JP2016002953A - 運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック - Google Patents

運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック Download PDF

Info

Publication number
JP2016002953A
JP2016002953A JP2014126037A JP2014126037A JP2016002953A JP 2016002953 A JP2016002953 A JP 2016002953A JP 2014126037 A JP2014126037 A JP 2014126037A JP 2014126037 A JP2014126037 A JP 2014126037A JP 2016002953 A JP2016002953 A JP 2016002953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
carrier
bottom plate
liner
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014126037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6275563B2 (ja
Inventor
泰樹 北
Yasuki Kita
泰樹 北
北口 篤
Atsushi Kitaguchi
篤 北口
石原 和典
Kazunori Ishihara
和典 石原
毅 岩城
Takeshi Iwaki
毅 岩城
池田 純
Jun Ikeda
純 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2014126037A priority Critical patent/JP6275563B2/ja
Publication of JP2016002953A publication Critical patent/JP2016002953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6275563B2 publication Critical patent/JP6275563B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、荷台壁面に付着する運搬対象物の量を少なくして、作業効率(運搬効率)を高めることができる荷台構造を提供することを目的としている。【解決手段】底板11aと底板11aの前部に配置された前板11bと底板11aの側部に配置された側板11cとにより上方および後方が開放された積載部が形成され、回動軸周りに回動することにより底板11aの傾斜角度が変えられるように構成された運搬車両用荷台において、底板11a上をスライドするボディライナー20と、前板11bとボディライナー20とを連結する可撓体40とを備え、可撓体40は、底板11aと前板11bとが連結される連結部12aに跨って配設されると共に、可撓体40は、ボディライナー20のスライドに応じて、伸展可能に配設される。【選択図】 図4A

Description

本発明は、土砂等の運搬対象物を運搬する運搬車両の荷台に関し、特に、積載物の付着を抑制する荷台構造に関する。
運搬車両の一例であるダンプトラックは、4輪を配置した車体フレームを備えている。この車体フレームの前方上部には、運転室およびコントロールボックスが配置されている。また、車体フレームには、この車体フレーム上の中央から後方にかけて荷台が取り付けられている。この荷台は、車体フレームの後方に取り付けられたヒンジピンと、このヒンジピンより車体フレームの前方に取り付けられたホイストシリンダとによって、車体フレームに連結されている。そして、この荷台は、ホイストシリンダの伸縮動作に伴って、ホイストシリンダに連結された側がヒンジピンを中心に上下方向に回動して、起伏動作する。
ダンプトラックの荷台には、例えば油圧ショベル等にて土砂や砕石等の運搬対象物が山積みされる。そして、ダンプトラックは、荷台を倒伏状態から起立状態に移行させることによって、荷台に積載された運搬対象物を降ろすことができる構成とされている(例えば、特許文献1参照)。
荷台は、底部を形成する底板と、この底板の前側に位置し前面を形成する前板と、底板の両側に位置する一対の側板とを備えて構成され、その内部が積載部となっている。積載部を形成するこれらの底板、前板及び側板の各連結コーナー部には、連結部の補強を目的として、斜板が取り付けられる場合もある。また、荷台の前板は、その上部に、運転室およびコントロールボックスを覆うように、前方に突出させた天板部が連結されている。
また、荷台の底板、前板、側板及び天板には、荷降ろし時の運搬対象物が各板上を滑り落ちることにより発生する板の磨耗を防ぐために、運搬対象物との接触面にボディライナー(摩耗板)が設置される。磨耗量が特に大きい底板のリア部に数枚のボディライナーが溶接されることが多い(例えば、特許文献2参照)。
米国特許第5555699号明細書 米国特許第6854808号明細書
しかしながら、上記従来の公知技術では、運搬対象物の粘着力が大きい場合、荷降ろし時に運搬対象物が完全には荷台から落下せず、一部が荷台壁面に残ることがある。荷台に残された運搬対象物は、時間の経過に伴う含水率の低下などにより荷台壁面に固着する場合があり、運搬回数の増加とともに、その固着量が蓄積され付着量が増加してしまう。特に、底板と前板、前板と側板のコーナー部では、重力加速度や停止・旋回などの運搬走行時に発生する慣性加速度によって運搬対象物が荷台壁面に大きな圧力で押し付けられるとともに、この領域での荷降ろし時の積載物の流れが悪く残り易いため、運搬対象物が付着する可能性が高い。
