JP2016015081A - 通信端末装置、通信システム、プログラム、及び、通信端末装置の制御方法 - Google Patents

通信端末装置、通信システム、プログラム、及び、通信端末装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の通信方式の中から、容易に、接続する制御対象装置に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる通信端末装置を提供する。【解決手段】通信方式の異なる第1通信部34及び第2通信部35と、印刷装置2の通信方式を示すI/F情報と、印刷装置2を特定するMACアドレス又はBluetoothアドレスとを読み取るNFC読取部31と、NFC読取部31が読み取った情報に基づいて第1通信部34又は第2通信部35を選択し、選択した通信部を使用して印刷装置2との接続を確立する送信先設定部562とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、通信端末装置、通信システム、プログラム、及び、通信端末装置の制御方法に関する。
近年、装置間の通信を実現する通信技術は大幅に進歩し、多様な装置が通信機能を搭載するようになっている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたような、非接触タグを利用したNFC(近距離無線通信)は、複雑な設定をせず通信が可能である。一方、高度な通信機能を有する従来の通信方式においては、通信相手やアドレス等の通信に係る設定を行う必要があった。例えば、特許文献2には、通信相手のデバイス名や装置ID番号、或いは、無線アドレスや通信相手との間で設定したパスワードなどの設定が困難な作業であることに鑑み、設定を支援する手法が開示されている。特許文献2記載の手法によれば、カメラにより撮影された画像から、通信パラメーターを抽出し、通信インターフェースに設定する。
特表2012−523727号公報 特開2004−86492号公報
このように、従来、情報を読み取り、読み取った情報に基づく処理を実行する技術はあったが、適用範囲が限られていた。このため、例えば、制御対象装置の通信方式を設定する場合、接続しようとする制御対象装置に適した通信方式を多数の通信方式の中から選択して、選択した通信方式にあった接続設定を行わなければならなかった。従って、制御対象装置との接続作業の煩雑さの軽減が十分になされていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、多数の通信方式の中から、容易に、接続する制御対象装置に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる通信端末装置、通信システム、プログラム、及び、通信端末装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信端末装置は、通信方式の異なる複数の通信部と、制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取る読取部と、前記読取部が読み取った情報に基づいていずれかの前記通信部を選択し、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、通信方式の中から、容易に、接続する制御対象機器に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる。
また、本発明は、上記通信端末装置において、前記制御部は、前記読取部により、前記識別情報としてMACアドレスが読み取られた場合、無線LANに対応した前記通信部を選択して前記制御対象機器との接続を確立することを特徴とする。
本発明によれば、通信方式として無線LANを備える制御対象機器を、通信端末装置に接続することが可能となる。
また、本発明は、上記通信端末装置において、前記制御部は、前記読取部により読み取られたMACアドレスに基づき、前記制御対象機器を特定して、前記制御対象機器と無線LANで通信を確立することを特徴とする。
本発明によれば、読取部により読み取ったMACアドレスに基づいて制御対象機器を特定して、特定した制御対象機器との無線LANによる通信を確立することができる。
また、本発明は、上記通信端末装置において、前記制御部は、前記読取部により、前記識別情報としてBluetoothアドレスが読み取られた場合、Bluetoothに対応した前記通信部を選択して前記制御対象機器との接続を確立することを特徴とする。
本発明によれば、制御対象機器とのBluetooth通信が可能となる。
また、本発明は、上記通信端末装置において、前記制御部は、前記Bluetoothアドレスを用いて前記制御対象機器とのペアリングにより接続を確立し、前記制御対象機器にBluetooth通信によりデータを送信することを特徴とする。
本発明によれば、制御対象機器にBluetooth通信によりデータを送信することができる。
また、本発明は、上記通信端末装置において、前記読取部は、前記制御対象機器の筐体に付着されたNFCタグとの近距離無線通信により前記通信方式を示す情報と前記識別情報とを読み取り、或いは、前記制御対象機器の筐体に付着された2次元コードに基づき前記通信方式を示す情報と前記識別情報とを読み取ることを特徴とする。
本発明によれば、通信方式を示す情報と識別情報とを簡単な操作で、制御対象機器から読み取ることができる。
また、本発明は、上記通信端末装置において、前記制御対象機器は、印刷装置であることを特徴とする。
