JP2015227122A - Vehicle comprising rotatable seat cushion - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車室内に配置され、かつ並んだ状態で使用される一対のシートクッションを有し、各シートクッションは、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、立ち上がった格納位置との間を回動可能にフロアパネルに支持されている自動車に関するものである。 The present invention has a pair of seat cushions that are arranged in a passenger compartment and are used side by side, and each seat cushion has a use position that can support the buttocks of a seated person, and a stowed storage position. It is related with the motor vehicle currently supported by the floor panel so that rotation is possible.
車室内に大きな荷物収納空間を確保できるように、シートクッションを立ち上がった格納位置に回動させることのできる上記形式の自動車は従来より周知である(例えば、特許文献1及び2を参照)。この種の自動車においては、各シートクッションが使用位置にあるとき、その各シートクッションに付設されたロック装置のフックを、フロアパネルに固定されたストライカに係合させて、各シートクッションをフロアパネルに固定することができる。逆に、ストライカに対するフックの係合を解除することによって、各シートクッションをその格納位置に回動させることができる。
An automobile of the above-described type in which a seat cushion can be rotated to a stowed storage position so that a large luggage storage space can be secured in the passenger compartment is well known (see, for example,
ロック装置は、各シートクッションに1つ又は複数個設けられるものであるが、従来は、その各ロック装置に対して、1つずつのストライカが設けられていて、ロック装置の数と同数のストライカがフロアパネルに固定されていた。このため、1台の自動車に多数のストライカが設けられることになり、これによって自動車の構造が複雑化し、重量が増大するおそれがあった。また、一般にストライカは車体の床面を構成するフロアパネルに溶接によって固定されているが、ストライカの数が多いと、自動車の製造時に、これらのストライカをフロアパネルに溶接する作業に多大な手間と時間を必要とし、これによって自動車のコストが上昇する欠点を免れない。 One or a plurality of locking devices are provided for each seat cushion. Conventionally, one striker is provided for each locking device, and the same number of strikers as the number of locking devices is provided. Was fixed to the floor panel. For this reason, a large number of strikers are provided in one automobile, which may complicate the structure of the automobile and increase the weight. In general, strikers are fixed to the floor panel that constitutes the floor of the vehicle body by welding, but if there are a large number of strikers, it takes a lot of work to weld these strikers to the floor panel when manufacturing automobiles. It is time consuming and inevitably suffers from the increased cost of the car.
本発明の目的は、ストライカの数を従来よりも少なくでき、これによって重量とコストの低減と、構造の簡素化を達成できる冒頭に記載した形式の自動車を提供することにある。 It is an object of the present invention to provide an automobile of the type described at the outset, in which the number of strikers can be reduced compared to the prior art, thereby reducing weight and cost and simplifying the structure.
本発明は、上述した目的を達成するために、車室内に配置され、かつ並んだ状態で使用される一対のシートクッションを有し、各シートクッションは、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、立ち上がった格納位置との間を回動可能にフロアパネルに支持され、各シートクッションが使用位置にあるとき、該シートクッションに付設されたロック装置のフックを、フロアパネルに固定されたストライカに係合させて、当該シートクッションをフロアパネルに対して固定させ、前記ストライカに対する各フックの係合を解除することにより、各シートクッションをその格納位置に回動させることのできる自動車において、各シートクッションにそれぞれ付設されていて、両シートクッションが共に使用位置にあるときに、互いに隣り合って位置する2つのロック装置のフックに係合するストライカが、共通の1つの部材により構成されていることを特徴とする自動車を提案する(請求項1)。 In order to achieve the above-described object, the present invention has a pair of seat cushions that are arranged in a vehicle interior and used in a line-up state, and each seat cushion can support a seated person's buttocks. It is supported by the floor panel so that it can rotate between the use position and the stowed storage position. When each seat cushion is in the use position, the hook of the locking device attached to the seat cushion is fixed to the floor panel. In an automobile capable of rotating each seat cushion to its retracted position by engaging the striker, fixing the seat cushion to the floor panel, and releasing the engagement of each hook with the striker. Are attached to each seat cushion and are adjacent to each other when both seat cushions are in use. Striker that engages the hook of the two locking devices positioned Te is to propose a motor vehicle, characterized in that it is constituted by one common member (claim 1).
また、上記請求項1に記載の自動車において、両シートクッションが共に使用位置にあるときに互いに隣り合って位置する前記2つのロック装置の間に、当該ストライカに外力が加えられて当該ストライカが変形したときも、前記2つのロック装置が互いに接近して衝突することを阻止するスペーサが設けられていると有利である(請求項2)。
Further, in the automobile according to
さらに、上記請求項2に記載の自動車において、前記ストライカは、互いに離間して位置する一対の垂直部と、各垂直部の下端に一体に連結されていて、前記フロアパネルに固定された基端部と、両垂直部の上端を一体に連結すると共に、前記2つのロック装置のフックが係脱する水平部とを有し、前記スペーサは、前記2つのロック装置のフックが共に前記ストライカの水平部に係合した状態で、当該2つのロック装置の間の水平部の部分に着脱可能に嵌合したほぼC字形の樹脂製部材より成り、該C字形のスペーサを開拡する向きに弾性変形させて、当該スペーサを前記ストライカの水平部に対して着脱するように構成されていると有利である(請求項3)。
Further, in the automobile according to
本発明によれば、各シートクッションにそれぞれ付設されていて、両シートクッションが共に使用位置にあるときに、互いに隣り合って位置する2つのロック装置のフックに係合するストライカが、共通の1つの部材により構成されているので、ストライカの総数を従来よりも少なくすることができ、これによって自動車の重量とコストを低減でき、構造を簡素化することができる。 According to the present invention, the striker that is attached to each seat cushion and engages with the hooks of the two locking devices located adjacent to each other when both seat cushions are in the use position is a common one. Since it is comprised by one member, the total number of strikers can be made smaller than before, and the weight and cost of a motor vehicle can be reduced by this, and a structure can be simplified.
以下、本発明の実施形態を図面に従って詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明に係る自動車の車体1(すなわちメインボデー)の床面を構成するフロアパネル2と、車室内に配置されていて、並んだ状態で使用される一対のシートクッション3,3Aとの関係を示す概略斜視図である。この図と他の図における矢印Frは、自動車の前進方向を示し、矢印Wは車幅方向を示している。また本明細書における「前」又は「後」なる文言は自動車の前進方向Frを基準とした前後を意味する。
FIG. 1 shows a
図1には示していない着座者の尻部を支える用をなす上記一対のシートクッション3,3Aには、着座者の背部を支えるシートバック4,4Aがそれぞれ付設され、これらのシートクッション3,3Aとシートバック4,4Aの全体によってリヤシート5が構成されている。かかるリヤシート5の前方には、図示していないフロントシート、すなわち運転席と助手席が車幅方向Wに並んで配置されている。また、リヤシート5の後方は、図示していない荷物を収納する荷室Rが区画されている。
The pair of
図2は、図1に示した一方のシートクッション3と、そのシートクッション3に付設されたシートバック4を示す側面図である。図2に実線で示すように、シートバック4は、枢軸6を介して、シートクッション4の後部に矢印A,Bで示した方向に回動可能に連結されている。図1に示した他方のシートバック4Aも、全く同様にして枢軸を介して矢印A,B(図2)方向に回動可能にシートクッション3Aの後部に連結されている。
FIG. 2 is a side view showing one of the
一方、図2に実線で示したように、一方のシートクッション3の前部には、フロントブラケット7が固定され、このフロントブラケット7は、フロアパネル2に固定された前部台座8に枢ピン9を介して回動可能に連結されている。これにより、シートクッション3は、シートバック4と共に、枢ピン9のまわりに矢印C,Dで示した方向に回動可能にフロアパネル2に支持されている。また、図2に実線で示すように、シートクッション3の後部はフロアパネル2に固定された後部台座10上に載置されている。図1に示した他方のシートクッション3Aも、一方のシートクッション3と全く同様に、図示していないフロントブラケット、枢ピン、前部台座及び後部台座を介してフロアパネル2に支持されている。
On the other hand, as shown by a solid line in FIG. 2, a front bracket 7 is fixed to the front portion of one
シートクッション3,3Aとシートバック4,4Aは、図1及び図2に実線で示した使用位置を占めた状態で使用され、このときシートクッション3,3Aは着座者の尻部を支え、シートバック4,4Aは着座者の背部を支える。また、シートクッション3,3Aとシートバック4,4Aに着座者が着座していない状態で、これらを以下に示すように格納することができる。
The
まず、図2に実線で示した使用位置にあるシートバック4を、枢軸6のまわりに矢印A方向に回動させ、そのシートバック4を図2に破線で示した位置に前倒させる。次いでそのシートクッション3をシートバック4と共に、枢ピン9のまわりに矢印C方向に回動させ、当該シートクッション3をシートバック4と共に、図2に二点鎖線で示した立ち上がった格納位置に回動させる。逆の操作によって、シートクッション3とシートバック4を図2に実線で示した使用位置にもたらすことができる。
