JP2015228980A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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良一 香取
Ryoichi Katori
良一 香取
稔 根本
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稔 根本
信介 吉田
Shinsuke Yoshida
信介 吉田
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Kenta Aoki
謙太 青木
悠太 高橋
Yuta Takahashi
悠太 高橋
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Abstract

【課題】遊技者にとって有利な遊技進行状態を創り出すという概念を採用した遊技機において、更なる斬新な遊技性が実現されるような機種を提供する。
【解決手段】所定の遊技状態が維持され得る期間を複数の期間に分け、当該複数の期間のいずれの期間に滞在しているかに応じて、識別情報の変動表示態様が同一であっても予告演出表示内容の選択傾向を異ならせるよう構成する。
【選択図】図26

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
近年のぱちんこ遊技機としては、遊技盤面(遊技領域)上の始動口に遊技球が入球したことを契機として所定確率の大当り抽選がなされ、当該大当り抽選に当選した場合には大当り(特別遊技)状態へと移行し、遊技盤面に備えられた大入賞口が開放して大量の賞球を獲得できるぱちんこ遊技機が主流である。このように構成されたぱちんこ遊技機の内には、当該大当り抽選における当選確率を上昇させる確率変動遊技状態や当該大当り抽選における抽選結果を報知するための図柄変動の効率を上昇させる時間短縮遊技状態等を備え、これら遊技状態によって遊技者にとって有利な遊技進行状態を創り出すことで遊技の興趣性を高める遊技機も存在している。
特開2007−296152号公報 特開2009−273831号公報 特許第4692975号 特開2011−217809号公報
しかしながら、このような遊技機は従来から多く存在しているため、更なる斬新な遊技性が実現されるような機種の開発が望まれているという課題が存在する。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口A10)と、
閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口(例えば、第1大入賞口C10)と、
識別情報を表示可能な識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部A21g)と、
演出を表示可能な演出表示部(例えば、演出表示装置SG)と、
遊技の進行を司る主遊技部(例えば、主制御基板M)と、
演出の表示制御を司る副遊技部(例えば、副制御基板S)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御基板M)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口A10)への入球に基づき、識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部A21g)にて識別情報を変動表示した後に停止表示するよう制御する識別情報表示制御手段(例えば、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11‐C)と、
識別情報が所定態様にて停止表示された後、可変入賞口(例えば、第1大入賞口C10)を遊技者にとって有利な状態とし得る特別遊技を実行する特別遊技制御手段(例えば、特別遊技制御手段MP30)と、
副遊技部(例えば、副制御基板S)側で実行される演出表示に際して必要な遊技情報を副遊技部(例えば、副制御基板S)側へ送信する遊技情報送信手段(例えば、情報送信制御手段MT)と
を備え、
特別遊技の非実行時における遊技状態として所定の遊技状態を有し、当該所定の遊技状態となった後、識別情報の変動表示開始から停止表示までを一単位とする当該一単位の繰り返し回数が所定回数に到達するまで当該所定の遊技状態を維持し得るよう構成されており、
副遊技部(例えば、副制御基板S)は、
主遊技部(例えば、主制御基板M)から送信された遊技情報を受信する遊技情報受信手段(例えば、表示情報受信手段SM10)と、
遊技情報受信手段(例えば、表示情報受信手段SM10)により受信された遊技情報に基づき、演出表示部(例えば、演出表示装置SG)にて表示される演出表示内容を制御する演出表示制御手段(例えば、演出表示制御手段SM20)と
を備え、
前記一単位の実行に応じて表示される演出表示内容である予告演出表示内容を、識別情報の変動表示態様に基づき決定可能に構成されており、前記所定の遊技状態が維持され得る期間を複数の期間に分け、当該複数の期間のいずれの期間に滞在しているかに応じて、識別情報の変動表示態様が同一であっても予告演出表示内容の選択傾向を異ならせるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、遊技者にとって有利な遊技進行状態を創り出すという概念を採用した遊技機において、更なる斬新な遊技性を実現することができる。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側でのメインフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での第1(第2)主遊技図柄表示処理にて用いられる主遊技テーブル構成図である。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での時短中演出期間管理処理のフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での時短中演出期間決定処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での演出内容決定テーブル構成図である。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、予告演出決定テーブル構成図である。 図24は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図25は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。 図26は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、予告演出実行イメージ図である。 図27は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図28は、本実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、予告演出決定テーブル構成図である。 図29は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図30は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での先読み演出実行判定処理のフローチャートである。 図31は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図32は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図33は、本実施形態の変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での先読み中予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図34は、本実施形態の変更例3に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での先読み演出実行判定処理のフローチャートである。 図35は、本実施形態の変更例4に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での時短中演出期間管理処理のフローチャートである。 図36は、本実施形態の変更例4に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図37は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図38は、第2実施形態に係る始動口への遊技球の振り分け動作イメージ図である。 図39は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図40は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図41は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図42は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図43は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図44は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図45は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での振分遊技実行処理のフローチャートである。 図46は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図47は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での時短中演出期間決定処理のフローチャートである。 図48は、第2実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図49は、第2実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での限定頻度変動態様決定のフローチャートである。 図50は、第2実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、限定頻度テーブルである。 図51は、第2実施形態の変更例1に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での時短中演出期間決定処理のフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本明細書における各用語の意義について説明する。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「識別情報」とは、五感(視覚、聴覚、触覚等)を通じて情報の種類を識別可能であればどのような形態でもよいが、好適には、視覚的なもの、例えば、数字、文字、図柄等の形状のあるものを挙げることができる。また、本明細書においては「識別情報」を、主遊技図柄・特別図柄(特図)や装飾図柄(装図)と呼ぶことがあるが、「特別図柄(特図)」は、主制御基板側にて表示制御される識別情報であり、「装飾図柄(装図)」は、副制御基板側にて表示される演出としての識別情報である。「識別情報を表示可能」とは、表示方法には何ら限定されず、例えば、発光手段(例えば液晶、LED、7セグ)の発光(発光の有無だけでなく、色の違いも含む)、物理的な表示(例えば、リール帯に描かれた図柄を所定位置に停止表示する)等、を挙げることができる。「演出」とは、遊技の興趣性を高める表示内容を指し、例えば、識別情報変動・停止や予告等をはじめ、アニメーションや実写等の動画像や絵、写真、文字等の静止画像又はこれらの組み合わせを挙げることができる。「開状態、開放状態」及び「閉状態、閉鎖状態」とは、例えば、一般的な大入賞口(いわゆる、アタッカー)の構成においては、開状態=入賞容易状態であり、閉状態=入賞非容易状態となる。「乱数」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「遊技状態」とは、例えば、大入賞口が開放状態となり得る特別遊技状態、特別遊技状態への移行抽選確率が予め定められた値である非確率変動遊技状態よりも特別遊技状態への移行抽選確率が高い確率変動遊技状態、特別遊技への移行抽選契機となる始動口への入賞に対する補助が有る補助遊技状態(いわゆる、普通図柄時短状態、例えば、始動口に可変部材が取り付けられている場合では、可変部材の開放期間が長い、可変部材の開放当選確率が高い、可変部材の開放抽選の結果報知の時間が短い)、等の任意の一又は複数の組合せである。
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)である。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機(例えば、従来の第1種、第2種、第3種、一般電役等のぱちんこ遊技機)に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。また、本例において「テーブル」という場合には、その形式に限定されるものではなく、一又は複数の情報に基づき、複数の選択候補の中から一又は複数の選択候補が選択されるように対応付けられている態様であると理解すべきである。更に、以下の実施形態や変更例において示す具体的一例としての数値{例えば、抽選実行時における当選確率、特別遊技時における最大ラウンド数、図柄変動時間、各遊技状態における継続回数、等}は、あくまで一例であり、特に、異なる条件下(例えば、第1主遊技側と第2主遊技側との条件別、確率変動遊技時と非確率変動遊技時との条件別、時間短縮遊技時と非時間短縮遊技時との条件別、等)において示した数値の大小関係や組み合わせは、以下の実施形態や変更例の趣旨を大きく逸脱しない限りにおいては、適宜変更してもよいものであると理解すべきである。例えば、第1主遊技側と第2主遊技側とで、抽選実行時における当選確率や特別遊技時における最大ラウンド数の期待値における大小関係が、第1主遊技側=第2主遊技側となるよう例示されていたとしても、当該大小関係を第1主遊技側<第2主遊技側とする、或いは、第1主遊技側>第2主遊技側とするといったように適宜変更してもよい(その他の数値、条件下についても同様)。また、例えば、確率変動遊技状態の継続回数として、次回大当りが発生するまで継続するとの趣旨に基づき構成するに際し、継続回数として「65535」をセットするのか(実質的に継続するよう構成する)、或いは、継続回数をセットせずに次回大当りが発生するまで確率変動遊技状態を維持する、といった同一趣旨に基づく実現方法の選択肢においても、以下の実施形態や変更例の趣旨を大きく逸脱しない限りにおいては、適宜変更してもよいものであると理解すべきである。
ここで、各構成要素について説明する前に、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠D12、前枠D14、透明板D16、扉D18、上球皿D20、下球皿D22及び発射ハンドルD44を含む。まず、外枠D12は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠D14は、外枠D12の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠D12に開閉可能に取り付けられる。前枠D14は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板D16は、ガラス等により形成され、扉D18により支持される。扉D18は、図示しないヒンジ機構を介して前枠D14に開閉可能に取り付けられる。上球皿D20は、遊技球の貯留、発射レ−ルへの遊技球の送り出し、下球皿D22への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿D22は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿D20と下球皿D22の間にはスピ−カD24が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レールD32と内レールD34とにより区画された遊技領域D30が形成されている。そして、当該遊技領域D30には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口A10、第2主遊技始動口B10、補助遊技始動口H10、第1大入賞口C10、第2大入賞口C20、第1主遊技図柄表示装置A20、第2主遊技図柄表示装置B20、演出表示装置SG、補助遊技図柄表示装置H20、センター飾りD38及びアウト口D36が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口A10は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口A10は、第1主遊技始動口入球検出装置A11sを備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置A11sは、第1主遊技始動口A10への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口B10は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口B10は、第2主遊技始動口入球検出装置B11sと、第2主遊技始動口電動役物B11dと、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置B11sは、第2主遊技始動口B10への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物B11dは、第2主遊技始動口B10に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
ここで、本実施形態においては、第1主遊技始動口A10と第2主遊技始動口B10とが離隔して設けられており、遊技領域D30の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、第1主遊技始動口A10に誘導され易い一方、第2主遊技始動口B10に誘導され難い(又は誘導不能となる)よう構成されている。他方、遊技領域D30の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、第1主遊技始動口A10に誘導され難い一方、第2主遊技始動口B10に誘導され易いよう構成されている。尚、「誘導され易い」及び「誘導され難い」は、例えば、遊技球を右側及び左側に夫々10000球発射した際の、入球数の大小で決定するものとする。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口B10側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口A10側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口A10と第2主遊技始動口B10とが離隔して配置されているが、これにも限定されず、第1主遊技始動口A10と第2主遊技始動口B10とを重ねるように配置してもよく、その場合には、第1主遊技始動口A10の存在により、第2主遊技始動口B10の上部が塞がれているよう構成してもよい。
次に、補助遊技始動口H10は、補助遊技始動口入球検出装置H11sを備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置H11sは、補助遊技始動口H10への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口H10への遊技球の入球は、第2主遊技始動口B10の第2主遊技始動口電動役物B11dを拡開させるための抽選の契機となる。
ここで、本実施形態においては、遊技領域D30の右側及び左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口H10に誘導され得るよう構成されている。{但し、これには限定されず、遊技領域D30の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口H10に誘導され易い一方、遊技領域D30の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、補助遊技始動口H10に誘導され難いよう構成してもよい}。
次に、アウト口D36の上方には、第1大入賞口C10と第2大入賞口C20とが設けられており、遊技領域D30の右側又は左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、アウト口D36に到達する前に、第1大入賞口C10及び第2大入賞口C20が配置されている領域を通過し易いよう構成されている。
次に、第1大入賞口C10は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口D36の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口C10は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置C11sと、第1大入賞口電動役物C11d(及び第1大入賞口電動役物ソレノイドC13)と、を備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置C11sは、第1大入賞口C10への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報を生成する。第1大入賞口電動役物C11dは、第1大入賞口C10に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口C10を可変させる(第1大入賞口電動役物ソレノイドC13を励磁して可変させる)。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカ−)や、遊技球が転動可能な通路上の開口部を大入賞口とし、当該開口部を閉鎖する状態と開放する状態とを採り得る態様(いわゆる、スライド式アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、第2大入賞口C20は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口D36の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第2大入賞口C20は、遊技球の入球を検出するための第2大入賞口入賞検出装置C21sと、第2大入賞口電動役物C21d(及び第2大入賞口電動役物ソレノイドC23)と、を備える。ここで、第2大入賞口入賞検出装置C21sは、第2大入賞口C20への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2大入賞口入球情報を生成する。そして、第2大入賞口C20内に入球した遊技球は、第2大入賞口入賞検出装置C21sによって検出されるよう構成されている。次に、第2大入賞口電動役物C21dは、第2大入賞口C20に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに第2大入賞口C20を可変させる。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(いわゆる、ベロ型アタッカー)や、遊技球が転動可能な通路上の開口部を大入賞口とし、当該開口部を閉鎖する状態と開放する状態とを採り得る態様(いわゆる、スライド式アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、第1主遊技図柄表示装置A20(第2主遊技図柄表示装置B20)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置A20(第2主遊技図柄表示装置B20)は、第1主遊技図柄表示部A21g(第2主遊技図柄表示部B21g)と、第1主遊技図柄保留表示部A21h(第2主遊技図柄保留表示部B21h)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部A21h(第2主遊技図柄保留表示部B21h)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部A21g(第2主遊技図柄表示部B21g)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置A20(第2主遊技図柄表示装置B20)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置SGのような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置SGは、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置SGは、装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される表示領域SG10を備える。ここで、表示領域SG10は、主遊技保留情報を表示する第1保留表示部SG12(及び第2保留表示部SG13)と、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を表示する装飾図柄表示領域SG11と、を有している。尚、演出表示装置SGは、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、第1保留表示部SG12(及び第2保留表示部SG13)は、4個のランプから構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置H20は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置H20は、補助遊技図柄表示部H21gと、補助遊技図柄保留表示部H21hとを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部H21hは、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
