JP2015528898A - Petイメージングにおける単一イベントリスト型のデータ同期方法及びシステム - Google Patents
Petイメージングにおける単一イベントリスト型のデータ同期方法及びシステム Download PDFInfo
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Abstract
Description
本願は、2012年7月2日に中国専利局に提出された、申請号が201210222177.7、発明の名称が「PETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータ同期方法及びシステム」である中国専利申請を優先権主張し、その全ての内容は、引用によって本願に結合される。
(1)各基本検出モジュールのローカルクロック基準ソースの下で作動する単一イベントリスト型のデータを取得及び記憶し、これら単一イベントデータに対して周波数差補償を行い、
(2)各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度を計算して、各初期パラメータを設定し、
(3)ステップ(2)で設定したパラメータに基づいて、反復ピーク検出を採用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して、同期補正と一致ピーク検出を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値を決定し、
(4)ステップ(3)で取得した検出開始時刻差の概算値に基づいて、段階的な時間窓を採用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して、同期補正と一致ピーク検出を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値を決定し、
(5)ステップ(3)とステップ(4)で取得した検出開始時刻差の粗い概算値と細かい概算値に対して重みの累積を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差を決定し、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して、同期補正と一致識別を行って、一致イベントを取得する。
(2.1)反復空間パラメータTRiniを初期化
各検出モジュールにおける単一イベントデータをマージソートし、得られる配列において、第i号の検出モジュールの検出開始時刻Tiが対応する位置Mを探しながら、配列における位置M−Nが対応するイベント時刻Tciを読み取る。なお、Nは連続的に現れる、同一検出モジュールを元とするイベントの数、且つN∈[l,M−l]であって、Tciが現れる確率を次のような公式により計算される。
(2.2)時間間隔パラメータΔTiniを初期化
ステップ(2.1)で得られる配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取って、第i号の検出モジュールと第k号の検出モジュールとの検出開始時刻差の初期値ΔTiniは次のような公式により決定してもよい。
ステップ(2.1)で得られる配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取って、第i号検出モジュールと第k号検出モジュールとの一致時間窓パラメータの初期値TWiniは、以下のような公式により決定してもよい。
(3.1)ステップ(2)において設定した初期パラメータを利用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して同期補正と一致ピーク検出を行い、
(3.2)ステップ(3.1)において得られた一致結果を分析して、一致イベント統計ヒストグラムの光ピークを取得することができると、反複を停止し、さもなければ、時間間隔パラメータΔTiniを再調整して一致ピーク検出を行い、ステップ(3.2)を繰り返し、
(3.3)ステップ(3.2)において取得した一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ量ΔToffsetに基づいて、検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを設定する。
(4.1)ステップ(3.2)において取得した各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを利用して、各検出モジュールのうち単一イベントデータセットに対して同期補正と初期時間窓TWiniでの一致ピーク検出を行い、
(4.2)取得される一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ値ΔTiを分析して、それが精度指標要求を満たす場合に、反複を停止し、さもなければ、段階的な時間窓を使用して一致ピーク検出を行い、ステップ(4.2)を繰り返し、
(4.3)取得される中心ずれ値ΔTiに対して重み比の累積を行って、細かい概算値ΔTfineを得る。なお、iは反複回数を表す。
各基本検出モジュールのローカルクロック基準ソースの下で作動する単一イベントリスト型のデータを取得及び記憶し、これら単一イベントリスト型のデータに対して周波数差補償を行うためのデータ取得及び周波数補償モジュール(100)と、
各検出モジュールによって得される単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度を計算して、各初期パラメータを設定するための初期パラメータ設定モジュール(200)と、
