JP2015231203A - 反射鏡アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布にすることができ、かつスピルオーバを低減することができる反射鏡アンテナ装置を提供する。
【解決手段】一時放射器1の開口部2と対向するようにして、矩形の鏡面4を有する反射鏡3が配置されている。一次放射器1の開口部2の電磁波の分布(放射器開口分布)は、反射鏡3の鏡面4上の電磁波の分布(反射鏡開口分布)のフーリエ変換であるいわゆる「sinc関数」状の分布に設定されている。これにより、矩形の鏡面4上で電磁波の振幅及び位相がともに一様となり、スピルオーバを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関するものであり、特に反射鏡アンテナ装置に関する。
従来、電磁波を放射する一次放射器と、一次放射器に対向して配置され、電磁波を反射する反射鏡とを有する反射鏡アンテナが用いられている。反射鏡アンテナの一次放射器には、逆錐台形状のホーンを有するホーンアンテナが用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1のホーンアンテナは、断面が四角形状のホーン(いわゆる「角錐ホーン」)の内面部の四隅に切り欠きを設けることで、開口部から放射する電磁波のパターン(以下「放射パターン」と記す)をホーンの管軸に対して軸対称なパターンに近づけて、軸対称性を改善している。特許文献2のホーンアンテナは、角錐ホーンの内面部の四隅にコルゲート状の凹凸を設けることで、放射パターンをホーンの管軸に対して軸対称なパターンに近づけて、軸対称性を改善している。
特開昭55−145402号公報 特開昭56−165403号公報
人工衛星に搭載する反射鏡アンテナは、人工衛星に搭載するための条件を満たし、かつアンテナの開口面積を最大限活用するために、矩形の外形形状の鏡面を有する反射鏡を用いている。この反射鏡に電磁波を効率よく照射するためには、反射鏡の鏡面上の電磁波の分布(以下「反射鏡開口分布」と記す)を矩形状の一様な分布に近づけるとともに、一次放射器が反射鏡の外部に向けて放射する電磁波、いわゆる「スピルオーバ」を低減することが重要となる。
断面が円形状のホーン(いわゆる「円錐ホーン」)を用いた一次放射器は、放射パターンがホーンの管軸に対して軸対称なパターンとなり、一次放射器の開口部の電磁波の分布(以下「放射器開口分布」と記す)が円形状の分布になるようにしている。すなわち、スピルオーバは抑制できるが、反射鏡開口分布が矩形状の分布にならず、鏡面の四隅部で電磁波の振幅分布の強度が弱くなる課題があった。
通常の角錐ホーンを用いた一次放射器は、放射器開口分布が矩形状に近い分布となるが、開口部で電磁波の電界に沿う面(いわゆる「E面」)に沿って不要な電磁波が放射されて、放射パターンにいわゆる「サイドローブ」が生じる。このため、スピルオーバが大きくなる課題があった。
特許文献1の角錐ホーンを用いた一次放射器は、内面部の四隅に切り欠きを設けることで放射パターンの軸対称性を改善している。しかしながら、この切り欠きにより放射器開口分布が矩形状の分布にならない課題があった。また、特許文献2の角錐ホーンを用いた一次放射器は、内面部の四隅にコルゲート状の凹凸を設けることで放射パターンの軸対称性を改善している。しかしながら、この凹凸により放射器開口分布が矩形状の分布にならない課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布にすることができ、かつスピルオーバを低減することができる反射鏡アンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明の反射鏡アンテナ装置は、矩形の外形形状を有する鏡面と、鏡面に対向して配置された一次放射器とを具備し、一次放射器から放射した電磁波を鏡面で反射させる反射鏡アンテナ装置において、一次放射器は、鏡面上で電磁波の振幅及び位相が一様な分布となるように鏡面の反射鏡開口分布をフーリエ変換した放射器開口分布に設定したものである。
本発明の反射鏡アンテナ装置は、反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布にすることができ、かつスピルオーバを低減することができる。
本発明の実施の形態1の反射鏡アンテナ装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の一次放射器の開口部の振幅分布を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の一次放射器の開口部の位相分布を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の一次放射器の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態2の反射鏡アンテナ装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態3の一次放射器の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態3の反射鏡アンテナ装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態4の一次放射器の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態4の反射鏡アンテナ装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態5の一次放射器の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態5の反射鏡アンテナ装置の構成を示す説明図である。
実施の形態1.
