JP2015516176A - 硬貨および硬貨を製造するための方法 - Google Patents

硬貨および硬貨を製造するための方法 Download PDF

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Abstract

第1の側と第2の側とを有する硬貨、メダルまたはカジノ用トークンであって、第1の材料からなる少なくとも1つの第1の層(1)と、第2の材料からなる少なくとも1つの第2の層とを少なくとも含み、第1の層(1)は10μmと90μmとの間、好ましくは20μmの厚みである、硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。本発明は、さらに硬貨が被覆された平らな複合材料から製造される、特に打ち抜きされる、硬貨を製造する方法に関するとともに、硬貨がリング(5)とリング内に設けられるコア(4)から形成され、コアおよびリングが被覆された平らな複合材料から打ち抜きされ、その後、コア(4)が転回されてリング(5)内に装入されて固定される、硬貨を製造する方法に関する。

Description

本発明は、請求項1の上位概念に従った、硬貨、メダル、またはカジノ用トークン、および、請求項14および/または15に従った、硬貨、メダル、またはカジノ用トークンを製造するための方法に関する。単純化のために。以下においては、単に”硬貨”と言う言葉を用いる。
硬貨、特に、額面が高額の硬貨は、常に偽造の危険を伴う。それゆえ、水準の高い、偽造安全性に関連した印を硬貨に設ける努力がなされている。これは、たとえばCuNi25またはノルディックゴールドなどの硬貨製造のために多く用いられるいわゆる硬貨材料であって、自由市場においては自由に入手することができない、または困難である硬貨材料を選択することによって行われたり、また、縁取りと周縁の文字記載、刻印形成およびレリーフまたは二色形式などの、交換不可の光学的な印によって行われている。
前述の特徴に加えて、硬貨の試験においては、重量および寸法だけでなく、特に、電磁気的特徴も、これまでセンサによって片側で試験されている。電子的硬貨試験における確実な、硬貨の検出能力に関する基準としては、自動試験が可能であること、または自動保証性について言及される。硬貨は、稠密材料から、または多層材料からなるものであってよい。種々の層を電気めっきなどによって作製することが可能である。
電気めっきされた硬貨は、多くは、金属または合金上に対称的に堆積された軟鋼からなる。この場合通常は、層厚おおよそ25μmの単層である。しかしながら、2層もある。いずれにせよ、電気めっき製品には、堆積の動力学によって、層厚が、直径に亘って中心から周縁まで増大し(両端の膨れた骨の輪郭)、さらに電磁気的特性に関する硬貨検査装置において、鋼心が主要部分となることがあり、すなわち層厚が非常に薄いと考えられる、という欠点を有する。
より有用な標識特性は、約100μmからであると予測され、好ましくは、信頼性を有する自動検査能力という点からは、300μmより大である層厚が望ましい。したがって、総じて、電気めっき硬貨の自動保証性能は非常に制限されてきており、さらにまた、世界中に多くの電気めっき業者がいることによって偽造安全性が一層限定的になってきている。
それに対して、改善された自動保証性能は、被覆された硬貨を提供する。一つには、直径全体に亘って層厚が一定であり、それによって、試験センサの測定窓をそれに応じて制限することが可能である。また、層厚を、10<μmという要求に対して個別に適応させることも可能である。一般には、1ユーロおよび2ユーロ硬貨のコアの場合のように、対称な3層積層である。しかしながら、対称的に積層された5層積層硬貨も知られている。さらにまた、それ以上の積層も可能であり、それがいわゆるマルチプルクラッドコインである。これは、電気めっき工程を介して、追加の層を設けることが可能であり、それは対称的であっても、非対称的であってもよく、理論的には、2層以上何層でも可能である。
これらの多層製品は、額面”1”および”2”ユーロの場合のように、二色硬貨として作製してもよく、すなわち、硬貨が2つのパンチング部分からなり、その外方のリングは穿孔されたディスクからなり、その穿孔されたディスクには、さらなる穿孔ディスク‐コア‐が設けられている。前述の硬貨の製造方法は、たとえば、すでにUS632938から知られる。
