JP2016014835A - 反射型表示装置の駆動方法及び反射型表示装置 - Google Patents

反射型表示装置の駆動方法及び反射型表示装置 Download PDF

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【課題】反射型表示装置の劣化を抑制し、かつ、良好な表示書き換えを行うことができる反射型表示装置の駆動方法を提供すること。【解決手段】温度検出部によって第1の温度を検出する。第1の温度の検出から第1の所定時間の経過後に、温度検出部によって第2の温度を再検出する。第1の温度と第2の温度との差、または、前記第1の温度と前記第2の温度との差の単位時間当たりの変化量が、所定の範囲内であるか否かを判定する。所定の範囲内であると判定された場合に、第2の温度に基づいて駆動シーケンスを決定し、当該駆動シーケンスに従って、前記2枚の基板間に所望の表示の内容に応じて電界を与えて表示を書き換える。前記所定の範囲内であると判定されなかった場合には、表示書き換えを行わない。【選択図】図1

Description

本発明は、電子ペーパー等に応用されている反射型表示装置の駆動方法及び反射型表示装置に関する。
反射型表示装置として、最近、表示媒体に含まれる電気応答性材料として電気泳動体を用いた電気泳動表示装置が広く用いられている。電気泳動表示装置とは、空気中または溶媒中の電気泳動体(通常は電気泳動する粒子)の電気的な泳動、すなわち粒子移動を利用して情報を表示する装置である。通常、2枚の基板間に電界を与えることで電気的な泳動の状態が制御され、それによって所望の表示が実現されるように構成される。電気泳動体としては、荷電粒子の他、荷電粉体をも利用され得る。その場合、当該荷電粉体は気体中を電気的に泳動する。
電気泳動表示装置は、近年では特に、電子ペーパーとしての応用が注目されている。電子ペーパーとして応用する場合には、印刷物レベルの視認性(目にやさしい)、情報書き換えの容易性、低消費電力、軽量といった利点を享受できる。
より詳細に説明すれば、電子ペーパーの表示素子として、電位状態についてメモリー性を有する表示素子を利用できるため、電圧などのエネルギーを供給し続けなくても、画像データに応じた表示状態を維持できる。一般的には、電子ペーパーの表示素子として、気中移動型、電気泳動粒子型、2色回転粒子型が知られている。これらは、電圧を付与することでセル内の電荷粒子の状態を変化させ、そのことによって表示状態を可変とすることができる。一方、電圧の付与を止めても、その表示状態を長時間に亘って維持できる。
これらの方式では、電圧を印加して電荷粒子を電気的に動かすことで、電荷粒子の位置や向きを変えている。従って、原理的に電場に対する応答性が極めて高く、すなわち、外部環境に非常に敏感である。このため、これらの方式を採用した表示装置は、当該装置周辺の温度ないし湿度の影響を受けやすい。
従来は、駆動シーケンスの信号パターンが固定されていたため、外部環境の変化等によって電場応答性が変わってしまった場合には、最適な表示状態を得ることができず、すなわち、コントラストが低かったり、所望の反射率を実現できなかったり、といった光学的不具合が発生していた。
そこで、センサを表示装置に搭載して外部環境の情報を取得し、それに応じて駆動シーケンスを直接的に補正することが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特許第4196615号 特開2011−197513号公報
特許文献1及び特許文献2には、表示装置の外部環境の情報の取得手段として温度センサを用いることが開示されている。この場合、温度センサが検出した外部環境の温度に基づき駆動シーケンスが決定され、その後、決定された駆動シーケンスによって表示の書き換えが行われる。
しかしながら、例えば、表示装置の外部環境の温度変化が急激な状況下においては、表示装置の表示媒体の温度変化の追従が間に合わず、外部環境の温度と表示装置の表示媒体の温度との差が大きくなってしまうことがある。この結果、表示書き換え時に、温度センサが検出した外部環境の温度に基づいて決定された駆動シーケンスに従って電圧が印加されると、表示装置の表示媒体の温度にとっては、当該印加される電圧が過剰に大きかったり、逆に過剰に小さかったりする場合がある。印加される電圧が過剰に大きいと表示装置の劣化が進行し、また、印加される電圧が過剰に小さいと良好な表示書き換えを行うことができない。
本発明は、このような事情に基づいて行われたものであり、その目的は、表示書き換え時に、反射型表示装置の表示媒体の温度にとって、過大ないし過小な電圧が印加されることを防止し、反射型表示装置の劣化を抑制し、かつ、良好な表示書き換えを行うことができる反射型表示装置の駆動方法及び反射型表示装置を提供することである。