運搬対象物が付着すると、積込み現場から荷降ろし現場へ運搬される1回分の運搬量が減ってしまうため、作業効率が落ちてしまう。
本発明は、かかる課題を解消するために、荷台壁面に付着する運搬対象物の量を少なくして、作業効率(運搬効率)を高めることができる荷台構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、以下の特徴を有する。
底板と前記底板の前部に配置された前板と前記底板の側部に配置された側板とにより上方および後方が開放された積載部が形成され、回転軸周りに回動することにより前記底板の傾斜角度が変えられるように構成されて運搬車両に搭載される運搬車両用荷台において、前記積載部の内壁面上をスライドするボディライナーと、前記積載部の内壁面と前記ボディライナーとを連結する可撓体とを備え、前記可撓体は、前記底板と前記前板とが連結される第1の連結部、前記前板と前記側板とが連結される第2の連結部、又は前記底板と前記側板とが連結される第3の連結部のうち、少なくともいずれか一つの連結部に跨って配設されると共に、前記可撓体は、前記ボディライナーのスライドに応じて、伸展可能に配設される。
本発明によれば、荷降ろし時のボディライナーがスライドする力を利用して、運搬対象物が付着し易い個所(例えばコーナー部)に設けた可撓体が伸展することにより、可撓体の上方にある運搬対象物の付着を抑制し、荷降ろし時に多くの運搬対象物を落とすことが可能となる。これにより、積込み現場から荷降ろし現場へ運搬される1回分の運搬量を増やすことができ、作業効率を向上させることが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1に係るダンプトラックの側面図である。 図1に示すダンプトラックの荷台を起立させた状態の要部の概略を示す斜視図である。 図1に示すダンプトラックの荷台の要部の概略を示す斜視図である。 実施例1に係る積載物付着抑制構造の挙動模式図であり、荷台が倒伏(着座)した状態を示す図である。 実施例1に係る積載物付着抑制構造の挙動模式図であり、荷台が起立した状態を示す図である。 図4Aに示す荷台の一部(斜板)を変更した変更例を示す図である。 図4A及び図4BのA−A断面を示す図である。 実施例1に係る固定ブラケット付近の断面を示す図である。 実施例1に係る固定ブラケット付近を一部断面で示す斜視図である。 実施例1に係る可撓体の支持(固定)構造の変更例を示す斜視図である。 図7Bに示す可撓体固定構造の変更例を示す斜視図である。 実施例1に係るスライド式ボディライナー付近の断面を示す図である。 図8AのB−B断面を示す図である。 スライド式ボディライナー付近を一部断面で示す斜視図である。 実施例1に係るスライド式ボディライナー付近の構成を一部変更した変更例を、図8Aと同様な断面で示す図である。 実施例1に係る積載物付着抑制構造の配置例を示す図であり、弾性体を単体で構成した例を示す斜視図である。 実施例1に係る積載物付着抑制構造の配置例を示す図であり、弾性体を複数で構成した例を示す斜視図である。 実施例2に係る積載物付着抑制構造の挙動を示す模式図であり、荷台が倒伏(着座)した状態を示す図である。 実施例2に係る積載物付着抑制構造の挙動を示す模式図であり、放土するために荷台が起立した状態を示す図である。 実施例2に係る積載物付着抑制構造の配置を示す斜視図である。 実施例3に係る積載物付着抑制構造の配置を示す斜視図である。 実施例4に係る積載物付着抑制構造を断面で示す構成図である。 実施例5に係る積載物付着抑制構造の配置を示す斜視図である。
以下、本発明に係る運搬車両の荷台の実施例を図に基づいて説明する。以下の実施例では、運搬車両用荷台が対象とする運搬車両としてダンプトラックについて説明する。本発明に係る運搬車両用荷台(以下、荷台と呼ぶ)はダンプトラック以外の運搬車両に対しても適用可能である。例えば、自走するためのエンジンを持たず、他の車両に牽引される運搬車両であってもよい。
本実施例は、荷台への積載物の付着を抑制するために、荷台に設置される積載物付着抑制構造に関する。
図1および図2を参照して、本実施例の運搬車両とその荷台の構成ついて説明する。図1は、本実施例に係るダンプトラックの側面図である。また、図2は、図1に示すダンプトラックの荷台を起立させた状態の要部の概略を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施例に係るダンプトラック1は、車体フレーム2、一対の前輪3、一対の後輪4、および荷台5を備えている。一対の前輪3は、車体フレーム2の前部の左右両端に回転可能に取り付けられている。また、一対の後輪4は、車体フレーム2の後部の左右両端に回転可能に取り付けられている。さらに、荷台5は、土砂や砕石或いは鉱石等の運搬対象物(積載物とも言う)を積載する部分であって、車体フレーム2上に起伏可能に取り付けられている。
車体フレーム2は、いわゆる車体であって、図2に示すように、一対のフレーム材2a.2bによって構成されている。これら一対のフレーム材2a.2bは、前後方向に細長く延びたフレーム形状を成しており、車体の幅方向に分かれて配置されている。荷台5が車体フレーム2に着座した状態では、荷台5の一対のレール13(13a,13b)がちょうど一対のフレーム材2a.2bに載置されるように構成されている。
また、車体フレーム2の後部には、荷台5を起立又は倒伏させる(荷台5の前部を上下方向に回動させる)際の回転中心となるヒンジピン6が取り付けられている。この車体フレーム2のうちのヒンジピン6より前方には、この車体フレーム2と荷台5とを連結する油圧シリンダとしての一対のホイストシリンダ7が取り付けられている。これら一対のホイストシリンダ7は、車体フレーム2の前後方向の略中央部に取り付けられている。また、車体フレーム2の左側の前輪の上方には、オペレータが乗車する運転室であるキャブ8が設けられ、車体フレーム2の前部には、エンジンが収容されたパワーユニット10が設けられている。