First, the seat back 4 in the use position indicated by the solid line in FIG. 2 is rotated around the pivot 6 in the direction of arrow A, and the seat back 4 is moved forward to the position indicated by the broken line in FIG. Next, the
図1に示した他方のシートクッション3Aとシートバック4Aも、図2を参照して上に説明したところと全く同様にして、格納位置に回動させ、或いはその格納位置から使用位置へと回動させることができる。このように、各シートクッション3,3Aは、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、立ち上がった格納位置との間を回動可能にフロアパネル2に支持されているのである。シートクッション3,3Aとシートバック4,4Aを格納位置にもたらすことによって、リヤシート5の後方の荷室Rを含めた荷物収納空間を拡大することができ、ここにより大きな荷物、例えば車椅子などを収容して運搬することができる。
The
なお、図示した例では、フロントブラケット、枢ピン、前部台座及び後部台座を介してシートクッション3,3Aをフロアパネル2に支持したが、他の中間部材、例えばシートクッションを前後にスライドさせるシートトラックなどを介してシートクッション3,3Aをフロアパネル2に支持することもでき、或いはシートクッション3,3Aを直にフロアパネル2に支持することも可能である。これらの場合も、各シートクッション3,3Aは、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、立ち上がった格納位置との間を回動可能にフロアパネル2に支持される。
In the illustrated example, the
図3の(a)は、使用位置を占めたシートクッション3,3Aを上から見た平面図である。この図と図2とから判るように、各シートクッション3,3Aの底面には、ロック装置11,11Aがそれぞれ設けられている。各シートクッション3,3Aにそれぞれ付設された両ロック装置11,11Aは、両シートクッション3,3Aが使用位置にあるとき、互いに隣り合って位置している。図示した例では、各ロック装置11,11Aが、各シートクッション3,3Aの車内側の底面部分にそれぞれ設けられている。
FIG. 3A is a plan view of the seat cushions 3 and 3A occupying the use position as seen from above. As can be seen from FIG. 2 and FIG. 2, locking
図4は、シートクッション3,3Aの図示を省略して、上述した2つのロック装置11,11Aの詳細を示した斜視図である。両ロック装置11,11Aは実質的に同一の構造を有しており、その構成自体は従来より周知なものである。よって、ロック装置11,11Aの構成を簡単に説明すると、各ロック装置11,11Aは、ケーシング12,12Aと、その各ケーシング12,12Aに回動可能に支持されたフック13,13Aとを有し、一方のロック装置11のケーシング12は、図示していないボルトとナットとによって、一方のシートクッション3のフレーム底面に固定され、他方のロック装置11Aのケーシング12Aも全く同じく図示していないボルトとナットとによって他方のシートクッション3Aのフレーム底面に固定されている。かかるロック装置11,11Aは、高強度材料、例えば鋼板より構成されている。各ロック装置としては、図示した形式の装置のほかに、それ自体公知な適宜な形態の装置を採用することもできる。
FIG. 4 is a perspective view showing details of the two
また、図3の(a)及び図4に示すように、両ロック装置11,11Aに対応して1つのストライカ14が設けられている。図4に一例として示したストライカ14は、互いに離間して位置する一対の垂直部15,15Aと、その各垂直部15,15Aの下端に一体に連結されていて、フロアパネル2に例えばアーク溶接によって固定された基端部16,16Aと、両垂直部15,15Aの上端を一体に連結する水平部17とから構成され、垂直部15,15A、基端部16,16A及び水平部17が一体の一部材として構成されている。かかるストライカ14は、例えば鋼材などの高強度材料により構成されている。
Moreover, as shown to (a) of FIG. 3 and FIG. 4, the one
各シートクッション3,3Aが図1に示した使用位置にあるとき、その各シートクッション3,3Aに付設されたロック装置11,11Aのフック13,13Aが、図4に示すように、フロアパネル2に固定された1つのストライカ14の水平部17に係合している。このため、各シートクッション3,3Aは、フロアパネル2に対して固定され、その使用位置にロックされる。
When the seat cushions 3 and 3A are in the use positions shown in FIG. 1, the
各シートクッション3,3Aを前述の格納位置に回動させるときは、各シートクッション3,3Aの前部に設けられた操作レバー(図示せず)を回動操作する。すると、その動作が図示していないワイヤを介して各ロック装置11,11Aに伝えられて各フック13,13Aが回動し、当該フック13,13Aがストライカ14から外れる。このようにして、ストライカ14に対する各フック13,13Aの係合を解除することにより、各シートクッション3,3Aを、前述のようにして、その格納位置に回動させることができる。再び各シートクッション3,3Aを使用位置に回動させると、各ロック装置11,11Aのフック13,13Aが、ストライカ14に当たり、そのストライカ14から受ける外力によって回動してストライカ14の水平部17に係合する。これによって、各シートクッション3,3Aは再び使用位置にロックされる。このように、2つのロック装置11,11Aのフック13,13Aは、ストライカ14の水平部17に係脱して、シートクッション33Aをロックし、またはそのロックを解除する用をなす。
