JP2015502456A - 高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法 - Google Patents

高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015502456A
JP2015502456A JP2014542223A JP2014542223A JP2015502456A JP 2015502456 A JP2015502456 A JP 2015502456A JP 2014542223 A JP2014542223 A JP 2014542223A JP 2014542223 A JP2014542223 A JP 2014542223A JP 2015502456 A JP2015502456 A JP 2015502456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blast furnace
combustion zone
capsule
gas
unburned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014542223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6055839B2 (ja
Inventor
テ−ファ チェ、
テ−ファ チェ、
ドンジョ イ、
ドンジョ イ、
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Posco Co Ltd
Original Assignee
Posco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Posco Co Ltd filed Critical Posco Co Ltd
Publication of JP2015502456A publication Critical patent/JP2015502456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6055839B2 publication Critical patent/JP6055839B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B9/00Stoves for heating the blast in blast furnaces
    • C21B9/02Brick hot-blast stoves
    • C21B9/06Linings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B7/00Blast furnaces
    • C21B7/22Dust arresters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • C21C5/42Constructional features of converters
    • C21C5/44Refractory linings
    • C21C5/441Equipment used for making or repairing linings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B11/00Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
    • F41B11/80Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns specially adapted for particular purposes
    • F41B11/87Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns specially adapted for particular purposes for industrial purposes, e.g. for surface treatment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Manufacture Of Iron (AREA)
  • Blast Furnaces (AREA)

Abstract

操業中に高炉の燃焼帯に形成される未燃焼堆積層をより効果的で確実に除去することができるように、高炉の燃焼帯の後段に形成される未燃焼堆積層に衝撃エネルギーを加えて未燃焼堆積層を破壊する衝撃手段を含む、高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法を提供する。

Description

本発明は、高炉内部の燃焼帯に形成される未燃焼堆積層をより効果的で確実に除去するための、高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法に関する。
一般に、高炉操業は、主原料の鉄鉱石と主燃料のコークスを高炉内に装入し、高炉下部の風口を通して高温の熱風と酸素を吹き込んで鎔銑を生産する工程である。コークスは、高炉の内部で高温の熱風と酸素によって燃焼する。コークスの燃焼時発生する高温の熱と還元ガスによって、高炉の内部にある鉄鉱石が還元および溶融する。高炉の内部には、固体、液体、気体、粉体などの様々な相が共に共存し、鉄鉱石の還元反応など、20種類以上の化学反応が起こる。鉄鉱石とコークスは、高炉の上部から下部へ4〜5時間にわたって降下し、この過程で、各種相変化と化学反応により鎔銑とスラグとして作られ、高炉下部の出銑口を通して排出される。
高炉の下部では、風口を通して空気や酸素が吹き込まれ、補助燃料として微粉炭が熱風と共に高炉内に吹き込まれる。高炉の内部に吹き込まれた熱風と酸素によってコークスや微粉炭が燃焼する。このような燃焼反応は、高炉に熱風を吹き込む風口の前の燃焼帯で主に起こる。
上記燃焼帯では、コークスの激しい旋回現象や酸素不足などの理由から、粉化したコークスおよび微粉炭のうちの一部が燃焼しない現象が発生する。未燃焼のコークスや微粉炭は、燃焼帯の後面に積もって堆積層を形成する。未燃焼コークス粉や微粉炭、灰分で構成された堆積層は、堅い壁をなして、燃焼帯のガスが高炉中心に流れるのを阻害し、上部で生成された溶融物の流れを防止する。特に、微粉炭を多量吹き込む高炉操業では、微粉炭の燃焼性がコークスより優れているため、炉内でコークスの滞留時間が増加して粉発生量が増加し、未燃焼微粉炭の発生量も多くなって、燃焼帯の後面により多くの堆積層が積もる。これにより、熱伝達および還元ガスの流れが悪くなって鎔銑生産量が低下し、還元ガス利用率が低下して、全般的に高炉の操業効率が低下する。このような問題は、高炉の内容積が大きくなるほど堆積物が増加してより深刻化する。
