JP2015506773A - 眼科用製剤の封入吐出器具 - Google Patents

眼科用製剤の封入吐出器具 Download PDF

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Abstract

流動体、半流動体、懸濁液、乳濁液又は油性溶液等の眼科用製剤の液滴の封入吐出器具であって、吐出用付属品(7)であって、前記吐出用付属品(7)に負荷が加えられると製剤を通過させることができるが、前記吐出用付属品(7)が弛緩しても外部の空気が逆方向に動かないような高分子弾性体材料からなる第一弁膜(5)を有する前記吐出用付属品(7)を備え、前記第一弁膜(5)はパリレンからなる層で被覆されていることを特徴とする器具。【選択図】なし

Description

本発明は、流動体、半流動体、乳濁液又は油性溶液等の眼科用製剤の液滴の封入吐出器具(un dispositif de conditionnement et de distribution)に関する。
従来型の構造の封入吐出器具であって、投与の形態若しくは液滴又は他の形態で製剤を封入しかつ吐出することのでき、かつ防腐剤を加えることなく、その使用期間全体にわたり、その清浄な状態又はその無菌状態を保持することのできる器具がある。
このような器具は、特に医薬品、化粧品及び食品の分野において、またさらにとりわけ眼科分野において用いられている。
眼科の分野における、この種の器具の大多数では、親指及び人差し指の間で製剤を包含しているビンを押し潰すことで、製剤を一滴又は二滴以上送り込むことが行われる。
大部分の点眼液はその機能(眼の状態、瘢痕形成、水分過剰を治療する)に関わらず、眼に直接投与するために液滴を調節するためのノズルを備えるポリエチレンの包装ビンに詰めて販売される。
この種のあらゆるビンでは、微生物の増殖を防止なければならないという問題が持ち上がり、また液滴を投与した時に、患者の眼の微生物の混入を引き起こすリスクを有する
この対策として、溶液に対する混和物として添加した抗菌性防腐剤を用いることが一般的である。しかし、このような薬剤、例えば塩化ベンザルコニウムは、目に対して刺激が強いという大きな欠点を有する。
防腐剤の使用を避け、かつその使用の間、製剤の滅菌性を保持するために、ビンにまつわるいくつかの解決手段が開発されてきた、あるいは開発中である。
上記の解決手段では、抗菌性濾過器、若しくは球及びバネからなる弁を備える系、若しくは抗菌性素材、又は特に高分子弾性体の弁を利用している。
文献FR2873358には、製剤が柔軟性のあるノズルから排出される器具であって、容器がノズルに密着している器具が記載されている。柔軟性のあるノズルは定量チャンバーと呼ばれる小さな液溜め形状をしており、2つの戻らない弁の間に位置する。第一弁膜は液溜め又は投薬ビンと同じ位置にあり、かつ定量チャンバーの方向に開く。第二弁膜は液溜めの後方に位置し、かつノズルの吐出端の方向に開く。定量チャンバーと同じ位置にある、柔軟性のあるノズルの壁を押し潰すことで圧力が作用し、液が第二弁膜を通って器具の開口に向けて排出される。押し潰す圧力が緩和されると、第二弁膜が閉じる一方で、定量チャンバーが新しく分取された製剤で満たされることで、定量チャンバーはその柔軟性によりその最初の形態に戻り、かつ第一弁膜が開く。器具は空気取り込み濾過器と相当するに弁も備えている。これらの弁はケイ素樹脂製である。
この後者の解決手段では、製薬に利用できると知られているそれらの特性(薬局方に収載されている材料)ゆえに、ケイ素樹脂高分子弾性体をよく利用している。
プロスタグランジン類縁体はもっぱら緑内障の治療のための眼科学において用いられる薬物である。緑内障ではしばしば眼球内の圧力(眼圧、IOP)が非常に高くなることがある。
プロスタグランジンにより、特にぶどう膜強膜流出(flux uveoscleral)によって水性の体液が容易に流れるようになる。研究により局所的にこの効果を再発させる分子が分かった。これらの薬物は1996年に初めて販売された。ラタノプロスト(ファイザーのキサラタン(登録商標))は緑内障の治療のために開発された最初のプロスタグランジンであったが、毎日就寝時刻に外用することでIOPを低下させる効果を高めるものである。一般的に日中、水性の体液の大部分は繊維柱帯を通って流れ、少量がぶどう膜強膜路(voie uveosclerale)を通じて流れる。しかしながら、夜の間はほとんど、ぶどう膜強膜路が使われる。ラタノプロストは少量でも長時間、ぶどう膜強膜路を通じた排出を増加させるので、一日に一回外用するだけでよい。
同一の区分の同種のプロスタグランジン製剤として、トラボプロスト(アルコンのトラバタン(登録商標))、ビマトプロスト(アラーガンのルミガン(登録商標))及びタフルプロスト(参天製薬のタフロタン(登録商標))がある。
文献FR873358に記載されるような、封入吐出器具中では、眼科用製剤であってプロスタグランジンの同位体を含有するものは不安定であることが留意されてきた。特にその組成が著しく変化し、プロスタグランジン類縁体の濃度は減少する。
仏国特許出願公開第2873358号明細書
従来技術において、プロスタグランジン類縁体を含有する眼科用製剤の液滴の封入吐出器具はみられなかった。
特に従来技術において、防腐剤を添加して製剤の滅菌性を確保することなく、プロスタグランジン類縁体を含有する眼科用製剤の液滴の封入吐出器具はみられなかった。
上記のような製剤に対して、その安定性を確保するような器具はなかった。
本発明の全体的な提示
本発明の目的は眼科用製剤の封入吐出器具のための吐出用付属品を提供することであり。ここで眼科用製剤は特に緑内障に対する治療の範囲内にあるものである。また眼科用製剤はプロスタグランジン類縁体を含有する。また眼科用製剤はコルチコイド又は眼科用製剤は非ステロイド系抗炎症剤を含有する。かかる器具は眼科用製剤の液滴であって清潔で滅菌された液滴を頻繁にかつ繰り返し分注することができる。かかる器具は、より良好な製剤容器である。