1および2ユーロの場合における多層コア材料であることの他に、決定的な特徴として、光学的保証特性、すなわち、異なる材料からなるリングとコアであって、それらは、色についても異なる、バイカラーである。技術水準は、軟鋼のリングと軟鋼のコアとが、色が異なる金属の被覆を電気めっきで施し、それに相応してコスト的に有利なバイカラー硬貨を作製することである。たとえば、これについては、アゼルバイジャンの50ゴピック、ルワンダの100フラン、ガーナの1セディがある。これらの硬貨にもまた、自動保証安全性には限界がある。いずれにせよ、スクラップ率は、打ち抜かれたリングの内部がさらなる電気めっきプロセスの基板となり、後に、さらにまた別の色が被覆されていくというところまで低下させることが可能である。このような方法は、たとえば、DE403578A1に記載されている。
論理的には、技術水準に従った被覆二色硬貨の作製は、費用がかかり、高コストが避けられず、その理由は、リングとコアが2つの異なる材料から作られるからである。さらにまた、コア材料を打ち抜くことに加えて、リング材料の打ち抜きもある。さらにまた、リング材料の穴の打ち抜きもある。したがって、スクラップ率が、合計で100%以上となり得る。たしかに、打ち抜かれたリング材料は、様々な国において、小額額面のものに利用されているが、これは偽造安全性という面においては勧められない。なぜなら、自動的に別の額面の偽造につながる可能性があるからである。望ましいのは、二色硬貨製造のスクラップ率を低下することである。このためには、すでに、転回硬貨、いわゆるフリップフロップコインが提案されている。この硬貨は、第1の側と第2の側が、被覆された、異なる金属/合金のめっきの帯であって、それぞれ色の異なる金属の帯からなることを特徴としている。これらの理由から、この転回硬貨は、二色転回硬貨とも言われる。基本的に、片側を電気めっきすることによって様々な色を与えることが可能である。続いて拡散処理することによって、しかるべき色の形成を可能にする合金の形成が可能になる。考えられることは、銅の上に亜鉛を析出させ、続いて黄銅を形成することである。
転回硬貨は、さらに、被覆が施された、打ち抜かれたコア材料を再度リング内に転回して作製することも可能である。この場合、硬貨は、リングの一方側でコアの反対側の色を有することになったり、その逆となったりする。これは光学的保証特徴となる。周縁でもまた、さまざまな合金の色を識別することが可能である。この周縁特徴は、保証指標としての3層被覆について、DE390318Aに記載されている。
転回硬貨の作製工程は、“通常”の二色作製の速度で、機械的に表すことが可能である。さらなる特徴は、光学的保証指標としての、リングとコアに関する表側と裏側の異なる色である。さらにまた、周縁は、個々の被覆成分の色彩的特徴を反映している。
これまでのところ、硬貨は、硬貨の周縁から見て、2つの側、すなわち2つの表面を有していると断言できる。これら2つの側は、それぞれ、異なる材料で形成することが可能であり、この場合、前述の表面間にさらなる層を複数設けてもよく、また、設けなくともよい。
従来の、2またはそれ以上の層を有する硬貨の場合、第1の側は、すべて第1の材料から形成し、第2の側はすべて第2の材料から形成することが可能であり、第1の材料は、第2の材料とは異なっている。
二色硬貨としては、リングとコアとからなる硬貨が記載されている。リングは、通常中実材料からなり、コアは、1ユーロおよび2ユーロの場合のように被覆することが可能である。二色の概念は、見た目の色の違いに関する。従来の二色硬貨の場合、側ごとに異なる材料の組み合わせとなる。しかしながら、この材料の組み合わせは、両側で同じである。二色硬貨も、単層または複数層で形成可能である。
二色転回硬貨の場合、硬貨の各側は、それぞれ別々にコアとリングとによって形成される。この場合、向きが変えられたコアまたはリングによって、硬貨の一方の側が、第1の材料からなるコアの外方の層と第2の材料からなるリングの外方の層とによって、および硬貨の他方の側が、第2の材料からなるコアの外方の層と第1の材料からなるリングの外方の層とによって形成される。このようにして、二色転回硬貨において、各側ごとに、異なる材料の組み合わせが生じる。側ごとに、異なる色となり、コアまたはリングの向きが変えられるので、このような硬貨は、二色転回硬貨と称してもよい。二色転回硬貨も多層の構成とすることも可能である。
特に、たとえば、2つ、またはそれ以上の層が形成された硬貨の場合など、硬貨の両側に異なる材料を利用する場合、または、たとえば二色転回硬貨の場合のように、両側がそれぞれ異なる材料の組み合わせから形成される場合には、電子検査において硬貨を検査する場合に困難なことがある。
