JP2015226804A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄変動に係る斬新な遊技性を実現する遊技機を提供する。【解決手段】始動口への入球を契機として乱数を取得し、識別情報の変動開始条件を充足した場合において、前記乱数に基づき複数種類の停止識別情報候補の内から一の種類の停止識別情報を決定し、停止識別情報が停止表示された後、所定期間が経過するまでは前記変動開始条件を充足させないよう制御すると共に、停止識別情報の種類に基づき所定期間の長さを決定するよう構成された。【選択図】図10

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
現在最も普及しているぱちんこ遊技機は、始動口(スタートチャッカー)に遊技球が入球したことを契機として、7セグ等の表示部上で「特別図柄(主遊技図柄)」と称される図柄が変動表示され、当該特別図柄が特定態様(例えば「7」)となった場合、通常遊技状態よりも遊技者にとって利益状態の高い特別遊技状態{通常時は閉状態にある大入賞口(アタッカー)が所定条件で開放する内容の遊技}に移行するタイプの、いわゆる「デジパチ」と呼ばれている機種(従来の「第一種遊技機」)である。ここで、遊技者の利益に直結する特別図柄の表示制御の負担を軽減するために、前記の「特別図柄」とは別に、遊技の興趣性を高めるための演出用の「装飾図柄」と称される図柄が、前記特別図柄の変動とシンクロした形で、前記表示部よりもサイズが大きい液晶等のディスプレー上で変動表示される。そして、特別図柄の変動が開始されると装飾図柄もこれに合わせて変動を開始し、特別図柄が特定態様(例えば「7」)で停止した場合、装飾図柄もこれに合わせて所定態様(例えば「777」)で停止することとなる。そして、遊技者は、装飾図柄が所定態様で停止したことにより、特別遊技へ移行が確定したことを認識する。
ここで、当該仕組みはこの種のぱちんこ遊技機で共通するので、他種との差別化を図るためには、前記図柄の変動態様を含めた演出全般に対し、いかに工夫を凝らし高い興趣性を付与するかということに注力されている。例えば、大当り終了後から起算した所定回数の図柄変動終了時において、停止図柄を長時間固定して表示することにより当該表示期間中にて演出を実行するよう構成された遊技機が提案されている。
特開2011−055869 特開2011−078515
しかしながら、このような手法は従来から多く採用されているため、更なる斬新な遊技性が実現されるような機種の開発が望まれている。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な第一始動口と、
遊技球が入球可能な第二始動口と、
第二始動口に取り付けられた、開放状態及び閉鎖状態に変位可能な可変部材であって、開放状態に変位したときには第二始動口に遊技球が入球可能又は閉鎖状態と比較して入球容易であり、閉鎖状態に変位したときには第二始動口に遊技球が入球不能又は開放状態と比較して入球困難に構成されている可変部材と、
開状態と閉状態とを採り得る可変入賞口と、
第一識別情報を表示可能な第一識別情報表示部と、
第二識別情報を表示可能な第二識別情報表示部と、
演出を表示可能な演出表示部と、
遊技の進行を司る主遊技部と、
演出の表示制御を司る副遊技部と
を備え、
主遊技部は、
第一始動口への入球を契機として第一乱数を取得する第一乱数取得手段と、
第一乱数取得手段により第一乱数が取得された場合、第一識別情報の変動開始条件を充足するまで当該取得された第一乱数を保留として一時記憶する第一乱数一時記憶手段と、
ある保留に関する第一識別情報の変動開始条件を充足した場合において、当該ある保留に係る第一乱数に基づき当否判定を実行し、当該当否判定の結果に基づき複数種類の第一停止識別情報候補の内から一の種類の第一停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
第一識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、第一識別情報表示部にて第一識別情報を変動表示させた後、第一識別情報表示部にて第一停止識別情報を停止表示させるよう制御する第一識別情報表示制御手段と、
第二始動口への入球を契機として第二乱数を取得する第二乱数取得手段と、
第二乱数取得手段により第二乱数が取得された場合、第二識別情報の変動開始条件を充足するまで当該取得された第二乱数を保留として一時記憶する第二乱数一時記憶手段と、
ある保留に関する第二識別情報の変動開始条件を充足した場合において、当該ある保留に係る第二乱数に基づき当否判定を実行し、当該当否判定の結果に基づき複数種類の第二停止識別情報候補の内から一の種類の第二停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段と、
第二識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、第二識別情報表示部にて第二識別情報を変動表示させた後、第二識別情報表示部にて第二停止識別情報を停止表示させるよう制御する第二識別情報表示制御手段と、
第一識別情報表示部にて所定種類の第一停止識別情報が停止表示された場合又は第二識別情報表示部にて所定種類の第二停止識別情報が停止表示された場合、可変入賞口を開状態とし得る特別遊技状態へ移行させる特別遊技制御手段と、
副遊技部側で実行される演出表示に際して必要な遊技情報を副遊技部側へ送信する遊技情報送信手段と
を備え、
通常遊技状態と通常遊技状態よりも可変部材が開放状態となり易い特定遊技状態とを有し、特別遊技状態の終了後において特定遊技状態とし得るよう構成されており、
第二乱数に係る保留が存在する場合には、第一識別情報の変動開始条件が充足されない一方、第二乱数に係る保留が存在する場合には、第一乱数に係る保留が存在するか否かに拘わらず、第二識別情報の変動開始条件が充足され得るよう構成されており、
第一停止識別情報又は第二停止識別情報が停止表示された後、所定期間が経過するまでは第一識別情報の変動開始条件も第二識別情報の変動開始条件も充足させないよう構成されており、
副遊技部は、
主遊技部側から送信された遊技情報を受信する遊技情報受信手段と、
遊技情報受信手段により受信された遊技情報に基づき、演出表示部にて表示される演出表示内容を制御する演出表示制御手段と
を備え、
通常遊技状態においては、前記当否判定の結果が非当選であった場合にて第一停止識別情報が停止表示された後、前記所定期間が経過するまでの期間中において、残存する保留に関する特別遊技状態への移行期待度を事前に予告する保留先読み演出が演出表示部にて表示され得るよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
<付記>
尚、本態様とは異なる別態様について以下に列記しておくが、これらには何ら限定されることなく実施することが可能である。
本別態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口と、
開状態と閉状態とを採り得る可変入賞口と、
識別情報を表示可能な識別情報表示部と、
演出を表示可能な演出表示部と、
遊技の進行を司る主遊技部と、
演出の表示制御を司る副遊技部と
を備え、
主遊技部は、
始動口への入球を契機として乱数を取得する乱数取得手段と、
乱数取得手段により乱数が取得された場合、識別情報の変動開始条件を充足するまで当該取得された乱数を保留として一時記憶する乱数一時記憶手段と、
ある保留に関する識別情報の変動開始条件を充足した場合において、当該ある保留に係る前記乱数に基づき当否判定を実行し、当該当否判定の結果に基づき複数種類の停止識別情報候補の内から一の種類の停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段と、
識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、識別情報表示部にて識別情報を変動表示させた後、識別情報表示部にて停止識別情報を停止表示させるよう制御する識別情報表示制御手段と、
識別情報表示部にて所定種類の停止識別情報が停止表示された場合、可変入賞口を開状態とし得る特別遊技状態へ移行させる特別遊技制御手段と、
副遊技部側で実行される演出表示に際して必要な遊技情報を副遊技部側へ送信する遊技情報送信手段と
を備え
停止識別情報が停止表示された後、所定期間が経過するまでは前記識別情報の変動開始条件を充足させないか又は特別遊技状態へ移行させないよう構成されており、当該停止表示された停止識別情報の種類に応じて当該所定期間の長さが可変可能に構成されており、
副遊技部は、
主遊技部側から送信された遊技情報を受信する遊技情報受信手段と、
遊技情報受信手段により受信された遊技情報に基づき、演出表示部にて表示される演出表示内容を制御する演出表示制御手段と
を備え、
前記当否判定の結果が非当選であった場合にて前記停止識別情報が停止表示された後、前記所定期間が経過するまでの期間中において、残存する保留に関する特別遊技状態への移行期待度を事前に予告する保留先読み演出が演出表示部にて表示され得るよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
<付記>
尚、本態様とは異なる別態様について以下に列記しておくが、これらには何ら限定されることなく実施することが可能である。
本別態様(1)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
識別情報(例えば、第1主遊技図柄、第2主遊技図柄)を表示可能な識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)と、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への入球を契機として乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
識別情報(例えば、第1主遊技図柄、第2主遊技図柄)の変動開始条件を充足した場合において識別情報(例えば、第1主遊技図柄、第2主遊技図柄)の停止識別情報を決定可能な手段であって、前記乱数に基づき複数種類の停止識別情報候補の内から一の種類の停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段(例えば、図柄内容決定手段1140)と、
識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)にて識別情報を変動表示させた後、識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)にて停止識別情報を停止表示するよう制御する識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)と、
識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)により停止識別情報が停止表示された後、所定期間が経過するまでは前記変動開始条件を充足させないよう制御する手段であって、識別情報表示内容決定手段(例えば、図柄内容決定手段1140)により決定された停止識別情報の種類に基づき当該所定期間の長さを決定する識別情報変動表示固定制御手段(例えば、主遊技図柄変動固定制御手段1155)と
を備えることを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本別態様(2)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
識別情報(例えば、第1主遊技図柄、第2主遊技図柄)を表示可能な識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)と、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への入球を契機として乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
識別情報(例えば、第1主遊技図柄、第2主遊技図柄)の変動開始条件を充足した場合において識別情報(例えば、第1主遊技図柄、第2主遊技図柄)の変動態様と停止識別情報を決定可能な手段であって、前記乱数に基づき複数種類の変動態様候補の内から一の種類の変動態様を決定すると共に、複数種類の停止識別情報候補の内から一の種類の停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段(例えば、図柄内容決定手段1140)と、
識別情報表示内容決定手段(例えば、図柄内容決定手段1140)により決定された変動態様に基づき、識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)にて識別情報を変動表示させた後、識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示部2131、第2主遊技図柄表示部2231)にて停止識別情報を停止表示するよう制御する識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)と、
識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)により停止識別情報が停止表示された後、所定期間が経過するまでは前記変動開始条件を充足させないよう制御する手段であって、識別情報表示内容決定手段(例えば、図柄内容決定手段1140)により決定された変動態様の種類及び/又は停止識別情報の種類に基づき当該所定期間の長さを決定する識別情報変動表示固定制御手段(例えば、主遊技図柄変動固定制御手段1155)と