このようにして、眼科用製剤の液滴の封入吐出器具が提供される。かかる眼科用製剤は流動体、半流動体、懸濁液、乳濁液又は油性溶液等である。かかる器具は、吐出用付属品であって、吐出用付属品に負荷が加えられると製剤を通過させることができるが、吐出用付属品が弛緩しても外部の空気が逆方向に動かないような高分子弾性体材料からなる第一弁膜を有するものを備える。第一弁膜はパリレンからなる層で被覆されていることを特徴とする。
本発明はさらに以下の特徴で補完することができ、かかる特徴は一つだけでもよく、また技術的に可能であれば、それらをいかに組み合わせてもよい:
− 製剤の封入吐出器具であって、吐出用付属品は容器に装着されており、さらに第一弁膜により製剤の容器からの排出を行えるが、吐出用付属品が弛緩しても外部の空気が容器内に進入しないもの、
− 製剤の一部又は所定の分量を吐出した後の、容器に進入する空気の再生又は濾過のための組立品であって、高分子弾性体材料からなる第二弁膜であって、パリレンからなる層で被覆されており、吐出用付属品が緩むと外部の空気が上述の容器に進入するが、吐出用付属品に負荷が加えられても製剤又は実質的に容器内に包含される空気が排出されないものを備えるもの、
− 第二弁膜は以下を有する形態を備える:
○ 実質的に平坦で二面を有する環形状であって、第一面は容器の内部を向いており、外縁を有し、かつ
○ 環形状の中央領域であって、所定の内径をもって規定された領域上に延在する突起部であって、環形状に係合し、かつ環形状の両側において環形状に対して垂直に延在するもの、
− 第一弁膜は以下を有する帽子(chapeau)形状を備える:
○ 中央の筒形状、及び
○ 外縁円周突起部、
− 第一及び第二弁膜は全体として実質的に平坦な環形状であって、外縁を有し、かつ以下のようにして製剤を通過させるのに適した環形状であり:
○ 中央領域の位置において変形し、弁膜の外縁は裏側から負荷された力により位置を保持される、又は
○ 外縁が変形し、弁膜の中央領域は裏側から負荷された力により位置を保持される、
− 中央領域と外縁との間で第一及び/又は第二弁膜の厚みが大きくなり、
− 第一及び/又は第二弁膜は無負荷時に曲線形状を有し、かつ/または一以上の角を有し、
− 第一及び/又は第二弁膜の形状は、第一及び/又は第二弁膜の各表面のうちの少なくとも一面の上方に突出する一以上の円周突起部を有するものであり、
− 第一弁膜は実質的に平坦な環形状を有し、以下の通り規定される:
○ 内径が5から10mmの間でありかつ
○ 外径が11から20mmの間であり、かかる外径の部分は0.25から2.5mmの間の厚さを有し、
− 第一及び/又は第二弁膜の高分子弾性体の材料はケイ素樹脂であり、
− 第一及び/又は第二弁膜の高分子弾性体の材料はポリオレフィン系の熱可塑性高分子弾性体、若しくはスチレン系熱可塑性高分子弾性体、又は熱可塑性ポリウレタンであり、
− 吐出用付属品は較正された液滴を吐出する付属品であり、以下を備える:
○ 負荷がかかると製剤を吐出する柔軟膜、
○ 製剤の定量チャンバーであって少なくとも以下により規定されるもの:
●剛体コアの外周の第一部位、及び
●弾性変形する柔軟膜の部位であって第一部位と対向し、柔軟膜は剛体コアの周囲まで延在し、第一弁膜は高分子弾性体材料からなることで柔軟膜に負荷が加えられると製剤を定量チャンバーの中に通すが、柔軟膜が弛緩しても反対方向には外気を通さないもの、
− 柔軟膜の形状保持手段であって、剛体コアの外周の第二部位の少なくとも一つに関して、以下を備える形状保持手段:
○ 柔軟膜に取り付けられかつ剛体コアの外周の第二部位に対向するように延在する一以上の剛体部材であって、柔軟膜と剛体コアの外周の第二部位との間に位置する剛体部材、若しくは
○ 柔軟膜の一部に取り付けられかつ剛体コアの外周の第二部位の反対側に延在する剛体部材であって、柔軟膜の一部は剛体部材と剛体コアの外周の第二部位との間に位置するもの、又は
○ 接着又は溶接による前記剛体コアの前記外周の前記第二部位の表面に対する前記柔軟膜の組み付け、
− 定量チャンバーは全体として台形形状の断面を有し、かつ/又は
− 定量チャンバーを規定している柔軟膜の一部は全体として角柱状の部分であり、二つの端部を備え、各端部はより厚みの小さい領域を有する。
本発明はまた眼科用製剤の較正された液滴の封入吐出器具の使用に関する。かかる眼科用製剤は特にプロスタグランジン類縁体、コルチコイド又は非ステロイド系抗炎症剤を含有する。
本発明はさらに上記器具の製造方法に関連し、以下の工程を備える:
− 高分子弾性体からなる第一及び/又は第二弁膜を成型する工程、
− 高分子弾性体からなる第一及び/又は第二弁膜をパリレンで処理しその表面をパリレンの被膜で被覆するする工程、
− 得られた第一及び/又は第二弁膜を器具に取り付ける工程。
器具の縦断面図 器具の縦断面図 中央部材の三次元図 柔軟膜の三次元図 柔軟膜の縦断面図 柔軟膜の縦断面図 外側部材の三次元図 外側部材の縦断面図 器具の部分縦断面図 吐出用付属品の部分縦断面図 柔軟膜の断面図(a)及び吐出用付属品の断面図(b) 定量チャンバーの変形を示す図解 定量チャンバーへの充填の模式図 第一弁膜の模式図 第二弁膜の模式図 クロマトグラフィー分析の結果 クロマトグラフィー分析の結果
図面の提示
本発明の特徴及び長所は以下の実施形態の記載により明らかになる。添付した図面において:
図1a及び1bはそれぞれ眼科用製剤の封入吐出器具であって、本発明に係る吐出用付属品を備えるものの第1又は第2実施形態の縦断面図である;
図2は図1a及び1bの吐出用付属品の剛体コアを成している中央部材の三次元図である;
図3a及び3bはそれぞれ吐出用付属品の柔軟膜の三次元図であって、本発明に係る器具の第1又は第2実施形態を説明するものである;
図4a及び4bはそれぞれ、図3a及び3bの柔軟膜の縦断面図である;
図5は第二剛体部材を成している外側部材の三次元図であって、本発明に係る器具の第1実施形態を説明するものである;
図6aは図5の外側部材の縦断面図である;
図6bは第二剛体部材を成している外側部材の縦断面図であって、本発明に係る器具の第2実施形態を説明するものである;
図7は本発明に係る器具の第2実施形態の変形を説明するための部分縦断面図である;
図8は吐出用付属品の部分縦断面図であって、本発明に係る第3実施形態を説明するものである;
