JP2016007613A - 酸素溶断装置用のランスパイプ - Google Patents
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Abstract
【課題】先端から送出される酸素流を安定させ、対象材に対して集中的に当たるようにすることで、優れた溶断性能を発現すると共に、低コストで製造することができる酸素溶断装置用のランスパイプを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の酸素溶断装置9用のランスパイプ1は、円筒長尺状で金属製の外筒体2と、外筒体2の内部に挿入される長尺状で金属製の中芯体3とを有し、外筒体2の内側に形成される空隙部4に、外筒体2の基端側から他方端側に向かって酸素が供給され、供給された酸素と外筒体2及び中芯体3とにおける酸化反応熱を利用して、対象材Wを溶断する酸素溶断装置9用のランスパイプ1であって、中芯体3の外周面には、周方向に沿って、凸条部5と凹条部6とが交互に形成されていて、中芯体3の断面略中央に軸心方向に沿って中空部8が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の酸素溶断装置9用のランスパイプ1は、円筒長尺状で金属製の外筒体2と、外筒体2の内部に挿入される長尺状で金属製の中芯体3とを有し、外筒体2の内側に形成される空隙部4に、外筒体2の基端側から他方端側に向かって酸素が供給され、供給された酸素と外筒体2及び中芯体3とにおける酸化反応熱を利用して、対象材Wを溶断する酸素溶断装置9用のランスパイプ1であって、中芯体3の外周面には、周方向に沿って、凸条部5と凹条部6とが交互に形成されていて、中芯体3の断面略中央に軸心方向に沿って中空部8が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、対象材などを溶断する際に用いられるランスパイプに関する。
従来より、ガス切断や機械的切断では困難を伴う対象材(板厚の厚い鋼材など)を切断する際には、酸素溶断装置を用いた溶断を行っている。
酸素溶断装置は、内孔に酸素が送り込まれた金属製のランスパイプに対して、外部(例えば、ガス切断機等)より一定以上の熱源を先端部に与えて、ランスパイプを溶融させ、内孔に送り込まれている酸素とランスパイプとで、連続的に酸化反応を起こさせて自己燃焼させ、その先端部の酸化反応熱によって対象材(被溶断物)を溶断、穿孔せしめる溶断装置であり、対象材を溶断するランスパイプと、ランスパイプを保持するホルダーと、ランスパイプに酸素を供給する酸素ボンベと、ランスパイプが保持されたホルダーと酸素ボンベとを連結し、ランスパイプに酸素を案内する酸素ホースとを有している。
酸素溶断装置は、内孔に酸素が送り込まれた金属製のランスパイプに対して、外部(例えば、ガス切断機等)より一定以上の熱源を先端部に与えて、ランスパイプを溶融させ、内孔に送り込まれている酸素とランスパイプとで、連続的に酸化反応を起こさせて自己燃焼させ、その先端部の酸化反応熱によって対象材(被溶断物)を溶断、穿孔せしめる溶断装置であり、対象材を溶断するランスパイプと、ランスパイプを保持するホルダーと、ランスパイプに酸素を供給する酸素ボンベと、ランスパイプが保持されたホルダーと酸素ボンベとを連結し、ランスパイプに酸素を案内する酸素ホースとを有している。
ランスパイプは、一般的に、外筒体(鋼管)の内部に、その外筒体の内周径より小さい外周径を有する線材(助燃材鋼)を、数本から数十本を組み合わせて挿入したものである。なお、ランスパイプの助燃材として多孔管を有する異形管、凹凸のある異形棒を使用する場合もある。
ランスパイプの内部に送り込まれた酸素は、複数の助燃材鋼の組み合わせにより形成された空隙を通って着火(溶融)した先端部に届き、その先端部において助燃材鋼及び外筒体(主燃材鋼)と酸素反応を連続的に起こし酸化反応熱を生じさせる。つまり、ランスパイプは、この酸化反応熱をもって対象材を溶断、穿孔するものである。
ランスパイプの内部に送り込まれた酸素は、複数の助燃材鋼の組み合わせにより形成された空隙を通って着火(溶融)した先端部に届き、その先端部において助燃材鋼及び外筒体(主燃材鋼)と酸素反応を連続的に起こし酸化反応熱を生じさせる。つまり、ランスパイプは、この酸化反応熱をもって対象材を溶断、穿孔するものである。
