JP2015519216A - カウンター（ｃｏｕｎｔｅｒｔｏｐ）に恒常的に取り付ける（ｐｅｒｍａｎｅｎｔｉｎｓｔａｌｌａｔｉｏｎ）ための透明な保護カバー - Google Patents

Abstract

固体面カウンター材料を保護するための保護カバー材料が提供される。保護カバー材料は、均一な厚さを有する細長い薄いシートとして形成されるポリエチレンなどのポリマー材料から形成されるコア層を備えている。また、保護カバー材料は、コア層の第１側面に取り付けられた外部保護透明コート層とコア層の第２側面に取り付けられた接着層も備えている。保護カバー材料は、日常使用による損傷からカウンター材料を保護するために、接着層によってカウンター材料に恒常的に取り付けられてもよい。【選択図】図１

Description

［関連する出願］
本願は、２０１２年１月３１日に申請された米国特許出願番号第６１／５９３，２０６号に対して主張される優先権を享受する利益を主張する。

本発明は、カウンターの保護に関する。特に、本発明の実施例は、日常使用によってカウンターが損傷するのを保護するための、固体面(solid surface)の石製カウンターに応用するための保護カバーに関する。

消費者の多くは、石、ガラス、再生ガラス、複合石、または複合ガラスなどの固体面カウンターを取り入れてきた。これらの材料は、住宅用の台所やカウンター、商業用のテーブルやカウンターなど、その応用において普及が進んでいる。これらの材料は、消費者に対して、より高い美的水準と、一般に比較的丈夫な表面を提供する。しかし、これらの表面は、ずっと維持されるわけではない。適切に手入れをしても、これらのカウンターの材料は、摩耗したり、傷ついたり、染みがついたりすることが多い。

以下の図面を参照して、本発明の非制限的で非包括的な実施形態について記載するが、特に断り書きがない限り、全ての図面において、類似の符号は類似の部分を指すものとする。
図１は、本発明による保護カバー材料を示す側面図である。 図２は、本発明による保護カバー材料を示す別の側面図である。 図３は、本発明による保護カバー材料を示すさらに別の側面図である。 図４は、カウンターに取り付けた保護カバー材料を示す斜視図である。 図５は、カウンターに取り付けた保護カバー材料を有するカウンターの一部を詳細に示す側面図である。 図６は、カウンターに取り付けた保護カバー材料を有するカウンターの一部を詳細に示す別の側面図である。 図７は、シャワー周りに適用した保護カバー材料を有するシャワーの斜視図である。

図面中、いくつかの図において、対応する参照文字は、対応する構成要素を示す。当業者は、図中のエレメントは、簡便化、明確化のために示したものであり、必ずしも縮尺通りに記載されてはいないことを理解するであろう。本発明の様々な実施形態に対する理解を助けるために、例えば、図中のいくつかのエレメントの寸法は、他と比較して、拡大して記載されているかもしれない。また、一般的ではあるが商業上実行可能な実施形態において有用または必要な、充分に理解されているエレメントは、本発明のこれらの様々な実施形態において、より障害を少なくして図面を一覧できるように、記載されていないことがある。

以下の記載において、本発明を完全に理解するために、複数の具体的な詳細を記載している。しかしながら、当業者にとっては、本発明を実践するために、これらの具体的な詳細を採用しなくてもよいことは明らかであろう。その他の実施例においては、本発明が不明瞭になるのを避けるために、周知の材料や方法は詳細に記載していない。

本明細書において「１つの実施形態」(“one embodiment”, “an embodiment”)、「１つの実施例」(“one example”, “an example”)とは、この実施形態または実施例に関して記載される特定の特徴、構成または性質が、本発明の少なくとも１つの実施形態または実施例に含まれることを意味する。したがって、本明細書において様々な箇所に現れる「１つの実施形態において」(“in one embodiment”, “in an embodiment”)や「１つの実施例」(“one example”, “an example”)という語句は、必ずしも全てが同一の実施形態や実施例を指すものではない。さらに、特定の特徴、構成または性質を、１つまたは複数の実施形態や実施例において任意の適切な組合せ及び／または副次的組合せの中で組み合わせることもできる。加えて、当業者には、ここで提供される図は、例示的目的によるものであり、図面は必ずしも縮尺どおりに記載されていないことが理解される。

