JP2016001703A - Substrate drying apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ウェーハなどの基板に液体(例えば、純水や薬液)を供給して基板を洗浄し、洗浄した基板を乾燥させる基板乾燥装置に関するものである。 The present invention relates to a substrate drying apparatus that supplies a liquid (for example, pure water or a chemical solution) to a substrate such as a wafer, cleans the substrate, and dries the cleaned substrate.
ウェーハを乾燥する方法として、ロタゴニ乾燥方法が知られている。このロタゴニ乾燥方法は、並列する2つのノズルからそれぞれIPA蒸気(イソプロピルアルコールとN2ガスとの混合気)と純水をウェーハの表面に供給しながら、2つのノズルをウェーハの半径方向に移動させてウェーハの表面を乾燥させる方法である。このロタゴニ乾燥方法によれば、ウェーハを比較的低速(例えば、150〜300min-1)で回転させてもウェーハを十分に乾燥させることができる。 As a method for drying a wafer, a Rotagoni drying method is known. In this Rotagoni drying method, two nozzles are moved in the radial direction of the wafer while supplying IPA vapor (a mixture of isopropyl alcohol and N 2 gas) and pure water to the surface of the wafer from two nozzles in parallel, respectively. This is a method of drying the surface of the wafer. According to this rotagoni drying method, the wafer can be sufficiently dried even if the wafer is rotated at a relatively low speed (for example, 150 to 300 min −1 ).
図8は、ロタゴニ乾燥方法に従ってウェーハを乾燥する従来の基板乾燥装置を示す模式図である。ウェーハWは、基板保持部101によって保持される。基板保持部101は、回転軸102に固定されており、この回転軸102は、図示しない回転装置に連結される。したがって、ウェーハWは回転装置によって基板保持部101とともに回転される。ウェーハWの上方には、IPA蒸気(イソプロピルアルコールとN2ガスとの混合気)と純水をウェーハWの上面に供給する2つのノズル103,104が配置されている。ウェーハWの周囲には、純水のウェーハWの周辺への飛び散りを防止するための回転カップ105が配置されている。この回転カップ105は、基板保持部101に固定されている。
FIG. 8 is a schematic view showing a conventional substrate drying apparatus for drying a wafer according to a rotagoni drying method. The wafer W is held by the
回転軸102は中空軸から構成されており、回転軸102の内部には液体ライン107および乾燥気体ライン108が配置されている。ウェーハWの下方には2つのバックノズル111,112が配置されており、これらのバックノズル111,112には液体ライン107および乾燥気体ライン108がそれぞれ接続されている。純水および乾燥気体は、液体ライン107および乾燥気体ライン108を通じてバックノズル111,112に供給され、さらにバックノズル111,112からウェーハWの下面に供給される。
The rotating
ウェーハWの乾燥は次のようにして行われる。ウェーハWは基板保持部101とともに比較的低速(例えば、150〜300min-1)で回転される。この状態で、IPA蒸気と純水が2つのノズル103,104からウェーハWの上面に供給され、さらに純水がバックノズル111からウェーハWの下面に供給される。ノズル103,104は、IPA蒸気と純水をウェーハWにしながら、ウェーハWの半径方向に移動され、これによりウェーハWの上面が乾燥される。
The wafer W is dried as follows. The wafer W is rotated together with the
その後、バックノズル111からの純水の供給が停止される。そして、ウェーハWは比較的高速で回転され、同時にバックノズル112から乾燥気体がウェーハWの下面に供給され、これによってウェーハWの下面が乾燥される。
Thereafter, the supply of pure water from the
しかしながら、ウェーハWを回転させると、ウェーハWの下面の中央部には負圧が形成され、中空軸として形成されている回転軸の内部空間を通って周辺の空気がウェーハWの下面に達することがある。この場合、周辺の空気に含まれる汚染物質がウェーハWの下面に付着し、ウェーハWの下面が汚染されてしまう。特に、回転軸102の支持に使用されている軸受から発生する粉塵が、ウェーハWの下面中央部に付着することがある。図8に示すように、ウェーハWの下面にはバックノズル112から乾燥空気が供給されるのであるが、このバックノズル112から噴射される乾燥気体がエゼクタ効果を生み出し、回転軸102の内部空間及び回転カップ105内に存在する空気を吸い上げてしまう。
However, when the wafer W is rotated, negative pressure is formed at the center of the lower surface of the wafer W, and the surrounding air reaches the lower surface of the wafer W through the internal space of the rotating shaft formed as a hollow shaft. There is. In this case, contaminants contained in the surrounding air adhere to the lower surface of the wafer W, and the lower surface of the wafer W is contaminated. In particular, dust generated from a bearing used to support the rotating
そこで、本発明は、回転カップ内及び回転カップ周辺の空気に含まれる汚染物質を基板裏面に付着させない基板乾燥装置を提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a substrate drying apparatus that does not allow contaminants contained in the air in and around the rotating cup to adhere to the back surface of the substrate.