本発明は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に所望の表示をし、温度検出部を備える反射型表示装置の駆動方法であって、前記温度検出部によって第1の温度を検出する第1の温度検出工程と、前記第1の温度検出工程による前記第1の温度の検出から第1の所定時間の経過後に、前記温度検出部によって第2の温度を再検出する第2の温度検出工程と、前記第1の温度と前記第2の温度との差、または、前記第1の温度と前記第2の温度との差の単位時間当たりの変化量が、所定の範囲内であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程において前記所定の範囲内であると判定された場合に、前記第2の温度に基づいて駆動シーケンスを決定し、当該駆動シーケンスに従って、前記2枚の基板間に所望の表示の内容に応じて電界を与えて表示を書き換える表示書き換え工程と、前記判定工程において前記所定の範囲内であると判定されなかった場合に、表示書き換えを行うことなく、前記第2の温度検出工程の前記第2の温度の検出から第2の所定時間の経過後に、前記温度検出部によって第3の温度を再検出し、前記第1の温度に前記第2の温度を置き換え、前記第2の温度に前記第3の温度を置き換えて、前記判定工程に戻る書き換えスキップ制御工程と、を備えることを特徴とする反射型表示装置の駆動方法である。
前記判定工程が、前記第1の温度と前記第2の温度との差が所定の範囲内であるか否かを判定する場合、当該所定の範囲は、0℃以上5℃以下の範囲に設定されることが好ましい。
前記第1の所定時間と前記第2の所定時間とは、同じ長さに設定されることが好ましい。
また、本発明は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に所望の表示をする反射型表示装置であって、温度検出部と、前記温度検出部が検出する第1の温度と、前記温度検出部が前記第1の温度の検出から第1の所定時間の経過後に再検出する第2の温度と、の差、または、前記第1の温度と前記第2の温度との差の単位時間当たりの変化量、が所定の範囲内であるか否かを判定し、前記所定の範囲内であると判定した場合に、前記第2の温度に基づいて駆動シーケンスを決定し、当該駆動シーケンスに従って、前記2枚の基板間に所望の表示の内容に応じて電界を与えて表示を書き換え、前記所定の範囲内であると判定しなかった場合に、表示書き換えを行わず、前記温度検出部の前記第2の温度の検出から第2の所定時間の経過後に、前記温度検出部に第3の温度を再検出させ、前記第1の温度に前記第2の温度を置き換え、前記第2の温度に前記第3の温度を置き換えて、前記の判定を再実行する制御部と、を備えたことを特徴とする反射型表示装置である。
本発明によれば、表示書き換え時に、反射型表示装置の表示媒体の温度にとって、過大ないし過小な電圧が印加されることを防止し、反射型表示装置の劣化を抑制し、かつ、良好な表示書き換えを行うことができる反射型表示装置の駆動方法及び反射型表示装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態による反射型表示装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1に示す反射型表示装置の電極配置の一例を概略的に示す図である。 図1に示す反射型表示装置の温度検出部が検出する温度に対応して、当該反射型表示装置が決定する駆動シーケンスの一例を示した図である。 本発明の一実施の形態による表示書き換え処理を示すフロー図である。 図3に示す駆動シーケンスの変形例を示した図である。
図1は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の構成を概略的に示す断面図である。本実施の形態による反射型表示装置は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極111,161が形成されている対向する2枚の基板間11,16に、少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体13が封入されていて、2枚の基板11,16間に所定の電界が与えられる際に表示媒体13が所望の表示をするようになっている。ここで、本件の明細書及び特許請求の範囲において「透光性」とは、光を透過する性質、という程度の意味である。本実施の形態においては、視認側に配置される基板(一方の基板11)は、全光透過率が50%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上となるような透光性を有している。
本実施の形態においては、一方の基板11と他方の基板16との間に、少なくとも表示領域を覆う共通電極111と、表示媒体13が配置された表示媒体層15と、マトリクス状に配列された複数の電極161とが、一方の基板11の側から他方の基板16の側に向かう方向に見て当該順序で設けられている。ここで、本件の明細書において「表示領域」とは、反射型表示装置において所望の表示に利用される領域、という意味である。