図9aは定量チャンバーの位置における、図3aの柔軟膜の断面図である;
図9bは吐出用付属品の断面図であって、本発明に係る器具の第2実施形態を説明するものである;
図10aから10cは吐出用付属品の定量チャンバーの変形を示す図解であって、本発明に係る器具を説明するものである;
図11aから11cは吐出用付属品の定量チャンバーへの充填に係る実施形態の変形のいくつかを模式的に説明するものであって、本発明に係る器具を説明するものである;
図12aから12hは第一弁膜にかかる実施形態の変形のいくつかを模式的に説明するものであって、本発明に係る器具を説明するものである;
図13aから13gは第二弁膜にかかる実施形態の変形のいくつかを模式的に説明するものであって、本発明に係る器具を説明するものである;
図14aから14c及び15aから15cは従来技術に係る弁及び本発明に係る器具を説明する弁におけるクロマトグラフィー分析の結果を説明するものである。
本発明の説明
器具の実施形態の説明のための例示
図1a及び1bを参照しつつ、吐出用付属品7を備える眼科用製剤の封入吐出器具1について述べる。図1a及び1bはそれぞれ器具の第1及び第2実施形態を説明するものである。これら二つの実施形態の特徴は組み合わせることができる。
封入吐出器具1は容器8を備える。容器8において、その端部の一方は空気の取込濾過手段を備える底部4によって閉じられている。これらの取込濾過手段が容器8内の空間に空気を導くことで係る空間に最初に包含されている製剤が吐出される。取り込んだ空気が濾過されることで、容器8内の空間に残った製剤は清浄にかつ滅菌された状態で保たれる。
例えば文献FR2772007にはかかる手段についてより詳細に記述されている。
容器8は底部4を備える端部と反対の端部に開口と、かかる開口を塞ぐ吐出用付属品7とを有する。第1及び第2実施形態にかかる吐出用付属品7のそれぞれが図1a及び1bに表されている。それぞれの吐出用付属品7は剛体コア6を成している中央部材と、一以上の突出部を有する第二剛体部材10と、第一弁膜5とを備え、中央部材と同軸を有する柔軟膜20が中央部材に密着している。取り外し可能な係止具2を加えて封入吐出器具1が完成する。器具1を使用しない時は係止具2にて吐出用付属品7を覆うことでこれを保護することができる。
三次元の図2に示す剛体コア6は長手方向に延在し、かつ一方の端部に基部65を備える。基部65が上記の容器8の開口にきつく取り付けられたときに基部65は容器8内の空間に向かって開口している。肩部66は基部65と第一部分63とに結合する。肩部66は環状凹部を備え、凹部の底部には貫通する開孔64が設けられている。ここでは開孔64は4個あり、円周上に均等配置されている。開孔64の数及び形状は変更してもよく、眼科用製剤が容器8内に蓄えられ、吐出用付属品7によって吐出されるのに適するものとしてもよい。開孔64は基部65を境にしてその内部と外部との間の流路を成している。第一部分63は第二部分62まで長手方向に延在し、第二部分62の断面は第一部分63の断面よりも小さい。第二部分62は基部65に対する剛体コア6の反対端61まで長手方向に延在している。
柔軟膜の例示
第1実施形態に係る柔軟膜20を三次元図に係る図3a及び断面図に係る図4aに示す。柔軟膜20は実質的に筒形状を成しており、端部25及び端部24の間で長手方向に伸びている。柔軟膜20は筒形状と同軸上に中空部23を備え、中空部23は二つの端部24及び25の間で長手方向に伸びている。
柔軟膜20は分量膜と称する一以上のチャンバー22を備える。チャンバー22は端部25から概ね前半分まで伸びている。チャンバー22は膜の壁の厚み方向に設けられかつ中空部23に向かって開口している。かかる定量チャンバー22と反対側に、中空部23は表面231を有する。
図9を参照すると、定量チャンバー22は、断面において、全体として台形形状を有し、その小さい方の底辺は中空部23中で開口を成しており、開口は中空部23の外周の第一部位に沿って伸びている。対向する表面231は中空部23の外周の第二部位に延在しており、第二部位は上記中空部23の外周の第一部位と相補している。
柔軟膜の部位21によって定量チャンバー22の軸から遠い側の範囲が定められている。かかる部位21は全体として角柱形状の部分を成している。部位21は弾性変形し、その両端部はより厚みの小さい領域211、212を備える。このようにして、部位21が押されることで角柱部分が定量チャンバー22内を準縦方向に押しのけ、負荷された力を逃がす。かかる力とは、容器8内の空間に蓄えられた製剤の液滴又は所定分量を分注するために器具が用いられた時に負荷されるものである。
第2実施形態に係る柔軟膜20を三次元図に係る図3b、断面図に係る図4bに示す。第1実施形態に係る柔軟膜と異なり、直径方向の両端に位置する各定量チャンバー22を備える。第二剛体部材10は柔軟膜20中に位置し、装着されると、剛体コア6上と第二部材10上とで嵌合する。柔軟膜20は第二部材10の中間部108を覆う裾部213を備える。これにより突出部101は柔軟膜20と、剛体コア6の第二部分62の一部との間に挟まれる。柔軟膜20は突出部101の外表面上に接着又は溶接され、使用中に変形できないようにされる。
また、領域211と212の間において、中空部23の直径は領域211及び端部24の間よりも大きい。このため定量チャンバー22に相当する領域は中空部23に包含される。第1実施形態と同様、定量チャンバー22は部位21によって、かつ第二部分62の一部によって常に限定される。しかしながら、定量チャンバーから長手方向に延在する他の二つの壁は、第二剛体部材10上の二つの突出部101の側壁の一部によって構成されている。
第二剛体部材の例示