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、基板を保持する基板保持機構と、前記基板保持機構および前記基板を回転させる回転装置と、開口した上端および底部を有する円筒体と、前記円筒体の内部に気体を供給するガスノズルを備え、前記円筒体の前記上端は、前記基板の下面の中央部に近接した位置にあることを特徴とする基板乾燥装置である。 In order to achieve the above-described object, one embodiment of the present invention includes a substrate holding mechanism that holds a substrate, a rotating device that rotates the substrate holding mechanism and the substrate, a cylindrical body that has an open top and bottom, A substrate drying apparatus comprising a gas nozzle for supplying a gas to the inside of the cylindrical body, wherein the upper end of the cylindrical body is in a position close to a central portion of the lower surface of the substrate.
前記基板保持機構に固定され、前記基板の下方に配置された円板状のキャップをさらに備え、前記キャップには、前記円筒体が挿入される貫通孔が形成されていることを特徴とする。
前記基板の下面にリンス液を供給するリンス液供給ノズルをさらに備えたことを特徴とする。
前記円筒体には、前記リンス液を排出するための排出孔が形成されており、前記排出孔は、前記円筒体の半径方向に対して傾いていることを特徴とする。
前記基板の下面と前記円筒体の前記上端との間の隙間は、1mm〜5mmであることを特徴とする。
A disk-shaped cap fixed to the substrate holding mechanism and disposed below the substrate is further provided, and the cap has a through-hole into which the cylindrical body is inserted.
A rinsing liquid supply nozzle for supplying a rinsing liquid to the lower surface of the substrate is further provided.
The cylindrical body is formed with a discharge hole for discharging the rinse liquid, and the discharge hole is inclined with respect to the radial direction of the cylindrical body.
The gap between the lower surface of the substrate and the upper end of the cylindrical body is 1 mm to 5 mm.
上述した本発明によれば、円筒体の開口した上端は基板の下面に近接して配置され、この円筒体の内部に乾燥気体が供給される。したがって、円筒体の内部には正圧が形成され、周辺の空気が円筒体内に吸引されることがない。さらに、乾燥気体は、円筒体の上端と基板の下面との間の微小な隙間から放射状に流出し、基板の下面を乾燥させるとともに基板の下面の全体を覆う。このような乾燥気体の流れは、基板の下面への汚染物質の付着を防止することができる。 According to the present invention described above, the opened upper end of the cylindrical body is disposed close to the lower surface of the substrate, and the dry gas is supplied into the cylindrical body. Therefore, a positive pressure is formed inside the cylindrical body, and surrounding air is not sucked into the cylindrical body. Further, the dry gas flows out radially from a minute gap between the upper end of the cylindrical body and the lower surface of the substrate, dries the lower surface of the substrate and covers the entire lower surface of the substrate. Such a flow of dry gas can prevent contaminants from adhering to the lower surface of the substrate.