JP2015523771A - 削減した送信リソースブロック及び電力を介してアップリンク信号を送信する無線機器及び基地局 - Google Patents

削減した送信リソースブロック及び電力を介してアップリンク信号を送信する無線機器及び基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信システムにおいて、削減した送信リソースブロックを介してアップリンク信号を送信する無線機器を提供する。【解決手段】無線機器は、プロセッサと、E−UTRA帯域をサポートし、プロセッサの制御によってアップリンク信号を送信するRF部とを備えることができる。RF部があらかじめ決められたチャネル帯域幅及びあらかじめ決められた周波数範囲に設定され、かつ他の周波数範囲を保護するためにあらかじめ決められたスプリアス放射の最大許容値を満たさなければならない場合、あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のリソースブロックの代わりに、あらかじめ決められた最大個数のリソースブロックによって、アップリンク信号を送信することができる。【選択図】図11

Description

本発明は、送信リソースブロック制限及び電力削減に関する。
はん用移動体通信システム(UMTS)を高度化した第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)長期進化システム(LTE)は、3GPPリリース8で導入された。
3GPP LTEは、ダウンリンクで直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用し、アップリンクで単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)を使用する。OFDMAを理解するためには直交周波数分割多重化(OFDM)を知らなければならない。OFDMは、複雑度を増加させずにシンボル間干渉を減衰させることができるため,使われるようになった。OFDMは、直列に入力されるデータをN個の並列データに変換し、N個の直交副搬送波に載せて送信する。副搬送波は、周波数次元で直交性を維持する。一方、OFDMAは、OFDMを変調方式に使用するシステムであって、利用可能な副搬送波の一部を各ユーザに独立に提供して多元接続を実現する多元接続方法を意味する。
図1は、3GPP LTE無線通信システムを示す。
図1を参照すると、LTE無線通信システム10は、少なくとも一つの基地局(Base Station、BS)(LTEではeNodeBという)11と端末12とを含む。
各基地局11は、特定の地理的領域15a、15b、15cに対して通信サービスを提供する。このとき、基地局から端末への通信をダウンリンク(DL)といい、端末から基地局への通信をアップリンク(UL)という。
各地理的領域15a、15b、15cに複数のサービス事業者による基地局が存在する場合、互いに干渉を起こすことがある。
このような干渉を排除するために、各サービス事業者は、別個の周波数帯域でサービスを提供してもよい。
しかし、各サービス事業者の周波数帯域が互いに隣接している場合は、依然として干渉問題が残る。このような干渉問題は、送信電力を削減し、又は送信リソースブロック(RB)の量を制限し、隣接帯域間の実質的な周波数間隔を伸ばすことによって解決することができる。しかし、送信電力を単純に削減し、又は送信リソースブロックを制限すると、サービス範囲も減るため、干渉問題を引き起こさずに適正な水準に送信電力又は送信リソースブロックを減少させる方法が必要である。
したがって、本明細書の一開示は、送信RBを制限して送信電力を削減することによって隣接帯域に漏洩するスプリアス放射を削減することができる方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明の一開示は、無線通信システムにおいて、送信ブロックを制限して削減した隣接帯域スプリアス放射によってアップリンク信号を送信する無線機器を提供する。無線機器は、プロセッサと、E−UTRA帯域をサポートし、プロセッサの制御によってアップリンク信号を送信する無線周波(RF)部とを含む。RF部があらかじめ決められたチャネル帯域幅及びあらかじめ決められた周波数範囲に設定され、かつ他の周波数範囲を保護するためにあらかじめ決められたスプリアス放射の最大許容値を満たさなければならない場合、あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のRBの代わりに、あらかじめ決められた最大個数のRBによって、アップリンク信号が送信される。
前述した目的を達成するために、本発明の一開示は、無線通信システムにおいて、制限された送信リソースブロックを介してアップリンク信号を受信する基地局を提供する。基地局は、無線信号を送信及び受信するRF部と、RF部と接続されて制御するプロセッサとを含む。ここで、プロセッサは、RF部があらかじめ決められたチャネル帯域幅及びあらかじめ決められた周波数範囲に設定され、かつ他の周波数範囲を保護するためにあらかじめ決められたスプリアス放射の最大許容値を満たさなければならない場合、あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のRBの代わりに、あらかじめ決められた最大個数のRBによってアップリンクリソースを割り当てる。
あらかじめ決められた個数は、あらかじめ決められたスプリアス放射許容値を満たすために、あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のRBのうち、一部個数のRBを減少させることによって求められる。あらかじめ決められたスプリアス放射許容値は、−40dBm/MHzである。
あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、RBの全個数は25個であり、あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、RBの全個数は50個である。
あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、あらかじめ決められたRBの個数は、RBの全個数である25個のうち、制限しなければならない5個を減少させることによって求められる20個より小さいか、等しく、あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、あらかじめ決められたRBの個数は、RBの全個数である50個のうち、制限しなければならない18個を減少させることによって求められる32個より小さいか、又は等しい。
あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、あらかじめ決められたRBの個数は、20個より小さいか、又は等しく、あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、あらかじめ決められたRBの個数は、32個より小さいか、又は等しい。
あらかじめ決められた周波数範囲は、3GPP LTEで定義される帯域8である。
帯域8によると、あらかじめ決められた周波数範囲は、アップリンクに対して880MHz〜915MHzであり、ダウンリンクに対して925MHz〜960MHzである。
あらかじめ決められたRBの個数がNrestricted_RBで表現される場合、Nrestricted_RB=Nfull RB of transmission bandwidth−NRB_limitationによって算出され、ここで、Nfull RB of transmission bandwidthは、チャネル帯域幅を構成する送信帯域幅の全RB個数であり、NRB_limitationは、あらかじめ決められたスプリアス放射許容値を満たすために制限されるRBの個数である。
本明細書の開示によると、隣接帯域スプリアス放射を削減するように、制限された送信リソースブロックを除外して送信リソースブロックを介してアップリンクを送信することによって、隣接チャネルへの干渉を削減することができる。
3GPP LTE無線通信システムを示す図である。 3GPP LTEにおける無線フレームの構造を示す図である。 3GPP LTEにおいて、一つのアップリンクスロットに対するリソースグリッドを示す例示図である。 ダウンリンクサブフレームの構造を示す図である。 3GPP LTEにおけるULサブフレームの構造を示す図である。 既存の単一搬送波システムと搬送波集約システムとの比較例を示す図である。 搬送波集約システムにおける交差搬送波スケジュールを例示する図である。 搬送波集約システムにおける交差搬送波スケジュールが設定された場合、スケジュール例を示す図である。 3GPP LTEで採択されたアップリンク接続方式であるSC−FDMA送信方式を説明するためのブロック図である。 クラスタ化DFT−s OFDM送信方式を適用した送信器の一例を示す図である。 LTEシステムにおいて、ある事業者が他の事業者の帯域と隣接した帯域を使用するとき、干渉が発生する例を示す図である。 不要放射の概念を示す図である。 図12に示す不要放射のうち、帯域外での放射を具体的に示す図である。 図12に示すチャネル帯域とRBとの関係を示す図である。 送信リソースブロック制限のための例示的な第1の実験結果を示す図である。 図15の実験結果を他の形態で表す図である。 送信リソースブロック制限のための例示的な第2の実験結果を示す図である。 図17の実験結果を他の形態で表す図である。 システム情報を伝達する過程を示す図である。 端末がアップリンクデータを送信する過程を示す図である。 本発明の実施例が具現される無線通信システムを示すブロック図である。