この開示では、特に、固体面カウンター材料のための保護カバーと、このようなカバーが、固体面カウンター材料を保護するために、どのように取り付けられ、使用されるかについて記載している。カバーは、接着剤によってカウンターに適用される透明なカバー材料とすることができる。このカバーは、美しさ、耐久性、保護、及び取り付けの利便性を提供するために、複数層を備えることができる。保護カバーは、毎日酷使されているカウンターを保護し、カウンターの全体的な魅力を損なわないようにする。この保護カバーは、石やガラスのカウンターなどの固体面カウンターに使用することが特に適している。

本明細書に記載するように、固体面カウンターは、天然材料と人工材料を含む。石などの天然の固体面カウンター材料は、大理石、御影石、石灰石、水晶などを含むが、これらに限定されない。人工のカウンター材料は、シーザーストーンなどの人工石、再生ガラスや強化ガラスなどのガラス製のカウンター、ガラス、水晶、またはモルタル、グラウト若しくはセメント結合剤の中に入っているその他の石片などの複合材料、結合剤の中に入っているガラス、石、金属、アクリル‐ポリエステル混合物などの装飾的エレメント、ステンレススチール、銅などの金属を含む。これらの装飾的な、またはその他類似のカウンター材料は、本願において頻繁に固体面カウンター材料、固体面カウンター、またはカウンターと総称される。

これらの固体面カウンターは、様々な異なる応用に利用できる。これらのカウンター材料は、住宅用カウンター、汚れ止め板、バー、シャワー、化粧台、作業台、テーブル、家具などによく使用される。これらのカウンター材料は、レストランのカウンター、テーブルなどや、店の陳列台などの類似の商業的な応用にも利用される。本願において多くの場合、これらの応用を「カウンター」と総称する。

これらの固体面カウンター材料を日常的に使用する際、台所用品、ボウル、コップ、皿、財布またはバッグ、電子機器などの道具と接触することが多く、これによってカウンター材料は物理的な損傷を受ける。これらのカウンター材料は、カウンター材料を汚すゴミ、食物、調理油などの汚染物質に曝されていることが多い。これらの汚染物質の多くが、カウンター材料を化学的に損傷する。この化学的損傷は、硬水によるエッチングと（しばしばオレンジジュース、ライムジュース、コーヒー、トマトジュース、ワイン、及びその他の酸性液による）化学的エッチングを含む。化学的エッチングは、美的側面から好ましくないだけでなく、カウンター表面を損傷し、場合によっては、カウンター材料を構造的に弱体化させ、カウンター材料を徐々に破壊することがある。この化学的損傷は、切れ(chipping)や割れ(cracking)などの物理的損傷を進行させることがある。

これらのカウンター材料に対する追加的な環境的損傷は、紫外線に曝されたことによる、カウンター材料の色あせ、化学的損傷、及び劣化を含むことができる。いくつかの場合において、こうした損傷は、高価となり得る研削、研磨、及びレジン充填などの遡及的な手段を要することがある。不適切な取り扱いや、環境への曝露と日常使用による損傷によって、材料が濁り、弱体化し、或いは色あせすることがあるため、カウンター材料の取り替えが必要な場合もある。

図１を参照して、固体面カウンターの保護カバー材料１０は、複数層を備えることができる。保護カバー材料１０は、耐久性のある透明なコートである第１層１４を含むことができる。この第１層１４は、外部層または摩耗層とも呼ばれる。第１層１４は、紫外線抑制化合物を含む、傷つきにくい化学抵抗性の透明なコートであってもよい。この紫外線抑制第１層１４は、太陽スペクトルの１９０ｎｍから３８０ｎｍの間の紫外線の９５％をブロックし、カバー材料１０によって保護されるカウンター材料に対して効果的な紫外線保護を提供する。

１つの実施例において、外部層は、アクリルポリマーなどの耐熱性で傷つきにくいポリマーコーティングを備えることができる。より具体的には、外部層１４は、脂肪族ウレタンアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートから構成することができ、加えて、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及びメチルイソブチルケトン、ブチルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、及びｎ−ブタノールから構成することができる。外部層１４は、その耐久性を高めるために、さらに抗菌剤及び二酸化ケイ素を含むことができる。外部層１４の実施例は、脂肪族ウレタンアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メチルイソブチルケトン、ブチルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ｎ−ブタノール、抗菌剤及び二酸化ケイ素の重合硬化混合物から構成することができる。外部層１４は、厚さ約０．００１５インチまたは０．００２インチとすることができる。

