JP2016015712A - 直交偏波送信デバイス、直交偏波受信デバイス及び無線通信装置 - Google Patents

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Tatsunori Onzuka
辰典 恩塚
中川 敦
Atsushi Nakagawa
敦 中川
光進 根本
Mitsuyuki Nemoto
光進 根本
相川 正義
Masayoshi Aikawa
正義 相川
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Abstract

【課題】放射する直交偏波の給電処理回路系間のバランス性を向上させるとともに、集積化しやすくする。
【解決手段】直交偏波送信デバイス100は、基板と、基板に設けられた、直交偏波を放射可能な複数のアンテナ1、2、3、4を有するアレーアンテナと、基板の複数のアンテナ1、2、3、4に囲まれた位置に設けられた、高周波信号を複数のアンテナ1、2、3、4に供給する信号供給部、及びアレーアンテナが放射する直交偏波を切り替える切替部を有する信号処理部5と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、高周波同期信号を発生し、発生した信号を用いて直交偏波を生成するとともに、生成した直交偏波を切り替えて放射することができる直交偏波送信デバイスと、当該直交偏波送信デバイスから放射された直交偏波を受信する直交偏波受信デバイスと、直交偏波送信デバイス及び直交偏波受信デバイスの組み合せによる無線通信装置に関する。
従来、ミリ波帯以上の周波数の直交偏波を放射することができる直交偏波アンテナが知られている。非特許文献1には、放射する偏波の方向を切り替えることができる偏波切替機能付のアレーアンテナが開示されている。
松雪恵之、外2名、「空間変調通信システム用の偏波切替/識別平面機能アンテナの提案」、2013年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、2013年9月17日
図10は、従来の偏波切替アレーアンテナの構成を示す図である。図10(a)は、移相器と直交偏波アレーアンテナとを用いて偏波を切り替える構成を示しており、図10(b)は、BPSK変調器を用いて直交偏波を切り替える構成を示している。図10(c)は、直交偏波アレーアンテナ900の平面図であり、図10(d)は、図10(c)に示す直交偏波アレーアンテナ900のA−A断面図である。
直交偏波アレーアンテナ900においては、基板901に4つのパッチアンテナ902が形成されている。パッチアンテナ902は、給電回路系を構成するマイクロストリップライン及びスロットラインを介して外部の発振器又は信号源から供給される発振信号に基づく直交偏波を放射する。直交偏波アレーアンテナ900が放射する直交偏波を切り替えるためには、位相が異なる二つの発振信号を、2層誘電体基板の給電回路を介して直交偏波アレーアンテナ900に供給する必要があった。
このように、従来は、給電回路を介して外部から高周波信号を供給する必要があったので、発振器と直交偏波アレーアンテナ900とを一体的に集積化することが困難であり、小型化や高精度な組み立てが要求されるミリ波などの高周波帯におけるワイアレス送受信モジュールに適していなかった。また、誘電体基板の給電回路を介して高周波信号が伝送されるので、高周波信号の伝送損失が大きくなってしまうという問題もあった。
また、図10(c)及び図10(d)に示すように、直交偏波アレーアンテナ900の構造が複雑であり、それだけ製造コストも必要になる。さらに、給電処理系の経路間の構造が異なるので、それぞれの伝送特性にアンバランスが生じたり内部反射が生じたりする。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、給電処理系の経路間バランス性が良好であり、かつ低損失で集積化も容易な直交偏波機能デバイスを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、基板と、前記基板に設けられた、直交偏波を放射可能な複数のアンテナを有するアレーアンテナと、前記基板の前記複数のアンテナに囲まれた位置に設けられた、高周波信号を前記複数のアンテナに供給する信号供給部と、前記アレーアンテナが放射する前記直交偏波を切り替える切替部と、を備える直交偏波送信デバイスを提供する。前記信号供給部は、例えば、前記高周波信号を発生する発振器を有する。