各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値を取得するための粗い時間スケール一致モジュール(300)と、
各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値を取得ための細かい時間スケール一致モジュール(400)と、
各検出モジュールの検出開始時刻差を決定して、各単一イベントリスト型のデータセットに対して、同期補正と一致識別を行って、一致イベントを取得するためのデータ同期補正及び一致識別モジュール(500)と、を含む。
各基本検出モジュールによって生成される、イベント時間情報と、エネルギー情報と、位置情報が含まれる単一イベントリスト型のデータをコンピュータに伝送し記憶するためのデータ取得モジュール(110)と、
各検出モジュールにおいて使用するローカルクロック基準ソースの周波数差を補償して、補償された単一イベントリスト型のデータを初期パラメータ設定モジュール(200)に伝送するための周波数補償モジュール(120)と、を含むことが好ましい。
各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度を計算するための単一イベント発生時間間隔確率密度計算モジュール(210)と、
初期パラメータを設定して、これらパラメータを粗い時間スケール一致モジュール(300)と細かい時間スケール一致モジュール(400)に伝えるための初期反複パラメータ設定モジュール(220)と、を含むことが好ましい。
(1.1)各基本検出モジュールによって生成される、単一イベント時間情報と、エネルギー情報と、位置情報が含まれる単一イベントリスト型のデータを、コンピュータに伝送し記憶し、
(1.2)得られる各単一イベントリスト型のデータをタイムスタンプに従ってソートして、相応する周波数差補償を行う。
なお、ステップ(1.2)における周波数差補償は、方法が様々あり、例えば、各検出モジュールによって、それぞれの内部のカウンタ値に従って、周期的にデータ伝送チャネルの上で周波数同期リクエストを出し、受信装置によって、各検出モジュールの両回の同期リクエストの時間差が検出され、この時間差に基づいて、検出モジュール周波数差探しテーブルを生成して、ローカルクロック基準ソースによる周波数差をリアルタイム補償することが可能になる。
(2.1)ステップ(1.2)では処理された各単一イベントデータセットを後退差分して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔TIiの統計分布を取得し、ひいては、単一イベント発生時間間隔の確率密度関数fi(x)を取得する。なお、iは検出モジュールの番号を表し、xは単一イベント発生時間間隔である。具体的な模示図は図3に示される。
(2.2)ステップ(2.1)では取得した各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度に基づいて、初期反復空間パラメータTRiniを設定し、具体的な過程は以下のように示される。
各検出モジュールにおける単一イベントデータセットをマージソートし、得られる配列において、第i号の検出モジュールの検出開始時刻Tiが対応する位置Mを探しながら、配列における位置M−Nが対応するイベント時刻Tciを読み取る。なお、Nは連続的に現れる、同一検出モジュールを元とするイベントの数、且つN∈[l,M−l]であって、Tciが現れる確率を次のような公式により計算される。
(2.3)初期時間間隔パラメータΔTiniの初期値を設定し、具体的な過程は以下のように示される。
ステップ(2.2)で得られる配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取って、第i号の検出モジュールと第k号の検出モジュールとの検出開始時刻差の初期値ΔTiniは次のような公式により決定してもよい。
ステップ(2.2)では得られる配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取って、第i号検出モジュールと第k号検出モジュールとの一致時間窓パラメータの初期値TWiniは、以下のような式により決定してもよい。
(3.1)ステップ(2)において設定される初期反復パラメータを利用して、各単一イベントセットに対して、同期補正と一致ピーク検出を行い、
(3.2)ステップ(3.1)において得られた一致結果を分析して、一致イベント統計ヒストグラムの光ピークを取得することができると、具体的な模示図は図4に示すようにして、反複を停止し、得られた一致イベントヒストグラムの中心ずれ値ΔToffsetを各検出モジュール間の検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsに設定し、さもなければ、初期時間窓TWiniを刻み幅として、時間間隔パラメータΔTiniの大きさを調整して、TRiniの範囲内で一致イベントヒストグラムのスパイクを探し継続し、一致イベントヒストグラムのスパイクを見つければ、そのときの反復回数N及び一致イベントヒストグラムのスパイクが対応する時間ずれ量ΔToffsetを記録し、TRiniの範囲内で一致イベントヒストグラムのスパイクをまだ見つけなければ、TRiniを拡大して一致イベントヒストグラムのスパイクを探し継続し、
(3.3)ステップ(3.2)に基づいて、各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsは以下のような公式により決定してもよい。
(4.1)既に取得された検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを利用して、各単一イベントデータセットに対して同期補正と初期時間窓TWiniでの一致ピーク検出を行い、
