JP2016012615A - コイルユニット及び給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】磁束の通過により回路に流れる電流を抑制しつつ大型化を抑制することができるコイルユニット及び給電システムを提供する。【解決手段】回路部分対を構成する第1回路部分と第2回路部分とにおいて、発生する電流が互いに打ち消し合うことから、磁束の通過により回路部230に流れる電流を抑制する。基板体23が鉄心22の端面22aに重ねられ、基板体23を設けることによるコイルユニット20及びこれを備えた給電システムの大型化を抑制する。【選択図】図2

Description

本発明は、給電部又は受電部に用いられるコイルユニット及びそれを備えた給電システムに関する。
従来、給電部から受電部に非接触で電力を供給する給電システムにおいて、給電部及び受電部に共振用のコンデンサ(回路部品)を設ける構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。非接触の給電システムでは一般に、受電部と給電部とが離れているため漏れリアクタンスが大きい。そこで、特許文献1に記載の給電システムでは、コンデンサによって漏れリアクタンスを補償して力率を改善し、給電効率の向上が図られている。
特開2014−93829号公報
しかしながら、非接触の給電システムでは、給電効率を上昇させるために給電部のコイルに高周波数の磁束を発生させることが好ましいものの、この磁束がコイル以外の電線に交わると高周波数の電流が流れ、コンデンサ等の回路部品において大きな損失が発生するとともに発熱してしまうことがある。特に、図6に示すように、コンデンサ101と回路パターン102とを有する回路部100において、大容量化するためにコンデンサ101を並列に接続すると環状の閉回路が形成され、この閉回路の内側において磁束Bが増減すると閉回路を循環する電流I0が流れる。この電流I0は当該閉回路を循環することによって減衰していき、それに伴って閉回路が発熱してしまう。
そこで、磁束密度が低い位置(例えば、コイルから離れた位置)に回路部品を有した回路部を配置する構成が一例として考えられるものの、回路部の配置の自由度が低く、給電部や受電部に用いられるコイルユニットが大型化し、給電システム全体が大型化してしまう可能性がある。
本発明の目的は、磁束の通過により回路に流れる電流を抑制しつつ大型化を抑制することができるコイルユニット及び給電システムを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、給電部から受電部に非接触で電力を供給する給電システムにおいて該給電部又は該受電部に用いられるコイルユニットであって、コイルと、回路パターンが形成された配線板と該配線板に実装される回路部品とを有し、該回路パターンと該回路部品とにより構成される回路部が前記コイルに電気的に接続される基板体と、を備え、前記回路部が、互いに直列に接続された複数の回路部分を備えるとともに、磁束によって発生する電流が互いに打ち消し合うように配置された隣り合う2つの前記回路部分によって構成される回路部分対を少なくとも1組備えることを特徴とするコイルユニットである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記回路部分対の平面視形状が、その2つの回路部分が互いに反対向きに凸形状とされ、全体が波形状とされていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記回路部分対の平面視形状が、8の字形状とされていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、前記回路部分対の2つの回路部分のそれぞれの平面視形状が、前記配線板の板厚方向を軸方向とする環状とされ、前記2つの回路部分が、前記板厚方向に重ねられるとともに、前記回路部分対を一端から他端まで辿った際に前記軸方向を互いに反対周りに囲うように配置されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記基板体が、前記コイルの軸と前記配線板の板厚方向とが一致するように当該コイルの端部に対向して配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、給電部から受電部に非接触で電力を供給する給電システムであって、前記受電部と前記給電部とのうち少なくとも一方が、請求項1〜5のいずれか1項に記載されたコイルユニットを有していることを特徴とする給電システムである。
