JP2015524176A - 通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイス - Google Patents

通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は、通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイスを開示し、通信分野に属する。該方法は、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行するステップと、モニタリングにより、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、該モバイル端末の現在の状態を取得するステップと、該モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止するステップとを含む。該デバイスは、モニタリングモジュール、取得モジュールおよび阻止モジュールを有する。本発明により、ユーザーの情報セキュリティを保障することができる。

Description

本願は、2012年4月26日に中国特許庁に提出された、「通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイス」と題される中国特許出願第201210126892.0号に対する優先権を主張し、その全体を参照することにより本願に援用する。
本発明は通信分野に関し、より詳細には、通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイスに関する。
近年、スマートフォン技術が急速に発展しているため、スマートフォンで広範なアプリケーションを取得できるようになっており、スマートフォンに基づくアプリケーションソフトウェアも同様に急速に発展している。現在、スマートフォンに基づいて開発されたアプリケーションソフトウェアが、すでに数多く存在する。
現在、スマートフォンに基づいてマルウェアを開発し不法行為を行うハッカーが存在する。例えば、ハッカーが開発したマルウェアのひとつに、スマートフォンに基づく盗聴ソフトウェアがある。盗聴ソフトウェアは、ハッカーによって密かにスマートフォンにインストールされることがあり、ユーザーがスマートフォンで通話をする際に、スマートフォンのバックグラウンドで密かにユーザーの通話を録音することができる。録音された通話は不法な用途に用いられるおそれがあり、このように、ユーザーの情報セキュリティが脅威に晒されてしまう。
ユーザーの情報セキュリティを保障するために、本発明は、通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイスを提供する。技術構成を以下に示す。
通話プロセス中に録音を防止する方法は、
モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行するステップと、
モニタリングにより、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、該モバイル端末の現在の状態を取得するステップと、
該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止するステップと、
を含む。
該モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する該ステップは、
モニタリングユニットにより、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するステップと、
該モニタリングユニットによるモニタリングにより、該モバイル端末上に該録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、該モバイル端末に録音を行うアプリケーションが存在すると判定するステップと、
を含む。
該モバイル端末の現在の状態を取得する該ステップは、
該モバイル端末の該オペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出すステップと、
該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、該モバイル端末の現在の状態を取得するステップと、
を含む。
該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する該ステップは、
該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップと、
該アプリケーションが該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止し、該アプリケーションに既定の値を返し、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにするステップと、
を含む。
該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する該ステップは、
ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップ、
を含む。
該方法は、該モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する該ステップの前に、
該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに該モニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、該録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するステップ、
を含む。
通話プロセス中に録音を防止するデバイスは、
モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行するモニタリングモジュールと、
該モニタリングモジュールによるモニタリングにより、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、該モバイル端末の現在の状態を取得する取得モジュールと、
該取得モジュールにより取得された該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する阻止モジュールと、
を備える。
該モニタリングモジュールは、
該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するモニタリングユニットと、
該モニタリングユニットによるモニタリングにより、該モバイル端末上に該録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する第1の判定ユニットと、
を有する。
該取得モジュールは、具体的には、該モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、該モバイル端末の現在の状態を取得する。
該阻止モジュールは、
該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する第2の判定ユニットと、
該第2の判定ユニットにより判定された該アプリケーションが該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止し、該アプリケーションに既定の値を返し、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする阻止ユニットと、
を有する。
該第2の判定ユニットは、具体的には、該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合、ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
該デバイスはさらに、
該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに該モニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、該録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する注入モジュール、