本発明によれば、通信端末装置から印刷装置に印刷データを送信して、印刷装置に印刷させることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、通信ネットワークに接続された複数の制御対象機器と、前記複数の制御対象機器から選択された前記制御対象機器に処理を実行させる通信端末装置とを備える通信システムであって、前記通信端末装置は、通信方式の異なる複数の通信部と、前記選択された前記制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取る読取部と、前記読取部が読み取った情報に基づいていずれかの前記通信部を選択し、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、多数の通信方式の中から、容易に、接続する制御対象装置に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、通信端末装置のコンピュータに、制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取る手順と、読み取った情報に基づいて通信方式の異なる複数の通信部のいずれかを選択して、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立する手順と、を実行させる。
本発明によれば、多数の通信方式の中から、容易に、接続する制御対象装置に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取るステップと、読み取った情報に基づいて通信方式の異なる複数の通信部のいずれかを選択し、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、多数の通信方式の中から、容易に、接続する制御対象装置に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる。
POSシステムのシステム構成図である。 第1印刷装置の構成図である。 第2印刷装置の構成図である。 通信携帯装置の構成図である。 印刷装置に貼付されたQRコードを示す図である。 アドレス管理テーブルを示す図である。 通信携帯装置の制御部の機能ブロック図である。 アドレス管理テーブルの作成手順を示すシーケンス図である。 アドレス管理テーブルの作成手順を示すフローチャートである。 送信先設定処理の手順を示すフローチャートである。 通信携帯装置のタッチパネルに表示される表示例を示す図である。 レシートを印刷する印刷処理の手順を示すフローチャートである。 直接接続モードによる接続手順を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1に、POS(Point Of Sale)システム1のシステム構成図を示す。POSシステム1は、通信端末装置3をPOS端末として使用する、いわゆるモバイルPOSシステムである。
POSシステム1は、制御対象機器としての複数の印刷装置2と、印刷装置2を制御する複数の通信端末装置3とを備える。また、POSシステム1は、無線LAN(Local Area Network)(例えば、Wi−Fi(登録商標)等)による通信を行う複数のアクセスポイント(無線LANアクセスポイント)4を備える。複数のアクセスポイント4間は、店舗内LAN6により接続される。
なお、本実施形態では、印刷装置2には、第1印刷装置2Aと第2印刷装置2Bとの2機種がある。第1印刷装置2Aは、無線LANにより通信を行う通信部を備え、アクセスポイント4を介して通信端末装置3との通信を行う装置である。第2印刷装置2Bは、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により通信を行う通信部を備え、近距離無線通信により通信端末装置3との通信を行う。以下の説明では、第1印刷装置2Aと第2印刷装置2Bとを総称して表す場合には、印刷装置2と表記する。
図2は、第1印刷装置2Aの構成図であり、図3は、第2印刷装置2Bの構成図である。図2及び図3を参照して印刷装置2について説明する。
まず、第1印刷装置2Aの構成について図2を参照しながら説明する。第1印刷装置2Aは、例えば、携帯可能なモバイルプリンターである。第1印刷装置2Aは、装置ケース20(図1参照)に貼り付けられたNFC(Near Field Communication)タグ21Aと、無線LANによりアクセスポイント4との通信を行う第1通信部22Aとを備える。また、第1印刷装置2Aは、印刷を行う印刷部23と、第1通信部22A及び印刷部23を制御する印刷制御部24Aとを備える。
NFCタグ21Aは、不図示のアンテナやICチップ等を備え、通信可能な近距離に存在する通信端末装置3のNFC読取部(リーダー)31と無線通信を行う。NFCとは、無線通信の国際規格であって、十数センチの近距離での小電力無線通信技術である。NFCタグ21Aには、タグ情報として、インターフェース(以下、I/Fと略記する)情報と、機種名と、MACアドレスとが保存される。I/F情報とは、第1印刷装置2Aの備える通信I/F、すなわち通信方式を示す情報である。第1印刷装置2Aは、無線LANにより通信を行う通信方式であるので、I/F情報は、無線LANを示す情報である。機種名は、第1印刷装置2Aの機種名を示す情報である。MACアドレスは、第1印刷装置2Aを特定する識別情報であり、第1通信部22Aの備える無線通信デバイス(後述する)のMACアドレスである。NFCタグ21Aの記憶するタグ情報は、NFC等の近距離無線通信によって読み取り可能である。
第1通信部22Aは、無線通信デバイスとして、例えば、NIC(Network Interface Card)等を備え、無線LAN(例えば、Wi−Fi)による無線通信を行って、アクセスポイント4に接続する。
印刷部23は、印刷ヘッド(例えば、サーマルヘッド)を備え、印刷制御部24Aの制御により、レシート用紙等の印刷媒体に印刷データを印刷する。
印刷制御部24Aは、通信端末装置3から送信された印刷データを受信し、印刷部23を制御してレシート用紙に印刷データを印刷(発行)させる。