よって、オペレータがキャブ8からホイストシリンダ7を駆動することにより、荷台5は起立或いは倒伏する。荷台5が起立した状態ではホイストシリンダ7は伸張した状態にあり、ホイストシリンダ7の収縮動作に伴ってヒンジピン(回転軸或いは回動軸)6を中心に荷台5の前部が下方に回動し、荷台5が車体フレーム2に着座する倒伏姿勢(図1参照)となる。また、荷台5は倒伏して車体フレーム2に着座した状態からホイストシリンダ7の伸長動作に伴ってヒンジピン6を中心に荷台5の前部が上方に回動し、運搬対象物を放出する起立姿勢(図2参照)となる。
なお、図1の符号9は、荷台5が左右方向に移動することを防止するために車体フレーム2の側部と当接するガイドである。
次に、図3を参照して、荷台5の構造について説明する。図3は、ダンプトラックの荷台5の要部の概略を示す斜視図である。
荷台5は、底板(フロア)11a、前板(フロント)11b、および2つの側板(サイド)11cにより上方および後方が開放された略箱型の形状を成しており、その内部に運搬対象物を積載するための積載部11が形成されている。なお、底板11a、前板11b、および側板11cはそれぞれ溶接により接合されている。そして、荷台5は、その底板11aが前方にやや下り傾斜した状態で、車体フレーム2に着座している(図1参照)。
前板11bは底板11aの前側に配置され、側板11cは底板11aの側部に配置される。前板11bおよび側板11cは底板11aの周縁に配置され、少なくとも一方向(本実施例では後方)に向けて開放部を有する周壁を構成する。底板11a、前板11b、および側板11cは積載部11の内壁面を構成する。底板11aは積載部11の底面を構成する。前板11bは積載部11の前側の内周壁面を構成する。側板11cは側部の内周壁面を構成する。
また、前板11bの上部には、略板状の天板(キャノピー)11dが取り付けられている。この天板11dは、前板11bの上部(上縁)からダンプトラック1の前方上部を覆うように前方に突出させて取り付けられている。すなわち、この天板11dは、車体フレーム2上に荷台5が着座する倒伏状態で、この荷台5からの搬送対象物の落下によるキャブ8、パワーユニット10等の損傷を防止するために設けられている。
さらに、底板11a、前板11b、および側板11cの接合部であるコーナー部には、補強のために斜板12(12a,12b,12c)が溶接されている。斜板12には、底板11aと前板11bとのコーナー部にある斜板12a(フロアとフロント)、底板11aの両側に位置し底板11aと側板11cとのコーナー部にある一対の斜板12b(フロアとサイド)、および前板11bの両側に位置し前板11bと側板11cとのコーナー部にある一対の斜板12c(フロントとサイド)がある。
本発明では、底板11aと前板11b、或いは底板11aと側板11cは、コーナー部(積載部11の角部)で接合されている必要はない。例えば、底板11aを構成する部材が前板11b又は側板11cの一部を構成していてもよいし、前板11b又は側板11cを構成する部材が底板11aの一部を構成していてもよい。本明細書では、コーナー部を基準として、コーナー部に対して積載部11の底面側に構成される部分を底板11aと呼び、コーナー部に対して積載部11の前側内周壁面側に構成される部分を前板11bと呼び、コーナー部に対して積載部11の側部内周壁面側に構成される部分を側板11cと呼ぶ。従って、底板11aと前板11bとの連結部、或いは底板11aと側板11cとの連結部は、溶接等による接合部と必ずしも一致するものではなく、コーナー部と一致する。
次に、図4A、図4B、および図5を参照して、本実施例の「積載物付着抑制構造」の詳細について説明する。図4Aは、本実施例に係る積載物付着抑制構造の挙動模式図であり、荷台が倒伏(着座)した状態を示す図である。図4Bは、本実施例に係る積載物付着抑制構造の挙動模式図であり、荷台が起立した状態を示す図である。また、図5は、図4AのA−A断面を示す図である。なお、図4Aおよび図4Bは荷台5の前後方向に平行で、かつ底板11aに垂直な方向(鉛直方向)における断面である。
本実施例では、図4Aに示すように、前板(フロント)11bに固定された固定ブラケット30と、底板(フロア)11a上をスライドするスライド式ボディライナー20の端部とを、可撓体40で連結する。スライド式ボディライナー20は、図4Bに示すように、荷台5の後端部に設置されたリア側ストッパー21により、後方への移動範囲が制限されている。また、スライド式ボディライナー20は、図5に示すように、荷台5の幅方向の両端部に設置された一対の端部サイド側ストッパー22と、一対の端部サイド側ストッパー22の間に設置されたT型サイド側ストッパー23およびガイドレール24とによって、荷台5の幅方向の移動が制限される。すなわち、スライド式ボディライナー20は、端部サイド側ストッパー22とT型サイド側ストッパー23とガイドレール24とによって、荷台5の前後方向への移動を案内され、荷台5の幅方向への移動が規制されている。
荷降ろしの際に荷台5の後端部が前端部に対して低くなるように傾斜すると、ボディライナー20は底板11a上をスライドする。このスライドによって積載物の滑り出しが誘発される。
ボディライナー20が底板11a上を後方へスライドすると、ボディライナー20に連結された可撓体40の端部が後方へ引っ張られ、図4Bに示すように、可撓体40が伸展或いは伸張する。
可撓体40はシート状或いは網目状の部材であり、シート面の面外方向に変形して撓むことができる。さらに、シート面の面内方向に変形して伸縮することができる部材としてもよく、この場合、可撓体40は弾性体で構成することができる。以下の説明では、可撓体40を弾性体で構成し、弾性体40として説明する。
隣り合うスライド式ボディライナー20の間に積載物が混入することを防止するために、図5に示すように、シート25を設置してもよい。
