JP2015225667A - 移動目標の検出方法及び移動目標の検出装置 - Google Patents

移動目標の検出方法及び移動目標の検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動目標の検出方法及び装置を提供する。
【解決手段】移動目標の検出方法は、現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得し、現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成し、各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得し、局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各独立した連結領域を移動目標として検出する。フロントエンド装置に余計なハードウェア資源を増加する必要がなく、符号化すると同時に検出結果を出力し、リアルタイム性が高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理の技術分野に関し、具体的には、移動目標の検出方法及び移動目標の検出装置に関する。
移動目標の検出及び追跡は映像監視システムの知能応用の重要な基礎部分である。システム構成では、この機能は、フロントエンド装置として実施されてもよいし、バックエンドアプリケーションとして実施されてもよい。フロントエンド装置として実施される場合は、該機能を実現するため、ハードウェア資源(例えば専用チップ又は処理装置)をさらに増加する必要がある。バックエンドのサービスにソフトウェアソリューションが組み込まれる場合は、送信遅延及びチャネルノイズのような技術的問題点をもたらしてしまう。超大型の監視システムでは、バックエンドのサービス及びネットワーク容量に重い負荷を与えてしまう可能性がある。
従って、従来の検出方法における、フロントエンド装置として実施される場合は余計なハードウェア資源を増加する必要があり、バックエンドのサービスとして実施される場合は送信遅延をもたらしたという問題点を少なくとも解決する、新しい移動目標の検出技術が求められている。
本発明は、これに鑑みて、従来の目標検出技術における検出精度が低いという問題点、及び従来の検出方法におけるフロントエンド装置として実施される場合は余計なハードウェア資源を増加する必要があり、バックエンドのサービスとして実施される場合は送信遅延をもたらしたという問題点を少なくとも解決できる、新しい移動目標の検出技術を提供することを目的とする。
本発明の一の態様では、現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得するステップと、前記現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成するステップと、各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、前記現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得するステップと、前記局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各前記独立した連結領域を移動目標として検出するステップと、を含み、Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である、移動目標の検出方法を提供する。
本発明の他の態様では、現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得する取得手段と、前記現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成する動きベクトル群形成手段と、各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、前記現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得する局所類似度値計算手段と、前記局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各前記独立した連結領域を移動目標として検出する移動目標検出手段と、を含み、Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である、移動目標の検出装置を提供する。
本発明の他の態様では、上記の移動目標の検出装置を含む電子機器をさらに提供する。
本発明の他の態様では、プログラムプロダクトを実行する際に、機器に上記の移動目標の検出方法を実行させる、該機器が読み取り可能な指令コードを記憶するプログラムプロダクトをさらに提供する。
また、本発明の他の態様では、上記のプログラムプロダクトを記憶するコンピュータが読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
本発明の実施例に係る移動目標の検出方法、移動目標の検出装置及び電子機器によれば、動きベクトル群を用いて局所類似度値を計算し、局所類似度値マップに基づいて移動目標を検出することで、フロントエンド装置に余計なハードウェア資源を増加する必要がないこと、符号化すると同時に検出結果を出力するため、リアルタイム性が高いこと、動きベクトル群の局所類似度値を用いて移動目標の検出精度を向上すること、及びバーストノイズ群を除去し、検出精度をさらに向上すること、という有益な効果の少なくとも1つを実現できる。
下記の図面を参照しながら本発明の最適な実施例を詳細に説明し、本発明のこれら利点及び他の利点がより明確になる。
本発明は、下記の図面及び説明を通じてより理解しやすくなり、同一又は類似の部材について同一又は類似の符号を用いる。図面及び下記の詳細な説明は、本明細書に含まれ、且つ本発明の一部を構成し、本発明の好適な実施例を例示的に説明し、本発明の原理及び利点を解釈するためのものである。
本発明の1つの実施例に係る移動目標の検出方法のフローチャートである。 本発明のもう1つの実施例に係るノイズ除去処理のフローチャートである。 本発明の1つの実施例に係る局所類似度値の計算のフローチャートである。 本発明の1つの実施例に係る任意の動きベクトルとそれに隣接する動きベクトルを示す図である。 本発明の1つの実施例に係る動きベクトル群を示す図である。 本発明の実施例に係る一致度を計算して移動目標を追跡することを示す図である。 本発明の実施例に係る映像符号化/復号化システムのブロック図である。 本発明の1つの実施例に係る移動目標の検出システムのブロック図である。 本発明のもう1つの実施例に係る移動目標の検出装置のブロック図である。