商習慣上の硬貨検査は、硬貨表面とセンサ表面間に一定の距離をおいて、硬貨の1つの側の電磁気的特性を調べ、したがって、片側面的な硬貨検査が定義されている。被覆された硬貨合金の異なる電磁気的特性に基づいて、特に、銀色または金色の、金属または合金を比較して、硬貨に“正しい”側が設けられている、すなわち、センサを、特徴に順応する側と共に通す確率が50%となる。反対側の側についてセンサを通す硬貨は、場合によっては、本物であるけれども、廃棄される。DE102004001464A1からセンサが知られているけれども、該センサは、リフレックスセンサによって、前側と後側の異なる材料を認識できる場所に設けられるが、この方法は実施されなかった。なぜならば、既存の硬貨検査装置はすべて、流通市場から入手され、技術を変更した硬貨検査装置と取り替えねばならないからである。
知られた硬貨であって、各側が異なる材料からなる知られた硬貨、特に、多層の硬貨、および/または側ごとに材料を組み合わせられた硬貨、特に、二色転回硬貨は、一面、高い偽造安全性を有してはいるが、一方側で検査される硬貨試験によって高い信頼性をもって検出されることができない。
そこで、本発明の課題は、電子硬貨検査装置による試験性能に関して改良された硬貨を提供することであって、特に、各側ごとに、異なる材料、異なる材料の組み合わせの硬貨であって、片側で作用する硬貨検査装置において、硬貨検査装置を通過する側に依存せずに高い信頼性で検出可能である硬貨を提供することである。
発明に従えば、この課題は、請求孔1の特徴を有する硬貨によって解決される。10μmと90μmの間の厚さを有する、好ましくは、20μmの厚さを有する第1の層によって、第2の層が、光学的に、少なくとも部分的に被覆される。しかしながら、第1の層は、電子硬貨検査装置による第2の層の検出が、過度に妨げられない程度の厚みしか有さない。硬貨の両側上の異なる材料によって少なくとも2色の硬貨であるが、しかしながら、特に、第2の層の材料の検出に向けられた電子的硬貨検査装置によって、信頼性のある検出が可能である硬貨を作製することが可能である。発明に従った硬貨は、片側に作用する電子的硬貨検査装置を任意の側が通過することが可能である。
本発明のさらに好ましい実施形態は、下位の請求項に示される。下位の請求項の特徴は、基本的に任意に互いに組み合わせもよい。
発明に従った硬貨の好ましい1つの実施形態において、硬貨は2つの層を有し、第1の層は少なくとも部分的に硬貨の第1の側を、および第2の層は、少なくとも部分的に硬貨の第2の側を形成してもよく、または、第1の層は第1の側に、第2の層は第2の側に向けられてもよい。硬貨のこのような実施形態によって、特に2層からなる硬貨を、異なる材料で、したがって、各側を異なる色で非常に簡単に作製することが可能である。この場合、第1の層の第2の層に向けられていない側は、完全に硬貨の第1の側を、そして第2の層の第1の層に向けられた側は、完全に第2の側を形成する。第1の層は、それに向けられた第2の層を覆う。また、硬貨は、リングとコアとを含んでこのように形成してもよい。コアおよび/またはリングは、この場合、2層で形成され、コアは転回されてリング内に装入される。この方法では、2層の2色硬貨が作製される。総じて、かかる2層の硬貨は非常にコスト効率もよく、品質もよく作製することが可能である。
この意味において、好ましいことに、第2の層は0.8mm〜2.8mm、好適には1.8mmの厚みを有することが可能である。硬貨のこの実施形態においては、第2の層はある意味で硬貨の基体をなし、そこから硬貨の本質的な機械的安定性が生まれる。
発明に従った硬貨のさらに好ましい実施形態においては、硬貨は、第2の材料からなるさらなる第2の層と、基体とを含み、第1の第2の層と第1の層とは、基体の側に、他方の第2の層は基体の対向する側に設けられ、第1の層は、少なくとも部分的に硬貨の第1の側を、さらなる第2の層は少なくとも部分的に硬貨の第2の層を形成し、または、第1の側の第1の層と第2の側のさらなる第2の層とは向きが変えられている。このような発明に従った硬貨は、少なくとも4層で構成されてなる。基体それ自体は、1または複数の層で構成されてなり、好ましくは、硬貨の本質的に安定な部分を構成する。たとえば、第2の層も、2層のタイプのものよりも薄く形成されてもよい。
この実施形態では、たとえば、第2の層とさらなる第2の層とは、厚みが50μm〜600μm、好ましくは300μm〜400μmである。場合によっては第2の層をコスト上の問題から節約することも可能である。