ここで、図4Cを参照して、本実施例の変更例について説明する。図4Cは、図4Aに示す荷台の一部(斜板12)を変更した変更例を示す図である。
図4Aおよび図4Bでは、斜板12aを平板で構成していたが、図4Cに示すように、曲面を有する湾曲部材で構成してもよい。この場合、湾曲部材の曲面は底板11aと前板11bとの接合部に向かって凸状を成す曲面であり、表側から見ると凹状を成す曲面である。斜板12aを図4Cに示すような湾曲部材で構成することにより、例えばオイルサンドのような粘着性の強い積載物を積載した場合に、斜板12aへの固着を防止或いは抑制することが可能になる。斜板12b,12cも斜板12aと同様に湾曲部材で構成してもよい。
次に、図6および図7Aを参照して、弾性体40の支持(固定)構造について説明する。図6は、本実施例に係る固定ブラケット付近の断面を示す図である。図7Aは、本実施例に係る固定ブラケット付近を一部断面で示す斜視図である。なお、本実施例の支持(固定)構造は後述の各実施例にも適用可能である。
固定ブラケット30、弾性体40、および前板(フロント)11bには、それぞれ、同一線上に複数のキリ穴30a,40a,11b-1が設けられ、弾性体40は前板(フロント)11bと固定ブラケット30とでサンドイッチされた状態で、これらのキリ穴を通した複数のボルト31とナット32により固定される。
固定ブラケット30には、弾性体40を挿入するための溝30bと、固定ブラケット30への積載物付着を抑制するためのテーパー30cとを設けている。固定ブラケット30と前板(フロント)11bとの結合には、ボルト固定だけでなく、溶接や接着による固定方法を用いて両者を直接固定しても良い。また、前板(フロント)11bにキリ穴11b-1の代わりにねじ孔を設け、ナット32を使用することなく、ボルト31を前板11bに直接ねじ止め固定しても良い(図示なし)。更に、弾性体40に設けたキリ穴40aには、補強のために、ブッシュ(すべり軸受)或いはスリーブ40dを設置すると良い。
ここで、図7Bおよび図7Cを参照して、可撓体(弾性体40)の支持(固定)構造の変更例について説明する。図7Bは、可撓体の支持(固定)構造の変更例を示す斜視図である。
この変更例では、弾性体40の前板11bと当接する面(裏面)の反対面(表面)に押さえ部材(当て部材)90をあてがい、前板11bと押さえ部材90とで弾性体40を挟み込むようにして、弾性体40の一端部を前板11bに支持する。押さえ部材90は荷台5の幅方向に延びる細長い板状或いは棒状の部材であり、荷台5の幅方向に沿って複数のキリ穴91が設けられている。複数のキリ穴91にボルト31が挿通され、ボルト31を締め上げることにより、前板11bと押さえ部材90とで弾性体40を挟設する。このとき、押さえ部材90は弾性体40を荷台5の幅方向に延びる大きな面で前板11bに押圧する。このため、弾性体40の前板11bへの固定部において、疲労による強度低下を抑制することができる。
図7Cは、図7Bに示す可撓体の支持(固定)構造の変更例を示す斜視図である。この変更例では、図7Bに示す弾性体40の前板11bへの固定部を、図6および図7Aに示す固定ブラケット30で覆う構成としている。この場合、固定ブラケット30は弾性体40の前板11bへの固定には関与せず、単なるカバー部材30として機能している。カバー部材30は荷台5が着座した状態において、弾性体40の固定部の上方および側方を覆い、固定部への積載物の付着を防ぐ。
次に、図8A、図8B、図9、および図10を参照して、弾性体40とスライド式ボディライナー20との連結部の構造について説明する。図8Aは、スライド式ボディライナー20付近の断面図である。図8Bは、図8AのB−B断面図である。図9は、スライド式ボディライナー20付近を一部断面で示す斜視図である。図10は、スライド式ボディライナー20付近の構成を一部変更した変更例を、図8Aと同様な断面で示す図である。なお、ここで説明する弾性体40とスライド式ボディライナー20との連結部の構造は後述する各実施例に適用可能である。
弾性体40には、リア側先端部40Rよりも前方に複数のキリ穴40bが設けられ、底板11aとの間に配置されるライナー側スライド部50とねじ51で固定されている。また、弾性体40への積載物付着を抑制するためのテーパー40cをリア側先端部40Rから前方に向けて設けている。
ライナー側スライド部50は、図8Bで示すように、荷台5の幅方向の両端部にスライド溝50aが形成され、底板(フロア)11a上に設置されたライナー側スライド部端部サイド側ストッパー60の間に挿入されている。ライナー側スライド部端部サイド側ストッパー60により、スライド式ボディライナー20がスライドする方向にライナー側スライド部50もスライドするようにしている。
また、スライド式ボディライナー20は、ライナー側スライド部50よりもリア側の、弾性体40と底板11aとの間に配置され、ライナー側スライド部50に設けたフックねじ52とスライド式ボディライナー20に設けたアイボルト53とで、ライナー側スライド部50と連結されている。フックねじ52とアイボルト53とは、図9に示すように、荷台5の幅方向に複数設けられ、複数箇所でスライド式ボディライナー20とライナー側スライド部50とを連結している。
フックねじ52をスライド式ボディライナー20に設け、アイボルト53をライナー側スライド部50に設けても構わない。フックねじ52およびアイボルト53の他にも、スライド式ボディライナー20とライナー側スライド部50とを連結することができる連結部材が設けられていればよい。なお、スライド式ボディライナー20とライナー側スライド部50とを連結する連結部材は連結を解除可能な部材であることが望ましい。
弾性体40とねじ51との接触によるキリ穴40b近傍の損傷を防ぐため、図10に示すように、キリ穴40bを構成する貫通孔40b1にスリーブ40fを設け、凹部40b2に中心部に貫通孔が形成されたプレート40eを設けると良い。