このような燃焼帯の堆積層を適期に解消するために、従来は、微粉炭の吹き込み量を調節したり、微粉炭の燃焼性を向上させることができるように、送風温度の上昇、酸素吹き込み量の増大、高炉の内部温度の上昇、微粉炭吹き込み用ランスの構造改善などの様々な方法が試みられている。
しかし、上記の従来の構造はいずれも、微粉や、スラグ、石炭灰分などがコンクリートのように硬く固まった堆積層を除去するには不十分な技術であり、満足する結果が得られなかった。したがって、上記堆積層を適期に解消させるための技術の開発が要求される。
そこで、操業中に高炉の燃焼帯に形成される未燃焼堆積層をより効果的で確実に除去することができる、高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法を提供する。
このために、本除去装置は、高炉の燃焼帯の後段に形成される未燃焼堆積層に衝撃エネルギーを加えて前記未燃焼堆積層を破壊する衝撃手段を含むことができる。
前記衝撃手段は、爆発して前記堆積層に衝撃を加えるカプセルと、前記カプセル内に貯蔵され、ガスを生成してカプセルを爆発させるガス発生材とを含むことができる。
前記ガス発生材は、化学反応によって膨張ガスを生成する物質を含むことができる。
前記ガス発生材は、気化して膨張する物質を含むことができる。
前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウムに砂糖が混合された混合物であるとよい。
前記ガス発生材は、灯油がさらに含まれるとよい。
前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム70〜80重量%、砂糖20〜30重量%を含むことができる。
前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム60〜80重量%、砂糖20〜30重量%、灯油0〜10重量%を含むことができる。
前記ガス発生材は、液体酸素であるとよい。
前記カプセルは、高炉の内部熱によって溶解する材質からなるとよい。
前記カプセルは、アルミニウム、鉄、またはステンレス材質からなるとよい。
前記カプセルは、内部が中空で、一側には、内部にガス発生材を注入するための注入口が形成され、前記注入口にカプセルを密封するキャップが着脱可能に締結された構造であるとよい。
前記カプセルは、一側先端部が尖った構造であるとよい。
本装置は、前記衝撃手段を未燃焼堆積層に位置させるための移送手段をさらに含むことができる。
前記移送手段は、高炉の風口を通して内部の燃焼帯に連結され、内部に前記カプセルが搭載される発射管と、前記発射管に連結され、前記カプセル発射のためのエネルギーを供給するエネルギー供給部とを含むことができる。
前記発射管は、高炉の風口に設けられる燃焼帯観察窓に連結された構造であるとよい。
前記発射管は、高炉の風口に設けられる微粉炭吹き込みランスに設けられる構造であるとよい。
前記エネルギー供給部は、前記カプセルを押し出す押し棒と、前記押し棒を前進移動させる駆動部とを含み、押し棒で押してカプセルを発射する構造であるとよい。
前記エネルギー供給部は、前記発射管に気体を供給して気体圧力でカプセルを発射する構造であるとよい。
前記気体は、窒素または空気であるとよい。
前記移送手段は、前記発射管の内周面に沿って設けられ、前記カプセルに密着して気密を維持する気密リングをさらに含むことができる。
前記エネルギー供給部は、前記発射管に連結される供給管と、前記供給管に連結され、内部に気体が充填されて発射管に高圧の気体を供給する高圧タンクと、前記供給管に設けられ、供給管を開閉する第1バルブと、前記高圧タンクに連結される気体供給ライン上に設けられ、高圧タンクに気体を充填する昇圧ポンプとを含むことができる。
前記エネルギー供給部は、カプセルの発射前に、前記発射管の圧力を高炉の内部圧力に合わせるための均圧部をさらに含むことができる。
前記均圧部は、前記気体供給ラインに連結され、気体が充填される充填タンクと、前記充填タンクと前記発射管との間に設けられる分岐管と、前記分岐管に設けられ、分岐管を開閉する分岐管バルブと、前記発射管に設けられ、発射管を開閉する発射管バルブとを含むことができる。
一方、本除去方法は、高炉の燃焼帯の後段に形成される未燃焼堆積層に衝撃エネルギーを加えて前記未燃焼堆積層を破壊する段階を含むことができる。
本除去方法は、ガスを生成するガス発生材が内部に注入されたカプセルを用意する準備段階と、前記カプセルを高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層に移送させる移送段階と、カプセルが高炉の内部熱によって爆発する爆発段階とを含むことができる。
前記ガス発生材は、化学反応によって膨張ガスを生成する物質を含むことができる。
前記ガス発生材は、気化して膨張する物質を含むことができる。
前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウムに砂糖が混合された混合物であるとよい。
前記ガス発生材は、灯油がさらに含まれるとよい。
前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム70〜80重量%、砂糖20〜30重量%を含むことができる。
前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム60〜80重量%、砂糖20〜30重量%、灯油0〜10重量%を含むことができる。
前記ガス発生材は、液体酸素であるとよい。
前記カプセルは、高炉の内部熱によって溶解する材質からなるとよい。
前記カプセルは、アルミニウム、または鉄、またはステンレス材質からなるとよい。
前記移送段階は、高炉の風口を通して内部の燃焼帯に連結される発射管にカプセルを搭載する段階と、前記発射管に高圧の気体を供給してカプセルを押し出す発射段階とを含むことができる。
前記気体は、窒素または空気であるとよい。
前記移送段階は、前記発射段階の前に、前記発射管の圧力を高炉の内部圧力に合わせて調節するための均圧段階をさらに含むことができる。
以上のように、本実施形態によれば、燃焼帯の後段に形成される堆積層を除去することにより、ガスおよび溶融物の流れをより円滑に改善し、炉体の圧力を低下させ、還元ガス利用率を高めることができる。
また、堆積層の除去により炉心に十分な熱を供給し、高炉の操業効率を高めることができる。
さらに、操業状態で堆積層を除去可能とすることにより、堆積層の除去や設備補完のために別途に操業を中断する必要がなく、生産性を高めることができる。
