JP2016009588A - 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の衝突時における車両と乗員の安全性の確保を効果的に図ることができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池システム(5)は、車両(1)に搭載された燃料電池スタック(10)と、酸化ガス供給装置(30)と、排出ガス循環装置(40)と、電気消費装置(50)と、衝突可能性検知装置(60,70)と、衝突可能性検知装置によって衝突可能性が検知された場合に、カソード(12)への酸化ガスの供給が停止するように酸化ガス供給装置を制御する酸化ガス供給停止処理と、排出ガスのカソードへの循環が開始するように排出ガス循環装置を制御する排出ガス循環処理と、燃料電池スタックの電気の消費が開始するように電気消費装置を制御する電気消費処理とを実行する制御装置(70)と、を備えている。
【選択図】図2
【解決手段】燃料電池システム(5)は、車両(1)に搭載された燃料電池スタック(10)と、酸化ガス供給装置(30)と、排出ガス循環装置(40)と、電気消費装置(50)と、衝突可能性検知装置(60,70)と、衝突可能性検知装置によって衝突可能性が検知された場合に、カソード(12)への酸化ガスの供給が停止するように酸化ガス供給装置を制御する酸化ガス供給停止処理と、排出ガスのカソードへの循環が開始するように排出ガス循環装置を制御する排出ガス循環処理と、燃料電池スタックの電気の消費が開始するように電気消費装置を制御する電気消費処理とを実行する制御装置(70)と、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明は燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法に関する。
従来の燃料電池システムに関する技術として、例えば特許文献1には、燃料電池スタックが搭載された車両の衝突時において、車両と乗員の安全性を高めるための技術が開示されている。具体的には特許文献1に係る技術は、車両の衝突時において燃料電池スタックの電気を放電させることで、燃料電池スタックの電気を消費させている。それにより、特許文献1に係る技術は、衝突時において燃料電池スタックの電圧を低下させて、車両と乗員の安全性の確保を図っている。
ところで、燃料電池スタックのカソードに酸素が多く存在した状態で車両が衝突する場合が考えられる。このような場合、特許文献1に係る技術のように衝突時に燃料電池スタックの電気を放電させるだけでは、早期に燃料電池スタックの電圧を低下させることは困難である。そのため、特許文献1の技術では、衝突時における車両と乗員の安全性の確保を効果的に図れているとはいえなかった。
本発明は、車両の衝突時における車両と乗員の安全性の確保を効果的に図ることができる燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池システムは、車両に搭載された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックのカソードに酸化ガスを供給する酸化ガス供給装置と、前記カソードから排出された排出ガスを前記カソードに循環させる排出ガス循環装置と、前記燃料電池スタックの電気を消費させる電気消費装置と、前記車両が他の物体に衝突する可能性である衝突可能性を検知する衝突可能性検知装置と、前記衝突可能性検知装置によって前記衝突可能性が検知された場合に、前記カソードへの前記酸化ガスの供給が停止するように前記酸化ガス供給装置を制御する酸化ガス供給停止処理と、前記排出ガスの前記カソードへの循環が開始するように前記排出ガス循環装置を制御する排出ガス循環処理と、前記燃料電池スタックの前記電気の消費が開始するように前記電気消費装置を制御する電気消費処理とを実行する制御装置と、を備えている。
本発明に係る燃料電池システムによれば、衝突可能性が検知された場合に、電気消費処理が実行されることで、燃料電池スタックの電圧を低下させることができる。さらに、酸化ガス供給停止処理が実行されることで、燃料電池スタックの電圧低下を促進させることができる。さらに、排出ガス循環処理が実行されることで、カソードに酸素濃度の低い排出ガスが供給されることから、燃料電池スタックの電圧低下をさらに促進させることができる。したがって、本発明に係る燃料電池システムによれば、衝突可能性が検知された場合に、仮にカソードに酸素が多く存在していたとしても、燃料電池スタックの電圧を早期に低下させることができる。それにより、衝突可能性が検知された後に仮に車両が実際に衝突した場合であっても、燃料電池スタックが高電圧に維持されることなく、車両と乗員の安全性を効果的に確保することができる。
