JP2015503092A - Wi−Fiネットワークにおいて距離を決定するための方法および装置 - Google Patents

Wi−Fiネットワークにおいて距離を決定するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015503092A
JP2015503092A JP2014542362A JP2014542362A JP2015503092A JP 2015503092 A JP2015503092 A JP 2015503092A JP 2014542362 A JP2014542362 A JP 2014542362A JP 2014542362 A JP2014542362 A JP 2014542362A JP 2015503092 A JP2015503092 A JP 2015503092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction factor
acknowledgment
unicast
calculating
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014542362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5731079B2 (ja
Inventor
チェン、キファン
シ、カイ
ジャン、ニン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2015503092A publication Critical patent/JP2015503092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5731079B2 publication Critical patent/JP5731079B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S13/00Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
    • G01S13/74Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems
    • G01S13/76Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems wherein pulse-type signals are transmitted
    • G01S13/765Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems wherein pulse-type signals are transmitted with exchange of information between interrogator and responder
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/02Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S13/00
    • G01S7/40Means for monitoring or calibrating
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0638Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
    • H04J3/0658Clock or time synchronisation among packet nodes
    • H04J3/0661Clock or time synchronisation among packet nodes using timestamps
    • H04J3/0667Bidirectional timestamps, e.g. NTP or PTP for compensation of clock drift and for compensation of propagation delays

Abstract

第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるための方法および装置が開示される。この方法は、肯定応答補正係数およびユニキャスト補正係数を計算することを伴う。これらの補正係数は、マルチパスの影響から生じるシンボル境界時間誤差を補償するために使用される。