本実施形態にかかる高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去構造を示した概略図である。 本実施形態にかかる高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置の発射管を示した概略図である。 本実施形態にかかる高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置のカプセルを示した断面図である。 本実施形態にかかる高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置の一部構成を示した概略図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施形態を説明する。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に理解できるように、後述する実施形態は、本発明の概念および範囲を逸脱しない限度内で多様な形態に変形可能である。できるだけ同一または類似の部分は、図面において同一の図面符号を用いて表す。
以下で使用される技術用語および科学用語を含むすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が一般に理解する意味と同じ意味を有する。事前に定義された用語は、関連技術文献と現在開示された内容に符合する意味を有すると追加的に解釈され、定義されない限り、理想的または非常に公式的な意味で解釈されない。
図面は概略的であって縮尺に合わせて示されていないことを明らかにする。図面にある部分の相対的な寸法および比率は、図面における明確性および便宜のために、その大きさにおいて誇張または縮小して示されており、任意の寸法は単に例示的なものであって限定的ではない。
図1は、本実施形態にかかる高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去構造を示している。
図1に示されているように、高炉100は、下部に形成された風口110を通して高温の熱風と酸素、微粉炭を吹き込み、内部に装入された鉄鉱石とコークスを溶融させて鎔銑を生産する。
上記高炉100の風口110には、熱風を吹き込むための送風パイプ120が設けられる。上記送風パイプ120は、内部通路を有する管構造物であり、外側先端には、高炉100内部の燃焼状態確認のための観察窓122が水平方向に設けられる。また、上記送風パイプ120は、先端側の側面に挿入口124が形成され、微粉炭ランス130が上記挿入口124を通して内部に挿入設置される。これにより、微粉炭は、上記微粉炭ランス130を通してブローパイプの内部に投入され、ブローパイプの内部に投入された熱風と共に、高炉100の送風口110を通して高炉100の内部に吹き込まれる。
コークスや微粉炭は、高炉100の内部に吹き込まれた熱風と酸素によって燃焼する。このような燃焼反応は、高炉100に熱風を吹き込む風口110の前の燃焼帯200で主に起こる。燃焼帯200は、250〜290m/secの流速で送風される熱風によって形成された大きい瞳孔形態であり、コークスと微粉炭がここで酸素と会って燃焼する。この過程で、粉化したコークスおよび微粉炭のうちの一部が燃焼せず、燃焼帯200の後面に積もって未燃焼堆積層210を形成する。
本除去装置は、上記堆積層210を除去するためのものであり、高炉100の燃焼帯200の後段に形成される堆積層210に衝撃エネルギーを加えて上記堆積層210を破壊する衝撃手段を含む。
本実施形態において、上記衝撃手段は、図2に示されているように、爆発して上記堆積層210に衝撃を加えるカプセル10と、上記カプセル10内に貯蔵され、ガスを生成してカプセル10を爆発させるガス発生材20とを含む。
上記カプセル10は、円筒形態からなり、ガス発生材20が満たされるように内部が空の構造となっている。上記カプセル10の一側先端には、内部にガス発生材20を注入するための注入口12が形成される。上記注入口12には、キャップ14が着脱可能に締結されてカプセル10を密封する。
図示のように、上記カプセル10は、一側先端部が先にいくほど尖った構造となっている。このような構造は、カプセル10が燃焼帯200に向けて発射された時、カプセル10が燃焼帯200により容易に打ち込まれるようにする。したがって、カプセル10は、より少ない発射エネルギーで燃焼帯200の後方の堆積層210に十分に到達することができる。
上記注入口12は、上記カプセル10の尖った先端側に形成される。上記注入口12に結合されるキャップ14は、コーン形態からなり、カプセル10の尖った先端をなす。本実施形態において、上記注入口12と上記キャップ14との接合面にはねじ山が加工され、互いにねじ締結方式で結合可能になる。
ここで、上記カプセル10は、高炉100の内部熱によって溶解する材質、より正確には、高炉100内部の燃焼帯200の雰囲気温度以下の溶融点を有する材質からなるとよい。本実施形態において、上記カプセル10は、アルミニウム、または鉄、またはステンレス材質からなるとよい。これにより、上記カプセル10は、高炉100の内部に投入されて堆積層210を除去した後、高炉100の内部熱によって溶融して除去される。
本実施形態において、上記ガス発生材20は、上記カプセル10の内部に満たされるものであり、化学反応によって膨張ガスを生成する物質を含む。ここで、上記物質は、高炉100の内部熱によって反応してガスを生成する物質であるとよい。上記物質に加えられる高炉100の内部熱は、カプセル10を通して上記物質に間接的に伝達されたり、またはカプセル10の溶解時に上記物質に直接的に伝達される。
本実施形態において、上記ガス発生材20は、硝酸カリウム(KNO)に砂糖(C122211)が混合された混合物であるとよい。あるいは、上記ガス発生材20は、硝酸カリウムの代わりに、硝酸ナトリウム(NaNO)が含まれていてもよい。また、上記ガス発生材20は、灯油(C1634)がさらに含まれていてもよい。灯油は、カプセル10の爆発力を増加させる。
上記硝酸カリウムや硝酸ナトリウムおよび砂糖は、固体状態でカプセル10内に装入できる。
上記ガス発生材20の化学反応式をみると、48KNO(S)+5C122211(S)=24KCO(S)+36CO(g)+24N(g)+55HO(g)である。上記反応により、ガス発生材20は、69moleの気体が生成され、数千倍の体積膨張が生じるようになる。
上記ガス発生材20をなす各物質の含有量は、気体生成量に影響を与えるため、上記各物質の含有量を異ならせてカプセル10の破壊力を調節することができる。
上記各物質の含有量を多様に変化させ、それぞれに対して破壊力を繰り返し実験した結果、以下のようにガス発生材20の各物質に対する最適な含有量が得られた。
本実施形態において、上記ガス発生材20は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム70〜80重量%、砂糖20〜30重量%で混合されるとよい。また、灯油がさらに含まれる場合、上記ガス発生材20は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム60〜80重量%、砂糖20〜30重量%、灯油0〜10重量%で混合されるとよい。
上記硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウムの混合量が上記範囲を外れると、砂糖との反応によって発生する気体生成量が過度に多いか小さくなる。これにより、カプセルの爆発力が燃焼帯の堆積層を破壊するのに過度に大きいか小さく、所望の効果を達成することが困難である。