本明細書で使われる技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使われる技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味で解釈しなければならず、過度に包括的な意味又は過度に縮小された意味で解釈してはならない。また、本明細書で使われる技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的用語であるときは、当業者が正しく理解することができる技術的用語に変えて理解することが望ましい。また、本発明で使われる一般的な用語は、事前定義によって、又は前後文脈上によって解釈しなければならず、過度に縮小された意味で解釈してはならない。
また、本明細書で使われる単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、“構成される”又は“含む”などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、又は複数のステップを必ず全部含むと解釈してはならず、そのうち一部構成要素又は一部ステップは含まないこともあり、又は追加的な構成要素又はステップを更に含むこともあると解釈しなければならない。
また、本明細書で使われる第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使うことがあるが、構成要素は、上記の用語によって限定してはならない。上記の用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にだけ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素を第2の構成要素と呼んでもよく、同様に、第2の構成要素を第1の構成要素と呼んでもよい。
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”又は“接続されている”と言及されたときは、該当する他の構成要素に直接的に連結されており、又は接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”又は“直接接続されている”と言及されたときは、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳細に説明し、図面符号に関係なしに、同一又は類似の構成要素は同一の参照番号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本発明の思想が制限されると解釈してはならないことに留意されたい。本発明の思想は、添付図面に示したもの以外に、すべての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈しなければならない。
以下、使われる無線機器は、固定されていてもよいし、移動性を有してもよく、端末(Terminal)、移動端末(mobile terminal、MT)、ユーザ装置(User Equipment、UE)、移動装置(Mobile Equipment、ME)、移動機(mobile station、MS)、ユーザ端末(user terminal、UT)、加入者局(SS、subscriber station)、携帯機器(Handheld Device)、接続端末(Access Terminal、AT)等、他の用語で呼ばれることもある。
また、以下で使われる基地局という用語は、一般的に無線機器と通信する固定局(fixed station)を意味し、進化ノードB(evolved−NodeB、eNB)、無線基地局装置(Base Transceiver System、BTS)、アクセスポイント、等、他の用語で呼ばれることもある。
以下、3GPP LTE又は3GPP高度LTE(LTE−A)に基づいた本発明の応用を説明する。これは例示に過ぎず、本発明は多様な無線通信システムに適用することができる。以下、LTEとは、LTE及び/又はLTE−Aを含む。
一方、3GPPで定義するLTEシステムは多入力多出力(MIMO)を採択した。以下、LTEシステムをより詳細に説明する。
図2は、3GPP LTEにおける無線フレームの構造を示す。
図2を参照すると、無線フレームは、10個のサブフレームで構成され、一つのサブフレームは、2個のスロットで構成される。無線フレーム内のスロットは、0から19までのスロット番号が付けられる。一つのサブフレームの送信にかかる時間を送信時間間隔((transmission time interval、TTI)という。TTIは、データ送信のためのスケジュール単位を意味する。例えば、一つの無線フレームの長さは10msであり、一つのサブフレームの長さは1msであり、一つのスロットの長さは0.5msである。
無線フレームの構造は、例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、又はサブフレームに含まれるスロットの数、等は、多様に変更することができる。
図3は、3GPP LTEにおいて、一つのアップリンクスロットに対するリソースグリッドを示す例示図である。
図3を参照すると、アップリンクスロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域でNUL個のリソースブロック(RB)を含む。OFDMシンボルは、一つのシンボル区間を表現するためのものであり、システムによってSC−FDMAシンボル、OFDMAシンボル又はシンボル区間と呼ぶこともある。リソースブロックは、リソース割当て単位であり、周波数領域で複数の副搬送波を含む。アップリンクスロットに含まれるリソースブロックの数NULは、セルで設定されるアップリンク送信帯域幅に依存する。リソースグリッド上の各要素をリソース要素という。
ここで、一つのリソースブロックは、時間領域で7個のOFDMシンボル、周波数領域で12個の副搬送波で構成される7×12リソース要素を含むことを例示的に記述するが、リソースブロック内の副搬送波の数及びOFDMシンボルの数は、これに制限されるものではない。リソースブロックが含むOFDMシンボルの数又は副搬送波の数は多様に変更してもよい。OFDMシンボルの数は、循環プレフィクス(Cyclic Prefix、以下、CP)の長さによって変更することができる。例えば、正規(normal)CPの場合、OFDMシンボルの数は7であり、拡張(extended)CPの場合、OFDMシンボルの数は6である。
図3の3GPP LTEにおいて、一つのアップリンクスロットに対するリソースグリッドは、ダウンリンクスロットに対するリソースグリッドにも適用することができる。
図4は、ダウンリンクサブフレームの構造を示す。
これについては、3GPP TS 36.211 V10.4.0(2011−12)“Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation(Release 10)”の4節を参照されたい。
無線フレームは、0〜9のインデクスが付けられた10個のサブフレームを含む。一つのサブフレームは、2個の連続的なスロットを含む。したがって、無線フレームは、20個のスロットを含む。一つのサブフレームの送信にかかる時間をTTIといい、例えば、一つのサブフレームの長さは1msであり、一つのスロットの長さは0.5msである。
一つのスロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含むことができる。OFDMシンボルは、3GPP LTEがダウンリンク(DL)でOFDMAを使用するため、時間領域で一つのシンボル区間を表現するためのものに過ぎず、多元接続方式又は名称に制限があるものではない。例えば、OFDMシンボルは、SC−FDMAシンボル、シンボル区間など、他の名称で呼ばれることもある。
一つのスロットは、7個のOFDMシンボルを含むことを例示的に記述するが、CPの長さによって、一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は変わることがある。3GPP TS 36.211 V10.4.0によると、正規CPにおいて、1スロットは7個のOFDMシンボルを含み、拡張CPにおいて、1スロットは6個のOFDMシンボルを含む。
RBはリソース割当て単位であり、一つのスロットで複数の副搬送波を含む。例えば、一つのスロットが時間領域で7個のOFDMシンボルを含み、かつリソースブロックが周波数領域で12個の副搬送波を含む場合、一つのリソースブロックは、7×12個のリソース要素(RE)を含むことができる。
DLサブフレームは、時間領域で制御領域とデータ領域とに分けられる。制御領域は、サブフレーム内の第1のスロットの前方部の最大3個のOFDMシンボルを含むが、制御領域に含まれるOFDMシンボルの個数は変えることができる。制御領域には、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)及び他の制御チャネルが割り当てられ、データ領域には、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)が割り当てられる。
3GPP TS 36.211 V10.4.0に開示されているように、3GPP LTEにおいて、物理チャネルは、データチャネルであるPDSCH及び物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、制御チャネルであるPDCCH、物理制御フォーマット指示子チャネル(PCFICH)、物理ハイブリッド自動再送要求(HARQ)指示子チャネル(PHICH)及び物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)とに分けられる。