図1〜図3を参照して、本発明の実施の形態1の反射鏡アンテナ装置について説明する。
図中、1は一次放射器である。一次放射器1は、例えば、逆錐台形状のホーンを有する複数のアンテナ素子を所定の間隔で配列したアレーアンテナにより構成されている。一次放射器1は、開口部2から電磁波を放射するものである。
一次放射器1の開口部2と対向するようにして、反射鏡3が配置されている。反射鏡3は、矩形の外形形状の鏡面4を有しており、一次放射器1の開口部2から照射された電磁波を所定の方向に反射するものである。一次放射器1及び反射鏡3により、反射鏡アンテナ装置100が構成されている。
ここで、理想的な一次放射器1の開口部2の電磁波の分布(放射器開口分布)は、矩形の鏡面4上で電磁波の振幅及び位相がともに一様となる関数である。このため、一次放射器1の放射器開口分布は、反射鏡3の鏡面4上の電磁波の分布(反射鏡開口分布)のフーリエ変換であるいわゆる「sinc関数」状の分布となる。すなわち、一次放射器1の開口部2の電磁波の振幅分布は、sinc関数状の分布に設定されている。また、一次放射器1の開口部2の電磁波の位相分布は、矩形状の概ね一様な分布を有する分布に設定されている。
図2は、一次放射器1の開口部2の電磁波の振幅分布を示している。図中、A−B−C−D線で囲まれた矩形Iは、鏡面4に対応する矩形状の領域、すなわち放射した電磁波が鏡面4に照射される領域を示している。図2に示す如く、矩形Iの内部の振幅分布は、中心部Oの振幅が約−20デシベル(dB)で最も大きく、かつ中心部OからA−B−C−D線に近づくにつれて次第に(すなわちsinc関数状に)振幅が小さくなっている。また、矩形Iの4辺の外側には、中心部Oよりも振幅が15dB程度小さい領域IIが形成されている。
図3は、一次放射器1の開口部2の電磁波の位相分布を示している。図中、A−B−C−D線で囲まれた矩形Iは、鏡面4に対応する矩形状の領域を示している。図3に示す如く、矩形Iの内部の領域IIIの位相分布は、概ね一様な分布になっている。また、領域IIIの位相に対して、矩形Iの四辺の外側の領域IVの位相が概ね逆位相となっている。
一次放射器1は、アンテナ素子間の間隔が十分に小さくなっている。また、各アンテナ素子の開口部の振幅分布は図2に示す分布をサンプリングした分布に各々設定されており、各アンテナ素子の開口部の位相分布は図3に示す分布をサンプリングした分布に各々設定されている。これにより、有限の開口径を有する一次放射器1を用いて、無限の開口径を有する理想的な一次放射器と同様に、一次放射器1の放射器開口分布を図2及び図3に示す分布にすることができる。
次に、図1〜図3を参照して、反射鏡アンテナ装置100の動作について説明する。
まず、一次放射器1が開口部2から電磁波を放射する。次いで、反射鏡3が、鏡面4に照射された電磁波を所定の方向に反射する。
このとき、一次放射器1の開口部2の電磁波の振幅分布が図2に示す分布であるため、鏡面4上の電磁波の振幅分布は矩形状の一様な分布となる。また、一次放射器1の開口部2の電磁波の位相分布が図3に示す分布であるため、鏡面4上の電磁波の位相分布は矩形状の一様な分布となる。すなわち、矩形の鏡面4上で電磁波の振幅及び位相がともに一様となり、スピルオーバを抑制することができる。
なお、反射鏡アンテナ装置100は、いわゆる「アンテナの可逆定理」により、電磁波を受信する場合も同様に動作する。すなわち、矩形の鏡面4上に一様な分布で照射された電磁波は、一次放射器1に向けて反射される。このとき、一次放射器1の放射器開口分布は図2及び図3に示す分布となる。
以上のように、この実施の形態1の反射鏡アンテナ装置100は、一次放射器1の放射器開口分布が図2及び図3に示す分布に設定されているので、反射鏡3の反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布とすることができ、かつスピルオーバを抑制することができる。この結果、一次放射器1から矩形の鏡面4に電磁波を効率よく照射することができる。
実施の形態2.
