JP2015533929A5 - - Google Patents

Claims (17)

1. 鋼補強ケーブルによる使用のための方法であって；
   ここで、前記ケーブルは、コンクリート部材に補強をもたらすために配置されるワイヤーのアレイを含み；
   ここで、前記ケーブルはケーブルの周囲に係合する被覆材料に密接に囲まれ、その結果、ケーブルと被覆材料の間の、ケーブルに沿った流体の通過を可能にするための、ケーブルと被覆材料の間に不十分な相互連結した空間が存在し；
   前記方法は、ケーブルに沿って第２位置への移動のために、ケーブルに沿って第１位置にあるケーブルのワイヤーの間の間質空間に、流体を挿入する工程；
   及び、ケーブルのワイヤー間の間質空間を流体が通り抜けるために、第１位置と第２位置の間の、流体中の圧力差を設ける工程
   を含むことを特徴とする方法。
2. 前記流体は腐食阻害材料を含む、ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記腐食阻害材料は：
   アミン；
   アミノアルコール；
   アミノカルボン酸塩；
   カルシウムスルホン酸塩；
   オルガノ官能性のシラン、シロキサン、又はシリコン；
   グリースアミン；
   オイルアミン；
   亜硝酸又はクロム酸を備えるアミン塩；
   炭酸、カルバミン酸、酢酸、置換安息香酸、及び、亜硝酸、フタル酸、又は炭酸の有機酸エステルを備えた、アミン塩；
   第１級、第２級、及び第３級の脂肪族アミン；
   脂環式及び芳香族アミン；
   ポリメチレンアミン；
   亜硝酸塩、硝酸塩、尿素、ヘキサメチレンテトラミン、及びエタノールアミン、
   及びニトロベンゼン並びに１−ニトロナフタレン、から成る群から選択される
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記腐食阻害材料は、カルシウムスルホン酸塩又はオルガノ官能性シランである、ことを特徴とする請求項２に記載の方法。
5. 前記流体は、前記ケーブルのワイヤー間の間隙空間から湿気を排出するように調整される液体を含む、ことを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載の方法。
6. 前記ケーブルが被覆材料に埋め込まれ、前記流体がケーブルを囲む被覆材料の領域を含浸させる、ことを特徴とする請求項１乃至５の何れか１項に記載の方法。
7. 前記流体は、含浸領域内でその特性を変更するために、前記被覆材料と相互に作用する、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記流体は、含浸領域の浸透性を少なくするために、前記被覆材料と相互に作用する、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
9. 前記流体は、含浸部位の電気抵抗を増加するために、前記被覆材料と相互に作用する、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
10. 前記流体は、前記ワイヤーの露出部分上に保護膜を形成する、ことを特徴とする請求項１乃至９の何れか１項に記載の方法。
11. 前記流体は：
    シラン、
    シロキサン、
    シリコン、
    油、
    有機溶媒、
    カルシウムスルホン酸塩、及び
    ポリマーレジン
    から成る群から選択される液体を含む、ことを特徴とする請求項１乃至１０の何れか１項に記載の方法。
12. 前記流体は、前記ワイヤー間の間隙空間から湿気を排出するために、前記ケーブルのワイヤーに対する乾燥作用を達成するよう調整される気体を含む、ことを特徴とする請求項１乃至１０の何れか１項に記載の方法。
13. 前記ケーブルは、ワイヤーの螺旋状のツイストアレイを含み、前記ワイヤーは、各ワイヤーが隣のワイヤーに当接する状態で閉じ込めアレイにおいて共に保持され、及び、前記ケーブルに対する張力によって間に作られる負荷により隣のワイヤーに接して保持される、ことを特徴とする請求項１乃至１２の何れか１項に記載の方法。
14. 前記アレイのワイヤーの少なくとも幾つかの少なくとも一部は、前記アレイの端部、又は該端部から離れている前記アレイの側面にある、前記第１位置における挿入のために露出される、ことを特徴とする請求項１乃至１３の何れか１項に記載の方法。
15. 前記挿入は、露出したワイヤーの間の間隙空間に直接生じる、ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
16. 前記アレイのワイヤーの少なくとも幾つかの少なくとも一部は、前記アレイの端部から離れている前記アレイの側面に露出され、前記挿入は前記側面に生じる、ことを特徴とする請求項１乃至１５の何れか１項に記載の方法。
17. 前記ケーブルの周囲に含浸領域を生成するために、配置された前記液体を、含浸される前記ケーブルから周囲の被覆材料へと外側に拡散させる工程を含む、請求項１乃至１６の何れか１項に記載の方法。