JP2015225610A - 情報報知システム及び情報報知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】報知対象地域一帯に亘って情報を報知する際に簡易な構成で効率よく報知する。
【解決手段】報知対象地域に存する複数の住宅に設けられたホームサーバと、情報報知機器として報知対象地域内に点在した屋外用の発光装置と、複数のサーバによって構成された管理サーバと、を備えており、各発光装置は、発光する発光部と、発光部を制御する制御部と、を有し、管理サーバは、各住宅のホームサーバと通信して住宅内情報を収集し、指定した発光態様にて発光部を発光させることを各発光装置に対して命令する。また、管理サーバは、発光態様を指定する処理を、各ホームサーバから収集した住宅内情報を用いて実行し、当該処理にて指定した発光態様にて発光部を発光させることを命令する。そして、各発光装置の制御部は、管理サーバの命令を受信すると、管理サーバにより指定された発光態様にて発光するように発光部を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報報知システム及び情報報知方法に係り、特に、報知対象地域に存する複数の建物の各々の内部状況に関する情報を収集し、収集した個々の情報を集約した結果等を報知対象地域一帯に亘って報知するための情報報知システム及び情報報知方法に関する。
同一地域内に住む住人に対して共通の情報を報知するためのシステム(以下、情報報知システム)は、既に知られており、例えば災害発生時の避難誘導のために用いられる。情報報知システムの用途としては、他に、地域内でのエネルギー消費状況を報知することが挙げられる。すなわち、地域内でCEMS(Community Energy Management System)を構築している場合、当該地域に存する各住戸でのエネルギー消費量を各住戸に設置されたホームサーバを通じて取得し集計することで、当該地域における総エネルギー消費量を算出し、その算出結果を住人に対して報知することとなる。
また、情報報知システムの用途については、上記の内容以外にも挙げられ、例えば、地域内の各住戸において火災発生や不審者の侵入あるいは居住者の異常等を近隣住人に対して報知することが挙げられる。
ところで、上述した情報報知システムにおいて採用されている報知方法について説明すると、例えば、特許文献1や特許文献2に記載の方法が利用可能である。特許文献1に記載の方法は、ある住宅内で異常(具体的には火災)を検知すると、火災連携連動信号が当該住宅から他の住宅へネットワークを経由して伝送され、かかる他の住宅に設置された警報装置を駆動させることとしている。つまり、特許文献1に記載の方法によれば、ある住宅内で異常が検知されると、その検知結果が他の住戸に連絡されるようになっている。
特許文献2に記載の方法では、情報報知媒体として街に点在している看板(レスキューボード)を用いている。そして、特許文献2に記載の方法によれば、緊急事態が発生した際、その内容を通報するために携帯電話を利用している者が緊急事態の発生場所等を入力すると、緊急事態の発生場所付近に配置されている看板に、緊急事態の発生を示す文字情報を表示することになっている。
特開2013−200727号公報 特開2005−10837号公報
ところで、情報報知システムを利用する上で、同一地域内に住む住人に対して情報をより簡便に、かつ、より効率よく報知することが望まれている。ここで、特許文献1に記載の方法では、各住戸に向けて情報(火災の発生)が連絡されるため、住戸内に居る者に情報が報知されるに留まる。すなわち、特許文献1に記載の方法の場合、情報の報知先が住戸内の者に限られるので、地域一帯に亘って情報を報知することが困難である。また、特許文献2に記載の方法では、文字情報を表示する看板を街に多数設置するので、設備導入費用が掛かる。さらに、特許文献2に記載の方法では、情報を報知するにあたり携帯電話を用いた通報が必要となるため、通報の手間を要し、また、通報がなければ情報が報知されないことになる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、報知対象地域一帯に亘って情報を報知する際、より簡易な構成で効率よく報知することが可能な情報報知システム及び情報報知方法を提供することである。
前記課題は、本発明の情報報知システムによれば、(A)報知対象地域に存する複数の建物の各々に設けられ、前記建物の内部状況に関する建物内情報を配信する建物内端末と、(B)情報報知機器として前記報知対象地域内に点在し、屋外に設置された発光装置と、(C)一つ又は複数のサーバによって構成された管理装置と、を備え、(D)前記報知対象地域内に点在した前記発光装置のそれぞれは、発光する発光部と、該発光部を制御する制御部と、を有し、(E)前記管理装置は、前記各々に設けられた前記建物内端末と通信することで前記各々の前記建物内情報を収集する情報収集部と、指定した発光態様にて前記発光部を発光させることを前記報知対象地域に点在した前記発光装置のそれぞれに対して命令する発光命令部と、を有し、(F)該発光命令部は、前記発光態様を指定する処理を、前記情報収集部が収集した前記各々の前記建物内情報を用いて実行し、前記処理にて指定した前記発光態様にて前記発光部を発光させることを命令し(G)前記報知対象地域に点在した前記発光装置の前記制御部は、前記発光命令部の命令を受信し、前記発光命令部により指定された前記発光態様にて発光するように前記発光部を制御することにより解決される。
上記の構成では、情報の内容に応じた発光態様にて発光する発光装置が、情報報知機器として報知対象地域内に複数点在している。また、発光態様については、報知対象地域に存する複数の建物の各々の建物内情報に基づいて切り替えられる。これにより、報知対象地域に居る人(住人)は、最寄りの発光装置を見ることで、報知対象地域に関する情報、厳密には、報知対象地域に在る各建物に設けられた建物内端末からの発信情報を基にした情報を認識するようになる。以上の結果、文字情報の表示板を用いる場合よりも簡易な構成で、報知対象地域一帯に亘って情報を効率よく報知することが可能である。
また、上記の情報報知システムにおいて、前記報知対象地域に点在した前記発光装置の前記制御部は、無線通信用のモジュールを有し、該モジュールを通じて互いにアドホック形式で通信し、前記報知対象地域に点在した前記発光装置のうち、一つの前記発光装置の前記制御部が前記発光命令部の命令を受信すると、他の前記発光装置の前記制御部に向けて前記発光命令部の命令を転送するとよい。
上記の構成では、発光命令部がすべての発光装置に対して発光を命令する必要がないので、発光命令に係る処理を簡略化することが可能となる。これにより、発光命令部を備える管理装置の処理負荷を軽減することが可能となる。
