JP2016004376A - 対象特定装置 - Google Patents

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聡一郎 内田
篤信 木村
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Abstract

【課題】特定者に被特定対象の情報を提供することなく、被特定対象を特定する。【解決手段】特定者が注視している被特定対象を特定する対象特定装置1であって、前記被特定対象を含む候補対象の位置情報を取得する位置情報取得部13と、前記特定者の端末2から前記特定者の位置情報および視線情報を受信し、当該位置情報および視線情報を用いて、前記特定者が注視している視線領域を算出し、当該視線領域に存在する候補対象を被特定対象として決定する対象特定部15と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、特定者が注視している被特定対象を特定する対象特定装置に関する。
特許文献1には、近距離無線通信を用いて年齢や所属、趣味などの個人情報からマッチングを行い、近くにいる不特定多数の人々から特定多数の人々に限定して、メッセージ交換を行うシステムが記載されている。このようなシステムを用いたサービスを利用することで、相手の氏名や顔写真、メールアドレス等の個人情報を知らなくとも、気の合いそうな他者と情報を交換することができる。
特開2004-282158号公報
しかし、特許文献1に記載されたような従来のメッセージ交換システムでは、送信者が主体的に連絡を取りたいと考える目の前の他者を指定することはできない。
すなわち、特許文献1では、自分と同じ趣味を持つ誰かと情報を交換する方法は述べられているが、「電車のなかで向かいの席に座っている人」または「今、目の前を通りかかった人」などといった、物理的な距離の近さ以外に接点のない他者を特定することはできない。これらの人々を特定するためには、近距離かつ目の届く範囲にいる複数の他者の中から、対象者をどのように選択するかが課題となる。
また、特許文献1では、個人情報として利用者の氏名や趣味などを登録し、利用者の定めるポリシーに従って相手に公開するが、本来これらの情報は相手と話さなければ分からないものである。よって、たとえポリシーを定め公開・利用について制限したとしても、見ず知らずの人々に向けて氏名や趣味などの情報が公開されるリスクは少なからず存在する。
また、目の前の他者を特定する方法としては、対象となる他者をカメラで撮影し、多くの人の写真を予め保持している外部のサービスに問い合わせる方法等が考えられるが、見ず知らずの他者にカメラを向ける行為は心理的抵抗が強く、仮に撮影できたとしても相手のプライバシーを侵害する恐れがある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであって、本発明の目的は、特定者に被特定対象の情報を提供することなく、被特定対象を特定することにある。
上記の課題を解決するため、本発明は、特定者が注視している被特定対象を特定する対象特定装置であって、前記被特定対象を含む候補対象の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記特定者の端末から前記特定者の位置情報および視線情報を受信し、当該位置情報および視線情報を用いて、前記特定者が注視している視線領域を算出し、当該視線領域に存在する候補対象を被特定対象として決定する対象特定部と、を有する。
本発明によれば、特定者に被特定対象の情報を提供することなく、被特定対象を特定することができる。
本発明の実施形態の対象特定システムの全体構成図である。 対象特定装置の処理概要を説明するための図である。 ユーザDBの一例を示す図である。 被特定対象の特定処理を示すフローチャートである。 平面地図の一例を示す図である。 三次元空間における利用者の視線の向きを決定する方法を説明するための図である。 図5に示す平面地図を、3次元空間上に表した図である。 セッションDBの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の対象特定システムの全体構成図である。
図示する対象特定システムは、特定者が注視している被特定対象を特定する対象特定装置1と、複数の端末2とを備え、これらの装置はネットワークを介して接続されている。なお、本実施形態では、特定者が特定する被特定対象は、人であるとものとして以下に説明するが、被特定対象は、人に限定されるものではなく、物であってもよい。
本実施形態の端末2は、利用者が使用する端末であって、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話などの移動体通信端末を用いるものとする。なお、端末2に、PCなどの端末を用いることとしてもよい。