When the seat cushions 3 and 3A are rotated to the above-described storage positions, an operation lever (not shown) provided at the front portion of the seat cushions 3 and 3A is rotated. Then, the operation is transmitted to the
上述のように、本例の自動車においては、各シートクッション3,3Aにそれぞれ付設されていて、両シートクッション3,3Aが共に使用位置にあるときに、互いに隣り合って位置する2つのロック装置11,11Aのフック13,13Aに係合するストライカ14が、共通の1つの部材により構成されている。このため、ストライカの数を従来よりも少なくすることができる。これによって自動車の重量とコストを低減し、しかもその構造を簡素化することができる。従来は、各ロック装置に対して1つずつのストライカが設けられていたので、ストライカの数が増大し、これによって自動車の重量とコストが上昇し、自動車の構造が複雑化するおそれがあった(図5の(c),(d)を参照)。本発明に係る構成によって、かかる不具合を阻止できるのである。
As described above, in the automobile of the present example, the two lock devices that are attached to the
しかも、図5の(a)に示すように、フロアパネル2に形成された幅Lの狭い凹部18の底面や、図5の(b)に示すように、フロアパネル2に形成された幅Lの狭い凸部19の頂面にストライカ14を固定する場合も、そのストライカの数が1つであるので、余裕をもって、当該ストライカ14をフロアパネル2に固定することができる。これに対し、従来例を示した図5の(c)及び(d)から明らかなように、フロアパネル2の幅Lの狭い凹部18や凸部19に、各ロック装置11,11A用の2つのストライカ14A,14Bを並べて配置して、これらをフロアパネル2に固定することは容易ではない。なお、図5においては、両ロック装置11,11Aを簡略化してある(図6乃至図8においても同じ)。
Moreover, as shown in FIG. 5 (a), the bottom surface of the
また、図3の(b)に示すように、各シートクッション3,3Aに、前述のロック装置11,11Aのほかにロック装置20,20Aを付設した場合には、従来と同様に、その各ロック装置20,20Aに対してそれぞれ1つずつのストライカ21,21Aを設ければよい。この場合も、前述のロック装置11,11Aに対しては、1つのストライカ14を設けるだけでよいため、ストライカの総数を従来よりも少なくすることができる。
Further, as shown in FIG. 3B, when the
図4に示したストライカ14と、2つのロック装置11,11Aを簡略化して示した図6の(a),(b)から判るように、運転中の自動車に大きな衝撃力が加えられ、図1に示した各シートクッション3,3Aから、各ロック装置11,11Aに対して図6の(a)に矢印Fで示した大きな外力が加えられ、これによってストライカ14の水平部17の中央部分がわずかに上方に突出する向きに弾性変形したとする。すると、2つのロック装置11,11Aは、図6の(b)に矢印Gで示すように、ストライカ14の水平部17に沿ってその中央部に向けて移動する。このため、ストライカ14の水平部17の中央部分に2つのロック装置11,11Aから大きな集中荷重が加えられることになり、図6の(b)に示すように、ストライカ14の水平部17は、その中央部分が上方に突出する向きに大きく塑性変形する。これに伴って両ロック装置11,11Aは激しく衝突して、これらのロック装置11,11Aが破損するおそれがある。
As can be seen from the
そこで、両シートクッション3,3Aが共に使用位置にあるときに、互いに隣り合って位置する前述の2つのロック装置11,11Aの間に、図7の(a)に示すようにスペーサ22を設けることが好ましい。このようにスペーサ22を設ければ、図7の(a)に示したようにロック装置11,11Aに大きな外力Fが加えられてストライカ14の水平部17がわずかに変形して、両ロック装置11,11Aが図7の(b)に矢印Gで示すように互いに接近する向きに移動したとしても、図7の(b)に示すように、これらのロック装置11,11Aの間にはスペーサ22が設けられているので、両ロック装置11,11Aがスペーサ22に当たることはあっても、両ロック装置11,11Aが直に当たることはない。このため、ロック装置11,11Aがひどく損傷することを防止できる。しかも、図7の(b)から判るように、ストライカ14の水平部17には、互いに大きく離れた2つのロック装置11,11Aから外力が加えられるので、そのストライカ14の水平部17が図6の(b)に示したように大きく変形したり、破損することはない。
Therefore, when both the seat cushions 3 and 3A are in the use position, a
上述のように、スペーサ22は、ストライカ14に外力が加えられて、そのストライカ14が変形したときも、2つのロック装置11,11Aが互いに接近して衝突することを阻止する用をなすものである。
As described above, the
上述したスペーサは、各種の形態に構成できるものであるが、その一具体例を以下に明らかにする。 The spacer described above can be configured in various forms, and one specific example thereof will be clarified below.