抗菌剤は、有機抗菌剤であっても金属ナノ粒子抗菌剤であってもよい。有機抗菌剤は、トリクロサン、アンモニア、塩素系化合物、またはポリオールエステルを含むことができる。金属ナノ粒子抗菌剤は、ニッケル、セリウム、金、パラジウム、プラチナ、銀、亜鉛、銅、アルミニウム、またはタングステン金属及びその酸化物などの化合物を含むことができる。金属抗菌剤の一般的なナノ粒子は、約１ｎｍから約１０００ｎｍの大きさとし、約０．００１インチから約０．００２５インチ厚さのコーティングに形成することができる。抗菌剤は、外部層１４中に混ぜ込むことができる。金属ナノ粒子の使用に関連するなど、いくつかの場合において、抗菌剤は、外部層１４の外表面層などの層として形成することができ、こうした層は、多くの場合、約０．００１インチから約０．００２５インチ厚さとすることができる。

保護カバー材料１０は、カバー材料１０のコア基板を形成する第２層１８を含むことができる。そのため、第２層１８は、内層、センター層、またはコア層と呼ぶことができる。第２層１８は、ポリオレフィンなどのポリマーから構成することができる。保護カバー材料の例として、ポリエチレンコア層１８によって構成されるものがある。１つの実施例において、コア層は、スーパーオプティカルグレードのプライマーで処理された(super optical grade primer treated)ポリエチレンテレフタレートから形成することができる。

第２層は、保護カバー材料に対して機械的強度を与えることができる。このため、第２層１８は、第１層１４を支えるうえで充分な強度を与え、かつ、保護カバー材料１０を固体面カウンターに適用するか、または保護カバー材料１０と協働するうえで充分な機械的強度を与えることができる。

保護カバー材料１０は、接着層である第３層２２を備えることができる。第３層２２は、アクリル感圧接着剤またはシリコン接着剤から形成することができる。第３層２２は、接着剤が本明細書において論じる、石、（人工材料及び天然材料を含む）固体面カウンター材料、ガラス、再生ガラスなど全てのカウンター材料に接着するように選択することができる。多くの状況において、保護カバー材料１０を適用し、材料の底面から気泡やしわを除去して、保護カバー材料１０をカウンターに適切に取り付けるために、保護カバー材料１０は、液体とスキージーを用いてカウンターに適用される。

接着層２２は、汎用接着剤として機能するアクリル接着剤から形成することができる。アクリル接着剤は、多くの天然石や合成石、及び石状のカウンター材料に使用するのに適しており、カウンターに保護カバー材料１０を接着するための耐久性のある接着力を提供する。接着層２２は、ステンレススチールなどのカウンター材料により適したシリコン接着剤から形成することができる。接着層は、約０．０２インチ厚さとすることができる。

保護カバー材料１０は、第３層２２における接着物質を保護する第４層２６を備えることができる。第４層２６は、第３層２２で使用する接着剤に適合する剥離紙、剥離シート、剥離フィルムとすることができ、したがって、剥離層、剥離紙、または剥離フィルムと呼ぶことができる。１つの実施例において、剥離シートは、シリコン処理されたポリエチレンテレフタレートとすることができる。第４層２６は、保護カバー材料１０がカウンターに取り付けられるまで、接着第３層２２を汚れから保護する。剥離シートは、多くの場合、約０．０２５インチ厚さとすることができる。

図２及び図３を参照して、保護カバー材料１０は、第１層１４が耐久性のある傷つきにくい耐熱性の透明なコートを備え、かつ、紫外線抑制化合物が独立層３０として形成されるように構成することができる。紫外線抑制層３０は、図２に示すように、第１層１４の最上部に形成されても、底部に形成されてもよく、或いは、図３に示すように、第１層１４と第２層１８との間に形成されてもよい。１つの実施例において、外部層１４は、傷つきにくい耐摩耗性の透明なコートとともに形成され、紫外線抑制層３０は、外部層１４の下部や、外部層１４とコア層１８との間に形成されてもよい。１つの実施例において、紫外線抑制層３０は、ナノシリカでコーティングしたウレタンアクリレートポリマーから形成することができる。ナノシリカコーティングは、約０．００３インチあるいは０．００４インチ厚さとすることができる。

