JP2016012057A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レジストローラと二次転写部の間に適切な用紙弛みを形成し、用紙のばたつきによる中間転写ベルト上のトナー像の乱れを防止する。【解決手段】転写ニップNの用紙搬送方向上流側近傍に、用紙搬送路を挟んで中間転写ベルト20側と転写ローラ31側とに対向配置される一対の用紙ガイド部材61,62を備えている。転写ローラ側に配置される下側用紙ガイド部材62は、レジストローラ対54のニップ垂線Kよりも上側(中間転写ベルト20側)に突出する突起部62bを有している。用紙Pは、突起部62bを乗り越えることで、転写ニップの手前で適度な弛みが形成され、レジストローラ対54の速度ムラが伝播されることもなく、中間転写ベルト20上のトナー像の乱れを防止して良好な画像を形成することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、とくに、中間転写ベルトを備える画像形成装置に関するものである。
電子写真プロセスを用いる画像形成装置において、感光体等の像担持体上に形成したトナー像を中間転写体を介して転写紙等の記録材に転写する中間転写方式のものは周知である。近年は、中間転写体としてベルト状中間転写体を用いるものが主流である。そのようなベルト状中間転写体(以下、中間転写ベルトという)から記録材への安定したトナー像転写に関する技術が、例えば特許文献1(特開2010−78668号公報)や特許文献2(特開2009−198562号公報)に提案されている。
上記特許文献1に記載のものにおいては、二次転写部の入口に設けたガイド部材の間口を狭くすることで用紙のばたつきを抑え、これにより、用紙のばたつきによる転写ベルトの画像乱れを防止している。
また、上記特許文献2に記載のものにおいては、二次転写部の入口において搬送路をまっすぐすることで用紙のばたつきを抑え、これにより、用紙のばたつきによる転写ベルトの画像乱れを防止している。
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、二次転写部入口側がガイド部材により狭くなっているがゆえに調湿で柔らかくなった紙(腰が弱い紙)がスキューし、ジャムに至る可能性がある。
また、上記特許文献2に記載のものでは、弛んだ用紙が中間転写ベルト側に近寄る構成のため、2次転写ローラの直径が環境変動等で変わった場合、用紙が弛み過ぎて中間転写ベルト上のトナー像を乱す可能性がある。
また、用紙が中間転写ベルトに当接する際のショックジターを改善するために、用紙先端が転写位置に来るまで二次転写ニップを離間しておくようにした場合には、用紙の弛みが形成しにくくレジストローラと二次転写ローラ間で用紙を引っ張ってトナー像を乱すことがある。
図9は、二次転写ニップを接離させる機構がある場合と無い場合における用紙の弛みを説明するための図である。
図9(a)は、二次転写ニップを接離させる機構が無い場合を示しており、転写ニップに用紙が突き当たり、転写ニップNの手前で用紙Pがたわんでいる。用紙が弛み過ぎると、上述したように中間転写ベルト120上のトナー像を乱す可能性がある。
図9(b−1)及び(b−2)は、二次転写ニップを接離させる機構がある場合を示しており、(b−1)に示すように転写ニップが離間した状態で待機している。そして、(b−2)に示すように用紙が転写ニップに突入したときにニップが閉まる(当接する)。用紙の弛みが形成されにくく、用紙は転写ニップNと上流側のレジストローラ154が用紙を引っ張り合うことで、トナー像が乱されてしまうことがある。
そこで本発明は、レジストローラと二次転写部の間に適切な用紙弛みを形成し、用紙のばたつきによる中間転写ベルト上のトナー像の乱れを防止することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、本発明は、像担持体上に形成した画像を中間転写ベルトを介して記録材上に転写させる中間転写方式の画像形成装置において、前記中間転写ベルトから記録材上に画像を転写させる二次転写部が、転写部材と、該転写部材に前記中間転写ベルトを挟んで圧接される転写対向ローラを備え、前記二次転写部の用紙搬送方向上流側にレジストローラ対が配置されており、前記転写部材と前記転写対向ローラが前記中間転写ベルトを挟んで圧接される転写ニップの用紙搬送方向上流側近傍に、用紙搬送路を挟んで前記中間転写ベルト側と前記転写部材側とに対向配置される一対の用紙ガイド部材を備え、前記一対の用紙ガイド部材のうちの前記転写部材側に配置される用紙ガイド部材は、前記レジストローラ対のニップ垂線よりも前記中間転写ベルト側に突出する突起部を有していることを特徴とする。
