JP2016006286A - セキュリティボックスが有する同一の開口部に備えた錠前とダミー錠。 - Google Patents

セキュリティボックスが有する同一の開口部に備えた錠前とダミー錠。 Download PDF

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Abstract

【課題】錠前の鍵の紛失や故障又は窃盗などにより、錠前の操作が不能となっても「セキュリティ機能部材の継続使用の手段」を有するセキュリティ機能部材の提供。【解決手段】セキュリティ機能部材の同一の開口部に具備した共通の閂2−Aを、複数いずれかの錠前1−A又は施解錠操作部材うち、いずれかの施解錠操作が不能になっても、他のいずれかの錠前1-A又は施解錠操作部材及びダミー錠12-A又は錠止部材により、同一の開口部を施錠又は解錠できる構成とした。【選択図】図7

Description

本発明は、収納部材を守るセキュリティ機能部材及び収納部材から成るセキュリティ又はケース、建築部材、収納部材を有する輸送物体の、セキュリティ機能を継続使用させることを可能とする錠前、ダミー錠、それらを有する錠前機構から成るセキュリティ機能部材に関するものである。
セキュリティケースから成るツーリストバックの錠前が壊れても、修理が出来ず、そのままで使用していた。また、TSAロックなどの新しい錠前など、新たに交換できないので、錠前を解錠したまま、搭乗の際預けていた。また、錠前の鍵を紛失しても、強制的に施錠できないので、そのまま、放置してしまう場合もあった。
鍵の付いていないバックや収納ケース、或いは自転車などに施錠する際、チェーンベルト式の重くて、長さなどが決まった錠前装置を使っていた。
従来のセキュリティボックスは、簡単には錠前の交換ができなく、防犯上内部の見えない強固で重い、持ち手の付いた四角形で無駄のない事務用品的なデザインであった。また、従来の金庫の扉や玄関のドア等に搭載された錠前機構は、デザイン及び防犯上、強固に内部に設置され、自分では簡単には錠前の交換ができず、殆どが専門業者に依頼していた。
また、機能としては、錠前を別々の場所に複数設置したダブルロック機能や、錠前が解錠できなく成ると、全ての錠前を解錠できるマスターキーでの解錠方法や、収納スペースを取り外しできる物や、錠前の解錠操作を一時的に使用不能にできる機能や、一つの錠前を二通りの方法で解錠する機能があった。
(なお、背景技術を踏まえ、本発明の言葉の定義を、下記に注釈として記載する。)
1:「同一の開口部」とは、本体と開閉自在な扉が互に接する状態で開閉できる様に係合した、共有する唯一の開口部のことであり、言い換えれば、本体と扉が具備する唯一ひとつの共有する開口部のことであり、本発明では、「同一の開口部」で統一表記する。
1:「ダミー錠」とは、ダミー錠本体の解錠操作を不可能な状態に保持した状態で、共通のロック部材、閂又は閂作用部材、保護部材、同一の開口部を、強制的に施錠又は錠止の状態に保持できる、ダミー(偽)の閂及びダミー閂の作用を有する、係止部材又は錠止部材から成る部材を含む、強制錠止部材の概念の総称であり、本発明では、「ダミー錠」で統一表記する。
1:「錠前機構」とは主に、施解錠操作部材、銃前、錠前装着部、閂又は閂作用を具備した部材、共通のロック部材、錠前係止部材、保護部材、水平安定部材等を配設した、一連に組み合わされた閂機構又はロックシステムのことである。
1:「保護部材」とは、閂ホルダー及び遮蔽部材から成り、錠前が具備する閂を、外力による破壊から遮断又は遮蔽して守る、閂作用を具備する部材のことである。また、施解錠操作部材又は錠前による閂の施解錠の操作、及びダミー錠による強制錠止の操作に応動する閂の作用効果により、共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかに制御できるものである。
さらに、錠前装着部に装着した、複数の錠前の同時施錠操作により、簡単にセキュリティレベルを上げる作用効果も兼備する部材である。
1:錠前に具備する「主面」とは、錠前の操作部又は表示部を具備する面のことであり、「他面」とは、錠前の操作部又は表示部のいずれも具備しない面のことである。
1:「閂ホルダー」とは、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する状態で保護する部材のことである。
1:「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は施解錠の操作部の操作を阻止する手段」とは、錠前に具備する操作部を隠蔽して操作不能にする手段のことである。
特開2009−62780号公報 特開2003−285858号公報 特開2008−196293号公報 実登49−98300号 実開平06−008668号公報(段落0003、0013) 特許第4909610号 実公平07−005191号公報(問題点を解決すための手段)
従来のセキュリティ機能部材で、ダミー錠による強制錠止を使用して、故障した錠前装置を継続使用できる、セキュリティ機能部材は無かった。錠前が故障又は鍵の紛失をすると、錠前が解錠又は施錠できず、自転車等の場合、錠前が故障等しても、その場で対応できず、自転車をその場所に放置してしまうこともあった。また、自動車の場合には、依頼費を払い、専門業者を呼ぶ場合もあった。
従来のセキュリティケースは、固定され交換が出来ない「TSAロックシステム」搭載のセキュリティケースしかなく、古いセキュリティケースの錠前を交換して、簡単に使用できるものは無かった。また、スーツケースを拘束する防犯ベルトも錠前装置に固定され、長さを変更できず、錠前も交換できなかった。
通常携帯している貴重品とは、現金、財布、時計、携帯電話、通帳、宝飾類、電子記録媒体等さまざまであり、貴重品全てを常時携帯することは困難であった。
また、下記に記載した、一時的に貴重品から離れなければならない場合の問題点もあった。
1:交通機関乗車中又は搭乗中の化粧室使用時。
1:入浴中や水泳時。
1:病室に入院中や通院時に、診察室での診察中やレントゲン室での撮影中。
1:学校行事中や修学旅行時での、第三者による貴重品の一括管理。
1:就業研修時、セミナー聴衆時、工場見学時などの、別室での貴重品の一括管理。
1:出張中や社員旅行時の相部屋で、ひとつの鍵による共同金庫使用時。
1:一人旅などで、海外旅行の格安なホテルのフロントや室内金庫に預ける時。
以上の場合等、一時的に貴重品のある場を離れるので、個人的にセキュリティが不安な時もあった。
従来のセキュリティボックスは、防犯上ダブルロックなどのセキュリティ対策が施され、強固に作られた為、携帯用モデルでも非常に重かった。また、軽量化、コンパクト化すると比較的簡易な構造と成り、セキュリティ機能が低下する傾向があった。
従来のセキュリティボックスは、殆どが四角形で持ち運びの際、手提げによる持ち運びが主流であり、バックの中に入れて持ち運びができるファッション的デザインではなかった。
従来のセキュリティボックスは、防犯上収納部内部が外から見えないように作られていた為、出勤時や空港などのセキュリティチェックの際、セキュリティボックスを開けなくてはならず検査時間がかかった。
空港などでは、スポーツ用具や楽器等規格サイズの決まった形状の錠前付きケースや錠前付き旅行用スーツケースなど可視化作用がなく、区別が付き難いので他人の所有物を取り違えたりした。
アウトドアのレジャーなど、銀行やセキュリティ機能がない場合、他人にそのまま預けると不安があり、自分で貴重品を管理するしかなく、ウエストポーチ、バック、ポケットなどに入れて携帯するしかなかった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスの施錠又は解錠の操作方法で、一箇所の開口部を複数の錠前どちらか一方で施錠又は解錠する操作手段は、携帯サイズのセキュリティボックスには無かった。
また、錠止部材を、閂と同じ方向に突出させて、開口部を強制錠止できるダミー錠は無かった。
鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で施錠又は解錠の操作不能の場合、セキュリティボックスの継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても故意に鍵を窃盗又は紛失した鍵を所持した第三者による、元の鍵を使用したセキュリティボックスの解錠操作の恐れがあった。
従来の錠前を使用したセキュリティボックスは、錠前を解錠できなくなった時、鍵業者に頼んで開けてもらうことはあったが、錠前の故障や鍵の紛失時に、施錠できなくなったセキュリティボックスを鍵業者に頼んで閉めてもらうことはなく、セキュリティボックスが使用不能と成り、錠前とセキュリティボックス全てがそのままごみとなってしまうことがあった。
また、従来のセキュリティケースや建物のドア等のロックシステムである錠前機構は、デザインや防犯上内設されることが多く、交換の際は、自分で簡単には交換できず、高額な交換代金を支払い、専門業者に依頼することが殆どであった。
従来のセキュリティボックスはバリエーションが少なく、鍵や錠前の種類、解錠率、セキュリティボックスの形状など、任意で自由に組み合わせて使用もできず、セキュリティボックスの収容部に書類など丸めたり折ったりして収納するか、折れないものは大きなジュラルミンケースの代用など、収納品をセキュリティボックスの形状に合わせて使っていた。
携帯型セキュリティボックスは安く製造する量産型が多く、鍵の紛失、鍵や錠前の破損等、施錠又は解錠の操作機能が使用ができなくなった場合又はセキュリティボックスの錆や歪みなどによる使用不能の場合、修理代金の方が購入代金より高い傾向にあるか、若しくは海外製品又は構造上の問題で修理不可能の為、ごみとなってしまう場合が多かった。
従来の錠前を備えた金庫の使用方法において、ダイヤル錠とシリンダー錠を合わせた高度なダブルロック防犯機能を搭載していても、施錠と解錠の操作の煩わしさから、通常使用時にダイヤル錠は解錠しておき、他方一箇所の、防犯効果が下がったままのシリンダー錠のみで施錠と解錠の操作をしている場合もあった。
従来のセキュリティボックス及びケースの蓋や、金庫室の扉、並びに建造物、輸送部材等のドアの固定された錠前を、高度な防犯機能の付いた錠前や、進化する新しい機能の錠前に、簡単に交換できなかった。また、複数の錠前を、同じ錠前装着部に同時に搭載して使用する、又は最新式の錠前を、その都度選んで、進化させた状態にして搭載させることはできず、錠前のセキュリティレベルは、簡単には上げられなかった。
従来の錠前は、故障や鍵の紛失等で、錠前が使用できなくなった場合でも、現状のままの状態ですぐに錠前の使用停止対策が取れていなかった。
従来のセキュリティボックスは、錠前が使用できなくなると、セキュリティボックスとしての機能が働かなくなり、その時点でセキュリティボックスの継続使用ができなくなった。
同じ錠前装着部に、錠前を複数装着して、使用者の限定機能が付いた錠前機構はなかった。
錠前機構の付いたドアに、いろいろな錠前の種類を搭載できるドアはなかった。
同じ建物内の住居でも、簡単に、錠前の種類を何度も日替わりで変えられるドアはなかった。
錠前を無くして、直に強制錠止できる錠前機構はなかった。
同じ方向に、ダミー錠を搭載できる錠前はなかった。
錠前機構の錠前を変更する際に、変更できる錠前を限定できる機能はなかった。
錠前装着部に、そのままダミー錠を装着できるドアはなかった。
また、錠前の使用停止対策として、錠前に兼備したダミー錠を、錠前に接触又は非接触の状態で、錠前の閂の突出方向と同じ方向に突出させ、強制錠止出来るダミー錠を兼備する錠前は無かった。
また、施解錠操作部及び錠前に対する、強制解錠行為の外力に対し、錠止力を増減させる手段、又は安定した状態に保持できる機能を搭載した錠前機構はなかった。さらに、錠前装着部に装着した錠前を変更又は交換する際に、他の錠前又は錠前機構を操作して、錠前装着部に装着した当該錠前を交換又は施解錠又は変更できる管理者を限定する、コントロール機能を搭載した錠前及び錠前機構はなかった。
鍵の紛失、盗難又は錠前の故障や、電気、電子関係を使用した錠前の電力消耗等で、施錠又は解錠の操作不能の場合、錠前機構の継続使用ができなくなるか、合鍵を携帯していても、故意に錠前の鍵を窃盗又は紛失した鍵を拾得した第三者による、元の鍵を使用した、錠前機構の解錠操作の恐れがあったが、直に錠前の使用停止対策が取れず、現状のままの状態で放置するしかなかった。
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に、共通のロック部材と、閂を有する複数の施解錠操作部材と、係止部材から成るダミー錠と、を配設し、前記施解錠操作部材を施錠又は解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制的に錠止状態に制御できる同一の開口部であって、いずれかの前記施解錠操作部材の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による解錠又は施錠と、いずれかの前記施解錠操作部材の施錠が不能の場合、当該施解錠操作部材が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に、複数の、閂を有する錠前と、当該錠前を着脱できる錠前装着部と、を配設し、前記錠前が有する前記閂を施錠又は解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制錠止に制御できる同一の開口部であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前の施錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、錠前が有する施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を解錠状態で開口させた、前記同一の開口部に配設した前記錠前装着部から取り出して回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に再装着できる同一の開口部であって、取り出した施錠状態の前記錠前を前記錠前装着部に装着して、前記共通のロック部材を錠止する操作と、前記錠前を前記他面に向けた状態で、前記錠前装着部に装着して、前記操作部並びに前記表示部を隠蔽させる操作と、で前記共通のロック部材を強制錠止させ、かつ前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止することを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記錠前装着部に、前記閂と、前記ダミー錠と、を兼備する前記錠前を装着し、前記錠前が有する前記閂の施錠又は解錠と、前記ダミー錠を突出させる強制錠止と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御できる同一の開口部であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が有する前記閂に代えて兼備する前記ダミー錠を突出させる強制錠止と、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、独立させた単体の形状で、かつ前記錠前が有する前記閂を突出させた施錠作用効果と、前記錠前が有する前記主面を回転させ、前記他面に向けて前記錠前が有する施解錠操作部の操作を無効にする隠蔽作用効果と、を兼備する外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させて、前記共通のロック部材を強制錠止に制御できる同一の開口部であって、独立させた前記ダミー錠を前記錠前装着部に装着し、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御して、前記本体と前記扉を強制錠止の状態にすることを特徴とする同一の開口部を提供する。
また、前記同一の開口部に具設され、配設された前記共通のロック部材を強制的に錠止して、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持するダミー錠であって、前記施解錠操作部材の施解錠が不能の場合、当該施解錠操作部材が有する前記閂に代えて、接触又は非接触で、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持させることを特徴とするダミー錠を提供する。
また、前記ダミー錠は、前記錠前に具設され、前記同一の開口部に配設された前記錠前装着部に着脱自在に装着でき、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御して、前記本体と前記扉を施錠の状態に保持するダミー錠であって、前記錠前の施解錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂に代えて、接触又は非接触で、兼備する前記ダミー錠を突出させて前記錠前装着部に装着し、前記共通のロック部材を強制錠止して、前記本体と前記扉を施錠の状態に保持させることを特徴とするダミー錠を提供する。
独立させた単体の形状で形成され、かつ前記錠前が有する前記閂を突出させた施錠作用効果と、前記錠前を回転させ、前記主面を前記他面に向け、前記錠前が有する前記施解錠操作部の操作を無効にする隠蔽作用効果と、を有して成る外郭又は外形の形状を具備するダミー錠であって、前記錠前の施解錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂に代えて、前記ダミー錠を前記錠前装着部に装着させ、前記施錠作用効果と、前記隠蔽作用効果と、を有して成る前記外郭又は外形の形状で、前記共通のロック部材を強制錠止し、前記本体と前記扉を施錠の状態に保持させることを特徴とするダミー錠を提供する。
前記同一の開口部が配設した前記錠前装着部に装着して、前記錠前と、前記ダミー錠と、を前記錠前装着部に係止でき、かつ取り外して、前記錠前又は前記ダミー錠の着脱スペースを開設し、前記錠前と、前記ダミー錠と、を前記錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前係止部材であって、予め前記錠前装着部に装着した前記錠前係止部材を取り外して、前記錠前又は前記ダミー錠の着脱スペースを開設し、解錠状態の、前記錠前及び前記ダミー錠と、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前と、施錠状態であるダミー錠を突出させた状態の前記錠前と、単体の独立した形状の前記ダミー錠と、を、開設した前記スペースに移動させる又は前記スペースを応用して、前記錠前装着部に着脱させることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
蓋の形状を有して成る前記錠前係止部材は、前記錠前装着部が有する着脱部の外部に係合させて、前記錠前と、前記ダミー錠と、を係止できる錠前係止部材であって、前記着脱部の外部に予め係合させた錠前係止部材を取り外して、前記錠前又は前記ダミー錠の着脱スペースを開設し、解錠状態の、前記錠前及び前記ダミー錠と、施錠状態である閂を突出させた状態の、前記錠前及びダミー錠と、単体の独立した形状の前記ダミー錠と、を、開設した前記スペースに移動させる又は開設した前記スペースを応用して、前記錠前装着部に着脱させることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
前記ダミー錠と、1つの前記施解錠操作部材と、を具設する前記同一の開口部を複数有し、それぞれの前記の開口部を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御できる本体と扉であって、いずれかの前記開口部の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記開口部の解錠又は施錠と、いずれかの前記開口部の施錠が不能の場合、当該開口部が配設した、前記施解錠操作部材が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させて、当該開口部を強制錠止の状態に保持し、かつ他のいずれかの前記開口部の解錠又は施錠と、で前記本体と扉が有する複数の前記開口部それぞれを、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記開口部を、開口又は閉口の状態にすることを特徴とする本体と扉を提供する。
前記同一の開口部を複数有する、前記本体と前記扉は、配設した前記ダミー錠と、前記閂を有する前記施解錠操作部材を複数配設し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠にして、前記同一の開口部を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御できる本体と扉であって、いずれかの前記同一の開口部の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記同一の開口部の解錠又は施錠と、いずれかの前記同一の開口部の施錠が不能の場合、当該同一の開口部が配設した前記閂に代えて、前記ダミー錠を突出させて、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に保持し、かつ他のいずれかの前記同一の開口部の施錠又は解錠と、で複数の前記同一の開口部それぞれを、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉が有する前記同一の開口部を、開口又は閉口の状態にすることを特徴とする本体と扉を提供する。
請求項11及び12に記載の前記施解錠操作部材が、前記錠前で有ることを特徴とする本体と扉を提供する。
建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材の、いずれかの形状を有する本体と扉を提供する。