このようにして、紫外線抑制層は、保護カバー材料１０によって保護されるカウンター材料を効果的に紫外線から保護し、また、紫外線抑制層３０と保護カバー材料１０を適用したカウンターとの間に配置された保護カバー材料１０の層を保護することもできる。

保護カバー材料１０は、様々な異なるカウンター材料への応用に合わせて設計することができる。そのため、保護カバー材料は、様々な厚さで提供することができる。１つの実施形態において、保護カバー材料１０は、約０．００２インチから０．０２０インチ厚さの間の様々な厚さで提供することができる。別の実施形態において、保護カバー材料１０は、約０．００５インチから０．０１０インチ厚さの間の様々な厚さで提供することができる。これらの異なる厚さは、それぞれ類似の保護特性を提供することができる。このように、異なる厚さは、それぞれ紫外線保護、化学的保護、耐衝撃性、引っかき抵抗性を提供することができる。

一般に、保護カバー材料１０は、望まれるカウンターまたは表面を覆うのに充分な幅と長さを有する均一な薄いシートにて提供される。１つの実施形態において、保護カバー材料１０は、光沢のある透明な、または光沢のない透明な表面仕上げとし、様々な異なるカウンター材料を補完することができる。

図４を参照すると、保護カバー材料１０を取り付けたカウンター３４が示されている。カウンター３４は、汚れ止め板３８を含むことができる。例示したカウンター３４は、台所のカウンターであるため、コンロ４２、シンク４６またはその他備え付けの物品を含むことができる。これまで論じてきたように、保護カバー材料１０をカウンター３４に応用することは、固体面カウンター材料が使用される住宅や商業地における配置のその他の配置の例示である。従って、本明細書に記載された原理は、シャワーやバーなどにも及ぶ。

保護カバー材料１０は、多くの場合、液体とスキージーを使用してカウンター３４に取り付けられる。このような取り付けにおいて、保護カバー材料の一切れを、一般にはカウンター３４より僅かに大きな希望の大きさにカットすることができる。カウンター３４は全面洗浄され、少量の液体をカウンター３４に適用することができる。剥離層２６が保護カバー材料１０から除去され、その後、保護カバー材料１０をカウンターに配置することができる。保護カバー材料をカウンター３４に押し付け、同時に気泡と余分な液体を除去するために、スキージーを使用することができる。いくつかの応用において、蛇口５０、コンロ４２などの物品は、保護カバー材料１０の取り付けのためにカウンター３４から除去することができ、或いは、保護カバー材料１０は、これらの物品がカウンター３４に取り付けられる前に取り付けることもできる。

いくつかの場合において、保護カバー材料１０は、カットし、トリミングすることができる。例として、保護カバー材料１０は、コンロ４２、シンク４６、蛇口５０周りなどでトリミングされる。保護カバー材料１０は、カウンター３４の表面に接着してもよい。例として、保護カバー材料１０は、カウンター３４などのへりを覆うために使用できる。

図５を参照すると、カウンター３４の一部の側面図が示されている。カウンター３４は、コンロ４２用に形成された開口部の内部から図示されている。したがって、カウンター３４は、飾り棚５４に隣接したカットエッジで終わっている。みて分かるように、カウンター３４の前面は、伸びたドリップエッジ６２により形成される。カバー材料１０は、ドリップエッジ６２に接着することができる。カバー材料が、コンロ４２用の開口部に沿ってカットされ、コンロ４２は、保護カバー材料が取り付けられた後、開口部に設置されてもよい。

図６を参照すると、カウンター３４と汚れ止め板３８の一部の側面図が示されている。保護カバー材料１０が、カウンター３４と汚れ止め板３８に適用される。いくつかの状況において、保護カバー材料１０は、６６に示したへりに取り付けなければならない。カバー材料１０は、へり６６とカウンター３４に取り付けるため、必要に応じてカットすることができる。

図７を参照すると、一般に７０で示すシャワーの側面が示されている。シャワーを保護するために、保護カバー材料１０がシャワー７０に適用される。より具体的には、保護カバー材料１０は、シャワー周り７４を構成するために使用されるカウンター材料に適用される。シャワー周りは、しばしば人造大理石などのカウンター材料で創ることができる。人造大理石は樹脂などの結合剤中にすりつぶした石などの装飾的なエレメントから創られることが多い。