上述した酸素溶断装置に用いられているランスパイプの技術としては、例えば、特許文献1、2に開示されているようなものがある。
特許文献1には、ランスパイプ本体に複数の金属線が内装されたランスパイプを備えた酸素溶断用ランスパイプにおいて、前記金属線として、径の異なる金属線が用いられている酸素溶断用ランスパイプが開示されている。
特許文献1には、ランスパイプ本体に複数の金属線が内装されたランスパイプを備えた酸素溶断用ランスパイプにおいて、前記金属線として、径の異なる金属線が用いられている酸素溶断用ランスパイプが開示されている。
特許文献2には、適宜金属パイプ内に基端がわから酸素を供給し、適宜金属パイプ先端がわを燃焼せしめ、その酸化反応熱または酸化還元反応熱によって、適宜被溶断物を溶断せしめられるようにしたランスパイプであって、適宜金属製で丸パイプ状の燃焼消耗外管と、この外管に内装される適宜金属製の燃焼消耗異形内管とを備え、異形内管の周壁には、周方向に沿って所定間隔毎に外方に向って湾出する複数の湾曲突条を設け、この湾曲突条の頂部が、外管内表面に夫々当接するよう形成し、外管内表面と異形内管外表面とで囲繞される複数の空間を副酸素流路とし、異形内管中央部分に形成される空間を主酸素流路として構成したランスパイプが開示されている。
特許文献1の図1〜図4に示すように、従来の酸素溶断装置用のランスパイプは、金属製の外筒体の内部に、外筒体の内径よりも細い径の線材(中芯体)が複数本、所定の配置で挿入されているものである。
しかしながら、特許文献1に示すようなランスパイプは、助燃材鋼に数本から数十本の線材を使用するため、外筒体(長さ、内径)に合わせた線材を加工準備して、外筒体内部に極めて複雑な組み合わせをしたものを挿入する必要がある。また、ランスパイプ内部に送り込まれる酸素流の圧力によって、全ての線材(助燃材鋼)が外筒体から飛び出さないようにするため、外筒体外部から適宜な圧下力をかける作業(プレス加工)が必要となる。
しかしながら、特許文献1に示すようなランスパイプは、助燃材鋼に数本から数十本の線材を使用するため、外筒体(長さ、内径)に合わせた線材を加工準備して、外筒体内部に極めて複雑な組み合わせをしたものを挿入する必要がある。また、ランスパイプ内部に送り込まれる酸素流の圧力によって、全ての線材(助燃材鋼)が外筒体から飛び出さないようにするため、外筒体外部から適宜な圧下力をかける作業(プレス加工)が必要となる。
このように、特許文献1に示すようなランスパイプは、多数の製造工程が必要となりため、製造コストが嵩む問題が生じる。
また、特許文献1の如く、金属製の線材を助燃材鋼とする場合、1本1本が独立した線材の組み合わせであるため、副流孔(助燃材鋼の外周側と外筒体内周側とで形成される空間)は吹き込まれる酸素の圧力により、組み合わせた形状を一定に維持することが難しくなるので、独立した複数の線材が互いに干渉してしまう虞がある。
また、特許文献1の如く、金属製の線材を助燃材鋼とする場合、1本1本が独立した線材の組み合わせであるため、副流孔(助燃材鋼の外周側と外筒体内周側とで形成される空間)は吹き込まれる酸素の圧力により、組み合わせた形状を一定に維持することが難しくなるので、独立した複数の線材が互いに干渉してしまう虞がある。
その結果、ランスパイプ内の酸素流が偏ったり、拡散したりしてしまい、ランスパイプの溶断能力が低下してしまう。
上述した問題を解消するために、特許文献2に開示されているランスパイプを採用することも考えられるが、特許文献2の図1、図2からわかるように、このランスパイプの断面形状は非常に複雑な形状であるため、ランスパイプの中芯体を加工(製造)する際にかなりの時間や手間がかかり、コストが嵩むといった問題が生じる。
