JP2015532753A - 文字入力方法、システム及び装置 - Google Patents

Abstract

文字入力方法、システム、及び装置が提供され、当該方法は、ユーザが入力したテキスト情報を取得するステップ（Ｓ１０１）と、当該テキスト情報からキーワードを抽出し、かつ、当該キーワードに対して特別な表示を施すステップ（Ｓ１０２）と、ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするステップ（Ｓ１０３）とを含む。当該システムは、文字を入力する上述の方法を適用する。当該装置は、入力領域をユーザに提供するために使用される入力パネルと、ユーザが入力したテキスト情報を表示するために使用され、テキスト情報内のキーワードが特別な表示を採択する、第１の表示パネルと、当該キーワードに関連する機能モジュールのショートカットアイコンを表示するために使用される第２の表示パネルとを含む。上述の方法、システム及び装置は、ユーザが入力過程で、簡便かつ迅速に他の情報源から情報を検索することを可能にし、ユーザ満足度を著しく高める。

Description

本出願は、その内容の全部が引用により本出願に組み込まれている、２０１２年８月２９日に提出され、出願番号が２０１２１０３１４１２５．２であり、発明の名称が「文字入力方法、システム及び装置」である、中華人民共和国特許出願の優先権を要求するものである。

本発明は、端末において文字入力を実行する技術分野に関し、特に、文字入力方法、システム及び装置に関する。

ユーザはテキスト入力を実施する過程で、電話番号、時間、天気、住所、ニュースの流行語などの情報について入力することがある。これらの情報を入力するときに、ユーザは、その情報に関連する、さらに詳細な情報を検索したいと思うことがある。既存の技術において、ユーザがテキスト内の関連情報を検索したいと思うときに、通常、現在の入力状態を終了して、対応するアプリケーションにアクセスして検索を実行する必要がある。例えば、ユーザが入力したテキスト情報内に「天气（天気）」という２文字があり、ユーザが天気予報を検索する必要があるとき、現在のテキスト入力状態を終了し、フロントエンドインターフェイスに戻り、その後、天気予報クライアントを再度クリックし、対応するアプリケーションにアクセスして、天気の状况を検索する必要がある。

現在の文字入力状態を終了することで、初めてもう１つのアプリケーションにアクセスすることが可能になるため、ユーザは参考にしたいと思う情報を即時に見ることができない。また、ユーザは、参考にしたいと思う情報の検索を終了した後に、現在のアプリケーションを終了し、文字入力状態に再度アクセスしなければならない。アプリケーションの終了及びアプリケーションへのアクセスという、複数回に及ぶ複雑な操作は、ユーザ満足度を損なわせる。

現在、ネットワークアドレスなどのいくつかの特別な情報を識別することの可能な、いくつかのアプリケーションが存在する。しかしながら、特別な情報の識別は、主にアプリケーションに依存して識別するものであり、入力方法を通じて識別を実行するものではない。各アプリケーションのいずれもが特別な情報の識別をサポートすることが必ずしも可能ではないため、そのアプリケーションには或る一定の限界が存在する。それと同時に、現行のアプリケーションは、ネットワークアドレスという、このような種類の極めて特別な情報の識別しかサポートしていない。

したがって、ユーザが入力したテキスト情報からキーワードを抽出して、キーワードの選択を通じてその他の機能モジュールに直接アクセスすることの可能な、またユーザがその他の機能モジュールにアクセスして情報を検索するのに便利な、方法が必要とされる。

本発明は、文字を入力する方法、システム及び装置を提供し、本発明の方法を通じて、ユーザ満足度を効率的に改善することができる。

本発明の一態様により文字入力方法が提供され、当該方法は、
ユーザが入力したテキスト情報を取得するステップと、
当該テキスト情報からキーワードを抽出し、かつ、当該キーワードに対して特別な表示を施すステップと、
ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするステップと
を有する。

本発明のもう１つの態様により文字入力システムが提供され、当該システムは、
ユーザが入力したテキスト情報を取得するために使用される取得モジュールと、
当該テキスト情報からキーワードを抽出し、かつ、当該キーワードに対して特別な表示を施すために使用される抽出モジュールと、
ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするために使用される応答モジュールと
を有する。