また、印刷制御部24Aは、メモリー25Aを備える。メモリー25Aには、第1印刷装置2AのIP(Internet protocol)アドレスや、第1通信部22Aの備える無線通信デバイスのMACアドレスが保存される。
次に、第2印刷装置2Bの構成について図3を参照しながら説明する。第2印刷装置2Bも、携帯可能なモバイルプリンターである。第2印刷装置2Bも、装置ケース20(図1参照)に貼り付けられたNFCタグ21Bを備える。また、第2印刷装置2Bは、近距離無線通信により通信端末装置3との通信を行う第2通信部22Bと、印刷部23と、印刷制御部24Bとを備える。
NFCタグ21Bも、不図示のアンテナやICチップ等を備え、通信可能な近距離に存在する通信端末装置3のNFC読取部(リーダー)31との無線通信を行う。NFCタグ21Bには、タグ情報として、I/F情報と、機種名と、Bluetoothアドレスとが登録されている。I/F情報は、第2印刷装置2Bの備える通信I/F、すなわち、通信方式を示す情報である。第2印刷装置2Bは、通信方式としてBluetoothを備えているので、I/F情報は、Bluetoothを示す情報である。機種名は、第2印刷装置2Bの機種名を示す情報である。Bluetoothアドレスは、第2印刷装置2Bを特定する識別情報であり、近距離無線通信による通信を行う第2通信部22Bのアドレスである。NFCタグ21Bの記憶するタグ情報は、NFC等の近距離無線通信によって読み取り可能である。
第2通信部22Bは、Bluetoothに準拠した無線通信を行う通信部である。第2通信部22Bは、他のBluetooth対応デバイス(本実施形態では、通信端末装置3)と、Bluetoothアドレスを用いた通称ペアリングと呼ばれる接続相手の特定処理(認証)を行う。その後、第2通信部22Bは、他のBluetooth対応デバイスとのBluetooth通信を行う。
印刷部23は、第1印刷装置2Aの印刷部23と同様に、印刷制御部24Bの制御により、レシート用紙等の印刷媒体に印刷データを印刷する。
印刷制御部24Bは、通信端末装置3から送信された印刷データを受信し、印刷部23を制御してレシート用紙に印刷データを印刷(発行)させる。また、印刷制御部24Bは、メモリー25Bを備えている。メモリー25Bには、第2通信部22Bによる近距離無線通信の確立に必要なBluetoothアドレスが保存される。
次に、図4を参照しながら、通信端末装置3について説明する。図4に、通信端末装置3の構成の一例を示す。通信端末装置3は、例えば、タブレットPC(Personal Computer)により構成される。通信端末装置3は、NFC読取部31と、タッチパネル32と、撮像カメラ33と、通信方式の異なる第1通信部(第1の通信部)34及び第2通信部(第2の通信部)35と、これらを制御する制御部50とを備える。
NFC読取部31は、不図示のアンテナやICチップ等を備え、印刷装置2の筐体に貼付されたNFCタグ21A、21Bの情報を近距離無線通信により読み取るリーダーである。NFC読取部31により読み取られたタグ情報は、後述する制御部50の送信先設定部562(図7参照)に送られる。
タッチパネル32は、図1に示すように、通信端末装置3の前面のほぼ全域に設けられ、制御部50の制御により各種情報を表示する。また、タッチパネル32は、接触操作を検出する静電容量式や感圧式のセンサー(不図示)を備え、このセンサーによってタッチパネル32に対するタッチ操作を検出して入力を受け付ける。
撮像カメラ33は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Devices)などのイメージセンサーを有するカメラで構成され、画像を撮像する。撮像カメラ33は、印刷装置2の装置ケース20に貼付されたQRコード(登録商標)27の画像を撮影する。印刷装置2には、図5に示すように、NFCタグ21A、21Bに代えて、MACアドレスを2次元コード化したQRコード27を貼付してもよい。
第1通信部34は、後述する制御部50の制御により、アクセスポイント4と無線LAN(例えば、Wi−Fi)による無線通信を行う。第1通信部34は、アクセスポイント4を介して第1印刷装置2Aと無線LANによる通信を行う。
第2通信部35は、Bluetoothに準拠した無線通信を行う通信部である。第2通信部35も、第2通信部22Bと同様に、他のBluetooth対応デバイス(本実施形態では、第2印刷装置2B)と、Bluetoothアドレスを用いたペアリングを行う。その後、第2通信部35は、他のBluetooth対応デバイスとBluetooth通信を行う。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、不揮発性メモリー54等をハードウェアとして備える。ROM52には、OS(Operating System:基本ソフト)521や、アプリケーションプログラム(後述するPOSアプリケーション522、印刷制御アプリケーション523)等の制御プログラムが保存される。なお、OS521は、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows(登録商標)RT、Windows(登録商標)8等の広く一般的に知られたOSを採用することができる。RAM53は、CPU51のワークメモリーとして使用され、CPU51が演算に使用するデータが保存される。CPU51がROM52に保存された制御プログラムを実行することにより実現される機能ブロックについては、図7を参照しながら説明する。