サブフレームの1番目のOFDMシンボルで送信されるPCFICHは、サブフレーム内で制御チャネルの送信に使われるOFDMシンボルの数(すなわち、制御領域の大きさ)に対する制御フォーマット指示子(CFI)を伝送する。無線機器は、まず、PCFICH上にCFIを受信した後、PDCCHを監視する。
PDCCHと違って、PCFICHは、ブラインド復号を使用せずに、サブフレームの固定されたPCFICHリソースを介して送信される。
PHICHは、UL HARQのための肯定応答/否定応答(ACK/NACK)信号を伝送する。無線機器によって送信されるPUSCH上のULデータに対するACK/NACK信号は、PHICH上で送信される。
物理同報チャネル(PBCH)は、無線フレームの1番目のサブフレームの第2のスロットの前方部の4個のOFDMシンボルで送信される。PBCHは、無線機器が基地局との通信時に必須なシステム情報を伝送し、PBCHを介して送信されるシステム情報を主情報ブロック(MIB)という。これと比較し、PDCCHによって指示されるPDSCH上に送信されるシステム情報をシステム情報ブロック(SIB)という。
PDCCHを介して送信される制御情報をダウンリンク制御情報(DCI)という。DCIは、PDSCHのリソース割当て(これをDL許可(downlink grant)ともいう)、PUSCHのリソース割当て(これをUL許可(uplink grant)ともいう)、任意のUEグループ内の個別UEに対する送信電力制御命令の集合及び/又はIP電話(VoIP)の活性化を含むことができる。
3GPP LTEではPDCCHの検出のためにブラインド復号を使用する。ブラインド復号は、受信されるPDCCH(これを候補PDCCHという)の巡回冗長検査ビット(CRC)に所望の識別子をデマスクし、CRC誤りを検査して該当PDCCHが自分の制御チャネルかどうかを確認する方式である。基地局は、無線機器に送ろうとするDCIによって、PDCCHフォーマットを決定した後、DCIにCRCを付け、PDCCHの所有者(owner)又は用途によって、固有の識別子(これを無線網一時識別子(RNTI)という)をCRCにマスクする。
3GPP TS 36.211 V10.4.0によると、アップリンクチャネルは、PUSCH、PUCCH、測定参照信号(SRS)、物理ランダム接続チャネル(PRACH)を含む。
図5は、3GPP LTEにおけるULサブフレームの構造を示す。
図5を参照すると、アップリンクサブフレームは、周波数領域で制御領域とデータ領域とに分けられる。制御領域には、アップリンク制御情報が送信されるためのPUCCHが割り当てられる。データ領域には、データ(場合によって、制御情報も共に送信することができる)が送信されるためのPUSCHが割り当てられる。
一つの端末に対するPUCCHは、サブフレームにおけるリソースブロック対で割り当てられる。リソースブロック対に属するリソースブロックは、第1のスロット及び第2のスロットでそれぞれ別個の副搬送波を占める。PUCCHに割り当てられるリソースブロック対に属するリソースブロックが占める周波数は、スロット境界を基準にして変更される。これをPUCCHに割り当てられるRB対がスロット境界で周波数ホップされた(frequency−hopped)という。時間によって異なる副搬送波を介してアップリンク制御情報を送信することによって、周波数ダイバシチ利得を得ることができる。
図6は、既存の単一搬送波システム及び搬送波集約システムの比較例である。
図6(a)を参照すると、一般的なFDD方式の無線通信システムは、端末に対してアップリンク及びダウンリンクに一つの搬送波だけをサポートする。このとき、搬送波の帯域幅は多様であるが、端末に割り当てられる搬送波は一つである。
すなわち、一般的なFDD方式の無線通信システムは、一つのダウンリンク帯域と、これに対応する一つのアップリンク帯域とを介してデータ送受信を実行する。基地局及び端末は、サブフレーム単位にスケジュールされたデータ及び/又は制御情報を送受信する。データは、アップリンク/ダウンリンクサブフレームに設定されたデータ領域を介して送受信され、制御情報は、アップリンク/ダウンリンクサブフレームに設定された制御領域を介して送受信される。このために、アップリンク/ダウンリンクサブフレームは、多様な物理チャネルを介して信号を伝送する。図6は、便宜上、FDD方式を中心に説明したが、前述した内容は、無線フレームを時間領域でアップリンク/ダウンリンクに区分することによってTDD方式にも適用することができる。
図6(a)に示すように、一つのダウンリンク帯域と、これに対応する一つのアップリンク帯域とを介してデータ送受信をするものを単一搬送波システムという。
このような単一搬送波システムは、LTEシステムでの通信例に対応する。このような3GPP LTEシステムは、アップリンク帯域幅とダウンリンク帯域幅とが異なる場合もあるが、最大20MHzをサポートする。
一方、高いデータ送信速度が要求されている。そのための最も基本的かつ安定的な解決方法は、帯域幅を増加させることである。
しかし、周波数リソースは、現在、飽和状態であり、多様な技術が広範囲な周波数帯域で部分的に使われている状況である。このような理由で、より高いデータ送信速度の要求量を満たすために広帯域の帯域幅を確保するための方法として、散在している帯域の各々が、独立のシステムが動作することができる基本的な要求事項を満たすように設計し、複数の帯域を一つのシステムに集める概念である搬送波集約(carrier aggregation、CA)が導入されている。
すなわち、CAシステムは、無線通信システムが広帯域をサポートしようとするとき、目標とする広帯域より小さい帯域幅を有する1個以上の搬送波を集めて広帯域を構成するシステムを意味する。
このようなCA技術は、高度(LTE−Advanced、以下、‘LTE−A’という)システムでも採用されている。また、CAシステムは、多搬送波システム、帯域幅集約(Bandwidth aggregation)システムなど、他の名称で呼ばれることもある。
CAシステムにおいて、端末は、容量に応じて一つ又は複数の搬送波を同時に送信又は受信することができる。すなわち、CAシステムでは、端末に複数の成分搬送波(component carrier、CC)を割り当てることができる。本明細書で使われる「成分搬送波」の用語は、搬送波集約システムで使われる搬送波を意味し、搬送波と略称することがある。また、成分搬送波は、文脈によって、搬送波集約のための周波数ブロック又は周波数ブロックの中心搬送波を意味し、これらは互いに混用される。
図6(b)は、LTE−Aシステムでの通信例に対応できる。
図6(b)を参照すると、アップリンク/ダウンリンクに、各々、例えば、3個の20MHzの成分搬送波が割り当てられる場合、端末を60MHzの帯域幅でサポートすることができる。又は、例えば、20MHz帯域幅を有する搬送波単位の粒度(granularity)として5個のCCが割り当てられる場合、最大100MHzの帯域幅をサポートすることができる。図6(b)は、便宜上、アップリンク成分搬送波の帯域幅とダウンリンク成分搬送波の帯域幅とが同じ場合を示す。しかし、各成分搬送波の帯域幅は、独立に決めることができる。1個以上の成分搬送波を集約するとき、対象となる成分搬送波は、既存システムとの後方互換性のために、既存システムで使用する帯域幅をそのまま使用することができる。例えば、3GPP LTEシステムでは、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzの帯域幅をサポートすることができる。したがって、例えば、アップリンク成分搬送波の帯域幅は、5MHz(UL CC 0)+20MHz(UL CC1)+20MHz(UL CC 2)+20MHz(UL CC 3)+5MHz(UL CC 4)のように構成することができる。しかし、後方互換性を考慮しない場合は、既存システムの帯域幅をそのまま使用せずに、新たな帯域幅を定義して広帯域を構成することもできる。
図6(b)は、便宜上、アップリンク成分搬送波の個数とダウンリンク成分搬送波の個数とが互いに対称である場合を示す。このように、アップリンク成分搬送波の個数とダウンリンク成分搬送波の個数とが等しい場合を対称的(symmetric)集約といい、その数が異なる場合を非対称的(asymmetric)集約という。
非対称的搬送波集約は、利用可能周波数帯域の制限によって発生することもあるし、又は網設定によって人為的に生成することもある。一例として、システムの全帯域がN個のCCで構成されるとき、特定端末が受信することができる周波数帯域を、M(<N)個のCCに限定することができる。搬送波集約に対する多様なパラメータは、セル特定(cell−specific)方式、端末グループ特定(UE group−specific)方式又は端末特定(UE−specific)方式で設定することができる。
一方、CAシステムは、各搬送波が連続した連続搬送波集約システムと、各搬送波が互いに離れている不連続搬送波集約システムとに区分することができる。連続搬送波集約システムにおいては、各搬送波間に保護帯域(guard band)が存在してもよい。以下、単純に多搬送波システム又は搬送波集約システムと呼ぶとき、これは成分搬送波が連続な場合及び不連続な場合双方を含むと理解しなければならない。
一方、CA技術によって、従来一般に理解されていたセルの概念も変わっている。すなわち、CA技術によると、セルとは、一対のダウンリンク周波数リソース及びアップリンク周波数リソースを意味する。又は、セルは、ダウンリンク周波数リソースと任意選択の(optional)アップリンク周波数リソースとの組合せを意味する。