次に、図11および図12を参照して、積載物付着抑制機構を荷台5に設置した例を説明する。図11は、本実施例に係る積載物付着抑制構造の配置例を示す図であり、弾性体を単体で構成した例を示す斜視図である。図12は、本実施例に係る積載物付着抑制構造の配置例を示す図であり、弾性体を複数で構成した例を示す斜視図である。
前板(フロント)11bに設置した固定ブラケット30と、底板(フロア)11a上に設置したスライド式ボディライナー20とを、弾性体40で連結している。連結する弾性体40、固定ブラケット30、スライド式ボディライナー20の個数は、1つにしても、複数にしても構わない。図11では、一つの弾性体40と、二つのスライド式ボディライナー20とで構成している。二つのスライド式ボディライナー20は荷台5の幅方向に並べて配置される。図12では、スライド式ボディライナー20を二つで構成し、弾性体40を荷台5の幅方向に複数配置している。
固定ブラケット30による弾性体40の支持構造に替えて、図7B又は図7Cに示す変更例による弾性体40の固定構造を用いてもよい。
図11および図12においては、底板11aと前板11bのコーナー部にある斜板12a(フロアとフロント)全面に対して付着抑制構造を適用しているが、スライド式ボディライナー20がスライドする領域を部分的にしても構わない(図示なし)。
荷降ろし時において、荷台5が所定の荷台傾斜角度に到達した時にスライド式ボディライナー20が荷台5の前方から後方へスライドする。
ボディライナー20は、荷台傾斜角度の小さい時に荷台5の底板11a上をスライドすることにより、積載物の滑り出しを誘発する。これにより、一度に大量の積載物が落下することを防止することができる。
スライド式ボディライナー20のスライドに応じて、前板(フロント)11bに設置した固定ブラケット30とスライド式ボディライナー20に連結された弾性体40がリア側に伸展或いは伸長する。これにより、積載物が付着し易い底板11aと前板11bのコーナー部にある斜板12a(フロアとフロント)上の弾性体40が上方に移動し、結果として積載物が上方に押し上げられるため、積載物の荷台5への付着を抑制することができる。
以上により、積込み現場から荷降ろし現場へ運搬される1回分の運搬量を増やすことができ、作業効率を向上させることが可能となる。
本実施例では、前板11bと側板11cのコーナー部にある斜板12c(フロントとサイド)の積載物付着抑制構造の例を説明する。
図13Aは、本実施例に係る積載物付着抑制構造の挙動を示す模式図であり、荷台が倒伏(着座)した状態を示す図である。図13Bは、本実施例に係る積載物付着抑制構造の挙動を示す模式図であり、放土するために荷台が起立した状態を示す図である。また図14は、本実施例に係る積載物付着抑制構造の配置を示す斜視図である。
固定ブラケット30の長手方向が前板11bの上下方向に沿うように、固定ブラケット30を前板11bに固定し、スライド式ボディライナー20を側板11cに設置している。スライド式ボディライナー20のスライド方向は前後方向であり、荷降ろし時にはフロント側からリア側へスライドする。これらの固定ブラケット30とスライド式ボディライナー20を、弾性体40で連結している。なお、弾性体40は、実施例1で説明したように、可撓体であってもよい。
弾性体40の積載部11の内周壁面への支持(固定)構造として、図6、図7A、図7B、および図7Cを参照して説明した実施例1の構造を採用することができる。また、弾性体40とスライド式ボディライナー20との連結部の構造として、図8A、図8B、図9、および図10を参照して説明した実施例1の構造を採用することができる。
荷降ろし時において、荷台5が所定の荷台傾斜角度に到達した時にスライド式ボディライナー20が荷台5の前方から後方へスライドする。スライド式ボディライナー20のスライドに応じて、前板(フロント)11bに設置した固定ブラケット30とスライド式ボディライナー20に連結された弾性体40がリア側に伸長或いは伸展する。これにより、積載物が付着し易い前板11bと側板11cとのコーナー部にある斜板12c(フロントとサイド)上の弾性体40が積載部11の内側方向に移動し、結果として斜板12c上方にある積載物の移動を促し、積載物の荷台5への付着を抑制している。
図15を参照して、底板11a、前板11b、および側板11cの連結部であるコーナー部に積載物付着抑制構造を設けた例を説明する。図15は、本実施例に係る積載物付着抑制構造を荷台5に設置した例を示す斜視図である。
固定ブラケット30を前板11bと、前板11bと側板11cとのコーナー部にある斜板12c(フロントとサイド)と、側板11cとに渡り固定し、スライド式ボディライナー20を、底板11aと、底板11aと側板11cとのコーナー部にある斜板12b(フロアとサイド)と、側板11cとに設置している。スライド式ボディライナー20のスライド方向は前後方向であり、荷降ろし時には全てのスライド式ボディライナー20がフロント側からリア側へスライドする。これらの固定ブラケット30とスライド式ボディライナー20とを、少なくとも1つの弾性体40で連結している。なお、弾性体40は、実施例1で説明したように、可撓体であってもよい。
弾性体40の積載部11の内周壁面への支持(固定)構造として、図6、図7A、図7B、および図7Cを参照して説明した実施例1の構造を採用することができる。また、弾性体40とスライド式ボディライナー20との連結部の構造として、図8A、図8B、図9、および図10を参照して説明した実施例1の構造を採用することができる。
荷降ろし時において、荷台5が所定の荷台傾斜角度に到達した時にスライド式ボディライナー20が荷台5の前方から後方へスライドする。スライド式ボディライナー20のスライドに応じて、固定ブラケット30とスライド式ボディライナー20とに連結された弾性体40がリア側に伸長或いは伸展する。これにより、積載物が付着し易い底板11a、前板11b、および側板11cの接合部であるコーナー部上の弾性体40がリア側ないし積載部11の内側方向に移動し、結果としてコーナー部上方にある積載物の移動を促し、積載物の荷台5への付着を抑制している。