図4及び図5を参照して、一次放射器に円錐ホーンを用いた反射鏡アンテナ装置について説明する。なお、図1に示す実施の形態1の反射鏡アンテナ装置100と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
図中、5は円錐ホーンである。円錐ホーン5のホーン開口部6には、断面が方形状の主キャビティ(方形キャビティ)7が設けられている。主キャビティ7は、ホーン開口部6と連通した中空部を有しており、円錐ホーン5と電磁気的に結合する結合孔からなる結合部8が形成されている。
主キャビティ7の側部に隣接して、断面が方形状の2つの補助キャビティ9,10が設けられている。補助キャビティ9,10は、ホーン開口部6と連通した中空部を有しており、円錐ホーン5と電磁気的に結合する結合孔からなる結合部11,12が形成されている。主キャビティ7及び補助キャビティ9,10によって、一次放射器開口部が構成されている。
円錐ホーン5の管軸方向に沿う主キャビティ7の長さLは、放射する電磁波の4分の1波長と同等の長さになっている。2つの補助キャビティ9,10は、放射する電磁波の電界に沿う面であるE面内に対称となるように配置されている。補助キャビティ9,10は、主キャビティ7から放射する電磁波に対して逆位相の電磁波を放射するように設定されている。このようにして、一次放射器200が構成されている。
図5に示す如く、一次放射器200の一次放射器開口部と対向するようにして、矩形の鏡面4を有する反射鏡3が配置されている。一次放射器200及び反射鏡3によって、反射鏡アンテナ装置101が構成されている。
図4に示す如く、主キャビティ7の断面が方形状であるため、一次放射器開口部の形状は図中E−F−G−H線で囲まれた矩形Vに近い形状となっている。一次放射器開口部の電磁波の振幅分布が、図2に示すsinc関数状の分布に近い分布となるように、主キャビティ7の寸法が設定されている。
次に、図4及び図5を参照して、反射鏡アンテナ装置101の動作について、一次放射器200の動作を中心に説明する。
円錐ホーン5内を伝搬してホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部8を介して主キャビティ7から放射される。また、ホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部11,12を介して補助キャビティ9,10から放射される。このとき、補助キャビティ9,10は、主キャビティ7から放射する電磁波に対して逆位相の電磁波を放射する。
一次放射器開口部の形状が矩形Vに近い形状となっているため、一次放射器200の一次放射器開口部の電磁波の分布である放射器開口分布は概ね矩形状の分布となり、反射鏡3の鏡面4上の電磁波の分布である反射鏡開口分布も概ね矩形状の分布となる。また、E面内に対称に配置した補助キャビティ9,10が主キャビティ7とは逆位相の電磁波を放射することにより、E面に沿って生じる不要なサイドローブを抑制することができる。
また、主キャビティ7の長さLが長いと、主キャビティ7内で電磁波のモードが方形導波管のモードに変換されて、一次放射器200の放射器開口分布が角錐ホーンの開口分布と同じ分布になる。一方、長さLが短いと、一次放射器200の放射器開口分布が円錐ホーン5の開口分布と同じ分布になる。これに対し、一次放射器200は、主キャビティ7の長さLが、放射する電磁波の4分の1波長と同等の長さに設定されている。これにより、一次放射器開口部の電磁波の振幅分布は円錐ホーンや角錐ホーンの開口部の振幅分布にはならず、図2に示すsinc関数状の分布となる。
さらに、補助キャビティ9,10の断面が方形状になっているため、一次放射器開口部を含む一次放射器200の製造が容易になる。
以上のように、この実施の形態2の反射鏡アンテナ装置101は、一次放射器200が円錐ホーン5を有しており、ホーン開口部6に断面が方形状の主キャビティ7を設けている。一次放射器開口部の電磁波の振幅分布が図2に示すsinc関数状の分布に近づくように、主キャビティ7の寸法が設定されている。これにより、反射鏡3の反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布にすることができ、かつスピルオーバを抑制することができる。この結果、一次放射器200から矩形の鏡面4に電磁波を効率よく照射することができる。
実施の形態3.