本実施の形態では、一方の基板11が視認側に配置され、他方の基板16が非視認側に配置される。
一方の基板11としては、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の透光性フィルムや透光性ガラスに、共通電極111として、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等の透光性電極を付したものが、典型的に用いられ得る。
共通電極111は、塗工法やスパッタリング、真空蒸着法、CVD法等によって、少なくとも一方の基板11の表示領域を覆うように形成される。共通電極111は、必ずしもパターンが形成されている必要は無く、基板全面が電極であってもよい。
一方の基板11の厚みは、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
一方の基板11は、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
他方の基板16としては、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等の表示媒体側の面に金属等の導電性材料によって画素電極161が形成されたものが用いられ得る。本実施の形態の画素電極161は、図2を用いて後述するように、いわゆるセグメント電極である。
また他方の基板16は、透光性を有する基材が用いられてもよい。さらに透光性を有しているが不透明な基材であってもよく、電極面とは異なるもう一方の面を粗面化した不透明なガラス基材、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等が用いられ得る。本実施の形態では、他方の基板16は、視認側と反対側の位置に配置されるため、透光性を有している必然性はない。しかし、熱膨張特性など一方の基板11と同じ物性が必要とされる場合は、一方の基板11と同様の透光性の部材が使用され得る。
他方の基板16の厚みも、一方の基板11の厚みと同様に、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネル重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
他方の基板16も、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
本実施の形態では、図2に示すように、いわゆる7セグメント表示とその背景表示に対応する8個のセグメント電極161(a〜h)が、他方の基板16の表示領域を網羅するように配置されている。もっとも、m×n個の画素に個別に対応するm×n個のセグメント電極161の配置や、他の所定の表示パターンを提供する他の配置も、採用され得る。そして、本実施の形態の各セグメント電極161(a〜h)は、図1及び図2に示すように、信号線ドライバ20を介して、信号生成部21に接続されている。
図1に戻って、本実施の形態の表示媒体層15は、一方の基板11と他方の基板16との間において複数のセルを区画する隔壁12を有している。ここで、「セル」とは、電気応答性材料の沈降や偏在に起因して表示の不良、特にコントラストの低下を防止するべく上下の電極基板11,16間において分割された、電気泳動する電気応答性材料の微小な泳動空間、すなわち移動空間を意味する。なお、当該移動空間は、マイクロカプセル等、他の構造物によって分割されてもよい。また、電気応答性材料の沈降や偏在の虞が低い場合には、上下の電極基板11,16間の空間は、このような構造物によって分割されていなくてもよい。
隔壁12は、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂等によって構成可能であり、隔壁12の形成方法は、フォトリソグラフィ法の他、エンボス加工などの型転写方法も採用され得る。さらに、所望のパターンの構造物を隔壁として製造しておいて、それを一方の基板11に貼り付けるという方法も採用され得る。開口率は、70%以上が好ましく、特に90%以上が好ましい。高開口率であるほど、表示可能エリアが広くなるため、高コントラストを得ることができる。
隔壁12の単位パターンの形状は、円、格子、六角形、その他の多角形など、基本的に任意である。また、セルのサイズ(ピッチ)は、表示パネルの大きさにもよるが、0.05mm〜1mmピッチ、好ましくは0.1mm〜0.5mmピッチである。ここで、ピッチとは、隣接するセルの中心点の距離を意味している。
もっとも、隔壁12で形成されるセルの形状は、必ずしも全てのセルで同じでなくてもよい。例えば、ランダムな形状の複数の多角形からなるパターンも採用され得る。