また、上記の情報報知システムにおいて、前記建物内端末は、前記建物内部における異常の有無を示す前記建物内情報を配信し、前記発光命令部は、前記処理において、異常が有ることを示す前記建物内情報を配信した前記建物内端末が設けられた前記建物を特定し、特定した前記建物と前記発光装置との間の距離に応じた前記発光態様を、前記報知対象地域に点在した前記発光装置のそれぞれに対して指定するとよい。この場合、前記発光命令部は、前記処理において、異常が有ることを示す前記建物内情報を配信した前記建物内端末が設けられた前記建物を特定し、特定した前記建物に最も近い前記発光装置とそれ以外の前記発光装置との間で異なるように前記発光態様を指定すると、尚一層好適である。
上記の構成では、ある建物において異常が発生すると、当該建物に最も近い発光装置では、他の発光装置と異なる発光態様での発光がなされるので、報知対象地域に居る人(特に、異常が発生した建物付近に居る人)が迅速に当該異常に気付くことになる。
また、上記の情報報知システムにおいて、前記建物内端末は、前記建物内部におけるエネルギー消費量を示す前記建物内情報を配信し、前記発光命令部は、前記処理において、前記情報収集部が収集した前記各々の前記建物内情報が示す前記エネルギー消費量を集計し、該エネルギー消費量の集計結果に応じた前記発光態様を指定するとよい。
上記の構成では、報知対象地域におけるエネルギー消費状況を、当該報知対象地域一帯に亘って報知することが可能となる。これにより、報知対象地域におけるエネルギー消費の適正化を図ることが可能となり、具体的には、同地域の住人の省エネ意識を向上させることが可能となる。
また、上記の情報報知システムにおいて、前記発光装置は、前記報知対象地域内に点在した屋外用の柱状体に対して着脱自在に取り付けられているとよい。
上記の構成では、発光装置が、報知対象地域内に点在した屋外用の柱状体、具体的には街灯や電柱等に対して着脱自在に取り付けられている。つまり、街灯や電柱等の既存の機器を残したままで発光装置を設置することが可能となり、この結果、発光装置の設置作業が容易となる。
また、上記の情報報知システムにおいて、前記発光装置は、前記発光部及び前記制御部に電力を供給する電源を有し、該電源は、自然エネルギーを利用して発電する発電機器を有しているとよい。
上記の構成では、発光装置が自立電源を有しているので、外部からの電力供給を極力抑えることが可能である。これにより、発光装置の稼動に伴うコストを削減することが可能となる。
また、前述の課題は、本発明の情報報知方法によれば、(A1)報知対象地域に存する複数の建物の各々に設けられ、前記建物の内部状況に関する建物内情報を配信する建物内端末と、(A2)情報報知機器として前記報知対象地域内に点在し、屋外に設置された発光装置と、(A3)一つ又は複数のサーバによって構成された管理装置と、を用い、(B)該管理装置が、前記各々に設けられた前記建物内端末と通信することで前記各々の前記建物内情報を収集する情報収集工程と、(C)前記管理装置が、前記発光装置が有する発光部を指定した発光態様にて発光させることを前記報知対象地域に点在した前記発光装置のそれぞれに対して命令する発光命令工程と、(D)前記報知対象地域に点在した前記発光装置が有する制御部が、前記発光命令工程における前記管理装置の命令を受信し、前記発光命令工程において指定された前記発光態様にて発光するように前記発光部を制御する制御工程と、を有し、(E)前記発光命令工程では、前記管理装置が、前記発光態様を指定する処理を、前記情報収集工程にて収集した前記各々の前記建物内情報を用いて実行し、前記処理にて指定した前記発光態様にて前記発光部を発光させることを命令することにより解決される。
上記の方法により、報知対象地域に居る人(住人)は、最寄りの発光装置を見ることで、報知対象地域に関する情報、厳密には、報知対象地域に在る建物に設けられた建物内端末からの発信情報を基にした情報を認識するようになる。このため、文字情報の表示板を用いる場合よりも簡易な構成で、報知対象地域一帯に亘って情報を効率よく報知することが可能となる。
本発明の情報報知システム及び情報報知によれば、文字情報の表示板を用いる場合よりも簡易な構成で、報知対象地域に関する情報(地域情報)を報知対象地域一帯に亘って効率よく報知することが可能となる。具体的に説明すると、報知対象地域に居る人(住人)は、最寄りの発光する発光装置を見ることで、例えば、報知対象地域に在る建物での異常の有無や報知対象地域におけるエネルギー消費状況を認識することが可能となる。これにより、住人は、情報を共有する上で情報表示用の端末を携帯する必要がなく、さらに、情報を確認するために特定の施設や建物に出向くことも不要となる。この結果、報知対象地域の住人であれば、年齢を問わず、誰でも簡単に地域情報を取得することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る情報報知システムの概念図である。 本発明の一実施形態に係る建物内端末の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る管理装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る発光装置の説明図であり、(A)は外観図を、(B)は機器構成を、それぞれ示している。 報知する情報と発光態様との対応関係を示す図である。 情報報知フローの流れを示す図である。 エネルギー消費状況報知プロセスの流れを示す図である。 災害発生情報報知プロセスの流れを示す図である。 異常発生情報報知プロセスの流れを示す図である。 異常発生情報報知プロセスにおける各発光装置の様子を示す図であり、(A)は異常が発生した建物に最も近い発光装置を、(B)はそれ以外の発光装置を示している。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)について図面を参照しながら説明する。なお、以下では、建物の一例として住宅Hを挙げて説明することとする。ただし、あくまでも住宅Hは建物の一例に過ぎず、本発明は、他の建物、例えば商業ビル、工場内の建屋、商業用の店舗、公共施設等が含まるケースに対しても適用可能である。また、本実施形態における住宅Hは、戸建て住宅やマンションのような集合住宅を含む概念である。
<<本実施形態に係る情報報知システムの用途及び基本構成>>
先ず、本実施形態に係る情報報知システム(以下、本システムS)の用途及び基本構成について図1を参照しながら説明する。なお、図1は、本システムSの構成を幾分簡略化して図示している。また、報知対象地域OA内の住宅Hの数や後述する報知ライト4の個数については、図1の内容に限定されず、任意の数に設定可能である。
本システムSは、報知対象地域OAに居る人(住人)が情報を共有するためのものであり、具体的には、当該報知対象地域OA一帯に亘って地域情報を報知するために構築された通信システムである。ここで、報知対象地域OAとは、本システムSによる情報報知サービスを運用する都道府県又は市区町村のことである。ただし、報知対象地域OAについては、行政区画に応じたエリアに限定されるものではなく、任意に設定することが可能である。
また、報知対象地域OAで報知される地域情報とは、報知対象地域OAの住人に報知すべき内容の情報であり、少なくとも下記(1)、(2)及び(3)の情報を含んでいる。
(1)災害発生情報
(2)エネルギー消費状況情報
(3)異常発生情報
