JP2015509436A - 作用表面を正確に識別するためのx線不透過性の識別子を備える医療用バルーン - Google Patents

作用表面を正確に識別するためのx線不透過性の識別子を備える医療用バルーン Download PDF

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Abstract

バルーンカテーテルは、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトを備える。膨張可能なバルーンは、シャフトの遠位端部に沿って支持されており、バルーンは、膨張されるときに、間隔を置いて配置された第1および第2の円錐形状の端部部位と、円錐形状の部位同士の間の作用表面と、を備える。バルーンは、円錐形状の端部部位から作用表面への移行部を識別する少なくとも1つのX線不透過性のマーキングをさらに備える。また、関連する態様が開示される。【選択図】図10

Description

以下の米国特許出願は、参照により本明細書に組み込まれる。61/608,852;61/608,859;61/608,862;61/608,897;61/608,902;61/608,908;61/608,913;61/608,917;61/608,927;61/608,932;61/608,941;および61/747,444。
本開示は、概して、血管形成術などのような医療処置を行うためのバルーンに関し、より具体的には、使用の間に正確に位置決めまたは識別され得る所定の部分(例えば、作用表面など)を有する医療用バルーンに関する。
バルーンは、身体のチューブ状の領域(例えば、動脈または静脈など)内の流量制限、または、おそらく、完全閉塞さえも解消または処置するために日常的に使用されている。多くの臨床的状況において、制限が、硬質の固体(例えば、石灰化プラークなど)によって引き起こされ、そのような閉塞をコンパクトにするために高い圧力の使用が必要とされる。市販のバルーンは、複雑な技術を用いて、バルーンのプロファイルを犠牲にすることなく、高い圧力の要件を実現している。高い圧力の要件の他に、バルーンも、特に血管形成術のために使用されるときに、穿刺に対して抵抗力を有するべきであり、進み易く、押し易く、低いプロファイルを表すべきである。
臨床診療では、血管形成術バルーンは、図1および図2に示されているように、収縮されて折り畳まれた状態から拡張された状態へ血管内で拡張され、目標領域(例えば、血管Vの内周壁部Iの一部分など)を治療する。図3および図3a(X線透視検出器プレート(fluoroscope detector plate)(FDP)によって測定される強度を示している)に図示されているように、壁部28を有するバルーン12の膨張は、従来的に、寸法DXに沿って、X線造影剤CMを使用して完全にされ、インターベンション治療(interventional procedure)の間にX線または他の形態のX線写真Rのもとでのより良好な可視性を提供する。典型的には、造影剤および生理食塩水の70/30パーセント混合物が使用され、血管形成術手順の間にバルーンを膨張させる。
一般的に、望ましい目標は、バルーン(特に、大きい体積のバルーン(それは、造影剤による最大2分の膨張/収縮時間を必要とする可能性がある))のプロファイルを犠牲にすることなく、バルーンに必要とされる膨張時間および収縮時間を低減させることである。また、その相対的に高い粘度に因って、バルーンの膨張/収縮のときに使用される造影剤の量を取り除くか、または少なくとも低減させることが望ましいこととなる。造影剤の使用は、膨張/収縮時間を長くし、また、ヨウ素に対して敏感な患者にヨウ素被ばくのリスクをもたらす。この点において、例えば、生理食塩水または二酸化炭素などのような、非X線不透過性の物質を造影剤の代わりに使用することが可能であるが、そのような物質は、X線撮影の間に見ることができず、したがって、可視性を向上させない。
さらに、血管形成術手順を行う医師は、膨張していないバルーンの位置を正確に位置決めすることができるべきであり、その結果、バルーンは、膨張させられると適正に位置決めされることとなる。これは、従来から、バルーン作用表面に対応する領域にあるカテーテルシャフト上にマーカーバンドを取り付けることによって達成される。この「作用表面」は、石灰化プラークに接触するなどの、所望の治療効果を実現するために使用されるバルーンの一部分に沿った表面である(その表面は、近位端部および遠位端部において円錐形状の部位またはテーパー付きの部位を有するバルーンの場合、典型的には、略円筒形状のバレル部位と同一の広がりを有する)。
シャフトに沿って設置する間のマーカーバンドのミスアライメントが、図4に示されているように、作用表面の範囲に正確に対応しないということを結果として生じさせる場合がある(シャフトSによって保持されているそれぞれの内部マーカーバンドMと、バルーン12の作用表面Wと、の間のミスアライメント量Xに留意されたい。また、それは、典型的には、遠位端部においてX線不透過性の先端部Pを備える)。内在するシャフト上にマーカーを適正に位置決めし、バルーンが膨張させられるときに、予想される作用表面の境界とアライメント状態にすることに細心の注意を払ったとしても、いくつかの潜在的な要因に起因してミスマッチの傾向が依然として存在する。1つのそのような要因は、カテーテルシャフトの遠位端部にバルーンを付加する結果として生じる公差の蓄積である場合がある。また、バルーンは、膨張させられるときに(特に、大きく、とりわけ長いバルーンを用いるときに)、長手方向に成長する傾向を有している。別の要因は、膨張の間に、バルーン内のカテーテルシャフトの一部分が曲がるか屈曲する傾向である。これは、シャフトに固定されたX線不透過性のマーカーと、作用表面と、の間にミスアライメントをもたらす可能性がある。
原因が何であれ、結果として生じるミスアライメントは、インターベンション治療の間に、臨床医がバルーンの作用表面の場所を正確に識別することを妨げる可能性がある。これは、地理的に間違った設置、すなわち、目標領域Tとバルーン12の作用表面Wとの間の意図された接触の「ミス」をもたらす可能性がある(図2を参照)。ミスは、手順を長くする可能性があるので(例えば、薬品コーティングされたバルーンの場合に、バルーン12の再配置、または、別のバルーンカテーテルの使用を必要とすることなどによる)、バルーンが、ペイロード(例えば、薬品、ステント、または、その両方など)または作用エレメントを血管系内の特定の場所へ移送するように構成されているときに、そのような結果を回避することが特に望ましい。
また、収縮すると、バルーンは、「パンケーキング」として知られる現象を受ける可能性がある。この状態では、バルーン12は、図5に示されているように、平坦化された状態へ、自身上に折り畳まれる。バルーンの全幅が平坦化された状態で認識され得るので、この状況は、バルーンが、X線透視法を通して、おそらく依然として膨張状態にあるかのように見えることを引き起こす可能性がある。これは、実際にはそうでないときに、バルーンが膨張させられたままであるという誤った認識を臨床医に与える可能性がある。
したがって、バルーンに関して、作用表面がインターベンション治療の間に向上した精度で識別され得るという必要性が確認されている。解決策は、カテーテルシャフトおよびバルーン上の固定場所同士の間の潜在的なミスマッチを考慮して作用表面を形成することとなり、バルーン内のカテーテルシャフトの一部分の位置と独立して作用することとなる。また、識別の改善は、パンケーキングによって引き起こされる収縮の誤った認識のより良好な検出を可能にすることができる。全体として、コストまたは複雑さを著しく増加させることなく、また、大幅な修正なく多くの既存のカテーテル技術に適用され得る態様で、手技上の効率が向上されることとなる。
本開示の目的はインターベンション治療の間に作用表面が向上した精度で識別され得るバルーンを提供することである。
本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本発明の背景技術の説明図である。 本開示による第1の実施形態を図示する図である。 本開示による第2の実施形態を図示する図である。 本開示による第3の実施形態を図示する図である。 本開示による第4の実施形態を図示する図である。 本開示による第5の実施形態を図示する図である。 本開示による第6の実施形態を図示する図である。 本開示による第7の実施形態を図示する図である。 本開示による第8の実施形態を図示する図である。 折り畳まれた状態の図17の実施形態を図示する図である。
図に関して以下に提示されている説明は、特に記述がない限り、すべての実施形態に当てはまり、それぞれの実施形態に共通の特徴は、同様に示され、番号が付されている。
カテーテルチューブ14上に装着されたバルーン12を有する遠位部分11を備えるカテーテル10が提供される。図6、図7および図8を参照すると、バルーン12は、中間部位16すなわち「バレル」と、端部部位18,20と、を有している。一実施形態では、端部部位18,20は、直径が低減し、中間部位16をカテーテルチューブ14に接合する(したがって、部位18,20は、円錐部または円錐部位と一般的に呼ばれる)。バルーン12は、円錐部位18,20上のバルーン端部(近位端部15aおよび遠位端部15b)においてシールされており、1つ以上の膨張ルーメン17を介して、バルーン12の膨張を可能にする。1つ以上の膨張ルーメン17は、カテーテルチューブ14内に延在し、バルーン12の内部と連通している。
また、カテーテルチューブ14は、ガイドワイヤールーメン23を形成する細長いチューブ状のシャフト24を備えている。ガイドワイヤールーメン23は、カテーテル10を通ってガイドワイヤー26を方向付け、その遠位端部に沿って、バルーン12が配置され得る。図8に図示されているように、このガイドワイヤー26は、カテーテル10の近位端部と、コネクター27の第1のポート25と、を通ってルーメン23内へ延在し、「オーバーザワイヤー」(OTW)配置を実現することが可能であるが、「ラピッドエクスチェンジ」(RX)構成で提供されることも可能である。「ラピッドエクスチェンジ」(RX)構成では、ガイドワイヤー26は、遠位端部により近い側方開口部14aを出ていき(図9を参照)、または、そうでなければ、バルーン12の遠位で、先端部Pに関連付けされた通路を通して給送される(「ショート」RX;図示せず)。また、流体(例えば、生理食塩水、造影剤、または、その両方)を、膨張ルーメン17を介して、バルーン12の内部区画内へ導入するために、第2のポート29は、コネクター27などによってカテーテル10に関連付けされ得る。