図16を参照して、積載物付着抑制構造で用いる弾性体40の補強構造の例を説明する。図16は、本実施例に係る積載物付着抑制構造の断面模式図である。
固定ブラケット30側の弾性体40の連結部においては、弾性体40の先端部に、ねじ71で固定する固定ブラケット側コネクタ70を新設する。固定ブラケット側コネクタ70と固定ブラケット30とを、固定ブラケット側コネクタ70に取り付けたフックねじ72と、固定ブラケット30に取り付けたアイボルト73とで連結する。また、固定ブラケット側コネクタ70には、取り付けたフックねじ72とは逆の面にアイボルト74を設置しておく。
スライド式ボディライナー20側の弾性体40の連結部は、実施例1〜3の構造を用い、新たに、ライナー側スライド部50のスライド式ボディライナー20側とは反対側に、アイボルト54を設ける。
固定ブラケット側コネクタ70に取り付けたアイボルト74と、ライナー側スライド部50に取り付けたアイボルト54とを、弾性体伸縮量抑制ロープ80で連結する。この時、弾性体伸縮量抑制ロープ80の長さは、弾性体40よりも長くし、弾性体伸縮量抑制ロープ80の伸縮ばね係数を弾性体40よりも大きいものとする。
弾性体伸縮量抑制ロープ80は少なくとも可撓性を有する部材で構成される。一方、弾性体40は可撓性だけでなく、伸縮性を有していることが必要である。本実施例では、固定ブラケット側コネクタ70とライナー側スライド部50とを、第1の連結部材(第1の可撓体)と第2の連結部材(第2の可撓体)とで連結する。第1の連結部材はシート状或いは網目状の部材であり、可撓性および伸縮性を有する。第2の連結部材は紐状の部材であり、少なくとも可撓性を有する。第2の連結部材は伸縮性を有していてもよいが、上述したように、第2の連結部材の伸縮ばね係数は第1の連結部材の伸縮ばね係数よりも大きいことが必要である。本実施例では、第1の連結部材は弾性体40で構成され、第2の連結部材である弾性体伸縮量抑制ロープ80は可撓性および伸縮性を有する弾性体で構成されている。
弾性体40の積載部11の内周壁面への支持(固定)構造として、図7Bを参照して説明した実施例1の構造を採用することができる。すなわち、弾性体40の固定ブラケット側コネクタ70と当接する側とは反対側の面に押さえ部材90を配置する。
また、固定ブラケット側コネクタ70はフックねじ72をアイボルト73に連結して固定ブラケット30で支持する構成であるが、固定ブラケット側コネクタ70を前板11bに直接固定してもよい。また、弾性体伸縮量抑制ロープ80を前板11bに直接連結してもよく、その場合は固定ブラケット側コネクタ70を設けず、実施例1で説明した弾性体40の支持(固定)構造を採用してもよい。
荷降ろし時において、荷台5が所定の荷台傾斜角度に到達した時にスライド式ボディライナー20が荷台5の前方から後方へスライドする。スライド式ボディライナー20のスライドに応じて、まずは固定ブラケット30とスライド式ボディライナー20とに連結された弾性体40がリア側に伸長する。弾性体40が所定の長さまで伸長すると、弾性体伸縮量抑制ロープ80にも張力が発生し、スライド式ボディライナー20が後方にスライドする力を、弾性体40と弾性体伸縮量抑制ロープ80で受け持つことになる。弾性体伸縮量抑制ロープ80の伸縮ばね係数が弾性体40よりも大きいため、伸長するに従って弾性体伸縮量抑制ロープ80が受け持つ力が大きくなり、弾性体伸縮量抑制ロープ80がない場合に比べて弾性体40にかかる張力は小さくなる。結果として、弾性体40の補強をしており、弾性体40の長寿命化を可能としている。
本実施例では、弾性体伸縮量抑制ロープ80によって構成される第2の連結部材が第1の連結部材である弾性体40にかかる力を受け持つように構成されていればよい。このため、第2の連結部材は伸縮性を有している必要はない。しかし、第1の連結部材および第2の連結部材の両方が伸縮性を有していることにより、スライド式ボディライナー20のスライドを滑らかに止めることができ、大きな衝撃力が第1の連結部材、第2の連結部材およびこれらの固定部或いは連結部に作用するのを防ぐことができる。
また、弾性体伸縮量抑制ロープ80に荷重センサや損傷センサを埋め込むことで、弾性体伸縮量抑制ロープ80に過大な力が発生した時の検知と、損傷量に応じた部品交換時期の告知が可能となる。
図17を参照して、積載物付着抑制構造で用いる弾性体40とスライド式ボディライナー20との間に間隔が空いてしまう場合の新しい連結構造の例を説明する。図17は、本実施例における積載物付着抑制構造を荷台5に設置した例を示す斜視図である。
本構造では、スライド式ボディライナー20が底板11aのリア部に設置され、底板11aの中間部に固定式ボディライナー26が設置されている。弾性体40とスライド式ボディライナー20とを接続ロープ81で連結している。接続ロープ81は、底板11a上に固定された固定式ボディライナー26同士の隙間を通している。弾性体40とスライド式ボディライナー20とを1対1で連結しても良いし、単数対複数で連結しても構わない。
本構造では、底板11aのリア部の大きな積載物の落下すべりエネルギーを利用できるため、弾性体40の伸長量も増加し、コーナー部の積載物の付着抑制が期待できる。