硬貨のさらに好ましい実施形態においては、硬貨はリングとそのリング内部に設けられたコアとから形成され、コアおよび/またはリングは第1の層と第2の層およびさらなる第2の層と基体とを含む。この実施形態においては、硬貨は、二色硬貨または二色転回硬貨として形成され、好ましくは2層または4層のコアおよび/またはリングとを含む。第1および第2の層はコアおよびリング内にしかるべく設けられ、または単にコアまたはリング内に設けられてもよい。コアおよび/またはリングは、2層または多層のものとして形成されてもよい。したがってコアおよび/またはリングは、たとえば上述のような2層の構成としてもよい。さらにまたコアおよび/またはリングは、上述のような4層または多層の構成としてもよく、特に第1の層、第2の層、基体およびさらなる第2の層を含んでもよい。
このような意味において、好ましくは、コアの第1の層はリングの第1の層の対向する側に設けられる。これは実質的に、コアまたはリングが向きを変えた2色の転回硬貨を意味している。このような、光学的に異なる多くの特徴が備えられた発明に従った硬貨は、比較的簡単にそして特に少ない費用で作製することが可能である。その理由は、コアだけでなくリングも同じ材料で作ることができるからである。さらにまた、たとえばコアは転回されてリング内に装入される。結果としてたとえば一方側ではリングに第1の層が、コアに第2の層が外方の視認可能な層として設けられた硬貨であって、硬貨の他方側ではリングに第2の層が、そしてコアに第1の層が、外方の層として設けられた硬貨となる。確かに多くの光学的識別指標を有するものの、片側で検査される硬貨検査装置による確かな検出能力が一層保証される。
発明に従った硬貨のさらに好ましい実施形態においては、硬貨は第3の材料からなる層を有し、その層は第1の層の対向する側に設けられる。第3の材料には基本的に第1の層の材料と同じ要件を必要とするが、しかしながら、それぞれ異なった色を保証するためには、第1の材料と第3の材料を異なったものとする必要がある。言い換えれば、第3の材料は第1の材料のために規定される群から選択されねばならないけれども、第1の材料として利用されるものと同じであるべきではない。また第3の層は第1の層と同じ厚みとする必要があり、または同じ厚みの領域を有する必要がある。このような方法では、硬貨の他方の側の第2の層は、所望であるならば、選択された色を施してもよく、その色は通常露出している第2の層の異なっている色を選択してもよい。同様に、この層を第2の層を測定するセンサを通過させてもよく、そしてその下にある第2の層を検査することが可能である。
第1の層のための材料としては、好ましくは銅または銅合金、たとえばCuNi8、CuNi10、CuZn6723またはCuZn20Ni5などがある。
第2の層の材料としてはまたはさらなる第2の層の材料としては、同様に銅または銅合金を使用することが可能であり、たとえばCuNi25またはCuZn20Ni5が使用できる。しかしながら本質的には硬貨において第1の層、第2の層またはさらなる第2の層のためにはそれぞれ異なる材料が使用されるが、第2の層とさらに第2の層とについては同じ材料が使用されてもよい。
材料の選択は好ましいことに、材料の導電性の点を考慮して選択することが可能である。この意味において、好ましくは、第1の材料および/または第2の材料は4〜106%IACS、好ましくは4〜30%IACSの導電性を有してもよい。
本発明のさらなる課題は、発明に従った硬貨を作製するための方法を提供することである。
発明に従えば、この課題は請求項14または15に従った方法によって解決される。
硬貨が被覆された平らな複合材料から作製されることによって、各層の必要な厚みを容易に達成することが可能であり、特にその厚みを硬貨の面全体にわたって一定に形成することが可能であり、したがって第2の層を高い信頼性をもって検出することが可能となる。さらにまた、それぞれの層を最新の硬貨検査装置によって検査することが可能になる。
2つの部分からなる発明に従った硬貨は、非常に好ましい方法で作製することが可能であり、すなわち、コアとリングは1つの被覆された平らな複合材料から形成され、少なくとも第1の層と、第2の層とを含み、または第1の層と、2つの第2の層と、基体とを含み、それらはパンチングされ(打ち抜きされ)、そして続いてコアはリング内に転回されて装入され、固定される。層の面が均一であることに加えて、この方法は特にスクラップが少なくてすみ、何故なら、リングだけでなくコアも同じ複合材料から作製されるからである。このような二色転回硬貨の場合、スクラップ率は知られた二色硬貨と比べておよそ100%低下することができる。
本発明のさらになる特徴と利点は、添付の図を参照して、以下の好適な実施形態についての説明によって明らかになるであろう。