上述した問題を解消するために、特許文献2に開示されているランスパイプを採用することも考えられるが、特許文献2の図1、図2からわかるように、このランスパイプの断面形状は非常に複雑な形状であるため、ランスパイプの中芯体を加工(製造)する際にかなりの時間や手間がかかり、コストが嵩むといった問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みて為されたものであり、先端から送出される酸素流を安定させ、対象材に対して集中的に当たるようにすることで、優れた溶断性能を発現すると共に、低コストで製造することができる酸素溶断装置用のランスパイプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明の酸素溶断装置用のランスパイプは、円筒長尺状で金属製の外筒体と、前記外筒体の内部に挿入される長尺状で金属製の中芯体と、を有し、前記外筒体の内側に形成される空隙部に、前記外筒体の基端側から他方端側に向かって酸素が供給され、前記供給された酸素と外筒体及び中芯体とにおける酸化反応熱を利用して、対象材を溶断する酸素溶断装置用のランスパイプであって、前記中芯体の外周面には、周方向に沿って、凸条部と凹条部とが交互に形成されていて、前記中芯体の断面略中央に軸心方向に沿って中空部が形成されていることを特徴とする。
本発明の酸素溶断装置用のランスパイプは、円筒長尺状で金属製の外筒体と、前記外筒体の内部に挿入される長尺状で金属製の中芯体と、を有し、前記外筒体の内側に形成される空隙部に、前記外筒体の基端側から他方端側に向かって酸素が供給され、前記供給された酸素と外筒体及び中芯体とにおける酸化反応熱を利用して、対象材を溶断する酸素溶断装置用のランスパイプであって、前記中芯体の外周面には、周方向に沿って、凸条部と凹条部とが交互に形成されていて、前記中芯体の断面略中央に軸心方向に沿って中空部が形成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記中空部は、前記中芯体の一方端及び他方端において外部へ開放状に形成されているとよい。
好ましくは、前記中芯体の外周径は、前記外筒体の内周径と略同径であるとよい。
好ましくは、前記中芯体が外筒体に挿入された状態の断面視において、前記空隙部の比率が、前記外筒体の内周径の断面積に対して、30%以上60%以下とされているとよい。
好ましくは、前記中芯体の外周径は、前記外筒体の内周径と略同径であるとよい。
好ましくは、前記中芯体が外筒体に挿入された状態の断面視において、前記空隙部の比率が、前記外筒体の内周径の断面積に対して、30%以上60%以下とされているとよい。
好ましくは、前記中芯体が外筒体に挿入された状態の断面視において、前記中芯体の外周面と外筒体の内周面との間に形成される外空隙部と、前記中芯体の中空部で形成される中空隙部との比率が所定範囲とされているとよい。
好ましくは、前記中芯体の凸条部は、当該中芯体の外周壁側に少なくとも2つ以上形成されているとよい。
好ましくは、前記中芯体の凸条部は、当該中芯体の外周壁側に少なくとも2つ以上形成されているとよい。
本発明の酸素溶断装置用のランスパイプによれば、先端から送出される酸素流を安定させ、対象材に対して集中的に当たるようにすることで、優れた溶断性能を発現すると共に、低コストで製造することができる。
以下、本発明の酸素溶断装置用のランスパイプについて、図面に基づき説明する。
その前に、本発明のランスパイプ1が備えられる酸素溶断装置9についての概略を説明
する。
図3は、対象材Wを溶断する際に用いられる酸素溶断装置9(酸素ランス溶断装置)を模式的に示したものである。
その前に、本発明のランスパイプ1が備えられる酸素溶断装置9についての概略を説明
する。
図3は、対象材Wを溶断する際に用いられる酸素溶断装置9(酸素ランス溶断装置)を模式的に示したものである。
酸素溶断装置9は、ランスパイプ1内に送り込まれた高圧の酸素を先端側から噴出させておいて、その先端側に例えばアセチレン酸素切断機の切断炎を用いて着火してランスパイプ1の先端側を燃焼させて、ランスパイプ1の先端側における酸素との酸化反応熱により、耐火物や鋼材等の対象材W(被溶断物)の溶断や穿孔等を行うものである。
図3に示すように、酸素溶断装置9は、対象材Wを溶断するランスパイプ1と、ランスパイプ1を保持するホルダー10と、ランスパイプ1に酸素を供給する酸素ボンベ12と、ランスパイプ1が保持されたホルダー10と酸素ボンベ12とを連結すると共に、酸素ボンベ12からの酸素をランスパイプ1に案内する酸素ホース11とを有している。