図示する対象特定装置1は、ユーザ管理部11としてログイン部12と、位置情報取得部13とを備え、また、セッション管理部14として、対象特定部15と、セッション解放部16とを備える。さらに、対象特定装置1は、記憶装置として、ユーザDB17と、セッションDB18とを備える。
ログイン部12は、端末2から送信されるログイン要求を受信すると、ユーザDB17に当該端末2を使用する利用者のユーザIDを登録する。位置情報取得部13は、端末2から送信される当該端末2(利用者)の位置情報を定期的に取得し、ユーザDB17に記憶する。
対象特定部15は、特定者である利用者の端末2から当該利用者の位置情報および視線情報を受信し、当該位置情報および視線情報を用いて、特定者が注視している視線領域を算出し、当該視線領域に存在する利用者(候補対象)を被特定対象として決定する。また、対象特定部15は、視線領域に含まれる候補対象が複数存在する場合、特定者との距離が最小となる候補対象を、被特定対象として決定する。また、対象特定部15は、視線領域に含まれる候補対象が存在しない場合、特定者の位置情報から所定の範囲に存在する利用者(候補対象)に対して、位置情報の更新を要求する。また、対象特定部15は、被特定対象を決定後、特定者の端末2と被特定対象の端末2とのセッション情報をセッションDB18に登録し、これらの端末2間のセッションを確立する。
セッション解放部16は、セッションDB18を監視し、セッション情報の登録から所定の時間が経過したデータを削除する。
ユーザDB17には、対象特定装置1にログインした各利用者に関する情報(ユーザID、現在位置など)が記憶される。セッションDB18には、特定者と被特定対象とのセッション情報が記憶される。なお、ユーザDB17、セッションDB18については後述する。
上記説明した、対象特定装置1および端末2は、例えば、CPUと、メモリと、ハードディスク等の外部記憶装置と、入力装置と、出力装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各部の各機能が実現される。例えば、対象特定装置1および端末2の各機能は、対象特定装置1用のプログラムの場合は対象特定装置1のCPUが、そして、端末2用のプログラムの場合は端末2のCPUがそれぞれ実行することにより実現される。
また、対象特定装置1用のプログラムおよび端末2用のプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶することも、ネットワークを介して配信することもできる。
次に、本実施形態の処理について説明する。
図2は、本実施形態の対象特定装置1の処理概要を説明するための図である。他者(被特定対象)を特定しようとする利用者A(特定者)は、特定したい他者(図示する例では、利用者B)に視線を向けている状態の顔画像の写真を、端末2を用いて撮影する(S1)。そして、利用者Aの端末2は、視線情報として、撮影した顔画像と端末2の傾き(傾角情報)とを対象特定装置1に送信するとともに、端末2の位置情報を対象特定装置1に送信する。
対象特定装置1は、位置情報を用いて利用者Aの現在位置を取得するとともに、顔画像を用いて算出される利用者Aの向き(アイトラック情報)と、端末2の傾きとを用いて利用者Aの視線の方向を算出し、当該視線の先に存在する利用者Bを被特定対象として決定する(S2)。
これにより、本実施形態では、特定者である利用者Aは、任意の他者に視線を向けることにより、視線の先にいる他者を被特定対象として選択することができる。
以下に、対象特定装置1のログイン部12と、位置情報取得部13と、対象特定部15と、セッション解放部16のそれぞれの処理について説明する。
<1.ログイン部12の処理>
利用者は、端末2を用いて対象特定装置1にログインすることにより、周囲にいる他の利用者(他者、候補対象)の特定が可能になる。本実施形態では、端末2は、利用者の指示を受け付けて、当該利用者が入力したログイン情報(ユーザID、パスワードなど)を対象特定装置1に送信する。対象特定装置1のログイン部12は、端末からログイン情報を受信すると、ログイン情報の認証を行い、認証に成功した場合は、ユーザIDと、ログイン日時とを ユーザDB17に登録する。
図3は、ユーザDB17の一例を示すものである。図示するユーザDB17は、ユーザID毎に、ログイン日時と、現在位置と、当該現在位置の更新日時とが記憶される。
<2.位置情報取得部13の処理>