すなわち、CA技術によると、一つのDL CC、又はUL CC及びDL CCの対(pair)が一つのセルに対応する。又は、一つのセルは、一つのDL CCを基本的に含み、任意選択でUL CCを含む。したがって、複数のDL CCを介して基地局と通信する端末は、複数のサービス提供セルからサービスの提供を受けるということができる。このとき、ダウンリンクは、複数のDL CCで構成されるが、アップリンクは、一つのCCだけが利用できる。この場合、端末において、ダウンリンクに対しては複数のサービス提供セルからサービスの提供を受けるということができ、アップリンクに対しては一つのサービス提供セルからだけサービスの提供を受けるということができる。
一方、セルを介してパケットデータの送受信が行われるためには、端末は、まず、特定セルに対して設定を完了しなければならない。ここで、設定とは、該当セルに対するデータ送受信に必要なシステム情報の受信を完了した状態を意味する。例えば、設定は、データ送受信に必要な共通物理階層パラメータ、又は媒体接続制御(MAC)階層パラメータ、又はRRC階層で特定動作に必要なパラメータを受信する全般的な過程を含むことができる。設定完了したセルは、パケットデータが送信することができるという情報を受信するだけで、すぐにパケットの送受信が可能になる。
設定完了状態のセルは、活性化(Activation)又は不活性化(Deactivation)状態で存在することができる。ここで、活性化は、データの送信又は受信が行われ、又は準備状態にあることを意味する。端末は、自分に割り当てられたリソース(周波数、時間など)を確認するために、活性化されたセルの制御チャネル(PDCCH)及びデータチャネル(PDSCH)を監視又は受信することができる。
不活性化状態のセルは、トラヒックデータの送信又は受信が不可能であり、測定又は最小情報の送信/受信が可能である。端末は、不活性化セルからパケット受信のために必要なシステム情報(SI)を受信することができる。それに対し、端末は、自分に割り当てられたリソース(周波数、時間など)を確認するために、不活性化されたセルの制御チャネル(PDCCH)及びデータチャネル(PDSCH)を監視又は受信しない。
したがって、CA技術によると、成分搬送波の活性化/不活性化は、サービス提供セルの活性化/不活性化の概念と同じである。例えば、サービス提供セル1がDL CC1で構成されていると仮定するとき、サービス提供セル1の活性化は、DL CC1の活性化を意味する。サービス提供セル2が、DL CC 2及びUL CC 2が連結設定されて構成されていると仮定するとき、サービス提供セル2の活性化は、DL CC 2及びUL CC 2の活性化を意味する。このような意味で、各成分搬送波は、サービス提供セルに対応する。
他方、CA技術によって、従来一般に理解されていたサービス提供セルの概念が変わって、1次セル(primary cell)と2次セル(secondary cell)とに再区分することができる。
1次セルは、1次周波数で動作するセルを意味し、端末が基地局との初期接続確立手続又は接続再確立手続を実行するセル、又はハンドオーバ過程で1次セルに指示されたセルを意味する。
2次セルは、2次周波数で動作するセルを意味し、RRC接続が確立される場合に設定され、追加的な無線リソースの提供に使われる。
1次成分搬送波(PCC)は、1次セルに対応する成分搬送波を意味する。PCCは、端末が複数のCCのうち最初に基地局と接続(又はRRC接続)するCCである。PCCは、複数のCCに関する信号通知のための接続(又はRRC接続)を担当し、端末と関連した連結情報である端末コンテキスト情報(UE Context)を管理する特別なCCである。また、PCCは、端末と接続してRRC接続モード(RRC Connected Mode)になった場合は、常に活性化状態にある。1次セルに対応するダウンリンク成分搬送波をダウンリンク1次成分搬送波(DL PCC)といい、1次セルに対応するアップリンク成分搬送波をアップリンク1次成分搬送波(UL PCC)という。
2次成分搬送波(SCC)は、2次セルに対応するCCを意味する。すなわち、SCCは、PCC以外に端末に割り当てられたCCであり、SCCは、端末がPCC以外に追加的なリソース割当てなどのために拡張された搬送波であり、活性化又は不活性化状態に分けられる。2次セルに対応するダウンリンク成分搬送波をダウンリンク2次成分搬送波(DL SCC)といい、2次セルに対応するアップリンク成分搬送波をアップリンク2次成分搬送波(UL SCC)という。
1次セル及び2次セルは、次のような特徴を有する。
第一に、1次セルは、PUCCHの送信のために使われる。第二に、1次セルは、常に活性化されており、2次セルは、特定条件によって活性化/不活性化される搬送波である。第三に、1次セルが無線リンク障害(Radio Link Failure、以下、RLF)になったとき、RRC再接続が起動(triggering)される。第四に、1次セルは、セキュリティキーの変更、又はRACH手順に伴うハンドオーバ手順によって変更することができる。第五に、非接続層(non−access stratum、NAS)情報は、1次セルを介して受信する。第六に、FDDシステムの場合、1次セルは、常時DL PCCとUL PCCとが対で構成される。第七に、端末毎に異なる成分搬送波(CC)を1次セルに設定することができる。第八に、1次セルは、ハンドオーバ、セル選択/セル再選択過程を介してだけ替えることができる。新規2次セルの追加において、専用(dedicated)2次セルのシステム情報の送信にRRC信号通知を使うことができる。
前述したように、搬送波集約システムでは、単一搬送波システムと違って、複数の成分搬送波、すなわち、複数のサービス提供セルをサポートすることができる。
このような搬送波集約システムは、交差搬送波スケジュール(cross−carrier scheduling)をサポートすることができる。交差搬送波スケジュールは、特定成分搬送波を介して送信されるPDCCHを介して、他の成分搬送波を介して送信されるPDSCHのリソース割当て、及び/又は特定成分搬送波と基本的にリンクされている成分搬送波以外の他の成分搬送波を介して送信されるPUSCHのリソース割当てができるスケジュール方法である。すなわち、PDCCH及びPDSCHを別個のダウンリンクCCを介して送信することができ、UL許可を含むPDCCHが送信されたダウンリンクCCと、リンクされたアップリンクCCでない他のアップリンクCCとを介してPUSCHを送信することができる。このように交差搬送波スケジュールをサポートするシステムでは、PDCCHが制御情報を提供するPDSCH/PUSCHが、いずれのDL CC/UL CCを介して送信されるか、を知らせる搬送波指示子が必要である。以下、このような搬送波指示子を含むフィールドを搬送波指示フィールド(carrier indication field、CIF)という。
交差搬送波スケジュールをサポートする搬送波集約システムは、従来のDCIフォーマットに搬送波指示フィールド(CIF)を含むことができる。交差搬送波スケジュールをサポートするシステム、例えば、LTE−Aシステムでは、既存のDCIフォーマット(すなわち、LTEで使用するDCIフォーマット)にCIFが追加されるため、3ビットだけ拡張することができ、PDCCH構造は、既存の符号化方法、リソース割当て方法(すなわち、CCEベースのリソースマップ)等を再使用することができる。
図7は、搬送波集約システムにおける交差搬送波スケジュールを例示する。
図7を参照すると、基地局は、PDCCH監視DL CC(監視CC)集合を設定することができる。PDCCH監視DL CC集合は、集約された全DL CCのうち一部DL CCで構成され、交差搬送波スケジュールが設定されると、端末は、PDCCH監視DL CC集合に含まれているDL CCに対してだけPDCCH監視/復号を実行する。すなわち、基地局は、PDCCH監視DL CC集合に含まれているDL CCを介してだけ、スケジュールしようとするPDSCH/PUSCHに対するPDCCHを送信する。PDCCH監視DL CC集合は、端末特定、端末グループ特定、又はセル特定に設定することができる。
図7では、3個のDL CC(DL CC A、DL CC B、DL CC C)が集約され、DL CC AがPDCCH監視DL CCに設定された例を示す。端末は、DL CC AのPDCCHを介してDL CC A、DL CC B、DL CC CのPDSCHに対するDL許可を受信することができる。DL CC AのPDCCHを介して送信されるDCIにはCIFが含まれており、いずれのDL CCに対するDCIであるかを示すことができる。
図8は、搬送波集約システムにおける交差搬送波スケジュールが設定された場合、スケジュール例を示す。
図8を参照すると、DL CC 0、DL CC 2、DL CC 4がPDCCH監視DL CC集合である。端末は、DL CC 0のCSSで、DL CC 0、UL CC 0(DL CC 0及びSIB2にリンクされたUL CC)に対するDL許可/UL許可を検索する。また、DL CC 0のSS 1で、DL CC1、UL CC1に対するDL許可/UL許可を検索する。SS 1は、USSの一例である。すなわち、DL CC 0のSS 1は、交差搬送波スケジュールを実行するDL許可/UL許可を検索する検索空間である。
一方、以下、SC−FDMA送信方式について説明する。
SC−FDMA
LTEのアップリンクには、OFDMと類似するSC−FDMAを採択した。
SC−FDMAは、離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDM(DFT−s OFDM)ともいう。SC−FDMA送信方式を利用する場合、電力増幅器の非線形歪み区間を避けることができ、したがって、電力消費が制限された端末における送信電力効率を高めることができる。それによって、ユーザスループットを高めることができる。