請求項1に記載された発明によれば、回路部分対を構成する2つの回路部分が、磁束によって発生する電流が互いに打ち消し合うように配置されていることから、磁束密度が高い位置に回路部を配置しても電流を抑制することができ、基板体の配置の自由度を向上させてコイルユニットの大型化を抑制することができる。
請求項2に記載された発明によれば、2つの回路部分が互いに反対向きに凸形状とされ、回路部分対の平面視形状が波形状とされていることから、一方側に凸の回路部分で発生する電流と他方側に凸の回路部分で発生する電流とが互いに打ち消し合い、回路部品における損失及び発熱を効果的に抑制することができる。さらに、配線板の大きさに応じて波形状における波長や振幅を適宜に設定することができ、配線板表面のスペースを効率よく利用することができる。
請求項3に記載された発明によれば、回路部分対の平面視形状が8の字形状とされていることから、8の字を形成する2つの環状の回路部分において発生する電流が互いに打ち消し合い、回路部品における損失及び発熱を効果的に抑制することができる。
請求項4に記載された発明によれば、2つの環状の回路部分が、回路部分対を一端から他端まで辿った際に軸方向を互いに反対周りに囲うように配置されていることから、2つの環状の回路部分において発生する電流が互いに打ち消し合い、回路部品における損失及び発熱を効果的に抑制することができる。さらに、例えば一方の回路部分を配線板の表面に設けるとともに他方の回路部分を裏面に設けることによって、1つの面に2つの回路部分を設ける構成と比較して配線板を小さく形成することができ、コイルユニットを小型化することができる。
請求項5に記載された発明によれば、コイルの軸と配線板の板厚方向とが一致するように基板体がコイルの端部に対向して配置されていることで、基板体をコイルの端部に重ねるように配置することができ、コイルユニットの大型化をさらに抑制することができる。
請求項6に記載された発明によれば、前述のように磁束の通過によって流れる電流を抑制しつつ大型化を抑制することができ、給電システムがこのようなコイルユニットを備えることから、発熱による給電効率の低下を抑制するとともに給電システム全体の大型化を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る給電システム全体を示す側面図である。 第1実施形態に係る給電システムの給電部を示す斜視図である。 図2の給電部の回路部を示す平面図である。 第2実施形態に係る給電システムの給電部を示す平面図である。 第3実施形態に係る給電システムの給電部に設けられた基板体を示す斜視図である。 従来の給電システムの回路部を示す平面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第2、3実施形態においては、第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材及び同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態と同じ符号を付すとともに説明を省略する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態の給電システム1Aは、駐車場等の地面G上に設けられる給電部2と、車両Vに設けられる受電部3と、を備えている。給電部2が図示しない交流電源に接続され、受電部3がバッテリBに接続されるとともに、給電部2から受電部3に磁束を介して非接触で電力が供給されることで、給電システム1Aは、交流電源からバッテリBに充電可能に構成されている。なお、給電部2と受電部3とは略同様の構成を有しており、以下、給電部2の構成について説明する。
給電部2は、図2に示すように、コイル21と、コイル21が巻き付けられる鉄心22と、コイル21に電気的に接続される基板体23と、を備えたコイルユニット20を有して構成されている。
コイル21は、給電部2と受電部3との対向方向に直交する方向を軸方向として、電線211が鉄心22に螺旋状に巻き付けられて構成され、電線211に電流が流れると、コイル21の端部において、軸方向に磁束が発生するようになっている。また、電線211の一端は交流電源に接続され、他端は後述する回路部230に接続される。
鉄心22は、例えばフェライトによって構成され、対向方向を板厚方向とするとともに図2に示す方向を幅方向として、コイル21の軸方向に延在する平板状に構成されている。なお、給電部2から受電部3への給電効率が充分に高い場合、鉄心22は省略されてもよい。
基板体23は、表面232aに回路パターン231が形成された配線板としてのプリント基板232と、プリント基板232の表面232aに実装される回路部品としての複数のコンデンサ233と、を有する。また、基板体23は、コイル21の軸方向とプリント基板232の板厚方向とが一致するように、コイル21の端部に対向するように配置され、鉄心22の端面22aに重ねられている。