次に、センター飾りD38は、演出表示装置SGの周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置SGの保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプD26は、遊技領域D30又は遊技領域D30以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口A10(第2主遊技始動口B10)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御基板Mと、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置SG上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)SMと、主に演出表示を実行するサブサブ制御部SSと、賞球タンクKT、賞球レールKR及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンクKTから供給される遊技球を上球皿D20へ払い出す払出ユニットKE10等を備える賞球払出装置(セット基盤)KEと、払出ユニットKE10による払出動作を制御する賞球払出制御基板KHと、上球皿D20の遊技球(貯留球)を遊技領域D30へ1球ずつ発射する発射装置D42と、発射装置D42の発射動作を制御する発射制御基板D40と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源供給ユニットEと、ぱちんこ遊技機の電源をオン・オフするスイッチである電源スイッチEa等が、前枠D14裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御基板Mと、主制御基板Mからの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板KHと、主制御基板Mからの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置SG上での各種演出、スピーカD24からの音響、遊技効果ランプD26の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板S(本例では、サブメイン制御部SMとサブサブ制御部SSとが一つの基板上に配置されている)と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニットEと、を主体として構成されている。ここで、副制御基板Sは、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置SG上での各種演出、スピーカD24からの音響、遊技効果ランプD26の点灯、エラー報知を制御するサブメイン制御部SMと、演出表示装置SG上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部SSの2つの制御部とを備えている。尚、主制御基板M、賞球払出制御基板KH、サブメイン制御部SM及びサブサブ制御部SSには、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御基板Mは、入賞口センサNs{前述した第1主遊技始動口入球検出装置A11s、第2主遊技始動口入球検出装置B11s、補助遊技始動口入球検出装置H11s、第1大入賞口入賞検出装置C11s、第2大入賞口入賞検出装置C21s、一般入賞検出装置(不図示であるが、一般入球口とは、特別遊技の実行有無に拘わらず常時開口しており且つ賞球はあるが図柄抽選等を行わない入球口である)}、図示略する駆動ソレノイド(前述した、第1大入賞口電動役物ソレノイドC13、第2大入賞口電動役物ソレノイドC23等)、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置である遊技周辺機器(図中の、第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器H)と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御基板Mは、賞球払出制御基板KHと、副制御基板S(サブメイン制御部SM・サブサブ制御部SS)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板KHに、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板Sに夫々送信可能に構成されている。尚、主制御基板Mは、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータHC等と接続可能となっており、外部接続端子を介してホールコンピュータHCと配線接続することで、主制御基板Mから外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。
また、本実施形態では、図3の矢印表記の通り、主制御基板Mと賞球払出制御基板KHとは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御基板Mとサブメイン制御部SMとは、主制御基板Mからサブメイン制御部SMへの一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。
次に、賞球払出制御基板KHは、遊技球の払出を実行する賞球払出装置KEと、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付けて賞球払出制御基板KHに伝達する遊技球貸出装置Rとに接続されている。また、図示略するが、本実施形態では、賞球払出制御基板KH内に、発射装置の制御回路部(発射制御基板D40)が併設されており、賞球払出制御基板KHと発射装置D42(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置Rを別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板KHにより貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板Sは、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置SGと、スピ−カD24と、遊技効果ランプD26と、その他演出用の駆動装置(不図示であるが、いわゆる演出用の可動体役物)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板S内にサブメイン制御部SMとサブサブ制御部SSとを有しており、サブメイン制御部SMによりスピーカD24から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプD26の点灯制御並びに、演出表示装置SG上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部SSにより、演出表示装置SG上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部SMとサブサブ制御部SSとを、副制御基板Sにて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部SSにより音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御基板Mは、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器H)、演出に係るサブメイン制御部SM(副遊技制御手段SM)、主制御基板Mからの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御基板KHと、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部SM(副遊技制御手段SM)は、画像演出を実行するサブサブ制御部SS(演出表示手段SS)、各種遊技効果ランプD26(例えばサイドランプ)やスピーカD24等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御基板KHは、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置KEと電気的に接続されている。尚、主制御基板M、サブメイン制御部SM(副遊技制御手段SM)、サブサブ制御部SS(演出表示手段SS)、賞球払出制御基板KH等は、ハードウエア的にはデ−タやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御基板Mに含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器)に含まれるとする各手段を主制御基板Mに搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御基板Mは、遊技用の情報の取得を制御する遊技用情報制御手段MJと、遊技の内容を決定するための遊技内容決定手段MNと、特別遊技や特定遊技等の遊技の進行を司る遊技進行手段MPと、遊技状態等に係る情報を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段MBと、遊技周辺機器側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、16R大当り、8R大当り、4R大当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段MT(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファMT10)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御基板KHを制御する賞球払出決定手段MHと、を有している。
ここで、遊技用情報制御手段MJは、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段MJ10と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段MJ20と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段MJ30と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段MJ10は、第1主遊技始動口A10に遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段MJ11−Aと、第2主遊技始動口B10に遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段MJ11−Bと、補助遊技始動口H10に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技始動口入球判定手段MJ11−Hと、第1大入賞口C10に遊技球が入球したか否かを判定する、第1大入賞口入球判定手段MJ11−C10と、第2大入賞口C20に遊技球が入球したか否かを判定する、第2大入賞口入球判定手段MJ11−C20と、を有している。
次に、乱数取得判定実行手段MJ20は、第1主遊技始動口A10への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Aと、第2主遊技始動口B10への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Bと、補助遊技側乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Hと、を有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段MJ30は、保留消化及び変動開始に係る処理を制御する保留消化制御手段MJ31と、第1主遊技図柄の変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を第1主遊技図柄の変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Aに保留するための第1主遊技図柄保留手段MJ32−Aと、第2主遊技図柄の変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を第2主遊技図柄の変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Bに保留するための第2主遊技図柄保留手段MJ32−Bと、補助遊技図柄の変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を補助遊技図柄の変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Hに保留するための補助遊技図柄保留手段MJ32−Hと、を有している。
ここで、保留消化制御手段MJ31は、変動を開始する条件を充足したか否かを判定する変動開始条件充足判定手段MJ31jを有している。
次に、第1主遊技図柄保留手段MJ32−A、第2主遊技図柄保留手段MJ32−B及び補助遊技図柄保留手段MJ32−Hは、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Hを夫々有している。
次に、遊技内容決定手段MNは、特別遊技への移行可否及び第2主遊技始動口電動役物B11dの開放可否を抽選する当否抽選手段MN10と、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(いわゆる条件装置を作動させる)特別遊技移行決定手段MN20と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄を決定するための図柄内容決定手段MN40と、各乱数に基づき、各図柄の変動態様(変動時間等)を決定するための変動態様決定手段MN50とを、有している。ここで、当否抽選手段MN10は、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う第1主遊技当否抽選手段MN11−Aと、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う第2主遊技当否抽選手段MN11−Bと、補助遊技図柄に関しての当否抽選を行う補助遊技当否抽選手段MN11−Hとを、有している。ここで、第1主遊技当否抽選手段MN11−A、第2主遊技当否抽選手段MN11−B及び補助遊技当否抽選手段MN11−Hは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブルMN11ta−Aと、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブルMN11ta−Bと、補助遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される補助遊技用当否抽選テーブルMN11ta−Hを夫々有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、図柄内容決定手段MN40は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄を決定する第1主遊技図柄決定手段MN41−Aと、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄を決定する第2主遊技図柄決定手段MN41−Bと、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技図柄決定手段MN41−Hと、を有している。
ここで、第1主遊技図柄決定手段MN41−Aは、第1主遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される第1主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−Aを有しており、当該第1主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−Aは、当否結果に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている。また、第2主遊技図柄決定手段MN41−Bは、第2主遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される第2主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−Bを有しており、当該第2主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−Bは、当否結果に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている。更に、補助遊技図柄決定手段MN41−Hは、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−Hを有しており、当該補助遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−Hは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、変動態様決定手段MN50は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技変動態様決定手段MN51−Aと、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技変動態様決定手段MN51−Bと、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の変動態様(変動時間等)を決定する補助遊技変動態様決定手段MN51−Hと、を有している。
ここで、第1主遊技変動態様決定手段MN51−Aは、第1主遊技図柄に係る変動態様を決定する際に参照される第1主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−Aを有しており、当該第1主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−Aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている。また、第2主遊技変動態様決定手段MN51−Bは、第2主遊技図柄に係る変動態様を決定する際に参照される第2主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−Bを有しており、当該第2主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−Bは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技変動態様決定手段MN51−Hは、補助遊技図柄に係る変動態様を決定する際に参照される補助遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−Hを有しており、当該補助遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−Hは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(例えば、通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段MP10は、第1主遊技図柄表示装置A20の第1主遊技図柄表示部A21g上及び第2主遊技図柄表示装置B20の第2主遊技図柄表示部B21g上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cと、補助遊技図柄表示装置H20の補助遊技図柄表示部H21g上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段MP11−Hとを有している。
ここで、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、ゼロクリア可能な第1・第2主遊技図柄変動管理用タイマMP11t−C(例えば、所定間隔毎に減算されるデクリメントカウンタであり、以下、タイマに類するものは同様のカウンタにて実装可能)を有している。更に、補助遊技図柄制御手段MP11−Hは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマMP11t−Hを更に備えている。
次に、第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段MP20−Bは、第2主遊技始動口電動役物B11dを開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための第2主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段MP21−Bと、第2主遊技始動口電動役物B11dの駆動(開放)時間を計測する第2主遊技始動口電動役物開放タイマMP22t−Bとを有している。
次に、特別遊技制御手段MP30は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する条件判定手段MP31と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を決定し、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20b内にセットする特別遊技内容決定手段MP32と、第1大入賞口C10又は第2大入賞口C20を所定条件で開状態にする特別遊技(大当り)を実行するための特別遊技実行手段MP33と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口C10及び第2大入賞口C20の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段MP34と、を有している。ここで、特別遊技実行手段MP33は、第1大入賞口電動役物C11dと第2大入賞口電動役物C21dを開閉させる第1・第2大入賞口電動役物開閉制御手段MP33−Cと、第1大入賞口C10と第2大入賞口C20への入賞球を計測する入賞球カウンタMP33cを有している。特別遊技時間管理手段MP34は、ラウンド時間を管理する特別遊技用タイマMP34tを更に有している。また、特別遊技内容決定手段MP32は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bにセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブルMP32taを更に有している(テーブルの詳細については不図示であるが、開状態となる大入賞口、最大ラウンド数、1ラウンドの実行内容等が定められたテーブルである)。
次に、特定遊技制御手段MP50は、確率変動遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する確変遊技終了条件判定手段MP51と、時間短縮遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する時短遊技終了条件判定手段MP52を有している。ここで、時短遊技終了条件判定手段MP52は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタMP52c、を有している。ここで、確率変動遊技状態とは、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の当否抽選時における当選確率が非確率変動遊技状態よりも高確率となる遊技状態を意味し、時間短縮遊技状態とは、第1主遊技図柄や第2主遊技図柄の変動時間の平均値が非時間短縮遊技状態よりも短時間となる、及び/又は、単位時間あたりにおける第2主遊技始動口電動役物B11dの開放容易性が向上する遊技状態を意味する。
ここで、本実施形態においては、時間短縮遊技中には、非時間短縮遊技中と比較して、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄が高確率で当り図柄となり且つ補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第2主遊技始動口電動役物B11dの開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本実施形態における時間短縮遊技は、第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数の合計値が所定回数を超えた場合に終了する。即ち、時短回数は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動(停止)毎に減算されるよう構成されている。尚、上記の確変遊技終了条件判定手段MP51及び時短遊技終了条件判定手段MP52は、例えば、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(いわゆる、転落抽選機能を有するぱちんこ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段MBは、第1主遊技(第1主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)及び第2主遊技(第2主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1・第2主遊技状態一時記憶手段MB10−Cと、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hと、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオン・オフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bと、特定遊技における現在の遊技状態(例えば、時短の残り回数、特定遊技に関する各種フラグのオン・オフ等)を一時記憶するための特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bと、を有している。
ここで、第1・第2主遊技状態一時記憶手段MB10−Cは、現在変動中の第1又は第2主遊技図柄(変動開始条件が成立した第1又は第2主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hは、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Hを有している。
次に、遊技周辺機器について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器Hと、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SM、サブサブ制御部SS(及び演出表示装置SG)等、を有している。ここで、サブメイン制御部SMにより制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口A10と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置A20と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口B10と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置B20と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口C10及び第2大入賞口C20を有している。
次に、補助遊技周辺機器Hは、第2主遊技始動口B10の第2主遊技始動口電動役物B11dの開放の契機となる補助遊技始動口H10と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置H20とを有している。
次に、演出表示制御手段(サブメイン制御部)SMは、主制御基板M側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段SM10と、演出表示に係る演出内容の決定処理及び表示制御処理を司る演出表示制御手段SM20と、サブサブ制御部SS側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段SM40と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段SM10は、主制御基板M側からの第1主遊技及び第2主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段SM11bを有している。
次に、演出表示制御手段SM20は、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段SM21と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段SM22と、背景画像の決定処理及び表示制御処理を司る背景演出表示制御手段SM23と、予告演出内容の決定処理及び表示制御処理を司る予告演出表示制御手段SM24と、リーチ演出内容の決定処理及び表示制御処理を司るリーチ演出表示制御手段SM25と、保留先読み演出を実行するための保留先読み演出実行制御手段SM26と、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段SM21は、主制御基板M側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段SM21nと、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段SM21bと、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマSM21tと、を有している。ここで、装図表示内容決定手段SM21nは、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブルSM21taを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、装図保留情報表示制御手段SM22は、装飾図柄に係る保留に関する情報(主制御基板M側から送信された情報と同一であるが、当該情報の詳細については後述する)を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段SM22b、を有している。
