JP2015230795A - 二次電池 - Google Patents

二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2015230795A
JP2015230795A JP2014115782A JP2014115782A JP2015230795A JP 2015230795 A JP2015230795 A JP 2015230795A JP 2014115782 A JP2014115782 A JP 2014115782A JP 2014115782 A JP2014115782 A JP 2014115782A JP 2015230795 A JP2015230795 A JP 2015230795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
current collector
hole
connection terminal
external connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014115782A
Other languages
English (en)
Inventor
明 木山
Akira Kiyama
明 木山
高田 登志広
Toshihiro Takada
登志広 高田
博史 犬飼
Hiroshi Inukai
博史 犬飼
靖 土田
Yasushi Tsuchida
靖 土田
敬士 徳永
Takashi Tokunaga
敬士 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014115782A priority Critical patent/JP2015230795A/ja
Publication of JP2015230795A publication Critical patent/JP2015230795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】電流遮断機構が作動した後に、液絡による電流経路の再導通を防止することができる二次電池を提供する。【解決手段】二次電池100は、電池要素と、電池ケースと、電池要素の電極と電気的に接続された外部接続端子と、電極と外部接続端子とを接続する導電経路に配設された電流遮断機構101と、を備える。電流遮断機構101は、破断可能に設けられた脆弱部55を有する集電体51と、脆弱部55に接合され、電池ケースの内圧が上昇した場合に集電体51から離れて外部接続端子に近づくように変形する反転板40とを、含む。二次電池100は、反転板40が変形して脆弱部55が破断することにより集電体51と反転板40との間に形成される空間と、反転板40が変形する前の状態において反転板40に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間とを分け隔てる隔膜をさらに備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電流遮断機構を備えた二次電池に関する。
従来の二次電池に関して、たとえば、特開2013−157157号公報(特許文献1)には、電池ケース内の圧力が上昇した際に作動する電流遮断機構を集電体と外部接続端子とを接続する導電経路に備えた二次電池が開示されている。
特許文献1に開示の二次電池にあっては、電流遮断機構が作動し、導電経路が遮断された状態において、変位した反転板に付着した脆弱部と、集電体との最近接距離を0.3mm以上1.5mm以下の範囲とする。このような構成を有することにより、反転板と集電体との間に形成される空間に、多量の電解液の蒸気が流入して液滴が形成されることが抑制される。これにより、液滴が変位した後の反転板と集電体とを接続することにより、導電経路が再導通(液絡)することが抑制される。
特開2013−157157号公報
しかしながら、特許文献1に開示の二次電池にあっては、製造誤差が生じする場合や、外部からの衝撃等により電流遮断機構に歪が生じた場合には、電流遮断機構が作動した後に、集電体と変位後の反転板に付着する脆弱部との距離を正常に保つことができない。かかる場合には、集電体と変位後の脆弱部との間に電解液の液滴が付着することで、導電経路が再び導通されることが懸念される。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、電流遮断機構が作動した後に、液絡による導電経路の再導通を防止することができる二次電池を提供することにある。
本発明に基づく二次電池は、正極および負極を含む電池要素と、電池要素および電解液を内部に収容する電池ケースと、電池ケースの外側に突出して形成され、正極または負極のいずれかの電極と電気的に接続された外部接続端子と、電極と外部接続端子とを電気的に接続する導電経路に配設され、導電経路を遮断する電流遮断機構と、を備える。電流遮断機構は、電池ケース内において電極部に接続されるとともに、破断可能に設けられた脆弱部を有する集電体と、外部接続端子および集電体との間に設けられ、外部接続端子に電気的に接続されるとともに、脆弱部に接合され、電池ケースの内圧が上昇した場合に集電体から離れて外部接続端子に近づくように変形する反転板とを、含む。この二次電池は、反転板が変形して脆弱部が破断することにより集電体と反転板との間に形成される空間と、反転板が変形する前の状態において反転板に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間とを分け隔てる隔膜をさらに備える。