SC−FDMAも高速フーリエ変換(FFT)及び逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して副搬送波に分けて信号を伝達する点で、OFDMと非常に類似する。しかし、既存のOFDM送信器で問題になったことは、周波数軸上の各副搬送波に載せていた信号がIFFTによって時間軸の信号に変換されるということである。すなわち、IFFTは並列に同じ演算が実行される形態であるため、ピーク対平均電力比(PAPR)の増加が発生することである。このようなPAPRの増加を防止するために、SC−FDMAは、OFDMと違って、DFT拡散後、IFFTを実行する。すなわち、DFT拡散後、IFFTが実行される送信方式をSC−FDMAという。したがって、SC−FDMAは、同じ意味でDFT拡散OFDM(DFT−s OFDM)とも呼ばれる。
このような、SC−FDMAの長所は、OFDMと類似する構造を有することによって多重経路チャネルに対するロバスト性を得ると同時に、既存のOFDMがIFFT演算を介してPAPRを増加させるという短所を根本的に解決することによって、効率的な電力増幅器の使用を可能にした。
図9は、3GPP LTEで採択されたアップリンク接続方式であるSC−FDMA送信方式を説明するためのブロック図である。
図9を参照すると、送信器50は、DFT部51、副搬送波マッパ52、IFFT部53及びCP挿入部54を含む。送信器50は、スクランブルユニット(図示せず)、変調マッパ(図示せず)、レイヤマッパ(図示せず)及びレイヤ置換器(layer permutator)(図示せず)を含むことができ、これはDFT部51の前に配置することができる。
前述したPAPRの増加を防止するために、SC−FDMAの送信器50は、副搬送波に信号をマップする前に、まず、情報がDFT部51を経るようにする。DFT部51によって拡散(又は、同じ意味でプリコーディング)された信号を副搬送波マッパ52を介して副搬送波マップした後、再びIFFT部53を経て時間軸上の信号を生成する。
すなわち、DFT部51、副搬送波マッパ52及びIFFT部53の相関関係によって、SC−FDMAでは、OFDMと違って、IFFT部53以後の時間領域信号のPAPRが大きく増加しないため、送信電力効率の面で有利である。すなわち、SC−FDMAでは、PAPR又は3次計量(cubic metric、CM)を低くすることができる。
DFT部51は、入力されるシンボルにDFTを実行して複素数シンボルを出力する。例えば、Ntxシンボルが入力されると、(ただし、Ntxは自然数)、DFTの大きさは、Ntxである。DFT部51は、変換プリコーダと呼んでもよい。副搬送波マッパ52は、複素数シンボルを周波数領域の各副搬送波にマップする。複素数シンボルは、データ送信のために割り当てられたリソースブロックに対応するリソース要素にマップすることができる。副搬送波マッパ52は、リソースマッパと呼んでもよい。IFFT部53は、入力されるシンボルに対してIFFTを実行して、時間領域信号であるデータのための基底帯域信号を出力する。CP挿入部54は、データのための基底帯域信号の後部の一部を複写してデータのための基底帯域信号の前部に挿入する。CP挿入によってシンボル間干渉(ISI)、搬送波間干渉(ICI)が防止され、多重経路チャネルでも直交性を維持することができる。
一方、3GPPでは、LTEをより改善した、LTE−Aの標準化を活発に進めており、非連続的なリソース割当てを許容するクラスタ化DFT−s OFDM方式が採択された。
クラスタ化DFT−s OFDM送信方式は、既存のSC−FDMA送信方式の変形であり、プリコーダを経たデータシンボルを複数のサブブロックに分け、周波数領域で互いに分離したサブブロックでマップする方法である。
一方、LTE−Aシステムに対し、より詳細に説明する。
クラスタ化DFT−s OFDM方式の重要な特徴は、周波数選択的リソース割当てを可能にすることによって、周波数選択的フェージング環境に柔軟に対処することができるという点である。
このとき、LTE−Aのアップリンク接続方式として採択されたクラスタ化DFT−s OFDM方式では、従来LTEのアップリンク接続方式であるSC−FDMAと違って、非連続的なリソース割当てが許容されるため、送信されるアップリンクデータを複数のクラスタ単位に分割することができる。
すなわち、LTEシステムは、アップリンクの場合、単一搬送波特性を維持するようになっており、それに対し、LTE−Aシステムは、DFTプリコーディングしたデータを周波数軸に非連続的に割り当てる場合、又はPUSCH及びPUCCHを同時に送信する場合を許容している。この場合、単一搬送波特性を維持しにくい。
図10は、クラスタ化DFT−s OFDM送信方式を適用した送信器の一例である。
図10を参照すると、送信器70は、DFT部71、副搬送波マッパ72、IFFT部73及びCP挿入部74を含む。送信器70は、スクランブルユニット(図示せず)、変調マッパ(図示せず)、レイヤマッパ(図示せず)及びレイヤ置換器(図示せず)を更に含むことができ、これはDFT部71の前に配置することができる。
DFT部71から出力される複素数シンボルは、N個のサブブロックに分けられる(Nは、自然数)。N個のサブブロックは、サブブロック#1、サブブロック#2,...,サブブロック#Nで表すことができる。副搬送波マッパ72は、N個のサブブロックを周波数領域で分散させて副搬送波にマップする。連続された2個のサブブロックの間毎にNULLを挿入することができる。一つのサブブロック内の複素数シンボルは、周波数領域で連続した副搬送波にマップすることができる。すなわち、一つのサブブロック内では集中したマップ方式を使うことができる。
図10の送信器70は、単一搬送波送信器及び多搬送波送信器双方に使うことができる。単一搬送波送信器に使われる場合、N個のサブブロックのすべてが一つの搬送波に対応する。多搬送波送信器に使われる場合、N個のサブブロックの各サブブロックが一つの搬送波に対応する。又は、多搬送波送信器に使われる場合も、N個のサブブロックのうち、複数のサブブロックが一つの搬送波に対応する。一方、図11の送信器70において、一つのIFFT部73を介して時間領域信号が生成される。したがって、図11の送信器70を多搬送波送信器に使用するためには、連続した搬送波割当て状況で隣接した搬送波間の副搬送波間隔が整列(align)していなければならない。
以下、本発明の一態様による送信電力制御方法について説明する前に、送信電力制御が必要な理由を図11を参照して説明する。
図11は、LTEシステムにおいて、ある事業者が他の事業者の帯域と隣接した帯域を使用するとき、干渉が発生する例を示す。
まず、3GPP LTEシステムでは、アップリンク及びダウンリンクのための運用帯域を次の表のように定義している。
Figure 2015523771
ここで、FUL_lowは、アップリンク運用帯域の最も低い周波数を意味する。また、FUL_highは、アップリンク運用帯域の最も高い周波数を意味する。また、FDL_lowは、ダウンリンク運用帯域の最も低い周波数を意味する。また、FDL_highは、ダウンリンク運用帯域の最も高い周波数を意味する。
表1のように運用帯域が決められているとき、各国の周波数配分機構は、各国の状況に合わせてサービス事業者に特定周波数を配分することができる。
図11(a)を参照すると、事業者Aは、運用帯域19のアップリンクである830MHz〜845MHz、ダウンリンクである875MHz〜890MHzの配分を受けてサービス中であり、事業者Bは、運用帯域8のアップリンクのうち一部である900MHz〜915MHz、ダウンリンクのうち一部である940MHz〜960MHzの配分を受けて使用中である。
このような状況で、図11(b)に示すように、事業者A及び事業者Bが特定地域で同時にサービスを実行する場合、事業者Bの端末が基地局に送信するアップリンク(例えば、900−915MHz帯域)のスプリアス放射が事業者Aの端末の受信帯域(例えば、875−890MHz帯域)に干渉を与える。また、事業者Aの基地局が端末に送信するダウンリンク(例えば、875−890MHz帯域)によるスプリアス放射は、事業者Bの基地局受信帯域(例えば、900−915MHz)に干渉を与える。すなわち、互いに隣接した帯域に不要放射が発生する。このうち、ダウンリンク帯域での基地局送信スプリアス放射による干渉は、基地局用に高価で大型のRFフィルタを設計することによって、隣接帯域の基地局受信帯域に対する干渉量を許容された基準以下に削減することができる。それに対し、端末の場合、端末大きさの制限、電力増幅器又は前置デュプレックスフィルタRF素子に対する価格制限などのため、スプリアス放射による隣接帯域の端末受信帯域に対する干渉を完全に防止しにくい。特に、この現象は、干渉を与える端末送信帯域と干渉を受ける端末受信帯域とが近い場合、一層深刻である。
したがって、端末スプリアス放射による干渉量が許容値を超えないようにするために、端末送信電力又は送信リソースブロック割当て個数を制限する方法が必要である。しかし、前述したように、送信電力又は割当てリソースブロック個数を単純に減少させると、サービス範囲も減少するため、干渉問題を引き起こさない範囲内で最大送信電力又は最大送信リソースブロックを割り当てることによって、適正な水準に送信電力を削減する方法が必要である。
このように、送信電力又は送信リソースブロックを制限する方法を説明する前に、端末が実際に使用可能な最大電力(Pcmax)を簡単に表現すると、次のようになる。
(式1)
Pcmax=Min(Pemax,Pumax)
ここで、Pcmaxは、端末が該当セルで送信可能な最大電力(実効最大送信電力)を意味し、Pemaxは、基地局が信号通知する該当セル内で使用可能な最大電力を意味する。また、Pumaxは、端末自体の最大電力(PPowerClass)に最大電力削減量(Maximum Power Reduction、以下、MPR)、追加最大電力削減量(Additive−MPR、以下、A−MPR)などを考慮した電力を意味する。