Description

[0001] 本実施形態は、Wi−Fiネットワークのような通信ネットワークにおいて距離を決定することに関する。
[0002] Wi−Fi通信ネットワークには、モバイルデバイスと無線アクセスポイントの間の距離を推定するための多くの周知技術が存在する。例えば、モバイルデバイス(例えば、携帯電話またはタブレットコンピュータ)は、モバイルデバイスとアクセスポイントの間の距離の概算(rough approximation)として、アクセスポイントに対応する受信信号強度インジケータ(RSSI)を使用することができ、ここで、より強いRSSIは、モバイルデバイスがアクセスポイントにより近いことを意味し、より弱いRSSIは、モバイルデバイスがアクセスポイントからより遠いことを意味する。モバイルデバイスはまた、モバイルデバイスと無線アクセスポイントの間の距離を計算するために、アクセスポイントへおよびアクセスポイントから送信される信号のラウンドトリップタイム(RTT:round trip time)を使用することができ、ここでRTT値は、モバイルデバイスからアクセスポイントへ送られるユニキャスト信号と、アクセスポイントからモバイルデバイスに返送される、対応する肯定応答信号との合計の信号伝搬時間を示す。
[0003] Wi−Fiネットワークを使用して距離測定を行う場合、隠れノード(hidden node)、不均衡な干渉、および/または、様々な製造元およびモデル(make-and-models)のモバイルデバイス間の応答時間における差などの問題が、精度に悪影響を及ぼしうる。例えば、距離測定の精度を低下させる干渉を引き起こしうる、Wi−Fiネットワークにおける隠れノードは、ノードが無線アクセスポイント(AP)からの可視性を有するが、このAPと通信している他のノードからは可視性がない場合に生じる。さらに、これらデバイスの物理的な環境(例えば、デバイス間のおよび/またはデバイス近くの物理的な障害物)と関連付けられる不均衡な干渉および/またはマルチパスの影響は、ユニキャスト信号および/または肯定応答信号の異なる成分が異なる時間においてそれぞれのデバイスに不所望に到着することを引き起こし、そしてこれは、RTT技法を使用した距離測定の精度をさらに低減させる。
[0004] したがって、Wi−Fiネットワークにおける距離測定の精度を向上させることが望ましい。
図1は、距離Dだけ離れた第1のモバイルデバイスAと第2のモバイルデバイBを含むWi−Fiシステムを示す。 図2は、マルチパス環境における不均衡な干渉の影響を例示する。 図3Aは、デバイスAからデバイスBへのユニキャストパケットの送信を示し、異なる時間においてデバイスBに到着する、ユニキャストパケットの異なる成分を図示する。 図3Bは、デバイスBからデバイスAへの肯定応答パケットの送信を示し、異なる時間においてデバイスAに到着する、肯定応答パケットの異なる成分を図示する。 図4は、図1のモバイルデバイスの一実施形態の機能ブロック図を示す。 図5Aは、サイクリックシフトダイバーシチなしで送信される信号の電力遅延プロファイルを図示する。 図5Bは、サイクリックシフトダイバーシチを用いて送信される信号の電力遅延プロファイルを図示する。 図6は、サイクリックシフトダイバーシチを用いた電力遅延プロファイルにおける最大値の位置を図示する。 図7は、いくつかの実施形態による、2つのモバイルデバイス間の距離測定の精度を向上させるための典型的な動作を図示するフローチャートである。 図8は、その他の実施形態による、2つのモバイル通信デバイス間の距離測定の精度を向上させるための典型的な動作を図示するフローチャートである。
詳細な説明
[0005] 本実施形態は、例として例示され、添付図面の図によって制限されるように意図されない。
[0016] 同様の参照番号は、全図面を通して対応する部分を指す。
[0017] 2つの無線(例えば、モバイル)通信デバイス間の距離測定の精度を向上させるための方法および装置が開示される。以下の説明では、本開示の完全な理解を提供するために、特定のコンポーネント、回路、および処理の例などの、多数の特定の詳細が説明される。また、以下の説明では、説明の目的で、本実施形態の完全な理解を提供するために、特定の専門用語が記載される。しかしながら、これらの特定の詳細が本実施形態を実現するために必要とされない場合もあることは、当業者にとって明らかであろう。他の事例では、周知の回路およびデバイスが、本開示を不明確にすることを避けるために、ブロック図形式で示される。ここで使用される場合、パケットおよび信号という用語は、パケットがRF信号を介して1つの無線デバイスから別の無線デバイスへ送信されるので、交換可能でありうる。したがって、本実施形態は、ここに説明される特定の例に限定されるようには解釈されるべきではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されるすべての実施形態をその範囲内に含むように解釈されるべきである。
[0018] 本実施形態は、デバイスの物理的な環境と関連付けられる不均衡な干渉の影響および/またはマルチパスの影響を補償することによって、2つ(または、それ以上)のモバイルデバイス間の距離測定の精度を向上させるための方法および装置を開示する。いくつかの実施形態では、肯定応答補正係数(CORR_ACK:acknowledgement correction factor)および/またはユニキャスト補正係数(CORR_UNC:unicast correction factor)が、RTT技法を使用して距離を測定するときに、複雑なマルチパス環境(例えば、デバイス間のおよび/またはデバイス近くの物理的な障害物)から生じるシンボル境界時間誤差を補償するために、(例えば、これらデバイスのうちの1つまたは複数において)計算されうる。これら補正係数は、片側(one-sided)補正技法または両側(two-sided)補正技法のいずれかを使用して生成されうる。片側補正技法では、肯定応答補正係数のみが使用され、両側補正技法では、肯定応答補正係数およびユニキャスト補正係数の両方が使用される。両側補正技法は、典型的に片側補正技法よりも正確であるが、両側補正技法は、両方のデバイスがシンボル境界タイミング技法を用いることを必要とし、一方、片側補正技術は、デバイスのうちの一方のみがシンボル境界タイミング技法を用いることを必要としうる。
[0019] より具体的には、片側補正技法では、肯定応答補正係数(CORR_ACK)は、第1のデバイスにおいて計算されることができ、測定されたRTT値は、CORR_ACKを使用して調整されることができる。補正係数CORR_ACKの計算は、例えば、成功したユニキャストパケットのパーセント、(複数を含む)デバイスのRSSI値、デバイスの変調符号化スケジュール(MCS:modulation coding schedule)、および/またはサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を含む様々な要因(factors)に基づきうる。両側補正技法では、肯定応答補正係数(CORR_ACK)は、第1のデバイスにおいて計算されることができ、ユニキャスト補正係数(CORR_UNC)は、第2のデバイスにおいて計算されることができ、測定されたRTT値は、CORR_ACKおよびCORR_UNCを使用して調整されることができる。両側技法では、第1のデバイスがCORR_ACKおよびCORR_UNCの両方を使用して、測定されたRTT値を調整できるように、CORR_UNC係数は、第2のデバイスから第1のデバイスへ送信されうる。
[0020] ユニキャスト信号またはユニキャストパケットは、(例えば、複数の他のデバイスへ送られることとは対照的に)第1のデバイスから第2のデバイスへ送られる通信として定義されうる。ユニキャストパケットが、第1のデバイスAから第2のデバイスBへ送られた場合、第2のデバイスBは、典型的に、肯定応答パケットをデバイスAに返送する。ユニキャスト信号および肯定応答信号の伝搬時間は、デバイスAとデバイスBの間の距離を計算するために使用されうる。
[0021] 例えば、図1は、距離Dだけ離れた第1のデバイスAと第2のデバイスBを有するシステム100を示し、デバイスAからデバイスBへ送信されるユニキャスト信号(UNC)と、デバイスBからデバイスAのもとへ送信される、対応する肯定応答信号(ACK)とを図示する。ユニキャスト信号および肯定応答信号の伝搬時間は、無線デバイスAとBの間の距離Dを計算するために使用されうる。いくつかの実施形態では、デバイスAおよびBは、IEE802.11ファミリーの規格によって定義されるWi−Fi通信プロトコルを使用して互いにおよび/または無線アクセスポイントと通信することができるモバイル通信デバイス(例えば、携帯電話、ラップトップ、および/またはタブレットコンピュータ)である。
