JP2016009434A - 情報コード読取方法、及び情報コード読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示画面上の制限された領域を利用して2次元コードを読み取り可能な情報コード読取方法などを提供する。【解決手段】 画像から、2次元コード(200)の一部からなる部分コードを抽出する第1ステップ(S310)と、前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コード(200)を生成する第2ステップ(S320)と、前記2次元コードによって示される情報を取得する第3ステップ(S340)と、を含むことを特徴とする情報コード読取方法を提供する。【選択図】 図3
Description
本発明の一態様は、2次元コードなどの情報コードを読み取る情報コード読取方法などに関する。
近年、URLなどの情報を付加した2次元コードなどの情報コードが普及してきた。このような情報コードは、紙面に印刷され、またはスマートフォンやタブレットなどの電子機器の画面に表示され、これらの情報コードをスマートフォンなどの電子機器により読み込むことで、情報コードにより示される情報を取得する。このような、電子機器の画面に情報コードを表示する方法として、例えば特許文献1には、所定の時間間隔で複数回、動いた状態に同一の情報コードを表示する技術について開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、読み取り対象として機能させる電子機器の表示画面に発生した傷などの不具合に対処することを目的としており、表示画面に他の情報を同時に表示する際に情報コードの表示領域が制限されることについて想定されていなかった。また、その他の従来技術においても、このような課題を解決する手段が提供されていなかった。
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の手段1は、
画像から、2次元コード(200)の一部からなる部分コードを抽出する第1ステップ(S310)と、
前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コード(200)を生成する第2ステップ(S320)と、
前記2次元コードによって示される情報を取得する第3ステップ(S340)と、を含む
ことを特徴とする情報コード読取方法である。
画像から、2次元コード(200)の一部からなる部分コードを抽出する第1ステップ(S310)と、
前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コード(200)を生成する第2ステップ(S320)と、
前記2次元コードによって示される情報を取得する第3ステップ(S340)と、を含む
ことを特徴とする情報コード読取方法である。
また、本発明の手段5は、
2次元コードの一部からなる部分コードを含む画像を表示可能な表示部(110)と、
前記画像から前記部分コードを抽出可能に構成された部分コード抽出部(部分コード抽出部101)と、
前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コードを生成可能に構成された2次元コード生成部(102)と、
前記2次元コードによって示される情報を取得可能に構成された2次元コード読取部(103)と、を含む
ことを特徴とする情報コード読取装置(情報処理端末10)である。
2次元コードの一部からなる部分コードを含む画像を表示可能な表示部(110)と、
前記画像から前記部分コードを抽出可能に構成された部分コード抽出部(部分コード抽出部101)と、
前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コードを生成可能に構成された2次元コード生成部(102)と、
前記2次元コードによって示される情報を取得可能に構成された2次元コード読取部(103)と、を含む
ことを特徴とする情報コード読取装置(情報処理端末10)である。
上記の情報コード読取方法または情報コード読取装置によれば、電子機器の表示画面などに2次元コード(200)を表示するための表示領域が制限されていたとしても、この制限された表示領域を利用して、所望の2次元コードから情報を取得することが可能となる。このとき、2次元コードを表示する表示画面の領域以外に対してほとんど影響を及ぼさないため、ユーザの可読性を損なうことなく2次元コードを読み取ることが可能となる。
本発明の手段2は、
前記第1ステップ(S310)において、動的に表示される画像(スクロール表示される画像)から、断続的または連続的に前記部分コードを抽出する
ことを特徴とする手段1の情報コード読取方法である。
前記第1ステップ(S310)において、動的に表示される画像(スクロール表示される画像)から、断続的または連続的に前記部分コードを抽出する
ことを特徴とする手段1の情報コード読取方法である。