最大出力電力は、チャネル帯域、CA使用の有無、及びアップリンクMIMO使用の有無によって異なる。
まず、CA及びMIMOを使用しないとき、最大出力電力は、次の表2のとおりである。
Figure 2015523771
表2において、dBmは、電力(Watt)を示す単位であり、1mW=0dBmである。
上記のように、現在LTEシステムにおいて、端末自体の最大電力(PPowerClass)は、電力クラス(Power Class)3に定義されており、これは23dBmの電力を意味する。
上記のような最大出力電力は、各UEのアンテナで一つのサブフレーム(1ms)内に測定される値を表現したものである。
それに対し、端末がMIMOのために2個の送信アンテナを介して具備し、閉ループ空間多重化方式を使用するとき、最大送信出力は、次の表3のとおりである。
Figure 2015523771
表2及び表3から分かるように、端末自体の最大電力(PPowerClass)は、23dBmである。
以下、隣接帯域間の相互の影響について、より詳細に説明する。
図12は、不要放射の概念を示し、図13は、図12に示す不要放射のうち帯域外での放射を具体的に表し、図14は、図12に示すチャネル帯域(MHz)とリソースブロック(RB)との関係を示す。
図12から分かるように、任意の送信器が任意のE−UTRA帯域内で割り当てられたチャネル帯域幅上で信号を送信する。
ここで、チャネル帯域幅は、図14から分かるように定義される。すなわち、送信帯域幅がチャネル帯域幅(BWChannel)より小さく設定される。送信帯域幅設定は、複数のリソースブロック(RB)によって行われる。また、チャネル端は、チャネル帯域幅によって分離された最も高い周波数及び最も低い周波数である。
一方、前述したように、3GPP LTEシステムでは、チャネル帯域幅として1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzをサポートする。このようなチャネル帯域幅とリソースブロックの個数との関係は、次の表のとおりである。
Figure 2015523771
また、図12を参照すると、ΔfOOBの帯域で不要放射が発生し、また、図示されたように、スプリアス領域上でも不要放射が発生する。ここで、ΔfOOBは、帯域外(Out Of Band:OOB)の周波数の大きさを意味する。一方、帯域外の放射は、意図された送信帯域と近接した帯域で発生することを意味する。スプリアス放射とは、意図された送信帯域から遠く離れた周波数帯域まで不要波が放射されることを意味する。
一方、3GPPリリース10は、周波数範囲によって、最小限超えてはならない基本的なスプリアス放射(SE)を規定している。これを表で表すと、次のとおりである。
Figure 2015523771
一方、図13に示すように、E−UTRAチャネル帯域1301で送信を実行すると、帯域外(図示されているfOOB領域内の1302、1303、1304)に漏洩、すなわち、不要放射される。
ここで、図示されているUTRAACLR1は、端末がE−UTRAチャネル1301で送信するとき、隣接チャネル1302がUTRAのためのものである場合、隣接チャネル1302、すなわち、UTRAチャネルに漏洩する比率、すなわち、隣接チャネル漏洩比である。また、UTRAACLR2は、図13に示すように、隣接チャネル1302の隣に位置するチャネル1303がUTRAのためのものである場合、隣接チャネル1303、すなわち、UTRAチャネルに漏洩する比率、すなわち、隣接チャネル漏洩比である。また、E−UTRAACLRは、図13に示すように、端末がE−UTRAチャネル1301で送信するとき、隣接チャネル1304、すなわち、E−UTRAチャネルに漏洩する比率、すなわち、隣接チャネル漏洩比である。
一方、3GPPリリース10は、周波数範囲によって、最小限超えてはならない基本的な要求事項を規定している。これを表で表すと、次のとおりである。
まず、E−UTRA帯域のための隣接チャネル電力漏洩比、すなわち、E−UTRAACLRは、次の表のとおりである。
Figure 2015523771
次に、UTRA帯域のための隣接チャネル電力漏洩比、すなわち、UTRAACLRは、次の表7のとおりである。
Figure 2015523771
表7において、BWUTRAは、UTRAのためのチャネル帯域幅を意味する。
以上説明したように、割り当てられたチャネル帯域で送信を実行すると、隣接チャネルに不要放射が発生する。したがって、図11に示す例において、事業者Bの端末が基地局に送信するアップリンクは、事業者Aの端末受信帯域に干渉を与える。また、事業者Aの基地局が端末に送信するダウンリンクは、事業者Bの基地局受信帯域に干渉を与える。
以下、本発明の一態様による送信電力制御方法を実験結果によって説明する。
図15は、送信リソースブロック制限のための例示的な第1の実験結果を示し、図16は、図15の実験結果を他の形態で表す。
RF実験は、代表的な最も悪い実験結果を観察するために、単一RB割当て、部分的なRB割当て、及び全RB割当てをすることによって、5MHz(900−905Mhz)及び10MHz(905−915MHz)チャネル帯域幅(CBW:Channel BandWidth)について行うこととした。このような実験を介して、チャネル帯域幅(CBW)で送信帯域幅を設定するとき、いくつのRBを減少するかについての制限を得ることができる。
シミュレーションのために、事前に定義したRF部品の動作点は、下記のとおりである。
・変調器:
イメージ除去=−25dBc
搬送波漏洩=−25dBc
逆相互変調=−60dBc
・電力増幅器:
UTRAACLR1=33dBc
UTRAACLR2=36dBc(1dB MPR及び全RB割当てのため)
・送受信共用器減衰は考慮しない。
このとき、単位dBcは、搬送波周波数の電力大きさを基準とする相対的な大きさを示す。搬送波漏洩は、変調波の搬送波と同じ周波数を有する付加的な正弦波である。逆相互変調歪み(counter IM3)は、RFシステムにおいて、混合器又は増幅器のような部品によって誘発される要素を示す。
実験の観測主眼点は、許容された基準スプリアス放射を基準にしてシミュレーション結果のスプリアス放射がどの程度の余裕を有するかという点である。ここで、余裕は、犧牲になるダウンリンク周波数範囲(すなわち、875〜890MHz)における−40dBm/MHzの規制要件と、MHz当たり測定された電力スペクトラム密度(dBm/MHz)との差で定義することができる。
余裕がマイナス値のときは、アップリンクでRB割当てに制限が必要であることを意味するか、又は基本最大電力削減量(basic MPR、以下、MPR)以外に追加最大電力削減量(additional MPR、以下、A−MPR)を利用し、決められた送信電力削減より更に削減する必要があるということを意味する。
ここで、MPRは、標準で定義されたRF要求事項(スペクトラム放射マスク(SEM)、隣接チャネル漏洩比(ACLR)、スプリアス放射(SE)、等)を満たすために特定変調次数又はリソースブロック(RB)数に対して定義された最大送信電力に対する電力削減量であり、A−MPRは、地域的特性によって定義された最大送信電力に対する電力削減量を意味する。すなわち、A−MPRは、端末の最大電力を追加に削減させ、端末送信の帯域外スプリアス放射を該当国家で定めた要求事項に満たす水準に誘導することを意味する。
図15を参照すると、905MHz〜915MHzの10MHzをチャネル帯域幅として割り当て、RBの個数を1個、32個、50個に増加させたとき、電力スペクトラム密度(PSD)及び該当する余裕がどの程度であるかが示されている。
図15の実験結果を参照すると、10MHzに対し、全RB、すなわち、50個RBを割り当てる場合、PSDは−40dBm/MHz超過するため、RBの制限が必要である。
一方、図16を参照すると、905MHz〜915MHzの10MHzをチャネル帯域幅として割り当て、端末送信時の割当てから制限するRBの個数を1個から順次に増加させたとき、スプリアス放射許容基準規格−40dBm/MHzに対する余裕がどの程度であるかを示している。図16では、実験のために制限するRBの個数を、0個(割り当てられるRBの個数は50個)から49個(割り当てられたRBの個数は1個)まで増加させた。すなわち、実験では、チャネル帯域幅の最も右側に位置したRBを0個制限することから始めて、順次に左にRBを追加制限した。このように、実験において、RBの制限は、チャネル帯域幅(CBW)の右側から始めて左に進行されるため、制限して減らすべきRBの個数が決められると、チャネル帯域幅の左側から決められた個数のRBが使われるように割り当てられる。
また、図16を参照すると、8個のRBを制限させる場合は、余裕が増加し始めるように見え、18個のRBを制限させて32個のRBだけを使用するように制限する場合は、相当余裕のある水準である1dB程度までの余裕を確保することができる。
図17は、送信電力制御のための例示的な第2の実験結果を示し、図18は、図17の実験結果を他の形態で表す。
図17を参照すると、905MHz〜905MHzの5MHzをチャネル帯域幅として割り当て、割り当てたRBの個数を1個、20個、25個に増加させたとき、PSD及び該当する余裕がどの程度であるかを示している。
図17の実験結果を参照すると、5MHzに対し、全RB、すなわち、25個RBを割り当てる場合、PSDは−40dBm/MHz超過するため、RBの制限が必要である。
一方、図18を参照すると、−40dBm/MHzマスクを満たすためには、約5個のRBを制限する必要がある。
以上の図15乃至図18に示す実験結果を表で整理すると、次のとおりである。
Figure 2015523771
表8は、全RB及び単一RBの割当てに対する余裕を示す。
Figure 2015523771