通信端末装置3の不揮発性メモリー54には、アドレス管理テーブルが保存される。図6に、アドレス管理テーブルの一例を示す。アドレス管理テーブルには、MACアドレスと、IPアドレスとが対応付けて登録されている。MACアドレスは、アクセスポイント4に接続した各第1印刷装置2Aが備える第1通信部22Aのアドレスである。IPアドスは、MACアドレスに対応する第1印刷装置2Aのアドレスである。これらのアドレスの取得方法については後述する。また、不揮発性メモリー54には、第2通信部35による近距離無線通信の確立に必要なBluetoothアドレスが保存される。なお、不揮発性メモリー54は、通信端末装置3の電源がオフされた後もデータを記憶する記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリー、EEPROM、SDカード、磁気記憶装置等を用いることができる。
次に、図7を参照しながら制御部50の機能ブロックについて説明する。機能ブロックは、制御部50の備えるCPU51が、ROM52に記録されたプログラムを読み出して実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。制御部50は、機能ブロックとして、会計処理を行う会計処理部55と、印刷制御を行う印刷制御部56とを備える。会計処理部55は、CPU51がROM52に保存されたPOSアプリケーション522を読み出して実行することで実現され、通信端末装置3が会計処理装置として機能する。同様に、印刷制御部56は、CPU51が印刷制御アプリケーション523を実行することで、通信端末装置3が印刷制御装置として機能する。
会計処理部55は、店員等のオペレーターがタッチパネル32により入力した商品情報に基づいて決済処理(会計処理)を実行する。そして、会計処理部55は、決済処理の処理結果である決済情報に基づいてレシート印刷用の印刷データを生成する。会計処理部55は、生成した印刷データを印刷データ送信部563に渡す。
印刷制御部56は、読取制御部561と、送信先設定部562と、印刷データ送信部563とを備える。
読取制御部561は、NFC読取部31を制御して、印刷装置2のNFCタグ21に記録されたタグ情報を読み取る。通信端末装置3を所持するオペレーターは、まず、印刷データを印刷させたい印刷装置2のNFCタグ21A(21B)に、通信端末装置3を近づける。すなわち、通信端末装置3を、印刷装置2のNFCタグ21A(21B)にかざす操作が行われる。通信端末装置3のNFC読取部31と、NFCタグ21A(21B)との距離が近距離無線通信可能な距離に近づくことで、読取制御部561は、NFC読取部31を制御し、NFCタグ21A(21B)に記録されたタグ情報を読み取る。また、読取制御部561は、撮像カメラ33の撮影画像を入力する。読取制御部561は、撮像カメラ33により撮影されたQRコード27の画像を解析して復号化することで、タグ情報を読み取る。読取制御部561は、タグ情報を送信先設定部562に渡す。
印刷装置2が第1印刷装置2Aである場合、NFC読取部31により、I/F種類と、機種名と、MACアドレスとがタグ情報として読み取られる。また、印刷装置2が第2印刷装置2Bである場合、NFC読取部31により、I/F種類と、機種名と、Bluetoothアドレスとがタグ情報として読み取られる。NFC読取部31により読み取られたタグ情報は、送信先設定部562に渡される。
送信先設定部562は、読取制御部561が読み取った情報に基づいて、第1通信部34又は第2通信部35を選択して、印刷装置2との通信に使用する通信部を選択する。そして、送信先設定部562は、印刷装置2との接続を確立する。
まず、送信先設定部562は、NFC読取部31により読み取られたタグ情報により、印刷装置2の備えている通信方式を判定する。送信先設定部562は、I/F種類により、印刷装置2の通信方式がBluetoothであると判定した場合、タグ情報により取得した印刷装置2のBluetoothアドレスを用いて、印刷装置2との近距離無線通信を確立する。具体的には、送信先設定部562は、第2通信部35を制御して周囲に存在するBluetooth対応機器を検索し、タグ情報により取得したBluetoothアドレスの機器と、認証手続であるペアリングを行う。
また、送信先設定部562は、I/F種類により、印刷装置2の通信方式が無線LANであると判定した場合、不揮発性メモリー54に保存されたアドレス変換テーブルを参照して、タグ情報として読み取ったMACアドレスに対応するIPアドレスを取得する。読取制御部561は、第1通信部34を制御してアクセスポイント4に接続し、取得したIPアドレスを、印刷データの送信先を表す宛先アドレスに設定する。
印刷データ送信部563は、会計処理部55から取得した印刷データを、送信先設定部562により設定された印刷装置2に送信する。具体的には、第1通信部34により無線LANに接続している場合には、送信先設定部562により設定された送信先(IPアドレス)に、印刷データを送信する。印刷データは、アクセスポイント4を介して印刷装置2に送信される。また、第2通信部35による印刷装置2との近距離無線通信が確立している場合には、近距離無線通信により接続された印刷装置2に、印刷データを送信する。
図8に示すシーケンス図を参照しながら、送信先設定部562によるアドレス管理テーブルの作成手順を説明する。
送信先設定部562は、通信端末装置3の起動時、印刷制御アプリケーション523の起動時、ネットワークに接続したタイミング等の所定のタイミングで、IPアドレスと、MACアドレスとの送信を要求するリクエストパケットを生成する。送信先設定部562は、生成したリクエストパケットの宛先アドレスにブロードキャストアドレスを設定する。送信先設定部562は、第1通信部34を制御してアクセスポイント4に接続し、リクエストパケットを店舗内LAN6にブロードキャストする。図8には、店舗内LAN6に接続した印刷装置2が、第1印刷装置2A−1、2A−2、2A−3の3つである場合が示されている。ブロードキャストされたリクエストパケットは、第1印刷装置2A−1、2A−2、2A−3にそれぞれ送信される。