また、前記複数のアンテナは、例えば、前記信号供給部を通る直線に対して互いに線対称な位置に配置されている。前記信号供給部は、前記高周波信号を発生する複数の相互同期した発振器を有し、前記複数のアンテナは、前記複数の発振器を結ぶ直線に対して互いに線対称な位置に配置されていてもよい。
前記アレーアンテナは、前記信号供給部を通る第1方向の第1直線に対して互いに線対称な位置に配置されている複数の第1アンテナと、前記信号供給部を通る前記第1方向と直交する第2方向の第2直線に対して互いに線対称な位置に配置されている複数の第2アンテナと、を有してもよい。
この場合において、例えば、前記信号供給部は、前記第1方向に設けられた第1発振器及び第2発振器と、前記第2方向に設けられた第3発振器及び第4発振器と、を有し、前記切替部は、前記第1発振器と前記第2発振器との間であり、かつ前記第3発振器と前記第4発振器との間の位置に設けられている。
前記信号供給部は、前記第1方向に配置された第1発振器及び第2発振器を有し、前記切替部は、前記第1発振器と前記第2発振器との間に設けられており、前記直交偏波送信デバイスは、前記切替部と前記複数の第2アンテナとの間に遅延回路をさらに備えてもよい。
また、上記の直交偏波送信デバイスが前記切替部を複数有し、前記信号供給部は、前記高周波信号を前記複数の切替部を介して前記複数の第1アンテナに出力する発振器を有してもよい。
本発明の第2の態様においては、上記の直交偏波送信デバイスから放射された直交偏波を受信するアレーアンテナと、前記アレーアンテナが受信した前記直交偏波を検波する検波部と、を備える直交偏波受信デバイスを提供する。
本発明によれば、放射する直交偏波の給電経路間のバランス性が良好であり、かつ低損失で集積化しやすい直交偏波機能デバイスを提供することができるという効果を奏する。
直交偏波送信デバイスの構成を示す図である。 直交偏波送信デバイスの3つのタイプの基本構成を示す図である。 タイプAの直交偏波送信デバイスの構成を示す図である。 タイプBの直交偏波送信デバイスの構成を示す図である。 タイプBの直交偏波送信デバイスの変形例を示す図である。 タイプCの直交偏波送信デバイスの構成を示す図である。 タイプCの直交偏波送信デバイスの変形例を示す図である。 空間変調送受信モジュールの構成を示す図である。 空間変調送受信モジュールの構成を示す図である。 従来の偏波切替アレーアンテナの構成を示す図である。
図1は、本実施形態に係る直交偏波送信デバイス100の構成を示す図である。直交偏波送信デバイス100は、ミリ波などの高周波信号を発生する発振機能と、高周波信号に基づく直交偏波の方向を切り替える機能と、直交偏波を放射する機能とを有する。
直交偏波送信デバイス100は、同一基板上に設けられた複数のアンテナ1、2、3、4から構成されるアレーアンテナと、信号処理部5とを有する。アンテナ1、2、3、4は、アンテナ1、2、3、4が設けられた面をXY平面としたときに、信号処理部5から供給される発振信号に基づく直交偏波を、XY平面に直交するZ方向に放射する。本実施形態におけるアンテナ1、2、3、4は、例えばパッチアレーアンテナであり、同一の基板上において、信号処理部5の周囲の上下左右方向に設けられている。
図2は、直交偏波送信デバイス100の3つのタイプの基本構成を示す図である。図2(a)に示すタイプAの直交偏波送信デバイス100における信号処理部5は、高周波信号をアンテナ1、2、3、4に供給する信号供給部としての4つの発振器51、52、53、54と、アンテナ1、2、3、4が放射する直交偏波を切り替える切替部としての変調器55とを有する。タイプAの直交偏波送信デバイス100は、変調器55に印加される制御電圧に基づいて、アンテナ1、2、3、4が放射する直交直線偏波及び直交円偏波を自在に切り替える。
発振器51と発振器52とは変調器55を介して相互に同期しており、発振器53と発振器54も同じく相互に同期している。タイプAの直交偏波送信デバイス100において、アンテナ1及びアンテナ2は、発振器53及び発振器54を結ぶ直線に対して互いに線対称な位置に配置されている。また、アンテナ3及びアンテナ4は、発振器51及び発振器52を結ぶ直線に対して互いに線対称な位置に配置されている。