このように、上記ガス発生材20は、硝酸カリウムや硝酸ナトリウムと砂糖との反応によって数千倍の体積のガスを生成することにより、堆積層210を破壊できる衝撃エネルギーを発生する。
上記混合物の入っているカプセル10は、内部で発生したガスの膨張圧によって爆発する。したがって、燃焼帯200の堆積層210は、混合物から発生したガスの膨張エネルギーとカプセル10の爆発力によって衝撃を受けて破壊される。
他の実施形態として、上記ガス発生材20は、気化して膨張する物質を含むことができる。ここで、上記ガス発生材20は、液体酸素であるとよい。
液体酸素は、カプセル10内に液体状態で存在する。上記液体酸素は、高炉100の内部でカプセル10を通して伝達される熱によって気化して数千倍の体積に膨張する。これにより、上記液体酸素の入っているカプセル10は、内部で発生した酸素の膨張圧によって爆発する。したがって、燃焼帯200の堆積層210は、液体酸素の気化による膨張エネルギーとカプセル10の爆発力によって衝撃を受けて破壊される。
また、ガス発生材20として液体酸素を使用する場合、液体酸素が気化して堆積層210に酸素を供給する。したがって、堆積層210に積もっていた未燃焼状態の微粉炭や粉コークスなどが、供給された酸素によって燃焼する効果が付加的に得られる。
ここで、上記カプセル10に入るガス発生材20全体の量は、破壊しようとする堆積層210の状態に応じて多様に設定可能である。ガス発生材20の量が多ければカプセル10の破壊力が高められるが、過度の場合、破壊力が大きすぎて高炉100設備に影響を与えることがある。ガス発生材20の量が少なすぎると、破壊力が弱くなって堆積層210が破壊されないことがある。
本除去装置は、上記カプセル10を燃焼帯200に発射して堆積層210に位置させるための移送手段をさらに含む。図3および図4は、上記移送手段を示している。
図示のように、上記移送手段は、高炉100の風口110を通して内部の燃焼帯200に連結され、内部に上記カプセル10が搭載される発射管30と、上記発射管30に連結され、上記カプセル10発射のためのエネルギーを供給するエネルギー供給部40とを含む。
これにより、エネルギー供給部40から発射管30に加えられたエネルギーによって、発射管30に搭載されていたカプセル10が高速で発射され、燃焼帯200の堆積層210に打ち込まれる。
上記発射管30は、長く伸びた管構造物である。上記発射管30の内径は、略カプセル10の外径に対応する。上記発射管30の内周面には、カプセル10と上記内周面との間の隙間を塞ぐための気密リング32が設けられる。
ここで、上記発射管30は、高炉100の風口110に設けられる送風パイプ120に連結され、送風パイプ120を通して燃焼帯200の堆積層210にカプセル10を発射する。
本実施形態において、上記発射管30は、送風パイプ120の水平方向の先端に設けられる観察窓122に連結できる。上記構造のほか、上記発射管30は、上記送風パイプ120に設けられる微粉炭吹き込みランス130の終端に連結されてもよい。
上記エネルギー供給部40は、カプセル10発射のために多様な構造が適用可能である。一実施形態として、上記エネルギー供給部40は、上記発射管30の内部に挿入されてカプセルを押し出すための押し棒と、上記押し棒を高速で前進移動させる駆動シリンダなどの駆動部とを含むことができる。上記構造の場合、駆動部の作動によって押し棒が高速で前進しながらカプセルを押し出すようになる。これにより、カプセルは、押し棒の押す力によって発射管から高速で発射される。
他の実施形態として、上記エネルギー供給部40は、上記発射管30に高圧の気体を供給して気体圧力でカプセル10を発射する構造であってもよい。上記カプセル10発射のための気体は、窒素または空気を用いることができる。
図4は、高圧の気体をカプセル10発射用に用いるためのエネルギー供給部40の構成を例示している。以下の説明において、カプセル10発射用の気体が窒素の構造を例として説明する。
図示のように、上記発射管30に連結される供給管42と、上記供給管42に連結され、内部に窒素が充填されて発射管30に高圧の窒素を供給する高圧タンク44と、上記供給管42に設けられ、供給管42を開閉する第1バルブ46と、上記高圧タンク44に連結される窒素供給ライン41上に設けられ、高圧タンクに窒素を充填する昇圧ポンプ48とを含む。
これにより、高圧タンク44に満たされた窒素は、供給管42を通して発射管30に供給され、発射管30からカプセル10を発射する推進力として作用する。
上記高圧タンク44は、カプセル10発射のための窒素が高圧で充填されたタンクであり、供給管42を通して高圧の窒素を発射管30に瞬間的に供給するようになる。
上記窒素供給ライン41には、第4バルブ53が設けられ、供給ライン41を通した窒素の供給を制御する。上記高圧タンク44の一側には、高圧タンク44の内部圧力を検出するための圧力計54が設けられる。
上記昇圧ポンプ48は、窒素供給ライン41を通して供給される窒素を、高圧タンク44に設定圧力で充填する。
上記昇圧ポンプ48と上記高圧タンク44との間の窒素供給ライン41上には、窒素供給ラインを開閉して高圧タンクに窒素を供給する供給バルブ50が設けられる。
上記供給バルブ50は、カプセルの発射後、高圧タンクに設けられた圧力計54の圧力が低下すると開放作動し、昇圧ポンプによって供給される窒素を、高圧タンク44に設定圧力で充填させる。
ここで、上記高圧タンク44の前後には、高圧タンク44に連結される供給管42および供給ライン41をそれぞれ開閉する第2バルブ51および第3バルブ52が設けられる。上記第2バルブ51と第3バルブ52は、第1バルブ46と供給バルブ50を補助するためのものであり、必要な時、手動または自動的に開閉され、高圧タンク44に窒素を流入または流出させる。
また、上記エネルギー供給部40は、カプセル10の発射前に、上記発射管30の圧力を高炉100の内部圧力に合わせるための均圧部をさらに含む。高炉100の内部圧力は、4気圧以上の高圧である。これにより、発射管30を高炉100に連結した時、高炉100の内部ガスが発射管30を通して逆流することがある。このようなガスの逆流防止のために、カプセル10の発射前に、発射管30の内部圧力を高炉100の内部圧力と同一に合わせる必要がある。
上記均圧部は、上記窒素供給ライン41に連結され、気体が充填される充填タンク61と、上記充填タンク61と上記発射管30との間に設けられる分岐管62と、上記分岐管62に設けられ、分岐管62を開閉する分岐管バルブ63と、上記発射管30に設けられ、発射管30を開閉する発射管バルブ64とを含む。
本実施形態において、上記充填タンク61は、窒素供給ライン41に設けられている昇圧ポンプ48に連結される。昇圧ポンプ48の駆動により、充填タンク61または/および高圧タンク44に窒素が充填される。