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板乾燥装置を示す模式図である。図1に示すように、基板乾燥装置は、基板の一例であるウェーハWを保持する基板保持機構1と、基板保持機構1が固定される回転軸2と、基板保持機構1および回転軸2を介してウェーハWをその軸心周りに回転させるモータ(回転装置)5と、ウェーハWの周囲に配置される回転カップ7と、ウェーハWの表面(フロント面)に洗浄液として純水を供給するフロントノズル10とを備えている。洗浄液としては、純水以外に薬液が挙げられる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic view showing a substrate drying apparatus according to an embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the substrate drying apparatus includes a substrate holding mechanism 1 that holds a wafer W that is an example of a substrate, a
フロントノズル10は、ウェーハWの中心を向いて配置されている。このフロントノズル10は、図示しない純水供給源(洗浄液供給源)に接続され、フロントノズル10を通じてウェーハWの表面の中心に純水が供給されるようになっている。ウェーハWの上方には、ロタゴニ乾燥を実行するためのIPA蒸気ノズル20および純水ノズル21が並列して配置されている。IPA蒸気ノズル20は、ウェーハWの表面にIPA蒸気(イソプロピルアルコールとN2ガスとの混合気)を供給するためのものであり、純水ノズル21はウェーハWの表面の乾燥を防ぐために純水を供給するものである。これらノズル20,21はウェーハWの半径方向に移動可能に構成されている。
The
回転軸2はトルク伝達機構6を通じてモータ5に連結されている。このトルク伝達機構6は、プーリおよびベルト等から構成されている。回転軸2は中空軸として形成されており、その内部には固定軸14が配置されている。固定軸14と回転軸2とは同軸状に配置されている。回転軸2は外側軸受15によって回転自在に支持されており、外側軸受15は軸受ハウジング16に固定されている。回転軸2はモータ5によって回転されるが、その一方で固定軸14は回転しない。固定軸14と回転軸2の間には内側軸受12が設けられている。
The rotating
基板保持機構1は、ウェーハWの周縁部を把持する複数のチャック17と、これらチャック17を支持するチャックホイール18とを備えている。チャック17は、上下方向に移動可能にチャックホイール18に支持されている。チャックホイール18の下方には、複数のプッシュロッド25と、これらプッシュロッド25を上昇および下降させる昇降装置27が配置されている。
The substrate holding mechanism 1 includes a plurality of
基板保持機構1に保持されているウェーハWの中央部の下方には円筒体31が配置されている。この円筒体31は固定軸14の上端に固定されている。円筒体31の内部には、リンス液を供給するリンス液ノズル43と、乾燥気体を供給するガスノズル45が配置されている。固定軸14の内部にはリンス液および乾燥気体が流れる流体流路(図示せず)が形成されており、これら流体流路はリンス液供給源51および乾燥気体供給源52にそれぞれ接続されている。
A
円筒体31、固定軸14、および回転軸2は、同軸状に配置されている。N2ガスまたは乾燥空気などの乾燥気体は、乾燥気体供給源52から固定軸14内の流体流路を通じてガスノズル45に送られ、さらにガスノズル45から円筒体31の内部空間に放出される。純水などのリンス液は、リンス液供給源51から固定軸14内の流体流路を通じてリンス液ノズル43に供給され、さらにリンス液ノズル43からウェーハWの下面に供給される。
The
ウェーハWの下方には、円板状のキャップ55が配置されている。このキャップ55は基板保持機構1のチャックホイール18の上面に固定されており、チャックホイール18の上面の全体を覆っている。キャップ55は、ウェーハW、チャックホイール18、および回転軸2と一体に回転する。キャップ55の中央部には貫通孔57が形成されており、円筒体31は貫通孔57を通って上方に延びている。キャップ55は、円筒体31と同心状に配置されている。回転カップ7とキャップ55は一体に形成されており、回転カップ7の下端は、キャップ55の外周部に一体に接続されている。
A disk-shaped
回転カップ7、チャック17、チャックホイール18、キャップ55、円筒体31、軸受12,15は、チャンバ62内に配置されている。ウェーハWはこのチャンバ62内に搬送され、チャンバ62内で処理される。チャンバ62の下部には、図示しない排気ラインが接続されており、チャンバ62の上部には、空気取り入れ口(図示せず)が設けられている。チャンバ62内の空気は排気ラインを通じて排気され、チャンバ62内には空気の下降流が形成される。
The