図2(b)に示すタイプBの直交偏波送信デバイス100における信号処理部5は、2つの発振器51、52と、直交偏波を切り替えるためのDPDTスイッチ機能を有する変調器57とを有する。発振器51と発振器52とは相互に同期している。直交円偏波の場合は、信号処理部5とアンテナ3との間、及び信号処理部5とアンテナ4との間には、それぞれπ/2遅延部6及びπ/2遅延部7が設けられている。π/2遅延部6及びπ/2遅延部7は、(π/2×奇数)分の遅延量を発生する。なお、この遅延量には、変調器通過遅延も含む。タイプBの直交偏波送信デバイス100において、アンテナ3及びアンテナ4は、信号供給部としての発振器51及び発振器52を結ぶ直線に対して互いに線対称な位置に配置されている。タイプBの直交偏波送信デバイス100は、変調器57に印加される制御電圧に基づいて、アンテナ1、2、3、4が放射する直交偏波を高速に切り替える。
図2(c)に示すタイプCの直交偏波送信デバイス100における信号処理部5は、発振器56、発振器56とアンテナ3との間に設けられた変調器57、及び発振器56とアンテナ4との間に設けられた変調器58を有する。発振器56は、アンテナ1およびアンテナ2へ給電すると共に、変調器57及び変調器58を介して、アンテナ3及びアンテナ4に発振信号を出力することができる多ポート出力発振器である。
直交円偏波の場合は、変調器57とアンテナ3との間、及び変調器58とアンテナ4との間には、それぞれπ/2遅延部6及びπ/2遅延部7が設けられている。なお、この遅延には変調器57、58の通過遅延を含む。タイプCの直交偏波送信デバイス100において、アンテナ1及びアンテナ2は、信号供給部としての発振器51を通る直線に対して互いに線対称な位置に配置されている。アンテナ3及びアンテナ4も同様に、発振器51を通る直線に対して互いに線対称な位置に配置されている。タイプCの直交偏波送信デバイス100は、変調器57及び変調器58に印加される制御電圧に基づいて、アンテナ1、2、3、4が放射する円あるいは直線の直交偏波を高速に切り替える。
なお、図2(b)及び図2(c)におけるπ/2遅延部6及びπ/2遅延部7は、直交円偏波を放射する場合に設けられるものであり、直交偏波送信デバイス100が直交直線偏波を放射する場合は、πまたはその整数倍の遅延量となる。
上記の変調器55、57、58は、例えばRF乗算機能やスイッチ機能を有する二重平衡変調器あるいは一重平衡変調器である。後述する実施形態のように、直交偏波送信デバイス100は、変調器55、57、58の代わりに、SPDTスイッチ又はDPDTスイッチを用いて直交偏波を切り替えてもよい。
<タイプA>
図3は、図2(a)に示したタイプAの直交偏波送信デバイス100の一例としての直交偏波送信デバイス200の構成を示す図である。図3(a)は、直交偏波送信デバイス200の平面図を示しており、図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図を示している。直交偏波送信デバイス200は、基板201の裏面に形成された円形のスロットライン及び2個のガンダイオードから構成される4個のリング型の発振器51、52、53、54、並びに円形のスロットライン及び4個の非線形ダイオードから構成される変調器55を有する。発振器51、52、53、54及び二重平衡変調器55が有する円形のスロットラインの周長は、発振信号の周波数fにおける波長λに等しい。その直交共振姿態を介した電磁結合によって、2組の相対する発振器間の相互同期を実現することができる。
直交偏波送信デバイス200は、基板201の表面における発振器51、52、53、54の周囲に設けられた複数のアンテナ11(11a〜11m)を有する。それぞれのアンテナ11は、1辺の長さが約λ/2の正方形のパッチアンテナである。
基板201の表面には、アンテナ11dとアンテナ11a、アンテナ11dとアンテナ11c、アンテナ11eとアンテナ11b、アンテナ11eとアンテナ11f、アンテナ11hとアンテナ11g、アンテナ11hとアンテナ11k、アンテナ11iとアンテナ11j、アンテナ11iとアンテナ11mのそれぞれの間に、マイクロストリップライン23(以下、マイクロストリップラインをMSLという)が形成されている。また、基板201の表面には、MSL23と平行に、発振器51、52、53、54を構成しているスロットラインと交差するMSL22(22a、22b、22c、22d)も形成されている。さらに、基板201の裏面には、MSL22及びMSL23と直交するようにスロットライン21(21a、21b、21c、21d)が形成されている。