リクエストパケットを受信した各第1印刷装置2A−1、2A−2、2A−3は、リクエストパケットに従って、自身のMACアドレスと、IPアドレスとを応答パケットとしてリクエストパケットの要求元の通信端末装置3に返信する。例えば、第1印刷装置2A−1の印刷制御部24Aが備えるメモリー25Aには、機器情報として、第1印刷装置2A−1のMACアドレスと、IPアドレスとが保存されている。印刷制御部24Aは、第1通信部22Aを介してリクエストパケットを受信した場合、メモリー25Aから機器情報を読み出し、読み出した機器情報をデータとして含む応答パケットを生成する。印刷制御部24Aは、生成した応答パケットを、第1通信部22Aを介して、リクエストパケットの送信元の通信端末装置3に送信する。他の第1印刷装置2A−2、2A−3についても、第1印刷装置2A−1と同様に処理を行う。
なお、機器情報のうちのMACアドレスは、第1通信部22Aの備えるメモリー(不図示)に保存してもよい。また、IPアドレスは、印刷制御部24Aの備えるOSのレジストリに保存してもよい。
通信端末装置3の送信先設定部562は、第1印刷装置2A−1、2A−2、2A−3から応答パケットを受信すると、受信した応答パケットからMACアドレスと、IPアドレスとを取り出す。送信先設定部562は、取り出したMACアドレスと、IPアドレスとを対応づけて、図6に示すアドレス管理テーブルに登録する。
また、送信先設定部562は、第1印刷装置2AのNFCタグ21Aに記録されたMACアドレスが、NFC読取部31によって読み取られると、アドレス管理テーブルを参照してMACアドレスに対応するIPアドレスを取得する。送信先設定部562は、取得したIPアドレスを、印刷データを送信する宛先アドレスとして設定する。
次に、フローチャートを参照しながら、通信端末装置3の処理手順を説明する。まず、図6に示したアドレス管理テーブルを作成する手順を図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、アドレス管理テーブルの作成処理は、制御部50の送信先設定部562による制御により実現される。また、送信先設定部562が、アドレス管理テーブルの作成処理を実行するタイミングは、通信端末装置3の起動時、印刷制御アプリケーション523の起動時、ネットワークに接続したタイミング等の所定のタイミングで行う。
送信先設定部562は、まず、リクエストパケットを生成する(ステップS1)。送信先設定部562は、IPアドレスと、MACアドレスとの送信を要求するリクエストパケットを生成する。送信先設定部562は、リクエストパケットを生成すると、生成したリクエストパケットの宛先アドレスにブロードキャストアドレスを設定して、店舗内LAN6に接続している端末にブロードキャストする(ステップS2)。
リクエストパケットをブロードキャストすると、送信先設定部562は、リクエストパケットに対する応答パケットを受信したか否かを判定する(ステップS3)。送信先設定部562は、店舗内LAN6に接続している印刷装置2から応答パケットを受信すると、受信した応答パケットに含まれるMACアドレス及びIPアドレスを取り出して、アドレス管理テーブルに登録する(ステップS4)。
次に、送信先設定部562は、ステップS2において行ったリクエストパケットの送信から所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS5)。すなわち、送信先設定部562は、タイムアウト時間を経過したか否かを判定する。肯定判定の場合(ステップS5/YES)、送信先設定部562は、この処理を終了する。また、否定判定の場合(ステップS5/NO)、送信先設定部562は、ステップS3に戻り、応答パケットの受信を待機する(ステップS3)。
次に、図10に示すフローチャートを参照しながら、オペレーターにより選択された印刷装置2を印刷データの送信先に設定する送信先設定処理について説明する。なお、この送信先設定処理は、制御部50の読取制御部561と送信先設定部562とによる制御により行われる。
送信先設定処理を行う場合、まず、オペレーターにより、通信端末装置3を、選択した印刷装置2のNFCタグ21A(21B)に近づけさせる。この際、送信先設定部562は、通信端末装置3のタッチパネル32に、「印刷装置のNFCタグに通信端末装置をかざして下さい」といった表示(図11(A)参照)を表示させる。通信端末装置3のオペレーターは、通信端末装置3を、選択した印刷装置2のNFCタグ21A(21B)にかざす。通信端末装置3のNFC読取部31と、NFCタグ21A(21B)との距離が近距離無線通信可能な距離に近づくことで、読取制御部561は、NFC読取部31を制御して、NFCタグ21A(21B)に記録されたタグ情報を読み取る。送信先設定部562は、読み取ったタグ情報を制御部50(送信先設定部562)に出力する。
送信先設定部562は、NFC読取部31から出力されたタグ情報を入力すると(ステップS11)、タグ情報に含まれるI/F情報を参照して、タグ情報を読み取った印刷装置2の通信方式を判定する。送信先設定部562は、I/F情報により、通信方式がBluetoothであると判定すると(ステップS12/YES)、第2通信部35を制御して、Bluetoothの接続処理を行う(ステップS15)。この際、送信先設定部562は、タッチパネル32に、ペアリングを行う印刷装置2(第2印刷装置2B)の機種名、Bluetoothアドレス等を表示させて(図11(B)参照)、ペアリングを行ってよいか否かを問い合わせるメッセージを表示させる。ペアリングを許可する入力を受け付けると、送信先設定部562は、タグ情報によりBluetoothアドレスを読み取った第2印刷装置2Bとのペアリングを行って、第2印刷装置2BとBluetoothによる接続を確立する(ステップS15)。