弾性体40の積載部11の内周壁面への支持(固定)構造として、上述した各実施例の構造を採用することができる。また、弾性体40とスライド式ボディライナー20との連結部の構造として、上述した各実施例の構造を採用することができる。そして、ライナー側スライド部50とスライド式ボディライナー20とを接続ロープ81で連結すればよい。ただし、この場合は、ライナー側スライド部50が固定式ボディライナー26上をスライドするようにする。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ダンプトラック、2…車体フレーム、2a…フレーム材、3…前輪、4…後輪、5…荷台、6…ヒンジピン、7…ホイストシリンダ、8…キャブ、9…ガイド、10…パワーユニット、11…荷台の積載部、11a…荷台の底板(フロア)、11b…荷台の前板(フロント)、11b-1…キリ穴(荷台の前板(フロント))、11c…荷台の側板(サイド)、11d…荷台の天板(キャノピ)、12…荷台の斜板、12a…荷台の斜板(フロアとフロント)、12b…荷台の斜板(フロアとサイド)、12c…荷台の斜板(フロントとサイド)、13…レール、14…ヒンジピンブラケット、15…ゴムパッド(パッド)、20…スライド式ボディライナー、20a…サイド溝(スライド式ボディライナー)、20b…ガイドレール用溝(スライド式ボディライナー)、21…リア側ストッパー、22…端部サイド側ストッパー、23…T型サイド側ストッパー、24…ガイドレール、25…シート、26…固定式ボディライナー、30…固定ブラケット、30a…キリ穴(固定ブラケット)、30b…溝(固定ブラケット)、30c…テーパー(固定ブラケット)、31…ボルト、32…ナット、40…弾性体、40a…キリ穴1(弾性体)、40b…キリ穴2(弾性体)、40b1…貫通孔、40b2…凹部、40c…テーパー(弾性体)、40d…スリーブ、50…ライナー側スライド部、50a…スライド溝(ライナー側スライド部)、51…ねじ(ライナー側スライド部)、52…フックねじ(ライナー側スライド部)、53…アイボルト(スライド式ボディライナー)、54…アイボルト(ライナー側スライド部)、60…ライナー側スライド部のガイド、60a…スライド溝(ガイド)、70…固定ブラケット側コネクタ、71…ねじ(固定ブラケット側コネクタ)、72…フックねじ(固定ブラケット側コネクタ)、73…アイボルト(固定ブラケット)、74…アイボルト(固定ブラケット側コネクタ)、80…弾性体伸縮量抑制ロープ、81…接続ロープ、90…押さえ部材、91…キリ穴。

Claims (6)

  1. 底板と前記底板の前部に配置された前板と前記底板の側部に配置された側板とにより上方および後方が開放された積載部が形成され、回転軸周りに回動することにより前記底板の傾斜角度が変えられるように構成されて運搬車両に搭載される運搬車両用荷台において、
    前記積載部の内壁面上をスライドするボディライナーと、前記積載部の内壁面と前記ボディライナーとを連結する可撓体とを備え、
    前記可撓体は、前記底板と前記前板とが連結される第1の連結部、前記前板と前記側板とが連結される第2の連結部、又は前記底板と前記側板とが連結される第3の連結部のうち、少なくともいずれか一つの連結部に跨って配設されると共に、
    前記可撓体は、前記ボディライナーのスライドに応じて、伸展可能に配設されたことを特徴とする運搬車両用荷台。
  2. 請求項1に記載の運搬車両用荷台において、
    前記可撓体は、前記ボディライナーと連結される側の端部が、前記内壁面上をスライドする連結体に連結され、前記連結体を介して前記ボディライナーと連結されることを特徴とする運搬車両用荷台。
  3. 請求項2に記載の運搬車両用荷台において、
    前記可撓体は、第1の可撓体と第2の可撓体とで構成され、
    前記第1の可撓体は伸縮性を有する弾性体で構成され、
    前記第2の可撓体は、前記積載部の内壁面と前記連結体とを連結する長さが、前記第1の可撓体における長さよりも長いことを特徴とする運搬車両用荷台。
  4. 請求項3に記載の運搬車両用荷台において、
    前記第2の可撓体は伸縮性を有する弾性体で構成され、かつ伸縮ばね係数が前記第1の可撓体の伸縮ばね係数よりも大きいことを特徴とする運搬車両用荷台。
  5. 請求項4に記載の運搬車両用荷台において、
    前記第1の可撓体および前記第2の可撓体は、それぞれの一端部が前記前板に支持され、それぞれの他端部が前記底板上をスライドするボディライナーに連結され、前記底板と前記前板とが連結される第1の連結部に跨って配設されることを特徴とする運搬車両用荷台。
  6. 車体フレームと、前記車体フレームの前部の左右に設けられた前輪と、前記車体フレームの後部の左右に設けられた前輪と、車体フレームに搭載された運転室、運搬車両用荷台及びホイストシリンダとを備え、前記ホイストシリンダを用いて前記運搬車両用荷台を荷台後部に設けた回転軸を中心に回動させて起立姿勢又は倒伏姿勢に変化させることができるダンプトラックにおいて、
    前記運搬車両用荷台が請求項1に記載の運搬車両用荷台で構成されたことを特徴とするダンプトラック。
JP2014126037A 2014-06-19 2014-06-19 運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック Expired - Fee Related JP6275563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014126037A JP6275563B2 (ja) 2014-06-19 2014-06-19 運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014126037A JP6275563B2 (ja) 2014-06-19 2014-06-19 運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016002953A true JP2016002953A (ja) 2016-01-12
