JP2015507128A - タービン組立体、並びに、対応する衝突冷却管及びガスタービンエンジン - Google Patents

タービン組立体、並びに、対応する衝突冷却管及びガスタービンエンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2015507128A
JP2015507128A JP2014555952A JP2014555952A JP2015507128A JP 2015507128 A JP2015507128 A JP 2015507128A JP 2014555952 A JP2014555952 A JP 2014555952A JP 2014555952 A JP2014555952 A JP 2014555952A JP 2015507128 A JP2015507128 A JP 2015507128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
platform
turbine assembly
collision
front part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014555952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6026563B2 (ja
Inventor
ジョナサン・マグルストーン
Original Assignee
シーメンス アクティエンゲゼルシャフト
シーメンス アクティエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シーメンス アクティエンゲゼルシャフト, シーメンス アクティエンゲゼルシャフト filed Critical シーメンス アクティエンゲゼルシャフト
Publication of JP2015507128A publication Critical patent/JP2015507128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6026563B2 publication Critical patent/JP6026563B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/18Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
    • F01D5/187Convection cooling
    • F01D5/188Convection cooling with an insert in the blade cavity to guide the cooling fluid, e.g. forming a separation wall
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/18Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
    • F01D5/186Film cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
    • F01D5/14Form or construction
    • F01D5/18Hollow blades, i.e. blades with cooling or heating channels or cavities; Heating, heat-insulating or cooling means on blades
    • F01D5/187Convection cooling
    • F01D5/188Convection cooling with an insert in the blade cavity to guide the cooling fluid, e.g. forming a separation wall
    • F01D5/189Convection cooling with an insert in the blade cavity to guide the cooling fluid, e.g. forming a separation wall the insert having a tubular cross-section, e.g. airfoil shape
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/06Fluid supply conduits to nozzles or the like
    • F01D9/065Fluid supply or removal conduits traversing the working fluid flow, e.g. for lubrication-, cooling-, or sealing fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/30Application in turbines
    • F05D2220/31Application in turbines in steam turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2240/00Components
    • F05D2240/80Platforms for stationary or moving blades
    • F05D2240/81Cooled platforms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/20Heat transfer, e.g. cooling
    • F05D2260/201Heat transfer, e.g. cooling by impingement of a fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2260/00Function
    • F05D2260/20Heat transfer, e.g. cooling
    • F05D2260/205Cooling fluid recirculation, i.e. after cooling one or more components is the cooling fluid recovered and used elsewhere for other purposes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

本発明は、少なくとも1つのキャビティ(14)を有している基本的に中空構造の翼(12)を備えているタービン組立体(10,10b〜10f)であって、キャビティ(14)が、中空構造の翼(12)のキャビティ(14)の内部に挿入可能とされ、キャビティ(14)の少なくとも内面(18)を衝突冷却するために利用される少なくとも1つの衝突冷却用管(16,16a〜16f)と、中空構造の翼(12)のラジアル方向端部(22,22′)に配置されている少なくとも1つのプラットフォーム(20,20′)と、少なくとも1つのプラットフォーム(20,20′)を冷却するために利用され、中空構造の翼(12)に対してプラットフォーム(20,20′)の反対側に配置されている少なくとも1つの冷却チャンバ(24,24′)とを備えている、タービン組立体(10,10b〜10f)において、冷却チャンバ(24,24′)が、プラットフォーム(20,20′)の第1のラジアル方向端部(26,26′)において、及び、少なくとも1つのカバープレート(30,30′)の反対側の第2のラジアル方向端部(28,28′)において制限されており、衝突冷却用管(16,16a〜16f)が、先方部品(44)及び後方部品(46)から形成されている、タービン組立体に関する。翼を冷却するために供給する冷却媒体の温度を最小限に抑え、衝突冷却効果を高めるために、衝突冷却用管(16,16a〜16f)の先方部品(44)が、翼長方向(36)において冷却チャンバ(24,24′)を通じてプラットフォーム(20,20′)からカバープレート(30,30′)に至るまで少なくとも全体に亘って延在している。

Description

本発明は、例えばタービンロータブレードやステータベーンのような翼形状のタービン組立体に関する。
近年、タービンは極高温で運転される場合がある。タービンブレード及び/又はステータブレードに対する温度の影響は、タービンの効果的な運転に悪影響を及ぼし、過酷な環境では、タービンブレード又はステータブレードの歪み及び起こり得る故障の原因となる。このような危険を克服するために、高温のタービンは、冷却を目的としていわゆる衝突管を具備する中空のブレード又はベーンを含んでいる場合がある。
いわゆる衝突管は、ブレード又はベーンの内部でラジアル方向に延在している中空の管である。空気は、これら衝突管に沿って当該衝突管の内部に強制的に送り込まれ、適切な開口部を通じて、当該衝突管と中空のブレード又はベーンの内面との間に形成された空洞の内部に至る。これにより、ブレード又はベーンを冷却するための内部空気流が形成される。