「災害発生情報」とは、報知対象地域OAにおける災害の発生に関する情報のことであり、具体的には天災(例えば、大雨・土砂災害)や人災(例えば、PM2.5の大量発生)の発生の有無に関する情報である。「エネルギー消費状況情報」とは、報知対象地域OAにおけるエネルギー消費状況に関する情報であり、具体的には報知対象地域OAにおける総消費電力に応じた数値情報であり、特に本実施形態では、予め設定された目標値に対する割合を示す情報となっている。なお、エネルギー消費状況情報については、電力のみに限定されず、ガス等の他のエネルギーの消費量を加味したものであってもよい。「異常発生情報」とは、報知対象地域OA内に在る各住宅Hでの異常の発生に関する情報のことであり、具体的には、住宅Hにおける火災の有無や不審者の有無に関する情報である。
ちなみに、報知対象地域OAに関して住人に報知される情報としては、上記3つの情報以外の情報が含まれていてもよく、例えば、外気温等の報知対象地域OAの環境情報や、主要道路における交通量等の報知対象地域OA内での活動に関する情報が含まれていてもよい。
本システムSの特徴について説明すると、上記の地域情報を報知するために発光装置が報知対象地域OA内に複数設置し、当該発光装置を情報報知機器として用いている。具体的に説明すると、報知対象地域OA内には発光装置が略一定間隔毎に点在している。そして、地域情報を報知する際には、各発光装置が当該地域情報の内容に応じた発光態様にて発光することになっている。このような構成により、報知対象地域OAの住人は、最寄りの発光装置を見ることで、報知対象地域OAに在る各住宅Hでの異常の有無や報知対象地域OAにおける電力消費状況を認識することが可能となる。
ちなみに、発光態様とは、発光装置が発光する際の状態を特定する事項であり、本実施形態では発光色及び点滅の有無のことである。ただし、発光態様には発光色や点滅の有無以外の事項が含まれてもよく、例えば、点滅速度あるいは点滅以外の動き(例えば、発光部分のスクロール動作)の有無が含まれていてもよい。
本システムSの基本的構成について説明すると、図1に示すように、ホームサーバ1と、管理装置と、報知ライト4とが本システムSの主要構成要素として設けられている。報知ライト4は、上述した発光装置の一例に相当し、報知対象地域OA内に点在している。また、本実施形態において、各報知ライト4は、報知対象地域OAに設置された柱状体、具体的には街灯5の頂部に取り付けられている。そして、本システムSにより地域情報が報知される際に、各報知ライト4が当該地域情報に応じた発光態様にて発光するようになっている。
ホームサーバ1は、建物内端末に相当するコンピュータであり、報知対象地域OAに存する複数の住宅Hの各々に設けられている。より詳しく説明すると、ホームサーバ1は、各住宅HにおいてHEMS(Home Energy Management System)を構築するために設置されており、宅内ネットワークTNを通じて住宅H内の通信機器と通信する。
具体的に説明すると、ホームサーバ1は、宅内の家電機器15と通信することで同機器の運転状態を制御することが可能である。また、ホームサーバ1は、宅内の所定箇所(例えば、分電盤内)に設置された電力センサ16と通信することで同センサ16の計測結果、すなわち、宅内の消費電力を示す数値情報を取得することが可能である。なお、取得した宅内の消費電力の数値情報については、ホームサーバ1の機能によって可視化されてディスプレイに表示されることで住宅Hの居住者に提示されることになっている。
さらに、ホームサーバ1は、宅内に設置された異常検知用センサと通信することで、異常の有無に関する検知結果を取得することが可能である。より具体的に説明すると、住宅H内には不審者の有無を検知する防犯用センサ17が設置されており、この防犯用センサ17がその作動時に不審者を検知すると、検知結果に応じたデジタル信号(異常検知信号)が防犯用センサ17から出力される。同様に、住宅H内には火災の有無を検知する火災検知センサ18が設置されており、この火災検知センサ18がその作動時に火災の発生を検知すると、異常検知信号が火災検知センサ18から出力される。ホームサーバ1は、これらのセンサからの異常検知信号を、宅内ネットワークTNを介して受信する。このようにホームサーバ1は、住宅H内における異常の有無(すなわち、火災の有無や不審者の有無)を監視し、異常が発生したときには当該異常の発生を即座に認識する。
さらにまた、本実施形態において、ホームサーバ1は、住宅Hの内部状況に関する住宅内情報(建物内情報)を配信する機能を有している。ここで、住宅内情報とは、住宅H内でのエネルギー消費状況や住宅Hにおける異常の発生の有無をはじめ、上述した地域情報を生成する上で報知対象地域OAの各住宅Hから収集すべき内容の情報のことである。具体的に説明すると、ホームサーバ1は、宅内の消費電力の数値情報を示すデータ(以下、電力データ)を定期的に生成し、かかる電力データを外部ネットワークGNに接続された機器に向けて定期的に送信する。同様に、ホームサーバ1は、防犯用センサ17や火災検知センサ18から出力された異常検知信号を受信して異常の発生を認識すると、これをトリガーとして当該異常の発生を知らせるためのデータ(以下、異常検知データ)を生成し、かかる異常検知データを外部ネットワークGNに接続された機器に向けて送信する。
ちなみに、以下では、報知対象地域OAに在るすべての住宅Hにホームサーバ1が設置されている構成を前提として説明するが、これに限定されるものではなく、ホームサーバ1が設置されていない住宅Hが報知対象地域OA内に存在していてもよい。
管理装置は、本システムSを統制する装置であり、地域情報の生成・報知を管理する。本実施形態において、管理装置は2つのサーバ(サーバコンピュータ)によって構成されている。一方のサーバは、報知対象地域OAの共用施設、具体的には集会所に設置されたサーバ(以下、共用サーバ2)である。もう一方のサーバは、クラウドサービス提供用のサーバ(以下、クラウドサーバ3)である。両サーバ2、3は、外部ネットワークGNを通じて互いに通信可能に接続されている。ここで、外部ネットワークGNとは、インターネット等、外部の通信機器と通信するための一般的な通信網である。ただし、両サーバ2、3が専用回線を通じて通信可能に接続されていてもよい。
また、クラウドサーバ3は、報知対象地域OA内の各住宅Hに設置されたホームサーバ1と外部ネットワークGNを通じて通信する。これにより、クラウドサーバ3は、各ホームサーバ1から住宅内情報を収集する。すなわち、クラウドサーバ3は、本実施形態において情報収集部として機能する。具体的に説明すると、クラウドサーバ3は、各ホームサーバ1から定期的に電力データを受信する。また、クラウドサーバ3は、異常が発生した住宅Hにあるホームサーバ1から異常検知データを受信する。
さらに、クラウドサーバ3は、災害情報データベース6にアクセスし、当該災害情報データベース6から災害情報を取得する。ここで、災害情報データベース6とは、国若しくは報知対象地域OAを管轄する機関により管理されているデータベースサーバであり、報知対象地域OAにおいて実際に発生した災害や今後発生する可能性がある災害に関する情報、すなわち災害情報が蓄積されている。なお、クラウドサーバ3がアクセスするデータベースについては、上記の災害情報データベース6に限定されず、報知対象地域OAの住人に報知すべき内容の情報が蓄積されているデータベースが含まれていてもよい。