各端末2は、利用者が対象特定装置1にログインしている間、当該端末2が備えるGPSセンサにより取得した自身の現在位置を示す位置情報を、定期的に自動で対象特定装置1に送信(通知)する。本実施形態では、端末2は、当該端末2の図示しない記憶部に記憶された利用者のユーザIDとともに、位置情報(例えば、緯度、経度、高度) を対象特定装置1に送信する。
対象特定装置1の位置情報取得部13は、各端末2からユーザIDとともに送信される位置情報を受信すると、ユーザDB17を更新する。すなわち、位置情報取得部13は、送信されたユーザIDに対応する「現在位置」を、送信された位置情報に更新し、対応する「更新日時」を、位置情報を受信した時刻(または、端末2が位置情報を送信した時刻)に更新する。これにより、ユーザDB17には、対象特定装置1にログインしている各利用者の現在位置が記憶される。
<3.対象特定部15の処理>
図4は、本実施形態の対象特定部15の処理を示すフローチャートである。
ここでは、特定者を利用者Aとし、被特定対象を利用者Bとして、以下に説明する。まず、特定者である利用者Aの端末2の処理について説明する。利用者Aは、他の利用者Bを特定しようと考えた時、自身の端末2を用いて、対象特定装置1に自身の現在の位置情報と、視線情報とを送信する(S11〜S13)。本実施形態では、視線情報として、特定者の顔画像と、端末2の傾き(傾角情報)とを用いるものとする。
具体的には、利用者Aは、利用者Bが視界に入る位置まで移動し、端末2に現在位置を示す位置情報の取得指示を入力する。端末2は、当該指示を受け付けて、自身の位置情報を取得し、図示しない記憶部に位置情報を記憶する(S11)。端末2は、内蔵されているGPSセンサ、気圧センサなどを用いて三次元空間上の位置情報を取得するものとする。
なお、室内などGPSセンサを用いることが難しい状況下では、端末2は、例えば室内に設置されている監視カメラ等の外部機器の画像情報をネットワークを介して取得し、当該画像情報を用いて自端末2の位置情報を算出することとしてもよい。
そして、利用者Aは、利用者Bに視線を向けた状態で、端末2が備えるカメラ機能を用いて、自身の顔画像の写真をとる。端末2は、利用者Aの指示を受け付けて、利用者Aの顔画像を撮像して記憶部に記憶するとともに、端末2の「傾き」、すなわち、三次元空間上のどの方位に端末2のカメラが向けられているかを示す傾角情報を記憶部に記憶する(S12)。端末2は、内蔵されている磁気センサ、加速度センサ、角速度センサなどを用いて傾角情報を取得するものとする。
そして、利用者Aは、対象要求指示を端末2に入力する。これにより、端末2は、S11で取得した位置情報と、S12で取得した視線情報(顔画像および傾角情報)と、利用者AのユーザIDとを、対象特定装置1に送信する(S13)。なお、ユーザIDは、前述のとおり、あらかじめ端末2に記憶されているものとする。
次に、対象特定装置1が利用者Aの端末2から受信した位置情報および視線情報を用いて、利用者Aが注視している視線領域を算出し、当該視線領域に存在する利用者を被特定対象として決定する処理について説明する(S14〜S22)。
対象特定装置1の対象特定部15は、端末2から送信された利用者Aの位置情報(現在位置)と、視線情報(傾角情報および顔画像)と、ユーザIDとを受信する。そして、対象特定部15は、「位置情報」を用いて利用者Aの視点の座標(地理座標)を算出し、3次元空間上に視点を設定する(S14)。
図5は、図2の状態を示す三次元空間を平面で表した平面地図の一例である。図示する平面地図では、対象特定部15は、位置情報を用いて算出した利用者Aの位置31を平面地図上に設定し、当該位置31を中心として所定の距離を半径とする円を利用者Aの可視範囲32とする。
そして、対象特定部15は、端末2から受信した「顔画像」から目の動きを示すアイトラック情報を抽出し、当該アイトラック情報と、端末から受信した「傾角情報」(端末2のカメラが向けられている三次元空間上の方位)とを用いて、利用者Aの視線が三次元空間上のどちらの方向に向けられているかを示す視線の向きを算出する。
図6は、三次元空間における利用者Aの視線の向きを決定する際の具体例を示す。図6では、視線の向きを左右(東西南北)と上下(天地)の軸に分けて表している。この時、左右の視線の向きを決定するために、地面と水平な北方向を基準としてカメラの向きを示す角度θc1と、カメラ正面の方向を基準として視線の向きを示す角度θe1とを用いて、北方向を基準として視線の向きを示す角度θ1を算出する。同様に、上下の視線の向きを決定するために地面と垂直な天方向を基準としてカメラの向きを示す角度θc2と、カメラ正面の方向を基準として視線の向きを示すθe2とを用いて、天方向を基準とした視線の向きを示す角度θ2を算出する。対象特定部15は、算出したθ1とθ2を用いて三次元空間における利用者Aの視線の向きを一意に決定する。