施解錠操作部材又は錠前、が有する閂作用部材、又は保護部材もしくはその両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具設した錠前機構であって、施錠された前記閂作用部材が前記保護部材を施錠方向に押入し、当接した前記保護部材が有する前記傾斜面から得る楔作用効果により、前記閂作用部材の押圧力に比例して、前記保護部材が有する前記傾斜面が施錠方向へ押入され、前記保護部材が進行する施錠方向への錠止力を増加又は減少させることを特徴とする錠前機構を提供する。
前記保護部材もしくは当該保護部材と、前記閂作用部材と、の両方が有する、前記傾斜面の局所に具設して、平常時は、当該傾斜面を水平位置又は水平の状態に保持する水平安定部材を備えた錠前機構であって、前記閂作用部材による一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材が具設された前記傾斜面の角度を形成するように変形させ、前記傾斜面の角度による前記楔作用効果で、押圧力に比例して錠止方向に押圧する施錠作用効果を増加又は減少させる前記水平安定部材を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材であって、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して前記傾斜面の角度を形成し、前記閂作用部材が具備する前記傾斜面の角度による楔作用効果で、押圧力に比例して錠止方向に押圧する施錠作用効果を増加又は減少させることを特徴とする水平安定部材を提供する。
上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、前記本体又は前記扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である前記閂を突出させた状態の前記錠前又は前記ダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、前記錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して前記錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれか一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた前記閂で前記ロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれか一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記ダミー錠を起立させて前記ロック部材を強制錠止する手段かつ他方の前記錠前が具備する前記閂で前記ロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で前記同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前を提供する。
また、上記錠前は、前記錠前装着部に回転させて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を前記操作部ない他面に向けた隠蔽した状態で前記錠前装着部に装着して、前記錠前が具備する施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材と留め具とを有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に前記留め具を解除して、前記錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に前記錠前の前記主面又は前記他面に向けて装着させる手段と、前記錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、開設した前記スペースに移動させて着脱させる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を、一つの前記錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した前記錠前を、一つの前記錠前装着部に重装しかつ各前記錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、前記錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果有し、かつ前記錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、前記ダミー閂の作用を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を提供する。
錠前を具設し、かつ保護部材と閂部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、前記閂の仕様の変更をして、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、前記錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させ、前記錠前が具備する前記閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と前記錠前が具備する閂との間に前記保護部材を介在させて、前記錠前が具備する前記閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を提供する。
閂作用を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を重装させ、各前記錠前の施錠の操作で前記閂それぞれが同時に前記保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各前記錠前の解錠の操作で前記閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各前記閂により係止していた前記保護部材が稼動状態と成り前記ロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする保護部材を提供する。
形状の縮小等分化した錠前を重層して、各前記錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある前記錠前の具備する前記錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに前記錠前を装着した前記錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段と、前記錠前収納ケースに装着した前記錠前の施解錠の操作部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを提供する。
具備する錠前装着部に、錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかの形状を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を提供する。
部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、当該セキュリティボックスは、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、前記錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の前記錠前かつ施錠状態で前記閂を突出させた状態又は前記ダミー錠を起立させた状態の前記錠前を、前記本体と前記扉の内部に具設した前記錠前装着部に装着する手段と、前記錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、前記本体と前記扉の内部に装着する手段と、前記セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、前記錠前に具備する施解錠の操作部かつ前記セキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備し、軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
また、上記セキュリティボックスは、錠前に具備するダイヤルやデジタル等の表示部を含む施錠操作又は解錠操作の操作部を隠蔽する手段を備えことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、一方の前記錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他方の前記錠前による施解錠の操作する手段と、一方の前記錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の前記錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして前記錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他方の錠前による施解錠の操作手段と、前記錠前装着部に装着した複数いずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、前記錠前が具備する前記主面を前記他面に向けて前記錠前装着部に装着させる又は前記錠前が具備する隠蔽部材で前記錠前の施解錠の操作部を遮蔽して前記錠前の施解錠の前記操作部の操作を阻止する手段と、で前記同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
同一の開口部に、錠前と前記錠前を着脱できる錠前装着部と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉させる手段を備えたことを特徴とする同一の開口部を提供する。
ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱できる同一の開口部であって、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できることを特徴とする同一の開口部を提供する。
固定されていても、取り外しできる錠前と、同じ作用効果がある。
錠前を錠前装着部に着脱できる錠前係止部材であって、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる手段を備えたことを特徴とする錠前係止部材であり、解錠又は施錠の状態の錠前、ダミー錠を突出させた状態の強制錠止状態でも、容易に錠前装着部に着脱できる錠前係止部材である。また、錠前装着部の外部に係合させた蓋の役割、又は錠前装着部の内部に装着して、錠前装着部に装着した錠前の着脱時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
錠前係止部材は、錠前の具備する閂の、稼動部分とは反対側に装着できる。
錠前係止部材は、複数の錠前の中心部に装着できる。
錠前係止部材は、錠前収納ケースに錠前が装着された状態でも使用できる。
また、解錠又は施錠の状態の錠前、ダミー錠を突出させた状態の強制錠止状態でも、容易に錠前装着部に着脱できる部材である。
錠前係止部材は、錠前装着部を備えていなくても良い。
錠前係止部材は、施錠した状態の錠前が、取り出せるだけのスペースを、確保することが目的である。
錠前係止部材は、スライド式、はめ込み式、ねじ込み式、他の止具等で止める単なる板状や蓋上でも良い。
錠前係止部材は、複数の錠前を抑える目的、又は錠前を取り外すスペースを確保する場合、複数の錠前それぞれに分かれて、係合させても良い。
また、錠前装着部の外部に係合させた蓋の役割、又は錠前装着部の内部に装着して、錠前装着部に装着した錠前の着脱時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できることを特徴とする錠前係止部材を提供する。
保護部材又は当該保護部材と閂作用部材との両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具備する錠前機構であって、当接する閂作用部材の押圧力に比例して、傾斜面から得る楔作用効果で保護部材を施錠方向に押入し、錠止力を増減させる応動手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、前後、上下、左右又は斜め等に当接する、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材であって、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して傾斜面の角度を形成し、閂作用部材が具備する傾斜面の角度による楔作用効果で押圧力に比例して、斜め前方方向等の錠止方向に押圧する、施錠作用効果を増減させる手段を備えたことを特徴とする水平安定部材を提供する。
本発明のセキュリティ機能部材は、本体と蓋又は扉と係合させる、又は収納部材と係合して、前記収納部材本体が有する開口部を、開閉自在な扉で開閉できるセキュリティ機能部材であって、前記開口部に、複数の、閂を有する錠前と、当該錠前を着脱できる錠前装着部と、を配設し、前記錠前が有する前記閂を施錠又は解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制錠止に制御できるセキュリティ機能部材であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前の施錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とするセキュリティ機能部材を提供する。
さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、本体又は扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他のいずれかの錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた閂でロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、錠前が具備するダミー錠を起立させてロック部材を強制錠止する手段かつ他のいずれかの錠前が具備する閂でロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前機構、又は当該錠前機構に使用する錠前を提供する。
また、上記錠前は、錠前装着部に装着する当該錠前の面を代えて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を回して当該操作部を隠蔽した状態で前記錠前を錠前装着部に装着して、錠前が具備する施解錠の操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材を有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に錠前の前記操作部を有する主面又は前記操作部を有しない他面を本体又は扉の表示面に向けて装着させる手段と、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設したスペースに移動させて着脱させる手段を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に重装しかつ各錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする上記錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果を有し、かつ錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用効果を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、ダミー閂の作用効果を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前を具設し、かつ保護部材と閂作用部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、閂の仕様の変更により、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させ、錠前が具備する閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させて、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、閂作用効果を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重装させ、各錠前の施錠の操作で閂それぞれが同時に保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各錠前の解錠の操作で閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各閂により係止していた保護部材が稼動状態と成りロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする前記保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した前記錠前を重層して、各錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある錠前の具備する錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに錠前を装着した錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを有する錠前機構を提供する。
また、具備する錠前装着部に、上記錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかに適用できる構成を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を有する錠前機構を提供する。
また、部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の錠前かつ施錠状態で閂を突出させた状態又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、本体と扉の内部に具設した錠前装着部に装着する手段と、錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、本体と扉の内部に装着する手段と、セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、ダイヤルやデジタル等の表示部を含む錠前に具備する施解錠の操作部やセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備した軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらにまた、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、複数いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作をする手段と、複数いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作手段と、錠前装着部に装着した複数のいずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、錠前が具備する施解錠の操作部を有する主面を隠して錠前装着部に装着させる又は錠前が具備する隠蔽部材で錠前の施解錠の操作部を遮蔽して錠前の施解錠の操作部の操作を阻止する手段と、で同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
また、本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、かつ取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。さらに、上記の問題を解決する手段として本発明は、本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に共通のロック部材を有し、本体又は扉もしくはその両方に具設した錠前係止部材を有する複数の錠前装着部に、閂とダミー錠とを共に収納した状態の錠前を装着でき、かつ施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、錠前係止部材を取り外して開設したスペースを応用して錠前装着部に着脱できる錠前であって、当該錠前は、いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他のいずれかの錠前が具備する施解錠の操作部を操作して応動させた閂でロック部材を解錠状態又は施錠状態に制御する手段と、いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、錠前が具備するダミー錠を起立させてロック部材を強制錠止する手段かつ他のいずれかの錠前が具備する閂でロック部材を施錠状態又は解錠状態に制御する手段と、で同一の開口部を開閉させる手段を備えることを特徴とする錠前機構、又は当該錠前機構に使用する錠前を提供する。