図8の(a)は、スペーサ22と、ストライカ14と、2つのロック装置11,11Aの関係を示す正面図であり、図8の(b)は、図8の(a)のVIII−VIII線拡大断面図である。これらの図から判るように、ここに示したスペーサ22は、2つのロック装置11,11Aのフック13,13A(図4)が、共にストライカ14の水平部17に係合した状態で、その2つのロック装置11,11Aの間の水平部17の部分に嵌合したほぼC字形の樹脂製部材より成る。かかるC字形のスペーサ22の中間部23は、他のスペーサ部分よりも肉厚が薄くなったインテグラルヒンジとして形成されている。従って、図8の(b)に示すように、スペーサ22の両先端部24が離間する向きに当該スペーサ22に外力を加えることによって、そのスペーサ22を矢印E方向に弾性変形させて開拡することができる。このようにC字形のスペーサ22を開拡することにより、当該スペーサ22をストライカ14の水平部17から容易に離脱させ、或いは逆にそのスペーサ22を水平部17に容易に取り付けることができる。
8A is a front view showing the relationship between the
上述のように、スペーサ22は、2つのロック装置11,11Aの間の水平部17の部分に着脱可能に嵌合し、ほぼC字形の当該スペーサ22を開拡する向きに弾性変形させて、そのスペーサ22をストライカ14の水平部17に対して着脱することができるのである。
As described above, the
以上、一対のシートクッション3,3Aを前方に向けて回動させることにより、そのシートクッション3,3Aを格納位置にもたらす形式の自動車に本発明を適用した例を示したが、本発明はこの形式以外の自動車にも広く適用できるものである。例えば、先に挙げた特許文献1及び2に記載されているように、シートクッションを車幅方向外方に向けて回動させて、これをその格納位置に収める形式の自動車や、一対のシートクッションがフロントシートの後方において前後方向に並んで配列された自動車などにも本発明を適用することができる。
As described above, the example in which the present invention is applied to a vehicle in which the pair of
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく各種改変できるものである。 As mentioned above, although preferable embodiment of this invention was described, this invention can be variously modified without being limited to this embodiment.
2 フロアパネル
3,3A シートクッション
11,11A ロック装置
13,13A フック
14 ストライカ
15,15A 垂直部
16,16A 基端部
17 水平部
22 スペーサ
2
Claims (3)
各シートクッションにそれぞれ付設されていて、両シートクッションが共に使用位置にあるときに、互いに隣り合って位置する2つのロック装置のフックに係合するストライカが、共通の1つの部材により構成されていることを特徴とする自動車。 It has a pair of seat cushions that are arranged in the passenger compartment and used side by side.Each seat cushion rotates between a use position that can support the butt of the seated person and a stowed storage position. When each seat cushion is movably supported by the floor panel and is in the use position, the hook of the locking device attached to the seat cushion is engaged with a striker fixed to the floor panel, and the seat cushion is placed on the floor. In an automobile capable of rotating each seat cushion to its retracted position by fixing it to the panel and releasing the engagement of each hook with the striker,
The striker that is attached to each seat cushion and engages with the hooks of the two locking devices located adjacent to each other when both seat cushions are in the use position is constituted by one common member. An automobile characterized by being.
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