このような構成によれば、二次電池内部の電極に含浸していない電解液や二次電池の発熱等により蒸発した電解液の蒸気が、電流遮断機構が作動した後に集電体と反転板との間に形成される空間に侵入することを隔膜によって防止することができる。このため、集電体と変形後の反転板との間に電解液が付着することを防止し、導電経路が液絡することを確実に防止することができる。
上記本発明に基づく二次電池にあっては、集電体は、貫通孔を有することが好ましく、脆弱部は、貫通孔の内周側に連設されるように設けられることが好ましい。また、反転板は、貫通孔を閉塞するように設けられるとともに、貫通孔の径方向の内側において脆弱部から露出する露出部を含むことが好ましい。さらに、隔膜は、露出部に接続される環状の内周部と、貫通孔の径方向外側において集電体に接続される外周部と、内周部と外周部とを接続するとともに、反転板の変形に追従して変形可能な接続部とを有することが好ましい。この場合には、反転板が変形した場合に、内周部が近接することにより、貫通孔が閉塞されることが好ましい。
このような構成によれば、反転板が変形する前の状態において、反転板に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間に反転板が面することとなるため、電池ケース内の内圧の変化を確実に反転板に伝達させることができる。これにより、電池ケース内の内圧の上昇に伴って、反転板を確実に変形させることができるとともに、これに追従して変形した隔膜によって導電経路が液絡することを防止することができる。
上記本発明に基づく二次電池にあっては、集電体は、貫通孔を有することが好ましく、脆弱部は、貫通孔の内周側に連設されるように設けられることが好ましい。また、反転板は、貫通孔を閉塞するように設けられるとともに、貫通孔の径方向の内側において脆弱部から露出する露出部を含むことが好ましく、隔膜は、複数の膜体を含むことが好ましい。さらに、複数の膜体のそれぞれは、露出部に接続される内側部と、貫通孔の径方向外側において集電体に接続される外側部と、内側部と外側部とを接続するとともに、反転板の変形に追従して変形可能な接続部とを有することが好ましい。この場合には、反転板が変形した場合に、複数の膜体の内側部が互いに近接することにより、貫通孔が閉塞されることが好ましい。
このような構成においても、反転板が変形する前の状態において、反転板に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間に反転板が面することとなるため、電池ケース内の内圧の変化を確実に反転板に伝達させることができる。これにより、電池ケース内の内圧の上昇に伴って、反転板を確実に変形させることができるとともに、これに追従して変形した隔膜によって導電経路が液絡することを防止することができる。
上記本発明に基づく二次電池にあっては、集電体は、反転板が変形する前の状態において反転板に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間に面するように設けられた開口部を有することが好ましく、脆弱部は、開口部が形成されることにより集電体の厚さが薄くなった薄肉部であることが好ましい。この場合には、隔膜は、透気性を有し、反転板が位置する側と反対側から開口部を塞ぐように設けられることが好ましい。
このような構成によれば、隔膜が電流遮断機構の作動前後において開口部を塞ぐことから、二次電池の発熱等により蒸発した電解液の蒸気が、電流遮断機構が作動した後に集電体と反転板との間に形成される空間に侵入することを大幅に低減することができる。
上記本発明に基づく二次電池にあっては、隔膜のガーレー透気度が10000秒/100ml以下であることが好ましい。
このような構成によれば、集電体の開口部を塞ぐように設けられた隔膜を設けた場合であっても、確実に電池ケース内の内圧の変化を反転板に伝達することができる。これにより、電流遮断機構をさらに安定に作動させつつ、電流遮断機構作動後に導電経路が液絡することを確実に防止することができる。
本発明によれば、電流遮断機構が作動した後に、液絡による導電経路の再導通を防止することができる二次電池を提供することができる。