を備えることを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、図柄変動に係る斬新な遊技性を実現することができる。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での入賞処理のフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定実行処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での通常遊技制御処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理にて参照されるテーブル構成図である。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理フローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御装置側(表示制御装置側)でのメインフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での保留情報管理・保留表示制御処理のフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での副遊技内容決定処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での変動固定中演出実行内容決定処理のフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での副遊技表示制御処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における作用図である。 図23は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、表示制御装置側での変動固定中演出実行内容決定処理のフローチャートである。
実施するための形態
以下、本実施形態を説明する。尚、各用語の意義は特に限定されないが、理解の容易上例示的に説明する。まず、「入賞容易状態(開状態)」とは、遊技球が流入可能な状態や入賞非容易状態と比較して流入し易い状態を指し、「入賞非容易状態(閉状態)」とは、遊技球が流入不能な状態や入賞容易状態と比較して遊技球が流入困難な状態を指す。ここで、例えば、一般的な大入賞口(所謂、アタッカー)の構成においては、開状態=入賞容易状態であり、閉状態=入賞非容易状態となる。また、例えば、遊技盤(遊技者側)から突き出した状態(以下、進出状態と呼ぶことがある)と遊技盤内(遊技者側と反対側)に引っ込んだ状態(以下、退避状態と呼ぶことがある)とを採り得る構成(所謂、ベロ型アタッカー)においては、進出状態=入賞容易状態(開状態)であり、退避状態=入賞非容易状態(閉状態)となる。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「乱数」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本特許請求の範囲や本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。「識別情報」とは、五感(視覚、聴覚、触覚等)を通じて情報の種類を識別可能であればどのような形態でもよいが、好適には、視覚的なもの、例えば、数字、文字、図柄等の形状のあるもの、発光手段(例えばランプ)の発光(発光の有無だけでなく、色の違いも含む)等、を挙げることができる。
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)である。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機(例えば、従来の第1種、第2種、第3種、一般電役等のぱちんこ遊技機)に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。
ここで、各構成要素について説明する前に、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、演出表示装置2310、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置2111と、第2主遊技始動口電動役物2112と、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
ここで、本例においては、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とは、上下に重なる位置に配されており、通常時は第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれている。そして、後述するように、通常遊技時には、第2主遊技始動口2110へは殆ど遊技球が入球しないように構成されている。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを重ねるように配置したがこれにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して設けるよう構成してもよい。その場合には、例えば、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110との入球割合が略同一となるよう構成してもよいし、入球割合が相違する(例えば、遊技領域120を基準として左側を流下する遊技球と右側を流下する遊技球とでは、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110との入球割合が相違する、いわゆる打ち分けタイプの構成とする)よう構成してもよい。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄や小当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の左上方(右上方)に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)と、第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)と、を備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を可変させる。尚、本実施形態では、大入賞口は二つ存在するが、第1主遊技に基づく特別遊技と第2主遊技に基づく特別遊技を一つの大入賞口で実行するよう構成してもよい。また、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(所謂、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたかのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2310は、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置2310は、装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される装図表示部2311と、装図保留表示部2312とを備える。ここで、装図表示部2311は、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。尚、演出表示装置2310は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、装図保留表示部2312は、4個のランプから構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2311上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン基板)2320と、遊技の興趣性を高める演出が表示される演出表示装置(サブサブ基板)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器2400)、演出に係るサブメイン制御装置(演出制御手段2320)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御装置(演出制御手段2320)は、画像演出を実行するサブサブ制御装置(演出表示装置2310)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御装置3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。そして、サブメイン制御装置(演出制御手段2320)は、遊技者によって操作可能であって、演出操作指示が可能な部材であるサブ入力ボタン4000と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御装置(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御装置(演出表示装置2310)、賞球払出制御装置3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1主遊技、第2主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、15R大当り(出球あり)、2R大当り(出球無し)、小当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信手段1300と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び第2主遊技始動口電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動開始条件{特別遊技中でないこと、主遊技図柄の変動中でないこと等}を充足したか否かの判定処理を司る図柄変動開始条件充足判定手段1138と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態、限定頻度遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技関連情報一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技始動口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、大当りや小当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に特別遊技実行許可フラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bと、第2主遊技始動口電動役物2112を開放させるか否かを決定する電動役物開放可否決定手段1135cと、第2主遊技始動口電動役物2112の開放抽選の際に参照される電動役物開放当否抽選テーブル1135dと、を有している(一部テーブルの詳細については後述する)。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した第1主遊技側乱数(特に、主遊技図柄決定用乱数及び変動態様決定用乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した第2主遊技側乱数(特に、主遊技図柄決定用乱数及び変動態様決定用乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技側乱数(特に、補助遊技図柄決定用乱数及び変動態様決定用乱数)に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を有している。そして、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の停止図柄を決定する際に参照される第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1(第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1)と、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の変動態様(変動時間)を決定する際に参照される第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2)と、を有している(テーブルの詳細については後述する)。
次に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有している。更に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、補助遊技図柄の停止図柄を決定する際に参照される補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1と、補助遊技図柄の変動態様(変動態様)を決定する際に参照される補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2とを有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1154と、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄が停止表示された後、当該停止表示された状態を所定期間維持(以下、変動固定と呼ぶことがある)する制御を行う主遊技図柄変動固定制御手段1155と、を有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1154aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1154aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1を更に備えている。そして、主遊技図柄変動固定制御手段1155は、変動固定の実行期間を管理するための主遊技図柄変動固定時間管理手段1155a(及び、主遊技図柄変動固定管理用タイマ1155a−1)と、変動固定の実行期間を決定するために参照される変動固定時間決定用参照テーブル1155bと、を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間を決定する際に参照される電動役物開放時間決定用参照テーブル1163と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間を管理する電動役物開放時間管理用タイマ1162と、を有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技(大当り、小当り)に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、大当り又は小当りに当選している{特別遊技(大当り、小当り)実行許可フラグが発生している}か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り、小当り)を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理するラウンド実行用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技の内容を決定する特定遊技可否・内容決定手段1183と、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181と、を有している。
