以下に、図に関して提供されている説明は、特に記述がなければない限り、すべての実施形態に当てはまり、それぞれの実施形態に共通の特徴は、同様に示され、番号が付されている。
カテーテルチューブ14上に装着されたバルーン12を備える遠位部分11を有するカテーテル10が提供される。図6、図7、および図8を参照すると、バルーン12は、中間セクション16、または「バレル」、および端部セクション18、20を有している。一実施形態では、端部セクション18、20は、直径が低減し、中間セクション16をカテーテルチューブ14に接合する(したがって、セクション18、20は、円錐部または円錐セクションと一般的に呼ばれている)。バルーン12は、円錐セクション18、20上のバルーン端部(近位端部15aおよび遠位端部15b)においてシールされており、1つまたは複数のインフレーションルーメン17を介して、バルーン12の膨張を可能にし、1つまたは複数のインフレーションルーメン17は、カテーテルチューブ14内に延在し、バルーン12の内部と連通している。
また、カテーテルチューブ14は、ガイドワイヤールーメン23を形成する細長いチューブ状のシャフト24を含み、ガイドワイヤールーメン23は、カテーテル10を通してガイドワイヤー26を方向付け、その遠位端部に沿って、バルーン12が位置付けされ得る。図8に図示されているように、このガイドワイヤー26は、カテーテル10の近位端部、および、コネクター27の第1のポート25を通って、ルーメン23内へ延在し、「オーバーザワイヤー」(OTW)配置を実現することが可能であるが、「ラピッドエクスチェンジ」(RX)構成で提供されることも可能であり、「ラピッドエクスチェンジ」(RX)構成では、ガイドワイヤー26は、遠位端部により近い側方開口部14aを出ていき(図9を参照)、または、そうでなければ、バルーン12の遠位で、先端部を通して給送される(図示せず)。また、流体(例えば、生理食塩水、造影剤、または両方)を、インフレーションルーメン17を介して、バルーン12の内部コンパートメント内へ導入するために、第2のポート29は、コネクター27などによってカテーテル10に関連付けされ得る。
バルーン12は、膨張流体を受け入れるための内部を形成する単層または多層のバルーン壁部28を含むことが可能である。バルーン12は、バルーンが膨張させられるときに、1つまたは複数の方向にそのサイズおよび形状を維持するバルーン壁部28を有する、非柔軟性のバルーンとすることが可能である。非柔軟性のバルーンの例は、米国特許第6,746,425号、ならびに、米国特許出願公開第2006/0085022号、米国特許出願公開第2006/0085023号、および、米国特許出願公開第2006/0085024号に見出すことが可能であり、それらの開示は、ここで、参照により本明細書に組み込まれている。また、そのような場合に、バルーン12は、膨張の間および膨張の後に、一定のままの所定の表面積を有しており、また、膨張の間および膨張の後に、一定のままの所定の長さおよび所定の直径を、それぞれまたはともに有している。しかしながら、バルーン12は、その代わりに、特定の使用に応じて、半柔軟性または柔軟性とすることが可能である。
インターベンション治療の間の場所確認能力の向上を提供するために、カテーテル10は、作用表面Wと任意のX線不透過性の識別子(例えば、バルーン12の内部を通過するシャフト24の一部分の上のマーカーバンドM)との間のアライメントを確実にするように適合させることが可能である。一実施形態では、これは、バルーンの膨張のときの作用表面Wの一方または両方の端部の位置を画定するために、機械的な配置を使用して実現される。例えば、図10および図11は、膨張状態および収縮状態において、シャフト14上に保持されたバルーン12を含むカテーテル10の実施形態を図示している。アクチュエーター30は、一方の端部において、バルーン12に接続され、別の端部において、別々の構造体(例えば、チューブ14またはシャフト24)に接続することが可能である。例えば、アクチュエーター30は、例えば、膨張させられたバルーン12の円錐形状のセクション20を形成する壁部の一部分の内側層28aと結合(tying)層28bとの間などで、バルーン壁部28の遠位端部15bにおいて固定することが可能である。
一実施形態では、アクチュエーター30は、1つまたは複数の付勢エレメント(例えば、スプリング)を含む。スプリングは、細長く薄いスプリング(例えば、その長手方向軸線に沿って曲がり、第1の定位置と第2の作動位置との間で「スナップ」する細長いリーフスプリング32など)の形態をとることが可能である。結果として、アクチュエーター30は、バルーン12の収縮状態に対応する第1の位置(図10)と膨張状態に対応する第2の位置(図11)との間で、二値(binary)形式で移動するように適合されている。
バルーンが収縮させられると、図10に示されているように、アクチュエーター30は、第1の非作動状態になることが可能であり、血管を通してバルーン12を前進させるために、所望の薄型プロファイルを提供するために、実質的に平坦に置かれる。膨張すると、図11および図12に示されているように、アクチュエーター30は、第2の所定の位置(スプリング32に関して、32’として表されている)となるように移動し、バルーン壁部28の立設(erection)(とりわけ、円錐セクション20)と一致する。アクチュエーター30の固定された第2の位置は、結果として、X線不透過性の識別子(例えば、シャフト24上のマーカーM)とアライメント状態に正確に配置されている作用表面Wの遠位縁部または境界になることが可能である。
また、図13および図14に示されているように、同様の配置が、バルーン12の近位端部15aに提供され得る。このように、作用表面Wの位置は、作用表面Wに対応することが意図されている任意のX線不透過性の識別子(例えば、シャフト24上のマーカーM)との既知のアライメントによって、バルーン12の膨張のときでも、インターベンション治療の間に正確に識別することが可能である。
その上、アクチュエーター30の存在は、収縮するときのバルーン12の平坦化またはパンケーキングを防止することも助ける。これは、造影剤の排出によって引き起こされる折り畳みが、アクチュエーター30を第1の位置に移動させることとなり、したがって、所望の様式でのバルーン12の折り畳みを確実にすることを助けるからである。
アクチュエーター30は、両位置の間を移動するときに先端部Pに対する移動を許容する様式で接続することが可能である。一実施形態では、このフローティング配置は、スプリング32の対応する自由端部32aを受け入れて捕えるために、バルーン12の遠位端部15bにおいて、先端部Pの拡張部35の中に凹部34を設けることによって、ならびに、バルーン12の近位端部15aに隣接して、対応する凹部37を設けることによって、実現することが可能である。単一の連続的な凹部を設けることが可能であり、または、個別の凹部を、スプリング32の個別の端部32aを受け入れるためのポケットとして形成することが可能である。しかしながら、遠位端部においてスプリング32の端部32aが固定され、バルーン12に対応する端部32bが長手方向の相対運動のために適合されるように、配置を逆にすることが可能である。
代替的な実施形態では、アクチュエーター30(例えば、スプリング32)は、同様の様式で配置され得るが、嵌合された配置または捕えられた配置によって、許容された相対運動が提供される。したがって、図15および図16に示されているように、スプリング32は、T字形状の断面を有し、したがって、従属(depending)部分32c(それは、タングイングルーブ(tongue−in−groove)タイプの配置を形成し、わずかなテーパーおよびマッチング配置を溝部に有することが可能である)を有する遠位端部32aを含むことが可能である。この従属部分32cは、バルーン12の円錐セクション20の遠位で、シャフト24の端部に沿って形成されている細長い溝部またはチャネル36にスライド可能に係合するように適合されている。具体的には、シャフト24の壁部は、外側表面に沿って長手方向に形成されたチャネル36を有することが可能である。
図17を参照すると、構成体は、すべり面接合部を生成することが可能であることが理解され得る。接合部は、十分な隙間で配置され、スプリング32の捕えられている部分が、溝部またはチャネル36内を自由に移動することが可能であり、ストッパーの対象となるようになっており、ストッパーは、カテーテル10の遠位先端部P上のキャップ38によって提供され得る。それぞれのスプリング32の近位端部32bは、図10および図11に示されているように、バルーン12の円錐セクション20に固定することが可能である。
図10〜図13の実施形態の中で、従来のマーカーを使用する代わりに、または、従来のマーカーを使用することに加えて、完全にまたは部分的にX線不透過性となるような様式で、アクチュエーター30(例えば、スプリング32)を代わりに作製することも可能であり、したがって、それは、X線不透過性の識別子となるようになっている。これは、例えば、図10および図11のように、スプリング32の近位端部がバルーン12に固定されている実施形態に関して、行うことが可能である。結果的に、作動中のスプリング32は、作用表面Wの範囲と一致しており、そのX線不透過性の品質を考慮すると識別可能である。
X線不透過性の識別子を生成するために、シャフト24上で1つまたは複数のマーカーMを使用することについて述べられているが、本開示は、任意の特定の識別子の形態に限定されないことが認識されたい。実際に、X線不透過性の識別子は、「MEDICAL BALLOON INCLUDING RADIOPAQUE INSERT FOR PRECISELY IDENTIFYING A WORKING SURFACE LOCATION」(発明者としてPat Byrne、Sean Wall、Angela Jensen、Andrew Schaffer、および、Angela Crallを記載している)という発明の名称の特許出願(米国特許出願第61/608,902号)に開示されているように、シャフト24と独立して設けることが可能であり、その開示は、参照により本明細書に組み込まれている。
1つまたは複数の表面エレメント(例えば、ペイロード(薬物、ステント、もしくは両方))または作業器具(カッター、フォーカストフォースワイヤーなど)を血管系内へ運ぶバルーン12は、マーキング技法の先述の説明から利益を得ることが可能である。例えば、図16に示されているように、画定された作用表面Wを含むバルーン12は、そのような薬物Dでコーティングされた一部分を含むことが可能である(例えば、血管の内部に適用されるときに所望の治療効果を達成するように設計されたものなど)。薬物Dは、製造プロセスの一部として、および、血管系内への挿入するために折り畳む前に、膨張されるバルーンに適用することが可能である。したがって、臨床医は、X線透視法の利益によって、血管系内でバルーン12を膨張させる前に、作用表面Wの正確な位置を決定し、所望の場所に薬物Dを送達し、所望の治療計画を提供することが可能である。
また、アクチュエーターが使用され、バルーン12が、所定の様式または選択的な様式で、折り畳まれた状態、または、部分的に折り畳まれた状態へ潰れることを引き起こすことが可能である。したがって、図18〜図22を参照すると、バルーン壁部28は、スプリングの形態の1つまたは複数のアクチュエーターを含むことが可能である。スプリングは、バルーン壁部28の内側または外側に固定されたトーションスプリング40を含むことが可能である。1つの特定の実施形態では、これらのトーションスプリング40は、円錐セクション18、20のうちの1つまたは両方を形成する壁部28の一部分に設けられ、その中に埋め込むことが可能である。特定の実施形態では、1つまたは複数のスプリング40は、近位円錐セクション18だけに設けることが可能である。なぜなら、これは、後退させられているときにシースと接する部分であるからである。
いずれの場合でも、図18に示されているように、バルーン12が膨張させられているときには、スプリング40の一方のレッグ部が、バルーン12の円錐形状のセクション18または20を形成する壁部28の一部分に沿って延在することが可能である。もう一方のレッグ部は、チューブ24の長手方向軸線に概して平行に延在するバルーン12の隣接部分に沿って延在または突出することが可能である。バルーン12が収縮または折り畳まれるときには(図21〜図22)、トーションスプリング40が、実質的に平坦に置かれ、したがって、折り畳まれた状態において、バルーン12のプロファイルはそれほど増大しない。
図示されている実施形態では、図20および図21を参照しておそらく最も良く理解されるように、3つのスプリング40が、壁部28内に設けられている。スプリング40は、120度の間隔で、等距離に間隔を離して配置することが可能である。しかしながら、相対的な間隔、したがって、相対的な角度は、異なるものとすることが可能であり、設けられるスプリングの数も同様に異なるものとすることが可能であり、スプリングの任意の変数は、特定の適用に応じて調節することが可能である。
スプリング40は、バルーン12の中心に向かう方向(例えば、チューブ24に向かう方向)に力を提供するように付勢することが可能であり、したがって、バルーン12を、折り畳まれた状態、または、膨張していない状態へ促すことが可能である。図18に示されているように、バルーン12が膨張させられているときには、圧力は、スプリング40のスプリング力に打ち勝つのに十分であり、したがって、(例えば、膨張の目的のために)折り畳まれていない状態への所望の拡張を可能にする。しかしながら、壁部に対する圧力が取り除かれるときに、スプリング40は、壁部28が潰れるように促し、特定の様式で(例えば、そのように形成される折り目に隣接して、(3つのスプリングを備える実施形態において、3つの)ウィング部またはフルート部(flutes)Fが形成される傾向を伴って)、バルーン12を折り畳まれた状態(12’)へ戻す。これは、バルーン12が最も信頼性の高い様式で折り畳まれることを確実にすることを助け、したがって、(任意の再び折り畳むステップ、または、取り除くステップの間などに、)収縮されたバルーンの再配置に役立つ。しかしながら、折り畳まれた状態への移動は一時的なものであるので、したがって、再導入する膨張流体、および、生成された対応する圧力は、付勢力に打ち勝ち、バルーン12を再び膨張させることとなる。
1つまたは複数のトーションスプリング40は、ステンレス鋼またはポリマー材料(例えば、ウレタン)から作製することが可能である。また、周囲条件の変化に起因して配向を変化させる形状記憶材料が使用され、1つまたは複数のスプリング40が折り畳みプロセス、および、展開プロセスを促進させることを助けることが可能である。また、1つまたは複数のスプリング40は、生体吸収性材料または生分解性材料から作製することも可能であり、それは、バルーン壁部28の外部表面に設置されるときに望ましい可能性がある。
また、以下の項目も本発明に関する。
1. 膨張可能なバルーンと、
前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトは、前記シャフトの壁部の外側部分に形成された少なくとも1つのチャネルを含む、シャフトと、
前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネル内に少なくとも部分的に配置されている第2の端部を有するアクチュエーターと、
を含むバルーンカテーテル。
2. 項目1に記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトが、前記シャフトの前記壁部の外側部分に形成された複数のチャネルを含む、シャフト
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
3. 項目2に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネルのうちの少なくとも1つの中に配置されている第2の端部を有するアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
4. 項目1から3までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンの壁部に接続されているスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
5. 項目4に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、少なくとも部分的にX線不透過性であることを特徴とするカテーテル。
6. 項目4または5に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、前記バルーンの前記壁部の円錐形状のセクションに接続されていることを特徴とするカテーテル。
7. 項目1から6までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、
前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、作用表面を含む、バルーンと、
前記作用表面の少なくとも1つの端部を前記少なくとも1つのX線不透過性の識別子に整合させるためのアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
8. 項目7に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記バルーンの収縮された状態に対応する第1の位置と、前記バルーンの膨張された状態に対応する第2の位置とを含むことを特徴とするカテーテル。
9. 項目7または8に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、スプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
10. 項目7から9までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、リーフスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11. 項目7から10までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記カテーテルの周りに円周方向に間隔を置いて配置された複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
12. 項目7から11までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの第1の部分が、前記バルーンに固定され、前記アクチュエーターの第2の部分が、前記シャフトに対する移動に適合されていることを特徴とするカテーテル。
13. 項目12に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの前記第1の部分が、前記バルーンの前記壁部の上の2つの層の間に捕えられていることを特徴とするカテーテル。
14. 項目12または13に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記アクチュエーターの前記第2の部分を少なくとも部分的に受け入れるためのチャネルを含むことを特徴とするカテーテル。
15. 項目7から14までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの移動を停止させるためのストッパーをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
16. 項目7から15までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記シャフトに取り付けられているマーカーを含むことを特徴とするカテーテル。
17. 項目7から16までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記バルーンの前記内部コンパートメント内に配置されているインサートを含むことを特徴とするカテーテル。
18. 項目7から17までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
19. 項目18に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2のアクチュエーターのそれぞれが、複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
20. 項目7から19までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、第1のマーキングおよび第2のマーキングを含み、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記第1のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記第2のマーキングに整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
21. 項目1から20までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、第1および第2のX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、
前記作用表面の第1の端部を前記第1のX線不透過性のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターと、
前記作用表面の第2の端部を前記第2のX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
22. 項目1から21までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、薬物を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
23. カテーテルに関連付けされた壁部を有するバルーンを膨張および/または収縮させることを支援する方法であって、前記バルーンに接続されているスプリングを作動させ、前記バルーンの少なくとも一部分を、立設した状態および/または収縮された状態へ移動させることを支援するステップを含む方法。
また、以下の項目は、本発明に関する。
1. 膨張可能なバルーンと、
前記バルーンの壁部に接続されているスプリングと
を含むカテーテル。
2. 項目1に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、少なくとも部分的にX線不透過性であることを特徴とするカテーテル。
3. 項目1または2に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、前記バルーンの前記壁部の円錐形状のセクションに接続されていることを特徴とするカテーテル。
4. 項目1から3までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトは、前記シャフトの壁部の外側部分に形成された少なくとも1つのチャネルを含む、シャフトと、
前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネル内に少なくとも部分的に配置されている第2の端部を有するアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
5. 項目1から4までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトは、前記シャフトの前記壁部の外側部分に形成された複数のチャネルを含む、シャフトを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
6. 項目5に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネルのうちの少なくとも1つに配置されている第2の端部を有するアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
7. 項目1から6までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、
前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、作用表面を含む、バルーンと、
前記作用表面の少なくとも1つの端部を前記少なくとも1つのX線不透過性の識別子に整合させるためのアクチュエーターと
を含む、バルーンカテーテル。
8. 項目7に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記バルーンの収縮された状態に対応する第1の位置と、前記バルーンの膨張された状態に対応する第2の位置とを含むことを特徴とするカテーテル。
9. 項目7または8に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、スプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
10. 項目7から9までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、リーフスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11. 項目7から10までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記カテーテルの周りに円周方向に間隔を置いて配置された複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
12. 項目7から11までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの第1の部分が、前記バルーンに固定され、前記アクチュエーターの第2の部分が、前記シャフトに対する移動に適合されていることを特徴とするカテーテル。
13. 項目12に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの前記第1の部分が、前記バルーンの前記壁部の上の2つの層の間に捕えられていることを特徴とするカテーテル。
14. 項目12または13に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記アクチュエーターの前記第2の部分を少なくとも部分的に受け入れるためのチャネルを含むことを特徴とするカテーテル。
15. 項目7から14までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの移動を停止させるためのストッパーをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
16. 項目7から15までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記シャフトに取り付けられているマーカーを含むことを特徴とするカテーテル。
17. 項目7から16までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記バルーンの前記内部コンパートメント内に配置されているインサートを含むことを特徴とするカテーテル。
18. 項目7から17までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
19. 項目18に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2のアクチュエーターのそれぞれが、複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
20. 項目7から19までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、第1のマーキングおよび第2のマーキングを含み、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記第1のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記第2のマーキングに整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
21. 項目1から20までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、第1および第2のX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、
前記作用表面の第1の端部を前記第1のX線不透過性のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターと、
前記作用表面の第2の端部を前記第2のX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
22. カテーテルに関連付けされた壁部を有するバルーンを膨張および/または収縮させることを支援する方法であって、前記バルーンに接続されているスプリングを作動させ、前記バルーンの少なくとも一部分を、立設した状態および/または収縮された状態へ移動させることを支援するステップを含む方法。
23. 項目1から21までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンが、薬物を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
また、以下の項目は、本発明に関する。
1. 膨張可能なバルーンと、
前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトが、前記シャフトの前記壁部の外側部分に形成された複数のチャネルを含む、シャフトと
を含むバルーンカテーテル。
2. 項目1に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネルのうちの少なくとも1つの中に配置されている第2の端部を有するアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
3. 項目1または2に記載のバルーンカテーテルにおいて、
前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトは、前記シャフトの壁部の外側部分に形成された少なくとも1つのチャネルを含む、シャフトと、
前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネル内に少なくとも部分的に配置されている第2の端部を有するアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
4. 項目1から3までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンの壁部に接続されているスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
5. 項目4に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、少なくとも部分的にX線不透過性であることを特徴とするカテーテル。
6. 項目4または5に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、前記バルーンの前記壁部の円錐形状のセクションに接続されていることを特徴とするカテーテル。
7. 項目1から6までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、
前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、作用表面を含む、バルーンと、
前記作用表面の少なくとも1つの端部を前記少なくとも1つのX線不透過性の識別子に整合させるためのアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
8. 項目7に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記バルーンの収縮された状態に対応する第1の位置と、前記バルーンの膨張された状態に対応する第2の位置とを含むことを特徴とするカテーテル。
9. 項目7または8に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、スプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
10. 項目7から9までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、リーフスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11. 項目7から10までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記カテーテルの周りに円周方向に間隔を置いて配置された複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
12. 項目7から11までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの第1の部分が、前記バルーンに固定され、前記アクチュエーターの第2の部分が、前記シャフトに対する移動に適合されていることを特徴とするカテーテル。
13. 項目12に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの前記第1の部分が、前記バルーンの前記壁部の上の2つの層の間に捕えられていることを特徴とするカテーテル。
14. 項目12または13に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記アクチュエーターの前記第2の部分を少なくとも部分的に受け入れるためのチャネルを含むことを特徴とするカテーテル。
15. 項目7から14までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの移動を停止させるためのストッパーをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
16. 項目7から15までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記シャフトに取り付けられているマーカーを含むことを特徴とするカテーテル。
17. 項目7から16までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記バルーンの前記内部コンパートメント内に配置されているインサートを含むことを特徴とするカテーテル。
18. 項目7から17までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
19. 項目18に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2のアクチュエーターのそれぞれが、複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
20. 項目7から19までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、第1のマーキングおよび第2のマーキングを含み、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記第1のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記第2のマーキングに整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
21. 項目1から20までのいずれか一項目に記載のバルーンカテーテルにおいて、
長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、第1および第2のX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、
前記作用表面の第1の端部を前記第1のX線不透過性のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターと、
前記作用表面の第2の端部を前記第2のX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターと
を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
22. 項目1から21までのいずれか一項目に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、薬物を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
23. カテーテルに関連付けされた壁部を有するバルーンを膨張および/または収縮させることを支援する方法であって、前記バルーンに接続されているスプリングを作動させ、前記バルーンの少なくとも一部分を、立設した状態および/または収縮された状態へ移動させることを支援するステップを含む方法。
以下でバルーンまたはカテーテルを引用する段落のそれぞれの主題は、それぞれ、他の段落のいずれかで引用されているバルーンまたはカテーテルの一部であることが可能である。
1.1 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有している、シャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、間隔を置いて配置された第1および第2の円錐形状の端部セクション、および、前記円錐形状のセクション同士の間の作用表面を含み、前記バルーンは、前記円錐形状の端部セクションから前記作用表面への移行部を識別する少なくとも1つのX線不透過性のマーキングをさらに含む、バルーンとを含む、バルーンカテーテル。
1.2 段落1.1に記載のカテーテルにおいて、前記少なくとも1つのX線不透過性のマーキングが、前記第1の円錐形状の端部セクションと前記作用表面との間の第1の移行部において、第1のX線不透過性のマーキングを含み、前記第2の円錐形状の端部セクションと前記作用表面との間の第2の移行部において第2のX線不透過性のマーキングをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
1.3 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記少なくとも1つのマーキングが、ストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
1.4 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、ストリップの形態の複数のX線不透過性のマーキングをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
1.5 段落1.4に記載のカテーテルにおいて、前記ストリップが、前記第1および第2の円錐形状の端部セクションの間で少なくとも部分的に長手方向に延在していることを特徴とするカテーテル。
1.6 段落1.4または1.5に記載のカテーテルにおいて、前記ストリップが、環状のバンドを含むことを特徴とするカテーテル。
1.7 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、間隔を置いて配置された少なくとも2つのX線不透過性のマーキングが、それぞれの円錐形状の端部セクションに設けられており、それぞれの円錐形状の端部セクションの遠位部分および近位部分に隣接するものを含むことを特徴とするカテーテル。
1.8 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、前記第1および第2の円錐形状の端部セクションの間にバレルセクションを含み、前記バレルセクション上に複数のX線不透過性のマーキングをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
1.9 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記マーキングが、前記円錐形状の端部セクション上に第1のパターンを含み、前記作用表面上に第2の異なるパターンをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
1.10 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記少なくとも1つのマーキングが、パターン、ストリップ、ブランド、ロゴ、文字、数、単語、または、それらの組合せからなる群から選択されていることを特徴とするカテーテル。
1.11 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、スケールを含むことを特徴とするカテーテル。
1.12 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、薬物を含むことを特徴とするカテーテル。
1.13 段落1.12に記載のカテーテルにおいて、前記薬物が、前記X線不透過性のマーキングの場所に対応していることを特徴とするカテーテル。
1.14 段落1.12に記載のカテーテルにおいて、前記薬物が、前記X線不透過性のマーキング以外の場所に対応していることを特徴とするカテーテル。
1.15 段落1.12に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性のマーキングが、X線不透過剤を含むように製剤化された前記薬物を含むことを特徴とするカテーテル。
1.16 前記バルーン壁部の作用表面上に保持された薬物と、前記バルーン上の前記薬物の場所を識別するX線不透過性の識別子とを有するバルーン。
1.17 段落1.16に記載のバルーンにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記薬物を含む製剤と混合されたX線不透過性の材料を含むことを特徴とするバルーン。
1.18 段落1.16に記載のバルーンにおいて、前記作用表面が、前記バルーンのバレルセクションに沿っており、前記X線不透過性の識別子が、前記バルーンの一方のまたは両方の円錐セクション上にあることを特徴とするバルーン。
2.1 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトにおいて、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有している、シャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、作用表面を形成する概して円筒形状のバレルセクション、および、前記作用表面の一部を形成しない概して円錐形状の端部セクションを含み、前記バルーンは、前記作用表面の相対的な位置を指示するための少なくとも1つのX線不透過性の識別子をさらに含み、前記識別子は、前記作用表面の範囲を画定するように、前記バルーンの前記円錐形状の端部セクションのうちの少なくとも1つの上に設けられている、バルーンとを含む、バルーンカテーテル。
2.2 段落2.1に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、マーキングを含むことを特徴とするカテーテル。
2.3 段落2.1または2.2に記載のカテーテルにおいて、第1のマーキングが、前記第1の円錐形状のセクション端部セクションと前記作用表面との間の第1の移行部に設けられ、第2のマーキングが、前記第2の端部セクションと前記作用表面との間の第2の移行部に設けられていることを特徴とするカテーテル。
2.4 段落2.2または2.3に記載のカテーテルにおいて、前記マーキングが、ストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
2.5 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、前記バルーンの端部と前記バレルセクションとの間に延在する長手方向のストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
2.6 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、複数の識別子をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
2.7 段落2.6に記載のカテーテルにおいて、前記複数の識別子のそれぞれが、長手方向に延在するストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
2.8 段落2.6または2.7に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、環状のバンドを含むことを特徴とするカテーテル。
2.9 段落2.6または段落2.6に従属する段落2.8に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、長手方向に延在するストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
2.10 段落2.1から2.9までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、間隔を置いて配置された少なくとも2つのX線不透過性の識別子が、それぞれの端部セクション上に設けられていることを特徴とするカテーテル。
2.11 段落2.1から2.10までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バレルセクション上に少なくとも1つのX線不透過性の識別子をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
2.12 段落2.1から2.11までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、第1のパターンを含む第1の識別子であり、第2の異なるパターンを含む第2の識別子をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
2.13 段落2.1から2.12までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、少なくとも1つの文字または数を含むことを特徴とするカテーテル。
2.14 段落2.1から2.13までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、ロゴを含むことを特徴とするカテーテル。
2.15 段落2.1から2.14までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記識別子が、スケールを含むことを特徴とするカテーテル。
2.16 段落2.1から2.15までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
3.1 第1の端部と第2の端部との間に長手方向に延在する作用表面を含む膨張可能な本体部であって、前記本体部は、前記作用表面の少なくとも第1の端部を識別するために前記本体部に沿って設けられた少なくとも1つのX線不透過性の識別子を有しており、前記X線不透過性の識別子は、前記作用表面の前記第1の端部の場所を識別するための第1のX線撮影用品質、および、前記作用表面の前記第1の端部以外の場所において、第2のX線撮影用品質を有している、本体部を含む、カテーテルに関連して使用するための膨張可能なバルーン。
3.2 段落3.1に記載のバルーンにおいて、前記第2のX線撮影用品質が、前記作用表面の前記第2の端部を識別するために設けられていることを特徴とするバルーン。
3.3 段落3.2に記載のカテーテルにおいて、前記第1のX線撮影用品質および前記第2のX線撮影用品質が、実質的に同じであることを特徴とするカテーテル。
3.4 段落3.1に記載のバルーンにおいて、前記X線不透過性の識別子が、マーキングを含むことを特徴とするバルーン。
3.5 段落3.1に記載のバルーンにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記作用表面の前記第1の端部から前記第2の端部へ概してらせん経路をたどることを特徴とするバルーン。
3.6 段落3.1に記載のバルーンにおいて、前記識別子が、前記作用表面に沿って延在する複数のらせん識別子を含むことを特徴とするバルーン。
3.7 段落3.1に記載のバルーンにおいて、前記識別子が、X線不透過性のフィラメントを含むことを特徴とするバルーン。
3.8 段落3.7に記載のバルーンにおいて、前記フィラメントが、前記バルーンの前記作用表面の少なくとも一部分に沿ってらせん状に巻かれていることを特徴とするバルーン。
3.9 段落3.1から3.8までのいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするバルーン。
3.10 カテーテルに関連して使用するためのバルーンであって、前記バルーンは、外側表面と、前記バルーンの前記外側表面に沿って延在する少なくとも1つの巻線とを有する本体部を含み、前記バルーンは、X線不透過性の品質を有している、バルーン。
3.11 段落3.10に記載のバルーンにおいて、前記巻線が、X線不透過性のフィラメントを含むことを特徴とするバルーン。
3.12 先述の段落のいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記X線不透過性の識別子が、らせんパターンまたはダイヤモンドパターンを含むことを特徴とするバルーン。
3.13 先述の段落のいずれか一段落に記載のバルーンを含むカテーテル。
3.14 らせんパターンまたはダイヤモンドパターンを含むX線不透過性の識別子を含む、カテーテルに関連して使用するための膨張可能なバルーン。
4.1 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有している、シャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、間隔を置いて配置された第1および第2の端部、および、前記端部同士の間の作用表面を含む、バルーンと、前記バルーンの作用表面の場所を識別するためのX線不透過性の部分を少なくとも含む少なくとも1つのワイヤーとを含む、ガイドワイヤーに関連して使用するためのバルーンカテーテル。
4.2 段落4.1に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、第1の状況と第2の状況との間で調節するための形状記憶を有する材料を含むことを特徴とするカテーテル。
4.3 段落4.1または4.2に記載のカテーテルにおいて、前記少なくとも1つのワイヤーが、概して、前記長手方向に延在していることを特徴とするカテーテル。
4.4 段落4.1から4.3までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の部分が細長いことを特徴とするカテーテル。
4.5 段落4.1から4.4までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、ポリマーを少なくとも部分的に含むことを特徴とするカテーテル。
4.6 段落4.1から4.5までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記少なくとも1つのワイヤーが、少なくとも部分的に弾性であることを特徴とするカテーテル。
4.7 段落4.1から4.6までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、概して、前記長手方向に延在する複数のワイヤーであって、前記ワイヤーのうちの少なくとも1つは、前記バルーンの作用表面の場所を識別するために、X線不透過性の部分を少なくとも含む、複数のワイヤーを含むことを特徴とするカテーテル。
4.8 段落4.1から4.7までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも1つのワイヤーが、前記バルーンの外側表面に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
4.9 段落4.1から4.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも1つのワイヤーが、前記バルーンの内側表面に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
4.10 段落4.1から4.9までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも1つのワイヤーが、前記バルーンの前記第1の端部から前記第2の端部へ延在していることを特徴とするカテーテル。
4.11 段落4.1から4.10までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも1つのワイヤーの前記X線不透過性の部分が、前記作用表面に対応する前記バルーンの一部分に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
4.12 段落4.1から4.11までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも1つのワイヤーの前記X線不透過性の部分が、前記作用表面に対応する前記バルーンの前記部分以外に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
4.13 段落4.7または段落4.7に従属する段落4.8から4.12までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、前記バルーンの周囲部の周りに実質的に等距離に間隔を置いて配置されていることを特徴とするカテーテル。
4.14 段落4.1から4.13までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、柔軟性または半柔軟性の部分を含むことを特徴とするカテーテル。
4.15 段落4.1から4.14までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも部分的にX線不透過性のワイヤーの少なくとも1つの端部が、前記バルーンを前記シャフトに接続する結合部に取り付けられていることを特徴とするカテーテル。
4.16 段落4.1から4.15までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に提供された薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
4.17 段落4.1から4.16までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも1つのワイヤーが、第1の状況と第2の状況との間で調節するために形状記憶を有する材料を少なくとも部分的に含むことを特徴とするカテーテル。
4.18 段落4.2または4.17に記載のカテーテルにおいて、前記形状記憶材料が、NITINOLを含むことを特徴とするカテーテル。
5.1 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有している、シャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、間隔を置いて配置された第1および第2の端部、および、前記端部同士の間の作用表面を含む、バルーンと、前記バルーンの内部コンパートメント内に位置付けされているインサートであって、前記インサートは、前記シャフトから分離したX線不透過性の部分を少なくとも含む、インサートとを含む、ガイドワイヤーとともに使用するように適合されているバルーンカテーテル。
5.2 段落5.1に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、前記シャフトに対して移動するように適合されていることを特徴とするカテーテル。
5.3 段落5.1または5.2に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、前記バルーンの第1の端部から前記作用表面の一方の端部へ延在していることを特徴とするカテーテル。
5.4 段落5.1から5.3までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、X線不透過性の材料から少なくとも部分的に作製されたチューブを含むことを特徴とするカテーテル。
5.5 段落5.1から5.4までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、少なくとも1つのフィンガーを含むことを特徴とするカテーテル。
5.6 段落5.5に記載のカテーテルにおいて、前記フィンガーが、X線不透過性の端部部分を含むことを特徴とするカテーテル。
5.7 段落5.1から5.6までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、前記バルーンが膨張させられるときに、後退状態から拡張状態へ移動するように適合された複数のフィンガーを含むことを特徴とするカテーテル。
5.8 段落5.1から5.7までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートを少なくとも部分的にカバーする後退可能なシースをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
5.9 段落5.1から5.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、ワイヤーを含むことを特徴とするカテーテル。
5.10 段落5.9に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、前記作用表面に対応するX線不透過性の部分を含むことを特徴とするカテーテル。
5.11 段落5.10に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、前記バルーンの前記第1の端部から前記第2の端部へ延在しており、前記X線不透過性の部分が、前記ワイヤーの中間部分を構成していることを特徴とするカテーテル。
5.12 段落5.10または5.11に記載のカテーテルにおいて、前記ワイヤーが、前記バルーンの前記第1の端部から前記第2の端部へ延在しており、前記X線不透過性の部分が、前記ワイヤーの端部部分を構成していることを特徴とするカテーテル。
5.13 段落5.1から5.12までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートの少なくとも1つの端部が、前記バルーンが前記チューブ状のシャフトに接続する場所で接続されていることを特徴とするカテーテル。
5.14 段落5.1から5.13までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、環状のバンドを含むことを特徴とするカテーテル。
5.15 段落5.1から5.14までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、穿孔を含むことを特徴とするカテーテル。
5.16 段落5.1から5.15までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、形状記憶を有する材料を含むことを特徴とするカテーテル。
5.17 段落5.1から5.16までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
6.1 機能的な修正部を有する第1のチューブ状の層と、前記ブロー成形されたバルーンを形成するために前記第1のチューブ状の層と結合するように適合された第2のチューブ状の層とを含む、カテーテルのための医療用バルーンへブロー成形されるためのパリソン。
6.2 段落6.1に記載のパリソンにおいて、前記第1の層が、前記第2の層の外部にあることを特徴とするパリソン。
6.3 段落6.1に記載のパリソンにおいて、前記第1の層が、前記第2の層の内部にあることを特徴とするパリソン。
6.4 先述の段落のいずれか一段落に記載のパリソンにおいて、前記機能的な修正部が、X線不透過性のストリップを含むことを特徴とするパリソン。
6.5 段落6.4に記載のパリソンにおいて、前記ストリップが、円周方向のバンドを含むことを特徴とするパリソン。
6.6 段落6.4または6.5に記載のパリソンにおいて、前記ストリップが、前記第1の層の第1の端部と第2の端部との間に延在していることを特徴とするパリソン。
6.7 先述の段落のいずれか一段落に記載のパリソンにおいて、前記第1のチューブ状の層が、前記第2のチューブ状の層から間隔を置いて配置されていることを特徴とするパリソン。
6.8 先述の段落のいずれか一段落に記載のパリソンにおいて、前記機能的な修正部が、追加されたX線不透過剤、表面パターン、エッチング、1つまたは複数の穿孔、および、先述のものの組合せからなる群から選択されていることを特徴とするパリソン。
6.9 先述の段落のいずれか一段落に記載のパリソンから形成される医療用バルーンにおいて、壁部を含むチューブ状の膨張可能な本体部であって、前記本体部は、第1および第2の概して円錐形状の端部と、前記概して円錐形状の端部同士の間にあり、作用表面を提供する概して円筒形状のバレルセクションとを含む、本体部を含むことを特徴とする医療用バルーン。
6.10 段落6.9に記載のバルーンにおいて、前記第1の層が、前記バルーンの前記第1の端部から前記第2の端部へ延在していることを特徴とするバルーン。
6.11 段落6.9に記載のバルーンにおいて、前記第1の層が、前記作用表面だけに沿って延在していることを特徴とするバルーン。
6.12 段落6.9から6.11までのいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記第1の層が、前記壁部の一部分の周囲部全体に沿って延在していることを特徴とするバルーン。
6.13 段落6.9から6.12までのいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記第1の層が、前記壁部の全周囲部に沿って延在していることを特徴とするバルーン。
6.14 段落6.9から6.13までのいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記壁部が、間隔を置いて配置された第1および第2のショルダー部を含み、前記第1の層が、前記ショルダー部同士の間に位置付けされていることを特徴とするバルーン。
6.15 段落6.9から6.14までのいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記第1および第2の層が、両方とも、前記バルーンの第1の端部から第2の端部へ延在していることを特徴とするバルーン。
6.16 段落6.9から6.15までのいずれか一段落に記載のバルーンにおいて、前記バレルセクションにわたって位置付けされ、実質的に前記作用表面に沿って延在する少なくとも部分的にX線不透過性のチューブをさらに含むことを特徴とするバルーン。
6.17 段落6.16に記載のバルーンにおいて、前記X線不透過性のチューブの前記近位端部および遠位端部に隣接する第1および第2のショルダー部をさらに含むことを特徴とするバルーン。
6.18 段落6.16または6.17に記載のバルーンにおいて、前記チューブ全体が、X線不透過性であることを特徴とするバルーン。
7.1 近位端部および遠位端部を有する細長いチューブ状のシャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に沿って位置付けされているバルーンであって、前記バルーンの壁部の一部分は、共押出されたX線不透過性の材料を部分的に含む、バルーンとを含む、バルーンカテーテル。
7.2 段落7.1に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の部分が、前記バルーンの作用表面に沿って延在する少なくとも1つのストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
7.3 段落7.1または7.2に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の部分が、前記バルーンの全長表面に沿って延在する少なくとも1つのストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
7.4 段落7.1から7.3までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の部分が、前記バルーンの第1の円錐セクションに沿って延在する少なくとも1つのストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
7.5 段落7.4に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の部分が、前記バルーンの第2の円錐セクションに沿って延在する少なくとも1つのストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
7.6 段落7.1から7.5までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、複数のX線不透過性の部分を含むことを特徴とするカテーテル。
7.7 段落7.6に記載のカテーテルにおいて、前記複数のX線不透過性の部分のそれぞれが、長手方向のストリップを含むことを特徴とするカテーテル。
7.8 段落7.7に記載のカテーテルにおいて、前記ストリップが、少なくとも前記バルーンの作用表面に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
7.9 段落7.6から7.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記複数のX線不透過性の部分が、円周方向に間隔を離して配置されていることを特徴とするカテーテル。
7.10 段落7.1から7.9までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、バレルセクションと、前記バレルセクションのそれぞれの端部において円錐形状のセクションとを含み、前記X線不透過性の部分が、前記バレルセクション上に設けられていることを特徴とするカテーテル。
7.11 段落7.1から7.10までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、バレルセクションと、前記バレルセクションのそれぞれの端部において円錐形状のセクションとを含み、前記X線不透過性の部分が、前記円錐セクションのうちの一方または両方の上に設けられていることを特徴とするカテーテル。
7.12 段落7.1から7.11までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の部分が、前記バルーン壁部の層を含むことを特徴とするカテーテル。
7.13 段落7.12に記載のカテーテルにおいて、前記層が、内側層を含むことを特徴とするカテーテル。
7.14 段落7.12または7.13に記載のカテーテルにおいて、前記層が、外側層を含むことを特徴とするカテーテル。
7.15 段落7.14に記載のカテーテルにおいて、前記外側層が、エッチングされていることを特徴とするカテーテル。
7.16 段落7.12から7.15までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、バレルセクションと、前記バレルセクションのそれぞれの端部において円錐形状のセクションとを含み、前記層が、前記バレルセクション全体に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
7.17 段落7.12から7.16までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、バレルセクションと、前記バレルセクションのそれぞれの端部において円錐形状のセクションとを含み、前記層が、前記円錐形状のセクションの一方または両方の全体に沿って延在していることを特徴とするカテーテル。
7.18 段落7.1から7.17までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記壁部の全部分が、共押出されたX線不透過性の材料を含むことを特徴とするカテーテル。
7.19 段落7.1から7.18までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
7.20 段落7.1から7.19までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の材料が、ePTFEを含むことを特徴とするカテーテル。
8.1 長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、作用表面を含む、バルーンと、前記作用表面の少なくとも1つの端部を前記少なくとも1つのX線不透過性の識別子に整合させるためのアクチュエーターとを含む、バルーンカテーテル。
8.2 段落8.1に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記バルーンの収縮された状況に対応する第1の位置と、前記バルーンの膨張された状況に対応する第2の位置とを含むことを特徴とするカテーテル。
8.3 段落8.1または8.2に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、スプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
8.4 段落8.1から8.3までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、リーフスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
8.5 段落8.1から8.4までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記カテーテルの周りに円周方向に間隔を置いて配置された複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
8.6 段落8.1から8.5までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの第1の部分が、前記バルーンに固定され、前記アクチュエーターの第2の部分が、前記シャフトに対する移動に適合されていることを特徴とするカテーテル。
8.7 段落8.6に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの前記第1の部分が、前記バルーンの前記壁部上の2つの層の間に捕えられていることを特徴とするカテーテル。
8.8 段落8.6または8.7に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記アクチュエーターの前記第2の部分を少なくとも部分的に受け入れるためのチャネルを含むことを特徴とするカテーテル。
8.9 段落8.1から8.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターの移動を停止させるためのストッパーをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
8.10 段落8.1から8.9までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記シャフトに取り付けられているマーカーを含むことを特徴とするカテーテル。
8.11 段落8.1から8.10までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記バルーンの前記内部コンパートメント内に位置付けされているインサートを含むことを特徴とするカテーテル。
8.12 段落8.1から8.11までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記X線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
8.13 段落8.12に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2のアクチュエーターのそれぞれが、複数のスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
8.14 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、第1のマーキングおよび第2のマーキングを含み、前記アクチュエーターが、前記作用表面の遠位端部を前記第1のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターであり、前記作用表面の近位端部を前記第2のマーキングに整合させるための第2のアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
8.15 段落8.1から8.14までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有し、第1および第2のX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、前記作用表面の第1の端部を前記第1のX線不透過性のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターと、前記作用表面の第2の端部を前記第2のX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターとを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
8.16 段落8.1から8.15までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトは、前記シャフトの壁部の外側部分に形成された少なくとも1つのチャネルを含む、シャフトと、前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネル内に少なくとも部分的に位置付けされている第2の端部を有するアクチュエーターを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
8.17 段落8.1から8.16までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンを保持するためのシャフトであって、前記シャフトは、前記シャフトの前記壁部の外側部分に形成された複数のチャネルを含む、シャフトを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
8.18 段落8.17に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンに接続されている第1の端部、および、前記チャネルのうちの少なくとも1つに位置付けされている第2の端部を有するアクチュエーターをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
8.19 段落8.1から8.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンの壁部に接続されているスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
8.20 段落8.19に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、少なくとも部分的にX線不透過性であることを特徴とするカテーテル。
8.21 段落8.19または8.20に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、前記バルーンの前記壁部の円錐形状のセクションに接続されていることを特徴とするカテーテル。
8.22 段落8.1から8.21までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記バルーンが、薬物を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
9.1 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有している、シャフトと、前記シャフトの前記遠位端部に接続されている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、作用表面を含む、バルーンと、前記作用表面を識別するためのX線不透過性の識別子と、前記シャフトの前記近位端部に隣接し、前記シャフトが少なくとも前記長手方向に前記レシーバーに対して移動することを可能にするように適合されているレシーバーとを含む、ガイドワイヤーとともに使用するためのバルーンカテーテル。
9.2 段落9.1に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、ストッパーを保持しており、前記レシーバーが、前記ストッパーを受け入れるための凹部をさらに含み、前記凹部が、対応する前記ストッパーの寸法よりも大きい前記長手方向の寸法を有していることを特徴とするカテーテル。
9.3 段落9.2に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンを膨張させるために膨張流体を供給するためのチューブをさらに含み、前記チューブは、前記レシーバーに接続され、前記シャフトと概して同軸になっており、前記ストッパーは、前記凹部とシールを形成し、前記膨張流体が前記シャフトの周りを通ることを防止することを特徴とするカテーテル。
9.4 段落9.3に記載のカテーテルにおいて、前記シールが、前記シャフトと同軸に配置されているOリングを含むことを特徴とするカテーテル。
9.5 段落9.1に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記シャフトから分離されていることを特徴とするカテーテル。
9.6 段落9.5に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記バルーンの前記内部コンパートメント内に位置付けされているインサートを含むことを特徴とするカテーテル。
9.7 段落9.6に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、前記シャフトと同軸に配置されているチューブ状のスリーブを含むことを特徴とするカテーテル。
9.8 段落9.6に記載のカテーテルにおいて、前記インサートが、前記バルーンの近位端部において第1のインサートを含み、前記バルーンの遠位端部において第2のインサートを含むことを特徴とするカテーテル。
9.9 段落9.1に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトを位置決めするためのガイドワイヤーをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
9.10 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトにおいて、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有している、シャフトと、膨張流体によって膨張されるように前記シャフトの前記遠位端部に接続されている膨張可能なバルーンとを有するバルーンカテーテルのためのハブであって、前記ハブは、前記シャフトの近位部分を受け入れるためのレシーバーを含む本体部であって、前記シャフトが少なくとも前記長手方向に前記レシーバーに対して移動することを可能にするように適合されている本体部と、前記本体部に対する前記シャフトの前記長手方向の前記移動を拘束するためのストッパーとを含む、ハブ。
9.11 段落9.10に記載のハブにおいて、前記本体部が、前記レシーバーと連通して配置されているガイドワイヤーポートを含み、前記バルーンを膨張させるための前記膨張流体を導入するための膨張ポートをさらに含むことを特徴とするハブ。
9.12 段落9.10に記載のハブにおいて、前記レシーバーが、前記ストッパーを受け入れるための凹部をさらに含み、前記凹部が、対応する前記ストッパーの寸法よりも大きい前記長手方向の寸法を有していることを特徴とするハブ。
9.13 段落9.12に記載のハブにおいて、前記ストッパーが、前記凹部とシールを形成し、前記膨張流体が通ることを防止することを特徴とするハブ。
9.14 段落9.10に記載のハブにおいて、前記ストッパーが、Oリングを含むことを特徴とするハブ。
9.15 バルーンに接続されている遠位端部と、スライド移動のために装着されている近位端部とを有するガイドワイヤーシャフトを含む、カテーテル。
9.16 先述の段落のいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
9.17 ガイドワイヤーシャフトの近位端部を受け入れるためのハブを含むカテーテルにおいて、前記シャフトは、拘束された様式で前記ハブに対してスライド可能に移動するように適合されている、カテーテル。
10.1 長手方向に間隔を離して配置された近位端部および遠位端部を有する細長いチューブ状のシャフトであって、前記シャフトは、遠位部分に沿って、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を含み、前記遠位部分は、前記長手方向の伸長に抵抗力がある材料から形成されている、シャフトと、前記シャフトの前記遠位部分にわたり延在する膨張可能な非柔軟性のバルーンとを含む、バルーンカテーテル。
10.2 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、概して円錐形状のセクション同士の間に位置付けされている概して円筒形状のバレルセクションを含み、前記バレルセクションが、前記X線不透過性の識別子に整合する少なくとも1つの縁部を有する作用表面を含むことを特徴とするカテーテル。
10.3 段落10.2に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、前記作用表面の前記少なくとも1つの縁部に位置付けされている第1のマーカーを含み、前記長手方向に、前記作用表面の反対側縁部に位置付けされている第2のマーカーをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
10.4 段落10.2に記載のカテーテルにおいて、それぞれのマーカーが、前記シャフトの前記遠位部分にスエージ加工されたX線不透過性のバンドを含むことを特徴とするカテーテル。
10.5 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトの前記遠位部分が、前記バルーンの近位端部から前記バルーンの遠位端部へガイドワイヤーをガイドするように適合されているチューブを含むことを特徴とするカテーテル。
10.6 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、少なくとも前記シャフトの前記遠位部分が、鋼鉄を含むことを特徴とするカテーテル。
10.7 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、鋼鉄を含むことを特徴とするカテーテル。
10.8 段落10.6または10.7に記載のカテーテルにおいて、前記鋼鉄シャフトが、ステンレス鋼を含むことを特徴とするカテーテル。
10.9 段落10.7または10.8に記載のカテーテルにおいて、前記鋼鉄シャフトが、前記バルーンによってカバーされた前記遠位部分以外の一部分に沿ってスパイラルカットを含むことを特徴とするカテーテル。
10.10 段落10.7または10.8に記載のカテーテルにおいて、前記鋼鉄シャフトが、ポリマー層を含むことを特徴とするカテーテル。
10.11 段落10.10に記載のカテーテルにおいて、前記ポリマー層が、前記シャフトの外側層を構成することを特徴とするカテーテル。
10.12 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトの前記遠位部分が、編組またはメッシュを含むポリマーシャフトを含むことを特徴とするカテーテル。
10.13 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンが、概して円錐形状のセクション同士の間に位置付けされている概して円筒形状のバレルセクションを含み、前記シャフトの前記遠位部分が、第1の円錐形状のセクションの第1の端部から第2の円錐形状のセクションの第2の端部へ延在していることを特徴とするカテーテル。
10.14 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記非柔軟性のバルーンが、1つまたは複数の非弾性ファイバーを含むことを特徴とするカテーテル。
10.15 段落10.1に記載のカテーテルにおいて、前記非柔軟性のバルーンが、ポリエチレンテレフタレートを含むことを特徴とするカテーテル。
10.16 段落10.1から10.15までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
11.1 長手方向に延在するシャフトであって、前記シャフトは、圧縮状態から拡張状態へ前記長手方向に拡張するように適合されており、前記シャフトは、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持している、シャフトと、前記シャフトに沿って位置付けされている膨張可能なバルーンであって、前記バルーンは、膨張させられるときに、少なくとも前記シャフトの前記拡張状態において、前記X線不透過性の識別子と整合させるための作用表面を含む、バルーンとを含む、バルーンカテーテル。
11.2 段落11.1に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なシャフトが、拡張可能なエレメントに縦に並んで接続されている第1の部分を含むことを特徴とするカテーテル。
11.3 段落11.1または11.2に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、スプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.4 段落11.3に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、コイルスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.5 段落11.3または11.4に記載のカテーテルにおいて、前記スプリングが、引っ張りコイルスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.6 段落11.2に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、ベローズを含むことを特徴とするカテーテル。
11.7 段落11.2に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、ファイバーマトリックスを含むことを特徴とするカテーテル。
11.8 段落11.7に記載のカテーテルにおいて、前記ファイバーマトリックスに関連付けされるスプリングをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
11.9 段落11.2から11.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、前記バルーンの内部コンパートメントの内側にあることを特徴とするカテーテル。
11.10 段落11.2から11.8までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、前記バルーンの内部コンパートメントの外側にあることを特徴とするカテーテル。
11.11 段落11.2から11.10までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、前記バルーンの一方の端部に接続していることを特徴とするカテーテル。
11.12 段落11.2から11.10までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、前記シャフトの前記第1の部分を前記シャフトの第2の部分に接続していることを特徴とするカテーテル。
11.13 段落11.1から11.12までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、膨張流体を前記バルーンに送達するためのインフレーションルーメンを含むことを特徴とするカテーテル。
11.14 段落11.1から11.13までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、少なくとも部分的に拡張状態にある前記拡張可能なシャフトが、前記膨張流体を前記バルーンに送達するためのポートを構成し、前記ポートは、前記シャフトが非拡張状態にあるときに閉じられていることを特徴とするカテーテル。
11.15 段落11.1から11.14までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なシャフトが、前記シャフトの第1の部分を前記シャフトの第2の部分に接続する第1の拡張可能なエレメントを含み、前記シャフトの前記第2の部分を前記シャフトの第3の部分に接続する第2の拡張可能なエレメントをさらに含むことを特徴とするカテーテル。
11.16 段落11.15に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2の拡張可能なエレメントが、第1および第2のコイルスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.17 段落11.16に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2のコイルスプリングが、異なるスプリング定数を有していることを特徴とするカテーテル。
11.18 段落11.1から11.17までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、間隔を置いて配置された一対のX線不透過性のマーカーを含み、一方が、前記作用表面の第1の端部とアライメント状態に位置付けされ、他方が、前記作用表面の第2の端部に位置付けされていることを特徴とするカテーテル。
11.19 段落11.15から11.18までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記第1および第2の拡張可能なエレメントが、X線不透過性の材料を含むことを特徴とするカテーテル。
11.20 段落11.1から11.19までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記X線不透過性の識別子が、スプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.21 段落11.2に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、可変のスプリング定数を有するスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.22 段落11.1から11.21までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記シャフトが、ガイドワイヤールーメンを含むことを特徴とするカテーテル。
11.23 段落11.1から11.22までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーンの外部のガイドワイヤーを受け入れるために、前記先端部に隣接する通路をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
11.24 段落11.2に記載のカテーテルにおいて、前記第1の部分が、前記シャフトの遠位端部に隣接していることを特徴とするカテーテル。
11.25 シャフトと、バルーンと、長手方向に拡張するように適合され、前記シャフトを前記バルーンに接続する拡張可能なエレメントとを含む、バルーンカテーテル。
11.26 段落11.25に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、スプリング、ベローズ、ファイバーマトリックス、または、先述のものの組合せからなる群から選択されていることを特徴とするカテーテル。
11.27 段落11.25または11.26に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、カプセル化されたスプリングを含むことを特徴とするカテーテル。
11.28 バルーンと、流体を前記バルーンに提供するために、前記長手方向に拡張するように適合された拡張可能なエレメントを含むインフレーションルーメンとを含む、バルーンカテーテル。
11.29 段落11.25から11.28までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記拡張可能なエレメントが、X線不透過性の材料を含むことを特徴とするカテーテル。
11.30 段落11.1から11.29までのいずれか一段落に記載のカテーテルにおいて、前記バルーン上に薬物をさらに含むことを特徴とするカテーテル。
12.1 長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、前記シャフトは、近位端部および遠位端部を有する、シャフトと、作用表面を含むバルーン壁部から形成された膨張コンパートメントを有するバルーンとを含み、前記作用表面の場所を識別するための識別子を受け入れるように適合された前記作用表面に隣接する少なくとも1つのチャンバーをさらに含む、バルーンカテーテル。
12.2 段落12.1に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記チャンバーに流体を供給するための第1のルーメンを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.3 段落12.2に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記第1のルーメンと前記チャンバーとの間にポートを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.4 段落12.2に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記バルーンの内部コンパートメントに流体を供給するための第2のルーメンを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.5 段落12.4に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記シャフトが、前記第2のルーメンと前記内部コンパートメントとの間にポートを含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.6 段落12.1から12.5までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記識別子が、造影剤を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.7 段落12.1から12.6までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記造影剤が、X線不透過剤、ポリビニルアセテート、セルロース、流体、液体、固体、粉末、または、先述のものの組合せからなる群から選択された材料を含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.8 段落12.1から12.7までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記チャンバーが、前記バルーンの近位端部において第1のチャンバーを含み、前記バルーンの遠位端部において第2のチャンバーをさらに含むことを特徴とするバルーンカテーテル。
12.9 段落12.8に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記第2のチャンバーが、ポートを介して前記第1のチャンバーに流体連通している前記シャフト内のルーメンから前記識別子を受け入れるように適合されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
12.10 段落12.1から12.9までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記チャンバーが、概して環状であることを特徴とするバルーンカテーテル。
12.11 段落12.1から12.10までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記チャンバーが、前記バルーンのバレルセクションから円錐形状のセクションへの移行部と、前記バルーンの端部との間に位置付けされていることを特徴とするバルーンカテーテル。
12.12 段落12.1から12.11までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記チャンバーが、前記バルーン壁部に取り付けられているフィルムによって提供されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
12.13 段落12.1から12.12までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記チャンバーが、前記バルーン壁部内に埋め込まれていることを特徴とするバルーンカテーテル。
12.14 段落12.1から12.13までのいずれか一段落に記載のバルーンカテーテルにおいて、前記チャンバーが、前記バルーン壁部と前記シャフトの外側表面との間に延在するフィルムによって提供されていることを特徴とするバルーンカテーテル。
本開示は、特定の実施形態を提示し、本発明概念を図示しているが、説明されている実施形態に対する多数の修正例、代替例、および変形例が、添付の特許請求の範囲に規定されているように、本発明の領域および範囲から逸脱することなく可能である。例えば、様々な実施形態において提供されている範囲および数値は、公差に起因して、環境的な要因および材料品質の変化に起因して、ならびに、構造体およびバルーンの形状の修正に起因して、変動を受け、したがって、近似されるように考慮され得、「おおよそ」という用語は、関連の値が、少なくとも、そのような要因に起因して変化し得るということを意味している。したがって、本開示は、説明されている実施形態に限定されるべきでなく、本開示は、以下の特許請求の範囲およびその均等物の言語によって規定される全範囲を有するということが意図されている。