図6及び図7を参照して、一次放射器に円弧状の補助キャビティを設けた反射鏡アンテナ装置について説明する。なお、図4及び図5に示す実施の形態2の反射鏡アンテナ装置101と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
主キャビティ7の側部に隣接して、断面が円弧状の2つの補助キャビティ9a,10aが設けられている。補助キャビティ9a,10aは、ホーン開口部6と連通した中空部を有しており、円錐ホーン5と電磁気的に結合する結合孔からなる結合部11,12が形成されている。主キャビティ7及び補助キャビティ9a,10aによって、一次放射器開口部が構成されている。
2つの補助キャビティ9a,10aは、放射する電磁波の電界に沿う面であるE面内に対称に配置されている。補助キャビティ9a,10aは、主キャビティ7が放射する電磁波に対して逆位相の電磁波を放射するように設定されている。このようにして、一次放射器201が構成されている。
図7に示す如く、一次放射器201の一次放射器開口部と対向して、矩形の鏡面4を有する反射鏡3が配置されている。一次放射器201及び反射鏡3によって、反射鏡アンテナ装置102が構成されている。
一次放射器201は、実施の形態2の一次放射器200と同様に以下のとおり動作する。
すなわち、円錐ホーン5内を伝搬してホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部8を介して主キャビティ7から放射される。また、ホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部11,12を介して補助キャビティ9a,10aから放射される。このとき、補助キャビティ9a,10aは、主キャビティ7から放射する電磁波に対して逆位相の電磁波を放射する。
補助キャビティ9a,10aの断面が円弧状であるため、一次放射器開口部の電磁波の振幅分布が図2に示すsinc関数状の分布により近い分布となる。これにより、反射鏡3の鏡面4上の電磁波の分布である反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布にしやすくなり、スピルオーバを抑制しやすくなる。
実施の形態4.
図8及び図9を参照して、一次放射器に断面が楕円形状のホーン(いわゆる「楕円錐ホーン」)を用いた反射鏡アンテナ装置について説明する。なお、図4及び図5に示す実施の形態2の反射鏡アンテナ装置101と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
図中、5aは楕円錐ホーンである。楕円錐ホーン5aのホーン開口部6には、断面が方形状の主キャビティ7が設けられている。主キャビティ7の側部に隣接して、2つの補助キャビティ9,10が設けられている。主キャビティ7及び補助キャビティ9,10によって、一次放射器開口部が構成されている。このようにして、一次放射器202が構成されている。
図9に示す如く、一次放射器202の一次放射器開口部と対向して、矩形の鏡面4を有する反射鏡3が配置されている。一次放射器202及び反射鏡3によって、反射鏡アンテナ装置103が構成されている。
一次放射器202は、実施の形態2の一次放射器200と同様に以下のとおり動作する。
すなわち、楕円錐ホーン5a内を伝搬してホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部8を介して主キャビティ7から放射される。また、ホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部11,12を介して補助キャビティ9,10から放射される。このとき、補助キャビティ9,10は、主キャビティ7から放射する電磁波に対して逆位相の電磁波を放射する。
楕円錐ホーン5aの断面が楕円形状であるため、放射する電磁波の電界に沿う面であるE面のビーム幅と、磁界に沿う面であるH面のビーム幅とを揃えることができる。また、一次放射器202の設計パラメータが多くなるため、一次放射器開口部の電磁波の振幅分布を図2に示すsinc関数状の分布により近づけることができる。
なお、図8に示す方形状の補助キャビティ9,10に代えて、図6に示す円弧状の補助キャビティ9a,10aを設けたものとしても良い。
実施の形態5.