次に、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技確変遊技状態における第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数との合計回数をカウント可能な主遊技確変回数カウンタ1181aと、主遊技時短遊技状態における第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数との合計回数をカウント可能な主遊技時短回数カウンタ1181bと、を更に有している。
次に、遊技関連情報一時記憶手段1190は、主遊技図柄に関する制御や特別遊技に関する制御等の主遊技に関連した処理の際の情報を一時記憶するための主遊技関連情報一時記憶手段1191と、補助遊技図柄に関する制御や第2主遊技始動口電動役物2112に関する制御等の補助遊技に関連した処理の際の情報を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1192と、特別遊技の処理に関する情報を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194と、を有している。
ここで、主遊技関連情報一時記憶手段1191は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の表示制御に関する情報を一時記憶するための第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aと、主遊技側の遊技状態に関する情報を一時記憶するための主遊技側遊技状態一時記憶手段1191bと、を有している。
また、補助技関連情報一時記憶手段1192は、補助遊技図柄の表示制御に関する情報を一時記憶するための補助遊技図柄関連情報一時記憶手段1192aと、補助遊技側の遊技状態に関する情報を一時記憶するための補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bと、を有している。
次に、遊技周辺機器について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器2400と、サブメイン制御装置(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御装置(演出表示装置2310)等、を有している。ここで、サブメイン制御装置により制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り、小当り)の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り、小当り)の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、を有する。
次に、補助遊技周辺機器2400は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
次に、サブメイン制御装置(演出制御手段2320)は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための情報受信手段2321と、主制御装置1000側からの前記情報に基づき、演出表示装置2310上で演出表示制御を行う表示制御手段2322と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの主遊技に関する図柄情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。尚、これらに一時記憶された情報は、以下で説明する各処理において、後述の各種手段により必要に応じ適宜参照される。
次に、表示制御手段2322は、演出表示装置2310の装図表示部2311上での装飾図柄の変動表示や停止表示に関する制御を司る装飾図柄表示制御手段2322aと、演出表示装置2310の装図保留表示部2312上での保留情報の表示処理に関する一切の制御を司る装図保留情報表示制御手段2322bと、副制御基板(サブメイン基板及びサブサブ基板)側で実行される処理に関する情報(フラグも含む)を一時記憶するための演出表示関連情報一時記憶手段2322cと、主遊技図柄の変動固定期間中において主に実行される演出の表示制御を司る変動固定中演出表示制御手段2322dと、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報に基づき、装飾図柄の停止図柄と変動態様を決定するための装図表示内容決定手段2322a−1を有している。また、装図表示内容決定手段2322a−1は、装飾図柄の変動態様を決定する際に参照するための装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1−1と、装飾図柄の停止図柄を決定する際に参照するための停止図柄決定用抽選テーブル2322a−1−2と、を更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、装図保留情報表示制御手段2322bは、現在の保留球数及び保留情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2322b−1を有している。
次に、変動固定中演出表示制御手段2322dは、主遊技図柄の変動固定期間中において主に実行される演出の実行内容を決定する変動固定中演出内容決定手段2322d−1を有している。
尚、演出制御手段2320は、その他にも、遊技効果ランプ190の点灯及び消灯や、スピーカ114からの音声出力等の演出処理といった、画像表示以外の演出に係る一切の制御を更に制御する。また、本実施形態においては、演出制御手段2320が、装飾図柄、遊技ランプ及び音声の制御を一体的に行なうように構成しているが、機能的に別個の周辺機器として分離するように構成してもよい。この場合、当該周辺機器同士を基板対基板コネクタで接続するように構成してもよい。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示装置2310が、演出制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示装置2310は、演出制御手段2320により夫々制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図4〜図21のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の処理の流れを説明する。はじめに、図4〜図15のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のメイン基板側での処理の流れを説明する。
まず、図4は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。まず、ステップ10で、主制御装置1000は、特別遊技移行に係る始動口(間接的に寄与する補助遊技始動口も含む)への入賞に関する処理を行う入賞処理10を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定実行処理を実行する。次に、ステップ14で、主制御装置1000は、後述の通常遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行し、ステップ5000に移行する。そして、ステップ5000で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御装置3000に対してコマンドを送信して所定の賞球数の払出処理を行い、再びステップ10に戻る。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図5は、図4におけるステップ10のサブルーチンに係る、入賞処理のフローチャートである。まず、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技側乱数取得処理を実行する。そして、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技側乱数取得処理を実行し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定実行処理)に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技始動口入球判定手段1113は、補助遊技始動口2410に遊技球が入球(流入、通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技側乱数を取得する。そして、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという順番情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算(保留)し、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1300の主遊技側乱数取得処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技側乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1主遊技始動口入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技側乱数(第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する。次に、ステップ1308で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、当該取得した第1主遊技側乱数を、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aにセット(保留)する。次に、ステップ1309で、情報送信手段1300は、当該取得した第1主遊技側乱数に係る情報を保留情報として演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1310で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1310でYesの場合、ステップ1312で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1312でYesの場合、ステップ1314で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技側乱数(第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数)を取得する。次に、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、当該取得した第2主遊技側乱数を、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aにセット(保留)する。次に、ステップ1317で、情報送信手段1300は、当該取得した第2主遊技側乱数に係る情報を保留情報として表示制御手段2320側に送信し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合はステップ1310に移行し、ステップ1310及びステップ1312でNoの場合は次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。