通常、ブレード及びベーンは、中空構造体の衝突冷却領域を衝突冷却するための衝突管が挿入された中空構造を具備する、高精度の鋳物として製造されている。衝突冷却領域のための冷却媒体の温度がブレードやベーンを十分に冷却するには高すぎる状態において、このような冷却に関する技術的思想が利用される場合に、問題が生じる。
このことは、一体化されたプラットフォームと翼冷却システムとが直列に配置されている冷却に関する技術的思想から知られている。圧縮機排出流れが、プラットフォームを冷却するために供給された後に、翼冷却システムに流入する。
本発明の第1の目的は、優位な翼状のタービン組立体、例えばタービンロータブレードやステータベーンを提供することである。本発明の第2の目的は、冷却のために当該タービン組立体で利用される優位な衝突管を提供することである。本発明の第3の目的は、少なくとも1つの優位なタービン組立体を備えているガスタービンエンジンを提供することである。
本発明は、基本的に中空構造の翼を備えているタービン組立体であって、翼が、中空構造の翼のキャビティの内部に挿入可能とされると共にキャビティの少なくとも内面を衝突冷却するために利用される、少なくとも1つの衝突冷却用管と、中空構造の翼のラジアル方向端部に配置されている少なくとも1つのプラットフォームと、少なくとも1つのプラットフォームを衝突冷却するために利用されると共に中空構造の翼に対してプラットフォームの反対側に配置されている少なくとも1つの冷却チャンバとを備えており、冷却チャンバが、プラットフォームによって第1のラジアル方向端部において、及び、少なくとも1つのカバープレートによって反対側の第2のラジアル方向端部において制限されている、タービン組立体を提供する。
本発明は、先方部品及び後方部品から形成されている衝突冷却用管であって、先方部品が、中空構造の翼の先縁部に向かって配置されており、後方部品が、先縁部から後縁部に向かう方向で見ると先方部品の下流に配置されており、衝突冷却用管の先方部品が、翼長方向において、冷却チャンバを通じてプラットフォームからカバープレートに至るまで少なくとも全体に亘って延在しており、衝突冷却用管の後方部品が、翼長方向においてプラットフォームで終端している、衝突冷却用管を提供する。
発明的事項に起因して、圧縮機排出流れとプラットフォーム冷却流れとの両方が、翼の内部に供給される。これにより、翼冷却効果が著しく改善される一方で、性能低下が最小限に抑えられる。具体的には、従来技術に基づくシステムと比較して、供給される冷却流れの温度が低くなり、冷却流れの量が低減される。さらに、後縁領域における台座冷却領域の冷却効率が最大となる。冷却流が組み合わされた結果として流速が高められるので、熱伝達率が最大となるからである。さらに、両方の冷却システムが良好に制御されている場合には、翼の冷却とプラットフォームの冷却とは独立して調整可能とされる。さらに、空気力学的損失/性能低下が最小限に抑えられる。このようなタービン組立体を利用することによって、ロータブレード及びステータブレードについて従来技術に基づく精密鋳造を利用可能となる。従って、複雑な且つコストを要する当該翼の再生と鋳造プロセスの変更とが不要となる。結論として、優位には効率的なタービン組立体又はタービンを提供することができる。
タービン組立体は、例えばガスタービンのようなタービンのために提供される組立体であって、少なくとも1つの翼を具備する組立体を意味することを意図する。好ましくは、タービン組立体は、周方向に配置された翼並びに/又は翼の反対側端部に配置された外側プラットフォーム及び内側プラットフォームを具備する、タービン翼列及び/又はタービンホイールを有している。本明細書では、“基本的に中空構造の翼”との用語は、少なくとも1つのキャビティを内蔵するケーシングを具備する翼を意味する。翼内部の様々なキャビティを互いから分割すると共に例えば翼の翼長方向に延在している、リブ、レール、及び仕切りのような構造体は、“基本的に中空構造の翼”の形成を阻害しない。好ましくは、翼は中空構造とされる。特に、基本的に中空構造の翼は、以下において翼と呼称されるが、2つの冷却領域、すなわち翼の先縁部における衝突冷却領域と後縁部における従来技術に基づくピンフィン冷却領域/台座冷却領域とを有している。これら領域は、リブを介して互いから分離している。
本明細書では、衝突冷却用管は、翼から独立して構成されている一体部材とされ、及び/又は、翼とは異なる部材とされ、及び/又は、翼と一体形成されていない部材とされる。“中空構造の翼のキャビティの内部に挿入可能とされる”との用語は、タービン組立体の組立プロセスの際に、特に翼とは別体の部材として衝突冷却用管が翼のキャビティの内部に挿入されることを意味する。さらに、“衝突冷却のために利用される”との用語は、衝突冷却プロセスを介して冷却を調整することを意図、準備、構成、及び/又は実現することを意味することを意図する。キャビティの内面は、特に衝突冷却用管の外面に面している表面を形成している。
プラットフォームは、キャビティの、特に翼のキャビティの少なくとも一部分の境界を形成するタービン組立体の領域を意味することを意図する。さらに、プラットフォームが、タービン組立体又はスピンドルの回転軸線からラジアル方向に離隔して配置されている、中空構造の翼のラジアル方向端部に配置されている。プラットフォームは、翼のケーシングの領域とされるか、又は翼に取り付けられた別部品とされる。プラットフォームは、内側プラットフォーム及び/又は外側プラットフォームとされ、好ましくは外側プラットフォームとされる。さらに、プラットフォームは、中空構造の翼の翼長方向に対して基本的に垂直に方向づけられている。翼長方向に対して“基本的に垂直”とされるプラットフォームの配置の意義には、プラットフォームが翼長方向に対して約45°の角度で傾斜していることも含まれる。好ましくは、プラットフォームは、翼長方向に対して垂直に配置されている。中空構造の翼の翼長方向は、中空構造の翼の翼弦方向として知られている翼の先縁部から後縁部に至る方向に対して基本的に垂直とされる、好ましくは垂直とされる方向として規定されている。以下において、翼弦方向は、アキシアル方向と呼称される。
冷却チャンバは、キャビティの、特にプラットフォームの側壁を冷却するために、冷却媒体が供給、保管、及び/又は導入されるキャビティを意味することを意図する。本明細書では、カバープレートは、基本的に冷却チャンバを覆うプレート、蓋、屋根、及び当業者にとって適切な任意の他の装置を意味する。“基本的に覆う”との用語は、カバープレートが冷却チャンバを密閉しないことを意味することを意図する。従って、カバープレートは、冷却媒体を冷却チャンバの内部に流通させるための穴を有している場合がある。好ましくは、カバープレートは衝突プレートである。“制限”との用語は、“境界”、“終端”、又は“範囲”として理解すべきである。言い換えれば、プラットフォーム及びカバープレートは、冷却チャンバの境界を形成している。
衝突冷却用管の部品は、冷却用管の他の部品から独立した態様で、冷却媒体を衝突冷却用管の外部から供給する衝突冷却用管の一部分を部分的に形成している。衝突冷却用管の部品同士の間に形成された少なくとも1つの接続開口部を介した一方の部品から他方の部品への冷却媒体の供給は、“独立”との用語の定義を阻害しない。
優位には、中空構造の翼は単一のキャビティを備えている。しかしながら、本発明については、2つ以上のキャビティを備えている中空構造の翼であって、キャビティそれぞれが、本発明における衝突冷却用管を収容しており、及び/又は、ピンフィン冷却領域/台座冷却領域の一部分である、中空構造の翼とされる場合もあることに留意すべきである。
上述のように、中空構造の翼は、後縁部及び先縁部を備えており、先方部品が、中空構造の翼の先縁部に向かって配置されており、後縁部が、先縁部から後縁部に向かう方向で見ると先方部品の下流に配置されている。この結果として、この領域において効果的な冷却が可能となり、優位には、従来技術に基づくシステムと比較して、翼の冷却のために供給される冷却媒体の温度を最小限に抑えることができる。低温の圧縮機排出流れは、最も大きい冷却効果が必要とされる翼の先縁部領域に直接供給される。これにより高められた衝突冷却領域全体及び先縁部に亘る冷却効果に起因して、従来技術に基づくシステムと比較して、必要とされる冷却流の量が低減される。性能上の利益に加えて、先縁部領域内における冷却流の量の低減は、直交流の効果が低減されたことに起因して、下流の衝突冷却領域における冷却効果を高めるという効果を有している。
さらに、先方部品が、中空構造の翼の先縁部に向かって配置されており、且つ、後方部品が、先縁部から後縁部に向かう方向で見ると先方部品の下流に配置されているか、又は先方部品より中空構造の翼の後縁部に向かって配置されているので、プラットフォーム冷却流れは、翼のより下流領域に衝突冷却流れを供給するように方向付けられている。