隔壁12の高さは、5〜50μm、好ましくは10〜50μmである。5μm以下では、充填するインキ量が少なく、十分な表示特性、特にコントラストが得られない一方、50μm以上では、パネルの厚みが厚すぎて、駆動電圧が上昇し過ぎてしまう。低駆動電圧で良好な表示特性が得られるという観点から、10〜50μmの範囲の高さが好適である。
隔壁12の頂面と、他方の基板16上の電極161または他方の基板16上の他の要素または他方の基板16と、の間には、隔壁12の頂面と、他方の基板16上の電極161または他方の基板16上の他の要素または他方の基板16と、を接着させるための接着層(不図示)が設けられていてもよい。
接着層は、例えば転写法や印刷法により、ポリエステル系熱可塑性接着剤のような熱可塑性樹脂が、1μm〜100μmの厚みで形成される。好ましくは、1μm〜50μmの厚みで形成され、特に好ましくは、1μm〜20μmの厚みで形成される。
接着層を形成するための接着剤としては、熱可塑性材料を用いた接着剤が好ましく、加熱により軟化して、冷却すると固化する性質を有し、冷却と加熱を繰り返した場合に、塑性が可逆的に保たれる材料である。
具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリウレタンなどの熱可塑性ベースポリマーや、天然ゴム、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体などの熱可塑性エラストマーを主成分とし、粘着性付与樹脂や可塑剤を配合した樹脂が主に使用される。
隔壁12と接着剤との密着性を上げるために、隔壁12に紫外線照射やプラズマ処理などにより表面処理が施されてもよいし、プライマーが形成されてもよい。あるいは、接着剤の方にシランカップリング剤が添加されてもよい。
表示媒体13は、少なくとも1種以上の電気応答性材料を含んでいる。電気応答性材料としては、電荷粒子材料、液晶材料があり、電荷粒子材料には白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料、または、粒子が二色に色分けされ電場により回転するツイストボールに代表される材料、または、電場により移動するナノ粒子材料等がある。一方、液晶材料は、PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)で知られる透過と散乱を電気的に制御する材料や、液晶に色素を混合した材料、コレステリック液晶材料などがある。
本実施の形態においては、表示媒体13は、白の電気応答性材料と黒の電気応答性材料を含んでおり、白の電気応答性材料は、負に帯電されており、黒の電気応答性材料は、正に帯電されている。これにより、セグメント電極161に共通電極111よりも低い電位が印加されると、負に帯電した白の電気応答性材料が共通電極111の側に引き寄せられ、表示媒体13中の正に帯電した黒の電気応答性材料がセグメント電極161の側に引き寄せられるようになっている。また、セグメント電極161に共通電極111よりも高い電位が印加されると、負に帯電した白の電気応答性材料がセグメント電極161の側に引き寄せられ、表示媒体13中の正に帯電した黒の電気応答性材料が共通電極111の側に引き寄せられるようになっている。
また、図1及び図2に示すように、信号生成部21が、制御部22からの表示書き換えの実行命令に基づいて駆動シーケンス(駆動信号)を生成するようになっている。また、本実施の形態では、温度検出部24が、表示媒体13の温度に適した駆動シーケンスを決定するための温度、および、駆動シーケンスに従って電圧を印加して表示書き換えを行うか否かを判定するための温度を検出するために設けられ、制御部22に接続されている。
本実施の形態では、温度検出部24が、一例として、反射型表示装置の外観を構成する筐体の内部に収容された信号生成部21等が設けられる回路基板(図示省略)に設けられており、温度検出部24は、前記筐体の内部における回路基板の周囲の温度を検出するようになっている。なお、本実施の形態では、温度検出部24によって筐体の内部における回路基板の周囲の温度を検出するが、他の態様として、温度検出部24は、例えば、基板11や基板16の温度を検出してもよい。また、温度検出部24は、反射型表示装置の外部環境の温度を検出してもよい。
しかしながら、上述のように温度検出部24が表示媒体13の温度を直接的に検出しない構成であると、反射型表示装置の外部環境の温度の温度変化が急激である場合に、温度検出部24が検出する温度は急激な温度変化に追従しているにもかかわらず、表示媒体13の温度は急激な温度変化に追従していないことがある。そのため、表示媒体13の温度と温度検出部24の検出した温度とに差が生じ、温度検出部24が検出した温度に基づき決定された駆動シーケンスに従って電圧が印加されると、表示媒体13の温度にとっては、印加される電圧が過剰に大きかったり、逆に過剰に小さかったりする場合がある。そのため、本実施の形態では、温度検出部24および制御部22が、以下で説明するような処理を行っている。