(4.2)取得された一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ値ΔTiを分析して、それが精度指標要求を満たす場合に、反複を停止し、得られる一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ値ΔTiを各検出モジュール間の検出開始時刻差の粗い概算値ΔTfineに設定し、さもなければ、時間窓の長さをN倍縮小し、ステップ(4.2)を繰り返し、
(4.3)取得された中心ずれ値ΔTiに対して重み比の累積を行って、細かい概算値ΔTfineを得る。なお、iは反複回数を表す。即ち、各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値ΔTfineは以下のような公式により決定してもよい。
各検出モジュールにおける単一イベントデータセットをタイムスタンプに従ってマージソートし、得られる配列において、第i号の検出モジュールの検出開始時刻Tiが対応する位置Mを探しながら、得られるソート配列における位置M−Nが対応する単一イベント時刻Tciを読み取る。なお、Nは連続的に現れる、同一検出モジュールを元とするイベントの数、且つN∈[l,M−l]であって、Tciが現れる確率を次のような公式により計算される。
ステップ(2.1)で得られる配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取る。なお、ステップ(2.1)の内容は、上記方法の記述を参照してください。第i号の検出モジュールと第k号の検出モジュールとの検出開始時刻差の初期値ΔTiniは次のような公式により決定してもよい。
ステップ(2.2)で得られる配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取る。なお、ステップ(2.2)の内容は、上記方法の記述を参照してください。第i号の検出モジュールと第k号の検出モジュールとの一致時間窓パラメータの初期値TWiniは、以下のような公式により決定してもよい。
(3.1)ステップ(2)で設定される初期反復パラメータを利用して、各単一イベントデータセットに対して同期補正と一致ピーク検出を行い、
(3.2)ステップ(3.1)で得られる一致結果を分析して、一致イベント統計ヒストグラムの光ピークを取得することができると、反復を停止し、さもなければ、時間間隔ΔTiniパラメータを調整して一致ピーク検出を行い、ステップ(3.2)を繰り返し、
(3.3)ステップ(3.2)で得られる一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ量ΔToffsetは、即ち、粗い概算値ΔTcrsである。
(4.1)既に取得された検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを利用して、各単一イベントデータセットに対して同期補正と初期時間窓TWiniでの一致ピーク検出を行い、
(4.2)取得された一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ値ΔTiを分析して、それが精度指標要求を満たす場合に、反復を停止し、さもなければ、段階的な時間窓を使用して一致ピーク検出を行い、ステップ(4.2)を繰り返し、
(4.3)取得された中心ずれ値DTiに対して重みの累積を行って、細かい概算値ΔTfineが得られる。
ステップ(2.2)では、反復空間TRiniの初期値は、[-5.851509300214e-04,5.851509300214e-04]sである。
ステップ(2.3)では、時間間隔ΔTiniの初期値は、-24.330730944588sである。
ステップ(2.4)では、時間窓TWiniの初期値は、2.500000000000e-05sである。
ステップ(4.2)では、N値は10である。
Claims (19)
- PETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法であって、
(1)各基本検出モジュールのローカルクロック基準ソースの下で作動する単一イベントリスト型のデータを取得及び記憶し、上記単一イベントリスト型のデータに対して周波数差補償を行うステップと、
(2)各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度を計算して、各初期パラメータを設定するステップと、
(3)ステップ(2)で設定した初期パラメータに基づいて、反復ピーク検出を採用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して、同期補正と一致ピーク検出を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値を決定するステップと、
(4)ステップ(3)で得た検出開始時刻差の粗い概算値に基づいて、段階的な時間窓を採用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して、同期補正と一致ピーク検出を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値を決定するステップと、
(5)ステップ(3)とステップ(4)で取得した検出開始時刻差の粗い概算値と細かい概算値に対して、重みの累積を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差を決定すると共に、各検出モジュールによって得られる単一イベントリスト型のデータセットに対して、同期補正と一致識別を行って、一致イベントを取得するステップと、