本発明の上記の目的、特徴及び利点をより明確に理解させるため、図面及び具体的な実施形態を参照しながら本発明を詳しく説明する。なお、矛盾しない限り、本発明の実施例及びその特徴を相互に組み合わせてもよい。
本発明を理解させるため、下記の明細書に具体的な細部が記載されているが、本発明はここに記載されているものと異なる態様で実施されてもよいため、本発明は以下に開示される具体的な実施例に限定されない。
下記実施例に記載された移動目標の検出方法は、符号化装置から出力された動きベクトルデータを取得し、符号化装置に内蔵された処理装置を用いて動きベクトルデータに基づく移動目標を検出する計算プロセスを完成し、フレーム画像が符号化される時に、対応する検出結果を出力する。移動を検出するプロセスにおいて、局所類似度値の計算方法を用いて移動目標の検出精度を向上する。
本発明の実施例に係る移動目標の検出方法は、現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得するステップと、現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成するステップと、各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得するステップと、局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各独立した連結領域を移動目標として検出するステップと、を含み、Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である。
以下は、図1を参照しながら、本発明の実施例に係る移動目標の検出方法の一例を説明する。
図1に示すように、ステップ102において、初期化する。このステップでは、実際のアプリケーションに応じて動きベクトルデータのマクロブロックのサイズを定義してもよい。マクロブロックのサイズが小さい(例えば8×8サイズのマクロブロック)ほど、該マクロブロックの動きベクトルデータに基づいて取得された検出結果がより正確であるが、大きいサイズのマクロブロック(例えば16×16サイズのマクロブロック)に比べると、より多くの計算資源を占有する。
後述する動きベクトルデータは全て16×16マクロブロックの動きベクトルデータであると仮定する。また、このステップでは、下記の計算プロセスに必要なパラメータ値をさらに定義する。
ステップ104において、取得された符号化フレームの動きベクトルデータを直角座標から極座標に変換する。
ステップ106において、極座標を有する動きベクトルデータに対してノイズフィルタリングを行う。
ステップ108において、動きベクトルデータを複数の動きベクトル群に分割し、各動きベクトル群について局所類似度値を計算し、局所類似度値マップを取得する。
ステップ110において、局所類似度値マップを二値化し、移動目標を分割し、移動目標を検出する。
ステップ112において、1つ前の符号化フレームの目標対象に基づいて、現在の符号化フレームにおいて対応する追跡目標を決定する。
ステップ114において、移動目標の移動軌跡を記憶し、重要なパラメータ値を記憶する。
以下は、図2を参照しながら、図1におけるステップ106の具体的な処理プロセスの一例を詳細に説明する。
図2に示すように、ステップ202において、現在の符号化フレームの動きベクトルデータの直角座標を極座標に変換した後で、動きベクトルデータの直角座標に基づいて第1のヒストグラムを構築し、動きベクトルデータの極座標に基づいて第2のヒストグラムを構築する。
ステップ204において、バーストノイズ群(burst noise group)が存在するか否かを検出する前に、後続の検出及び判断を行うため、パラメータ値を取得する必要がある。例えば、第1のヒストグラムに基づいて、直角座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの数の動きベクトルの総数に対する成分百分率、及び出現頻度が最も高い直角座標値を取得し、第2のヒストグラムに基づいて、極座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの動きベクトルの総数に対する極座標百分率、及び出現頻度が最も高い極座標値を取得する。
ステップ206において、非ゼロの動きベクトルデータにおいて、直角座標百分率及び極座標百分率が共に所定百分率よりも大きく、且つ出現頻度が最も高い直角座標値が座標値閾値(この閾値は初期化プロセスにおいて予め設定されたものであってもよい)よりも小さい場合、バーストノイズ群が存在していると決定する。バーストノイズ群が存在すると決定された場合、ステップ208に進み、そうでない場合、ステップ210に進む。バーストノイズ群は揺れる木の葉である可能性があり、それに対応する動きベクトルデータの間には類似性を有し、そのベクトルの長さが短い。これらのバーストノイズ群を除去することで、該領域が移動目標であると間違って認識することを回避でき、移動目標の検出正確率を向上できる。
ステップ208において、バーストノイズ群を除去する。
ステップ210において、高域フィルタを用いてランダムノイズをフィルタリングし、該高域フィルタは自己適応の閾値を用いる。該閾値は、非ゼロの動きベクトルの平均動きベクトルデータと所定値との積であってもよい。
以下は、図3を参照しながら、図1におけるステップ108の具体的な処理プロセスの一例を詳細に説明する。
ステップ302において、2つの動きベクトル間の関係を定義する。
各動きベクトル群において、隣接する各2つの動きベクトル間の角度(T[m,n])に基づいて、隣接する各2つの動きベクトル間の類似度値(SV[m,n])を計算する。
類似度値、角度及び一致度区分範囲の対応関係に基づいて、隣接する各2つの動きベクトル間の一致度レベル(RT[m,n])を決定する。ここで、各一致度区分範囲は、1つの一致度レベルに対応する。
ここで、2つの動きベクトル間の角度が90度以下である場合、その類似度値は、
Figure 2015225667

となる。ここで、m、nは2つの異なる動きベクトル符号であり、rは動きベクトルの長さを表し、MVは動きベクトルを表す。角度が90度よりも大きい場合、その類似度値は−1となる。