上記の情報コード読取方法によれば、2次元コード(200)が多くの情報を含むサイズの大きな画像であった場合でも、限られた表示画面を利用して、所望の2次元コードから情報を取得することが可能となる。
本発明の手段3は、
前記第2ステップ(S320)において、前記2次元コードに含まれるマーカー情報に基づいて該2次元コードを生成する
ことを特徴とする手段1または手段2の情報コード読取方法である。
前記第2ステップ(S320)において、前記2次元コードに含まれるマーカー情報に基づいて該2次元コードを生成する
ことを特徴とする手段1または手段2の情報コード読取方法である。
上記の情報コード読取方法によれば、2次元コード(200)に含まれるマーカー情報に基づくローテートなどの画像処理を施すことによって、2次元コードを正確に生成することが可能となる。
本発明の手段4は、
前記部分コードは、前記2次元コードにおける該部分コードの位置を示すタイミングコード(201または202)を含んでおり、
前記第2ステップにおいて、前記タイミングコードに基づいて前記2次元コードを生成する
ことを特徴とする手段1乃至手段3のいずれかの情報コード読取方法である。
前記部分コードは、前記2次元コードにおける該部分コードの位置を示すタイミングコード(201または202)を含んでおり、
前記第2ステップにおいて、前記タイミングコードに基づいて前記2次元コードを生成する
ことを特徴とする手段1乃至手段3のいずれかの情報コード読取方法である。
上記の情報コード読取方法によれば、2次元コード(200)に含まれるタイミングコードに基づく画像処理を施すことによって、2次元コードを正確に生成することが可能となる。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態1
(1)情報処理端末の構成例
(2)情報コード読取処理の具体例
2.実施形態2
3.補足事項
4.本発明の特徴
1.実施形態1
(1)情報処理端末の構成例
(2)情報コード読取処理の具体例
2.実施形態2
3.補足事項
4.本発明の特徴
<1.実施形態1>
まず、本発明の実施形態1について、図1乃至図8を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施形態1について、図1乃至図8を参照しながら説明する。
<(1)情報処理端末の構成例>
図1は、本実施形態の情報コード読取処理を実行可能な情報処理端末の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の情報処理端末10は、CPU100、及び表示部110を含んで構成される。また、CPU100は、部分コード抽出部101、2次元コード生成部102、及び2次元コード読取部103を含んで構成される。
図1は、本実施形態の情報コード読取処理を実行可能な情報処理端末の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の情報処理端末10は、CPU100、及び表示部110を含んで構成される。また、CPU100は、部分コード抽出部101、2次元コード生成部102、及び2次元コード読取部103を含んで構成される。
<CPU100>
CPU100は、図1に示されるように、部分コード抽出部101、2次元コード生成部102、及び2次元コード読取部103を含んで構成される。CPU100は、図1に記載された部分コード抽出部101、2次元コード生成部102、及び2次元コード読取部103の機能以外にも、情報処理装置における種々の処理のための機能を実行可能に構成される。
CPU100は、図1に示されるように、部分コード抽出部101、2次元コード生成部102、及び2次元コード読取部103を含んで構成される。CPU100は、図1に記載された部分コード抽出部101、2次元コード生成部102、及び2次元コード読取部103の機能以外にも、情報処理装置における種々の処理のための機能を実行可能に構成される。
<部分コード抽出部101>
部分コード抽出部101は、表示部110に表示された画像に2次元コードの一部である部分コードが表示されていることを検知し、この部分コードを抽出可能に構成される。部分コード抽出部101は、抽出した部分コードを2次元コード生成部102に対して出力可能に構成される。表示部110に表示される画像に含まれる2次元コードは、表示画像上の一部にスクロール表示または点滅表示により動的に表示される。よって、部分コード抽出部101は、この動的に表示される画像から、2次元コードの一部である部分コードを断続的、または連続的に抽出可能に構成される。
部分コード抽出部101は、表示部110に表示された画像に2次元コードの一部である部分コードが表示されていることを検知し、この部分コードを抽出可能に構成される。部分コード抽出部101は、抽出した部分コードを2次元コード生成部102に対して出力可能に構成される。表示部110に表示される画像に含まれる2次元コードは、表示画像上の一部にスクロール表示または点滅表示により動的に表示される。よって、部分コード抽出部101は、この動的に表示される画像から、2次元コードの一部である部分コードを断続的、または連続的に抽出可能に構成される。