また、上記錠前は、錠前装着部に装着する当該錠前の面を代えて装着できる錠前であって、当該錠前に具備する施解錠の操作部がある主面を回して当該操作部を隠蔽した状態で前記錠前を錠前装着部に装着して、錠前が具備する施解錠の操作部の操作を阻止する手段を備えたことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、錠前を着脱自在に装着させる錠前係止部材を有し、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合に、錠前係止部材と錠前とを着脱できる錠前装着部であって、当該錠前装着部に錠前の前記操作部を有する主面又は前記操作部を有しない他面を本体又は扉の表示面に向けて装着させる手段と、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを開設し、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又は施錠状態であるダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設したスペースに移動させて着脱させる手段を兼ね備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に複数装着できる錠前装着部であって、形状の縮小等分化した錠前を、一つの錠前装着部に重装しかつ各錠前の施解錠の操作を同時使用する手段と、錠前を重装した錠前収納ケースを着脱できる手段と、を兼ね備えたことを特徴とする上記錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前が具備するダミー錠と同じ作用効果を有し、かつ錠前から独立させた単体の形状を有して成るダミー閂の作用効果を具備する部材を、着脱できる錠前装着部であって、ダミー閂の作用効果を有する部材を当該錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止する手段を備えたことを特徴とする錠前装着部を有する錠前機構を提供する。
また、上記錠前を具設し、かつ保護部材と閂作用部材とを一連に組み合わされた閂機構から成る錠前機構であって、当該錠前機構に具設された閂片を具備する閂を、本体と開閉自在の扉が具備する内壁に対比させ、閂の仕様の変更により、前記閂片と前記内壁が互いに対示又は対向或いは係合して動止させる施錠手段と、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させ、錠前が具備する閂に対する外部から直接受ける破壊力を軽減又は回避又は遮断させる手段と、を兼備したことを特徴とする錠前機構を提供する。
また、前記錠前装着部に装着した錠前を保護する保護部材であって、錠前機構に具設された閂作用部材と錠前が具備する閂との間に保護部材を介在させて、錠前が具備する閂を覆う又は遮蔽する手段を備えたことを特徴とする保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、閂作用効果を有し、錠前が具備する閂による施解錠の操作に応動する保護部材であって、一つの錠前装着部に形状の縮小等分化した錠前を(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重装させ、各錠前の施錠の操作で閂それぞれが同時に保護部材を係止させて共通のロック部材を施錠状態に制御し、かつ各錠前の解錠の操作で閂それぞれが同時に解錠した場合にのみ、各閂により係止していた保護部材が稼動状態と成りロック部材を解錠状態にする手段を備えたことを特徴とする前記保護部材を有する錠前機構を提供する。
また、形状の縮小等分化した前記錠前を重層して、各錠前による施解錠の操作かつ同時使用の手段を具備する錠前収納ケースであって、当該錠前収納ケースが具備する錠前係合部と互換性のある錠前の具備する錠前係合部とを係合させて、錠前の外形の形状又は外形の容積を変更せずに錠前を装着した錠前収納ケースを錠前装着部に装着できる手段を備えたことを特徴とする錠前収納ケースを有する錠前機構を提供する。
また、具備する錠前装着部に、上記錠前を備えた本体と開閉自在の扉であって、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材のいずれかに適用できる構成を備えたことを特徴とする本体と開閉自在の扉を有する錠前機構を提供する。
また、部材の構造を小型軽量化にできる軽量強化部材から成る錠前と錠前機構と錠前装着部材とを、本体と開閉自在の扉の内部に着脱できるセキュリティボックスであって、透明または半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成る可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、錠前装着部が具備する留め具を解除して錠前係止部材を着脱し、閂とダミー錠とを収納した解錠状態の錠前かつ施錠状態で閂を突出させた状態又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、本体と扉の内部に具設した錠前装着部に装着する手段と、錠前を装着した錠前収納ケースかつ錠前着脱係合部材に装着して、本体と扉の内部に装着する手段と、セキュリティボックスに具備する隠蔽部材又は光学液晶及び電性液晶の作用効果で、ダイヤルやデジタル等の表示部を含む錠前に具備する施解錠の操作部やセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段と、を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらに、上記セキュリティボックスは、筐体又は筒状又はキャップ状又はハニカム構造から成る空洞化形状又は固体形状等の形状、或いはごく細い棒状の形状又はごく薄い板状の形状等の形状とデザイン加工を施した形状を兼備した軽量でかつ堅固な部材から成る錠前及び錠前機構及び錠前装着部を備えたことを特徴とするセキュリティボックスを提供する。
さらにまた、前記セキュリティボックスは、施錠状態又は解錠状態いずれの場合でも、複数いずれかの錠前で、同一の開口部を開閉して継続使用ができるセキュリティボックスであって、複数いずれかの錠前が施錠状態で解錠操作が不能の場合、他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作をする手段と、複数いずれかの錠前が解錠状態で施錠操作が不能の場合、解錠状態の錠前に具備するダミー錠を起立させた状態にして錠前装着部に装着させ、共通のロック部材を強制錠止させる手段かつ他の複数のいずれかの錠前による施解錠の操作手段と、錠前装着部に装着した複数のいずれかの錠前による施解錠の操作が不能の場合、錠前が具備する施解錠の操作部を有する主面を隠して錠前装着部に装着させる又は錠前が具備する隠蔽部材で錠前の施解錠の操作部を遮蔽して錠前の施解錠の操作部の操作を阻止する手段と、で同一の開口部を複数いずれかの錠前で開閉させる継続使用の手段を具備したセキュリティボックスを提供する。
また、本体と開閉自在の扉が互いに当接する同一の開口部に、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部であって、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施解錠操作手段に代えて、同一の開口部が具備する錠止部材で施錠する強制錠止手段と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施解錠操作手段と、で本体と扉を開閉でき、かつ取り外し可能な錠前及びダミー錠に代えて、固定された施解錠操作部材と錠止部材で、同じ作用効果を使用でき、複数の施解錠操作手段と強制錠止手段を使用したセキュリティボックス継続使用の開閉手段も兼備することを特徴とした同一の開口部を提供する。
本発明の効果として、請求項1の同一の開口部は、固定された、施解錠操作部材及び錠止部材から成るダミー錠と、可動する共通のロック部材と、を有し、いずれかの施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの施解錠操作部材を突出させる施錠又は解錠の操作と、いずれかの施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該施解錠操作部材による施錠又は解錠の操作に代えて、ダミー錠を突出させて強制錠止する操作と、かつ他のいずれかの施解錠操作部材による施錠又は解錠の操作と、で本体と扉の開閉を制御できる。
さらに、請求項2の同一の開口部は錠前装着部を具設して、錠前を錠前装着部に着脱でき、いずれかの錠前が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前による施錠又は解錠の操作と、いずれかの錠前が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前の施錠又は解錠の操作に代えて、同一の開口部が具備するダミー錠で強制錠止する操作と、かつ他のいずれかの錠前よる施錠又は解錠の操作と、で本体と扉の開閉を制御できる。
また、請求項3の錠前装着部に、錠前の、施錠と解錠の操作部並びに操作表示部のある主面(表面)又は施錠と解錠の操作部並びに操作表示部が具設されていない他面(多角形の場合、装着可能な各面)のいずれかの面を向けて装着でき、錠前を他面に向けた状態で錠前装着部に装着させて、錠前の施錠と解錠の操作部並びに操作表示部を隠蔽させて、錠前の施錠と解錠の操作を阻止することが出来る。
また、請求項4のダミー錠を兼備した錠前は、本体又は開閉自在の扉もしくはその両方の錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前であり、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に装着させることにより、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
さらに、請求項5の錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する、錠前から独立した単体の部材から成るダミー錠を、錠前装着部に装着させて、共通のロック部材を強制錠止できる同一の開口部である。
請求項6の同一の開口部に固定された、錠止部材から成るダミー錠を突出させて、可動する共通のロック部材を、強制的に錠止させて保持できるダミー錠である。
さらに、請求項7のダミー錠は、錠前に具設され、開口した同一の開口部に具設した錠前装着部から、一度取り出して前記錠前に具設したダミー錠を突出させて、再装着させる接触した操作方法と、リモコン等の操作部材による非接触の操作方法等で、操作することにより、本体と扉及び同一の開口部を施錠した閉口状態では、突出させたダミー錠による、強制錠止の施錠状態を解錠又は回避できない。
請求項8のダミー錠は、錠前の閂を突出させた施錠作用効果と、錠前の他面に向けた施錠と解錠の操作操作部並びに操作表示部を隠蔽させる作用効果と、同じ作用効果を有し、かつ当該同じ作用効果を実行又は実施できる形状を具備する外郭又は外形の形状を有して成るダミー錠は、独立させた単体の形状で形成され、錠前装着部に装着させるだけで、前記施錠作用効果及び前記隠蔽作用効果を同時に実行又は実施して、本体と前記扉を施錠状態に保持させることができる。
予め錠前装着部の内部又は外部に具設された、請求項9及び10の当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースに移動させる又は開設したスペースを使用する応用等で、錠前装着部に錠前の具備する閂及びダミー錠を、突出させた施錠状態又は収納した解錠状態でも、錠前及びダミー錠を錠前装着部に着脱できる。
単数である1つの施解錠操作部材の施錠又は解錠の操作と、ダミー錠を突出させた強制錠止の操作により、請求項11及び12の本体と扉が有する複数の開口部それぞれを、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、本体と扉を、開口又は閉口の状態にできる。また、請求項11及び12の本体と扉が有する施解錠操作部材が錠前でも、同じ作用効果が得られる。
請求項1〜13の本体と扉は、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材等の、いずれかの形状を有する本体と扉である。
請求項15の錠前機構は、保護部材や閂作用部材等に、楔作用効果を有する傾斜面を具設して、閂作用部材等を保護部材に当接した状態で錠止させる方向に進行する際に、傾斜面の傾斜角による楔作用効果で、押入させると錠止力を増加させることができる。
請求項16の水平安定部材を備えた錠前機構は、当接した閂作用部材による一定以上の押圧時に、傾斜面に具設された水平安定部材が、傾斜面の角度を形成するように変形して、傾斜面の角度による楔作用効果により、押圧力に比例して、斜め前方方向等の錠止又は施錠方向に押圧する、施錠作用効果を増加又は減少させることが出来る。
請求項17の水平安定部材は、閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、当該傾斜面を水平位置に保持でき、錠前等が有する閂作用部材による一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材が押圧されて傾斜面の角度を形成するように変形し、閂作用部材が具備する傾斜面の角度又は傾斜角による楔作用効果が現れて、押圧力に比例して、錠止方向に押圧する施錠作用効果を、増加又は減少させることができる。
本発明の効果として、本発明の錠前は、本体又は開閉自在の扉もしくはその両方の錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前であり、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
また、本発明の錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況でも、施錠又は解錠の操作不能となった錠前を、本体又は開閉自在の扉から一度取出し、施錠と解錠の操作部がある主面を回転させ他面に向けて再装着する手段により、施錠と解錠の操作部を隠蔽して錠前操作を阻止する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も兼備する錠前である。
錠前の短手方向の、断面図の形状が正四角形であれば、錠前の4面を向けた状態で装着できる。
また、本体及び開閉自在の扉もしくはその両方に具備する錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の施錠と解錠の操作部のある主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
さらに、一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、(2分の1サイズの錠前を2個、3分の1サイズを3個等)重ねて重装でき、各錠前の同時使用もできる。また、錠前収納ケースは、錠前と互換性のある係合部を兼ね備え、錠前の兼ね備えた係合部を錠前収納ケースの係合部に係合させて装着することで錠前装着部に装着する際の、錠前の収納容積又は外形の形状又は外形の容積の変化がないまま錠前を容易に単体もしくは複数重ねて錠前装着部に着脱でき、例えば、錠前収納ケースに縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。また、錠前を回転させずに錠前収納ケースに装着し、装着した錠前の主面を向けた状態で錠前収納ケースを錠前装着部に装着しても、錠前収納ケースの係合部が錠前の施錠及び解錠の操作部又は操作表示部を隠蔽できる。
また、本発明の錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を保護する保護部材は、一連に組み合わされた閂機構である錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を遮蔽又は覆う保護作用と施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材であり、錠前機構及び保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することで、錠前が具備する閂の構造を、過剰に堅固な耐久性を持たない小型軽量化にすることができる。
また、錠前着脱係合部材は、錠前着脱係合部材の装着部に錠前を装着して、本体及び開閉自在の扉の内部に、ワンタッチで容易に着脱自在にセットでき、一度に複数の前記錠前の交換ができる。
また、錠前係止部材は、本体と開閉自在の扉が解錠状態で開口した場合にのみ、錠前装着部が具備する留め具を解除して、錠前装着部の内部に具設された錠前係止部材収納部又は錠前装着部の外側に位置する蓋として着脱でき、かつ前記錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動させて着脱できる。
その場合に、必ずしも留め具がなくても良い。一例として、ねじ込み式でも良い。
さらに、前記錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を起立させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動させて着脱できる。
錠前係止部材を取り外して、施錠状態である錠前の着脱スペースを空けて、施錠状態である閂を突出させた状態の錠前又はダミー錠を突出させた状態の錠前を、開設して空けたスペースに移動又は増設したスペースを使用して着脱できる。
さらに、本発明の錠前は、錠前装着部と錠前収納ケースと錠前係止部材と保護部材と錠前機構と共に互換性及び互いに係合部を有することにより、用途や目的に合わせて、本体及び開閉自在の扉から成る建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体等の形状及び錠前作用を具備した装置(部材)を選択して使用できる。
錠前装着部や錠前装置が具設された、ドア又は引き戸でも良い。
上記記載の各効果を有する本発明の錠前を、着脱自在に装着できる本体及び開閉自在の扉から成るセキュリティボックスは、透明又は半透明な合成樹脂又は複合素材の繊維強化プラスチックから成り、セキュリティボックスを開口せずに視認できる可視化作用とデザイン加工を施した形状とセキュリティボックスに具備する(液晶作用を含む)隠蔽部材により、錠前の施錠と解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を隠蔽する手段を兼ね備え、強化軽量化された多面体又は丸みを帯びたフォルムの形状はファッション効果を生み出し、セキュリティボックスと錠前を自由に組み合わせて、オリジナルなセキュリティボックスを気軽に持ち運べ、さらに、一方の錠前が施錠したままの解錠不能の状態でも、他方の錠前による解錠操作及び施錠操作の手段と解錠不能の錠前の主面を他面に向けて装着する施錠操作及び解錠操作を阻止する手段又は一方の錠前が解錠したままの施錠不能の状態でも、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着する手段で、セキュリティボックスを強制錠止する手段と他方の錠前による施錠操作及び解錠操作の手段により、セキュリティボックスが互に接する同一の開口部を、複数いずれかの錠前で開口又は閉口でき、セキュリティボックスの継続使用手段を可能とする、本発明の錠前及びセキュリティボックスを提供する。
本発明の効果として、錠前は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前の閂に代えて、錠前係止部材を取り外して錠前の着脱スペースを空け、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させる手段により、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する錠前である。
錠前は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面の方向を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。
さらに、一例として、二つのダイヤル錠でそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を二つのダイヤル錠それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数のダイヤル錠が同時に解錠する解錠率である、10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成り、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
本体と開閉自在の扉は、本発明の錠前を、装着使用できるので、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に応用できる。
セキュリティボックスは、機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
セキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
同一の開口部は、施解錠操作部材と共通のロック部材と錠止部材とを有し、さらに、錠前装着部を具設して、ダミー錠を兼備する錠前を錠前装着部に着脱でき、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が解錠不能の場合、他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による施解錠操作手段と、いずれかの錠前又は施解錠操作部材が施錠不可能の場合、施錠不能の当該錠前又は施解錠操作部材に代えて、兼備するダミー錠か、同一の開口部が具備する錠止部材か、で強制錠止する手段と、かつ他のいずれかの錠前又は施解錠操作部材による解錠操作手段と、で本体と扉を開閉できる。
錠前係止部材は、錠前装着部に具設された当該錠前係止部材を取り外して空間を開設し、開設したスペースを応用して、錠前装着部に錠前の具備する閂と、ダミー錠と、を突出した状態又は収納した状態でも、錠前を着脱できる。