次に、図8は、図4におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192を参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1208で、電動役物開放可否決定手段1135cは、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照して補助遊技側の遊技状態情報(特に、補助遊技時短フラグ状態)を取得した上、今回消化される補助遊技側乱数に基づき、電動役物開放当否抽選テーブル1135dを参照して当否を決定し(例えば、補助遊技時短フラグ=オンであれば255/256にて当選し、補助遊技時短フラグ=オフであれば1/256にて当選する)、続いて、補助遊技内容決定手段1143は、当否結果に基づき、補助遊技停止図柄決定用参照テーブル1143a−1を参照して停止図柄を決定し(例えば、当選であれば「7」を停止図柄とし、非当選であれば「─」を停止図柄とする)、当該停止図柄を補助遊技図柄関連情報一時記憶手段1192aに一時記憶する。次に、ステップ1210で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照して補助遊技側の遊技状態情報(特に、補助遊技時短フラグ状態)を取得した上、補助遊技変動態様決定用参照テーブル1143a−2を参照し、補助遊技図柄の変動時間を決定する(例えば、補助遊技時短フラグ=オンであれば「1秒」、補助遊技時短フラグ=オフであれば「30秒」とする)と共に、当該変動時間を補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1にセットする。そして、ステップ1212で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1214で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1216で、補助遊技図柄変動時間管理手段1154aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1154a−1を参照して、前記所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1216でYesの場合、ステップ1218で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技図柄表示部2421上で、補助遊技図柄関連情報一時記憶手段1192aに一時記憶されている停止図柄を確定表示する。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1154は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192内の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1222で、条件判定手段1161は、当該停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1222でYesの場合、ステップ1224で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bを参照して補助遊技側の遊技状態情報(特に、補助遊技時短フラグ状態)を取得した上、当該遊技状態に基づき、電動役物開放時間決定用参照テーブル1163を参照し、第2主遊技始動口電動役物2112の開放時間を決定した上(例えば、補助遊技時短フラグ=オンであれば「5秒」、補助遊技時短フラグ=オフであれば「0.2秒」とする)、電動役物開放期間管理用タイマ1162に開放時間をセットする。次に、ステップ1226で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192のフラグ領域内の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1228で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を開放すると共に、電動役物開放期間管理用タイマ1162をスタートさせる。
次に、ステップ1230で、電動役物開閉制御手段1160は、電動役物開放期間管理用タイマ1162を参照し、開放時間の終了タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を閉鎖する。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1192のフラグ領域内の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ14の通常遊技制御処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合はステップ1230に移行し、ステップ1204でNoの場合はステップ1216に移行し、ステップ1206、ステップ1216、ステップ1222及びステップ1230でNoの場合は次の処理(ステップ14の通常遊技制御処理)に移行する。
次に、図9は、図4におけるステップ14のサブルーチンに係る、通常遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ142で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報が存在しているか否かを判定する。ステップ142でYesの場合、ステップ144で、図柄変動開始条件充足判定手段1138は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2主遊技図柄に係る保留情報が存在していないか否かを判定する。ステップ144でYesの場合、ステップ1400(1)で、遊技制御手段1100は、後述する第1主遊技図柄表示処理を実行し、次のステップ(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ144でNoの場合、ステップ1400(2)で、遊技制御手段1100は、後述する第2主遊技図柄表示処理を実行し、次のステップ(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ142でNoの場合には、次のステップ(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、本実施形態では、このような処理によって、一方の主遊技側(本例では、第2主遊技側)の図柄変動を優先して実行(いわゆる優先消化)するよう構成されているが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210又は第2主遊技始動口2110に入球した順番に従い、順次図柄変動が開始されるよう構成(いわゆる入球順消化)してもよい。
次に、図10は、図9におけるステップ1400(1)及び(2)のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理及び第2主遊技図柄表示処理のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側及び第2主遊技図柄側で略同一であるため、特記する場合を除き、第1主遊技図柄側を主に記載することとし、第2主遊技図柄側は括弧書きで記載する(即ち、本来は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄側とで別々となっている処理を、説明の便宜上、一つのサブルーチンとして纏めて説明している)。まず、ステップ1402で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)の図柄変動に係る変動開始条件を充足しているか否かを判定する。ここで、「変動開始条件」とは、特別遊技中であることや何れかの主遊技図柄が変動中(本例では、後述する変動中フラグがオン、又は、後述する変動固定中フラグがオン)でないこと等を意味している。
ステップ1402でYesの場合、ステップ1404で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)を読み出す。次に、ステップ1405で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、当該読み出した第1主遊技側乱数(第2主遊技側乱数)を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から削除して、残りの保留情報をシフトする(結果として、いわゆる保留消化が実行される)。次に、ステップ1406で、当否抽選手段1135は、第1主遊技側乱数(特に、第1当選乱数){第2主遊技側乱数(特に、第2当選乱数)}及び主遊技側遊技状態一時記憶手段1191bに一時記憶されている主遊技遊技状態(特に、主遊技確変フラグ状態)に基づき、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、主遊技図柄当否(大当り)抽選を実行する。
ここで、図11(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。尚、大当り当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、大当りに加えて小当りに当選するよう構成してもよく、その場合には、同一の抽選テーブルで大当り及び小当りの抽選を実行してもよいし、先に大当り抽選テーブルを参照して大当り抽選を実行し、大当り抽選にはずれた場合、更に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行するように構成してもよい。更には、先に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行し、小当り抽選にはずれた場合又は当たった場合でも重ねて大当り抽選を実行してもよい。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1408で、特別遊技移行決定手段1135aは、当該主遊技図柄に係る当否抽選の結果が当り(本例では、大当り)か否かを判定する。ステップ1408でYesの場合、ステップ1410で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオンにする。他方、ステップ1408でNoの場合には、ステップ1410をスキップする。
そして、ステップ1412で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)内の第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1(第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1)を参照し、第1主遊技側乱数(特に、第1主遊技図柄決定乱数){第2主遊技側乱数(特に、第2主遊技図柄決定乱数)}及び主遊技図柄に係る当否抽選の結果に基づいて第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する停止図柄を決定し、これらを第1主遊技・第2主遊技関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶する。
ここで、図11(主遊技テーブル2)は、第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1141a−1(第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル1142a−1)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、特別遊技時における最大実行ラウンド数の異なる複数の主遊技図柄候補(本例では、「1A、3A、7A」及び「1B、3B、7B」)の内から一の主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。他方、本実施形態においては、ハズレ時に選択され得る複数の主遊技図柄候補(本例では、「X、SX1、SX2、SX3」)の内から一の主遊技図柄がハズレ図柄として決定されるよう構成されている。尚、主遊技図柄の種類や選択確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1413で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)内の第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2)を参照し、第1主遊技側乱数(特に、第1変動態様決定乱数){第2主遊技側乱数(特に、第2変動態様決定乱数)}、主遊技図柄に係る当否抽選の結果及び主遊技側の遊技状態(特に、主遊技時短フラグ状態)に基づいて第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する変動態様を決定し、これらを第1主遊技・第2主遊技関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶する。
ここで、図11(主遊技テーブル3)は、第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141a−2(第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル1142a−2)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、複数の変動態様候補(本例では、「A0、A1、A2、A3」、「B0、B1、B2、B3」)の内から一の変動態様が主遊技図柄の変動態様(変動時間)として決定されるよう構成されている。尚、変動態様(変動時間)の種類や選択確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1414で、情報送信手段1300は、ステップ1412及びステップ1413で決定した第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関する図柄情報(当否抽選結果情報、停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び遊技状態情報{主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグ状態や主遊技時短フラグ状態に係る情報、或いは、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の補助遊技時短フラグ状態に係る情報や、特定遊技状態の継続残り回数に係る情報(本例では、主遊技確変回数カウンタ1181aのカウンタ値に係る情報、或いは、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値に係る情報)等}を演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1416で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、所定時間{前記ステップ1413で決定した変動態様に係る変動時間}を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1418で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1主遊技・第2主遊技関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始すると共に、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)をスタートさせる。次に、ステップ1420で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の変動中フラグをオンにする。