次に、背景演出表示制御手段SM23は、主制御基板M側からの情報に基づいて、背景演出(本例では、装飾図柄の背面にて表示され、保留に関する情報に基づき特別遊技の実行可能性を示唆・報知する演出)の表示内容を決定する背景演出表示内容決定手段SM23nと、背景演出表示に係る情報を一時記憶するための背景演出関連情報一時記憶手段SM23bと、を有している。
次に、予告演出表示制御手段SM24は、主制御基板M側からの情報に基づいて、予告演出(本例では、装飾図柄の変動表示中において表示され、当該変動における特別遊技への移行期待度や、保留に関する情報に基づき特別遊技の実行可能性を示唆・報知する演出)の表示内容や表示タイミング等を決定する予告演出表示内容決定手段SM24nと、予告演出表示に係る情報を一時記憶するための予告演出関連情報一時記憶手段SM24bと、時間短縮遊技状態における予告演出内容を決定する際に参照する期間である演出期間を管理するために変動回数をカウントする予告演出管理カウンタSM24cと、演出期間がセットされている状態で予告演出内容を決定する際に参照され得るテーブルである、、第1予告演出決定テーブルSM24ta‐1と、第2予告演出決定テーブルSM24ta‐2と、第3予告演出決定テーブルSM24ta‐3と、を有している。
次に、リーチ演出表示制御手段SM25は、主制御基板M側からの情報に基づいて、リーチ演出(主に、装飾図柄の変動表示中において表示され、停止表示された装飾図柄の組み合わせによってリーチ状態となったことが報知された後に実行される演出であるが、リーチ状態とならなくとも装飾図柄の変動表示と連動して実行される演出をも含んでいる)の表示内容や表示タイミング等を決定するリーチ演出表示内容決定手段SM25nと、リーチ演出表示に係る情報を一時記憶するためのリーチ演出関連情報一時記憶手段SM25bと、リーチ演出等の演出内容を決定するためのテーブルである主演出内容決定用抽選テーブルSM25taと、を有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)SSは、サブメイン制御部SM側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段SS10と、演出表示装置SG上の表示領域SG10へ画像を表示する画像表示制御手段SS20と、を有している。ここで、画像表示制御手段SS20は、サブメイン制御部SM側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段SS21bを更に有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)SSは、演出表示手段(サブサブ制御部)SSからの情報に基づいて演出に係る画像を表示する演出表示装置SGと電気的に接続されている。ここで、演出表示装置SGは、画像を表示する表示領域SG10を有している。
ここで、表示領域SG10は、装飾図柄を変動表示するための装飾図柄表示領域SG11と、主遊技保留情報を表示する第1保留表示部SG12(及び第2保留表示部SG13)と、を有している。
尚、第1主遊技図柄表示装置A20、第2主遊技図柄表示装置B20及び補助遊技図柄表示装置H20が、主制御基板Mと情報伝達可能に接続されており、残る演出表示手段(サブサブ制御部)SSが、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMと情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置A20、第2主遊技図柄表示装置B20及び補助遊技図柄表示装置H20は、主制御基板Mにより制御され、演出表示手段(サブサブ制御部)SSは、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMにより制御されることを意味する。尚、主制御基板Mと片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図5は、主制御基板Mが行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示であるが、レジスタの初期化や入出力ポートの設定等を行う)、ステップ1002で、主制御基板Mは、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニットEのリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ1002でYesの場合、ステップ1004で、主制御基板Mは、主制御基板M側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段MB内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ1006で、情報送信制御手段MTは、主制御基板MのRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部SM側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ1016の処理に移行する。他方、ステップ1002でNoの場合は、ステップ1008で、主制御基板Mは、主制御基板MにおけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ1010で、主制御基板Mは、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ1010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ1004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ1010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ1012で、主制御基板Mは、主制御基板MにおけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得し、ステップ1014で、取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部SM側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ1016の処理に移行する。次に、ステップ1016で、主制御基板Mは、同図(b)によって示される主制御基板M側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウエア割り込みを契機とするが、本例では、当該割り込み周期をTとする)を許可し{その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図(b)が実行されることとなる}、ステップ1018の処理に移行する。尚、ステップ1018後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御基板Mは、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御基板Mは、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期Tの到達時(例えば、約1.5ms毎のハードウエア割り込み)を契機として、ステップ1100で、主制御基板Mは、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御基板Mは、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御基板Mは、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御基板Mは、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1550で、主制御基板Mは、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御基板Mは、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1910で、主制御基板M(特に賞球払出決定手段MH)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出装置KEの駆動制御等を賞球払出制御基板KHに実行させ、その結果を管理するための処理等)を実行する。次に、ステップ1920で、主制御基板Mは、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータHC等への情報出力)を実行する。次に、ステップ1930で、主制御基板Mは、制御コマンド送信処理(前述の各処理でセットされたコマンドをサブメイン制御部側に送信する)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御基板Mは、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ1020で、主制御基板Mは、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ1022で、主制御基板Mは、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技始動口入球判定手段MJ11−Hは、補助遊技始動口H10に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Hは、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Hを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Hは、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段MJ32−Hは、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Hにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(ステップ1200の処理)に移行する。尚、ステップ1102又はステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、第2主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段MP21−Bは、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hのフラグエリアを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、第2主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段MP21−Bは、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、第2主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段MP21−Bは、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Hにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技図柄決定手段MN41−Hは、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hを参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技図柄決定用抽選テ−ブルMN41ta−Hを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定(例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択)して補助遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Hに一時記憶する。
ここで、同図右は、補助遊技停止図柄決定用抽選テーブルの一例である。同テーブルに示されるように、本例においては、停止図柄は「D0、D1、D2」が存在し、当り図柄となる停止図柄は「D1、D2」であり、夫々が停止したことに起因して開放することとなる電動役物の開放態様は、非時間短縮遊技時においては、停止した図柄が「D1」である場合、開放態様は(0.2秒間開放→閉鎖)であり、停止した図柄が「D2」である場合、開放態様は(0.2秒間開放→0.8秒間閉鎖→5.0秒間開放、閉鎖)である(最長開放)。また、時間短縮遊技時においては、停止した図柄が「D1」である場合、開放態様は(1秒間開放→1秒間閉鎖→1秒間開放→1秒間閉鎖→1秒間開放→閉鎖)であり、停止した図柄が「D2」である場合、開放態様は(0.2秒間開放→0.8秒間閉鎖→4.0秒間開放→閉鎖)であるよう構成されている。尚、非時間短縮遊技時には停止図柄はハズレ図柄「D0」となり易く、時間短縮遊技時には停止図柄は当り図柄「D1」となり易いよう構成されている。
次に、ステップ1218で、補助遊技変動態様決定手段MN51−Hは、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマMP11t−Hに補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には1秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には10秒)をセットする。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段MP11−Hは、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hのフラグエリア内にある、補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段MJ32−Hは、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Hに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段MP11−Hは、補助遊技図柄変動管理用タイマMP11t−Hをスタートした後、補助遊技図柄表示部H21g上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。
次に、ステップ1224で、補助遊技図柄制御手段MP11−Hは、補助遊技図柄変動管理用タイマMP11t−Hを参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段MP11−Hは、補助遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Hを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部H21g上で確定表示する。そして、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段MP11−Hは、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hのフラグエリア内にある、補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、第2主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段MP21−Bは、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」(本例では、D1・D2)であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段MP20−Bは、補助遊技側の当り図柄に基づき、開放態様(例えば、当り図柄「D1」の場合には、1秒間開放→1秒間閉鎖→1秒間開放→1秒間閉鎖→1秒間開放→閉鎖となる開放態様、当り図柄「D2」の場合には、0.2秒開放、0.8秒閉鎖、5秒開放となる開放態様、)を決定し、第2主遊技始動口電動役物開放タイマMP22t−Bに電動役物の開放時間(開閉時間)に係る所定時間をセットする。次に、ステップ1234で、第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段MP20−Bは、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hのフラグエリア内にある、電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段MP20−Bは、第2主遊技始動口電動役物開放タイマMP22t−Bをスタートした後、第2主遊技始動口電動役物B11dを開放する。
次に、ステップ1242で、第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段MP20−Bは、第2主遊技始動口電動役物開放タイマMP22t−Bを参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1242でYesの場合、ステップ1244及びステップ1246で、第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段MP20−Bは、第2主遊技始動口B10の第2主遊技始動口電動役物B11dを閉鎖すると共に、補助遊技状態一時記憶手段MB10−Hのフラグエリア内にある、電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1242に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230、又はステップ1242でNoの場合には次の処理(ステップ1300の処理)に移行する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図8は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段MJ11−Aは、第1主遊技始動口A10の第1主遊技始動口入球検出装置A11sから第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Aは、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Aを参照し、主遊技(特に第1主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Aは、第1主遊技内容決定乱数を取得する。尚、本実施例では、第1主遊技内容決定乱数として、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、これら3つの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1308で、第1主遊技図柄保留手段MJ32−Aは、当該取得した第1主遊技内容決定乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Aに一時記憶(保留)する。次に、ステップ1310で、保留制御手段MJ30は、第1主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部SMへ送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部SM側に送信される)する。
次に、ステップ1312で、第2主遊技始動口入球判定手段MJ11−Bは、第2主遊技始動口B10の第2主遊技始動口入球検出装置B11sから第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1312でYesの場合、ステップ1314で、第2主遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Bは、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Bを参照し、主遊技(特に第2主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段MJ21−Bは、第2主遊技内容決定乱数を取得する。尚、本実施例では、第2主遊技内容決定乱数として、第1主遊技図柄決定手段と同様に当否抽選乱数、図柄抽選乱数、変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、第1主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲と第2主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲(例えば第1主遊技用の当否抽選乱数と第2主遊技用の当否抽選乱数の取得範囲)を同じに設定している。次に、ステップ1318で、第2主遊技図柄保留手段MJ32−Bは、当該取得した第2主遊技内容決定乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Bに一時記憶(保留)する。次に、ステップ1320で、保留制御手段MJ30は、第2主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部SMへ送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部SM側に送信される)し、次の処理(ステップ1400の処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1312に移行し、ステップ1312又はステップ1314でNoの場合には次の処理(ステップ1400の処理)に移行する。
尚、本実施形態では、ステップ1310、ステップ1320にてサブメイン制御部SMへ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図9は、図5におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1401で、保留消化制御手段MJ31は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−Bを参照し、第2主遊技図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ1401でYesの場合、ステップ1400(1)で、遊技内容決定手段MNは、後述の第1主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理{ステップ1400(1)、(2)の処理}に移行する。他方、ステップ1401でNoの場合、ステップ1400(2)で、遊技内容決定手段MNは、後述の第2主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理{ステップ1400(1)、(2)の処理}に移行する。
このように、本実施形態においては、第2主遊技図柄の保留球が存在する場合には、第1主遊技図柄の保留球の存在に係らず(たとえ入賞順序が第1主遊技図柄の保留の方が先でも)、第2主遊技図柄の保留消化を優先して実行するよう構成されているが、これには限定されない(入賞順序に基づく保留消化や、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい)。
次に、図10は、図9におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄とで略同一の処理となるため、第1主遊技図柄側について主に説明し、第2主遊技図柄側の処理については括弧書きとする。まず、ステップ1403で、保留消化制御手段MJ31は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、当該変動開始条件は、特別遊技中(又は条件装置作動中)でない、且つ、主遊技図柄変動中でない、且つ、主遊技図柄の保留が存在することが条件となる。尚、本例では図示していないが、変動固定時間(主遊技図柄の確定表示後、当該確定表示図柄を停止表示する時間)を設ける場合、変動固定時間中には、次変動の変動開始条件を満たさないよう構成してもよい。
ステップ1403でYesの場合、ステップ1405及びステップ1406で、保留消化制御手段MJ31は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)を読み出すと共に、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B)から削除し、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1410−1で、当否抽選手段MN10は、各遊技状態に対応する第1主遊技用当否抽選テーブルMN11ta−A(第2主遊技用当否抽選テーブルMN11ta−B)を参照し、第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、当選抽選乱数)に基づき、主遊技図柄当否抽選を実行する。
ここで、図11(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブルMN11ta−A(第2主遊技用当否抽選テーブルMN11ta−B)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。
次に、ステップ1410−2で、第1主遊技図柄決定手段MN41−A(第2主遊技図柄決定手段MN41−B)は、第1主遊技図柄決定用抽選テ−ブルMN41ta−A(第2主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−B)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、図柄抽選乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cに一時記憶する。
ここで、図11(主遊技テーブル2)は、第1主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−A(第2主遊技図柄決定用抽選テーブルMN41ta−B)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、大当りに当選した場合、複数の主遊技図柄候補(本例では、「2A・4A・7A」及び「2B・4B・7B」)の内から一つの主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。尚、当該主遊技図柄を参照して決定される特別遊技のラウンド数(最大ラウンド数)は、すべての大当り図柄で8Rとなっている(このように構成することにより、特別遊技終了後の遊技状態が、確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態である場合と、非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態である場合とで、当該特別遊技のラウンド数からはどちらの遊技状態であるかが遊技者に判別不能となる。また、このように、すべての大当り図柄で最大ラウンド数が同一である場合には、最大ラウンド数を表示する表示器を設けなくともよいため、遊技機を構成する部材点数を減らしてコストダウンを図ることもできる)。尚、乱数値や停止図柄の種類についても、あくまで一例であり、これには限定されない{例えば、ハズレ図柄は一種類の図柄であることには限定されず、複数種類の図柄を設けるよう構成してもよく、特定の種類のハズレ図柄が選択(表示)された場合には、後述する主遊技図柄の変動態様を決定する際に参照するテーブルを、当該表示前後において異ならせるよう構成してもよい}。