図2は、表示部110における2次元コードを含む表示の一例を示す図である。図2に示されるように、表示部110に表示される画像には、メイン画像210及び2次元コード200が含まれる。2次元コード200は、その一部がメイン画像210に遮られずに表示され、その他の部分はメイン画像210に遮られて表示部110には表示されない状態となっている。この、表示部110上に、メイン画像210に遮られずに表示される部分、またはその表示される部分のさらに一部が、本実施形態における部分コードである。
<2次元コード生成部102>
2次元コード生成部102は、部分コード抽出部101によって抽出された部分コードを複数組み合わせて、2次元コードを生成可能に構成される。2次元コード生成部102は、生成された2次元コードを2次元コード読取部103に対して出力可能に構成される。上記のとおり、表示部110にはスクロール表示または点滅表示により動的に2次元コードが表示されており、部分コード抽出部101から2次元コード生成部102に入力される部分コードはこのような2次元コードの一部である。2次元コード生成部102は、このようにして入力された2次元コードの一部である部分コードを所定の条件に基づいて組み合わせることで、2次元コードを復元する。2次元コード生成部102による、部分コードに基づく2次元コードの生成の方法には種々の方法があるが、例えば、スクロール表示される2次元コード200の一部(部分コード)を所定の時間ごと(例えば0.1秒ごと)に部分コード抽出部101から受け取り、受け取った部分コードを受け取った時間に基づいて組み合わせることで、2次元コードを生成するなどの方法がある。
2次元コード生成部102は、部分コード抽出部101によって抽出された部分コードを複数組み合わせて、2次元コードを生成可能に構成される。2次元コード生成部102は、生成された2次元コードを2次元コード読取部103に対して出力可能に構成される。上記のとおり、表示部110にはスクロール表示または点滅表示により動的に2次元コードが表示されており、部分コード抽出部101から2次元コード生成部102に入力される部分コードはこのような2次元コードの一部である。2次元コード生成部102は、このようにして入力された2次元コードの一部である部分コードを所定の条件に基づいて組み合わせることで、2次元コードを復元する。2次元コード生成部102による、部分コードに基づく2次元コードの生成の方法には種々の方法があるが、例えば、スクロール表示される2次元コード200の一部(部分コード)を所定の時間ごと(例えば0.1秒ごと)に部分コード抽出部101から受け取り、受け取った部分コードを受け取った時間に基づいて組み合わせることで、2次元コードを生成するなどの方法がある。
<2次元コード読取部103>
2次元コード読取部103は、2次元コード生成部102によって生成された2次元コードを読み取り、この2次元コードによって示される情報を取得可能に構成される。2次元コード読取部103は、ここで、取得した2次元コードが示す情報を出力可能に構成されている。2次元コード読取部103による2次元コードの読み取りは、解読または復号と呼ぶことがある。2次元コード読取部103は、例えばCPU100にこの情報を出力し、ブラウザを起動して2次元コードが示すURLにアクセスするなどの処理を実行する。
2次元コード読取部103は、2次元コード生成部102によって生成された2次元コードを読み取り、この2次元コードによって示される情報を取得可能に構成される。2次元コード読取部103は、ここで、取得した2次元コードが示す情報を出力可能に構成されている。2次元コード読取部103による2次元コードの読み取りは、解読または復号と呼ぶことがある。2次元コード読取部103は、例えばCPU100にこの情報を出力し、ブラウザを起動して2次元コードが示すURLにアクセスするなどの処理を実行する。
<表示部110>
表示部110は、CPU100からの入力信号に基づいて、所定の画像(映像を含む)を表示可能に構成される。表示部110は、図2に示されるように、メイン画像210及び2次元コード200などを表示可能に構成される。
表示部110は、CPU100からの入力信号に基づいて、所定の画像(映像を含む)を表示可能に構成される。表示部110は、図2に示されるように、メイン画像210及び2次元コード200などを表示可能に構成される。
<(2)情報コード読取処理の具体例>
ここで、図3乃至図8を参照して、実施形態1における情報処理端末10における情報コード読取処理の具体例について説明する。図3は、本実施形態の情報コード読取処理の具体例を示すフローチャートである。図4は、このときの表示部110における画面表示の例を示す図である。
ここで、図3乃至図8を参照して、実施形態1における情報処理端末10における情報コード読取処理の具体例について説明する。図3は、本実施形態の情報コード読取処理の具体例を示すフローチャートである。図4は、このときの表示部110における画面表示の例を示す図である。