バルーン12は、膨張流体を受け入れるための内部を形成する単層または多層のバルーン壁部28を備えることが可能である。バルーン12は、バルーンが膨張させられるときに、1つ以上の方向にそのサイズおよび形状を維持するバルーン壁部28を有する非追従性のバルーンとすることが可能である。非追従性のバルーンの例は、米国特許第6,746,425号、ならびに、米国特許出願公開第2006/0085022号、米国特許出願公開第2006/0085023号、および、米国特許出願公開第2006/0085024号に見出すことが可能であり、それらの開示は、これによって、参照により本明細書に組み込まれる。また、そのような場合に、バルーン12は、膨張の間および膨張の後に一定のままの所定の表面積を有しており、また、膨張の間および膨張の後にそれぞれまたはともに一定のままの所定の長さおよび所定の直径を有している。しかしながら、バルーン12は、代替的に、特定の使用に応じて、半追従性または追従性とすることが可能である。
インターベンション治療の間の場所確認能力の向上を提供するために、バルーン12は、X線不透過性の品質を有することが可能である。一実施形態では、このX線不透過性の品質は、臨床医が、比較的容易に、および、高い精度で、バルーン12のうちの1つの部分を別の部分から(例えば、作用表面Wを備えるバレル部位16を円錐部位18,20から)区別することを可能にする態様で提供される。これは、臨床医が、バルーン12(とりわけ、作用表面W)を特定の治療場所に正確に位置決めすることを確実にすることの助けとなる。これは、より詳細に以下の説明で概説されているように、バルーン作用表面Wを介した特定のアイテム(例えば、薬品またはステントなど)の移送において特に重要である可能性がある。
一実施形態では、X線不透過性の品質は、戦略的に位置決めされた識別子(例えば、少なくとも部分的にX線不透過性を有する1つ以上のマーキング30)を設けることによって実現される。マーキング30は、バルーン壁部28の表面上の1つ以上の場所に設けられ、作用表面Wとして画定される部分を生成している。本開示の目的のために、「マーキング」という用語は、多層構成(例えば、別の電気めっきまたは蒸着されたX線不透過性の材料の層の下にあるX線不透過性の材料の第1の層(例えば、フィルムなど)を備えるものなど)とは対照的に、バルーン壁部28の表面上に単一の層を形成するX線不透過性の材料をいう。
図10〜図12および図14に示されているように、このマーキング30は、一対のマーキング30の形態で設けることが可能であり、それは、作用表面Wの近位端部に配置される第1のストリップ32aと、作用表面Wの遠位端部に設けられる第2のストリップ32bと、を備える。言い換えれば、第1のストリップ32aおよび第2のストリップ32bは、近位または遠位に、それらの外側縁部を有しており、それは、場合によっては、バルーン12の収縮状態などにおいて、バレル部位16が移行して円錐部位18,20を形成する点と整合する。
ストリップ32a,32bは、所望の場所(単数または複数)(場合により、作用表面Wの中央部分を含む(それは、臨床医がバルーン12の完全膨張を確認する助けとなる))において、バルーン12の周り全体に延在する幅の狭い細長いバンドの形態で設けることが可能である。どのような場合においても、マーキング30は、作用表面W全体をX線不透過性にする必要のない態様で、また、意図された形式で作用表面Wが治療領域と完全に接触することを妨げない態様で提供される(すなわち、膨張されるときなどに、マーキング30は、認識できるほどにはバルーン12の直径を増加させない)。同様に、このように設けられたマーキング30は、バルーン12の内部区画内の任意の内側部材(例えば、ガイドワイヤールーメン23を形成するシャフト24など)から分離して、間隔を離して配置される。
この実施形態では、マーキング30を備えるバルーン12は、様々な方式で生成することが可能である。例えば、マーキング30は、X線不透過性の材料を、所望の場所においてコーティングの形態でバルーン壁部28の表面に適用することによって設けることが可能である。これは、(場合により、マスクなどを適用することによって(そのような場合には、所望のコーティングを形成するためにX線不透過性の材料内にバルーン12を浸漬またはロールする技法を使用することが可能である)、)バルーン壁部28上にX線不透過性の材料をインク付け、噴霧、印刷、スタンプ、塗装、接着、または、蒸着(例えば、化学蒸着などによる)することによって行うことが可能である。マーキング30は、バルーン壁部28を製作するためのプロセス中(例えば、共押出またはブロー成形プロセスの間など)に設けることが可能である。そのような技法の例は、「PARISON FOR FORMING BLOW MOLDED MEDICAL BALLOON WITH MODIFIED PORTION, MEDICAL BALLOON, AND RELATED METHODS」(発明者は、Paul Fillmore、Andrew Schaffer、Allen RonanおよびEoin Ryan)、ならびに、「MEDICAL BALLOON WITH COEXTRUDED RADIOPAQUE PORTION」(発明者は、Paul Fillmore、Justin Hall、Pat ByrneおよびMargo Underwood)という発明の名称の、本出願と同日に出願された同時係属中の出願において説明されている。これらの出願の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
この実施形態または他の実施形態では、マーキング30が、作用表面Wに沿う以外のバルーン12の一部分に沿って設けられ、作用表面は、任意の種類のX線不透過性の識別子すなわちマーキングを備えていなくてもよい。例えば、図11に示されているように、マーキング30は、バルーン12の円錐部位18,20の一方または両方のみに設けることが可能である。一実施形態では、図示されているように、マーキング30は、作用表面Wが始まって終わる場所(例えば、円錐部位18,20が、近位端部および遠位端部においてバレル部位16へ移行する点(それは、作用表面の境界すなわち縁部と考えられる))まで長手方向または軸線方向に、円錐部位18,20に沿って設けられている。
この実施形態または他の実施形態では、マーキング30は、円錐部位18,20の一部分に沿って延在することが可能であり、または、図12に示されているように、円錐部位18,20の全体に沿って、もしくは、少なくとも、カテーテルチューブ14に取り付けられる点まで、延在することが可能である(したがって、全体のバルーン長さLの指示を提供することが可能である)。いずれの場合でも、作用表面Wに関連付けされたカテーテル10のいずれの部分(内側にあるシャフト24を含む)も、追加的なX線不透過性のマーカー、エレメント、または材料を含まなくてもよい。結果的に、X線透視法のもとで、作用表面W全体を、1つ以上のX線不透過性のマーキング30を備えるバルーン12の一部分から明確に区別することが可能であり、また、バルーン全長Lから区別することが可能である。
図13では、ガイドワイヤールーメン23を形成するシャフト24上の任意のマーカーなどに関係なくバルーン12を設置可能にするために、X線不透過性の品質が、全体のバルーン長さL(すなわち、端部15同士の間の距離)の正確な指示を生成するように提供され得るということが示されている。これは、バルーン12が終端する場所のそれぞれにおいて、または、それに隣接して(例えば、近位端部15aおよび遠位端部15bにおいて、または、チューブ14もしくは先端部Pにおける結合部などに)、マーキング30の形態のX線不透過性の識別子を設けることによって達成することが可能である。このマーキング30は、別の実施形態において上記に説明されているストリップ32a,32bと同様に、円周方向のまたは環状のバンド34a,34bの形態のストリップを備えることが可能であり、同じまたは異なる態様で適用されることが可能である。また、図14に示されているように、ストリップ32a,32b(円錐部位18,20またはバレル部位16上のいずれかにある)とバンド34a,34bとが一緒に使用され、バルーン12および作用表面Wの両方の端部、ならびに、全体のバルーン長さL(図13を参照)を明確かつ正確に識別することを可能にすることができる。
また、バルーン12には、円錐部位18,20とバレル部位16との間で異なるX線不透過性の識別子を設けることが可能である。したがって、図15に示されているように、バレル部位16は、例えば、第1のパターン(例えば、斜めのストリップ37)を有する複数のマーキング30を備えることが可能である。追加的にまたは代替的に、円錐部位18,20の一方または両方は、第2のパターンを備えることが可能であり、第2のパターンは、第1のパターン(例えば、円39)とは異なるものとすることが可能であり、したがって、作用表面Wの指示を提供する。また、当然に認識されるように、円錐部位18,20の一方または両方のみに、選択されたパターンを設けることも可能であり、その結果、バレル部位16(したがって、作用表面W)が、実質的に非X線不透過性のままであるか、または、いずれにしても、追加的なX線不透過剤を備えない。
同様に、マーキング30のうちの1つ以上は、他の形態の印(例えば、ロゴOまたは英数字の情報(例えば、ブランド、商標情報、モデルもしくは品目番号、カタログ番号、定格破裂圧力、バルーン長さ、バルーン直径など))とすることが可能であり、それは、繰り返しになるが、バレル部位16、円錐部位18,20、または、それらの任意の組合せに設けることが可能である。この識別子は、それが収縮された状態にあると認識され得るような態様で、または、バルーン12が膨張されるとき、もしくは、拡張されるとき、または、その両方のときに、それが読み取られて理解され得る態様で、提供することが可能である。また、作用表面Wの場所の画定の助けとなることに加えて、これは、正しいバルーンが使用されたということ、および、それが上手く展開または膨張されたということを、臨床医が検証または確認することを可能にし得る。さらなる別の可能性は、目盛り付きのX線不透過性のマーキング(例えば、定規、グラデーション、またはスケールなど)を提供することであり、それは、膨張しているときのバルーン12の相対的な寸法を指示し、それは、必要な場合または所望の場合に(例えば、LEMAITREテープ(そのバージョンは、VASCUTAPEブランドのもとで流通されている)を使用することなどによって)、確認のために外部からチェックすることが可能である。