本発明のさらなる１つの態様により文字入力装置が提供され、当該装置は、
入力領域をユーザに提供するために使用される入力パネルと、
ユーザが入力したテキスト情報を表示し、テキスト情報内のキーワードに対し特別な表示を採択するための第１の表示パネルと、
当該キーワードに関連する機能モジュールのショートカットアイコンを表示するための第２の表示パネルと
を有する。

本発明が提供する、文字入力方法、システム及び装置は、ユーザがテキスト入力を実行する過程で、既に入力したテキストに対してキーワードの抽出を実行し、かつ、抽出したキーワードに対して特別な表示を施し、それによって、キーワード以外のその他の文字と区別する。ユーザは、或る１つのキーワードに関連する情報を検索する必要があるとき、当該特別な表示のキーワードを選択することで、対応するアプリケーションにアクセスすることができる。関連情報を取得した後に、ユーザは、必要に応じて、直接、文字入力状態（画面）に戻ることができ、また、対応するアプリケーションから取得した情報を、入力したテキスト情報に付加することもできる。本発明の方法を採用することによって、ユーザの操作ステップが簡易化され、ユーザは、文字入力の状態下において、迅速、かつ便利に、入力した文字に関連する情報を取得することができ、ユーザ満足度が効率的に改善された。

以下の添付の図面を参照して、非限定的な実施形態を詳細に説明することにより、本発明のその他の特徴、目的、及び利点をさらに明確にする。
本発明の文字入力方法による１つの具体的な実施形態の概略フロー図である。 本発明の文字入力方法による１つの具体的な実施形態において、キーワードに対して特別な表示を施した画面の概略図である。 本発明の文字入力方法による１つの具体的な実施形態において、機能モジュールにアクセスした後の画面の概略図である。 機能モジュールの概略図である。 本発明の文字入力方法による１つの具体的な実施形態において、機能モジュール内の内容を付加した後の画面の概略図である。 本発明が提供する文字入力システムによる１つの具体的な実施形態の概略ブロック図である。 本発明が提供する文字入力システムの抽出モジュールによる１つの具体的な実施形態の概略ブロック図である。 本発明が提供する文字入力システムによるもう１つの具体的な実施形態の概略ブロック図である。 本発明が提供する文字入力装置による１つの具体的な実施形態の概略ブロック図である。

添付の図面において、同一又は同様の添付の図面の符号は、同一又は同様の部材を表す。

本発明の目的、技術的方案、及び利点をより一層明確にするために、以下においては、添付の図面と合わせて本発明の実施形態について詳細に説明する。

以下においては、本発明の実施形態を詳細に説明し、当該実施形態が、添付の図面内に提示され、ここでは終始一貫して、同一の又は類似する記号が、同一の若しくは類似する要素か、又は、同一の若しくは類似する機能を備えた要素を表示する。以下において、添付の図面を参考にすることによって描写された実施形態は、例示的なものであって、本発明を解釈するために使用されているに過ぎず、本発明に対する制限として解釈してはならない。

以下の文章の公開は、それによって本発明の異なる構造を実現する、多くの異なる実施形態又は例を提供する。本発明の公開を簡易化するために、以下の文章では、特定の例の部材及び設置に対して描写を実施する。当然ながら、それらはただ単に実例であるに過ぎず、かつ、その目的は、本発明を制限することではない。さらに、本発明は、異なる例において、参照数字及び／又は字母を繰り返し得る。この種の繰り返しは、簡易化と明確化とを図るためのであり、それ自体は、論じられる各種の実施形態及び／又は設置の間の関係を指し示すものではない。添付の図面において、図示される部材が必ずしも作図に比例しているという訳ではないことに注意されるべきである。本発明は、不必要に本発明を制限することを回避するために、知られているアセンブリと処理技術及び技法とに対する描写を省略している。

図１が示すように、図１は、本発明が提供する文字入力方法による１つの具体的な実施形態の概略フロー図であり、ステップＳ１０１〜Ｓ１０３より構成され、以下においては、具体的な実施形態と合わせて図１が示す方法について説明する。

ステップＳ１０１は、ユーザが入力したテキスト情報を取得する。

当該テキスト情報は、１つ若しくは複数の語群、１つの文、又は１つの段落のいずれでもよく、また言語は中国語だけではなく、その他の多種言語もサポートし得る。例えば、「
（私はバイドゥの入力方法が好き）」、「weatherreport（天気予報）」、「
（今日は天気がなかなか良い）」である。