すなわち、図4に示すように、表示書き換えの所望の実行タイミングに先行するタイミングで、本実施の形態の温度検出部24は、筐体の内部における回路基板の周囲の温度を第1の温度として検出するとともに(ステップS101)、第1の温度の検出から第1の所定時間(例えば、5秒)の経過後に、筐体の内部における回路基板の周囲の温度を第2の温度として再検出するようになっている(ステップS102)。
そして、本実施の形態の制御部22は、第1の温度の情報及び第2の温度の情報を温度検出部24から取得するとともに、第1の温度と第2の温度との差(絶対値)が、所定の範囲(例えば、0℃以上3℃以下の範囲)内であるか否かを判定するようになっている(ステップS103)。
そして、制御部22は、所定の範囲内であると判定した場合には、当該第2の温度の情報と共に表示書き換えの実行命令を信号生成部21に出力するようになっている。信号生成部21は、当該第2の温度の情報に基づいて駆動シーケンス(駆動信号)を生成し、信号線ドライバ20を介して各セグメント電極161に電圧を印加するようになっている(ステップS104)。
一方、制御部22は、前記判定の際に所定の範囲内であると判定しなかった場合には、表示書き換えを行わない、すなわち、表示書き換えの実行命令を信号生成部21に出力せずに、表示書き換えをスキップさせるようになっている。この場合、温度検出部24は、第2の温度の検出から第2の所定時間(例えば、5秒)の経過後に、筐体の内部における回路基板の周囲の温度を第3の温度として再検出するようになっている(ステップS105)。そして、制御部22は、第3の温度の情報を取得し、前記第1の温度に前記第2の温度を置き換えるとともに、前記第2の温度に前記第3の温度を置き換えて(ステップS106)、前記の判定を再実行するようになっている(ステップS103)。
制御部22から表示書き換えの実行命令を出力された信号生成部21は、各セグメント電極161への電圧印加の要/不要と、要の場合の符号と、についても判別する。そして、電圧印加が要であって正であるセグメント電極161に対しては、信号生成部21で生成された基準電位に対してより高い電位の駆動信号が印加されるようになっており、電圧印加が要であって負であるセグメント電極161に対しては、信号生成部21で生成された基準電位に対してより低い電位の駆動信号が印加されるようになっている。また、電圧印加が不要であるセグメント電極161に対しては、基準電位の印加が継続されるようになっている。もっとも、本実施の形態において基準電位の印加が継続されるとしたセグメント電極161については、GND電位の印加が継続されてもよい。その場合には、電圧印加が要であるセグメント電極161に対して、GND電位に対して正の駆動信号/負の駆動信号が印加され得る。
図3(A)には、温度検出部24が検出した温度(本実施の形態では、筐体の内部における回路基板の周囲の温度)が20℃の場合の駆動シーケンスである正の駆動信号及び負の駆動信号が示されている。正の駆動信号とは、相対的に基準電位よりも高い電圧による駆動信号である。図3(A)に示す温度検出部24が検出した温度が20℃の場合の正の駆動信号によれば、相対的に基準電位よりも高い第1電位+Vの信号が所定時間t1だけ印加される。一方、負の駆動信号とは、相対的に基準電位よりも低い電圧による駆動信号である。図3(A)に示す温度検出部24が検出した温度が20℃の場合の負の駆動信号によれば、相対的に基準電位よりも低い第1電位−Vの信号が所定時間t1だけ印加される。
また、図3(B)には、温度検出部24が検出した温度が−20℃の場合の駆動シーケンスである正の駆動信号及び負の駆動信号が示されている。図3(B)に示す温度検出部24が検出した温度が−20℃の場合の正の駆動信号によれば、相対的に基準電位よりも高い第1電位+Vの信号が所定時間t1だけ印加される印加状態が微小時間(例えば、t1/2)を空けて3回繰り返される。一方、図3(B)に示す温度検出部24が検出した温度が−20℃の場合の負の駆動信号によれば、相対的に基準電位よりも低い第1電位−Vの信号が所定時間t1だけ印加される印加状態が微小時間(例えば、t1/2)を空けて3回繰り返される。
また、図3(C)には、温度検出部24が検出した温度が−30℃の場合の駆動シーケンスである正の駆動信号及び負の駆動信号が示されている。図3(C)に示す温度検出部24が検出した温度が−30℃の場合の正の駆動信号によれば、相対的に基準電位よりも高い第1電位+Vの信号が所定時間t1だけ印加される印加状態が微小時間(例えば、t1/2)を空けて5回繰り返される。一方、図3(C)に示す温度検出部24が検出した温度が−30℃の場合の負の駆動信号によれば、相対的に基準電位よりも低い第1電位−Vの信号が所定時間t1だけ印加される印加状態が微小時間(例えば、t1/2)を空けて5回繰り返される。