次に、ステップ1412で、第1主遊技変動態様決定手段MN51−A(第2主遊技変動態様決定手段MN51−B)は、各遊技状態に対応する第1主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−A(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−B)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、変動態様抽選乱数)に基づいて主遊技図柄の変動態様を決定し、これらを第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cに一時記憶して、ステップ1414に移行する。
ここで、図11(主遊技テーブル3)は、第1主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−A(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブルMN51ta−B)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定されるよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、停止図柄の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、主遊技テーブル3においては、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。更には、時間短縮遊技状態(主遊技時短フラグがオンの場合)における第1主遊技側の図柄変動時間が相対的に長時間となるよう構成してもよい{第2主遊技側での図柄変動が実行されることが遊技者にとって有利となるよう構成されていた際、第1主遊技側の図柄変動効率を低下させることで第2主遊技側の保留が生起し易い(遊技者にとって有利となる)状況を構築することを趣旨とするため、第1主遊技側の始動口と第2主遊技側の始動口とを打ち分けできない場合において特に効果を発揮する}。尚、本実施形態においては、時間短縮遊技状態である場合に、所定の変動態様(本例では、30秒の変動時間である変動態様「A2」又は「B2」)が選択され得るよう構成されている。このように構成することによって、時間短縮遊技状態において当該所定の変動態様が選択された場合には、図柄変動中に実行される予告演出を決定する際に参照するテーブルを相違させている(詳細は後述する)。
次に、ステップ1414で、遊技内容決定手段MNは、第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cに一時記憶された主遊技図柄に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態に係るコマンド(図柄変動表示開始指示コマンド)を、サブメイン制御部SM側に送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部SM側に送信される)する。次に、ステップ1415で、第1・第2主遊技図柄変動時間管理手段1202が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を第1・第2主遊技図柄変動管理用タイマMP11t−Cにセットする。次に、ステップ1416で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、第1主遊技図柄表示装置A20(第2主遊技図柄表示装置B20)の第1主遊技図柄表示部A21g(第2主遊技図柄表示部B21g)上で、第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cに記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1417で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、第1・第2主遊技状態一時記憶手段MB10−Cのフラグエリア内にある、変動中フラグをオンにし、ステップ1420に移行する。
他方、ステップ1403でNoの場合、ステップ1419で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、第1・第2主遊技状態一時記憶手段MB10−Cのフラグエリアを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1419でYesの場合にはステップ1420に移行し、ステップ1419でNoの場合には次の処理(ステップ1550の処理)に移行する。
次に、ステップ1420で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1420でYesの場合、ステップ1422で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンド)を、サブメイン制御部SM側に送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部SM側に送信される)する。次に、ステップ1423で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、第1主遊技図柄表示装置A20(第2主遊技図柄表示装置B20)の第1主遊技図柄表示部A21g(第2主遊技図柄表示部B21g)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1424で、第1・第2主遊技図柄制御手段MP11−Cは、第1・第2主遊技状態一時記憶手段MB10−Cのフラグエリア内にある、変動中フラグをオフにする。
次に、ステップ1430で、遊技内容決定手段MNは、第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段MB11b−Cを参照し、当該主遊技図柄の停止図柄が大当り図柄であるか否かを判定する。ステップ1430でYesの場合、ステップ1440で、遊技内容決定手段MNは、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオンにし、ステップ1500に移行する。他方、ステップ1430でNoの場合には、ステップ1500に移行する。
次に、ステップ1500で、特定遊技制御手段MP50は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1550の処理)に移行する。尚、ステップ1420でNoの場合にも、次の処理(ステップ1550の処理)に移行する。
次に、図12は、図10におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1510で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタMP52cを参照し、当該カウンタ値が0より大きいか否かを判定する。ステップ1510でYesの場合、ステップ1512で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタMP52cのカウンタ値を1減算(デクリメント)する。次に、ステップ1514で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタMP52cを参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1514でYesの場合、ステップ1516で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1518で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、補助遊技時短フラグをオフにし、次の処理(ステップ1550の処理)に移行する。尚、ステップ1510又はステップ1514でNoの場合にも次の処理(ステップ1550の処理)に移行する。
次に、図13は、図5におけるステップ1550のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1552で、条件判定手段MP31は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリアを参照し、条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1552でYesの場合、ステップ1554で、特別遊技制御手段MP30は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ・主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)をオフにする。次に、ステップ1558で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタMP52cの値をクリアする。次に、ステップ1560で、特別遊技制御手段MP30は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、特別遊技移行許可フラグをオンにする。次に、ステップ1562で、特別遊技制御手段MP30は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオフにし、次の処理(ステップ1600の処理)に移行する。尚、ステップ1552でNoの場合も、次の処理(ステップ1600の処理)に移行する。
次に、図14は、図5におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリアを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1607で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20b内のラウンド数カウンタ(不図示)に初期値(本例では、1)をセットする。次に、ステップ1608で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部SM側に送信される)し、ステップ1612に移行する。
他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bを参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1910の処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリアを参照し、ラウンド継続フラグがオフであるか否か、換言すれば、各ラウンドの開始直前であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、各ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bにセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段MP33は、入賞球カウンタMP33cのカウンタ値をゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、ラウンド継続フラグをオンにする。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段MP33は、第1大入賞口C10の第1大入賞口電動役物C11d(又は第2大入賞口C20の第2大入賞口電動役物C21d)を駆動して第1大入賞口C10(又は第2大入賞口C20)を開放し、特別遊技用タイマMP34t(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば30秒)をセットしてスタートし、ステップ1622に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、大入賞口が開放中である場合、ステップ1614〜1620の処理を行うことなく、ステップ1622に移行する。
次に、ステップ1622で、特別遊技実行手段MP33は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部SM側に送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部SM側に送信される)する。次に、ステップ1624で、特別遊技実行手段MP33は、入賞球カウンタMP33cのカウンタ値を参照し、当該ラウンドで第1大入賞口C10(又は第2大入賞口C20)に所定個数(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1624でYesの場合には、ステップ1628に移行する。他方、ステップ1624でNoの場合、ステップ1626で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技用タイマMP34t(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間(例えば、30秒)が経過したか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合にも、ステップ1628に移行する。尚、ステップ1626でNoの場合には、次の処理(ステップ1910の処理)に移行する。
次に、ステップ1628で、特別遊技実行手段MP33は、第1大入賞口C10の第1大入賞口電動役物C11d(又は第2大入賞口C20の第2大入賞口電動役物C21d)の駆動を停止して第1大入賞口C10(又は第2大入賞口C20)を閉鎖する。次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技用タイマMP34t(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1632で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、ラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1633で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20b内のラウンド数カウンタ(不図示)のカウンタ値に1を加算する。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bを参照し、最終ラウンドが終了したか否か(例えば、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20b内のラウンド数カウンタ(不図示)のカウンタ値が最大ラウンド数を超過したか否か)を判定する。ステップ1634でYesの場合、ステップ1636で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1638で、特別遊技実行手段MP33は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部SM側に送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部SM側に送信される)する。そして、ステップ1650で、特定遊技制御手段MP50は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1910の処理)に移行する。尚、ステップ1634でNoの場合にも、次の処理(ステップ1910の処理)に移行する。
次に、図15は、図14におけるステップ1650のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1652で、特定遊技制御手段MP50は、実行されていた特別遊技が、確変大当り図柄(特別遊技終了後に確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態に移行する大当り図柄であり、本例では、7A・7B)に係る特別遊技であったか否かを判定する。ステップ1652でYesの場合、ステップ1654で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、主遊技確変フラグをオンにして、ステップ1664に移行する。他方、ステップ1652でNoの場合、ステップ1656で、特定遊技制御手段MP50は、実行されていた特別遊技が、長時短回数大当り図柄(特別遊技終了後に非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態に移行する大当り図柄であり、本例では、4A・4B)に係る特別遊技であったか否かを判定する。ステップ1656でYesの場合、ステップ1658で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタMP52cに長回数(2種類ある時短回数の内、長い方の変動回数であり、本例では、80回)をセットし、ステップ1664に移行する。他方、ステップ1656でNoの場合、換言すると、実行されていた特別遊技が、短時短回数大当り図柄(特別遊技終了後に非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態に移行する大当り図柄であり、本例では、2A・2B)に係る特別遊技であった場合、ステップ1660で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタMP52cに短回数(2種類ある時短回数の内、短い方の変動回数であり、本例では、50回)をセットする。次に、ステップ1662で、特定遊技制御手段MP50は、時短回数カウンタにセットされる回数が短回数(本例では、50回)である旨の情報に係るコマンドを、サブメイン制御部SMへ送信するためのコマンド送信用バッファMT10にセット(ステップ1930の制御コマンド送信処理によってサブメイン制御部SM側に送信される)し、ステップ1664に移行する。
次に、ステップ1664で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ1666で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、補助遊技時短フラグをオンにし、次の処理(ステップ1910の処理)に移行する。
次に、図16〜図25を参照して、サブメイン制御部SM側で実行される制御処理を説明する。まず、図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板S側(特に、サブメイン制御部SM側)のメインフローチャートである。ここで、同図(d)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブメイン制御部SM側での処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、ステップ2002で、サブメイン制御部SMは、メイン側(主制御基板M側)から受信した情報に基づき、初期処理を実行する(例えば、RAMクリア情報を受信した場合→サブ側のRAMを初期化、各種情報コマンドを受信した場合→電断時の演出関連情報をサブ側のRAMに再セット)。その後、サブメイン制御部SMの繰り返し処理ルーチンである(f)を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、(f)が実行された場合、同図(f)の処理に示されるように、まず、まず、ステップ2100で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、後述する時短中演出時間管理処理を実行する。次に、ステップ2200で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、後述する、保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ2300で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ2500で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ2600で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、後述する特別遊技関連表示制御処理を実行する。次に、ステップ2900で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、表示コマンド送信制御処理(これら一連のサブルーチンでセットされたコマンドをサブサブ制御部SS側に送信する)を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
以上のように、サブメイン制御部SMは、リセット後、サブメイン側ルーチン(S2100〜S2900)をループ処理する形態を採用している。また、同図(e)の処理は、サブメイン制御部SMの割り込み処理であり、前述した主制御基板MにおけるSTB信号線からの信号がサブメイン制御部SMのCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(e)である。即ち、サブメイン制御部SMのCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ2004で、サブメイン制御部SMは、主制御基板M側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ2006で、サブメイン制御部SMは、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部SM側のRAM(例えば、メイン側情報一時記憶手段SM11b)に、主制御基板M側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。
次に、図17は、図16におけるステップ2100のサブルーチンに係る、時短中演出期間管理処理のフローチャートである。まず、ステップ2102で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、主制御基板M側において時間短縮遊技(本例では、確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態、又は、非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態のことを示す)が開始された(本例では、非時間短縮遊技状態から時間短縮遊技状態に遊技状態が移行したことを意味する)か否かを判定する。ステップ2102でYesの場合、ステップ2104で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、主制御基板M側から短時短回数である旨{換言すれば、時短回数カウンタにセットされる回数が短回数(本例では、50回)である旨}の情報に係るコマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2104でYesの場合、ステップ2106で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、短時短フラグ{開始された時間短縮遊技が短回数(本例では、50回)である場合にオンとなるフラグ}をオンにし、ステップ2108に移行する。他方、ステップ2104でNoの場合にも、ステップ2108に移行する。
次に、ステップ2108で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cに初期値(本例では、1)をセットする。次に、ステップ2110で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、時短中フラグをオンにし、ステップ2120に移行する。
他方、ステップ2102でNoの場合、ステップ2112で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、主制御基板M側において時間短縮遊技(本例では、確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態、又は、非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態のことを示す)が終了した(本例では、時間短縮遊技状態から非時間短縮遊技状態に遊技状態が移行したことを意味しており、大当りに当選した場合や時短回数カウンタ値が0になった場合等に時間短縮遊技が終了することとなる)か否かを判定する。ステップ2112でYesの場合、ステップ2114で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cをリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2116で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、短時短フラグをオンにする。次に、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、時短中フラグをオンにする。次に、ステップ2119で、予告演出表示制御手段SM24は、セットされている演出期間(図18の時短中演出期間決定処理にてセットされ得る期間であり、本例では、第1演出期間・第2演出期間・第3演出期間の3つの演出期間が設けられている。)を一時記憶(尚、図25の特別遊技関連表示制御処理にて本処理で一時記憶した演出期間を参照し、特別遊技中の演出内容を決定するよう構成されている)してクリアしてステップ2120に移行する。
次に、ステップ2120で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリアを参照し、時短中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2120でYesの場合、ステップ2122で、背景演出表示制御手段SM23は、演出モード(演出の表示形式であり、同一の演出モード滞在中においては、背景演出が一定となっていたり、サウンド態様が同一であったり、変動に係る演出内容が同系統の演出内容であったりと、遊技者が遊技している最中にどの演出モードが決定されているのかが認識できればよい)を時短中演出モード(例えば、赤色の背景、装飾図柄表示態様B、保留表示態様B、サウンド態様B)に決定し、ステップ2126に移行する。他方、ステップ2120でNoの場合、ステップ2124で、背景演出表示制御手段SM23は、演出モードを非時短中演出モード(例えば、青色の背景、装飾図柄表示態様A、保留表示態様A、サウンド態様A)に決定し、ステップ2126に移行する。
次に、ステップ2126で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、新たに主遊技図柄が停止したか否かを判定する。ステップ2126でYesの場合、ステップ2128で、背景演出表示制御手段SM23は、予告演出管理カウンタSM24cのカウンタ値に1を加算する。次に、ステップ2150で、予告演出表示制御手段SM24は、後述する、時短中演出期間決定処理を実行し、次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。尚、ステップ2126でNoの場合にも次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。
次に、図18は、図17におけるステップ2150のサブルーチンに係る、時短中演出期間決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2152で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、短時短フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2152でYesの場合、ステップ2154で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が短時短第1期間の範囲(本例では、1〜30)であるか否かを判定する。ステップ2154でYesの場合、ステップ2156で、予告演出表示制御手段SM24は、演出期間として第1演出期間をセットし、ステップ2166に移行する。ここで。演出期間(第1演出期間・第2演出期間・第3演出期間)とは、実行する予告演出を決定する際に参照するテーブルに応じて区切られた期間であり、滞在している演出期間によって実行される予告演出の出現頻度が相違し得るよう構成されている。
他方、ステップ2154でNoの場合、ステップ2158で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が短時短第2期間の範囲(本例では、31〜45)であるか否かを判定する。ステップ2158でYesの場合、ステップ2160で、予告演出表示制御手段SM24は、演出期間として第2演出期間をセットし、ステップ2166に移行する。他方、ステップ2158でNoの場合、ステップ2162で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が短時短第3期間の範囲(本例では、46〜50)であるか否かを判定する。ステップ2162でYesの場合、ステップ2164で、予告演出表示制御手段SM24は、演出期間として第3演出期間をセットし、ステップ2166に移行する。尚、ステップ2152又はステップ2162でNoの場合にもステップ2166に移行する。尚、本実施形態においては、ステップ2154〜ステップ2164の処理は、短時短大当り図柄(本例では、2A・2B)に係る特別遊技の実行後における時間短縮遊技状態にて実行される処理である。
次に、ステップ2166で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、短時短フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2166でYesの場合、ステップ2168で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が長時短第1期間の範囲(本例では、1〜30)であるか否かを判定する。ステップ2168でYesの場合、ステップ2170で、演出期間として第1演出期間をセットし、次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。他方、ステップ2168でNoの場合、ステップ2172で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が長時短第2期間の範囲(本例では、31〜70)であるか否かを判定する。ステップ2172でYesの場合、ステップ2174で、演出期間として第2演出期間をセットし、次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。ステップ2172でNoの場合、ステップ2176で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が長時短第3期間の範囲(本例では、71〜80)であるか否かを判定する。ステップ2176でYesの場合、ステップ2178で、演出期間として第3演出期間をセットし、次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。尚、ステップ2166又はステップ2176でNoの場合にも次の処理(ステップ2200の処理)に移行する。尚、本実施形態においては、ステップ2168〜ステップ2178の処理は、確変大当り図柄(本例では、7A・7B)又は長時短大当り図柄(本例では、4A・4B)に係る特別遊技の実行後における時間短縮遊技状態にて実行される処理である。
次に、図19は、図16におけるステップ2200のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ2202で、装図保留情報表示制御手段SM22は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、主制御基板M側から新たな保留発生コマンド(第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ2202でYesの場合、ステップ2204で、装図保留情報表示制御手段SM22は、装図保留情報一時記憶手段SM22b内の装図保留カウンタ(本例では、第1主遊技用が最大4個、第2主遊技用が最大4個)に「1」を加算(インクリメント)する。次に、ステップ2206で、装図保留情報表示制御手段SM22は、主制御基板M側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値であり、例えば、当否抽選乱数・図柄抽選乱数・変動態様抽選乱数)を、装図保留情報一時記憶手段SM22bに一時記憶し、ステップ2218に移行する。
他方、ステップ2202でNoの場合、ステップ2210で、装図保留情報表示制御手段SM22は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、主制御基板M側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2210でYesの場合、ステップ2212で、装図保留情報表示制御手段SM22は、装図保留情報一時記憶手段SM22b内の装図保留カウンタから「1」を減算(デクリメント)する。次に、ステップ2214で、装図保留情報表示制御手段SM22は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段SM22bから削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ2216で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)SMは、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリア内にある、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ2218に移行する。尚、ステップ2210でNoの場合にもステップ2218に移行する。次に、ステップ2218で、装図保留情報表示制御手段SM22は、サブサブ制御部SS(演出表示手段SS)を駆使して演出表示装置SG上(特に、第1保留表示部SG12、第2保留表示部SG13)に、装図保留情報一時記憶手段SM22b内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、次の処理(ステップ2300の処理)に移行する。
次に、図20は、図16におけるステップ2300のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2302で、装図表示内容決定手段SM21nは、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2302でYesの場合、ステップ2304で、装図表示内容決定手段SM21nは、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリア内にある、図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ2306で、装図表示内容決定手段SM21n(及び予告演出表示内容決定手段SM24n、リーチ演出表示内容決定手段SM25n)は、メイン側情報一時記憶手段SM11b内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄・変動態様)と、装図変動内容決定用抽選テーブルSM21taとを参照して、装飾図柄の停止図柄{例えば、主遊技図柄に係る停止図柄が大当り図柄である場合には、「7・7・7」等のゾロ目、ハズレ図柄である場合には、「1・3・5」等のバラケ目}及び変動態様を決定し装図表示関連情報一時記憶手段SM21b(及び予告演出関連情報一時記憶手段SM24b、リーチ演出関連情報一時記憶手段SM25b)に一時記憶する。
次に、ステップ2350で、装図表示内容決定手段SM21n(及び予告演出表示内容決定手段SM24n)は、後述する予告演出内容決定処理を実行する。次に、ステップ2308で、装図表示内容決定手段SM21nは、主遊技図柄の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、主演出内容を決定し、表示更新タイミング、表示更新内容をセットする(主演出内容のイメージ図を図21にて示す)。次に、ステップ2310で、装図表示内容決定手段SM21nは、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリア内にある、図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ2500の処理)に移行する。尚、ステップ2302でNoの場合にも、次の処理(ステップ2500の処理)に移行する。
ここで、図21(主演出テーブル1)は、図20にて参照される、主演出内容決定用抽選テーブルSM25ta(主演出内容決定用抽選テーブル、特に、装図変動態様がスーパーリーチである場合)の一例である。本テーブルに示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否結果(左端列にて図示されており、本例では、「ハズレ」又は「大当り」)及び装飾図柄の変動態様(左2列目にて図示されており、本例では「スーパーリーチ(総演出時間60秒)」の場合のみ例示)と取得乱数値(サブメイン制御部側で取得した乱数値であって、左3列目にて図示)とに基づき、主演出内容(左4列目にて図示されており、本例では、「主演出A−1(ハズレ)」や「主演出A−1(大当り)」等)を決定可能に構成されている。そして、主演出内容が決定された場合には、「表示更新タイミング」と「表示更新内容」とを一義的に決定可能に構成されている。例えば、主演出内容=「主演出A−1(ハズレ)」であった場合には、「表示更新タイミング」=「変動開始時(0秒後)」において「表示更新内容」=「装図変動開始(全列)」と決定され、「表示更新タイミング」=「変動開始6秒後」において「表示更新内容」=「リーチ画像表示1(ハズレ)」と決定される。そして、後述するように、装飾図柄の変動時間に係る経過時間に応じて、「表示更新タイミング」に到達した「表示更新内容」が順次実行されることとなる。尚、「主演出A−1(ハズレ)」で定義される演出パターン(一連の表示内容)と他の主演出内容の名称で定義される演出パターンとは異なるものであることを補足しておく。
ここで、本実施形態においては、いわゆる擬似連続変動を実行可能に構成されており、具体的には、本例における主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」、「主演出A−4(ハズレ)擬似連3」、「主演出A−4(大当り)擬似連2」、「主演出A−4(大当り)擬似連3」によって示されている。例えば、主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」においては、「表示更新タイミング」=「変動開始時(0秒後)」において「表示更新内容」=「装図変動開始(全列)」が実行された後、「表示更新タイミング」=「変動開始4秒後」、「変動開始5秒後」、「変動開始6秒後」において「表示更新内容」=「装図仮停止表示(左列)」、「装図仮停止表示(右列)」、「装図仮停止表示(中列)」が順次実行される。そして、その後、「表示更新タイミング」=「変動開始7秒後」において「表示更新内容」=「装図変動再開(全列)」が実行された後、「表示更新タイミング」=「変動開始11秒後」、「変動開始12秒後」、「変動開始13秒後」において「表示更新内容」=「装図仮停止表示(左列)」、「装図仮停止表示(右列)」、「装図仮停止表示(中列)」が順次実行されることで、遊技者にとっては、恰も複数回の図柄変動が発生しているようにみえるのである。この繰り返しが、いわゆる擬似連続変動と呼ばれる演出手法であり、主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」においては、擬似変動が2回連続して実行された後、更に1回の本変動が実行されることで、計3回分の図柄変動が発生しているようにみえるのである。
次に、図22は、図20におけるステップ2350のサブルーチンに係る、予告演出内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2352で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリアを参照し、時短中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2352でYesの場合、ステップ2354で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、当該図柄変動は第2主遊技側に係る図柄変動であるか否かを判定する。ステップ2354でYesの場合、ステップ2356で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、当該図柄変動の変動時間は所定時間(本例では、30秒)であるか否かを判定する。ここで、本実施形態においては、所定時間を30秒の変動態様としたが、時間短縮遊技状態である場合に複数回(例えば、10回程度)選択される変動態様(例えば、100回の変動回数に対して1/10で選択される変動態様である場合に、当該変動態様は平均で10回選択される)であれば、他の変動態様(変動時間)であっても問題ない。
ステップ2356でYesの場合、ステップ2358で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、現在セットされている演出期間は第1演出期間であるか否かを判定する。ステップ2358でYesの場合、ステップ2360で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果に基づき、第1予告演出決定テーブルSM24ta‐1を参照して当該変動の予告演出内容を決定し、次の処理(ステップ2308の処理)に移行する。他方、ステップ2358でNoの場合、ステップ2362で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、現在セットされている演出期間は第2演出期間であるか否かを判定する。ステップ2362でYesの場合、ステップ2364で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果に基づき、第2予告演出決定テーブルSM24ta‐2を参照して当該変動の予告演出内容を決定し、次の処理(ステップ2308の処理)に移行する。他方、ステップ2362でNoの場合、換言すると、現在セットされている演出期間が第3演出期間である場合、ステップ2366で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果に基づき、第3予告演出決定テーブルSM24ta‐3を参照して当該変動の予告演出内容を決定し、次の処理(ステップ2308の処理)に移行する。このように、本実施形態においては、時間短縮遊技状態である場合に、サブメイン制御部SM側にて、特別遊技終了後からの主遊技図柄(又は、装飾図柄)の変動回数によって、セットされている演出期間が相違し得るよう構成しており、当該セットされている演出期間によって、参照する予告演出決定テーブル(第1予告演出決定テーブル、第2予告演出決定テーブル、第3予告演出決定テーブル)が決定される。尚、後述するように、参照する予告演出決定テーブルによって、予告演出の発生頻度が相違し得るよう構成されており、各演出期間に応じて最適な発生頻度(例えば、後半に遊技者が期待感を持てる発生頻度)にて予告演出を発生させている点がポイントである。
他方、ステップ2352、ステップ2354又はステップ2356でNoの場合、ステップ2368で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、当該変動の予告演出内容を決定(前述した予告演出内容決定テーブル1〜3とは異なる予告演出決定用のテーブルを参照してもよいし、予告演出内容決定テーブル1〜3のいずれかを参照してもよい)し、次の処理(ステップ2308の処理)に移行する。
次に、図23は、図22にて参照される、予告演出決定テーブル(第1予告演出決定テーブルSM24ta‐1、第2予告演出決定テーブルSM24ta‐2、第3予告演出決定テーブルSM24ta‐3)の一例である。本テーブルに示されるように、本実施形態においては、予告演出の表示更新タイミングは、変動開始から0秒、15秒、25秒の3回実行され得るよう構成されており、予告演出1回目がセリフ演出(弱セリフ演出が2種類、中セリフ演出が2種類、強セリフ演出が1種類であり、計5種類)、予告演出2回目がカットイン演出(弱カットイン演出、中カットイン演出、強カットイン演出、が夫々1種類であり、計3種類)、予告演出3回目が役物演出(役物作動の1種類)となっている。尚、予告演出の実行回数、表示更新タイミング、実行態様はあくまで一例であり、変更しても問題ない。また、すべてのテーブルにおいて、予告演出が実行された際の当該変動の大当りとなる期待度は、1回目と2回目の予告演出が、強予告>中予告>弱予告>演出なし、となっており、3回目の予告演出が、役物作動>演出なし、となっている。また、本テーブルに示されるように、第1予告演出決定テーブル参照時においては、予告演出1回目が実行され易い一方、予告演出2回目と3回目が実行され難くなっている(予告演出2回目と3回目が実行されないよう構成してもよい)。また、第2予告演出決定テーブル参照時においては、予告演出1回目と2回目が実行され易い一方、予告演出3回目が実行され難くなっている(予告演出3回目が実行されないよう構成してもよい)。また、第3予告演出決定テーブル参照時においては、すべての予告演出が実行され易くなっている。このように構成することにより、主遊技図柄の変動中に実行される予告演出の回数の平均値(いわゆる予告演出の複合数)は、予告演出3>予告演出2>予告演出1、となっている。但し、これには限定されず、主遊技図柄の変動中に実行される予告演出の回数の平均値を、予告演出1>予告演出2>予告演出3、としてもよく、即ち、参照されるテーブルが異なれば予告演出の選択頻度が異なる傾向となるよう構成しておけばよい。
また、本実施形態においては、予告演出の1回目に発生し得る予告演出の数は5つ、予告演出の2回目に発生し得る予告演出の数は3つ、予告演出の3回目に発生し得る予告演出の数は1つ、となっており、予告演出が何回目の予告演出であるかによって、発生し得る予告演出の候補数が相違するよう構成している。尚、本実施形態においては、発生し得る予告演出の候補数は、「予告演出1回目>予告演出2回目>予告演出3回目」となっているが、これには限定されず、例えば、逆に、予告演出3回目が最も多い候補数の予告演出となるよう構成してもよい。
また、本実施形態においては、1回の主遊技図柄の変動中に予告演出が複数回(本例では、3回)発生し得るよう構成したが、これには限定されず、演出期間に応じていずれか1回のみ実行されるよう構成してもよい{即ち、複合数の相違=予告演出の選択傾向の相違とすることには限定されず、例えば、予告演出の実行内容の相違=予告演出の選択傾向の相違としてもよいし(例えば、第1演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る、第2演出期間=予告演出の2回目のみ実行され得る、第3演出期間=予告演出の3回目のみ実行され得る、等)、例えば、予告演出の各実行内容における候補数の相違=予告演出の選択傾向の相違としてもよい(例えば、第1演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る且つ候補数が5種類である、第2演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る且つ候補数が4種類である、第3演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る且つ候補数が3種類である、等)}。また、複合数の相違とは、予告演出の実行回(実行タイミング)が異なるものを重複して実行することのみならず、同一の実行回(実行タイミング)における予告演出にて、複数の種別(本例で示した、セリフ画像、カットイン画像、役物作動、等)の予告演出を同時に(重複して)実行することをも含む概念である。
次に、図24は、図16におけるステップ2500のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2502で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリアを参照し、図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2502でYesの場合、ステップ2504で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリア内にある、図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ2506で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリア内にある、図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ2509で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図変動時間管理タイマSM21tをスタートし、ステップ2510に移行する。尚、ステップ2502でNoの場合にも、ステップ2510に移行する。
次に、ステップ2510で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリアを参照し、図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2510でYesの場合、ステップ2511で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図変動時間管理タイマSM21tのタイマ値を確認する。次に、ステップ2512で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図変動時間管理タイマSM21tと装図表示関連情報一時記憶手段SM21bに一時記憶された変動態様とに基づき、装飾図柄の変動開始タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ2512でYesの場合、ステップ2514で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装飾図柄の変動表示コマンドをセット(ステップ2900の表示コマンド送信制御処理にて、サブサブ制御部SS側に送信される)し、ステップ2530に移行する。
他方、ステップ2512でNoの場合、ステップ2516で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図変動時間管理タイマSM21tと装図表示関連情報一時記憶手段SM21bに一時記憶された変動態様とに基づき、装飾図柄の停止表示タイミング(仮停止表示タイミング)に到達したか否かを判定する。ステップ2516でYesの場合、ステップ2518で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装飾図柄の停止表示コマンド(仮停止表示コマンド)をセット(ステップ2900の表示コマンド送信制御処理にて、サブサブ制御部SS側に送信される)し、ステップ2530に移行する。
他方、ステップ2516でNoの場合、ステップ2520で、予告演出表示制御手段SM24(及びリーチ演出表示制御手段SM25)は、装図変動時間管理タイマSM21tと予告演出関連情報一時記憶手段SM24b(及びリーチ演出関連情報一時記憶手段SM25b)に一時記憶された変動態様とに基づき、予告画像やリーチ画像の表示タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ2520でYesの場合、ステップ2522で、予告演出表示制御手段SM24(及びリーチ演出表示制御手段SM25)は、当該予告画像やリーチ画像に係る画像表示コマンドをセット(ステップ2900の表示コマンド送信制御処理にて、サブサブ制御部SS側に送信される)し、ステップ2530に移行する。尚、ステップ2520でNoの場合にも、ステップ2530に移行する。
次に、ステップ2530で、装飾図柄表示制御手段SM21は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、主制御基板M側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ2530でYesの場合、ステップ2531で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装飾図柄の停止表示コマンド(確定表示コマンド)をセット(ステップ2900の表示コマンド送信制御処理にてサブサブ制御部SS側に送信される)する。次に、ステップ2532で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図変動時間管理タイマSM21tを停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ2534で、装飾図柄表示制御手段SM21は、装図表示関連情報一時記憶手段SM21bのフラグエリア内にある、図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2600の処理)に移行する。尚、ステップ2510又はステップ2530でNoの場合にも、次の処理(ステップ2600の処理)に移行する。
次に、図25は、図16におけるステップ2600のサブルーチンに係る、特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2602で、背景演出表示制御手段SM23は、背景演出関連情報一時記憶手段SM23bのフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2602でYesの場合、ステップ2604で、背景演出表示制御手段SM23は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、メイン側から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2604でYesの場合、ステップ2612及びステップ2614で、背景演出表示制御手段SM23は、背景演出関連情報一時記憶手段SM23bのフラグエリア内にある、特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置SG上で大当り開始表示を行い(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)、ステップ2616に移行する。