図3に示すように、酸素溶断装置9は、対象材Wを溶断するランスパイプ1と、ランスパイプ1を保持するホルダー10と、ランスパイプ1に酸素を供給する酸素ボンベ12と、ランスパイプ1が保持されたホルダー10と酸素ボンベ12とを連結すると共に、酸素ボンベ12からの酸素をランスパイプ1に案内する酸素ホース11とを有している。
酸素ボンベ12には、酸素の流量を調整する流量調整弁と、酸素の圧力を把握することができる圧力計とが備えられており、オペレータはその圧力計を見ながら流量調整弁を開閉することで、ランスパイプ1に供給する酸素の流量を調整することができる。このようにして流量が調整された酸素は、酸素ホース11を通過してランスパイプ1に供給される。
ホルダー10は、ランスパイプ1を保持し、且つ酸素流量の調整と酸素漏洩を完全に防ぐ機能を持つ治具であって、その内部にランスパイプ1の基端側を内挿して保持すると共に、このホルダー10は、着脱自在であって、ランスパイプ1が消耗した場合に新しいランスパイプ1に取り替えることができるようになっている。オペレータは、対象材Wを溶断する際にこのホルダー10を握る。
ランスパイプ1は、円筒長尺状で金属製の外筒体2と、外筒体2の内部に挿入される長尺状で金属製の中芯体3(助燃材鋼)と、を有している。外筒体2の内側には空隙部4が形成され、その空隙部4に、外筒体2の基端側から他方端側に向かって酸素が供給され、供給された酸素と外筒体2及び中芯体3とにおける酸化反応熱を利用して、対象材Wを溶断するものである。
ところで、ランスパイプ1の断面は、燃焼効率の向上を意図し、従来より様々な断面形状に形成されている。本発明のランスパイプ1は断面形状が従来にない特徴的な構成を有している。
以下、本発明のランスパイプ1について、図を基に詳細に説明する。
本願発明は、酸素溶断装置9に採用されるランスパイプ1に関するものであり、その形状に特徴がある。
以下、本発明のランスパイプ1について、図を基に詳細に説明する。
本願発明は、酸素溶断装置9に採用されるランスパイプ1に関するものであり、その形状に特徴がある。
図1、図2に示すように、本願発明のランスパイプ1は、長尺の軸体であって、断面が丸状で長尺の外筒体2と外筒体2の内部に装入される細径の中芯体3とで構成されており、中芯体3の外周面で周方向に沿って凸条部5と凹条部6とが交互に形成されていて、軸心方向に沿って中芯体3の中央に中空部8が形成されている。
まず、外筒体2は、金属製の管材(例えば、鋼管材)で形成されていて、厚みが1mm〜5mm程度の薄肉のパイプ材である。
まず、外筒体2は、金属製の管材(例えば、鋼管材)で形成されていて、厚みが1mm〜5mm程度の薄肉のパイプ材である。
中芯体3は、外筒体2の内部に挿入可能な外径を有した長尺状で金属製の棒材(例えば、異形線材)で形成されていて、外筒体2に挿入可能なように外周径が外筒体2の内周径と略同径である。この中芯体3は、助燃材鋼、すなわちランスパイプ1の燃焼を補助する鋼材とされている。
中芯体3の中央に形成された中空部8は、ランスパイプ1の内部に送り込まれる酸素を、当該ランスパイプ1の先端から安定的、且つ直線的に送出する主流孔である。ランスパイプ1の先端から直線的に送出された酸素は、酸化反応熱によって対象材W(被溶断物)を溶融させて溶断すると共に、その溶融した対象材Wを外部に排出する。このように、中空部8が軸心方向に沿って直線的に形成されることで、ランスパイプ1の溶断性能を向上させている。
中芯体3の中央に形成された中空部8は、ランスパイプ1の内部に送り込まれる酸素を、当該ランスパイプ1の先端から安定的、且つ直線的に送出する主流孔である。ランスパイプ1の先端から直線的に送出された酸素は、酸化反応熱によって対象材W(被溶断物)を溶融させて溶断すると共に、その溶融した対象材Wを外部に排出する。このように、中空部8が軸心方向に沿って直線的に形成されることで、ランスパイプ1の溶断性能を向上させている。
図1(a)、図2に示すように、中芯体3の外周面には、所定の幅及び深さの凹形状の溝(凹条部6)が、等間隔で中芯体3の外周全体に形成されている。本実施形態では、7