１つの実施形態において、保護カバー材料１０は、固体面カウンター用の透明な保護フィルムカバーを提供する。より具体的には、保護フィルムカバーは、保護フィルムの底面のアクリル接着剤やシリコン接着剤系であってもよい光学的に透明な感圧接着剤を介してカウンター表面に接着される。接着システムは、石などの特定の材料の穴の空いた性質を収容するよう設計される。いくつかの場合において、接着層２２は、カウンター材料の表面の小さな変形が接着剤によって収容されるように、カウンター材料に適合させることができる。空洞部分、即ち接着剤がカウンター材料と接触しない箇所をなくして、カウンター材料の外観を改善する。

保護カバー材料１０は、石、ステンレススチール、またはガラスなど高級なカウンター材料の外観を一般に高めるサテンのような、即ち充分な光沢がある表面を提供することができる。保護カバー材料１０は、一般に透明で、石や再生ガラスなどのカウンター材料の外観及び魅力を保持する。保護カバー材料１０は、切れ、割れ、温度、しみ、エッチング、紫外線による劣化に対してより強い抵抗力を提供するため、これらのカウンター材料を強化する。

１つの実施例において、保護フィルムカバーは、台所のカウンター、浴室のシンク、シャワー及び浴室の壁など商業地区、住宅地区両方で使用する固体面カウンター材料の表面を、切れ、引っかき傷、化学エッチング、硬水エッチング、紫外線劣化などから保護するために提供される。保護フィルムカバーは、柑橘類のジュース、コーヒー、トマトジュース、ワインなどの一般的な液体及びその他の酸性の液体に対して化学抵抗性を有する合成コート層１４とともに形成することができる。これらの液体が、多くの場合、カウンターのエッチングやしみ、汚れはねの原因をつくっている。この化学抵抗性を有する透明なコート層１４は、高い耐熱性を有し、華氏３００度までの温度接触について処理能力を有する。耐熱性を有する透明なコート層１４は、台所でよくみかける熱い深鍋や浅鍋に対する保護を提供する。また、透明なコート層１４は、熱い液体がこぼれても、これに対する保護を提供する。多くの場合において、保護カバー材料１０によって、カウンターを損傷することなくその上に熱い深鍋や浅鍋を置くことができる。

１つの実施例において、保護カバー材料１０は、カウンター材料上に恒常的に取り付けられる。保護カバー材料１０は、接着層２２によってカウンター材料の表面に接着する。接着層２２において使用する選択された接着剤は、保護カバー材料１０とカウンター材料とに対して耐久性のある接着力を提供し、剥がれを防止し、カウンター材料の保護を維持する。恒常的に取り付けるといっても、必要な場合に保護カバー材料１０が修理できないということではない。充分な努力によって、保護カバー材料１０はカウンター材料から除去され、カウンター材料は適切に洗浄され、保護カバー材料１０の交換部分を受容する準備がなされる。このような保護カバー材料１０の交換は、包丁を使用している最中に、人がうっかり保護カバー材料１０を切ってしまい、カバー材料１０が損傷したときなどに生じるかもしれない。

しかしながら、恒常的取り付けとは、保護カバー材料１０が、カウンター材料に対して強力に接着され、簡単にはカウンター材料から取り外せないものを意味する。保護カバー材料１０は、取り付けられている間、電子画面や電子機器を保護するためにしばしば使用される静電気で付着するプラスチックのように、カウンター材料に一時的に貼り付けられているのではない。これらの装置によって、一時的な静電気フィルムは、装置の使用前に除去される。これに対して、保護カバー材料１０は、カウンターの使用前に恒常的に取り付けられる。保護カバー材料１０は、カウンターが使用されている間、カウンター材料に適切に貼り付けられたままである。

ひとたび取り付けられると、保護カバー材料１０は、その維持が最低限で済み、カウンター材料の自然な外見を保持する。保護カバー材料１０の透明性の重要度が高いため、このフィルムの各構成要素は、最大限の透明性を出すよう設計される。このようにして、保護カバー材料１０は、カウンター材料に取り付けたとき、美的観点から魅力のあるものである。石やガラスなどの材料は、その外見を保持し、保護カバー材料１０が提供する表面の調和によって、視覚的にさらに改良されている場合もある。保護カバー材料１０の有する物理的、化学的、及び熱に対する抵抗性により、カウンター材料は保護され、カウンター材料の美しさを維持する。保護カバー材料１０の紫外線抑制構成要素により、紫外線に曝されたために起きる色あせや損傷を減らし、または、なくし、日光に曝される場所にあるカウンター材料であっても、時間が経過しても最小限の色あせで済む。