実施の形態1に係る二次電池を示す平面図である。 実施の形態1に係る二次電池を示す断面図である。 図1中のIII−III線に沿った矢視断面図であり、電流遮断機構が作動する前の状態を示す図である。 図3中のIV方向から見た場合における、実施の形態1に係る二次電池に具備される隔膜を示す平面図である。 実施の形態1に係る二次電池において電流遮断機構が作動した後の状態を示す図である。 変形例1に係る隔膜を示す平面図である。 実施の形態2に係る二次電池に具備される電流遮断機構が作動する前の状態を示す図である。 実施の形態2に係る二次電池において電流遮断機構が作動した後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1および図2は、本実施の形態に係る二次電池を示す平面図および断面図である。図3は、図1に示すIII−III線に沿った矢視断面図であり、電流遮断機構が作動する前の状態を示す図である。二次電池100は、複数個が直列または並列に組み合わされて組電池とされ、ハイブリッド自動車等に搭載されている。この組電池は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関とともにハイブリッド自動車の動力源とされている。図1から図3を参照して、本実施の形態に係る二次電池100について説明する。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る二次電池100は、電池ケース10、電池要素13(図2)、負極用の外部接続端子20および集電体50(図2)、ならびに正極用の外部接続端子24および集電体51(図2)を備える。電池ケース10は、有底角筒状の収容部15と、収容部15の開口部16(図2)を密閉する封口板25とを含む。電池ケース10は、内部に電池要素13(電池要素)を収容している。外部接続端子20,24は、電池ケース10の封口板25に取り付けられる。
電池要素13は、正極芯体、負極芯体およびセパレータ(いずれも図示せず)を有し、正極芯体および負極芯体は、セパレータを介して巻回される。電池要素13の両端には、負極11(負極芯体露出部)および正極12(正極芯体露出部)がそれぞれ設けられる。
負極11は、集電体50および接続端子を介して外部接続端子20に電気的に接続される。正極12は、集電体51および後述する電流遮断機構(CID:Current Interrupt Device)101(図3参照)を介して外部接続端子24に電気的に接続される。
なお、本実施の形態においては、正極用の外部接続端子24側に電流遮断機構101が設けられている場合を例示して説明するが、これに限定されず、電流遮断機構101は、正極用の外部接続端子24および負極用の外部接続端子20の少なくともいずれか一方に設けられていればよい。このような二次電池に具備される電流遮断機構101は、主として後述する集電体51(図3参照)および反転板40(図3参照)とを含む。
図3に示すように、二次電池100は、端子板30と、ガスケット23,87,88と、封口板25と、反転板40と、集電体51と、絶縁板60と、封口体タブ70と、集電体ホルダ80と、隔膜90とを備える。
封口板25は、平板形状を有する。封口板25は、電池ケース10に設けられた開口部16を塞ぐように設けられている。封口板25には、貫通孔25mが形成されている。貫通孔25mは、電池ケース10の内外の空間を連通させるように形成されている。
ガスケット23は、端子板30と封口板25との間に介挿されている。ガスケット23は、封口板25の直上に重ね合わされる部分と、貫通孔25mを規定する封口板25の内周面と端子板30との間に挟持される部分とを含む。ガスケット23は、絶縁性材料によって形成されており、端子板30と封口板25との間を電気的に絶縁する。また、ガスケット23は、端子板30と封口板25との間を液密に維持する。ガスケット23の材料としては、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)等の耐電解液性のある樹脂を採用することができる。
端子板30は、外部接続端子24に電気的に接続されている。端子板30は、円筒部31、フランジ部32およびかしめ部33を含む。円筒部31は、仮想上の中心軸102を中心に筒状に伸びる形状を有する。フランジ部32は、円筒部31の外周面から封口板25に平行方向(図3中左右方向)に突出する部分である。フランジ部32は、封口板25とともにガスケット23を挟み込む。かしめ部33は、円筒部31の一端部側を貫通孔25mに挿通した後にかしめることによって形成される。かしめ部33と封口板25との間に、絶縁板60と封口体タブ70が挟持される。
絶縁板60は、封口板25と封口体タブ70との間に設けられている。絶縁板60は、絶縁性材料によって形成されており、封口板25と封口体タブ70との間を電気的に絶縁している。絶縁板60は、平板部61、外周壁部62、鍔部63を含む。平板部61は、封口板25に接触しつつこれに平行となるように延在する。外周壁部62は、平板部61の外周端部から起立するように設けられており、封口板25から離れるように設けられている。外周壁部62は、封口体タブ70を取り囲むように設けられている。鍔部63は、平板部61の反対側に位置する外周壁部62の端部の周縁に位置する部分であり、環状の形状を有している。
封口体タブ70は、導電性部材から形成されており、端子板30と反転板40とを電気的に接続する。封口体タブ70は、プレート部71、筒状部72、鍔部73を含む。プレート部71は、絶縁板60の平板部61に接触しつつこれに平行となるように延在する。筒状部72は、プレート部71の外周端部から起立するように設けられており、筒状部72は、絶縁板60の平板部61から離れるように設けられている。また、筒状部72は、絶縁板60の外周壁部62の内部に収まるように設けられている。鍔部73は、プレート部71の反対側に位置する筒状部72の端部の周縁に位置する部分であり、環状の形状を有している。
