JP2015513980A - 脳神経刺激のための皮下電極 - Google Patents

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Abstract

埋め込み可能な皮下電極システムが開示されている。埋め込み可能な電極システムを送達するための最小限の侵襲性を有する送達装置およびその使用方法が提供される。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
[0001] 本願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる2012年4月5日に出願された米国特許出願第61/620,879の米国法119(e)条に基づく優先権を主張する。
[0002] 本開示内容は、埋め込み可能な神経刺激システムに関する。より詳しくは、本開示内容は埋め込み可能な神経刺激システムおよび脳神経刺激のためにそれを埋め込みかつ固定するための方法に関する。
[0003] 一部の医学的障害にとって、脳刺激は薬物療法に対する主な代替治療であり、20世紀の初頭より電気痙攣療法(ECT、あるいは「電気ショック療法」)が支配的な脳刺激アプローチであった。ECTには、記憶およびその他の認知面での副作用の危険性、多大な費用がかかる懸念、および記憶障害の危険性がある。また、電極が直接脳内に埋め込まれる脳深部刺激(DBS)および刺激電極が首の中の迷走神経上に埋め込まれる迷走神経刺激療法(VNS)の2つの埋め込み可能なアプローチが示されている。米国食品医薬品局(FDA)は、パーキンソン病の治療のための脳深部刺激用のシステムを認可しているが、現在のところDBSは他の精神神経疾患に対しては実験的な介入である。DBSにおける危険性としては、深部脳構造の感染、出血及び損傷が含まれる。VNSを用いた臨床研究の報告では、VNSによる治療を受けた患者の多くは緩解を達成せず、埋め込まれたVNS装置による良好な結果の信頼できる予測因子は存在しない。
[0004] 三叉神経の刺激のためにはるかに安全でより低侵襲性の埋め込みアプローチが開発された。例えば眼神経は、眼の上の孔から上り、頭髪の生え際に向かって上がる。額を形作る頭蓋骨の板様部分(前頭鱗)自体が額の皮膚表面に対して極めて表面近くにあるため、これらの神経は比較的表在性のものである。このように、額の皮膚表面とその下の骨との間には皮下組織、筋膜および筋肉の比較的薄い部分がある。
[0005] 皮膚電極は眼神経を刺激するために、その最も侵襲性の低い形で額に取り付けられる。そのような取り付け方法は、専門外の人間が簡単に適切な「バンドエイド」電極を自身の額上に自身の眉に隣接してあるいは眉の上に、中心に合わせて置くことができるという点でかなりの利点を有する。従って、専門外の人間が専門的知識や訓練を要することなく皮膚電極の位置合わせを容易に行うことができる。さらには、眼神経が額において表在的な深さにあるということは、これらの神経は患者がたやすく許容することができる電流レベルによって容易に刺激されることを意味する。従って電流量は、脳自体が一切の電流にさらされることがないように規制される(あるいは、脳自体に電流が悪影響を及ぼすことのない消え入りそうなほど少量の電流にさらされる)ことができる。その一方で、従来は三叉神経に電極を埋め込むことが提案されていた。この侵襲性の埋め込みは、髄膜炎および神経損傷の危険性をはらんでいる。たとえそれが安全に実行されたとしても、結果として生じる励起は、脳のすぐそばで生じることから脳は有害な量の電流にさらされる。一方で、額へ皮膚電極を取り付けるアプローチは、従来の侵襲性アプローチが伴っていた危険性の一切を伴わず、また脳を電流にさらされることから隔離する。さらに注目すべきは、眼神経の皮膚刺激は、てんかん等の疾患などの治療に対して迷走神経上への埋め込みなどの従来の侵襲性アプローチよりもより臨床的に有効であることが証明された点である。
[0006] 皮膚電極は、通常は夜に患者が就寝する前に取り付けさえすればよい。こうすることで電極は覚醒の際に取り外されることができ、それにより患者は日中通常通りの日常生活を続けることができる。このため眼神経の皮膚刺激は従来の治療よりもより安全であるだけでなくより有効ではあるが、この療法の間電極は装着されていなければならない(電極は離れたところから眼神経を刺激することはできない)。一部の患者は、電極を夜毎に取り付けることに耐えられない可能性がある。さらには、日中も神経刺激療法の投与が必要な場合もあり得る。患者は、たとえ皮膚の色の電極であっても、自分の額の上に電極を着けたまま外に出ることに対して当然ためらいを感じる。そのような患者には、皮下神経刺激療法が提示される。その際には、定義上の皮下電極は、標的神経の上にある皮膚電極とは反対に、標的神経の近くに配置させるか、あるいは実際に標的神経に接触することができる。そのため、皮下アプローチは標的神経に対してより直接的な刺激を与えるという利点を有しており、より少量の電流の使用も可能となる。
[0007] 従って、当該技術分野においては眼神経などの神経の神経刺激のための皮下電極およびそれに対応する埋め込み技術が必要とされている。
[0008] 上述の要求に対処するために、種々の技術および装置が開示されている。例えば、電気的に活性な六角形状のヘッド領域を有するセルフタップネジを備える電極組立体が開示される。ネジは、骨係合表面およびワイヤ係合表面と、ネジのワイヤ係合表面に電気的に結合した遠位端を有する電極ワイヤと、パルス発生器に電気的に決用するよう構成された近位端と、を備える。
[0009] 本明細書には、患者にセルフタップネジを備える電極組立体を経皮的に埋め込む方法が開示されている。この方法は、患者の皮膚を通じてカニューレおよびスタイレットを含む針を導入することと、所定の位置にカニューレを残す一方でスタイレットを取り除くことと、電極組立体を受容する中空ドライバを備える電極アプリケータである電極アプリケータをカニューレを通じて導入することと、電極組立体内のセルフタップネジが骨にねじ込まれるように中空ドライバを打ち込むことによって骨に電極組立体を固着することと、を含む。例えばこの方法は、神経に隣接するようにカニューレを導入するために皮膚を通じて神経に向かってスタイレットを挿入することと、セルフタップネジおよびセルフタップネジに電気的に結合するリード線を備える電極組立体を含む管腔を有する中空ドライバである中空ドライバを、カニューレを通じて挿入することと、骨に電極組立体を取り付けるために神経に隣接する骨内にセルフタップネジを打ち込むため中空ドライバを使用することと、を含み得る。
[0010] 埋め込み可能な電極組立体が本明細書に開示される。一態様では、組立体は、内側端おとび外側端を有する電極体と、電極組立体上に配置されるあるいは電極組立体と一体に形成される少なくとも二つの電気接点と、少なくとも二つの電気接点の間に定義される絶縁領域と、電極体に定義される固着装置を受容するよう構成される少なくとも一つの開口部と、を備える。例えば、埋め込み可能な電極組立体は、遠位側、近位側、内側端および遠位端を有する電極体と、一対の電気接点の内の一つが遠位側に向かって遠位に配置されかつ一対の電気接点の内の残りの一つが近位側に向かって近位に配置されるように電極体上に設置または電極体と一体に形成された一対の電気接点であって、第1の対の電気接点が繊維方向の電流が眼窩上神経に沿いかつ隣接する滑車上神経に沿って励起するよう構成されるように各電気接点は内側端および遠位端の間に延在する、一対の電気接点と、電気接点の間に定義される絶縁領域と、電極体で定義される開口部であって固着装置を受容するよう構成される前記開口部、とを備え得る。