発明に従った硬貨の断面図(2層)である。 発明に従った硬貨の第1の側の平面図である。 発明に従った硬貨の第2の側の平面図である。 4層タイプの第2の発明に従った硬貨の第2の実施形態の断面図である。 発明に従った硬貨の第2の実施形態の第1の側の平面図である。 発明に従った硬貨の第2の実施形態の第2の側の平面図である。 二色転回硬貨としての発明に従った硬貨の第3の実施形態の断面図である。 発明に従った硬貨の第3の実施形態の第1の側の平面図である。 発明に従った硬貨の第3の実施形態の第2の側の平面図である。 打ち抜きが予定される図7〜図9に従った、発明に従った硬貨、特に二色転回硬貨のための被覆された平らな複合材料を示す。 図7〜図9に従った発明に従った硬貨のための製造方法を概略的に示す図である。 図7〜図9に従った発明に従った硬貨のための製造方法を概略的に示す図である。 発明に従った硬貨、特に追加の第3の層を有する2層タイプの硬貨のさらなる実施形態の断面図を示す。 発明に従った硬貨のさらなる実施形態の第1の側の平面図を示す。 発明に従った硬貨のさらなる実施形態の第2の側の平面図を示す。 発明に従った硬貨、特に2層のリングと転回されたコアを有する硬貨のさらなる実施形態を示す。 発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示し、特に中実な材料からなる2層のコアと1つのリングとを含む発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示す。 発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示し、特に中実な材料からなる多層のコアと1つのリングとを含む発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示す。 発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示し、特に中実な材料からなる多層のコアとリングとを含む発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示す。 発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示し、特に中実な材料からなる1つのコアと多層のリングとを含む発明に従った硬貨のさらなる実施形態を示す。
図におけるそれぞれの大きさは実際の寸法に忠実なものではない。以下の参照符号が図において使用されている:
1 第1の層
2 第2の層
2’ (第2の)第2の層
3 基体
4 コア
5 リング
6 層
31 第1の基体層
32 第2の基体層
発明の従った硬貨は、少なくとも、第1の材料からなる第1の層1と、第2の材料からなる第2の層2および場合によってはさらなる第2の層2’とを有する。この第1の非常に薄い層1は少なくとも部分的に硬貨の第1の側を形成し、また一方、第2の層2は第1の層の下に直接設けられている。第2の層2またはさらなる第2の層2’は同じ材料からなり、部分的に硬貨の他方の側を形成する。硬貨のこの他方の側は部分的に層6によって形成されてもよく、さらにその上に別の層が設けられる。
このような構成によって、2つの目的は本質的に達成され得る。1つは、各層に異なる材料を用いることによって硬貨の多色性を保証することができる。他方においては、第1の層1は、該第1の層1がその下に設けられている第2の層2を覆わない、または覆った場合でも電子的硬貨検査装置による検出にとっての基準内であるように非常に薄くおよび/またはそのような材料を選択し、第1の層1によって生じる誤差を取り除くことができる、またはそのような誤差は許容範囲内におさめることが可能である。第2の層の材料の検出のために設けられる電子的硬貨検査装置は、第2の層2または第1の層1の下に設けられる第2の層2の材料をしかるべく確実に検出することができる。他方の側に転回された第2の層、またはさらなる第2の層は、第2の層またはさらなる第2の層の材料を測定する電子的硬貨検査装置によって検出される。硬貨はしかるべく電子的硬貨検査装置によって両側について検査することが可能である。
各層の材料としては、様々な材料が使用される。たとえば銅の材料が基本的に、発明に従った硬貨に適していることが判っている。第1の層1の材料としては、(技術的に)純粋な銅のほかに、CuNi8,CuNi10,CuZn6723、またはCuZn20Ni5などの合金も使用可能であり、そのほか通常使用されている硬貨用材料も全て使用可能である。第2の層の材料としては、(技術的に)純粋な銅のほかに、CuNi25またはCuZn20Ni5などの合金も使用可能であり、さらにまた通常使用されている材料も全て使用可能である。