を有する。
本発明の実施例では、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。このようにして、ユーザーがモバイル端末で通話を行うプロセス中に盗聴ソフトウェアがユーザーの通話を録音することを防止し、ユーザーの情報セキュリティを保障する。
本発明の実施例1に係る、通話プロセス中に録音を防止する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る、通話プロセス中に録音を防止する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る、通話プロセス中に録音を防止する第1のデバイスを示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る、通話プロセス中に録音を防止する第2のデバイスを示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る、通話プロセス中に録音を防止する第3のデバイスを示す概略構成図である。
本発明の目的、技術構成および利点をさらに明確にするために、以下、添付の図面を用いて本発明の実施方式をさらに詳細に説明する。
実施例1
図1に示すように、本発明の実施例は、通話プロセス中に録音を防止する方法を提供する。該方法は、以下のステップを含む。
ステップ101において、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。
ステップ102において、モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、モバイル端末の現在の状態を取得する。
ステップ103において、モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。
上述のステップ101は、以下を含んでよい。
(11)モニタリングユニットにより、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対して、リアルタイムモニタリングを実行する。
(12)モニタリングユニットのモニタリングにより、モバイル端末上に該録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
上述のステップ102は、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、モバイル端末の現在の状態を取得するステップを含んでよい。
上述のステップ103は、以下を含んでよい。
(21)該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
(22)該アプリケーションがモバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すのを阻止し、該アプリケーションに既定の値を返し、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする。
ここで、上述のステップ(21)は、ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップを含んでよい。
さらに本方法は、上述のステップ101を実行する前に、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するステップを含んでよい。
本発明の実施例では、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。このようにして、ユーザーがモバイル端末で通話を行うプロセス中に盗聴ソフトウェアがユーザーの通話を録音することを防止し、ユーザーの情報セキュリティを保障する。
実施例2
図2に示すように、本発明の実施例2は、通話プロセス中に録音を防止する方法を提供する。該方法は、以下のステップを含む。
ステップ201において、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスに、モニタリングユニットを注入する。
ここで、モバイル端末のオペレーティングシステムは録音クラスを含み、録音クラスは録音メソッドを含み、録音メソッドは録音初期化メソッド、録音開始メソッドおよび/または録音終了メソッド等を含む。
モバイル端末上で実行されるアプリケーションが録音を開始するとき、該アプリケーションはまず、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスから、録音メソッドの呼出しを要求する。その後、呼出しが要求された録音メソッドにより、録音が行われる。
本発明の実施例では、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するか否かがモニタリングされる。
例えば、現在一般的なモバイル端末のオペレーティングシステムには、アンドロイド(Android)システムやシンビアン(Symbian)システム等がある。本実施例ではAndroidシステムを例に挙げて説明を行うが、本発明の保護範囲を限定するものではない。
Androidシステムの録音クラスにはMediaPlayerがあり、MediaPlayerに含まれる録音メソッドは、Prepare()、Start()およびStop()に区別される。Prepare()は録音の初期化に用いられ、Start()は録音の開始に用いられ、Stop()は録音の終了に用いられる。モバイル端末上で実行されるアプリケーションに関して、モバイル端末上のアプリケーションが録音の実行を要する場合、該アプリケーションはまず、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスからPrepare()の呼出しを要求して、録音の初期化を行う。初期化が完了すると、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスからStart()の呼出しを要求して、録音を開始する。最後に、録音が終了すると、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスからStop()の呼出しを要求して、録音を終了する。
ここで、モバイル端末はスマートフォン等であってよい。
ステップ202において、モニタリングユニットにより、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合には、ステップ203を実行する。
具体的には、モニタリングユニットにより、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する。該モニタリングユニットによるモニタリングにより、録音クラスに含まれる録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、これに従って、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
モバイル端末上のアプリケーションが録音を行う必要がある場合、該アプリケーションはまず、該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドの呼出しを要求する。よってこのステップでは、モニタリングユニットによるモニタリングにより、録音クラスから録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在するとわかった場合に、これに従って、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定することができる。
例えば、まず、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、MediaPlayerクラスに含まれるPrepare()、Start()およびStop()に対してリアルタイムモニタリングを実行する。
ここで、モバイル端末のAndroidシステム上で実行されるアプリケーションに関して、該アプリケーションが録音を行う必要がある場合、該アプリケーションは、AndroidシステムのMediaPlayerクラスから、Prepare()、Start()およびStop()の呼出しを順番に要求する。