図10及び図11を参照して、一次放射器に角錐ホーンを用いた反射鏡アンテナ装置について説明する。なお、図4及び図5に示す実施の形態2の反射鏡アンテナ装置101と同様の構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
図中、5bは角錐ホーンである。角錐ホーン5bのホーン開口部6には、断面が方形状の主キャビティ7が設けられている。主キャビティ7の側部に隣接して、2つの補助キャビティ9,10が設けられている。主キャビティ7及び補助キャビティ9,10によって、一次放射器開口部が構成されている。このようにして、一次放射器203が構成されている。
図11に示す如く、一次放射器203の一次放射器開口部と対向して、矩形の鏡面4を有する反射鏡3が配置されている。一次放射器203及び反射鏡3によって、反射鏡アンテナ装置104が構成されている。
一次放射器203は、実施の形態2の一次放射器200と同様に以下のとおり動作する。
すなわち、角錐ホーン5b内を伝搬してホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部8を介して主キャビティ7から放射される。また、ホーン開口部6に到達した電磁波は、結合部11,12を介して補助キャビティ9,10から放射される。このとき、補助キャビティ9,10は、主キャビティ7から放射する電磁波に対して逆位相の電磁波を放射する。
このとき、一次放射器開口部の電磁波の振幅分布が図2に示すsinc関数状の分布に近づくように、主キャビティ7の寸法が設定されている。これにより、反射鏡3の反射鏡開口分布を矩形状の一様な分布にすることができ、かつサイドローブを抑制してスピルオーバを抑制することができる。この結果、一次放射器203から矩形の鏡面4に電磁波を効率よく照射することができる。
なお、図10に示す方形状の補助キャビティ9,10に代えて、図6に示す円弧状の補助キャビティ9a,10aを設けたものとしても良い。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 一次放射器、2 開口部、3 反射鏡、4 鏡面、5 円錐ホーン、5a 楕円錐ホーン、5b 角錐ホーン、6 ホーン開口部、7 主キャビティ(方形キャビティ)、8 結合部、9,9a,10,10a 補助キャビティ、11,12 結合部、100,101,102,103,104 反射鏡アンテナ装置、200,201,202,203 一次放射器。

Claims (8)

  1. 矩形の外形形状を有する鏡面と、前記鏡面に対向して配置された一次放射器とを具備し、前記一次放射器から放射した電磁波を前記鏡面で反射させる反射鏡アンテナ装置において、
    前記一次放射器は、前記鏡面上で前記電磁波の振幅及び位相が一様な分布となるように前記鏡面の反射鏡開口分布をフーリエ変換した放射器開口分布に設定した
    ことを特徴とする反射鏡アンテナ装置。
  2. 前記一次放射器は、
    逆錐台形状のホーンの開口部に方形キャビティを設置し、
    前記電磁波の電界に平行な面内に対称となるように、前記方形キャビティに隣接した2つの補助キャビティを設置し、
    前記方形キャビティ及び前記補助キャビティと前記ホーンとの間に結合部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の反射鏡アンテナ装置。
  3. 前記補助キャビティの形状を方形状にしたことを特徴とする請求項2記載の反射鏡アンテナ装置。
  4. 前記補助キャビティの形状を円弧状にしたことを特徴とする請求項2記載の反射鏡アンテナ装置。
  5. 前記ホーンの管軸方向に沿う前記方形キャビティの長さを前記電磁波の4分の1波長の長さにしたことを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の反射鏡アンテナ装置。
  6. 前記ホーンは、円錐ホーンで構成したことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記載の反射鏡アンテナ装置。
  7. 前記ホーンは、楕円錐ホーンで構成したことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記載の反射鏡アンテナ装置。
  8. 前記ホーンは、角錐ホーンで構成したことを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項記載の反射鏡アンテナ装置。
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