本発明によれば、レジストローラ対から送出された用紙が、突起部の頂点と転写ニップとの間で屈曲可能な適切な弛みスペースを有することができるため、用紙のばたつきが抑制され、また、レジストローラ対の速度ムラが伝播されることもなく、中間転写ベルト上のトナー像の乱れを防止して良好な画像を形成することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 中間転写ベルトの構成を示す斜視図である。 二次転写部を詳しく示す拡大図である。 転写ニップ手前に配置したガイド部材を詳しく示す拡大図である。 転写ローラの配置について説明するための拡大図である。 上側用紙ガイド部材の構成例を示す図である。 上側用紙ガイド部材の別の構成例を示す図である。 第2実施形態の画像形成装置における、転写部材と中間転写ベルトの接離機構を示す図である。 二次転写ニップ離機構の有無による用紙の弛みを説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、フルカラーの画像形成が可能な電子写真方式の画像形成装置を例示している。
本実施の形態にかかる画像形成装置1は、図1に示すように、タンデム方式を採用したフルカラー画像が形成可能なカラー画像形成装置であり、4個の作像ユニット10(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック))が、複数のローラ21、22、23、25、32、33に掛架された無端状の中間転写ベルト20の上部走行辺に沿って並設されている。
各作像ユニット10は、扱うトナーの色が異なるのみで、その構成は同一であり、図1では、一番左側のイエロー作像ユニット10Yのみ、ユニットを構成する機器に符号を付している。
この作像ユニット10は、像担持体としての感光体ドラム11と、この感光体ドラム11の周りに配設された、帯電手段12、現像装置13、クリーニング装置14と、感光体ドラム11に対向するように中間転写ベルト20の内側に一次転写部を構成する転写ローラ(転写部材)15とを備えてなる。
また、本実施の形態にかかる画像形成装置1は、各作像ユニット10毎に露光手段を備えており、例えばLED等の露光手段16が帯電手段12と現像装置13の間に位置して配置されている。なお、露光手段としては、各作像ユニット10に共通の露光装置、例えばレーザ書込み装置を用いることも可能である。
また、この画像形成装置1は、中間転写ベルト20の支持ローラの一つである転写対向ローラ32に対向して第二の転写手段である転写ローラ31が配置されている。その転写ローラ31の、図中右側にはレジストローラ対54が、図中左側には無端状の搬送ベルト55が配設されている。
また、搬送ベルト55の、図中左側には定着装置40が設けられている。この定着装置40は、加熱ローラ41と定着ローラ42とに掛け渡された定着ベルト43を有するベルト定着装置であり、定着ベルト43を挟んで定着ローラ42に加圧ローラ44が圧接されている。
画像形成装置1内の下部には用紙束Pを収納する給紙トレイ50が配置され、給紙手段としてピックアップコロ51、分離給送ローラ52を有している。また、図1において、一点鎖線で示す用紙搬送経路中の適宜の位置には、搬送ローラ53が配置される。さらに図示はしないが、用紙ガイドが適宜設けられる。このほか、必要に応じて、手差し給紙部や用紙反転部を設けることもできる。また、画像読取装置(スキャナ)や自動原稿給送装置(ADF)などを装着することも可能である。
上記のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置1における画像形成動作について簡単に説明する。