ステップＳ１０２は、当該テキスト情報内からキーワードを抽出し、かつ、当該キーワードに対して特別な表示を施す。キーワードは、ユーザが事前に設定（定義）済みのものであり得、例えば、天気、時間、及び／又は地名などの関連語句であるとき、これらの語句をキーワードとして設定する。例えば、ステップＳ１０１において取得した文字情報が「
（今日は天気がとても良い、午後は２人で街に遊びに出掛けようよ！）」であるとき、「天气（天気）」という２文字が事前に設定されたキーワードのうちの１つであることから、この節のテキスト情報内において抽出した「天气（天気）」をキーワードとする。その抽出したキーワードを区別するために、通常、キーワードには特別な表示を施す。当該特別な表示は、ハイライト、反転、識別色及び／又はその他のキーワード以外の文字とは異なる表示形式を含むが、これらの表示形式は特に限定されることはない。

好ましくは、当該テキスト情報に対し、キーワードコーパス内においてマッチング検索を実行する。各ユーザが、自分に関連する又は常用する語彙をキーワードとして自分自身で定義することとは対照的に、キーワードコーパスを使用してキーワード抽出の実行時の参考にすることは、より一層包括的であって簡便であり、正確度がさらに高まる。キーワードコーパス内のキーワードのソース（出所）は広範であり、多くのユーザの常用するキーワードに対する集合、ネットワーク新語の抽出及び／又はユーザ自身の定義であり得る。したがって、キーワードコーパスの使用は、大多数のユーザのキーワードを収集して使用する情況であるのと同時に、個人専用のキーワード検索も考慮することができる。

例えば、ステップＳ１０１において取得したテキスト情報が、「
（明ちゃん、今日は天気がなかなか良いね、午後３時に一緒に北京体育大学に行って泳ごうよ〜！）」であれば、まず、該情報に対して単語に分断する分断処理を実行し、既存の技術における、単語の分断には各種分断方法が使用されてよく、単語に分断した後に得られるテキスト情報は、「
（明ちゃん|今日は|天気が|なかなか良い|午後|３時に|一緒に|北京|体育|大学に|行って|泳ごう|よ）」、「
（明ちゃん|今日は|天気が|なかなか良い|午後３時に|一緒に|北京|体育大学に|行って|泳ごう|よ）」、又は「
（明ちゃん|今日は|天気が|なかなか良い|午後|３時に|一緒に|北京体育大学に|行って|泳ごう|よ）」となり、好ましくは、異なる分断方法で分断された語彙の全てに対し、キーワードコーパス内の文字符号とマッチング検索を実行しなければならない。

当該キーワードコーパス内において、当該テキスト情報内の文字符号と互いにマッチする単語があるとき、当該文字符号がキーワードとして抽出される。マッチング検索を実行することで、キーワード「小明（明ちゃん）」、「天气（天気）」、「下午３点（午後３時）」、「北京体育大学」、「游泳（泳ぐ）」などの５つのキーワードを取得することができる。

当該キーワードに対して特別な表示を施し、図２に示すように、抽出したキーワードに対し、その他の文字の字体とは異なる字体を採用して表示する。図２は、９マス形式のキーボードが実装されているスマートフォン等の携帯電話を例として、キーワードに対して特別な表示を施した画面の概略図である。携帯電話のデスクトップ１０上において、携帯電話情報欄２０と、内容表示フロントエンドインターフェイス３０とが表示される。携帯電話情報欄２０は、任意の携帯電話汎用プログラムの状態表示である。例えば、携帯電話情報欄２０内において、シグナルの表示、電源残量の表示、時間の表示、モバイル事業者の表示、及び個人専用の携帯電話署名等が表示される。内容表示フロントエンドインターフェイス３０は、現在、起動しているアプリケーションの操作に関係しており、図２で示すのは、文字の入力を必要とするときのフロントエンドインターフェイスであり、その下部は９マス形式のキーボードパネル４０である。

キーボードパネル４０は、常用される字母、符号、中英変換、スペース、バックスペースなどのボタンを有し、少なくとも１つの自己定義機能を備える単独のツールバー領域も有する。これに加え、キーボードパネル４０は、情報表示区４１も有する。情報表示区４１は、９マスキーボードを通じて編集された情報を表示する。ユーザは、必要に応じて、情報表示区４１内の文字を編集することができ、編集を終了すると、送信ボタンをクリックして送信を実行する。