[0011] 別の実施形態では、遠位側および近位側を有する電極体と、第1の対の電気接点の内の一つが遠位側に向かって遠位に位置付けられかつ第1の対の電気接点の内の残りの一つが近位側に向かって近位に位置付けられるよう電極体上に設置また電極体と一体に形成された第1の対の電気接点と、第2の対の内の一つの電気接点が遠位側に向かって遠位に位置付けられかつ第2の対の電気接点の内の残りの一つが近位側に向かって近位に位置付けられるように電極体上に設置または電極体と一体的に形成される第2の対の電気接点であって第1の対の電気接点が眼窩上神経に沿って繊維方向の電流を励起するように構成されるようかつ第2の対の電気接点が隣接する滑車上神経に沿って繊維方向の電流を励起するように構成されるように第1の対の電気接点から離間される第2の対の電気接点と、第1の対の電気接点および第2の対の電気接点の間および各対の各電気接点の間に定義される絶縁領域と、電極体で定義される開口部であって固着装置を受容するよう構成される開口部と、を備える、電極組立体が提供される。
[0012] 別の実施形態では、内側端および対向する遠位端を有する電極体と、一対の電気接点の内の一つが内側端に向かって内側に配置されかつ一対の電気接点の内の残りの一つが外側端に向かって外側に配置されるように電極体上に設置または電極体と一体に形成された一対の電気接点であって一対の電気接点は一対の電極が直交方向の電流が眼窩上神経を横切りかつ隣接する滑車上神経を横切るように励起するよう構成されるように一対の電気接点は離間される、一対の電気接点と、電気接点の間に定義される絶縁領域と、電極で定義される開口部であって固着装置を受容するよう構成される開口部、とを備える、電極組立体が提供される。
[0013] さらに別の代替的な実施形態では、隣接する前頭筋を通ってその下の疎性結合組織まで切込みが延在するように眼窩上孔に隣接する皮膚を通る切込みを形成することと、切込みを入れる間、関連する眼窩上神経および関連する滑車上神経が前記前頭筋の変位部位から変位するように前頭筋の一部をその下の前記疎性結合組織から離れて変位させることと、皮膚電極が関連する眼窩上神経および関連する滑車上神経を励起するよう位置づけられるように皮膚電極を前頭筋の変位部分に隣接する疎性結合組織内に位置付けることと、
皮膚電極内の開口部を通して固着装置を挿入することおよび疎性結合組織下の骨に固着装置を固着することと、を含む、皮膚電極を埋め込む方法が提供される。
[0014] この概要は、さらに以下に説明される単純化された形態での概念の選択を導入するために提供される。この概要は、特許請求される対象の重要な特徴または必須の特徴を同定することを目的としているものではなく、特許請求される対象の範囲を制限するために使用されることを目的としているものでもない。本発明のその他の特徴、詳細、有用性および利点は、添付の図面においてさらに説明されかつ添付の特許請求の範囲において定義される発明の種々の実施形態の以下のより具体的に記載された説明から明らかとなる。
[0015] 本開示内容は、添付の図と合わせて以下の説明を参照することにより、その構成および運用方法のいずれもが理解され得る。
[0016] 三叉神経のいくつかの枝(神経)の位置および三叉神経の浅枝の主要の孔の位置の図である。 [0016] 三叉神経のいくつかの枝(神経)の位置および三叉神経の浅枝の主要の孔の位置の図である。 [0017] ヒトの頭部における三叉神経を覆う種々の組織層の図である。 [0018] 本開示内容の態様による電極システムの一実施形態を埋め込まれた患者の図である。 [0019] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の種々の実施形態の図である。 [0020] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の別の実施形態であって、ディスク状の接点が示される実施形態の図である。 [0021] 図3A−3の線3−3のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0022] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の別の実施形態であって、ディスク状の接点が示される実施形態の図である。 [0023] 図3A−5の線5−5のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0024] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態であって、検出接点および刺激接点の両方を含む電極組立体の図である。 [0024] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態であって、検出接点および刺激接点の両方を含む電極組立体の図である。 [0024] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態であって、検出接点および刺激接点の両方を含む電極組立体の図である。 [0024] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態であって、検出接点および刺激接点の両方を含む電極組立体の図である。 [0024] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一の実施形態であって、検出接点および刺激接点の両方を含む電極組立体の図である。 [0024] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態であって、検出接点および刺激接点の両方を含む電極組立体の図である。 [0025] 図3A−7の線13−13のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0026] 図3A−11の線14−14のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0027] 図3A−9の線15−15のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0028] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の実施形態であって、代替的な固定位置が示される実施形態の図である。 [0028] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の実施形態であって、代替的な固定位置が示される実施形態の図である。 [0029] 図3A−1の線4−4のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0029] 図3A−1の線4−4のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0029] 図3A−1の線4−4のあたりの電極組立体の電極の部分側断面図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0030] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態の図である。 [0031] 図2のシステムにおいて使用され得る電極組立体の一実施形態であって、組立体が側頭葉および耳介側頭神経に対して配置されるよう構成された実施形態の図である。 [0032] 本開示内容の態様による埋め込み可能な電極システムの別の実施形態の図である。 [0033] 標的骨領域に対して本明細書で開示されている埋め込み可能な電極システムを送達するために使用され得る最小限の侵襲性を有する送達装置の図である。 [0033] 標的骨領域に対して本明細書で開示されている埋め込み可能な電極システムを送達するために使用され得る最小限の侵襲性を有する送達装置の図である。