[0022] より具体的には、デバイスAとBの間のラウンドトリップタイム(RTT)は、デバイスAがデバイスBにユニキャストパケットを送る時間から、デバイスAがデバイスBから肯定応答パケットを受信する時間までに経過した合計の時間を表す。デバイスAがユニキャストパケットを送信する時間は、ここでは、出発時間(TOD:time of departure)と称され、デバイスAがデバイスBから肯定応答パケットを受信する時間は、ここでは、到着時間(TOA:time of arrival)と称される。ここに説明されるいくつかの典型的な実施形態では、TODは、ユニキャストパケットがデバイスAを出発した時のタイムスタンプであることができ、TOAは、デバイスAによって肯定応答パケットが受信された時のタイムスタンプであることができる。したがって、TOAとTODの間の差は、デバイスAとデバイスBの間で交換されるユニキャスト信号と肯定応答信号の伝搬と関連付けられるRTTの近似として使用されることができ、ここで、
Figure 2015503092
である。
[0023] しかしながら、RTTは、ユニキャスト信号および肯定応答信号の実際の信号伝搬時間期間のみならず、デバイスBがデバイスAによって送信されるユニキャスト信号に応答することに関連付けられる処理遅延も含む。より具体的には、RTTは、以下のように表されることができる:
Figure 2015503092
ここで、tpnは、デバイスAからデバイスBへ送信されるユニキャスト信号の移動(travel)時間と、デバイスBからデバイスAへの肯定応答信号の移動時間との合計を表し、tdelは、デバイスBが、デバイスAからユニキャストパケットを受信し、それに応答して、デバイスAのもとに肯定応答パケットを送信することに関連付けられる遅延である。
[0024] したがって、図1におけるデバイスAとデバイスBとの間の距離Dは、以下のように表されることができる:
Figure 2015503092
ここで、cは、光の速度である。
[0025] いくつかの実施形態では、tdelは、802.11規格によって定義されるような、デバイスBと関連付けられる短フレーム間隔(SIFS:Short InterFrame Space)時間インターバルを含むことができ、および/または、802.11n規格によって定義されるような、デバイスBと関連付けられる短縮されたフレーム間隔(RIFS: Reduced InterFrame Space)時間インターバルを含むことができる。様々なチップセットおよび/またはチップセット構成を有する異なるデバイスは、ユニキャスト信号に応答して肯定応答信号を送信することに関連付けられる異なる応答時間を有しうるので、tdelの値は、(たとえ、同じ会社によって製造されたものでも)異なる無線デバイス間では典型的に異なる。特定の無線デバイスの正確な応答時間を知らないことは、測定されたRTTにおける不正確さもたらす。実際、Wi−Fi信号の伝搬速度に関してWi−Fi送信の比較的短いブロードキャスト範囲(例えば、典型的には30メートル未満)のために、デバイスの応答時間における未知の変動から生じる測定されたRTTにおける不正確さは、距離計算における大きな誤差をもたらしうる。
[0026] いくつかの実施形態では、様々な製造元およびモデルの無線デバイスの様々なRTT特性(例えば、接続要求の処理およびそのブートアップ時間に関連付けられる遅延時間(tdel))は、例えば、ここにその全体が参照によって組み込まれる、「Wi−Fiアクセスポイント特性データベース(Wi-Fi ACCESS POINT CHARACTERISTICS DATABASE)」と題された、同時係属中および共同の米国特許出願第13/109,481号に説明されているように、デバイスによってアクセス可能なRTT特性データベースから取り出される(retrieved)ことができる。このような一実施形態では、特定のデバイスのRTT特性は、デバイスのMACアドレスをデータベースに対するルックアップ値として提供することによって、データベースから取り出されうる。例えば、デバイスAは、デバイスBのMACアドレスを次のとおりに決定しうる。第1に、デバイスAは、その識別情報を取り出すために、デバイスBにプローブ要求を送信する。例えば、デバイスAは、その上でデバイスBが動作するように構成されているチャネルを見つけるまで、いくつかの異なるチャネル上でプローブ要求をブロードキャストしうる。あるいは、デバイスAおよびBの両方が、レンジング目的のために同じチャネル上で動作するように事前構成されうる。その後、デバイスBは、デバイスAのもとにプローブ応答を送信することによってプローブ要求に応答する。プローブ応答は、第2のデバイスBと関連付けられる識別情報(例えば、MACアドレス)を含む。
[0027] RTT値はまた、ユニキャスト信号の異なる成分が異なる時間においてデバイスBに到着することを引き起こし、および/または、肯定応答信号の異なる成分が異なる時間においてデバイスAに到着することを引き起こす、不均衡な干渉またはマルチパスの影響によって、影響されうる。例えば、図2は、マルチパス環境における不均衡な干渉を有する第1のデバイスAおよび第2のデバイスBを有するシステム200を例示する。デバイスAは、信号(例えば、ユニキャスト信号)をデバイスBに送信する。送信された信号の第1の成分205Aは、デバイスAとデバイスBの間に位置する干渉源(例えば、物体またはその他の障害物)210を通って第2のデバイスBの方へ直接向かって移動する(travels)。干渉源は、信号成分205Aを減衰させることがありえ、結果として生じる減衰された信号成分205A´が、第2のデバイスBによって受信される。したがって、この例では、減衰された信号成分205A´は、元の信号成分205Aよりも低い大きさ(magnitude)を有する。
[0028] 送信された信号の第2の成分205Bは、リフレクタ(reflector)220を介して第2のデバイスBの方へ間接的に向かって送信され、これは、反射された信号成分205B´が、第2のデバイスBによって受信されることをもたらす。リフレクタ220が、高い品質係数(quality factor)を有する場合には、反射された信号成分205B´は、元の信号成分205Aの大きさにほぼ等しい大きさを有しうる。したがって、第1の減衰された信号成分205A´は、第2の反射された信号成分205B´よりも前に第2のデバイスBに到着し、第1の減衰された信号成分205A´は、第2の反射された信号成分205B´の大きさよりも小さな大きさを有しうる。
[0029] 図3Aおよび図3Bは、システム100のデバイスAとBの間の距離を計算するときの(例えば、図2について上述されたような)不均衡な干渉の影響を図示する。図3Aには、デバイスBにユニキャスト信号301を送信しているデバイスAが図示される。マルチパス環境の影響により、信号301の異なる成分は、異なる時間においてデバイスBに到着する。例えば、第1の信号成分301Aは、時間T1においてデバイスBに到着し、一方、第2の信号成分301Bは、時間T2においてデバイスBに到着する。したがって、ユニキャスト信号の第1の信号成分301Aおよび第2の信号成分301Bは、デバイスB内の回路(簡単化のため図示せず)を使用して、CORR_UNC=T2−T1としてユニキャスト補正係数を計算するために使用されうる。ここでの説明の目的のために、図3Aは、第1の信号成分301Aを第2の信号成分301Bよりも小さな大きさを有するように図示していることに留意されたい。
[0030] 図3Bは、デバイスAのもとに肯定応答信号302を送信するデバイスBをさらに図示する。マルチパス環境の影響により、信号302の異なる成分は、異なる時間においてデバイスAに到着する。例えば、第1の信号成分302Aは、時間T3においてデバイスAに到着し、一方、第2の信号成分302Bは、時間T4においてデバイスAに到着する。したがって、肯定応答信号の第1の信号成分302Aおよび第2の信号成分302Bは、デバイスA内の回路(簡単化のため図示せず)を使用して、CORR_ACK=T4−T3として肯定応答補正係数を計算するために使用されうる。ここでの説明の目的のために、図3Bは、第1の信号成分302Aを第2の信号成分302Bよりも小さな大きさを有するように図示していることに留意されたい。
[0031] したがって、いくつかの実施形態によると、信号301の成分は、第2のデバイスBにおいてユニキャスト補正係数(CORR_UNC)を決定するために使用されることができ、信号302の成分は、第1のデバイスAにおいて肯定応答補正係数(CORR_ACK)を決定するために使用されることができる。その後、片側補正技法では、CORR_ACKが、デバイスAとデバイスBの間のRTTをより正確に計算するために使用されることができ、また、両側補正技法では、CORR_ACKおよびCORR_UNCの両方が、デバイスAとデバイスBの間のRTTをより正確に計算するために使用されることができる。両側補正技法では、CORR_UNCの値は、(例えば、肯定応答信号302にCORR_UNCの値を埋め込むことによって)デバイスBからデバイスAへ送信されうる。このように、デバイスAは、両側補正技法を行うために、CORR_UNCおよびCORR_ACKの両方についての値を有しうる。
[0032] 上述したように、ユニキャスト補正係数および肯定応答補正係数(CORR_UNCおよびCORR_ACK)は、不均衡な干渉および/またはマルチパスの影響を補償するために使用されうる。より具体的には、RTTは、ここで以下のように表されることができる:
Figure 2015503092
ここで、Kは、処理遅延tdelを表し(embody)うる定数である。
[0033] 図4は、図1のモバイルデバイスAおよびBの一実施形態であるモバイル通信デバイス410の機能ブロック図を示す。モバイルデバイス410は、コントローラ412、受信機/送信機414、およびプロセッサ416を含む。受信機/送信機414は、Wi−Fiまたはその他の既知の無線プロトコルにしたがって、無線データ信号を送信および受信するための回路を含む。コントローラ412は、例えば、プローブ要求を(例えば、1つまたは複数の無線チャネル上で)ブロードキャストして、モバイルデバイス410の範囲内の別のモバイルデバイスの存在を検出するために、プローブ応答に傾聴(listen)するように受信機/送信機414を構成することによって、モバイルデバイス410が距離測定を行うことを可能にする。コントローラ412はまた、受信されたプローブ応答から識別情報を取り出すことができ、また、他のデバイスにユニキャストパケットを送信するように受信機/送信機414を構成することができる。
[0034] プロセッサ416は、上述したRTT技法を使用して、モバイルデバイス410と他のモバイルデバイス(簡単化のために図示せず)との間の距離を決定しうる。例えば、受信機/送信機414が他のモバイルデバイスにユニキャストパケットを送信した場合、プロセッサ416は、ユニキャストパケットがモバイルデバイス410から送信された時刻(例えば、TOD)を検出および記憶しうる。同様に、受信機/送信機414が他のモバイルデバイスから肯定応答パケットを受信した場合、プロセッサ416はまた、肯定応答パケットがモバイルデバイス410において受信された時刻(例えば、TOA)を検出および記憶しうる。その後、プロセッサ416は、方程式2について上述したように、TOA、TOD、およびこれら補正係数に基づいてRTT値を計算することができ、その後、他のモバイルデバイスへの距離Dを決定する。
[0035] 再び図1を参照すると、デバイスAおよびデバイスBの両方がシンボル境界タイミングをサポートする場合には、両側補正技法が方程式(2)を使用してRTTの値を計算するために使用されうる。反対に、デバイスBがシンボル境界タイミングをサポートしない場合には、片側補正技法が使用されることができ、ここで、以下に表されるように、CORR_ACKの値がCORR_UNCを置き換える。
Figure 2015503092
[0036] デバイスAとBの間のアップリックチャネルおよびダウンリンクチャネルが対称的である場合には、CORR_ACKおよびCORR_UNCの値は、互いにほぼ(“approximately”)等しくなりうる。アップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネルの対称性の欠如を引き起こすいくつかの理由が存在することができ、例えば、不均衡な干渉、異なるCSD値、およびデバイスAおよびB上の異なる数のアンテナを含む。この開示の目的のために、「ほぼ(“approximately”)」という用語は、最小限のレンジング誤差が存在することを意味する。例えば、レンジング誤差が3m未満である場合には、CORR_ACKとCORR_UNCの間の差は、20ns未満である。
[0037] 例えば、デバイスAが1T1R(1つの送信機および1つの受信機)デバイスであり、第2のデバイスBが2T2R(2つの送信機および2つの受信機)デバイスである、デバイスAとBの間のアップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネルが対称的でない場合には、本開示の実施形態は、次のようにチャネルの非対称性を補償しうる。第1に、デバイスAは、距離測定を開始するようにデバイスBに通知するために、パブリックアクションフレーム(public action frame)を送る。パブリックアクションフレームは、当該技術分野において周知であるように、デバイスAの送信/受信(Tx/Rx)回路および(複数を含む)アンテナの構成を示す所定のコードを含みうる。いくつかの実施形態では、パブリックアクションフレームは、通常のデータを含まない特別なユニキャスト管理フレームでありうる。これに応答して、デバイスBは、較正モードに入ることができ、デバイスAから受信された構成情報に応答して、そのTx/Rx回路および(複数を含む)アンテナを構成することができる。次に、デバイスAは、デバイスBにユニキャストパケットを送り、デバイスBは、デバイスAが、デバイスAとデバイスBの間の距離を示す1つまたは複数のRTT値を決定することができるように、肯定応答パケットを用いて応答する。最後に、デバイスAは、デバイスBに距離測定動作を完了させる別のパブリックアクションフレームを送り、その後、デバイスBは、その通常動作モードに戻る。デバイスBが較正モードで動作しているとき、それは、通常のWi−Fi動作(例えば、距離測定以外の動作)をサポートできない場合があることに留意されたい。
[0038] 上述したように、補正係数CORR_ACKおよびCORR_UNCの計算は、例えば、成功したユニキャストパケットのパーセント、デバイスのRSSI値、各デバイスの構成(例えば、デバイスにおけるアンテナ、送信機、および受信機の数)、各デバイスの変調符号化スケジュール(MCS)、および/または各デバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を含む様々な要因に基づきうる。
[0039] 例えば、いくつかの実施形態では、デバイスAおよびBのRSSIが検出可能であり、距離測定を可能にするのに十分に高い場合(例えば、デバイスAおよびBが互いに比較的近い場合)、および、デバイスAからデバイスBへ送信された、成功したユニキャストパケットのパーセンテージが、選択された閾値TUNCよりも低い場合には、補正係数CORR_UNCおよびCORR_ACKのために計算された値は無視されうる。一実施形態では、ユニキャストパケット損失レートがほぼ10−2未満であり、および/または、RSSI値が所定の閾値よりも大きい場合、これらデバイス間の距離測定を行うために、RSSI値がこれら補正係数の代わりに使用されうる。他の実施形態では、特定のMCS設定が、(他のデバイスがどれだけ近いかを示しうる)デバイスのRSSIに基づいて推定されることができ、デバイスAからデバイスBへ送信された、成功したユニキャストパケットのパーセンテージが、選択された閾値TUNCよりも低い場合には、補正係数CORR_UNCおよびCORR_ACKのために計算された値は無視されうる。例えば、(例えば、RSSI情報によって決定されうるように)デバイスAおよびBが互いに比較的近い場合には、これらデバイスは、増大されたデータスループットを可能にするために異なるMCSを選択しうる。「近距離(close range)」アプリケーションのための異なる(および、典型的により複雑な)MCSの選択は、通常はより良い信号対雑音比に依存し、したがって、通常はRSSI値が比較的高い場合にのみ適用可能である。補正係数は、RTT推定の精度を高めるために、デバイスの特定のMCS設定を考慮しうる。
[0040] したがって、いくつかの実施形態では、MCSおよびパケット長が変化した場合、選択された数のOFDMシンボル期間が、補正値(CV)として設定されることができ、その後、測定されたRTT値に加算されるか、あるいはそれから減算される。より具体的には、パケットフレーム長が、較正のために使用されるパケットフレーム長に比べてより大きくなった場合には、結果として生じる補正値は、測定されたRTT値から減算される。反対に、このフレーム長が、較正のために使用されるフレーム長と比べてより小さくなった場合には、結果として生じる補正値は、測定されたRTT値に加算される。
[0041] デバイスAおよびデバイスBが、CSD技法を用いるMIMOデバイスである場合には、それらの送信チェインの各々は、典型的に異なるCSD値を有し、そしてそれは、測定されたRTT値に対して調整を行うことによって補償されうる。実際、MIMO無線デバイスでは、デバイスから送信されるすべての信号は、各送信機アンテナに適用される異なる遅延量を有し、ここで、これら信号のうちの1つは、遅延されない。例えば、2×2MIMOデバイスにおいて、第1の送信チェインは、典型的に(例えば、CSD遅延値がないことを示す)ゼロのCSD値を有し、第2の送信チェインは、典型的に(例えば、IEEE802.11規格によって指定されるような)200nsのCSD値を有する。別の例では、3×3MIMOデバイスにおいて、第1の送信チェインは、典型的にCSD値がなく(例えば、遅延なし)、第2の送信チェインは、典型的に200nsのCSD値を有し、第3の送信チェインは、典型的に400nsのCSD値を有する。このように、同じデバイスの異なるチェインから送信される複数の信号の各々は、信号ダイバーシチを達成するために、指定されたCSD値によってインクリメンタルに(incrementally)遅延される。無論、MIMOデバイスから複数の信号を受信する場合、これら信号間のインクリメンタルな遅延は、2つのデバイス間のRTT値を計算する際に、不所望に誤差をもたらしうる。