下記の表1には、角度及び類似度値という2つのパラメータに基づいて2つの動きベクトル間の関係の記号を決定することの例を示している。
Figure 2015225667
上記の表1において、「SP」は強い一致性を表し、「AP」は中等の一致性を表し、「BP」は一般の一致性を表し、「N」は不一致を表し、「Z」は2つの動きベクトルが互いに垂直することを表す。
角度が10度よりも小さく、且つ類似度値が0.5よりも大きい場合、一致度レベルの記号はSP(最高レベル)である。
角度が45度よりも小さく、且つ類似度値が0よりも大きい場合、一致度レベルの記号はAPであり、角度が45度よりも大きく、90度よりも小さく、且つ類似度値が0よりも大きい場合、一致度レベルの記号はBPであり、類似度値が0である場合、一致度レベルの記号はZであり、角度が90度よりも大きい場合、一致度レベルの記号はN(最低レベル)である。
ステップ304において、2つの動きベクトル間の関係が決定された後で、動きベクトルに対して空間補正を行う。
各動きベクトルについて、参照動きベクトルに基づいて、該動きベクトルを補正するか否かを判断する。参照動きベクトルは、該動きベクトルに隣接するベクトルである。
各動きベクトルを補正するか否かを判断する際に、参照動きベクトルのうちいずれか2つの隣接する動きベクトルの一致度レベル(表1に示される「SP」、「AP」、「BP」は一致度レベルを表す)が所定レベルよりも大きく、且つ該動きベクトルと参照動きベクトルのいずれかとの一致度レベルが所定レベルよりも小さい場合、動きベクトルを参照動きベクトルのいずれかに補正すると判断する。即ち、動きベクトルがその周辺の動きベクトルと全て一致しておらず、且つその周辺の動きベクトルの間は全て一致している場合、該動きベクトルが正常ではなく、それを周辺の動きベクトルと同じように補正する必要がある。
なお、例えば、図4に示すように、動きベクトルMVcについて、その参照動きベクトルは、該動きベクトルMVcの上(MV0)、下(MV2)、左(MV3)、右(MV1)の4つの動きベクトルであってもよい。
ステップ306において、一致度レベルが最高レベルに属する隣接する2つの動きベクトルを強い特徴ペアとする。
各動きベクトルについて、少なくとも1つの強い特徴ペアに属する場合、その寄与度値(PF)を第1の値(例えば1)に設定し、そうでない場合、その寄与度値を第2の値(例えば0)に設定する。
ステップ308において、動きベクトル群における強い特徴ペアの数、隣接する各2つの動きベクトルの類似度値及び一致度レベル、並びに各動きベクトルの寄与度値に基づいて局所類似度値を計算する。
以下は、2×2動きベクトル群を例として、局所類似度値の計算プロセスを説明するが、下記の例に限定されない。
図5に示すように、4つの動きベクトルを1つの群として、時計方向に従って4つの隣接する動きベクトルペアの類似度値及び一致度レベルを順次に計算する。該動きベクトル群における強い特徴ペアの数が1であると仮定する。
そして、4つの隣接する動きベクトルペアのうち3つの一致度レベルがZである場合、局所類似度値は0である。
4つの隣接する動きベクトルペアのうち2つの一致度レベルがZである場合、下記の処理を行う。
レベルがN又はBPの動きベクトルペアの数の和が1以上であり、且つ該4つの動きベクトルの寄与度値の和が3であるとき、局所類似度値は−1であり、そうでないとき、局所類似度値は、4つの隣接する動きベクトルペアの類似度値の和である。
4つの隣接する動きベクトルペアのうち1つ又は0個の一致度レベルがZである場合、下記のポリシーがある。
レベルがN又はBPのベクトルペアの数の和が2以上であり、且つ該4つの動きベクトルの寄与度値の和が3以上であるとき、局所類似度値は−1であり、そうでないとき、局所類似度値は、4つの隣接する動きベクトルペアの類似度値の和である。
現在の局所動きベクトル群における強い特徴ペアの数が0、2、3又は4である場合、類似する列挙方式に基づいて局所類似度値を判断し、所定のパラメータについて差異があるが、ここにその説明が省略される。
ステップ310において、検出の正確率をさらに向上するため、計算された局所類似度値を補正して、正確な局所類似度値マップを取得する。
補正の方法としては、各動きベクトル群について、1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値に基づいて現在の符号化フレームの局所類似度値を補正する。
具体的には、1つ前の符号化フレームにおける各動きベクトル群について、動きベクトル群における全ての動きベクトルの平均値に基づいて、動きベクトル群の現在の符号化フレームにおける位置を予測し、該位置における局所類似度値は、算出された現在の符号化フレームにおける局所類似度値と該1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値との加重和であり、重み係数は所定値である。
局所類似度値マップを取得した後で、局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各独立した連結領域を移動目標として検出する。
最後に、移動目標を検出した後で、移動目標の追跡を行う。追跡方法は以下の通りである。
図6に示すように、下記の式に従って、現在の符号化フレームにおける移動目標と1つ前の符号化フレームにおける各目標対象との一致度を計算する。
Figure 2015225667
ここで、ML,Kは一致度であり、SL,Kは該移動目標と該目標対象との共通領域(即ち、図6におけるカバー領域)の大きさであり、Sは該移動目標の領域の大きさであり、Sは該目標対象の領域の大きさであり、Lは現在の符号化フレームにおけるL番目の移動目標であり、Kは1つ前の符号化フレームにおけるK番目の目標対象である。
現在の符号化フレームにおける各移動目標について、1つ前の符号化フレームにおける該移動目標との一致度の値が最も大きい目標対象を最適一致目標として選択し、最大の一致度が所定の一致度閾値よりも大きい場合、最適一致目標の現在の符号化フレームにおける追跡目標を移動目標として決定し、一致度閾値よりも大きい目標対象が発見されていない場合、新しい目標対象を該移動目標として決定する。
最後に、次のフレームの移動追跡を行うために移動目標の情報を更新し、移動軌跡データは、侵入検出及び目標計数のような知能の機能を実現するように、バックエンドのアプリケーションに用いられてもよい。