よって、本実施例では、モニタリングユニットにより、AndroidシステムのMediaPlayerクラスに含まれるPrepare()、Start()およびStop()に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、アプリケーションがMediaPlayerクラスに含まれるPrepare()、Start()および/またはStop()の呼出しを要求すると判明すると、これに従って、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
ステップ203において、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、ステップ204を実行する。
具体的には、モバイル端末のオペレーティングシステムのインターフェースライブラリから通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、モバイル端末の現在の状態を取得して、モバイル端末の現在の状態を判定する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、ステップ204を実行する。
モバイル端末上の合法に用いられる録音アプリケーションには、モバイル端末のメーカーによりモバイル端末に設定された録音アプリケーションや、ユーザーが自分でダウンロードした録音アプリケーション等がある。モバイル端末上の不法に用いられる録音アプリケーションには、ハッカーまたはハッキングサイトによりユーザーが知らないうちにモバイル端末にインストールされた録音アプリケーション等がある。
合法の録音に用いられるアプリケーションは、通常、ユーザーにより起動されてから録音を実行する。通常ユーザーは、モバイル端末で通話を行う際には録音アプリケーションを起動せず、或いは、起動した録音アプリケーションを終了させない。一方、不法に用いられる録音アプリケーションは、ユーザーが通話を行う際に自動的に起動し、ユーザーの通話を密かに録音するおそれがある。例えば、不法に用いられる録音アプリケーションは、盗聴ソフトウェアであってよい。該盗聴ソフトウェアは、ユーザーがモバイル端末で通話を行う際に、ユーザーの通話を録音することができる。このように、ユーザーの情報セキュリティは脅威に晒されてしまう。
例えば、Androidシステムに関して、Androidシステムのインターフェースライブラリは、通話状態の取得に用いられるインターフェースTelephonyManager.getCallstate()を含む。本実施例では、モバイル端末のAndroidシステムのインターフェースライブラリからTelephonyManager.getCallstate()を呼び出して、呼び出されたTelephonyManager.getCallstate()により、モバイル端末の現在の状態を取得し、モバイル端末の現在の状態を判定することができる。通話状態である場合、アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
本ステップでは、モバイル端末の現在の状態が通話状態であると判定された後に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると直接判定することができる。また、以下のような方法により、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであるか否かを判定することができる。具体的には、まずユーザーに通知を行い、その後ユーザーにより提示される命令を受信する。該命令が該アプリケーションを終了する命令である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
例えば、モバイル端末のインターフェースに該アプリケーションのアイコンを表示することでユーザーへの通知を実現してもよいし、モバイル端末のインターフェースに通知内容を表示することでユーザーへの通知を実現してもよいし、或いは、音声を用いてユーザーに通知内容を放送することで、ユーザーへの通知を実現してもよい。通知内容は、例えば、「現在録音中」等であってよい。また、インターフェースは、モバイル端末のユーザーインターフェース(User Interface:UI)の機能インターフェースであってもよいし、予めモバイル端末に設定される通知インターフェースであってもよい。また、該アイコンは、該アプリケーションの名称であってよい。
ここで、ユーザーに通知を行った後、ユーザーにより、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであるか否かの判定がなされてよい。不法に用いられるアプリケーションである場合、ユーザーにより、該アプリケーションを終了する命令が示される。不法に用いられるアプリケーションでない場合、該アプリケーションの実行を継続する命令が示される。
本ステップにおいて、モバイル端末の現在の状態が非通話状態である場合、該アプリケーションが合法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。その後、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから、該アプリケーションが呼出しを要求する録音メソッドを呼び出し、呼び出した録音メソッドを実行して実行結果を取得し、該実行結果を該アプリケーションに返す。その後、該アプリケーションは、該実行結果に基づいて録音を行う。
ステップ204において、該アプリケーションによる録音の実行を阻止することによって、ユーザーの通話プロセス中に録音を防止する。
具体的には、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから該アプリケーションが呼出しの必要な録音メソッドを呼び出すことを阻止し、予め設定された値を該アプリケーションに返し、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする。このように、該アプリケーションがユーザーの通話を録音することを防止する。
アプリケーションが録音を行う必要がある場合、該アプリケーションは、呼出しが必要な録音メソッドを呼び出し、録音メソッドを実行する必要がある。録音メソッドの実行が終了すると、実行結果が返され、該実行結果に基づいて、正常な録音が行われる。本発明の実施例では、該アプリケーションが呼出しの必要な録音メソッドを呼び出すことを阻止し、予め設定された値を該アプリケーションに返す。予め設定される値は録音メソッドを実行して得られる実行結果ではないので、このように、予め設定される値に基づいて、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする。
本発明の実施例では、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在することがわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の継続を阻止する。このようにして、ユーザーの通話中に盗聴ソフトウェア等のマルウェアによる録音音を防止し、ユーザーの情報セキュリティを効果的に保障する。
実施例3
図3に示すように、本発明の実施例は、通話プロセス中に録音を防止するデバイスを提供する。該デバイスは、以下のモジュールを有する。
モニタリングモジュール301は、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。
取得モジュール302は、モニタリングユニット301によるモニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在することがわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。
阻止モジュール303は、取得モジュール302により取得されたモバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。
ここで、図4を参照すると、モニタリングモジュール301は以下のユニットを有する。