図2は、チャックホイール18を下から見た図である。チャックホイール18は、放射状に延びる複数の(図2では4本の)支持アーム18aを有している。各支持アーム18aは、チャック17を上下動可能に支持している。キャップ55は、支持アーム18aを含むチャックホイール18の上面全体を覆うように配置されている。
FIG. 2 is a view of the
図3は、円筒体31の拡大図である。円筒体31は、開口した上端32と、閉じた底部33とを有している。より具体的には、円筒体31は、円筒状の周壁34と、底部33とを有している。周壁34は、キャップ55に設けられた貫通孔57を通って上方に延びている。円筒体31は、周壁34の下部に接続されたフランジ36を有している。このフランジ36の上面は円錐形状を有しており、キャップ55の下面は逆円錐形状を有している。フランジ36の上面と、キャップ55の下面は互いに対向しており、フランジ36の上面とキャップ55の下面との間の隙間は、1mm〜3mmである。ウェーハWを乾燥しているとき、ウェーハW、チャックホイール18、およびキャップ55は回転するが、円筒体31および固定軸14は回転しない。
FIG. 3 is an enlarged view of the
図3に示すように、リンス液ノズル43およびガスノズル45は、円筒体31の底部33に一体に形成されている。ガスノズル45は鉛直に延びており、ウェーハWの下面の中心を向いている。リンス液ノズル43はガスノズル45の隣に配置されている。リンス液ノズル43は鉛直方向に対して傾いており、リンス液が斜めにウェーハWの下面の中心に当たるようになっている。したがって、回転するウェーハWの下面にはウェーハWの半径方向外側に広がるリンス液の流れが形成される。
As shown in FIG. 3, the rinse
円筒体31の上端32は、ウェーハWの下面に近接している。円筒体31の上端32とウェーハWの下面との間の隙間Cは、1mm〜5mmであり、好ましくは、2mm〜4mmである。ガスノズル45の気体出口、およびリンス液ノズル43の液出口は、いずれも円筒体31の内部に配置されている。ガスノズル45から噴射された乾燥気体(例えば窒素ガス)は、円筒体31の内部を満たし、円筒体31の内部には正圧が形成される。したがって、ウェーハWが高速で回転しているときであっても、周辺の空気がウェーハWの下方の空間内に引き込まれることがない。乾燥気体は、さらに、円筒体31の上端32とウェーハWの下面との間の微小な隙間から放射状に流出し、ウェーハWの下面を乾燥させるとともにウェーハWの下面の全体を覆う。このような乾燥気体の流れは、ウェーハWの下面に直接向かうので、乾燥気体は回転カップ7内部で水平方向に拡散せず、ウェーハWの下面に乾燥気体の膜を形成し、ウェーハWの下面への汚染物質の付着を確実に防止することができる。
The
フランジ36の下面とチャックホイール18の上面との間には微小な隙間が形成されている。同じように、フランジ36の円錐状の上面とキャップ55の逆円錐状の下面55aとの間には微小な隙間が形成されている。さらに、キャップ55の貫通孔57を形成する内周面と、円筒体31の外周面との間にも微小な隙間が形成されている。ウェーハWとチャックホイール18との間の空間は、回転軸2の内部を通じて周囲空間に連通している。周囲空間に存在する空気がウェーハWとチャックホイール18との間の空間に導かれることがないように、上述した隙間はできるだけ小さくすることが好ましい。
A minute gap is formed between the lower surface of the
図4において矢印で示すように、回転軸2の内部を流れる空気は、内側軸受12を通って上昇する。この内側軸受12に接触した空気は、上述したチャンバ62内の排気に伴って、チャックホイール18の開口部(例えば、支持アーム18a間の空間)を通って下方に流れる。よって、内側軸受12に接触した汚れた空気が、ウェーハWに到達することが防止される。
As shown by arrows in FIG. 4, the air flowing inside the
円筒体31には、その内部に溜まったリンス液を排出するための複数の排出孔37が形成されている。図5は、円筒体31の水平断面を示す図である。排出孔37は、周壁34の下部に形成されており、円筒体31の上から見たときに円筒体31の半径方向に対して所定の角度で傾いている。排出孔37はキャップ55の回転方向に沿う方向に延びている。円筒体31の内部に供給された乾燥気体は、円筒体31の上端32とウェーハWの下面との間の隙間を通って流出すると同時に、排出孔37を通じて円筒体31の外部に流出する。乾燥気体が排出孔37を通じて流出するとき、円筒体31の内部には乾燥気体の旋回流が形成される。この旋回流は、円筒体31の内部にあるリンス液を効果的に外部に流出させることができる。キャップ55の内周面と排出孔37は隣接するので、キャップ55が時計方向回転することにより、円筒体31内部の気体には外側に引っ張られる力が働くので、排気されやすい構造である。
The
次に、基板乾燥装置の動作について説明する。まず、図6に示すように、昇降装置27によりプッシュロッド25を持ち上げ、チャック17を上昇させる。ウェーハWは図示しない搬送ロボットにより基板乾燥装置に搬送され、ウェーハWの周縁部はチャック17により把持される。次に、昇降装置27がプッシュロッド25を下げ、図1に示すようにウェーハWを下降させる。