以下、直交偏波送信デバイス200の動作原理について説明する。図3における実線の矢印は、変調器55のスロットラインの内側導体に正の値の所定電圧を印加したタイミングにおいて、発振器53及び発振器54により生じる電界の向きを示しており、点線の矢印は、同じタイミングにおいて発振器51及び発振器52により生じる電界の向きを示している。
発振器51と発振器52とは変調器55を介して相互に同期して共振状態にあり、図3に示したタイミングにおいては、MSL22aにおける電界の向き、及びMSL22bにおける電界の向きが、共に右向きになっている。したがって、MSL22aを介してスロットライン21aに給電される位相と、MSL22bを介してスロットライン21bに給電される位相とは、互いに逆の位相となる。さらにスロットライン21a、21b、マイクロストリップライン23を経由してアンテナ11c、11d、11e、11f、11g、11h、11i、11jを同位相で励振する。
同様に、発振器53と発振器54とは相互に同期して共振状態であり、アンテナ11a、11d、11b、11e、11h、11k、11i、11mを同位相で励振する。
直交偏波送信デバイス200においては、変調器55に印加される制御電圧に基づいて、発振器51、52、53、54が、4つの同期状態を形成する。直交偏波送信デバイス200は、発振器51、52、53、54の同期状態が切り替わることにより、放射する偏波を切り替えることができる。具体的には、直交偏波送信デバイス200は、変調器55をスイッチとして動作させることによる線形スイッチングモードと、変調器55をRF乗算器として動作させることによる非線形乗算モードとを切り替えることができる。
直交偏波送信デバイス200は、変調器55に閾値電圧以上の制御電圧が印加される線形スイッチングモードにおいて、変調器55に印加される制御電圧が正の値であるか負の値であるかに基づいて、直交直線偏波角θ=±45度を切り替えることができる。例えば、制御電圧が正の値である場合、変調器55においては、アンテナ11dの近傍のダイオードとアンテナ11iの近傍のダイオードとが短絡状態になる。この場合、発振器52と発振器53、発振器51と発振器54とがそれぞれ結合発振するので、図3の実線矢印及び点線矢印に示す向きに発振電界が生じる。その結果、θ=+45度の直線偏波となる。
制御電圧が負の値である場合、変調器55においては、アンテナ11eの近傍のダイオードとアンテナ11hの近傍のダイオードとが短絡状態になる。この場合、発振器52と発振器54、発振器51と発振器53とがそれぞれ結合発振する。その結果、図3の実線矢印と点線矢印の向きの関係が逆となり、θ=−45度の直線偏波となる。
直交偏波送信デバイス200は、変調器55に閾値電圧未満の制御電圧(例えば±0.1Vの範囲で変化する電圧)が印加される非線形乗算モードにおいて、制御電圧に基づいて直交円偏波を切り替えることができる。具体的には、制御電圧を+0.1Vにすると、発振器51及び発振器52と発振器53及び発振器54との間の位相差が+π/2になり、制御電圧を−0.1Vにすると、発振器51及び発振器52と発振器53及び発振器54との間の位相差が−π/2になる。その結果、直交偏波送信デバイス200は、制御電圧が+0.1Vであるか−0.1Vであるかに基づいて、直交円偏波の右旋・左旋を切り替えることができる。
<タイプB>
図4は、図2(b)に示したタイプBの直交偏波送信デバイス100の一例としての直交偏波送信デバイス300の構成を示す図である。図4(a)は、直交偏波送信デバイス300の構成を示す図である。図4(b)は、第1の方向の直交円偏波が放射される状態の模式図である。図4(c)は、第2の方向の直交円偏波が放射される状態の模式図である。
直交偏波送信デバイス300は、図2(b)に示した発振器51として、スロットライン31と、スロットライン31の中央においてスロットライン31と交差するように設けられたガンダイオード35とを有する。また、図2(b)に示した発振器52として、スロットライン32と、スロットライン32の中央においてスロットライン32と交差するように設けられたガンダイオード36とを有する。ガンダイオード35及びガンダイオード36にバイアス電圧を印加することにより発生する発振信号の基本周波数fにおける波長をλとした場合に、スロットライン31及びスロットライン32の長さはλである。すなわち、ガンダイオード35及びガンダイオード36は、それぞれスロットライン31及びスロットライン32の両端からλ/2の位置に設けられている。
