JP2015510311A - 通信ネットワークの動作方法及びネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

通信ネットワーク(101)、特にイーサネットネットワークの動作方法が提案される。ネットワークに接続されているネットワーク装置(1)は、第1の制御装置(2)と、その第1の制御装置(2)に対応付けられている第1のスイッチ装置(4)と、第2の制御装置(3)と、その第2の制御装置(3)に対応付けられている第2のスイッチ装置(5)とをそれぞれ一つずつ有している。スイッチ装置(4,5)は、通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するための送信ポート(9,13)及び受信ポート(10,14)と、スイッチ装置(4,5)間でデータを送受信するための第1の内部送信ポート(16,18)及び第1の内部受信ポート(15,17)と、制御装置(2,3)にデータを送信するための第2の内部送信ポート(8,12)と、制御装置(2,3)からデータを受信するための第2の内部受信ポート(7,11)とをそれぞれ一つずつ有している。通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するための送信ポート(9,13)及び受信ポート(10,14)におけるデータ交換よりも、第1の内部送信ポート(16,18)、第2の内部送信ポート(8,12)、第1の内部受信ポート(15,17)及び第2の内部受信ポート(7,11)におけるデータ交換に対して優先権が付与される。特定の内部データ通信に優先権を付与することによって、伝送エラー及びハードウェアエラーの際の、故障に対する改善された安全性並びに改善されたエラー分析が保証される。これによって「バブリング・イディオット」のタイプのエラーを処理することができる。更に、本方法に従い動作する、複数の相応のネットワーク装置(100,200,300)を備えているネットワークシステム(101)が提案される。

Description

本発明は、通信ネットワークの動作方法、並びに、当該方法によって動作するネットワークシステムに関する。本動作方法を特にイーサネット環境において使用することができる。
通信ネットワークは、複雑な技術システムの測定、制御及び調整のために益々広範に使用されている。例えば、車両制御システムを構成するために、自動車におけるネットワークの使用が増加している。安全性が重要な相応に複雑な技術システムにおいては、ネットワーク装置として設けられている制御エレメントの可用性に対して高い要求が課される。例えばセンサ又は制御装置のような個々のコンポーネントが故障した場合でも、それによってシステム全体が停止することは許されない。ドライブ・バイ・ワイヤシステム、例えばステア・バイ・ワイヤシステムでは安全性が極めて重要である。このドライブ・バイ・ワイヤシステムではネットワークを介して、センサ装置、制御装置及びアクチュエータ装置を接続することによって、ハンドル位置が電気モータにより車輪位置に変換される。
以前は、非常にクリティカルなコンポーネントが冗長的に設けられており、それによって、エラー発生時には各バックアップ又は冗長的なコンポーネントが各タスクを担っていた。冗長的なコンポーネントが複数設けられている場合には、二つ以上の制御装置の内の一つだけがその都度の制御の主権を有していることが保証されなければならない。更には、同一の制御機能に対して矛盾する複数の制御命令が発生することは許されない。従って、全ての制御コンポーネントが同一の情報又はデータをネットワーク内で有していることが必要になる。
その限りにおいて、例えば使用しているネットワークを介してデータを送信した際に壊れた可能性がある一貫性のないデータの形態のエラーが識別されなければならない。広く普及している標準的なネットワーク環境はイーサネットプロトコルを基礎としている。イーサネットインフラストラクチャを使用することにより、標準化されたネットワーク装置及び方法を使用することができるという利点が得られる。しかしながら以前は、内部的な冗長性を備えている、つまり二重に設計されている機能を備えている複数の制御コンポーネントを相互に結合させるためにプロプラエタリデータバスも使用されていた。
更には、ネットワークにおいて使用されるノードにエラーが存在することも考えられる。例えば、他の制御装置にとって有用なデータを含んでいないデータを、ネットワーク装置が高い頻度でネットワークに送信するタイプのエラーが公知である。このエラーを「バブリング・イディオット(Babbling Idiot)」とも称する。そのようなエラーが発生した際には、依然として機能しているネットワーク装置間において本物の制御データ又はセンサデータをもはや交換できなくなるほどに、高データレートによってネットワークインフラストラクチャに負荷が掛かる可能性がある。特にその種のエラーを安全性が重要なネットワークにおいて対処し、既存のデータを適切に処理し、それによってネットワーク内の関与しない装置の信頼性の高い動作を保証することが所望される。
以前は、所定の通信パートナ間でのデータ交換の帯域幅を制限する方法が提案されていた。もっとも、欠陥のあるネットワークノードは、適切でないアドレスデータを有するデータパケットを生成する可能性もあり、このことは、帯域幅を専用のものに制限するという枠内では、いずれのネットワークトポロジにおいても十分に処理できず、特にリング型ネットワークトポロジにおいて十分に処理できない。
更に、ネットワークノード相互の同期通信を基礎とする方法が公知である。この方法では、所定の通信パートナ間のデータ交換に対して特定のタイムスロットが規定される。その種のタイムスロット法は、煩雑な同期及び特別なハードウェア装置を必要とする。
従って、本発明の課題は、改善された方法及び/又は改善されたネットワークシステムを提供することである。
従って、通信ネットワークに接続されているネットワーク装置のための通信ネットワークの動作方法が提案される。本方法は以下のステップを備えている:
第1の制御装置と、その第1の制御装置に対応付けられている第1のスイッチ装置と、第2の制御装置と、その第2の制御装置に対応付けられている第2のスイッチ装置とをそれぞれ一つずつ有しているネットワーク装置を準備するステップ。ここで、スイッチ装置は、通信ネットワークを介してデータを送受信するための送信ポート及び受信ポートと、スイッチ装置間でデータを送受信するための第1の内部送信ポート及び第1の内部受信ポートと、制御装置へデータを送信するための第2の内部送信ポートと、制御装置からデータを受信するための第2の内部受信ポートとをそれぞれ一つずつ有している。
本方法においては、通信ネットワークを介してデータを送受信するための送信ポート及び受信ポートにおけるデータ交換よりも、第1の内部送信ポート、第1の内部受信ポート、第2の内部送信ポート及び第2の内部受信ポートにおけるデータ交換に対して優先権が付与され、特に第1の内部送信ポート及び第1の内部受信ポートよりも、第2の内部送信ポート及び第2の内部受信ポートに対して優先権が付与される。
特にイーサネット通信ネットワークとして構成されているネットワークによって、例えば、ネットワーク装置がリング型に構成されるか、又はネットワーク装置が相互にリング型に接続される。スイッチ装置及び制御装置を二重に備えるように、また、各ネットワーク装置内の内部通信を実現するように、ネットワーク装置を冗長的に実施することによって、通信ネットワーク内の確実で信頼性の高いデータ送信が提供される。外部から到来するデータ、即ち接続されている通信ネットワークを介して到来するデータよりも、ネットワーク装置内部でのデータ交換に対して優先権を付与することによって、ネットワーク内のバブリング・イディオットの存在も管理することができる。本発明において提案される優先権付与が行われなければ、高データレートで形成される無意味なデータパケットが、例えば制御データを含んでいる本来のデータパケットに重畳され、信頼性の高い通信が妨害される恐れがある。それにもかかわらず、例えばデータパケットのための適切なキュー又は待ち行列によって実施することができる優先権付与によって、バブリング・イディオットから送信されていないデータパケットは、そのデータパケットの目的地に確実に到達する。