[0034] 本明細書に記載された埋め込み技術の特徴のより深い理解のために、三叉神経と三叉神経を覆うヒト頭部の皮下および結合組織の簡単な説明を提示する。図1Aおよび図1Bを参照するに、三叉神経は最も大きい脳神経であり、脳幹およびその他の脳構造と幅広い繋がりを持っている。第5脳神経、または「CN V」とも称される三叉神経は、顔面上に3つの主要な感覚枝を有しており、それら主要な感覚枝は両側性で非常に到達しやすいものである。眼窩上神経または眼神経は、しばしばV領域と称される。眼窩下枝または上顎神経は、一般的にV領域と称される。下顎神経のオトガイ枝およびは、V領域と称される。眼窩上神経は、額、上瞼、鼻前部および眼の皮膚の疼痛、温度および軽い触覚に関する感覚情報を供給する。眼窩下枝は、下瞼、頬および上唇の疼痛、温度および軽い触覚に関する感覚情報を提供する。オトガイ枝は、顔面の下半分(例えば、顎および舌)および唇の皮膚に同様の感覚様相を提供する。
[0035] 図1Aおよび図1Bに示されるように、これらの枝は3つの孔を通って頭蓋骨を出る。眼窩上神経は、鼻正中線からおよそ3.1−3.8cm離れており(成人で)、眉の下に位置する眼窩上縁のすぐ上に位置する孔1から出る。眼窩下枝または上顎神経は鼻正中線からおよそ2.4−3.0cm離れている(成人で)孔2から出て、オトガイ神経は鼻正中線からおよそ2.0−2.3cm離れている(成人で)孔3から出る。頬骨顔面枝、頬骨眼窩枝、頬骨側頭枝および耳介側頭枝を含むその他の感覚枝は、その他の孔から生じる。
[0036] 3つの主要な枝からの繊維が合わさり、三叉神経節を形成する。そこから、繊維は、脳橋からシナプスのレベルで、脳橋の主要な知覚核、Vの中脳核およびVの脊髄核及び脊髄路とともに脳幹に上がる。疼痛線維は、Vの脊髄核および脊髄路に下った後、視床後内側腹側核(VPM)に上がりその後、大脳皮質に投射する。軽い触覚神経線維は、大きな有髄線維であり視床後外側腹側核(VPL)に上り、かつ大脳皮質に投射する。求心性知覚線維は、三叉神経核から視床および大脳皮質に投射する。
[0037] 図1Cは、層の中でも特に骨膜Dまたは頭蓋骨膜(頭蓋骨の外側表面を覆う薄膜)の上および表皮A(皮膚の最も外側の層)の下の皮下または結合組織を図示する。また、前頭筋Cおよびそれに関連する腱膜も示されている。腱膜および前頭筋は、疎性結合組織によって骨膜から分離されている。
[0038] 一態様では、いずれもが本明細書において参照により組み込まれる2010年10月5日に出願され「Extracranial Implantable Devices, Systems and Methods for the Treatment of Neuropsychiatric Disorders」と題された同時係属米国特許出願番号第12/898,685号、2010年10月5日に出願された「Extracranial Implantable Devices, Systems and Methods for the Treatment of Neuropsychiatric Disorders」と題された米国特許出願番号第12/898,696号および2011年12月14日に出願され「Extracranial Implantable Devices, Systems and Methods for the Treatment of Medical Disorder」と題されたPCT国際出願番号PCT/US2001/065003の開示に基づき、本明細書で開示されたシステムおよび方法は、鬱病および大鬱病性障害などの精神神経疾患、てんかんおよび薬剤抵抗性てんかんなどの神経障害、心臓関連障害、疲労、耳鳴りおよびその他の医学的障害を含むがそれらに限らない、医学的障害を治療するための三叉神経刺激の適用にあたって使用することができる。顔面、耳または頭皮における三叉神経の末梢枝および皮枝への刺激は、安全な周波数、パルス継続時間、および振幅で与えられ刺激することができる。このような治療法および予防法は、しばしば望ましくない副作用あるいはその作用に特異性の欠如を有することが多い現在使用されている薬理学的アプローチよりも有益である。
[0039] 本明細書の開示内容の態様による埋め込み可能な電極組立体の特定の実施形態の考察については、三叉神経、脊髄神経、およびその他の末梢神経の浅枝の皮下刺激に使用され得るシステムと電極組立体およびその固定方法の種々の実施形態を図示する図2〜図6Cを参照する。
[0040] 図2から理解されるように一実施形態では、患者10に埋め込み可能な三叉神経の浅枝の皮下刺激のためのシステム100は、電極組立体20、神経刺激器またはパルス発生器30、電極組立体とパルス発生器とを電気的に結合するための電気ケーブルまたはリードワイヤ40、および対応する開口部65で受容される固着装置70を備える。
[0041] パルス発生器30は、神経刺激のためのいかなるタイプの適切な信号発生装置であってもよい。いくつかの実施形態ではパルス発生器30は、誘導無線周波数あるいはその他の電磁結合によって本体の外からデータおよび/または電力を受けるための電子回路を含むことができる。いくつかの実施形態では電子回路は、RFデータおよび/または電力を受けかつ送るための誘導性コイル、刺激パラメータをデコードおよび記憶しかつ刺激パルスを生成するための集積回路(IC)チップ、および電子回路の機能を完成するのに必要とされる、例えばコンデンサ、抵抗器、トランジスタ、コイル等のさらなる個別の電子部品を備える。
[0042] 別の実施形態ではパルス発生器30は、一連のデータ、刺激、および制御パラメータを記憶するためのプログラマブルメモリを備え得る。とりわけて、メモリは刺激および制御パラメータを、各個人にとって最小限の不快感をもたらす安全で効果的な設定に調整することを可能にする。特定のパラメータは、種々の医学的障害に対して治療上の利点を提供し得る。例えば、一部の患者は間欠刺激に対して好ましい反応を示し得る一方で、他の患者は自身の症状の治療に持続的刺激を必要とし得る。
[0043] いくつかの実施形態では、パルス発生器30は電源および/または蓄電装置を備え得る。システムに電力を供給するための可能な選択肢としては、これらに限定されないが、パルス発生器30に結合された外部電源(例えば、RFリンクを介する)、エネルギーを生成または蓄積するための何らかの適切な手段(例えば、一次電池、補充または充電可能なリチウムイオン電池などの電池、電解コンデンサ、超コンデンサ、動力発電機など)を使用する内蔵電源、および内臓電源が補充または充電可能なものである場合は、電源を補充または充電する手段(例えば、RFリンク、光リンク、熱リンク、誘導性リンク、またはその他のエネルギー結合リンク)が含まれる。
[0044] いくつかの実施形態では、パルス発生器30は他の装置から独立して作動する。別の実施形態では、パルス発生器30はその他の埋め込まれた装置または患者の身体の外にあるその他の装置と連携して作動する。例えば、パルス発生器は、その他の埋め込まれた神経刺激器、その他の埋め込まれた装置および/または患者の身体の外にある装置と、例えばRFリンク、超音波リンク、熱リンク、光リンクなどを介して、通信し得る。具体的には、パルス発生器30は神経刺激器に指令および/またはデータを送信することが可能かつ神経刺激器から同様に指令および/またはデータを受信することが可能であり得る外部リモートコントロール(例えば、患者および/または医師プログラマ)と通信し得る。