さらにまた、クラウドサーバ3は、地域情報を報知するのに必要な情報が揃った段階で、これらの情報を共用サーバ2に配信する。共用サーバ2は、当該情報をクラウドサーバ3から受け取ると、かかる情報を基に各報知ライト4の発光態様を指定する。そして、発光態様を指定した後、共用サーバ2は、指定した発光態様にて発光するように各報知ライト4に対して命令する。すなわち、共用サーバ2は、本実施形態において発光命令部として機能し、指定した発光態様にて発光するように報知対象地域OAに点在した各報知ライト4に対して命令する。
また、本実施形態において、共用サーバ2は、指定した発光態様にて発光するように各報知ライト4に対して命令する際、報知対象地域OAに点在している報知ライト4のうち、共用サーバ2に最も近い報知ライト4(換言すると、集会所Cに最も近い報知ライト4)に対して無線方式にて発光命令を送信する。かかる報知ライト4は、発光命令を受信すると当該命令を解析し、共用サーバ2によって指定された発光態様を特定し、特定した発光態様にて発光するようになる。
一方、共用サーバ2に最も近い報知ライト4は、その周辺に配置されている報知ライト4とアドホック形式で通信し、当該報知ライト4に対して発光命令を転送する。転送された発光命令を受信した報知ライト4は、上述と同様の手順により、共用サーバ2によって指定された発光態様にて発光するようになる。このように報知ライト4同士がアドホック形式で通信することで、共用サーバ2から送信された発光命令が報知対象地域OAに点在しているすべての報知ライト4に受け取られるようになる。この結果、報知対象地域OAに点在している各報知ライト4が、共用サーバ2によって指定された発光態様にて発光することになる。
<<各機器の詳細構成>>
次に、本システムSを構成する各機器について詳細構成を説明する。
(ホームサーバについて)
先ず、ホームサーバ1の構成について図2を参照しながら説明する。ホームサーバ1は、上述したように住宅H内でHEMSを構築するために設置されたコンピュータであり、図2に示すように、CPU11、ROMやRAMからなるメモリ12及び通信用インターフェース13を備えている。そして、ホームサーバ1は、宅内ネットワークTNを通じて、家電機器15の運転状態を遠隔制御する。また、ホームサーバ1は、宅内ネットワークTNを通じて定期的に電力センサ16と通信し、宅内での消費電力の計測結果を取得する。電力センサ16との通信頻度については任意に設定することが可能であるが、本実施形態では、1分毎に行うこととになっている。さらに、ホームサーバ1は、宅内で火災や不審者の侵入が発生した際、防犯用センサ17や火災検知センサ18から出力された異常検知信号を、宅内ネットワークTNを介して受信する。さらにまた、ホームサーバ1は、ルータ14を介して外部ネットワークGNに接続し、同じく外部ネットワークGNに接続されている共用サーバ2やクラウドサーバ3と通信可能である。
(共用サーバについて)
次に、共用サーバ2の構成について図3を参照しながら説明する。共用サーバ2は、上述したように集会所Cに設置されたコンピュータであり、図3に示すように、CPU21、ROMやRAMからなるメモリ22、及び通信用インターフェース23を備えている。また、メモリ22には、報知すべき地域情報に応じた報知ライト4の発光態様を指定する演算処理を実行するためのコンピュータプログラム、すなわち演算プログラムが格納されている。また、メモリ22には、ライト位置情報及び住宅位置情報が記憶されている。「ライト位置情報」とは、報知対象地域OAにおける各報知ライト4の位置と、各報知ライト4に対して付与された識別IDとの対応関係を示した情報である。「住宅位置情報」とは、報知対象地域OAにおける各住宅Hの位置と、各住宅Hに対して付与された識別ID(厳密には、住宅Hに設置されたホームサーバ1のIPアドレス等)との対応関係を示した情報である。
また、共用サーバ2は、無線接続用デバイス24を搭載しており、最も近くに位置する報知ライト4のコントローラ42と無線方式にて通信する。無線通信方式としては、ZigBee(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の公知の通信方式が採用されている。なお、共用サーバ2と報知ライト4との間の通信は、無線方式の通信に限定されず、有線方式の通信であってもよい。さらに、共用サーバ2は、ルータ25を介して外部ネットワークGNに接続し、外部ネットワークGNに接続されたホームサーバ1やクラウドサーバ3と通信可能である。
(クラウドサーバについて)
次に、クラウドサーバ3の構成について図3を参照しながら説明する。クラウドサーバ3は、図3に示すように、CPU31、ROMやRAMからなるメモリ32及び通信用インターフェース33を備え、ルータ34を介して外部ネットワークGNに接続している。そして、クラウドサーバ3は、各ホームサーバ1と通信することで、報知対象地域OA内の各住宅Hの住宅内情報を取得する。具体的に説明すると、クラウドサーバ3は、各ホームサーバ1と定期的に通信することで、各住宅H内の消費電力を示す電力データを受信する。電力データの受信間隔については、任意に設定することが可能であるが、本実施形態では、ホームサーバ1が電力センサ16の計測結果を取得する間隔、すなわち1分間に設定されている。また、本実施形態では、ホームサーバ1が定期的に送信する電力データをクラウドサーバ3が受信することとしているが、クラウドサーバ3がホームサーバ1に対して電力データの送信を要求し、当該要求に応じる形でホームサーバ1が電力データを送信することとしてもよい。
また、住宅H内で発生した異常を防犯用センサ17や火災検知センサ18が検知し、これに伴ってホームサーバ1が異常検知データを送信すると、クラウドサーバ3が外部ネットワークGNを通じて異常検知データを受信する。さらに、クラウドサーバ3は、災害情報データベース6に定期的にアクセスし、同データベース6に新たな災害情報が蓄積されている際には、当該災害情報をデータベース内から読み出して取得する。災害情報データベース6へのアクセス頻度は、任意に設定することが可能であるが、本実施形態では1分間に設定されている。
さらにまた、クラウドサーバ3がホームサーバ1や災害情報データベース6から取得した情報については、共用サーバ2に引き渡されることになっている。具体的に説明すると、クラウドサーバ3は、報知対象地域OAに在る全住宅H分の電力データを受信した後、全住宅H分の電力データを一つのデータにまとめた上で共用サーバ2に向けて送信する。また、クラウドサーバ3は、異常が発生した住宅Hのホームサーバ1から異常検知データを受信すると、当該異常検知データの発信元を特定し、その特定結果を示すデータを組み込んだ異常発生通知データを生成して共用サーバ2に向けて送信する。また、クラウドサーバ3は、災害情報データベース6から災害情報を取得すると、かかる災害情報を通知するためのデータ(以下、災害発生通知データ)を生成して共用サーバ2に向けて送信する。なお、クラウドサーバ3から共有サーバ2へのデータ送信については、共有サーバ2側からの定期的な要求に応じて行われるプル型情報配信であってもよく、あるいは、クラウドサーバ3からの一方的な送信によって行われるプッシュ型情報配信であってもよい。