本方法は更に、第1の内部送信ポート及び第1の内部受信ポートのデータ交換よりも、通信ネットワークにデータを送信するための送信ポートと第2の内部受信ポートのデータ交換に対して優先権を付与するステップを備えることができる。このような拡張された優先権付与によって、複数のネットワーク装置によって形成されているネットワークは、バブリング・イディオットによるエラーに対して更にロバストになる。
優先権付与は、有利には、スイッチ装置において受信したデータのデータコンテンツに依存して行われるのではなく、ポートベースで行われる。例えば、バブリング・イディオットから送信されたデータが誤ったアドレス情報又は優先権情報を含んでいる可能性があり、それによって、パケットに含まれる情報に基づく優先権付与が失敗する恐れがある。しかしながらこのことは、ポートベースの優先権付与によって排除される。
通信ネットワーク自体がイーサネットインフラストラクチャを含むこともできる。スイッチ装置をブリッジ装置又はルータ装置と称することもできる。ネットワーク装置は、ネットワークノード、ネットワークコンポーネント又はネットワークエレメントとも称する。
ネットワーク装置に設けられている制御装置には、例えばCPU、マイクロプロセッサ又は他のプログラミング可能な回路が該当する。更に、制御装置とはセンサ装置又はアクチュエータ装置であると解することができる。
通信ネットワーク又はネットワークプロトコルは有利には、一方の加入者又はネットワーク装置から他方の加入者又はネットワーク装置へのポイント・ツー・ポイントコネクションを予定している。この場合、双方向通信又は二重通信を実現することができる。
複数の実施の形態において、本方法は更に以下のステップを備えている:
第1の制御装置によって第1のデータを形成し、且つ、第2の制御装置によって第2のデータを形成するステップ。但し、第1のデータ及び第2のデータは所定のコーディングによって相互に関連付けられている;
第1の制御装置から所属のスイッチ装置を介して第2の制御装置に第1のデータを送信し、且つ、第2の制御装置から所属のスイッチ装置を介して第1の制御装置に第2のデータを送信するステップ。但し、第1のデータ及び第2のデータは、第1の内部送信ポート、第1の内部受信ポート、第2の内部送信ポート及び第2の内部受信ポートを通過する;
第1のデータ及び第2のデータを、第1の通信パスを介して、第1の制御装置のためのスイッチ装置の送信ポートから、第2の制御装置のためのスイッチ装置の受信ポートへと送信するステップ;
第1のデータ及び第2のデータを、第2の通信パスを介して、第2の制御装置のためのスイッチ装置の送信ポートから、第1の制御装置のためのスイッチ装置の受信ポートへと送信するステップ。第1の通信パスのデータ及び第2の通信パスのデータは同一のネットワーク装置を逆向きの方向で通過する。
所定のコーディングを介して相互に関連付けられている第1のデータ及び第2のデータを例えばビット反転によって形成することができる。所定のコーディングは、二つのデータ相互の一貫性検査を実現する。例えば、ネットワークを介するデータ送信によってデータ(データパケット)の内の一方が妨害された場合、各コーディングを考慮して、他方のデータ(データパケット)との比較によって、その妨害を識別することができる。
特に、イーサネットを基礎とする通信ネットワークにおいては、双方向通信(いわゆる多重通信)が実現される。その限りにおいて、第1の通信パスは第1の制御機器のスイッチ装置の送信ポートから、第2の制御機器のスイッチ装置の受信ポートへと延びており、また、第2の通信パスは第2の制御機器のスイッチ装置の送信ポートから、第1の制御機器のスイッチ装置の受信ポートへと延びている。第1の通信パスは例えば、別のスイッチ装置又は別のネットワーク装置を介して通信ネットワークにわたりリング型に延びている。第2の通信パスは、反対方向においてネットワーク装置を通過する。その限りにおいて、冗長的な送信及び関与する全てのネットワーク装置の機能の検査が実現される。有利には、第1のデータ及び第2のデータが第1の制御装置から第2の制御装置へと、又はその逆に第2の制御装置から第1の制御装置へと、専らネットワーク装置内のスイッチ装置を介して送信される。
特にイーサネットを基礎とする通信ネットワークの動作方法ではリング構造が得られ、それにより生じる、イーサネットリングの通信方向が使用される。制御ユニットと接続されている、ネットワーク装置のスイッチ装置の内の一つにエラーが生じた場合には、そのエラーは二方向の内の一方向にのみ関与していると考えられ、それによって、従前通り、一貫性のある一つ又は複数のデータが伝送される。種々の通信パスにおいて送信される、特にコーディングを介して相互に関連付けられているデータを比較することによって、フレキシブルで信頼性の高いエラー分析を実施することができる。エラーを生じさせた制御コンポーネント又は装置を簡単に発見することができる。そのような制御コンポーネント又は装置は有利にはパッシブ状態にされるか又は停止される。
その他に、バブリング・イディオットによって発生するエラーは、データ伝送率の検査によって、また必要に応じて、受信をブロックすることによって、障害のないデータ又は欠陥のある装置から送信されたものではないデータに対して、エラーなく伝送が行われている少なくとも一つの通信パスが存在するように処理される。
本方法の実施の形態において、本方法は更に以下のステップを備えている:
第1のデータ及び第2のデータを、第1の制御装置のためのスイッチ装置の送信ポートを介して、第1の制御装置及び第2の制御装置を備えている別のネットワーク装置の少なくとも一つの別のスイッチ装置を経由させて、第2の制御装置のためのスイッチ装置の受信ポートへと送信するステップ;
第1のデータ及び第2のデータを、第2の制御装置のためのスイッチ装置の送信ポートを介して、第1の制御装置及び第2の制御装置を備えている別のネットワーク装置の少なくとも一つの別のスイッチ装置を経由させて、第1の制御装置のためのスイッチ装置の受信ポートへと送信するステップ。
この際、各別のスイッチ装置においては、別のスイッチ装置の第2の制御装置のための受信ポートにおいて受信したデータが、別のスイッチ装置の第1の制御装置のための送信ポートへと転送される。別のスイッチ装置の第1の制御装置のための受信ポートにおいて受信したデータが、別のスイッチ装置の第2の制御装置のための送信ポートへと転送される。
従って、コーディングされていないデータ又はコーディングされたデータが、第1の制御装置から出発する第1のチャネルから、第2の制御装置に対応付けられているチャネルへと送信される。このことは反対方向においても行われ、これによって、送信側の制御コンポーネントは、第2の(冗長的な)制御装置に対応付けられている他方の各チャネルが同一のデータ結果を有しているか否かを確認することができる。その限りにおいて、対応付けられているイーサネットスイッチ又はスイッチ装置は確実に機能しているか否かを確認することができる。制御装置に対応付けられているスイッチ装置の内の少なくとも一つにエラーがあることが識別されると、有利には送信側の制御装置がパッシブ状態にされる。
本方法は更に以下のステップを備えている:
第1の制御装置及び/又は第2の制御装置において第1のデータを第2のデータと比較し、比較結果を形成するステップ;
比較結果に依存してネットワーク装置をパッシブ状態にするステップ。
第1のデータ及び第2のデータに相互に一貫性がないことが識別されると、即ち、第1のデータ及び第2のデータが所定のコーディングによって相互に関連付けられていないことが識別されると、データ伝送又はデータ形成におけるエラーを識別することができる。
本方法は更に以下のステップを備えることができる:
第1の通信パス及び第2の通信パスを介して第1のデータ及び第2のデータを再び送信するステップ。