上記構成において、前記酸化ガス供給装置は、酸化ガス通路によって前記カソードに連通され、前記酸化ガス通路を介して前記酸化ガスを前記カソードに供給し、前記排出ガス循環装置は、前記カソードから排出された前記排出ガスが通過する排出ガス通路と前記酸化ガス通路の前記酸化ガス供給装置よりも下流側の部分とを連通する連通通路と、前記連通通路に配置されたポンプと、を備え、前記排出ガス循環処理において、前記制御装置は、前記ポンプの稼動を開始させてもよい。
この構成によれば、排出ガス循環処理においてポンプの稼動が開始することで、排出ガスのカソードへの循環を開始させることができる。
上記構成において、前記酸化ガス供給装置は、酸化ガス通路によって前記カソードに連通され、前記酸化ガス通路を介して前記酸化ガスを前記カソードに供給するコンプレッサであり、前記排出ガス循環装置は、前記酸化ガス通路の前記コンプレッサよりも下流側の部分に配置され、前記コンプレッサから吐出された前記酸化ガスが内部を通過する際に発生する負圧を利用して吸込口からガスを吸入して前記酸化ガス通路に排出するエゼクタと、前記カソードから排出された前記排出ガスが通過する排出ガス通路と前記エゼクタの前記吸込口とを連通する連通通路と、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態と該排出ガスが前記連通通路を通過しない状態とを切替える通路切替弁と、を備え、前記酸化ガス供給停止処理において、前記制御装置は、前記コンプレッサに停止指令を付与し、前記排出ガス循環処理において、前記制御装置は、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態になるように前記通路切替弁を制御してもよい。
この構成によれば、酸化ガス供給停止処理において停止指令を受けたコンプレッサが停止した場合には、カソードへの酸化ガスの供給を停止させることができる。また、この構成によれば、排出ガス循環処理において、カソードから排出された排出ガスをエゼクタの吸込口に導入させることができる。ここで、コンプレッサは停止指令を受けても、しばらくの間は惰性で酸化ガスを供給し続ける。したがって、この構成によれば、衝突可能性が検知された場合においてコンプレッサが酸化ガスを供給し続けている間、エゼクタの吸込口に供給された排出ガスをカソードに循環させることができる。
上記構成において、前記酸化ガス供給装置は、酸化ガス通路によって前記カソードに連通され、前記酸化ガス通路を介して前記酸化ガスを前記カソードに供給するコンプレッサであり、前記排出ガス循環装置は、前記カソードから排出された前記排出ガスが通過する排出ガス通路と前記酸化ガス通路の前記コンプレッサよりも上流側の部分とを連通する連通通路と、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態と該排出ガスが前記連通通路を通過しない状態とを切替える通路切替弁と、を備え、前記酸化ガス供給停止処理において、前記制御装置は、前記コンプレッサに停止指令を付与し、前記排出ガス循環処理において、前記制御装置は、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態となるように前記通路切替弁を制御してもよい。
この構成によれば、酸化ガス供給停止処理において停止指令を受けたコンプレッサが停止した場合には、カソードへの酸化ガスの供給を停止させることができる。また、この構成によれば、排出ガス循環処理において、カソードから排出された排出ガスを酸化ガス通路のコンプレッサよりも上流側の部分に導入させることができる。ここで、コンプレッサは停止指令を受けても、しばらくの間は惰性で酸化ガスを供給し続ける。したがって、この構成によれば、衝突可能性が検知された場合においてコンプレッサが酸化ガスを供給し続けている間、排出ガスをカソードに循環させることができる。
本発明に係る燃料電池システムの制御方法は、車両に搭載された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックのカソードに酸化ガスを供給する酸化ガス供給装置と、前記カソードから排出された排出ガスを前記カソードに循環させる排出ガス循環装置と、前記燃料電池スタックの電気を消費させる電気消費装置と、前記車両が他の物体に衝突する可能性である衝突可能性を検知する衝突可能性検知装置と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、前記衝突可能性検知装置によって前記衝突可能性が検知された場合に、前記カソードへの前記酸化ガスの供給が停止するように前記酸化ガス供給装置を制御する酸化ガス供給停止ステップと、前記排出ガスの前記カソードへの循環が開始するように前記排出ガス循環装置を制御する排出ガス循環ステップと、前記燃料電池スタックの前記電気の消費が開始するように前記電気消費装置を制御する電気消費ステップとが実行される。