水平安定部材は、一定以上の押圧時に形状を変形させて、押圧力に比例する施錠作用効果を増加させることができる。
同一の開口部に固定された複数の施解錠操作部材と錠止部材を使用しても、着脱自在の複数の錠前及びダミー錠と同じ作用効果で、共通の閂を強制錠止手段で錠止でき、セキュリティボックスの継続使用ができる。
同一の開口部が強化材で構成されていれば、より錠前機構が守られる。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、二方向にスライドするタイプだけではない。また、施解錠操作部を覆う状態で、施解錠操作部触れないように、ブロックする役目もある。共通のロック部材は、取り外しができないものもあり、手動又は自動で移動するものもある。共通のロック部材は、接触又は非接触で操作できる。
錠前装着部に空間を埋める部材を装着して、シングル錠でも、セキュリティボックス又はケースを使用できる作用部材に楔作用効果を有する傾斜面を具設して、錠止力を増加させることができる。同一の開口部が強化材で構成されていれば、より錠前機構が守られる。同一の開口部に具設した共通のロック部材は、二方向にスライドするタイプだけではない。
同一の開口部に具設した共通のロック部材は、施解錠操作部を覆う状態で、施解錠操作部触れないように、ブロックする役目もある。
共通のロック部材は、取り外しができないものもある。
共通のロック部材は、手動又は自動で移動するものもある。
共通のロック部材は、接触又は非接触で操作できる。
錠前装着部に空間を埋める部材を装着して、シングル錠でも、セキュリティボックス又はケースを使用できる。
本発明の効果として、錠前機構は、ダミー錠を兼ね備え、施錠操作が不能になった錠前を錠前装着部から取り外し、ダミー錠を突出させた状態で錠前装着部に再装着させることにより、施錠と解錠の操作を阻止する強制錠止手段を兼備する。
請求項22の発明の錠前機構は、装着した複数いずれかの錠前が施錠又は解錠の操作不能の状況になっても、当該錠前を、錠前装着部から一度取出し、施解錠の操作部がある主面を他面に向けて再装着する手段により、施解錠の一方の操作部を隠蔽する、施錠操作及び解錠操作を阻止する手段も備える。
錠前機構における錠前装着部は、錠前係止部材を兼ね備え、施解錠の操作部がある錠前の主面(表面)又は他面(多角形の場合、装着可能な各面)を向けて装着でき、さらに、錠前係止部材を着脱して、錠前が具備する閂及びダミー錠を突出させた使用状態でも、錠前を錠前装着部に容易に着脱できる。
錠前機構における錠前装着部は一つの錠前装着部に形状の等分化された錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して、重ねて装着して同時使用もでき、例えば、縮小した同じ構造の錠前を複数使用の場合、一箇所の同じ錠前装着部でも、(2倍、3倍等)セキュリティレベルを簡単に上げることができる。
錠前機構における錠前装着部は錠前に具備するダミー錠の作用効果を有する錠前から独立した単体の部材でも、錠前装着部に装着させて共通のロック部材を強制錠止できる。
錠前機構は、一連に組み合わされた閂機構であり、保護部材を介在させる手段により、保護部材に対して外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向等に変更させ、錠前が具備する閂に対し、破壊力のベクトル方向を玉突き状態の方向に押し込む(又は引き抜く)ことを回避もしくは阻止することができる。
錠前機構における保護部材は、錠前機構に配設され、錠前が兼ね備えた閂とダミー錠を、遮蔽又は覆う保護作用と、施錠又は解錠の操作に応動する閂作用を兼ね備えた保護部材である。さらに、一例として、10桁の数字をあわせるダイヤル錠から成る二つの錠前を、正しい数字を知らない人がそれぞれ解錠する場合、10×2の20通りの解錠方法で解錠できてしまうが、本発明の保護部材を、二つの錠前それぞれが同時に施錠する事により、一方の錠前が解錠しても他方の錠前が施錠状態で有り、複数の錠前が同時に解錠する構成にすると、解錠率が10×10の百分の一の確率でのみ解錠操作が可能と成り(解錠可能な確率はより小さくなり)、防犯効果を簡単に上げる事ができる。
錠前機構における錠前収納ケースは、一度に複数の錠前を錠前装着部に装着でき、錠前と錠前ケースの係合部に溝を設け、ぴったりと合致させることができ、係合部に錠前の操作部(表示部等)設置しておけば、錠前の他面を向けずに、主面を向けたまま操作部を錠前ケースの係合部で隠蔽した状態で、錠前装着部に装着できる。
錠前機構を有する本体と開閉自在の扉は、建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体、錠前装置等のいろいろな用途に適用できる。
セキュリティボックスは、先に記載の機能や軽量強化部材から成る各部材等を搭載でき、さらに、透明又は半透明な合成樹脂等の強化部材から成り、可視化作用とデザイン加工を施した形状を兼備し、液晶作用効果で内部を隠蔽できる。
セキュリティボックスは、複数の錠前の施解錠の操作手段と、ダミー錠による強制錠止手段と、施錠操作と解錠操作を阻止する手段により、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
セキュリティ機能部材は、本体と、蓋又は扉と、係合させる、又は収納部材と係合して、前記収納部材本体が有する開口部を、開閉自在な扉で開閉できるセキュリティ機能部材であって、本体と蓋又は扉が有する前記開口部に、複数の、閂を有する錠前と、当該錠前を着脱できる錠前装着部と、を配設し、前記錠前が有する前記閂を施錠又は解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制錠止に制御できるセキュリティ機能部材であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前の施錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とするセキュリティ機能部材である。
また、セキュリティ機能部材からなる拘束部材の部材は、編み込み部材、織り込み部材、金属部材、強化繊維部材、合成樹脂部材、化学繊維部材、自然界に存在する天然素材から成り、収納部材本体を包み込むように、或いは、巻きつけるように、もしくは束ねるように係合できる。また、強化繊維部材を、撚糸した状態で使用する、もしくは、燃焼硬化させる、化学変化させる、他部材と合わせて、いろいろ変化できる。さらに、錠前装置に、使用する拘束部材の紐、ベルト、バンド、チェーン、ワイヤー等の、長さ、幅、厚さ、形状、いろ、柄等を、自由に選ぶことが出来る。したがって、一つの錠前装置で、いろいろバリエーションを変化させて継続使用できる。
蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋の正面縦断面図. (イ)錠前装着部に装着した錠前の主面及び保護部材の断面図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図。 スライド式摘子の断面図。 (イ)セキュリティボックスの本体と蓋に具設された凸設部の断面図。(ロ)セキュリティボックスの本体と蓋を右横方向からの断面図。 蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋における一方の錠前の解錠状態の正面縦断面図。 蝶着型セキュリティボックスの本体と蓋における解錠状態の正面縦断面図。 (イ)ダミー錠の使用状態を示す断面図。(ロ)錠前に具備するダミー錠の断面図。(ハ)ダミー錠の施錠状態を示す断面図。 (イ)錠前に具備する主面の説明図。(ロ)錠前に具備する他面の説明図。 (イ)錠前装着部に装着した錠前の主面及び保護部材の断面図。(ロ)隠蔽部材により操作部を隠蔽した錠前の説明図。 回転式セキュリティボックスの施錠状態の正面縦断面図。 (イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図。 シリンダー機構の後方向からの断面図。 閂機構の一部を抜粋した施錠状態の正面方向からの断面図。 閂機構の一部を抜粋した解錠状態の正面方向からの断面図。 シリンダー機構の横方向縦断面図。 閂機構の施錠状態の縦断面図。 閂機構の解錠状態の縦断面図。 回転式セキュリティボックスの解錠状態の正面縦断面図。 複数の錠前と保護部材の関係を示す断面図。 平行スライド型セキュリティボックスの施錠状態の正面縦断面図。 (イ)本体の同一の開口部の縁端に具設したプレートの断面図。(ロ)蓋の前後の内側壁に具設した閂の断面図。(ハ)本体に具設した閂の断面図。 複数の錠前を解錠して、蓋を横方向にづらした状態の断面図。 平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を備えたセキュリティボックスの解錠状態の正面方向からの断面図。 (イ)錠前装着部に装着した錠前の断面図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂と保護部材の断面図。 (イ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片の断面図。(ロ)錠前装着部に装着した錠前と閂に具備した先端片と保護部材の断面図。 (イ)錠前収納ケースの正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースの底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースの側面方向からの説明図。 (イ)錠前の局所に具設した凹部の正面方向からの説明図。(ロ)錠前の局所に具設した凹部及び係合部の底面方向からの説明図。(ハ)凹部を具設した錠前の形状の縮小等分化した複数の錠前装着時の正面方向からの説明図。 (イ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の正面方向からの説明図。(ロ)錠前収納ケースと係合部を係合した錠前の底面方向からの説明図。(ハ)錠前収納ケースと係合部を係合した形状の縮小等分化した複数の錠前の正面方向からの説明図。 (イ)錠前着脱係合部材が具備する錠前装着部に係合した錠前係止部材と錠前の正面断面図。(ロ)錠前着脱係合部材が具備する錠前係止部材と錠前を装着した錠前装着部の上面断面図。 (イ)本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した正面方向からの断面図。(ロ)本体内側に錠前着脱係合部材を押入して係合した上方向からの断面図。 錠前装置の正面断面図。 本体と共通のロック部材と蓋の係合部の断面図。 本体上面の欠切孔の平面図。 共通のロック部材の解錠状態の正面断面。 錠前装着部に装着した錠前の断面図を用いた説明図。 本体に錠前を縦に装着した正面断面図。 (イ)「Lの字」型の閂ホルダーの説明図。(ロ)「コの字」型の閂ホルダーの説明図。(ハ)キャップ形状の閂ホルダーの説明図。 (イ)錠前装着部の外側に具設した閂収納凹部と閂ホルダーと錠前装着部に装着した錠前の施錠状態の正面断面図。(ロ)錠前と閂ホルダーの側面断面図。(ハ)錠前及び閂ホルダーの解錠状態の正面断面図。 (イ)錠前とダミー錠の断面図。(ロ)施錠状態の錠前の断面図。(ハ)起立した状態のダミー錠説明図。 四つの錠前を備えたセキュリティボックスの、一方向からの斜投影の断面図。 (イ)施錠した施解錠操作部材。(ロ)共通のロック部材を強制錠止した断面図。(ハ)同一の開口部の欠切孔の説明図。 (イ)回転式閂機構に具備する水平安定部材の断面図(ロ)垂直方向に作用する水平安定部材の断面図 (A)ドット形状の水平安定部材(B)ドット形状の水平安定部材の使用例(C)ストライプ形状(帯状)の水平安定部材(D)ストライプ形状の水平安定部材の使用例 四つの錠前を備えたセキュリティボックスの、共通の閂と係合する案内講の断面図 (A)錠前の閂とダミー錠の図(B)閂の内部に位置するダミー錠(C)閂の外部に位置するダミー錠(D)閂の内部に位置するダミー錠(E)閂を、サンドイッチ状に挟んだダミー錠(F)上段閂、下段ダミー錠(G)錠前を横から見た錠前とダミー錠の位置関係の図 (A)錠前の施錠状態の閂(B)凹型のダミー錠の強制錠止の図(C)ダミー錠の一例(D)ダミー錠の一例(E)ダミー錠の一例 (A)錠前装置の蓋の(開口して展開した状態の)一例(B)錠前装置の閉口状態の横からの断面図(C)錠前装置の外側を、蓋で覆われた閉口状態の横からの断面図 (A)固定された錠止部材を具備する、同一の開口部の断面図。(B)開口した、同一の開口部の断面図。(C)開口した前面の蓋と上部に具設された係止部材の横方向からの断面図。 (A)形状の縮小等分化された錠前の錠前装着部に装着した断面図(B)蓋状の錠前係止部材(C)錠前装着部に装着した錠前及び錠前係止部材。 (A)蓋形状の錠前係止部材を、本体及び扉の内部に装着した正面断面図(B)錠前係止部材を搭載した状態の正面断面図 実施例2に採用した、錠前係止部材を装着したセキュリティボックスの正面断面図。 (A)セキュリティ機能部材の本体と蓋に結束ベルトを係合して、施錠状態のセキュリティ機能部材の断面図。(B)セキュリティ機能部材の蓋の展開説明図。
本発明の最良の形態として、複数の錠前を使用した3つの実施例及びその変形例により、構造と手段について説明する。各実施例及び変形例の、共通事項の注釈を下記に記載する。
1:図中に表示する同一番号は同じ構造であって、末尾のハイフン以下の符号(A〜C)違いの場合は説明上省略し、代表枝番「−A」のみで解説する。(ただし、説明上必要の場合は、その限りではない。)
1:図の説明において、同一番号の図中に図の表記が複数有る場合には、末尾のハイフン以下の符号(「イ」「ロ」「ハ」又は「A」「B」「C」の文字の違い)で表記する。
1:「保護部材」とは、閂作用を具備する錠前機構に具設された部材のことである。
1:各例文中に記載された、「スペースエリア」及び「ストライクエリア」は、閂作用を具備する保護部材の収納部(空間又はスペース)である。
1:請求項記載の、錠前を具設した本体及び開閉自在の扉を、以下例文では、錠前を具設したセキュリティボックス又は錠前装置として説明する。
1:錠前装着部に装着した錠前は、セキュリティボックスが施錠時は脱着できないものとする。
1:錠前に具設した閂及びダミー錠の操作は、錠前に具備する摘子により操作するものとする。(説明文中は省略。)
本発明を実施する為の最良の形態の実施例1は、セキュリティボックスの本体とセキュリティボックスの蓋を蝶着した型の、セキュリティボックスを説明する。
図1は正面から見た断面図であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22から成り、背面は蝶番13で、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が固定されている。
セキュリティボックスの施錠方法として、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを施錠する手段により、図2(ロ)の錠前1−Aに具備している閂2−Aを右方向にスライドさせ、閂2−Aを突出させる。突出した閂2−Aが、セキュリティボックスの本体21内部に具設している左右動可能な保護部材3−Aを、スペースエリア4−Aの位置から右方向押進し、ストライクエリア5−Aの位置へ押入する。押入された保護部材3−Aが、ストライクエリア5−Aの位置で係止する。
図1のストライクエリア5−Aに押入された保護部材3−Aは、同一の開口部25に具設された共通の閂20の下側端を係止さる。また、もう一方のセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前装着部23−Bに装着した、現在施錠状態で錠前1−Bに具備している閂2−Bにより、保護部材3−Bは同一の開口部25に具設された共通の閂20の上側端を係止して、閂機構の一部に配設された共通の閂20の上下両側端を、保護部材3−Aと保護部材3−Bが係止させる。
押入された保護部材3−Aと現在施錠状態にある保護部材3−Bは、共通の閂20を上下挟持させた状態で錠止させ、錠止した共通の閂20により、スライド式摘子7は右方向へスライドできず錠止され、セキュリティボックスは施錠状態と成る。
図3のスライド式摘子7は、セキュリティボックスの外側に位置する稼動動作部6とセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9から成る。スライド式摘子7が具備するセキュリティボックスの内側に位置する挟持部9は、図3のセキュリティボックスの本体21内部に具備された壁面17の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された壁面18の縁端の局所に腕木状に具設された凸設部11を挟持して施錠する。
上記記載事項の注釈として詳細に記載すれば、図1の保護部材3−Aは、閂2−Aと共通の閂20の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材3−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの本体21の内面と互に接する面の、少なくともひとつの面でかみ合った状態で係合しあい、案内溝に沿って移動可能に取り付けられている。(図省略)図1の保護部材3−Aとセキュリティボックスの本体21は、共に介在する弾性体8−Aにより係合している。
図4(イ)のセキュリティボックスの本体21内部に具設した凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具設した凸設部11は、共に同じ作用と形状を具備する。
図4(ロ)のセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10は、セキュリティボックスの本体21内部に具備する収納部を形成している壁面17の局所の位置に具設され、その壁面17の縁端の局所にセキュリティボックスの本体21の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。また、図4(ロ)のセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部11は、セキュリティボックスの蓋22内部に具備する収納部を形成している壁面18の局所の位置に具設され、その壁面18の縁端の局所にセキュリティボックスの蓋22の前面に向かって腕木状に折り曲げた凸設部である。
セキュリティボックスの解錠方法として、図2(ロ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aを解錠し、錠前1−Aに具備している閂2−Aを左方向にスライドさせ、図2(イ)の錠前1−Aの内部に閂2−Aを収納させる手段により、図5のセキュリティボックスの本体21に具備する弾性体8−Aが、係合した保護部材3−Aをストライクエリア5−Aの位置から押進し、閂2−Aのあった左方向のスペースエリア4−Aへ押入する。
図5のストライクエリア5−Aが空いたスペースと成り、移動可能に成った共通の閂20は、図6の共通の閂20に具備する摘子19の操作により、直下方向のストライクエリア5−Aへ移動し、図4(イ)の共通の閂20が係止していた閂開放部エリア24の空いたスペースに、図3のスライド式摘子7に具設された稼動動作部6を右方向にスライドさせる。
図3のスライド式摘子7に具備する挟着部9により、挟着状態に錠止していたセキュリティボックスの本体21内部に具備された凸設部10とセキュリティボックスの蓋22内部に具備された凸設部分11の閂が、共にスライド式摘子7に具備する挟持部9による挟着状態から開放された状態と成り、解錠されたセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22は、図4(ロ)の背面に具備する蝶番13を介して開口できる。
上記記載事項の注釈として、セキュリティボックスの本体21に具備する保護部材3−Aとセキュリティボックスの蓋22に具備する保護部材3−Bとセキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22の両方に兼備する共通の閂20及びスライド式摘子7は、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構であって、セキュリティボックスの本体21とセキュリティボックスの蓋22が共に兼備する錠前機構のことである。
本発明のセキュリティボックスの特徴である、継続使用できる手段の一例として、解錠状態の時に、図2(イ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着した錠前1−Aが施錠できない場合には、通常であればセキュリティボックスが施錠できなく成り、セキュリティボックスの機能を果たせずその時点で使用不可能と成る。
しかし、本発明のセキュリティボックスはこの問題も解決し、図2(イ)の解錠状態で開口可能なセキュリティボックスを開けて、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出し、図7(イ)の錠前1−Aに具備された閂2−Aの、反対側の位置に具備された錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aをスライドして突出させる。
図7(ロ)のスライドして突出された、錠前の閂作用を具備するダミー錠12−Aの施錠手段により、使用不能になった錠前1−Aに具備している閂2−Aに換えて、図7(ロ)の錠前1−Aに具備されるダミー錠12−Aを、図7(ハ)のセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する。
図7(ハ)の錠前1−Aの前後の向きを変えてセキュリティボックスに装着したダミー錠12−Aが、セキュリティボックスに具設された保護部材3−Aを、ストライクエリア5−Aの位置で係止させ、複数の閂を配設した錠前機構を錠止させる。