(報知ライトについて)
次に、報知ライト4の構成について図4の(A)及び(B)を参照しながら説明する。報知ライト4は、図4の(A)に図示した外観を有しており、上述したように報知対象地域OA内に複数設置された街灯5の各々の頂部に取り付けられている。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る報知ライト4は、有底筒状の装置であり、その底部には不図示の取り付け機構が設けられている。かかる取り付け機構により、各報知ライト4は、街灯5の頂部に対して着脱自在に取り付けられている。つまり、本実施形態では、報知対象地域OA内に街灯5が既に設置されている状態で報知ライト4を新たに設置するにあたり、既存機器である街灯5を残したままで報知ライト4を設置することが可能である。この結果、報知ライト4の設置にあたり別途設置スペースを確保する必要がなく、街灯5を設置した後であっても報知ライト4を容易に設置することが可能となる。
なお、報知ライト4の底部に設けられた取り付け機構については、報知ライト4を街灯5の頂部に着脱自在に取り付けられるものであり、かつ、街灯5の頂部に報知ライト4が取り付けられた状態では報知ライト4を安定して保持し得るものである限り制限なく利用可能である。以上のような取り付け機構の一例としては、街灯5の頂部をクランプする機構が挙げられる。
報知ライト4の構成についてより詳しく説明すると、図4の(A)及び(B)に示すように、発光部をなすライト本体41と、制御部としてのコントローラ42とが備えられている。ライト本体41は、有色光を発する光源41aと、光源から41aの光を照射する円筒状の導光板43と、導光板43を包囲する透明な保護筒44と、保護筒44の上部開口端を塞ぐ円盤状の庇45と、を有する。このように構成されたライト本体41では、光源41aが発した有色光が導光板43によって放射状に照射され、その照射光が保護筒44を透過することでライト本体41全周(360度)に亘って発光するようになる。なお、保護筒44の外径よりも大きな外径を有する庇45が保護筒44の上部開口端に取り付けられていることで、保護筒44の透過光がより見え易くなっている。
また、本実施形態では、導光板43が上下2分割となっており、導光板43の上部及び下部のそれぞれに対して光源41aが設けられている。これにより、本実施形態に係るライト本体41は、図4の(A)に示すように、その上側部分と下側部分とを、互いに異なる発光態様にて発光させることが可能である。このため、例えば、ライト本体41の上側部分を赤色で点滅なしの形式にて発光させる一方で、下側部分を黄色で点滅有りの形式にて発光させることも可能である。
コントローラ42は、ライト本体41を制御するものであり、図4の(B)に示すように、マイコン42aと無線通信用のモジュール(以下、無線モジュール42b)とを有している。コントローラ42は、無線モジュール42bを通じて共用サーバ2からの発光命令を受信し、マイコン42aによって当該発光命令を解析する。これにより、コントローラ42は、共用サーバ2側で指定された発光態様を特定する。そして、コントローラ42は、特定した発光態様にて発光するようにライト本体41を制御する。
ちなみに、報知対象地域OAに点在している各報知ライト4のコントローラ42同士は、無線モジュール42bを通じてアドホック形式で無線通信する。より具体的に説明すると、報知対象地域OAに点在している報知ライト4のうち、共用サーバ2に最も近い報知ライト4のコントローラ42は、共用サーバ2と直接通信し、発光命令を共用サーバ2から直接受信する。その後、共用サーバ2に最も近い報知ライト4のコントローラ42は、付近の報知ライト4(厳密には、通信可能範囲内にある報知ライト4)のコントローラ42とアドホック形式で通信し、かかるコントローラ42に向けて発光命令を転送する。以降、同様にして残りの報知ライト4のコントローラ42にも順次発光命令が転送される。これにより、共用サーバ2から各報知ライト4別に発光命令を送信しなくとも、当該発光命令が報知対象地域OAに点在している各報知ライト4側で受け取られるようになる。したがって、本実施形態では、各報知ライト4に対して個別に発光命令を送信しない分、発光命令に係る共用サーバ2の処理が簡略化され、処理負荷も軽減されることになる。
報知ライト4は、また、電源としての太陽電池46及びバッテリ47を備えている。太陽電池46は、自然エネルギー、具体的には太陽光を利用して発電する発電機器である。太陽電池46が発電した電力については、その大部分がライト本体41やコントローラ42に供給され、一部がバッテリ47に蓄電される。バッテリ47は、太陽電池46が発電しない夜間帯に放電してライト本体41やコントローラ42に電力を供給する。以上のように、本実施形態では各報知ライト4が自立電源を有していることで外部(具体的には商用電源)からの電力供給を極力抑え、報知ライト4の稼動コストの削減を図っている。
<<報知される情報と報知ライトの発光態様との対応関係>>
本システムSにおいて、報知ライト4が発光する際の発光態様は、報知すべき地域情報とその詳細内容に応じて切り替わることになっている。以下では、報知される情報と報知ライト4の発光態様との対応関係について図5を参照しながら説明する。なお、図5に図示した対応関係は、あくまでも一例に過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更することとしてもよい。
報知される地域情報としては災害発生情報、エネルギー消費状況情報及び異常発生情報があり、図5に示すように、それぞれの情報に対しては、互いに異なる発光態様が設定されている。さらに、各情報については、図5に示すように、その詳細内容別に発光態様が相違する。より具体的に説明すると、本実施形態では、ライト本体41の上側部分と下側部分とを互いに異なる発光態様にて発光させることが可能であり、上側部分の発光態様については、地域情報の種類に対応させており、下側部分の発光態様については、詳細時内容に対応させている。
一例を挙げて説明すると、報知される地域情報が「災害発生情報」で、その詳細内容が「大雨・土砂災害」である場合、ライト本体41の上側部分の発光態様が、「発光色が黄色で点滅なし」となり、下側部分の発光態様が、「発光色が赤で点滅有り」となる。また、報知される地域情報が「エネルギー消費状況情報」で、その詳細内容が「目標値の80%以上」である場合、ライト本体41の上側部分の発光態様が、「発光色が青色で点滅なし」となり、下側部分の発光態様が、「発光色が赤で点滅有り」となる。