次に、ステップ1422で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)を参照して、主遊技図柄の図柄変動に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ここで、ステップ1422でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1422でYesの場合、ステップ1424で、情報送信手段1300は、主遊技図柄の図柄変動に係る所定時間に到達した旨のコマンドを演出制御手段2320側に送信する。次に、ステップ1426で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aに一時記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。
次に、ステップ1428で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1429−1で、主遊技図柄変動固定制御手段1155は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、今回の図柄変動にて決定された主遊技図柄の停止図柄を確認する。次に、ステップ1429−2で、主遊技図柄変動固定制御手段1155は、当該確認結果に基づき、今回の図柄変動における主遊技図柄の停止図柄が特定図柄(本例では、ハズレ図柄においては「SX1、SX2、SX3」であり、大当り図柄においては「7A、7B」)であったか否かを判定する。ステップ1429−2でYesの場合、ステップ1429−3で、主遊技図柄変動固定時間管理手段1155aは、特定図柄の種類に基づき、変動固定時間決定用参照テーブル1155bを参照して所定の時間値を取得すると共に、当該取得した時間値を主遊技図柄変動固定管理用タイマ1155a−1にセットしてスタートさせ(当該セットした時間値を以降、変動固定時間と呼ぶことがある)、ステップ1429−5に移行する。
ここで、図11(主遊技テーブル4)は、変動固定時間決定用参照テーブル1155bの一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、特定図柄(本例では、ハズレ図柄においては「SX1、SX2、SX3」であり、大当り図柄においては「7A、7B」)の種類に基づき、変動固定時間となる時間値が一に決定されるよう構成されている。そして、後述するように、変動固定時間における夫々の時間差を利用して変動固定時間中の演出が実行されることとなる。尚、変動固定時間における夫々の時間差はあくまで一例であり、これには何ら限定されない。また、変動固定時間となる時間値が同一である異なる種類の特定図柄を設ける(例えば、変動固定時間=5秒である「SX1」を更に細分化して「SX−1」や「SX−2」といった異なる種類の特定図柄を複数設ける)よう構成してもよく、特定図柄の種類と変動固定時間となる時間値との関連性が遊技者にとって判別困難となるよう構成したい場合には好適である。
フローチャートの説明に戻ると、他方、ステップ1429−2でNoの場合、ステップ1429−4で、主遊技図柄変動固定時間管理手段1155aは、主遊技図柄変動固定管理用タイマ1155a−1に所定の時間値(例えば、0.5秒)をセットしてスタートさせ、ステップ1429−5に移行する。次に、ステップ1429−5で、主遊技図柄変動固定制御手段1155は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の変動固定中フラグをオンにし、ステップ1429−6に移行する。
次に、ステップ1429−6で、主遊技図柄変動固定制御手段1155は、主遊技図柄変動固定管理用タイマ1155a−1を参照し、タイムアップしたか否か(タイマ値=0であるか否か)、換言すれば、変動固定時間が終了(経過)したか否かを判定する。ステップ1429−6でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する一方、ステップ1429−6でYesの場合、ステップ1429−7で、主遊技図柄変動固定制御手段1155は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の変動固定中フラグをオフにし、ステップ1438に移行する。
次に、ステップ1438で、遊技制御手段1100は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1438でYesの場合、ステップ1440で、遊技制御手段1100は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の当りフラグをオフにする。次に、ステップ1446で、遊技制御手段1100は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行許可フラグをオンにする。次に、ステップ1447で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190(遊技内容決定用情報記憶領域)に一時記憶されている前回の当選図柄及び遊技状態(特に、主遊技確変フラグ状態)に関する情報を、今回の当選図柄及び現在の遊技状態に関する情報に更新(この遊技状態情報は、後述する特別遊技終了後の遊技状態を決定する際に利用される)する。次に、ステップ1450(1){ステップ1450(2)}で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1438でNoの場合には、ステップ1450(1){ステップ1450(2)}に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1432で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191aを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1432でYesの場合にはステップ1422に移行する一方、ステップ1432でNoの場合には、ステップ1433で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段1191a内の変動固定中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1433でYesの場合には、ステップ1429−6に移行する一方、ステップ1433でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図12は、図10におけるステップ1450(1)及び(2)のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、主遊技確変回数カウンタ1181aを参照して、当該カウンタ値が0よりも大きいか否か、即ち、主遊技確変遊技状態の継続回数が残存しているか否かを判定する。ステップ1454でYesの場合、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、主遊技確変回数カウンタ1181aのカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1458で、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技確変回数カウンタ1181aを参照して、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1458でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグをオフにし、ステップ1470に移行する。尚、ステップ1452、ステップ1454又はステップ1458でNoの場合には、ステップ1470に移行する。
次に、ステップ1470で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1470でYesの場合、ステップ1472で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bを参照して、当該カウンタ値が0よりも大きいか否か、即ち、主遊技時短遊技状態の継続回数が残存しているか否かを判定する。ステップ1472でYesの場合、ステップ1474で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1476で、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技時短回数カウンタ1181bを参照して、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ1476でYesの場合、ステップ1478で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1480で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の補助遊技時短フラグをオフにし、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1470、ステップ1472又はステップ1476でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図13は、図4におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技実行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行許可フラグをオフにする。次に、ステップ1506で、特別遊技内容決定手段1172は、各種パラメータ(特に、主遊技図柄の停止図柄)に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172a(テーブルの詳細は不図示であるが、例えば、停止図柄ごとに最大ラウンド数が定められたテーブル)を参照することにより、当該特別遊技の内容を特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットする。次に、ステップ1510で、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1510でYesの場合、ステップ1512で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグをオフにする。次に、ステップ1514で、特定遊技制御手段1180は、主遊技確変回数カウンタ1181aのカウンタ値をクリア(ゼロクリア)し、ステップ1516に移行する。尚、ステップ1510でNoの場合には、ステップ1516に移行する。
次に、ステップ1516で、特定遊技終了条件判定手段1181は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1516でYesの場合、ステップ1518で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1519で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192b内の補助遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1520で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bをクリア(ゼロクリア)し、ステップ1528に移行する。尚、ステップ1516でNoの場合には、ステップ1528に移行する。そして、ステップ1528で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオンにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502でNoの場合にも次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。