例えば、データが一つの通信サイクルにおいて送信側の制御装置によって再び識別されないか、または受信されない場合には、複数回の送信によって、及び適切に受信したデータの検査によって、通信パス内に存在する、エラーのあるネットワークコンポーネントを推定することができる。
更に本方法においては、別のネットワーク装置において第1のデータ及び第2のデータを、異なる制御装置のための受信ポートにおいて受信することができ、また受信したデータを相互に比較することができる。
有利には、ネットワークシステムの動作方法は、更に、比較した第1のデータ及び第2のデータが所定のコーディングによって相互に関連付けられていない場合には、エラー通知を表示するステップを備えている。
最後に、通信ネットワークに接続されている複数のネットワーク装置を備えているネットワークシステムが提案される。各ネットワーク装置は第1の制御装置と、その第1の制御装置に対応付けられている第1のスイッチ装置とを含んでいる。更に、各ネットワーク装置は第2の制御装置と、その第2の制御装置に対応付けられている第2のスイッチ装置とを含んでいる。スイッチ装置は、通信ネットワークを介してデータを送受信するための送信ポート及び受信ポートと、スイッチ装置間でデータを送受信するための第1の内部送信ポート及び第1の内部受信ポートと、制御装置へデータを送信するための第2の内部送信ポートと、制御装置からデータを受信するための第2の内部受信ポートとをそれぞれ一つずつ有している。ネットワーク装置は、特に、上記において説明したような方法を実施するために構成されている。
ネットワークシステムは特に車両の一部である。
ネットワーク装置としてセンサ装置又はアクチュエータ装置が考えられる。センサ装置として回転数センサ、ブレーキセンサ又は切換制御装置が考えられる。例えばドライブ・バイ・ワイヤを実現する制御装置も使用することができる。例えばハンドル衝撃又は加速衝撃が電子的にネットワークを介して相応のアクチュエータに伝送され、それにより車両の所望の応答が導入される。
総じて、複数の通信チャネルに障害が発生した場合であっても確実に機能する、非常に信頼性の高いネットワークシステムが形成される。冗長的なリング型の通信パス装置によって、一貫性のある制御機器通信、コスト的に有利なエラー分析及びエラー修正、並びに、バブリング・イディオットによって発生するエラーのコスト的に有利な処理が実現される。
ネットワークシステムの別の実施の形態においては、更に、制御装置及びスイッチ装置をそれぞれ一つずつ有している単純なネットワーク装置をネットワークシステム内に設けることができる。単純なネットワーク装置は冗長的な制御装置を有しておらず、また安全性が余り重要ではない機能のために設けることができる。
ネットワークシステムの実施の形態においては、少なくとも一つのスイッチ装置が、分類装置、キュー装置及び/又はスケジューラ装置を含んでいる。
例えばネットワーク装置内での所定のデータパケット又は所定のデータパスにおけるデータパケットへの優先権付与は、例えばキュー又は待ち行列を実施することによって行われる。キューでは、データパケットのようなデータオブジェクトが到来した順序で収容され、続いて再び出力される。これはキュー装置において行われる。分類装置は到来するデータパケットを相応に分類し、一つの優先権クラスに対応付けることができる。例えば、そのような優先権付与に従って、内部CPUポートからスイッチ装置へと到達するデータパケットに対しては、外部ポートから、即ち通信ネットワークからスイッチ装置へと到達するデータパケットよりも高い優先権が与えられる。分類装置は、ルーティング又はスイッチングすべきデータパケットをキュー装置において相応に整列する。スケジューラ装置はキュー装置からデータパケットを取り出し、それらのデータパケットをスイッチ装置の各出力ポートを介して送信する。
各ネットワーク装置は有利には個々のFPGA、ASIC、ICチップ又は固定的に結線されたマイクロ回路として実施されている。
更に、一つ又は複数のプログラム制御式の装置において、上述したネットワークシステムの動作方法を実行するコンピュータプログラム製品が提案される。
コンピュータプログラム媒体のようなコンピュータプログラム製品を、例えば、メモリカード、USBスティック、CD−ROM、DVDのような記憶媒体として提供又は供給することができるか、又はサーバからネットワークにダウンロード可能なファイルの形態で提供又は供給することができる。このことは、例えば無線通信ネットワークにおいて、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラム媒体を有する相応のファイルの伝送によって行なうことができる。プログラム制御式の装置として、特に上記のようなネットワーク装置が該当する。
本発明の考えられる別の実施の形態は、種々の実施例に関して上記において説明した、又は下記において説明する方法ステップ、特徴の明示的には挙げていない組み合わせ、若しくは、方法、ネットワークシステム、ネットワーク装置又はネットワークノードの組み合わせも含む。その場合、当業者は個々の態様も、本発明の各基本形態についての改善形態又は補完形態として追加又は変更することができる。
本発明の上述の特性、特徴及び利点、並びにどのようにしてそれらが達成されるかは、複数の図面と関連させて詳細に説明する複数の実施例についての下記の説明との関係においてより明瞭且つ明確に理解される。
ネットワークシステムの第1の実施の形態の概略図を示す。 エラー処理に関する方法の態様を説明するための、通信シーケンスを有しているスイッチ装置の実施の形態の概略図を示す。 エラー処理に関する方法の態様を説明するための、通信シーケンスを有しているスイッチ装置の実施の形態の概略図を示す。 エラー処理に関する方法の態様を説明するための、通信シーケンスを有しているスイッチ装置の実施の形態の概略図を示す。 エラー処理に関する方法の態様を説明するための、通信シーケンスを有しているスイッチ装置の実施の形態の概略図を示す。 エラー処理に関する方法の態様を説明するための、通信シーケンスを有しているスイッチ装置の実施の形態の概略図を示す。 ネットワークシステムの第2の実施の形態の概略図を示す。 ネットワークシステムの第3の実施の形態の概略図を示す。 ネットワークシステムの第4の実施の形態の概略図を示す。
図中、別個の記載がない限りは、同一の構成要素又は機能的に等しい構成要素には同一の参照符号を付している。
図1には、ネットワークシステムの第1の実施の形態の概略図が示されている。図面は更に、ネットワークシステムの動作方法を説明するために使用される。
図1には、例えば車両におけるイーサネットネットワークとして使用することができるネットワークシステム1が示されている。ここでは例示的に三つのネットワーク装置100,200,300が示されている。それらのネットワーク装置として例えば制御コンポーネントが考えられる。以下ではネットワークノード又は制御コンポーネントとも称するネットワーク装置100,200,300はそれぞれ冗長的な制御装置2,3,202,203,302,303を有している。これらの制御装置をCPUとも称することができる。ネットワーク装置100,200,300をネットワークの加入者と称することもできる。
制御装置2,3,202,203,302,303は所定のタスク又は機能を実行するように適合されている。制御装置として例えばセンサ検出部又はアクチュエータであると考えられる。それらの制御装置をCPU又はマイクロプロセッサとして実現することもできる。例えば、制御コンポーネント100は車両におけるペダル状態又はハンドル移動を検出するために構成されていると考えられる。例えば、制御コンポーネント又はネットワーク装置100が制御信号又は制御データを、ネットワーク内の別の制御コンポーネントに送信することが考えられる。その場合、特に自動車における安全性が重要な用途、例えばドライブ・バイ・ワイヤでは、制御データが全てのネットワークノードにおいて一貫性のあるように、即ち矛盾なく存在していることを保証しなければならない。
制御コンポーネント乃至ネットワークノード又はネットワーク装置100,200,300には冗長的なイーサネットスイッチ装置4,5,204,205,304,305が設けられている。イーサネットスイッチ装置4,5,204,205,304,305はそれぞれ送信又は出力ポート9,13,209,213,309,313及び受信又は入力ポート10,14,210,214,310,314を有しており、それらのポートを介して通信ネットワーク6への接続が行われている。更に、スイッチ装置4,5,204,205,304,305は、各ネットワーク装置100,200,300のスイッチ装置間での内部データ交換のために、第1の内部送信又は出力ポート16,18,216,218,316,318及び第1の内部受信又は入力ポート15,17,207,211,307,311を有している。制御装置2,3,202,203,302,303とのデータ交換のために、スイッチ装置4,5,204,205,304,305は第2の内部送信又は出力ポート8,12,208,212,308,312及び第2の内部受信又は入力ポート7,11,215,219,315,319を有している。
ここでネットワーク装置100は、CPU2及びそのCPU2に割り当てられているイーサネットスイッチ装置4を含んでいる。イーサネットスイッチ装置4は受信ポート7及び送信ポート8を有しており、それらのポートはCPU2と通信を行うように接続されている。別の送信ポート9及び受信ポート10はデータの送受信のためにネットワーク6に接続されている。同様に、CPU3はイーサネットスイッチ装置5を有しており、このイーサネットスイッチ装置5はCPU3に接続するための受信ポート11及び送信ポート12を有している。イーサネットスイッチ装置5は更に、ネットワーク6に接続するための送信ポート13及び受信ポート14を有している。また、イーサネットスイッチ装置4,5には、それら二つのスイッチ装置4,5を相互に接続するための、送信ポート16,18及び受信ポート15,17が設けられている。二つのスイッチ装置4,5は別個のスイッチ装置であり、例えばFPGA又はASIC又はマイクロチップとして製造されている。
同様に、制御コンポーネント200及び300は、ネットワーク6に接続するための送信ポート209,213,309,313及び受信ポート210,214,310,314を備えている、相互に分離されたスイッチ装置204,205,304,305を有している。ネットワーク装置200,300にネットワーク装置100と同じ構成要素、即ち更に内部ポートを有しているスイッチ装置を設けることもできる。
ネットワークコンポーネント内部では、冗長的に形成される制御データD1及びD2の照合が行われる。CPU2はデータD1を供給し、CPU3はデータD2を供給する。その場合、それらのデータはコーディングによって相互に関連付けられる。つまり、データD1はデータD2から得られ、また逆データD2は算術演算を介してデータD1から得られる。例えば、簡単なビット反転が考えられ、その場合、データD1はデータD2が反転されたものであり、またデータD2はデータD1が反転されたものである。
制御コンポーネント100における内部一貫性検査は、データD1の形成、ポート7でのイーサネットスイッチ4への送信、及び、ポート16,17の組み合わせを介する、CPU3にデータD1を供給するイーサネットスイッチ5への転送によって行われる。同様に、データD2はポート11,18,15及び8を介してCPU2に送信される。この限りにおいて、内部一貫性検査をデータD1及びD2相互の一貫性のあるコーディングによって行うことができる。データが相互に一貫性のあるものである限り、即ち、所定のコーディングのモジュロ(Modulo)が一致する限り、例えばビット反転が一致する限り、ポート7及びポート11を介するデータ受信、ポート8及びポート12を介するデータ送信、それらのポート間のデータ交換のためのスイッチ装置4,5並びにCPU2,3もエラーなく機能しているとみなすことができる。これに対して、データD1及びデータD2は相互に一貫性がないという比較結果が示された場合、このことはCPU2,3又はスイッチ装置4,5におけるエラーを示唆しているので、それに基づいてデータの一貫性を保証するために考えられる応答として、制御コンポーネント100をパッシブ状態にすること、即ち制御コンポーネント100の停止が挙げられる。
同様の一貫性検査がネットワーク装置202,203においても行われる。図1において、二つのスイッチ204,205間及び304,305間で送信されるデータには参照符号を付していない。データD2B及びD1Bはそれぞれ上から下にポート218からポート207へと送信される。ポート216からポート211へはデータD1R及びD2Rが送信される。同様に、データD2B及びD1Bに対応する、ポート318からのデータがポート307によって受信される。データD1R及びD2Rに対応する、ポート316からのデータがポート311によって受信される。
ネットワークシステム1はリング型の通信パスのために設計されている。特にイーサネットインフラストラクチャにおいては、加入者又はネットワーク装置相互のポイント・ツー・ポイント接続が実現されることによって、相互に分離された二つの通信リングを形成することができる。それら二つの通信リングは各スイッチ装置だけを共有し、受信側及び送信側においては共通のポートを使用しない。図1の実施例においては、複数のセグメントCB1,CB2及びCB3から構成されている第1の通信パスが形成されている。それらのセグメントCB1,CB2及びCB3を介してデータD1及びD2が流れ、その流れが矢印D1B及びD2Bによって示唆されている。ここではサフィックスBが通信経路Bを表している。
更に、逆向きの通信方向においては、複数のセグメントCR1,CR2及びCR3から構成されている通信パスが延びている。このパスを介して、同様にデータD1及びD2が送信され、このことは矢印D2R及びD1Rによって示唆されている。ここではサフィックスRが通信パスRを表している。
つまり、データD1及びD2は別個の通信パスを介して、ネットワーク内に存在する全ての制御コンポーネント200,300に送信される。各CPU202,203,302,303はコーディングされたデータ並びにコーディングされていないデータD1,D2を異なる通信パスを介して、即ち、逆向きの通信方向を有している二つの論理的なリングを介して受信する。しかしながらここでは単一のハードウェアリングが存在する。各CPU202,203,302,303は、一つの通信経路又は通信パスを介して受信した、データD1に関する値とデータD2に関する値とを比較する。
例えば、CPU303は通信パスCB1を介してデータD1B及びD2Bを受信する。スイッチ装置305は、受信ポート314において受信したデータD1B及びD2Bを、送信ポート312においてCPU303に送信する。CPU303ではデータD1BとデータD2Bの比較が行われる。それらのデータD1B,D2Bが相互に一貫性のあるものである場合、これは通信パスCB1にエラーがないことを表している。
CPU303は更に、複数のセグメントCR1及びCR2から構成されている第2の通信パスを介して、データD1R及びデータD2Rを受信する。データD1R及びデータD2Rはスイッチ装置304によって受信ポート310において受信され、CPU303に対応付けられている送信ポート312へと出力される。一貫性検査を再び実施することができる。更には、CPU303はリングパスCB1を介して受信したデータ並びにリングパスCR1及びCR2を介して受信したデータの比較又は投票(Voting)を実施することができる。障害がない場合には、データD1RとデータD2Rは相互に一貫性があり、またデータD1BとデータD2Bも相互に一貫性があり、更には、CB1及びCR1,CR2を介して受信したデータと、既に一貫性があると確認された個々のデータも相互に一貫性がある。これにより、CPU2又はCPU3によって形成された、基礎となるデータD1及びデータD2にエラーはないことが分かる。制御コンポーネント300又はCPU302,303における、CB1及びCR1,CR2を介して受信したデータと、既に一貫性があると確認された個々のデータとの比較又は投票において一貫性がないことが判明した場合には、通信エラーを推定することができる。