本発明に係る燃料電池システムの制御方法によれば、衝突可能性が検知された場合に、電気消費ステップが実行されることで、燃料電池スタックの電圧を低下させることができる。さらに、酸化ガス供給停止ステップが実行されることで、燃料電池スタックの電圧低下を促進させることができる。さらに、排出ガス循環ステップが実行されることで、カソードに酸素濃度の低い排出ガスが供給されることから、燃料電池スタックの電圧低下をさらに促進させることができる。したがって、本発明に係る燃料電池システムの制御方法によれば、衝突可能性が検知された場合に、仮にカソードに酸素が多く存在していたとしても、燃料電池スタックの電圧を早期に低下させることができる。それにより、衝突可能性が検知された後に仮に車両が実際に衝突した場合であっても、燃料電池スタックが高電圧に維持されることなく、車両と乗員の安全性を確保することができる。
本発明によれば、車両の衝突時における車両と乗員の安全性の確保を効果的に図ることができる燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本発明の実施例1に係る燃料電池システム5および燃料電池システム5の制御方法について説明する。図1は燃料電池システム5が搭載された車両1の構成を示す模式図である。本実施例に係る車両1は電気式車両である。具体的には車両1は、燃料電池システム5と、燃料電池システム5において発電された電力を利用して駆動する走行用モータ(図示せず)とを備えている。燃料電池システム5は、燃料電池スタック10と、酸化ガス通路20と、排出ガス通路25と、酸化ガス供給装置30と、排出ガス循環装置40と、電気消費装置50と、加速度センサ60と、制御装置70とを備えている。
燃料電池スタック10は、少なくとも一つ以上の燃料電池(単セル)を備えている。本実施例に係る燃料電池スタック10は、一例として、複数の燃料電池を備えている。燃料電池スタック10は、アノード11に水素を含む燃料ガスが供給され、カソード12に酸素を含む酸化ガスが供給されて、各々の燃料電池において発電が行われる。本実施例においては、酸化ガスの一例として、空気を用いる。
酸化ガス通路20は、燃料電池スタック10に供給される酸化ガスが通過する通路である。酸化ガス通路20の下流側端部はカソード12の酸化ガス供給口に接続し、酸化ガス通路20の上流側端部は大気に開放している。排出ガス通路25は、カソード12から排出された排出ガス(カソードオフガス)が通過する通路である。排出ガス通路25の上流側端部はカソード12の排出ガス排出口に接続し、排出ガス通路25の下流側端部は大気に開放している。なお、燃料電池システム5は、燃料ガスをアノード11に供給する燃料ガス供給装置、アノード11に供給される燃料ガスが通過する燃料ガス供給通路等を備えているが、これらの図示は省略されている。
酸化ガス供給装置30は、カソード12に酸化ガスを供給する装置である。このような機能を有するものであれば酸化ガス供給装置30の具体的構成は特に限定されるものではないが、本実施例においては、酸化ガス供給装置30の一例としてコンプレッサ31を用いる。コンプレッサ31は、酸化ガス通路20の上流側端部と下流側端部との間の部分に配置されている。コンプレッサ31は、制御装置70の指令を受けて稼動する。コンプレッサ31が稼動した場合、大気からなる酸化ガスは、酸化ガス通路20を圧送されて、カソード12に供給される。
排出ガス循環装置40は、カソード12から排出された排出ガスをカソード12に循環させる装置である。このような機能を有するものであれば、排出ガス循環装置40の具体的構成は特に限定されるものではないが、本実施例に係る排出ガス循環装置40は、一例として、連通通路41と、ポンプ42と、開閉弁43とを備えている。連通通路41の下流側端部は、酸化ガス通路20の酸化ガス供給装置30よりも下流側の所定箇所(図1においてAで図示されている)に接続している。連通通路41の上流側端部は、排出ガス通路25の上流側端部と下流側端部との間の所定箇所(図1においてBで図示されている)に接続している。
ポンプ42は連通通路41に配置されている。ポンプ42は、制御装置70の指令を受けて稼動する。ポンプ42が稼動した場合、排出ガス通路25の排気は連通通路41を通過して酸化ガス通路20のコンプレッサ31よりも下流側の部分に圧送される。開閉弁43は、排出ガス通路25の連通通路41が接続している箇所よりも下流側に配置されている。開閉弁43は、制御装置70からの指令を受けて排出ガス通路25を開閉する。本実施例に係る制御装置70は、ポンプ42を稼動させる場合に、開閉弁43も閉に制御する。開閉弁43が閉に制御されることにより、大気が排出ガス通路25を逆流して連通通路41および酸化ガス通路20を通過してカソード12に流入することが抑制される。
電気消費装置50は、燃料電池スタック10の電気を消費させる装置である。本実施例においては、電気消費装置50の一例として、放電装置51を用いる。本実施例に係る放電装置51は、一例として、抵抗52と、アノード11とカソード12と抵抗52とを電気的に接続する導線53と、導線53に配置されたスイッチ54とを備えている。スイッチ54は、制御装置70からの指令を受けて開閉する。制御装置70は、燃料電池スタック10の電気を放電させない場合は、スイッチ54を開にしておく(なお、図1においてスイッチ54は開になっている)。制御装置70は、燃料電池スタック10の電気を放電させる場合に、スイッチ54を閉に制御する。それにより、燃料電池スタック10の電気は導線53および抵抗52を通過することで、放電される。このように燃料電池スタック10の電気が放電することで、燃料電池スタック10の電気は消費される。