また、送信先設定部562は、ステップS12の判定が否定判定である場合、通信方式が無線LANであるか否かを判定する(ステップS13)。送信先設定部562は、I/F情報により、通信方式が無線LANであると判定すると(ステップS13/YES)、第1通信部34を制御して、無線LANへの接続処理を行う(ステップS14)。送信先設定部562は、タグ情報によりMACアドレスを読み取った第1印刷装置2AのIPアドレスをアドレス管理テーブルから取得する。そして、送信先設定部562は、タッチパネル32に、印刷装置2の機種名、IPアドレス、MACアドレスを表示させて(図11(C)参照)、印刷データの送信先を、表示された印刷装置2に設定してよいか否かを問い合わせるメッセージを表示させる。オペレーターによるタッチパネル32の操作により、許可入力を受け付けた場合、送信先設定部562は、第1通信部34を制御してアクセスポイント4に接続し、取得したIPアドレスを、印刷データを送信する宛先アドレスに設定する。
また、送信先設定部562は、ステップS13の判定が否定判定である場合、エラー表示をタッチパネル32に表示させる(ステップS16)。この場合、送信先設定部562は、例えば、「タグ情報の読み込みに失敗しました。再度、タグ情報を読み込むため、通信端末装置3を印刷装置2のNFCタグ21A(21B)に近づけて下さい。」といった表示をタッチパネル32に表示させる。
次に、図12に示すフローチャートを参照しながら、レシートを発行する印刷処理について説明する。通信端末装置3における印刷処理は、会計処理部55及び印刷データ送信部563による制御により実現される。また、この印刷処理は、図9を参照して説明したアドレス管理テーブル作成処理と、図10に示す送信先設定処理とを行い、印刷データの送信先が設定された状態で行われる。
会計処理部55は、店員等のオペレーターがタッチパネル32により入力した商品情報に基づいて決済処理(会計処理)を実行する。そして、会計処理部55は、決済処理の処理結果である決済情報に基づいてレシート印刷用の印刷データを生成する(ステップS21)。会計処理部55は、生成した印刷データを印刷データ送信部563に渡す。
印刷データ送信部563は、送信先設定部562から渡された印刷データを印刷装置2に送信する(ステップS22)。このとき、印刷データ送信部563は、送信先設定部562の制御により、ペアリングされた第2印刷装置2Bが存在する場合には、このペアリングされた第2印刷装置2Bに印刷データを送信する。また、印刷データ送信部563は、送信先設定部562の制御により、第1通信部34がアクセスポイント4に接続され、IPアドレスが宛先アドレスとして設定されている場合には、この設定されたIPアドレス宛てに印刷データを送信する。
印刷装置2は、無線LANによる通信、又は近距離無線通信により印刷データを受信すると(ステップS31)、受信した印刷データに基づいて、レシートを印刷(発行)する(ステップS32)。
また、通信端末装置3は、印刷ステータスをリクエストするステータスリクエストを、印刷データを送信した印刷装置2に送信する。印刷装置2は、ステータスリクエストを受信すると(ステップS33)、印刷処理の状況を表すステータス情報を生成して、リクエストを送信した通信端末装置3に送信する(ステップS34)。ステータス情報には、例えば、印刷が正常終了した場合の「正常終了」、印刷が終了していない場合に、その原因を表す「レシート用紙切れ」、「インク切れ」等が挙げられる。
通信端末装置3の印刷データ送信部563は、印刷装置2からステータス情報を受信すると、受信したステータス情報をタッチパネル32に表示させる。通信端末装置3のユーザーが、タッチパネル32の表示を参照することで、印刷ができない場合に、その原因を特定することができる。
なお、上述した実施形態では、印刷装置2の装置ケース20にNFCタグ21A(21B)を貼付し、貼付されたNFCタグ21A(21B)の情報をNFC読取部31により読み取っていた。これ以外に、I/F情報やアドレスをQRコード27に変換して、印刷装置2の装置ケース20に貼付するものであってもよい。通信端末装置3は、QRコード27を撮像カメラ33により撮影して、読取制御部561により、QRコード27の画像データを元の情報に復号化する。読取制御部561は、復号化したI/F情報やアドレス情報を送信先設定部562に渡す。
このように本実施形態は、印刷装置2に貼付されたNFCタグ21A(21B)のタグ情報を読み込み、印刷装置2の備える通信方式に合致した通信部(第1通信部34又は第2通信部35)を選択して、通信端末装置3を印刷装置2に接続することができる。従って、多数の通信方式の中から、容易に、接続する印刷装置2に適した通信方式を選択し、その接続設定を行うことができる。
なお、図10のステップS11において入力したMACアドレスが、アドレス管理テーブルに登録されていない場合、通信端末装置3の送信先設定部562は、タッチパネル32に、「MACアドレスが登録されていません。」といった表示を表示させるとよい。また、送信先設定部562は、「MACアドレスを読み取った第1印刷装置2Aを無線LAN(アクセスポイント)に接続させますか。」といった表示をタッチパネル32に表示させてもよい。さらに、送信先設定部562は、該当の第1印刷装置2Aを無線LANに接続させるとの操作入力をタッチパネル32で受け付けた場合、後述する図13に示す手順に従って、第1印刷装置2Aを無線LANのアクセスポイント4に接続させる。
図13に示すフローチャートを参照しながら、第1印刷装置2Aを、アクセスポイント4によって構築される無線LANのネットワークに接続させる手順について説明する。
この処理フローでは、まず、第1印刷装置2Aをアクセスポイントとして機能させ、通信端末装置3をアクセスポイントである第1印刷装置2Aに直接接続させるモード(直接接続モード)を実行させる。図13に示すフローチャートを参照しながら直接接続モードにより第1印刷装置2Aと通信端末装置3とを接続して、第1印刷装置2Aを無線LANに接続させる手順を説明する。
オペレーターが、第1印刷装置2Aの操作部(不図示)と、通信端末装置3のタッチパネル32とを操作して、所定の操作を入力(ステップS51、S61)することで、直接接続モードが開始される。