上記作像ユニット10の感光体ドラム11が図示しない駆動手段によって図中反時計方向に回転駆動され、その感光体ドラム11の表面が帯電手段12によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体表面には露光手段16からの走査光が照射され、これによって感光体ドラム11表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム11に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像に現像装置13から各色トナーが付与され、トナー像として可視化される。
また、中間転写ベルト20が図中時計回りに走行駆動され、各作像ユニット10において一次転写ローラ15の作用により感光体ドラム11から中間転写ベルト20に各色トナー像が順次重ね転写される。このようにして中間転写ベルト20はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
なお、作像ユニット10のいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、複数の作像ユニットを用いて2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、4個の作像ユニットのうち、図の一番右側の黒ユニット10Bkを用いて画像形成を行う。
そして、トナー像を転写した後の感光体ドラム11表面に付着する残留トナーは、クリーニング装置14によって感光体ドラム表面から除去され、次いでその表面が図示しない除電器の作用を受けて表面電位が初期化されて次の画像形成に備える。
一方、給紙トレイ50から用紙が給送され、レジストローラ対54によって、中間転写ベルト20上に担持されたトナー像とのタイミングを取って二次転写位置に向けて送り出される。第二の転写手段である転写ローラ31によって中間転写ベルト表面のトナー像が用紙上に一括して転写される。トナー像を転写された用紙は搬送ベルト55によって定着装置40へと送られ、定着装置40を通過するとき、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着される。トナー像が定着された用紙は図示しない排紙トレイに排出される。
次に本発明の要部である二次転写部廻りについて詳述する。
図2は、中間転写ベルト20の構成を示す斜視図である。また、図3は、二次転写部30を詳しく示す拡大図である。
図2に示すように、中間転写ベルト20は、駆動ローラ21、従動ローラ22、外部張架ローラ23、転写対向ローラ32及び転写ガイドローラ33に張り渡されており、駆動ローラ21がモータ26によって回転駆動されることで、図中の矢印A方向に走行されるようになっている。従動ローラ22は、図示しない荷重付与手段により中間転写ベルト20に張力を与え、駆動ローラ21と中間転写ベルト20の間に摩擦搬送力を発生させる。
駆動ローラ21と従動ローラ22によって形成されるベルト張架面である中間転写ベルト20の上部走行辺には、上述したように、各色作像ユニットの感光体ドラム11が並設され、その各感光体ドラム11に対向するように、中間転写ベルト20のループ内に一次転写手段としての転写ローラ15が配置される。
転写対向ローラ32の下部には転写ローラ31が配置され、中間転写ベルト20を挟んで転写対向ローラ32に圧接される。転写ローラ31には図示しない転写電源より所定の高電圧が付与され、転写対向ローラ32との間に静電バイアスを印加する。また、この転写ローラ31は、転写対向ローラ32及び中間転写ベルト20と共に用紙を所定の押し付け力で挟持して搬送する。なお、図示の実施形態では転写ローラ31に転写バイアスを印加したが、転写対向ローラ32に転写バイアスを印加する構成も可能である。
そして、中間転写ベルト20の裏面側で、転写対向ローラ32のベルト回動方向の上流側近傍には、転写ガイドローラ33が配置される。上述した転写ローラ31と、転写対向ローラ32と、転写ガイドローラ33と、中間転写ベルト20とによって二次転写部30が構成される。
なお、図1からわかるように、転写ガイドローラ33は、転写対向ローラ32より小径で、中間転写ベルト20をベルト内側から外側に向けて押し出すように、駆動ローラ21と転写対向ローラ32の外周面を結ぶ仮想直線よりもやや外側に配置されている。このことにより、転写対向ローラ32と転写ガイドローラ33との間に張架されている中間転写ベルト20の一部が、図3に示すように、緩やかな傾斜状になっている。