先方部品及び後方部品は、衝突冷却用穴を備えている。従って、冷却チャンバ、先方部品、及び後方部品から合流した冷却媒体流れは、衝突冷却をしないピンフィン冷却領域/台座冷却領域を通過する場合がある。優位には、合流した冷却媒体流れの流速が高いので、ピンフィン冷却領域/台座冷却領域の熱伝達係数は最大となる。場合によっては、合流した冷却媒体流れは翼の後縁部を通じて流出する。従って、後縁部は、合流した冷却媒体流れを中空構造の翼から流出させるための出口開口部を有している。これにより、最も効果的な排出を実現することができる。従って、従来技術に基づくシステムと比較して、空気力学的損失/性能低下を最小限に抑えることができる。これらシステムでは、プラットフォームと翼とが流通していない状態において、互いから独立してプラットフォームと翼とを冷却することができる。冷却媒体を排出するために、これらシステムは、さらなる出口開口部をプラットフォームの近傍に必要とする。さらなる出口開口部を設けることによって、その結果として、本発明における構成と比較してあまり効果的でない態様ではあるが、より多くの冷却媒体を排出させることができる。従って、このような従来技術に基づくプラットフォームの近傍における冷却媒体の排出によって、空気力学的損失/性能低下が大きくなる。
優位な実施例では、衝突冷却用管の先方部品は、カバープレートにおいて密閉状態で終端している。従って、衝突冷却用管の先方部品と冷却チャンバとの間における漏出が効果的に防止される。“終端”との用語は、“終わっている”又は“止まっている”と理解すべきである。好ましくは、衝突冷却用管が、又は先方部品及び後方部品それぞれが、中空構造の翼の翼長の略全体に亘って延在しているので、その結果として、翼を顕著に冷却することができる。しかしながら、先方部品及び後方部品のうち少なくとも1つの部品が、中空構造の翼の翼長の一部分のみに亘って延在していることも想到することができる。
上述のように、衝突冷却用管が、2つの別々の部品、先方部品及び後方部品から形成されており、先方部品は、中空構造の翼の先縁部に向かって配置されており、後方部品は、先縁部から後縁部に向かう方向で見ると先方部品の下流に配置されている。2つ以上の部品を利用するために、衝突冷却用管は、部品の特性を、例えば材料、材料の厚さ、又は当業者にとって適している任意の他の特性を部品の冷却機能のために調整することができる。当該優位な配置によって、先方部品ひいては新鮮で且つ加熱されていない圧縮機排出流れが、先縁部―最も高い冷却効果が必要とされる翼の領域―を直接冷却するために効果的に利用される。
しかしながら、衝突冷却用管を3つの別体部品、特に衝突冷却用管の先方部品、中央部品、後方部品から形成し、先方部品が、翼長方向において冷却チャンバを通じてプラットフォームからカバープレートに至るまで少なくとも全体に亘って延在しており、中空構造の翼の先縁部に向かって配置されており、中央部品が、中空構造の翼又はキャビティの中央に配置されており、及び/又は、後方部品が、中空構造の翼の後縁部に向かって配置されていることも想到することもできる。
優位には、少なくとも2つの部品それぞれが中空構造の翼の翼長の略全体に亘って延在しているので、その結果として翼を効果的に冷却することができる。しかしながら、少なくとも2つの別体の部品のうち少なくとも1つの部品が中空構造の翼の翼長の一部分のみに亘って延在していることも想到することができる。
さらに、タービン組立体が少なくとも1つのさらなるプラットフォームを備えている場合に優位である。最初に言及したプラットフォームについて本明細書で説明した特徴は、当該少なくとも1つのさらなるプラットフォームに適用することができる。プラットフォームと少なくとも1つのさらなるプラットフォームとはそれぞれ、中空構造の翼の反対側のラジアル方向端部に配置されている。さらに、衝突冷却用管の先方部品及び後方部品の両方が、少なくとも1つのさらなるプラットフォームで終端している場合がある。このために、冷却チャンバ又は少なくとも1つのさらなるプラットフォームのうち少なくとも1つのさらなる冷却チャンバは、閉塞されていない空間として形成されている。従って、利用されている衝突冷却用媒体の直交流の流速は低く維持され、閉塞された冷却チャンバと比較して効果的に衝突冷却させることができる。さらに、組立時にこれら部品を翼の内部に適切に且つ確実に配置させることができる。
特に、衝突冷却用管の先方部品及び後方部品が共に、ラジアル方向において互いに対して密着した状態で終端している。本明細書では、“互いに対して密着している”との用語は、部品同士がタービン組立体及び/又は翼及び/又は少なくとも1つのさらなるプラットフォームと同一のラジアル方向高さにおいて終端していることを意味する。
これにより、先方部品及び後方部品は、少なくとも1つのさらなるプラットフォームを通じて延在しているので、当該部品と少なくとも1つのさらなる冷却チャンバとが流通している。代替的には、先方部品及び後方部品は、少なくとも1つのさらなるプラットフォームによって密閉されている。後者の場合には、冷却チャンバ又は少なくとも1つのさらなる冷却チャンバは、冷却媒体を冷却チャンバ又は少なくとも1つのさらなる冷却チャンバから流出させるための少なくとも1つの出口開口部を備えている。
さらに、少なくとも1つのさらなるプラットフォームのうち少なくとも1つのさらなる冷却チャンバは、少なくとも1つのさらなるプラットフォームを冷却するために利用され、中空構造の翼に対して少なくとも1つのさらなるプラットフォームの反対側に配置されており、少なくとも1つのさらなる冷却チャンバが、少なくとも1つのさらなる冷却チャンバによって第1のラジアル方向端部において、及び、少なくとも1つのさらなるカバープレートによって反対側の第2のラジアル方向端部において制限されている。
好ましくは、衝突冷却用管の先方部品は、少なくとも1つのさらなる冷却チャンバに対して密閉されている。これにより、プラットフォーム側から先方部品に流入する圧縮機排出流れは、少なくともさらなるプラットフォーム側から先方部品に流入する冷却媒体の反対方向の流れによって阻害されない。少なくとも1つのさらなるプラットフォームは、先方部品を密閉状態で覆っているので、さらなる密閉手段を設ける必要が無い。先方部品は、少なくとも1つのさらなるプラットフォーム側のその第2のラジアル方向端部に、少なくとも1つの冷却チャンバと流通している開口部を有している。従って、十分な冷却媒体が、後方部品に供給される。
代替的には、先方部品が、翼長方向において少なくとも1つのさらなる冷却チャンバを通じて少なくとも1つのさらなるプラットフォームから少なくとも1つのさらなるカバープレートに至るまで少なくとも全体に亘って延在している場合があり、この場合には、これにより、十分な量の冷却媒体を確実に供給することができる。さらに、衝突冷却用管の先方部品は、カバープレート及び少なくとも1つのさらなるカバープレートの両方において密閉状態で終端しているので、冷却媒体を供給する際における漏出を解消することができる。
代替的な実施例では、衝突冷却用管の先方部品及び後方部品は、先方部品と後方部品との間における流通を可能とするための対応する開口部を有している。このような構成によって、先方部品の衝突冷却用穴を通じた冷却媒体の一部の排出を回避するための迂回路が形成される。従って、低温の冷却媒体が、後方部品を効果的に冷却するために後方部品に流入する。
良好な冷却特性を具備するタービン組立体と翼内部における衝突冷却用管の満足いく配置を実現するために、中空構造の翼は、中空構造の翼のキャビティの内面に対して所定距離で衝突冷却用管を保持するために、少なくとも1つのスペーサを中空構造の翼のキャビティの内面に備えている。好ましくは、スペーサは、衝突冷却用管の構成を単純化するために且つ衝突冷却用管を真っ直ぐに着座させるために、突起、固定用ピン、又はリブとして実現されている。
さらなる優位な実施例では、中空構造の翼は、例えばノズルガイドベーンのようなタービンブレード又はタービンベーンとされる。
代替的な又はさらなる実施例では、一のカバープレート及び/又は一の冷却チャンバが冷却媒体を複数の翼に供給する。すなわち、ステータベーンは例えば複数の翼を具備するセグメントとして構成されている。
本発明における実施例では、タービン組立体は、衝突冷却用管の先方部品に供給される冷却媒体の第1の流れによって、及び、最初に冷却チャンバに供給された後に続いて衝突冷却用管の後方部品に供給される冷却媒体の第2の流れによって冷却されている。優位には、この結果として、従来技術に基づくシステムと比較して、翼に供給される冷却媒体の温度が最小限に抑えられ、これにより、衝突冷却領域全体において衝突冷却の効果が高められる。好ましくは、第1の流れが圧縮機排出流れとなり、第2の流れがプラットフォーム冷却流れとなる。“〜に続いて”との用語は、第2の流れが冷却チャンバ及び後方部品を個別に及び/又は順番に次々に通過することを意味することを意図する。
タービン組立体は、基本的に中空構造の翼を冷却するために利用され、冷却媒体の第1の流れが、衝突冷却用管の先方部品に直接供給され、冷却媒体の第2の流れが、冷却チャンバ及び/又は少なくとも1つのさらなる冷却チャンバに供給された後に続いて衝突冷却用管の後方部品に供給される。
さらに、先方部品及び後方部品は、アキシアル方向において並列に、特にアキシアル方向において直接隣り合って配置されている。従って、様々な調整された冷却機能が、衝突冷却用管が挿入された状態における翼の先方部品及び衝突冷却領域の後縁部に向かって方向づけられる領域のために設けられている。
さらに、本発明は、複数のタービン組立体を具備するガスタービンエンジンであって、少なくとも1つの又はすべてのタービン組立体が、上述のように配置されている、ガスタービンエンジンに関する。
本発明についての上述の特徴、形体、及び利点、並びに、それらが達成される態様は、添付図面に関連して説明される典型的な実施例についての以下の説明によって明瞭となり、明確に理解することができる。