図16および図17を見てみると、X線不透過性の識別子は、バルーン12の円錐部位18,20の一方または両方のみに沿って(示されているように円錐部位20の全体に沿って、または、部分的にのみ沿って)、長手方向に延在する1つ以上のX線不透過性のマーキング30の形態とすることができることが理解され得る。例えば、図16に示されているように、単一の幅の狭いストリップ38aが、バルーン12の遠位端部15bと、作用表面Wの遠位縁部と、の間で長手方向に延在することが可能である。代替的に、図17に示されているように、複数のそのようなストリップ(それに限定されないが、3つのストリップ38a,38b,38cを備える)を設けることが可能である。複数のストリップは、円周方向に間隔を置いて配置することが可能であり、バルーン12の端部15aまたは15b(その点において、ストリップは、実際に収束し、互いに接触することが可能であり、または、間隔を離して配置されたままであることが可能である)においてよりも、作用表面Wに隣接して、より大きい間隔を有することが可能である。円錐部位18,20の一方または両方に沿って複数のストリップ(例えば、2つ、3つ(38a,38b,38c)、または、4つ以上など)を使用することは、臨床医がパンケーキングの存在をより良好に検出できることを可能にし得る。なぜなら、ストリップ38a,38b,38cは、バルーン12が膨張されているか、またはパンケーキ化されているときに、さらに離れているように見え、バルーン12が適正に収縮され(12’)、平坦化されていないときに、より近くに見えるからである(図17と図18とを比較されたい)。
また、1つ以上の表面エレメント(例えば、ペイロード(薬品、ステント、または、その両方))または作業器具(カッター、フォーカストフォースワイヤーなど)を血管系内へ運ぶバルーン12は、マーキング技法の先述の説明から利益を得ることが可能である。例えば、図10に示されているように、例えば、バレル部位16と円錐部位18,20との間の移行部にX線不透過性のマーキング30を設けることなどによって形成された作用表面Wを備えるバルーン12は、そのような薬品Dでコーティングされた一部分を備えることが可能である(例えば、血管の内部に適用されるときに所望の治療効果を達成するように構成されたものなど)。また、X線不透過性の識別子(例えば、マーキング30など)は、例えば、作用表面Wの全体に沿って、または、作用表面Wの一部分だけに沿って、バルーン12上の薬品Dの場所に対応することも可能である。識別子は、X線不透過性の薬剤または材料を薬品製剤(例えば、添加剤(excipient)入りの活性成分)中に混合することによって設けることが可能であり、その結果、薬品製剤が選択的に接着する(コーティングされていない領域が薬品によって覆われないようになっている)X線不透過性の材料でバルーンの一部分をコーティングすることによって、または、X線不透過性の材料で処理されていないバルーン表面(例えば、作用表面Wなど)の一部分(例えば、図12の円錐部位など)に薬品製剤を接着することによって、薬品でコーティングされたバルーン12の全ての部分がX線透視法のもとで見ることができる。代替的または追加的に、所望のX線不透過性を提供する識別子は、例えば、それを壁部28の材料層として提供することによって、または、壁部28の複数の層の間の単一の層の中に提供することなどによって、壁部28内に埋め込むことが可能である。薬品Dは、製造プロセスの一部として、また、血管系内への挿入のために折り畳む前に、膨張されたバルーンに適用することが可能である。したがって、臨床医は、X線透視装置の利益によって、血管系内でバルーン12を膨張させる前に、作用表面Wの正確な位置を決定し、所望の場所に薬品Dを送達し、所望の治療療法を提供することが可能である。
X線不透過性の材料の例には、それに限定されないが、微粉タングステン、タンタル、ビスマス、三酸化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、次炭酸ビスマス、他のビスマス化合物、硫酸バリウム、スズ、銀、銀化合物、希土類酸化物、および、X線吸収に一般的に使用される多くの他の物質が含まれる。使用される量は、X線不透過性の所望の程度に応じて変えることが可能である。
また、識別子は、例えば、塗装または他の結合などによって、バルーン壁部28の内部表面に適用されるX線不透過性の材料を含有することが可能である。1つの例では、X線不透過性の材料は、例えば、バンドの形態などで、バルーン12の外部表面または内部表面に適用される金を含有する(それは、本明細書で説明されるバンドのいずれかとすることが可能である)。金は、その柔軟性および鍛造性を前提として、リーフ形態で適用することが可能であり、それは、バルーン12の拡張を少しも邪魔することとならないことも意味している。
バルーンまたはカテーテルを引用する以下の段落のそれぞれの主題は、それぞれ、他の段落のいずれかで引用されるバルーンまたはカテーテルの一部になり得る。
1.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張させられるときに間隔を隔てて配置された、第1および第2の円錐形状の端部部位と当該円錐形状の部位同士の間の作用表面と、を備え、バルーンは、円錐形状の端部部位から作用表面への移行部を識別する少なくとも1つのX線不透過性のマーキングをさらに備えるバルーンカテーテル。
1.2 段落1.1に記載のカテーテルであって、少なくとも1つのX線不透過性のマーキングは、第1の円錐形状の端部部位と作用表面との間の第1の移行部において第1のX線不透過性のマーキングを備え、第2の円錐形状の端部部位と作用表面との間の第2の移行部において第2のX線不透過性のマーキングをさらに備えるカテーテル。
1.3 段落1.1または段落1.2に記載のカテーテルであって、少なくとも1つのマーキングはストリップを備えるカテーテル。
1.4 段落1.1ないし段落1.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ストリップの形態の複数のX線不透過性のマーキングをさらに備えるカテーテル。
1.5 段落1.4に記載のカテーテルであって、ストリップは、第1および第2の円錐形状の端部部位の間で少なくとも部分的に長手方向に延在するカテーテル。
1.6 段落1.4または段落1.5に記載のカテーテルであって、ストリップは環状のバンドを備えるカテーテル。
1.7 段落1.1ないし段落1.6のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも2つの間隔を置いて配置されたX線不透過性のマーキングが、それぞれの円錐形状の端部部位に設けられており、それぞれの円錐形状の端部部位の遠位部分および近位部分に隣接するマーキングを備えるカテーテル。
1.8 段落1.1ないし段落1.7のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、第1および第2の円錐形状の端部部位の間にバレル部位を備え、バレル部位上に複数のX線不透過性のマーキングをさらに備えるカテーテル。
1.9 段落1.1ないし段落1.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、マーキングは、円錐形状の端部部位上に第1のパターンを備え、作用表面上に第2の異なるパターンをさらに備えるカテーテル。
1.10 段落1.1ないし段落1.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのマーキングは、パターン、ストリップ、ブランド、ロゴ、文字、数字、単語、または、それらの組合せからなる群から選択されるカテーテル。
1.11 段落1.1ないし段落1.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子はスケールを備えるカテーテル。
1.12 段落1.1ないし段落1.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは薬品を備えるカテーテル。
1.13 段落1.12に記載のカテーテルであって、薬品はX線不透過性のマーキングの場所に対応しているカテーテル。
1.14 段落1.12に記載のカテーテルであって、薬品はX線不透過性のマーキング以外の場所に対応しているカテーテル。
1.15 段落1.12に記載のカテーテルであって、X線不透過性のマーキングは、X線不透過剤を含むように製剤化された薬品を含有するカテーテル。
1.16 バルーン壁部の作用表面上に保持された薬品と、バルーン上の薬品の場所を識別するX線不透過性の識別子と、を有するバルーン。
1.17 段落1.16に記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子は、薬品を含有する製剤と混合されたX線不透過性の材料を含有するバルーン。
1.18 段落1.16に記載のバルーンであって、作用表面は、バルーンのバレル部位に沿っており、X線不透過性の識別子は、バルーンの一方または両方の円錐部位上にあるバルーン。
2.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されたときに、作用表面を形成する略円筒形状のバレル部位、および、作用表面の一部を形成しない略円錐形状の端部部位を有するバルーンと、を備え、バルーンは、作用表面の相対的な位置を指示するための少なくとも1つのX線不透過性の識別子をさらに備え、識別子は、作用表面の範囲を画定するように、バルーンの円錐形状の端部部位のうちの少なくとも1つに設けられるバルーンカテーテル。
2.2 段落2.1に記載のカテーテルであって、識別子はマーキングを備えるカテーテル。
2.3 段落2.1または段落2.2に記載のカテーテルであって、第1のマーキングが、第1の円錐形状の部位端部部位と作用表面との間の第1の移行部に設けられ、第2のマーキングが、第2の端部部位と作用表面との間の第2の移行部に設けられるカテーテル。