基板体23において、回路パターン231とコンデンサ233とが回路部230を構成する。回路部230は、一端がコイル21に接続されるとともに他端が交流電源に接続され、図3にも示すように、互いに並列に接続された複数の直列部分234A、234Bを備える。図3中左側の直列部分234Aは、互いに直列に接続された2つの回路部分としての第1回路部分235Aと第2回路部分236Aとを備えるとともに、隣り合う2つの回路部分235A、236Aによって1組の回路部分対237Aが構成される。また、図3中右側の直列部分234Bも略同様に、互いに直列に接続された2つの回路部分としての第1回路部分235Bと第2回路部分236Bとを備え、2つの回路部分235B、236Bによって回路部分対237Bが構成される。
回路部分対237A、237Bは、それぞれ、第1回路部分235A、235Bと第2回路部分236A、236Bとが互いに反対向きに凸形状とされることで、平面視形状が矩形波形状とされている。また、第1回路部分235A、235Bと第2回路部分236A、236Bとは、凸形状によって囲まれた部分が互いに略同一面積を有している。
次に、以上のような給電部2において、交流電源に接続されてコイル21に電流が流れた際に発生する磁束と、この磁束によって回路部230に発生する電流と、について説明する。まず、コイル21に交流電流が流れると、このコイル21の端部、即ち、鉄心22の端面22aにおいて軸方向に沿った交番磁束が発生し、基板体23を通過しようとする。
この交番磁束が回路部230の内側を通過すると、磁束の変化を妨げるように起電力が発生し、回路部230に電流が流れようとする。具体的には、図3において紙面奥側から手前側に向かう方向の磁束密度が増加する際、第1回路部分235A、235Bには時計回り方向にそれぞれ電流I1、I3が流れようとし、第2回路部分236A、236Bには時計回りにそれぞれ電流I2、I4が流れようとする。さらに、電流I1と電流I2とが互いに打ち消し合い、電流I3と電流I4とが互いに打ち消し合う。即ち、各回路部分対237A、237Bを構成するとともに隣り合う第1回路部分235A、235Bと第2回路部分236A、236Bとにおいて、発生する電流が互いに打ち消し合う。また、紙面手前側から奥側に向かう方向の磁束密度が増加する際には、回路部分対237A、237Bに上記の電流I1〜I4と反対向きの電流が流れるとともに、略同様に打ち消し合う。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、第1回路部分235A、235Bと第2回路部分236A、236Bとにおいて発生する電流が互いに打ち消し合うことから、磁束の通過により回路部230に流れる電流を抑制し、この電流によるコンデンサ233における損失及び発熱を抑制することができる。即ち、給電システム1Aの給電効率の低下を抑制することができる。このとき、第1回路部分235A、235Bと第2回路部分236A、236Bとにおいて、凸形状によって囲まれた部分が互いに略同一面積を有していることから、回路部230全体に一様な磁束が通過した場合、電流I1と電流I2とが略等しくなるとともに、電流I3と電流I4とが略等しくなり、コンデンサ233における損失及び発熱をさらに抑制することができる。
さらに、基板体23が鉄心22の端面22aに重ねられていることから、基板体23を設けることによるコイルユニット20及びこれを備えた給電システム1Aの大型化を抑制することができる。特に、回路に対して磁束が垂直に通過しないように板厚方向とコイルの軸方向とを直交させて基板体を配置する構成と比較して、コイルユニット20を軸方向に小型化することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態の給電システム1Bは、図4に示すような給電部4を備える。給電部4は、平板状の本体部41と、コイル42と、コイル42に電気的に接続される基板体43と、を備えたコイルユニット40を有して構成されている。
コイル42は、給電部4と受電部3との対向方向を軸方向として本体部41の表面に渦巻き状に形成され、電線421に電流が流れると、本体部41上のコイル42に囲まれた位置において、軸方向に磁束が発生するようになっている。
基板体43は、表面432aに回路パターン431が形成された配線板としてのプリント基板432と、プリント基板432の表面432aに実装される回路部品としての複数のコンデンサ433と、を有する。また、基板体43は、コイル42の軸方向とプリント基板432の板厚方向とが一致するように、本体部41上に重ねられるとともに、コイル42によって囲まれた位置に配置される。