[0042] 一実施形態では、1つのデバイスが、特定のCSD値が他のデバイスについて仮定されることができるかどうか、または、他のデバイスについてのCSD値が決定される必要があるかどうかを決定しうる。いくつかの実施形態では、他のデバイスのTx/Rx構成(例えば、送信チェインの数)を示す情報が、例えば、他のデバイスが複数の空間ストリームをサポートするかどうかを決定するために、他のデバイスのビーコン信号から抽出されうる。他のデバイスが複数の空間ストリームをサポートし、他のデバイスが複数のTx/Rxチェイン含むことを示しうる場合には、CSD値は、802.11規格によって定義される所定の値(例えば、200nsの倍数)でありうる。他のデバイスがCSD技法を用いる場合には、最大のサイクリックシフト値が補正値(CV)として設定されて、測定されたRTT値から減算されうる。例えば、デバイスAおよびデバイスBの両方が、200nsのサイクリックシフト値を有する2つの送信機および1つの受信機を含む(例えば、2T1Rデバイスである)場合には、2(200ns)=400nsの補正値が測定されたRTT値から減算されうる。CSD値は、第1のデバイスから第2のデバイスへ、そして第1のデバイスのもとに戻るまでの信号伝搬を考慮して、2によって乗算されることに留意されたい。
[0043] 別の実施形態では、電力遅延プロファイルの形状が、特定のデバイスのCSD値が仮定されうるかどうかを決定するために使用されうる。一般に、電力遅延プロファイル(PDP)は、時間遅延の関数(function)として、マルチパスチャネルを通じて受信された信号の強度を与える。時間遅延は、マルチパス到着間の移動時間における差である。例えば、図5Aは、信号501と関連付けられるパケットがサイクリックシフトダイバーシチを含まないアプリケーションのための指数関数的減衰(exponential decay)を有する信号501を図示するグラフ500であり、図5Bは、信号551と関連付けられるパケットがサイクリックシフトダイバーシチを含むアプリケーションのための指数関数的減衰を有する成分551Aおよび551Bを有する信号551の電力遅延プロファイルを図示するグラフ550である。例えば、モバイルデバイスが、2つの送信機チェインを含み、CSDを用いる場合、電力遅延プロファイルは、図5Bおよび図6に図示されるように、典型的に2つの成分を含み、ここで、これら成分の間の差は、大きさおよび時間遅延の両方にありうる。パケットがサイクリックシフトダイバーシチを含まない場合、電力遅延プロファイルは、典型的に単調に低減することに留意されたい。これに対し、パケットがサイクリックシフトダイバーシチを含む場合、電力遅延プロファイルは、単調に低減しないことがありうる。したがって、本実施形態によると、電力遅延プロファイルの形状が単調に低減する場合には、対応するデバイスが1つまたは複数のCSD値を含むと仮定することができる。
[0044] 別のアプローチでは、1つのデバイス(例えば、デバイスB)のCSD値は、他のデバイス(例えば、デバイスA)に割り当てられうる。このアプローチでは、デバイスAが1つの送信機チェインを含み、デバイスBが複数の送信機チェインを含む場合、CSD値は無視されうる。
[0045] 別のアプローチでは、無線デバイスのCSD値は、図6のグラフ600について以下に説明される導出動作を使用して導出されうる。第1に、デバイスの最大値位置が決定され、その関連する電力レベル(P1)が記録される。次に、CSD値に対応する時間期間T1が、最大値位置からシフトされ、その電力レベル(P2)が記録される。典型的な実施形態では、時間期間T1は、(例えば、802.11規格に定義されるように)ほぼ200nsに等しい。その後、電力レベルP1およびP2は、電力差値Pdiff=P2−P1を生成するために比較される。電力差値Pdiffが、所定の電力レベルTpowerよりも大きい場合(例えば、Pdiff>Tpowerの場合には、CSD値は無視される。したがって、CSDが存在しない場合、P2は、高い確率で(with high probability)雑音電力になり、したがって、Pdiffは、比較的大きな値を有するべきである。
[0046] 別のアプローチでは、CSD値は、デバイスが異なる数のアンテナを有するかどうかを検出することによって導出されうる。そうである場合には、これらデバイスのうちの1つ(例えば第2のデバイス)の内にあるソフトウェアが、CSD値の検出を可能にするために更新されうる。
[0047] 別のアプローチでは、各デバイスのCSD値が決定されて、他のデバイスに送信されうる。
[0048] 図7は、RTT技法を使用して第1のデバイスAと第2のデバイスBの間の距離測定の精度を向上させるために、本実施形態による典型的な片側補正技法を図示する例示的なフローチャート700である。第1に、デバイスAが、デバイスBにユニキャストパケットを送る(701)。これに応答して、デバイスBは、デバイスAのもとに肯定応答パケットを送る(702)。その後、デバイスAは、肯定応答補正係数を計算する(703)。上述したように、肯定応答補正係数は、肯定応答信号がデバイスBからデバイスAへ送られる際に、マルチパスの影響を補償するために使用されうる。次に、デバイスAは、1つまたは複数の補正値を使用して、計算された補正係数を選択的に調整しうる(704)。上述したように、これらの補正値は、パケット長およびMCS設定等における変化について、これらデバイスの異なるCSD値を補償しうる。その後、デバイスAは、デバイスAとBの間で交換されるユニキャスト信号および肯定応答信号のRTTを計算する(705)。いくつかの実施形態では、デバイスAは、上記の方程式(3)を使用してRTTを計算しうる。最後に、デバイスAは、デバイスAとBの間の距離を決定するために、RTT値を使用する(706)。ステップ702−706は、デバイスAのプロセッサ416によって行われうることに留意されたい(図4も参照)。
[0049] 図8は、RTT技法を使用して第1のデバイスAと第2のデバイスBの間の距離測定の精度を向上させるために、本実施形態による典型的な両側補正技法を図示する例示的なフローチャート800である。第1に、デバイスAが、デバイスBにユニキャストパケットを送る(801)。これに応答して、デバイスBは、ユニキャスト補正係数を計算する(802)。上述したように、ユニキャスト補正係数は、ユニキャスト信号がデバイスAからデバイスBへ送信される際にマルチパスの影響を補償するために使用されうる。次に、デバイスBは、1つまたは複数の補正値を使用して、計算された補正係数を選択的に調整しうる(803)。上述したように、これらの補正値は、パケット長およびMCS設定等における変化について、これらデバイスの異なるCSD値を補償しうる。次に、デバイスBは、肯定応答パケットにユニキャスト補正係数を埋め込み、肯定応答パケットをデバイスAのもとに送信する(804)。その後、デバイスAは、肯定応答補正係数を計算する(805)。上述したように、肯定応答補正係数は、肯定応答信号がデバイスBからデバイスAへ送られる際にマルチパスの影響を補償するために使用されうる。次に、デバイスAは、1つまたは複数の補正値を使用して、計算された補正係数を選択的に調整しうる(806)。上述したように、これらの補正値は、パケット長およびMCS設定等における変化について、これらデバイスの異なるCSD値を補償しうる。その後、デバイスAは、デバイスAとBの間で交換されるユニキャスト信号および肯定応答信号のRTTを計算する(807)。いくつかの実施形態では、デバイスAは、上記の方程式(2)を使用してRTTを計算しうる。最後に、デバイスAは、デバイスAとBの間の距離を決定するために、RTT値を使用する(808)。ステップ802−804は、デバイスBのプロセッサ416によって行われることができ、また、ステップ805−808は、デバイスAのプロセッサ416によって行われることができることに留意されたい(図4を参照)。
[0050] 前述の明細書では、本実施形態は、その特定の典型的な実施形態を参照して説明された。しかしながら、添付の特許請求の範囲に記載される本開示のより広い趣旨および範囲から逸脱することなく、それらに対する様々な修正および変更がなされ得ることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的な意味において考慮されるべきである。
[0050] 前述の明細書では、本実施形態は、その特定の典型的な実施形態を参照して説明された。しかしながら、添付の特許請求の範囲に記載される本開示のより広い趣旨および範囲から逸脱することなく、それらに対する様々な修正および変更がなされ得ることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的な意味において考慮されるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるための方法であって、