図２から、情報表示区４１内に表示された、キーワード以外のその他の文字に使用される字体が宋朝体であり、キーワードには、それらの文字と区別するために、黒体ボールドの表示方式を採用していることが視認できる。なお、キーワードには、異なるフォントサイズ、色、明るさなどを採用していてもよい。

次に、ステップＳ１０３が実行され、ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスする。図３を参照すると、情報表示区４１の下方に機能モジュール４２が表示され、当該機能モジュール４２は、ディレクトリ内において、明ちゃんに関する通信情報を表示する。ユーザがキーワード「小明（明ちゃん）」を選択すると、キーワード「小明（明ちゃん）」の属性は姓名であることから、機能モジュール４２の領域にアドレス帳のアイコンを呈示し、かつ、アドレス帳インターフェイスを通じて「小明（明ちゃん）」をキーワードとし、アドレス帳のデータベース内において関連する情報を検索し、かつ、検索結果を機能モジュール４２の領域に戻して表示する。当該アドレス帳インターフェイスが接続するアドレス帳データベースは、携帯端末（携帯電話）上のアドレス帳データベースに格納されていてもよく、またインターネットサーバ上のアドレス帳データベースに格納されていてもよい。当該機能モジュール４２は、アドレス帳、天気予報、時間、メモ、地図、及び／又はブラウザなどを有するが、これらに限定されない。図４を参照すると、図４は、５つの想定される機能モジュール４２の概略図を示しており、ユーザが異なるキーワードをクリックすると、対応する機能モジュール４２が情報表示区４１の下方に表示される。図３において、機能モジュール４２が情報表示区４２の下方に配置されているのは一例に過ぎず、その位置が、画面の任意の領域に存在してよく、携帯電話のその他の機能に影響を及ぼしさえしなければよいことを理解されたい。

機能モジュール４２のインターフェイスを通じて、データベースにおいて検索を実行しているときに、ユーザが選択したキーワードに基づいて検索を実行するだけではなく、ユーザが入力した内容の前後の文章を、検索した結果に組み合わせて相関性のランク付けも実行して、かつ、最も関連性の高い検索結果を機能モジュール４２の領域に表示する。

ユーザが、キーボードパネル４０により入力を実行しても、キーワードをまだ選択していないときには、情報表示区４１において、入力した内容と、マッチしたキーワードとを呈示し、かつ、機能モジュール４２の領域において、最後にマッチしたキーワードに関連する機能モジュールと、機能モジュールの結果を通じて最後にマッチしたキーワードに基づいて検索した情報とを自動的に呈示し得る。例えば、ユーザが「
（明ちゃん、今日は天気がなかなか良い、午後３時に）」まで入力したとき、最後にマッチしたキーワードは「下午３点（午後３時）」であり、そのため、機能モジュール４２の領域は、予定していた日程の設定が「３：００ＰＭ：スーパーに買い物に行く」であることを呈示し、そのため、ユーザは、先の設定と時間が重なっていることを直ちに認識し、したがって、入力している情報内の時間設定を直ちに変更することができる。

好ましくは、ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールを包含するアプリケーションインターフェイスをユーザに提供する。例えば、取得したテキスト情報内に、利息、受益などの、経済及び金融の数字と関係性を有する語彙があるときには、コンピュータのアプリケーションインターフェイスをユーザに提供する。

ユーザの、当該アプリケーションインターフェイスに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスする。当該機能モジュールがネットワークに接続することより提供される場合（当該機能モジュールを使用するにあたりネットワークに接続する必要がある場合）、ユーザの、キーワードに対する選択に応じて、ネットワークにアクセスするか否かをユーザに提示していてもよい。例えば、コンピュータ機能を提供する機能モジュールがネットワークに接続することより提供される場合、画面上にダイアログボックスをポップアップし、ネットワークに接続するか否かをユーザに尋ね、ユーザがイエスを選択すると、ネットワークに接続し、対応する機能モジュールにアクセスする。

当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスした後に、ユーザの、当該機能モジュール内の内容に対する選択に応じて、当該内容を、ユーザが入力したテキスト情報内に付加してもよい。当該内容は、文字、写真、ネットワークアドレス、音声、及び／又は映像を有する。

図６を参照すると、図６は、本発明の実施形態に係る文字入力システム５０の概略ブロック図である。システム５０は、取得モジュール５１と、抽出モジュール５２と、応答モジュール５３とを有する。