<S300〜S310>
まず、ユーザが情報処理端末10を操作して所定のブラウザを立ち上げて表示部110に表示された2次元コードを読み取る指示を入力したら(S300)、部分コード抽出部101は、表示部110に表示された画像に2次元コードが含まれていることを検知し、表示された2次元コードの一部である部分コードを抽出する(S310)。例えば、図4(a)で示すように表示部110にメイン画像と2次元コードが表示されていた場合には、部分コード抽出部101は、画面下部に一部だけ表示された部分コードを抽出する。部分コード抽出部101は、抽出した部分コードを2次元コード生成部102に出力する。
まず、ユーザが情報処理端末10を操作して所定のブラウザを立ち上げて表示部110に表示された2次元コードを読み取る指示を入力したら(S300)、部分コード抽出部101は、表示部110に表示された画像に2次元コードが含まれていることを検知し、表示された2次元コードの一部である部分コードを抽出する(S310)。例えば、図4(a)で示すように表示部110にメイン画像と2次元コードが表示されていた場合には、部分コード抽出部101は、画面下部に一部だけ表示された部分コードを抽出する。部分コード抽出部101は、抽出した部分コードを2次元コード生成部102に出力する。
<S320〜S330>
2次元コード生成部102は、上記処理によって入力された部分コードを複数組み合わせて2次元コードの生成を試みる(S320)。そして、2次元コード生成部102は、上記S320による部分コードの組み合わせの結果、2次元コードが生成されたか否かを確認する(S330)。ここで、2次元コード生成部102に、図4(a)に示された部分コードのみが入力されている場合は、部分コードを組み合わせても2次元コードは生成されない。一方で、S310の処理が繰り返されることで、部分コード抽出部101による図4(a)〜図4(c)のすべての部分コードの抽出が完了したら、組み合わせることで2次元コードの全体を生成可能な部分コードが得られる。2次元コードを生成するための部分コードが不足していた場合は(S330でN)、図3のフローチャートに示されるように、S310の処理を繰り返し実行する。
2次元コード生成部102は、上記処理によって入力された部分コードを複数組み合わせて2次元コードの生成を試みる(S320)。そして、2次元コード生成部102は、上記S320による部分コードの組み合わせの結果、2次元コードが生成されたか否かを確認する(S330)。ここで、2次元コード生成部102に、図4(a)に示された部分コードのみが入力されている場合は、部分コードを組み合わせても2次元コードは生成されない。一方で、S310の処理が繰り返されることで、部分コード抽出部101による図4(a)〜図4(c)のすべての部分コードの抽出が完了したら、組み合わせることで2次元コードの全体を生成可能な部分コードが得られる。2次元コードを生成するための部分コードが不足していた場合は(S330でN)、図3のフローチャートに示されるように、S310の処理を繰り返し実行する。
図4に示されるように、表示部110には、図4(a)〜図4(c)に示されるように、メイン画像210を避ける部分に2次元コード200が上方向にスクロールされながら表示される。上記のように、部分コード抽出部101及び2次元コード生成部102による2次元コードの生成が完了したら、図5に示されるような2次元コードが得られる。
<S320〜S330>
一方で、2次元コードが生成されたら(S330でY)、2次元コード生成部102は、生成された2次元コードを2次元コード読取部103に出力する。2次元コード読取部103は、入力された2次元コードを解読(復号)することで、2次元コードが示す情報を取得する(S340)。そして、2次元コード読取部103は、CPU100に対してこの情報を出力し、情報コード読取処理を終了する(S350)。その後、CPU100は、この2次元コードによって示される情報に基づいて、例えば所定のURLにアクセスするか否かをユーザに問い合わせる処理などを実行する。
一方で、2次元コードが生成されたら(S330でY)、2次元コード生成部102は、生成された2次元コードを2次元コード読取部103に出力する。2次元コード読取部103は、入力された2次元コードを解読(復号)することで、2次元コードが示す情報を取得する(S340)。そして、2次元コード読取部103は、CPU100に対してこの情報を出力し、情報コード読取処理を終了する(S350)。その後、CPU100は、この2次元コードによって示される情報に基づいて、例えば所定のURLにアクセスするか否かをユーザに問い合わせる処理などを実行する。