また、報知される地域情報が「異常発生情報」である場合については、異常が発生した住宅Hに最も近い報知ライト4(以下、付近ライト)と、それ以外の報知ライト4との間で、互いに異なる発光態様を設定している。具体的に説明すると、報知される地域情報が火災発生に関する「異常発生情報」である場合、付近ライトについては、その上側部分の発光態様が「発光色が赤で点滅なし」となり、下側部分の発光態様が「発光色が赤色で点滅有り」となっている。これに対して、付近ライト以外の報知ライト4については、その上側部分の発光態様が「発光色が赤色で点滅なし」となり、下側部分の発光態様が「発光色が黄色で点滅なし」となる。
以上のように本実施形態では、異常が発生した住宅Hに最も近い報知ライト4とそれ以外の報知ライト4との間で異なる発光態様が設定されている。これにより、報知対象地域OA内に居る人であって、特に、異常が発生した住宅H付近に居る者は、付近ライトの発光を見ることで迅速に当該異常に気付くようになる。
<<情報報知フローについて>>
次に、本システムSにより地域情報を報知対象地域OA一帯で報知する際の一連の流れ、すなわち、情報報知フローについて説明する。本実施形態に係る情報報知フローは、本発明の情報報知方法を採用している。換言すると、本発明の情報報知方法は、本システムSを構成するホームサーバ1、共用サーバ2、クラウドサーバ3及び報知対象地域OAに点在している報知ライト4を用いた情報報知フローにおいて実現される。つまり、情報報知フローは、本発明の情報報知方法の手順を示すものであり、情報報知フロー中で実行される各ステップは、本発明の情報報知方法を構成する各工程に相当する。以下、情報報知フローについて図6を参照しながら説明する。
本実施形態に係る情報報知フローによれば、先ず、新しい災害情報が有るかどうかを判定するところから始まる(S001)。具体的には、クラウドサーバ3が災害情報データベース6にアクセスし、同データベース6内に新たな災害情報が記憶されているどうかを判定する。そして、新たな災害情報が有った場合(S001でYes)、地域情報として災害発生情報を報知する災害発生情報報知プロセスが実施される(S002)。この災害発生情報報知プロセスは、報知解除がなされるまで続行し、報知解除がなされた時点で終了する(S003)。なお、報知解除とは、本システムSの管理者によって行われ、具体的には共用サーバ2を操作することで、各報知ライト4に対して発光を停止するように共用サーバ2に命令させる行為である。ちなみに、報知解除がなされなくてもよく、新たに報知すべき災害情報が無くなった時点で自動的に災害発生情報報知プロセスが終了してもよい。
一方、災害情報データベース6に新たな災害情報がない場合には(S001でNo)、報知対象地域OA内の各住宅Hにおける異常、具体的には火災発生や不審者の侵入の有無に応じて情報報知フローが進行する(S004)。そして、異常が有った場合(S004でYes)、地域情報として異常発生情報を報知する異常発生情報報知プロセスが実施される(S005)。この異常発生情報報知プロセスは、報知解除がなされるまで続行し、報知解除がなされた時点で終了する(S006)。
反対に、異常がなかった場合には(S004でNo)、地域情報としてエネルギー消費状況情報を報知するエネルギー消費状況報知プロセスへと進む。厳密に説明すると、報知対象地域OA内のいずれの住宅Hにおいても異常がなかったとき、前回のエネルギー消費状況報知プロセスから所定の時間が経過するまでの間は待機状態となる(S007)。そして、前回のエネルギー消費状況報知プロセスから所定の時間が経過した時点で(S007でYes)、今回のエネルギー消費状況報知プロセスが実施される(S008)。なお、新たな災害情報がなく、また、報知対象地域OA内のいずれの住宅Hにおいても異常がない場合に、前回のエネルギー消費状況報知プロセスから所定の時間が経過するのを待たずに直ちにエネルギー消費状況報知プロセスが実施されることとしてもよい。
以上のように本実施形態の情報報知フローでは、新たな災害情報や住宅Hでの異常(火災発生や不審者の侵入)がない限り、エネルギー消費状況報知プロセスが定期的に実施されることになる。一方、新たな災害情報又は住宅Hでの異常があるときには、エネルギー消費状況報知プロセスに優先する形で災害発生情報報知プロセスや異常発生情報報知プロセスが実施されることになる。なお、各報知プロセスが終了すると、図6に示すように、情報報知フロー中の最初のステップS001まで戻り、以降、上記の手順が繰り返される。
次に、エネルギー消費状況報知プロセス、災害発生情報報知プロセス及び異常発生情報報知プロセスの各々について、その流れを説明する。
(エネルギー消費状況報知プロセス)
エネルギー消費状況報知プロセスは、図7に図示の流れに従って進行する。具体的に説明すると、先ず、報知対象地域OAの各住宅Hに設置されたホームサーバ1が、直前に電力センサ16から取得した宅内消費電力の計測値を示す電力データを、クラウドサーバ3に向けて送信するところから始まる(S011)。クラウドサーバ3は、外部ネットワークGNを介して電力データを受信する(S012)。かかるステップS012は、本発明の情報報知方法における情報収集工程に相当する。そして、クラウドサーバ3は、全住宅H分の電力データを受信した後、当該全住宅H分の電力データを共用サーバ2に向けて送信する(S013)。
共用サーバ2は、外部ネットワークGNを介して全住宅H分の電力データを受信する(S014)。その後、共用サーバ2は、所定の演算処理を実行する。かかる演算処理は、共用サーバ2のCPU21がメモリ22から演算プログラムを読み出すことで実行される。上記の演算処理では、先ず、受信した全住宅H分の電力データを解析することで全住宅Hの消費電力を特定し、その上で、特定した全住宅Hの消費電力を集計する(S015)。このように全住宅Hの消費電力を集計することで、報知対象地域OAにおける総消費電力が特定されることになる。
演算処理の次の工程では、その後のステップS017で報知ライト4に対して発光を命令するにあたり、前工程S015での集計結果に応じた発光態様を指定する(S016)。すなわち、演算処理とは、クラウドサーバ3が各ホームサーバ1から取得した情報(住宅内情報)を用いて発光態様を指定する処理である。その後、共用サーバ2は、上記の演算処理にて指定した発光態様にてライト本体41を発光させることを、報知対象地域OA内の各報知ライト4に対して命令する(S017)。つまり、本ステップS017では、共用サーバ2が、各報知ライト4に向けて発光命令を送信し、厳密には、共用サーバ2に最も近い報知ライト4と無線通信する。以上までに説明してきた共用サーバ2による一連のステップ、すなわち、演算処理を実行するところ各報知ライト4に対して発光を命令するところまでの一連の工程が、本発明の情報報知方法における発光命令工程に相当する。
共用サーバ2に最も近い報知ライト4のコントローラ42は、共用サーバ2から発光命令を受信する(S018)。その後、コントローラ42は、発光命令から共用サーバ2側で指定された発光態様を特定し、特定した発光態様にて発光するようにライト本体41を制御する(S019)。さらに、コントローラ42は、その周辺に配置された報知ライト4のコントローラ42に向けて発光命令を転送する(S020)。以降、各報知ライト4において上記の手順(すなわち、発光命令の受信、発光態様の特定、ライト本体41の制御及び発光命令の転送)が繰り返される。なお、各報知ライト4において共用サーバ2側で指定された発光態様にてコントローラ42がライト本体41を制御するステップS019は、本発明の情報報知方法における制御工程に相当する。