JP6275563B2 JP6275563B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=55222572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014126037A Expired - Fee Related JP6275563B2 (ja) 2014-06-19 2014-06-19 運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6275563B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101853320B1 (ko) * 2017-11-28 2018-04-30 주식회사 케이이씨 덤프트럭 적재함 적용을 위한 일체형 비 부착 라이너 장치
CN108116295A (zh) * 2018-01-16 2018-06-05 刘建新 自卸车卸料助力器
WO2023138086A1 (zh) * 2022-01-21 2023-07-27 三一重型装备有限公司 车厢和自卸车

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5091213U (ja) * 1973-12-25 1975-08-01
JPS58171766U (ja) * 1982-05-13 1983-11-16 株式会社小松製作所 トロツコ
JPH032836U (ja) * 1989-05-31 1991-01-11
JPH0627315U (ja) * 1992-09-24 1994-04-12 大成建設株式会社 運搬土の付着防止装置を有するダンプトラック
JP2001277930A (ja) * 2000-04-04 2001-10-10 Taisei Corp トラック積載部の付着残土除去装置
JP2013526446A (ja) * 2010-07-14 2013-06-24 日立建機株式会社 ダンプトラックの荷台

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5091213U (ja) * 1973-12-25 1975-08-01
JPS58171766U (ja) * 1982-05-13 1983-11-16 株式会社小松製作所 トロツコ
JPH032836U (ja) * 1989-05-31 1991-01-11
JPH0627315U (ja) * 1992-09-24 1994-04-12 大成建設株式会社 運搬土の付着防止装置を有するダンプトラック
JP2001277930A (ja) * 2000-04-04 2001-10-10 Taisei Corp トラック積載部の付着残土除去装置
JP2013526446A (ja) * 2010-07-14 2013-06-24 日立建機株式会社 ダンプトラックの荷台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101853320B1 (ko) * 2017-11-28 2018-04-30 주식회사 케이이씨 덤프트럭 적재함 적용을 위한 일체형 비 부착 라이너 장치
CN108116295A (zh) * 2018-01-16 2018-06-05 刘建新 自卸车卸料助力器
WO2023138086A1 (zh) * 2022-01-21 2023-07-27 三一重型装备有限公司 车厢和自卸车

Also Published As

Publication number Publication date
JP6275563B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2022224817B2 (en) An improved hoist pivot arrangement for a dump truck
US9701341B2 (en) Space frame for a machine
US9751445B1 (en) Front tower structure for a mining vehicle
US8770651B2 (en) Off-highway truck body floor design
JP6275563B2 (ja) 運搬車両用荷台及びこの運搬車両用荷台を搭載したダンプトラック
JP2015116920A (ja) トラックに積載可能なダンプ装置
US10882434B2 (en) Payload carrying machine and dump body linkage
KR100918368B1 (ko) 크레인 셀프로더 트럭
AU2010207039B2 (en) Platform body
JP2019048540A (ja) ダンプトラック
AU2005220210B2 (en) Tipper Body and Chassis Construction
JP6231476B2 (ja) 湾曲した金属板フロアを含む車両本体
Moon et al. Development of tipper unloading mechanism
JP2015123766A (ja) ダンプトラックおよびその荷台
AU2008202497B2 (en) Tipper Body Construction
US8011872B2 (en) Loader frame assembly
AU2014203637B2 (en) Platform body
AU2014227433A1 (en) Truck Tipping Bodies
NZ542845A (en) Tipper body with base of single resilient sheet and with spacing from chassis to minimise energy transfer

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6275563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees