JP2015509774A5 - - Google Patents

Claims (11)

1. 人体の心血管機能予備能を判定するための方法であって、
   ａ．１回拍出量（ＳＶ）と全身血管抵抗（ＳＶＲ）との積である、又は積に近似するパラメータＺを取得するために、前記人体に関連する生理学的データを記憶ユニットから受信するステップと、
   ｂ．前記人体の呼吸数（ＲＲ）を表す値を提供するステップと、
   ｃ．前記人体の体表面積（ＢＳＡ）を計算するために、前記人体に関連する人体計測データを提供するステップと、
   ｄ．前記Ｚパラメータ、前記ＲＲ、及び前記ＢＳＡを使用して、以下の式：
   ＣＶＲＩ＝（（Ｚ／ＲＲ）／（ＢＳＡ＊４））
   により、正規化された心血管予備能指数（ＣＶＲＩ）を計算するステップと、
   ｅ．前記ＣＶＲＩを出力し、前記ＣＶＲＩから前記人体の医学的状態を推定するステップとを含む方法。
2. 前記生理学的データが、前記人体の測定可能な血行動態関連データであり、
   前記人体の実際のＳＶ及びＳＶＲが、前記血行動態関連データから測定される又は取得することができる、請求項１に記載の方法。
3. Ｚが式Ｚ＝８０＊（ＭＡＢＰ−ＣＶＰ）／ＨＲにより近似され、ここで、ＭＡＢＰは平均動脈圧のデータであり、ＣＶＰは中心静脈圧のデータであり、ＨＲは心拍数のデータである、請求項１に記載の方法。
4. ＣＶＰのデータが使用可能でない場合に、差（ＭＡＢＰ−ＣＶＰ）又は差の最良の推定を使用して、前記心血管予備能指数が計算される、請求項３に記載の方法。
5. 前記生理学的データからの計算により、又は最良の推定を提示することにより、呼吸数（ＲＲ）値がもたらされる、請求項１に記載の方法。
6. 前記指数を出力するステップが、少なくとも１人の人体についての前記指数（人体毎の前記指数）を表示するステップと、経時的な傾向についての指標の有無で、前記人体の現在の指数及び複数の過去の指数からなるグラフを作成するステップとを含む、請求項１に記載の方法。
7. 瞬時心血管予備能を推定するためのシステムであって、
   ａ）前記人体から生理学的データを取得し、前記人体に関連する人体計測データを取得し、前記人体の呼吸数（ＲＲ）を表す値を取得するために、少なくとも１人の人体に接続可能な少なくとも１つのデータ・ソースであって、前記生理学的データが、１回拍出量（ＳＶ）と全身血管抵抗（ＳＶＲ）との積である、又は積に近似するパラメータＺを取得するために使用され、前記人体計測データが、前記人体の体表面積（ＢＳＡ）を計算するために使用されるデータ・ソースと、
   ｂ）前記データ・ソースと通信する分析ユニットであって、前記Ｚパラメータ、前記ＲＲ、及び前記ＢＳＡを使用して、以下の式
   ＣＶＲＩ＝ＣＶＲ／（ＢＳＡ＊４）
   により、正規化された心血管予備能指数（ＣＶＲＩ）を計算することによって、前記瞬時心血管予備能を表す指数を判定するために、前記データ・ソースから受信したデータを所有するように構成された分析ユニットとを備えたシステム。
8. 前記データ・ソースがバイタル・サイン・モニタ（又は（１つ若しくは複数の）センサ）を備え、前記バイタル・サイン・モニタが人体と通信し、通信において、前記バイタル・サイン・モニタが、人体の組織に固定、付着、植込、結合、当接され、前記人体が着用する衣服又は機器内にあり、及び／又は前記人体に近接することを含む、請求項７に記載のシステム。
9. 前記分析ユニットが、有線接続及び／又は無線接続により前記データ・ソースと通信する、請求項７に記載のシステム。
10. 前記分析ユニットが、前記データ・ソースがあるか、又は前記データ・ソースと通信している前記人体上にない別個の部品である、請求項７に記載のシステム。
11. 前記データ・ソースが、生理学的データ及び人体計測データを前記分析ユニットに通信可能にする送信機（及び／又は受信機）に接続されることにより、前記人体の遠隔モニタリング、及びトリアージ、輸送、治療、又は遠隔治療決定等の医療事象中のモニタリングが可能になる、請求項７に記載のシステム。