次に、図14は、図4におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信手段1300は、演出制御手段2320側に特別遊技の開始表示を指示する情報(特別遊技開始表示指示情報)を送信し、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する一方、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1622の処理を行うことなく、ステップ1626に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技制御手段1170は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に一時記憶されている開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220のいずれを開放するかを確認した上で、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220の第1大入賞口電動役物2122又は第2大入賞口電動役物2222を駆動して、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を開放し、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド実行用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合にも、ステップ1630に移行し、Noの場合には、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220の第1大入賞口電動役物2122又は第2大入賞口電動役物2222の駆動を停止して、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、ラウンド実行用タイマ1174aをリセットする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して、当該ラウンドが最終ラウンドであるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信手段1300は、演出制御手段2320側に特別遊技の終了表示を指示する情報(特別遊技終了表示指示情報)を送信する。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、図15は、図14におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、主遊技確変回数カウンタ1181aのカウンタ値に所定値(本例では、10)をセットする。次に、ステップ9004で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技確変フラグをオンにする。次に、ステップ9006で、特定遊技制御手段1180は、遊技関連情報一時記憶手段1190(遊技内容決定用情報一時記憶領域)に一時記憶されている遊技状態情報(特に、主遊技確変フラグ状態)を参照する。次に、ステップ9010で、特定遊技制御手段1180は、当該参照した遊技状態に基づき、今回の大当りが確率変動遊技状態中での大当りであるか否かを判定する。ステップ9010でYesの場合、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値に所定値(本例では、50)をセットし、ステップ9020に移行する。他方、ステップ9010でNoの場合、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、主遊技時短回数カウンタ1181bのカウンタ値に所定値(本例では、10)をセットし、ステップ9020に移行する。次に、ステップ9020で、特定遊技制御手段1180は、主遊技側遊技状態一時記憶手段1191b内の主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ9022で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技側遊技状態一時記憶手段1192bの補助遊技時短フラグをオンにし、次の処理(ステップ5000の賞球払出処理)に移行する。
次に、図16〜図21のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のサブ基板側での処理の流れを説明する。まず、図16は、演出制御手段2320が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャート5000である。はじめに、ステップ5200で、演出制御手段2320は、後述する保留情報管理・保留表示制御処理を実行する。次に、ステップ6100(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、後述する第1及び第2副遊技表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ6200(1)及び(2)で、演出制御手段2320は、後述する第1及び第2副遊技表示制御処理を実行する。次に、ステップ6300で、演出制御手段2320は、後述する特別遊技中(大当り中)表示制御処理を実行し、ステップ5200に戻る処理を繰り返す。以下、各サブルーチンに係る処理について詳述する。
次に、図17は、図16でのステップ5200のサブルーチンに係る、保留情報管理・保留表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ5202で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな保留情報を受信したか否かを判定する。ステップ5202でYesの場合、ステップ5204で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1内の装図保留カウンタ値Chに1を加算(インクリメント)すると共に、当該新たな保留に係る主遊技側乱数を装図保留情報一時記憶手段2322b−1に一時記憶する。そして、ステップ5230で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1の装図保留カウンタ値Chと同数の保留表示を実行し、次の処理{ステップ6100(1)の第1副遊技表示内容決定処理}に移行する。他方、ステップ5202でNoの場合、ステップ5220で、装図保留情報表示制御手段2322bは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな図柄情報(換言すれば、図柄変動を開始する旨)を受信したか否かを判定する。ステップ5220でYesの場合、ステップ5222で、装図保留情報表示制御手段2322bは、装図保留情報一時記憶手段2322b−1の装図保留カウンタ値Chから1を減算(デクリメント)すると共に、当該新たな図柄変動に係る主遊技側乱数を装図保留情報一時記憶手段2322b−1から削除する。そして、ステップ5226で、演出制御手段2320は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の副遊技内容決定許可フラグをオンにし、ステップ5230に移行する。尚、ステップ5220でNoの場合には、次の処理{ステップ6100(1)の第1副遊技表示内容決定処理}に移行する。
次に、図18は、図16でのステップ6100のサブルーチンに係る、第1及び第2副遊技表示内容決定処理のフローチャートである。ここで、第1主遊技側に対応した第1副遊技に係るステップ6100(1)と第2主遊技側に対応した第2副遊技に係るステップ6100(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明することとする。まず、ステップ6102で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の副遊技内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の副遊技内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ6106で、装図表示内容決定手段2322a−1は、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報(特に、主遊技図柄の停止図柄)に基づき、停止図柄決定用抽選テーブル2322a−1−2を参照して、装飾図柄の停止図柄を決定し、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内に一時記憶する。次に、ステップ6110で、装図表示内容決定手段2322a−1は、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報(特に、主遊技図柄の変動態様)に基づき、装図変動内容決定用抽選テーブル2322a−1−1を参照して、副遊技側(サブ側)の変動態様を決定し、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内に一時記憶する。次に、ステップ6150で、装図表示内容決定手段2322a−1は、後述する変動固定中演出実行内容決定処理を実行する。次に、ステップ6120で、装図表示内容決定手段2322a−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の副遊技内容決定フラグをオンにし、次の処理{ステップ6200(1)の第1装飾図柄表示制御処理}に移行する。尚、ステップ6102でNoの場合には、次の処理{ステップ6200(1)の第1装飾図柄表示制御処理}に移行する。
次に、図19は、図18でのステップ6150のサブルーチンに係る、変動固定中演出実行内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6152で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された主制御装置1000側からの図柄情報(特に、主遊技図柄の停止図柄であって、当該図柄変動における停止予定図柄)を確認する。次に、ステップ6154で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、当該確認結果に基づき、停止予定図柄がいずれの特定図柄(本例では、「SX1、SX2、SX3」及び「7A、7B」のいずれかの図柄)であるかに応じて異なる処理を実行する。尚、停止予定図柄がいずれの特定図柄でもない場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
ここで、ステップ6154において、停止予定図柄が「SX1」であった場合、ステップ6160で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、主遊技図柄が停止表示された後の変動固定時間中において主に実行される演出(以降、変動固定中演出と呼ぶことがある)として、主遊技図柄が停止表示されてから所定時間経過後(時間値には特に限定されないが、例えば、特定図柄「SX1」に係る変動固定時間である5秒と略同一時間経過後)にて、最終結果を「ハズレ」とする変動固定中演出を演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットし、ステップ6180に移行する。
また、ステップ6154において、停止予定図柄が「SX2」であった場合、ステップ6165で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、主遊技図柄が停止表示されてから所定時間経過後(時間値には特に限定されないが、例えば、特定図柄「SX2」に係る変動固定時間である10秒と略同一時間経過後)にて、最終結果を「ハズレ」とする変動固定中演出を演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットし、ステップ6180に移行する。
また、ステップ6154において、停止予定図柄が「SX3」であった場合、ステップ6170で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、主遊技図柄が停止表示されてから所定時間経過後(時間値には特に限定されないが、例えば、特定図柄「SX3」に係る変動固定時間である15秒と略同一時間経過後)にて、最終結果を「ハズレ」とする変動固定中演出を演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットし、ステップ6180に移行する。
また、ステップ6154において、停止予定図柄が「7A又は7B」であった場合、ステップ6175で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、主遊技図柄が停止表示されてから所定時間経過後(時間値には特に限定されないが、例えば、特定図柄「SX3」に係る変動固定時間である15秒以降であって特定図柄「7A又は7B」に係る変動固定時間である20秒以前となる時間経過後)にて、最終結果を「大当り」とする変動固定中演出を演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットし、ステップ6180に移行する。尚、ステップ6160〜ステップ6175の処理において、変動固定中演出を如何なる演出内容とするかは適宜設計事項の範囲内であり、例えば、ルーレットを模した画像を表示し最終的結果として「ハズレ」及び「大当り」のいずれかで停止するような演出内容であってもよいし、敵キャラクタとのバトルの様子が展開される画像を表示し最終結果として「敵キャラクタに倒される」及び「敵キャラクタを倒す」のいずれかのバトル結果が表示するような演出内容であってもよく、これら演出内容を複数種類有し、いずれの演出内容とするかを抽選によって選択する(例えば、最終結果が「大当り」となる場合には、いずれかの演出内容の選択確率を高める)よう構成してもよい。
そして、ステップ6180で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の変動固定中演出実行フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、変動固定中演出実行フラグがオンとなった場合、後述するように、主遊技図柄が停止表示されたことを契機として、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットされた変動固定中演出が実行されることとなる。
次に、図20は、図16でのステップ6200(1)及び(2)のサブルーチンに係る、第1及び第2副遊技表示制御処理のフローチャートである。ここで、第1主遊技側に対応した第1副遊技に係るステップ6200(1)と第2主遊技側に対応した第2副遊技に係るステップ6200(2)とは処理が共通するので、両者を一纏めにして説明することとする。まず、ステップ6202で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の副遊技内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、ステップ6204で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の副遊技内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ6206で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ6208で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内に一時記憶された副遊技側の変動態様に基づき、演出表示装置2310上の装図表示部2311にて、装飾図柄の変動表示を開始するし、ステップ6212に移行する。尚、ステップ6202でNoの場合にも、ステップ6212に移行する。