なお、制御装置70からの指令を受けた場合に燃料電池スタック10の電気を消費させることが可能なものであれば、電気消費装置50の具体例は放電装置51に限定されるものではない。電気消費装置50の他の一例を挙げると、電気消費装置50として、アノード11とカソード12とに電気的に接続された負荷を用いることもできる。この場合においても、制御装置70が負荷を稼動させた場合、負荷によって電気を消費させることができる。
加速度センサ60は、車両1の加速度を検出し、検出結果を制御装置70に伝える。制御装置70は、車両1の減速時における加速度の大きさが所定値以上の場合(すなわち、マイナス方向の加速度の大きさが所定値以上の場合)に、車両1の急ブレーキがかかったと判定して、車両1が他の物体に衝突する可能性(以下、衝突可能性と称する)が有ると判定する。すなわち、加速度センサ60および加速度センサ60の検出結果を受けて衝突可能性を判断する制御装置70は、車両1の衝突可能性を検知する衝突可能性検知装置としての機能を有している。なお、車両1の衝突可能性を検知可能なものであれば、衝突可能性検知装置の構成は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、ミリ波レーダー、赤外線、カメラなどにより衝突の可能性を検知してもよい。
制御装置70は、酸化ガス供給装置30、排出ガス循環装置40および電気消費装置50を制御する装置である。本実施例においては、制御装置70の一例として、電子制御装置(Electronic Control Unit)を用いる。この電子制御装置は、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72およびRAM(Random Access Memory)73を有するマイクロコンピュータを備えている。なお、CPU71は各種の制御処理を行う制御部としての機能を有している。ROM72およびRAM73は、CPU71の動作に必要なプログラム等の各種情報を記憶する記憶部としての機能を有している。
制御装置70の制御部(CPU71)は、衝突可能性を検知した場合に、燃料電池スタック10の電圧を低下させる電圧低下処理を実行する。この電圧低下処理の詳細について、フローチャートを用いて説明すると次のようになる。図2は本実施例に係る制御装置70が実行する電圧低下処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、図2のフローチャートは、加速度センサ60の検出結果に基づいて車両1の衝突可能性が有ると判定された場合にスタートする。また、図2のフローチャートがスタートする前の状態において、コンプレッサ31は稼動しており、ポンプ42は停止しており、開閉弁43は開になっており、スイッチ54は開になっているものとする。すなわち、この場合、コンプレッサ31によって圧送されることで、酸化ガスは酸化ガス通路20を通過してカソード12に供給され、カソード12から排出された排出ガスは排出ガス通路25を通過して大気に放出されている。また、この場合、燃料電池スタック10は発電を行っている。
図2を参照して、衝突可能性があると判定された場合、制御装置70の制御部は、カソード12への酸化ガスの供給が停止するように酸化ガス供給装置30を制御する酸化ガス供給停止処理を実行する(ステップS10)。具体的には制御部は、コンプレッサ31に停止指令を付与する。この停止指令を受けたコンプレッサ31は稼動を停止する。それにより、コンプレッサ31からカソード12への酸化ガス供給は停止される。なお、コンプレッサ31は、停止指令を受けても、しばらくの間は惰性で稼動するため、この惰性で稼動している間は、酸化ガスを供給し続ける。コンプレッサ31が完全に停止した場合に、コンプレッサ31からカソード12への酸化ガスの供給は完全に停止する。
ステップS10の後に制御部は、排出ガスのカソード12への循環が開始するように排出ガス循環装置40を制御する排出ガス循環処理を実行する(ステップS20)。具体的には制御部は、開閉弁43を閉にするとともに、ポンプ42の稼動を開始させる。ステップS20が実行されることにより、カソード12から排出された排出ガスは、排出ガス通路25、連通通路41および酸化ガス通路20を通過してカソード12に循環する。
ステップS20の後に制御部は、燃料電池スタック10の電気の消費が開始するように電気消費装置50を制御する電気消費処理を実行する(ステップS30)。具体的には制御部は放電装置51を稼動させる。より具体的には制御部は、放電装置51のスイッチ54を閉にする。それにより、燃料電池スタック10の電気が放電されて、燃料電池スタック10の電気は消費される。次いで制御部はフローチャートの実行を終了する。なお、仮に電気消費装置50として、放電装置51に代えて、前述した負荷(アノード11とカソード12とに電気的に接続された負荷)が用いられた場合、制御部はステップS30において負荷を稼動させる。この場合においても、負荷によって電気が消費される。
