端の両方と接続可能な部品であってもよい。
<<<その2>>>接続部品はハーネスとコネクタによって構成される。
・接続部品とは、ハーネスのことである。
・ハーネスの一端に第一のコネクタが設けられている。
・ハーネスの他端に第二のコネクタが設けられている。
なお、
・第一の部品は、第一のコネクタを少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第一の部品は、第一のコネクタを少なくとも接続可能な第三のコネクタが設けられた部品であってもよい。
・第二の部品は、第二のコネクタを少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第二の部品は、第二のコネクタを少なくとも接続可能な第四のコネクタが設けられた部品であってもよい。
・第一の部品は、ハーネスを誘導可能な孔が設けられた部品であってもよい。
・第二の部品は、ハーネスを誘導可能な孔が設けられた部品であってもよい。
・第一の部品は、第一のコネクタを少なくとも接続不能な部品であってもよい。
・第一の部品は、第一のコネクタを少なくとも接続可能なコネクタが設けられていない部品であってもよい。
・第二の部品は、第二のコネクタを少なくとも接続不能な部品であってもよい。
・第二の部品は、第二のコネクタを少なくとも接続可能なコネクタが設けられていない部品であってもよい。
・第一のコネクタは、第二のコネクタと同一形状をしていてもよい。
・第一のコネクタは、第二のコネクタと異なる形状をしていてもよい。
<<<その3>>>第三の部品について。
・第一の部品は、接続部品の一端と接続可能な部品である。
・第三の部品は、接続部品の他端と接続可能な部品である。
・第二の部品は、接続部品を第三の部品へ誘導させることができる部品である。
なお、
・第三の部品は、第二のコネクタを少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第三の部品は、第二のコネクタを少なくとも接続可能な第五のコネクタが設けられた部品であってもよい。
・第三の部品は、第一のコネクタを少なくとも接続可能な部品であってもよい。
・第三の部品は、第一のコネクタを少なくとも接続可能なコネクタが設けられていない部品であってもよい。
・第三の部品は、接続部品を他の部品(例えば第四の部品)へ誘導させることができる部品であってもよい。
なお、
・本実施例内の「部品」は、「複数の部品から形成されたユニット」のことを示していてもよい。
<付記3>
なお、以上説明した本発明は、
1.
操作手段(例えば、チャンスボタン136、チャンスボタンユニット700、操作ユニット1700)を備えた遊技台であって、
前記操作手段は、発光手段(例えば、チャンスボタンランプ138)が少なくとも設けられた手段であり、
前記操作手段の一部は、操作拒否動作を行うことが可能な手段であり、
前記操作手段の一部の移動により、該操作手段が操作不可となり、
前記操作拒否動作とは、前記移動のことであり、
前記操作拒否動作が行われる前において、前記発光手段が第一の状態となり、
前記操作拒否動作が行われた後において、前記発光手段が第二の状態となり、
前記第一の状態は、前記第二の状態と別の状態である、
ことを特徴とする遊技台、としたので、
・操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また本発明は、
2.
1.に記載の遊技台であって、
前記第一の状態とは、前記発光手段が発光している状態のことであり、
前記第二の状態とは、前記発光手段が消灯している状態のことである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
3.
1.または2.に記載の遊技台であって、
前記操作手段は、複数の部品から構成された手段であり、
前記操作手段を構成する複数の部品のうちの一つは、駆動手段(例えば、モータ709d)であり、
前記操作手段を構成する複数の部品のうちの一つは、操作部(例えば、ボタン部136a、ボタンカバー703、ボタンカバー703、ボタン部材704)であり、
前記操作手段の一部とは、前記操作部のことであり、
前記操作拒否動作が行われることにより、前記操作部が第一の位置(例えば、ボタン部136aの初期位置、図39(a)のデフォルト状態の位置)から第二の位置(例えば、図39(c)のデフォルト状態から距離γ移動した位置、図40(a)のボタン部材704の位置、図40(b)のボタン部材704の位置、図40(c)のボタン部材704の位置、図40(d)のボタン部材704の位置)へ移動可能であり、
前記操作部が操作されることにより、該操作部が前記第一の位置から第三の位置(例えば、第一の部位1702aよりも高い位置、ボタン部材704が押下により距離αだけ下に移動した位置)へ移動可能であり、
前記第一の位置は、初期位置であり、
前記第二の位置は、前記操作部が前記駆動手段による駆動により移動する駆動限界位置であり、
前記第三の位置は、前記操作部の操作により該操作部が移動する操作限界位置であり、
前記駆動手段が駆動することにより、少なくとも前記操作部が前記操作拒否動作を行い、
前記操作拒否動作が行われている際に、前記発光手段が消灯する、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
4.
3.に記載の遊技台であって、
扉体(例えば、前面枠扉106、球貯留皿付扉108)を備え、
前記扉体は、複数の部品から構成されたものであり、
前記扉体を構成する複数の部品の一つは、第一の部品(例えば、チャンスボタン取付ユニット701、上皿126)であり、
前記操作手段は、前記第一の部品に少なくとも設けられた手段であり、
前記操作拒否動作とは、前記操作部における第二の部位(例えば、ボタン部136aの操作面、ボタンカバー703の操作面、ボタン部材704の一部、第二の部位1701a)が前記第一の部品における第一の部位(例えば、縁部136b、縁部702a、周囲部108a、第一の部位1702a)よりも低い位置(以下、「第四の位置」という。)へ移動する動作のことであり、
前記第四の位置とは、前記第三の位置よりも低い位置のことである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
5.
1.乃至4.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記操作手段の一部は、操作許可動作を行うことが可能であり、
前記操作許可動作とは、前記操作拒否動作の後に行われ、前記操作手段の一部が操作可能となる位置へ戻る動作のことであり、
前記操作拒否動作が開始されてから前記操作許可動作が終了するまでの期間において、前記操作手段の操作が無効となる、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
6.