を含むPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。 - 上記ステップ(1)では、各基本検出モジュールは、イベント時間情報と、エネルギー情報と、位置情報が含まれる単一イベントリスト型のデータを生成して、コンピュータに伝送し記憶する請求項1に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記ステップ(1)では、周波数差補償は、各検出モジュールによって、それぞれの内部のカウンタ値に従って、周期的にデータ伝送チャネルの上で周波数同期リクエストを出し、受信装置によって、各検出モジュールの二回の同期リクエストの時間差を検出して、この時間差に基づいて、検出モジュール周波数差探しテーブルを生成して、ローカルクロック基準ソースによる周波数差をリアルタイム補償することである請求項1に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記ステップ(2)では、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔TIiの確率密度fi(x)は、これら単一イベントデータセットを後退差分し、得られる差分データを統計分析することにより得られる(iは検出モジュールの番号であり、xは単一イベント発生時間間隔である)請求項1に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記ステップ(2)では、初期パラメータは、初期反復空間パラメータTRiniと、初期時間間隔パラメータΔTiniと、初期時間窓パラメータTWiniを含む請求項1に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記ステップ(2)では、初期パラメータの設定は、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度によって計算して得られ、具体的なステップは、次のように示され、
(2.1)反復空間パラメータTRiniを初期化
各検出モジュールにおける単一イベントデータセットをマージソートし、得られる配列において、第i号の検出モジュールの検出開始時刻Tiが対応する位置Mを探すとともに、配列における位置M−Nが対応するイベント時刻Tciを読み取る。Nは、連続的に現れる、同一検出モジュールからのイベントの数、且つN∈[l,M−l]であって、Tciの現れる確率を次のような公式により計算される。
(2.2)時間間隔パラメータΔTiniを初期化
ステップ(2.1)で得た配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取り、第i号の検出モジュールと第k号の検出モジュールとの検出開始時刻差の初期値ΔTiniは次のような公式により決定される。
ステップ(2.1)で得た配列における位置1が対応するイベント時刻Tkを読み取り、第i号の検出モジュールと第k号の検出モジュールとの一致時間窓パラメータの初期値TWiniは、以下のような公式により決定される。
- 上記ステップ(3)では、粗い時間スケール一致によって、各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを決定することの具体的なステップが、
(3.1)ステップ(2)において設定した初期パラメータを利用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して同期補正と一致ピーク検出を行い、
(3.2)ステップ(3.1)において得た一致結果を分析して、一致イベント統計ヒストグラムの光ピークを取得することができると、反複を停止し、さもなければ、時間間隔パラメータΔTiniを再調整して一致ピーク検出を行い、ステップ(3.2)を繰り返し、
(3.3)ステップ(3.2)で取得した一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ量ΔToffsetに基づいて、検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを設定する、
ことを含む請求項1に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。 - 上記ステップ(3.1)における同期補正とは、各検出モジュールのうち単一イベント発生時間を、各検出モジュールが計算して得る時間間隔パラメータに従って調整することである請求項7に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記ステップ(3.1)における一致ピーク検出は、PETイメージングにおけるイベントの統計特性に基づいて行うものであり、一致イベントの統計特性は、ガウス分布になり、ランダムイベントの統計特性は、ランダム平均分布になる請求項7に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記ステップ(4)では、細かい時間スケール一致によって、各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値ΔTfineを決定することの具体的なステップが、
(4.1)ステップ(3.2)で取得した各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値ΔTcrsを利用して、各検出モジュールのうち単一イベントデータセットに対して同期補正と初期時間窓TWiniでの一致ピーク検出を行い、
(4.2)取得した一致イベント統計ヒストグラムの中心ずれ値ΔTiを分析して、それが精度指標要求を満たす場合に、反複を停止し、さもなければ、段階的な時間窓を使用して一致ピーク検出を行い、ステップ(4.2)を繰り返し、