反転板40は、導電性材料から形成されている。反転板40は、円形の平面視を有する薄板形状を有する。反転板40は、外部接続端子24および集電体51との間に設けられる。より具体的には、反転板40は、外部接続端子24に接続される端子板30と集電体51との間に設けられており、外部接続端子24に電気的に接続される。反転板40は、電池ケース10の内圧が上昇した場合に集電体51から離れて外部接続端子24側(端子板30側)に近づくように変形する。
反転板40は、中央部(反転部)41と周縁部42を含む。反転板40の中央部41は、後述する集電体51の脆弱部55に接続される。反転板40は、後述する集電体51の貫通孔54を閉塞するように設けられる。反転板40は、当該貫通孔54の径方向の内側
において脆弱部55から露出する露出部43を含む。
反転板40の周縁部42は、封口体タブ70の鍔部73の内側に接続されている。反転板40の中央部41および周縁部42は、溶着によって集電体51および封口体タブ70に接続されている。
集電体ホルダ80は、底部81、側壁部82、係合突起83、係合部84、貫通孔85を含む。底部81は、封口体タブ70のプレート部71に略平行となるように設けられており、鍔部73の径方向外側に突出するように設けられている。
底部81の中央部には、反転板40の中央部41を集電体51に接続させるための貫通孔85が設けられている。貫通孔85は、反転板40の中央部41を受け入れ可能に設けられている。
また、底部81には、電池要素側に向けて突出するように複数の係合突起83が設けられている。複数の係合突起83は、たとえば、2つの係合突起83から構成されている。2つの係合突起83は、貫通孔85を間に挟み込むように互いに対向して設けられている。係合突起83は、後述する集電体51の係合溝部56に係合する。これにより、集電体ホルダ80は、集電体51を保持する。
側壁部82は、底部81の外周端部から封口板25側に起立するように設けられている。側壁部82は、絶縁板60の鍔部63に係合する係合部84を有する。係合部84は、封口板25の側壁部82の端部側に設けられている。係合部84が、絶縁板60の鍔部63に係合することにより、集電体ホルダ80は、絶縁板60に保持される。
集電体51は、板状部53、接続部52、貫通孔54、脆弱部55を含む。板状部53は、集電体ホルダ80に保持される部分であり、平板形状を有する。接続部52は、当該板状部53と電池要素13の正極12を接続する。接続部52は、正極12を挟み込むように設けられている。これにより、集電体51は、電池ケース10内において正極12に接続される。
板状部53の中央には、貫通孔54が設けられている。貫通孔54は、後述する隔膜90を反転板40の露出部43に接続するために設けられている。また、板状部53のうち上述の係合突起83に対応する部分には、係合溝部56が設けられている。一対の係合溝部56は、貫通孔54を間に挟み込むように設けられている。
脆弱部55は、貫通孔54の内周側に連設されるように設けられている。脆弱部55は、集電体51のその他の部位よりも肉薄に形成されている。
ガスケット87は、側壁部82の内周、底部81のうち封口体タブ70の鍔部73の外側に突出する部分、絶縁板60の鍔部63および封口体タブ70の鍔部73に囲まれる部分に介挿されている。ガスケット87は、リング形状を有し、絶縁板60と集電体ホルダ80との間を液密に維持する。
ガスケット88は、係合突起83の径方向外側において、集電体ホルダ80の底部81と、集電体51の板状部53との間に挟まれている。ガスケット88は、集電体ホルダ80と集電体51との間を液密に維持する。ガスケット87,88の材料としては、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)等の耐電解液性のある樹脂を採用することができる。
隔膜90は、反転板40が変形して脆弱部55が破断することにより集電体51と反転板40との間に形成される空間A(図5参照)と、反転板40が変形する前の状態において反転板40に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間B(図3、図5参照)とを分け隔てる部位である。隔膜90の材料としては、フッ素樹脂等の耐電解液性がある樹脂を採用することができる。
図4は、本実施の形態に係る二次電池に具備される隔膜を示す平面図である。図3および図4を参照して、隔膜90の形状について説明する。
隔膜90は、反転板40の露出部43に接続される環状の内周部91と、集電体51の貫通孔54の径方向外側において集電体51に接続される外周部92と、当該内周部91と当該外周部92とを接続する接続部93とを含む。接続部93は、反転板40の変形に追従して変形可能に設けられている。内周部91は、反転板40の露出部43に溶着されており、外周部92は、集電体51に溶着されている。接続部93は、反転板40の移動距離分の遊びを持つように湾曲形状を有する。
図5は、本実施の形態に係る二次電池において電流遮断機構が作動した後の状態を示す図である。図5を参照して、本実施の形態に係る二次電池において電流遮断機構101が作動した後の状態について説明する。