図5及び6aに示す第1実施形態に係る第二剛体部材10は、第一端部の位置に基部104を備えており、基部104はかかる第一端部側に開口を有する。長手方向において中空の中間部108はかかる基部104上に位置しており、肩部107によって基部104と結合している。各定量チャンバー22につき、肩部107は、その内側面に、基部104の内部に向かって開口している凹部106を備え、また凹部106は中間部108の内壁109上に設けられた管路105内に末端を有する。開口103は中間部108の末端に位置し、第二剛体部材10の第二端部10を成しており、かつ同じ位置に管路105の末端が位置する。開口103及び管路105は各定量チャンバー22と専用の凹部106とを連結している。剛性のある突出部101は第二端部110から突出するように長手方向に伸びている。突出部101は半円の凹面形状の内表面102を備える。突出部の断面形状は0.5から1.5mmの間の厚みEを有する円弧でもよい。突出部101は管路105に係る直径方向の両端に位置する。
第2実施形態に係る第二剛体部材を図6bに示す。長手方向に伸び、第二端部110から突出する二つの剛体突出部101を有する。突出部101は半円の凹面形状の内表面102を備える。突出部101の断面形状は厚みEを有する円弧である。定量チャンバー22は突出部101同士の間に位置する二つの環状部中に延在している。突出部101の幅Eを有する長手方向の表面は定量チャンバー22の壁を構成している。
吐出用付属品の組立品の例示
図1aは器具の第1実施形態に係る吐出用付属品7の組立図を示す。剛体コア6の肩部66の環状凹部内に取り付けられるのは第一弁膜5である。ここで第一弁膜5は、弾性変形する高分子弾性体の柔軟な材料であって、パリレン層で被覆されているものからなり、開孔64を覆っている。さらに第二剛体部材10の基部104が剛体コア6の基部65を覆うよう、第二剛体部材10が剛体コア6に滑り込ませるように嵌合される。位置決めされると、第一弁膜5は剛体コア6の肩部66及び第二剛体部材10の肩部107間に挟持される。使用時において、第一弁膜5は変形により、第二剛体部材10の凹部106側に開き、剛体コア6の一以上の開孔64からの流路を開放する。基部104は基部65に対して相補形を成しており、同様に第二剛体部材の中間部108は剛体コア6の第一部分63に対して相補形を成していることから結果として、堅固に嵌合される。第二剛体部材10及び剛体コアの保持を、止め金、接着及び/又は溶接によって強固にすることができる。
さらに端部25が第二剛体部材10の中間部分108の第二端部110及び剛体コア6の第一部分63の頂点に接するようになるまで、柔軟膜20を剛体コア6の第二部分62及び第二剛体部材10の突出部101上を滑らせるようにして嵌合する。このため、一以上の定量チャンバー22の範囲は柔軟膜20の部位21によって、また第二部分62の外周の第一部位621によって規定される。柔軟膜の表面231は剛体コアの外周の第二部位622と接し、第二部位622は第一部位621と相補している。一方で、図に示される例において、柔軟膜20は、長手方向にわたって、第二剛体部材10の突出部101と剛体コア6の第二部分62との間に挟持されており、内表面102は柔軟膜の外表面上で支持されている。このため、柔軟膜の表面231は剛体コアの外周の第二部位622と半永久的に接する。また、内表面102を柔軟膜20の外表面に接着又は溶接してもよい。このため、突出部101は定量チャンバー22の長手方向の寸法に等しい長さを超えて延在し、かつ上記定量チャンバーに対して直径方向の反対側に位置する。また、上述の吐出されるべき製剤の所定分量又は液滴を定量チャンバーによって分注した後、管路105の末端は供給のため定量チャンバー22内に位置する。
このように吐出用付属品7を組み立てることで容器8の開口に対して堅固に取り付けられる。器具の第2実施形態に係る吐出用部品7の組み立ては、第二剛体部材10及び柔軟膜20の特性に応じて、同等の方法で行う。この時点で柔軟膜20は第二剛体部材10の中間部108を被覆することとなる。
二つの器具の実施形態に係る図において、静止状態の柔軟膜20の端部24は剛体コア6の端部61の表面によって密閉されている。柔軟膜20の部位21が押されると、かかる定量チャンバー22に蓄えられた製剤に圧力が加えられる第一弁膜5が存在することで、吐出された製剤が容器8内の空間に戻らないようになっている。柔軟膜を剛体コア6の端部61の表面から引き剥がすことで、係る製剤が吐出するのを止めていた柔軟膜の端部24が変形する。製剤が一旦排出されると、端部24は端部61上の静止位置に戻る。柔軟膜20の部位21にかかる圧力が緩和されると部位21が静止位置に戻るため、その静止状態を回復しようとする定量チャンバー中に負圧を形成する。柔軟膜20の端部24と剛体コアの端部61との間で逆流防止弁を成している(空気及び外部の汚染物質が定量チャンバーに進入するのを防止する)ので、吐出すべき製剤が容器8内の空間から管路5を通じて定量チャンバー22に通り抜けるように弁膜5が開く。
第一及び第二弁膜の実施形態に係る例示
第一弁膜の例示
第一弁膜5は高分子弾性体材料に対する第1成型工程及び弁膜をパリレンで処理する第2工程によりにより形成され、第2工程はパリレン、好ましくはパリレンCの被膜によってその表面を被覆するためのものである。
高分子弾性体はケイ素樹脂でもよい。高分子弾性体材料はエチレン−プロピレン−ジエン単量体から合成されるようなポリオレフィン系の熱可塑性高分子弾性体でもよい。高分子弾性体材料はスチレン系熱可塑性高分子弾性体でもよく、例えばスチレン−ブタジエン又はスチレンエチレンブチレン若しくはスチレンエチレンプロピレンでもよい。材料は熱可塑性ポリウレタンでもよい。
第一弁膜5は全体として実質的に平坦な環形状を有し、その外径Dの値は例えば11から20mmの間にあり、例えば13から17mmの間にあり、例えば15mmである。第一弁膜5の環形状は内縁53によって規定され、その内径は5から10mmの間であり、例えば6.5から8.5mmの間であり、例えば7.5mmの間である。第一弁膜5の厚みは例えば0.25から25mmの、例えば0.5から1.5mmの間である。
第一弁膜5の形状は、第一弁膜5の一以上の面の上方に突出する一以上の円周突起部を有するものである。
図12aから12gに示す第一弁膜5の例は、第一弁膜5が中央開口の位置で変形することで眼科用製剤を通過させるのに適しており、それらの反対側に力が負荷されることで第一弁膜5の外縁52の位置が維持される。第2実施形態に関する図を用いてかかる動作を説明する。