前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへユニキャストパケットを送信することと、
前記第2のデバイスにおけるプロセッサを使用して、ユニキャスト補正係数(CORR_UNC)を計算することと、
前記第2のデバイスにおいて肯定応答パケットに前記ユニキャスト補正係数を埋め込むことと、
前記第2のデバイスから前記第1のデバイスへ前記肯定応答パケットを送信することと、
前記第1のデバイスにおけるプロセッサを使用して、肯定応答補正係数(CORR_ACK)を計算することと、
前記ユニキャスト補正係数および前記肯定応答補正係数を使用して、前記第1のデバイスにおいて前記RTT推定を計算することと
を備える方法。
[C2] 前記RTT推定は、TOA−TOD−CORR_UNC−CORR_ACK−Kとして計算され、ここで、TOAは、前記第1のデバイスにおける前記肯定応答パケットの到着時間であり、TODは、前記第1のデバイスからの前記ユニキャストパケットの出発時間であり、Kは、前記第2のデバイスの前記プロセッサと関連付けられる処理遅延を表す定数である、C1に記載の方法。
[C3] 前記第2のデバイスがシンボル境界タイミングをサポートしない場合、前記肯定応答補正係数を前記ユニキャスト補正係数で選択的に置き換えることをさらに備える、C1に記載の方法。
[C4] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第2のデバイスへの送信に成功した前記ユニキャストパケットのパーセンテージが所定のパーセンテージよりも低い場合、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、C1に記載の方法。
[C5] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのいずれかのRSSI値が所定の値よりも大きい場合にのみ、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、C4に記載の方法。
[C6] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第2のデバイスのRSSI値に基づいて、特定の変調符号化スケジュール(MCS)を推定することを備える、C1に記載の方法。
[C7] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第2のデバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を決定することと、
前記肯定応答補正係数から前記決定されたCSD値の選択された倍数を減算することと
を備える、C1に記載の方法。
[C8] 前記第2のデバイスに距離測定動作を開始するように要求する第1のパブリックアクションフレームを前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ送ることと、
前記第1のパブリックアクションフレームに応答して、前記第2のデバイスを構成モードに入れることと、
前記第1のデバイスについてのアンテナ構成を決定することと、
前記第1のデバイスについて決定された前記アンテナ構成を使用して、前記第2のデバイスのアンテナを構成することと、
RTT情報を収集するために、前記第1のデバイスから第2のデバイスへ特別なユニキャストパケットを送ることと、
前記第2のデバイスに前記距離測定動作を完了するように要求する第2のパブリックアクションフレームを前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ送ることと、
前記第1のデバイスをその当初のアンテナ構成に復元することと
によって、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスの間のチャネルの対称性を維持することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C9] 第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるためのシステムであって、
前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへユニキャストパケットを送信するための手段と、
前記第2のデバイスにおけるプロセッサを使用して、ユニキャスト補正係数(CORR_UNC)を計算するための手段と、
前記第2のデバイスにおいて肯定応答パケットに前記ユニキャスト補正係数を埋め込むための手段と、
前記第2のデバイスから前記第1のデバイスへ前記肯定応答パケットを送信するための手段と、
前記第1のデバイスにおけるプロセッサを使用して、肯定応答補正係数(CORR_ACK)を計算するための手段と、
前記ユニキャスト補正係数および前記肯定応答補正係数を使用して、前記第1のデバイスにおいて前記RTT推定を計算するための手段と
を備えるシステム。
[C10] 前記RTT推定は、TOA−TOD−CORR_UNC−CORR_ACK−Kとして計算され、ここで、TOAは、前記第1のデバイスにおける前記肯定応答パケットの到着時間であり、TODは、前記第1のデバイスからの前記ユニキャストパケットの出発時間であり、Kは、前記第2のデバイスの前記プロセッサと関連付けられる処理遅延を表す定数である、C9に記載のシステム。
[C11] 前記第2のデバイスがシンボル境界タイミングをサポートしない場合、前記肯定応答補正係数を前記ユニキャスト補正係数で選択的に置き換えるための手段をさらに備える、C9に記載のシステム。
[C12] 前記肯定応答補正係数を計算するための手段はさらに、
前記第2のデバイスへの送信に成功した前記ユニキャストパケットのパーセンテージが所定のパーセンテージよりも低い場合、前記肯定応答補正係数を無視するための手段を備える、C9に記載のシステム。
[C13] 前記肯定応答補正係数を計算するための手段はさらに、
前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのいずれかのRSSI値が所定の値よりも大きい場合にのみ、前記肯定応答補正係数を無視するための手段を備える、C12に記載のシステム。
[C14] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第2のデバイスのRSSI値に基づいて、特定の変調符号化スケジュール(MCS)を推定するための手段を備える、C9に記載のシステム。
[C15] 前記肯定応答補正係数を計算するための手段はさらに、
前記第2のデバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を決定するための手段と、
前記肯定応答補正係数から前記決定されたCSD値の選択された倍数を減算するための手段と
を備える、C9に記載のシステム。
[C16] 第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるための方法であって、
前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへユニキャストパケットを送信することと、
前記第2のデバイスから前記第1のデバイスへ肯定応答パケットを送信することと、
前記第1のデバイスにおけるプロセッサを使用して、肯定応答補正係数(CORR_ACK)を計算することと、
前記肯定応答補正係数を使用して、前記第1のデバイスにおいて前記RTT推定を計算することと、
を備える方法。
[C17] 前記RTT推定は、TOA−TOD−2×CORR_ACK−Kとして計算され、ここで、TOAは、前記第1のデバイスにおける前記肯定応答パケットの到着時間であり、TODは、前記第1のデバイスからの前記ユニキャストパケットの出発時間であり、Kは、前記第2のデバイスのプロセッサと関連付けられる処理遅延を表す定数である、C16に記載の方法。
[C18] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第2のデバイスへの送信に成功した前記ユニキャストパケットのパーセンテージが所定のパーセンテージよりも低い場合、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、C16に記載の方法。
[C19] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのいずれかのRSSI値が所定の値よりも大きい場合にのみ、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、C18に記載の方法。
[C20] 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
前記第2のデバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を決定することと、
前記肯定応答補正係数から前記決定されたCSD値の選択された倍数を減算することと
を備える、C16に記載の方法。