[0045] システム100および/または電極組立体20はキットの一部であり得る。いくつかの実施形態では、本明細書内で開示された方法による埋め込みに関する説明書をも含み得る。いくつかの実施形態では、キットは、刺激パラメータおよびシステム構成の適切な調整を達成するために、刺激の臨床効果の観察に関する説明書をも含み得る。
[0046] いくつかの実施形態では、システムは閉ループ設計を使用することがき、閉ループ装置または感知装置を含み得る。このようなシステムでは、閉ループ装置は刺激電極またはさらなるセットの電極、留置カテーテルまたは皮膚性もしくは埋め込み可能な生理学的モニタを備え得る。装置は、脳活動、心拍数、パルスオキシメトリ、脳血流、収縮期、拡張期血圧または平均動脈圧、経頭蓋ドップラー、心臓パラメータ(駆出率、肺圧、心房圧または心室内圧)、心拍変動(時間、周波数、または非線形もしくはその他の心拍変動の尺度を使用)、一つ以上の軸方向における機械的な動き、潜在的に危険な症状または望ましい臨床効果の達成を示し得る分子の存在、またはそれだけに限らないがファジー制御器、LQG(線形象限ガウシアン)制御器および人工神経ネットワーク(ANN)を含む神経刺激器のセルフチューニング適応フィードバック制御を提供するその他の生理学的パラメータを検出するように構成され得る。適応学習制御器は、特定の患者または同様の患者における治療中の症状の緩和に役立った刺激設定に対するこれまでの応答から学習することができる。いくつかの実施形態では、この質的および/または量的フィードバックはシステムによって、刺激の臨床効果を最適化するよう、閉ループ様式で刺激パラメータを自動的にまたは別の方法で調整するために使用され得る。
[0047] 図2〜図5Iに示されている実施形態などのいくつかの実施形態では、神経刺激は電気神経刺激器を使用して提供することができ、またシステムは10μC/cmより著しく低い電荷密度を25mA/cmより低い電流密度で供給するよう構成される。一実施形態では、出力電流は250マイクロ秒で3mAであり、0.2cmの電極半径を有することから、電荷密度は0.59μC/cmである。
[0048] いくつかの実施形態では、電極組立体20は無線で外部神経刺激器に電気的に結合されてよく、患者に埋め込まれたコイルと外部パルス発生器内のコイルとの間の誘導結合により皮膚を通してエネルギーが移行される。そのような実施形態には、埋め込まれた信号発生器30は当然存在しない。さらなる代替案では、電極組立体20は埋め込まれ得るがパルス発生器は外部に位置し、電気ケーブル40は埋め込まれた電極と外部パルス発生器とを電気的に結合する。パルス発生器自体は、例えば胸部など、皮下の種々の位置に配置されることができ、リード線はパルス発生器および電極組立体を接続するために患者の皮下に配置される。
[0049] 図2は、システム100において使用され得る電極組立体20の一実施形態を図示する。電極組立体20は、成人で鼻正中線のおよそ3.1から3.8cm外側にある眼窩上縁の上に位置する眼窩上孔において、またはその付近、またはそれに隣接して位置する二つの埋め込まれた電極20aおよび20bを備え得る。いくつかの実施形態では、電極組立体は、眼窩上枝および滑車上枝の両方を刺激するために眼窩上孔に配置されるよう構成され、それにより一対の接点が、正中線から平均して32mm離れた位置にある眼の上の眼窩上孔から眼窩上神経が出る所とほぼ同じ場所に位置づけられ、また一対の接点が同様に正中線から平均して22mm離れた孔から滑車上神経が出る所に位置づけられる。
図2に示されるように、パルス発生器30からの電気刺激を送達するために各電極体は、電極22aおよび22bそれぞれの外側端22aおよび22bにおいて、リード線またはリードワイヤ40に接続または結合する。パルス発生器30自体は、胸部など、皮下の種々の部位に配置されることができ、リード線はパルス発生器に接続するために患者の皮下に配置される。代替的に、上述されるように、パルス発生器30は身体の外部にあってよい。
[0050] 一実施形態において、かつ図3A−1から図3A−6に示されるように、また図2を参照するに、電極体20aなどの各電極体は、少なくとも一つの接点60および、固着装置70と絶縁領域75とを受容するよう構成された少なくとも一つの開口部65を備える。電極体20aは、櫂または板またはその他の適当な形状であってよい。コンタクト60は種々の形状のものが実現されてよい。例えば、コンタクト60は例えば図3A−1、3A−2に示されるように長方形であってよく、あるいは図3A−3、3A−5および図3A−7から3A−12に示されるようにディスク状であってもよい。図3A−5に示されるように、電極は1mm未満の厚さを有し得、それぞれが直径4mmの白金/イリジウムディスクを備える中心間距離10mmの一対の接点60を備える。図3A−3に示されるように、電極は1mmの厚さを有し得、それぞれが直径2mmの白金/イリジウムディスクを備える外側中心と内側中心間の距離が12mmで接点間の距離が2mmの4つの接点60を備える。別の実施形態では、ディスク状接点の直径は2mmまたは3mm未満または4mmより大きくてもよい。図2および図5A〜5Hに示されるような別の実施形態では、接点は丸みを帯びた角を有する細長い長方形体、または望ましくは丸みを帯びた角を有する、その他の形状体であってよい。そのような形状は、鋭利に角ばった角によって発生し得る、電場における「ホットスポット」を防ぐ。電極体20aおよび20bおよび/または接触点60は、周囲の組織および組立体に損傷を与える可能性のある腐食および電気分解を防止するために、チタニウム、窒化チタン、白金、イリジウム、タンタラム、ニオビウム、レニウム、パラジウム、金、ニクロム、ステンレス鋼、またはこれらのいずれかの合金などの、貴金属または耐火金属またはそれらの化合物からつくられてよい。いくつかの実施形態では、電極体20aおよび20bは7mm、5mm、1mmまたは1mm未満の厚さを有し得る。電極体が比較的薄いことは、患者の額/額下における電極体の外見を改善する手助けとなり得る。一実施形態では、電極体は8cmの長さYおよび5mmの幅Xを有し得る。いくつかの実施形態では、長さYは1mmから10cmの長さで、幅Xは5mmから10cmであってよい。簡略にするため、「電極」および「電極体」という用語は、本明細書では同じ意味で使用される。
[0051] 図2および図3A−1において示されるように電極20aは、滑車上神経(図1A参照)などの第1領域を刺激するために構成された第1の対の誘電接点60aおよび60b、および眼窩上神経(図1A参照)などの第2領域を刺激するために構成された第2の対の誘電接点60cおよび60dを含む2対の接点を備える双極電極であってよい。そのため接点の各対は、対応する神経の逆行性刺激用に構成される。つまり、接点の各対は、接点の間に誘導された電流が神経線維方向に移動するように同じ神経を覆うように位置づけられる。そのような繊維方向の電流の励起は、眼窩上および滑車上神経の双方を励起するために横方向の広がりを有する1対の電極によって誘導されることができる。例えば、図3A−2に示されるように電極20aは、第1領域における滑車上神経および眼窩上神経を刺激するために構成された第1接点60cとおなじく第2領域における滑車上神経および眼窩上神経を刺激するために構成された第2接点60fとを備える双極電極であってよい。以下により詳細に記載されるように、また図2およびその他の図を参照するに、電極組立体20は眼神経、眼神経枝および/または本明明細書に記載されるその他の神経の両側同時および同期刺激のために構成された電極20aおよび20bを備え得る。他の実施形態では、電極組立体20は電極20aのみを備え、それにより眼神経、眼神経枝および/または本明細書に記載されるその他の神経に片側刺激を送達する。電極組立体20は、図2、3A−1、3B−2およびその他の図では1対の電気接点(60a/b、60c/d、60e/f)を有しているのに対して、別の実施形態では、それぞれの電極体20aおよび20b上にはより多い数またはより少ない数の接点を有し得る。