また、図2には示していないが、転写対向ローラ32と外部張架ローラ23の間のベルト外側には、中間転写ベルト20をクリーニングするベルトクリーニング手段24(図1参照)が配置され、そのベルトクリーニング手段24のクリーニングブレードに対応する裏当てローラ25(図1参照)がベルト内側に配置されている。
用紙Pは図2中の矢印B方向に搬送され、レジストローラ対54で用紙の姿勢を修正された後、転写ローラ31と中間転写ベルト20の間を搬送され、中間転写ベルト20上のトナー像が用紙上に静電転写される。
本実施の形態においては、二次転写部30は、転写ローラ31、転写対向ローラ32及び転写ガイドローラ33から構成される。そして、二次転写部に向けて用紙Pを送り出すレジストローラ対54は、二次転写部30への用紙入り口側に配置される。このレジストローラ対54は、用紙Pを所定の押し付け力で挟持して矢印B方向に搬送する。レジストローラ対54と二次転写部30の間には、レジストローラ対54から送り出された用紙Pを、中間転写ベルトを介して転写ローラ31と転写対向ローラ32との係合部分である転写ニップNに向けて搬送可能にガイドするガイド部材61〜64が配設されている(図3)。
本実施の形態では、ガイド部材61,62により、二次転写ニップNの手前(用紙搬送方向の上流側近傍)に配置される用紙搬送ガイド手段60を構成している。すなわち、ガイド部材61(以下、上側用紙ガイド部材61と記す)と、ガイド部材62(以下、下側用紙ガイド部材62と記す)は、二次転写ニップNの手前(用紙搬送方向の上流側近傍)で用紙搬送路を挟んで中間転写ベルト20側(図では上側)と転写ローラ31側(図では下側)とに対向配置される一対の用紙ガイド部材である。
このうち、まず、下側用紙ガイド部材62(転写部材側ガイド部材)は、図3に示すように、平坦状の用紙ガイド面62aと突起部62bを有する部材であり、突起部62bはレジストローラ対54のニップ垂線Kより上に(中間転写ベルト20側に)突き出している。用紙Pは突起部62bを乗り越えることで、レジストローラ対54とガイド面62aの間で弛むことができる。なお、ニップ垂線Kは、レジストローラ対54を構成するローラ54aの中心とローラ54bの中心を結ぶ線に直交する線とする。
下側用紙ガイド部材62は、通紙により摩擦帯電してくると用紙自体を帯電させて、二次転写時にトナーチリを発生させる場合がある。そのため、下側用紙ガイド部材62の素材として、体積抵抗4×10Ω・cm〜10Ω・cmの低抵抗素材を使用すると好適である。例えば、カーボン含有樹脂や金属などを使用してもよい。
また、下側ガイド部材62の突起部62bは、上側ガイド部材61の転写ニップ側先端より中間転写ベルト20側(図3では上側)に設けられている。
さらに、図4に示すように、下側用紙ガイド部材62の突起部62bは、転写ニップ側の端(62bs)が、ガイド面62aを用紙搬送方向へ延長させた仮想直線Lよりも中間転写ベルト20側に位置するように設けられている。
また本実施形態においては、転写ローラ31は電気的に接地されるとともに、図5に示すように、その回転中心C1の位置が、転写対向ローラ32と転写ガイドローラ33とに張架された中間転写ベルト20へ向かって転写対向ローラ32の回転中心C2から下ろした仮想垂線Tよりも、用紙搬送方向上流側に位置させて配設されている。これにより安定してガイド部材との接触を保って搬送された後に、転写バイアスが印加されている転写ニップNに用紙Pが噛みこまれるので、微小ギャップでの放電に起因した画像不良を避けることができ、中間転写ベルト上のトナー像を乱すことを防止でき、安定したトナーの転写を実現し、画像の乱れのない高画質画像を得ることができる。
また、前記した上側用紙ガイド部材61(中間転写ベルト側ガイド部材)は、ガイド本体部61cと弾性部61aを有しており、上側用紙ガイド部材61の先端部に弾性部61aが延設されている。さらに、上側用紙ガイド部材61は、弾性部61aから延設されガイド本体部61c(および弾性部61a)よりも中間転写ベルト20方向への曲げ剛性が低い低剛性ガイド部61bを備えて構成されるとともに、当該低剛性ガイド部61bが転写ニップ側となるように配置されている。
なお、この弾性部61aとガイド本体部61cとは、同一部材で一体成形しても別部材で構成しても良く、また、低剛性ガイド部61bは、図5に示すように、弾性部61aと別部材で構成したり、図6に示すように、弾性部61aの先端を薄くした形状で弾性部61aと一体に低剛性ガイド部61bを構成しても良い。