以上のように、本実施例に係る燃料電池システム5の制御装置70は、衝突可能性が検知された場合に、ステップS10に係る酸化ガス供給停止処理(酸化ガス供給停止ステップ)と、ステップS20に係る排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)と、ステップS30に係る電気消費処理(電気消費ステップ)とを実行している。なお、本実施例において、ステップS10、ステップS20およびステップS30はこの順に実行されているが、これら各ステップの実行順序はこれに限定されるものではない。他の一例を挙げると、例えばステップS10、ステップS20およびステップS30は同時に実行されてもよい。また、本実施例に係る燃料電池システム5の制御方法は、この制御装置70によって実行されており、具体的には、衝突可能性が検知された場合に、酸化ガス供給停止ステップと排出ガス循環ステップと電気消費ステップとが実行されることを特徴としている。
以上説明した本実施例に係る燃料電池システム5および燃料電池システム5の制御方法によれば、衝突可能性が検知された場合に、電気消費処理(電気消費ステップ)が実行されることから、燃料電池スタック10の電圧を低下させることができる。さらに、酸化ガス供給停止処理(酸化ガス供給停止ステップ)が実行されることから、燃料電池スタック10の電圧低下を促進させることができる。さらに、排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)が実行されることでカソード12に酸素濃度の低い排出ガスが供給されることから、燃料電池スタック10の電圧低下をさらに促進させることができる。したがって、燃料電池システム5および燃料電池システム5の制御方法によれば、衝突可能性が検知された場合に、仮にカソード12に酸素が多く存在していたとしても、燃料電池スタック10の電圧を早期に低下させることができる。それにより、衝突可能性が検知された後に仮に車両1が実際に衝突した場合であっても、燃料電池スタック10が高電圧に維持されることなく、車両1と乗員の安全性を確保することができる。
また、燃料電池システム5および燃料電池システム5の制御方法によれば、ステップS20に係る排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)において、ポンプ42が稼動するのみならず、開閉弁43も閉に制御されていることから、大気が排出ガス通路25を逆流して連通通路41および酸化ガス通路20を通過してカソード12に流入することが抑制されている。それにより、ステップS20において開閉弁43が閉にされない場合に比較して、燃料電池スタック10の電圧をより早期に低下させることができる。
また、ステップS30に係る電気消費処理(電気消費ステップ)において、通常よりも酸素濃度が低下しているため、放電装置51の抵抗52に流れる電流値は小さくなり、抵抗52の熱容量および耐熱性は小さくてよい。ここで、抵抗52は、その熱容量が小さいほどそのコストも低くなり、その耐熱性が小さいほどそのコストも低くなる。したがって、燃料電池システム5および燃料電池システム5の制御方法によれば、このように抵抗52として熱容量および耐熱性の小さい抵抗を用いることができることから、コストの上昇も抑制することができる。
続いて本発明の実施例2に係る燃料電池システム5aおよび燃料電池システム5aの制御方法について説明する。図3は本実施例に係る燃料電池システム5aが搭載された車両1aの構成を示す模式図である。燃料電池システム5aは、排出ガス循環装置40に代えて、排出ガス循環装置40aを備えている点において、図1に示す実施例1に係る燃料電池システム5と異なっている。排出ガス循環装置40aは、ポンプ42および開閉弁43を備えていない点と、連通通路41に代えて連通通路41aを備えている点と、エゼクタ44および三方弁46をさらに備えている点とにおいて、図1に示す排出ガス循環装置40と異なっている。連通通路41aは、排出ガス通路25とエゼクタ44の後述する吸込口45cとを連通している。三方弁46は、連通通路41aの排出ガス通路25への接続点に配置されている。
エゼクタ44は、酸化ガス通路20のコンプレッサ31よりも下流側の部分に配置されている。エゼクタ44の供給口45aには、コンプレッサ31から吐出された酸化ガスが流入する。供給口45aからエゼクタ44の内部に流入した酸化ガスは、エゼクタ44の内部を通過して排出口45bから排出されて、酸化ガス通路20を通過してカソード12に供給される。エゼクタ44の内部を酸化ガスが通過する際に、エゼクタ44の内部において負圧が発生する。この負圧を利用して、エゼクタ44は、吸込口45cから連通通路41aを通過した排出ガスを吸入して、吸入した排出ガスを排出口45bから酸化ガス通路20に排出する。