同様の一貫性検査は制御コンポーネント200若しくはCPU又は制御装置202,203においても行われる。関与するスイッチ装置4,5,204,205,304,305の内の一つの動作にエラーがあると推定される場合、又は関与するスイッチ装置4,5,204,205,304,305の内の一つが故障した場合、データD1,D2が繰り返し送信される際に相応のネットワークエラーを識別することができる。通常の場合、複数回の通信サイクルにおいて種々の制御装置の種々のデータがネットワーク6に送信される。図1には図示していない他のデータに基づき、各制御コンポーネント200,300は、所属の固有のスイッチ204,205,304,305に欠陥があるか否かを確認することができる。その限りにおいて、種々のエラーシナリオを識別し、また処理することができる。
別個のデータパスCB1,CB2,CB3及びCR1,CR2,CR3によって、送信時のエラーは相互に独立的にしか生じない。ネットワークノード又は制御コンポーネント100,200,300をイーサネットリングとして構成することによって、特に冗長的な制御装置2,3を有している制御機器間の十分に一貫性のある通信が保証されている。
更に、制御機器としてのネットワーク装置の特に安全な通信を介して、エラー源としてのバブリング・イディオットを処理することができる。バブリング・イディオットでは、ネットワーク内で接続されている装置又はノードの内の一つに欠陥があり、その欠陥のある装置又はノードが高データデータレートで無意味なデータパケットを送信する。それによって、有意味な情報、例えば制御情報又はステータス情報をもはや確実に送受信できないほどに、ネットワーク全体又はネットワークシステムに負荷が掛かる可能性がある。バブリング・イディオットは、特に、イーサネットワークとしてのネットワークに、有意味な目標アドレス又は受信アドレスも有していないネットワークデバイスにデータパケットを送信する可能性がある。その限りにおいて、無意味なデータがネットワークに溢れ、場合によってはネットワークがブロックされる恐れもある。
このようなエラー状況においても依然として信頼性の高いデータトラフィックを実現するために、外部から到来するデータ、即ち通信ネットワーク6から到来するデータよりも、内部データトラフィックに対して優先権が付与されるように、ネットワーク装置100,200,300内にスイッチ装置4,5,204,205,304,305が構成されている。そのような優先権の付与を、例えば、入力ポートに依存する優先権クラスを用いるキューイング(Queuing)プロセスによって行うことができる。図2から図6においては、第1のネットワーク装置100のスイッチ装置4を例にして、特定のデータパケットの優先権付与に関して考えられる複数の実現形態を説明する。
図2には、内部データパケットに優先権が付与されないエラー状況が示されている。この図2では、図1において示唆されているように第2のスイッチ装置5に接続されている第1の内部送信ポート16及び第1の内部受信ポート15を備えているスイッチ装置4が示されている。以下ではCPUポートとも称する第2の内部受信ポート7及び第2の内部送信ポート8は制御装置2に接続されている。更に図2からは、外部ポートと称する送信ポート9及び受信ポート10が見て取れる。
ここで、ネットワークシステム1内でバブリング・イディオットが発生した場合には、例えば外部受信ポート10において無意味なデータパケットが受信される。それらの無意味なデータパケットはD0で表されている。通常の場合、それらの無意味なデータパケットは高い頻度で発生し、ネットワークの帯域幅に負荷を掛ける。前段に接続されている選別器又は分類装置30とスケジューラ装置31とを備えているが従来のキュー装置40が示されている。CPU受信ポート7によって有意味な制御データDが受信される。従来では、それらのデータパケットD0,Dが自身の優先権クラス(ここでは7個のクラス41〜47が存在する)に応じて更に処理される。分類装置30は例えばデータパケットD及びD0に対して同一の優先権クラスを規定する。この例では優先権クラス47が付与されている。従って通常の場合は、キュー装置及びスケジューラ又はスケジューラ装置31によって、無意味なデータパケットD0は実際に有意味なデータDと同じように処理される。即ち、高データレートで到来する無意味なデータパケットD0は主として送信ポート16に転送される。隣接チャネルbにおいては、特に、無意味なデータD0が信頼性の高い送信元アドレスを含んでいないことから、スイッチ装置はどこにバブリング・イディオットが存在するかを確認することはできない。
従って、特定のデータパケットに優先権を付与することが提案される。特に、スイッチ装置4とそのスイッチ装置4に属する制御装置2との間の内部通信、並びにスイッチ装置4と隣接する内部スイッチ装置5との間の内部通信は、外部から受信したデータパケットよりも優先的に処理される。この処理を図3において、キューイング及びスケジューリングに関する一つの実施例に基づき説明する。図2において既に示したように、スイッチ装置4にはCPUポート7,8、内部ポート15,16及び外部ポート9,10が設けられている。一例として、CPU2からのデータDが検査のためにCPU3へと送信されるケースを考察する。ただし、バブリング・イディオットがネットワーク内に存在していることから、スイッチ装置4は外部受信ポート10において高データデータで無意味なデータパケットD0も受信している。
無意味なデータD0も、実際に有効な又は有意味な制御データDも選別器30に到達する。ここでキュー装置は、7個の優先権クラスを処理できるように構成されている。スケジューラ装置31は、キュー装置によって処理されたデータパケットを、送信ポート16を介してデータフローの下流側に送信する。慣例のイーサネットスイッチ装置においては7個の優先権クラスが考慮される。CPUポート7から到来したデータパケットを優先的に考慮するために、下から二つの優先権クラスが一つの優先権1/2に統合される。続いて、標準優先権クラス3〜7(43〜47)には内部優先権クラス、即ち内部キュー50が補完される。分類装置30はCPUポート7から到来したデータDを内部キューデータとして分類する。それらの内部キューデータはスケジューラによって優先的に転送される。例えば、高データレートで到来する無意味なデータパケットD0が優先権7を有しているにもかかわらず、有意味なデータDを、内部出力ポート16を介して隣接するスイッチ装置5に、従ってCPU3に確実に転送することができる。内部キュー50を設けることによって、ネットワーク内にバブリング・イディオットが存在するにもかかわらず、各制御タスクを確実に遂行することができる。
図3には図示していない(図1を参照されたい)本発明による制御装置3は、制御装置乃至CPU2から供給されるデータに基づき、例えばCPU2又はスイッチ装置4,5の内の一方のスイッチ装置自体がエラーを有しており、またバブリング・イディオットとして動作しているか否かを推定することができる。優先内部キューを備えたスイッチ装置4によって、チャネルa、即ちCPU2から翻訳可能なデータDが受信される場合、自身のネットワーク装置100は確実に動作している可能性が高いことが推定される。内部の優先権付与が行われているにもかかわらず、CPU3がCPU2から有意味なデータを受信しない場合には、エラー乃至バブリング・イディオットがCPU2又はスイッチ装置4,5の内の一方のスイッチ装置に存在することが推定される。その限りにおいて、相応のエラー処理措置、例えばネットワーク装置又は制御装置2を停止させることができる。