本発明について、図面を参照して説明する。
2つの部品から形成されている衝突冷却用管が挿入されたタービン組立体の断面図である。 図1の断面II−IIに沿った、衝突冷却用管が挿入された翼の断面図である。 一体部品として形成された代替的な衝突冷却用管の斜視図である。 さらなる代替的な衝突冷却用管を具備する代替的なタービン組立体の断面図である。 さらなる代替的な衝突冷却用管を具備する第2の代替的なタービン組立体の断面図である。 さらなる代替的な衝突冷却用管を具備する第3の代替的なタービン組立体の断面図である。 さらなる代替的な衝突冷却用管を具備する第4の代替的なタービン組立体の断面図である。 さらなる代替的な衝突冷却用管を具備する第5の代替的なタービン組立体の断面図である。
簡便のため、本明細書ではベーンのみに関して説明するが、本発明がタービンのブレード及びベーンの両方に適用可能であることに留意すべきである。
図1は、タービン組立体10の断面図を表わす。タービン組立体10は、基本的に中空構造を具備する翼12を備えており、翼12は、2つの冷却領域、具体的には衝突冷却領域70とピンフィン冷却領域/台座冷却領域72とを具備するベーンとして構成されている。衝突冷却領域70は翼12の先縁部38に配置されており、ピンフィン冷却領域72は翼12の後縁部40に配置されている。翼12に互いに向かって反対向きで配置されている中空翼12の2つのラジアル方向端部22,22′に、以下において外側プラットフォーム20及び内側プラットフォーム20′と呼称されるプラットフォーム及びさらなるプラットフォームが配置されている。外側プラットフォーム20及び内側プラットフォーム20′は、中空構造を具備する翼12の翼長方向36に対して垂直に方向づけられている。図示しないタービン翼列の周方向に、幾つかの翼12が配置されており、すべての翼12が、外側プラットフォーム20及び内側プラットフォーム20′を通じて互いに接続されている。
さらに、冷却集合体10は、以下において第1の冷却チャンバ24及びさらなる第2の冷却チャンバ24′と呼称される冷却チャンバを備えている。第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′は、外側プラットフォーム20及び内側プラットフォーム20′の反対側において中空構造の翼12に対して相対的に配置されている。第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′の両方が、外側プラットフォーム20及び内側プラットフォーム20′によって、第1のラジアル方向端部26,26′において制限されており、第1のカバープレート30及びさらなる第2のカバープレート30′として以下に呼称されるカバープレートによって、反対側に位置する第2のラジアル方向端部28,28′において制限されている。第1のカバープレート30及び第2のカバープレート30′は、衝突プレートとして構成されており、冷却媒体52を第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′に搬送するための衝突冷却用穴74を有している。
中空構造の翼12のケーシング76は、衝突冷却領域70にキャビティ14を形成している。タービン組立体10の組立の際にキャビティ14の内部に挿入される衝突冷却用管16は、キャビティ14の内側に配置されている。衝突冷却用管16は、キャビティ14の内面18を衝突冷却するために利用される。内面18は、衝突冷却用管16の外面78に面している。衝突冷却用管16は、第1の区間32及び第2の区間34を有しており、第1の区間32及び第2の区間34は、別々の部品44,46から構成されているので、衝突冷却用管16は、2つの別々の部品44,46すなわち先方部品44及び後方部品46から形成されている。代替的には、第1の区間32及び第2の区間34は、隔壁を具備した単一の部品から成る管から構成されている(図3参照)。第1の区間32又は先方部品44との用語と、第2の区間34又は後方部品46との用語とは、以下において互いに等しいものとして利用されることに留意すべきである。
“部品(piece)”との用語は、本発明に関して、すべての壁を具備する完全なる衝突冷却用管を意味することに留意すべきである。しかしながら、当該用語は、例えば単一の衝突冷却用管を形成するために4つの壁を組み付けることによって、単一の衝突冷却用管が部品から組み立てられることを意味する訳ではない。本発明における部品は、完全な管とされる場合がある。
ベース本体60は、翼12のラジアル方向48において長手方向延伸長さ62(翼長方向長さ)で延在している。さらに、衝突冷却用管16すなわち第1の区間32及び第2の区間34それぞれが、中空翼12の翼長42を完全に貫通して翼長方向36に延在しており、第1の区間32は、ラジアル方向48において第2の区間34より長い長さ64を有している。中空翼12の内面18において、中空翼12は、所定の間隔で衝突冷却用管16を内面18に保持するための多数のスペーサ80を備えている。スペーサ80は、突起又はリブとして構成されており、翼長方向36に対して垂直に延在している(スペーサの上面図である図2参照)。
第1の区間32及び第2の区間34はそれぞれ、ベース本体60すなわち翼12のアキシアル方向68すなわち翼弦方向において並列して配置されている。挿入された衝突冷却用管16を具備する翼12の断面を表わす図2から理解されるように、先方部品44は、先縁部38に向かって、より具体的には先縁部38に配置されており、後方部品46は、アキシアル方向68で見ると先方部品44の下流に、より具体的には先方部品44から後縁部40に向かって配置されている。
衝突冷却用管16の第1の区間32は、翼長方向36において、外側プラットフォーム20から第1のカバープレート30に至るまで第1の冷却チャンバ24を貫通して延在している。さらに、衝突冷却用管16の第1の区間32は、第1のカバープレート30において第1のラジアル方向端部すなわち第1の長手方向端部66で密封された状態で終端しているので、冷却媒体52が第1の区間32から第1の冷却チャンバ24の内部に漏れることが防止される。衝突冷却用管16の第1の区間32及び第2の区間34の両方が、内側プラットフォーム20′を貫通して延在しており、内側プラットフォーム20′において第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′で終端しており、具体的にはラジアル方向48において互いに対して密着している。ラジアル方向48は、既知の態様でタービン組立体10に配置されている図示しないスピンドルの回転軸線に関して規定されている。第1の区間32の第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′は、例えばリット(lit)のようなシール手段を介して、第2の冷却チャンバ24′に対して密閉されている。
タービン組立体10の動作の際には、衝突冷却用管16は、例えば空気のような冷却媒体52のための流路82として機能する。図示しない圧縮機からの圧縮機排出流れ84は、衝突冷却用管16の第1の区間32に供給され、第1のカバープレート30及び第2のカバープレート30′の衝突冷却用穴74を介して第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′の内部に導かれる。その後に、第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′からの冷却媒体52は、プラットフォーム冷却流れ86として衝突冷却用管16の第2の区間34の内部に排出される。従って、タービン組立体10は、衝突冷却用管16の第1の区間32に供給される冷却媒体52の第1の流れ56によって、及び、最初に第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′に供給された後に衝突冷却用管16の第2の区間34に供給される冷却媒体52の第2の流れ58によって冷却される。
冷却媒体52を第1の区間32及び第2の区間34から排出することによってキャビティ14の内面18を冷却するために、第1の区間32及び第2の区間34は、衝突冷却用穴88を備えている(部分的ではあるが図2〜図4に表わす)。第1の冷却チャンバ24及び第2の冷却チャンバ24′から間接的に排出された冷却媒体52の流れと、第1の区間32及び第2の区間34から直接的に排出された冷却媒体52の流れとは、衝突冷却用管16の外面78とキャビティ14の内面18との間に形成された空間90において合流する。このように合流した流れは、後縁部40に配置されたピンフィン冷却領域/台座冷却領域72に流れ、後縁部40の出口開口部54を通じて中空構造の翼12から流出する。
図3〜図8は、衝突冷却用管16及びタービン組立体10の代替的な実施例を表わす。同一の構成部品、形体、及び機能については、同一の参照符号が付されている。しかしながら、実施例同士を区別するために、図3〜図8に表わす実施例では、“a”〜“f”の文字が参照符号に付されている。図1及び図2に表わす実施例と相違する部分についてのみ、以下に説明する。同一の構成部品、形体、及び機能に関しては、図1及び図2に表わす実施例の説明を参照する。