2.4 段落2.2または段落2.3に記載のカテーテルであって、マーキングはストリップを備えるカテーテル。
2.5 段落2.1ないし段落2.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子は、バルーンの端部と、バレル部位と、の間に延在する長手方向のストリップを備えるカテーテル。
2.6 段落2.1ないし段落2.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、複数の識別子をさらに備えるカテーテル。
2.7 段落2.6に記載のカテーテルであって、複数の識別子のそれぞれは長手方向に延在するストリップを備えるカテーテル。
2.8 段落2.6または段落2.7に記載のカテーテルであって、識別子は環状のバンドを備えるカテーテル。
2.9 段落2.6または段落2.6に従属する段落2.8に記載のカテーテルであって、識別子は長手方向に延在するストリップを備えるカテーテル。
2.10 段落2.1ないし段落2.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、間隔を置いて配置された少なくとも2つのX線不透過性の識別子が、それぞれの端部部位に設けられるカテーテル。
2.11 段落2.1ないし段落2.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バレル部位上に少なくとも1つのX線不透過性の識別子をさらに備えるカテーテル。
2.12 段落2.1ないし段落2.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子は、第1のパターンを有する第1の識別子であり、第2の異なるパターンを有する第2の識別子をさらに備えるカテーテル。
2.13 段落2.1ないし段落2.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子は少なくとも1つの文字または数字を備えるカテーテル。
2.14 段落2.1ないし段落2.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子はロゴを備えるカテーテル。
2.15 段落2.1ないし段落2.14のいずれか1つに記載のカテーテルであって、識別子はスケールを備えるカテーテル。
2.16 段落2.1ないし段落2.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
3.1 カテーテルに関連して使用するための膨張可能なバルーンであって、第1の端部と第2の端部との間に長手方向に延在する作用表面を有する膨張可能な本体部であって、作用表面の少なくとも第1の端部を識別するために本体部に沿って設けられた少なくとも1つのX線不透過性の識別子を有する膨張可能な本体部を備え、X線不透過性の識別子は、作用表面の第1の端部の場所を識別するための第1のX線撮影用品質と、作用表面の第1の端部以外の場所における第2のX線撮影用品質と、を有している膨張可能なバルーン。
3.2 段落3.1に記載のバルーンであって、第2のX線撮影用品質は、作用表面の第2の端部を識別するために設けられるバルーン。
3.3 段落3.2に記載のカテーテルであって、第1のX線撮影用品質と第2のX線撮影用品質とは実質的に同じであるカテーテル。
3.4 段落3.1に記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子はマーキングを備えるバルーン。
3.5 段落3.1に記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子は、作用表面の第1の端部から第2の端部まで略らせん経路をたどるバルーン。
3.6 段落3.1に記載のバルーンであって、識別子は、作用表面に沿って延在する複数のらせん識別子を備えるバルーン。
3.7 段落3.1に記載のバルーンであって、識別子はX線不透過性のフィラメントを備えるバルーン。
3.8 段落3.7に記載のバルーンであって、フィラメントは、バルーンの作用表面の少なくとも一部分に沿ってらせん状に巻かれるバルーン。
3.9 段落3.1ないし段落3.8のいずれか1つに記載のバルーンであって、バルーン上に薬品をさらに備えるバルーン。
3.16 カテーテルに関連して使用するためのバルーンであって、外側表面と、バルーンの外側表面に沿って延在する少なくとも1つの巻線と、を有する本体部を備え、バルーンはX線不透過性の品質を有している、バルーン。
3.17 段落3.16に記載のバルーンであって、巻線はX線不透過性のフィラメントを備えるバルーン。
3.18 段落3.1ないし段落3.17のいずれか1つに記載のバルーンであって、X線不透過性の識別子は、らせんパターンまたはダイヤモンドパターンを備えるバルーン。
3.19 段落3.1ないし段落3.18のいずれか1つに記載のバルーンを備えるカテーテル。
3.20 カテーテルに関連して使用するための膨張可能なバルーンであって、らせんパターンまたはダイヤモンドパターンを有するX線不透過性の識別子を備える膨張可能なバルーン。
4.1 ガイドワイヤーに関連して使用するためのバルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されたときに、間隔を置いて配置された第1および第2の端部、および、当該端部同士の間の作用表面を有するバルーンと、少なくとも、バルーンの作用表面の場所を識別するためのX線不透過性の部分を有する少なくとも1つのワイヤーと、を備えるバルーンカテーテル。
4.2 段落4.1に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、第1の状態と第2の状態との間で調節するための形状記憶を有する材料を備えるカテーテル。
4.3 段落4.1または段落4.2に記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーは、略長手方向に延在しているカテーテル。
4.4 段落4.1ないし段落4.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は細長いカテーテル。
4.5 段落4.1ないし段落4.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ワイヤーは少なくとも部分的にポリマーを含有するカテーテル。
4.6 段落4.1ないし段落4.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーは少なくとも部分的に弾性を有するカテーテル。
4.7 段落4.1ないし段落4.6のいずれか1つに記載のカテーテルであって、略長手方向に延在する複数のワイヤーを備え、複数のワイヤーのうちの少なくとも1つは、少なくとも、バルーンの作用表面の場所を識別するためのX線不透過性の部分を備えるカテーテル。
4.8 段落4.1ないし段落4.7のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーはバルーンの外側表面に沿って延在しているカテーテル。
4.9 段落4.1ないし段落4.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーはバルーンの内側表面に沿って延在しているカテーテル。
4.10 段落4.1ないし段落4.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーはバルーンの第1の端部から第2の端部へ延在しているカテーテル。
4.11 段落4.1ないし段落4.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーのX線不透過性の部分は、作用表面に対応する、バルーンの一部分に沿って延在しているカテーテル。
4.12 段落4.1ないし段落4.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーのX線不透過性の部分は、作用表面に対応する、バルーンの一部分以外に沿って延在しているカテーテル。
4.13 段落4.7、または、段落4.7に従属する段落4.8ないし段落4.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ワイヤーは、バルーンの周囲に実質的に等距離に間隔を置いて配置されているカテーテル。
4.14 段落4.1ないし段落4.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、ワイヤーは、追従性または半追従性の部分を備えるカテーテル。
4.15 段落4.1ないし段落4.14のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも部分的にX線不透過性を有するワイヤーの少なくとも1つの端部は、バルーンをシャフトに接続する結合部に取り付けられるカテーテル。
4.16 段落4.1ないし段落4.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に提供された薬品をさらに備えるカテーテル。
4.17 段落4.1ないし段落4.16のいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも1つのワイヤーは、少なくとも部分的に、第1の状態と第2の状態との間で調節するための形状記憶を有する材料を含有するカテーテル。
4.18 段落4.2または段落4.17に記載のカテーテルであって、形状記憶材料はNITINOLを含有するカテーテル。
5.1 ガイドワイヤーとともに使用するように構成されたバルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されたときに、間隔を置いて配置された第1および第2の端部、および、当該端部同士の間の作用表面を有するバルーンと、バルーンの内部区画内に配置されるインサートであって、少なくとも、シャフトから分離したX線不透過性の部分を有するインサートと、を備えるバルーンカテーテル。
5.2 段落5.1に記載のカテーテルであって、インサートは、シャフトに対して移動するように構成されているカテーテル。