[0052] 刺激電極に加えて、いくつかの電極接点要素は刺激に加えて感知にも使用することができ、あるいは感知(たとえば、脳の電気活動)のための専用誘電領域を提供するためにさらなる接点を電極体20に組み込むことができる。いくつかの実施形態では、電極組立体はデュアル機能感知/刺激電極を備え得る。例えば、図3A−7から図3A−15に示されているように、電極体20aおよび20bは、感知接点21aを有する感知側21および刺激接点60を有する刺激面23を備え得る。感知面は額の前頭骨部分を面し、刺激面は眼神経を面する。図3A−13の部分側断面図から理解されるように、接点21aおよび60は、互いに位置が一致するか、あるいは互いに直接対向する。別の実施形態では、また図3A−14から3A−15の部分側断面図から理解されるように、接点21aおよび60は互いに少なくとも互部分的にずれている。
[0053] 別の実施形態で、電極組立体は感知のためだけに構成されることができ、あるいは組立体は感知および/または刺激のために構成された一つ以上の電極体を備え得る。例えば、てんかんにおいては、ほとんどの発作は前頭葉および側頭葉から発生することが知られている。一実施形態では、感知接点を有する感知面を備える電極体が額領域の前頭部下に配置され(例えば、図5A等参照)、かつ/または側頭領域の側頭部下に配置される(図5J参照)。いずれの部位においても、電極体は筋肉およびその下の骨膜の間にある疎性結合組織に位置する。好都合なことに、感知電極を骨および/または軟組織下の骨膜に固定することは、発作および/またはその他の精神神経病変または正常な脳活動を示す脳活動を検知するための感知電極の分解能を促進する。例えば、ある患者の発作が側頭葉の両側(内側側頭硬化症)から発生するということがわかっている場合は、側頭葉の両側上の骨の上に感知アレー(電極体/電極組立体)が配置される(例えば、図5J参照)。発作活動が感知されると、感知電極体/電極組立体は一つ以上の刺激電極組立体と通信し、三叉神経への刺激を引き起こす。デュアル感知/刺激電極組立体が使用される実施形態では、感知面は発作活動を検知し、刺激面は三叉神経(または各枝)(例えば、図5Jに示される耳介側頭神経)を刺激する。
[0054] 電極体20aの断面図を図示する図4A〜4Cから理解されるように、いくつかの実施形態では電気接点60a、60cは電極体20aの絶縁領域75と面一であってよい。いくつかの実施形態では、接点60a、60cは電極体20aの絶縁領域75に対して隆起した位置にあってよい。いくつかの実施形態では、接点60a、60cは電極体20aの絶縁領域75に対して凹んだ位置にあってよい。
[0055] 電極体は、固着装置70を受容するための開口部65をさらに備え得る。電極体が、筋肉および骨膜(または脊椎骨)の間の疎性結合組織内の望ましい位置に配置されると、望ましい位置に電極体を固定するために、固着装置70が開口部に導入される。骨に電極を固定することにより、リード線の移動および電極が動くことが最小限に抑えられる。固着装置70は、セルフタップネジなどのネジ、ピン、使い捨てリベット、凝固型接着剤、あるいはその他の適切な固着装置であってよい。開口部65と対応する固着装置70は、電極体20aの略中心部および接触60間のおよそ中央の所で示されているがその一方で、図3Bおよび3Cに示される実施形態のように、開口部65と対応する固着装置70は、リード線またはリードワイヤ40が身体に結合される電極体20aの端24の反対の端22に位置することができると理解される。そのような端への配置は、リード線が身体に結合された場合に、リード線から電極組立体に送られる機械的な動きを弱める可能性がある。別の実施形態では、開口部65と対応する固着装置70は、中心線における位置ではなくむしろ角における位置あるいは中心と端または角の間のいずれかの位置などの、電極体に関連する別の位置にあってよい。さらなる実施形態では電極体は、電極体の骨への固定をさらに補助するための一つ以上の開口部(それぞれがそれぞれの固着装置を受容する)を備えてよい。
[0056] 図5A〜5Hは、システム100と共に使用され得る電極組立体の種々の実施形態を図示する。特に、種々のリードワイヤ構成および固着点の構成が示されている。図5Aに示されるような一実施形態では、各電極20aおよび20bは、それぞれが対応するリード線40を有する。各電極は二つの接点60およびその中心線上の中央に位置する開口部65と対応する固着装置70を備える。電極20aはパルス発生器の第1チャネルに結合され、電極20bはパルス発生器30の第2チャネルに結合され、それぞれ独立したリード線またはケーブル40を介して結合される。代替的に、図5Bに示されるように一つのリード線40が電極20aおよび20bの両方を駆動し得る。電極20aは接続リード線42を介して直列に電極20bに結合され、直列に接続された電極はリード線40を介してパルス発生器の第1チャネルに結合される。図5Cは開口部65が各電極の遠位端部に位置するという点で図5Bの実施形態のバリエーションを図示する。図5Dにおいて同じ開口部の位置が示されているが、図5Aの実施形態と同様に各接点20aおよび20bがそれぞれ個別のリード線40を有する位置が示されている。
[0057] 眼窩上神経および滑車上神経の両方に対して1対の接点のみを有するのではなく、それぞれの神経は各自専用の1対の接点60を有してよい。つまり、図5Aから5Dに関連して上に検討された4つの実施形態は、各接点20aおよび20bが4つの接点60を備えるように改造されてよい。図5Eは、一つのリード線40が両方の電極に繋がっており、また各開口部が中心線上の中央に位置しているという点で図5Bに対応する。電極20aは接続リード線42を介して直列に電極20bに結合され、直列に接続された電極はリード線42を介してパルス発生器30の第1チャネルに結合される。図5Fは、各電極20aおよび20bが各自専用のリード線40有し、中心線上の中央に位置する開口部65を有するという点で図5Aに対応する。電極20aは独立したリード線またはケーブル40を介してパルス発生器30の第1チャネルに結合し、電極20bは独立したリード線またはケーブル40を介してパルス発生器30の第2チャネルに結合する。図5Gは、一つのリード線40が両方の電極に繋がっており、また各開口部が電極の遠位端の中心線上に位置しているという点で図5Cに対応する。電極20aは接続リード線42を介して直列に電極20bに結合され、直列に接続された電極はパルス発生器30の第1チャネルに結合される。最後に図5Hは、各電極20aおよび20bが各自専用のリード線40を有するが開口部65はそれぞれの電極の遠位端に位置する、という点で図5Dに対応する。
[0058] 使用にあたり、また図1Cおよび2を参照して理解されるように、一実施形態では、医師は眼窩上孔を術中蛍光透視法によって特定し、孔のちょうど外側の所で眉に小さく切込みを入れる。切込みが入れられると、執刀医は孔の真上の骨膜まで軟組織を切り込み、接点が皮膚に向かって外側を向き(脳に向かって内側を向くのとは反対に)、電極体が実質的直接的に骨に当たるように電極を挿入する。より詳細にそして図1Cを参照するに、電極体は骨膜Dを覆うが前頭筋Cの下になるように疎性結合組織内に位置する。接点は、皮膚に向かって外側に面する。電極はその後眼窩上孔を中心として置かれ、開口部を通って挿入された固着装置を介して固定されてよい。電極体を骨に固定することによって、リード線の移動および皮膚刺激に関連する問題は減少する。神経は取り除かれ前頭と一体になるため、眼窩上神経および滑車上神経が前頭筋から変位するように、前頭筋はその下にある疎性結合組織から僅かに離れるよう引っ張られることができる。このことは、その後電極体が眼窩上神経および滑車上神経を切除または損傷する危険性を有することなく疎性結合組織内に挿入されることができるということから、利点を有する。このような方法で電極を配置することにより、直接神経に接点を接着させる必要なく、接点が神経に接する、近接するまたは隣接するように配置される。同じ埋め込み手順は、両側埋め込みを目的として患者の対側においても実施されることができ、または片側埋め込みを目的として片側においてのみ実施されることができる。