また、直交偏波送信デバイス300は、スロットライン31及びスロットライン32の方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に形成されたスロットライン33及びスロットライン34を有する。直交偏波送信デバイス300が直交円偏波の発振信号を放射する場合、スロットライン31及びスロットライン32と、スロットライン33及びスロットライン34との間の伝送遅延は、後述する変調器55における遅延量も含めて(2m+1)π/2(ただし、mは自然数)となるように設計されている。なお、伝送遅延差をmπとすることで、直交偏波送信デバイス300は直交直線偏波(±45度)を放射することが可能である。
スロットライン31、32、33、34の両側には、スロットライン31、32、33、34と平行で、長さがλ/2の複数のスロットラインが形成されている。これらの複数のスロットラインは、発振器51及び発振器52が発生した高周波発振信号を放射するアンテナ301、302、303、304として機能する。
なお、直交偏波送信デバイス300は、スロットライン31の両端からλ/4の2箇所でスロットライン31と交差するスロットライン37、及びスロットライン32の両端からλ/4の2箇所でスロットライン32と交差するスロットライン38を有する。これは発振素子へのバイアス電圧給電端子を形成するためである。
発振器51と発振器52との間には変調器55が設けられている。変調器55は、発振器51と発振器52とを電磁結合により相互同期させるとともに、直交円偏波の旋回方向を切り替えるDPDTスイッチとして機能する。具体的には、変調器55は、図3に示した直交偏波送信デバイス200における変調器55と同様に、スロットラインの内部導体に正の値の制御電圧を印加するか、負の値の制御電圧を印加するかに応じて、直交偏波送信デバイス300から放射する直交円偏波の右旋・左旋を切り替える。
図4(b)は、正の値の制御電圧を変調器55に印加した状態の模式図である。図4(c)は、負の値の制御電圧を変調器55に印加した状態の模式図である。図4(b)においては、アンテナ302とアンテナ303との間のダイオード、及びアンテナ301とアンテナ304との間のダイオードが短絡状態になるので、同図(b)の矢印で示す位相関係で結合する。一方、図4(c)においては、アンテナ301とアンテナ303との間のダイオード、及びアンテナ302とアンテナ304との間のダイオードが短絡状態になるので、同図(c)の矢印で示す位相関係で結合する。その結果、直交偏波送信デバイス300は、変調器55に印加する制御電圧に応じてアンテナ間の電磁結合状態を切り替えることで、直交円偏波あるいは直交直線偏波を切り替えることができる。
図5は、タイプBの直交偏波送信デバイスの変形例としての直交偏波送信デバイス400の構成を示す図である。直交偏波送信デバイス400は、発振器を構成するガンダイオードを有していない点で、図4に示した直交偏波送信デバイス300と異なる。
直交偏波送信デバイス400は、スロットライン31及びスロットライン32における、変調器55に近い側の端部からλ/4の位置でスロットライン31及びスロットライン32と交差するMSL41及びMSL42を有する。MSL41及びMSL42は、高周波信号を注入するためのMSL43と結合されている。MSL41及びMSL42は、スロットライン31及びスロットライン32と電磁結合することにより、高周波信号をスロットライン31及びスロットライン32に注入することができる。このように、外部から高周波信号を注入することによっても、図2(b)に示したタイプBの直交偏波切り替え機能を実現することができる。
<タイプC>
図6(a)は、図2(c)に示したタイプCに対応する直交偏波送信デバイス500の構成を示す図である。直交偏波送信デバイス500は、図3に示した直交偏波送信デバイス200における発振器51、52、53、54及び変調器55の代わりに図6(b)及び図6(c)に詳細を示す信号処理部5を有する点で異なり、信号処理部5の周囲のアンテナ11、スロットライン21、MSL22及びMSL23の構成については、直交偏波送信デバイス200と同等である。