図4には、内部の優先権付与が行われるスイッチ装置に関する別の実施の形態が示されている。スイッチ装置4には三つの内部キュー50が設けられており、それらの各内部キュー50には一つの分類装置30,32,34が前段に接続されており、且つ一つのスケジューラ装置31,33,35が後段に接続されている。図4においては、下段、中段及び上段のキューについて言及する。
例えば、通信ネットワークに由来する無意味なデータD0が外部ポート9から到来する。それらの無意味なデータD0は分類装置32,34に供給される。接続されているCPU2からの有意味なデータDはCPUポート7を介して下段及び中段の分類装置30,32に到来する。内部ポート16から到来するデータは、下段の分類装置30及び上段の分類装置34に供給される。
例えば、隣接するスイッチ装置5(図1を参照されたい)によって形成されたデータは、有意味なデータDも無意味なデータD0も含んでいる場合を想定する。各キュー装置50内には、最も高い転送優先権を有している内部キューがそれぞれ一つずつ設けられており、また標準優先権1〜7を有しているキューも設けられている。分類装置30,32,34、キュー50及びスケジューラ装置31,33,35から構成されている三つの要素によって以下の優先権付与が行われる:
内部ポート16からの内部受信データよりも、CPU受信ポート7からのCPUデータに対して優先権が付与される。
更に、ポート9における通信ネットワークからのデータよりも、CPUポート7からのCPUデータに対して優先権が付与される。
更に、ポート9において通信ネットワークから受信したデータよりも、内部受信ポート16からの内部データに対して優先権が付与される。
これによって、特に送信ポート8において無意味なデータパケットDがあるにもかかわらず、例えば一貫性検査のために、有意味なデータDが確実にCPU2へと供給される。同じことが、送信ポート15に存在する、CPU3へのデータについても当てはまる。
図5には、スイッチ装置4において優先権付与を実施するための更に別の実施の形態が示されている。スイッチ装置4は、図2に示したものと実質的に同じ構成要素を有している。キュー装置40は7個の標準優先権クラス41〜47と、一つの付加的な内部優先権クラス50とを有している。付加的な内部優先権クラスは常に優先される。キューは実質的にクラス分類装置30によって構成され、これを特に、コンピュータプログラム又はルーチンの形式で実施することもできる。従来の分類モジュールとは異なり、この図5に示されているように、一つの付加的な優先権クラスが形成されるか、又は、図3及び図4に示したように、特定の優先権クラスが統合される。総じて、標準スイッチコンポーネントによる簡単な実施が実現される。例えば図5又は図3及び図4に示した優先権付与に応じて、パラメータを簡単に変更することができる。
最後に、図6には、スイッチ装置4に関する別の実施の形態と、優先権付与に関するネットワークシステムの動作方法の態様とが示されている。既に図2から図5に図示したスイッチ装置4の構成要素の他に、慣例の各優先権クラス41〜47に対して、それらの各優先権クラスよりも優先される内部キュー優先権クラス51〜57が設けられている。図6に示した例においては、受信ポート7に存在するCPU2からのデータDが優先権クラス7に対応付けられている。同じことが外部受信ポート10における無意味なデータD0についても当てはまる。優先権付与によって、又は優先権クラス7の内部優先権クラス57及び慣例の優先権クラス47への分割によって、特に、有意味なデータD又は制御データDの確実な転送が行われる。図6に示したものと同様に、他の有意味なデータ、例えば優先権クラス1〜6もそれぞれ内部キュー51〜56を介して転送することができる。
更に、図6に示した優先権付与と、図4に示した優先権付与とを組み合わせることもできる。更には、優先権付与の別のパターンを実施することもできる。このために、例えば分類モジュール又は分類装置30が相応にパラメータ化される。原則として、送信されるデータパケットのデータコンテンツに依存して分類を行うことも可能である。もっとも、優先権付与は有利には専らポートベースで行われる。
以下では、バブリング・イディオットによる種々のエラーケースを、図1に示したネットワークシステム1に基づき検討する。ここでは、相応の優先権付与プロセスがスイッチ装置4,5,204,205,304,305において実施されるものとする。
例えば、スイッチ装置205がエラーを有しており、バブリング・イディオットとして無意味なデータパケットを送信する場合、CPU202にはポート207及び208を介して有意味のデータパケットは到来しない。ネットワーク装置200内では、CPU202が、ポート121及び207のデータトラフィックに優先権が付与されているにも係わらず、実際には専ら無意味なデータだけが受信されることを識別する。従って、CPU202によって、隣接CPU203若しくはスイッチ装置204又はスイッチ装置205の動作にエラーがあることが識別される。これと同様に、CPU203は、ポート108及び211のデータトラフィックに優先権が付与されているにもかかわらず、実際には専ら無意味なデータだけを受信する。従って、ネットワーク装置200は停止されるか、又はパッシブ状態になり、その結果、ネットワークはそれ以降もはや無意味なデータパケットによって負荷が掛けられることはなくなる。その時点で再び、CB1及びCR3を介するネットワーク装置100とネットワーク装置300との間の信頼性の高い通信が実現される。
図7には、ネットワークシステム101に関する第2の実施例が示されている。ここで、ネットワークシステム101は、図1に示したものと実質的に同じ構成要素を有している。もっとも、通信パスセグメントCB1及びCR3には簡単なスイッチ装置400が挿入されている。スイッチ装置400は受信ポート401及び402及び送信ポート403,404を有している。その結果、通信パスセグメントCB1,CB1’及びCR3及びCR3’が形成されている。
内部通信メカニズムを備えていないこのスイッチ装置400がバブリング・イディオットになると、ポート314及び10には無意味なデータが高データレートで到来する。それにもかかわらず、スイッチ4及びスイッチ305における内部データの優先権付与によって、ネットワーク装置100において一貫性検査を実行することができる。ネットワーク装置100,200,300において、ネットワークシステム内のどこにバブリング・イディオットが存在するかを実質的に識別することができる。その限りにおいて、各ネットワーク装置100,200,300に、システム内で機能するCPUに関する情報を含んでいるテーブルを格納することができる。スイッチ装置400がバブリング・イディオットである、図5において説明したエラーシナリオによれば、ネットワーク装置100は内部の優先付与によって、そのネットワーク装置100自体はエラーなく動作していることを識別する。
この優先権付与によって送信ポート8,12には、隣接CPU2,3の各データが確実に到来する。ポート208には主として翻訳不可能なデータが存在し、そのような翻訳不可能なデータはスイッチ装置205によって内部で優先権が付与されたものであり、且つ、ポート207に供給されている。ポート212には、ネットワーク装置100及びネットワーク装置300に由来するデータも、スイッチ装置400からの翻訳不可能なデータも存在する。スイッチ装置305からはスイッチ400に由来する無意味なデータが転送されるので、ポート308では事実上、翻訳不可能なデータのみがCPU302に転送される。ポート312においては、スイッチ装置400に由来する翻訳不可能なデータの他に、ネットワーク装置100及び200に由来するデータも存在する。
総じて、ネットワーク装置100は、自身が機能していることを識別し、ネットワーク装置200はネットワーク装置100がバブリング・イディオットとしては動作していないことを識別し、またネットワーク装置300はネットワーク装置200がバブリング・イディオットではないことを識別する。