三方弁46の供給口47aには、排出ガス通路25の三方弁46よりも上流側部分の下流側端部が接続している。三方弁46の第1の排出口である排出口47bには、排出ガス通路25の三方弁46よりも下流側部分の上流側端部が接続している。また、三方弁46の第2の排出口である排出口47cには、連通通路41aの上流側端部が接続している。三方弁46は、制御装置70からの指示を受けて、排出口47bおよび排出口47cのいずれか一方を開にし、他方を閉にする。排出口47bが閉になり且つ排出口47cが開になった場合、排出ガス通路25の三方弁46よりも上流側の排出ガスは、供給口47aから三方弁46に流入し、排出口47cから排出されて、連通通路41aを通過してエゼクタ44の吸込口45cに流入する。一方、排出口47bが開になり且つ排出口47cが閉になった場合、排出ガス通路25の三方弁46よりも上流側の排出ガスは、供給口47aから三方弁46に流入し、排出口47bから排出されて、排出ガス通路25の三方弁46よりも下流側部分に流入する。
このように、三方弁46は、制御装置70からの指示を受けて、排出ガス通路25の三方弁46よりも上流側の排出ガスの流動先を、連通通路41aと排出ガス通路25の三方弁46よりも下流側部分との間で切替えている。すなわち、三方弁46は、排出ガス通路25を通過する排出ガスが連通通路41aを通過する状態(排出口47bが閉になり、排出口47cが開になった状態)と、排出ガス通路25を通過する排出ガスが連通通路41aを通過しない状態(排出口47bが開になり、排出口47cが閉になった状態)とを切替える通路切替弁としての機能を有している。
図4は本実施例に係る制御装置70が実行する電圧低下処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、この図4は、後述する実施例3においても使用される。図4のフローチャートはステップS20に代えて、ステップS20aを備えている点において、実施例1に係る図2のフローチャートと異なっている。なお、図4のフローチャートがスタートする前の状態において、コンプレッサ31は稼動しており、スイッチ54は開になっている。また、三方弁46の排出口47bは開になり、排出口47cは閉になっている。すなわち、この場合、酸化ガスはコンプレッサ31によって圧送されることで、酸化ガス通路20を通過してカソード12に供給され、カソード12から排出された排出ガスは排出ガス通路25を通過して大気に放出されている。また、この場合、燃料電池スタック10は発電を行っている。
図4に示すように、本実施例に係る制御装置70の制御部は、実施例1の場合と同様に、衝突可能性が検知された場合に、ステップS10に係る酸化ガス供給停止処理(酸化ガス供給停止ステップ)を実行する。次いで制御部は、ステップS20aに係る排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)において、排出ガス通路25の排出ガスが連通通路41aを通過する状態となるように三方弁46を制御する。具体的には制御部は、三方弁46の排出口47bを閉にし、排出口47cを開にする。ステップS20aが実行されることで、カソード12から排出された排出ガスをエゼクタ44の吸込口45cに導入することができる。ここで、コンプレッサ31は停止指令を受けても、しばらくの間は惰性で酸化ガスを供給し続ける。したがって、この構成によれば、衝突可能性が検知された場合においてコンプレッサ31が酸化ガスを供給し続けている間、エゼクタ44の吸込口45cに供給された排出ガスをカソード12に循環させることができる。なお、三方弁46の排出口47cが開になることで排出ガスが連通通路41aを通過する場合、三方弁46の排出口47bは閉になっているため、大気が排出ガス通路25を逆流して連通通路41aに流入することは抑制されている。
次いで制御部は、実施例1の場合と同様に、ステップS30に係る電気消費処理(電気消費ステップ)を実行する。なお、本実施例においても、実施例1の場合と同様に、ステップS10、ステップS20aおよびステップS30の実行順序は、図4の実行順序に限定されるものではない。他の一例を挙げると、例えばステップS10、ステップS20aおよびステップS30は同時に実行されてもよい。
本実施例に係る燃料電池システム5aおよび燃料電池システム5aの制御方法においても、衝突可能性が検知された場合に、酸化ガス供給停止処理(酸化ガス供給停止ステップ)、排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)および電気消費処理(電気消費ステップ)が実行されることから、燃料電池スタック10の電圧を早期に低下させることができる。それにより、車両1aの衝突時における車両1aと乗員の安全性の確保を効果的に図ることができる。