(4.3)取得した中心ずれ値DTiに対して重み比の累積を行って、検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値△Tfineを得る(iは反複回数を表す)、
ことになる請求項7に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。 - 上記ステップ(4.2)における段階的な時間窓は、大きさの異なる一致時間窓を段階的に設置することにより、取得される一致イベント統計ヒストグラムの精度を精度指標に逐次近づける請求項10に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- 上記精度指標は一致時間分解能の精度である請求項10又は11に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期方法。
- PETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システムであって、
各基本検出モジュールのローカルクロック基準ソースの下で作動する単一イベントリスト型のデータを取得及び記憶し、上記単一イベントリスト型のデータに対して周波数差補償を行うためのデータ取得及び周波数補償モジュール(100)と、
各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度を計算して、各初期パラメータを設定するための初期パラメータ設定モジュール(200)と、
各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値を取得するための粗い時間スケール一致モジュール(300)と、
各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値を取得ための細かい時間スケール一致モジュール(400)と、
各検出モジュールの検出開始時刻差を決定して、各単一イベントリスト型のデータセットに対して、同期補正と一致識別を行って、一致イベントを取得するためのデータ同期補正及び一致識別モジュール(500)と、
を含む同期システム。 - 上記データ取得及び周波数補償モジュール(100)は、
各基本検出モジュールによって生成される、イベント時間情報と、エネルギー情報と、位置情報が含まれる単一イベントリスト型のデータを、コンピュータに伝送し記憶するためのデータ取得モジュール(110)と、
各検出モジュールにおいて使用するローカルクロック基準ソースの周波数差を補償して、補償された単一イベントリスト型のデータを初期パラメータ設定モジュール(200)に伝送するための周波数補償モジュール(120)と、
を含む請求項13に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システム。 - 上記初期パラメータ設定モジュール(200)は、
各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットのうち単一イベント発生時間間隔の確率密度を計算するための単一イベント発生時間間隔確率密度計算モジュール(210)と、
初期パラメータを設定して、これらパラメータを粗い時間スケール一致モジュール(300)と細かい時間スケール一致モジュール(400)に伝えるための初期反複パラメータ設定モジュール(220)と、
を含む請求項13に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システム。 - 上記単一イベント発生時間間隔確率密度計算モジュール(210)は、各検出モジュールのうち単一イベントデータセットを後退差分して、得られた差分データを統計分析することにより得られるものである請求項15に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システム。
- 上記初期反複パラメータ設定モジュール(220)において、初期パラメータは、初期反複空間パラメータと、初期時間間隔パラメータと、初期時間窓パラメータを含む請求項15又は16に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システム。
- 上記粗い時間スケール一致モジュール(300)は、初期パラメータ設定モジュール(200)によって設定されるパラメータに基づいて、反複ピーク検出を使用して、各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して、同期補正と一致ピーク検出を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差の粗い概算値を取得し、そのうちの一致ピーク検出は、PETイメージングにおけるイベントの統計特性に基づいて行うものである請求項13に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システム。
- 上記細かい時間スケール一致モジュール(400)は、粗い時間スケール一致モジュール(300)によって得られる粗い概算値に基づいて、段階的な時間窓を採用して各検出モジュールによって得られる単一イベントデータセットに対して同期補正と一致ピーク検出を行って、各検出モジュールの検出開始時刻差の細かい概算値を決定し、なお、段階的な時間窓は、大きさの異なる一致時間窓を設置することにより、取得された一致イベント統計ヒストグラムの精度を精度指標に逐次近づける請求項13に記載のPETイメージングにおける単一イベントリスト型のデータの同期システム。
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