図7に示すように、本発明の実施例に係る映像符号化/復号化システム702は、映像符号化/復号化特定用途向け集積回路704を含む。映像符号化/復号化システム702における移動目標の検出及び追跡の計算プロセスは、映像符号化/復号化特定用途向け集積回路704における処理装置により実行される。映像符号化/復号化特定用途向け集積回路704における映像符号化/復号化装置は、移動目標の検出及び追跡を行うように、動きデータを処理装置に出力する。
図8に示すように、本発明の実施例に係る移動目標の検出システム802は、システムを監視するためのバックエンド装置に適用され、移動目標の検出システム802は主に候補移動目標検出部8022、移動目標追跡部8024、移動目標情報及び移動軌跡情報の記憶部8026を含む。
図7は、本発明に係る映像符号化/復号化システムのブロック図であり、図8は、本発明に係る移動目標の検出システムのブロック図である。図7及び図8から分かるように、本発明に係る移動目標の検出システムは、元の映像符号化/復号化装置の処理装置を用いて移動目標の検出及び追跡を行い、従来技術に比べると、余計なハードウェア資源を増加する必要がないため、ハードウェアコストを節約できる。また、図8から分かるように、移動目標の検出システムは、フロントエンド装置として実施され、バックエンドのアプリケーションとして実施されることに比べて、リアルタイム性がよく、符号化/復号化装置から動きベクトルデータを直接に取得できるため、符号化すると同時に移動目標を検出でき、検出速度が速く、時間遅延がない。また、移動目標を検出する時に、動きベクトル群の局所類似度値に基づく計算方法を用い、バーストノイズ群を検出して除去するため、検出精度を大幅に向上できる。
図9は、本発明のもう1つの実施例に係る移動目標の検出装置のブロック図である。
図9に示すように、本発明の実施例に係る移動目標の検出装置900は、現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得する取得部902と、現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成する動きベクトル群形成部904と、各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得する局所類似度値計算部906と、局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各独立した連結領域を移動目標として検出する移動目標検出部908と、を含んでもよい。Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である。
ここで、局所類似度値計算部906は、各動きベクトル群において、隣接する各2つの動きベクトル間の角度に基づいて隣接する各2つの動きベクトル間の類似度値を計算する第1の計算部9062と、類似度値、角度及び一致度区分範囲の対応関係に基づいて、隣接する各2つの動きベクトル間の一致度レベルを決定する一致度決定部であって、各一致度区分範囲が1つの一致度レベルに対応し、一致度レベルが最高レベルに属する隣接する2つの動きベクトルを強い特徴ペアとする、一致度決定部9064と、各動きベクトルについて、少なくとも1つの強い特徴ペアに属する場合、該動きベクトルの寄与度値を第1の値に設定し、そうでない場合、該動きベクトルの寄与度値を第2の値に設定する寄与度値決定部9066と、前記動きベクトル群における強い特徴ペアの数、隣接する各2つの動きベクトルの類似度値及び一致度レベル、並びに各動きベクトルの寄与度値に基づいて局所類似度値を計算する第2の計算部9068と、を含む。
移動目標の検出装置900は、一致度レベルを決定した後で、且つ強い特徴ペアを計算する前に、各動きベクトルについて、該動きベクトルに隣接するベクトルとなる参照動きベクトルに基づいて、該動きベクトルを補正するか否かを判断する判断部910をさらに含み、判断部910は、参照動きベクトルのうちいずれか2つの隣接する動きベクトルの一致度レベルが所定レベルよりも大きく、且つ該動きベクトルと参照動きベクトルのいずれかとの一致度レベルが所定レベルよりも小さい場合、動きベクトルを参照動きベクトルのいずれかに補正すると判断する。
移動目標の検出装置900は、局所類似度値を計算した後で、各動きベクトル群について、1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値に基づいて現在の符号化フレームの局所類似度値を補正する第1の補正部912をさらに含んでもよい。
第1の補正部912は、1つ前の符号化フレームにおける各動きベクトル群について、動きベクトル群における全ての動きベクトルの平均値に基づいて、動きベクトル群の現在の符号化フレームにおける位置を予測し、位置における局所類似度値は、算出された現在の符号化フレームにおける局所類似度値と1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値との加重和であり、重み係数は所定値である。
移動目標の検出装置900は、局所類似度値を計算する前に、現在の符号化フレームの動きベクトルデータにバーストノイズ群が存在するか否かを検出するノイズ検出部914と、バーストノイズ群が存在している場合、動きベクトルデータからバーストノイズ群を除去し、バーストノイズ群が除去された動きベクトルデータに対して高域フィルタリング処理を行い、フィルタリングされた動きベクトルデータを取得するノイズ除去部916と、をさらに含んでもよい。
ノイズ検出部914は、現在の符号化フレームの動きベクトルデータの直角座標を極座標に変換する座標変換部9142と、動きベクトルデータの直角座標に基づいて第1のヒストグラムを構築し、動きベクトルデータの極座標に基づいて第2のヒストグラムを構築する構築部9144と、第1のヒストグラムに基づいて、直角座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの数の動きベクトルの総数に対する成分百分率及び出現頻度が最も高い直角座標値を取得し、第2のヒストグラムに基づいて、極座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの動きベクトルの総数に対する極座標百分率及び出現頻度が最も高い極座標値を取得する演算部9146と、非ゼロの動きベクトルデータにおいて、直角座標百分率及び極座標百分率が共に所定百分率よりも大きく、且つ出現頻度が最も高い直角座標値が座標値閾値よりも小さい場合、バーストノイズ群が存在していると決定する比較部9148と、を含む。