電流遮断機構101においては、電池ケース10内の内圧が上昇することにより、導電経路が遮断される。たとえば、二次電池100の過充電により電池ケース10内部でガスが発生し、電池ケース10内の内圧が上昇すると、反転板40の電池要素13側に位置する主面が内圧を受ける。電池ケース10内の内圧が所定の値を超えることにより、反転板40が集電体51から離れて外部接続端子24側に近づくように変形する。
本実施の形態においては、反転板40が変形する前の状態において、反転板に対して外部接続端子24側とは反対側に位置する空間に反転板40が面することとなるため、電池ケース10内の内圧の変化を確実に反転板40に伝達させることができる。
反転板40が変形することにより、反転板40の中央部41に接続された集電体51の脆弱部55が破断する。この結果、反転板40と集電体51との電気的な接続が遮断され、外部接続端子24から正極12までに至る導電経路が破断され過充電電流が遮断される。
この状態にあっては、反転板40に接続された隔膜90が、反転板40の変形に追従して変形する。具体的には、反転板40の露出部43に接続された隔膜90の内周部91が近接して、集電体51の貫通孔54が閉塞される。これにより、隔膜90は、反転板40が変形して脆弱部55が破断することにより集電体51と反転板40との間に形成される空間Aと、反転板40が変形する前の状態において反転板40に対して外部接続端子側とは反対側に位置する空間Bとを分け隔てる。
この結果、二次電池の発熱等により蒸発した電解液の蒸気が、電流遮断機構101が作動した後に集電体51と反転板40との間に形成される空間A(図5参照)に侵入することを隔膜90によって防止することができる。このため、集電体51と変形後の反転板40との間に電解液が付着することを防止し、導電経路が液絡することを確実に防止することができる。
(変形例1)
図6は、本変形例に係る隔膜を示す平面図である。図6を参照して、本変形例に係る隔膜90Aについて説明する。
本変形例に係る隔膜90Aは、実施の形態1に係る隔膜90と比較した場合に、複数の膜体94を含む点において相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。膜体94は、実施の形態1に係る隔膜90を4分割した形状に相当する。複数の膜体94のそれぞれは、反転板40の露出部43に接続される環状の内側部95と、集電体51の貫通孔54の径方向外側において集電体51に接続される外側部96と、当該内側部95と当該外側部96とを接続する接続部97とを含む。接続部97は、反転板40の変形に追従して変形することができる。
このような構成を有する場合においても、電流遮断機構101が作動した後においては、複数の膜体94の内側部95が互いに近接することにより、集電体51の貫通孔54を閉塞する。このように、本変形例においても、実施の形態1に係る二次電池とほぼ同様の効果を有する。
なお、本変形例においては、隔膜90Aが、4つの膜体94によって構成される場合を例示して説明したがこれに限定されず、2つ、3つ、または5つ以上の膜体によって構成されていてもよい。
(実施の形態2)
図7は、本実施の形態に係る二次電池に具備される電流遮断機構が作動する前の状態を示す図である。図7を参照して、本実施の形態に係る二次電池100Aについて説明する。
本実施の形態に係る二次電池100Aは、実施の形態1に係る二次電池100と比較した場合に、隔膜90Bの構成が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
集電体51の脆弱部55Aが、集電体51に開口部54Aが形成されることにより形成される。脆弱部55Aは、集電体51の厚さが薄くなった薄肉部である。開口部54Aは、反転板40が変形する前の状態において反転板40に対して外部接続端子側とは反対側(電池要素側)に位置する空間に面するように設けられている。
なお、この場合においては、開口部54Aは、集電体51の厚さ方向に貫通していてもよいし、貫通していなくてもよい。開口部54Aが、集電体51の厚さ方向に貫通している場合には、脆弱部55Aは、反転板40が位置する側から貫通孔を塞ぐ遮断膜によって構成されていてもよい。
隔膜90Bは、反転板40が位置する側と反対側から集電体51の開口部54Aを塞ぐように設けられている。隔膜90Bは、電池ケース内部の内圧の上昇に伴って、反転板40に圧力が負荷されるように、透気性を有することが好ましい。
この場合には、隔膜90Bのガーレー透気度が10000秒/100ml以下であることが好ましい。隔膜90Bがこのようなガーレー透気度を有することにより、電池ケース10内の内圧の変化を反転板40に確実に伝達することができ、安定して電流遮断機構101を作動させることができる。なお、隔膜90Bの材料としては、フッ素樹脂等の対電解液性のある樹脂を採用することができる。
図8は、本実施の形態に係る二次電池において電流遮断機構が作動した後の状態を示す図である。図8を参照して、本実施の形態に係る二次電池において電流遮断機構101が作動した後の状態について説明する。
本実施の形態においても、電池ケース10内の内圧の上昇により、電流遮断機構101が作動して、外部接続端子から正極までの導電経路が遮断される。電池ケース10内の内圧が所定の値を超えることにより、反転板40が集電体51から離れて外部接続端子24側に近づくように変形する。これにより、反転板40の中央部41に接続された集電体51の脆弱部55が破断する。