使用不能になった錠前1−Aに具備する閂2−Aに換えて、施錠操作及び解錠操作のできないダミー錠12−Aをセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに装着する手段により、セキュリティボックスを常時施錠状態にして、錠前の施錠操作と解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。また、もう一方の錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段で、セキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
上記記載の、ダミー錠(12−A)とは、ダミー閂及びダミー閂の作用を具備する部材を含む概念の総称であり、本発明では「ダミー錠」で、統一表記をする。
注尺として、一度セットしたダミー錠は、解錠しない限り施錠状態とする。また、ダミー錠は内蔵タイプ以外にも、キャップ等の一方に具設して、方向を変えて起立させ、錠前に再装着させるタイプや回動させて突出した状態にするタイプなど、上記記載の以外の多様なタイプがある。
本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、例えば施錠状態の時に、図1の一方の錠前である、セキュリティボックス本体21に具備する錠前1−Aが解錠できない場合でも、他方の錠前であるセキュリティボックスの蓋22に具備する錠前1−Bを解錠操作することにより、セキュリティボックスの解錠操作が可能と成り、二つの異なる複数の錠前で施錠したセキュリティボックスの同一の開口部25を開口でき、かつ錠前1−Bによるセキュリティボックスの施錠操作により閉口操作もでき、引き続き錠前1−Bによる施錠操作と解錠操作手段でセキュリティボックスの使用継続が可能と成る。
また、セキュリティボックスを施錠した状態で、鍵の紛失、盗難、鍵の携帯忘れ等このままでは前記鍵を所持した第三者による、セキュリティボックスの解錠行為が心配される場合の、本発明のセキュリティボックスの防犯強化対策手段の一例として、上記記載の、いずれかの手段でセキュリティボックスを開口し、図2(イ)の開口したセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから錠前1−Aを一旦取出す。
取出した図8(イ)の錠前1−Aに具設された施錠と解錠の操作部14がある錠前の主面15を、一例として180度回転させ、施錠と解錠の操作部14が具設されていない他の面のひとつである、図8(ロ)の錠前1−Aの裏面16を向けた後に、再びセキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aに、錠前1−Aを裏面16を向けたまま再装着させる手段により、錠前1−Aに具設する施錠と解錠の操作部14がなく、施錠した状態で施錠操作及び解錠操作を完全に阻止する手段を兼備する。
また、本発明のセキュリティボックスの特徴である継続使用できる手段の一例として、図1のセキュリティボックスに具備する錠前装着部23−A及び錠前装着部23−Bに、容易に着脱自在に任意の錠前を装着できる手段により、例えば、使用不能となった錠前1−A本体を携帯した別の任意の錠前と交換し、別の任意の錠前を容易にセキュリティボックスの錠前装着部23−Aに装着して、引き続きセキュリティ状態を安全に維持したまま任意の錠前による施錠操作及び解錠操作で、セキュリティボックスの継続使用を可能にする手段を兼備する。
さらに、別例として、セキュリティボックスの本体21に具備する錠前装着部23−Aから、図9(イ)の錠前26を一旦取出して、錠前26に具設された施錠と解錠の操作部14を、図9(ロ)の錠前26に具設された隠蔽部材27をスライドして遮蔽する、隠蔽部材を使用した隠蔽手段もある。
注釈として、錠前26に具設された隠蔽部材27は、錠前26を錠前装着部23−Aから取り外した時のみ、操作できるものとする。
また、注釈として、上記記載の実施例1及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例2は、回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。図10はセキュリティボックスの蓋28の前面に回転式施錠及び解錠の操作手段を備えた、セキュリティボックスの正面から見た断面図である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図11(イ)のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを施錠する手段により、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを右方向にスライドさせ閂32−Aを突出させる。突出した閂32−Aが、セキュリティボックスの蓋28内部に具設している左右動可能な保護部材33−Aを、スペースエリア34−Aの位置から右方向へ押進しストライクエリア35−Aに押入する。押入された保護部材33−Aが、ストライクエリア35−Aの位置で係止する。
ストライクエリア35−Aに押入された保護部材33−Aは、図12のシリンダー機構である、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の(正面方向から見て)左回動を係止させる。
また、図13のセキュリティボックスの蓋28に具備する錠前装着部30−Bに装着した、現在施錠状態で錠前31−Bに具備する閂32−Bにより、図13のストライクエリア35−Bにある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の右回動を係止して、図13の閂機構の一部に配設された円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38の左右回動を、保護部材33−Aと保護部材33−Bが係止させる。
図13の保護部材33−Aと現在施錠状態にある保護部材33−Bは、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38を、回動不能の状態で錠止させ、錠止した円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38により、図10の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39は左右回動不能の錠止状態に成り、図10のセキュリティボックスは施錠状態と成る。
セキュリティボックスの解錠方法として、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備した錠前装着部30−Aに装着した錠前31−Aを解錠し、図11(ロ)の錠前31−Aに具備する閂32−Aを左方向にスライドさせ、図11(イ)の錠前31−Aの内部に閂32−Aを収納させる手段により、図10のセキュリティボックスの蓋28に具備する弾性体(図省略)が、係合した保護部材33−Aをストライクエリア35−Aの位置から左方向へ押進し、図11(イ)のスペースエリア34−Aの位置に保護部材33−Aを押入する。図11(イ)のストライクエリア35−Aが空いたスペースと成り、保護部材33−Aにより回動不能の状態で錠止していた、円軸36と円軸36に係合した閂37及び円盤型回動部38は保護部材33−Aによる錠止状態から回動可能と成る。
図15の円盤型回動部38の表面に具設した摘子39により、図14の円盤型回動部38を左に180度回動させ、円盤型回動部38と係合した図15の円軸36と円軸36と係合した閂37が回動し、閂37の具備する劣弧部40により、セキュリティボックスの蓋28に具備された、閂45上部縁端42を直下方向へ押入する。
図15のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された、閂45の上部縁端部42はアーチ型を形成した半円柱形状であり、もう一方の閂45の下部は、セキュリティボックスの蓋28の前後内側に一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設され、閂45の下部縁端部43の底面はフラット形状である。
閂45は、セキュリティボックスの蓋28の前後の内壁面に具備する閂収納部44内で、上下動可能に架設した状態で配設されている。また、図16の閂45の下部縁端43は、セキュリティボックスの蓋28に具備する閂収納部44内で、係合部材47を介して、上下動可能に弾性体48と係合している。
図16のセキュリティボックスの蓋28の内部に具設された閂45と歯車部50は、局所の位置で歯筋部を介して互いにかみ合った状態で係合しあい、図15の閂45に具設する歯筋部46の上下動で歯車部50に具設する歯筋部51は従動し、歯車部50の中心軸52を介して回動する。
図17の歯車部50と係合した閂54は歯車部50の回動に従動し、閂54に具備する「Lの字」型の先端部53を、左右外側に開くように水平方向へ移動させる。図17の閂54が水平方向の位置で係止され、セキュリティボックスの本体29に具備するストライク49から閂54の「Lの字」型の先端部53が抜けてセキュリティボックスが解錠され、図18のセキュリティボックスの本体29とセキュリティボックスの蓋28が嵌脱状態と成る。
上記注釈として、図15の閂45に具設する歯筋部46と図16の歯車部50に具設する歯筋部51と歯車部50の中心軸52と歯車部50と係合した閂54と閂54に具備する「Lの字」型の先端部53とセキュリティボックスの本体29に具備するストライク49は、セキュリティボックスの蓋28及びセキュリティボックスの本体29の裏面側にも、同じように配設されている。
上記注釈として、図15の円盤型回動部38は、シリンダー作用をする一体型構造を形成し、円軸36と係合した劣弧部40を具備する閂37から成る。
また、錠前機構とは、複数の閂及び閂作用を具備した部材から成る、一連に組み合わされて配設された閂機構のことである。
次に、複数の閂を配設した錠前機構のひとつである保護部材33−Aの構造と役割について、さらに詳しく説明する。図13の保護部材33−Aは、閂32−Aと閂37の中間に介在し、案内突起を具備する保護部材33−Aは、案内溝を具備するセキュリティボックスの蓋28の内部と接する面の少なくとも一面で、介在する案内溝に沿って、閂33−Aの案内突起が移動可能に取り付けられており案内突起を具備した保護部材33−Aが一定方向に移動する。(図省略)
保護部材33−Aの主な役割は、錠前31−Aに具備する閂32−Aへの外部からの直接的破壊攻撃を回避させる手段であり、例えば、図12及び図13の円軸36と円軸36に係合した閂37と閂37係合した円盤型回動部38を無理に回動させる解錠破壊攻撃があっても、閂37と閂37に係合した円盤型回動部38は、セキュリティボックスの蓋28が具備する案内溝と係合した、保護部材33−Aを押進することになり、外力は直接、セキュリティボックスの蓋28の案内溝と係合した保護部材33−Aにかかり、閂32−A及び錠前31−Aにはかからない。
したがって、図13の保護部材33−Aを介在させる手段により、錠前31−Aと閂32−Aにかかる外力の直接的破壊攻撃力が減免されるので、錠前31−A及び閂32−Aは解錠破壊行為による過剰な耐久性を必要とせず、錠前31−A及び閂32−Aの小型化、軽量化が可能と成る。
さらに、保護部材から成る閂ホルダーは、一箇所の錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂操作で、同一の閂ホルダーを施錠できる。複数の錠前による施錠操作時に、一方の錠前を解除しても他方の錠前により施錠状態が維持される。
図19の例では、錠前装着部55に装着した錠前56の具備する閂57は、錠前56内部に収納された状態であり、他方の錠前58の具備する閂59のみで、キューブ型閂ホルダー60を係止させている。
注釈として、上記記載の保護部材は、保護部材であるキューブ型閂ホルダーの一例であり、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
また、上記記載の注釈として、説明文上省略した、同じ構造と作用を具備した部材の枝番「−A」以外の枝番から成る部材も、必要に応じて左右対称部及びセキュリティボックスの裏面部に具設されているものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例2及び別例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の実施例3は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの構造と手段について説明する。
図20は、平行スライド型施錠及び解錠の操作手段を具備した、セキュリティボックスの本体と蓋の正面から見た断面図である。注釈として、図20のセキュリティボックスの、開口部の縁端64の両端一部の実線を、説明上省略して説明してある。
平行スライド型セキュリティボックスの使用方法として、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62から成り、セキュリティボックスの本体61は、図21(イ)のセキュリティボックス本体開口部の縁端64に、直上に伸びたプレート70を具設し、プレート70は局所に、腕木状に具設する凸部形状の閂65を等間隔で複数配設する。プレート70は、セキュリティボックスの本体開口部の前後の縁端64に具設され、形状と作用は同じである。
図21(ハ)の凸部形状の閂65は、具設したプレート70の局所に腕木状に伸びた閂65を、セキュリティボックスの本体の外側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。図21(ロ)の凸部形状の閂66は、セキュリティボックスの蓋62の前後の内側壁67の局所に腕木状に伸びた閂66を、セキュリティボックスの蓋62の内側に向けた状態で、等間隔で複数配設したものである。
図22のセキュリティボックスの蓋62は、等間隔で配設した複数の閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した複数の閂65の間隔部68に、直下型の方向で押入して嵌合させる。
図22のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65の直下位置69それぞれに、セキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66を、スライドさせて互いに対向させる。図23のセキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66の互いに対向した状態が、セキュリティボックスの本体61とセキュリティボックスの蓋62の中心線上で嵌合した状態である。セキュリティボックスの本体61に具備する複数の閂65とセキュリティボックスの蓋62に具備する複数の閂66は互いに対向しあい、上下動による移動が係止され錠止状態と成る構造である。
セキュリティボックスの施錠方法として、図24(イ)のセキュリティボックスの本体61に具備する錠前装着部63−Aに装着した錠前71−Aを施錠する手段により、錠前71−Aに具備している閂72−Aを左方向にスライドさせ、閂72−Aを突出させる。閂72−Aがセキュリティボックスの本体61の内部に具設している左右動可能な保護部材73−Aをスペースエリア74−Aの位置から左方向へ押進し、ストライクエリア75−Aの位置へ押入する。
図24(ロ)のストライクエリア75−Aに押入された保護部材73−Aが、図20の閂80−Aの上下動を係止させる。
図25(イ)のセキュリティボックスの本体61に具設した閂80−Aは、直上に伸びた先端片81−Aを二枚具備する。
図20の保護部材73−Aにより、係止状態の閂80−Aが具備する直上に伸びた先端片81−Aの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向する。
また、もう一方の、図20の錠前71−Bに具備している閂72−Bと錠前71−Cに具備している閂72−Cにより共通の保護部材73−Bが係止され、保護部材73−Bにより、現在施錠状態の閂80−Bが具備する直上に伸びた先端片81−Bの二片それぞれが、セキュリティボックスの蓋62の側面内側76及びセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77にそれぞれ対向しあい、先端片81−A及び先端片81−Bにより係止され、セキュリティボックスは左右動できず錠止状態と成る。
図20のセキュリティボックスの蓋62の内部に具設された内壁77とは、セキュリティボックスの蓋62上部から蓋の内部に、直下方向に延設された内壁77であり、閂80−Aの直上に伸びた先端片81−Aの一枚と内壁77が互いに対向しあい左右動を係止させる。
内壁77は強化目的で増設された補強片であり、セキュリティボックスの蓋62の内部に必要に応じて枚数を増設できる。また、閂80−Aに具備する先端片81−Aも内壁77に対向する枚数分増設可能である。
セキュリティボックスの解錠方法として、セキュリティボックスの本体61の錠前装着部63−Aに装着した図25(イ)の錠前71−Aを解錠し、錠前71−Aに内設している閂72−Aを右方向にスライドさせ錠前71−Aの内部に閂72−Aを収納させる手段により、図25(ロ)のセキュリティボックスの本体61に具備する弾性体(図省略)が係合した保護部材73−Aをストライクエリア75−Aの位置から押進し、閂72−Aのあったスペースエリア74−Aの位置に保護部材73−Aを右方向へ押入する。図25(ロ)のストライクエリア75−Aのスペースが空き、閂80−Aは直下方向へ移動可能と成る。図25(ロ)のスペースエリア75−Aへ直下方向に移動した閂80−Aは、閂80−Aに具備する先端片81−Aをセキュリティボックスの本体開口部の縁端64と同じ高さまで直下方向に移動させる。
図22の左右動可能と成った、セキュリティボックスの蓋62に具備する等間隔で配設した閂66を、セキュリティボックスの本体61に具備する等間隔で配設した閂65の間隔部68の位置に、上記例では右方向にスライドさせる。
上記注釈として、図22のセキュリティボックスの蓋62がスライドする遊動幅の長さは、プレート70の間隔部68の遊動幅と先端片81−A又は先端片81−Bの間に係合した内壁77の厚み幅分79を差し引いた遊動幅78と同じである。
図23のセキュリティボックスの蓋62に具備する閂66を右方向へスライドさせ、図22のセキュリティボックス本体61に具備する閂65の間隔部68の位置に移動し、対向していた複数の閂65と閂66は互に対向しなく成り、セキュリティボックスの蓋62とセキュリティボックスの本体61は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
上記注釈として、図20のプレート70と閂65と閂66はセキュリティボックスの裏面に同じく配設されている。(図省略)
実施例1〜3各共通項として、セキュリティボックスの本体に具備する錠前装着部に簡単に錠前を装着できる手段の一例として、専用付属部材である錠前収納ケースを使用した錠前交換方法がある。錠前収納ケースを使用した錠前交換方法の一例として、単数の錠前又は一度に複数の錠前を装着した錠前収納ケースごと、セキュリティボックスに具備する錠前装着部に容易に着脱できる。その際、錠前収納ケース開口端に、装着した錠前を留める為の留め具或いは係止部材又は蓋90を設置してもよい。
錠前収納ケース87は、図26(イ)の凸部86と(ロ)の係合部材89と(ハ)の凸部の蓋90から成る。
また、錠前収納ケース87に装着する錠前84は、図27(イ)の錠前84の局所に錠前収納ケース87と係合する凹部85と図27(ロ)の凹部85と錠前欠切部88を具備する。
使用方法として、図27(イ)と(ロ)の錠前84の具備する凹部85と図27(ロ)の錠前欠切部88を、図26(イ)の錠前収納ケース87の具備する凸部86と図26(ロ)の係合部材89と図26(ハ)の凸部の蓋90に係合するように錠前84を装着した状態で、錠前収納ケース87をセキュリティボックスの錠前装着部に着脱する。
錠前収納ケース87は、図27(イ)と(ロ)の錠前84の局所に具設した凹部85に図26(イ)の錠前収納ケース87の凸部86と凸部の蓋90を係合させ、かつ図26(ロ)の錠前収納ケース87の係合部材89と図27(ロ)の錠前欠切部88を係合させることにより、図28(イ)と(ロ)の錠前84の表面積(体積或いは容積)の違いによる、錠前収納ケース87の錠前収納部及びセキュリティボックスの錠前装着部に装着した時の緩みの影響を受けない。
上記注釈として、錠前収納ケース87は、図27(ハ)の形状の等分化された錠前82−Aと錠前82−Bの錠前を、図28(ハ)のように複数装着できる。また、形状の等分化された錠前を単数のみ装着の場合は、錠前と同じ形状の空洞部材を装着して、錠前収納ケースの空いたスペースをなくすことができる。
注釈として、錠前の凹部形状の係合部に、施解錠操作部の操作表示部面やダイヤル錠のダイヤル、或いはリモコン等の光線又は電波信号等の受信部を設置すれば、収納ケースの係合部材を錠前の係合部と係合させるだけで、施解錠操作手段を隠蔽して阻止できる。また、錠前を回転させる等の錠前の主面の方向を正面を向けたまま、錠前を方向転換せずに施解錠操作手段を阻止できる。
さらに、錠前装着部に装着した複数の錠前を、セキュリティボックスに簡単に着脱できる手段の一例として、錠前装着部に具設した錠前係止部材を使用した方法がある。
図29(イ)と(ロ)の錠前装着部94に装着した複数の錠前91−Aと錠前91−Bを、錠前装着部94の中央に具備した錠前係止部材収納部95に、錠前係止部材96を係合して係止する。図29(イ)の錠前装着部94に装着した錠前91−Aが具備する閂92−Aと錠前91−Bが具備する閂92−B又は錠前91−Aが具備するダミー錠93−Aと錠前91−Bが具備するダミー錠93−Bが使用された突出状態でも、錠前係止部材収納部95に係合した錠前係止部材96を取り外し、錠前装着部94の中央に位置する錠前係止部材収納部95の空いたスペースに双方の錠前91−Aと錠前91−Bを、後方にスライドさせて取出すことができる。