次に、ステップ2616で、背景演出表示制御手段SM23は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、実行中の特別遊技は時間短縮遊技状態にて当選した特別遊技であるか否かを判定する。ステップ2616でYesの場合、ステップ2618で、背景演出表示制御手段SM23は、図18のステップ2150に係る一連の処理にて一時記憶された、当該特別遊技当選時の演出期間を読出する。次に、ステップ2620で、背景演出表示制御手段SM23は、当該読出した演出期間が第1演出期間であるか否かを判定する。ステップ2620でYesの場合、ステップ2622で、背景演出表示制御手段SM23は、実行中の特別遊技の演出態様を第1演出態様に決定し、ステップ2632に移行する。他方、ステップ2620でNoの場合、ステップ2624で、背景演出表示制御手段SM23は、当該読出した演出期間が第2演出期間であるか否かを判定する。ステップ2624でYesの場合、ステップ2626で、背景演出表示制御手段SM23は、実行中の特別遊技の演出態様を第2演出態様に決定し、ステップ2632に移行する。他方、ステップ2624でNoの場合、換言すると、当該読出した演出期間が第3演出期間である場合、ステップ2628で、背景演出表示制御手段SM23は、実行中の特別遊技の演出態様を第3演出態様に決定し、ステップ2632に移行する。他方、ステップ2616でNoの場合、換言すると、実行中の特別遊技が非時間短縮遊技状態にて当選した特別遊技である場合、ステップ2630で、背景演出表示制御手段SM23は、実行中の特別遊技の演出態様を第4演出態様に決定し、ステップ2632に移行する。尚、ステップ2602でNoの場合にも、ステップ2632に移行する。ここで、本実施形態においては、特別遊技中の演出態様を4つ(第1演出態様、第2演出態様、第3演出態様、第4演出態様)設け、特別遊技が当選した状況(遊技状態、演出期間、等)によって、特別遊技中に実行される演出態様が相違し得るよう構成されている。尚、各演出態様は、遊技者が遊技中に夫々の演出態様が相違していることを認識できればよく、例えば、特別遊技当選時に実行されていた演出と特別遊技中の演出とを一連の演出(例えば、連続した動画像、等)としたり、サウンド態様を相違させたり(例えば、同様の曲で、歌が含まれているサウンド態様と、歌のないサウンド態様、等)、背景演出を変化させたりして演出態様を相違させることが好適である。
次に、ステップ2632で、背景演出表示制御手段SM23は、メイン側から逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置SG上にてラウンド数と入賞個数を逐次表示する(遊技性や大当りの種類等に基づき、必要に応じて適宜実行すればよい)。次に、ステップ2634で、背景演出表示制御手段SM23は、第1演出態様〜第4演出態様の内、決定した特別遊技の演出態様にて特別遊技中演出を実行するコマンドをセットする。次に、ステップ2636で、背景演出表示制御手段SM23は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2636でYesの場合、ステップ2638で、背景演出表示制御手段SM23は、演出表示装置SG上で、大当り終了表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ2640で、背景演出表示制御手段SM23は、背景演出関連情報一時記憶手段SM23bのフラグエリア内にある、特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2900の処理)に移行する。尚、ステップ2604又はステップ2636でNoの場合にも、次の処理(ステップ2900の処理)に移行する。
次に、図26は、本実施形態に係る予告演出実行イメージ図である。尚、本イメージ図においては、ハズレに係る主遊技図柄の変動の場合のみを例示している。まず、同図上段は、第1期間予告演出イメージ図であり、同図に示されるように、セットされている演出期間が第1演出期間である場合には、1回目の予告演出のみが実行され易く、2回目と3回目の予告演出は実行され難く(演出なしが選択され易く)なっている。次に、同図中段は、第2期間予告演出イメージ図であり、同図に示されるように、セットされている演出期間が第2演出期間である場合には、1回目と2回目の予告演出が実行され易く、3回目の予告演出は実行され難く(演出なしが選択され易く)なっている。次に、同図下段は、第3期間予告演出イメージ図であり、同図に示されるように、セットされている演出期間が第3演出期間である場合には、すべての予告演出が実行され易くなっている。このように構成することにより、遊技者は時間短縮遊技状態中に大当りに当選していない場合でも、当該時間短縮遊技の後半になるにつれて、予告演出の出現頻度(選択傾向)が変化していくことで飽きることなく遊技を継続することができることとなる。特に、予告演出が複合すればするほど、遊技者に対して大当り発生への期待度を煽ることになるため、時間短縮遊技状態中における初期(本例では、第1演出期間であり、この期間中においては時間短縮遊技状態の継続残り回数が多いため、遊技者は大当り発生への期待感を強く抱いていないことが想定される期間)においては、複合数を低めて過度の煽りを抑える一方で、時間短縮遊技状態中における末期(本例では、第3演出期間であり、この期間中においては時間短縮遊技状態の継続残り回数が少ないため、遊技者は大当り発生への期待感を強く抱いていることが想定される期間)においては、複合数を高めて遊技者の感情を煽ることができるのである。
以上のように構成することで、本実施形態に係るぱちんこ遊技機によれば、時間短縮遊技状態を維持し得る変動回数(時短回数カウンタMP52cにセットする時短回数)を、特別遊技後からの変動回数によって演出期間として複数の期間に分け、セットされている演出期間によって予告演出の発生頻度(選択傾向)を相違させることで、各演出期間に応じて最適な選択傾向にて予告演出を発生させることが可能となるという効果を奏する。
また、本実施形態においては、次回大当りまで継続する確率変動遊技状態においても、非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態と同様の演出期間の切り替えタイミングとしたが、これには限定されず、例えば、次回大当りまで継続する確率変動遊技状態においては、次回の大当りに当選せずにハズレ変動が繰り返された変動回数(特別遊技終了後からの変動回数)によって、演出期間を切り替えるよう構成してもよい(例えば、特別遊技終了後200回転〜299回転:第1演出期間、300回転〜399回転:第2演出期間、等)。
(変更例1)
尚、本実施形態においては、予告演出は大当りとなる期待度を遊技者に報知し得る演出としたが、予告演出にて報知する内容は、他にも例示することができる。そこで、そのような予告演出の実行態様に係る構成を、本実施形態からの変更例1とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
はじめに、図27は、本実施形態からの変更例1に係る、図22におけるステップ2350のサブルーチンに係る、予告演出内容決定処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2370(変1)、ステップ2372(変1)及びステップ2374(変1)であり、その目的は、セットされている演出期間によって予告演出が示唆する内容を相違させることである。即ち、ステップ2358でYesの場合、換言すると、現在セットされている演出期間が第1演出期間であった場合、ステップ2370(変1)で、予告演出表示制御手段SM24は、現在の遊技状態に基づき、第1予告演出決定テーブルを参照して予告演出内容を決定し、次の処理(ステップ2308の処理)に移行する(第1演出期間にて実行される予告演出は、遊技状態が確率変動遊技状態であるか否かを遊技者に示唆する演出内容となっている)。
他方、ステップ2362でNoの場合、換言すると、セットされている演出期間が第3演出期間であった場合、ステップ2372(変1)で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照して、主遊技保留内の当否結果を事前判定する。次に、ステップ2374(変1)で、予告演出表示制御手段SM24は、当該事前判定した当否結果を参照して、主遊技保留内の大当り保留の有無に基づき、第3予告演出決定テーブルを参照して予告演出内容を決定し、次の処理(ステップ2308の処理)に移行する(第3演出期間にて実行される予告演出は、主遊技保留内に大当りとなる保留が存在するか否かを遊技者に示唆する演出内容となっている)。
ここで、図28は、図27にて参照される、予告演出決定テーブル(第1予告演出決定テーブルSM24ta‐1、第2予告演出決定テーブルSM24ta‐2、第3予告演出決定テーブルSM24ta‐3)の一例である。本テーブルに示されるように、本実施形態からの変更点は、第1予告演出決定テーブルが、遊技状態が確率変動遊技状態であるか否かを遊技者に報知する演出態様となっており、第3予告演出決定テーブルが、主遊技保留内に大当りとなる保留が存在するか否かを示唆する演出内容となっている。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機によれば、セットされている演出期間によって参照する予告演出決定テーブルを相違させ、且つ、参照する予告演出決定テーブルによって、予告演出が遊技者に示唆する内容を変更するよう構成することで、各演出期間に応じて遊技者が期待していると想定される報知内容に基づき予告演出を発生させることが可能となるという効果を奏する。
尚、本実施形態からの変更例1においては、第1演出期間では「遊技状態示唆」、第2演出期間では「当該図柄変動の当否結果」、第3演出期間では「大当り保留の有無」を示唆するよう構成したが、これには限定されず、第1演出期間では「遊技状態示唆+当該図柄変動の当否結果」、第2演出期間では「当該図柄変動の当否結果+大当り保留の有無」、第3演出期間では「大当り保留の有無」、といったように、示唆する内容を組み合わせてもよい。その場合、例えば、本実施形態のように、1変動において複数回の予告演出を実行する際において、1変動における予告演出1回目は「遊技状態示唆」、予告演出2回目は「当該変動の当否結果」といったように示唆する内容毎にテーブルを参照して予告演出内容を決定することが好適である。
(変更例2)
尚、本実施形態においては、時間短縮遊技状態にて主遊技図柄の変動時間が所定時間(本例では、30秒)である場合に当該図柄変動中における予告演出を実行したが、予告演出の実行態様はこれには限定されず、時間短縮遊技状態において主遊技図柄の変動時間が所定時間である場合には先読み演出を実行するよう構成してもよい。そのような構成を、本実施形態からの変更例2とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
はじめに、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機は、保留先読み演出の実行可否及び/又は実行内容を制御する保留先読み演出実行制御手段SM26を有している。
次に、図29は、本実施形態からの変更例2に係る、図19におけるステップ2200のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2250(変2)であり、その目的は、新たな保留発生時において、いわゆる保留先読み演出を実行可能とすることである。即ち、ステップ2202でYesの場合においては、ステップ2206で、メイン側から送信された保留情報(乱数値)を保留情報一時記憶領域に一時記憶した後、ステップ2250(変2)で、後述する、先読み演出実行判定処理を実行し、ステップ2218に移行する。
次に、図30は、本実施形態からの変更例2に係る、図29におけるステップ2250のサブルーチンに係る、先読み演出実行判定処理のフローチャートである。まず、ステップ2252で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、保留情報(当否抽選乱数)に基づき、各保留の当否結果及び変動時間を事前判定する。次に、ステップ2254で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該事前判定結果を参照し、今回発生した新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)以前に消化される保留に大当りとなる保留が存在しないか否かを判定する。ステップ2254でYesの場合、ステップ2256で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、主遊技保留内にトリガ保留(先読み演出の実行契機となる保留であり、先読み演出の最終変動にて消化される保留)が存在しないか否かを判定する。ステップ2256でYesの場合、ステップ2258で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)の変動時間は所定時間(本例では、30秒)であるか否かを判定する。ステップ2258でYesの場合、ステップ2260で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)は大当りとなる保留であるか否かを判定する。ステップ2260でYesの場合、ステップ2262で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、高確率(本例では、1/3であり、ステップ2264の当選確率よりも高確率であればよい)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。他方、ステップ2260でNoの場合、ステップ2264で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、低確率(本例では、1/10であり、ステップ2264の当選確率よりも低確率であればよい)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。
次に、ステップ2266で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、今回実行された先読み抽選(ステップ2262又はステップ2264で実行された先読み抽選)に当選したか否かを判定する。ステップ2266でYesの場合、ステップ2268で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)にトリガ保留である旨の情報を付与する。次に、ステップ2270で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、先読み実行中フラグをオンにする。次に、ステップ2272で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、現在セットされている演出期間が終了するまでの残り変動数N{現在の演出期間の最終カウンタ値(例えば、現在長時短第1期間である場合には30)−予告演出管理カウンタ値}を算出して予告演出関連情報一時記憶手段SM24bに一時記憶する。次に、保留先読み演出実行制御手段SM26は、ステップ2268にて付与されたトリガ保留までの変動数M{当該変動に係る保留を含む主遊技保留内のトリガ保留以前の保留数(例えば、主遊技保留数が4個で、トリガ保留が4個目の消化順の保留である場合には、M=3となる)}を算出して予告演出関連情報一時記憶手段SM24bに一時記憶する。次に、ステップ2276で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、トリガ保留までの変動数M≧残り変動数Nであるか否かを判定する(本処理でYesの場合には、トリガ保留に係る変動実行時には、セットされている演出期間が現在セットされている演出期間と異なっている。尚、現在セットされている演出期間が第3演出期間である場合には、トリガ保留に係る変動実行時には、時間短縮遊技状態が終了していることとなる)。ステップ2276でYesの場合、ステップ2278で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、現在セットされている演出期間を予告演出関連情報一時記憶手段SM24bに一時記憶する。次に、ステップ2280で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、ステップ2252の事前判定結果を参照し、トリガ保留は大当りとなる保留であるか否かを判定する。ステップ2280でYesの場合、ステップ2282で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある次演出期間参照フラグをオンにし、次の処理(ステップ2218の処理)に移行する。他方、ステップ2280でNoの場合、ステップ2284で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある現演出期間参照フラグをオンにし、次の処理(ステップ2218の処理)に移行する。尚、ステップ2254、ステップ2256、ステップ2258、ステップ2266又はステップ2276でNoの場合にも、次の処理(ステップ2218の処理)に移行する。
次に、図31は、本実施形態からの変更例2に係る、図20におけるステップ2300のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2312(変2)〜ステップ2324(変2)であり、その目的は、トリガ保留が消化されるまでに消化される保留及びトリガ保留の消化時において、先読み演出内容(いわゆる連続演出内容)を決定することである。即ち、ステップ2312(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリアを参照し、先読み演出実行中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2312(変2)でNoの場合、ステップ2314(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、当該変動はトリガ保留に係る変動であるか否かを判定する。ステップ2314(変2)でYesの場合、ステップ2316(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、主演出内容を、トリガ保留に係る先読み演出に決定する(例えば、バトル演出等、大当り期待度が比較的高い演出が望ましい)。次に、ステップ2318(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、先読み実行中フラグをオフにする。次に、ステップ2320(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、次演出期間参照フラグをオフにする。次に、ステップ2322(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリア内にある、現演出期間参照フラグをオフにし、ステップ2310に移行する。
他方、ステップ2314(変2)でNoの場合には、ステップ2324(変2)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、主演出内容を、トリガ保留以前の保留に係る先読み演出に決定し{例えば、カウントダウン演出(数字を表示し、変動毎に当該数字を少なくしていき、トリガ保留に係る変動への期待感を煽る演出)等}、ステップ2310に移行する。
次に、図32は、本実施形態からの変更例2に係る、図31におけるステップ2350のサブルーチンに係る、予告演出内容決定処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2378(変2)及びステップ2400(変2)であり、その目的は、いわゆる連続演出の実行中における各保留消化時の図柄変動中での予告演出の選択傾向を制御することである。即ち、ステップ2354でYesの場合、換言すると、当該変動が第2主遊技側に係る変動であった場合、ステップ2378(変2)で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリアを参照し、先読み実行中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ2378(変2)でYesの場合、ステップ2356に移行する一方、ステップ2378(変2)でNoの場合には、ステップ2400(変2)で、予告演出表示制御手段SM24は、後述する、先読み中予告演出内容決定処理を実行し、次の処理{ステップ2312(変2)の処理}に移行する。
次に、図33は、本実施形態からの変更例2に係る、図32におけるステップ2400(変2)のサブルーチンに係る、先読み中予告演出内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ2402で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリアを参照し、次演出期間参照フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2402でYesの場合、ステップ2404で、予告演出表示制御手段SM24は、図30のステップ2278にて予告演出関連情報一時記憶手段SM24bに一時記憶されている演出期間の次の演出期間(例えば、一時記憶されている演出期間が第1演出期間である場合には、第2演出期間ということになるが、一時記憶されている演出期間が第3演出期間である場合には、次の演出期間も第3演出期間とする)をセットされている演出期間とし、ステップ2406に移行する。他方、ステップ2402でNoの場合にも、ステップ2406に移行する。次に、ステップ2406で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bのフラグエリアを参照し、現演出期間参照フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ2406でYesの場合、ステップ2408で、予告演出表示制御手段SM24は、図30のステップ2278にて予告演出関連情報一時記憶手段SM24bに一時記憶されている演出期間をセットされている演出期間とし、ステップ2410に移行する。他方、ステップ2406でNoの場合にも、ステップ2410に移行する。
次に、ステップ2410で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、現在セットされている演出期間は第1演出期間であるか否かを判定する。ステップ2410でYesの場合、ステップ2412で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果に基づき、第1予告演出決定テーブルSM24ta‐1を参照して当該変動の予告演出内容を決定し、次の処理{ステップ2312(変2)の処理}に移行する。他方、ステップ2410でNoの場合、ステップ2414で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出関連情報一時記憶手段SM24bを参照し、現在セットされている演出期間は第2演出期間であるか否かを判定する。ステップ2414でYesの場合、ステップ2416で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果に基づき、第2予告演出決定テーブルSM24ta‐2を参照して当該変動の予告演出内容を決定し、次の処理{ステップ2312(変2)の処理}に移行する。他方、ステップ2414でNoの場合、換言すると、現在セットされている演出期間が第3演出期間である場合、ステップ2418で、予告演出表示制御手段SM24は、主遊技図柄の当否結果に基づき、第3予告演出決定テーブルSM24ta‐3を参照して当該変動の予告演出内容を決定し、次の処理{ステップ2312(変2)の処理}に移行する。
尚、本実施形態からの変更例2においては、先読み演出実行中(先読み実行中フラグオン)である場合には、トリガ保留が消化されるまでに消化される保留消化時においては主遊技図柄の変動態様に拘らず(本実施形態で示した30秒の変動態様以外であっても)、予告演出の内容が予告演出決定テーブル(第1予告演出決定テーブル、第2予告演出決定テーブル又は第3予告演出決定テーブル)を参照して決定されるよう構成されていることが好適である。その場合、主遊技図柄の変動時間が短い変動時間(本例では、5秒)であった場合には、予告演出は1回目しか実行されないこととなるため、本実施形態と同様に、予告演出の選択傾向の相違を創出するためには、予告演出の各実行内容における候補数の相違=予告演出の選択傾向の相違とすることを例示することができる(例えば、第1演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る且つ候補数が5種類である、第2演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る且つ候補数が4種類である、第3演出期間=予告演出の1回目のみ実行され得る且つ候補数が3種類である、等)。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機によれば、いわゆる先読み演出実行中に、セットされている演出期間が変化する(異なる演出期間を跨いで連続演出が実行される)場合には、トリガ保留に係る変動(先読み演出の最終変動)が大当りとなる場合には、変化後の演出期間にて参照される予告演出決定テーブルを参照し、他方、ハズレとなる場合には、変化前の演出期間にて参照される予告演出決定テーブルを参照するよう構成することで、滞在している演出期間と予告演出の選択頻度の矛盾とに基づき、トリガ保留にて大当りが発生するか否かを推測して楽しむという新たな興趣性を創出することが可能となる。
(変更例3)
尚、本実施形態からの変更例2においては、時間短縮遊技状態において主遊技図柄の変動時間が所定時間である場合には先読み演出を実行し得るよう構成したが、先読み演出に係る演出制御方法はこれには限定されない。そこで、本実施形態からの変更例2とは異なる先読み演出の実行態様を、本実施形態からの変更例3とし、以下、本実施形態からの変更例2からの変更点についてのみ詳述する。
はじめに、図34は、本実施形態からの変更例3に係る、図30におけるステップ2250のサブルーチンに係る、先読み演出実行判定処理のフローチャートである。本実施形態からの変更例2からの変更点は、ステップ2272(変3)〜ステップ2292(変3)であり、その目的は、セットされている演出期間によって、先読み演出の実行頻度を相違させることである。即ち、ステップ2258で、新たな保留の変動時間が所定時間(30秒)であった場合、ステップ2272(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、セットされている演出期間は第1演出期間であるか否かを判定する。ステップ2272(変3)でYesの場合、ステップ2274(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)は大当りとなる保留であるか否かを判定する。ステップ2274(変3)でYesの場合、ステップ2276(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、高確率A(本例では、1/6)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。他方、ステップ2274(変3)でNoの場合、ステップ2278(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、低確率A(本例では、1/15)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。
他方、ステップ2272(変3)でNoの場合、ステップ2280(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、セットされている演出期間は第2演出期間であるか否かを判定する。ステップ2280(変3)でYesの場合、ステップ2282(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)は大当りとなる保留であるか否かを判定する。ステップ2282(変3)でYesの場合、ステップ2284(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、高確率B(本例では、1/4)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。他方、ステップ2282(変3)でNoの場合、ステップ2286(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、低確率B(本例では、1/10)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。
他方、ステップ2280(変3)でNoの場合、ステップ2288(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、当該新たな保留(図29のステップ2206にて一時記憶された保留)は大当りとなる保留であるか否かを判定する。ステップ2288(変3)でYesの場合、ステップ2290(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、高確率C(本例では、1/2)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。他方、ステップ2288(変3)でNoの場合、ステップ2292(変3)で、保留先読み演出実行制御手段SM26は、低確率C(本例では、1/5)で当選する先読み抽選を実行し、ステップ2266に移行する。