モニタリングユニットは、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する。
第1の判定ユニットは、モニタリングユニットによるモニタリングにより、モバイル端末上に該録音メソッドを呼び出すアプリケーションが存在することがわかった場合、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
ここで、モバイル端末のオペレーティングシステムは録音クラスを含み、録音クラスは録音メソッドを含み、録音メソッドは録音初期化メソッド、録音開始メソッドおよび/または録音終了メソッド等を含む。
モバイル端末上で実行されるアプリケーションが録音を開始するとき、該アプリケーションはまず、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスから、録音メソッドの呼出しを要求する。その後、呼出しが要求された録音メソッドにより、録音が行われる。
本発明の実施例では、モニタリングユニットにより録音クラスに含まれる録音メソッドをモニタリングし、録音を行うアプリケーションが存在するか否かをモニタリングする。
取得モジュール302は、具体的には、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、モバイル端末の現在の状態を取得する。
図4を参照すると、阻止モジュール303は以下のユニットを有する。
第2の判定ユニットは、モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
阻止ユニットは、第2の判定ユニットにより判定されたアプリケーションがモバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止し、既定の値を該アプリケーションに返し、該アプリケーションが正常な録音を行えないようにする。
ここで、第2の判定ユニットは、具体的には、モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
モバイル端末上の合法に用いられる録音アプリケーションには、モバイル端末のメーカーによりモバイル端末に設定された録音アプリケーションや、ユーザーが自分でダウンロードした録音アプリケーション等がある。モバイル端末上の不法に用いられる録音アプリケーションには、ハッカーまたはハッキングサイトによりユーザーの知らないうちにモバイル端末にインストールされた録音アプリケーション等がある。
合法に用いられる録音アプリケーションは、通常、ユーザーにより起動されてから録音を実行する。通常ユーザーは、モバイル端末で通話を行う際には録音アプリケーションを起動せず、或いは、起動した録音アプリケーションを終了させない。一方、不法に用いられる録音アプリケーションは、ユーザーが通話を行う際に自動的に起動し、ユーザーの通話を密かに録音するおそれがある。例えば、不法に用いられる録音アプリケーションが盗聴ソフトウェアである場合、該盗聴ソフトウェアは、ユーザーがモバイル端末で通話を行う際に、ユーザーの通話を録音することができる。このように、ユーザーの情報セキュリティは脅威に晒されてしまう。
さらに、図5を参照すると、該デバイスはさらに注入モジュール304を有する。
注入モジュール304は、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する。
本発明の実施例では、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。このようにして、ユーザーがモバイル端末で通話を行うプロセス中に盗聴ソフトウェアがユーザーの通話を録音することを防止し、ユーザーの情報セキュリティを保障する。
なお、上述の実施例により提供される通話プロセス中に録音を防止するデバイスが通話プロセス中に録音を防止するプロセスを、上述の各機能モジュールに分割して例示した。実際の適用では、必要に応じて、上述の機能を異なる機能モジュールに分配して実現してよい。すなわち、デバイスの内部構造を異なる機能モジュールに分割することにより、上述の機能の全部または一部を実現してよい。さらに、上述の実施例により提供される通話プロセス中に録音を防止するデバイスは、通話プロセス中に録音を防止する方法の実施例と同一の構想に属するものであるので、その具体的な実現プロセスは方法の実施例を参照し、ここで繰り返し説明することはしない。
本技術分野の当業者には当然であるように、上記実施例のステップの全てまたは一部は、ハードウェアによって実現されてもよいし、プログラム命令に関連するハードウェアによって実現されてもよい。プログラムは、コンピューター可読の記憶媒体に記憶されてよい。記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read Only Memory:ROM)や磁気ディクス、光ディスク等であってよい。
以上に記載したものは本発明の単なる実施例であり、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨および原則の範囲内におけるあらゆる変更、均等物、改良等は、全て本発明の保護範囲に包含される。
本願は、2012年4月26日出願の中国特許出願第201210126892.0号 に対する優先権を主張する2013年4月25日出願の国際出願第PCT/CN2013 /074744号の継続であり、その全体を参照することにより本願に援用する。
本発明は通信分野に関し、より詳細には、通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイスに関する。
近年、スマートフォン技術が急速に発展しているため、スマートフォンで広範なアプリケーションを取得できるようになっており、スマートフォンに基づくアプリケーションソフトウェアも同様に急速に発展している。現在、スマートフォンに基づいて開発されたアプリケーションソフトウェアが、すでに数多く存在する。
現在、スマートフォンに基づいてマルウェアを開発し不法行為を行うハッカーが存在する。例えば、ハッカーが開発したマルウェアのひとつに、スマートフォンに基づく盗聴ソフトウェアがある。盗聴ソフトウェアは、ハッカーによって密かにスマートフォンにインストールされることがあり、ユーザーがスマートフォンで通話をする際に、スマートフォンのバックグラウンドで密かにユーザーの通話を録音することができる。録音された通話は不法な用途に用いられるおそれがあり、このように、ユーザーの情報セキュリティが脅威に晒されてしまう。
ユーザーの情報セキュリティを保障するために、本発明は、通話プロセス中に録音を防止する方法およびデバイスを提供する。技術構成を以下に示す。
通話プロセス中に録音を防止する方法は、
モバイル端末に対してモニタリングを実行するステップと、
モニタリングにより、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、該モバイル端末の現在の状態を取得するステップと、
該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止するステップと、
を含む。
該モバイル端末に対してモニタリングを実行する該ステップは、該モバイル端末に対し てリアルタイムモニタリングを実行するステップを含む。
該モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する該ステップは、
モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対し てリアルタイムモニタリングを実行するステップと、
モニタリングにより、該モバイル端末上に該録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、該モバイル端末に録音を行うアプリケーションが存在すると判定するステップと、
を含む。
該モバイル端末の現在の状態を取得する該ステップは、
該モバイル端末の該オペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出すステップと、
該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、該モバイル端末の現在の状態を取得するステップと、
を含む。