さらに別例として、図29(イ)と(ロ)の複数の錠前91−Aと錠前91−Bを装着した、錠前装着部94を具備する錠前着脱係合部材83を、図30(イ)と(ロ)のセキュリティボックスの本体61の内側に、押入して係合する手段がある。セキュリティボックスの本体61内側に、錠前着脱係合部材83を係合させ、錠前着脱係合部材83はロックされ、(図省略)セキュリティボックスの本体61に、容易に複数の錠前を着脱できる。
注釈として、係合しロックされたセキュリティボックスの本体61と錠前着脱係合部材83は,セキュリティボックスのロック解除しない限り、取り外しができないものとする。また、錠前着脱係合部材83をセキュリティボックスの本体61ではなく、セキュリティボックスの蓋62に係合してもよい。さらに、錠前着脱係合部材83は、筒状の形状の他、蓋の形状もしくはプレート形状などがあり、上記記載の形状とは限らない。
前記記載の実施例1〜3のセキュリティボックスの構造全体の注釈として、本体と蓋を蝶番で係合するタイプ、本体と蓋を嵌めて係合するタイプ、本体と蓋をスライドさせて使用するタイプ以外にも、本体と蓋を回転(ねじ込み)させて使用するタイプ又は本体と蓋を同寸にして蝶着し、例えば本を両開きするような使用方法やセキュリティボックス本体に小部屋を設けて、さらにその小部屋の各部分に施錠又は解錠の操作部を設置した二重構造のセキュリティタイプなど、実施例1〜3の他にもさまざまな構造や方法を応用できる。
錠前をセキュリティボックスの装着部に装着の際は、錠前を止める留め具又は装着部の蓋又は係止作用の部材により、しっかりと錠前を錠前装着部に固定するものとする。(図省略)
また、上記記載の実施例3及び変形例は、本発明を実施する為の最良の形態一例である。
本発明を実施する為の最良の形態の変形例として、複数の錠前を装着できる錠前装置について説明する。
図31は複数の錠前を装着できる錠前装置の、正面から見た断面図である。
複数の錠前を装着できる錠前装置の使用方法として、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97とから成り、錠前装置の蓋97は、一本ずつ架設した状態で下方に向かって延設されている。
また、図32の錠前装置の蓋97は、「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98の局所に、欠切係合部99を錠前装置の前後に向かって等しく配設する。
図31の錠前装置の本体100は、図33の本体開口部106に欠切孔107を具備する。また、図31の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110の複数の局所に、欠切係合部109を具備し、図32の錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の欠切係合部99と係合する。
図33の錠前装置の本体開口部106に具設されている欠切孔107に、図34の錠前装置の蓋97に具備されている「コの字」型の架設形状で延設された下部縁端部98を嵌合する。
図34の錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を左側にスライドさせ、図32の錠前装置の蓋97に具設する複数の欠切係合部99を、共通の閂110の局所に具設された複数の欠切係合部109が、外側から包み込むように挟持する。
図32の錠前装置の本体100に具設した、共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する複数の欠切係合部99の互いに係合し対向した状態が、図31の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97の中心線上で嵌合した状態である。図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する複数の欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具設された複数の欠切係合部99は互いに挟持しあい、図31の共通の閂110の両外側に具設した複数の錠前101−Aと101−Bの錠止により、共通の閂110の左右動が係止され錠止状態と成る構造である。
錠前装置の施錠方法として、図31の共通の閂110を錠前装置の本体100の中心で係止させ、図35の錠前装置の本体の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを施錠する手段により、錠前101−Aに具備している閂102−Aを左方向にスライドさせ、閂102−Aを突出させる。図31の現在施錠状態の錠前101−Bに具備する閂102−Bと錠前101−Aに具備する閂102−Aが、左右動可能な共通の閂110を、スライド摘子108を中心に中央の位置で係止させる。
錠前装置の本体に具設した共通の閂110は左右動できず錠止状態と成り、図32の錠前装置の本体100の共通の閂110に具備する欠切係合部109と錠前装置の蓋97に具備する下部縁端部98の局所に具備する欠切係合部99が、互いに係合しかつ挟持しあい上下動を係止させる。
錠前装置の解錠方法として、図35の錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに装着した錠前101−Aを解錠し、錠前101−Aに内設している閂102−Aを右方向にスライドさせ、錠前101−Aの内部に閂102−Aを収納させる手段により、錠前装置の本体100に具備する弾性体(図省略)が、係合した閂102−Aをストライクエリア105−Aの位置から押進し、錠前101−Aの内部に閂102−Aを右方向へ押入する。ストライクエリア105−Aのスペースが空き、共通な閂110は右方向へ移動可能と成る。
図31の左右動可能と成った錠前装置の本体100に具設された共通の閂110を、スライド摘子108により、図34の錠前装置の本体100に具備する空間部エリア104及びストライクエリア105−Aの位置に右方向へスライドさせ、図32の錠前装置の本体100に具設した共通の閂110に具備する欠切係合部109を移動し、対向していた錠前装置の蓋97に具備する欠切係合部99と共通の閂110に具備する欠切係合部109は互に対向しなく成り、図34の錠前装置の本体100と錠前装置の蓋97は解錠状態と成り嵌脱可能と成る。
記注釈として、図31の上記錠前装置の本体100に具設する、共通の閂110に具備する欠切係合部109の数と錠前装置の蓋97が具備する欠切係合部99の数は、同数で配設され、かつ強化目的で必要に応じて配設数を増設できる。(図省略)また、錠前101−Aは、錠前装置の一箇所の錠前装着部103−Aに複数装着可能である。
さらに、図36は錠前装置の本体100の錠前装着部103−Aに錠前101−Aと錠前装着部103−Bに錠前101−Bをそれぞれ縦方向に装着した変形例である。
上記実施例の変形例は、同一の開口部に具備する共通の閂を、複数それぞれの錠前による、錠前機構に配設された保護部材を介在させない錠前操作による、施錠操作及び解錠操作手段の開示の一例である。
なお、上記記載の変形例は一例であって、全ての方法とは限らない。
また、錠前装置に装着した複数の錠前は、錠前装置が施錠時は固定され、脱着できないものとする。
上記記載の錠前装置を使用して、チェーン、ワイヤーなどの拘束部材及び防犯対象の物体又は部材を、本発明の錠前装置で直接係合又は錠止できる。
次に、前記最良の形態実施例2の錠前機構に具設する閂ホルダーの変形例を説明する。保護部材から成る閂ホルダーは、前記記載の錠前機構に配設され、錠前装着部に装着した単数もしくは複数の錠前が具備する閂を、包みこむ又は遮蔽又は遮断するように係合して移動することにより、外力による、錠前の具備する閂に対する直接攻撃を回避し、錠前の具備する閂を保護する効果も有る。
保護部材から成る閂ホルダーの一例として、図37(イ)の「Lの字」型閂ホルダー111又は図37(ロ)の「コの字」型閂ホルダー112又は図37(ハ)の一部の面が欠切された凹部120を具備するキャップ形状の閂ホルダー113又はキューブ型閂ホルダーなどがある。
さらに別例として、セキュリティボックスの閂ホルダーは、図38(イ)のセキュリティボックスに具備する錠前装着部114の外側に具設した閂収納凹部115に係合するように、セキュリティボックスに具備する案内溝に沿って一部が収納される。(図省略)
図38(イ)及び(ロ)のセキュリティボックスの閂ホルダーは、ごく細い板状の「コの字」型の閂ホルダー116で、錠前117に具備したごく細いピン状の閂118で操作できる。図38(ハ)の保護部材を配設させるスペースエリア119の一箇所分の面積が必要なくなり、上記記載の、閂ホルダーの機能と特徴を活かしながら、さらに、錠前と錠前に具備する閂と保護部材の軽量化が可能と成る。
注釈として、保護部材から成る閂ホルダーの構造及び機能を具備する部材の形状は、上記記載の、保護部材から成る閂ホルダーの一例とは限らない。
次に、上記記載の錠前とダミー錠の構造について説明する。
図39(イ)の錠前151の内部に、一直線状に貫設された案内溝155が設けられ、移動可能に具設した摘子154を操作して、係合した押進部材153が案内溝155のガイドに沿って閂152を押進して施錠する。図39(ロ)の押進部材153が閂152を施錠地点まで押進し、閂錠止部材156が弾性体等で突出させ閂152を係止させる。
或いは、錠前151の錠前操作部157に鍵158を差し込み回転させ、係合部材159と閂錠止部材156が応動し、閂錠止部材156を突出又は格納できる。閂152が施錠され、押進部材153と閂152を係合した弾性体160が、フリー状態の押進部材153を元の位置まで戻す。効果として、一度閂を施錠すると、押進部材は閂に対し応動手段が取れず、閂の強制解錠手段を阻止できる。
また、別例として、押進部材の摘子や施解錠操作部を、錠前を形成する表層部材を挟んだ非接触状態でも、押進部材と外部から操作する操作部材や鍵に共に磁性体を内設し、互いの磁性体による係合手段により、一定以上の早さや力で鍵を移動させると互いの磁性体同士がはずれて、無理な押進部材の施解錠操作ができなく成る。
さらに、錠前に具設した施解錠操作部の操作手段を、電波又は光線等を用いて非接触状態で操作すれば、欠切孔を持たないすっきりしたデザインの錠前にできる。(上記実施例等の図に採用。)また、欠切孔の無い完全防水のセキュリティボックス等の、非接触状態による施解錠操作手段にも応用できる。
次に、図39(イ)のダミー錠の一例として、ダミー錠162は、取り外し可能なキャップ形状をした錠前151の部材内部に具設され、使用時は、キャップ161を取り外し、二枚の部材から成るダミー錠162を、折りたたみナイフを出すように両外側に180度回転させ起立させた状態で、キャップ161の天面の欠切孔169に貫通させた状態で、キャップ161を錠前151本体に係合させ、強制錠止の際に使用する。
さらに別例として、図40、図43は、セキュリティボックスの中央内部にある開閉スイッチの直上の位置で、複数の錠前の閂に四方を囲まれ係止する共通の閂の一例である。複数いずれかの図39(イ)錠前151が具備する錠前操作部157を鍵158の解錠操作で、共通の閂167を錠止させていた閂152を収納し、本体164に具設した、共通の閂離脱防止の十文字形の案内凸部材166に沿って共通の閂167を解錠方向に応動し、本体164の中央部を開口して、開閉スイッチ165を操作してセキュリティボックスを開閉できる。さらに、本体164は、図39(ハ)のダミー錠162による強制錠止手段も兼備する。また、さらに多くの錠前や多面体(8面体、24面体等)のセキュリティボックスにも応用できる。
別例として、図41(ハ)の同一開口部170は、本体171の上面に具設した欠切孔172と、図41(イ)の本体171の内部に、案内溝173及び固定した複数の施解錠操作部材174と175及び錠止部材176と177を具設して、本体の握持作用を兼備する共通の閂178を、欠切孔172と案内溝173に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通の閂178を、本体171の内部に固定した複数の施解錠操作部材174と175の閂179と180で両外側方向から錠止させる。共通の閂178は、複数の施解錠操作部材174又は175のうち、いずれか一方を解錠して、案内溝173に沿うように移動可能に成り、本体171を開口できる。また仮に、施解錠操作部材174が施錠できなくなった場合には、図41(ロ)の本体171の内部に固定した、錠止部材177の閂182で共通の閂178を強制錠止させ、閂180と閂182が、共通の閂178の右側一方を挟持して施錠する。解錠方法として、施解錠操作部材175の閂180を解錠し、共通の閂178が案内溝173に沿うように右に移動して、同一開口部170を開口できる。
注釈として、共通の閂は、図44の、本体の係合講に係合して取り外しが出来ないものとする。
作用効果として、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。
さらに追加機能として、保護部材が有する閂作用効果に、楔作用効果を搭載できる。水平安定部材は、スポンジ状、ゲル状、ゴム状、ばね状等の弾性体、形状記憶部材又は柔軟に変形する可変形部材等から成り、通常、閂作用部材や保護部材等が互に当接しても押圧しないので、局所に設置した水平安定部材が変形せずに表面をフラットな状態で維持した水平状態で保たれ、一定以上の加押圧時は、水平安定部材が傾斜面や傾斜角を形成し始め、加押圧力に比例して、互の対示又は対向する傾斜面又は傾斜角同士で施錠又は錠止方向へ押圧し、傾斜面又は傾斜角による楔作用効果により、施錠又は錠止の作用効果が増加する。
図42(イ)の保護部材183は、具備する傾斜面(傾斜角)187の局所に水平安定部材188を具備し、円盤型回動部185の閂184は、傾斜面189の局所に水平安定部材190を具備して互に当接させる。仮に、円盤型回動部185を無理に回動させると、閂184の水平安定部材189が保護部材183の水平安定部材188を押圧する。一定以上の押圧力に比例して、当接する水平安定部材188と190がそれぞれ変形して局所に傾斜面を形成し始め、当接する傾斜面189が、楔作用効果により傾斜面187を斜め前方方向に押圧して、保護部材183を施錠方向である円軸186の中心部方向へ応動させ、押圧力に比例する楔作用効果で施錠作用効果を増加できる。
また、仮に、閂184に水平安定部材を具設しない傾斜面189がフラットな面であっても、上記記載の一例の場合は、回動部185の回動作用効果で、閂184が保護部材183の傾斜面187を斜め前方に押圧できるので、同様のような楔作用効果が得られる。注釈として、微応動しても、当接する他の閂作用部材のズレや緩み又は解錠等の問題はない。さらに、平常時は水平安定部材により水平状態が保たれるので、例えば前記保護部材と閂と閂作用部材が、解錠時にスライド移動しても、移動時の摩擦係数がほぼ一定のまま平行移動が可能と成る。注釈として、上記記載の保護部材の構造及び機能を具備する部材の形状は一例である。
また、水平安定部材を使用した別例として、保護部材の水平安定部材を、直下方向に押圧する例を紹介する。図42(ロ)の錠前装着部195に装着した錠前191の閂192が、保護部材193を錠止する。また、閂201は上部に複数の先端片及び下部に傾斜面200及び水平安定部材199を兼備する。仮に、閂201が破壊力等で、直下方向に無理に押進されると、傾斜面200の水平安定部材199が、保護部材193が具備する傾斜面197の水平安定部材198を押圧する。当接した互いの水平安定部材が、対示又は対向して押圧し合い傾斜面を形成して、閂201の傾斜面200が保護部材193の傾斜面197を、閂192の施錠方向に押進するので、押圧力に比例して施錠作用効果を高めることができる。注釈として、上記記載例が、上下方向ではなく、左右方向の例であっても、作用効果は同じである。
図43(A)のドット型形状の水平安定部材205を具設した閂作用部材202は、閂作用部材202を上部から押圧させると、(B)の水平安定部材205を具設した保護部材203が当接した状態で押し込まれ、挟まれた状態の水平安定部材205が水平状態から変形して、閂作用部材202と保護部材203が傾斜角が形成しはじめ、楔作用効果で保護部材203が左方向の施錠方向へ応動する。また、(C)のストライプ型形状の水平安定部材207と、閂作用部材208の場合の例でも、(D)の水平安定部材207を共に具設した閂作用部材208と、保護部材209が当接して、同じ楔作用効果が得られる。
注釈として、上記安定部材の変化値は、ほんの一例として、押圧時に数ミリ以下、及び傾斜角は、0.01度から数度程度以下であり、上記変形値の幅や角度に対して、他の閂作用部材等のあそびの可動部分が微応動しても、当接する他の閂部材のズレや、はずれ、もしくは解錠等の心配はない。
さらに、平常時は安定部材により、水平状態が保たれるので、例えば前記各閂部材がスライド移動しても、移動時の摩擦係数が上がらないまま平行移動が可能と成る。また、前記各閂部材間の当接部の安定部材の緩みもない。
また、安定部材は上記錠前閂機構以外にも、例えば、錠前の具備する閂や、ダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材または錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等に応用できる。
さらに、収納部材や同一の開口部内に、錠前、錠前装着部、錠前係止部材、共通のロック部材、錠前機構等を設置することにより、収納部材等の表面がフラットである、すっきりしたデザインに成り,また、外部からの破壊のダメージに対して、収納部材等の表部材が覆ってガードするので、より防犯効果を上げることができる。
図44は、四つの錠前を具備するセキュリティボックス及びケースの案内部材の案内溝の断面図である。本体164に具設した、共通の閂167(図示省略)を解錠方向に応動し、共通の閂離脱防止の十文字形の案内凸部材166に沿って本体164の中央部を開口して、開閉スイッチ165を操作してセキュリティボックスを開閉できる。
図45(A)は錠前に兼備させた、閂とダミー錠の位置関係を示した図であり、錠前221の内部にダミー錠220が位置し、閂222が突出した錠前221の施錠状態の図である。図45(B)〜(F)は錠前の閂の出入り口方向から見た図であり、それぞれのダミー錠は、錠前内部に内接した状態で収納され、図45(B)では、筒状の外側の閂223と内側のダミー錠224であり、図45(C)では、内側の閂225と外側のダミー錠226である。仮に、閂で施錠できなくなってもダミー錠で、閂と同じ方向にダミー錠を突出させて施錠できる。これにより、錠前を触らずに、非接触状態でリモコン等で操作できる。また、密閉型の防水タイプのセキュリティケースなどに応用すれば、強力なマグネット錠やリモコン等の信号で操作できる。図45(D)は、外側の閂227と内側のダミー錠228であり図45の(E)では、二枚の外側の閂229が、内側のダミー錠230を挟み込んで、閂229と、同じ方向に突出できる錠前の閂の出入り口の図である。
さらに、図45(F)では、錠前221の内部に上下に並んだ状態で、同方向に閂231とダミー錠232を突出できる。(G)では、(F)の錠前231とダミー錠232を、錠前の横方から位置関係を示した図である。
図46の(A)は、錠前243の内部に閂242を具備し、錠前243の主面に具設した欠切孔246の操作部に、ダミー錠操作つまみ241を設け、スライドさせて、閂242を施錠して突出又は解錠して収納する操作が出来る。また、図46(B)の錠前243は、ダミー錠操作つまみ241でダミー錠240突出させ、通常使用時は収納された閂242を施解錠操作部244に、鍵等を差し込む又はリモコン等で送信媒体を送り操作して、閂係合部材245で閂242を突出又は収納できる。
さらに図46(C)〜(E)は、錠前装着部に装着させる単体の形状から成り、同一の開口部及び本体と扉を強制錠止できる形状のダミー錠の図である。図46(C)〜(E)それぞれのダミー錠を、錠前装着部に装着するだけで、同一の開口部及び本体と扉を強制錠止できる。
図46(C)〜(E)は、錠前を施錠させ、閂を突出させた伸長させた状態の錠前と、同じ形状又は外形を具備しているので、図46(C)のダミー錠247(D)のダミー錠248(E)のダミー錠249のいずれかのダミー錠を、錠前装着部に装着させても、同一の開口部並びに本体と蓋を強制錠止出来る。さらに、図46(C)〜(E)のダミー錠のように、ダミー錠には操作部が無い又は通常錠前を操作する操作部とは違う場所に操作部があるか、操作方法が違うか、錠前装着部から取り出して操作部を露出させないと操作が出来ないので、施解錠操作を阻止できる。
注釈として、ダミー錠は上記記載の例のように固定した単体から成る、錠前の施錠状態と同じ作用効果を具備し、錠前の操作部の無い他面による、操作そのものが出来ない状態の面を、向けることによる施錠又は解錠の操作を阻止する作用効果も兼ね備える形状である。または、錠前に具設されている場合には、通常、錠前の施錠又は解錠の操作をする操作部とは別の操作部で操作する。さらに、一例として、操作は、一回のみ、ダミー錠を突出させる操作ができ、一度突出操作をすると、突出操作の逆操作は出来ず、全く別の操作、例えば、錠前ごと錠前操作部から取り出して操作する、或いは、錠前操作部に装着させたままでも、突出操作した錠前の別の面を操作させることのみ、リセット操作が出来るようにすれば、いずれにせよ、本体と扉の開口部を、解錠させて開口し操作するしかない。
図46(C)〜(E)のダミー錠は、錠前装着部内にさせると、緩み又は遊びの空間ができない形状なので、「つっかえ棒の原理」を具備する。よって、「つっかえ棒の原理」を具備する形状であれば、図46(C)〜(E)のダミー錠以外にも、いろいろな形状が考案される。
次に、図47(A)は、固定された錠前の応用例として、「本体と蓋を同寸法にして蝶着した本を両開きするようなタイプ」の発明を固定された錠前の応用例として、錠前を縦方向に装着した変形例で開示する。
図47(A)の本体171の内部に、案内溝173及び固定した複数の施解錠操作部材174と175及び錠止部材176と177を具設する。また、本体の握持作用を兼備する共通のロック部材178の欠切係合部250と本体前面の扉253の裏面上部に具備する錠止部材254を係合可能な構成とし、当該共通のロック部材178が案内溝173に沿うように移動可能に具設する。施錠方法として、共通のロック部材178を、本体171の内部に固定した複数の施解錠操作部材174と175の閂179と180で共通のロック部材178を両外側方向から係止させる。