つの凹条部6が形成されている。この凹条部6は、断面視でU字形状であり、且つその上方が放射状に開いた形状である。また、凹条部6の底部は、外方膨出状の円弧、つまり中芯体3の外周囲と略同心円の円弧となっている。
つの凹条部6が形成されている。この凹条部6は、断面視でU字形状であり、且つその上方が放射状に開いた形状である。また、凹条部6の底部は、外方膨出状の円弧、つまり中芯体3の外周囲と略同心円の円弧となっている。
凹条部6とそれに隣接する凹条部6との間には、凸形状の突起(凸条部5)が形成されている。すなわち、中芯体3の外周面には、所定の幅及び高さの凸形状の膨出部(凸条部5)が、等間隔で中芯体3の外周全体に形成されている。本実施形態では、7つの凸条部5が形成されている。
凸条部5は、断面視で略矩形形状であり、底辺と上辺(頂部の幅)とがほぼ同じ幅のものとなっている。凸条部5の頂部は、凹条部6の底部と相似した外方膨出状の円弧(外筒体2の内周径とほぼ同径)となっており、中芯体3が外筒体2の内部に挿入される際に外筒体2の内周面に面接触するようになっている(図1参照)。なお、面接触といえども、凸条部5の頂部(中芯体3の外周面)と外筒体2の内周面との間には、若干の隙間(クリアランス)があってもよい。すなわち、凸条部5の頂部と外筒体2の内周面とが、非面接触であってもよい。
凸条部5は、断面視で略矩形形状であり、底辺と上辺(頂部の幅)とがほぼ同じ幅のものとなっている。凸条部5の頂部は、凹条部6の底部と相似した外方膨出状の円弧(外筒体2の内周径とほぼ同径)となっており、中芯体3が外筒体2の内部に挿入される際に外筒体2の内周面に面接触するようになっている(図1参照)。なお、面接触といえども、凸条部5の頂部(中芯体3の外周面)と外筒体2の内周面との間には、若干の隙間(クリアランス)があってもよい。すなわち、凸条部5の頂部と外筒体2の内周面とが、非面接触であってもよい。
これら凸条部5及び凹条部6は、中芯体3の一方端側から他方端側に亘って筋状(条)で形成されている。
以上述べた凹条部6と凸条部5とを交互、且つ均等に形成することで、各凹条部6に流れる酸素が均一な流れとなり、ランスパイプ1の片燃えを防止することができる。
ところで、ランスパイプ1の溶断性能は、対象材Wを溶断する際に、ランスパイプ1の内部に送り込まれる酸素の流れが、安定し且つ直線的になっていることが重要である。
以上述べた凹条部6と凸条部5とを交互、且つ均等に形成することで、各凹条部6に流れる酸素が均一な流れとなり、ランスパイプ1の片燃えを防止することができる。
ところで、ランスパイプ1の溶断性能は、対象材Wを溶断する際に、ランスパイプ1の内部に送り込まれる酸素の流れが、安定し且つ直線的になっていることが重要である。
そこで、本願発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、酸素が流れる空隙部4の比率、外空隙部7と中空隙部8との比率、外空隙部7と凸状部5との比率、外筒体2に外径と肉厚との比率を所定の範囲内にすると、ランスパイプ1の内部に送り込まれる酸素の流れが安定し且つ直線的になり、優れた溶断性能を備えることを知見した。
まず、本願発明者らによって導出されたランスパイプ1の空隙部4の比率について、述べる。
まず、本願発明者らによって導出されたランスパイプ1の空隙部4の比率について、述べる。
空隙部4の比率は、中芯体3が外筒体2に挿入された状態(ランスパイプ1)の断面視において、外筒体2の内周径で規定される断面積(外筒体2の内周囲より内側の断面積)に対する空隙部4(後に説明する外空隙部7(副流孔)と中空隙部8(主流孔)とを足したもの)の比率であり、30%以上60%以下の範囲内とされている。好ましくは、空隙部4の比率が33%前後であるとよい。すなわち、図4に示すように、斜線部の面積(外筒体2の内周径で規定される断面積、図4(a))に対する点描部(粗い点描部と細かい点描部を合わせた空隙部4の面積、図4(b))の面積の割合である。
次に、本願発明者らによって導出されたランスパイプ1の外空隙部7と中空隙部8との比率について、述べる。
上述した中芯体3の外周囲の凹条部6と外筒体2の内周面とで形成される複数の外空隙部7は、酸素を当該ランスパイプ1の先端から安定的、且つ直線的に送出する副流孔である。