この場合にあっては、隔膜90Bが電流遮断機構101の作動前後において開口部54Aを塞ぐことから、二次電池の発熱等により蒸発した電解液の蒸気が、電流遮断機構101が作動した後に集電体51と反転板40との間に形成される空間Aに侵入することを大幅に低減することができる。これにより、本実施の形態に係る二次電池にあっては、実施の形態1に係る二次電池と同等以上の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態および変形例について説明したが、今回開示された実施の形態および変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 電池ケース、11 負極、12 正極、13 電池要素、15 収容部、16 開口部、20 外部接続端子、23 ガスケット、24 外部接続端子、25 封口板、25m 貫通孔、30 端子板、31 円筒部、32 フランジ部、33 かしめ部、40 反転板、41 中央部、42 周縁部、43 露出部、50,51 集電体、52 接続部、53 被保持部、54 貫通孔、54A 開口部、55,55A 脆弱部、56 係合溝部、60 絶縁板、61 平板部、62 外周壁部、63 鍔部、70 封口体タブ、71 プレート部、72 筒状部、73 鍔部、80 集電体ホルダ、81 底部、82 側壁部、83 係合突起、84 係合部、85 貫通孔、87,88 ガスケット、90,90A,90B 隔膜、91 内周部、92 外周部、93 接続部、94 膜体、95 内側部、96 外側部、97 接続部、100,100A 二次電池。

Claims (5)

  1. 正極および負極を含む電池要素と、
    前記電池要素および電解液を内部に収容する電池ケースと、
    前記電池ケースの外側に突出して形成され、前記正極または前記負極のいずれかの電極と電気的に接続された外部接続端子と、
    前記電極と前記外部接続端子とを電気的に接続する導電経路に配設され、前記導電経路を遮断する電流遮断機構と、を備え、
    前記電流遮断機構は、前記電池ケース内において前記電極に接続されるとともに、破断可能に設けられた脆弱部を有する集電体と、前記外部接続端子および前記集電体との間に設けられ、前記外部接続端子に電気的に接続されるとともに、前記脆弱部に接合され、前記電池ケースの内圧が上昇した場合に前記集電体から離れて前記外部接続端子に近づくように変形する反転板とを、含み、
    前記反転板が変形して前記脆弱部が破断することにより前記集電体と前記反転板との間に形成される空間と、前記反転板が変形する前の状態において前記反転板に対して前記外部接続端子側とは反対側に位置する空間とを分け隔てる隔膜をさらに備える、二次電池。
  2. 前記集電体は、貫通孔を有し、
    前記脆弱部は、前記貫通孔の内周側に連設されるように設けられ、
    前記反転板は、前記貫通孔を閉塞するように設けられるとともに、前記貫通孔の径方向の内側において前記脆弱部から露出する露出部を含み、
    前記隔膜は、前記露出部に接続される環状の内周部と、前記貫通孔の径方向外側において前記集電体に接続される外周部と、前記内周部と前記外周部とを接続するとともに、前記反転板の変形に追従して変形可能な接続部とを有し、
    前記反転板が変形した場合に、前記内周部が近接することにより、前記貫通孔が閉塞される、請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記集電体は、貫通孔を有し、
    前記脆弱部は、前記貫通孔の内周側に連設されるように設けられ、
    前記反転板は、前記貫通孔を閉塞するように設けられるとともに、前記貫通孔の径方向の内側において前記脆弱部から露出する露出部を含み、
    前記隔膜は、複数の膜体を含み、
    複数の前記膜体のそれぞれは、前記露出部に接続される内側部と、前記貫通孔の径方向外側において前記集電体に接続される外側部と、前記内側部と前記外側部とを接続するとともに、前記反転板の変形に追従して変形可能な接続部とを有し、
    前記反転板が変形した場合に、複数の前記膜体の前記内側部が互いに近接することにより、前記貫通孔が閉塞される、請求項1に記載の二次電池。
  4. 前記集電体は、前記反転板が変形する前の状態において前記反転板に対して前記外部接続端子側とは反対側に位置する空間に面するように設けられた開口部を有し、
    前記脆弱部は、前記開口部が形成されることにより前記集電体の厚さが薄くなった薄肉部であり、
    前記隔膜は、透気性を有し、前記反転板が位置する側と反対側から前記開口部を塞ぐように設けられる、請求項1に記載の二次電池。
  5. 前記隔膜のガーレー透気度が10000秒/100ml以下である、請求項4に記載の二次電池。