図6は、表示部110に3部分に分かれたメイン画像が表示され、その隙間に2次元コードが表示される具体例について示した図である。図6(a)〜図6(c)に示されるように、2次元コードは徐々にスクロールされていき、メイン画像の隙間に表示される2次元コードが徐々に移動する。このようにして、表示部110の表示画面の複数の部分に2次元コードを表示させることもできる。このように2次元コードが表示される場合、1か所に2次元コードを表示するよりも一度に得られる部分コードの量が多くなり、より短い時間で2次元コードの生成及びこの2次元コードが示す情報の読み取りを完了することができる。
図7は、表示部110に表示されるメイン画像の左側の隙間に2次元コードが表示される具体例について示した図である。図7(a)〜図7(c)に示されるように、画面の左右の隙間を利用して2次元コードをスクロール表示させることによっても、部分コードを利用した2次元コードの生成を経て、2次元コードが示す情報を読み取ることが可能となる。
ここで、2次元コード生成部102では、生成された2次元コードが部分的に折り返された表示となることがある(図8(a)参照)。この場合、2次元コード生成部102は、生成された2次元コードに対してローテート処理(折り返しの補正処理)を実行する。具体的には、2次元コード生成部102は、2次元コードの左上、右上、及び左下に表示されるマーカーを検出し、マーカーの位置が適切になるような画像処理を行う。すなわち、縦方向にスクロール表示される2次元コードを読み取った場合には、縦方向の位置を補正するような折り返し補正処理を実行し、横方向にスクロール表示される2次元コードを読み取った場合には、横方向の位置を補正するような折り返し補正処理を実行する。これにより、図8(a)に示すような2次元コードに基づいて、図8(b)に示すような2次元コードを生成することが可能となる。
<2.実施形態2>
次に、図9乃至図11を参照しながら、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、実施形態1と比較して、読み取られる2次元コードにタイミングコードが付されている点で異なる。また、情報コード読取処理の内容が変更されている。以下の説明では、実施形態1との相違点についてのみ具体的に説明し、実施形態1と同様の構成や機能についてはその説明を省略する。
次に、図9乃至図11を参照しながら、本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、実施形態1と比較して、読み取られる2次元コードにタイミングコードが付されている点で異なる。また、情報コード読取処理の内容が変更されている。以下の説明では、実施形態1との相違点についてのみ具体的に説明し、実施形態1と同様の構成や機能についてはその説明を省略する。
図9及び図10は、本実施形態で読み取られる2次元コードの具体例を示す図である。図9及び図10が示すように、2次元コードの左側には、タイミングコードが示されている。
図9に示される2次元コードには、2ビットのタイミングコードが付されている。このように2ビットのタイミングコードが付加された2次元コードでは、2ビット中の左側が黒くなったタイミングコードが連続することがないため、左側が黒くなったタイミングコードが連続している場合には、この2次元コードは生成に失敗していると判定することができる。
一方で、図10に示される2次元コードには、3ビットのタイミングコードが付されている。この3ビットのタイミングコードは、3ビットの表示により1〜7を表現しており、これらの1〜7を示すタイミングコードが、2次元コードの左側に付加される。このような3ビットのタイミングコードが付加された2次元コードでは、必ず1〜7を示すタイミングコードが順に並べられているため、順序が不適切なタイミングコードが連続している場合には、この2次元コードは生成に失敗していると判定することができる。
上記のような、タイミングコードの確認による2次元コードの生成は、2次元コード生成部102によって行われる。すなわち、2次元コード生成部102は、2次元コードを生成した後にタイミングコードが適切かどうかを確認し、適切でない場合には、2次元コードを生成するための部分コードの抽出を改めて実行可能である。
また、タイミングコードに基づいて、生成された2次元コードを補正することも可能である。例えば、タイミングコードが上記のように3ビットで表示されており、同じ数字を示すタイミングコードが重複して連続していたような場合や、タイミングコードが示す数字が1、2、4、3、5、などと入れ換えられたような場合には、タイミングコードに基づいて2次元コードを補正する画像処理を実行可能である。
図11は、本実施形態の情報コード読取処理を示すフローチャートを示している。図11に示される情報コード読取処理では、実施形態1の情報コード読取処理(図3)と比較して、S320とS330との間にS321の処理が追加されている点で異なっている。
<S321>
S320によって、2次元コード生成部102による部分コードの組み合わせが実行されたら、2次元コード生成部102は、生成された2次元コードに含まれるタイミングコードを確認する(S321)。タイミングコードが適切でなければ、2次元コード生成部102は、新たに2次元コードを生成するため、生成された、または生成途中の2次元コードのデータを破棄する。