該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する該ステップは、
該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップと、
該アプリケーションが該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止するステップと、
を含む。
該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する該ステップは、
ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップ、
を含む。
該方法は、該モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する該ステップの前に、
該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに該モニタリングユニットを 注入するステップ、
を含む。
通話プロセス中に録音を防止するデバイスは、
モバイル端末に対してモニタリングを実行するモニタリングモジュールと、
該モニタリングモジュールによるモニタリングにより、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、該モバイル端末の現在の状態を取得する取得モジュールと、
該取得モジュールにより取得された該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する阻止モジュールと、
を備える。
該モニタリングモジュールは、該モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実 行する。
該モニタリングモジュールは、
該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するモニタリングユニットと、
該モニタリングユニットによるモニタリングにより、該モバイル端末上に該録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する第1の判定ユニットと、
を有する。
該取得モジュールは、具体的には、該モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、該モバイル端末の現在の状態を取得する。
該阻止モジュールは、
該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する第2の判定ユニットと、
該第2の判定ユニットにより判定された該アプリケーションが該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止する阻止ユニットと、
を有する。
該第2の判定ユニットは、具体的には、該モバイル端末の該現在の状態が通話状態である場合、ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
該デバイスはさらに、
該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに該モニタリングユニットを 注入する注入モジュール、
を有する。
本発明の実施例では、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。このようにして、ユーザーがモバイル端末で通話を行うプロセス中に盗聴ソフトウェアがユーザーの通話を録音することを防止し、ユーザーの情報セキュリティを保障する。
本発明の実施例1に係る、通話プロセス中に録音を防止する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る、通話プロセス中に録音を防止する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る、通話プロセス中に録音を防止する第1のデバイスを示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る、通話プロセス中に録音を防止する第2のデバイスを示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る、通話プロセス中に録音を防止する第3のデバイスを示す概略構成図である。
本発明の目的、技術構成および利点をさらに明確にするために、以下、添付の図面を用いて本発明の実施方式をさらに詳細に説明する。
実施例1
図1に示すように、本発明の実施例は、通話プロセス中に録音を防止する方法を提供する。該方法は、以下のステップを含む。
ステップ101において、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。
ステップ102において、モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、モバイル端末の現在の状態を取得する。
ステップ103において、モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。通話状態は、該モバイル端末が他のモバイル端末から電 話を受ける状態であってもよいし、該モバイル端末が他のモバイル端末に対して発信する 状態であってもよい。
上述のステップ101は、以下を含んでよい。
(11)モニタリングユニットにより、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対して、リアルタイムモニタリングを実行する。
(12)モニタリングユニットのモニタリングにより、モバイル端末上に該録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、該モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
上述のステップ102は、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、モバイル端末の現在の状態を取得するステップを含んでよい。
上述のステップ103は、以下を含んでよい。
(21)該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
(22)該アプリケーションがモバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すのを阻止し、該アプリケーションに既定の値を返し、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする。
ここで、上述のステップ(21)は、ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップを含んでよい。
さらに本方法は、上述のステップ101を実行する前に、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するステップを含んでよい。
本発明の実施例では、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。このようにして、ユーザーがモバイル端末で通話を行うプロセス中に盗聴ソフトウェアがユーザーの通話を録音することを防止し、ユーザーの情報セキュリティを保障する。
実施例2
図2に示すように、本発明の実施例2は、通話プロセス中に録音を防止する方法を提供する。該方法は、以下のステップを含む。
ステップ201において、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスに、モニタリングユニットを注入する。
ここで、モバイル端末のオペレーティングシステムは録音クラスを含み、録音クラスは録音メソッドを含み、録音メソッドは録音初期化メソッド、録音開始メソッドおよび/または録音終了メソッド等を含む。
モバイル端末上で実行されるアプリケーションが録音を開始するとき、該アプリケーションはまず、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスから、録音メソッドの呼出しを要求する。その後、呼出しが要求された録音メソッドにより、録音が行われる。
本発明の実施例では、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するか否かがモニタリングされる。
