JP2015225126A - 情報処理装置、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のオブジェクトの重なりの変更操作を簡易に行うことができる情報処理技術を提供する。
【解決手段】表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示するための情報処理装置であって、前記表示画面上において、前記複数のオブジェクトの内の、処理対象のオブジェクトに対する指示を検知する検知手段と、前記検知手段の検知の結果に応じて、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する変更手段とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示するための情報処理装置であって、前記表示画面上において、前記複数のオブジェクトの内の、処理対象のオブジェクトに対する指示を検知する検知手段と、前記検知手段の検知の結果に応じて、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する変更手段とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示するための情報処理技術に関するものである。
重なり合った複数のオブジェクトを表示する場合、オブジェクトの重なっている順番(Z軸オーダー)を入れ替えることがある。Z軸オーダーの異なる複数のオブジェクトを表示できるオブジェクト表示において、オブジェクトのZ軸オーダーを直観的かつ簡易に操作する方法が提案されている。
例えば、特許文献1の技術では、他のオブジェクトと重なりを有するオブジェクトをマウスの操作等によって移動させ、他のオブジェクトと重なりを有さない状態を作成する。その後、再度、重なりを有する状態となったときに、重なりを有さない状態の前後で接触していると判定された2つのオブジェクトのZ軸オーダーにおける上下関係を入れ替えている。
特許文献1の技術では、2つのオブジェクトのZ軸オーダーにおける上下関係を入れ替えることしかできない。
例えば、3つのオブジェクトがZ軸オーダー上で第一のオブジェクト、第二のオブジェクト、第三のオブジェクトの順番で配置されていた場合に、第一のオブジェクトを第二のオブジェクトと第三のオブジェクトの間に移動させるには、以下の操作が必要となる。
まず、第一のオブジェクトを、第二のオブジェクトとの重なりを有さない状態を作成し、次に、第三のオブジェクトとの重なりを有する状態を経て、再度、第二のオブジェクトと第三のオブジェクトと重なりを有する状態に戻す操作を行う。このように、3つ以上のオブジェクトの配置を変更するための操作が煩雑であり、その操作に困難が強いられる。
また、近年のマルチタッチ対応デバイスの普及により、マルチタッチ対応デバイスにおける新しいZ軸オーダーのオブジェクトの配置の制御も要望されている。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、オブジェクトのZ軸オーダーの簡易な操作を行うことができる情報処理技術を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示するための情報処理装置であって、
前記表示画面上において、前記複数のオブジェクトの内の、処理対象のオブジェクトに対する指示を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知の結果に応じて、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する変更手段と
を備える。
表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示するための情報処理装置であって、
前記表示画面上において、前記複数のオブジェクトの内の、処理対象のオブジェクトに対する指示を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知の結果に応じて、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する変更手段と
を備える。
本発明によれば、複数のオブジェクトの重なりの変更操作を簡易に行うことができるようになる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する一実施形態は、情報処理装置の一例として、ユーザが移動可能な複数のオブジェクトを、重なり合わせて所定のフィールドに表示可能な情報処理装置に適用した例を説明する。しかしながら、本実施形態は、ユーザが移動可能な複数のオブジェクトを、Z軸オーダーに従って所定のフィールドに表示することが可能な任意の機器に適用可能である。
また、本明細書において、「Z軸オーダー」とは、複数のオブジェクトが配置される表示画面に直交する方向(法線方向/奥行方向(深さ方向)/複数のオブジェクトの重なり方向)についての、当該複数のオブジェクトの位置関係を示す情報である。尚、複数のオブジェクトは、それぞれ異なるZ軸オーダーの値を有し、それがメモリに記憶されている。
