JP2015510758A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 生体適合材料からなる容器と、表面に固定化された生物学的に活性なアポトーシス誘導リガンドとを含み、細胞選択に適した装置。
2. 前記表面が前記容器の内表面、または前記表面が前記容器内に存在するビーズの表面である、請求項１に記載の装置。
3. 前記生体適合材料が、ポリプロピレン、ポリスチレン、シリコーン、ポリ塩化ビニルまたはその組合せを含む群から選択される、請求項１に記載の装置。
4. 前記固定化されたアポトーシス誘導リガンドが、腫瘍壊死因子α（ＴＮＦ−α）、Ｆａｓリガンド（ＦａｓＬ）、Ｔｒａｉｌ、Ｔｗｅａｋまたはその任意の組合せを含む群から選択される、請求項１に記載の装置。
5. 細胞集団からアポトーシスシグナル伝達抵抗性細胞を選択するｉｎ ｖｉｔｒｏの方法であって、前記細胞集団がアポトーシスシグナル伝達抵抗性細胞とアポトーシスシグナル伝達感受性細胞とを含み、
   （ａ）細胞集団を含む試料を請求項１に記載の装置内に導入する段階と、
   （ｂ）前記装置内で前記細胞をインキュベートする段階と
   からなることによって、
   細胞集団からアポトーシスシグナル伝達抵抗性細胞を選択する
   方法。
6. 前記アポトーシスシグナル伝達抵抗性細胞が、幹細胞、活性化誘導細胞死（ＡＩＣＤ）に非感受性の免疫細胞、前駆細胞またはその任意の組合せを含む、請求項５に記載の方法。
7. （ａ）請求項１に記載の細胞選択装置と、
   （ｂ）前記装置内のアポトーシス誘導リガンドの完全性および活性を維持する溶液と
   を含む、細胞選択キット。
8. 追加のアポトーシス誘導リガンドをさらに含む、請求項７に記載のキット。
9. 前記容器内の前記アポトーシス誘導リガンドが、腫瘍壊死因子α（ＴＮＦ−α）、Ｆａｓリガンド（ＦａｓＬ）、Ｔｒａｉｌ、Ｔｗｅａｋまたはその任意の組合せである、請求項８に記載のキット。
10. 造血幹／前駆細胞（ＨＳＰＣ）移植の臨床転帰を改善するｉｎ ｖｉｔｒｏの方法であって、
    （ａ）幹／前駆細胞を含む細胞集団を含む試料を準備する段階と、
    （ｂ）前記細胞集団とＦａｓリガンド（ＦａｓＬ）とを１〜２４時間接触させる段階と、または前記細胞集団と腫瘍壊死因子α（ＴＮＦ−α）とを２４〜４８時間接触させる段階と、
    （ｃ）段階（ｂ）の細胞を回収する段階と、
    （ｄ）段階（ｃ）の細胞を移植する段階と
    を含むことによって、
    造血幹／前駆細胞（ＨＳＰＣ）移植の臨床転帰を改善する
    方法。
11. 請求項１に記載の装置を用いて段階（ｂ）を実施する、請求項１０に記載の方法。
12. 前駆細胞移植片を含む組成物中の悪性細胞を排除するｉｎ ｖｉｔｒｏの方法であって、
    （ａ）前駆細胞移植片を含む組成物を準備する段階と、
    （ｂ）前記組成物とアポトーシス誘導リガンドとを約２４時間接触させる段階と
    を含むことによって、
    前駆細胞移植片を含む組成物中の悪性細胞を排除する
    方法。
13. 請求項１に記載の装置を用いて段階（ｂ）を実施する、請求項１２に記載の方法。
14. 移植片対腫瘍（ＧｖＴ）活性を保持しながら移植片対宿主病（ＧｖＨＤ）を予防するｉｎ ｖｉｔｒｏの方法であって、
    （ａ）ＨＳＰＣと免疫細胞とを含む細胞集団を含む試料を準備する段階と、
    （ｂ）前記細胞集団とアポトーシス誘導リガンドとを２〜１６時間接触させる段階と、
    （ｃ）段階（ｂ）の細胞を回収する段階と、
    （ｄ）段階（ｃ）の細胞を移植する段階と
    を含むことによって、
    移植片対腫瘍（ＧｖＴ）活性を保持しながら移植片対宿主病（ＧｖＨＤ）を予防する
    方法。
15. 請求項１に記載の装置を用いて段階（ｂ）を実施する、請求項１４に記載の方法。