以上までの一連の工程により、報知対象地域OA内の各報知ライト4が、当該報知対象地域OAでの総消費電力(厳密には、目標値に対する割合)に応じた発光態様にて発光するようになる。これにより、報知対象地域OAの住人の省エネ意識を向上させる等、同地域OAにおけるエネルギー消費の適正化を図ることが可能となる。
(災害発生情報報知プロセス)
災害発生情報報知プロセスは、図8に図示の流れに従って進行する。具体的に説明すると、先ず、クラウドサーバ3が災害情報データベース6にアクセスして新たな災害情報を取得するところから始まる(S021)。その後、クラウドサーバ3は、当該災害の発生とその内容を示すデータとして災害発生通知データを生成し、共用サーバ2に向けて送信する(S022)。
共用サーバ2は、外部ネットワークGNを介して災害発生通知データを受信すると(S024)、これをトリガーとして演算処理を実行する。かかる演算処理では、受信した災害発生通知データを解析することで災害内容を特定し(S024)、特定した災害内容に応じた発光態様を指定する(S025)。その後、共用サーバ2は、上記の演算処理にて指定した発光態様にてライト本体41を発光させる発光命令を、報知対象地域OA内の各報知ライト4に向けて送信する(S026)。これ以降の手順については、エネルギー消費状況報知プロセスと同様であり、各報知ライト4において発光命令の受信、発光態様の特定、ライト本体41の制御及び発光命令の転送が行われる(S027、S028、S029)。
以上までの一連の工程により、報知対象地域OA内の各報知ライト4が、当該報知対象地域OAで実際に発生している災害(若しくは発生する予定の災害)に応じた発光態様にて発光するようになる。これにより、報知対象地域OAの住人が災害の発生(若しくは発生の可能性)を認識し、当該災害に対して適切な行動(避難行動等)を採るようになる。
(異常発生情報報知プロセス)
異常発生情報報知プロセスは、図9に図示の流れに従って進行する。具体的に説明すると、先ず、異常が発生した住宅Hにおいて、ホームサーバ1が防犯用センサ17や火災検知センサ18から出力された異常検知信号を受信し、これをトリガーとして異常検知データを生成するところから始まる(S031)。かかる異常検知データには、異常の内容を示すデータと、住宅Hの識別ID(厳密にはホームサーバ1のIPアドレス等)を示すデータとが組み込まれている。ホームサーバ1は、生成した異常検知データをクラウドサーバ3に向けて送信する。
クラウドサーバ3は、外部ネットワークGNを介して異常検知データを受信する(S032)。かかるステップS032は、本発明の情報報知方法における情報収集工程に相当する。そして、クラウドサーバ3は、異常検知データを解析することにより、同データの発信元、すなわち異常が発生した住宅Hに設置されたホームサーバ1を特定する(S033)。その後、クラウドサーバ3は、特定した異常検知データの発信元及び異常の内容を示すデータとして異常発生通知データを生成し、共用サーバ2に向けて送信する(S034)。
共用サーバ2は、外部ネットワークGNを介して異常発生通知データを受信すると(S035)、所定の演算処理を実行する。かかる演算処理では、先ず、異常発生通知データを解析することで、発生した異常の内容及び当該異常が発生した住宅Hを特定する(S036)。次に、特定した住宅H(すなわち、異常が発生した住宅H)に最も近い報知ライト4である付近ライトの位置を特定する(S037)。付近ライトの位置については、共用サーバ2のメモリ22に記憶されたライト位置情報及び住宅位置情報を参照することで特定可能である。次に、発生体異常の内容に応じた発光態様を指定する(S038)。この際、前工程S037で位置が特定された付近ライトと、それ以外の報知ライト4とで互いに異なる発光態様を指定することになっている。
その後、共用サーバ2は、上記の演算処理にて指定した発光態様にてライト本体41を発光させる発光命令を、各報知ライト4に向けて送信する(S039)。本工程S039で送信される発光命令について言及すると、付近ライトに対する命令とそれ以外の報知ライト4に対する命令とに分かれており、両者の間では、指定されている発光態様が互いに異なっている。
以上までに説明してきた共用サーバ2による一連のステップ、すなわち、演算処理を実行するところ各報知ライト4に対して発光を命令するところまでの一連の工程が、本発明の情報報知方法における発光命令工程に相当する。これ以降の手順については、エネルギー消費状況報知プロセスと同様であり、各報知ライト4において発光命令の受信、発光態様の特定、ライト本体41の制御及び発光命令の転送が行われる(S040、S041、S042)。なお、各報知ライト4においてコントローラ42がライト本体41を制御するステップS041は、本発明の情報報知方法における制御工程に相当する。
以上までの一連の工程により、報知対象地域OA内の各報知ライト4が、当該報知対象地域OAのいずれかの住宅Hで発生した異常(火災又は不審者の侵入)に応じた発光態様にて発光するようになる。さらに、報知対象地域OA内に点在している報知ライト4のうち、異常が発生した住宅Hに最も近い報知ライト4(付近ライト)は、図10の(A)に示す態様にて発光し、それ以外の報知ライト4は、図10の(B)に示す態様にて発光する。すなわち、本実施形態において、付近ライトは、それ以外の報知ライト4とは異なる発光態様にて発光するようになる。これにより、報知対象地域OA内に居る人は、最寄りの報知ライト4を見ることにより、同地域OA内のいずれかの住宅Hにおいて災害が発生していることを認識し、特に、付近ライトを見ている者は、近辺で異常が発生していることを迅速に気付くようになる。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明の情報報知システム及び情報報知方法について一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、上記の実施形態では、地域情報の報知を管理する管理装置が複数のサーバ、具体的には、共用サーバ2及びクラウドサーバ3の計2台のサーバによって構成されていることとした。ただし、上記の構成に限定されるものではなく、1つのサーバによって管理装置が構成される構成であってもよい。例えば、クラウドサーバ3のみによって管理装置が構成されており、上記の実施形態における共用サーバ2の機能がクラウドサーバ3に備わっていてもよい。
また、上記の実施形態では、異常発生情報を報知するにあたり、異常が発生している住宅Hに最も近い報知ライト4(付近ライト)のみが、それ以外の報知ライト4とは異なる発光態様にて発光することとした。ただし、これに限定されるものではなく、異常が発生している住宅Hと報知ライト4との間の距離に応じて発光態様が変わることとしてもよい。例えば、異常が発生している住宅Hとの距離が短くなるほど(換言すると、異常発生地に近付くほど)、報知ライト4の点滅速度が速くなることとしてもよい。