S320によって、2次元コード生成部102による部分コードの組み合わせが実行されたら、2次元コード生成部102は、生成された2次元コードに含まれるタイミングコードを確認する(S321)。タイミングコードが適切でなければ、2次元コード生成部102は、新たに2次元コードを生成するため、生成された、または生成途中の2次元コードのデータを破棄する。
また、2次元コード生成部102は、タイミングコードによって2次元コードの補正が可能な場合には、タイミングコードが適切になるように2次元コードに対する補正を実行する。
<3.補足事項>
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
また、実施形態では情報処理端末10を具体的な装置として取り上げて説明したが、所謂スマートフォンまたはタブレットなどの情報処理端末に限られず、その他の電子機器にも適用可能である。例えば、パソコン(PC)またはテレビなどについても適用可能である。または、テレビなどの画面に映像と共に部分的に表示される2次元コードを、携帯電話やスマートフォンで読み取るような構成及び方法であっても同様に適用可能である。すなわち、表示部110は必ずしも必要な構成ではなく、画像を撮像可能な撮像部を備える構成であってもよい。
また、表示部110に部分的に表示される2次元コードは、この2次元コードが自動的にスクロールされる代わりに、ユーザが画面をスクロールする処理を行ったときに、部分コード抽出部101が、連続的または断続的に部分コードを抽出する処理を行ってもよい。
また、タイミングコードとして2ビット及び3ビットで表示されるものについて説明したが、4ビット以上のタイミングコードを用いてもよい。例えば、2次元コードの全ラインに固有のタイミングコードを付すことができるビット数のタイミングコードを利用すれば、2次元コード生成部102はより正確に2次元コードを生成することが可能となる。
<4.本発明の特徴>
以上、説明したような構成の記録装置は以下のような特徴を持つ。
以上、説明したような構成の記録装置は以下のような特徴を持つ。
本発明の情報コード読取方法は、画像から、2次元コード200の一部からなる部分コードを抽出する第1ステップ(S310)と、部分コードを複数組み合わせることで2次元コード200を生成する第2ステップ(S320)と、2次元コードによって示される情報を取得する第3ステップ(S340)と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の情報コード読取装置(情報処理端末10)は、2次元コードの一部からなる部分コードを含む画像を表示可能な表示部110と、画像から部分コードを抽出可能に構成された部分コード抽出部101と、部分コードを複数組み合わせることで2次元コードを生成可能に構成された2次元コード生成部102と、2次元コードによって示される情報を取得可能に構成された2次元コード読取部103と、を含むことを特徴とする。
上記の情報コード読取方法または情報コード読取装置によれば、電子機器の表示画面などに2次元コード200を表示するための表示領域が制限されていたとしても、この制限された表示領域を利用して、所望の2次元コードから情報を取得することが可能となる。このとき、2次元コードを表示する表示画面の領域以外に対してほとんど影響を及ぼさないため、ユーザの可読性を損なうことなく2次元コードを読み取ることが可能となる。
また、本発明の情報コード読取方法は、上記の第1ステップ(S310)において、動的に表示される画像(スクロール表示される画像)から、断続的または連続的に前記部分コードを抽出することを特徴とする。
上記の情報コード読取方法によれば、2次元コード200が多くの情報を含むサイズの大きな画像であった場合でも、限られた表示画面を利用して、所望の2次元コードから情報を取得することが可能となる。
また、本発明の情報コード読取方法は、上記の第2ステップ(S320)において、2次元コードに含まれるマーカー情報に基づいて該2次元コードを生成することを特徴とする。
上記の情報コード読取方法によれば、2次元コード200に含まれるマーカー情報に基づくローテートなどの画像処理を施すことによって、2次元コードを正確に生成することが可能となる。
また、本発明の情報コード読取方法では、部分コードは、2次元コードにおける該部分コードの位置を示すタイミングコード(201または202)を含んでおり、第2ステップ(S320の後のS321)において、タイミングコードに基づいて2次元コードを生成することを特徴とする。
上記の情報コード読取方法によれば、2次元コード200に含まれるタイミングコードに基づく画像処理を施すことによって、2次元コードを正確に生成することが可能となる。
本発明は、2次元コードを読み取る情報コード読取方法、及び2次元コードを読み取り可能な電子機器などとして好適に適用される。
10…情報処理端末
101…部分コード抽出部
102…2次元コード生成部
103…2次元コード読取部
110…表示部
200…2次元コード