各層のための材料の選択はその電導率に基づいて行うことが可能である。ここにおいて、特に好ましいものとしては、各層についてその値が4〜106%IACS、さらに好ましくは4〜30%IACSである。第1の層1は好ましくは4〜106%IACSの電導率を有し、さらに好ましくは4〜30%IACSを有し、第2の層2またはさらなる第2の層2’は、4〜106%IACS電導率、さらに好ましくは4〜30%IACS電導率を有する。IACSとは、いわゆるInternational Annealed Copper Standardの略である。ここにおいて電導率は純粋な焼きなまされた銅の電導率の%値として表されている。100%IACSとはSI単位においておよそ58MS/mに対応する。それに対して合金またはその他の金属は、銅のIACS値とは少し異なる値を示し、それらのIACS値はそれぞれの合金または金属によって異なっている。
発明に従った硬貨の以下に述べた好ましい実施形態は、たとえばCuNi10からなる第1の層1と、少なくとも、たとえばCuNi25からなる第2の層2、場合によっては(第2の)第2の層2´とを含む。第2の層2または2’はそれぞれ、同じ材料から形成され、ここではCuNi25から形成されている。第1の層1はその厚みが、10μm〜90μmの範囲にあり、好ましくは10μm〜60μmの範囲にあり、さらに好ましくは10μmである。ここで、前述のおよび以下に述べる厚みの値は、それぞれの最終の値を含むものであり、すなわち、たとえば第1の層は10μmまたは90μmの厚みであってもよい。第2の層2,2’は、異なった厚みとすることも可能であるが、しかしながら常に同じ材料から作製される。以下においては硬貨の両側を区別するために第1の側と第2の側という言い方を用いるが、これは前側と後側と言われてもよい。各層は、外側にある層が問題になっている限り、明らかに部分的であるにせよ1つの側を形成する。何故なら常に外側にある層の1つの側が内側の層または他の層に向けられるからである。実施形態を列挙しているが、それはこれらに制限されるものを意味しない。さらなる材料、さらなる材料の組合せ、または実施形態も可能である。
第1の実施形態における発明に従った硬貨は、第1の層1と第2の層2のみを含む。第1の層1は第1の側に、第2の層2は第2の側に向けられる。第2の層2は、0.8mm〜2.8mmの厚みを有し、好ましくは1.8mmの厚みを有する。側1または第2の側としての第2の層はそれぞれ材料によって金色、銀色、ブロンズ色または赤色であってよい。前側と後側の色が異なって見えることが重要である。第1の層1では硬貨の第1の側がブロンズ色であり、第2の層2の場合、硬貨の第2の側が銀色である。
第2の実施形態における発明に従った硬貨は、第1の層1と第2の層2,2’と、基体3を有する。硬貨の第1の側から第2の側まで、各層は順に以下のように設けられている:第1の層1、第2の層2、基体3、(第2の)第2の層2’。このようにして前側および後側の色が金色、銀色、ブロンズ色、または赤色の硬貨ができる。この場合、前側と後側は色についてはお互いに異なっている。第2の層2,2’は50μm〜600μmの厚みを有し、好ましくは300μm〜400μmまでの厚みを有する。基体3は、好ましくは層からなり、その厚みは40μm〜650μmを有し、好ましくは100μmの厚みを有する。また基体3は複数の層からなるものであってもよい。
特に二色転回硬貨としての、第3の実施形態における発明に従った硬貨は、外方のリング5とコア4とを含む。コア4はリング5内に装入され、特にリング5とともにプレスされるか、または他の方法で固定される。コア4は第1の層1と、2つの第2の層2,2’と、基体3とを含む。コア4は前段落における硬貨のようにその後で組み込んでもよい。第2の層2,2’の厚みは50μm〜600μmであり、好ましくは300μm〜400μmの厚みである。基体3は、好ましくは1つの層からなり、または中実な材料からなり、その厚みは40μm〜650μmであり、好ましくは100μmを有する。コア4の基体3は、しかしながら、多層の構成とすることも可能である。リング5は第1の層と2つの第2の層2,2’と基体3とを含む。第2の層2,2’はその厚みが50〜600μmであり、好ましくは300μm〜400μmである。リング5の基体3は1つまたは複数の層で構成することが可能である。リング5またはコア4は全く従来の構成のようにすることが可能であり、または中実に構成されて成るものであってもよく、特に電気めっきの被覆が施されてもよい。コア4は向きを変えてリング5内に装着され、リング5の第1の層とコア4の第2の層は部分的に第1の側を形成し、または第1の側に向けられて、リング5の(第2の)第2の層2’とコア4の第1の層1とは部分的に硬貨の第2の側を形成し、または第2の側に向けられる。
発明に従った硬貨の製造は、好ましくは被覆によって行われ、特に圧延などによって行われる。しかしながら他の方法たとえば電気めっきなどでもよい。