続いて本発明の実施例3に係る燃料電池システム5bおよび燃料電池システム5bの制御方法について説明する。図5は本実施例に係る燃料電池システム5bが搭載された車両1bの構成を示す模式図である。燃料電池システム5bは、排出ガス循環装置40aに代えて、排出ガス循環装置40bを備えている点において、図3に示す実施例2に係る燃料電池システム5aと異なっている。排出ガス循環装置40bは、エゼクタ44を備えていない点と、連通通路41aに代えて連通通路41bを備えている点とにおいて、図3に示す排出ガス循環装置40aと異なっている。
連通通路41bは、上流側端部が三方弁46の排出口47cに接続している点は図3の連通通路41aと同様である。連通通路41bは、下流側端部が酸化ガス通路20のコンプレッサ31よりも上流側の部分に接続している点において、図3の連通通路41aと異なっている。三方弁46が、制御装置70からの指示を受けて、排出口47bを閉にし、排出口47cを開にした場合、排出ガス通路25の排出ガスは連通通路41bを通過して酸化ガス通路20のコンプレッサ31よりも上流側の部分に導入される。
なお、本実施例に係る燃料電池システム5bは、酸素濃度の低い排出ガスをさらに効果的に循環させるために、酸化ガス通路20のうち排出ガス連通通路41bと酸化ガス通路20との接続部よりも上流に開閉弁をさらに備え、制御装置70の制御部は衝突危険性を検知した場合にこの開閉弁を閉に制御してもよい。
続いて本実施例に係る制御装置70の制御部が実行する電圧低下処理について説明する。本実施例に係る電圧低下処理のフローチャートは、前述した図4のステップS20aにおいて、排出ガス循環装置40aを制御する代わりに排出ガス循環装置40bを制御する点以外、図4と同様である。そのため、本実施例においても、図4のフローチャートを用いて、電圧低下処理について説明する。本実施例に係る制御装置70の制御部は、実施例2の場合と同様に、衝突可能性が検知された場合に、ステップS10に係る酸化ガス供給停止処理(酸化ガス供給停止ステップ)を実行する。
次いで制御部は、排出ガスのカソード12への循環が開始するように排出ガス循環装置40bを制御する排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)を実行する(ステップS20a)。具体的には本実施例に係る制御部は、排出ガス通路25の排出ガスが連通通路41bを通過する状態となるように三方弁46を制御する。より具体的には制御部は、三方弁46の排出口47bを閉にし、排出口47cを開にする。この排出ガス循環処理が実行されることで、カソード12から排出された排出ガスを酸化ガス通路20のコンプレッサ31よりも上流側の部分に導入することができる。ここで、前述したように、コンプレッサ31は停止指令を受けても、しばらくの間は惰性で酸化ガスを供給し続ける。したがって、この構成によれば、衝突可能性が検知された場合においてコンプレッサ31が酸化ガスを供給し続けている間、排出ガスをカソード12に循環させることができる。なお、三方弁46の排出口47cが開になることで排出ガスが連通通路41bを通過した場合、三方弁46の排出口47bは閉になっているため、大気が排出ガス通路25を逆流して連通通路41bに流入することは抑制されている。
次いで制御部は、実施例2の場合と同様に、ステップS30に係る電気消費処理(電気消費ステップ)を実行する。なお、実施例2の場合と同様に、本実施例においても、ステップS10、ステップS20a、ステップS30の実行順序は、上述した実行順序に限定されるものではない。他の一例を挙げると、例えば各ステップは同時に実行されてもよい。
本実施例に係る燃料電池システム5bおよび燃料電池システム5bの制御方法においても、衝突可能性が検知された場合に、酸化ガス供給停止処理(酸化ガス供給停止ステップ)、排出ガス循環処理(排出ガス循環ステップ)および電気消費処理(電気消費ステップ)が実行されることから、燃料電池スタック10の電圧を早期に低下させることができる。それにより、車両1bの衝突時における車両1bと乗員の安全性の確保を効果的に図ることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 車両
5 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
12 カソード
30 酸化ガス供給装置
40 排出ガス循環装置
44 エゼクタ
46 三方弁
50 電気消費装置
60 加速度センサ
70 制御装置
5 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
12 カソード
30 酸化ガス供給装置
40 排出ガス循環装置
44 エゼクタ
46 三方弁
50 電気消費装置
60 加速度センサ
70 制御装置
Claims (5)
- 車両に搭載された燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックのカソードに酸化ガスを供給する酸化ガス供給装置と、