すなわち、本実施の形態の駆動シーケンスは、温度検出部24が検出した温度が低い程、電位+Vの信号または電位−Vの信号が印加される合計時間が長い。電位+Vの信号または電位−Vの信号が印加される合計時間は、所定時間t1の回数で規定されている。なお、図3には、3つの温度を示したが、他の温度においても同様に規定され得る。例えば、温度検出部24が検出した温度が0℃の場合の駆動シーケンスは、電位が印加される合計時間が例えば累積で1.5×t1となるように規定され得る。この場合、駆動シーケンスは、1.5×t1だけ電圧が1回印加されてもよいし、t1と1/2t1との2回に分けて電圧が印加されてもよい。
なお、図5(A)〜(C)には、駆動シーケンスの変形例が示されている。同図に示す駆動シーケンス(駆動信号)では、電位+Vの信号または電位−Vの信号が連続的に印加され、温度検出部24が検出した温度が低い程、印加時間が長い。
次に、図4は、本発明の一実施の形態による表示書き換え処理の一例を示すフロー図である。
本実施の形態における表示書き換え処理では、まず、表示書き換えの所望の実行タイミングに先行するタイミングでステップS101において、温度検出部24が、筐体の内部における回路基板の周囲の温度を第1の温度(T1)として検出する。
次に、ステップS102においては、温度検出部24が第1の温度の検出から第1の所定時間(X1、例えば、5秒)の経過後に、筐体の内部における回路基板の周囲の温度を第2の温度(T2)として再検出する。
そして、ステップS103において制御部22は、第1の温度(T1)の情報及び第2の温度(T2)の情報を温度検出部24から取得するとともに、第1の温度(T1)と第2の温度(T2)との差(Ts)が、所定の範囲(TH、例えば0℃以上3℃以下の範囲)内であるか否かを判定する。
そして、ステップS103において所定の範囲内(TH)であると判定した場合には、ステップS104において制御部22は、第2の温度(T2)の情報と共に表示書き換えの実行命令を、信号生成部21に出力する。これにより、信号生成部21は、当該第2の温度の情報に基づいて駆動シーケンス(駆動信号)を生成し、信号線ドライバ20を介して各セグメント電極161に電圧を印加する。
一方、ステップS103において所定の範囲(TH)内であると判定しなかった場合、制御部22は、表示書き換えを行わない、すなわち、表示書き換えの実行命令を信号生成部21に出力せずに、表示書き換えをスキップさせる。この場合、ステップS105において温度検出部24は、第2の温度の検出から第2の所定時間(X2、例えば、5秒)の経過後に、筐体の内部における回路基板の周囲の温度を第3の温度(T3)として再検出する。
そして、ステップS106において制御部22は、第3の温度(T3)の情報を取得し、第1の温度(T1)に第2の温度(T2)を置き換えるとともに、第2の温度(T2)に第3の温度(T3)を置き換えてステップS103に戻る。
以上に記載した本実施の形態によれば、第1の所定時間(X1)を挟んで2つの時点で筐体の内部における回路基板の周囲の温度が検出され、それら第1の温度(T1)と第2の温度(T2)との差(Ts)が所定の範囲(TH)内であるか否かを判定することにより、反射型表示装置の外部環境の温度変化の程度を判定し、所定の範囲(TH)内と判定されるときには温度変化が急激ではないと判定して書き換えを行うが、所定の範囲(TH)内と判定されないときには温度変化が急激であると判定して書き換えを行わないで(スキップして)、温度変化が収まる(温度が安定する)のを待つ。これにより、表示書き換え時に、反射型表示装置の表示媒体13の温度にとって、過大ないし過小な電圧が印加されることを防止することができる。この結果、反射型表示装置の劣化を抑制でき、また、良好な表示書き換えを行うことができる。
なお、本実施の形態においては、所定の範囲(TH)として0℃以上3℃以下の範囲を例として挙げたが、所定の範囲(TH)は、これに限定されるものではない。しかしながら、所定の範囲(TH)は、最大値5℃以下に設定されることが好ましい。理由としては、5℃よりも差が大きいと、表示媒体13の温度が反射型表示装置の外部環境の温度変化に追従しておらず、表示媒体13の温度と温度検出部24が検出した温度との温度差が大きい可能性が高く、温度検出部24が検出した温度に基づき決定した駆動シーケンスに従って電圧を印加すると、印加される電圧が過剰に大きく反射型表示装置の劣化が進行し、あるいは、印加される電圧が過剰に小さく良好な表示書き換えを行うことができない可能性が高いからである。また、所定の範囲(TH)は、0℃以上3℃以下の範囲に設定することがより好ましい。この理由としては、当該範囲であれば、温度検出部24が検出した温度に基づき決定した駆動シーケンスに従って電圧を印加したとしても、反射型表示装置は大きな負荷を受けず、また、良好な表示書き換えを行うことができると考えられるからである。