基板体43において、回路パターン431とコンデンサ433とが回路部430を構成する。回路部430は、互いに直列に接続された2つの回路部分としての第1回路部分435と第2回路部分436とを備えるとともに、これらの隣り合う2つの回路部分435、436によって1組の回路部分対437が構成される。
回路部分対437の平面視形状は、第1回路部分435及び第2回路部分436がそれぞれ直径の略等しい円環状に形成されることで、8の字形状とされている。なお、回路パターン431は、8の字の略中心部において上下に重ねられるとともに互いに絶縁された第1導線部431Aと第2導線部431Bとを有し、第1回路部分435と第2回路部分435とは、第1導線部431Aによって接続されている。
次に、以上のような給電部4において、交流電源に接続されてコイル42に電流が流れた際に発生する磁束と、この磁束によって回路部430に発生する電流と、について説明する。まず、コイル42に交流電流が流れると、このコイル42に囲まれた位置、即ち、基板体43において、軸方向に沿った交番磁束が発生する。
この交番磁束が回路部430の内側を通過すると、磁束の変化を妨げるように起電力が発生し、回路部430に電流が流れようとする。具体的には、図4において紙面奥側から手前側に向かう方向の磁束密度が増加する際、第1回路部分435及び第2回路部分436には時計回り方向にそれぞれ電流I5、I6が流れようとし、この電線I5と電線I6とが第1導線部431Aにおいて互いに打ち消し合う。また、紙面手前側から奥側に向かう方向の磁束密度が増加する際には、回路部分対437に上記の電流I5、I6と反対向きの電流が流れるとともに、略同様に打ち消し合う。
このような本実施形態によれば、第1実施形態と略同様に、磁束の通過により回路部430に流れる電流を抑制することができる。さらに、基板体43が本体部41上に重ねられるとともに、コイル42によって囲まれた位置に配置されることから、コイルユニット40及びこれを備えた給電システム1Bの大型化を抑制することができる。特に、回路に対して磁束が垂直に通過しないように板厚方向とコイルの軸方向とを直交させて基板体を配置する構成と比較して、コイルユニット40を対向方向に小型化することができる。
〔第3実施形態〕
第3実施形態の給電システム1Cは、図5に示すような基板体53を有した給電部5を備える。なお、給電部5のコイルは、第1実施形態のように受電部3との対向方向に直交する方向を軸方向としてもよいし、第2実施形態のようにこの対向方向を軸方向としてもよい。
基板体53は、表面532a及び裏面532bに回路パターン531が形成された配線板としてのプリント基板532と、プリント基板532の表面532a及び裏面532bに実装される回路部品としての複数のコンデンサ533と、を有する。また、基板体53は、コイルに対して第1実施形態や第2実施形態のように配置されていればよい。
基板体53において、回路パターン531とコンデンサ533とが回路部530を構成する。回路部530は、互いに直列に接続された2つの回路部分としての第1回路部分535と第2回路部分536とを備えるとともに、これらの隣り合う2つの回路部分535、536によって1組の回路部分対537が構成される。
回路部分対537を構成する第1回路部分535と第2回路部分536とは、平面視形状がプリント基板532の板厚方向を軸方向とするとともに直径の略等しい円環状とされ、第1回路部分535がプリント基板532の表面532aに設けられ、第2回路部分536が裏面532bに設けられることで、板厚方向(軸方向)に重ねられている。また、第1回路部分535と第2回路部分536とは、プリント基板532を板厚方向に貫通する導線部531Aによって接続され、回路部分対537を一端から他端まで辿った際に軸方向を互いに反対周りに囲うように配置されている。
次に、以上のような基板体53において、給電部5のコイルに電流が流れた際に発生する磁束によって回路部530に発生する電流について説明する。このコイルによって発生した磁束が回路部530の内側を通過すると、磁束の変化を妨げるように起電力が発生し、回路部530に電流が流れようとする。具体的には、図5において下方から上方に向かう方向の磁束密度が増加する際、第1回路部分535及び第2回路部分536には時計回り方向にそれぞれ電流I7、I8が流れようとし、この電線I7と電線I8とが導線部531Aにおいて互いに打ち消し合う。また、上方から下方に向かう方向の磁束密度が増加する際には、回路部分対537に上記の電流I7、I8と反対向きの電流が流れるとともに、略同様に打ち消し合う。
このような本実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態と略同様に、磁束の通過により回路部530に流れる電流を抑制することができる。さらに、第1回路部分535がプリント基板532の表面532aに設けられるとともに第2回路部分536が裏面532bに設けられることによって、1つの面に2つの回路部分を設ける構成と比較してプリント基板を小さく形成することができ、基板体53を小型化することができる。