このように、本実施形態からの変更例3においては、先読み演出の発生頻度が「演出期間3>演出期間2>演出期間1」となっており、時間短縮遊技状態の後半になるにつれて先読み演出が発生し易くなっているため、時間短縮遊技状態の継続残り回数が少ない状況下においては、(連続演出が実行される分だけ)演出の実行頻度を上げることができることとなる(但し、これには限定されず、先読み演出の発生頻度を「演出期間1>演出期間2>演出期間3」等と変更しても何ら問題なく、目的とする用途に応じて適宜変更してもよい)。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例3に係るぱちんこ遊技機によれば、セットされている演出期間によって先読み演出の実行頻度が相違すると共に、時間短縮遊技所状態の後半になるにつれて、先読み演出が発生し易くなるため、遊技者は時間短縮遊技状態をより飽きることなく遊技することができるという効果を奏する。
(変更例4)
尚、本実施形態からの変更例2においては、時間短縮遊技状態において主遊技図柄の変動時間が所定時間である場合には先読み演出を実行し得るよう構成したが、先読み演出に係る演出制御方法はこれには限定されない。そこで、本実施形態からの変更例2とは異なる先読み演出の実行態様を、本実施形態からの変更例4とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。尚、本実施形態からの変更例4においては、第3演出期間(演出期間の内最後の期間)終了時の保留数の値の変動回数をカウントし得る、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2を有している。
はじめに、図35は、本実施形態からの変更例4に係る、図17におけるステップ2100のサブルーチンに係る、時短中演出期間管理処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2132(変4)、ステップ2134(変4)及びステップ2136(変4)であり、その目的は、第3演出期間終了時に保留が存在した場合に、第3演出期間を延長する(予告演出決定テーブルを参照する期間を延長する)ことである。即ち、ステップ2112でYesの場合、換言すると、時間短縮遊技が終了した場合に、ステップ2132(変4)で、予告演出表示制御手段SM24は、メイン側情報一時記憶手段SM11bを参照し、時短回数カウンタMP52cのカウンタ値=0(ステップ2112で、大当りに当選ではなく時短回数カウンタ値が0となって時間短縮遊技が終了した)、且つ、主遊技保留が存在しているか否かを判定する。ステップ2132(変4)でYesの場合、ステップ2134(変4)で、予告演出表示制御手段SM24は、ステップ2132(変4)にて存在していた主遊技保留数を、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2にセットし、ステップ2114に移行する。尚、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2のカウンタ値が0でない状況で大当りに当選した場合には、当該カウンタはリセット(ゼロクリア)される。また、ステップ2132(変4)でNoの場合、ステップ2120に移行する。
また、ステップ2120でNoの場合、換言すると、時短中フラグがオフの場合、ステップ2136(変4)で、予告演出表示制御手段SM24は、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2を参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ2136(変4)でYesの場合には、ステップ2124に移行して演出モードを非時短中演出モードに決定し、他方Noの場合には、ステップ2122に移行して演出モードを時短中演出モードに決定する。このように構成することで、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2のカウンタ値が0でない場合(第3演出期間が延長されている場合)には、演出モードも時短中と同一のモードが延長されることとなる。
次に、図36は、本実施形態からの変更例4に係る、図22におけるステップ2350のサブルーチンに係る、予告演出内容決定処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ2378(変4)及び、ステップ2380(変4)であり、その目的は、第3演出期間終了時に保留が存在した場合には、当該保留消化時においては第3演出期間における予告演出の発生傾向にて予告演出を発生させることである。即ち、ステップ2378(変4)で、予告演出表示制御手段SM24は、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2を参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ2378(変4)でYesの場合、ステップ2352に移行する一方、ステップ2378(変4)でNoの場合には、ステップ2380(変4)で、第3演出期間延長カウンタSM24c‐2のカウンタ値を1減算し、ステップ2366で、予告演出決定用テーブル3を参照して予告演出内容を決定する。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例4に係るぱちんこ遊技機によれば、第3演出期間終了時に主遊技保留が存在している場合には、当該主遊技保留の消化に係る変動時の予告演出内容は、第3演出期間がセットされている状態と同様の第3予告演出決定テーブルを参照すると共に、演出モードを時短中演出モードとすることで、遊技者は時間短縮遊技状態が長く継続し、あたかも高利益である状態が延長されたように感じることとなる。
尚、本実施形態からの変更例4のように構成した場合には、演出期間が第3演出期間(即ち、演出期間が延長されるものであって、延長前となる期間)にて維持されることとなる変動回数は、相対的に少ない回数(例えば、保留上限数以下である3回)とすることが好適である。このように構成することで、第3演出期間が延長された印象(延長されて得した印象)を遊技者により強く与えることができる。
(第2実施形態)
尚、本実施形態にて示した概念は、本実施形態とは異なる遊技性を備えたぱちんこ遊技機に対しても適用可能であり、(遊技性が異なるが故に)適用した際には新たな効果を期待することができる。そこでそのような本実施形態とは異なる構成を、第2実施形態とし、以下、本実施形態からの相違点についてのみ詳述する。
まず、図37は、第2実施形態に係る遊技機の、正面図である。本実施形態からの相違点は、通常遊技(非時間短縮・非確率変動遊技状態)時に、遊技球が入球可能な第2−2主遊技始動口B30(及び第2−2主遊技始動口入球検出装置C31s)と、入球した遊技球を第1主遊技始動口A10と第2−2主遊技始動口C30とに交互に振り分けるための振り分け始動口ユニットC50と、共通保留表示部SG14と、を有している点である。尚、第2大入賞口C20の内部には、遊技球が入球可能な特定領域C22が設けられており、特別遊技の実行中における特定領域C22への入球によって、当該実行されている特別遊技終了後に確率変動遊技状態へと移行することが確定的となる。
尚、第2実施形態においては、第1主遊技に対応する始動入賞口を一つ備え、第2主遊技に対応する始動入賞口を二つ備えるよう構成されている。ここで、第2主遊技に対応する始動入賞口は、後述するように、いずれに遊技球が入球したとしても、共通の当否抽選、図柄抽選等が実行されるよう構成されているため、実質的には、いずれに遊技球が入球したとしても遊技内容が異なるものではないことを補足しておく。また、第2主遊技に対応する始動入賞口を二つ備えるよう構成されているが、一つであってもよく、その場合には、第2−2主遊技始動口B30へ遊技球を誘導するような位置にて第2主遊技始動口電動役物B11dを設けるよう構成してもよい。
また、共通保留表示部SG14は、第1主遊技側の保留と、第2主遊技側の保留との双方を表示するための表示部であるが、第2実施形態においては、通常時(非時間短縮・確率変動遊技状態時)は、後述する振り分け始動口ユニットC50によって、第1主遊技側の保留と第2主遊技側の保留とが交互に発生し得るよう構成されており、本例では夫々の保留最大数が4個であるため、通常時においては、第1主遊技側の保留と第2主遊技側の保留とを、最大で合計8個まで表示し得るよう構成されているのである。
尚、本例では、第1主遊技側の保留と第2主遊技側の保留とを同一の表示部(表示領域)に表示するよう構成しているが、あくまで一例であり、これには限定されず、例えば、第1主遊技側の保留と第2主遊技側の保留とを離隔した位置に表示し得るよう構成してもよいし、遊技状態(例えば、時間短縮遊技状態や、確率変動遊技状態)によって、保留の表示態様が異なるよう構成してもよい。また、本例では特に図示していないが、第1主遊技側の保留と第2主遊技側の保留とを遊技者が区別し得るよう構成してもよい(例えば、保留表示色を赤色と青色とで区別、保留表示の位置・形状で区別、等)。また、所定の演出(例えば、後述するように、時間短縮遊技状態や確率変動遊技状態へ移行した直後から所定期間に亘って実行される演出)を実行する際には、保留を表示しないよう構成してもよい。
また、第2実施形態においては、第1大入賞口C10と第2大入賞口C20とには、遊技領域D30の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が誘導され易い一方、遊技領域D30の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が誘導され難いよう構成されている。
次に、図38は、振り分け始動口ユニットC50の全体図及び作用図である。まず、振り分け始動口ユニットC50は、遊技領域D30を流下する遊技球が入球可能な共通入球口C51と、共通入球口C51よりも下方に設けられ共通入球口C51から流下した遊技球を左右方向へ規則的に振り分ける振分部材C50y(本例では、支軸を中心に左右方向へ傾倒する三本足の部材)と、振分部材C50yよりも下方に設けられた第1主遊技始動口A10(及び第1主遊技始動口入球検出装置A11s)と、振分部材C50yよりも下方に設けられた第2−2主遊技始動口B30(及び第2−2主遊技始動口入球検出装置B31s)と、振分部材C50yよりも下方に設けられた振り分け始動口ユニットC50内の遊技球を第1主遊技始動口A10及び第2−2主遊技始動口B30に入球させることなく振り分け始動口ユニットC50外へと排出可能な排出開口部と、を備える。このように構成された振り分け始動口ユニットC50は、同図点線囲みにて示されるように、共通入球口C51へ流入した遊技球を、振分部材C50yの左右方向への傾倒動作によって、第1主遊技始動口A10及び第2−2主遊技始動口B30のいずれか一方に誘導するよう構成されている。例えば、振分部材C50yが左方向への傾倒動作を行っている場合を「第1位置」とし、振分部材C50yが右方向への傾倒動作を行っている場合を「第2位置」とした場合、振分部材C50yが「第2位置」である状況下、共通入球口C51へ流入した遊技球は、第1主遊技始動口A10側へと誘導されると共に、振分部材C50yが「第1位置」へと変位する一方、振分部材C50yが「第1位置」である状況下、共通入球口C51へ流入した遊技球は、第2−2主遊技始動口B30側へと誘導されると共に、振分部材C50yが「第2位置」へと変位することとなる。そして、本例では、振分部材C50yの左右方向への傾倒動作は、遊技球の自重によって行われるよう構成されている結果、機構上は、共通入球口C51へ流入した遊技球が、第1主遊技始動口A10及び第2−2主遊技始動口B30のいずれか一方に遊技球が交互に振り分けられる(いずれか一方へ向けて1個の遊技球を振り分けた後に、他方へ向けて1個の遊技球を振り分ける動作を繰り返す)ことを意図して設計されているのである。
次に、図39は、第2実施形態における、図8でのステップ1300に係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態との相違点は、ステップ1307(第2)、ステップ1309(第2)、ステップ1313(第2)、ステップ1317(第2)、ステップ1319(第2)、についてであり、その目的は、第1主遊技始動口A10と第2主遊技始動口B10(及び第2−2主遊技始動口B30)への入球の際、当該入球によって発生する保留情報に入球順に係る情報を付加することである。即ち、ステップ1306で、第1主遊技内容決定乱数を取得した後、ステップ1307(第2)で、図柄保留手段MJ32は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B内にある第1主遊技側及び第2主遊技側の保留情報を参照し、現在の全保留個数を取得すると共に、「全保留個数+1」を新たな入賞の入賞順として導出する。次に、ステップ1309(第2)で、第1主遊技図柄保留手段MJ32−Aは、前記取得した第1主遊技内容決定乱数、及び導出した入賞順を保留情報として第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A内に一時記憶し、ステップ1310の処理に移行する。
また、ステップ1312でNoの場合(第2主遊技始動口B10への入球が検出されていない場合)、ステップ1313(第2)で、第2主遊技始動口入球判定手段MJ11−Bは、第2−2主遊技始動口入球検出装置B31sからの情報に基づき、第2−2主遊技始動口B30への入賞(入球)が新たになされたか否かを判定する。ステップ1313(第2)でYesの場合、ステップ1314の処理に移行し、第2主遊技始動口B10への入賞がなされた場合と略同様の処理を実行する。他方、ステップ1313(第2)でNoの場合、次の処理(ステップ1400の処理)に移行する。
また、ステップ1316で第2主遊技内容決定乱数を取得した後、ステップ1317(第2)で、図柄保留手段MJ32は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B内にある第1主遊技側及び第2主遊技側の保留情報を参照し、現在の全保留個数を取得すると共に、「全保留個数+1」を新たな入賞の入賞順として導出する。次に、ステップ1319(第2)で、第2主遊技図柄保留手段MJ32−Bは、前記取得した第2主遊技内容決定乱数、及び導出した入賞順を保留情報として第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B内に一時記憶し、ステップ1320の処理に移行する。
このように、第2実施形態においては、振り分け始動口ユニットC50が設けられ、通常遊技(非時間短縮・非確率変動遊技状態)中においては、第1主遊技側の保留(最大4個)と第2主遊技側の保留(最大4個)が交互に発生し得るため、最大で8個の保留が溜まり得るよう構成されていることとなる。
次に、図40は、第2実施形態におけるステップ1400に係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの相違点は、ステップ1402(第2)についてであり、その目的は、主遊技保留の入賞順消化を実現することである。即ち、当該サブルーチンの処理実行時、ステップ1402(第2)で、保留消化制御手段MJ31は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B内にある第1主遊技側及び第2主遊技側の保留情報を参照し、最先の入賞順の保留が第1主遊技側の保留であるか否かを判定する。ステップ1402(第2)でYesの場合、ステップ1400(1)で第1主遊技図柄の変動に係る処理を実行する。他方、ステップ1402(第2)でNoの場合、ステップ1400(2)で第2主遊技図柄の変動に係る処理を実行する。
このように、第2実施形態においては、入賞順序に従って保留消化を実行するよう構成されているが、これには限定されず、第2主遊技図柄(第1主遊技図柄)の保留球が存在する場合には、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の保留球の存在に係らず{たとえ入賞順序が第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の保留の方が先でも}、第2主遊技図柄(第1主遊技図柄)の保留消化を優先して実行するよう構成してもよいし、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい。
次に、図41は、第2実施形態における、図40でのステップ1400(1)、(2)に係る、第1(第2)主遊技図柄表示処理のサブルーチンである。はじめに、本実施形態からの相違点は、ステップ1408(第2)についてであり、その目的は、主遊技保留を消化する毎に、残りの保留の入賞順を適切に更新することである。即ち、ステップ1403でYesの場合(変動開始条件を満たした場合)、ステップ1408(第2)で、保留制御手段MJ30は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−A内にある第1主遊技側(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段MJ32b−B内にある第2主遊技側の保留情報)を読み出して保留情報から削除し、残りの保留情報をシフトすると共に、夫々の保留の入賞順を1減算する(以降、主遊技変動に係る処理を実行する)。
次に、図42は、第2実施形態における、図12のステップ1500のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態との相違点は、ステップ1502(第2)〜ステップ1508(第2)であり、その目的は、確率変動遊技状態を特別遊技終了後から主遊技図柄が所定回数変動した場合に終了させるよう構成することである。即ち、ステップ1502(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、確変回数カウンタMP51cを参照し、当該カウンタ値が0より大きいか否かを判定する。ステップ1502(第2)でYesの場合、ステップ1504(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、確変回数カウンタMP51cのカウンタ値を1減算(デクリメント)する。ステップ1504(第2)でYesの場合、ステップ1506(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、確変回数カウンタMP51cを参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1506(第2)でYesの場合、ステップ1508(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある、主遊技確変フラグをオフにし、ステップ1510に移行する。尚、ステップ1502(第2)又はステップ1506(第2)でNoの場合にも、ステップ1510に移行する。
次に、図43は、第2実施形態における、図13のステップ1550のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態との相違点は、ステップ1556(第2)であり、その目的は、大当り図柄が停止した場合に、確変回数カウンタMP51cをクリア(ゼロクリア)することである。即ち、ステップ1554で、特定遊技フラグをオフにした後、ステップ1556(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、確変回数カウンタMP51cをクリア(ゼロクリア)し、ステップ1558に移行する。
次に、図44は、第2実施形態における、図14のステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態との相違点は、ステップ1611(第2)及びステップ1700(第2)であり、その目的は、振分遊技(特定領域を有する第2大入賞口C20を開放する単位遊技)を実行し得るよう構成することである。即ち、ステップ1611(第2)で、特別遊技実行手段MP33は、現在実行するラウンドが振分遊技実行ラウンド(本例では第2R、4R)であるか否かを判定する。ステップ1611(第2)でYesの場合、ステップ1700(第2)で、振分遊技実行制御手段MP36は、後述する振分遊技実行処理を実行し、ステップ1634に移行する。他方、ステップ1611(第2)でNoの場合には、ステップ1612に移行し、本実施形態と同様の処理を実行する。
次に、図45は、第2実施形態における、図44のステップ1700(第2)のサブルーチンに係る、振分遊技実行処理のフローチャートである。まず、ステップ1702で、振分遊技実行制御手段MP36は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリアを参照し、振分遊技実行中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1702でYesの場合、ステップ1716に移行する。他方、ステップ1702でNoの場合、ステップ1704で、振分遊技実行制御手段MP36は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bを参照し、停止している主遊技図柄は長開放図柄(7A・7B)であるか否かを判定する。ステップ1704でYesの場合、ステップ1706で、振分遊技実行制御手段MP36は、特定領域C22を有する第2大入賞口C20の開放パターンとして、長開放パタ−ン(例えば、15秒間の開放であって、特定領域C22への入球が確定的となるよう設計された開放パターン)をセットし、ステップ1710に移行する。ステップ1704でNoの場合には、ステップ1708で、振分遊技実行制御手段MP36は、特定領域C22を有する第2大入賞口C20の開放パタ−ンとして、短開放パタ−ン(例えば、0.1秒間の開放であって、特定領域C22への非入球が確定的となるよう設計された開放パタ−ン)をセットし、ステップ1710に移行する。
次に、ステップ1710で、振分遊技実行制御手段MP36は、入賞球カウンタMP33cのカウンタ値をクリアする。次に、ステップ1712で、振分遊技実行制御手段MP36は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、振分遊技継続フラグをオンにする。次に、ステップ1714で、振分遊技実行制御手段MP36は、セットされた開放パターンにて第2大入賞口C20を開放し、ステップ1716に移行する。
次に、ステップ1716で、振分遊技実行制御手段MP36は、入賞球カウンタMP33cのカウンタ値を確認し、第2大入賞口C20に遊技球が所定個数(10個)入賞したか否かを判定する。ステップ1716でYesの場合、ステップ1720に移行する。他方、ステップ1716でNoの場合には、ステップ1718で、振分遊技実行制御手段MP36は、第2大入賞口C20の開放期間(セットされた開放パターン)が終了したか否かを判定する。ステップ1718でYesの場合、ステップ1720に移行する。次に、ステップ1720で、振分遊技実行制御手段MP36は、第2大入賞口C20を閉鎖する。次に、ステップ1722で、振分遊技実行制御手段MP36は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、振分遊技実行中フラグをオフにする。次に、ステップ1724で、振分遊技実行制御手段MP36は、当該振分遊技の実行ラウンドにおいて特定領域C22への遊技球の入球があったか否かを判定する。ステップ1724でYesの場合、ステップ1726で、振分遊技実行制御手段MP36は、特別遊技関連情報一時記憶手段MB20bのフラグエリア内にある、主遊技確変移行予約フラグをオンにし、ステップ1728に移行する。ステップ1724でNoの場合も、ステップ1728に移行する。次に、ステップ1728で、振分遊技実行制御手段MP36は、ラウンド数カウンタに1を加算し(振分遊技の実行ラウンドを終了し)、次の処理(ステップ1634の処理)に移行する。尚、ステップ1718でNoの場合にも、次の処理(ステップ1634の処理)に移行する。
次に、図46は、第2実施形態における、図44のステップ1650のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。本実施形態との相違点は、ステップ1668(第2)〜ステップ1672(第2)であり、その目的は、特定領域C22に遊技球が入球した場合に遊技状態を確率変動遊技状態に移行させることである。即ち、ステップ1668(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリアを参照し、主遊技確変移行予約フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1668(第2)でYesの場合、ステップ1670(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、特定遊技関連情報一時記憶手段MB30bのフラグエリア内にある主遊技確変移行予約フラグをオフにする。次に、ステップ1672(第2)で、特定遊技制御手段MP50は、確変回数カウンタMP51cに所定回数(本例では、80回)をセットし、ステップ1654に移行する。尚、ステップ1668(変2)でNoの場合には、ステップ1656に移行する。
次に、、図47は、第2実施形態における、図17のステップ2150のサブルーチンに係る、時短中演出期間決定処理のフローチャートである。本実施形態との相違点は、ステップ2180(第2)、ステップ2182(第2)、ステップ2184(第2)及びステップ2186(第2)であり、その目的は、特別遊技の実行直後に滞在することとなる第1演出期間の滞在期間を変更し、当該滞在期間が最大保留数と同値となるよう構成することである。即ち、ステップ2152でYesの場合、換言すると、短時短フラグがオンである場合、ステップ2180(第2)で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が短時短第1期間の範囲(本例では、1〜8)であるか否かを判定する。ステップ2180(第2)でYesの場合、ステップ2156で、演出期間として第1演出期間をセットする。ここで、第2実施形態においては、第1演出期間セット時には、時間短縮遊技の契機となった特別遊技実行以前に生起した第1主遊技側の保留(第2主遊技側の保留よりも遊技者にとって不利となる保留)が存在するために、予告演出が他の演出期間と比較して相対的に実行され難くなっている(遊技者に対して大当り発生への期待度を過度に煽らないこととなる)。他方、ステップ2180(第2)でNoの場合、ステップ2182(第2)で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が短時短第2期間の範囲(本例では、9〜45)であるか否かを判定する。ステップ2182(第2)でYesの場合、ステップ2160で、演出期間として第2演出期間をセットし、他方、ステップ2182(第2)でNoの場合には、ステップ2162に移行する。
また、ステップ2166でYesの場合、換言すると、短時短フラグがオフである場合、ステップ2184(第2)で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が長時短第1期間の範囲(本例では、1〜8)であるか否かを判定する。ステップ2184(第2)でYesの場合、ステップ2170で、演出期間として第1演出期間をセットする。他方、ステップ2184(第2)でNoの場合、ステップ2186(第2)で、予告演出表示制御手段SM24は、予告演出管理カウンタSM24cを参照し、当該カウンタ値が長時短第2期間の範囲(本例では、9〜70)であるか否かを判定する。ステップ2186(第2)でYesの場合、ステップ2174で、演出期間として第2演出期間をセットし、他方、ステップ2186(第2)でNoの場合には、ステップ2176に移行する。