取得モジュール５１は、ユーザが入力したテキスト情報を取得するために使用される。当該テキスト情報は、１若しくは２以上の語群、１つの文、又は１つの段落のいずれでもよく、また言語は中国語だけではなく、その他の多種言語もサポートし得る。例えば、「
（私はバイドゥの入力方法が好き）」、「weatherreport（天気予報）」、「
（今日は天気がなかなか良い）」などである。

抽出モジュール５２は、当該テキスト情報内からキーワードを抽出し、かつ、当該キーワードに対して特別な表示を施すために使用される。キーワードは、ユーザが事前に設定（定義）済みのものであり得、例えば、天気、時間、及び／又は地名などの関連語句であるとき、これらの語句をキーワードとして設定する。例えば、受取モジュール５１において取得した文字情報が「
（今日は天気が良い、午後は２人で街に遊びに出掛けようよ！）」であるとき、「天气（天気）」という２文字が事前に設定されたキーワードのうちの１つであることから、この節のテキスト情報内において、抽出モジュール５２が抽出した「天气（天気）」をキーワードとする。その抽出したキーワードを区別するために、通常、キーワードには特別な表示を施す。当該特別な表示は、ハイライト、反転、識別色及び／又はその他のキーワード以外の文字とは異なる表示形式を含むが、これら表示形式は特に限定されることはない。

好ましくは、抽出モジュール５２は、マッチングユニット５２１と、抽出ユニット５２２と、表示ユニット５２３とを有する。マッチングユニット５２１は、当該テキスト情報に対し、キーワードコーパス内においてマッチング検索を実行するために使用される。各ユーザが、自分に関連する又は常用する語彙をキーワードとして自分自身で定義することとは対照的に、キーワードコーパスを使用してキーワード抽出の実行時の参考にすることは、より一層包括的であって簡便であり、正確度がさらに高まる。キーワードコーパス内のキーワードのソース（出所）は広範であり、多くのユーザの常用するキーワードに対する集合、ネットワーク新語の抽出及び／又はユーザ自身の定義であり得る。したがって、キーワードコーパスの使用は、大多数のユーザのキーワードを収集して使用する情況であるのと同時に、個人専用のキーワード検索も考慮することができる。

例えば、受取モジュール５１が取得したテキスト情報が、「
（明ちゃん、今日は天気がなかなか良いね、午後３時に一緒に北京体育大学に行って泳ごうよ〜！）」であれば、マッチングユニット５２１が、該情報に対して単語に分断する分断処理を実行し、既存の技術における、単語の分断には各種分断方法が使用されてよく、単語の分断後に得られるテキスト情報は、「
（明ちゃん|今日は|天気が|なかなか良い|午後|３時に|一緒に|北京|体育|大学に|行って|泳ごう|よ）」、「
（明ちゃん|今日は|天気が|なかなか良い|午後３時に|一緒に|北京|体育大学に|行って|泳ごう|よ）」、又は「
（明ちゃん|今日は|天気が|なかなか良い|午後|３時に|一緒に|北京体育大学に|行って|泳ごう|よ）」となり、好ましくは、語の異なる分断方法で分断された語彙の全てに対し、キーワードコーパス内の文字符号とマッチング検索を実行しなければならない。

当該キーワードコーパス内において、当該テキスト情報内の文字符号と互いにマッチする単語があるとき、抽出ユニット５２２によって当該文字符号がキーワードとして抽出される。マッチング検索を実行することで、キーワード「小明（明ちゃん）」、「天气（天気）」、「下午３点（午後３時）」、「北京体育大学」、「游泳（泳ぐ）」などの５つのキーワードを取得することができる。

その後、表示ユニット５２３は、当該キーワードに対して特別な表示を施し、図２に示すように、抽出したキーワードに対し、その他の文字の字体とは異なる字体を採用して表示する。図２から、情報表示区４１内に表示された、キーワード以外のその他の文字に使用される字体が宋朝体であり、キーワードには、それらの文字と区別するために、黒体ボールドの表示方式を採用していることが視認できる。なお、キーワードは、異なるフォントサイズ、色、明るさなどを採用していてもよい。

応答モジュール５３は、ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするために使用される。機能モジュールは、アドレス帳、天気予報、時間、メモ、地図、及び／又はブラウザなどを有するが、これらに限定されない。