Next, the operation of the substrate drying apparatus will be described. First, as shown in FIG. 6, the
モータ5が駆動され、ウェーハWは、基板保持機構1とともに比較的低い速度(例えば、150〜300min-1)で回転される。この状態で、IPA蒸気と純水が2つのノズル20,21からウェーハWの上面に供給され、さらにリンス液がリンス液ノズル43からウェーハWの下面に供給される。2つのノズルは、IPA蒸気と純水をウェーハWにしながら、ウェーハWの半径方向に移動され、これによりウェーハWの上面が乾燥される。ウェーハWに供給された純水およびリンス液は、遠心力によってウェーハWから飛び出し、回転カップ7に受け止められる。さらに、純水およびリンス液は、チャックホイール18に形成されたドレイン孔60を通じて外部に排出される。
The
IPA蒸気と純水の供給が停止され、その後、リンス液の供給が停止される。そして、ウェーハWは比較的高速(例えば、1000〜3000min-1、通常は1000から2000min-1程度)で回転され、同時にガスノズル45から乾燥気体がウェーハWの下面に供給され、これによってウェーハWの下面が乾燥される。
The supply of IPA vapor and pure water is stopped, and then the supply of the rinse liquid is stopped. Then, the wafer W is rotated at a relatively high speed (for example, 1000 to 3000 min −1 , usually about 1000 to 2000 min −1 ), and at the same time, dry gas is supplied from the
図7は、本発明の他の実施形態に係る基板乾燥装置を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、図1に示す実施形態と同様であるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、軸受ハウジング16とチャックホイール18との間にラビリンスシール65が設けられている。
FIG. 7 is a schematic view showing a substrate drying apparatus according to another embodiment of the present invention. Since the configuration and operation of this embodiment that are not specifically described are the same as those of the embodiment shown in FIG. In the present embodiment, a
ラビリンスシール65は、軸受ハウジング16に固定された静止シール部材67と、チャックホイール18に固定された回転シール部材68との間に形成されている。回転シール部材68の内側には、内側シール部材69が配置されている。この内側シール部材69は、チャックホイール18に固定されており、内側シール部材69はチャックホイール18と一体に回転する。回転シール部材68もチャックホイール18と一体に回転する。静止シール部材67、回転シール部材68、内側シール部材69は、いずれも円筒形状を有している。
The
静止シール部材67は、回転シール部材68と内側シール部材69との間に配置されており、静止シール部材67の外周面と回転シール部材68の内周面との間、および静止シール部材67の内周面と内側シール部材69の外周面との間には、微小な隙間が形成されている。静止シール部材67の外周面にはラビリンスシール65を構成する環状の凹凸が形成されている。回転シール部材68の内周面に凹凸を形成してもよく、または静止シール部材67の外周面および回転シール部材68の内周面の両方に凹凸を形成してもよい。更には、隙間を小さく(0.1mm〜0.5mm)することでラビリンスシール効果を上げることも可能である。
The
図7の矢印で示すように、周囲の空気は、回転軸2と軸受ハウジング16との間の空間を上方に流れる。この空気の上昇流は外側軸受15に接触するので、空気は外側軸受15によって汚染される。この汚染された空気は、チャックホイール18の開口部(例えば、支持アーム18a間の空間)を通ってウェーハWに向かって流れるおそれがある。そこで、静止シール部材67に一体に形成された回転軸排気通路75を複数個備える。この回転軸排気通路75は、静止シール部材67と同心状に配置されている。図7では2個の回転軸排気通路75を示す。前記汚染された空気は、これらの回転軸排気通路75を通じて排気される。更に、このような汚染された空気のウェーハWに向かう流れを防止するために、ラビリンスシール65が設けられる。このラビリンスシール65は微量な空気の通過を許容するが、この空気はチャンバ62内の排気に伴って形成される下降流によってチャンバ62の外部に運ばれる。
As indicated by the arrows in FIG. 7, ambient air flows upward in the space between the