以上のように構成することで、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機によれば、振り分け始動口ユニットC50によって、第1主遊技側の保留と第2主遊技側の保留とが交互に発生し得るよう構成されており、時間短縮遊技の契機となった特別遊技実行以前に生起した第1主遊技側の保留(第2主遊技側の保留よりも遊技者にとって不利となる保留)のすべてを、第1演出期間の滞在時にて遊技者に対して大当り発生への期待度を過度に煽ることなく消化できるため、仮に、第1主遊技側の保留消化によって遊技者にとって不利な事象が発生したとしても、遊技者に与えるインパクトを低減させることが可能となるという効果を奏する。
(第2実施形態からの変更例1)
尚、第2実施形態においては時間短縮遊技状態において参照される変動態様決定用テーブルは1種類のみであったが、変動態様決定用テーブルを複数種類設けてもよい。そこで、そのような構成を、第2実施形態からの変更例1とし、以下、第2実施形態からの変更点についてのみ詳述する。尚、第2実施形態からの変更例1においては、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が予め定められた種類の図柄で停止表示された場合において、以降、所定回数分の図柄変動が終了するまでは、特定の変動態様(変動時間等)のみが選択され得ることとなる遊技状態(以下、限定頻度と呼ぶことがある)時における主遊技図柄の変動態様(変動時間等)を決定する限定頻度変動態様決定手段MN52と、限定頻度状態における変動回数をカウントし得る限定頻度カウンタMN52cとを有している。また、第2実施形態からの変更例1においては、時短回数は1種類(80回)のみとしていることを補足しておく。
はじめに、図48は、第2実施形態からの変更例1における、図41のステップ1400(1)、(2)に係る、第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。第2実施形態からの変更点は、ステップ1411‐1(第2変1)、ステップ1450(第2変1)及びステップ1411‐2(第2変1)であり、その目的は、時間短縮遊技状態中に限定頻度テーブル(限定頻度テーブル1、限定頻度テーブル2、限定頻度テーブル3)を参照し得るよう構成することである。即ち、ステップ1410‐2で、主遊技停止図柄を決定した後、ステップ1411‐1(第2変1)で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度カウンタMN52cを参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1411‐1(第2変1)でYesの場合、ステップ1412に移行し、Noの場合には、ステップ1450(第2変1)で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、後述する、限定頻度変動態様決定処理を実行する。次に、ステップ1411‐2(第2変1)で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度カウンタMN52cのカウンタ値を1減算し、ステップ1412に移行する。
次に、図49は、第2実施形態からの変更例1における、図48のステップ1450(第2変1)に係る限定頻度変動態様決定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度カウンタMN52cを参照し、当該カウンタ値Gが第1段階範囲内の値(80≧G>72)であるか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度変動態様決定用第1抽選テーブルMN52ta−1を参照し、主遊技側乱数、当否抽選結果に基づき、主遊技図柄に係る変動態様(変動時間)を決定し、次の処理{ステップ1411‐2(第2変1)}の処理に移行する。尚、限定頻度テーブル1参照時には、時間短縮遊技の契機となった特別遊技実行以前に生起した第1主遊技側の保留が存在している可能性があるために、長変動(30秒)が他の限定頻度テーブルと比較して選択され難くなっている。
ここで、図50(限定頻度テーブル1)は、限定頻度変動態様決定用抽選テーブルMN52taの一例である。本例に示されるように、第2実施形態からの変更例1においては、限定頻度カウンタ値Gが所定の範囲内の値(80≧G>72)である場合に限定頻度テーブル1が参照される。尚、第1主遊技側と第2主遊技側とで参照するテーブルは同一の内容である。また、当り時の変動時間はハズレ時の変動時間と比較して相対的に長くなっている。尚、限定頻度テーブル2及び限定頻度テーブル3と比較すると、限定頻度テーブル1が最も平均の変動時間が短くなるよう構成されている。また、予告演出決定テーブルを参照して予告演出内容を決定することとなる所定時間(30秒)の変動態様は、限定頻度テーブル1が最も選択され難く、限定頻度テーブル3が最も選択され易い。
他方、ステップ1452でNoの場合、ステップ1456で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度カウンタMN52cを参照し、当該カウンタ値Gが第2段階範囲内(72≧G>10)の値であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1458で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度変動態様決定用第2抽選テーブルMN52ta−2を参照し、主遊技側乱数、当否抽選結果、第2主遊技側の保留球数に基づき、主遊技図柄に係る変動態様(変動時間)を決定し、次の処理{ステップ1411‐2(第2変1)}に移行する。
ここで、図50(限定頻度テーブル2)は、限定頻度変動態様決定用抽選テーブルMN52taの一例である。本例に示されるように、第2実施形態からの変更例1においては、限定頻度カウンタ値Gが所定の範囲内(72≧G>10)の値である場合に限定頻度テーブル2が参照される。尚、第1主遊技側と第2主遊技側とで参照するテーブルは同一の内容となっている。また、当り時の変動時間はハズレ時の変動時間と比較して相対的に長くなっている。限定頻度テーブル1と選択され得る変動時間の種類は同じであるが、所定時間(30秒)の変動態様は限定頻度テーブル1よりも選択され易くなっている。
他方、ステップ1456でNoの場合、換言すると、限定頻度カウンタ値Gが第3段階範囲内(10≧G)の値である場合、ステップ1460で、限定頻度変動態様決定手段MN52は、限定頻度変動態様決定用第3抽選テーブルMN52ta−3を参照し、主遊技側乱数、当否抽選結果に基づき、主遊技図柄に係る変動態様(変動時間)を決定し、次の処理{ステップ1411‐2(第2変1)}に移行する。
ここで、図50(限定頻度テーブル3)は、限定頻度変動態様決定用抽選テーブルMN52taの一例である。本例に示されるように、第2実施形態からの変更例1においては、限定頻度カウンタ値Gが所定の範囲(10≧G)である場合に限定頻度テーブル3が参照される。尚、第1主遊技側と第2主遊技側とで参照するテーブルは同一の内容となっている。限定頻度テーブル1及び限定頻度テーブル2と選択され得る変動時間の種類は同じであるが、所定時間(30秒)の変動態様は限定頻度テーブル3が最も選択され易くなっている。
尚、本例においては、限定頻度テーブル参照時の主遊技図柄の平均の変動時間は、「限定頻度テーブル1参照時<限定頻度テーブル2参照時<限定頻度テーブル3参照時」となっているが、これには限定されず、「限定頻度テーブル3参照時<限定頻度テーブル2参照時<限定頻度テーブル1参照時」としてもよいし、「限定頻度テーブル1参照時<限定頻度テーブル3参照時<限定頻度テーブル2参照時」として、限定頻度テーブル1参照時には短時間の変動を繰り返し、限定頻度テーブル2参照時には長時間の変動(例えば、スーパーリーチに係る変動、等)が頻繁に選択され、限定頻度テーブル3参照時には毎変動一定の変動時間のを繰り返すよう構成してもよい。
次に、図51は、第2実施形態からの変更例1における、図47のステップ2150(第2変1)に係る、時短中演出期間決定処理のフローチャートである。第2実施形態からの変更点は、時短回数が80回の1種類のみであるため、短時短回数の処理が省かれた点である。また、本処理は第2実施形態における図47のステップ2184、ステップ2186、ステップ2170〜ステップ2178の処理と同一内容の処理であるため詳細な説明は割愛する。尚、第2実施形態からの変更例1においては第1演出期間における変動回数は8回となっており、第1主遊技保留の最大数と第2主遊技保留の最大数の和となっている。このように構成し、且つ、第1演出期間においては予告演出が他の演出期間と比較して相対的に実行され難くなるよう構成することで、時間短縮遊技の契機となった特別遊技実行以前に生起した第1主遊技側の保留に係る大当りに当選してしまっても(確率変動遊技状態が終了し、遊技者にとって不利益となる場合がある)、演出が盛り上がらない状況で大当りに当選するため、遊技者にとっての損失が生じて遊技を終了してしまう恐れを軽減することができる。また、当該第1演出期間が終了してから、あたかも時間短縮遊技状態が開始されたような演出を実行する(例えば、第2演出期間から、残り時短回数を表示する、等)ことで、より損失が生じて遊技を終了してしまう恐れを軽減することができることとなる。
以上のように構成することで、第2実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機によれば、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が予め定められた種類の図柄で停止表示された以降は、限定頻度テーブルを参照して変動態様を決定すると共に、セットされている演出期間が切り替わるタイミングと、参照する限定頻度テーブルが切り替わるタイミングとを同一のタイミング(同一の特別遊技からの変動回数)とすることで、特別遊技からの変動回数が多くなるほど(時間短縮遊技の後半となるほど)、所定時間(30秒)の変動態様が選択され易くなると共に、当該所定時間(30秒)の変動態様が選択された場合の予告演出の実行回数も相対的に多くなり、より時間短縮遊技の後半を盛り上げることができることとなる。
尚、第2実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機は、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が予め定められた種類の図柄(例えば、大当り図柄)で停止表示された以降において、限定頻度テーブルを参照して主遊技図柄の変動態様を決定し、限定頻度テーブルの参照期間は1パターンのみ(特別遊技終了後〜8変動目:限定頻度テーブル1、9変動目〜70変動目:限定頻度テーブル2、71変動目〜80変動目:限定頻度テーブル3)となるよう構成したが、限定頻度テーブルの参照パターンは複数設けてもよい。また、限定頻度テーブルの参照パターンだけではなく、参照する限定頻度テーブルを異ならせてもよい(例えば、特別遊技終了後〜20変動目:限定頻度テーブル3、21変動目〜60変動目:限定頻度テーブル1、61変動目〜80変動目:限定頻度テーブル4、等)。そのように構成することにより、特別遊技を挟んだ遊技状態の移行態様によって、所定時間(本例では、30秒)の変動態様の選択率を変更することができる。また、特別遊技に当選した時の遊技状態と特別遊技終了後に移行する遊技状態との組み合わせによって、参照されるべき変動態様決定用テーブルを変更してもよい(例えば、非確率変動遊技状態時において実行された特別遊技の実行後において確率変動遊技状態へ移行する場合には、所定時間(本例では、30秒)の変動態様の選択率が高くなる一方で、確率変動遊技状態時において実行された特別遊技の実行後において確率変動遊技状態へ移行する場合には、所定時間(本例では、30秒)の変動態様の選択率が低くなる、等であり、遊技状態の種類数=遊技状態の移行パターンの増加に応じて、変動態様の選択傾向の変化バリエーションを増やすことができる)。
また、第2実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機は、参照する限定頻度テーブルを切り替えることで、主遊技図柄の変動態様や所定時間(本例では、30秒)の変動態様の選択率が相違し得るよう構成したが、これには限定されず、時間短縮遊技状態(特に、第2主遊技始動口電動役物B11dが開放容易となる状態)と非時間短縮遊技状態とで、主遊技図柄の変動態様や所定時間(本例では、30秒)の変動態様の選択率が相違し得るよう構成してもよい。例えば、特別遊技後から時間短縮遊技(特に、第2主遊技始動口電動役物B11dが開放容易となる状態)終了(変動回数による終了)までを第1演出期間、時間短縮遊技(特に、第2主遊技始動口電動役物B11dが開放容易となる状態)終了後を第2演出期間とする等。このように、2つの遊技状態が切り替われば、当該切り替わりのタイミングで演出期間を切り替えることができ、同様の例示としては、「第1演出期間:非確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態、第2演出期間:非確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態」、「第1演出期間:確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態(特に、第2主遊技始動口電動役物B11dが開放容易となる状態)、第2演出期間:確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態」、「第1演出期間:確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態、第2演出期間:非確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態」である場合等が挙げられる。
また、第2実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機においては、確率変動遊技状態が終了することとなる特別遊技終了後からの変動回数と、時間短縮遊技状態が終了することとなる特別遊技終了後からの変動回数と、が同一の変動回数となるよう構成したが、これには限定されず、確率変動遊技状態が終了することとなる特別遊技終了後からの変動回数が、時間短縮遊技状態が終了することとなる特別遊技終了後からの変動回数よりも多い回数となるよう構成してもよい。より具体的には、通常遊技状態(非確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態)において当選した第1主遊技側の特別遊技終了後には、100回の確率変動遊技状態、且つ、80回の時間短縮遊技状態(特に、第2主遊技始動口電動役物B11dが開放容易となる状態)に移行し、当該確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態中に当選した第2主遊技側の特別遊技終了後には、100回の確率変動遊技状態、且つ、100回の時間短縮遊技状態(特に、第2主遊技始動口電動役物B11dが開放容易となる状態)に移行するよう構成してもよい。
(その他の変更例)
尚、本実施形態において、図21にて示すように、同一の変動態様であっても、擬似連続変動の実行有無を切り替えられるよう構成されている場合には、演出期間によって擬似連続変動の実行頻度を相違させてもよい。その場合には、例えば、前半の演出期間(例えば、第1演出期間)においては、擬似連続変動の実行頻度が低い、或いは、擬似連続変動の実行時における擬似変動の回数が少ない、よう構成しておく一方で、後半の演出期間(例えば、第3演出期間)においては、擬似連続変動の実行頻度が高い、或いは、擬似連続変動の実行時における擬似変動の回数が多い、よう構成しておくことで、時間短縮遊技状態の継続残り回数が少ない状況下において、恰も時間短縮遊技状態の継続残り回数が増加したようにみせかけることも可能となり、より一層遊技の興趣性を向上させることも可能となる。
また、同一の予告演出内容(例えば、弱カットイン演出、等)が選択された場合に、セットされている演出期間によって演出出力方法を相違させてもよい。具体的な構成としては、例えば、第1演出期間においては「液晶演出」、第2演出期間においては「液晶演出+ランプ演出」、第3演出期間においては「液晶演出+ランプ演出+サウンド演出」とする等であり、即ち、同一の予告演出内容が選択された場合であっても、サブメイン制御部SMが動作可否を制御可能である演出用機器(例えば、スピーカD24、遊技効果ランプD26)における出力有無を制御することで、結果として、異なる種類の演出が複合するよう制御し、以て、セットされている演出期間に応じて予告演出の選択傾向を変化させる手法である。
また、本実施形態のように構成した場合においては、所定の遊技状態(例えば、確率変動遊技状態且つ時間短縮遊技状態)において、保留消化が非優先して消化される側(例えば、第1主遊技側)の図柄が変動した場合の予告演出の選択傾向については、保留消化が優先して消化される側(例えば、第2主遊技側)の図柄が変動した場合の予告演出の選択傾向とは異なるよう構成してもよい。即ち、当該所定の遊技状態においては、保留消化が優先して消化される側の図柄変動が主となるため、その場合には、セットされている演出期間に応じて予告演出の選択傾向を変化させる一方で、保留消化が非優先して消化される側の図柄変動においては、当該セットされている演出期間に依存しない予告演出の選択傾向となるよう構成してもよい(この場合、保留消化が非優先して消化される側の図柄変動が行われた回数を、当該セットされている演出期間としてカウントしないよう構成してもよい)。
また、各演出期間の切り替わりのタイミングで現在の遊技状態を報知し得るよう構成してもよく(例えば、第1演出期間から第2演出期間の切り替わりのタイミングにて、現在の遊技状態が確率変動遊技状態であるか否かを確定的に報知する、等)、その場合には、予告演出の選択傾向を変化させるのではなく、背景演出の一環として現在の遊技状態を報知し得るよう構成してもよい。
また、特別遊技終了後の変動回数によって参照する限定頻度テーブルを切り替えるよう構成した場合には、次変動から参照する限定頻度テーブルが切り替わることとなる参照している限定頻度テーブルの最終変動においては、当該最終変動専用の変動態様(例えば、変動時間が60秒として固定的となる変動態様)が選択されるよう構成してもよい。また、そのように構成した場合には、当該最終変動時の演出内容も当該最終変動専用の演出内容とすることが好適である。
また、特別遊技の実行によって、遊技者に付される出玉が変化するよう構成されている(例えば、大当り図柄の種類に応じて、最大ラウンド数が異なる)場合には、特別遊技にて遊技者が獲得し得る出玉の大小に応じて、当該特別遊技終了後の演出期間の選択傾向が相違するよう構成してもよい(例えば、最大ラウンド数が小さい場合には、予告演出の複合数を低めて過度の煽りを抑える演出期間に長期間滞在する一方、最大ラウンド数が大きい場合には、予告演出の複合数を高めて遊技者の感情を煽る演出期間に長期間滞在する、等)。
本例に係るぱちんこ遊技機においては、変動回数によって演出期間が切り替わるよう構成したが、これには限定されず、他の契機によって演出期間を切り替えてもよい。以下、演出期間を切り替える契機を列挙する。
≪演出期間切り替えタイミング≫
・小当りに当選したタイミング
・非確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態における、任意の演出期間切り替え抽選に当選したタイミング(例えば、1/10の抽選に当選した場合には、第1演出期間→第2演出期間とする等)
・電源投入タイミング
・特別遊技終了後から所定の変動回数(例えば、500回)が経過したタイミング
・主遊技図柄の変動開始時(変動中、変動終了時でもよい)に実行される確率変動遊技状態の終了抽選(いわゆる転落抽選)に当選したタイミング
・主遊技図柄の変動開始時(変動中、変動終了時でもよい)に実行される時間短縮遊技状態の終了抽選に当選したタイミング
・非確率変動遊技状態且つ非時間短縮遊技状態における、所定変動回数毎の演出期間切り替え抽選に当選したタイミング(例えば、5変動毎に1/5の抽選に当選した場合には、第1演出期間→第2演出期間とする等)
M 主制御基板、MJ 遊技用情報制御手段
MJ10 入球判定手段、MJ11−A 第1主遊技始動口入球判定手段
MJ11−B 第2主遊技始動口入球判定手段、MJ11−H 補助遊技始動口入球判定手段
MJ11−C10 第1大入賞口入球判定手段、MJ11−C20 第2大入賞口入球判定手段
MJ11−C22 特定領域入球判定手段、MJ20 乱数取得判定実行手段
MJ21−A 第1主遊技乱数取得判定実行手段、MJ21−B 第2主遊技乱数取得判定実行手段
MJ21−H 補助遊技乱数取得判定実行手段、MJ30 保留制御手段
MJ31 保留消化制御手段、MJ31j 変動開始条件充足判定手段
MJ32 図柄保留手段、MJ32−A 第1主遊技図柄保留手段
MJ32b−A 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段、MJ32−B 第2主遊技図柄保留手段
MJ32b−B 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段、MJ32−H 補助遊技図柄保留手段
MJ32b−H 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段、MN 遊技内容決定手段
MN10 当否抽選手段、MN11−A 第1主遊技当否抽選手段
MN11ta−A 第1主遊技用当否抽選テーブル、MN11−B 第2主遊技当否抽選手段
MN11ta−B 第2主遊技用当否抽選テーブル、MN11−H 補助遊技当否抽選手段
MN11ta−H 補助遊技用当否抽選テーブル、MN20 特別遊技移行決定手段
MN40 図柄内容決定手段、MN41−A 第1主遊技図柄決定手段
MN41ta−A 第1主遊技図柄決定用抽選テーブル、MN41−B 第2主遊技図柄決定手段
MN41ta−B 第2主遊技図柄決定用抽選テーブル、MN41−H 補助遊技図柄決定手段
MN41ta−H 補助遊技図柄決定用抽選テーブル、MN50 変動態様決定手段
MN51−A 第1主遊技変動態様決定手段、MN51ta−A 第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル
MN51−B 第2主遊技変動態様決定手段、MN51ta−B 第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル
MN51−H 補助遊技変動態様決定手段、MN51ta−H 補助遊技変動態様決定用抽選テーブル
MP 遊技進行手段、MP10 表示制御手段
MP11−C 第1・第2主遊技図柄制御手段、MP11t−C 第1・第2主遊技図柄変動管理用タイマ
MP11−H 補助遊技図柄制御手段、MP11t−H 補助遊技図柄変動管理用タイマ
MP20−B 第2主遊技始動口電動役物開閉制御手段、MP21−B 第2主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段
MP22t−B 第2主遊技始動口電動役物開放タイマ、MP30 特別遊技制御手段
MP31 条件判定手段、MP32 特別遊技内容決定手段
MP32ta 特別遊技内容参照テーブル、MP33 特別遊技実行手段
MP33−C 第1・第2大入賞口電動役物開閉制御手段、MP33c 入賞球カウンタ
MP34 特別遊技時間管理手段、MP34t 特別遊技用タイマ
MP50 特定遊技制御手段、MP51 確変終了条件判定手段
MP52 時短終了条件判定手段、MP52c 時短回数カウンタ
MB 遊技状態一時記憶手段、MB10−C 第1・第2主遊技状態一時記憶手段
MB11b−C 第1・第2主遊技図柄情報一時記憶手段、MB10−H 補助遊技状態一時記憶手段
MB11b−H 補助遊技図柄情報一時記憶手段、B20b 特別遊技関連情報一時記憶手段
MB30b 特定遊技関連情報一時記憶手段、MT 情報送信制御手段
MT10 コマンド送信用バッファ、MH 賞球払出決定手段
A 第1主遊技周辺機器、A10 第1主遊技始動口
A11s 第1主遊技始動口入球検出装置、A20 第1主遊技図柄表示装置
A21g 第1主遊技図柄表示部、A21h 第1主遊技図柄保留表示部
B 第2主遊技周辺機器、B10 第2主遊技始動口
B11s 第2主遊技始動口入球検出装置、B11d 第2主遊技始動口電動役物
B20 第2主遊技図柄表示装置、B21g 第2主遊技図柄表示部
B21h 第2主遊技図柄保留表示部
C 第1・第2主遊技共用周辺機器、C10 第1大入賞口
C11s 第1大入賞口入賞検出装置、C11d 第1大入賞口電動役物
C20 第2大入賞口、C21s 第2大入賞口入賞検出装置
C21d 第2大入賞口電動役物、
H 補助遊技周辺機器、H10 補助遊技始動口
H11s 補助遊技始動口入球検出装置、H20 補助遊技図柄表示装置
H21g 補助遊技図柄表示部、H21h 補助遊技図柄保留表示部
S 副制御基板、SM 演出表示制御手段(サブメイン制御基板)
SM10 表示情報受信手段、SM11b メイン側情報一時記憶手段
SM20 演出表示制御手段、SM21 装飾図柄表示制御手段
SM21n 装図表示内容決定手段、SM21ta 装図変動内容決定用抽選テーブル
SM21b 装図関連情報一時記憶手段、SM21t 装図変動時間管理タイマ
SM22 装図保留情報表示制御手段、SM22b 装図保留情報一時記憶手段
SM23 背景演出表示制御手段、SM23n 背景演出表示内容決定手段
SM23b 背景演出関連情報一時記憶手段、SM24 予告演出表示制御手段
SM24n 予告演出表示内容決定手段、SM24b 予告演出関連情報一時記憶手段
SM24c 予告演出管理カウンタ、SM24ta‐1 第1予告演出決定テーブル
SM24ta‐2 第2予告演出決定テーブル、SM24ta‐3 第3予告演出決定テーブル
SM25 リーチ演出表示制御手段、SM25n リーチ演出表示内容決定手段
SM25b リーチ演出関連情報一時記憶手段、SM25ta 演出内容決定テーブル
SM40 情報送受信制御手段
SS 演出表示手段(サブサブ制御部)、SS10 副情報送受信制御手段
SS20 画像表示制御手段、SS21b 画像表示関連情報一時記憶手段
SG 演出表示装置、SG10 表示領域
SG11 装飾図柄表示領域、SG12 第1保留表示部
SG13 第2保留表示部
SB サブ入力ボタン、SBs サブ入力ボタン入力検出装置
KH 賞球払出制御基板
KE 賞球払出装置

Claims (1)

  1. 遊技球が入球可能な始動口と、
    閉状態と開状態とを採り得る可変入賞口と、
    識別情報を表示可能な識別情報表示部と、
    演出を表示可能な演出表示部と、
    遊技の進行を司る主遊技部と、
    演出の表示制御を司る副遊技部と
    を備え、
    主遊技部は、
    始動口への入球に基づき、識別情報表示部にて識別情報を変動表示した後に停止表示するよう制御する識別情報表示制御手段と、
    識別情報が所定態様にて停止表示された後、可変入賞口を遊技者にとって有利な状態とし得る特別遊技を実行する特別遊技制御手段と、
    副遊技部側で実行される演出表示に際して必要な遊技情報を副遊技部側へ送信する遊技情報送信手段と
    を備え、
    特別遊技の非実行時における遊技状態として所定の遊技状態を有し、当該所定の遊技状態となった後、識別情報の変動表示開始から停止表示までを一単位とする当該一単位の繰り返し回数が所定回数に到達するまで当該所定の遊技状態を維持し得るよう構成されており、
    副遊技部は、
    主遊技部から送信された遊技情報を受信する遊技情報受信手段と、
    遊技情報受信手段により受信された遊技情報に基づき、演出表示部にて表示される演出表示内容を制御する演出表示制御手段と
    を備え、
    前記一単位の実行に応じて表示される演出表示内容である予告演出表示内容を、識別情報の変動表示態様に基づき決定可能に構成されており、前記所定の遊技状態が維持され得る期間を複数の期間に分け、当該複数の期間のいずれの期間に滞在しているかに応じて、識別情報の変動表示態様が同一であっても予告演出表示内容の選択傾向を異ならせるよう構成されている
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
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