この構成により、用紙P先端が上側用紙ガイド部材61の弾性部61aに衝突した際や、用紙Pが撓んで弾性部61aに押し付けられた際の用紙Pの跳ね返りを低減、減衰させることができ、さらに、用紙P後端が上側用紙ガイド部材61から離れる際の用紙P後端が、中間転写ベルト20への衝突を低減または抑制でき、用紙Pの搬送を安定に実現させることができる。
弾性部61aならびに低剛性ガイド部61bを構成する弾性体は、適度な撓みと用紙規制を同時に実現できる程度のものを用い、材質自体は特に限定されない。
図3では、レジストローラ対54から送り出された用紙Pが、転写ローラ31と転写対向ローラ32とに挟持された後に、レジストローラ対54と転写ローラ31の周速差によって用紙Pが撓んだ状態を示している。上記構成により、その用紙の弛みを維持して搬送ができ、レジストローラのモータの回転ムラ等が用紙を伝播して2次転写入口で、用紙が転写ベルトについたり離れたりを繰り返すスジ状画像異常を抑制することができる。
次に、二次転写部を構成する転写部材と中間転写ベルトを接離可能に構成した実施形態(第2実施形態)について説明する。本第2実施形態は、二次転写部を構成する転写部材と中間転写ベルトを接離可能に構成したこと以外は、先に説明した実施形態(第1実施形態)と基本的に同じ構成であるため、重複する説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図8は、第2実施形態の画像形成装置における、転写部材と中間転写ベルトの接離機構を示す図である。
転写対向ローラ32は、転写ユニットの側板(図示せず)に軸受を介して回転自在に支持された貫通軸部材32aと、中間転写ベルト20が掛け回される円柱状の本体ローラ部32bとを有している。貫通軸部材32aは、本体ローラ部32bの中空芯金を貫通して配設されており、貫通軸部材32aに填め込まれた図示しない軸受を介して本体ローラ部32bを回転自在に支持している。そして、貫通軸部材32aの軸方向各側の端部付近には、それぞれカム部材34,34(図には一方側のみを示す)が固定されている。カム部材34には大径部34dが形成されている。
転写部材である転写ローラ31は、中間転写ベルト20を挟んで転写対向ローラ32(の本体ローラ部32b)に圧接される本体ローラ部31aと、その本体ローラ部31aの外側で上記カム部材34,34に対応する位置に配置された空転コロ31b、31b(図には一方側のみを示す)を有している。この転写ローラ31は、回動軸36aを中心にして回動(揺動)可能な保持部材36により回転可能に支持されている。付勢部材37により、保持部材36が転写対向ローラ32方向(図では上方向)に付勢されており、これにより転写ローラ31は転写対向ローラ32に向けて付勢されている。
転写対向ローラ32の側方にはカム駆動手段35が配置されている。このカム駆動手段35は、図示しないタイミングベルトを介して貫通軸部材32aを回転させるように設けられており、貫通軸部材32aに固定されたカム部材34,34を回転させることができるようになっている。
カム駆動手段35(例えばステッピングモータ)によりカム部材33,34を所定量だけ回転させ、カム部材33,34の大径部33d、34dを転写ローラ31の空転コロ31b、31cに対向させることで、転写ローラ31が押し下げられ(図8の下方に移動され)、転写ローラ31の本体ローラ部31aが中間転写ベルト20(転写対向ローラ32)から離間される。図8は、転写ローラ31が中間転写ベルト20(転写対向ローラ32)から離間されて、転写ニップが解放された状態を示している。
そして、カム駆動手段35によりカム部材33,34を所定量だけ回転させ、カム部材33,34の大径部33d、34dが転写ローラ31から外れるように(転写ローラ31の空転コロ31b、31cに対向しないように)することで、転写ローラ31を中間転写ベルト20に圧接させて転写ニップを閉めることができる。
本第2実施形態においては、用紙が転写ニップに到達するまでは転写ローラ31を中間転写ベルト20(転写対向ローラ32)から離間させておき(転写ニップを解放しておき)、用紙の転写ニップへの到達タイミングに合わせて転写ローラ31を中間転写ベルト20に圧接させて転写ニップを閉めるように制御している。