直接接続モードが開始されると、第1印刷装置2Aと通信端末装置3とは、それぞれデフォルトのSSIDとセキュリティーキーとを使用して無線通信を開始する(ステップS52、S62)。直接接続モードにおいて、第1印刷装置2Aはアクセスポイント、すなわち親機として動作し、通信端末装置3は、アクセスポイントに参加する子機として動作する。
通信端末装置3は、第1印刷装置2Aとの無線通信を開始すると、第1印刷装置2Aに、アクセスポイント4のSSID、セキュリティーキーを送信する(ステップS63)。第1印刷装置2Aは、通信端末装置3からSSIDとセキュリティーキーとを受信すると(ステップS53)、SSIDとセキュリティーキーとを正常に受信した旨を示す受信確認を通信端末装置3に送信する。なお、第1印刷装置2Aは、受信確認を通信端末装置3に送信した後に、さらに第1印刷装置2AのMACアドレスとIPアドレスとを通信端末装置3に送信するようにしてもよい。第1印刷装置2AのMACアドレスとIPアドレスを通信端末装置3に通知することで、通信端末装置3は、第1印刷装置2Aとアクセスポイント4を介した通信を直ちに開始することができる。また、通信端末装置3は、第1印刷装置2Aから送信されたMACアドレス及びIPアドレスを受信すると、受信したMACアドレス及びIPアドレスをアドレス管理テーブルに登録する。
通信端末装置3からSSIDとセキュリティーキーとを受信した第1印刷装置2Aは、受信したSSIDとセキュリティーキーとを第1通信部22Aに設定して(ステップS54)、再起動する(ステップS55)。再起動した第1印刷装置2Aは、第1通信部22Aによる無線通信によりアクセスポイント4に接続する(ステップS56)。また、通信端末装置3は、第1印刷装置2Aに送信したSSID、セキュリティーキーを第1通信部34に設定して、接続するアクセスポイントを第1印刷装置2Aからアクセスポイント4に切り替える(ステップS65)。通信端末装置3は、第1通信部34による無線通信によりアクセスポイント4に接続する(ステップS66)。アクセスポイント4に接続した通信端末装置3は、第1印刷装置2AのIPアドレスとMACアドレスとを使用して、第1印刷装置2Aと通信を行う。
このように本実施形態は、第1印刷装置2Aがアクセスポイント4に接続されていない場合であっても、通信端末装置3と第1印刷装置2Aとを直接1対1で接続して通信端末装置3により第1印刷装置2Aの接続設定を行うことができる。そして、この接続設定により第1印刷装置2Aをアクセスポイント4に接続させることができる。
なお、上述した説明では、通信端末装置3と第1印刷装置2Aとが直接接続された際に、第1印刷装置2Aが自身のMACアドレス及びIPアドレスを通信端末装置3に送信していた。また、通信端末装置3は、第1印刷装置2Aから受信したMACアドレス及びIPアドレスをアドレス管理テーブルに登録していた。これ以外に、通信端末装置3の送信先設定部562が、アクセスポイント4に接続した際に、アドレス管理テーブルを再度作成するようにしてもよい。送信先設定部562は、図9に示すフローチャートに従ってリクエストパケットを生成し、店舗内LAN6に接続している端末にブロードキャストし、応答として受信したMACアドレスとIPアドレスとを対応付けてアドレス管理テーブルに登録する。これにより、アクセスポイント4に新たに接続された第1印刷装置2AのMACアドレス及びIPアドレスを通信端末装置3のアドレス管理テーブルに登録させることができる。
また、上述したフローでは、第1印刷装置2Aをアクセスポイントとして機能させる場合を例に説明したが、通信端末装置3をアクセスポイント、すなわち親機として動作させ、第1印刷装置2Aを子機として動作させることもできる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態の通信端末装置3は、通信方式の異なる第1通信部34及び第2通信部35と、NFC読取部31と、送信先設定部562とを有している。NFC読取部31は、印刷装置2の通信方式を示すI/F情報と、印刷装置2を特定するBluetoothアドレス又はMACアドレスとを読み取る。送信先設定部562は、NFC読取部31が読み取ったI/F情報と、Bluetoothアドレス又はMACアドレスとに基づいて、第1通信部34又は第2通信部35を選択し、印刷装置2との接続を確立する。従って、容易に、接続する印刷装置2の備える通信方式を選択し、印刷装置2に接続させる接続設定を行うことがきる。
また、送信先設定部562は、NFC読取部31により、MACアドレスが読み取られた場合、第1通信部34又は第2通信部35のうち、無線LANに対応した第1通信部34により印刷装置2との接続を確立する。従って、通信方式として無線LANを備える印刷装置2を、通信端末装置3に接続することが可能となる。
また、送信先設定部562は、MACアドレスに基づいて印刷装置2を特定し、特定した印刷装置2との無線LANによる通信を確立する。従って、読み取ったMACアドレスにより印刷装置2を特定することができ、また、特定した印刷装置2との無線LANによる通信を確立することができる。
また、送信先設定部562は、NFC読取部31により、Bluetoothアドレスを読み取った場合、第1通信部34又は第2通信部35のうち、Bluetoothに対応した第2通信部35により印刷装置2との接続を確立する。従って、通信方式としてBluetoothを備える印刷装置2を、通信端末装置3に接続することが可能となる。
また、送信先設定部562は、Bluetoothアドレスを用いて印刷装置2とのペアリングにより接続を確立して、印刷装置2にBluetooth通信により印刷データを送信する。従って、印刷装置2にBluetooth通信により印刷データを送信することができる。