Claims (20)

  1. 第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるための方法であって、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへユニキャストパケットを送信することと、
    前記第2のデバイスにおけるプロセッサを使用して、ユニキャスト補正係数(CORR_UNC)を計算することと、
    前記第2のデバイスにおいて肯定応答パケットに前記ユニキャスト補正係数を埋め込むことと、
    前記第2のデバイスから前記第1のデバイスへ前記肯定応答パケットを送信することと、
    前記第1のデバイスにおけるプロセッサを使用して、肯定応答補正係数(CORR_ACK)を計算することと、
    前記ユニキャスト補正係数および前記肯定応答補正係数を使用して、前記第1のデバイスにおいて前記RTT推定を計算することと
    を備える方法。
  2. 前記RTT推定は、TOA−TOD−CORR_UNC−CORR_ACK−Kとして計算され、ここで、TOAは、前記第1のデバイスにおける前記肯定応答パケットの到着時間であり、TODは、前記第1のデバイスからの前記ユニキャストパケットの出発時間であり、Kは、前記第2のデバイスの前記プロセッサと関連付けられる処理遅延を表す定数である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のデバイスがシンボル境界タイミングをサポートしない場合、前記肯定応答補正係数を前記ユニキャスト補正係数で選択的に置き換えることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第2のデバイスへの送信に成功した前記ユニキャストパケットのパーセンテージが所定のパーセンテージよりも低い場合、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのいずれかのRSSI値が所定の値よりも大きい場合にのみ、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、請求項4に記載の方法。
  6. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第2のデバイスのRSSI値に基づいて、特定の変調符号化スケジュール(MCS)を推定することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第2のデバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を決定することと、
    前記肯定応答補正係数から前記決定されたCSD値の選択された倍数を減算することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2のデバイスに距離測定動作を開始するように要求する第1のパブリックアクションフレームを前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ送ることと、
    前記第1のパブリックアクションフレームに応答して、前記第2のデバイスを構成モードに入れることと、
    前記第1のデバイスについてのアンテナ構成を決定することと、
    前記第1のデバイスについて決定された前記アンテナ構成を使用して、前記第2のデバイスのアンテナを構成することと、
    RTT情報を収集するために、前記第1のデバイスから第2のデバイスへ特別なユニキャストパケットを送ることと、
    前記第2のデバイスに前記距離測定動作を完了するように要求する第2のパブリックアクションフレームを前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへ送ることと、
    前記第1のデバイスをその当初のアンテナ構成に復元することと
    によって、前記第1のデバイスと前記第2のデバイスの間のチャネルの対称性を維持することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるためのシステムであって、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへユニキャストパケットを送信するための手段と、
    前記第2のデバイスにおけるプロセッサを使用して、ユニキャスト補正係数(CORR_UNC)を計算するための手段と、
    前記第2のデバイスにおいて肯定応答パケットに前記ユニキャスト補正係数を埋め込むための手段と、
    前記第2のデバイスから前記第1のデバイスへ前記肯定応答パケットを送信するための手段と、
    前記第1のデバイスにおけるプロセッサを使用して、肯定応答補正係数(CORR_ACK)を計算するための手段と、
    前記ユニキャスト補正係数および前記肯定応答補正係数を使用して、前記第1のデバイスにおいて前記RTT推定を計算するための手段と
    を備えるシステム。
  10. 前記RTT推定は、TOA−TOD−CORR_UNC−CORR_ACK−Kとして計算され、ここで、TOAは、前記第1のデバイスにおける前記肯定応答パケットの到着時間であり、TODは、前記第1のデバイスからの前記ユニキャストパケットの出発時間であり、Kは、前記第2のデバイスの前記プロセッサと関連付けられる処理遅延を表す定数である、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第2のデバイスがシンボル境界タイミングをサポートしない場合、前記肯定応答補正係数を前記ユニキャスト補正係数で選択的に置き換えるための手段をさらに備える、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記肯定応答補正係数を計算するための手段はさらに、
    前記第2のデバイスへの送信に成功した前記ユニキャストパケットのパーセンテージが所定のパーセンテージよりも低い場合、前記肯定応答補正係数を無視するための手段を備える、請求項9に記載のシステム。
  13. 前記肯定応答補正係数を計算するための手段はさらに、
    前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのいずれかのRSSI値が所定の値よりも大きい場合にのみ、前記肯定応答補正係数を無視するための手段を備える、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第2のデバイスのRSSI値に基づいて、特定の変調符号化スケジュール(MCS)を推定するための手段を備える、請求項9に記載のシステム。
  15. 前記肯定応答補正係数を計算するための手段はさらに、
    前記第2のデバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を決定するための手段と、
    前記肯定応答補正係数から前記決定されたCSD値の選択された倍数を減算するための手段と
    を備える、請求項9に記載のシステム。
  16. 第1のデバイスと第2のデバイスの間のラウンドトリップタイム(RTT)推定の精度を向上させるための方法であって、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスへユニキャストパケットを送信することと、
    前記第2のデバイスから前記第1のデバイスへ肯定応答パケットを送信することと、
    前記第1のデバイスにおけるプロセッサを使用して、肯定応答補正係数(CORR_ACK)を計算することと、
    前記肯定応答補正係数を使用して、前記第1のデバイスにおいて前記RTT推定を計算することと、
    を備える方法。
  17. 前記RTT推定は、TOA−TOD−2×CORR_ACK−Kとして計算され、ここで、TOAは、前記第1のデバイスにおける前記肯定応答パケットの到着時間であり、TODは、前記第1のデバイスからの前記ユニキャストパケットの出発時間であり、Kは、前記第2のデバイスのプロセッサと関連付けられる処理遅延を表す定数である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第2のデバイスへの送信に成功した前記ユニキャストパケットのパーセンテージが所定のパーセンテージよりも低い場合、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、請求項16に記載の方法。
  19. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第1のデバイスまたは前記第2のデバイスのいずれかのRSSI値が所定の値よりも大きい場合にのみ、前記肯定応答補正係数を無視することを備える、請求項18に記載の方法。
  20. 前記肯定応答補正係数を計算することはさらに、
    前記第2のデバイスのサイクリックシフトダイバーシチ(CSD)値を決定することと、
    前記肯定応答補正係数から前記決定されたCSD値の選択された倍数を減算することと
    を備える、請求項16に記載の方法。
JP2014542362A 2011-11-15 2012-11-09 Wi−Fiネットワークにおいて距離を決定するための方法および装置 Active JP5731079B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/297,202 2011-11-15
US13/297,202 US8787191B2 (en) 2011-11-15 2011-11-15 Method and apparatus for determining distance in a Wi-Fi network
PCT/US2012/064524 WO2013074424A1 (en) 2011-11-15 2012-11-09 Method and apparatus for determining distance in a wi-fi network