前記カソードから排出された排出ガスを前記カソードに循環させる排出ガス循環装置と、
前記燃料電池スタックの電気を消費させる電気消費装置と、
前記車両が他の物体に衝突する可能性である衝突可能性を検知する衝突可能性検知装置と、
前記衝突可能性検知装置によって前記衝突可能性が検知された場合に、前記カソードへの前記酸化ガスの供給が停止するように前記酸化ガス供給装置を制御する酸化ガス供給停止処理と、前記排出ガスの前記カソードへの循環が開始するように前記排出ガス循環装置を制御する排出ガス循環処理と、前記燃料電池スタックの前記電気の消費が開始するように前記電気消費装置を制御する電気消費処理とを実行する制御装置と、を備える燃料電池システム。 - 前記酸化ガス供給装置は、酸化ガス通路によって前記カソードに連通され、前記酸化ガス通路を介して前記酸化ガスを前記カソードに供給し、
前記排出ガス循環装置は、前記カソードから排出された前記排出ガスが通過する排出ガス通路と前記酸化ガス通路の前記酸化ガス供給装置よりも下流側の部分とを連通する連通通路と、前記連通通路に配置されたポンプと、を備え、
前記排出ガス循環処理において、前記制御装置は、前記ポンプの稼動を開始させる請求項1記載の燃料電池システム。 - 前記酸化ガス供給装置は、酸化ガス通路によって前記カソードに連通され、前記酸化ガス通路を介して前記酸化ガスを前記カソードに供給するコンプレッサであり、
前記排出ガス循環装置は、前記酸化ガス通路の前記コンプレッサよりも下流側の部分に配置され、前記コンプレッサから吐出された前記酸化ガスが内部を通過する際に発生する負圧を利用して吸込口からガスを吸入して前記酸化ガス通路に排出するエゼクタと、前記カソードから排出された前記排出ガスが通過する排出ガス通路と前記エゼクタの前記吸込口とを連通する連通通路と、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態と該排出ガスが前記連通通路を通過しない状態とを切替える通路切替弁と、を備え、
前記酸化ガス供給停止処理において、前記制御装置は、前記コンプレッサに停止指令を付与し、
前記排出ガス循環処理において、前記制御装置は、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態になるように前記通路切替弁を制御する請求項1記載の燃料電池システム。 - 前記酸化ガス供給装置は、酸化ガス通路によって前記カソードに連通され、前記酸化ガス通路を介して前記酸化ガスを前記カソードに供給するコンプレッサであり、
前記排出ガス循環装置は、前記カソードから排出された前記排出ガスが通過する排出ガス通路と前記酸化ガス通路の前記コンプレッサよりも上流側の部分とを連通する連通通路と、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態と該排出ガスが前記連通通路を通過しない状態とを切替える通路切替弁と、を備え、
前記酸化ガス供給停止処理において、前記制御装置は、前記コンプレッサに停止指令を付与し、
前記排出ガス循環処理において、前記制御装置は、前記排出ガス通路を通過する前記排出ガスが前記連通通路を通過する状態となるように前記通路切替弁を制御する請求項1記載の燃料電池システム。 - 車両に搭載された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックのカソードに酸化ガスを供給する酸化ガス供給装置と、前記カソードから排出された排出ガスを前記カソードに循環させる排出ガス循環装置と、前記燃料電池スタックの電気を消費させる電気消費装置と、前記車両が他の物体に衝突する可能性である衝突可能性を検知する衝突可能性検知装置と、を備える燃料電池システムの制御方法であって、
前記衝突可能性検知装置によって前記衝突可能性が検知された場合に、前記カソードへの前記酸化ガスの供給が停止するように前記酸化ガス供給装置を制御する酸化ガス供給停止ステップと、前記排出ガスの前記カソードへの循環が開始するように前記排出ガス循環装置を制御する排出ガス循環ステップと、前記燃料電池スタックの前記電気の消費が開始するように前記電気消費装置を制御する電気消費ステップとが実行される燃料電池システムの制御方法。
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JP2014129452A JP2016009588A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 |
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JP2014129452A Pending JP2016009588A (ja) | 2014-06-24 | 2014-06-24 | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 |
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