図1は本実施形態に係る表示制御装置を含む情報処理装置100の構成を示すブロック図である。
CPU101は、後述するプログラムに基づき情報処理装置100が備える各種構成要素の動作を、構成要素間を接続するバスを介して制御する。
本実施形態では、複数のオブジェクトを配置し、オブジェクトのZ軸オーダーを変更可能にするアプリケーション(画像レイアウトアプリケーション)に係るプログラムは、例えば、記録媒体106に記憶されている。しかし、このプログラムは、ROM102に記憶されていてもよい。
尚、プログラムの内容は後述するフローチャートに対応し、そのプログラムが記録媒体106に記憶され、CPU101により実行される。
CPU101は、当該アプリケーションに係るプログラムを記録媒体106より読み出し、RAM103に展開して実行することにより、情報を処理し、情報処理装置100が備える各種構成要素の動作を制御する。
ROM102は、書換可能な不揮発性メモリであり、後述するフローチャートを実現するプログラム、又は情報処理装置100が備える各種構成要素を制御するプログラムや、各種構成要素の動作において必要な設定パラメータ等の情報を記憶する。RAM103は、揮発性メモリであり、上述したプログラム、制御プログラムに係るプログラムの展開領域、一時待避領域等の領域として使用される。
尚、RAM103は、各種構成要素の動作において出力された中間データ、機器の状態を示すリスト、結果データ等の一時的な格納領域としても使用される。
RAM103が記憶するリストには、Z軸上のオブジェクトのZ軸オーダーの値(Z軸ID)と、そのオブジェクトを識別するオブジェクトIDとを対応付けたZ軸オーダーリストZOLがある。また、オブジェクトを識別するオブジェクトID、そのオブジェクトの選択状態、及びZ軸オーダーの入れ替え対象のオブジェクトを識別する入れ替え状態(入れ替えフラグ)とを対応付けたリストOSLがある。
描画制御部104は、表示部107に表示するための表示画像の生成、及び表示部107への当該表示画像の出力を制御する。また、描画制御部104は、表示部107で表示される情報を記憶する領域を有するメモリを備えている。かかるメモリは、例えば、表示部の1画面分の記憶容量があれば良い。
VRAM105は、表示画像が記憶される描画用の記憶領域である。本実施形態では、VRAM105において、CPU101により複数のオブジェクトはZ軸オーダーに従って重畳され、この結果が表示画像として書き込まれる。VRAM105に記憶される表示画像は、その後、CPU101により描画制御部104のメモリに転送され、表示部107で表示される。
記録媒体106は、例えば、HDDやメモリカード等の情報処理装置100に着脱可能に装着される記憶装置である。記録媒体106には、例えば、Z軸オーダーを変更可能に複数のオブジェクトを配置するプログラム、及び配置するオブジェクト等のデータが記憶されている。
尚、本実施形態では、当該プログラム及び配置するオブジェクトは、記録媒体106に記録されているものとして以下に説明する。しかしながら、これらのプログラム及びオブジェクトは、ROM102の中に記憶されていてもよいし、外部から通信部を介して情報処理装置100に供給されてもよい。より具体的には、プログラム及びオブジェクトは、例えば、ネットワークインタフェースを介して、インターネット等のネットワーク上のサーバより取得されても良い。
表示部107は、例えば、液晶モニタ等の表示装置である。本実施形態では、表示部107は情報処理装置100に内蔵されている。しかしながら、表示部107の構成は、これに限定されず、情報処理装置100に接続された外部の表示装置であっても良い。
操作入力部108は、例えば、タッチパネル等の情報処理装置100に接続されたユーザインタフェースをユーザが操作を受け付け、当該操作に対応した制御信号をCPU101に伝送する。
本実施形態では、ユーザは、操作入力部108を介して、表示部107に表示された表示画像を閲覧しながら、当該表示画像に配置されたオブジェクトを指でタッチにすることにより選択及びドラッグ(移動)してオブジェクトのZ軸オーダーを変更することができる。
尚、操作入力部108を実現するタッチパネルは、表示部107に重ね合わせて平面的に構成され、接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。
操作入力部108を実現するタッチパネルについて、更に説明する。
CPU101はタッチパネルへの以下の操作を座標情報により検出して、それに応じた処理を実行する。
・タッチパネルを指示具(指やペン等)で触れたこと(以下、タッチダウンと称する)。
・タッチパネルを指示具で触れている状態であること(以下、タッチオンと称する)。
・タッチパネルを指示具で触れたまま移動していること(以下、ドラッグと称する)。
・タッチパネルへ触れていた指示具を離したこと(以下、タッチアップと称する)。
・タッチパネルに何も触れていない状態(以下、タッチオフと称する)。
これらの操作や、タッチパネル上に指やペンが触れている位置座標は、CPU101に読み取られ、CPU101は読み取った位置座標に基づいてタッチパネル上にどのような操作が行なわれたかを判定する。