一般に、保護カバー材料は、コースター、ランチョンマットなどを使用する必要をなくする。保護カバー材料は、ストーンシーラーその他化学的な処理を頻繁に適用する必要をなくする。これにより、使用する化学物質の量が減り、カウンター材料を維持するために必要な仕事量が減る。保護カバー材料１０は、カウンターの美を損ねることなく、カウンター材料に対して表面及びへり部分の保護を提供する。

本発明の例示的な実施例に関する以上の記載は、要約に記載した内容も含めて、包括的であることを意図したものではなく、また、開示した正確な形式に制限されることを意図したものでもない。本明細書において、例示的な目的で発明の具体的な実施形態や実施例を記載してきたが、本発明のより広い精神、範囲から逸脱することなく、様々な均等な変形が可能である。実際、具体的な材料、厚さなどが、説明の目的上、示されているが、本発明の教示する内容にしたがって、その他の実施形態及び実施例において、その他の構成も採用できることが理解される。

Claims (20)

1. ポリマー材料から形成されるコア層であって、前記コア層が均一な厚さを有する細長い薄いシートを画定するコア層と、
   前記コア層の第１側面に取り付けられた外部保護透明コート層と、
   前記コア層の第２側面に取り付けられた接着層を備えることを特徴とする、固体面カウンター材料のための保護カバー材料。
2. 前記外部層が、重合アクリレートから形成されることを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
3. 前記コア層が、ポリエチレンテレフタレートから形成されることを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
4. 前記保護カバー材料が、約０．００５インチから約０．０１インチ厚さであることを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
5. 前記外部保護透明コート層と前記コア層との間に配置された紫外線抑制層をさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
6. 前記紫外線抑制層が、シリカコーティングを含むことを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
7. 前記外部保護透明コート層の一部として形成された抗菌剤をさらに含むことを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
8. 前記保護カバー材料が、光学的に透明であることを特徴とする、請求項１に記載の保護カバー材料。
9. 請求項１に記載の前記保護カバー材料を含み、さらに、固体面カウンター材料を含み、前記保護カバー材料が、前記接着層によって前記固体面カウンター材料に常に取り付けられることを特徴とするシステム。
10. 前記固体面カウンター材料が、カウンター、汚れ止め板、バー、シャワー、及び化粧台からなる前記グループから選択される物品であることを特徴とする、請求項９に記載のシステム。
11. 前記固体面カウンター材料が、石、シーザーストーン、ガラス、金属、及び結合剤中に装飾的エレメントを含有する複合材料からなる前記グループから選択されることを特徴とする、請求項９に記載のシステム。
12. 固体面カウンター材料を選択することと
    保護カバー材料を選択することであって、前記保護カバー材料が
    ポリマー材料から形成され、均一な厚さを有する細長い薄いシートを画定するコア層と
    前記コア層の第１側面に取り付けられた外部保護透明コート層と、
    前記コア層の第２側面に取り付けられた接着層を備え、
    前記保護カバー材料を前記接着層によって前記固体面カウンター材料に恒常的に取り付けることを含むことを特徴とする方法。
13. 前記固体面カウンター材料が、カウンター、汚れ止め板、バー、シャワー、及び化粧台からなる前記グループから選択される物品であることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
14. 前記固体面カウンター材料が、石、シーザーストーン、ガラス、金属、及び結合剤中に装飾的エレメントを含有する複合材料からなる前記グループから選択されることを特徴とする、請求項１３に記載の方法。
15. 前記コア層が、ポリオレフィンから形成されることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
16. 前記コア層が、ポリエチレンから形成されることを特徴とする、請求項１５に記載の方法。
17. 前記保護カバー材料が、約０．００５インチから約０．０１インチ厚さであることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
18. 前記外部保護透明コート層が、紫外線抑制材料をさらに含むことを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
19. 前記保護カバー材料が、前記外部保護透明コート層と前記コア層との間に配置された紫外線抑制層をさらに備えることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
20. 前記保護カバー材料が、光学的に透明であることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。

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