好ましくは、応答モジュール５３は、ユーザの、当該キーワードに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールを包含するアプリケーションインターフェイスをユーザに提供するためにも使用される。例えば、取得したテキスト情報内に、利息、受益などの、経済及び金融の数字と関係性を有する語彙があるときには、コンピュータのアプリケーションインターフェイスをユーザに提供する。その後、ユーザの、当該アプリケーションインターフェイスに対する選択に応じて、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスする。

当該機能モジュールがネットワークに接続することにより提供される場合、応答モジュール５３は、ユーザの、キーワードに対する選択に応じて、ネットワークに接続するか否かをユーザに提示するためにも使用されていてもよい。例えば、コンピュータ機能を提供する機能モジュールがネットワークに接続することにより提供されるとき、画面上にダイアログボックスをポップアップし、ネットワークに接続するか否かをユーザに尋ね、ユーザがアクセスすることを選択すると、ネットワークに接続し、対応する機能モジュールにアクセスする。

当該システム５０は、内容付加モジュール５４も含んでいてもよい。当該内容付加モジュール５４は、当該キーワードに関連する機能モジュールにアクセスした後に、ユーザの、当該機能モジュール内の内容に対する選択に応じて、当該内容を、ユーザが入力したテキスト情報内に付加するために使用される。当該内容は、文字、写真、ネットワークアドレス、音声、及び／又は映像を含む。

図９を参照すると、図９は、入力パネル６１と、第１の表示パネル６２と、第２の表示パネル６３とを有する、文字入力装置６０である。

入力パネル６１は、入力領域をユーザに提供するために使用される。当該入力領域は、手書き入力パネル、９マス形式のキーボードパネル、フルキーパネル及び／又はストロークパネルを含む。

第１の表示パネル６２は、ユーザが入力したテキスト情報を表示するために使用され、テキスト情報内のキーワードは、特別な表示を採択する。当該特別な表示は、ハイライト、反転、識別色及び／又はその他の非キーワードとは異なる表示形式を含む。

第２の表示パネル６３は、当該キーワードに関連する機能モジュールのショートカットアイコン（ショートカット入口アイコン）を表示するために使用される。当該第２の表示パネル６３は、ユーザが当該ショートカットアイコンに対して選択を実行したときに、当該機能モジュールの内容を表示するために使用されてもよい。当該機能モジュールは、アドレス帳、天気予報、時間、メモ、地図、及び／又はブラウザを含む。

本発明が提供する方法、システム、及び装置を採用することにより、ユーザ満足度を著しく高めることができ、文字入力を実行する過程で、さらに多くの関連情報をユーザが他の情報源から取得し得ることをもたらす。

本分野の技術者にとっては、本発明が上述の例示的実施形態の詳細に限定されないこと、及び、本発明の精神又は基本的特徴から逸脱しない情況下において、その他の具体的形式によって本発明を実現し得ることが明らかである。したがって、どのような点から見ようとも、実施形態はいずれも例示的であって、かつ非限定的なものとみなされるべきであり、本発明の範囲は、上述の説明によってだけではなく、添付の特許請求の範囲によって限定され、したがって、特許請求の範囲の等価要件の意味及び範囲内に入るあらゆる変更が、本発明内に含まれることが意図される。特許請求の範囲内のいかなる添付の図面の符号も、言及する特許請求の範囲を制限するものとみなされるべきではない。さらに、「含む」という語がその他のモジュール又はステップを排除せず、単数形が複数形を排除しないことは明らかである。

Claims (20)