また、上記の実施形態では、住宅Hにおいて火災や不審者の侵入が発生した場合に異常発生情報を報知することとしたが、その他の異常が発生した場合にも異常発生情報を報知することとしてもよい。例えば、住宅Hの居住者の身に異常があり、当該異常を検知したときに報知対象地域OA内で異常発生情報を報知することとしてもよい。すなわち、本システムSは、報知対象地域OA内にある各住宅Hの居住者、特に高齢者や独居者の安否を監視する見守りシステムとしても利用可能である。なお、住宅Hの居住者における異常の有無を検知する方法については、特に限定されるものではないが、一例を挙げて説明すると、電力センサ16の計測結果が一定時間以上変化していないかどうかを判定することで異常の有無を検知する方法が考えられる。また、その他の例としては、住宅Hに人感センサを設置し、人感センサの検出信号に基づいて異常の有無を検知する方法も考えられる。
また、上記の実施形態では、報知ライト4を街灯5の頂部に取り付けることとした。かかる構成であれば、報知ライト4を視認し易くなり、離れた位置からも確認することが可能である。ただし、かかる観点であれば、報知ライト4の取り付け位置については、特に街灯5の頂部に限定されるものではなく、他の柱状体、例えば電柱や信号の支柱等に取り付けられていてもよい。
1 ホームサーバ(建物内端末)
2 共用サーバ(管理装置、発光命令部)
3 クラウドサーバ(管理装置、情報収集部)
4 報知ライト(発光装置)
5 街灯(柱状体)
6 災害情報データベース
11,21,31 CPU
12,22,32 メモリ
13,23,33 通信用インターフェース
14,25,34 ルータ
15 家電機器
16 電力センサ
17 防犯用センサ
18 火災検知センサ
24 無線接続用デバイス
41 ライト本体(発光部)
41a 光源
42 コントローラ(制御部)
42a マイコン
42b 無線モジュール(無線通信用のモジュール)
43 導光板
44 保護筒
45 庇
46 太陽電池(電源、発電機器)
47 バッテリ(電源)
C 集会所
GN 外部ネットワーク
H 住宅(建物)
OA 報知対象地域
TN 宅内ネットワーク
S 本システム(情報報知システム)

Claims (8)

  1. 報知対象地域に存する複数の建物の各々に設けられ、前記建物の内部状況に関する建物内情報を配信する建物内端末と、
    情報報知機器として前記報知対象地域内に点在し、屋外に設置された発光装置と、
    一つ又は複数のサーバによって構成された管理装置と、を備え、
    前記報知対象地域内に点在した前記発光装置のそれぞれは、発光する発光部と、該発光部を制御する制御部と、を有し、
    前記管理装置は、前記各々に設けられた前記建物内端末と通信することで前記各々の前記建物内情報を収集する情報収集部と、指定した発光態様にて前記発光部を発光させることを前記報知対象地域に点在した前記発光装置のそれぞれに対して命令する発光命令部と、を有し、
    該発光命令部は、前記発光態様を指定する処理を、前記情報収集部が収集した前記各々の前記建物内情報を用いて実行し、前記処理にて指定した前記発光態様にて前記発光部を発光させることを命令し、
    前記報知対象地域に点在した前記発光装置の前記制御部は、前記発光命令部の命令を受信し、前記発光命令部により指定された前記発光態様にて発光するように前記発光部を制御することを特徴とする情報報知システム。
  2. 前記報知対象地域に点在した前記発光装置の前記制御部は、無線通信用のモジュールを有し、該モジュールを通じて互いにアドホック形式で通信し、
    前記報知対象地域に点在した前記発光装置のうち、一つの前記発光装置の前記制御部が前記発光命令部の命令を受信すると、他の前記発光装置の前記制御部に向けて前記発光命令部の命令を転送することを特徴とする請求項1に記載の情報報知システム。
  3. 前記建物内端末は、前記建物内部における異常の有無を示す前記建物内情報を配信し、
    前記発光命令部は、前記処理において、異常が有ることを示す前記建物内情報を配信した前記建物内端末が設けられた前記建物を特定し、特定した前記建物と前記発光装置との間の距離に応じた前記発光態様を、前記報知対象地域に点在した前記発光装置のそれぞれに対して指定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報報知システム。
  4. 前記発光命令部は、前記処理において、異常が有ることを示す前記建物内情報を配信した前記建物内端末が設けられた前記建物を特定し、特定した前記建物に最も近い前記発光装置とそれ以外の前記発光装置との間で異なるように前記発光態様を指定することを特徴とする請求項3に記載の情報報知システム。
  5. 前記建物内端末は、前記建物内部におけるエネルギー消費量を示す前記建物内情報を配信し、
    前記発光命令部は、前記処理において、前記情報収集部が収集した前記各々の前記建物内情報が示す前記エネルギー消費量を集計し、該エネルギー消費量の集計結果に応じた前記発光態様を指定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報報知システム。
  6. 前記発光装置は、前記報知対象地域内に点在した屋外用の柱状体に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報報知システム。
  7. 前記発光装置は、前記発光部及び前記制御部に電力を供給する電源を有し、
    該電源は、自然エネルギーを利用して発電する発電機器を有していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報報知システム。
  8. 報知対象地域に存する複数の建物の各々に設けられ、前記建物の内部状況に関する建物内情報を配信する建物内端末と、
    情報報知機器として前記報知対象地域内に点在し、屋外に設置された発光装置と、
    一つ又は複数のサーバによって構成された管理装置と、を用い、
    該管理装置が、前記各々に設けられた前記建物内端末と通信することで前記各々の前記建物内情報を収集する情報収集工程と、
    前記管理装置が、前記発光装置が有する発光部を指定した発光態様にて発光させることを前記報知対象地域に点在した前記発光装置のそれぞれに対して命令する発光命令工程と、
    前記報知対象地域に点在した前記発光装置が有する制御部が、前記発光命令工程における前記管理装置の命令を受信し、前記発光命令工程において指定された前記発光態様にて発光するように前記発光部を制御する制御工程と、を有し、
    前記発光命令工程では、前記管理装置が、前記発光態様を指定する処理を、前記情報収集工程にて収集した前記各々の前記建物内情報を用いて実行し、前記処理にて指定した前記発光態様にて前記発光部を発光させることを命令することを特徴とする情報報知方法。
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