201、202…タイミングコード
210…メイン画像
101…部分コード抽出部
102…2次元コード生成部
103…2次元コード読取部
110…表示部
200…2次元コード
201、202…タイミングコード
210…メイン画像
Claims (5)
- 画像から、2次元コードの一部からなる部分コードを抽出する第1ステップと、
前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コードを生成する第2ステップと、
前記2次元コードによって示される情報を取得する第3ステップと、を含む
ことを特徴とする情報コード読取方法。 - 前記第1ステップにおいて、動的に表示される画像から、断続的または連続的に前記部分コードを抽出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報コード読取方法。 - 前記第2ステップにおいて、前記2次元コードに含まれるマーカー情報に基づいて該2次元コードを生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報コード読取方法。 - 前記部分コードは、前記2次元コードにおける該部分コードの位置を示すタイミングコードを含んでおり、
前記第2ステップにおいて、前記タイミングコードに基づいて前記2次元コードを生成する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報コード読取方法。 - 2次元コードの一部からなる部分コードを含む画像を表示可能な表示部と、
前記画像から前記部分コードを抽出可能に構成された部分コード抽出部と、
前記部分コードを複数組み合わせることで2次元コードを生成可能に構成された2次元コード生成部と、
前記2次元コードによって示される情報を取得可能に構成された2次元コード読取部と、を含む
ことを特徴とする情報コード読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014131313A JP2016009434A (ja) | 2014-06-26 | 2014-06-26 | 情報コード読取方法、及び情報コード読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014131313A JP2016009434A (ja) | 2014-06-26 | 2014-06-26 | 情報コード読取方法、及び情報コード読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016009434A true JP2016009434A (ja) | 2016-01-18 |
Family
ID=55226925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014131313A Pending JP2016009434A (ja) | 2014-06-26 | 2014-06-26 | 情報コード読取方法、及び情報コード読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016009434A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021033575A1 (ja) * | 2019-08-22 | 2021-02-25 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びに、プログラム |
CN113518993A (zh) * | 2019-03-04 | 2021-10-19 | 电装波动株式会社 | 信息码读取系统 |
-
2014
- 2014-06-26 JP JP2014131313A patent/JP2016009434A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113518993A (zh) * | 2019-03-04 | 2021-10-19 | 电装波动株式会社 | 信息码读取系统 |
CN113518993B (zh) * | 2019-03-04 | 2024-03-19 | 电装波动株式会社 | 信息码读取系统 |
WO2021033575A1 (ja) * | 2019-08-22 | 2021-02-25 | ソニー株式会社 | 情報処理装置および方法、並びに、プログラム |
US11922904B2 (en) | 2019-08-22 | 2024-03-05 | Sony Group Corporation | Information processing apparatus and information processing method to control display of a content image |
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