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015503092A true JP2015503092A (ja) 2015-01-29
JP5731079B2 JP5731079B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=47222327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014542362A Active JP5731079B2 (ja) 2011-11-15 2012-11-09 Wi−Fiネットワークにおいて距離を決定するための方法および装置

Country Status (7)

Country Link
US (2) US8787191B2 (ja)
EP (1) EP2781129B1 (ja)
JP (1) JP5731079B2 (ja)
KR (1) KR101521564B1 (ja)
CN (1) CN103947268B (ja)
IN (1) IN2014CN03575A (ja)
WO (1) WO2013074424A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301569B1 (ja) * 2015-03-16 2018-03-28 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 向上した位置精度のためのrttレンジングの適応的トリガリング

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9645225B2 (en) 2008-11-21 2017-05-09 Qualcomm Incorporated Network-centric determination of node processing delay
US20100135178A1 (en) 2008-11-21 2010-06-03 Qualcomm Incorporated Wireless position determination using adjusted round trip time measurements
US8892127B2 (en) 2008-11-21 2014-11-18 Qualcomm Incorporated Wireless-based positioning adjustments using a motion sensor
US9125153B2 (en) 2008-11-25 2015-09-01 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for two-way ranging
US8768344B2 (en) 2008-12-22 2014-07-01 Qualcomm Incorporated Post-deployment calibration for wireless position determination
US8781492B2 (en) 2010-04-30 2014-07-15 Qualcomm Incorporated Device for round trip time measurements
US8787191B2 (en) * 2011-11-15 2014-07-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for determining distance in a Wi-Fi network
US9154904B2 (en) * 2012-11-12 2015-10-06 Tata Consultancy Services Limited Method and system for accurate straight line distance estimation between two communication devices
JP2014165551A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Fujitsu Ltd 通信装置、通信方法、プログラム、及び、通信システム
US9191908B2 (en) * 2013-03-05 2015-11-17 Qualcomm Incorporated Reducing impact of clock drift in wireless devices
US20140269400A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Qualcomm Incorporated Broadcasting short interframe space information for location purposes
WO2014193372A1 (en) * 2013-05-30 2014-12-04 Intel Corporation Apparatus, system and method of estimating a location of a mobile device
US9661603B2 (en) 2013-08-30 2017-05-23 Qualcomm Incorporated Passive positioning utilizing beacon neighbor reports
US9445227B2 (en) 2013-08-30 2016-09-13 Qualcomm Incorporated Passive positioning utilizing round trip time information
US9532328B2 (en) * 2013-09-09 2016-12-27 Qualcomm Incorporated Methods and apparatuses for improving quality of positioning
US20150296552A1 (en) * 2014-04-09 2015-10-15 Qualcomm Incorporated Wireless docking/undocking using fine time measurement
US9907044B2 (en) * 2014-09-15 2018-02-27 Qualcomm Incorporated IEEE 802.11 enhancements for high efficiency positioning
US10582105B2 (en) 2014-12-30 2020-03-03 Qualcomm Incorporated Changing camera parameters based on wireless signal information
US20160188540A1 (en) * 2014-12-30 2016-06-30 Qualcomm Incorporated Tagging visual data with wireless signal information
US9824481B2 (en) 2014-12-30 2017-11-21 Qualcomm Incorporated Maintaining heatmaps using tagged visual data
US10264396B2 (en) * 2015-01-15 2019-04-16 Mediatek Inc. Method of distance measurement between wireless communication devices in wireless communication system
CN104602319A (zh) * 2015-01-30 2015-05-06 海信集团有限公司 一种控制无线接入设备移动的方法与装置
US9706356B2 (en) * 2015-03-25 2017-07-11 Htc Corporation Positioning system and method
US20160352605A1 (en) * 2015-05-29 2016-12-01 Qualcomm Incorporated Systems and methods for distance bounding to an authenticated device
CN106443648B (zh) * 2015-08-13 2019-06-21 株式会社理光 判断电子装置接近的方法与装置
US20170127225A1 (en) * 2015-10-29 2017-05-04 Qualcomm Incorporated Systems and methods for distance bounding using near field communication
US10440574B2 (en) * 2016-06-12 2019-10-08 Apple Inc. Unlocking a device
WO2019044629A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 株式会社村田製作所 位置推定システム
WO2019165632A1 (zh) * 2018-03-02 2019-09-06 深圳市汇顶科技股份有限公司 室内定位方法、装置和设备
US11483691B2 (en) 2018-03-13 2022-10-25 Cypress Semiconductor Corporation Time of arrival estimation for Bluetooth systems and devices
US10939401B2 (en) * 2018-07-09 2021-03-02 Qualcomm Incorporated Round trip time estimation based on a timing advance applied to a timing response
US11172388B2 (en) * 2019-09-18 2021-11-09 Kabushiki Kaisha Toshiba Link quality awareness for uplink transmissions from nodes to gateways
US11778511B2 (en) 2019-09-18 2023-10-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Transmission parameter probing and searching for agile link quality adaptation
JP7476518B2 (ja) * 2019-11-13 2024-05-01 セイコーエプソン株式会社 無線通信システム、第2処理装置
KR20220012755A (ko) * 2020-07-23 2022-02-04 삼성전자주식회사 통신 수행 방법 및 장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070121523A1 (en) * 2005-11-30 2007-05-31 Cisco Technology, Inc. Methods and apparatus for determining reverse path delay
US20090276674A1 (en) * 2008-05-05 2009-11-05 Hung-Yu Wei System and apparatus for providing an adaptive control mechanism for wireless communications
JP2011223419A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Mitsubishi Electric Corp マルチホップ無線アドホックネットワーク、通信システム、情報収集・設定装置、情報端末および経路探索方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL159276A0 (en) * 2001-06-11 2004-06-01 Qualcomm Inc System and method for the detection and compensation of radio signal time of arrival errors
JP5726402B2 (ja) 2005-11-07 2015-06-03 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated Wlan及び他の無線ネットワークの位置測定方法
WO2008121878A1 (en) 2007-03-28 2008-10-09 Proximetry, Inc. Systems and methods for distance measurement in wireless networks
WO2008147046A1 (en) 2007-05-25 2008-12-04 Lg Electronics Inc. Management procedure in wireless communication system and station supporting management procedure
US20100135178A1 (en) 2008-11-21 2010-06-03 Qualcomm Incorporated Wireless position determination using adjusted round trip time measurements
US8165150B2 (en) 2008-12-17 2012-04-24 Avaya Inc. Method and system for wireless LAN-based indoor position location
US8233457B1 (en) 2009-09-03 2012-07-31 Qualcomm Atheros, Inc. Synchronization-free station locator in wireless network
US8781492B2 (en) 2010-04-30 2014-07-15 Qualcomm Incorporated Device for round trip time measurements
US9057771B2 (en) * 2011-04-25 2015-06-16 Disney Enterprises, Inc. Carrier sense-based ranging
US8787191B2 (en) * 2011-11-15 2014-07-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for determining distance in a Wi-Fi network

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070121523A1 (en) * 2005-11-30 2007-05-31 Cisco Technology, Inc. Methods and apparatus for determining reverse path delay
US20090276674A1 (en) * 2008-05-05 2009-11-05 Hung-Yu Wei System and apparatus for providing an adaptive control mechanism for wireless communications
JP2011223419A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Mitsubishi Electric Corp マルチホップ無線アドホックネットワーク、通信システム、情報収集・設定装置、情報端末および経路探索方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6301569B1 (ja) * 2015-03-16 2018-03-28 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 向上した位置精度のためのrttレンジングの適応的トリガリング

Also Published As

Publication number Publication date
EP2781129A1 (en) 2014-09-24
US20140313922A1 (en) 2014-10-23
CN103947268B (zh) 2018-03-27
US9143967B2 (en) 2015-09-22
KR20140093994A (ko) 2014-07-29
WO2013074424A1 (en) 2013-05-23
JP5731079B2 (ja) 2015-06-10
US20130121173A1 (en) 2013-05-16
US8787191B2 (en) 2014-07-22
CN103947268A (zh) 2014-07-23
WO2013074424A4 (en) 2013-07-11
EP2781129B1 (en) 2018-05-16
KR101521564B1 (ko) 2015-05-19
IN2014CN03575A (ja) 2015-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5731079B2 (ja) Wi−Fiネットワークにおいて距離を決定するための方法および装置
US8837316B2 (en) RTT based ranging system and method
EP3039445B1 (en) Passive positioning utilizing round trip time information
US9226260B2 (en) Initiator-conditioned fine timing measurement service request
US20190271775A1 (en) Motion detection using the magnitude of channel impulse response
JP5607213B2 (ja) モバイル局で往復遅延を測定する方法および装置
JP2020515105A (ja) チャネル待ち時間決定方法、測位方法および関連機器
JP2019525189A (ja) 無線電気通信ネットワーク内のユーザ機器の位置検出
US20220404451A1 (en) Methods and Apparatuses for Positioning in a Wireless Communications Network
WO2022119670A1 (en) System and method for generating phase-coherent signaling when ranging between wireless communications nodes
US9316721B2 (en) Method and system for estimating the location of a mobile terminal
JP2013520922A (ja) 無線通信ネットワークにおける方法及びノード
US20120057481A1 (en) System and method for measuring round trip time based on wireless local area network
EP4256373A1 (en) System and method for generating phase-coherent signaling when ranging between wireless communications nodes and to account for phase shift therebetween
JP2015507172A (ja) 距離推定
US11758508B2 (en) Access Point (AP) placement using Fine Time Measurement (FTM)
CN115278866A (zh) NLOS确定、提供UL SRS资源与UE Tx TEG之间的关联的方法及系统
JP2019121922A (ja) 干渉電力推定装置および干渉電力推定方法
US20240023056A1 (en) Positioning method and apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141022

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20141022

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20141111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5731079

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250