図12aは第一弁膜5の表面の第一弁膜5の外縁52の位置に、最大で0.5mm厚の凸レンズ型の外縁円周突起部を有する環形状51を表す。またかかる形状は、第一弁膜5の反対側の表面であって、内縁53の位置に、厚み0.5mmの内縁円周突起部を有する。外径Dは15mmである。内形dは7.5mmである。環形状51の厚みは0.5mmである。内縁円周突起部は外径Dが9mmの環状面54を備え、その周囲は、例として環状の斜面を備える移行領域55となっており、斜面は例として45°の角度Aを有する。
図12bは外縁52の位置に、一の凸レンズ型の外縁円周突起部を有する環形状51を表す。
図12cは外縁52の位置に凸レンズ型の外縁円周突起部を有する環形状51を表し、外縁円周突起部の半径は0.5mmであり、第一弁膜5の表面上に伸びている。さらに環形状51は第一弁部5の反対側の表面上に伸びている凸レンズ型の中間円周突起部を有する。その半径は0.25mmであり、内縁53及び外縁52から離れている。
図12dは第一弁膜5の表面上であって外縁52の位置に凸レンズ型の外縁円周突起部を有する環形状51を表す。さらに環形状51は第一弁膜5の反対側の表面であって内縁53の位置に内縁円周突起部を有する。
図12eは第一弁膜5の両表面上の外縁52の位置に凸レンズ型の外縁円周突起部を有する環形状51を表す。さらに環形状51は内縁53の位置に内縁円周突起部を有し、内縁円周突起部は第一弁膜5上に伸びている。
図12fは外縁52の位置に凸レンズ型の外縁円周突起部を有する環形状51を表し、外縁円周突起部は第一弁膜の表面上に伸びている。さらに環形状51は内縁53の位置に内縁円周突起部を有し、内縁円周突起部は第一弁膜の両表面上に伸びている。さらに環形状51は第一弁部5の表面上に伸びている凸レンズ型の中間円周突起部を有する。中間円周突起部は内縁53及び外縁52から離れている。
図12gは内縁53と外縁52との間で厚みが増大する環形状51を表す。
図12aから12gと同様、図12hも第一弁部5の例示であり、外縁52が変形することで製剤を通過させるのに適する。第一弁部5の内縁53の位置にある中央領域はその反対側に力が負荷されることでその位置が保持される。
図12hは厚み一定の環形状51を表し、無負荷時にその輪郭は角度を有する。
他の例において、第一弁膜5は中央の筒形状及び外縁円周突起部を備える帽子(chapeau)形状を有してもよい。吐出用付属品7は固定位置に第一弁膜を保持することのできるバネのような復元部材を備えてもよい。かかる例において、吐出用付属品7は定量チャンバーを備えなくともよい。
第二弁膜の例示
図1bは器具の第二実施形態に係る空気の取込濾過手段の例を表す。空気は底部4を通過し、さらに筒状の濾過器41を通過する。濾過器41の排出口には円筒室があり、その開口は高分子弾性体材料を有しかつパリレン層で被覆されている第二弁膜3の中央領域によって閉じられている。
高分子弾性体材料はケイ素樹脂でもよい。高分子弾性体材料はエチレン−プロピレン−ジエン単量体から合成されるようなポリオレフィン系の熱可塑性高分子弾性体でもよい。高分子弾性体材料はスチレン系熱可塑性高分子弾性体でもよく、例えばスチレン−ブタジエン又はスチレンエチレンブチレン若しくはスチレンエチレンプロピレンでもよい。材料は熱可塑性ポリウレタンでもよい。
吐出用付属品7の柔軟膜20が弛緩すると第二弁膜3は外部の空気を容器8に進入させる一方で、柔軟膜20に負荷がかけられても製剤、実質的には容器8の中に蓄えられた空気を外に出さない。
第二弁膜3は実質的に平坦で全体として環状の形状をしており、その形状は外縁によって規定され、かつ中央の開口と同じ位置で変形することによって製剤を通過させるのに適するものである。第二弁膜3の外縁はその裏側から負荷される力によってその位置に維持される。外縁は突起(dents)又は溝を備えている。第二弁膜3の中央領域が変形すると、チャンバー42内にある空気が、第一チャンバー42の周囲に位置する環状の第二チャンバー43に進入することができる。かかるチャンバー43は外縁の突起(dents)又は外縁の溝の間の隙間を通じて容器8の内部と直接導通している。
または第二弁膜3は、外縁が変形することで濾過された外部の空気を通過させることができ、弁膜3の中央領域は裏側から負荷される力によってその位置を保っている。この場合、第一チャンバー42は実質的に環状である。
図13aから13cは第二弁膜3の例示であり、第二弁膜3の中央領域の変形によって空気を通過させるものである。
図13aに表す第二弁膜3は円形状31並びに突起361及び362によって構成される形状をしている。円形状31は実質的に平坦であり、第一面及び第二面からなる二つの表面を有する。第一面は容器8の内部を向いている。円形状31は外径Dで規定される。外径Dは例えば3から9mmの間の所定値を有する。外径Dは例えば5から6mmの間の所定値を有し、例えば5.70mmである。突起は円形状31の中央領域上に伸びており、中央領域は内径dで定義される。内径dは例えば1から3mmの間の所定値を有し、例えば1.5mmである。突起は円形状31に嵌め込まれており、第一面に嵌め込まれている第一突起361及び第二面に嵌め込まれている第二突起362において、突起は円形状31の両面上で円形状31に対して垂直に延在する。第一突起361は断面が円形である。その高さh1は1から5mmの間としてもよく、例えば2から3mmの間としてもよく、例えば2.5mmとしてもよい。第一突起の端部は円形の表面を備えてもよく、その直径d1は0.5から1mmの間でもよく、例えば1mmでもよい。第二突起362は凸レンズ型でもよく、その高さh2は0.25から1mmの間でもよく、例えば0.5mmでもよい。
図13bは第一突起361及び第二突起362を有する第二弁膜3の例示であり、突起はいずれも凸レンズ型である。
図13cは両面において外縁の位置に凸レンズ型の環状突起を有している円形状の第二弁膜の例示である。
図13dは無負荷時に円弧形状の曲線の輪郭を有する第二弁膜の例示であり、第一面は曲線の凸側であり、第二面は曲線の凹側である。
図13eから13gは第二弁膜3の外縁の変形により空気を通過させるための第二弁膜3の例示である。