なお、本発明は、前記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記第1〜第3実施形態では、回路部分対の平面視形状が、波形状や8の字形状、重ねられた円環状とされるものとしたが、これらの形状は適宜に組み合わされてもよく、回路部分対を構成する2つの回路部分が、発生する電流が互いに打ち消し合うように配置されていればよい。また、回路部分対や回路部分の平面視形状は、直線や曲線が適宜に組み合わされた形状であってよく、例えば波形状の場合、矩形波に限らず正弦波や三角波であってもよいし、環状の場合、円環に限らず多角形の環であってもよい。
また、前記第1及び第2実施形態では、コイルの軸と配線板の板厚方向とが一致するように基板体がコイルの端部に対向して配置されるものとしたが、基板体は、コイルユニットの形状や設置位置等に応じて、板厚方向を適宜な方向に向けるとともに適宜な位置に配置されていればよい。
また、前記第1実施形態では、第1回路部分235A、235Bと第2回路部分236A、236Bとが、凸形状によって囲まれた部分が互いに略同一面積を有し、前記第2及び第3実施形態では、第1回路部分435、535と第2回路部分436、536とが略等しい直径を有するものとしたが、第1回路部分によって囲まれる部分と第2回路部分によって囲まれる部分との面積比は、発生する電流が充分に打ち消し合うように、通過する磁束の分布に応じて適宜に設定されていればよい。
また、前記第1〜第3実施形態では、給電部と受電部とが略同一の構成を有するものとしたが、給電部と受電部とが異なる構成を有していてもよく、少なくとも一方が前述のような基板体を備えていればよい。
また、前記第1〜第3実施形態では、車両に充電するための給電システム1A〜1Cを例示したが、給電システムは、非接触で電力を供給するものであればよく、例えば携帯電話等の電子機器を充電するためのものであってもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1A、1B、1C 給電システム
2、4、5 給電部
3 受電部
21、42 コイル
23、43、53 基板体
231、431、531 回路パターン
232、432、532 プリント基板(配線板)
233、433、533 コンデンサ(回路部品)
230、430、530 回路部
235A、235B、435、535 第1回路部分
236A、236B、436、536 第2回路部分
237A、237B、437、537 回路部分対

Claims (6)

  1. 給電部から受電部に非接触で電力を供給する給電システムにおいて該給電部又は該受電部に用いられるコイルユニットであって、
    コイルと、
    回路パターンが形成された配線板と該配線板に実装される回路部品とを有し、該回路パターンと該回路部品とにより構成される回路部が前記コイルに電気的に接続される基板体と、を備え、
    前記回路部が、互いに直列に接続された複数の回路部分を備えるとともに、磁束によって発生する電流が互いに打ち消し合うように配置された隣り合う2つの前記回路部分によって構成される回路部分対を少なくとも1組備えることを特徴とするコイルユニット。
  2. 前記回路部分対の平面視形状が、その2つの回路部分が互いに反対向きに凸形状とされ、全体が波形状とされていることを特徴とする請求項1に記載のコイルユニット。
  3. 前記回路部分対の平面視形状が、8の字形状とされていることを特徴とする請求項1に記載のコイルユニット。
  4. 前記回路部分対の2つの回路部分のそれぞれの平面視形状が、前記配線板の板厚方向を軸方向とする環状とされ、
    前記2つの回路部分が、前記板厚方向に重ねられるとともに、前記回路部分対を一端から他端まで辿った際に前記軸方向を互いに反対周りに囲うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコイルユニット。
  5. 前記基板体が、前記コイルの軸と前記配線板の板厚方向とが一致するように当該コイルの端部に対向して配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコイルユニット。
  6. 給電部から受電部に非接触で電力を供給する給電システムであって、
    前記受電部と前記給電部とのうち少なくとも一方が、請求項1〜5のいずれか1項に記載されたコイルユニットを有していることを特徴とする給電システム。
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