図7に示すように、固定軸14には、複数の吸気口71が形成されている。これらの吸気口71は、固定軸14の内部を延びる吸気ライン72に連通している。すなわち、吸気ライン72の上端は吸気口71に接続され、吸気ライン72の下端は、チャンバ62の外側に位置している。吸気口71は内側軸受12の上方に位置している。本実施形態では、複数の吸気口71が設けられているが、1つの吸気口71のみを設けてもよい。
As shown in FIG. 7, the fixed
周囲の空気は、回転軸2と固定軸14との間に形成されている空間を上方に流れる。この空気の上昇流は内側軸受12に接触するので、空気は内側軸受12によって汚染される。この汚染された空気は、円筒体31とキャップ55との間の隙間を通ってウェーハWに向かって流れるおそれがある。そこで、このような汚染された空気を吸引するために、吸気口71が内側軸受12の上方に配置される。内側軸受12を通過した空気は、吸気口71に吸い込まれ、吸気ライン72を通ってチャンバ62の外部に排気される。
Ambient air flows upward in a space formed between the
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。 The embodiment described above is described for the purpose of enabling the person having ordinary knowledge in the technical field to which the present invention belongs to implement the present invention. Various modifications of the above embodiment can be naturally made by those skilled in the art, and the technical idea of the present invention can be applied to other embodiments. Accordingly, the present invention is not limited to the described embodiments, but is to be construed in the widest scope according to the technical idea defined by the claims.
1 基板保持機構
2 回転軸
5 モータ(回転装置)
6 トルク伝達機構
7 回転カップ
10 フロントノズル
12 内側軸受
14 固定軸
15 外側軸受
16 軸受ハウジング
17 チャック
18 チャックホイール
20 IPA蒸気ノズル
21 純水ノズル
25 プッシュロッド
27 昇降装置
31 円筒体
32 上端
33 底部
34 周壁
36 フランジ
37 排出孔
43 リンス液ノズル
45 ガスノズル
51 リンス液供給源
52 乾燥気体供給源
55 キャップ
57 貫通孔
60 ドレイン孔
62 チャンバ
65 ラビリンスシール
71 吸気口
75 回転軸排気通路
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
6
Claims (5)
前記基板保持機構および前記基板を回転させる回転装置と、
開口した上端および底部を有する円筒体と、
前記円筒体の内部に気体を供給するガスノズルを備え、
前記円筒体の前記上端は、前記基板の下面の中央部に近接した位置にあることを特徴とする基板乾燥装置。 A substrate holding mechanism for holding the substrate;
A rotating device for rotating the substrate holding mechanism and the substrate;
A cylinder having an open top and bottom, and
A gas nozzle for supplying gas into the cylindrical body;
The substrate drying apparatus characterized in that the upper end of the cylindrical body is in a position close to a central portion of the lower surface of the substrate.
前記キャップには、前記円筒体が挿入される貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基板乾燥装置。 A disk-shaped cap fixed to the substrate holding mechanism and disposed below the substrate;
The substrate drying apparatus according to claim 1, wherein the cap is formed with a through hole into which the cylindrical body is inserted.
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