[0059] 電極組立体の配置の続いて、電極組立体は患者の皮下に配置される埋め込まれた電気ケーブル40を介して埋め込まれた神経刺激器30に接続される。図示される実施形態では、神経刺激器30を介する刺激は電気ケーブル40を介している。代替的な実施形態では、埋め込まれた電極組立体20にエネルギーを送達するために誘導結合を使用する埋め込まれていない外部神経刺激器を用いて無線で電気刺激が実行される。さらに別の実施形態では、電極組立体20が埋め込まれるのに対して、埋め込まれていない神経刺激器は外部に配置され、両者は電気ケーブル40を介して接続される。
[0060] 別の実施形態では、電極組立体20は複数の接点および複数の連続または不連続絶縁領域を備え得る複数の多接点電極を備え得る。種々の実施形態では、電極体の配列またはレイアウトは、単一の接点あるいは直列または複数の接点および絶縁空間を有する線状電極あるいはより平板な「リボン状」または「帯状」電極であってよく、さらには表面上に一つ以上の導電性領域および絶縁領域を有しうる。
[0061] 図2およびその他の図から理解されるように、電極組立体20は左右両方の眼神経の枝を同時にあるいは非同期的に刺激するよう構成されている。鼻正中線12の両側に接点対60を有する第1埋め込み電極20aおよび接点対60を有する第2電極20bを配置することにより、刺激電流が繊維方向であることあるいは求心性眼神経または眼窩上神経の方に向かうことが確実となる。さらには、刺激に対する応答は限局化しており、したがって刺激に対する応答が正中線の片側からもう一方の片側で異なるため電極組立体20のこの構成により、電極接点60が独立しておよび/または片側のみ刺激されることが可能となる。
[0062] 別の実施形態では、電流は神経線維に向かって直交または垂直に励起され得る。例えば図5Iに示されるように、眼窩上神経の外側にある接点60は一つの陽極/陰極端子を形成することができ、二相パルスの使用は、パルスの半周期中は接点に陰極としての機能を果たさせ、パルスの残りの半周期中は陽極としての機能を果たさせる。滑車上神経の内側にある接点60は、残りの陽極/陰極端子を形成する。このように、電流はまず各神経線維を外側方向に横切るように励起され、次に各神経線維を内側方向に横切るように励起される。図5Aに示されるような「繊維方向」の実施形態を再び参照するに、電流はむしろ各二相パルスに対してまず求心方向に励起され、次に遠心方向に励起される。二相パルスは、電荷ビルドアップがないという点で利点を有する。反対に、単相パルスは専用の陰極接点および専用の陽極接点の使用を含む。そのような実施形態は本開示内容の範囲内にあるが、接点が専用の陽極または陰極として作動する場合には、電荷ビルドアップの危険性が生じる。そのため、そのような実施形態は主として短時間の適用において有用である。しかしながら慢性または長期処置においては、二相パルスを使用することによって電荷ビルドアップの危険性が排除される。
[0063] 直交方向の電流を使用して神経線維を励起するには、一つの接点60が神経線維を覆うか神経線維の片側にあることが望ましい。残りの接点はその後神経線維の反対側に位置付けられる。そのような配置は図5Iに示されている。しかしながら、1対の接点は、繊維方向の実施形態あるいは直交方向の実施形態のいずれかに係っていることが理解される。繊維方向の実施形態においては、いずれの接点も神経線維を覆う。一つの接点は繊維上に遠位に位置するのに対して、もう一方は近位に位置する。例えば、電極20bに関して図5Aに示されるように、一つの接点60は孔から遠位に位置するのに対してもう一方の接点60は孔に対して近位に位置する。しかしながら図5Iにおいては、一つの接点60は神経線維の比較的外側に位置するのに対して、もう一方の接点は神経線維の比較的内側に位置する。これらの内側および外側の接点60が陽極/陰極端子を形成する場合には、電流は神経を内側および横河方向に横切って交差する。その際に神経線維を励起(脱分極)するのは陰極端子であるということは周知である。対して、陽極端子は神経線維を過分極化する傾向にある。そのため、一般的に陽極端子は「中立」端子の基準として示される。そのためパルスが二相ではない場合には、陰極端子は所定の神経線維を覆うようにあるいは隣接するように(神経線維を覆うがやや内側あるいは外側に)位置づけられ得る。陽極端子の位置はさほど重要ではない。
[0064] しかしながら、二相電極の実施形態では、所定の接点60が陰極および陽極の双方として作動する。その最も単純な実施形態において、1対の接点60は陰極/陽極端子を形成する。一方の接点が陽極として作動する一方で、もう一方が陰極として作動し、逆もまた同様である。そのような接点は群を形成することが理解される。つまりは、一つのリード線40は接点60の一群に結合し、一方で別のリード線40は接点60の別の一群に結合する。一方の群が陰極として作動する一方で、もう一方の群は陽極として作動し、逆もまた同様である。接点60がそのような群としてまたは単なる対として励起されるかどうかに関わらず、二相の実施形態ではパルス発生器30からの各二相パルスの半周期中は、各接点は陰極として作動するという点から、各接点60の位置は適切に位置づけられるべきだということが理解される。
[0065] そのため繊維方向の実施形態では、電流はまず繊維に沿って求心方向(神経節に向かって)に向かい次に遠心方向(神経節から離れる)に向かうように、接点60が
神経細胞に関連して位置づけられることが望まれる。再び図2を参照するに、各電極20aおよび20bは、近位側(眼窩上縁に向かって面する側)および遠位側(頭髪の生え際に向かって面する側)を有すると考えられる。そのためそのような繊維方向の実施形態では、一つの接点60が電極体の遠位側に向かって位置するのに対して反対の接点60は電極の近位側に向かって位置する。対して直交方向の実施形態では、電流がまず外側方向、次いで内側方向に神経線維を横切るように方向づけられるよう、接点60が神経線維に対して位置付けられることが望まれる。再び図5Iを参照するに、そのため少なくとも一つの接点60が電極体の内側端に向かって位置づけられるのに対して、少なくとも一つのもう一方の接点60が電極体の外側端に向かって位置づけられる。その様な実施形態は、繊維方向の要素と直交方向の要素の両方を有する「対角線の」電流が励起されるように組み合わせられるということが理解される。
[0066] 図2が両側に埋め込まれた電極組立体20を図示する一方で、別の実施形態では電極組立体は片側に埋め込まれてよい。図2は眼窩上神経および滑車上神経を刺激することを目的とした埋め込みのための手法を図示しているが、三叉神経のその他の主な枝または小さい枝のいずれかを刺激するために、同様の方法を他の皮下部位において使用することができる。