同様に、図7に示したようなバブリング・シンプレックス(Babbling Simplex)又は簡単なスイッチ装置400では、内部一貫性検査が例えば相応に構成されたネットワーク装置200又は300において行われる場合には、ネットワーク内のどこにバブリング・イディオットが存在するかをやはり識別することができる。続いて、あるCPUに同一のネットワークシステム内の隣接CPUの翻訳可能なデータの他に、専ら翻訳不可能なデータが到来する場合には、制御装置2,3,202,203,302,303において、直接隣接している装置がバブリング・イディオットとして識別される。続いて、別の各チャネルに接続されている隣接装置がバブリング・イディオットであることが推定される。
図8には、ネットワークシステム102の更に別の実施の形態が示されている。ここでは、ネットワークシステム102がスイッチ500の他に、シンプレックス装置601,602を備えている支線を含んでいる。例えば、冗長的な制御装置及びスイッチ装置を備えていないシンプレックス装置602に欠陥がある場合には、そのようなシンプレックス装置602は高データレートで翻訳不可能なデータを支線CTにおいてネットワークに送信する。ネットワーク内に相応の支線が複数存在する場合には、例えば、接続されているスイッチ500は、レート制限方式によって、支線からリング線路CB1,CB1’,CB2,CB3又はCR1,CR2,CR3,CR3’へと到達するデータのレートが大幅に制限されるように構成されている。更に、接続されているスイッチ装置500に、支線においてバブリング・イディオットを識別する特別なセキュリティメカニズムを実装することができる。
図9には、ネットワークシステム1001の別の実施の形態が示されている。このネットワークシステムは図1に示したものと実質的に同じ構成要素を含んでいる。従って、ここでは修正されたネットワークシステム1000についてのみ言及する。ネットワーク装置100,200,300とは異なりネットワーク装置1000は、スイッチ装置4,5の機能を統合した単一のスイッチ装置104を有している。更に、ネットワークシステム1001は、別の実施の形態を参照しながら上記において説明したように動作する。通信ネットワーク6からのデータよりも、内部データトラフィックに対して優先権が付与される。
総じて、優先権付与によって、非常に信頼請求項の高いネットワークシステムとその動作方法が得られる。内部データに優先権を付与することによって、ネットワーク内のバブリング・イディオットを識別することができ、その結果、CPU又はネットワーク装置において、ネットワーク内で機能しているエレメントを挙げたテーブルを管理することができる。
従って、本方法と、リング型構造を備えている、本発明により提案されるネットワークシステムと、ネットワーク装置の内部ポートへの優先権付与とによって、安全性が重要な用途においての、非常に一貫性があり且つ信頼性の高い制御機器通信が提供される。考えられる全ての個々のエラーによっても、一つ又は複数のネットワーク装置において一貫性のないデータが形成される可能性はなく、またそのような全ての個々のエラーを一つの通信サイクル内で位置特定することができる。更に、バブリング・イディオットとしてのネットワーク装置の障害によって、即ち高データレートでのネットワークへのデータの制御不可能な送信によって、通信が停止する可能性もない。
本発明を有利な実施例に基づき詳細に図示及び説明したが、本発明は開示されているそれらの例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の権利範囲から逸脱することなく他のヴァリエーションにも想到しうる。
1 ネットワークシステム
2,3 制御装置
4,5 スイッチ装置
6 通信ネットワーク
7,10,11,14,15,17 入力ポート
8,9,12,13,16,18 出力ポート
101,102 ネットワークシステム
30 分類装置
31 スケジューラ装置
40 キュー
41〜47 優先権クラス
50 内部キュー
51〜57 優先権クラス
100,200 ネットワーク装置
202,203 制御装置
204,205 スイッチ装置
208,209,212,213,216,218 出力ポート
207,210,211,214,215,219 入力ポート
300 ネットワーク装置
301 ネットワークシステム
302,303 制御装置
304,305 スイッチ装置
308,309,312,313,318 出力ポート
307,310,311,314,315,319 入力ポート
400 スイッチ装置
401,402 入力ポート
403,404 出力ポート
500 スイッチ装置
501,502 入力ポート
503,504 出力ポート
601,602 シンプレックスネットワーク装置
CB1〜CB3 通信パスセグメント
CR1〜CR3 通信パスセグメント
D1R,D1B 第1のデータ
D2R,D2B 第2のデータ
D 有意味なデータ
D0 無意味なデータ
更に、ネットワークノード相互の同期通信を基礎とする方法が公知である。この方法では、所定の通信パートナ間のデータ交換に対して特定のタイムスロットが規定される。その種のタイムスロット法は、煩雑な同期及び特別なハードウェア装置を必要とする。
刊行物US 2011/026411 A1及びUS 2008/107050 A1からは、本願のテーマに関する技術的な背景がそれぞれ開示されている。

Claims (16)

  1. 通信ネットワーク(6)に接続されているネットワーク装置(100)を有するネットワークシステム(101)の動作方法において、
    第1の制御装置(2)と、該第1の制御装置(2)に対応付けられている第1のスイッチ装置(4)と、第2の制御装置(3)と、該第2の制御装置(3)に対応付けられている第2のスイッチ装置(5)とをそれぞれ一つずつ有しているネットワーク装置(1)を準備するステップであって、但し、前記スイッチ装置(4,5)は、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送信するための送信ポート(9,13)と、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを受信するための受信ポート(10,14)と、前記スイッチ装置(4,5)間でデータを送信するための第1の内部送信ポート(16,18)と、前記スイッチ装置(4,5)間でデータを受信するための第1の内部受信ポート(15,17)と、前記制御装置(2,3)にデータを送信するための第2の内部送信ポート(8,12)と、前記制御装置(2,3)からデータを受信するための第2の内部受信ポート(7,11)とをそれぞれ一つずつ有しているステップと、
    前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送受信するための、前記受信ポート(10,14)のデータ交換よりも、前記第1の内部受信ポート(15,17)及び前記第2の内部受信ポート(7,11)のデータ交換に対して優先権を付与するステップとを備えている、
    ことを特徴とする、ネットワークシステム(101)の動作方法。
  2. 前記第1の内部受信ポート(15,17)のデータ交換よりも、前記第2の内部受信ポート(7,11)のデータ交換に対して優先権を付与するステップを更に備えている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の制御装置(2)によって第1のデータ(D1)を形成し、且つ、前記第2の制御装置(3)によって第2のデータ(D2)を形成するステップであって、但し、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)は所定のコーディングによって相互に関連付けられているステップと、