本体171中央部の位置で共通のロック部材178の欠切係合部250と本体171の前面の扉253の裏面上部の箇所に具備する欠切係合部251は互いに係合した錠止状態になる。これにより本体171は同一の開口部開けることが出来ない。解錠方法として、複数の施解錠操作部材174と175のいずれか一方を解錠することにより、共通のロック部材178は、案内溝173に沿って欠切孔172を移動自在となり、解錠した左右どちらか一方に移動させて、本体171の欠切係合部251と共通のロック部材178の欠切係合部250の相互の係合を解くことが出来る。これにより本体171の底部の蝶番(図示省略)を介して同一の開口部から本体171を二つに、本を開くように一方の扉(本体171の一片)を手前に展開して、開くことが出来る。
また仮に、施解錠操作部材174が施錠できなくなった場合には、図47(B)の錠止部材177の閂182で共通のロック部材178を強制錠止させ、閂182と施解錠操作部材175の閂180が、共通のロック部材178の右側一方を挟持して施錠する。注釈として、共通のロック部材178は、本体の係合部に係合して取り外しが出来ないものとする。
図47の(C)では、本体前面の扉253に内接する錠止部材254に、欠切させた欠切係合部251を具備する。図47(B)の前面の扉253に内接する錠止部材254と共通の閂178が具備する欠切係合部250がスライドして、係合すると施錠と成り、係合が開放されると解錠と成る構造である。
次に図48では、複数の錠前で施解錠する錠前装置を開示する。図48(A)では、錠前装置本体100が、展開されて開いた図である。開口部106の局所に、欠切孔107を設け、本体100の中心部に共通の閂110と、両側にそれぞれ錠前101−A及び錠前101−Bが具設される。錠前101−Aの内部にある閂102−Aと、錠前101−Bの内部にある閂102−Bが、両側から施錠させる。注釈として、図48(A)では、展開された状態で、施錠状態の図である。
図48(B)の本体100を連結部211で、立体的に畳み込む様に前面の蓋210を折り曲げ、本体110を筐体状にして、開口部106を上部に移動させ、欠切孔107を上に向けた状態する。錠前装置の蓋97を上部から挿入するように差し込む。蓋97が、共通の閂110の内部に具設した欠切係合部109に係合するように、共通の閂110をスライドさせて、蓋97の欠切部係合部99と欠切係合部109を、係合し錠止させる。欠切孔107に錠前装置の蓋97を差し込むと、欠切孔107とぴったりと係合するので、横方向にスライドできず施錠となり、かつ共通の閂110の欠切係合部109が、挟み込む又は包み込むように欠切部係合部99に係合するので、錠前装置の蓋97は、抜けなくなる。図48(C)では本体100を外側から包み込むように、カバー部材212を横側からスライドさせて係合した、錠前装置の変形例の図である。上部の欠切孔107に錠前装置の蓋97を差し込んで、係合させる仕組みである。
図49(A)は、複数の錠前56と58で保護部材60を施錠させる図である。図49(A)では、一方の錠前58の閂59のみで保護部材60を施錠させる。したがって、一方の錠前56又は58のみを解錠しても、保護部材60は、残りの錠前で、施錠されたままであり、錠前装着部に装着した複数の錠前を同時に解錠した場合にのみ、解錠できる仕組みであるので、複数の錠前を一箇所の錠前装着部に装着するだけで、簡単にセキュリティレベルを上げることが出来る。また、縮小等分化した錠前を錠前アダプターに装着させて、錠前装着部に装着させることも出来る。この場合、異なる大きさの錠前でも、形状の大きい錠前装着部に錠前アダプターごと装着させて、施錠又は解錠の操作ができる。錠前アダプターは、内接した錠前又は錠前装置又は錠前機構の内部に、歯車又はギヤー又はカム等の部材を複数組み合わせて、錠前アダプタ−に装着した錠前の閂の移動又は稼動の距離を増幅でき、小さな錠前が具備する閂の、小さな移動距離や幅及び長さ等を拡大させて、大きい錠前が具備する閂と同じ作用効果を使用できる。さらに、錠前アダプターに車のパワーステアリングに使用するような装置を搭載すれば、簡単に小さな力を大きな力に変換できる。
図49(C)の錠前装着部55に錠前係止部材296を錠前係止部材収納部295に内設させた図であり、錠前係止部材296を取り除くと、錠前58が施錠した状態でも、開設した空間部(錠前係止部材収納部295)に移動させて、取り出すことが出来る。また、錠前係止部材296で、ダミー錠も係止できるので、簡単に錠前及びダミー錠を空間部を応用して交換が出来る。注釈として、錠前係止部材は内接する以外にも、錠前装着部の着脱部に係合させて、錠前及びダミー錠を係止させる、図49(B)の蓋又はカバー状の形状もある。
錠前係止部材は、錠前と、ダミー錠と、ダミー錠を兼備する錠前と、を容易に錠前装着部に着脱できる部材であり、その作用効果として、解錠状態の錠前と、施錠状態の錠前と、を着脱でき、錠前に具備する閂やダミー錠を、長手方向に突出させた状態に成っても、錠前装着部の外部に係合して、蓋としての役割である錠前係止部材を取り外し、施錠して閂を突出させた伸長した状態の錠前を、乾電池を交換するように取出したり、内部に装着して、錠前装着部の装着した錠前を取出す時に使用する必要な内部空間を埋める役割としても応用できる。
図50(A)では、錠前係止部材を設置しないセキュリティボックスの例であり(錠前装着部の図示省略)、(B)では、錠前係止部材収納部295のそれぞれに、錠前係止部材296を、それぞれ同じ様に、上下に位置するように設置した図である。
図51では、回転式セキュリティボックスの錠前装着部30−Aと30−Bのそれぞれに、錠前係止部材296を両側にそれぞれ配置させた図である。
さらに、別例として、セキュリティ機能部材である錠前装置について開示する。
図52(A)の、本体と蓋から成るセキュリティ機能部材を説明する。先の上記記載例の、本体と蓋の応用として、本体と蓋を、係合させて施錠又は係合を解くことにより解錠できる構造にし、さらに、本体と蓋に連結させたベルトを、拘束させたい部材に通す、又は包み込むように拘束して使用する、錠前装置の役目をするセキュリティ機能部材である。本体302は、二つの錠前307を備え、共通のロック305を本体中央に配設する。本体302の内部に係合部306と係合部材304を備える。また、蓋301の内部に係合部300と係合部材304を設け、本体302と蓋301の係合部材304とベルト308の係合部304(図示省略)を係合させる。
図52(A)の本体302の係合部306を貫通させるようにベルト308を挿入させ、内部に具設した係合部材304に係合させる。注釈として、係合部306の仕様は、蓋301中央部に設けた差込孔303と同じ形式である。(図示省略)参考として、ベルト308を、取り外すことができないモデルの一例の場合、本体302と蓋301の係合部材を持たず、直接ベルト308を固定して取り外しができない仕様にもできる。
本体302と蓋301の内部に係合部300と係合部材304を設け、係合部材304とベルト308の係合部304を係合させる又は取り外すことにより、ベルト308の長さ等を変更できる。また、ベルト308の係合部304(図示省略)の欠切孔に金属のリング部材を係合させて強化でき、編みこむ使用の際に、ボタンホールの、はと目穴等の仕様にすれば、簡単に部分補強できる。
図52(B)の蓋301は、展開された図であり、内部に係合部300と中央部に差込孔303の係合孔を設け、ベルト308を貫通させ、互いの係合部材304を係合させ係止させる。また、蓋301の先端に、係合部309を設け、本体302の、共通のロック部材305と係合させて、本体302を施錠する。
図52(A)本体は、二つの錠前307を左右に具設する。錠前内部には、ダミー錠(図示省)が内接され、錠前が施錠できない場合には、ダミー錠を突出させて強制錠止する。
本体302と蓋301は互いにベルト308を内部で係合部材304に係合させて錠前装置として使用する。また、ベルト308は交換でき、長さや強度を、自由に交換できる。さらに、ベルトを強化繊維等の編み込み又は織込み等の仕様の場合、部分的に厚さを厚くでき、形成の際に柄等の変化を簡単に出来る。また、金属ワイヤーとの混紡又は編み込み等により、さらに強化を強く出来る。繊維等で形成すれば、素材の部材そのものが柔軟に変形でき、自転車、バック等を係合させる拘束部材として、大いに役立つ。
また、図52(B)の蓋301は、係合部300を中心として2等分に展開され、ベルト308を差込孔303に差し込んで係合できる。使用時は展開部を互いに係合させて使用する。注釈として、使用時には、閉じた状態で開かないものとする。
セキュリティ機能部材の使用方法として、ベルト308を係合させた本体302と蓋301が係合して、部材を結束させて守る。
なお、上記記載の、全ての実施例、変形例、別例等は、本発明を実施する為の、形態の一例である。
本発明の、セキュリティボックスの構成する各パーツの係合部の形状に互換性を持たせた結果、工具を使用せず簡単に本発明の錠前を交換でき、かつ鍵や錠前の種類や機能、セキュリティボックスの形状又はその両方の組み合わせを自由に選択できるので、オリジナルのセキュリティボックスもファッション感覚で自由にアレンジできる。
さまざまな貴重品をまとめてセキュリティボックスに保管し、オプションの携帯チェーンなどでセキュリティボックス本体を固定して窃盗されないようにするか、オプションの手提げやショルダーベルトを装着してバックとしてセキュリティボックス本体を携帯すれば、貴重品全てを常時携帯でき、ホテルのフロントや室内金庫に預ける時でもセキュリティボックスごと管理でき、本発明の錠前及び錠前機構及び保護部材を搭載したセキュリティボックスは、防犯効果が高く解錠の心配がないので安心して預けられる。また、封印確認機能を搭載することにより、第三者による解錠行為があったか痕跡が確認できる。
セキュリティボックス本体を透明化することにより、セキュリティボックスを開けなくても中身のチェックができるので、規格サイズの決まった形状のスポーツ用具、楽器等、他人の所有物との取り違えがなくなる。また、決まった形状の場合、セキュリティボックスも量産化が可能なので製造コストも下げることができる。
社内間、公共施設間等でセキュリティボックス使用の場合、外部の第三者に開けられる心配がないので、セキュリティ効果が高く、収納する書類等の輸送は使用済み書類袋などを再利用してセキュリティボックスに収納すれば、ごみの軽減化につながる。また、セキュリティボックス単位で、担当部署や担当者個人に直接搬送できるので、セキュリティ向上と可視化効果により、誤送や取り違えの問題も防止できる。
セキュリティボックス本体ごと、ひと回り大きいセキュリティボックスに入れる事により、より防犯性を高めたり、重ねたセキュリティボックス間の空間に衝撃吸収材を挟み込む事により、精密機械、高価な楽器や美術品等の、収納品の衝撃に対する保護にも役立つ。
錠前収納ケースと前記錠前着脱係合部材と錠前とセキュリティボックスに係合部及び互換性を共有すれば、先に複数の錠前を錠前収納ケース及び前記錠前着脱係合部材に装着してセキュリティボックスに着脱できるので、簡単に一度に複数の錠前を交換できる。
錠前機構に配設した保護部材を介在させる手段により、例えば、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作を横方向にスライドさせる手段の場合、保護部材を介在させることで、外力により閂作用部材もしくは保護部材を無理に操作しても、外部から直接受ける破壊力のベクトル方向を変更させ、垂直に交わる方向もしくは平行(パラレル)な方向に変えるので、錠前が具備する閂の施錠及び解錠の操作手段を、保護部材を介して、玉突き状態の方向である同じ方向に押し込む(又は引き抜く)ことはできず、錠前が具備する閂に対する破壊力を、軽減もしくは遮断させる手段を具備する。
レコード、レントゲン写真、額付絵画など丸められない収納物は、薄型の表面積の広いセキュリティボックスで対応でき、釣竿やゴルフクラブのような長い収納物は、細長い筒状のセキュリティボックスで対応できる。複数の錠前をセットして、錠前を交換できるひとつのユニット型錠前(装置)として、チェーンなどを拘束する錠前(装置)としても使用できる。また、上記記載のユニット型錠前(装置)に、複数の閂を配設した錠前機構を搭載することもできる。
鍵と錠前とセキュリティボックスは共に構成する部材が違った部材でも、構成部材を加工した凹凸形状や模様の形状、部材の色、プリント加工も含むデザイン加工を共通性にして、ファッション的なコーディネイトもできる。また、セキュリティボックスを形成するフォルムは、丸みを帯びたデザイン、多角形のデザイン、多面構成のデザイン或いは動植物や天体などの自然界に実在する物体等を模倣した、多種多様なフォルムを応用できる。上記記載のセキュリティボックスの形状であれば、ポシェットのようにバックに入れて容易に持ち運べる。さらに、セキュリティボックスは、光学液晶及び電性液晶の作用又は効果を使用した、錠前の施錠及び解錠の操作部及びセキュリティボックスの内部を、瞬時に隠蔽できる手段も兼ね備えることができる。また、錠前又はセキュリティボックスに具設する施錠及び解錠の操作部を開閉する開閉部材を設置して、強制的に隠蔽する手段も備えることができる。
従来の錠前を装着した金庫の使用方法において、ダブルロックが面倒な為、たとえば、ダイヤル錠とシリンダー錠のコンビの場合、通常使用時にダイヤル錠を解錠状態にしたまま、シリンダー錠のみで施錠又は解錠の操作をしている場合もあり、ダブルロック機能を使用せず、逆に防犯効果が下がってしまっていたが、本発明の錠前を装着したセキュリティボックスは、一箇所の錠前装着部に装着する錠前のダイヤル錠の桁数を増やした錠前やハイブリッド錠等、最新式機能を搭載したモデルの錠前を任意で自由に選択交換でき、かつ同じ錠前装着部に、縮小規格形状された本発明の錠前を、直接又は錠前収納ケースに装着して重ねて装着使用できるので、一箇所の錠前装着部に装着した本発明の錠前で、セキュリティレベルを容易に上げることができる。
旅先などでセキュリティボックスの一部のパーツが破損した場合、販売ネットワークでカバーすれば、現地にて交換パーツを購入し簡単に交換して、セキュリティボックスの継続使用が可能になる。
スペアーキーではなく、交換用の別の錠前を携帯すれば、直ぐに交換可能となり、たとえば渡米の際、旅行用スーツケースの錠前で専用施錠機能「TSA」のついた錠前も任意選択して装着でき、現地に到着した際に「TSA」機能の錠前を任意の錠前に交換すれば、使いやすさとセキュリティアップになる。
鍵の紛失時、合鍵を持たず解錠及び施錠の操作が困難な場合は、通常常設のダイヤル式ロックを解錠操作する事により継続使用が可能であり、かつ使用不能になった錠前を防犯の為に強制錠止させる手段により使用不能にすることができる。セキュリティボックスの一箇所の錠前装着部に、薄型タイプの錠前やコンパクトタイプの錠前など、同じスペースで、複数の錠前を重ねて装着でき、かつ複数の錠前それぞれの施錠及び解錠の操作を同時使用もできる。
実施例のまとめとして、本発明の効果を、実施例の一例として海外旅行での使用例を挙げて説明する。あくまで下記のストーリーは、実施例の一例を分かりやすく説明した解説文である。
今回設定したアメリカでの演奏旅行には、三つのセキュリティボックスを使用し、一つ目は、機内持ち込み可能な小型のセキュリティボックスで、一方には生体反応式錠前を装着し他方にはダイヤル錠を装着し、オプションでウエストポーチ用ベルトと盗難防止チェーンを装着してある。二つ目は、バイオリンを収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。三つ目は、上記バイオリンの形状を成すセキュリティボックスごと収納できる、同じ形状の一回り大きいバイオリンの形状を成すセキュリティボックスである。バイオリンを直に収納したバイオリンの形状を成すセキュリティボックスと、同じ形状の一回り大きい保護強化型セキュリティボックスとの間には、衝撃吸収部材を挟みこんで破損対策を施してある。共に互換性が有り、同じ形状で大きさの違うセキュリティボックスは、二重に重ねても使用できる。
また、セキュリティボックスに装着する異なる任意の錠前は、上記二つのバイオリンの形状を成すセキュリティボックスそれぞれに、下記の組み合わせで装着することにした。1、バイオリンを直に収納したセキュリティボックスには、一方には縮小等分化した二つのダイアル式錠前を重ねて錠前収納ケースに装着して、一箇所の錠前装着部に装着した。錠前収納ケースを使用すると、容易に複数の錠前を交換できる。他方には渡米旅行に欠かせない「TSAロック」錠前を、直に接錠前装着部に装着した。2、一回り大きい保護強化型バイオリンの形状を成すセキュリティボックスには、錠前着脱係合部材を使用し、錠前着脱係合部材の錠前装着部に、一方にはハイブリッド式錠前を他方には「TSAロック」錠前を装着して、セキュリティボックスの錠前装着部の内側に、錠前着脱係合部材を装着した。上記の組み合わせで装着することにより、「TSAロック」錠前のマスターキー管理責任者である第三者が検査の為、解錠しても、「TSAロック」を解錠することにより、施錠した錠前を破壊されることを回避できる。
上記3点のセキュリティボックスの共通項は、下記の通りである。1、透明な可視化効果のある強化合成樹脂から成り、軽量でとても丈夫である。2、セキュリティボックスに装着する異なる複数の錠前は任意で選択でき、形や大きさが違うセキュリティボックスと共に互換性があり、組み合わせが自由である。3、セキュリティボックスの各錠前装着部には、一箇所の錠前装着部に、単数又は複数の錠前を装着できる。また、錠前収納ケースや錠前着脱係合部材に装着して、複数の錠前を一度に簡単に装着できる。さらに、一箇所の錠前装着部に装着した各錠前の同時使用もできる。4、オプションで、付属品をセキュリティボックスに装着しても使用できる。5、セキュリティボックスに装着した錠前手段による、「強制施錠手段」と「施錠操作及び解錠操作を阻止する手段」を兼ね備えて、セキュリティボックスの継続使用を可能とする。
空港では手荷物検査の際、機内持ち込み可能な小型セキュリティボックスに、パソコン、記録媒体、現金、クレジットカード、宝飾品、携帯電話を収納していたが可視化作用により、開けずに視認検査ができ赤外線透視検査のみで済んだ。また、赤外線検査後の検査用トレーから貴重品等をそれぞれ収集せずに、貴重品を収納してあるセキュリティボックスをさっと持ち出し、短時間で直ぐにゲートを通過することができた。飛行機に搭乗し、座席に小型のセキュリティボックスに装着してあるオプションの携帯盗難防止チェーンを使用してロックをした。これで、搭乗中の短時間離席しての化粧室使用時や夜間飛行時の就眠中でも安心できる。また、心配であればオプションのウエストポーチ用ベルトを使用して、化粧室使用時に携帯したり身に着けて就眠もできる。搭乗した後に、追加でパスポートや帰りの旅券等を収納しておけば、セキュリティボックスひとつでたくさんの貴重品を携帯でき安心して保管できる。
現地に到着して荷物受取の際、同行したバイオリストも同じセキュリティボックスを使用していたが、可視化効果により、バイオリンの形状を成す自分のセキュリティボックスを、間違えなくすぐに受け取れた。また、必要のなくなった「TSAロック」錠前を、その場で別に持参した使いやすいマグネット式錠前にそれぞれ交換した。錠前の交換は、解錠したセキュリティボックスから交換対象の錠前を取出し、別に持参したマグネット式錠前を工具を使用せず簡単に着脱できた。用途や目的に合わせて使用できるように、外出の際はいつもコレクションしている任意の錠前をいくつか別に携帯してる。また、マグネット式錠前を操作する鍵は、アクセサリーのリングの中に埋め込んであり、リングを常時身に着けることにより、施錠又は解錠時の利便性や紛失又は盗難防止対策に成る。
無事演奏会も終了したが、施錠しようとした友人の錠前の鍵が見当たらなく施錠できない。盗難にあったのか落としたのか分からないので、ひとまず使用不能になったシリンダー式錠前を取出し、シリンダー式錠前に内蔵してあったダミー錠で施錠することにした。さらに、シリンダー錠の鍵穴のある主面を、90度回転させて錠前の側面にして、セキュリティボックスの錠前装着部に再装着した。万が一、紛失した鍵を第三者が拾得又は故意に所持していたとしても、シリンダー錠の施錠と解錠の操作部のない他面では、解錠行為そのものを完全に阻止できる。上記手段により、異なる他方の錠前による施錠操作又は解錠操作の手段でセキュリティボックスの継続使用が可能に成る。
空港で、封印らしき書類が張ってある美術品と同じ形状のセキュリティボックスを可視化効果によってセキュリティボックスを開けずに、視認してスムーズに出国手続きが行われていた。空港免税店では、いろんな種類のセキュリティボックスがあり、丸みを帯びた半透明で淡いピンク色のハート型セキュリティボックスや、少し怖そうなライオンの顔を模倣したセキュリティボックス、現地で有名な遊園地の愛らしいキャラクターを模ったセキュリティボックス、サッカーボウル型の多面体セキュリティボックス、可視化効果は無いが金属製でえんぴつのような細長い筒状の多角形のセキュリティボックスや花柄や星や月の模様をプリントした透明なセキュリティボックスなどがあった。他にも、オプションで使える、セキュリティボックスの中に入れて中味が見えないようにするキャンディ型の巾着袋や、錠前の交換用に最新型セキュリティ機能搭載のカード式錠前をなどがあった。高級品の中には、装着した錠前とセキュリティボックスに同じブランドマークの表面加工が施され、よく見るとブランドロゴが凹凸な形状で角度によって色合いが微妙に変化するデザインもあった。
さらに、液晶作用を使用した透明なセキュリティボックスには、ボタン一つで一瞬にして、曇ったように内部を見えなくする隠蔽機能が付いていた。その他にも、さまざまな種類や大きさのセキュリティボックスがあった。以上は全て、海外旅行での使用例を挙げて説明した実施例の一例である。
上記記載の一例も踏まえて、本発明の錠前による継続使用可能なセキュリティボックスを提供する。
また、さらに、同一開口部の内部に、施解錠操作部材と錠止部材を強固に固定することにより、本体が形成する外形やフレーム枠等にカバーされ、こじ開け等の破壊力に対し防犯性を高めることができる。例えば、軍事防衛や原子力等に関係するような、重要な操作室の扉等にも対応できる。