例えば、現在一般的なモバイル端末のオペレーティングシステムには、アンドロイド(Android)システムやシンビアン(Symbian)システム等がある。本実施例ではAndroidシステムを例に挙げて説明を行うが、本発明の保護範囲を限定するものではない。
Androidシステムの録音クラスにはMediaPlayerがあり、MediaPlayerに含まれる録音メソッドは、Prepare()、Start()およびStop()に区別される。Prepare()は録音の初期化に用いられ、Start()は録音の開始に用いられ、Stop()は録音の終了に用いられる。モバイル端末上で実行されるアプリケーションに関して、モバイル端末上のアプリケーションが録音の実行を要する場合、該アプリケーションはまず、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスからPrepare()の呼出しを要求して、録音の初期化を行う。初期化が完了すると、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスからStart()の呼出しを要求して、録音を開始する。最後に、録音が終了すると、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスからStop()の呼出しを要求して、録音を終了する。
ここで、モバイル端末はスマートフォン等であってよい。
ステップ202において、モニタリングユニットにより、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合には、ステップ203を実行する。
具体的には、モニタリングユニットにより、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する。該モニタリングユニットによるモニタリングにより、録音クラスに含まれる録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、これに従って、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
モバイル端末上のアプリケーションが録音を行う必要がある場合、該アプリケーションはまず、該モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドの呼出しを要求する。よってこのステップでは、モニタリングユニットによるモニタリングにより、録音クラスから録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在するとわかった場合に、これに従って、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定することができる。
例えば、まず、モバイル端末のAndroidシステムに含まれるMediaPlayerクラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、MediaPlayerクラスに含まれるPrepare()、Start()およびStop()に対してリアルタイムモニタリングを実行する。
ここで、モバイル端末のAndroidシステム上で実行されるアプリケーションに関して、該アプリケーションが録音を行う必要がある場合、該アプリケーションは、AndroidシステムのMediaPlayerクラスから、Prepare()、Start()およびStop()の呼出しを順番に要求する。
よって、本実施例では、モニタリングユニットにより、AndroidシステムのMediaPlayerクラスに含まれるPrepare()、Start()およびStop()に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、アプリケーションがMediaPlayerクラスに含まれるPrepare()、Start()および/またはStop()の呼出しを要求すると判明すると、これに従って、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
ステップ203において、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、ステップ204を実行する。
具体的には、モバイル端末のオペレーティングシステムのインターフェースライブラリから通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、該通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、モバイル端末の現在の状態を取得して、モバイル端末の現在の状態を判定する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、ステップ204を実行する。
モバイル端末上の合法に用いられる録音アプリケーションには、モバイル端末のメーカーによりモバイル端末に設定された録音アプリケーションや、ユーザーが自分でダウンロードした録音アプリケーション等がある。モバイル端末上の不法に用いられる録音アプリケーションには、ハッカーまたはハッキングサイトによりユーザーが知らないうちにモバイル端末にインストールされた録音アプリケーション等がある。
合法の録音に用いられるアプリケーションは、通常、ユーザーにより起動されてから録音を実行する。通常ユーザーは、モバイル端末で通話を行う際には録音アプリケーションを起動せず、或いは、起動した録音アプリケーションを終了させない。一方、不法に用いられる録音アプリケーションは、ユーザーが通話を行う際に自動的に起動し、ユーザーの通話を密かに録音するおそれがある。例えば、不法に用いられる録音アプリケーションは、盗聴ソフトウェアであってよい。該盗聴ソフトウェアは、ユーザーがモバイル端末で通話を行う際に、ユーザーの通話を録音することができる。このように、ユーザーの情報セキュリティは脅威に晒されてしまう。
例えば、Androidシステムに関して、Androidシステムのインターフェースライブラリは、通話状態の取得に用いられるインターフェースTelephonyManager.getCallstate()を含む。本実施例では、モバイル端末のAndroidシステムのインターフェースライブラリからTelephonyManager.getCallstate()を呼び出して、呼び出されたTelephonyManager.getCallstate()により、モバイル端末の現在の状態を取得し、モバイル端末の現在の状態を判定することができる。通話状態である場合、アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
本ステップでは、モバイル端末の現在の状態が通話状態であると判定された後に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると直接判定することができる。また、以下のような方法により、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであるか否かを判定することができる。具体的には、まずユーザーに通知を行い、その後ユーザーにより提示される命令を受信する。該命令が該アプリケーションを終了する命令である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
例えば、モバイル端末のインターフェースに該アプリケーションのアイコンを表示することでユーザーへの通知を実現してもよいし、モバイル端末のインターフェースに通知内容を表示することでユーザーへの通知を実現してもよいし、或いは、音声を用いてユーザーに通知内容を放送することで、ユーザーへの通知を実現してもよい。通知内容は、例えば、「現在録音中」等であってよい。また、インターフェースは、モバイル端末のユーザーインターフェース(User Interface:UI)の機能インターフェースであってもよいし、予めモバイル端末に設定される通知インターフェースであってもよい。また、該アイコンは、該アプリケーションの名称であってよい。