次に、ステップ6212で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6212でYesの場合、ステップ6224で、装飾図柄表示制御手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する。ステップ6224でYesの場合、ステップ6226で、変動固定中演出表示制御手段2322dは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の変動固定中演出実行フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6226でYesの場合、ステップ6228で、装飾図柄表示制御手段2322aは、装飾図柄を確定表示(装飾図柄の停止図柄として決定した図柄画像を表示)する。次に、ステップ6230で、装飾図柄表示制御手段2322aは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6300の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6212又はステップ6224でNoの場合には、次の処理(ステップ6300の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
他方、ステップ6226でNoの場合、ステップ6232で、変動固定中演出表示制御手段2322dは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットされた変動固定中演出の実行を開始する。次に、ステップ6234で、変動固定中演出表示制御手段2322dは、当該開始された一連の変動固定中演出の実行が完了したか否かを判定する。ステップ6234でYesの場合、ステップ6236で、変動固定中演出表示制御手段2322dは、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の変動固定中演出実行フラグをオフにし、ステップ6228に移行する。尚、ステップ6234でNoの場合には、次の処理(ステップ6300の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6232の直前にて、装飾図柄を確定表示(装飾図柄の停止図柄として決定した図柄画像を表示)するよう構成してもよく、その場合には、当否結果が遊技者にとって不明確となる図柄の組合わせにて停止表示するよう構成しておくことが望ましい。
次に、図21は、図16でのステップ6300のサブルーチンに係る、特別遊技中(大当り中)表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6302で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6302でYesの場合、ステップ6304で、表示制御手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技開始表示指示情報を受信したか否かを判定する。ステップ6304でYesの場合、ステップ6306で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の特別遊技中フラグをオンにする。次に、ステップ6308で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で大当り開始表示を行い、ステップ6310に移行する。
次に、ステップ6310で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で、大当り実行中表示を行うと共に、主制御装置1000側から逐次送信されている遊技情報に基づき、ラウンド数と入賞個数を逐次表示する。次に、ステップ6312で、表示制御手段2322は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から特別遊技終了表示指示情報を受信したか否かを判定する。ステップ6312でYesの場合、ステップ6314で、表示制御手段2322は、演出表示装置2310上で、大当り終了表示を行う。そして、ステップ6316で、表示制御手段2322は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ5200の保留情報管理・保留表示制御処理)に移行する。尚、ステップ6302でNoの場合には、ステップ6310に移行し、ステップ6304及びステップ6312でNoの場合は次の処理(ステップ5200の保留情報管理・保留表示制御処理)に移行する。
(作用)
次に、図22を参照しながら、本実施形態に係る作用について説明する。まず、同図は、主遊技図柄が特定図柄(本例では、「SX1、SX2、SX3」及び「7A、7B」のいずれかの図柄)にて停止表示された際の動作内容を図示したものであり、特定図柄が「SX1」であった場合の動作内容(同図1段目のケースであり、以下、ケース1と呼ぶ)、特定図柄が「SX2」であった場合の動作内容(同図2段目のケースであり、以下、ケース2と呼ぶ)、特定図柄が「SX3」であった場合の動作内容(同図3段目のケースであり、以下、ケース3と呼ぶ)、及び、特定図柄が「7A又は7B」であった場合の動作内容(同図4段目のケースであり、以下、ケース4と呼ぶ)が夫々図示されている。尚、本例においては、特定図柄が停止表示される際に実行されている変動態様(変動時間)は、すべて同一であるものとしている。
まず、いずれのケースにおいても、図中1のタイミングにおいて、新たな図柄変動が開始されている。ここで、本タイミングにおいては、主遊技図柄の当否抽選結果が「ハズレ」であり、且つ、特定図柄ではないハズレ図柄「X」が選択された状況下にて、主遊技図柄の図柄変動が開始された結果、所定時間経過後(例えば、変動態様「A0」が選択された場合には5秒経過後)には、ハズレ図柄「X」が停止表示されると共に、所定の変動固定時間(本例では、0.5秒)の経過後にて更なる図柄変動が開始される。また、ハズレ図柄「X」が停止表示された場合には、サブ側での変動固定中演出は実行されないこととなる。
次に、図中2のタイミングにおいて、ケース1では、主遊技図柄の当否抽選結果が「ハズレ」であり、且つ、特定図柄「SX1」が選択された状況下、ケース2では、主遊技図柄の当否抽選結果が「ハズレ」であり、且つ、特定図柄「SX2」が選択された状況下、ケース3では、主遊技図柄の当否抽選結果が「ハズレ」であり、且つ、特定図柄「SX3」が選択された状況下、ケース4では、主遊技図柄の当否抽選結果が「大当り」であり、且つ、特定図柄「7A」が選択された状況下にて、主遊技図柄の図柄変動が開始される。
次に、図中3のタイミングにおいて、いずれのケースにおいても、図中2のタイミングにおいて選択された特定図柄が停止表示される。ここで、本タイミングにおいては、特定図柄が停止表示されたことを契機として、サブ側での変動固定中演出の実行が開始されるが、最終結果が不確定である旨を報知する演出内容(例えば、ルーレットを模した画像が回転し、「ハズレ」及び「大当り」のいずれであるかが不確定である演出内容)が実行される。
次に、図中4のタイミングにおいて、ケース1では、特定図柄「SX1」に基づき設定された変動固定中演出の最終結果表示タイミングに到達したことを契機として、最終結果が「ハズレ」であることが確定的に報知される。そして、特定図柄「SX1」に係る変動固定時間経過後には、更なる図柄変動が開始される。他方、ケース2〜4では、引き続き最終結果が不確定である旨を報知する演出内容が実行される。
次に、図中5のタイミングにおいて、ケース2では、特定図柄「SX2」に基づき設定された変動固定中演出の最終結果表示タイミングに到達したことを契機として、最終結果が「ハズレ」であることが確定的に報知される。そして、特定図柄「SX2」に係る変動固定時間経過後には、更なる図柄変動が開始される。他方、ケース3〜4では、引き続き最終結果が不確定である旨を報知する演出内容が実行される。
次に、図中6のタイミングにおいて、ケース3では、特定図柄「SX3」に基づき設定された変動固定中演出の最終結果表示タイミングに到達したことを契機として、最終結果が「ハズレ」であることが確定的に報知される。そして、特定図柄「SX3」に係る変動固定時間経過後には、更なる図柄変動が開始される。他方、ケース4では、引き続き最終結果が不確定である旨を報知する演出内容が実行される。
そして、図中7のタイミングにおいて、ケース4では、特定図柄「7A」に基づき設定された変動固定中演出の最終結果表示タイミングに到達したことを契機として、最終結果が「大当り」であることが確定的に報知される。そして、特定図柄「7A」に係る変動固定時間経過後には、特別遊技が開始されることとなる。
以上のような作用となる結果、本実施形態によれば、主遊技図柄の停止図柄の種類に基づき変動固定時間を決定することが可能となり{本例では、特定図柄でない場合には短時間(0.5秒)であり、特定図柄である場合には長時間(5〜20秒)が変動固定時間として決定される}、主遊技図柄の停止表示後には当該決定した変動固定時間が経過するまでは主遊技図柄の停止表示状態が維持される結果、新たな図柄変動及び特別遊技の開始を遅延させることができる。よって、本例のように、主遊技図柄が大当り図柄の場合には変動固定時間を長時間とする一方、主遊技図柄がハズレ図柄の場合には変動固定時間を当該長時間よりも短い時間となるよう時間差を設けることで、変動固定時間が長ければ長いほど大当りへの期待感が高まるような遊技性を創出することが可能となる。そして、当該時間差を利用して変動固定中演出に趣向を凝らすことで、遊技の興趣性を向上させることが可能となるのである。例えば、演出に趣向を凝らすに際しては、夫々のケースの分岐点となるタイミングにおいて、最終結果が報知されるか否かを煽るような演出を実行することが好適である。より具体的には、本例のようなルーレットを模した画像が回転している状況下、図中4のタイミング直前において、「ハズレ」「大当り」「NEXT」のいずれかにて停止する可能性があるよう表示し、ケース1の場合には図中4のタイミングにて「ハズレ」が表示される一方、ケース1以外の場合には図中4のタイミングにて「NEXT」が表示されると共に、再度ルーレットが回転を開始するような演出内容とすることを例示することができる。
(変更例)
尚、作用図にて示したように、変動固定時間(変動固定中演出)をより活用するためには、主遊技図柄が特定図柄にて停止表示されるまでの変動態様(変動時間)が同一であることが好適となる場合がある。このような場合には、主遊技図柄の変動態様の種類をも考慮し、変動固定時間を決定するよう構成してもよい。具体的には、ステップ1429−3の実行直前において、「主遊技図柄の変動態様が特定変動態様(例えば、「A3、B3」)であるか否か」を判定し、当該判定結果がYesである場合においてステップ1429−3を実行する一方、当該判定結果がNoである場合には、ステップ1429−4を実行するよう構成することを例示することができる。更には、主遊技図柄の変動態様自体が当否抽選結果に係る情報を有している場合(例えば、変動時間が「4.5秒」である変動態様はハズレ時にのみ選択される一方、変動時間が「4.6秒」である変動態様は大当り時にのみ選択される場合)もあり、このような場合には、主遊技図柄の変動態様の種類にのみ基づき、変動固定時間を決定するよう構成する(例えば、変動時間が「4.5秒」である場合には変動固定時間を「5秒」とする一方、変動時間が「4.6秒」である場合には変動固定時間を「20秒」とする)ことで、本実施形態と同様の作用を創出することも可能である。即ち、「変動固定時間は、主遊技図柄の停止図柄の種類及び/又は主遊技図柄の変動態様(変動時間)の種類に基づき決定すればよい」ということになる。
尚、本実施形態においては、変動固定時間の時間差を利用して変動固定中演出を実行するよう構成されているが、これには限定されず、特別遊技の開始待機時間(いわゆる大当り開始デモ時間)を利用して変動固定中演出を実行するよう構成してもよい。具体的には、ステップ1606の実行後、所定期間(例えば、4.5秒)経過するまでは、ステップ1608以降の処理に移行しないよう構成することを例示することができる。このように構成した場合、例えば、大当りであって特定図柄でない主遊技図柄(例えば、「3A、3B」図柄)が選択された場合には、主遊技図柄が停止表示→変動固定時間「0.5秒」経過→大当り開始デモ時間「4.5秒」経過→大入賞口開放との動作内容となる一方、ハズレであって特定図柄「SX1」が選択された場合には、主遊技図柄が停止表示→変動固定時間「5秒」経過→次回の図柄変動開始との動作内容となるため、当該「5秒」間は遊技者にとっては「ハズレ」であるか「大当り」であるかを判別することが困難となる結果、当該期間を利用して変動固定中演出を実行することが可能となるのである。
(第二実施形態)
尚、本実施形態においては、変動固定中演出の最終結果として報知される事象は、当該変動固定中演出の実行契機となった主遊技図柄の停止図柄が「ハズレ」であるか「大当り」であるかについてのみであるが、これには限定されない。ここで、特定図柄が停止表示された際の変動固定時間(本例では、5〜20秒)中となる期間は、ある図柄変動と当該ある図柄変動の次回の図柄変動との繋ぎの期間となるものであり、その期間の長さに起因して、未消化の保留が残存している状況下において遊技者にとっては、当該繋ぎの期間は「ある図柄変動の変動終了待ち時間」として認識し得るものであると共に「当該ある図柄変動の次回の変動開始待ち時間」としても認識し得るものである。そこで、このような特性を利用した変動固定中演出の一例を第二実施形態とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ説明する。