また、本実施の形態においては、第1の温度(T1)の検出のタイミングと第2の温度(T2)の検出のタイミングとの間隔である第1の所定時間(X1)、及び、第2の温度(T2)の検出のタイミングと第3の温度(T3)の検出のタイミングとの間隔である第2の所定時間(X2)が、それぞれ5秒である例を挙げたが、第1の所定時間(X1)及び第2の所定時間(X2)は、これに限定されるものではない。しかしながら、第1の所定時間(X1)及び第2の所定時間(X2)は、最大で10秒に設定されることが好ましい。理由としては、第1の所定時間(X1)及び第2の所定時間(X2)が10秒よりも長く設定されると、急激な温度変化を検出することが困難と考えられるからである。
また、第1の所定時間(X1)及び第2の所定時間(X2)は、最小で0.1秒に設定されることが好ましい。理由としては、第1の所定時間(X1)及び第2の所定時間(X2)が0.1秒よりも短く設定されると、第1の温度の検出前に反射型表示装置の外部環境の温度に急激な温度変化があった場合に、表示媒体13の温度が未だ第1の温度の検出前の急激な温度変化に追従しておらず、表示媒体13の温度と温度検出部24が検出した温度との温度差が大きい可能性が高く、温度検出部24が検出した温度に基づき決定した駆動シーケンスに従って電圧を印加すると、印加される電圧が過剰に大きく反射型表示装置の劣化が進行し、あるいは、印加される電圧が過剰に小さく良好な表示書き換えを行うことができない可能性が高いからである。
また、第1の所定時間(X1)及び第2の所定時間(X2)は、同じ長さであることが好ましい。このように同じ長さである場合には、所定の範囲(TH)が固定されていたとしても、当該所定の範囲(TH)であるか否かの判定を、常時同じ基準で判定することができ、判定の信頼性が向上するからである。
なお、仮に、第1の所定時間(X1)と第2の所定時間(X2)とを異なる時間とする場合には、ステップS103において、第1の温度(T1)と第2の温度(T2)との差の代わりに、当該差の単位時間当たりの変化量について、所定の範囲(TH’)内であるか否かを判定することが好ましい。この場合、前記所定の範囲(TH’)は、例えば、0〜1.0℃/秒(すなわち、第1の所定時間(X1)が5秒で、所定の範囲(TH)が0℃以上5℃以下の範囲に相当)等とすればよい。この場合、例えば、第1の所定時間(X1)と第2の所定時間(X2)とが異なっていても、第1の温度(T1)と第2の温度(T2)との差の評価を常時同じ基準で判定することができる。
(実施例)
次に、本発明の実施例を説明する。
本実施例では、本発明による反射型表示装置が、制御部22によって定期的に表示を書き換えるように制御されており、具体的には、初回の表示書き換えの完了から10秒後に次の表示書き換えが開始され、この表示書き換えの完了から10秒後にその次の表示書き換えが開始されるように制御されている。より詳しくは、制御部22は、表示書き換えの完了から4.995秒後に温度検出部24によって第1の温度(T1)の検出が行われ、その5秒後に第2の温度(T2)の検出が行われ、その微小時間(例えば、0.005秒)後に、表示書き換えが開始されるように、表示書き換え前に第1の温度(T1)と第2の温度(T2)との差を判定するようになっている。また、第1の温度(T1)と第2の温度(T2)との差が所定の範囲(TH)内ではなかった場合の第3の温度(T3)の検出は、第2の温度(T2)の検出から5秒後に行われるようになっている。
本実施例では、試験1として、23℃の環境において表示書き換えを完了したこのような反射型表示装置を、次の表示書き換えが開始される直前に−20℃の環境へ移動させた。この場合、第1の温度(T1)として23℃が検出され、第2の温度(T2)として−20℃が検出され、表示書き換えが行われなかった。その後、第3の温度(T3)が検出され、温度変化が安定したことが判定された後、−20℃に対応する駆動シーケンスに従って電圧が印加された。この際、コントラスト10の良好な表示書き換えが行われたことを確認できた。
また、試験2として、−20℃の環境において表示書き換えを完了した反射型表示装置を、次の表示書き換えが開始される直前に23℃の環境へ移動させた。この場合、第1の温度(T1)として−20℃が検出され、第2の温度(T2)として23℃が検出され、書き換えが行われなかった。その後、第3の温度(T3)が検出され、温度変化が安定したことが判定された後、23℃に対応する駆動シーケンスに従って電圧が印加されることで、コントラスト10の良好な表示書き換えが行われたことを確認できた。また、この試験2を100サイクル繰り返した後の、実施例の反射型表示装置の表示性能を確認したところ、特に劣化はなく良好であることが確認できた。
