JP2016007830A - 熱成形装置及び熱成形方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、特許文献1に示す従来の熱成形装置は、上下のチャンバーを備え、下側チャンバーは成形する基材を基材治具で保持するとともに、上側チャンバー側の周縁部にシートをセットすることが可能であり、上側チャンバーはヒーターを備えた熱板を有している。上側チャンバーは、真空タンクおよび加圧タンクに接続されており、チャンバー内を真空および加圧可能であり、下側チャンバーは真空タンクに接続されチャンバー内を真空にすることが可能な構成となっている。
すなわち、シートを被覆する基材は、単純な形状とは限らず、例えば複数の形状の異なる凹部を有する複雑な立体形状である場合や、基材端部の幅寸法が小さい形状である場合がある。このような基材では、切断治具によるカットが難しく、好適なカットライン形状が得られないという問題があった。
そのため、切断治具に複雑な機能をもたせる必要がり、コストがかかるうえ、基材形状が限定されてしまい、複雑な形状の基材に対応できないことから、その点で改善の余地があった。
そのため、例えば基材に凹部があるような立体的形状をなす基材であっても、基材へのシートの被覆時において、形状補完部によってその被覆面と基材の表面とが面一となるように基材形状を補完することができるので、複雑な構造の切断治具を用いることがなく、容易に且つ確実にトリミングを行うことができる。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態による熱成形装置1(図2及び図3)は、立体形状の基材2の表面2aに、加熱により軟化したシート3を吸着させることで被覆することにより熱成形品20を熱成形するための装置である。
また、下枠11には、平面視で基材治具4の外周側に配置され、基材治具4を上下移動可能に支持する基台40が設けられている。
なお、下枠11は、床上をスライド可能な移動架台14に設けられており、シート3の供給位置P1(図5)と熱板12の下側の成形位置P2(図6)との間で進退可能となっている。
通気孔12bは、加熱面12a側を真空吸引する前記真空ポンプ51を備えた真空タンク5と、コンプレッサ61による圧縮空気を貯める加圧タンク6とに接続されている。つまり、真空タンク5を設けることにより、減圧ロスを小さくすることができる。
なお、真空タンク5を設けずに、真空ポンプ51の駆動によって直接吸引させることで真空度を高めるようにしてもよい。
なお、嵌合部42は、治具本体41に対して一体的に設けられていてもよいし、着脱自在に設けられていてもよい。
このように切断治具13が構成されているので、基材治具4を下降させることで、切断治具13の刃部13aが基材2に被覆したシート3に当たってカットし、トリミングすることができる。
先ず、図5に示すように、下枠11の底部11cに設けられている基材治具4に基材2を保持する。このとき、図4に示すように、基材2の凹部23に基材治具4の嵌合部42が嵌合し、この状態において、嵌合部42の被覆面42aが基材2の側板22の下端面22bと面一となる。
具体的には、ヒーター12Aによって加熱面12aを加熱するとともに、真空タンク5を開放し、通気孔12bを介してシート3を熱板12の加熱面12a側に移動する方向(上向き)に真空吸引する。これにより、シート3は、加熱面12aに吸着され、加熱により軟化される。
このシート3の被覆と同時に、切断治具13によって基材2の下端面22bに被覆されているシート3がカットされ、トリミングが行われる。具体的には、収容空間Rの減圧により基材治具4がばね部材43の付勢に抗して下降することになり、このとき基材2にシート3が被覆されつつ基材治具4の下降によりシート3が切断治具13の刃部13aに当接してカットされる。
また、さらに再接着によって余った部分は、部分的に切込みを入れて加熱・加圧して再接着するか、ハサミなどでカットして取り除くようにすることもできる。
このように成形される本実施の形態の熱成形装置1では、基材2を自動供給することによって、ロールシートによる連続成形の対応が可能となる。
本実施の形態では、図5〜図9に示すように、基材2に嵌合部42を嵌合させた状態で、基材2を基材治具4に保持し、熱板12による加熱により軟化したシート3を基材2の表面に被覆した後、シート3が被覆された基材を基材治具4から取り外し、熱成形品20を成形することができる。この基材2を基材治具4から取り外す際には、同時に嵌合部42が基材2から離脱させることができるので、嵌合部42が取り除かれた部分に残る残置シート部分3Aを基材2のシート未接着部2Aに接着させることができる。
そのため、基材2に凹部23があるような立体的形状をなす基材2であっても、基材2へのシート3の被覆時において、嵌合部42によってその被覆面と基材2の表面とが面一となるように基材形状を補完することができるので、複雑な構造のカッタを用いることがなく、容易に且つ確実にトリミングを行うことができる。