図3は、キャビティの内面を衝突冷却するために、詳細に図示しないタービン組立体の基本的に中空構造の翼のキャビティの内部に挿入するためのベース本体60aを備えている衝突冷却用管16aを表わす。衝突冷却用管16aの第1の区間32a及び第2の区間34aは、互いに対して一体に形成されているか、又は非一体に成形されており、隔壁又は隔壁インサートを介して分割されている。衝突冷却用管16aがキャビティに挿入された状態において、ベース本体60aは、中空構造の翼(図示しないが、図1に示す)のラジアル方向48において長手方向延長部分(長さ方向延長部分)62の長さで延在している。第1の区間32a及び第2の区間34aが、ベース本体60aすなわち翼12のアキシアル方向68において並列配置されている。第1の区間32aは、ラジアル方向48において第2の区間34aより長い長さ64を有している。さらに、第1の区間32a及び第2の区間34aは、ベース本体60aの第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′において互いに対して密着した状態で終端している。従って、ベース本体60aは、第1及び第2の区間32a,34aのラジアル方向端部すなわち長手方向端部66,66′の構成において相違する。
図4は、図1及び図2に表わすタービン組立体と同様に形成されているタービン組立体10bであって、代替的に衝突冷却用管16bを具備するタービン組立体10bの断面図である。図4に表わす実施例は、衝突冷却用管16bの第1の区間32b及び第2の区間34bが第1の区間32bと第2の区間34bとの間において冷却媒体52を流通させるために対応する開口部50,50′を有している点において、図1及び図2に表わす実施例と相違する。従って、迂回路が設けられており、迂回路によって、冷却媒体52の第1の流れ56の一部分が、第1の区間32bの衝突冷却用穴88を通じて排出されることが防止される。
図5は、図1及び図2に表わすタービン組立体と同様に形成されているタービン組立体10cであって、代替的に衝突冷却用管16cを具備するタービン組立体10cの断面図である。衝突冷却用管16cの第1の区間32cが、翼長方向36において、第1の冷却チャンバ24を完全に貫通して第1のプラットフォームすなわち外側プラットフォーム20から第1のカバープレート30に至るまで、及び、第2の冷却チャンバ24′を完全に貫通して第2のプラットフォームすなわち内側プラットフォーム20′から第2のカバープレート30′に至るまで延在している点において、図5に表わす実施例は、図1及び図2に表わす実施例と相違する。さらに、第1の区間32cは、第1及び第2のカバープレート30,30′において自身のラジアル方向端部すなわち長手方向端部66,66′で密閉された状態で終端している。タービン組立体10cは、冷却媒体52から成る第1の流れ46によって、及び、最初に第1の流れ46を第1及第2の冷却チャンバ24,24′に供給された後に第2の区間34cに供給される第2の流れ58によって冷却される。
図6は、代替的に配置された衝突冷却用管を具備する、図1及び図2に表わすタービン組立体に類似するタービン組立体10dの断面図である。衝突冷却用管16dの第1の区間32dが、翼長方向36において、第2の冷却チャンバ24′を完全に貫通して第2のプラットフォーム20′から第2のカバープレート30′に至るまで延在している点において、図6に表わす実施例は、図1及び図2に表わす実施例と相違する。従って、第1の区間32dは、第2のカバープレート30′において自身の第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′で密閉された状態で終端している。衝突冷却用管16dの第1の区間32d及び第2の区間34dの両方が、外側プラットフォーム20を貫通して延在しており、外側プラットフォーム20において自身の第1のラジアル方向端部すなわち長手方向端部66で、特にラジアル方向48において互いに対して密着した状態で終端している。第1の区間32dの第1のラジアル方向端部すなわち長手方向端部66が、第1の冷却チャンバ24に対してシール手段を介して密閉されている。
図7は、代替的な衝突冷却用管16eを具備する、図1及び図2に表わすタービン組立体に類似するタービン組立体10eの断面図である。衝突冷却用管16eの第1の区間32e及び第2の区間34eが具体的にはラジアル方向48において互いに対して密着した状態で内側プラットフォーム20′の翼面において終端している点において、図7に表わす実施例は、図1及び図2に表わす実施例と相違する。結論として、第1の区間32e及び第2の区間34eの第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′は、内側プラットフォーム20′を通じて延在しておらず、内側プラットフォーム20′は、第1の区間32e及び第2の区間34e又は第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′を密閉している。従って、内側プラットフォーム20′の第2の冷却チャンバ24′に流入する冷却媒体52は、第2の区間34eに供給されない。冷却媒体52のための出口を設けることによって第2の冷却チャンバ24′から流出させるために、第2の冷却チャンバ24′は出口開口部92を備えている。
図8は、代替的な衝突冷却用管16fを具備する、図1及び図2に表わすタービン組立体に類似するタービン組立体10fの断面図である。図8に表わす実施例は、衝突冷却用管16fの第1の区間32fが内側プラットフォーム20′の翼面において終端している点において、図1及び図2に表わす実施例と相違する。従って、第1の区間32fの第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′が、内側プラットフォーム20′を通じて延在しておらず、内側プラットフォーム20′が、第1の区間32f又は第2のラジアル方向端部すなわち第2の長手方向端部66′を密閉している。さらに、第2の区間34fは、外側プラットフォーム20の翼面において終端しているので、第2の区間34fの第1のラジアル方向端部すなわち第1の長手方向端部66は、外側プラットフォーム20を通じて延在しておらず、外側プラットフォーム20が、第1の区間32f又は第1のラジアル方向端部すなわち第1の長手方向端部66を密閉している。従って、外側プラットフォーム20の第1の冷却チャンバ24に流入する冷却媒体52は、第2の区間34fに供給されない。冷却媒体52のための出口を設けることによって第1の冷却チャンバ24から流出させるために、第1の冷却チャンバ24は出口開口部92を備えている。
衝突冷却用管16c,16d,16e,16f又はそのベース本体60c,60d,60e,60fについての図5〜図8に表わす上述の実施例はそれぞれ、2つの区間32c,32d,32e,32f,34c,34d,34e,34fを具備する一体の管として、又は2つの別々の部品44,46を具備する装置として構成されている場合がある。
“ラジアル”方向が、―回転物が回転する回転軸線を具備するガスタービンエンジンにタービン組立体が組み込まれた場合における―当該回転軸線に対して垂直に且つ当該回転軸線に対するラジアル方向に延在している方向を意味することに留意すべきである。
本発明は、2つの別々の衝突冷却用管が別個に据付可能とされ且つ中空構造を具備する翼に組み込まれた場合に特に優位である。さらに、本発明は、異なる冷却流体を別々の衝突冷却用管に供給する場合に優位である。特に、プラットフォームの後面を冷却するために、プラットフォームに対して平行とされる衝突冷却プレートを貫通する開口部が後方の衝突冷却用管に穿孔されているので、後方の衝突冷却用管による供給が実現される。さらに、特に、プラットフォームの後面を冷却するために、プラットフォームに対して平行とされる衝突冷却プレートを貫通する開口部が前方の衝突冷却用管に穿孔されていないので、前方の衝突冷却用管による供給が実現される。特に前方の衝突冷却用管は、プラットフォームの衝突冷却プレート及びプラットフォームの後面によって形成されているキャビティ内において始端及び/又は終端している場合がある。
さらなる実施例では、後方の冷却衝突用管を複数の後方の衝突冷却用管に置き換えることができる。
本発明について、好ましい実施例を介して詳細に図示及び説明したが、本発明は、上述の実施例に限定される訳ではない。そして、当業者であれば、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、他の変形例を想到することができる。
10 タービン組立体
12 翼
14 キャビティ
16 衝突冷却用管
16a 衝突冷却用管
18 (キャビティ14の)内面
20 外側プラットフォーム
20′ 内側プラットフォーム
22 ラジアル方向端部
22′ ラジアル方向端部
24 第1の冷却チャンバ
24′ 第2の冷却チャンバ
26 第1のラジアル方向端部
26′ 第1のラジアル方向端部
28 第2のラジアル方向端部
28′ 第2のラジアル方向端部
30 第1のカバープレート
30′ 第2のカバープレート
32 (衝突冷却用管16の)第1の区間
34 (衝突冷却用管16の)第2の区間
36 (翼12の)翼長方向
38 (翼12の)先縁部
40 (翼12の)後縁部
42 (翼12の)翼長
44 先方部品
46 後方部品
48 (翼12の)長さ方向(ラジアル方向)延長部分
50 開口部
50′ 開口部
52 冷却媒体
