JP2015228829A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 正常ヒト表皮角化細胞の培養系において、被験物質及びプロゲステロンの存在下における抗菌ペプチドの発現量（α）と、プロゲステロンのみの存在下における抗菌ペプチドの発現量（β）とを測定する工程、及び
   （α）と（β）とを比較する工程を含み、
   （α）が（β）を上回った場合に、該被験物質を抗菌剤として選択することを特徴とする、抗菌剤の選択方法。
2. 正常ヒト表皮角化細胞の培養系において、被験物質とプロゲステロンの存在下における抗菌ペプチドの発現量（α）と、プロゲステロンのみの存在下における抗菌ペプチドの発現量（β）と、被験物質とプロゲステロンの非存在下における抗菌ペプチドの発現量（γ）とを測定する工程、及び
   （α）、（β）及び（γ）を用いて、以下の式（１）より抗菌ペプチド発現量低下の改善度を算出する工程を含み、
   前記算出された値が、５０％以上である場合に、被験物質を抗菌剤として選択することを特徴とする、抗菌剤の選択方法。
   式（１） （α−β）／（γ−β）×100（％）
3. 前記抗菌ペプチドの発現量が、抗菌ペプチドのｍＲＮＡの発現量である、請求項１又は２に記載の抗菌剤の選択方法。
4. 前記抗菌ペプチドがｈＢＤ−３である、請求項１〜３のいずれかに記載の抗菌剤の選択方法。
5. 前記抗菌剤が、アクネ菌（Propionibacterium acnes:P. acnes）に対する抗菌作用を示す抗菌剤である請求項１〜４のいずれかに記載の抗菌剤の選択方法。