図10及び図11に示すように、第2の実施の形態による熱成形品20の基材2は、側板22の下端面22bに複雑な形状の段部24が形成されている。段部24は、複数(図示例では2つ)の角部を有している。そして、基材治具4Aは、図11に示すように、段部24に嵌合可能な側面視で略台形状の嵌合部45(形状補完部)が治具本体41の側面から突出して構成されている。
また、第3の実施の形態は、図12及び図13に示すように、基材2の側板22の厚さ寸法が小さい場合であって、側板22の下端面22b(端部)の厚さ寸法を増大するように添板部46(形状補完部)が補完されるように構成されている。つまり、本実施の形態の基材治具4Bは、治具本体41の側面において、全周にわたって添板部46が一体的に設けられている。添板部46の下端46aは、シート3の被覆面に相当し、基材2が基材治具4Bに保持された状態で側板22の下端面22bと面一となる。
そして、基材2に被覆されるシート3のうち、添板部46が取り除かれた部分に残る残置シート部分を基材2のシート未接着部(ここでは、側板22の裏面側)に適宜な接着手段により接着する。つまり、残置シート部分は、側板22の下端面22bを内側に巻き込むように被覆し、接着することで、熱成形品20が完成となる。
また、本実施の形態では、熱板12の上側にヒーター12Aを設けているが、この形態に限定されることはなく、熱板12の内部にヒーターを埋め込む構造であってもかまわない。
例えば、本実施の形態では、基材治具4が収容領域Rの減圧に伴って下降し、この下降によって基材治具4と共に下降する基材2に被覆されたシート3に刃部13aが当接してカットされる構成となっているが、基材治具4を固定し、切断治具13を上下に移動可能に設けるようにしてもよい。つまり、固定された基材治具4に保持された基材2にシート3を被覆させた後に、切断治具13をシート3のカットラインに向けて上昇させてカットする構成とすることができる。
2 基材
3 シート
4 基材治具
5 真空タンク
6 加圧タンク
23 凹部
24 段部
11 下枠
12 熱板
13 切断治具
13a 刃部
12a 加熱面
41 治具本体
42、45 嵌合部(形状補完部)
42a 被覆面
46 添板部(形状補完部)
R 収容領域
そのため、例えば基材に凹部又は段部があるような立体的形状をなす基材であっても、基材へのシートの被覆時において、形状補完部によってその被覆面と基材の表面とが面一となるように基材形状を補完することができるので、複雑な構造の切断治具を用いることがなく、容易に且つ確実にトリミングを行うことができる。
また、本発明では、基材を基材治具に保持させたときに、基材の凹部又は段部に嵌合部が嵌合され、その嵌合部の被覆面と基材の表面とが面一となる。そのため、被覆されたシート面の凹凸の変化が小さくなるので、トリミングを容易に行うことができる。
Claims (5)
- 加熱により軟化したシートを立体形状の基材の表面に吸着させて被覆した後に、トリミングする熱成形を行うための熱成形装置であって、
前記基材を保持する基材治具が設けられ、
該基材治具は、冶具本体と、前記基材の一部に着脱自在に係合して基材形状を補完し、且つ前記シートが被覆される被覆面を有する形状補完部と、を備え、
前記形状補完部は、
前記基材に係合させた状態で、前記形状補完部の被覆面と前記基材の表面とが面一になるように設けられ、
前記シートが被覆された前記基材を前記基材治具から取り外すと同時に、前記基材から離脱されることを特徴とする熱成形装置。 - 前記基材は、凹部を有する形状をなし、
前記形状補完部は、前記凹部に嵌合可能な嵌合部であることを特徴とする請求項1に記載の熱成形装置。 - 前記形状補完部は、前記基材の端部の厚さ寸法を増大するように補完する添板部であることを特徴とする請求項1に記載の熱成形装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱成形装置を用いて前記基材の表面に前記シートを被覆し、トリミングする熱成形方法であって、
前記基材の一部に前記基材治具の前記形状補完部を係合させ、前記基材を前記基材治具に保持する工程と、
前記形状補完部の前記被覆面と前記基材の表面とが面一となる状態で、加熱により軟化した前記シートを前記基材の表面に被覆する工程と、
前記シートが被覆された前記基材を前記基材治具から取り外すと同時に、前記形状補完部を前記基材から離脱させる工程と、
前記形状補完部が取り除かれた部分に残る残置シート部分を前記基材のシート未接着部に接着する工程と、
を有することを特徴とする熱成形方法。 - 請求項4に記載の熱成形方法によって成形され、前記基材の表面に前記シートが被覆されていることを特徴とする熱成形品。
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