第1の実施形態に従った発明に従った硬貨を製造するために、たとえばCuNi25からなる金属板上にたとえばCuNi10からなる第1の層1が被覆される。この金属板はこの場合、第2の層2となる。続く作製工程において、上記のように作製されて被覆された平らな複合材料からなる発明に従った硬貨が打ち抜かれる。
第2の実施形態に従った発明に従った硬貨を作製するためには、1つまたは複数層の基体3の上に、たとえばCuNi25からなる2つの第2の層2,2’が両側で被覆される。続いて、または同時に、第2の層2の一方の上に、たとえばCuNi10からなる第1の層1が被覆される。続く作製工程において、上述のように作製されて被覆された平らな複合材料からなる硬貨が打ち抜かれる。
さらにまた、次いで第1の層が第2の層の一方の上に被覆されてもよい。また続いてたとえば2つの第2の層が基体の上に被覆されてもよく、予め被覆された第1の層と第2の層との組合せを基体の上に被覆してもよい。
第3の実施形態に従った発明に従った硬貨の作製のためには、たとえばCuNi25からなる2つの第2の層2,2’を1つまたは複数の層の基体3の上に両側で被覆される。続いてまたは同時に、第2の層の一方の上に、たとえばCuNi10からなる第1の層が被覆される。続く作製ステップにおいて、コア4だけでなく、上述のように被覆されて作製された複合材料からなるリング5も打ち抜かれる。コア4は回転されてリング5内にしかるべく装着され、たとえばプレスされて適切に固定される。
結果として、このような作製方法または実施形態において、少なくとも2つの色が異なる上側と下側とを有する硬貨、または第1の側または第2の側において異なった色を有する硬貨が作製される(第3の実施形態)。しかしながら発明に従った硬貨はいずれにおいても、異なった色とすることによって偽造に対して非常に安全であるということは共通している。さらに、このような硬貨は商習慣的に扱われているものであり、片側で試験される硬貨検査装置によって確実に検出可能である。本質的には、センサが第2の層2または2’の上に適合され、第2の層2または2’を有する硬貨がセンサに直接導かれ、したがっていずれの場合であっても信頼性の高い硬貨の検出が行われる。発明に従った硬貨の場合、しかしながら、他方の側も検査することが可能である。つまり、たとえばCuNi10からなる第1の層1は、たとえばCuNi25からなる第1の層1の下にある第2の層2の電磁気的測定に本質的な影響を及ぼさず、少なくともここにおいて行われる目的のためには本質的な影響を及ぼさず、したがって発明に従った硬貨が本物であるかどうかを、第1の層1を有する側からも確実に試験することが可能である。結果として、硬貨を硬貨検査装置内に投げ込むだけでよい。
本発明のさらなる実施形態において、第3の材料からなるさらなる層6が用いられてもよい。したがって、たとえば第2の層またはさらなる第2の層2’が層6で被覆されてもよい。しかしながら、硬貨の両側の異なる色を保証することができるように、第1の層と同じ材料からなるべきではない。たとえば下層の第2の層の同じ検出能力を保証することができるように、第1の層と同様に、層6は、10μmと90μmとの間、好ましくは20μmの厚みであるべきであり、層6の第3の材料は、第1の材料のために提供される群から考慮される材料であるべきであり、したがって、たとえば銅または銅合金、特にCuNi8、CuNi10、CuZn6723またはCuZn20Ni5である。好ましくは、層6はまた、4〜106%IACS、好ましくは4〜30%IACSの導電率を有するべきである。結果として、たとえば図13〜図15に示されるような硬貨になる。ここで、第1の層1は硬貨の一方側を形成し、層6は硬貨の他方側を形成する。上述の層の材料は、2つの異なる色が存在するように異なっている。それにもかかわらず、下層の第2の層2の両側が検出可能である。原理は、基体バージョンだけでなく転回硬貨にも適用される。
図16〜図19には、発明に従った硬貨のさらなる実施形態が示される。ここに示されるさらなる実施形態は、最終的なものではない。さらなる構造が可能である。また、たとえばリング材料として、第2の層2の材料が選択される。また、他の材料が可能である。図20では、第1の層1および第2の層2、またはさらなる層の組み合わせが、リングだけに設けられてもよい。

Claims (15)

  1. 第1の側と第2の側とを有する硬貨、メダルまたはカジノ用トークンであって、
    第1の材料からなる1つの第1の層(1)と、
    第2の材料からなる少なくとも1つの第2の層とを少なくとも含む、硬貨、メダルまたはカジノ用トークンにおいて、