そして、対象特定部15は、図5に示すように、視点31(利用者Aの位置)を起点とし、算出した視線の向きの直線35を、視線として生成する。(S15)。
なお、対象特定部15は、顔画像を解析することによりアイトラック情報を取得する。ただし、端末2には、スマートフォンなどの自由に動かせる移動体通信端末を利用することが想定されるため、顔画像からアイトラック情報を抽出することが難しい場合は、顔画像を解析して顔全体の向きを示す方向(方向情報)を取得し、顔全体の方向をアイトラック情報として用いることとしてもよい。
そして、対象特定部15は、S15で生成した視線の向きを示す直線35との距離が一定以内の範囲を、利用者Aが注視している視線範囲36(視線視線)として算出し、当該視線範囲36に存在する利用者が存在するか否かを判別する(S16)。すなわち、現時点で利用者A31との距離が第1の所定値以内で、視線を表す直線35との距離が第2の所定値以内の範囲を視線範囲36として設定する。
図5に示す例では、対象特定部15は、利用者A31との距離が所定の範囲内の可視範囲32内であって、視線の向きを示す直線35を中心として所定の角度の範囲を視線範囲36として算出するものとする。
また、対象特定部15は、ユーザDB17を参照して、各利用者の「現在位置」を用いて、視線範囲36の座標に存在する利用者が存在するか否かを判別する。なお、対象特定部15は、「更新時刻」が古い利用者については、除外することとしてもよい。すなわち、各利用者の「更新日時」と現在時刻とを比較し、現在時刻より所定の時間以上前の古い「更新時刻」の利用者は、除外することとしてもよい。
図5に示す例では、視線範囲36に利用者B33と利用者C34が存在し、利用者D38は、可視範囲32内には存在するが、視線範囲36内には存在しないものとする。
視線範囲36内に利用者が1人存在する場合(S16:1人)、対象特定部15は、当該利用者を被特定対象として決定し、当該利用者のユーザIDをユーザDB17から取得する(S17)。
また、図5に示すように、視線範囲36内に複数の利用者が存在する場合(S16:複数)、対象特定部15は、顔画像から取得したアイトラック情報から瞳孔情報を抽出し、注意点を生成することにより、利用者Aと当該利用者Aが注視している利用者(被特定対象)とのおおよその距離を算出する(S18)。
なお、瞳孔情報を用いて注視している他者との距離を算出する方法については、例えば下記文献に記載されている。
文献:「Inside-out カメラにおける眼球の輻輳量からの注視点距離推定」, 後藤祐斗, 情報処理学会, 2011
そして、対象特定部15は、視線を表す直線35、および算出した距離から視線ベクトル37を生成し、視線ベクトル37の終点を示す座標に最も近い利用者(図5では、利用者B33)を、被特定対象して決定し、決定した利用者のユーザIDをユーザDB17から取得する(S19)。なお、S18で注意点を生成できない場合には、視線範囲36を考慮し、利用者Aに一番近い位置にいる他者を被特定対象として選択する。
図7は、図5に示す平面地図を、3次元空間上に表したものである。
そして、S17およびS19で被特定対象のユーザIDを取得した後、対象特定部15は、利用者Aと特定した被特定対象(ここでは、利用者B)との関係性を管理するために、「セッションID」を新たに生成し、利用者Aの「ユーザID」と、被特定対象の「ユーザID」と、「セッション作成日時」とを含むデータ(セッション情報)を生成し、セッションDB18に登録する(S21)。
図8は、セッションDB18の一例を示す図である。セッションDB18は、特定者と被特定対象と関連付けを記憶する記憶装置であって、図示するセッションDB18は、「セッションID」毎に、特定者の「ユーザID」と、被特定対象の「ユーザID」と、「セッション作成日時」とが対応付けて記憶されている。
そして、対象特定部15は、生成したセッションIDを利用者Aの端末2に送信し(S22)、利用者Aの端末2は、対象特定装置1からセッションIDを受信する(S23)。
利用者Aは、セッションIDを受信すると、端末2に被特定対象とのセッション確立指示を入力する。端末2は、セッション確率指示を受け付けると、受信したセッションIDと利用者AのユーザIDとを含むセッション確率要求を対象特定装置1に送信する。対象特定装置1の対象特定部15は、セッション確率要求を受信すると、セッションDB18を参照して、当該要求に含まれセッションIDおよびユーザID(特定者)に対応する被特定対象を特定し、利用者Aの端末2と被特定対象との端末2とのセッションを確立する。これにより、利用者Aの端末2と、被特定対象の端末2とのセッションが確立され、利用者Aは、メッセージの送受信など、所望の方法で被特定対象と通信することができる。