図6(b)は、信号処理部5の一例としての信号処理部5aの構成を示す図である。信号処理部5aは、楕円形のスロットライン61と、スロットライン61に装荷したガンダイオード62及びガンダイオード63とにより構成される発振器を有する。発振信号の基本周波数fの波長をλとした場合に、スロットライン61の周長は2λである。信号処理部5aは、互いに同期した複数の発振信号を出力することができる多ポート出力発振器である。
信号処理部5aは、スロットライン61と磁界結合している変調器64及び変調器65を有する。変調器64及び変調器65は、スロットライン61におけるガンダイオード62とガンダイオード63との中間位置の近傍に設けられている。また、信号処理部5aは、スロットライン61におけるガンダイオード62及びガンダイオード63からλ/4の位置でスロットライン61と交差するMSL70及びMSL71を有する。変調器64及び変調器65を介してX方向に発振信号が伝送され、MSL70及びMSL71を介してY方向に発振信号が伝送される。
変調器64及び変調器65は、周長がλ/2の円形スロットラインと、当該スロットラインにおけるスロットライン61の近傍の位置に設けられた2個のダイオードを有する。2個のダイオードは、互いに逆向きに設けられており、変調器64及び変調器65のスロットラインの内側に印加される制御電圧に応じて、MSL22におけるRF信号位相を0/πに位相変調することで、放射される直交偏波の向きを変えることができる。
図6(b)に示す矢印は、変調器64及び変調器65に正の値の制御電圧が印加され、変調器64及び変調器65が有する2つのダイオードのうちの片方が短絡された状態の位相関係を示している。逆に、変調器64及び変調器65に負の値の制御電圧が印加されると、MSL22におけるRF信号の位相が反転する。
図6(c)は、信号処理部5の他の例としての信号処理部5bの構成を示す図である。信号処理部5bは、信号処理部5aにおける変調器64の代わりに、SPDTスイッチ72及びMSL73が設けられ、変調器65の代わりにSPDTスイッチ74及びMSL75が設けられている。信号処理部5bは、SPDTスイッチ72及びSPDTスイッチ74の極性に基づいて、信号処理部5aにおける制御電圧の正負を切り替えたときと同等に、MSL22におけるRF信号の位相を反転することができる。
図7は、図2(c)に示したタイプCの変形例としての直交偏波送信デバイス600の構成を示す図である。直交偏波送信デバイス600は、図6に示した直交偏波送信デバイス500における信号処理部5の代わりに、外部からRF信号(例えば、RF帯の変調信号やチャープ信号など)を注入するためのスロットライン81を有する。RF信号は、例えば図7における注入点Fにおいて注入される。スロットラインの両端には、SPDTスイッチ82及びMSL83、並びにSPDTスイッチ84及びMSL85が設けられている。直交偏波送信デバイス600は、直交偏波送信デバイス500と同様に、SPDTスイッチ82及びSPDTスイッチ84の極性に基づいて、それぞれのMSL22における位相を反転することで、放射される直交偏波を切り替えることができる。
<空間変調送信モジュールの構成>
図8は、直交円偏波を用いた空間変調送受信モジュール700の構成を示す図である。空間変調送受信モジュール700は、送信モジュールとしての直交偏波送信デバイス710と、受信モジュールとしての直交偏波受信デバイス720とを有する。直交偏波送信デバイス710は、直交偏波送信デバイス300のアンテナと異なる形状のアンテナ701、702、703、704を有する点を除き、直交偏波送信デバイス300と同等の構成を有する。直交偏波受信デバイス720は、発振機能を有しない点で直交偏波送信デバイス710と異なる。
すなわち、直交偏波受信デバイス720は、複数のアンテナ701、702、703、704から構成されるアレーアンテナと、アレーアンテナの中央位置に設けられたRF乗算器59とを有する。アレーアンテナは、π/2位相シフトを伴う直交アンテナであり、直交偏波送信デバイス710から放射された直交偏波を受信する。RF乗算器59は、二重平衡型位相検波器として機能し、RF乗算器59のスロットラインの内側導体上の電圧として、直交円偏波の右旋・左旋に対応した位相検波ベースバンド信号を出力する。