    前記第1の制御装置(2)から所属の前記スイッチ装置(4,5)を介して前記第2の制御装置(3)に前記第1のデータ(D1)を送信し、且つ、前記第2の制御装置(3)から所属の前記スイッチ装置(4,5)を介して前記第1の制御装置(2)に前記第2のデータ(D2)を送信するステップであって、但し、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)は、前記第1の内部送信ポート(16,18)、前記第1の内部受信ポート(15,17)、前記第2の内部送信ポート(8,12)及び前記第2の内部受信ポート(7,11)を通過するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第1の通信パス(CB1,CB2,CB3)を介して、前記第1の制御装置(2)のための前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(9)から、前記第2の制御装置(3)のための前記スイッチ装置(5)の前記受信ポート(14)へと送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、第2の通信パス(CR1,CR2,CR3)を介して、前記第2の制御装置(3)のための前記スイッチ装置(5)の前記送信ポート(13)から、前記第1の制御装置(2)のための前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(10)へと送信するステップとを更に備えており、
    但し、前記第1の通信パス(CB1,CB2,CB3)のデータ及び前記第2の通信パス(CR1,CR2,CR3)のデータは、同一のネットワーク装置(200,300)において反対方向に通過する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、前記第1の制御装置(2)のための前記スイッチ装置(4)の前記送信ポート(9)を介して、第1の制御装置(202)及び第2の制御装置(203)を備えている別のネットワーク装置(200)の少なくとも一つの別のスイッチ装置(204)を経由させて、前記第2の制御装置(3)のための前記スイッチ装置(5)の前記受信ポート(14)へと送信するステップと、
    前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を、前記第2の制御装置(3)のための前記スイッチ装置(5)の前記送信ポート(13)を介して、第1の制御装置(202)及び第2の制御装置(203)を備えている別のネットワーク装置(200)の少なくとも一つの別のスイッチ装置(204,205)を経由させて、前記第1の制御装置(2)のための前記スイッチ装置(4)の前記受信ポート(10)へと送信するステップとを更に備えており、
    但し、各別のスイッチ装置(204,205)においては、前記別のスイッチ装置(204,205)の前記第2の制御装置(203)のための受信ポート(214)において受信したデータを、前記別のスイッチ装置(204,205)の前記第1の制御装置(202)のための送信ポート(209)へと転送し、且つ、前記別のスイッチ装置(204,205)の前記第1の制御装置(202)のための受信ポート(210)において受信したデータを、前記別のスイッチ装置(204,205)の前記第2の制御装置(203)のための送信ポート(213)へと転送する、請求項3に記載の方法。
  5. 少なくとも一つのネットワーク装置(100)において、前記第1のスイッチ装置(4)及び前記第2のスイッチ装置(5)は一つのスイッチ装置(104)に統合されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の制御装置(2)及び/又は前記第2の制御装置(3)において、前記第1のデータ(D1)と前記第2のデータ(D2)とを比較し、比較結果を形成するステップと、
    前記比較結果に依存して前記ネットワーク装置(1)をパッシブ状態にするステップとを更に備えている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の通信パス(CB1,CB2,CB3)及び前記第2の通信パス(CR1,CR2,CR3)を介して、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を再び送信するステップを更に備えている、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 別のネットワーク装置(200)における、異なる制御装置(202,203)のための入力ポート(210,214)において、前記第1のデータ(D1)及び前記第2のデータ(D2)を受信するステップと、
    前記受信したデータを比較するステップとを更に備えている、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記通信ネットワーク(6)はイーサネットネットワークである、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法(1)。
  10. 一つ又は複数のプログラム制御式の装置(1,100,200,300)において、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法を実行させることを特徴とする、コンピュータプログラム製品。
  11. 一つ又は複数のプログラム制御式の装置(1,100,200,300)において、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を有しているコンピュータプログラムが記憶されていることを特徴とする、データ担体。
  12. 通信ネットワーク(6)に接続されている複数のネットワーク装置(1,201,301)を含むネットワークシステム(101)において、
    各ネットワーク装置(1)は、第1の制御装置(2)と、該第1の制御装置(2)に対応付けられている第1のスイッチ装置(4)と、第2の制御装置(3)と、該第2の制御装置(3)に対応付けられている第2のスイッチ装置(5)とを一つずつ有しており、
    前記スイッチ装置(4,5)は、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを送信するための送信ポート(9,13)と、前記通信ネットワーク(6)を介してデータを受信するための受信ポート(10,14)と、前記スイッチ装置(4,5)間でデータを送信するための第1の内部送信ポート(16,18)と、前記スイッチ装置(4,5)間でデータを受信するための第1の内部受信ポート(15,17)と、前記制御装置(2,3)にデータを送信するための第2の内部送信ポート(8,12)と、前記制御装置(2,3)からデータを受信するための第2の内部受信ポート(7,11)とをそれぞれ一つずつ有しており、
    前記ネットワーク装置(1,100,200,300)は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、
    ことを特徴とする、ネットワークシステム(101)。
  13. 少なくとも一つのネットワーク装置(100)において、前記第1のスイッチ装置(4)及び前記第2のスイッチ装置(5)は一つのスイッチ装置(104)に統合されている、請求項12に記載のネットワークシステム(101)。
  14. 少なくとも一つのスイッチ装置(4)は、分類装置(30)、キュー装置(40)及びスケジューラ装置(31)を含んでいる、請求項12又は13に記載のネットワークシステム(101)。
  15. 制御装置及びスイッチ装置をそれぞれ一つずつ有している単純なネットワーク装置(400)が前記ネットワークシステム内に設けられている、請求項12乃至14のいずれか一項に記載のネットワークシステム(102)。
  16. 前記ネットワーク装置(1,100,200,300)はそれぞれ、個別のFPGA、ASIC、ICチップ又は固定配線の超小型回路として実施されている、請求項12乃至14のいずれか一項に記載のネットワークシステム(101)。
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