54 出口開口部
56 (冷却媒体52の)第1の流れ
58 (冷却媒体52の)第2の流れ
60 ベース本体
62 長手方向延長部分(長さ方向延長部分)
64 (第1の区間32の)長さ
66 第1のラジアル方向端部(第1の長手方向端部)
66′ 第2のラジアル方向端部(第2の長手方向端部)
68 (翼12の)アキシアル方向
70 衝突冷却領域
72 ピンフィン冷却領域/台座冷却領域
74 衝突冷却用穴
76 (翼12の)ケーシング
78 (衝突冷却用管16の)外面
80 スペーサ
82 流路
84 圧縮機排出流れ
86 プラットフォーム冷却流れ
88 衝突冷却用穴
90 空間
92 出口開口部

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのキャビティ(14)を有している基本的に中空構造の翼(12)を備えているタービン組立体(10,10b〜10f)であって、
    前記キャビティ(14)が、
    前記中空構造の翼(12)の前記キャビティ(14)の内部に挿入可能とされ、前記キャビティ(14)の少なくとも内面(18)を衝突冷却するために利用される少なくとも1つの衝突冷却用管(16,16a〜16f)と、
    前記中空構造の翼(12)のラジアル方向端部(22,22′)に配置されている少なくとも1つのプラットフォーム(20,20′)と、
    少なくとも1つの前記プラットフォーム(20,20′)を冷却するために利用され、前記中空構造の翼(12)に対して前記プラットフォーム(20,20′)の反対側に配置されている少なくとも1つの冷却チャンバ(24,24′)と、
    を備えている、前記タービン組立体(10,10b〜10f)において、
    前記冷却チャンバ(24,24′)が、前記プラットフォーム(20,20′)によって第1のラジアル方向端部(26,26′)において制限されており、及び、少なくとも1つのカバープレート(30,30′)によって反対側の第2のラジアル方向端部(28,28′)において制限されており、
    前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)が、先方部品(44)及び後方部品(46)から形成されており、
    前記先方部品(44)が、前記中空構造の翼(12)の先縁部(38)に向かって配置されており、前記後方部品(46)が、前記先縁部(38)から後縁部(40)に向かう方向で見ると前記先方部品(44)の下流に配置されており、
    前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)の前記先方部品(44)が、翼長方向(36)において前記冷却チャンバ(24,24′)を通じて前記プラットフォーム(20,20′)から前記カバープレート(30,30′)に至るまで少なくとも全体に亘って延在しており、
    前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)の前記後方部品(46)が、前記翼長方向(36)において前記プラットフォーム(20,20′)で終端していることを特徴とするタービン組立体。
  2. 前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)の前記先方部品(44)が、前記カバープレート(30,30′)において密閉状態で終端していることを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン組立体。
  3. 前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)が、前記中空構造の翼(12)の翼長(42)の略全体を通じて延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載のタービン組立体。
  4. 前記タービン組立体(10,10b〜10f)が、少なくとも1つのさらなるプラットフォーム(20′)を備えており、
    前記プラットフォーム(20)と前記少なくとも1つのさらなるプラットフォーム(20′)とが、前記中空構造の翼(12)の反対側のラジアル方向端部(22,22′)に配置されており、
    前記衝突冷却用管(16,16a,16b,16d,16e)の前記先方部品(44)及び前記後方部品(46)の両方が、特にラジアル方向(48)において互いに対して密着した状態で、前記少なくとも1つのさらなるプラットフォーム(20′)において終端していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のタービン組立体。
  5. 前記後縁部(40)が、前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)の前記冷却チャンバ(24,24′)からの流れと前記先方部品(44)からの流れと前記後方部品(46)からの流れとが合流した冷却媒体(52)の流れを前記中空構造の翼(12)から流出させるための、出口開口部(54)を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のタービン組立体。
  6. 前記中空構造の翼(12)が、タービンブレード又はタービンベーンであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のタービン組立体。
  7. 前記衝突冷却用管(16b)の前記先方部品(44)及び前記後方部品(46)が、前記先方部品(44)と前記後方部品(46)との間において冷却媒体(52)を流通させるための対応する開口部(50,50)を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のタービン組立体。
  8. 前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)の前記先方部品(44)に供給される冷却媒体(52)の第1の流れ(56)によって、及び、最初に前記冷却チャンバ(24,24′)に、その後に前記衝突冷却用管(16,16a〜16f)の前記後方部品(46)に引き続き供給される前記冷却媒体(52)の第2の流れ(58)によって冷却されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のタービン組立体。
  9. 前記先方部品(44)と前記後方部品(46)とが、アキシアル方向(68)において隣り合って配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のタービン組立体。
  10. 複数のタービン組立体(10,10b−10f)を備えているガスタービンエンジンにおいて、
    前記複数のタービン組立体(10,10b−10f)のうち少なくとも1つのタービン組立体が、請求項に従って配置されていることを特徴とするガスタービンエンジン。
JP2014555952A 2012-02-09 2012-11-22 タービン組立体、並びに、対応する衝突冷却管及びガスタービンエンジン Active JP6026563B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP12154722.8 2012-02-09
EP12154722.8A EP2626519A1 (en) 2012-02-09 2012-02-09 Turbine assembly, corresponding impingement cooling tube and gas turbine engine
PCT/EP2012/073352 WO2013117258A1 (en) 2012-02-09 2012-11-22 Turbine assembly, corresponding impingement cooling tube and gas turbine engine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015507128A true JP2015507128A (ja) 2015-03-05
JP6026563B2 JP6026563B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=47324092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014555952A Active JP6026563B2 (ja) 2012-02-09 2012-11-22 タービン組立体、並びに、対応する衝突冷却管及びガスタービンエンジン

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10012093B2 (ja)
EP (2) EP2626519A1 (ja)
JP (1) JP6026563B2 (ja)
CN (1) CN104169530B (ja)
RU (1) RU2587032C2 (ja)
WO (1) WO2013117258A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137857A (ja) * 2016-01-11 2017-08-10 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 冷却式ノズルセグメントを備えたガスタービンエンジン