1. ユーザが入力したテキスト情報を取得するステップと、
   前記テキスト情報からキーワードを抽出し、かつ、前記キーワードに対して特別な表示を施すステップと、
   ユーザの、前記キーワードに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするステップと
   を有する、文字入力方法。
2. テキスト情報からキーワードを抽出し、かつ、前記キーワードに対して特別な表示を施すステップが、さらに、
   前記テキスト情報に対し、キーワードコーパス内においてマッチング検索を実行するステップと、
   前記キーワードコーパス内において前記テキスト情報内の文字符号と互いにマッチする単語があるときに、前記文字符号をキーワードとして抽出するステップと、
   前記キーワードに対して特別な表示を施すステップと
   を有する、請求項１に記載の方法。
3. ユーザの、キーワードに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするステップが、さらに、
   ユーザの前記キーワードに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールを包含するアプリケーションインターフェイスをユーザに提供するステップと、
   ユーザの前記アプリケーションインターフェイスに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするステップと
   を有する、請求項１に記載の方法。
4. キーワードに関連する機能モジュールにアクセスした後に、ユーザの前記機能モジュール内の内容に対する選択に応じて、前記内容を、ユーザが入力したテキスト情報内に付加するステップ
   をさらに有する、請求項１に記載の方法。
5. 内容が、文字、写真、ネットワークアドレス、音声及び／又は映像を含む、請求項４に記載の方法。
6. 機能モジュールがネットワークに接続することにより提供される場合、ユーザのキーワードに対する選択に応じて、ネットワークに接続するか否かをユーザに提示し、
   ユーザがネットワークに接続することを選択したときに、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスする、
   請求項１に記載の方法。
7. 特別な表示が、ハイライト、反転、識別色及び／又はその他の非キーワードとは異なる表示形式を含む、請求項１〜６のいずれかに記載の方法。
8. 機能モジュールが、アドレス帳、天気予報、時間、メモ、地図及び／又はブラウザを含む、請求項７に記載の方法。
9. ユーザが入力したテキスト情報を取得するために使用される取得モジュールと、
   前記テキスト情報内からキーワードを抽出し、かつ、前記キーワードに対して特別な表示を施すために使用される抽出モジュールと、
   ユーザの前記キーワードに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするために使用される応答モジュールと
   を有する、文字入力システム。
10. 抽出モジュールが、さらに、
    テキスト情報に対し、キーワードコーパス内においてマッチング検索を実行するために使用されるマッチングユニットと、
    前記キーワードコーパス内において前記テキスト情報内の文字符号と互いにマッチする単語があるときに、前記文字符号をキーワードとして抽出するために使用される抽出ユニットと、
    前記キーワードに対して特別な表示を施すために使用される表示ユニットと
    を有する、請求項９に記載のシステム。
11. 応答モジュールが、
    ユーザのキーワードに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールを包含するアプリケーションインターフェイスをユーザに提供するため、及び、
    ユーザの前記アプリケーションインターフェイスに対する選択に応じて、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスするため
    にも使用される、請求項１０に記載のシステム。
12. キーワードに関連する機能モジュールにアクセスした後に、ユーザの前記機能モジュール内の内容に対する選択に応じて、前記内容を、ユーザが入力したテキスト情報内に付加するために使用される内容付加モジュール
    も有する、請求項９に記載のシステム。
13. 内容が、文字、写真、ネットワークアドレス、音声及び／又は映像を含む、請求項１２に記載のシステム。
14. 機能モジュールがネットワークに接続することにより提供される場合、応答モジュールが、ユーザのキーワードに対する選択に応じて、ネットワークに接続するか否かをユーザに提示するためにも使用され、
    ユーザがネットワークに接続することを選択したときに、前記キーワードに関連する機能モジュールにアクセスする、
    請求項９に記載のシステム。
15. 特別な表示が、ハイライト、反転、識別色及び／又はその他の非キーワードとは異なる表示形式を含む、請求項９〜１４のいずれかに記載のシステム。
16. 機能モジュールが、アドレス帳、天気予報、時間、メモ、地図、及び／又はブラウザを含む、請求項１５に記載のシステム。
17. 入力領域をユーザに提供するために使用される入力パネルと、
    ユーザが入力したテキスト情報を表示するために使用され、テキスト情報内のキーワードが特別な表示を採択する、第１の表示パネルと、
    前記キーワードに関連する機能モジュールのショートカットアイコンを表示するための第２の表示パネルと
    を有する、文字入力装置。
18. 第２の表示パネルが、ユーザがショートカットアイコンを選択したときに、機能モジュールに関連するアプリケーションインターフェイスを通じて、キーワードに関連する情報を検索してユーザに呈示するためにも使用される、請求項１７に記載の装置。
19. 第２の表示パネルが、ユーザが第１の表示パネル内の異なるキーワードを選択したときに、前記選択されたキーワードに関連する機能モジュールのショートカットアイコンを呈示するためにも使用される、請求項１７に記載の装置。
20. 第２の表示パネルが、ユーザが第１の表示パネル内のキーワードを選択しなかったときに、直前に入力したキーワードに関連する機能モジュールのショートカットアイコンを呈示するためにも使用される、請求項１７に記載の装置。