[0067] いくつかの実施形態では、椎孔から出る神経を刺激することによって脊髄神経の刺激をするために、埋め込み可能な電極システムが使用され得る。一実施形態では、かつ図6Aにおいて示されるように、また図6B〜6Cを参照するに、固着装置70はセルフタップネジであってよく、また固着装置70は絶縁ワイヤ40の遠位端40aに接続される。ワイヤの近位端40bは、パルス発生器30に結合される。セルフタップネジ70は、六角形の電気的に活性なヘッド70aを備える。少なくとも二つの電極20aおよび20bもまたワイヤ40に電気的に結合する。種々の実施形態では、電極20aおよび20bはおよそ2mmから5mm間隔をあけて配置されてよい。送達の際には、また図6B〜6Cに関連してより詳細に説明されるように、固着装置70は、例えば卵円孔、正円孔、上顎孔、眼窩孔、下顎孔、破裂孔、椎孔等の、自然身体孔の縁に固定される。装置70は、刺激を妨げることなく頭蓋骨が動くことができるようにする一方で、電極が神経に近接するかまたは神経に接触するように電極を固定させる。好都合なことに、孔から出る神経の軌跡はネジ頭に取り付けられたワイヤを辿らないことから、電気的に活性なネジヘッド40aは椎孔から出ている神経束を刺激する。
[0068] 図6B〜6Cに示されるように、電極組立体20、固着装置70およびリードワイヤ40は、送達装置200を介して送達されることができる。送達装置200は、カニューレ105およびスタイレット110を備える。送達装置200は、固着装置70の埋め込みを補助するために、中空スクリュードライバまたはレンチなどの、アプリケータまたはドライバ115をさらに備える。スタイレットはカニューレにおいて取り外し可能に受容され、また標的位置にカニューレを送達する際に、スタイレットが取り除かれ中空スクリュードライバ115(レンチ)がカニューレに方向づけられたセルフタップネジ70を送達するために導入される。装置200(アプリケータ、カニューレおよびスタイレット)の長さは、刺激を受けるべき神経および皮膚と固着装置が送達される標的位置の間の距離によって決定される。例えば、三叉神経は一般的には皮膚に近く、眼窩上孔が蛍光透視法下で到達可能かつ確認可能な頭蓋骨表面に並行して走っており、装置200は全長約5〜7cm(ドライバのハンドルを含む)であり得る。
[0069]使用にあたり、図6B〜6Cを参照して理解されるように、一実施形態では医師は標的位置を術中蛍光透視法によって特定し、穿刺切開をしてスタイレット100と共に装置200を経皮的に導入する。装置200は蛍光透視法による誘導の下で標的位置まで進行し、スタイレットはカニューレが標的である骨の位置に直接接触した時にカニューレから取り除かれる。固着装置70、電極組立体70およびリードワイヤ40は、中空スクリュードライバ115の近位端115aを通って出るワイヤの近位端40bを有する中空スクリュードライバ115によって保持される。スクリュードライバ115は、組立体と固着装置とをカニューレを通って進行させ、標的位置における骨に固着装置70を固定することを補助する。その他の接点20aおよび20bは、神経またはその枝の位置に近い軟組織にとどまり、患者が動くに従って軟組織と共に動く。装置70が所定の位置に固定されると、スクリュードライバは取り除かれ、リードワイヤはパルス発生器の位置にトンネルする。一実施形態では、固着装置は一つの陰極/陽極接点を形成する。神経の刺激には当然別の陰極/陽極接点を要する。そのため、第2固着装置および対応するリード線は、第1固着装置に隣接して経皮的に埋め込まれ得る。
[0070] 電極組立体の配置に続いて電極組立体は、患者の皮下に配置された、埋め込まれた神経刺激器30に埋め込まれた電極ケーブル40を介して接続される。図2に示されるシステムの実施形態では、神経刺激器30を介する刺激は電気ケーブル40を介する。代替的な実施形態では電気刺激は、埋め込まれた電極組立体20にエネルギーを送達するために誘導結合を用いる、埋め込まれていない外部神経刺激器を用いて無線で実施されることができる。さらに別の実施形態では、電極組立体20は埋め込まれるが、神経刺激器は身体の外部に配置され、両者は電気ケーブル40を介して接続される。
[0071] 刺激は、パルス持続時間、電極電流、負荷サイクルおよび刺激周波数などの操作パラメータを選択することによって提供され、パラメータは総電荷、電荷密度および相あたりの電荷が、頭皮または顔面組織、神経および脳を囲むその他の組織の許容される安全性限界内に十分にあることを確実にするために選択される。操作パラメータ値は、患者が額および頭皮に弱い刺痛などの刺激感を経験し、患者に著しい不快感または痛みをもたらすことなくかつ脳に対する電流侵入が最小限となるよう有利に選択される。これらの値は目的の治療によって異なってよいが、パラメータは25mA/cmより低い電流密度において10μC/cmより著しく低い電荷密度にある。一実施形態では、出力電流は250μsecで30mAであり、0.2cmの電極半径を有するため、電荷は0.59μC/cmである。
[0072] さらには、いくつかの実施形態では、電気刺激パラメータ、電気設計および電極間距離の選択は、頭蓋骨の骨組織下への電力侵入を防止するまたは最小化する一方で、電気刺激域が三叉神経の表在要素(およそ、3〜4mmの深さ)を含むように実施される。いくつかの実施形態では、歯に疼痛感覚を供給する神経の動員を避けるよう、低い電流(例えば、0.05〜5mA)および慎重な電極配置が選択され得る。いくつかの実施形態では、頭蓋骨および脳、特に眼窩上位置における電流の侵入を避けるために、低い電流(例えば、0.05〜5mA)も選択され得る。
[0073] 種々の実施形態では、埋め込まれたパルス発生器(神経刺激器)によって送達される刺激パラメータは、装置が外科的に埋め込まれた時点で決定(プログラム)され得る。別の実施形態では、これらのパラメータは外部装置によって修飾、制御、あるいはプログラムされることができる。この外部プログラミング要素は埋め込まれた要素と無線で通信する。これは、例えば、無線周波数信号によって、誘導結合によって、または当業者に明らかなその他の手段によって行われ得る。
[0074] 方向への言及のすべて(例えば、近位の、遠位の、上部、下部、上方、下方、左、右、外側、前側、後側、頂部、底部、上、下、垂直の、水平の、時計回り
および反時計回り)は、単に読み手の本発明の理解を補助するための同定目的で
使用されており、特に本発明の位置、配向、または使用についての制限を設けるものではない。接続への言及(例えば、付着された、結合された、接続された及びつながれた)は、広く解釈されるべきであり、別段の指示がない限り、要素の収集物間の中間メンバー及び要素間の相対的な動きも含み得る。例として、接続への言及は、必ずしも二つの要素が直接的に接続しており、互いに固定された関係にあることを示唆するものではない。例示的図面は、単に説明のためのものであり、本明細書に添付された図面に反映される寸法、位置、順序および相対的な大きさは変わり得る。
[0075] 上記の明細書、実施例およびデータは、下記請求項に係る発明の例示的実施形態の構造および使用の完全な説明を提供する。請求項に係る本発明の種々の実施形態がある程度の特殊性をもって、または一つ以上の個々の実施形態を参照して上記されているが、当業者ならば本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に多数の変更を行うことができる。したがって、その他の実施形態が予期される。上記の記載に含有され、添付の図面において示されるすべての事柄は、特定の実施形態の単なる図解であって、制限をもたらすものではないということが意図されている。細部または構造における変更は、以下の請求項において定義される発明の基本要素から逸脱することなく行われることができる。

Claims (20)

  1. 眼神経を刺激するための埋め込み可能な電極組立体であって、
    遠位側および近位側を有する電極体と、