次に、図23は、第二実施形態における、図19のステップ6150のサブルーチンに係る、変動固定中演出実行内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ6182(第2)〜ステップ6190(第2)についてであり、その目的は、変動固定中演出の最終結果を決定するに際し、当該変動固定中演出の実行契機となる主遊技図柄の停止図柄の種類に加え、現時点での未消化保留に係る事前判定結果をも踏まえた形で決定することである。即ち、ステップ6182(第2)で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内の変動固定中演出実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ6182(第2)でYesの場合、ステップ6184(第2)で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットされた変動固定中演出の最終結果が「ハズレ」であるか否かを判定する。ステップ6184(第2)でYesの場合、ステップ6186(第2)で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、装図保留情報一時記憶手段2322b−1に一時記憶されている主遊技側乱数(未消化保留に係る主遊技側乱数)に基づき、主遊技図柄の当否抽選結果を事前判定する(尚、当該事前判定の実行対象とする保留は、次回消化予定の保留のみでもよいし、すべての保留としてもよい)。次に、ステップ6188(第2)で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、当該事前判定結果に基づき、未消化保留の内に特定保留(例えば、当否抽選乱数値が5〜15となる保留)が存在しているか否かを判定する。ステップ6188(第2)でYesの場合、ステップ6190(第2)で、変動固定中演出内容決定手段2322d−1は、演出表示関連情報一時記憶手段2322c内にセットされている変動固定中演出の最終結果を「大当りが発生する可能性あり(例えば、チャンスや激アツ)」に変更し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ6182(第2)、ステップ6184(第2)又はステップ6188(第2)でNoの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
以上のような作用となる結果、第二実施形態によれば、主遊技図柄の停止図柄の種類に基づき変動固定時間を決定することが可能であり、主遊技図柄の停止表示後には当該決定した変動固定時間が経過するまでは主遊技図柄の停止表示状態が維持される結果、新たな図柄変動及び特別遊技の開始を遅延させることができるよう構成されている状況下、当該遅延中の期間において変動固定中演出を実行すると共に、変動固定中演出の最終結果を決定するに際し、当該変動固定中演出の実行契機となる主遊技図柄の停止図柄の種類に加え、現時点での未消化保留に係る事前判定結果をも踏まえた形で決定するよう構成されている。よって、遊技者にとって「ある図柄変動の変動終了待ち時間」として認識し得るものであると共に「当該ある図柄変動の次回の変動開始待ち時間」としても認識し得るという当該遅延中の期間の特性を利用し、複数の図柄変動の結果を一の変動固定中演出の最終結果として、遊技者に違和感なく報知することができることとなるため、変動固定中演出の興趣性を更に向上させることが可能となるのである。
1000 主制御装置
1100 遊技制御手段、1110 入球判定手段
1111 第1主遊技始動口入球判定手段、1112 第2主遊技始動口入球判定手段
1113 補助遊技始動口入球判定手段、1120 乱数取得判定実行手段
1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段、1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段
1123 補助遊技乱数取得判定実行手段、1130 保留制御手段
1131 第1主遊技図柄保留手段、1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1132 第2主遊技図柄保留手段、1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段
1133 補助遊技図柄保留手段、1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段
1135 当否抽選手段
1135a 特別遊技移行決定手段、1135b 当否抽選用テーブル
1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル、1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル
1135c 電動役物開放可否決定手段、1135d 電動役物開放当否抽選テーブル
1138 図柄変動開始条件充足判定手段、1140 図柄内容決定手段
1141 第1主遊技内容決定手段、1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル
1141a−1 第1主遊技停止図柄決定用抽選テーブル、1141a−2 第1主遊技変動態様決定用抽選テーブル
1142 第2主遊技内容決定手段、1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル
1142a−1 第2主遊技停止図柄決定用抽選テーブル、1142a−2 第2主遊技変動態様決定用抽選テーブル
1143 補助遊技内容決定手段、1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル
1143a−1 補助遊技停止図柄決定用参照テーブル、1143a−2 補助遊技変動態様決定用参照テーブル
1150 表示制御手段、1151 第1主遊技図柄制御手段
1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段、1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ
1152 第2主遊技図柄制御手段、1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段
1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ、1154 補助遊技図柄制御手段
1154a 補助遊技図柄変動時間管理手段、1154a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ
1155 主遊技図柄変動固定制御手段、1155a 主遊技図柄変動固定時間管理手段
1155a−1 主遊技図柄変動固定管理用タイマ、1155b 変動固定時間決定用参照テーブル
1160 電動役物開閉制御手段、1161 条件判定手段
1163 電動役物開放時間決定用参照テーブル、1162 電動役物開放時間管理用タイマ
1170 特別遊技制御手段、1171 条件判定手段
1172 特別遊技内容決定手段、1172a 特別遊技内容参照テーブル
1173 特別遊技実行手段、1174 特別遊技時間管理手段
1174a ラウンド実行用タイマ、1180 特定遊技制御手段
1183 特定遊技可否・内容決定手段、1181 特定遊技終了条件判定手段
1181a 主遊技確変回数カウンタ、1181b 主遊技時短回数カウンタ
1190 遊技関連情報一時記憶手段
1191 主遊技関連情報一時記憶手段、1191a 第1主遊技・第2主遊技図柄関連情報一時記憶手段
1191b 主遊技側遊技状態一時記憶手段、1192 補助遊技関連情報一時記憶手段
1192a 補助遊技図柄関連情報一時記憶手段、1192b 補助遊技側遊技状態一時記憶手段
1194 特別遊技関連情報一時記憶手段
1300 情報送信手段、1400 賞球払出決定手段
2210 第1主遊技始動口、2211 第1主遊技始動口入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部、2110 第2主遊技始動口
2111 第2主遊技始動口入球検出装置、2112 第2主遊技始動口電動役物
2230 第2主遊技図柄表示装置、2231 第2主遊技図柄表示部
2232 第2主遊技図柄保留表示部、2120 第1大入賞口
2121 第1大入賞口入賞検出装置、2122 第1大入賞口電動役物
2220 第2大入賞口、2221 第2大入賞口入賞検出装置
2222 第2大入賞口電動役物、2400 補助遊技周辺機器
2410 補助遊技始動口、2411 補助遊技始動口入球検出装置
2420 補助遊技図柄表示装置、2421 補助遊技図柄表示部
2422 補助遊技図柄保留表示部、2320 演出制御手段
2321 情報受信手段、2321a メイン側情報一時記憶手段
2322 表示制御手段、2322a 装飾図柄表示制御手段
2322a−1 装図表示内容決定手段、2322a−1−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322a−1−2 停止図柄決定用抽選テーブル、2322b 装図保留情報表示制御手段
2322b−1 装図保留情報一時記憶手段、2322c 演出表示関連情報一時記憶手段、
2322d 変動固定中演出表示制御手段、2322d−1 変動固定中演出内容決定手段
4000 サブ入力ボタン
2310 演出表示装置、2311 装図表示部
2312 装図保留表示部、3000 賞球払出制御装置

Claims (1)

  1. 遊技球が入球可能な第一始動口と、
    遊技球が入球可能な第二始動口と、
    第二始動口に取り付けられた、開放状態及び閉鎖状態に変位可能な可変部材であって、開放状態に変位したときには第二始動口に遊技球が入球可能又は閉鎖状態と比較して入球容易であり、閉鎖状態に変位したときには第二始動口に遊技球が入球不能又は開放状態と比較して入球困難に構成されている可変部材と、
    開状態と閉状態とを採り得る可変入賞口と、
    第一識別情報を表示可能な第一識別情報表示部と、
    第二識別情報を表示可能な第二識別情報表示部と、
    演出を表示可能な演出表示部と、
    遊技の進行を司る主遊技部と、
    演出の表示制御を司る副遊技部と
    を備え、
    主遊技部は、
    第一始動口への入球を契機として第一乱数を取得する第一乱数取得手段と、
    第一乱数取得手段により第一乱数が取得された場合、第一識別情報の変動開始条件を充足するまで当該取得された第一乱数を保留として一時記憶する第一乱数一時記憶手段と、
    ある保留に関する第一識別情報の変動開始条件を充足した場合において、当該ある保留に係る第一乱数に基づき当否判定を実行し、当該当否判定の結果に基づき複数種類の第一停止識別情報候補の内から一の種類の第一停止識別情報を決定する第一識別情報表示内容決定手段と、
    第一識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、第一識別情報表示部にて第一識別情報を変動表示させた後、第一識別情報表示部にて第一停止識別情報を停止表示させるよう制御する第一識別情報表示制御手段と、
    第二始動口への入球を契機として第二乱数を取得する第二乱数取得手段と、
    第二乱数取得手段により第二乱数が取得された場合、第二識別情報の変動開始条件を充足するまで当該取得された第二乱数を保留として一時記憶する第二乱数一時記憶手段と、
    ある保留に関する第二識別情報の変動開始条件を充足した場合において、当該ある保留に係る第二乱数に基づき当否判定を実行し、当該当否判定の結果に基づき複数種類の第二停止識別情報候補の内から一の種類の第二停止識別情報を決定する第二識別情報表示内容決定手段と、
    第二識別情報表示内容決定手段による決定に基づき、第二識別情報表示部にて第二識別情報を変動表示させた後、第二識別情報表示部にて第二停止識別情報を停止表示させるよう制御する第二識別情報表示制御手段と、
    第一識別情報表示部にて所定種類の第一停止識別情報が停止表示された場合又は第二識別情報表示部にて所定種類の第二停止識別情報が停止表示された場合、可変入賞口を開状態とし得る特別遊技状態へ移行させる特別遊技制御手段と、
    副遊技部側で実行される演出表示に際して必要な遊技情報を副遊技部側へ送信する遊技情報送信手段と
    を備え、
    通常遊技状態と通常遊技状態よりも可変部材が開放状態となり易い特定遊技状態とを有し、特別遊技状態の終了後において特定遊技状態とし得るよう構成されており、
    第二乱数に係る保留が存在する場合には、第一識別情報の変動開始条件が充足されない一方、第二乱数に係る保留が存在する場合には、第一乱数に係る保留が存在するか否かに拘わらず、第二識別情報の変動開始条件が充足され得るよう構成されており、
    第一停止識別情報又は第二停止識別情報が停止表示された後、所定期間が経過するまでは第一識別情報の変動開始条件も第二識別情報の変動開始条件も充足させないよう構成されており、
    副遊技部は、
    主遊技部側から送信された遊技情報を受信する遊技情報受信手段と、
    遊技情報受信手段により受信された遊技情報に基づき、演出表示部にて表示される演出表示内容を制御する演出表示制御手段と
    を備え、
    通常遊技状態においては、前記当否判定の結果が非当選であった場合にて第一停止識別情報が停止表示された後、前記所定期間が経過するまでの期間中において、残存する保留に関する特別遊技状態への移行期待度を事前に予告する保留先読み演出が演出表示部にて表示され得るよう構成されている
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
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