5.3 段落5.1または段落5.2に記載のカテーテルであって、インサートは、バルーンの第1の端部から作用表面の一方の端部へ延在するカテーテル。
5.4 段落5.1ないし段落5.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは、少なくとも部分的にX線不透過性の材料から作製されたチューブを備えるカテーテル。
5.5 段落5.1ないし段落5.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは、少なくとも1つのフィンガーを備えるカテーテル。
5.6 段落5.5に記載のカテーテルであって、フィンガーは、X線不透過性の端部部分を備えるカテーテル。
5.7 段落5.1ないし段落5.6のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは、バルーンが膨張されたときに、後退状態から拡張状態まで移動するように構成された複数のフィンガーを備えるカテーテル。
5.8 段落5.1ないし段落5.7のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートを少なくとも部分的に覆う後退可能なシースをさらに備えるカテーテル。
5.9 段落5.1ないし段落5.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートはワイヤーを備えるカテーテル。
5.10 段落5.9に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、作用表面に対応するX線不透過性の部分を備えるカテーテル。
5.11 段落5.10に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、バルーンの第1の端部から第2の端部まで延在し、X線不透過性の部分は、ワイヤーの中間部分を備えるカテーテル。
5.12 段落5.10または段落5.11に記載のカテーテルであって、ワイヤーは、バルーンの第1の端部から第2の端部まで延在し、X線不透過性の部分は、ワイヤーの端部部分を備えるカテーテル。
5.13 段落5.1ないし段落5.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートの少なくとも1つの端部は、バルーンがチューブ状のシャフトに接続する場所で接続されるカテーテル。
5.14 段落5.1ないし段落5.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは環状のバンドを備えるカテーテル。
5.15 段落5.1ないし段落5.14のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは複数の穿孔を備えるカテーテル。
5.16 段落5.1ないし段落5.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、インサートは形状記憶を有する材料を含有するカテーテル。
5.17 段落5.1ないし段落5.16のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
6.1 カテーテルのための医療用バルーンへブロー成形されるためのパリソンであって、機能的な修正部を有する第1のチューブ状の層と、ブロー成形されたバルーンを形成するために第1のチューブ状の層と結合するように構成された第2のチューブ状の層と、を備えるパリソン。
6.2 段落6.1に記載のパリソンであって、第1の層は第2の層の外部にあるパリソン。
6.3 段落6.1に記載のパリソンであって、第1の層は第2の層の内部にあるパリソン。
6.4 段落6.1ないし段落6.3のいずれか1つに記載のパリソンであって、機能的な修正部はX線不透過性のストリップを備えるパリソン。
6.5 段落6.4に記載のパリソンであって、ストリップは円周方向のバンドを備えるパリソン。
6.6 段落6.4または段落6.5に記載のパリソンであって、ストリップは、第1の層の第1の端部と第2の端部との間に延在するパリソン。
6.7 段落6.1ないし段落6.6のいずれか1つに記載のパリソンであって、第1のチューブ状の層は第2のチューブ状の層から間隔を置いて配置されているパリソン。
6.8 段落6.1ないし段落6.7のいずれか1つに記載のパリソンであって、機能的な修正部は、追加されたX線不透過剤、表面パターン、エッチング、1つ以上の穿孔、および、これらの組合せからなる群から選択されるパリソン。
6.9 段落6.1ないし段落6.8のいずれか1つに記載のパリソンによって形成される医療用バルーンであって、壁部を有するチューブ状の膨張可能な本体部を備え、本体部は、第1および第2の略円錐形状の端部と、略円錐形状の端部同士の間にあり、作用表面を提供する略円筒形状のバレル部位と、を備える医療用バルーン。
6.10 段落6.9に記載のバルーンであって、第1の層はバルーンの第1の端部から第2の端部まで延在するバルーン。
6.11 段落6.9に記載のバルーンであって、第1の層は作用表面のみに沿って延在するバルーン。
6.12 段落6.9ないし段落6.11のいずれか1つに記載のバルーンであって、第1の層は、壁部の一部分の周囲全体に沿って延在するバルーン。
6.13 段落6.9ないし段落6.12のいずれか1つに記載のバルーンであって、第1の層は壁部の全周に沿って延在するバルーン。
6.14 段落6.9ないし段落6.13のいずれか1つに記載のバルーンであって、壁部は、間隔を置いて配置された第1および第2のショルダー部を備え、第1の層は、ショルダー部同士の間に位置決めされるバルーン。
6.15 段落6.9ないし段落6.14のいずれか1つに記載のバルーンであって、第1および第2の層は、両方とも、バルーンの第1の端部から第2の端部まで延在するバルーン。
6.16 段落6.9ないし段落6.15のいずれか1つに記載のバルーンであって、バレル部位にわたって位置決めされ、実質的に作用表面に沿って延在する少なくとも部分的にX線不透過性を有するチューブをさらに備えるバルーン。
6.17 段落6.16に記載のバルーンであって、X線不透過性のチューブの近位端部および遠位端部に隣接する第1および第2のショルダー部をさらに備えるバルーン。
6.18 段落6.16または段落6.17に記載のバルーンであって、チューブ全体がX線不透過性であるバルーン。
7.1 バルーンカテーテルであって、近位端部および遠位端部を有する細長いチューブ状のシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って位置決めされるバルーンと、を備え、バルーンの壁部の一部分は、共押出されたX線不透過性の材料を部分的に含有するバルーンカテーテル。
7.2 段落7.1に記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの作用表面に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.3 段落7.1または段落7.2に記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの全長表面に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.4 段落7.1ないし段落7.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの第1の円錐部位に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.5 段落7.4に記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分は、バルーンの第2の円錐部位に沿って延在する少なくとも1つのストリップを備えるカテーテル。
7.6 段落7.1ないし段落7.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは複数のX線不透過性の部分を備えるカテーテル。
7.7 段落7.6に記載のカテーテルであって、複数のX線不透過性の部分のそれぞれは長手方向のストリップを備えるカテーテル。
7.8 段落7.7に記載のカテーテルであって、ストリップは、少なくとも、バルーンの作用表面に沿って延在するカテーテル。
7.9 段落7.6ないし段落7.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、複数のX線不透過性の部分は円周方向に間隔を離して配置されているカテーテル。
7.10 段落7.1ないし段落7.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、X線不透過性の部分は記バレル部位に設けられるカテーテル。
7.11 段落7.1ないし段落7.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、X線不透過性の部分は、前記円錐部位のうちの一方または両方に設けられるカテーテル。
7.12 段落7.1ないし段落7.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の部分はバルーン壁部の層を備えるカテーテル。
7.13 段落7.12に記載のカテーテルであって、層は内側層を備えるカテーテル。
7.14 段落7.12または段落7.13に記載のカテーテルであって、層は外側層を備えるカテーテル。
7.15 段落7.14に記載のカテーテルであって、外側層はエッチングされているカテーテル。
7.16 段落7.12ないし段落7.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、層はバレル部位全体に沿って延在するカテーテル。
7.17 段落7.12ないし段落7.16のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンは、バレル部位と、バレル部位のそれぞれの端部にある円錐形状の部位と、を備え、層は、円錐形状の部位の一方または両方の全体に沿って延在するカテーテル。
7.18 段落7.1ないし段落7.17のいずれか1つに記載のカテーテルであって、壁部の全部分は共押出されたX線不透過性の材料を含有するカテーテル。