上記充填タンク61の前後には、充填タンク61に連結される分岐管62および供給ライン41をそれぞれ開閉する第5バルブ65および第6バルブ66が設けられる。上記第5バルブ65と第6バルブ66は、分岐管バルブ63を補助するためのものであり、必要な時、手動または自動的に開閉され、充填タンク61に窒素を流入または流出させる。
上記分岐管62は、充填タンク61と発射管30とを連結し、窒素を発射管30に供給する。上記分岐管62は、発射管30に設けられる発射管バルブ64と発射管30のカプセル10搭載位置との間で発射管30に連結される。上記発射管30には、発射管30の内部圧力を検出するための圧力計67がさらに設けられる。
これにより、カプセル10の発射前に、分岐管62に設けられた分岐管バルブ63と発射管30に設けられた発射管バルブ64を開閉調節することにより、発射管30の内部に窒素を供給して発射管30の内部圧力を高炉100の内部圧力と同一に維持することができる。
以下、堆積層210の除去過程について説明する。
本実施形態にかかる堆積層210の除去は、堆積層210に衝撃エネルギーを加えて堆積層210を破壊する方法により行われる。
堆積層210破壊のために、まず、ガスを生成するガス発生材20が内部に注入されたカプセル10を用意する過程を経る。作業者は、カプセル10を爆発させるためのガス発生材20をカプセル10の内部に装入し、カプセル10を密封して用意する。
衝撃エネルギーを発生するためのカプセル10が用意されると、次の過程として、カプセル10を高炉100の内部に発射し、高炉100の燃焼帯200の堆積層210に打ち込む。
本実施形態では、カプセル10発射のために、発射管30内にカプセル10を搭載し、カプセル10が搭載された発射管30を、高炉100の風口110に設けられた送風パイプ120に連結する。上記発射管30は、送風パイプ120の先端に設けられた観察窓122に連結されたり、送風パイプ120に設けられる微粉炭吹き込みランス130に連結されるとよい。
発射管30が観察窓122に設けられた場合、送風パイプ120の内部に伸びた微粉炭吹き込みランス130は外側に後進させ、発射されたカプセル10と微粉炭吹き込みランス130との間に干渉が発生しないようにする。
微粉炭吹き込みランス130を用いてカプセル10を発射しようとする場合には、微粉炭吹き込みランス130の外側先端に発射管30を装着する。
発射管30が送風パイプ120に連結されると、発射管30の後段に高圧の窒素が噴射される供給管42を連結する。上記高圧の窒素は、カプセル10を押し出すための推進力を発生させる。
このように、カプセル10発射のための装備のセッティングが完了すると、供給管42を通して高圧の窒素を発射管30に瞬間的に供給することにより、発射管30に搭載されたカプセル10を発射させることができる。発射管30から発射されたカプセル10は、送風パイプ120を通って燃焼帯200に打ち込まれ、燃焼帯200の後方の堆積層210に位置させられる。
そして、カプセル10は、堆積層210で高炉100の内部熱によって爆発することによって堆積層210を除去する。
ここで、本除去方法は、上記カプセル10の発射前に、上記発射管30を高炉100に連結した状態で、発射管30の内部圧力を高炉100の内部圧力に合わせる過程を経る。
図4に示されているように、窒素供給ライン41に設けられた第4バルブ53を開放作動させて昇圧ポンプ48を駆動すると、窒素は、供給ライン41に沿って連結された充填タンク61と高圧タンク44に移送されて充填される。このような充填過程で、供給ライン41に設けられた供給バルブ50は開放作動する。第2バルブ51と第3バルブ52、第5バルブ65および第6バルブ66は、補助的な役割を果たすバルブであり、装置が正常作動する状態では開放状態を維持する。これにより、窒素は、充填タンク61と高圧タンク44に流入する。そして、供給管42に設けられた第1バルブ46は、閉鎖作動して窒素の流出を遮断する。また、上記発射管30に設けられた発射管バルブ64と、分岐管62に設けられた分岐管バルブ63も閉鎖作動する。
この状態で、分岐管62に設けられた分岐管バルブ63が開放作動すると、充填タンク61内の窒素が分岐管62を通して発射管30の内部に流入する。発射管30の内部に流入する窒素によって発射管30の内部圧力は高くなる。発射管30の内部圧力は、発射管30に設けられた圧力計67により検出される。発射管30の内部圧力が次第に増加して高炉100内部の燃焼帯200の圧力と同一になると、発射管30に設けられた発射管バルブ64を開放作動する。上記発射管バルブ64が開放作動して高炉100の燃焼帯200と発射管30とが連通しても、同じ圧力下にあるため、高炉100内部のガスが発射管30に逆流しない。発射管30の内部圧力の調整が完了すると、分岐管バルブ63は、閉鎖作動して分岐管62を通した窒素の移動を遮断する。
このように発射管30の内部圧力が調整された状態で、高圧タンク44の充填された窒素がカプセル10発射のための十分な圧力に到達したかを確認する。高圧タンク44の圧力は、高圧タンク44に設けられた圧力計54により検出することができる。
高圧タンク44に十分な圧力で窒素が充填されると、供給管42に設けられた第1バルブ46が開放作動してカプセル10を発射する。第1バルブ46が開放作動すると、高圧タンク44内に充填されていた高圧の窒素が、供給管42を通して発射管30に瞬間的に供給される。発射管30に供給された高圧の窒素によって、発射管30に搭載されたカプセル10が高速で押し出され、発射管30の先端を通して高炉100の内部に発射される。
発射管30から発射されたカプセル10は、高炉100の燃焼帯200に衝突しながら内部に打ち込まれ、燃焼帯200の後段の堆積層210に位置させられる。
カプセル10が発射された後、第1バルブ46は、直ちに閉鎖作動して高炉100内部のガスが発射管30を通して逆流するのを遮断する。
高炉100内部の堆積層210に打ち込まれたカプセル10は、カプセル10の内部に装入されているガス発生材20が高炉100の内部熱によって反応して、内部で数千倍の体積のガスを生成する。
これにより、上記カプセル10は、内部で発生したガスの膨張圧によって爆発する。ガスの膨張エネルギーとカプセル10の爆発力によって、堆積層210で衝撃エネルギーが発生する。したがって、燃焼帯200の堆積層210は、このような衝撃エネルギーによって破壊されて除去される。
以上、本発明の例示的な実施形態が図示および説明されたが、多様な変形および他の実施形態が本分野における熟練した技術者によって実施可能である。このような変形および他の実施形態は、添付した請求の範囲にすべて考慮されて含まれており、本発明の真の趣旨および範囲を逸脱しない。

Claims (36)