複数の錠前による開閉手段を有する、共通の閂及び同一の開口部であっても、複数の使用者が、各自の施解錠操作手段を持つだけで、一つのセキュリティボックスを共同使用ができ、使用者のいずれかが、鍵の紛失や故障等で、施解錠手段を使用できなくなっても、ダミー錠又は錠止部材による強制錠止手段、或いは錠前の主面を隠蔽する施錠操作と解錠操作を阻止する手段で、セキュリティボックスの継続使用ができる。
また、水平安定部材は、錠前閂機構以外にも、錠前の具備する閂やダミー錠、同一の開口部に具備する施解錠操作部や錠止部材又は錠前装着部、セキュリティボックス、錠前装置等にも応用できる。また、磁力や電波又は光線等により、完全防水仕様等の錠前やセキュリティボックスの操作部に非接触でも施解錠操作ができる。
セキュリティボックス又はケース等の形成部材を、炭素繊維や強化耐摩擦、耐切断、耐薬、耐引張り等の機能を備えた繊維等で縫製や編地にして、そのまま使用するか、化学変化を応用して、薬剤の化学変化又は燃焼させる化学変化等で固形化して、強度を向上させて使用できる。
また、編地加工の場合には、化学変化による硬化の形状を想定し、セキュリティボックス又はケース等の形成部材の補強が出来る。
その手段として、編みこむ際に、セキュリティボックス又はケース等形状の内側のエッジ部分やコーナー部分の編み込みの成型を、厚くする又は折れないように編み込んで、化学変化後に、内側のエッジ部分やコーナー部分が、丸み又は鈍角等の耐曲がり強化を備えた形状になるように考慮すれば、強化繊維が弱点とする折れ曲がりの対策にも成る。
また、編地等の加工時に、色や柄の厚みの変化や、糸のねん糸又は、使用する糸の本数などにより、金型等の高額な部材を使用することなく、簡単に形状の使用変化等が出来る。
また、編地を使用して、旅行用スーツケースの防犯用ベルトや防犯ネットも加工できる。また、編み込みの際に、成形編み等の編み手段で、係合孔や係合部又は係合部材を初めから加工することにより、後加工の手間や困難化を軽減できる。また、本発明の錠前を、携帯型施錠装置としていろいろ独立させた形状で商品化でき、防犯ネットで任意の物を覆いかぶせて守ったり、チェーン、ワイヤー、編み込んだ組紐、編み込んだロープ又はベルト、係合部材等で束ねて、一つにした一括管理も容易に出来る。
セキュリティケース本体又は蓋の内部に、施解錠操作部材や錠止部材を固定することにより、外形の部材で守られ、建造物又は輸送部材の錠前装置等に応用でき、また、錠前やダミー錠の装着又は携帯の、忘れの防止にも成る。さらに、着脱可能な錠前との連動させた組み合わせ使用も出来る。
錠前装置に使用する結束ベルトの長さ等を変えて、一つの錠前装置でいろいろな用途に使用できる。
強化合成樹脂から成る、セキュリティボックスの強度において軍事レベルの使用強度をクリアすれば、海外来航先でのテロや災害時において、ヘルメットや盾として身を守ることも可能になる。また、強化合成樹脂から成り、耐火、耐熱、耐水に強く、スケルトン効果により太陽電池パネル発電機も内蔵でき、災害時に貴重品以外にも、非常用食料、飲料、懐中電灯、充電器、電気コンロ、小型蓄電池などを収納部に搭載し携帯すれば、災害救助対策にも役立つ。ナノテクノロジー等の最新の素材を応用して、より強度により軽くできる。
錠前に蓋等のカバーを設け、一方の錠前には操作部材を設置して、他方の錠前を操作できる。また、他方の錠前には操作部が無いので、同じように蓋等を開けても、他方の錠前を操作できないので、錠前の操作及び錠前の交換を行う管理者を限定できる。錠前に蓋等のカバーを設け、(或いは、本体側にカバーを設けても良い)さらに、操作される側の錠前の内部に、係合部材(継合部材)を設けることにより、施錠した状態の錠前でも、管理できる錠前の方から操作して、蓋を開けることができ、錠前の操作及び交換が出来る。他の錠前は、一つとは限らず、複数の錠前を操作できる。係合部材(継合部材)は、スライド又は回転させて本体と蓋の継合部との係合をはずす又は係合させることができる。さらに、係合部材(継合部材)を稼動させる操作部材を電動式にして、錠前の内部に受信機等を内接して、外部又は管理する錠前内部の送信部材から、電波、信号、磁気、光線、暗号等を送り、非接触でも、錠前の蓋を開閉できる。
スキミング防止、パルス対策、防水対策等、防犯強化機能を高めることができる。
1−A:錠前
1−B:錠前
2−A:閂
2−B:閂
3−A:保護部材
3−B:保護部材
4−A:スペースエリア
4−B:スペースエリア
5−A:ストライクエリア
5−B:ストライクエリア
6:稼動動作部
7:スライド式摘子
8−A:弾性体
8−B:弾性体
9:挟持部
10:凸設部分
11:凸設部分
12−A:ダミー錠
12−B:ダミー錠
13:蝶番
14:施錠と解錠の操作部
15:主面
16:裏面
17:壁面
18:壁面
19:摘子
20:共通の閂
21:セキュリティボックスの本体
22:セキュリティボックスの蓋
23−A:錠前装着部
23−B:錠前装着部
24:閂開放部エリア
25:同一の開口部
26:隠蔽部材を具設した錠前
27:隠蔽部材
28:セキュリティボックスの蓋
29:セキュリティボックスの本体
30−A:装着部
30−B:装着部
31−A:錠前
31−B:錠前
32−A:閂
32−B:閂
33−A:保護部材
33−B:保護部材
34−A:スペースエリア
34−B:スペースエリア
35−A:ストライクエリア
35−B:ストライクエリア
36:円軸
37:閂
38:円盤型回動部
39:摘子
40:劣弧部分
41:同一の開口部
42:上部縁端部
43:下部縁端部
44:閂収納部
45:閂
46:歯筋部
47:係合部材
48:弾性体
49:ストライク
50:歯車部
51:歯筋部
52:中心軸
53:「L字型」の先端部
54:閂
55:錠前装着部
56:錠前
57:閂
58:錠前
59:閂
60:キューブ型閂ホルダー
61:セキュリティボックスの本体
62:セキュリティボックスの蓋
63−A:錠前装着部
63−B:錠前装着部
63−C:錠前装着部
64:開口部の縁端
65:凸部形状の複数の閂
66:凸部形状の複数の閂
67:内側壁
68:間隔部
69:直下位置
70:プレート
71−A:錠前
71−B:錠前
71−C:錠前
72−A:閂
72−B:閂
72−C:閂
73−A:保護部材
73−B:保護部材
74−A:スペースエリア
74−B:スペースエリア
75−A:ストライクエリア
75−B:ストライクエリア
76:側面内側
77:内壁
78:遊動幅
79:厚み幅
80−A:閂
80−B:閂
81−A:先端片
81−B:先端片
82−A:錠前
82−B:錠前
83:錠前着脱係合部材
84:錠前
85:錠前の凹部
86:錠前収納ケースの凸部
87:錠前収納ケース
88:錠前欠切部
89:係合部材
90:錠前収納ケースの蓋
91−A:錠前
91−B:錠前
92−A:閂
92−B:閂
93−A:ダミー錠
93−B:ダミー錠
94:錠前装着部
95:錠前係止部材収納部
96:錠前係止部材
97:錠前装置の蓋
98:下部縁端部
99:欠切係合部
100:錠前装置の本体
101−A:錠前
101−B:錠前
102−A:閂
102−B:閂
103−A:錠前装着部
103−B:錠前装着部
104:空間部エリア
105−A:ストライクエリア
105−B:ストライクエリア
106:開口部
107:欠切孔
108:スライド摘子
109:欠切係合部
110:共通の閂
111:「Lの字」型閂ホルダー
112:「コの字」型閂ホルダー
113:キャップ形状の閂ホルダー
114:錠前装着部
115:閂収納凹部
116:「コの字」型の閂ホルダー
117:錠前
118:ピン状の閂
119:スペースエリア
120:凹部
150:凸部
151:錠前
152:閂
153:押進部材
154:摘子
155:案内講
156:錠止部材
157:錠前操作部
158:鍵
159:係合部材
160:弾性体
161:キャップ
162:ダミー錠
163:欠切孔
164:本体
165:開閉スイッチ
166:凸部材
167:共通の閂
168:中心軸
169:天面欠切孔
170:同一の開口部
171:本体
172:欠切孔
173:案内講
174:施解錠操作部材
175:施解錠操作部材
176:錠止部材
177:錠止部材
178:共通の閂
179:閂
180:閂
181:閂
182:閂
183:保護部材
184:閂
185:回動部
186:円軸
187:傾斜面
188:水平安定部材
189:傾斜面
190:水平安定部材
191:錠前
192:閂
193:保護部材
194:エリア
195:錠前装着部
196:エリア
197:傾斜面
198:水平安定部材
199:水平安定部材
200:傾斜面
201:閂
202:閂作用部材
203:保護部材
204:傾斜面
205:水平安定部材
206:傾斜面
207:水平安定部材
208:閂作用部材
209:保護部材
210:前面蓋
211:連結部
212:カバー部材
220:ダミー錠
221:錠前
222:閂
223:閂
224:ダミー錠
225:閂
226:ダミー錠
227:閂
228:ダミー錠
229:閂
230:ダミー錠
231:閂
232:ダミー錠
240:ダミー錠
241:ダミー錠操作つまみ
242:閂
243:錠前
244:施解錠操作部
245:閂係合部材
246:欠切孔
247:ダミー錠
248:ダミー錠
249:ダミー錠
250:欠切係合部
251:欠切係合部
253:前面の扉
254:錠止部材
295:錠前係止部材収納部
296:錠前係止部材
297:錠前係止部材
300:蓋係合部
301:蓋
302:本体
303:差込孔
304:係合部材
305:共通のロック部材
306:本体係合部
307:錠前
308:ベルト
309:係合部

Claims (18)

  1. 本体と開閉自在の扉は互に接する同一の開口部に、共通のロック部材と、閂を有する複数の施解錠操作部材と、係止部材から成るダミー錠と、を配設し、前記施解錠操作部材を施解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制的に錠止状態に制御できる同一の開口部であって、いずれかの前記施解錠操作部材の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記施解錠操作部材による解錠又は施錠と、いずれかの前記施解錠操作部材の施錠が不能の場合、当該施解錠操作部材が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記施解錠操作部材による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とする同一の開口部。
  2. 前記同一の開口部に、複数の、閂を有する錠前と、当該錠前を着脱できる錠前装着部と、を配設し、前記錠前が有する前記閂を施錠又は解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制錠止に制御できる同一の開口部であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前の施錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とする請求項1に記載の同一の開口部。
  3. 錠前が有する施解錠の操作部並びに表示部を具備する主面と、前記操作部並びに前記表示部を具備しない他面と、を兼備する前記錠前を回転させ、前記主面又は前記他面のいずれかに向けた状態で、前記錠前装着部に装着できる同一の開口部であって、施錠状態の前記錠前を前記錠前装着部に装着して、前記共通のロック部材を錠止する操作と、前記錠前を前記他面に向けた状態で、前記錠前装着部に装着して、前記操作部並びに前記表示部を隠蔽させる操作と、で前記共通のロック部材を強制錠止させ、かつ前記施解錠の操作部並びに表示部の操作を阻止しすることを特徴とする請求項1又は2に記載の同一の開口部。
  4. 前記錠前装着部に、前記閂と、前記ダミー錠と、を兼備する前記錠前を装着し、前記錠前が有する前記閂の施錠又は解錠と、前記ダミー錠を突出させる強制錠止と、で、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御できる同一の開口部であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前が施錠不能の場合、施錠不能の当該錠前が有する前記閂に代えて兼備する前記ダミー錠を突出させる強制錠止と、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記共通のロック部材を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の同一の開口部。
  5. 独立させた単体の形状で、かつ前記錠前が有する前記閂を突出させた施錠作用効果と、前記錠前を前記他面に向けて前記錠前が有する施解錠操作部の操作を無効にする隠蔽作用効果と、を兼備する外郭又は外形を有する形状部材から成る前記ダミー錠を、前記錠前装着部に着脱させて、前記共通のロック部材を強制錠止に制御できる同一の開口部であって、前記錠前が有する前記閂を突出させる施錠操作と、独立させた前記ダミー錠を前記錠前装着部に装着し、前記共通のロック部材を強制錠止させる操作と、で、前記本体と前記扉を、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御させることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の同一の開口部。
  6. 請求項1に記載の前記同一の開口部に具設され、配設された前記共通のロック部材を強制的に錠止して、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持するダミー錠であって、前記施解錠操作部材の施解錠が不能の場合、当該施解錠操作部材が有する前記閂に代えて、
    接触又は非接触で、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持させることを特徴とするダミー錠。
  7. 前記ダミー錠は、前記錠前に具設され、請求項2〜5のいずれかに記載の前記同一の開口部に配設された前記錠前装着部に着脱自在に装着でき、前記共通のロック部材を強制錠止の状態に制御して、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持するダミー錠であって、
    前記錠前の施解錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂に代えて、接触又は非接触で、兼備する前記ダミー錠を突出させ、前記錠前装着部に装着し、前記共通のロック部材を強制錠止して、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持させることを特徴とする請求項6に記載のダミー錠。
  8. 独立させた単体の形状で形成され、かつ前記錠前が有する前記閂を突出させた施錠作用効果と、前記錠前を回転させ、前記主面を前記他面に向け、前記錠前が有する前記施解錠操作部の操作を無効にする隠蔽作用効果と、を有して成る外郭又は外形の形状を具備するダミー錠であって、前記錠前の施解錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂に代えて、前記ダミー錠を、前記錠前装着部に装着させ、施錠作用効果と、隠蔽作用効果と、を有して成る前記外郭又は外形の形状で、前記共通のロック部材を強制錠止し、前記本体と前記扉を、施錠の状態に保持させることを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載のダミー錠。
  9. 請求項2〜4のいずれかに記載の前記同一の開口部が配設した前記錠前装着部に装着して、前記錠前と、前記ダミー錠と、を前記錠前装着部に係止でき、かつ取り外して、前記錠前又は前記ダミー錠の、着脱スペースを開設し、前記錠前と、前記ダミー錠と、を前記錠前装着部に着脱自在に装着できる錠前係止部材であって、予め前記錠前装着部に装着した前記錠前係止部材を取り外して、前記錠前又は前記ダミー錠の着脱スペースを開設し、解錠状態の、前記錠前及び前記ダミー錠と、施錠状態である閂を突出させた状態の前記錠前と、施錠状態であるダミー錠を突出させた状態の前記錠前と、単体の独立した形状の前記ダミー錠と、を、開設した前記スペースに移動させる又は前記スペースを応用して、前記錠前装着部に着脱させることを特徴とする錠前係止部材。
  10. 蓋の形状を有して成る前記錠前係止部材は、前記錠前装着部が有する着脱部の外部に係合させて、前記錠前と、前記ダミー錠と、を係止できる錠前係止部材であって、前記着脱部の外部に予め係合させた錠前係止部材を取り外して、前記錠前又は前記ダミー錠の着脱スペースを開設し、解錠状態の、前記錠前及び前記ダミー錠と、施錠状態である閂を突出させた状態の、前記錠前及びダミー錠と、単体の独立した形状の前記ダミー錠と、を、開設した前記スペースに移動させる又は開設した前記スペースを応用して、前記錠前装着部に着脱させることを特徴とする請求項9に記載の錠前係止部材。
  11. 前記ダミー錠と、1つの前記施解錠操作部材と、を具設する請求項1〜5のいずれかに記載の前記同一の開口部を複数有し、それぞれの前記の開口部を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御できる本体と扉であって、いずれかの前記開口部の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記開口部の解錠又は施錠と、いずれかの前記開口部の施錠が不能の場合、当該開口部が配設した、前記施解錠操作部材が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させて、当該開口部を強制錠止の状態に保持し、かつ他のいずれかの前記開口部の解錠又は施錠と、で前記本体と扉が有する複数の前記開口部それぞれを、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記開口部を、開口又は閉口の状態にすることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の本体と扉。
  12. 請求項1〜5のいずれかに記載の前記同一の開口部を複数有する、前記本体と前記扉は、配設した前記ダミー錠と、前記閂を有する前記施解錠操作部材を複数配設し、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠にして、前記同一の開口部を、施錠又は解錠又は強制錠止の状態に制御できる本体と扉であって、いずれかの前記同一の開口部の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記同一の開口部の解錠又は施錠と、いずれかの前記同一の開口部の施錠が不能の場合、当該同一の開口部が配設した前記閂に代えて、前記ダミー錠を突出させて、当該同一の開口部を強制錠止の状態に保持し、かつ他のいずれかの前記同一の開口部の解錠又は施錠と、で、複数の前記同一の開口部それぞれを、施錠又は解錠又は強制錠止のいずれかの状態に制御して、前記本体と前記扉が有する前記同一の開口部を、開口又は閉口の状態にすることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の本体と扉。
  13. 請求項11及び12に記載の前記施解錠操作部材が、前記錠前で有ることを特徴とする本体と扉。
  14. 建造物、収納部材、収納部を具備する輸送物体及び錠前作用を具備した装置又は部材の、いずれかの形状を有する1〜13のいずれかに記載の本体と扉。
  15. 施解錠操作部材又は錠前、が有する閂作用部材、又は保護部材もしくはその両方に、楔作用効果を有する傾斜面を具設した錠前機構であって、施錠された前記閂作用部材が前記保護部材を施錠方向に押入し、当接した前記保護部材が有する前記傾斜面から得る楔作用効果により、前記閂作用部材の押圧力に比例して、前記保護部材が有する前記傾斜面が施錠方向へ押入され、前記保護部材が進行する施錠方向への錠止力を増加又は減少させることを特徴とする錠前機構。
  16. 前記保護部材もしくは当該保護部材と、前記閂作用部材と、の両方が有する、前記傾斜面の局所に具設して、平常時は、当該傾斜面を水平位置又は水平の状態に保持する水平安定部材を備えた錠前機構であって、前記閂作用部材による一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材が具設された前記傾斜面の角度を形成するように変形させ、前記傾斜面の角度による前記楔作用効果で、押圧力に比例して錠止方向に押圧する施錠作用効果を増加又は減少させる前記水平安定部材を備えたことを特徴とする請求項15に記載の錠前機構。
  17. 閂作用部材が具備する傾斜面の局所に具設して、平常時は、当該傾斜面を水平位置に保つ水平安定部材であって、一定以上の押圧時に、当接した前記水平安定部材を押圧して前記傾斜面の角度を形成し、前記閂作用部材が具備する前記傾斜面の角度による楔作用効果で、押圧力に比例して錠止方向に押圧する施錠作用効果を増加又は減少させることを特徴とする水平安定部材。
  18. セキュリティ機能部材は、本体と、蓋又は扉と、係合させる、又は収納部材と係合して、前記収納部材本体が有する開口部を、開閉自在な扉で開閉できるセキュリティ機能部材であって、前記開口部に、複数の、閂を有する錠前と、当該錠前を着脱できる錠前装着部と、を配設し、前記錠前が有する前記閂を施錠又は解錠させ、前記共通のロック部材を、施錠又は解錠に制御でき、かつ前記ダミー錠で、強制錠止に制御できるセキュリティ機能部材であって、いずれかの前記錠前の解錠が不能の場合、他のいずれかの前記錠前による解錠又は施錠と、いずれかの前記錠前の施錠が不能の場合、当該錠前が有する前記閂による施錠又は解錠に代えて、前記ダミー錠を突出させ、前記共通のロック部材を強制錠止し、かつ他のいずれかの前記錠前による施錠又は解錠と、で前記本体と前記扉を、施錠又は解錠の状態にすることを特徴とするセキュリティ機能部材。
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