7.19 段落7.1ないし段落7.18のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
7.20 段落7.1ないし段落7.19のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の材料はePTFEを含有するカテーテル。
8.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在するシャフトであって、近位端部および遠位端部を有し、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持するシャフトと、シャフトの遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されるときに作用表面を有するバルーンと、作用表面の少なくとも1つの端部を少なくとも1つのX線不透過性の識別子に整合させるためのアクチュエーターと、を備えるバルーンカテーテル。
8.2 段落8.1に記載のカテーテルであって、アクチュエーターは、バルーンが収縮された状態に対応する第1の位置と、バルーンが膨張された状態に対応する第2の位置と、を有するカテーテル。
8.3 段落8.1または段落8.2に記載のカテーテルであって、アクチュエーターはスプリングを備えるカテーテル。
8.4 段落8.1ないし段落8.3のいずれか1つに記載のカテーテルであって、スプリングはリーフスプリングを備えるカテーテル。
8.5 段落8.1ないし段落8.4のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターは、カテーテルの周りに円周方向に間隔を置いて配置された複数のスプリングを備えるカテーテル。
8.6 段落8.1ないし段落8.5のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターの第1の部分はバルーンに固定され、アクチュエーターの第2の部分は前記シャフトに対して移動するように構成されているカテーテル。
8.7 段落8.6に記載のカテーテルであって、アクチュエーターの第1の部分は、バルーンの壁部上の2つの層の間に捕捉されるカテーテル。
8.8 段落8.6または段落8.7に記載のカテーテルであって、シャフトは、アクチュエーターの第2の部分を少なくとも部分的に受け入れるためのチャネルを備えるカテーテル。
8.9 段落8.1ないし段落8.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターの移動を停止させるためのストッパーをさらに備えるカテーテル。
8.10 段落8.1ないし段落8.9のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、シャフトに取り付けられたマーカーを備えるカテーテル。
8.11 段落8.1ないし段落8.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、バルーンの内部区画内に位置決めされるインサートを備えるカテーテル。
8.12 段落8.1ないし段落8.11のいずれか1つに記載のカテーテルであって、アクチュエーターは、作用表面の遠位端部をX線不透過性の識別子に整合させるための第1のアクチュエーターであり、作用表面の近位端部をX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターをさらに備えるカテーテル。
8.13 段落8.12に記載のカテーテルであって、第1および第2のアクチュエーターのそれぞれは、複数のスプリングを備えるカテーテル。
8.14 段落8.1ないし段落8.13のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、第1のマーキングおよび第2のマーキングを備え、アクチュエーターは、作用表面の遠位端部を第1のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターであり、作用表面の近位端部を第2のマーキングに整合させるための第2のアクチュエーターをさらに備えるカテーテル。
8.15 段落8.1ないし段落8.14のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、長手方向に延在するシャフトであって、近位端部および遠位端部を有し、第1および第2のX線不透過性の識別子を支持するシャフトと、作用表面の第1の端部を第1のX線不透過性のマーキングに整合させるための第1のアクチュエーターと、作用表面の第2の端部を第2のX線不透過性の識別子に整合させるための第2のアクチュエーターと、を備えるバルーンカテーテル。
8.16 段落8.1ないし段落8.15のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、バルーンを保持するためのシャフトであって、当該シャフトの壁部の外側部分に形成された少なくとも1つのチャネルを有するシャフトと、バルーンに接続される第1の端部、および、チャネル内に少なくとも部分的に位置決めされる第2の端部を有するアクチュエーターと、を備えるバルーンカテーテル。
8.17 段落8.1ないし段落8.16のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、バルーンを保持するためのシャフトであって、当該シャフトの壁部の外側部分に形成された複数のチャネルを有するシャフトを備えるバルーンカテーテル。
8.18 段落8.17に記載のカテーテルであって、バルーンに接続される第1の端部、および、チャネルのうちの少なくとも1つに位置決めされる第2の端部を有するアクチュエーターをさらに備えるカテーテル。
8.19 段落8.1ないし段落8.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンの壁部に接続されるスプリングを備えるカテーテル。
8.20 段落8.19に記載のカテーテルであって、スプリングは少なくとも部分的にX線不透過性であるカテーテル。
8.21 段落8.19または段落8.20に記載のカテーテルであって、スプリングはバルーンの壁部の円錐形状の部位に接続されるカテーテル。
8.22 段落8.1ないし段落8.21のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、バルーンは薬品を備えるバルーンカテーテル。
9.1 ガイドワイヤーとともに使用するためのバルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、シャフトの遠位端部に接続される膨張可能なバルーンであって、作用表面を有するバルーンと、作用表面を識別するためのX線不透過性の識別子と、シャフトの近位端部に隣接する受入部であって、シャフトが少なくとも長手方向に受入部に対して移動することを可能にするように構成されている受入部と、を備えるバルーンカテーテル。
9.2 段落9.1に記載のカテーテルであって、シャフトはストッパーを保持し、受入部はストッパーを受け入れるための凹部をさらに備え、凹部は、対応するストッパーの寸法よりも大きい長手方向の寸法を有しているカテーテル。
9.3 段落9.2に記載のカテーテルであって、バルーンを膨張させるために膨張流体を供給するためのチューブをさらに備え、チューブは、受入部に接続されるとともに、シャフトと略同軸であり、ストッパーは、凹部とともにシールを形成し、膨張流体がシャフトの周りを通ることを防止するカテーテル。
9.4 段落9.3に記載のカテーテルであって、シールはシャフトと同軸に配置されるOリングを備えるカテーテル。
9.5 段落9.1に記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子はシャフトから分離されるカテーテル。
9.6 段落9.5に記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、バルーンの内部区画内に位置決めされるインサートを備えるカテーテル。
9.7 段落9.6に記載のカテーテルであって、インサートは、シャフトと同軸に配置されるチューブ状のスリーブを備えるカテーテル。
9.8 段落9.6に記載のカテーテルであって、インサートは、バルーンの近位端部にある第1のインサートと、バルーンの遠位端部にある第2のインサートと、を備えるカテーテル。
9.9 段落9.1に記載のカテーテルであって、シャフトを位置決めするためのガイドワイヤーをさらに備えるカテーテル。
9.10 バルーンカテーテル用のハブであって、バルーンカテーテルは、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、膨張流体によって膨張されるためにシャフトの遠位端部に接続される膨張可能なバルーンと、を備え、ハブは、シャフトの近位部分を受け入れるための受入部を有する本体部であって、シャフトが少なくとも長手方向に受入部に対して移動することを可能にするように構成されている本体部と、本体部に対するシャフトの長手方向の移動を拘束するためのストッパーと、を備えるハブ。
9.11 段落9.10に記載のハブであって、本体部は、受入部と連通して配置されるガイドワイヤーポートを備え、バルーンを膨張させるための膨張流体を導入するための膨張ポートをさらに備えるハブ。
9.12 段落9.10に記載のハブであって、受入部は、ストッパーを受け入れるための凹部をさらに備え、凹部は、対応するストッパーの寸法よりも大きい長手方向の寸法を有しているハブ。
9.13 段落9.12に記載のハブであって、ストッパーは、凹部とともにシールを形成し、膨張流体が通ることを防止するハブ。
9.14 段落9.10に記載のハブであって、ストッパーはOリングを備えるハブ。
9.15 カテーテルであって、バルーンに接続される遠位端部と、スライド移動のために装着される近位端部と、を有するガイドワイヤーシャフトを備えるカテーテル。
9.16 段落9.1ないし段落9.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
9.17 カテーテルであって、ガイドワイヤーシャフトの近位端部を受け入れるためのハブを備え、シャフトは、拘束された態様でハブに対してスライド可能に移動するように構成されているカテーテル。