  1. 高炉の燃焼帯の後段に形成される未燃焼堆積層に衝撃エネルギーを加えて前記未燃焼堆積層を破壊する衝撃手段を含む、高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  2. 前記衝撃手段は、爆発して前記堆積層に衝撃を加えるカプセルと、前記カプセル内に貯蔵され、ガスを生成してカプセルを爆発させるガス発生材とを含む、請求項1に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  3. 前記ガス発生材は、化学反応によって膨張ガスを生成する物質を含む、請求項2に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  4. 前記ガス発生材は、気化して膨張する物質を含む、請求項2に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  5. 前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウムに砂糖が混合された構造である、請求項3に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  6. 前記ガス発生材は、灯油をさらに含む、請求項5に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  7. 前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム70〜80重量%、砂糖20〜30重量%を含む、請求項5に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  8. 前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム60〜80重量%、砂糖20〜30重量%、灯油0〜10重量%を含む、請求項6に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  9. 前記ガス発生材は、液体酸素である、請求項4に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  10. 前記カプセルは、高炉の内部熱によって溶解する材質からなる、請求項2に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  11. 前記カプセルは、アルミニウム、鉄、またはステンレス材質からなる、請求項10に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  12. 前記カプセルは、内部が中空で、一側には、内部にガス発生材を注入するための注入口が形成され、前記注入口にカプセルを密封するキャップが着脱可能に締結された構造である、請求項2に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  13. 前記カプセルは、一側先端部が尖った構造である、請求項2に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  14. 前記衝撃手段を未燃焼堆積層に位置させるための移送手段をさらに含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  15. 前記移送手段は、高炉の風口を通して内部の燃焼帯に連結され、内部に前記カプセルが搭載される発射管と、前記発射管に連結され、前記カプセル発射のためのエネルギーを供給するエネルギー供給部とを含む、請求項14に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  16. 前記発射管は、高炉の風口に設けられる燃焼帯観察窓に連結された構造である、請求項15に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  17. 前記発射管は、高炉の風口に設けられる微粉炭吹き込みランスに設けられる構造である、請求項15に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  18. 前記エネルギー供給部は、前記カプセルを押し出す押し棒と、前記押し棒を前進移動させる駆動部とを含み、押し棒で押してカプセルを発射する構造である、請求項15に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  19. 前記エネルギー供給部は、前記発射管に気体を供給して気体圧力でカプセルを発射する構造である、請求項15に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  20. 前記気体は、窒素または空気である、請求項19に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  21. 前記移送手段は、前記発射管の内周面に沿って設けられ、前記カプセルに密着して気密を維持する気密リングをさらに含む、請求項15に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  22. 前記エネルギー供給部は、前記発射管に連結される供給管と、前記供給管に連結され、内部に気体が充填されて発射管に高圧の気体を供給する高圧タンクと、前記供給管に設けられ、供給管を開閉する第1バルブと、前記高圧タンクに連結される気体供給ライン上に設けられ、高圧タンクに気体を充填する昇圧ポンプとを含む、請求項19に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  23. 前記エネルギー供給部は、カプセルの発射前に、前記発射管の圧力を高炉の内部圧力に合わせるための均圧部をさらに含む、請求項22に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  24. 前記均圧部は、前記気体供給ラインに連結され、気体が充填される充填タンクと、前記充填タンクと前記発射管との間に設けられる分岐管と、前記分岐管に設けられ、分岐管を開閉する分岐管バルブと、前記発射管に設けられ、発射管を開閉する発射管バルブとを含む、請求項23に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置。