バーストノイズ群が存在している場合、バーストノイズ群の値は前記出現頻度が最も高い直角座標値であり、移動目標の検出装置は、各動きベクトルについて、該動きベクトルの直角座標系における成分がバーストノイズ群の値よりも大きい場合、対応する動きベクトルを動きベクトルと前記バーストノイズ群の値との差分に補正する第2の補正部918をさらに含む。
好ましくは、第2の補正部918は、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分と補正後の水平方向の成分又は垂直方向の成分とが反対の極性を有する場合、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分の値を0に補正する。
移動目標の検出装置は、一致度計算部920、及び目標追跡部922をさらに含んでもよい。一致度計算部920は、下記の式に従って、現在の符号化フレームにおける移動目標と1つ前の符号化フレームにおける各目標対象との一致度を計算する。
Figure 2015225667
ここで、ML,Kは一致度であり、SL,Kは該移動目標と該目標対象との共通領域の大きさであり、Sは該移動目標の領域の大きさであり、Sは該目標対象の領域の大きさであり、Lは現在の符号化フレームにおけるL番目の移動目標であり、Kは1つ前の符号化フレームにおけるK番目の目標対象である。
目標追跡部922は、現在の符号化フレームにおける各移動目標について、1つ前の符号化フレームにおける該移動目標との一致度の値が最も大きい目標対象を最適一致目標として選択し、最大の一致度が所定の一致度閾値よりも大きい場合、最適一致目標の現在の符号化フレームにおける追跡目標を移動目標として決定し、一致度閾値よりも大きい目標対象が発見されていない場合、新しい目標対象を該移動目標として決定する。
また、本発明の実施例は、上記の移動目標の検出装置又は移動目標の検出システムを含む電子機器をさらに提供する。本発明の実施例に係る電子機器の具体的な実施態様では、電子機器はコンピュータ、タブレットPC、携帯用情報端末(PDA)、マルチメディア再生装置、携帯電話及び電子ブックリーダー端末などのうちいずれか1つの装置であってもよい。ここで、電子機器は、上記の移動目標の検出装置の各種の機能及び技術的効果を有するが、ここにその説明が省略される。
本発明の実施例に係る映像解析装置における各構成ユニット、サブユニット及びモジュールなどは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせであってもよい。ソフトウェア又はファームウェアで実施する際に、記憶媒体又はネットワークから特定用途向けハードウェア構造を有する機器に該ソフトウェア又はファームウェアを構成するプログラムをインストールしてもよく、該機器が各種のプログラムをインストールしている場合、上記の各構成ユニット、サブユニットの各種の機能を実行できる。
また、本発明は、機器に読み取り可能な指令コードを記憶するプログラムプロダクトをさらに提供する。該指令コードは機器により読み出されて、上述した本発明の実施例に係る移動目標の検出方法を実行できる。それに応じて、本発明は、このプログラムプロダクトを記録する各種の記憶媒体、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどを含む。
また、本発明の実施例に係る方法は、明細書に説明された時間順で行なわれることに限らず、他の時間順で、又は並行して、又は単独で実行することもできる。従って、本発明の技術的範囲は、明細書に記載の方法の実行順番に限定されない。
また、本発明の上記方法の各処理プロセスも各種の機器読取可能な記憶媒体に記憶されているコンピュータ実行可能なプログラムで実施されてもよい。
また、本発明は、上記実行可能なプログラムコードを記憶する記憶媒体をシステム又は装置に直接又は間接に提供し、該システム又は装置におけるコンピュータ又は中央処理装置(CPU)に上記プログラムコードを読み出すことで実施されてもよい。
この場合、該システム又は装置は、プログラムを実行する機能を有すればよく、本発明の実施態様はプログラムに限定されず、任意の形式、例えばオブジェクトプログラム、インタープリタにより実行されるプログラム又はオペレーションシステムに提供されるスクリプトプログラムなどであってもよい。
上記の機器が読み取り可能な記憶媒体は、各種のメモリ又は記憶部、半導体装置、光、磁気及び光磁気のディスクなどのディスクユニット、及び他の情報を記憶できる媒体を含むが、それらの記憶装置に限定されない。
本発明の特定の実施形態は、後述の説明及び図面に示すように、詳細に開示され、本発明の原理を採用されることが可能な方式を示している。なお、本発明の実施形態は、範囲上には限定されるものではない。本発明の実施形態は、添付されている特許請求の範囲の主旨及び内容の範囲内、各種の改変、修正、及び均等的なものが含まれる。
また、上述の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得する取得手段と、
前記現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成する動きベクトル群形成手段と、
各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、前記現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得する局所類似度値計算手段と、
前記局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各前記独立した連結領域を移動目標として検出する移動目標検出手段と、を含み、
Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である、移動目標の検出装置。
(付記2)
前記局所類似度値計算手段は、
各動きベクトル群において、隣接する各2つの動きベクトル間の角度に基づいて前記隣接する各2つの動きベクトル間の類似度値を計算する第1の計算手段と、
類似度値、角度及び一致度区分範囲の対応関係に基づいて、隣接する各2つの動きベクトル間の一致度レベルを決定する一致度決定手段であって、各一致度区分範囲が1つの一致度レベルに対応し、一致度レベルが最高レベルに属する隣接する2つの動きベクトルを強い特徴ペアとする、一致度決定手段と、