    第1の層(1)は10μm〜90μm、好ましくは20μmの厚みであることを特徴とする硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  2. 硬貨は2つの層(1,2)を有し、第1の層(1)は、少なくとも部分的に、硬貨の第1の側を構成し、第2の層(2)は、少なくとも部分的に、硬貨の第2の側を構成し、または硬貨の第1の側の第1の層(1)と第2の側の第2の層(2)とは向きが変えられていることを特徴とする、請求項1に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  3. 第2の層(2)は、0.8mm〜2.8mm、好ましくは1.8mmの厚みであることを特徴とする、請求項2に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  4. 硬貨は、第2の材料からなるさらなる第2の層(2’)と、基体(3)とを含み、第1の第2の層(2)と第1の層とは基体(3)の一方側に設けられ、他の第2の層(2’)は基体(3)の反対側に設けられ、第1の層(1)は、少なくとも部分的に、硬貨の第1の側を構成し、さらなる第2の層(2’)は、少なくとも部分的に、硬貨の第2の側を構成し、または硬貨の第1の側の第1の層(1)と第2の側のさらなる第2の層(2’)とは向きが変えられていることを特徴とする、請求項1に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  5. 第2の層(2)とさらなる第2の層(2’)とは、50μm〜600μm、好ましくは300μm〜400μmの厚みであることを特徴とする、請求項4に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  6. 硬貨は、リング(5)と、リングの内側に設けられるコア(4)とから構成され、コア(4)および/またはリング(5)は、第1の層(1)と、第2の層(2)と、特にさらなる第2の層(2’)と基体(3)とを有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  7. コア(4)の第1の層(1)は、リング(5)の第1の層(1)の反対側に設けられることを特徴とする、請求項6に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  8. 硬貨は、第3の材料からなる層(6)を有し、該層は第1の層(1)の反対側に設けられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  9. 第1の材料および/または第3の材料は、銅または銅合金、特にCuNi8、CuNi10、CuZn6723またはCuZn20Ni5であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  10. 第2の材料は、銅または銅合金、特にCuNi25またはCuZn20Ni5であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  11. 第1の材料および/または第2の材料は、導電率4〜106%IACS、好ましくは4〜30%IACSを有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  12. 第1の材料および第2の材料、ならびに第1の材料および第3の材料は、異なる材料であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  13. 第2の層(2)およびさらなる第2の層(2’)に対して、同じ材料が用いられることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークン。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークンを製造する方法において、硬貨は、被覆された平らな複合材料から製造される、特に打ち抜きされることを特徴とする硬貨、メダルまたはカジノ用トークンを製造する方法。
  15. 請求項6〜13のいずれか1項に記載の硬貨、メダルまたはカジノ用トークンを製造する方法において、コア(4)およびリング(5)は、被覆された平らな複合材料から打ち抜きされ、その後、コア(4)が転回されてリング(5)内に装入されて固定されることを特徴とする硬貨、メダルまたはカジノ用トークンを製造する方法。
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