WO2023095721A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 三菱重工業株式会社 タービン静翼

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3047111B1 (en) 2013-09-18 2020-05-06 United Technologies Corporation Component for a gas turbine engine, corresponding gas turbine engine and method of cooling
WO2015112227A2 (en) 2013-11-12 2015-07-30 United Technologies Corporation Multiple injector holes for gas turbine engine vane
EP2990607A1 (en) * 2014-08-28 2016-03-02 Siemens Aktiengesellschaft Cooling concept for turbine blades or vanes
GB2530763A (en) * 2014-10-01 2016-04-06 Rolls Royce Plc A heat shield
WO2016178689A1 (en) * 2015-05-07 2016-11-10 Siemens Aktiengesellschaft Turbine airfoil with internal cooling channels
EP3112592B1 (en) * 2015-07-02 2019-06-19 Ansaldo Energia Switzerland AG Gas turbine blade
DE102015111843A1 (de) * 2015-07-21 2017-01-26 Rolls-Royce Deutschland Ltd & Co Kg Turbine mit gekühlten Turbinenleitschaufeln
US11230935B2 (en) * 2015-09-18 2022-01-25 General Electric Company Stator component cooling
EP3176371A1 (en) 2015-12-03 2017-06-07 Siemens Aktiengesellschaft Component for a fluid flow engine and method
US20170234154A1 (en) * 2016-02-16 2017-08-17 James P Downs Turbine stator vane with closed-loop sequential impingement cooling insert
US10428660B2 (en) * 2017-01-31 2019-10-01 United Technologies Corporation Hybrid airfoil cooling
FR3062675B1 (fr) * 2017-02-07 2021-01-15 Safran Helicopter Engines Aube haute pression ventilee de turbine d'helicoptere comprenant un conduit amont et une cavite centrale de refroidissement
GB2559739A (en) * 2017-02-15 2018-08-22 Rolls Royce Plc Stator vane section
KR101873156B1 (ko) * 2017-04-12 2018-06-29 두산중공업 주식회사 터빈 베인 및 이를 포함하는 가스 터빈
US10513947B2 (en) * 2017-06-05 2019-12-24 United Technologies Corporation Adjustable flow split platform cooling for gas turbine engine
US10655496B2 (en) 2017-12-22 2020-05-19 United Technologies Corporation Platform flow turning elements for gas turbine engine components
US10415428B2 (en) * 2018-01-31 2019-09-17 United Technologies Corporation Dual cavity baffle
US10787912B2 (en) * 2018-04-25 2020-09-29 Raytheon Technologies Corporation Spiral cavities for gas turbine engine components
US11365635B2 (en) * 2019-05-17 2022-06-21 Raytheon Technologies Corporation CMC component with integral cooling channels and method of manufacture
EP4001593B1 (en) * 2020-11-13 2023-12-20 Doosan Enerbility Co., Ltd. A gas turbine vane comprising an impingement cooled inner shroud
US11499443B2 (en) * 2020-12-21 2022-11-15 Raytheon Technologies Corporation Ceramic wall seal interface cooling
CN112943384A (zh) * 2021-05-14 2021-06-11 成都中科翼能科技有限公司 一种用于涡轮导向叶片的冷气导管结构
US11952918B2 (en) * 2022-07-20 2024-04-09 Ge Infrastructure Technology Llc Cooling circuit for a stator vane braze joint
US11767766B1 (en) * 2022-07-29 2023-09-26 General Electric Company Turbomachine airfoil having impingement cooling passages

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826086B1 (ja) * 1969-12-01 1973-08-06
JPH0610704A (ja) * 1992-04-27 1994-01-18 General Electric Co <Ge> エアホイル装置
JPH11132005A (ja) * 1997-10-28 1999-05-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン静翼
JP2004257392A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 General Electric Co <Ge> 二分割空洞を有する単一の中空ベーンを備えたガスタービンエンジンのタービンノズルセグメント
JP2011043118A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Ihi Corp タービン用冷却構造及びタービン
JP5107463B2 (ja) * 2009-05-11 2012-12-26 三菱重工業株式会社 タービン静翼およびガスタービン

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3540810A (en) 1966-03-17 1970-11-17 Gen Electric Slanted partition for hollow airfoil vane insert
US3891348A (en) * 1972-04-24 1975-06-24 Gen Electric Turbine blade with increased film cooling
GB1587401A (en) * 1973-11-15 1981-04-01 Rolls Royce Hollow cooled vane for a gas turbine engine
US4288201A (en) 1979-09-14 1981-09-08 United Technologies Corporation Vane cooling structure
JP3142850B2 (ja) * 1989-03-13 2001-03-07 株式会社東芝 タービンの冷却翼および複合発電プラント
FR2681095B1 (fr) * 1991-09-05 1993-11-19 Snecma Distributeur de turbine carene.