  25. 高炉の燃焼帯の後段に形成される未燃焼堆積層に衝撃エネルギーを加えて前記未燃焼堆積層を破壊する段階を含む、高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  26. 前記堆積層を破壊する段階は、ガスを生成するガス発生材が内部に注入されたカプセルを用意する準備段階と、前記カプセルを高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層に移送させる移送段階と、カプセルが高炉の内部熱によって爆発する爆発段階とを含む、請求項25に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  27. 前記ガス発生材は、化学反応によって膨張ガスを生成する物質を含む、請求項26に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  28. 前記ガス発生材は、気化して膨張する物質を含む、請求項26に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  29. 前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウムに砂糖が混合された、請求項27に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  30. 前記ガス発生材は、灯油をさらに含む、請求項29に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  31. 前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム70〜80重量%、砂糖20〜30重量%を含む、請求項29に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  32. 前記ガス発生材は、硝酸カリウムまたは硝酸ナトリウム60〜80重量%、砂糖20〜30重量%、灯油0〜10重量%を含む、請求項30に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  33. 前記ガス発生材は、液体酸素である、請求項28に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  34. 前記移送段階は、高炉の風口を通して内部の燃焼帯に連結される発射管にカプセルを搭載する段階と、前記発射管に高圧の気体を供給してカプセルを押し出す発射段階とを含む、請求項26から33のいずれか1項に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  35. 前記気体は、窒素または空気である、請求項34に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
  36. 前記移送段階は、前記発射段階の前に、前記発射管の圧力を高炉の内部圧力に合わせて調節するための均圧段階をさらに含む、請求項34に記載の高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去方法。
JP2014542223A 2011-11-17 2012-10-11 高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法 Active JP6055839B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2011-0120176 2011-11-17
KR1020110120176A KR101318385B1 (ko) 2011-11-17 2011-11-17 고로의 연소대 미연소 퇴적층 제거 장치 및 제거 방법
PCT/KR2012/008250 WO2013073776A1 (ko) 2011-11-17 2012-10-11 고로의 연소대 미연소 퇴적층 제거 장치 및 제거 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015502456A true JP2015502456A (ja) 2015-01-22
JP6055839B2 JP6055839B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=48429805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014542223A Active JP6055839B2 (ja) 2011-11-17 2012-10-11 高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6055839B2 (ja)
KR (1) KR101318385B1 (ja)
CN (1) CN104053793B (ja)
WO (1) WO2013073776A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10599223B1 (en) 2018-09-28 2020-03-24 Apple Inc. Button providing force sensing and/or haptic output
US10691211B2 (en) 2018-09-28 2020-06-23 Apple Inc. Button providing force sensing and/or haptic output

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101673174B1 (ko) * 2015-12-23 2016-11-07 주식회사 포스코 고로의 연소대 미연소 퇴적층 제거 장치 및 제거 방법
KR20180001860A (ko) * 2016-06-28 2018-01-05 주식회사 포스코 용철 제조장치 및 이를 이용한 용철 제조방법
IT202000012658A1 (it) * 2020-05-28 2021-11-28 Bio Protect Group Srl Metodo ed apparato per la pulizia a caldo o a freddo di scorie della combustione mediante onda d’urto esplosiva
KR102354371B1 (ko) * 2021-04-05 2022-01-21 금수산업(주) 연소가스에 포함된 유해가스 연소를 위한 소각용 버너구조

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551313U (ja) * 1978-09-27 1980-04-04
JPH07506628A (ja) * 1993-03-03 1995-07-20 ル・エール・リクイツド,ソシエテ・アノニム・プール・ル・エチユド・エ・ル・エクスプルワテシヨン・デ・プロセデ・ジエオルジエ・クロード 高炉又はキューポラで金属を得る方法
JPH08311514A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Nippon Steel Corp 高炉炉芯掘削装置
JPH10298617A (ja) * 1997-04-22 1998-11-10 Sumitomo Metal Ind Ltd 高炉操業方法
JPH1112617A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Nippon Steel Corp 高炉操業法
JP2004526935A (ja) * 2001-04-12 2004-09-02 バング・アンド・クリーン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 燃焼設備を清掃するための方法および装置