上述した中芯体3の外周囲の凹条部6と外筒体2の内周面とで形成される複数の外空隙部7は、酸素を当該ランスパイプ1の先端から安定的、且つ直線的に送出する副流孔である。
凹条部6と外筒体2の内周面とで形成される複数の外空隙部7と、中空部8で形成される中空隙部8との比率、すなわち、図4(b)に示すように、粗い点描部(中空隙部8の断面積)の面積に対する細かい点描部(外空隙部の断面積)の面積比は、0.2以上0.7以下の範囲内とされている。好ましくは、外空隙部7と中空隙部8との面積比が0.3以上0.5以下の範囲内であるとよい。
次に、本願発明者らによって導出されたランスパイプ1の外空隙部7と凸条部5との比率について、述べる。
外空隙部7と凸条部5との比率、すなわち、中芯体3の外周囲に形成される、全ての外空隙部7の断面積に対する全ての凸条部5の断面積の面積比は、1.5以上3.0以下の範囲内とされている。好ましくは、全ての外空隙部7と全ての凸条部5との面積比が1.6以上2.5以下の範囲内であるとよい。
外空隙部7と凸条部5との比率、すなわち、中芯体3の外周囲に形成される、全ての外空隙部7の断面積に対する全ての凸条部5の断面積の面積比は、1.5以上3.0以下の範囲内とされている。好ましくは、全ての外空隙部7と全ての凸条部5との面積比が1.6以上2.5以下の範囲内であるとよい。
また、一つの外空隙部7(副流孔)の断面積と一つの凸条部5の断面積との比率も上記
の範囲内とし、外空隙部7と凸条部5とがランスパイプ1全体の断面視で均等に形成されているとよい。
本願発明者らによって導出された外筒体2の外径と肉厚との比率について、述べる。
外筒体2の外径と肉厚(1〜5mm)との比率、外筒体2の外径に対する肉厚の比は、0.06以上0.5以下の範囲内とされている。好ましくは、外筒体2の外径に対する肉厚の比が0.07以上0.4以下の範囲内であるとよい。
の範囲内とし、外空隙部7と凸条部5とがランスパイプ1全体の断面視で均等に形成されているとよい。
本願発明者らによって導出された外筒体2の外径と肉厚との比率について、述べる。
外筒体2の外径と肉厚(1〜5mm)との比率、外筒体2の外径に対する肉厚の比は、0.06以上0.5以下の範囲内とされている。好ましくは、外筒体2の外径に対する肉厚の比が0.07以上0.4以下の範囲内であるとよい。
本実施形態のランスパイプ1に内挿される中芯体3においては、凹条部6と凸条部5とが中芯体3の外周面に交互に形成され、中芯体3は断面視で星形状に形成されており、凸条部5と凹条部6の数は等しい。また、凸条部5の頂部を結ぶ円(外接円)は、外筒体2の内周径と略同径であると共に、凹条部6の底部を結ぶ外接円と略同中心となっている。図1(b)、図2に示すように、上記した中芯体3は、凸条部5の頂部が外筒体2の内周面に沿いながら、外筒体2の内部に嵌り込むように内挿されている。
このように、中芯体3の外周面には、複数の凹条部6と凸条部5が等間隔且つ交互に形成され、複数の凸条部5が中芯体3の径方向に沿って放射状に並んでいることで、中芯体3の径方向に開放された空隙が形成されることとなる。それ故、中芯体3の凹条部6(中芯体3の外周面)と外筒体2の内周面との間に複数の外空隙部7(副流孔)が形成される。この外空隙部7は、凸条部5及び凹条部6の数と等しい(7個)。
なお、本実施形態では、凹条部6と凸条部5の数(膨出部の数)を7つずつ配置し、凸条部5の形状を矩形状としたが、空隙部4の比率が、30%以上60%以下の範囲内とされているのであれば、凸条部5と凹条部6(外空隙部7)の数及び形状(例えば、断面視で台形状)を変更してもよい。例えば、凹条部6と凸条部5の数(膨出部の数)を8つずつ配置してもよい。凹条部6と凸条部5の数(膨出部の数)を6個や9個、10個としてもよい。
また、凹条部6及び凸条部5は、外周に沿って等間隔(等ピッチ)に形成されていてもよいが、不等間隔(不等ピッチ)で形成されていても何ら問題はない。すなわち、ランスパイプ1(外筒体2)の片燃えを防止することができるのであれば、凹条部6及び凸条部5の間隔を、厳密に等間隔(等ピッチ)に形成しなくともよい。
また、凸条部5の頂部の両端は、面取りがなされていてもよい。凸条部5と凹条部6とが交互に連結される部分も小径のRとされていてもよい。