各動きベクトルについて、少なくとも1つの強い特徴ペアに属する場合、該動きベクトルの寄与度値を第1の値に設定し、そうでない場合、該動きベクトルの寄与度値を第2の値に設定する寄与度値決定手段と、
前記動きベクトル群における強い特徴ペアの数、隣接する各2つの動きベクトルの類似度値及び一致度レベル、並びに各動きベクトルの寄与度値に基づいて前記局所類似度値を計算する第2の計算手段と、を含む、付記1に記載の移動目標の検出装置。
(付記3)
前記角度が90度以下である場合、前記類似度値は、
Figure 2015225667

となり、m、nは2つの異なる動きベクトル符号であり、rは動きベクトルの長さを表し、MVは動きベクトルを表し、前記角度が90度よりも大きい場合、前記類似度値は−1となる、付記2に記載の移動目標の検出装置。
(付記4)
前記一致度レベルを決定した後で、且つ前記強い特徴ペアを計算する前に、各動きベクトルについて、該動きベクトルに隣接するベクトルとなる参照動きベクトルに基づいて、該動きベクトルを補正するか否かを判断する判断手段をさらに含み、
前記判断手段は、前記参照動きベクトルのうちいずれか2つの隣接する動きベクトルの一致度レベルが所定レベルよりも大きく、且つ該動きベクトルと参照動きベクトルのいずれかとの一致度レベルが所定レベルよりも小さい場合、前記動きベクトルを参照動きベクトルのいずれかに補正すると判断する、付記2に記載の移動目標の検出装置。
(付記5)
前記局所類似度値を計算した後で、各動きベクトル群について、1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値に基づいて前記現在の符号化フレームの局所類似度値を補正する第1の補正手段をさらに含む、付記2に記載の移動目標の検出装置。
(付記6)
前記第1の補正手段は、1つ前の符号化フレームにおける各動きベクトル群について、前記動きベクトル群における全ての動きベクトルの平均値に基づいて、前記動きベクトル群の前記現在の符号化フレームにおける位置を予測し、
前記位置における局所類似度値は、算出された前記現在の符号化フレームにおける局所類似度値と前記1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値との加重和であり、重み係数は所定値である、付記5に記載の移動目標の検出装置。
(付記7)
前記局所類似度値を計算する前に、前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータにバーストノイズ群が存在するか否かを検出するノイズ検出手段と、
前記バーストノイズ群が存在している場合、前記動きベクトルデータから前記バーストノイズ群を除去し、バーストノイズ群が除去された動きベクトルデータに対して高域フィルタリング処理を行い、フィルタリングされた動きベクトルデータを取得するノイズ除去手段と、をさらに含む、付記1に記載の移動目標の検出装置。
(付記8)
前記ノイズ検出手段は、
前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータの直角座標を極座標に変換する座標変換手段と、
前記動きベクトルデータの直角座標に基づいて第1のヒストグラムを構築し、前記動きベクトルデータの極座標に基づいて第2のヒストグラムを構築する構築手段と、
前記第1のヒストグラムに基づいて、直角座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの数の動きベクトルの総数に対する成分百分率及び出現頻度が最も高い直角座標値を取得し、前記第2のヒストグラムに基づいて、極座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの動きベクトルの総数に対する極座標百分率及び出現頻度が最も高い極座標値を取得する演算手段と、
非ゼロの動きベクトルデータにおいて、前記直角座標百分率及び前記極座標百分率が共に所定百分率よりも大きく、且つ前記出現頻度が最も高い直角座標値が座標値閾値よりも小さい場合、前記バーストノイズ群が存在していると決定する比較手段と、を含む、付記7に記載の移動目標の検出装置。
(付記9)
前記バーストノイズ群が存在している場合、バーストノイズ群の値は前記出現頻度が最も高い直角座標値であり、
前記移動目標の検出装置は、
各動きベクトルについて、該動きベクトルの直角座標系における成分が前記バーストノイズ群の値よりも大きい場合、対応する動きベクトルを前記動きベクトルと前記バーストノイズ群の値との差分に補正する第2の補正手段をさらに含む、付記8に記載の移動目標の検出装置。
(付記10)
前記第2の補正手段は、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分と補正後の水平方向の成分又は垂直方向の成分とが反対の極性を有する場合、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分の値を0に補正する、付記9に記載の移動目標の検出装置。
(付記11)
下記の式に従って、前記現在の符号化フレームにおける移動目標と1つ前の符号化フレームにおける各目標対象との一致度を計算する一致度計算手段であって、
Figure 2015225667

L,Kは一致度であり、SL,Kは前記移動目標と前記目標対象との共通領域の大きさであり、Sは前記移動目標の領域の大きさであり、Sは前記目標対象の領域の大きさであり、Lは前記現在の符号化フレームにおけるL番目の移動目標であり、Kは前記1つ前の符号化フレームにおけるK番目の目標対象である、一致度計算手段と、
前記現在の符号化フレームにおける各移動目標について、1つ前の符号化フレームにおける該移動目標との一致度の値が最も大きい目標対象を最適一致目標として選択し、最大の一致度が所定の一致度閾値よりも大きい場合、前記最適一致目標の前記現在の符号化フレームにおける追跡目標を移動目標として決定し、前記一致度閾値よりも大きい目標対象が発見されていない場合、新しい目標対象を前記移動目標として決定する目標追跡手段と、をさらに含む、付記1乃至10のいずれかに記載の移動目標の検出装置。
(付記12)
現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得するステップと、
前記現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成するステップと、