このように、タイプBの直交偏波送信デバイス710を送信モジュールとして用いて、タイプBの直交偏波送信デバイス710から発振機能を除去した直交偏波受信デバイス720を受信モジュールとして用いることにより、ミリ波帯などの高周波バンドにおいても、極めて簡易かつ容易に無線通信モジュールを実現することができる。また、空間変調送受信モジュール700は、一般のモジュール組み立てに伴うRFインターフェイスを排除したベースバンドインターフェイス化が可能であり、また、信号処理部はモノリシック集積化(MMIC化)にも適した構造である。
図9は、同じく直交円偏波を用いた空間変調送受信モジュール800の構成を示す図である。空間変調送受信モジュール800は、送信モジュールとしての直交偏波送信デバイス810と、受信モジュールとしての直交偏波受信デバイス820とを有する。直交偏波送信デバイス810は、図6(a)に示した直交偏波送信デバイス500において、図6(c)に示した信号処理部5bが用いられた場合の構成と同一の構成を有する。
直交偏波受信デバイス820は、直交偏波送信デバイス810における発振器及びスイッチの代わりにRF乗算器59を有する点で直交偏波送信デバイス810と異なる。また、直交偏波送信デバイス810におけるY方向のMSL22の代わりに、クランク状に曲げられた部分を有するMSL25が形成されている点でも直交偏波送信デバイス810と異なる。MSL25がクランクを有することで、X方向とY方向との間の伝送移相量π/2を調整することができる。RF乗算器59により生成される位相検波ベースバンド信号は、その中央導体から出力される。
このように、タイプCの直交偏波送信デバイス810を送信モジュールとして用いて、タイプCの直交偏波送信デバイス810から発振機能を除去してRF乗算器59を設けた直交偏波受信デバイス820を受信モジュールとして用いることによっても、ミリ波帯などの高周波バンドにおいて使用可能な無線通信モジュールを、極めて簡易かつ容易に実現することができる。空間変調送受信モジュール800は、その構成要素間のRFインターフェイスを排除することによって、ベースバンド信号インターフェイス化が実現可能であり、また、信号処理部はモノリシック集積化にも適した集約構造である。
以上、タイプA、B、Cの直交偏波送信デバイスについて説明した。本実施形態に係る直交偏波送信デバイスにおいては、基板に形成された複数のアンテナに囲まれた位置に信号供給部及び切替部を有する信号処理部5が設けられているので、バランス性が良好でありかつ低損失であり、そのモノリシック集積化にも適している。各タイプの直交偏波送信デバイスの特徴をまとめると以下のとおりである。
タイプAの直交偏波送信デバイスは、制御電圧を調整することにより、直交円偏波及び直交直線偏波の4つの態様のいずれの直交偏波も放射することができる。したがって、タイプAの直交偏波送信デバイスは、空間変調送受信モジュールに適用する場合、2ビット伝送を実現することができる。また、タイプAの直交偏波送信デバイスは、発振器の相互位相同期によって、発振器及びアンテナ素子をXY平面で多素子化することも容易であるので、送信パワー及びアンテナ利得の向上、並びに低雑音化にも適している。
タイプBの直交偏波送信デバイスは、π/2遅延部を有することにより、円偏波の右旋・左旋を切り替えて放射することができる。タイプBの直交偏波送信デバイスにおいては、二重平衡変調器のDPDTスイッチング動作による直交偏波切り替えをすることができるので、発振器の位相制御を行うタイプAの直交偏波送信デバイスよりも高速な空間変調機能が可能である。
タイプCの直交偏波送信デバイスは、多ポート出力発振器からの同期発振信号を用いて、平衡変調器のBPSK機能とπ/2遅延によって、直交円偏波の右旋・左旋を切り替えて放射することができる。タイプCの直交偏波送信デバイスは、変調器のBPSK変調動作による直交偏波切り替えができるので、タイプAの直交偏波送信デバイスよりも高速な空間変調が可能である。また、タイプCの直交偏波送信デバイスは、タイプBの直交偏波送信デバイスよりも簡易な構造であり、設計も比較的容易である。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。例えば、ここでは負性抵抗発振素子としてガンダイオードの発振回路を示しているが、HEMTなどの三端子素子負性抵抗回路あるいはそのモノリシック集積回路で構成してもよい。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、2、3、4・・・アンテナ