また、凸条部5の頂部の両端は、面取りがなされていてもよい。凸条部5と凹条部6とが交互に連結される部分も小径のRとされていてもよい。
さらに、図1、図2に示すように、中芯体3の断面でその略中央には、中空部8(中空隙部)が形成されている。詳細は後述するが、この中空部8は、中芯体3の軸心に沿って貫通状に設けられている。
図2に示すように、中芯体3は軸心に中空部8(主流孔)が形成された長尺のスプライン状の軸体であって、中空部8は酸素ボンベ12から供給される酸素が通過するようになっている。中芯体3の中空部8は、その一方端及び他方端が開放状に形成されていて、中芯体3の一方端から他方端へほぼ直線状に連通するように形成された貫通孔である。中芯体3の一方端及び他方端のおける開放状の孔が、断面視で現れる中空部8である。
図2に示すように、中芯体3は軸心に中空部8(主流孔)が形成された長尺のスプライン状の軸体であって、中空部8は酸素ボンベ12から供給される酸素が通過するようになっている。中芯体3の中空部8は、その一方端及び他方端が開放状に形成されていて、中芯体3の一方端から他方端へほぼ直線状に連通するように形成された貫通孔である。中芯体3の一方端及び他方端のおける開放状の孔が、断面視で現れる中空部8である。
この中空部8は、断面視で中央に形成されていることが好ましい。なお、送り込まれる酸素を直線的、且つ安定的に送出することができるのであれば、中空部8を断面視中央よりやや偏心して形成してもよい。
つまり、本実施形態の中芯体3は、断面視において凸部、凹部が等間隔で形成され、この凸部、凹部が略同じ形状をもって、凸条部5の外周面と外筒体2の内周面ができるだけ接している状態で中芯体3(助燃材鋼)の長手方向に連続的に形成されることで、凸条部5(筋状の凸部)、凹条部6(筋状の凹部)となっている。
つまり、本実施形態の中芯体3は、断面視において凸部、凹部が等間隔で形成され、この凸部、凹部が略同じ形状をもって、凸条部5の外周面と外筒体2の内周面ができるだけ接している状態で中芯体3(助燃材鋼)の長手方向に連続的に形成されることで、凸条部5(筋状の凸部)、凹条部6(筋状の凹部)となっている。
このように、中芯体3の外周囲の凹条部6と外筒体2の内周面とで形成される各外空隙部7を独立した状態とし、且つ中芯体3の中央に中空隙部8(中空部)を形成することで、酸素流の集中性と平均化が向上するようになり、中心体3(助燃材鋼)の燃焼と外筒体2(ランスパイプ1)の片燃えを防止することができる。つまり、中心体3と外筒体2との燃焼速度のバランスを保つことが可能となる。
なお、本実施形態の中空部8の断面は略丸形状で説明したが、中空部8の断面について
は様々な形状(例えば、多角形状、略楕円形状など)であってもよい。また、中芯体3の両端部は、面取りがなされていてもよい。
以上まとめれば、本発明のランスパイプ1によれば、中芯体3の外周面に複数の外空隙部7を完全に独立もしくはほぼ独立した状態で形成し、中芯体3の中央に中空隙部8(中空部)を完全に独立した状態で形成すると共に、上記した各比率を満たすようにすることで、送り込まれた酸素をランスパイプ1の先端から安定して送出することができ、その送出された酸素が対象材Wに対して集中的に当たるようにすることができる。それ故、本発明のランスパイプ1は、バランスよく、且つ強力に燃焼するようになり、優れた溶断性能を備えたものとなる。
また、本発明のランスパイプ1は、複雑な線材の挿入が不要となり、プレス加工の簡便化が可能となるため、低コストで製造可能である。 なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
は様々な形状(例えば、多角形状、略楕円形状など)であってもよい。また、中芯体3の両端部は、面取りがなされていてもよい。
以上まとめれば、本発明のランスパイプ1によれば、中芯体3の外周面に複数の外空隙部7を完全に独立もしくはほぼ独立した状態で形成し、中芯体3の中央に中空隙部8(中空部)を完全に独立した状態で形成すると共に、上記した各比率を満たすようにすることで、送り込まれた酸素をランスパイプ1の先端から安定して送出することができ、その送出された酸素が対象材Wに対して集中的に当たるようにすることができる。それ故、本発明のランスパイプ1は、バランスよく、且つ強力に燃焼するようになり、優れた溶断性能を備えたものとなる。