図13eは第一突起361及び第二突起362を有する第二弁膜3の例示であり、突起はいずれも凸レンズ型である。
図13fは第一突起361及び第二突起362を有する第二弁膜3の例示であり、突起はいずれも凸レンズ型であり、外縁の位置の両面に凸レンズ型の円周突起部を有する。
図13gは無負荷時に円弧形状の曲線の輪郭を有する第二弁膜の例示であり、第一面は曲線の凹側であり、第二面は曲線の凸側である。
パリレン処理
プロスタグランジン類縁体と眼科用製剤の較正された液滴の封入吐出容器の構成要素との間に強い相互作用のあることが複数の研究により示されている。
強い相互作用によりケイ素樹脂高分子弾性体からなる弁膜及びプロスタグランジン類縁体が影響を受けることが複数の試験により示されている。出願人は相互作用が吸着又は高分子弾性体、特にケイ素樹脂によるプロスタグランジンの吸着であると考えた。
図14aから14c及び15aから15cに示すように、ポリ−p−キシレン又はパリレンによる処理によりパリレン膜で被膜された高分子弾性体の弁膜によって、ケイ素樹脂又はフッ化ケイ素樹脂の膜において発生する上記問題を解決したことが分かった。パリレンは薄膜を成し、また生体適合性を有している。
かかる所見はラタノプロストを含有する点眼液について行った高速液体クロマトグラフィーによる分析から得られた。各分析はLACHROM ELITEシステム(LACHROM及びELITEは登録商標)を備える装置により行った。装置はL2130ポンプ、L2300オーブン、L2200インジェクター、L2400検出器及びLACHROM ELITEソフトウェアを備える。カラムはNucleosil 100−5−C18型(125×4)−5μm 照会番号MN 721622−40である。溶離液はHPOでpH=3に調整した0.05MのKHPO(6.8 g/l)(50Vとした)及びアセトニトリル(50Vとした)からなる。流速は毎分1.0mLである。検出は210nmで行う。注入した体積は5μLである。ラタノプロストの保持時間は約4.4分である。
図14a、14b、14cはそれぞれ初期状態のクロマトグラフィーによる測定を表し、それぞれラタノプロスト溶液、従来技術に係る高分子弾性体の弁膜の構成要素の基材及びラタノプロスト溶液、並びにパリレン層で被覆された高分子弾性体の弁膜の構成要素の基材及びラタノプロスト溶液を示す。ラタノプロストの特徴を表すピークは5.34分に表れる。図15a、15b及び15cは同一の溶液に関して3日後の高速液体クロマトグラフィーによる分析結果を示す。また高速液体クロマトグラフィーによって試験された溶液の分析結果を表1に示す。試験は初期、10日及び30日における、ppmで表したラタノプロストの量に関するものである。
Figure 2015506773
パリレン処理により、弁膜と、器具の眼科用製剤が含有可能ないくつかのコルチコイド及び非ステロイド系抗炎症剤との間の相互作用にかかる同様の問題を解決することができる。
文献FR2873358に記載されている弁膜は完全に平坦な円形形状をしている。これらは湾曲、角又は突起を有していない。これらの弁膜では器具の気密に関する問題が生じている。また、これらの弁膜は強く接着されており、互いに貼り合わせられており、工業化、特にこれらの保管と取り扱いに関して問題がある。凹凸が存在し平坦でない形状は密着しにくく、かかる欠点を有しない形状の例でとなる。次いで行うパリレン処理もまたケイ素樹脂の粘着特性を低下させる。
パリレン処理により眼科用製剤と、ポリオレフィン系の熱可塑性高分子弾性体のような他の高分子弾性体材料からなる弁膜との間の相互作用についての同様の問題が解決する。他の材料とは例えばエチレン−プロピレン−ジエン単量体、又はスチレン系熱可塑性高分子弾性体、例えばスチレン−ブタジエン若しくはスチレンエチレンブチレン若しくはスチレンエチレンプロピレン又は熱可塑性ポリウレタンである。
またパリレン処理により、これらの高分子弾性体の粘着特性を低下させる。
定量チャンバーに係る実施形態の例示
吐出用付属品7は柔軟膜20を剛体コア6の外周にある部位622と常時接するよう保つ手段(突出部101、本発明の第1及び第2実施形態のそれぞれに係る第二剛体部材10の突出部101)を備えることから、定量チャンバー22中の製剤の全量を剛体コア6の端部61に向かって適切に排出することができるので、端部61は分注ノズルとして機能することができる。実際に、その変形により高分子弾性体材料の筒が壊れると、その半径が半径方向に増大する。定量チャンバー内にある液体の圧出に気密が必要なため、小さな漏れでも作動機構の動作不良を起こす。この場合、もしも膜が剛体コアとの接触を保てなければ、すなわち上述の通り、係る膜の部位21を押すことで膜を変形させる(破壊作用及びチャンバー内にある製剤の圧力の上昇のある状態で)ため膜が外周の第二部位622から離れてしまうと:吐出される分量の製剤が定量チャンバー内に蓄えられているが生じた隙間に浸透するため柔軟膜20の端部24の位置で排出されない。したがって患者に対して正しい分量を供給することができない。剛体部材10の突出部101は、定量チャンバー22と反対側に位置することで、かかる変形を制限している。
図7は器具の第二実施形態の変形例を表し、かかる変形例は第1実施形態に係る器具の特徴、すなわち突出部101を1個だけ備えるという特徴を備える。ここで第二剛体部材10は柔軟膜20の内側にあり、柔軟膜20は取り付けた時に剛体コア6と第二部材10とに嵌め合わせられる。柔軟膜20は第二部材10の中間部108を被覆する裾部213を備える。単一の突出部101は柔軟膜20と剛体コア6の第二部分62との間に挟まれる。柔軟膜20は突出部101の外表面に対して接着又は溶接されており、使用中の変形を防止する。
他の変形態様では、柔軟膜は少なくとも第二剛体部材の突出部101上に成型される。
図8に表す、器具の第三実施形態について第一実施形態との相違点のみ説明する。吐出用付属品7は第二剛体部材を有さない。剛体コア6は柔軟膜20に直接嵌合されている。剛体コア6の外周の第二部位622上に柔軟膜20の部分215を接着又は溶接することで、分注に用いるときの柔軟膜20の変形を防止する。