一方、視線範囲36に利用者が存在しない場合(S16:0人)、対象特定部15は、ユーザDB17を参照して利用者Aの付近に存在する各利用者(例えば、可視範囲32に存在する利用者)を特定し、特定した利用者の端末2に対して位置情報の更新を要求する更新要求を送信する(S20)。
前述の<2.位置情報取得部13の処理>で説明したように、更新要求を受信した端末2は、GPSセンサにより自身の位置情報を取得し(S31)、対象特定装置1に送信する(S32)。これにより、対象特定装置1の位置情報取得部13は、ユーザDB17に記憶された利用者Aの付近に存在する各利用者の位置情報(位置情報)を更新する。位置情報の更新後、対象特定部15は、更新後のユーザDB17を参照して、再度、S16の処理を行い、視線範囲36に利用者が存在するか否かの探索を行う。
<4.セッション解放部16の処理>
セッション解放部16は、セッションDB18に記憶されている各データの「作成日時」を監視し、作成日時から一定時間以上経過したデータを、セッションDB18から削除する。
以上説明した本実施形態では、特定者の端末2から受信した特定者の位置情報および視線情報を用いて、特定者が注視している被特定対象を特定する。これにより、本実施形態では、端末2の所有者は、特定者と被特定対象双方の氏名や顔写真等の個人情報を一切利用することなく、不特定多数の人や物の中から、近距離にいる任意の他者を一意に特定することができる。すなわち、対象特定装置1は、特定者に被特定対象の情報を提供することなく、被特定対象を特定することができる。
また、本実施形態では、利用者は、被特定対象に視線を向けて、自身の顔写真を撮るだけでよいため、被特定対象の写真を撮る、端末2を相手に向ける等の不自然な行為をする必要がない。
また、本実施形態では、特定者の端末2が対象特定装置1に送信する視線情報は、顔画像と傾角情報であるため、端末2側では、視線の解析に必要な専用装置を用いる必要はなく、既存の移動体通信端末などを用いることができる。
また、本実施形態では、対象特定装置1は、被特定対象の特定後に被特定対象との一時的なセッションIDを特定者に送信する。これにより、特定者は、セッションIDを用いて、例えば被特定対象とメッセージの送受信を行うなどの通信を行うことができる。
また、本実施形態では、セッション解放部16が、セッションDB18に登録してから所定の時間を経過したセッションIDについては削除する。本実施形態では、このような一時的なセッションIDを利用するため、関係性の薄れた特定の他者から永続的にメッセージの送信が行われることを防ぐことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。例えば、前述のとおり、被特定対象は、人に限らず物でも良い。例えば、販売店舗内で各商品の位置情報を予め登録しておくことにより、特定者がどの商品に注目しているかを特定することができる。同様にサイネージ等のディスプレイの位置情報を登録しておけば、どの広告や映像に注目しているかを特定することができる。
1 :対象特定装置
11:ユーザ管理部
12:ログイン部
13:位置情報取得部
14:セッション管理部
15:対象特定部
16:セッション解放部
17:ユーザDB
18:セッションDB
2 :端末

Claims (4)

  1. 特定者が注視している被特定対象を特定する対象特定装置であって、
    前記被特定対象を含む候補対象の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記特定者の端末から前記特定者の位置情報および視線情報を受信し、当該位置情報および視線情報を用いて、前記特定者が注視している視線領域を算出し、当該視線領域に存在する候補対象を被特定対象として決定する対象特定部と、を有すること
    を特徴とする対象特定装置。
  2. 請求項1に記載の対象特定装置であって、
    前記対象特定部は、前記視線領域に含まれる候補対象が複数存在する場合、前記特定者との距離が最小となる候補対象を、被特定対象として決定すること
    を特徴とする対象特定装置。
  3. 請求項1または2に記載の対象特定装置であって、
    前記対象特定部は、前記視線領域に含まれる候補対象が存在しない場合、前記特定者の位置情報から所定の範囲に存在する候補対象に対して、位置情報の送信を要求すること
    を特徴とする対象特定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の対象特定装置であって、
    前記対象特定部は、決定した被特定対象と前記特定者との間にセッションを確立すること
    を特徴とする対象特定装置。
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