また、本発明のランスパイプ1は、複雑な線材の挿入が不要となり、プレス加工の簡便化が可能となるため、低コストで製造可能である。 なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
また、本実施形態では、ランスパイプ1を構成する材料を鋼管材及び棒鋼を例に挙げて説明したが、所望とされる酸化反応熱(火力)が得られるものであれば、どのような金属材料であってもよい。
特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 ランスパイプ
2 外筒体
3 中芯体(助燃材鋼)
4 空隙部
5 凸条部(突起、膨出部)
6 凹条部(溝)
7 外空隙部(副流孔)
8 中空部(中空隙部、主流孔)
9 酸素溶断装置
10 ホルダー
11 酸素ホース
12 酸素ボンベ
W 対象材(被溶断物)
2 外筒体
3 中芯体(助燃材鋼)
4 空隙部
5 凸条部(突起、膨出部)
6 凹条部(溝)
7 外空隙部(副流孔)
8 中空部(中空隙部、主流孔)
9 酸素溶断装置
10 ホルダー
11 酸素ホース
12 酸素ボンベ
W 対象材(被溶断物)
Claims (6)
- 円筒長尺状で金属製の外筒体と、前記外筒体の内部に挿入される長尺状で金属製の中芯体と、を有し、前記外筒体の内側に形成される空隙部に、前記外筒体の基端側から他方端側に向かって酸素が供給され、前記供給された酸素と外筒体及び中芯体とにおける酸化反応熱を利用して、対象材を溶断する酸素溶断装置用のランスパイプであって、
前記中芯体の外周面には、周方向に沿って、凸条部と凹条部とが交互に形成されていて、前記中芯体の断面略中央に軸心方向に沿って中空部が形成されている
ことを特徴とする酸素溶断装置用のランスパイプ。 - 前記中空部は、前記中芯体の一方端及び他方端において外部へ開放状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の酸素溶断装置用のランスパイプ。
- 前記中芯体の外周径は、前記外筒体の内周径と略同径であることを特徴とする請求項1又は2に記載の酸素溶断装置用のランスパイプ。
- 前記中芯体が外筒体に挿入された状態の断面視において、前記空隙部の比率が、前記外筒体の内周径の断面積に対して、30%以上60%以下とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の酸素溶断装置用のランスパイプ。
- 前記中芯体が外筒体に挿入された状態の断面視において、前記中芯体の外周面と外筒体の内周面との間に形成される外空隙部と、前記中芯体の中空部で形成される中空隙部との比率が所定範囲とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の酸素溶断装置用のランスパイプ。
- 前記中芯体の凸条部は、当該中芯体の外周壁側に少なくとも2つ以上形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の酸素溶断装置用のランスパイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014128312A JP2016007613A (ja) | 2014-06-23 | 2014-06-23 | 酸素溶断装置用のランスパイプ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016132026A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | 酸素アーク工業株式会社 | 酸素溶断用ランスパイプの製造方法 |
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-
2014
- 2014-06-23 JP JP2014128312A patent/JP2016007613A/ja active Pending
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