各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、前記現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得するステップと、
前記局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各前記独立した連結領域を移動目標として検出するステップと、を含み、
Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である、移動目標の検出方法。
(付記13)
前記各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算するステップは、
各動きベクトル群において、隣接する各2つの動きベクトル間の角度に基づいて前記隣接する各2つの動きベクトル間の類似度値を計算するステップと、
類似度値、角度及び一致度区分範囲の対応関係に基づいて、隣接する各2つの動きベクトル間の一致度レベルを決定するステップであって、各一致度区分範囲が1つの一致度レベルに対応する、ステップと、
一致度レベルが最高レベルに属する隣接する2つの動きベクトルを強い特徴ペアとするステップと、
各動きベクトルについて、少なくとも1つの強い特徴ペアに属する場合、該動きベクトルの寄与度値を第1の値に設定し、そうでない場合、該動きベクトルの寄与度値を第2の値に設定するステップと、
前記動きベクトル群における強い特徴ペアの数、隣接する各2つの動きベクトルの類似度値及び一致度レベル、並びに各動きベクトルの寄与度値に基づいて前記局所類似度値を計算するステップと、を含む、付記12に記載の移動目標の検出方法。
(付記14)
前記一致度レベルを決定した後で、且つ前記強い特徴ペアを計算する前に、
各動きベクトルについて、該動きベクトルに隣接するベクトルとなる参照動きベクトルに基づいて、該動きベクトルを補正するか否かを判断するステップをさらに含み、
前記動きベクトルを補正するか否かを判断するステップにおいて、前記参照動きベクトルのうちいずれか2つの隣接する動きベクトルの一致度レベルが所定レベルよりも大きく、且つ該動きベクトルと参照動きベクトルのいずれかとの一致度レベルが所定レベルよりも小さい場合、前記動きベクトルを参照動きベクトルのいずれかに補正すると判断する、付記13に記載の移動目標の検出方法。
(付記15)
前記局所類似度値を計算した後で、
各動きベクトル群について、1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値に基づいて前記現在の符号化フレームの局所類似度値を補正するステップをさらに含む、付記13に記載の移動目標の検出方法。
(付記16)
1つ前の符号化フレームにおける各動きベクトル群について、前記動きベクトル群における全ての動きベクトルの平均値に基づいて、前記動きベクトル群の前記現在の符号化フレームにおける位置を予測し、
前記位置における局所類似度値は、算出された前記現在の符号化フレームにおける局所類似度値と前記1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値との加重和であり、重み係数は所定値である、付記15に記載の移動目標の検出方法。
(付記17)
前記局所類似度値を計算する前に、
前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータにバーストノイズ群が存在するか否かを検出するステップと、
前記バーストノイズ群が存在している場合、前記動きベクトルデータから前記バーストノイズ群を除去するステップと、
バーストノイズ群が除去された動きベクトルデータに対して高域フィルタリング処理を行い、フィルタリングされた動きベクトルデータを取得するステップと、をさらに含む、付記12乃至16のいずれかに記載の移動目標の検出方法。
(付記18)
前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータにバーストノイズ群が存在するか否かを検出するステップは、
前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータの直角座標を極座標に変換するステップと、
前記動きベクトルデータの直角座標に基づいて第1のヒストグラムを構築し、前記動きベクトルデータの極座標に基づいて第2のヒストグラムを構築するステップと、
前記第1のヒストグラムに基づいて、直角座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの数の動きベクトルの総数に対する成分百分率及び出現頻度が最も高い直角座標値を取得し、前記第2のヒストグラムに基づいて、極座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの動きベクトルの総数に対する極座標百分率及び出現頻度が最も高い極座標値を取得するステップと、
非ゼロの動きベクトルデータにおいて、前記直角座標百分率及び前記極座標百分率が共に所定百分率よりも大きく、且つ前記出現頻度が最も高い直角座標値が座標値閾値よりも小さい場合、前記バーストノイズ群が存在していると決定するステップと、を含む、付記17に記載の移動目標の検出方法。
(付記19)
前記バーストノイズ群が存在している場合、バーストノイズ群の値は前記出現頻度が最も高い直角座標値であり、
各動きベクトルについて、該動きベクトルの直角座標系における成分が前記バーストノイズ群の値よりも大きい場合、対応する動きベクトルを前記動きベクトルと前記バーストノイズ群の値との差分に補正する、付記18に記載の移動目標の検出方法。
(付記20)
補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分と補正後の水平方向の成分又は垂直方向の成分とが反対の極性を有する場合、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分の値を0に補正する、付記19に記載の移動目標の検出方法。

Claims (10)

  1. 現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得する取得手段と、
    前記現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成する動きベクトル群形成手段と、