一方、比較例として、表示書き換えの直前に検出された環境の温度に基づき駆動シーケンスを決定し、そのまま表示書き換えを行う従来の反射型表示装置に対して、試験1と同様の試験を実施したところ、コントラスト12の良好な表示書き換えが行われた。しかし、この試験1を100サイクル繰り返した後の比較例の反射型表示装置の表示性能を確認したところ、部分的に表示が行えなくなる部分が発生していた、すなわち、表示の劣化が確認された。また、試験2と同様の試験を実施したところ、コントラスト5の良好とはいえない表示書き換えが行われたことが確認された。
11 基板
13 表示媒体
15 表示媒体層
16 基板
20 信号ドライバ
21 信号生成部
22 制御部
24 温度検出部
111 電極
161 電極

Claims (6)

  1. 少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に所望の表示をし、温度検出部を備える反射型表示装置の駆動方法であって、
    前記温度検出部によって第1の温度を検出する第1の温度検出工程と、
    前記第1の温度検出工程による前記第1の温度の検出から第1の所定時間の経過後に、前記温度検出部によって第2の温度を再検出する第2の温度検出工程と、
    前記第1の温度と前記第2の温度との差、または、前記第1の温度と前記第2の温度との差の単位時間当たりの変化量が、所定の範囲内であるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記所定の範囲内であると判定された場合に、前記第2の温度に基づいて駆動シーケンスを決定し、当該駆動シーケンスに従って、前記2枚の基板間に所望の表示の内容に応じて電界を与えて表示を書き換える表示書き換え工程と、
    前記判定工程において前記所定の範囲内であると判定されなかった場合に、表示書き換えを行うことなく、前記第2の温度検出工程の前記第2の温度の検出から第2の所定時間の経過後に、前記温度検出部によって第3の温度を再検出し、前記第1の温度に前記第2の温度を置き換え、前記第2の温度に前記第3の温度を置き換えて、前記判定工程に戻る書き換えスキップ制御工程と、
    を備えることを特徴とする反射型表示装置の駆動方法。
  2. 前記判定工程が、前記第1の温度と前記第2の温度との差が所定の範囲内であるか否かを判定する場合、当該所定の範囲は、0℃以上5℃以下の範囲に設定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置の駆動方法。
  3. 前記第1の所定時間と前記第2の所定時間とは、同じ長さである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の反射型表示装置の駆動方法。
  4. 少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に所望の表示をする反射型表示装置であって、
    温度検出部と、
    前記温度検出部が検出する第1の温度と、前記温度検出部が前記第1の温度の検出から第1の所定時間の経過後に再検出する第2の温度と、の差、または、前記第1の温度と前記第2の温度との差の単位時間当たりの変化量、が、所定の範囲内であるか否かを判定し、前記所定の範囲内であると判定した場合に、前記第2の温度に基づいて駆動シーケンスを決定し、当該駆動シーケンスに従って、前記2枚の基板間に所望の表示の内容に応じて電界を与えて表示を書き換え、前記所定の範囲内であると判定しなかった場合に、表示書き換えを行わず、前記温度検出部の前記第2の温度の検出から第2の所定時間の経過後に、前記温度検出部に第3の温度を再検出させ、前記第1の温度に前記第2の温度を置き換え、前記第2の温度に前記第3の温度を置き換えて、前記の判定を再実行する制御部と、
    を備えたことを特徴とする反射型表示装置。
  5. 前記制御部が、前記第1の温度と前記第2の温度との差が所定の範囲内であるか否かを判定する場合、当該所定の範囲は、0℃以上5℃以下の範囲に設定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の反射型表示装置。
  6. 前記第1の所定時間と前記第2の所定時間とは、同じ長さである
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の反射型表示装置。
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JP2007279106A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Seiko Epson Corp 表示装置
JP2013037209A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Seiko Epson Corp 電気光学装置および電子機器、電気光学装置の駆動方法

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