    第1の対の電気接点であって、前記第1の対の電気接点の内の一つが前記遠位側に向かって遠位に位置付けられ、かつ前記第1の対の電気接点の内の残りの一つが前記近位側に向かって近位に位置付けられるように、前記電極体上に設置または前記電極体と一体に形成された第1の対の電気接点と、
    第2の対の電気接点であって、前記第2の対の電気接点内の一つが前記遠位側に向かって遠位に位置付けられかつ前記第2の対の電気接点の内の残りの一つが前記近位側に向かって近位に位置付けられるように前記電極体上に設置または前記電極体と一体的に形成され、前記第1の対の電気接点が眼窩上神経に沿って繊維方向の電流を励起しかつ前記第2の対の電気接点が隣接する滑車上神経に沿って繊維方向の電流を励起するように前記第2の対の電気接点が前記第1の対の電気接点から離間される、第2の対の電気接点と、
    前記第1の対の電気接点および前記第2の対の電気接点の間および各電気接点の間に画定される絶縁領域と、
    前記電極体内に画定される開口部であって、固着装置を受容するよう構成される開口部と、を備える、埋め込み可能な電極組立体。
  2. 前記開口部は、前記電極体の内側端に隣接して位置付けられる、請求項1に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  3. 前記開口部は、前記電極体の遠位端に隣接して位置付けられる、請求項1に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  4. 前記開口部は、前記近位側および前記遠位側の間の前記電極体の中心線上に位置付けられる、請求項1に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  5. 前記開口部は、前記電極体の中央に位置づけられる、請求項1に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  6. 眼神経を刺激するための埋め込み可能な電極組立体であって、
    遠位側、近位側、内側端および遠位端を有する電極体と、
    一対の電気接点であって、前記一対の電気接点の内の一つが前記遠位側に向かって遠位に位置付けられ、かつ前記一対の電気接点の内の残りの一つが前記近位側に向かって近位に位置づけられるように前記電極体上に設置または前記電極体と一体に形成され、前記一対の電気接点が繊維方向の電流が眼窩上神経に沿いかつ隣接する滑車上神経に沿って励起するように各電気接点が前記内側端および前記遠位端の間に延在する、一対の電気接点と、
    前記電気接点の間に画定される絶縁領域と、
    前記電極体内に画定される開口部であって、固着装置を受容するよう構成される開口部と、を備える、埋め込み可能な電極組立体。
  7. 前記開口部は、前記電極体の前記内側端に隣接して位置付けられる、請求項6に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  8. 前記一対の電気接点は、前記電極体の第1表面上に設置または前記電極体と一体的に形成され、前記埋め込み可能な電極組立体は、前記電極体の対向する第2表面上に複数の感知接点をさらに備える、請求項6に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  9. 前記開口部は、前記近位側および前記遠位側の間の前記電極体の中心線上に位置付けられる、請求項6に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  10. 前記開口部は、前記電極体の中央に位置づけられる、請求項6に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  11. 眼神経を刺激するための埋め込み可能な電極組立体であって、
    内側端および対向する遠位端を有する電極体と、
    一対の電気接点であって、前記一対の電気接点の内の一つが前記内側端に向かって内側に位置づけられ、かつ前記一対の電気接点の内の残りの一つが前記遠位端に向かって外側に位置づけられるように前記電極体上に設置または前記電極体と一体に形成され、前記一対の電気接点が直交方向の電流が眼窩上神経を横切りかつ隣接する滑車上神経を横切るように励起するように前記一対の電気接点が離間される、一対の電気接点と、
    前記電気接点の間に画定される絶縁領域と、
    前記電極内に画定される開口部であって、固着装置を受容するよう構成される開口部と、を備える、埋め込み可能な電極組立体。
  12. 前記開口部は、前記電極体の前記内側端に隣接して位置付けられる、請求項11に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  13. 前記開口部は、前記電極体の前記遠位端に隣接して位置付けられる、請求項11に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  14. 前記開口部は、前記電極体の中央に位置づけられる、請求項11に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  15. 第1電気接点を形成するように構成された誘電ヘッドを有するセルフタップネジと、
    前記セルフタップネジに電気的に結合されるリード線と、
    第2電気接点と、を備え、前記リード線は前記第1および第2電気接点を励起するために構成される、埋め込み可能な電極組立体。
  16. 第3電気接点をさらに備え、前記リード線が前記第3電気接点を励起するためにさらに構成される、請求項15に記載の埋め込み可能な電極組立体。
  17. 皮下電極を埋め込むための方法であって、
    前頭筋を通ってその下の疎性結合組織まで切込みが延在するように眼窩上孔に隣接する皮膚を通る切込みを形成することと、
    切込みを入れる間、関連する眼窩上神経および関連する滑車上神経が前記前頭筋の変位部位から変位するように前記前頭筋の一部をその下の前記疎性結合組織から離れて変位させることと、
    皮膚電極が前記関連する眼窩上神経および前記関連する滑車上神経を励起するよう位置づけられるように、前記皮膚電極を前記前頭筋の変位部分に隣接する疎性結合組織内に位置付けることと、
    前記皮膚電極内の開口部を通して固着装置を挿入することおよび前記疎性結合組織下の骨に前記固着装置を固着することと、を含む、方法。
  18. 前記固着装置を固着することは、前記疎性結合組織下の前記骨内にセルフタップネジをねじ込むことを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 電極組立体を経皮的に埋め込む方法であって、
    神経に隣接するようにカニューレを導入するために皮膚を通じて前記神経に向かってスタイレットを挿入することと、
    セルフタップネジおよび前記セルフタップネジに電気的に結合するリード線を備える前記電極組立体を含む管腔を有する中空ドライバを前記カニューレを通じて挿入することと、
    骨に前記電極組立体を取り付けるために前記神経に隣接する前記骨内に前記セルフタップネジを打ち込むために前記中空ドライバを使用することと、を含む、方法。
  20. 前記神経は眼窩上神経を含む、請求項19に記載の方法。
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Guo et al. Functional Electrical Stimulation

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