10.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に間隔を離して配置された近位端部および遠位端部を有する細長いチューブ状のシャフトであって、遠位部分に沿って少なくとも1つのX線不透過性の識別子を有するシャフトを備え、遠位部分は、長手方向の伸長に抵抗性を有する材料から形成されており、バルーンカテーテルは、さらに、シャフトの遠位部分にわたり延在する膨張可能な非追従性のバルーンを備えるバルーンカテーテル。
10.2 段落10.1に記載のカテーテルであって、バルーンは、略円錐形状の部位同士の間に位置決めされる略円筒形状のバレル部位を備え、バレル部位は、X線不透過性の識別子に整合する少なくとも1つの縁部を有する作用表面を備えるカテーテル。
10.3 段落10.2に記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、作用表面の少なくとも1つの縁部に位置決めされる第1のマーカーを備え、作用表面の長手方向の反対側の縁部に位置決めされる第2のマーカーをさらに備えるカテーテル。
10.4 段落10.2に記載のカテーテルであって、それぞれのマーカーは、シャフトの遠位部分にスエージ加工されたX線不透過性のバンドを備えるカテーテル。
10.5 段落10.1に記載のカテーテルであって、シャフトの遠位部分は、バルーンの近位端部からバルーンの遠位端部までガイドワイヤーをガイドするように構成されたチューブを備えるカテーテル。
10.6 段落10.1に記載のカテーテルであって、少なくともシャフトの遠位部分は鋼鉄を含有するカテーテル。
10.7 段落10.1に記載のカテーテルであって、前記シャフトは鉄を含有するカテーテル。
10.8 段落10.6または段落10.7に記載のカテーテルであって、鋼鉄シャフトはステンレス鋼を含有するカテーテル。
10.9 段落10.7または段落10.8に記載のカテーテルであって、鋼鉄シャフトは、バルーンによって覆われた遠位部分以外の部分に沿ってスパイラルカットを備えるカテーテル。
10.10 段落10.7または段落10.8に記載のカテーテルであって、鋼鉄シャフトはポリマー層を備えるカテーテル。
10.11 段落10.10に記載のカテーテルであって、ポリマー層はシャフトの外側層を備えるカテーテル。
10.12 段落10.1に記載のカテーテルであって、シャフトの遠位部分は、編組またはメッシュを有するポリマーシャフトを備えるカテーテル。
10.13 段落10.1に記載のカテーテルであって、バルーンは、略円錐形状の部位同士の間に位置決めされる略円筒形状のバレル部位を備え、シャフトの遠位部分は、第1の円錐形状の部位の第1の端部から第2の円錐形状の部位の第2の端部まで延在するカテーテル。
10.14 段落10.1に記載のカテーテルであって、非追従性のバルーンは、1つ以上の非弾性繊維を含有するカテーテル。
10.15 段落10.1に記載のカテーテルであって、非追従性のバルーンは、ポリエチレンテレフタレートを含有するカテーテル。
10.16 段落10.1ないし段落10.15のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
11.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在するシャフトであって、圧縮状態から拡張状態へ長手方向に拡張するように構成され、少なくとも1つのX線不透過性の識別子を支持するシャフトと、シャフトに沿って位置決めされる膨張可能なバルーンであって、膨張されるときに、少なくともシャフトの拡張状態においてX線不透過性の識別子と整合させるための作用表面を有するバルーンと、を備えるバルーンカテーテル。
11.2 段落11.1に記載のカテーテルであって、拡張可能なシャフトは、拡張可能なエレメントに縦に並んで接続される第1の部分を備えるカテーテル。
11.3 段落11.1または段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントはスプリングを備えるカテーテル。
11.4 段落11.3に記載のカテーテルであって、スプリングはコイルスプリングを備えるカテーテル。
11.5 段落11.3または段落11.4に記載のカテーテルであって、スプリングは引っ張りコイルスプリングを備えるカテーテル。
11.6 段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは蛇腹を備えるカテーテル。
11.7 段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは繊維マトリクスを備えるカテーテル。
11.8 段落11.7に記載のカテーテルであって、繊維マトリクスに関連付けられたスプリングをさらに備えるカテーテル。
11.9 段落11.2ないし段落11.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、バルーンの内部区画の内側にあるカテーテル。
11.10 段落11.2ないし段落11.8のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、バルーンの内部区画の外側にあるカテーテル。
11.11 段落11.2ないし段落11.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、バルーンの一方の端部に接続されるカテーテル。
11.12 段落11.2ないし段落11.10のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、シャフトの第1の部分をシャフトの第2の部分に接続するカテーテル。
11.13 段落11.1ないし段落11.12のいずれか1つに記載のカテーテルであって、シャフトは、膨張流体をバルーンに移送するための膨張ルーメンを備えるカテーテル。
11.14 段落11.1ないし段落11.13までのいずれか1つに記載のカテーテルであって、少なくとも部分的に拡張状態にある拡張可能なシャフトは、膨張流体をバルーンに移送するためのポートを備え、ポートは、シャフトが非拡張状態にあるときに閉じられるカテーテル。
11.15 段落11.1ないし段落11.14までのいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なシャフトは、シャフトの第1の部分をシャフトの第2の部分に接続する第1の拡張可能なエレメントを備え、シャフトの第2の部分をシャフトの第3の部分に接続する第2の拡張可能なエレメントをさらに備えるカテーテル。
11.16 段落11.15に記載のカテーテルであって、第1および第2の拡張可能なエレメントは、第1および第2のコイルスプリングを備えるカテーテル。
11.17 段落11.16に記載のカテーテルであって、第1および第2のコイルスプリングは、異なるばね定数を有しているカテーテル。
11.18 段落11.1ないし段落11.17までのいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子は、間隔を置いて配置された一対のX線不透過性のマーカーを備え、一方が、作用表面の第1の端部と整合して位置決めされ、他方が、作用表面の第2の端部に位置決めされるカテーテル。
11.19 段落11.15ないし段落11.18のいずれか1つに記載のカテーテルであって、第1および第2の拡張可能なエレメントはX線不透過性の材料を含有するカテーテル。
11.20 段落11.1ないし段落11.19のいずれか1つに記載のカテーテルであって、X線不透過性の識別子はスプリングを備えるカテーテル。
11.21 段落11.2に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、可変のばね定数を有するスプリングを備えるカテーテル。
11.22 段落11.1な11.21のいずれか1つに記載のカテーテルであって、シャフトはガイドワイヤールーメンを備えるカテーテル。
11.23 段落11.1ないし段落11.22のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーンの外部のガイドワイヤーを受け入れるために、先端部に隣接する通路をさらに備えるカテーテル。
11.24 段落11.2に記載のカテーテルであって、第1の部分は、シャフトの遠位端部に隣接しているカテーテル。
11.25 バルーンカテーテルであって、シャフトと、バルーンと、長手方向に拡張するように構成され、シャフトをバルーンに接続する拡張可能なエレメントと、を備えるバルーンカテーテル。
11.26 段落11.25に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、スプリング、蛇腹、繊維マトリクス、または、これらの組合せからなる群から選択されるカテーテル。
11.27 段落11.25または段落11.26に記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントは、カプセル化されたスプリングを備えるカテーテル。
11.28 バルーンカテーテルであって、バルーンと、流体をバルーンに供給するために、長手方向に拡張するように構成された拡張可能なエレメントを有する膨張ルーメンと、を備えるバルーンカテーテル。
11.29 段落11.25ないし段落11.28のいずれか1つに記載のカテーテルであって、拡張可能なエレメントはX線不透過性の材料を含有するカテーテル。
11.30 段落11.1ないし段落11.29のいずれか1つに記載のカテーテルであって、バルーン上に薬品をさらに備えるカテーテル。
12.1 バルーンカテーテルであって、長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、作用表面を有するバルーン壁部から形成された膨張区画を有するバルーンと、を備え、作用表面の場所を識別するための識別子を受け入れるように構成された作用表面に隣接する少なくとも1つのチャンバーをさらに備えるバルーンカテーテル。
12.2 段落12.1に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、チャンバーに流体を供給するための第1のルーメンを備えるバルーンカテーテル。