JP2014115782A 2014-06-04 2014-06-04 二次電池 Pending JP2015230795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115782A JP2015230795A (ja) 2014-06-04 2014-06-04 二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014115782A JP2015230795A (ja) 2014-06-04 2014-06-04 二次電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015230795A true JP2015230795A (ja) 2015-12-21

Family

ID=54887478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014115782A Pending JP2015230795A (ja) 2014-06-04 2014-06-04 二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015230795A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107123756A (zh) * 2016-02-25 2017-09-01 比亚迪股份有限公司 电流中断装置、单体电池、电池模组、动力电池及电动汽车
JP2018010832A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社豊田自動織機 蓄電装置
CN109935889A (zh) * 2017-12-19 2019-06-25 三洋电机株式会社 二次电池及使用其的电池组
US10381612B2 (en) 2016-09-30 2019-08-13 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage device

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107123756A (zh) * 2016-02-25 2017-09-01 比亚迪股份有限公司 电流中断装置、单体电池、电池模组、动力电池及电动汽车
CN107123756B (zh) * 2016-02-25 2020-10-20 比亚迪股份有限公司 电流中断装置、单体电池、电池模组、动力电池及电动汽车
JP2018010832A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社豊田自動織機 蓄電装置
US10381612B2 (en) 2016-09-30 2019-08-13 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage device
CN109935889A (zh) * 2017-12-19 2019-06-25 三洋电机株式会社 二次电池及使用其的电池组
JP2019110030A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 三洋電機株式会社 二次電池及びそれを用いた組電池
US11342639B2 (en) 2017-12-19 2022-05-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Secondary battery and battery pack including the same
JP7171183B2 (ja) 2017-12-19 2022-11-15 三洋電機株式会社 二次電池及びそれを用いた組電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102540837B1 (ko) 파우치형 이차전지 및 그 제조방법
JP6005172B2 (ja) 角形二次電池
EP3276703B1 (en) Pouch-type secondary battery including electrode lead having current limiting function
CN107112492B (zh) 蓄电元件
JP6308071B2 (ja) 角形二次電池およびその製造方法
JP5986510B2 (ja) 角形二次電池
CN113302786B (zh) 密闭电池
JP6369564B2 (ja) 蓄電装置
US11303002B2 (en) Secondary battery
JP2010113929A (ja) 密閉型電池
JP5998912B2 (ja) 蓄電装置
US20230048822A1 (en) Power storage device
JP2015230795A (ja) 二次電池
JP2014032967A (ja) 非水電解液電池
WO2014017091A1 (ja) 二次電池
JP2015053181A (ja) 蓄電装置
JP4339923B1 (ja) 密閉型電池
CN107305936B (zh) 二次电池
JP6146536B2 (ja) 蓄電装置
JP5443922B2 (ja) 非水電解液電池
JP2017162570A (ja) 蓄電素子
US7442467B2 (en) Sealed battery
JP2017027779A (ja) 蓄電装置の製造方法
JP2019140100A (ja) 蓄電素子
JP2015060742A (ja) 二次電池