これにより、用紙が中間転写ベルト20に当接する際のショックジターを改善することができる。また、本発明の特徴である転写ニップ手前のガイド部材として、上記説明したように下側用紙ガイド部材62が突起部62bを有する構成により、転写部材と中間転写ベルトの接離機構を有する構成であっても、レジストローラと二次転写部の間に適切な用紙弛みを形成することができ、用紙のばたつきによる中間転写ベルト上のトナー像の乱れを防止することができる。
なお、上記説明した各実施形態では、転写部材として転写ローラ31を例示したが、このものに代えて、無端状の転写ベルトでも良い。また、対向ローラ側に転写バイアスを印加する構成も可能である。
さらに、画像形成装置の各部の構成も任意であり、タンデム式における各色作像ユニットの配置順などは任意である。また、タンデム式に限らず、一つの感光体の周囲に複数の現像装置を配置したものや、リボルバ型現像装置を用いる構成も可能である。また、3色のトナーを用いるフルカラー機や、2色のトナーによる多色機にも本発明を適用することができる。もちろん、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
以上説明したように、本発明によれば、転写ニップの用紙搬送方向上流側近傍に、用紙搬送路を挟んで中間転写ベルト側と転写部材側とに対向配置される一対の用紙ガイド部材61,62を備えており、転写部材側に配置される用紙ガイド部材62は、レジストローラ対のニップ垂線Kよりも中間転写ベルト側に突出する突起部62bを有している。これにより、レジストローラ対から送出された用紙が、突起部62bの頂点と転写ニップとの間で屈曲可能な弛みスペースを有することができるため、用紙のばたつきが抑制され、また、レジストローラ対の速度ムラが伝播されることもなく、中間転写ベルト上のトナー像の乱れを防止して良好な画像を形成することが可能となる。
また、突起部62bが、中間転写ベルト側に配置される用紙ガイド部材61の転写ニップ側端部よりも中間転写ベルト側に設けられていることにより、二次転写ニップから突起部までの間で用紙を弛ませることができるので、用紙のコシによって中間転写ベルトに触れることを極力抑えることができ、よりレジストローラの速度ムラが伝播されることもなくなり、良好な画像を形成可能な画像形成装置を提供できる。
また、転写部材側に配置される用紙ガイド部材は、突起部の転写ニップ側に位置して設けられた平坦部を有しており、突起部の転写ニップ側端部が平坦部を用紙搬送方向へ延長させた仮想直線よりも中間転写ベルト側に設けられていることにより、用紙のばたつきが抑制され、中間転写ベルト上のトナー像の乱れを防止して良好な画像を形成することが可能となる。
また、転写部材側に配置される用紙ガイド部材が低抵抗素材により形成されていることで、用紙ガイド部材の通紙による摩擦帯電を抑制し、トナーチリの発生を防ぐことができる。
また、中間転写ベルト側に配置される用紙ガイド部材は、ガイド本体部と、該ガイド本体部から延設され該ガイド本体部よりも前記中間転写ベルト方向への曲げ剛性が低い低剛性ガイド部とを備えて構成されると共に、当該低剛性ガイド部を前記転写ニップ側として配置されていることにより、用紙の先端がガイド部材に衝突した際や、用紙が撓んでガイド部材に押し付けられた際の用紙の跳ね返りを低減、減衰させることができるため、用紙の搬送を安定化させることができる。
また、ガイド本体部が一端側に弾性部を備え、低剛性ガイド部が弾性部から延設されていることにより、用紙がガイド部材から抜けたときのショックを吸収することができ、画像チリの発生を抑制することができる。
また、低剛性ガイド部が弾性部と別部材で構成されていることで、弾性部の曲げ量を制御可能とし、用紙抜け時のショックをより吸収することができる。
また、低剛性ガイド部が弾性部と同一部材で構成され、剛性が低下可能に先端部分の板厚を薄く形成されてなることで、簡単な構成により低コストに、弾性部の曲げ量を制御可能とし、用紙抜け時のショックをより吸収することができる。
また、転写部材と中間転写ベルトが接離可能に構成されていることで、用紙が中間転写ベルトに当接する際のショックジターを改善することが可能となる。
また、用紙が転写ニップに到達するまで前記転写部材を前記中間転写ベルトから離間させておき、用紙の転写ニップへの到達タイミングに合わせて前記転写部材を前記中間転写ベルトに当接させることで、用紙が中間転写ベルトに当接する際のショックジターを改善し、画像乱れを防止するとともに、用紙搬送を安定化させることができる。