12.3 段落12.2に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、第1のルーメンとチャンバーとの間にポートを備えるバルーンカテーテル。
12.4 段落12.2に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、バルーンの内部区画に流体を供給するための第2のルーメンを備えるバルーンカテーテル。
12.5 段落12.4に記載のバルーンカテーテルであって、シャフトは、第2のルーメンと内部区画との間にポートを備えるバルーンカテーテル。
12.6 段落12.1ないし段落12.5のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、識別子は造影剤を含有するバルーンカテーテル。
12.7 段落12.1ないし段落12.6のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、造影剤は、X線不透過剤、ポリビニルアセテート、セルロース、流体、液体、固体、粉末、または、これらの組合せからなる群から選択された材料を含有するバルーンカテーテル。
12.8 段落12.1ないし段落12.7のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーンの近位端部において第1のチャンバーを備え、バルーンの遠位端部において第2のチャンバーをさらに備えるバルーンカテーテル。
12.9 段落12.8に記載のバルーンカテーテルであって、第2のチャンバーは、ポートを介して第1のチャンバーに流体連通するシャフト内のルーメンから識別子を受け入れるように構成されたバルーンカテーテル。
12.10 段落12.1ないし段落12.9のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは略環状であるバルーンカテーテル。
12.11 段落12.1ないし段落12.10のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーンのバレル部位から円錐形状の部位への移行部と、バルーンの端部との間に位置決めされるバルーンカテーテル。
12.12 段落12.1ないし段落12.11のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーン壁部に取り付けられるフィルムによって提供されるバルーンカテーテル。
12.13 段落12.1ないし段落12.12のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーはバルーン壁部内に埋め込まれるバルーンカテーテル。
12.14 段落12.1ないし段落12.13のいずれか1つに記載のバルーンカテーテルであって、チャンバーは、バルーン壁部とシャフトの外側表面との間に延在するフィルムによって提供されるバルーンカテーテル。
本開示は、特定の実施形態を提示し、本発明概念を図示しているが、説明されている実施形態に対する多数の修正例、代替例、および変形例が、添付の特許請求の範囲に規定されているように、本発明の領域および範囲から逸脱することなく可能である。例えば、様々な実施形態において提供されている範囲および数値は、公差に起因して、環境的な要因および材料品質の変化に起因して、ならびに、構造体およびバルーンの形状の修正に起因して、変動を受け、したがって、近似されるように考慮されることができ、「約」という用語は、関連の値が、少なくとも、そのような要因に起因して変化し得るということを意味している。したがって、本発明は、説明されている実施形態に限定されるべきでなく、本発明は、以下の特許請求の範囲およびその均等物の言語によって規定される全範囲を有するということが意図されている。
10…カテーテル
11…遠位部分
12…バルーン
14…カテーテルチューブ
14a…側方開口部
15a…近位端部
15b…遠位端部
16…中間部位(バレル部位)
17…膨張ルーメン
18,20…端部部位(円錐部位)
23…ガイドワイヤールーメン
24…シャフト
25…第1のポート
26…ガイドワイヤー
27…コネクター
28…壁部
29…第2のポート
30…マーキング
32a,32b…第2のストリップ
34a…バンド
37…ストリップ
38a…ストリップ
39…円
P…先端部
W…作用表面
O…ロゴ
D…薬品

Claims (22)

  1. バルーンカテーテルであって、
    長手方向に延在する細長いチューブ状のシャフトであって、近位端部および遠位端部を有するシャフトと、
    前記シャフトの前記遠位端部に沿って支持される膨張可能なバルーンであって、膨張されるときに、間隔を置いて配置された第1および第2の円錐形状の端部部位と、前記円錐形状の端部部位同士の間の作用表面と、を有するバルーンと
    を備え、
    前記バルーンは、前記円錐形状の端部部位から前記作用表面への移行部を識別する少なくとも1つのX線不透過性のマーキングをさらに備える
    バルーンカテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルであって、
    前記少なくとも1つのX線不透過性のマーキングは、
    前記第1の円錐形状の端部部位と前記作用表面との間の第1の移行部において、第1のX線不透過性のマーキングを備え、
    前記第2の円錐形状の端部部位と前記作用表面との間の第2の移行部において、第2のX線不透過性のマーキングをさらに備える
    カテーテル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカテーテルであって、
    前記少なくとも1つのマーキングはストリップを備える
    カテーテル。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    ストリップの形態の複数のX線不透過性のマーキングをさらに備える
    カテーテル。
  5. 請求項4に記載のカテーテルであって、
    前記ストリップは、前記第1および第2の円錐形状の端部部位の間で少なくとも部分的に長手方向に延在する
    カテーテル。
  6. 請求項4または請求項5に記載のカテーテルであって、
    前記ストリップは環状のバンドを備える
    カテーテル。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    間隔を置いて配置された少なくとも2つのX線不透過性のマーキングは、
    それぞれの円錐形状の端部部位に設けられており、
    それぞれの円錐形状の端部部位の遠位部分および近位部分に隣接するマーキングを備える
    カテーテル。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記バルーンは、
    前記第1および第2の円錐形状の端部部位の間にバレル部位を備え、
    前記バレル部位上に複数のX線不透過性のマーキングをさらに備える
    カテーテル。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記マーキングは、
    前記第1および第2の円錐形状の端部部位上の第1のパターンを備え、前記作用表面上の別の第2のパターンをさらに備える
    カテーテル。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記少なくとも1つのマーキングは、パターン、ストリップ、ブランド、ロゴ、文字、数字、単語、または、それらの組合せからなる群から選択される
    カテーテル。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記識別子はスケールを備える
    カテーテル。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記バルーンは薬品を備える
    カテーテル。
  13. 請求項12に記載のカテーテルであって、
    前記薬品は、前記X線不透過性のマーキングの場所に対応している
    カテーテル。
  14. 請求項12に記載のカテーテルであって、
    前記薬品は、前記X線不透過性のマーキング以外の場所に対応している
    カテーテル。
  15. 請求項12に記載のカテーテルであって、
    前記X線不透過性のマーキングは、X線不透過剤を含有するように製剤化された前記薬品を含有する
    カテーテル。
  16. バルーンであって、
    前記バルーンの壁部の作用表面上に保持される薬品と、
    前記バルーン上の前記薬品の場所を識別するX線不透過性の識別子と
    を備えるバルーン。
  17. 請求項16に記載のバルーンであって、
    前記X線不透過性の識別子は、前記薬品を含有する製剤と混合されたX線不透過性の材料を含有する
    バルーン。
  18. 請求項16または請求項17に記載のバルーンであって、
    前記作用表面は、前記バルーンのバレル部位に沿っており、
    前記X線不透過性の識別子は、前記バルーンの円錐部位の一方または両方にある
    バルーン。
  19. 薬品でコーティングされたバルーンを生成する方法であって、
    前記薬品の場所は、X線不透過性によって識別され、
    前記方法は、X線不透過性の薬剤と、薬品と、を前記バルーンに適用する工程を備える
    方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、
    前記適用する工程は、前記X線不透過性の薬剤を前記薬品と混合する工程を備える
    方法。
  21. 請求項19に記載の方法であって、
    前記適用する工程は、
    前記X線不透過性の薬剤を前記バルーンの一部分に適用する工程と、
    前記一部分に前記薬品を提供する工程と
    を備える方法。
  22. 請求項19に記載の方法であって、
    前記適用する工程は、
    前記X線不透過性の薬剤を前記バルーンの一部分に適用する工程と、
    前記一部分以外の部分に前記薬品を提供する工程と
    を備える方法。
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