表9によると、許容最大スプリアス放射規格−40dBm/MHzを満たすために、10MHz及び5MHzのチャネル帯域幅(BWChannel)に対し、各々、約18個のRB及び5個のRBを制限することが必要である。
再び説明すると、10MHzに対し、表4に示すように、原則的に50個のRBを割り当てることができるが、18個のRBを制限しなければならないため、最大32個のRBだけを割り当てることができる。また、5MHzに対し、表4に示すように、原則的に25個のRBが割り当てることができるが、5個のRBを制限しなければならないため、最大20個のRBだけを割り当てることができる。
一方、表8及び表9を数式で整理すると、次のとおりである。
(式2)
restricted_RB=Nfull RB of transmission bandwidth−NRB_limitation
ここで、Nrestricted_RBは、実際利用できるRBの個数であり、Nfull RB of transmission bandwidthは、チャネル帯域幅を構成する送信帯域幅の全RB個数である。チャネル帯域幅が10MHzの場合、送信帯域幅の全RBは50個であり、チャネル帯域幅が5MHzの場合、送信帯域幅の全RBは25個である。
RB_limitationは、制限させるRBの個数である。
次の表は、各E−UTRA帯域で保護される帯域と、保護帯域での許容スプリアス放射規格とを整理して示す。ここで、各周波数範囲の端での測定条件に対し、各周波数範囲内の測定位置の最低周波数は、周波数範囲+MBW/2の最低境界に設定される。また、各周波数範囲内の測定位置の最高周波数は、周波数範囲−MBW/2の最低境界に設定される。MBWは、保護される帯域のための測定帯域幅を意味する。
Figure 2015523771
Figure 2015523771

Figure 2015523771
この表において、E−UTRA帯域8を参照すると、保護される帯域の周波数範囲が860MHz〜890MHzである場合、スプリアス放射は、−40dBm/MHzを超えてはならない。これを満たすためには、902.5MHz≦中心周波数(Fc)<907.5MHzに該当する5MHzチャネル帯域を有する搬送波に対し、アップリンク送信帯域は、20個のRBと等しいか、又は小さいことが望ましい。また、中心周波数(Fc)が910MHzである10MHzチャネル帯域幅を有する搬送波に対し、アップリンク送信帯域は、32個のRBと等しいか、又は小さいことが望ましい。
以上の実験結果を介して知ることができるように、ある事業者に900MHz帯域でサービスを提供しようとする場合、隣接帯域でサービスを提供中である他の事業者と衝突しないようにするためには、チャネル帯域幅で全RBを使用してはならず、割り当てるRB個数を制限しなければならないことが分かる。
したがって、基地局は、端末にアップリンクチャネルを割り当てるとき、チャネル帯域幅におけるいくつかのRBを制限して、すべてのRBを割り当ててはならない。
以上、5MHz(900−905Mhz)及び10MHz(905−915MHz)チャネル帯域幅でスプリアス放射を削減するために、送信帯域幅を設定するRBの個数をどれだけ制限しなければならないかについて説明した。以下、動作について説明する。
図19は、システム情報を伝達する過程を示す。
図19(a)を参照すると、事業者Aと事業者Bが特定地域で同時にサービスを提供する例が示している。このとき、事業者Aは、運用帯域19のアップリンクである830MHz〜845MHz、ダウンリンクである875MHz〜890MHzの配分を受けてサービス中であり、事業者Bは、運用帯域8のアップリンクのうち一部である900MHz〜915MHz、ダウンリンクのうち一部である945MHz〜960MHzの配分を受けて使用中であると仮定する。
このような状況で図19(b)に示すように、事業者Bの基地局は、主情報ブロック(MIB)及びシステム情報ブロック(SIB)を送信する。
システム情報ブロックは、表1に示す運用帯域のうち、自分が使用中である運用帯域に対する情報、アップリンク帯域幅に対する情報、及びアップリンク搬送波周波数に対する情報のうち一つ以上を含むことができる。アップリンク帯域幅に対する情報は、リソースブロックの個数に対する情報を含んでもよい。
したがって、運用帯域が表1のE−UTRA帯域8の場合、表10から分かるように、隣接する860MHz〜890MHz帯域へのスプリアス放射を最小化するために、860〜890MHz帯域でのスプリアス放射は、−40dBm/MHzを超えてはならない。スプリアス放射許容値が−40dBm/MHzを超えないためには、端末が最大送信電力で送信する場合、902.5MHz≦中心周波数(Fc)<907.5MHzに該当する5MHzチャネル帯域を有する搬送波に対し、アップリンク送信帯域は、20個のRBと等しいか、又は小さいことが望ましい。すなわち、チャネル帯域幅が5MHzの場合、原則的に25個のRBを割り当てることができるが、最小約5個のRBが制限された、最大20個のRBである。また、スプリアス放射許容値が−40dBm/MHzを超えないためには、中心周波数(Fc)が910MHzである10MHzチャネル帯域幅を有する搬送波に対し、端末が最大送信電力で送信する場合、アップリンク送信帯域は、32個のRBと等しいか、又は小さいことが望ましい。すなわち、RBの個数は、前述したように、チャネル帯域幅が10MHzの場合、原則的に50個のRBを割り当てることができるが、最小18個のRBが制限された、最大32個のRBである。
図19(c)を参照すると、MIB、SIB、SIが送信されるサブフレームが例示的に示している。MIB及びSIBは、各々40ms及び80msの周期で送信される。SIメッセージは、他の周期で、スケジュールに従って送信される。図19(c)では、例示的にシステムフレーム番号(SFN)が0である無線フレーム上でMIB、SIB、SIが全部送信されることを示している。
図20は、端末がアップリンクデータを送信する過程を示す。
図20(a)は、3GPP LTEにおいて、ランダム接続過程を示す流れ図である。ランダム接続過程は、端末がアップリンク無線リソースの割当てを受けるために使われる。ランダム接続過程を介してRRC接続が初期化される。
まず、端末は、ランダム接続過程を実行する以前に、ルートインデクス及びPRACH設定インデクスを基地局から受信する。セル毎にZadoff−Chu(ZC)シーケンスによって定義される64個の候補ランダム接続プリアンブルがあり、ルートインデクスは、端末が64個の候補ランダム接続プリアンブルを生成するための論理的なインデクスである。
ランダム接続プリアンブルの送信は、セル毎に特定時間及び周波数リソースに限定される。PRACH設定インデクスは、ランダム接続プリアンブルの送信が可能な特定サブフレーム及びプリアンブルフォーマットを指示する。
端末は、任意に選択されたランダム接続プリアンブルを基地局に送信する(S2010)。端末は、64個の候補ランダム接続プリアンブルの中から一つを選択する。また、PRACH設定インデクスによって該当するサブフレームを選択する。端末は、選択されたサブフレームから、選択されたランダム接続プリアンブルを送信する。
前記ランダム接続プリアンブルを受信した基地局は、ランダム接続応答(RAR)を端末に送る(S2020)。ランダム接続応答は、2ステップで検出される。まず、端末は、ランダム接続RNTI(RA−RNTI)でマスクされたPDCCHを検出する。また、検出されたPDCCH上のDL許可によって指示されるPDSCH上に媒体接続制御プロトコルデータユニット(MAC PDU)内のランダム接続応答を受信する。
図20(b)は、ランダム接続応答の一例を示す。
ランダム接続応答は、タイミング調整コマンド(TAC)、UL許可、一時C−RNTIを含むことができる。
TACは、基地局が端末にUL時間同期(time alignment)を維持するために送る時間同期値を指示する情報である。端末は、時間同期値を利用し、UL送信タイミングを更新する。端末が時間同期を更新すると、時間同期タイマを開始又は再開始する。時間同期タイマが動作中であるときだけ、端末は、UL送信が可能である。
UL許可は、スケジュールメッセージの送信に使われるULリソースである。
また、図20(a)を参照すると、端末は、ランダム接続応答内のUL許可によってスケジュールされたメッセージを基地局に送信する(S2030)。このとき、端末が送信するスケジュールメッセージが送信されるアップリンク運用帯域が、表1のE−UTRA帯域8の場合、表10から分かるように、隣接する860MHz〜890MHz帯域へのスプリアス放射を最小化するために、端末の860Mhz〜890MHzでのスプリアス放射は、−40dBm/MHzを超えてはならない。このようにスプリアス放射が−40dBm/MHzを超えないように送信するためには、端末が最大送信電力で送信する場合、902.5MHz≦中心周波数(Fc)<907.5MHzに該当する5MHzチャネル帯域を有する搬送波に対し、アップリンク送信帯域は、20個のRBと等しいか、又は小さいことが望ましい。すなわち、チャネル帯域幅が5MHzの場合、原則的に25個のRBを割り当てることができるが、最小約5個のRBが制限された、最大20個のRBである。また、860MHz〜890MHzでのスプリアス放射は、−40dBm/MHzを超えないためには、端末が最大送信電力で送信する場合、中心周波数(Fc)が910MHzである10MHzチャネル帯域幅を有する搬送波に対し、アップリンク送信帯域は、32個のRBと等しいか、又は小さいことが望ましい。すなわち、前記RBの個数は、前述したように、チャネル帯域幅が10MHzの場合、原則的に50個のRBを割り当てることができるが、最小約18個のRBが制限された、最大32個のRBである。