US20070137539A1 (en) * 2005-12-03 2007-06-21 Anton Neumeir Method for the removal of deposits on the internal walls of industrial furnaces of bunkers
KR20090018735A (ko) * 2007-08-18 2009-02-23 김성경 소음과 진동이 작고 화염과 후 폭발이 없는 ‘진동 제어발파’를 위한 화약들, 특히 질산염-당(류) 화약

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1148135A (zh) * 1995-10-13 1997-04-23 张声凯 用低温液体作为发动机工作物质的方法及内循环装置
JP2000202619A (ja) * 1999-01-07 2000-07-25 Tokyo Yogyo Co Ltd 溶湯容器詰まり開孔装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551313U (ja) * 1978-09-27 1980-04-04
JPH07506628A (ja) * 1993-03-03 1995-07-20 ル・エール・リクイツド,ソシエテ・アノニム・プール・ル・エチユド・エ・ル・エクスプルワテシヨン・デ・プロセデ・ジエオルジエ・クロード 高炉又はキューポラで金属を得る方法
JPH08311514A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Nippon Steel Corp 高炉炉芯掘削装置
JPH10298617A (ja) * 1997-04-22 1998-11-10 Sumitomo Metal Ind Ltd 高炉操業方法
JPH1112617A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Nippon Steel Corp 高炉操業法
JP2004526935A (ja) * 2001-04-12 2004-09-02 バング・アンド・クリーン・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 燃焼設備を清掃するための方法および装置
US20070137539A1 (en) * 2005-12-03 2007-06-21 Anton Neumeir Method for the removal of deposits on the internal walls of industrial furnaces of bunkers
KR20090018735A (ko) * 2007-08-18 2009-02-23 김성경 소음과 진동이 작고 화염과 후 폭발이 없는 ‘진동 제어발파’를 위한 화약들, 특히 질산염-당(류) 화약

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10599223B1 (en) 2018-09-28 2020-03-24 Apple Inc. Button providing force sensing and/or haptic output
US10691211B2 (en) 2018-09-28 2020-06-23 Apple Inc. Button providing force sensing and/or haptic output

Also Published As

Publication number Publication date
CN104053793B (zh) 2016-11-09
KR20130054658A (ko) 2013-05-27
JP6055839B2 (ja) 2016-12-27
CN104053793A (zh) 2014-09-17
WO2013073776A1 (ko) 2013-05-23
KR101318385B1 (ko) 2013-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6055839B2 (ja) 高炉の燃焼帯の未燃焼堆積層除去装置および除去方法
KR101981839B1 (ko) 탱크 및 시스템의 내부를 세정하기 위한 방법 및 장치
JP5068493B2 (ja) バーナ及び粉体可燃物の燃焼方法並びに冷鉄源の溶解・精錬方法
JP2003527554A (ja) 物質をガス化・溶融する反応炉と方法
JP5988014B1 (ja) 電気炉による溶鉄の製造方法
KR102410118B1 (ko) 용기와 시설물의 내부를 세정하기 위한 방법 및 장치
CN102644932A (zh) 一种金属粉末燃料供应装置
JP6356347B2 (ja) 溶鉱炉内へ置換還元剤をブローするための方法
NZ299417A (en) A burner suitable for use in melting metal in a furnace
US4752330A (en) Method for melting and refining metals
EP1939305A1 (en) Process for making pig iron in a blast furnace
KR101203651B1 (ko) 고로의 버드네스트 제거장치
RU2621513C2 (ru) Способ запуска плавильного процесса
JP6544175B2 (ja) 高炉炉底部における装入物および炉内残留物の昇温方法
CN102441662A (zh) 鱼雷车用加热装置
RU2624572C2 (ru) Способ запуска плавильного процесса
JPH10510325A (ja) 酸素吹出/燃料バーナ組合せやり組立体
KR101673174B1 (ko) 고로의 연소대 미연소 퇴적층 제거 장치 및 제거 방법
NO763071L (no) Fremgangsm}te og anordning for bryting av et fast materiale, s}som fjell.
CN102878797B (zh) 竖炉及其操作方法
CN103608635A (zh) 将固体物料注入到液体金属熔液中的装置及相应方法
JP4887488B2 (ja) 水素生成装置および動力装置
CN218262389U (zh) 一种熔铁浴气化用超音速吊吹复合喷枪
JP2007255776A (ja) 廃棄物溶融炉の羽口のパージ方法及びその装置
CN106104186B (zh) 用于运行井式炉、特别是高炉的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6055839

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250