また、NFC読取部31は、印刷装置2の筐体に貼付されたNFCタグ21A(21B)との近距離無線通信により、印刷装置2の通信方式を示すI/F情報と、印刷装置2を特定するBluetoothアドレス又はMACアドレスとを読み取る。
また、印刷装置2の装置ケース20には、2次元コード化されたQRコードが貼付されている。読取制御部561は、撮像カメラ33により撮影されたQRコードの画像を解析して復号化することで、I/F情報と、印刷装置2を特定するBluetoothアドレス又はMACアドレスとを読み取る。従って、I/F情報と、印刷装置2を特定するBluetoothアドレス又はMACアドレスとを簡単な操作で、印刷装置2から読み取ることができる。
なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では制御対象機器として印刷装置2を備えた構成例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像を光学的に読み取るスキャナー装置や、画像を表示する表示装置、又はその他の装置を備えた構成とすることもできる。
1…POSシステム、2…印刷装置(制御対象機器)、2A…第1印刷装置(制御対象機器)、2B…第2印刷装置(制御対象機器)、3…通信端末装置、4…アクセスポイント、6…店舗内LAN、21A、21B…NFCタグ、22A…第1通信部(通信部)、22B…第2通信部(通信部)、23…印刷部、24A、24B…印刷制御部、25A、25B…メモリー、27…QRコード、31…NFC読取部、32…タッチパネル、33…撮像カメラ、34…第1通信部、35…第2通信部、50…制御部、55…会計処理部、56…印刷制御部、521…OS、522…POSアプリケーション、523…印刷制御アプリケーション、561…読取制御部、562…送信先設定部、563…印刷データ送信部。

Claims (10)

  1. 通信方式の異なる複数の通信部と、
    制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取る読取部と、
    前記読取部が読み取った情報に基づいていずれかの前記通信部を選択し、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立する制御部と、
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記制御部は、前記読取部により、前記識別情報としてMACアドレスが読み取られた場合、無線LANに対応した前記通信部を選択して前記制御対象機器との接続を確立することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記制御部は、前記読取部により読み取られたMACアドレスに基づき前記制御対象機器を特定して、前記制御対象機器と無線LANで通信を確立することを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  4. 前記制御部は、前記読取部により、前記識別情報としてBluetoothアドレスが読み取られた場合、Bluetoothに対応した前記通信部を選択して前記制御対象機器との接続を確立することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信端末装置。
  5. 前記制御部は、前記Bluetoothアドレスを用いて前記制御対象機器とのペアリングにより接続を確立し、前記制御対象機器にBluetooth通信によりデータを送信することを特徴とする請求項4記載の通信端末装置。
  6. 前記読取部は、前記制御対象機器の筐体に付着されたNFCタグとの近距離無線通信により前記通信方式を示す情報と前記識別情報とを読み取り、或いは、前記制御対象機器の筐体に付着された2次元コードに基づき前記通信方式を示す情報と前記識別情報とを読み取ることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の通信端末装置。
  7. 前記制御対象機器は、印刷装置であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の通信端末装置。
  8. 通信ネットワークに接続された複数の制御対象機器と、
    前記複数の制御対象機器から選択された前記制御対象機器に処理を実行させる通信端末装置とを備える通信システムであって、
    前記通信端末装置は、
    通信方式の異なる複数の通信部と、
    前記選択された前記制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取る読取部と、
    前記読取部が読み取った情報に基づいていずれかの前記通信部を選択し、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立する制御部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 通信端末装置のコンピュータに、
    制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取る手順と、
    読み取った情報に基づいて通信方式の異なる複数の通信部のいずれかを選択して、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  10. 制御対象機器の通信方式を示す情報と、前記制御対象機器を特定する識別情報とを読み取るステップと、
    読み取った情報に基づいて通信方式の異なる複数の通信部のいずれかを選択し、選択した前記通信部を使用して前記制御対象機器との接続を確立するステップと、
    を有することを特徴とする通信端末装置の制御方法。
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