本発明の実施例は、多様な手段を介して具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組合せなどによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、一つ又はそれ以上の特定用途集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェア又はソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、以上で説明された機能又は動作を実行するモジュール、手続又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動することができる。メモリユニットは、プロセッサの内部又は外部に位置し、既知の多様な手段によってプロセッサとデータを送受信することができる。具体的には、図21を参照して説明する。
図21は、本発明の実施例が具現される無線通信システムを示すブロック図である。
基地局200は、プロセッサ201、メモリ202及び無線周波(RF)部203を含む。メモリ202は、プロセッサ201と接続され、プロセッサ201を駆動するための多様な情報を記憶する。RF部203は、プロセッサ201と接続され、無線信号を送信及び/又は受信する。プロセッサ201は、提案された機能、プロセス及び/又は方法を具現する。前述した実施例において、基地局の動作は、プロセッサ51によって具現することができる。
無線機器100は、プロセッサ101、メモリ102及びRF部103を含む。メモリ102は、プロセッサ101と接続され、プロセッサ101を駆動するための多様な情報を記憶する。RF部103は、プロセッサ101と接続され、無線信号を送信及び/又は受信する。プロセッサ101は、提案された機能、プロセス及び/又は方法を具現する。前述した実施例において、無線機器の動作は、プロセッサ101によって具現することができる。
プロセッサは、ASIC、他のチップセット、論理回路及び/又はデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM、RAM、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体及び/又は他の記憶装置を含むことができる。RF部は、無線信号を処理するための基底帯域回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現されるとき、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(プロセス、機能など)で具現することができる。モジュールは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行することができる。メモリは、プロセッサの内部又は外部にあり、よく知られた多様な手段によってプロセッサと接続することができる。
前述した例示的なシステムにおいて、方法は、一連のステップ又はブロックで流れ図に基づいて説明されているが、本発明は、ステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは、前述と異なるステップと異なる順序で、又は同時に発生できる。また、当業者であれば、流れ図に示すステップが排他的でなく、他のステップが含まれ、又は流れ図の一つ又はそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除可能であることを理解することができるであろう。

Claims (15)

  1. 無線通信システムにおけるアップリンク信号を送信する無線機器であって、
    プロセッサと、
    E−UTRA帯域をサポートし、前記プロセッサの制御によってアップリンク信号を送信する無線周波(RF)部と、を備え、
    前記RF部があらかじめ決められたチャネル帯域幅及びあらかじめ決められた周波数範囲に設定され、かつ他の周波数範囲を保護するためにあらかじめ決められたスプリアス放射の最大許容値を満たさなければならない場合、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のリソースブロック(RB)の代わりに、あらかじめ決められた最大個数のRBによって、前記アップリンク信号が送信される、無線機器。
  2. 前記あらかじめ決められた個数は、前記あらかじめ決められたスプリアス放射許容値を満たすために、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のRBのうち、一部個数のRBを減少させることによって求められる、請求項1に記載の無線機器。
  3. 前記あらかじめ決められたスプリアス放射許容値は−40dBm/MHzである、請求項2に記載の無線機器。
  4. 前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、前記RBの全個数は、25個であり、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、前記RBの全個数は、50個である、請求項2に記載の無線機器。
  5. 前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、前記RBの全個数である25個のうち、制限しなければならない5個を減少させることによって求められる20個より小さいか、又は等しく、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、前記RBの全個数である50個のうち、制限しなければならない18個を減少させることによって求められる32個より小さいか、又は等しい、請求項4に記載の無線機器。
  6. 前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、20個より小さいか、又は等しく、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、32個より小さいか、又は等しい、請求項1に記載の無線機器。
  7. 前記あらかじめ決められた周波数範囲は、3GPP LTEで定義される帯域8である、請求項1に記載の無線機器。
  8. 前記帯域8によると、前記あらかじめ決められた周波数範囲は、アップリンクに対して880MHz〜915MHzであり、ダウンリンクに対して925MHz〜960MHzである、請求項7に記載の無線機器。
  9. 前記あらかじめ決められたRBの個数がNrestricted_RBで表現される場合、Nrestricted_RB=Nfull RB of transmission bandwidth−NRB_limitationによって算出され、ここで、Nfull RB of transmission bandwidthは、チャネル帯域幅を構成する送信帯域幅の全体RB個数であり、NRB_limitationは、あらかじめ決められたスプリアス放射許容値を満たすために制限されるRBの個数である、請求項1に記載の無線機器。
  10. 無線通信システムにおけるアップリンク信号を受信する基地局であって、
    E−UTRA帯域をサポートし、無線信号を送信及び受信する無線周波(RF)部と、
    前記RF部と接続されて制御するプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、前記RF部があらかじめ決められたチャネル帯域幅及びあらかじめ決められた周波数範囲に設定され、かつ他の周波数範囲を保護するためにあらかじめ決められたスプリアス放射の最大許容値を満たさなければならない場合、あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のリソースブロック(RB)の代わりに、あらかじめ決められた最大個数のRBによってアップリンクリソースを割り当てる、基地局。
  11. 前記あらかじめ決められた個数は、前記あらかじめ決められたスプリアス放射許容値を満たすために、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅に対応する全個数のRBのうち、一部個数のRBを減少させることによって求められる、請求項10に記載の基地局。
  12. 前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、前記RBの全個数は、25個であり、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、前記RBの全個数は、50個である、請求項11に記載の基地局。
  13. 前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、前記RBの全個数である25個のうち、制限しなければならない5個を減少させることによって求められる20個より小さいか、又は等しく、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、前記RBの全個数である50個のうち、制限しなければならない18個を減少させることによって求められる32個より小さいか、又は等しい、請求項12に記載の基地局。
  14. 前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が5MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、20個より小さいか、又は等しく、前記あらかじめ決められたチャネル帯域幅が10MHzである場合、前記あらかじめ決められたRBの個数は、32個より小さいか、又は等しい、請求項10に記載の基地局。
  15. 前記あらかじめ決められた周波数範囲は、3GPP LTEで定義される帯域8である、請求項10に記載の基地局。
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