人間工学的視点からは、従来技術に係る文献において、ノズルの端部が眼の表面に触れることによりその後汚染する恐れ、または目の表面に届かないことで治療が適切になされない結果を招くような不正確な操作が少なからずあることが開示されている。器具を操作するのに力を加える必要があるならば、これも欠点となり得る。
図9a及び9bはいずれも定量チャンバーの動作を表す。定量チャンバー22の断面形状は全体として台形であるが、柔軟膜20の高分子弾性体としての性質があることから、定量チャンバー22は角柱形状にもなるため、押圧中において、柔軟膜20の部位21は全体として角柱形状を有し、また好適な場合において定量チャンバー22に埋まる。かかる形状はさらに、その操作中に、分注すべき製剤はかかるチャンバーから排出されるがその粘性に影響されず、また部位21の変形は最小限となるという利点がある。押圧中に、定量チャンバーを成している角柱の外側の部位21とかかる定量チャンバー22との間の間隔が小さくなることで、分注すべき製剤であって定量チャンバー22内に含まれる製剤に対する液切れ効果が向上するので、粘性すなわち剪断速度に依拠する粘性を有する流体を排出することができる。剪断速度に依拠する粘性を有する粘稠溶液である医薬製剤も存在する。例えばまぶたの瞬きによって剪断が起きるが、粘性一定となるニュートン流体とは異なり、剪断の強さに相関して減少する粘弾性の法則及び無負荷時に高くかつ剪断時に低い粘性を示す涙液の性質を再現することを目的とした組成物等がある。
ニュートン流体は、剪断速度とは無関係に、粘性は常に一定であるため、定量チャンバー内の製剤を空にするために必要な力はチャンバーと液体との接触面積に比例することから、その力は接触面積に関連しつつ、押圧の開始時に高く、次第に低下する。
これとは逆に、眼科用製剤が、剪断が弱い時は高い粘性を有する、剪断流動性(rheofluidifiant)の流体であるとき、EP0698388に記載されるように例えば人口涙液に用いられるヒアルロン酸溶液では、負荷される力は押圧開始時により高いものとなり、その結果、この最初の力を減らすような定量チャンバー22が必要となる。
固定部及び可動部を備える定量チャンバー22に対して、固定部及び可動部の間の接触点領域は次第に幅が広くなる空隙形状内にあり、その厚みは接触点におけるゼロから所定の厚みまであり、所定の厚みは小さいことが好ましい。
このようにして、可動部に圧力Aが負荷されているとき流体が接触点の周りにおいて最も強く剪断される結果、粘性が低下し好ましくはこの領域を流れる(E)。この様子は図10aから10bに表されている。
このため、器具の第1及び第2実施形態において柔軟膜20は、少なくともその一部の位置において、定量チャンバーの少なくとも一部を構成しており、高分子弾性体材料からなり、押圧動作Aにより変形する。同様に柔軟膜20は、少なくともその一部の位置において、可動部及び固定部との間で接触する位置に厚みがより小さい領域を有し、全体として角柱形状を有する。
定量チャンバー22内に埋まる部位21としては図11aから11cに表すいくつかの変形例が考えられるが、これに限定されない。これらの例は次第に間隔が減少する特徴を示しており、限られた量の流体を高い剪断速度で好ましくは定量チャンバー22の全体ではなく剪断力が高い領域内を流れるようにするものである。
図11aは定量チャンバー22a内に埋まる部位21aの平坦な面取りを行った外形を模式的に表す。
図11bは定量チャンバー22a内に埋まる部位21aを楔形とした形状を模式的に表す。
図11cは定量チャンバー22a内に埋まる部位21aを丸みを帯びた凸形とした形状を模式的に表す。

Claims (18)

  1. 流動体、半流動体、懸濁液、乳濁液又は油性溶液等の眼科用製剤の液滴の封入吐出器具であって、吐出用付属品(7)であって、前記吐出用付属品(7)に負荷が加えられると製剤を通過させることができるが、前記吐出用付属品(7)が弛緩しても外部の空気が逆方向に動かないような高分子弾性体材料からなる第一弁膜(5)を有する前記吐出用付属品(7)を備え、前記第一弁膜(5)はパリレンからなる層で被覆されていることを特徴とする器具。
  2. − 前記製剤を蓄えかつこれを分注するための容器(8)であって、前記吐出用付属品(7)が前記容器(8)に装着されており、さらに前記吐出用付属品(7)に負荷が加えられると前記第一弁膜(5)により前記製剤の前記容器(8)からの排出を行えるが、前記吐出用付属品(7)が弛緩しても外部の空気が前記容器(8)内に進入しない前記容器(8)と、
    − 製剤の一部又は所定の分量を吐出した後の、前記容器(8)に進入する空気の再生又は濾過のための組立品であって、高分子弾性体材料からなる第二弁膜(3)であって、パリレン層で被覆されており、前記吐出用付属品(7)が緩むと外部の空気が前記容器(8)に進入するが、前記吐出用付属品(7)に負荷が加えられても前記製剤が配シャツされない又は実質的に前記容器(8)内に包含される空気が排出されない前記第二弁膜(3)を有する前記組立品と:
    を備える請求項1に記載の器具。
  3. 前記第二弁膜(3)が以下の形態を有することを特徴とする請求項2に記載の器具:
    − 実質的に平坦で二面を有する環形状(31)であって、第一面は前記容器(8)の内部を向いており、外縁(32)を有する前記環形状(31)、及び
    − 前記環形状(31)の中央領域であって、所定の内径(d)をもって規定された領域上に延在する突起部(361,362)であって、前記環形状(31)に係合し、かつ前記環形状(31)の両側において前記環形状(31)に対して垂直に延在する突起部(361,362)。
  4. 前記第一弁膜(5)が以下を有する帽子形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の器具:
    − 中央の筒形状、及び
    − 外縁円周突起部。
  5. 前記第一(5)及び第二(3)弁膜は全体として実質的に平坦な環形状(31,51)であって、外縁(32,52)を有し、かつ以下のようにして前記製剤を通過させるのに適した前記環形状(31,51)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の器具:
    − 中央領域(53)の位置において変形し、前記弁膜(5,3)の前記外縁(32,52)は裏側から負荷された力により位置を保持される、又は
    − 前記外縁(32,52)が変形し、前記弁膜(5,3)の中央領域(53)は裏側から負荷された力により位置を保持される。
  6. 前記中央領域(53)と前記外縁(52,32)との間で前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜の厚みが大きくなっている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の器具。
  7. 前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜は無負荷時に曲線形状を有し、かつ/または一以上の角を有する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の器具。
  8. 前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜の前記形状は、前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜の各表面のうちの少なくとも一面の上方に突出する一以上の円周突起部を有する、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の器具。
  9. 前記第一弁膜(5)は実質的に平坦な環形状(51)を有し、以下の通り規定される、ことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の器具:
    − 内径(d)が5から10mmの間であり、かつ
    − 外径(D)が11から20mmの間であり、
    かかる外径(D)の部分は0.25から2.5mmの間の厚さを有する。
  10. 前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜の高分子弾性体の材料はケイ素樹脂である、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の器具。
  11. 前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜の高分子弾性体の材料はポリオレフィン系の熱可塑性高分子弾性体、若しくはスチレン系熱可塑性高分子弾性体、又は熱可塑性ポリウレタンである、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の器具。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の、流動体、半流動体、懸濁液、乳濁液又は油性溶液等の眼科用製剤の液滴の封入吐出器具であって、前記吐出用付属品は較正された液滴を吐出する吐出用付属品(7)であり以下を備える、ことを特徴とするもの:
    − 負荷がかかると前記製剤を吐出する柔軟膜(20)、
    − 前記製剤の定量チャンバー(22)であって少なくとも以下により規定されるもの:
    ○ 剛体コア(6)の外周の第一部位(621)、及び
    ○ 弾性変形する柔軟膜(20)の部位(21)であって前記第一部位(621)と対向し、前記柔軟膜(20)は前記剛体コア(6)の周囲まで延在する前記部位(21)、
    前記第一弁膜(5)は高分子弾性体材料からなることで前記柔軟膜(20)に負荷が加えられると前記製剤を前記定量チャンバー(22)の中に通すが、前記柔軟膜(20)が弛緩しても反対方向には外気を通さない。
  13. 前記柔軟膜(20)の形状保持手段(101)であって、前記剛体コア(6)の外周の第二部位の少なくとも一つに関して、以下を有する前記形状保持手段(101)を備える、ことを特徴とする請求項12に記載の器具:
    − 前記柔軟膜(20)に取り付けられかつ前記剛体コア(6)の前記外周の前記第二部位と対向するように延在する一以上の剛体部材(101)であって、前記柔軟膜(20)と前記剛体コア(6)の前記外周の前記第二部位との間に位置する前記剛体部材(101)、若しくは
    − 前記柔軟膜の一部に取り付けられかつ前記剛体コア(6)の前記第二部位と対向するように延在する剛体部材であって、前記柔軟膜(20)の前記一部は前記剛体部材(101)と前記剛体コア(6)の前記外周の前記第二部位との間に位置するもの、又は
    − 接着又は溶接による前記剛体コア(6)の前記外周の前記第二部位の表面に対する前記柔軟膜(20)の組み付け。
  14. 以下の特徴を有する請求項12又は13に記載の器具:
    − 前記定量チャンバー(22)は全体として台形形状の断面を有し、かつ/又は
    − 前記定量チャンバー(22)を規定している前記柔軟膜(20)の前記部位(21)は全体として角柱状の部分であり、二つの端部を備え、各端部はより厚みの小さい領域を有する。
  15. プロスタグランジン類縁体を含有する眼科用製剤の液滴の封入及び吐出のための請求項1〜14のいずれかに記載の器具の使用。
  16. コルチコイドを含有する眼科用製剤の液滴の封入及び吐出のための請求項1〜14のいずれかに記載の器具の使用。
  17. 非ステロイド系抗炎症剤を含有する眼科用製剤の液滴の封入及び吐出のための請求項1〜14のいずれかに記載の器具の使用。
  18. 以下の工程を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の器具の製造方法:
    − 高分子弾性体からなる第一(5)及び/又は第二(3)弁膜を成型する工程、
    − 前記高分子弾性体からなる第一(5)及び/又は第二(3)弁膜をパリレンで処理しその表面をパリレンの被膜で被覆するする工程、
    − 得られた前記第一(5)及び/又は第二(3)弁膜を前記器具に取り付ける工程。
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