ここで、ユーザーに通知を行った後、ユーザーにより、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであるか否かの判定がなされてよい。不法に用いられるアプリケーションである場合、ユーザーにより、該アプリケーションを終了する命令が示される。不法に用いられるアプリケーションでない場合、該アプリケーションの実行を継続する命令が示される。
本ステップにおいて、モバイル端末の現在の状態が非通話状態である場合、該アプリケーションが合法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。その後、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから、該アプリケーションが呼出しを要求する録音メソッドを呼び出し、呼び出した録音メソッドを実行して実行結果を取得し、該実行結果を該アプリケーションに返す。その後、該アプリケーションは、該実行結果に基づいて録音を行う。
ステップ204において、該アプリケーションによる録音の実行を阻止することによって、ユーザーの通話プロセス中に録音を防止する。
具体的には、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから該アプリケーションが呼出しの必要な録音メソッドを呼び出すことを阻止し、予め設定された値を該アプリケーションに返し、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする。このように、該アプリケーションがユーザーの通話を録音することを防止する。
アプリケーションが録音を行う必要がある場合、該アプリケーションは、呼出しが必要な録音メソッドを呼び出し、録音メソッドを実行する必要がある。録音メソッドの実行が終了すると、実行結果が返され、該実行結果に基づいて、正常な録音が行われる。本発明の実施例では、該アプリケーションが呼出しの必要な録音メソッドを呼び出すことを阻止し、予め設定された値を該アプリケーションに返す。予め設定される値は録音メソッドを実行して得られる実行結果ではないので、このように、予め設定される値に基づいて、該アプリケーションが正常に録音を行えないようにする。
本発明の実施例では、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在することがわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の継続を阻止する。このようにして、ユーザーの通話中に盗聴ソフトウェア等のマルウェアによる録音音を防止し、ユーザーの情報セキュリティを効果的に保障する。
実施例3
図3に示すように、本発明の実施例は、通話プロセス中に録音を防止するデバイスを提供する。該デバイスは、以下のモジュールを有する。
モニタリングモジュール301は、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。
取得モジュール302は、モニタリングユニット301によるモニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在することがわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。
阻止モジュール303は、取得モジュール302により取得されたモバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。
ここで、図4を参照すると、モニタリングモジュール301は以下のユニットを有する。
モニタリングユニットは、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する。
第1の判定ユニットは、モニタリングユニットによるモニタリングにより、モバイル端末上に該録音メソッドを呼び出すアプリケーションが存在することがわかった場合、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する。
ここで、モバイル端末のオペレーティングシステムは録音クラスを含み、録音クラスは録音メソッドを含み、録音メソッドは録音初期化メソッド、録音開始メソッドおよび/または録音終了メソッド等を含む。
モバイル端末上で実行されるアプリケーションが録音を開始するとき、該アプリケーションはまず、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれる録音クラスから、録音メソッドの呼出しを要求する。その後、呼出しが要求された録音メソッドにより、録音が行われる。
本発明の実施例では、モニタリングユニットにより録音クラスに含まれる録音メソッドをモニタリングし、録音を行うアプリケーションが存在するか否かをモニタリングする。
取得モジュール302は、具体的には、モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、モバイル端末の現在の状態を取得する。
図4を参照すると、阻止モジュール303は以下のユニットを有する。
第2の判定ユニットは、モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
阻止ユニットは、第2の判定ユニットにより判定されたアプリケーションがモバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止し、既定の値を該アプリケーションに返し、該アプリケーションが正常な録音を行えないようにする。
ここで、第2の判定ユニットは、具体的には、モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、ユーザーに通知を行い、該ユーザーにより提示される該アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する。
モバイル端末上の合法に用いられる録音アプリケーションには、モバイル端末のメーカーによりモバイル端末に設定された録音アプリケーションや、ユーザーが自分でダウンロードした録音アプリケーション等がある。モバイル端末上の不法に用いられる録音アプリケーションには、ハッカーまたはハッキングサイトによりユーザーの知らないうちにモバイル端末にインストールされた録音アプリケーション等がある。
合法に用いられる録音アプリケーションは、通常、ユーザーにより起動されてから録音を実行する。通常ユーザーは、モバイル端末で通話を行う際には録音アプリケーションを起動せず、或いは、起動した録音アプリケーションを終了させない。一方、不法に用いられる録音アプリケーションは、ユーザーが通話を行う際に自動的に起動し、ユーザーの通話を密かに録音するおそれがある。例えば、不法に用いられる録音アプリケーションが盗聴ソフトウェアである場合、該盗聴ソフトウェアは、ユーザーがモバイル端末で通話を行う際に、ユーザーの通話を録音することができる。このように、ユーザーの情報セキュリティは脅威に晒されてしまう。
さらに、図5を参照すると、該デバイスはさらに注入モジュール304を有する。
注入モジュール304は、モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスにモニタリングユニットを注入し、該モニタリングユニットにより、録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する。
本発明の実施例では、モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する。モニタリングにより、モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合、モバイル端末の現在の状態を取得する。モバイル端末の現在の状態が通話状態である場合、該アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、該アプリケーションによる録音の実行を阻止する。このようにして、ユーザーがモバイル端末で通話を行うプロセス中に盗聴ソフトウェアがユーザーの通話を録音することを防止し、ユーザーの情報セキュリティを保障する。