1 画像形成装置
10 作像ユニット
20 中間転写ベルト
31 二次転写ローラ(転写部材)
31b 空転コロ
32 転写対向ローラ
32a 貫通軸部材
33 転写ガイドローラ
34 カム部材
34d 大径部
35 カム駆動手段
36 保持部材
37 付勢部材
54 レジストローラ対
60 用紙搬送ガイド手段
61 上側用紙ガイド部材(中間転写ベルト側ガイド部材)
61a 弾性部
61b 低剛性ガイド部
61c ガイド本体部
62 下側用紙ガイド部材(転写部材側ガイド部材)
62a 用紙ガイド面(平坦部)
62b 突起部
特開2010−78668号公報 特開2009−198562号公報

Claims (10)

  1. 像担持体上に形成した画像を中間転写ベルトを介して記録材上に転写させる中間転写方式の画像形成装置において、
    前記中間転写ベルトから記録材上に画像を転写させる二次転写部が、転写部材と、該転写部材に前記中間転写ベルトを挟んで圧接される転写対向ローラを備え、
    前記二次転写部の用紙搬送方向上流側にレジストローラ対が配置されており、
    前記転写部材と前記転写対向ローラが前記中間転写ベルトを挟んで圧接される転写ニップの用紙搬送方向上流側近傍に、用紙搬送路を挟んで前記中間転写ベルト側と前記転写部材側とに対向配置される一対の用紙ガイド部材を備え、
    前記一対の用紙ガイド部材のうちの前記転写部材側に配置される用紙ガイド部材は、前記レジストローラ対のニップ垂線よりも前記中間転写ベルト側に突出する突起部を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部材側に配置される用紙ガイド部材の前記突起部は、前記一対の用紙ガイド部材のうちの前記中間転写ベルト側に配置される用紙ガイド部材の転写ニップ側端部よりも前記中間転写ベルト側に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部材側に配置される用紙ガイド部材は、前記突起部の転写ニップ側に位置して設けられた平坦部を有しており、
    前記突起部の転写ニップ側端部は、前記平坦部を用紙搬送方向へ延長させた仮想直線よりも前記中間転写ベルト側に設けられていることを特徴とする、請求項1叉は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写部材側に配置される用紙ガイド部材は、体積抵抗が4×10Ω・cm〜10Ω・cmの低抵抗素材により形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記一対の用紙ガイド部材のうちの前記中間転写ベルト側に配置される用紙ガイド部材は、ガイド本体部と、該ガイド本体部から延設され該ガイド本体部よりも前記中間転写ベルト方向への曲げ剛性が低い低剛性ガイド部とを備えて構成されると共に、当該低剛性ガイド部を前記転写ニップ側として配置されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ガイド本体部は、一端側に弾性部を備え、前記低剛性ガイド部は、前記弾性部から延設されていることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記低剛性ガイド部は、前記弾性部と別部材で構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記低剛性ガイド部は、前記弾性部と同一部材で構成され、剛性が低下可能に先端部分の板厚を薄く形成されてなることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写部材と前記中間転写ベルトが接離可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 用紙が転写ニップに到達するまで前記転写部材を前記中間転写ベルトから離間させておき、用紙の転写ニップへの到達タイミングに合わせて前記転写部材を前記中間転写ベルトに当接させることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
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