FR2692318B1 (fr) 1992-06-11 1994-08-19 Snecma Aubage fixe de distribution des gaz chauds d'une turbo-machine.
RU2056505C1 (ru) * 1992-07-10 1996-03-20 Андреев Валерий Евгеньевич Сопловая лопатка газовой турбины
US5634766A (en) * 1994-08-23 1997-06-03 General Electric Co. Turbine stator vane segments having combined air and steam cooling circuits
US5591002A (en) * 1994-08-23 1997-01-07 General Electric Co. Closed or open air cooling circuits for nozzle segments with wheelspace purge
US5645397A (en) 1995-10-10 1997-07-08 United Technologies Corporation Turbine vane assembly with multiple passage cooled vanes
JP2971386B2 (ja) 1996-01-08 1999-11-02 三菱重工業株式会社 ガスタービン静翼
US5630700A (en) * 1996-04-26 1997-05-20 General Electric Company Floating vane turbine nozzle
US5829245A (en) * 1996-12-31 1998-11-03 Westinghouse Electric Corporation Cooling system for gas turbine vane
US5762471A (en) * 1997-04-04 1998-06-09 General Electric Company turbine stator vane segments having leading edge impingement cooling circuits
JP3316415B2 (ja) 1997-05-01 2002-08-19 三菱重工業株式会社 ガスタービン冷却静翼
JP3897402B2 (ja) 1997-06-13 2007-03-22 三菱重工業株式会社 ガスタービン静翼インサート挿入構造及び方法
CA2263576C (en) * 1998-01-20 2003-08-05 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Stationary blade of gas turbine
US6019572A (en) * 1998-08-06 2000-02-01 Siemens Westinghouse Power Corporation Gas turbine row #1 steam cooled vane
DE60021487T2 (de) * 1999-07-16 2006-05-18 General Electric Co. Vorgespannte Gasturbinenleitschaufel
US6283708B1 (en) * 1999-12-03 2001-09-04 United Technologies Corporation Coolable vane or blade for a turbomachine
US6416275B1 (en) * 2001-05-30 2002-07-09 Gary Michael Itzel Recessed impingement insert metering plate for gas turbine nozzles
US6561757B2 (en) * 2001-08-03 2003-05-13 General Electric Company Turbine vane segment and impingement insert configuration for fail-safe impingement insert retention
US6932568B2 (en) * 2003-02-27 2005-08-23 General Electric Company Turbine nozzle segment cantilevered mount
RU2267616C1 (ru) * 2004-05-21 2006-01-10 Федеральное государственное унитарное предприятие "Центральный институт авиационного моторостроения им. П.И. Баранова" Охлаждаемая лопатка турбины
US7921654B1 (en) * 2007-09-07 2011-04-12 Florida Turbine Technologies, Inc. Cooled turbine stator vane

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826086B1 (ja) * 1969-12-01 1973-08-06
JPH0610704A (ja) * 1992-04-27 1994-01-18 General Electric Co <Ge> エアホイル装置
JPH11132005A (ja) * 1997-10-28 1999-05-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン静翼
JP2004257392A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 General Electric Co <Ge> 二分割空洞を有する単一の中空ベーンを備えたガスタービンエンジンのタービンノズルセグメント
JP5107463B2 (ja) * 2009-05-11 2012-12-26 三菱重工業株式会社 タービン静翼およびガスタービン
JP2011043118A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Ihi Corp タービン用冷却構造及びタービン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137857A (ja) * 2016-01-11 2017-08-10 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 冷却式ノズルセグメントを備えたガスタービンエンジン
WO2023095721A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 三菱重工業株式会社 タービン静翼

Also Published As

Publication number Publication date
US10012093B2 (en) 2018-07-03
EP2626519A1 (en) 2013-08-14
EP2812539B1 (en) 2016-06-15
RU2014132847A (ru) 2016-03-27
CN104169530B (zh) 2018-09-14
EP2812539A1 (en) 2014-12-17
CN104169530A (zh) 2014-11-26
WO2013117258A1 (en) 2013-08-15
RU2587032C2 (ru) 2016-06-10
JP6026563B2 (ja) 2016-11-16
US20150030461A1 (en) 2015-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6026563B2 (ja) タービン組立体、並びに、対応する衝突冷却管及びガスタービンエンジン
RU2671251C2 (ru) Принцип охлаждения для лопаток или направляющих лопаток турбины
JP6266231B2 (ja) タービンロータブレード先端における冷却構造
KR101852290B1 (ko) 터빈 정익, 터빈, 및 터빈 정익의 개조 방법
JP5947519B2 (ja) タービンロータブレードのプラットフォーム領域を冷却するための装置及び方法
ES2386146T3 (es) Anillo de turbina
JP6594525B2 (ja) 部分的にシールされた半径方向通路を備える流れ押退け特徴を有するタービン翼
US20100284800A1 (en) Turbine nozzle with sidewall cooling plenum
US10494939B2 (en) Air shredder insert
US6468031B1 (en) Nozzle cavity impingement/area reduction insert
US9188011B2 (en) Blade for a gas turbine, method for manufacturing a turbine blade, and gas turbine with a blade
US20130302167A1 (en) Near-Wall Serpentine Cooled Turbine Airfoil
JPH02233802A (ja) 冷却式タービン羽根
KR20010098379A (ko) 고정자 베인 세그먼트 및 터빈 베인 세그먼트
US9982543B2 (en) Partial cavity baffles for airfoils in gas turbine engines
EP3181823B1 (en) Method and apparatus for cooling gas turbine engine airfoil
CN108868898A (zh) 用于冷却涡轮发动机的翼型件顶端的设备和方法
US20130011238A1 (en) Cooled ring segment
KR20180021872A (ko) 정익, 및 이것을 구비하고 있는 가스 터빈
WO2017033920A1 (ja) タービン動翼、及び、ガスタービン
JP6650071B2 (ja) 中央体温度制御のための独立した冷却回路を備えたタービン翼
EP2917494B1 (en) Blade for a turbomachine
JP6685425B2 (ja) 後縁骨組み特徴を備えるタービン翼
WO2017033726A1 (ja) タービン動翼、及び、ガスタービン
US20190301286A1 (en) Airfoils for gas turbine engines

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141205

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6026563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250