1.乃至5.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
表示手段を備え、
前記表示手段は、複数種類の表示のうちの第一の表示(例えば、図22の「ボタンを押して・・・」の表示、操作可能期間画像208j、図23の「ボタンを連打しろ!」の表示、操作手段画像208g、操作可能期間画像208h、ボタン部136aを模した画像である画像208naおよび縁部136bを模した画像である画像208nb)を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記複数種類の表示のうちの第二の表示(例えば、保留アイコン732aa、732ab、変動アイコン732aa、特図1用第四図柄領域731aに表示される丸印、特図2用第四図柄領域731bに表示される△印、装飾図柄、図20の「ボタンを押して・・・」の表示、図17の「ボタンを連打しろ!」の表示、操作手段画像208i、操作可能期間画像208h)を表示可能な手段であり、
前記第一の表示は、前記操作手段に関する表示のことであり、
前記第二の表示は、前記操作手段に関する表示のことである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
7.
6.に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、前記操作手段の一部による前記操作拒否動作を模したアニメーション表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示と異なる表示である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
8.
1.乃至7.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
第二の操作手段(例えば、チャンスボタン136、チャンスボタンユニット700、操作ユニット1700)を備え、
前記第二の操作手段を構成する複数の部品のうちの一つは、第二の操作部(例えば、ボタン部136a、ボタンカバー703、ボタンカバー703、ボタン部材704)であり、
前記操作手段とは、第一の操作手段のことであり、
前記操作部とは、第一の操作部のことであり、
前記第二の操作部における第三の部位(例えば、ボタン部136aの操作面、ボタンカバー703の操作面、ボタン部材704の一部、第二の部位1701a)は、該第二の操作部の操作があった際にのみ移動する(すなわち、駆動手段によって移動しない)部位である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
9.
1.乃至8.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台、とした。
また本発明は、
10.
1.乃至8.のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台、とした。
本発明の態様は、上述した個々の実施例に限定されるものではなく、個々の実施例の各要素のいかなる組合せも本発明に含み、また、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
本発明に係る遊技台は、ぱちんこ機などに代表される遊技台に適用することができる。
100 ぱちんこ機
102 外枠
104 本体
200 遊技盤

Claims (10)

  1. 操作手段を備えた遊技台であって、
    前記操作手段は、発光手段が少なくとも設けられた手段であり、
    前記操作手段の一部は、操作拒否動作を行うことが可能な手段であり、
    前記操作手段の一部の移動により、該操作手段が操作不可となり、
    前記操作拒否動作とは、前記移動のことであり、
    前記操作拒否動作が行われる前において、前記発光手段が第一の状態となり、
    前記操作拒否動作が行われた後において、前記発光手段が第二の状態となり、
    前記第一の状態は、前記第二の状態と別の状態である、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記第一の状態とは、前記発光手段が発光している状態のことであり、
    前記第二の状態とは、前記発光手段が消灯している状態のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台であって、
    前記操作手段は、複数の部品から構成された手段であり、
    前記操作手段を構成する複数の部品のうちの一つは、駆動手段であり、
    前記操作手段を構成する複数の部品のうちの一つは、操作部であり、
    前記操作手段の一部とは、前記操作部のことであり、
    前記操作拒否動作が行われることにより、前記操作部が第一の位置から第二の位置へ移動可能であり、
    前記操作部が操作されることにより、該操作部が前記第一の位置から第三の位置へ移動可能であり、
    前記第一の位置は、初期位置であり、
    前記第二の位置は、前記操作部が前記駆動手段による駆動により移動する駆動限界位置であり、
    前記第三の位置は、前記操作部の操作により該操作部が移動する操作限界位置であり、
    前記駆動手段が駆動することにより、少なくとも前記操作部が前記操作拒否動作を行い、 前記操作拒否動作が行われている際に、前記発光手段が消灯する、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項3に記載の遊技台であって、
    扉体を備え、
    前記扉体は、複数の部品から構成されたものであり、
    前記扉体を構成する複数の部品の一つは、第一の部品であり、
    前記操作手段は、前記第一の部品に少なくとも設けられた手段であり、
    前記操作拒否動作とは、前記操作部における第二の部位が前記第一の部品における第一の部位よりも低い位置(以下、「第四の位置」という。)へ移動する動作のことであり、
    前記第四の位置とは、前記第三の位置よりも低い位置のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記操作手段の一部は、操作許可動作を行うことが可能であり、
    前記操作許可動作とは、前記操作拒否動作の後に行われ、前記操作手段の一部が操作可能となる位置へ戻る動作のことであり、
    前記操作拒否動作が開始されてから前記操作許可動作が終了するまでの期間において、前記操作手段の操作が無効となる、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    表示手段を備え、
    前記表示手段は、複数種類の表示のうちの第一の表示を表示可能な手段であり、
    前記表示手段は、前記複数種類の表示のうちの第二の表示を表示可能な手段であり、
    前記第一の表示は、前記操作手段に関する表示のことであり、
    前記第二の表示は、前記操作手段に関する表示のことである、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項6に記載の遊技台であって、
    前記第一の表示は、前記操作手段の一部による前記操作拒否動作を模したアニメーション表示であり、
    前記第二の表示は、前記第一の表示と異なる表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    第二の操作手段を備え、
    前記第二の操作手段を構成する複数の部品のうちの一つは、第二の操作部であり、
    前記操作手段とは、第一の操作手段のことであり、
    前記操作部とは、第一の操作部のことであり、
    前記第二の操作部における第三の部位は、該第二の操作部の操作があった際にのみ移動する部位である、
    ことを特徴とする遊技台。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
  10. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
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