    各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、前記現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得する局所類似度値計算手段と、
    前記局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各前記独立した連結領域を移動目標として検出する移動目標検出手段と、を含み、
    Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である、移動目標の検出装置。
  2. 前記局所類似度値計算手段は、
    各動きベクトル群において、隣接する各2つの動きベクトル間の角度に基づいて前記隣接する各2つの動きベクトル間の類似度値を計算する第1の計算手段と、
    類似度値、角度及び一致度区分範囲の対応関係に基づいて、隣接する各2つの動きベクトル間の一致度レベルを決定する一致度決定手段であって、各一致度区分範囲が1つの一致度レベルに対応し、一致度レベルが最高レベルに属する隣接する2つの動きベクトルを強い特徴ペアとする、一致度決定手段と、
    各動きベクトルについて、少なくとも1つの強い特徴ペアに属する場合、該動きベクトルの寄与度値を第1の値に設定し、そうでない場合、該動きベクトルの寄与度値を第2の値に設定する寄与度値決定手段と、
    前記動きベクトル群における強い特徴ペアの数、隣接する各2つの動きベクトルの類似度値及び一致度レベル、並びに各動きベクトルの寄与度値に基づいて前記局所類似度値を計算する第2の計算手段と、を含む、請求項1に記載の移動目標の検出装置。
  3. 前記一致度レベルを決定した後で、且つ前記強い特徴ペアを計算する前に、各動きベクトルについて、該動きベクトルに隣接するベクトルとなる参照動きベクトルに基づいて、該動きベクトルを補正するか否かを判断する判断手段をさらに含み、
    前記判断手段は、前記参照動きベクトルのうちいずれか2つの隣接する動きベクトルの一致度レベルが所定レベルよりも大きく、且つ該動きベクトルと参照動きベクトルのいずれかとの一致度レベルが所定レベルよりも小さい場合、前記動きベクトルを参照動きベクトルのいずれかに補正すると判断する、請求項2に記載の移動目標の検出装置。
  4. 前記局所類似度値を計算した後で、各動きベクトル群について、1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値に基づいて前記現在の符号化フレームの局所類似度値を補正する第1の補正手段をさらに含む、請求項2に記載の移動目標の検出装置。
  5. 前記第1の補正手段は、1つ前の符号化フレームにおける各動きベクトル群について、前記動きベクトル群における全ての動きベクトルの平均値に基づいて、前記動きベクトル群の前記現在の符号化フレームにおける位置を予測し、
    前記位置における局所類似度値は、算出された前記現在の符号化フレームにおける局所類似度値と前記1つ前の符号化フレームにおける局所類似度値との加重和であり、重み係数は所定値である、請求項4に記載の移動目標の検出装置。
  6. 前記局所類似度値を計算する前に、前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータにバーストノイズ群が存在するか否かを検出するノイズ検出手段と、
    前記バーストノイズ群が存在している場合、前記動きベクトルデータから前記バーストノイズ群を除去し、バーストノイズ群が除去された動きベクトルデータに対して高域フィルタリング処理を行い、フィルタリングされた動きベクトルデータを取得するノイズ除去手段と、をさらに含む、請求項1乃至5のいずれかに記載の移動目標の検出装置。
  7. 前記ノイズ検出手段は、
    前記現在の符号化フレームの動きベクトルデータの直角座標を極座標に変換する座標変換手段と、
    前記動きベクトルデータの直角座標に基づいて第1のヒストグラムを構築し、前記動きベクトルデータの極座標に基づいて第2のヒストグラムを構築する構築手段と、
    前記第1のヒストグラムに基づいて、直角座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの数の動きベクトルの総数に対する成分百分率及び出現頻度が最も高い直角座標値を取得し、前記第2のヒストグラムに基づいて、極座標系における出現頻度が最も高い動きベクトルの動きベクトルの総数に対する極座標百分率及び出現頻度が最も高い極座標値を取得する演算手段と、
    非ゼロの動きベクトルデータにおいて、前記直角座標百分率及び前記極座標百分率が共に所定百分率よりも大きく、且つ前記出現頻度が最も高い直角座標値が座標値閾値よりも小さい場合、前記バーストノイズ群が存在していると決定する比較手段と、を含む、請求項6に記載の移動目標の検出装置。
  8. 前記バーストノイズ群が存在している場合、バーストノイズ群の値は前記出現頻度が最も高い直角座標値であり、
    前記移動目標の検出装置は、
    各動きベクトルについて、該動きベクトルの直角座標系における成分が前記バーストノイズ群の値よりも大きい場合、対応する動きベクトルを前記動きベクトルと前記バーストノイズ群の値との差分に補正する第2の補正手段をさらに含む、請求項7に記載の移動目標の検出装置。
  9. 前記第2の補正手段は、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分と補正後の水平方向の成分又は垂直方向の成分とが反対の極性を有する場合、補正前の動きベクトルの水平方向の成分又は垂直方向の成分の値を0に補正する、請求項8に記載の移動目標の検出装置。
  10. 現在の符号化フレームの動きベクトルデータを取得するステップと、
    前記現在の符号化フレームを、N個の動きベクトルにそれぞれ対応する領域に分割し、複数の動きベクトル群を形成するステップと、
    各動きベクトル群に基づいて局所類似度値を計算し、前記現在の符号化フレームの局所類似度値マップを取得するステップと、
    前記局所類似度値マップを二値化し、二値化された局所類似度値マップを分割して複数の独立した連結領域を取得し、各前記独立した連結領域を移動目標として検出するステップと、を含み、
    Nは3よりも大きく、且つ9以下の整数である、移動目標の検出方法。
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