なお、上述の実施例により提供される通話プロセス中に録音を防止するデバイスが通話プロセス中に録音を防止するプロセスを、上述の各機能モジュールに分割して例示した。実際の適用では、必要に応じて、上述の機能を異なる機能モジュールに分配して実現してよい。すなわち、デバイスの内部構造を異なる機能モジュールに分割することにより、上述の機能の全部または一部を実現してよい。さらに、上述の実施例により提供される通話プロセス中に録音を防止するデバイスは、通話プロセス中に録音を防止する方法の実施例と同一の構想に属するものであるので、その具体的な実現プロセスは方法の実施例を参照し、ここで繰り返し説明することはしない。
本技術分野の当業者には当然であるように、上記実施例のステップの全てまたは一部は、ハードウェアによって実現されてもよいし、プログラム命令に関連するハードウェアによって実現されてもよい。プログラムは、コンピューター可読の記憶媒体に記憶されてよい。記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read Only Memory:ROM)や磁気ディクス、光ディスク等であってよい。
以上に記載したものは本発明の単なる実施例であり、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨および原則の範囲内におけるあらゆる変更、均等物、改良等は、全て本発明の保護範囲に包含される。

Claims (12)

  1. 通話プロセス中に録音を防止する方法であって、
    モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行するステップと、
    モニタリングにより、前記モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、前記モバイル端末の現在の状態を取得するステップと、
    前記モバイル端末の前記現在の状態が通話状態である場合に、前記アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、前記アプリケーションによる録音の実行を阻止するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する前記ステップは、
    モニタリングユニットにより、前記モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するステップと、
    前記モニタリングユニットによるモニタリングにより、前記モバイル端末上に前記録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、前記モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定するステップと、
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記モバイル端末の現在の状態を取得する前記ステップは、
    前記モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、前記通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、前記通話状態の取得に用いられる前記インターフェースにより、前記モバイル端末の現在の状態を取得するステップ、
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、前記アプリケーションによる録音の実行を阻止する前記ステップは、
    前記アプリケーションが前記不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップと、
    前記アプリケーションが前記モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止し、前記アプリケーションに既定の値を返し、前記アプリケーションが正常な録音を行えないようにするステップと、
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する前記ステップは、
    ユーザーに通知を行い、前記ユーザーにより提示される前記アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、前記アプリケーションが前記不法に用いられる録音アプリケーションであると判定するステップ、
    を含む、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行する前記ステップの前に、
    前記モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスにモニタリングユニットを注入し、前記モニタリングユニットにより、前記録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するステップ、
    を含む、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 通話プロセス中に録音を防止するデバイスであって、
    モバイル端末に対してリアルタイムモニタリングを実行するモニタリングモジュールと、
    前記モニタリングモジュールによるモニタリングにより、前記モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在するとわかった場合に、前記モバイル端末の現在の状態を取得する取得モジュールと、
    前記取得モジュールにより取得された前記モバイル端末の前記現在の状態が通話状態である場合に、前記アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定し、前記アプリケーションによる録音の実行を阻止する阻止モジュールと、
    を備えるデバイス。
  8. 前記モニタリングモジュールは、
    前記モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行するモニタリングユニットと、
    前記モニタリングユニットによるモニタリングにより、前記モバイル端末上に前記録音メソッドの呼出しを要求するアプリケーションが存在することがわかった場合、前記モバイル端末上に録音を行うアプリケーションが存在すると判定する第1の判定ユニットと、
    を有する、
    請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記取得モジュールは、前記モバイル端末のオペレーティングシステムに含まれるインターフェースライブラリから、通話状態の取得に用いられるインターフェースを呼び出し、前記通話状態の取得に用いられるインターフェースにより、前記モバイル端末の現在の状態を取得する、
    請求項7に記載のデバイス。
  10. 前記阻止モジュールは、
    前記モバイル端末の前記現在の状態が前記通話状態である場合に、前記アプリケーションが前記不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する第2の判定ユニットと、
    前記第2の判定ユニットにより判定された前記アプリケーションが前記モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスから録音メソッドを呼び出すことを阻止し、前記アプリケーションに既定の値を返し、前記アプリケーションが正常に録音を行えないようにする阻止ユニットと、
    を有する、
    請求項7に記載のデバイス。
  11. 前記第2の判定ユニットは、前記モバイル端末の前記現在の状態が前記通話状態である場合、ユーザーに通知を行い、前記ユーザーにより提示される前記アプリケーションを終了する命令を受信した場合に、前記アプリケーションが不法に用いられる録音アプリケーションであると判定する、
    請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記モバイル端末のオペレーティングシステムの録音クラスにモニタリングユニットを注入し、前記モニタリングユニットにより、前記録音クラスに含まれる録音メソッドに対してリアルタイムモニタリングを実行する注入モジュール、
    をさらに備える、請求項7乃至11のいずれか一項に記載のデバイス。
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