5・・・信号処理部
6、7・・・遅延部
11・・・アンテナ
21・・・スロットライン
22、23・・・マイクロストリップライン
31、32、33、34・・・スロットライン
35、36・・・ガンダイオード
37、38・・・スロットライン
38・・・スロットライン
41、42、43・・・マイクロストリップライン
51、52、53、54、56・・・発振器
55、57、58・・・変調器
59・・・RF乗算器
61・・・スロットライン
62、63・・・ガンダイオード
64、65・・・変調器
72、74・・・スイッチ
81・・・スロットライン
82、84・・・スイッチ
100、200、300、400、500、600・・・直交偏波送信デバイス
301、302、303、304・・・アンテナ
700・・・空間変調送受信モジュール
701、702、703、704・・・アンテナ
710、720・・・直交偏波送信デバイス
800・・・空間変調送受信モジュール
810、820・・・直交偏波送信デバイス

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられた、直交偏波を放射可能な複数のアンテナを有するアレーアンテナと、
    前記基板の前記複数のアンテナに囲まれた位置に設けられた、高周波信号を前記複数のアンテナに供給する信号供給部と、
    前記アレーアンテナが放射する前記直交偏波を切り替える切替部と、
    を備える直交偏波送信デバイス。
  2. 前記信号供給部が、前記高周波信号を発生する発振器を有する、
    請求項1に記載の直交偏波送信デバイス。
  3. 前記複数のアンテナは、前記信号供給部を通る直線に対して互いに線対称な位置に配置されている、
    請求項1又は2に記載の直交偏波送信デバイス。
  4. 前記信号供給部は、前記高周波信号を発生する複数の相互同期した発振器を有し、
    前記複数のアンテナは、前記複数の発振器を結ぶ直線に対して互いに線対称な位置に配置されている、
    請求項3に記載の直交偏波送信デバイス。
  5. 前記アレーアンテナは、
    前記信号供給部を通る第1方向の第1直線に対して互いに線対称な位置に配置されている複数の第1アンテナと、
    前記信号供給部を通る前記第1方向と直交する第2方向の第2直線に対して互いに線対称な位置に配置されている複数の第2アンテナと、
    を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の直交偏波送信デバイス。
  6. 前記信号供給部は、
    前記第1方向に設けられた第1発振器及び第2発振器と、
    前記第2方向に設けられた第3発振器及び第4発振器と、
    を有し、
    前記切替部は、前記第1発振器と前記第2発振器との間であり、かつ前記第3発振器と前記第4発振器との間の位置に設けられている、
    請求項5に記載の直交偏波送信デバイス。
  7. 前記信号供給部は、前記第1方向に配置された第1発振器及び第2発振器を有し、
    前記切替部は、前記第1発振器と前記第2発振器との間に設けられており、
    前記直交偏波送信デバイスは、前記切替部と前記複数の第2アンテナとの間に遅延回路をさらに備える、
    請求項5に記載の直交偏波送信デバイス。
  8. 前記切替部を複数有し、
    前記信号供給部は、前記高周波信号を前記複数の切替部を介して前記複数の第1アンテナに出力する発振器を有する、
    請求項5に記載の直交偏波送信デバイス。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載された直交偏波送信デバイスから放射された直交偏波を受信するアレーアンテナと、
    前記アレーアンテナが受信した前記直交偏波を検波する検波部と、
    を備える直交偏波受信デバイス。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載された直交偏波送信デバイスと、
    請求項9に記載された直交偏波受信デバイスと、
    を備える無線通信装置。


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