ドラッグについては、タッチパネル上で移動する指示具の移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。
また、タッチパネル上をタッチダウンから所定の距離以上のドラッグを経てタッチアップをしたとき、ドラッグを経てドロップが行われたこと(ドラッグアンドドロップ)とする。
タッチパネルは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。
尚、本実施形態では、タッチパネルの操作によりオブジェクトのZ軸オーダーを変更するものとして説明するが、これに限定されない。例えば、操作入力部108として、キーボードやマウスを使用することもできる。その場合は、当該キーボードあるいはマウの操作に従って、処理が実行される。
また、本実施形態においては、タッチパネルを有するタブレット端末やスマートフォン、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に適用する場合を例にして説明するが、これに限定されない。例えば、デジタルカメラ等の撮像装置に適用してもよい。即ち、メモリカード等、デジタルカメラが読み取り可能な記録媒体に記録された撮影画像を、デジタルカメラの背面液晶装置等のディスプレイに再生表示する場合にも、本実施形態は適用可能である。
さらに、本実施形態は、PDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー等の電子機器に適用可能である。
さらに、本実施形態は、画像やテキスト、イラスト図形等のオブジェクトを表示可能な装置に適用可能である。
また、複数の画像データには、例えば、ウィンドウに配置された順に、それぞれ異なるZ軸オーダーの値が割り当てられており、Z軸オーダーの値が小さいほど全面に配置され、Z軸オーダーの値が大きいほど背面に配置されるものとする。もちろん、配置の順番を逆にすることもできる。
尚、本実施形態では、ウィンドウ上に配置するオブジェクトとして画像データを用いるものとして以下に説明するが、これに限定されず、例えば、図形、表、文字列等のオブジェクトであってもよい。
情報処理装置100の動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。図2は表示部107の表示画面上に表示されている任意のオブジェクトに対するタッチダウン操作(タッチダウンイベント)によりオブジェクトの選択を検知した際の処理のフローチャートである。図2のフローチャートに示す処理は、そのフローチャートに対応するプログラムがCPU101によりROM102から読み出されて実行されることで実現される。
S101では、CPU101は、タッチダウンイベントを検知したオブジェクト(オブジェクト[a])の選択状態を判定する。より具体的には、CPU101は、操作入力部108のタッチパネル上でタッチダウンによる指示点を含むオブジェクトを検知した場合、そのオブジェクトの選択状態を、RAM103に確保されているリストOSLを参照して、判定する。リストOSLでは、オブジェクトについて、選択状態である場合にはその旨を示す「TURE」を、非選択状態である場合にはその旨を示す「FALSE」が管理されている。また、リストOSLでは、オブジェクトについて、Z軸オーダーの入れ替え対象である場合にはその旨を示す「TURE」を、入れ替え対象でない場合にはその旨を示す「FALSE」が管理されている。
判定の結果、タッチダウンイベントを検知したオブジェクトが非選択状態である場合、つまり、オブジェクトの選択状態が「FALSE」である場合は、S107に移行する。S110では、CPU101は、リストOSL上の当該オブジェクトの状態値を「FALSE」から「TRUE」に切り替えて処理を完了する。
一方、タッチダウンイベントを検知したオブジェクトが既に選択状態である場合、つまり、オブジェクトの選択状態の値が「TRUE」である場合は、S102以降の処理へ進む。
S102では、CPU101は、タッチダウンイベントを検知したオブジェクトに対し、リストOSLの当該オブジェクトの入れ替えフラグを「TRUE」に設定する。
ここでは、例えば、図3(a)に示すように、8つのオブジェクト(オブジェクトID=1〜8)が、Z軸オーダーにおいて、オブジェクトIDの値が「8」のオブジェクトが最前面に配置され、その後ろにオブジェクトIDの値が「7」以降のオブジェクトが重なって配置されているとする。この場合、Z軸オーダーリストZOLは、図3(a)のように管理される。また、各オブジェクトが非選択状態であるとすると、リストOSLではその選択状態の状態値に「FALSE」が管理される。
この図3(a)の状態から、オブジェクトIDの値「4」のオブジェクトについてタッチイベントが検知されたとすると、図3(b)のリストOSLのオブジェクトDIの値「4」のオブジェクトの入れ替えフラグは、「FALSE」から「TRUE」とに設定される。
次に、S103では、CPU101は、RAM103のZ軸オーダーリストZOLから処理対象のオブジェクトのオブジェクトIDに対応するZ軸IDを読み出し、そのZ軸IDを変数posに設定する。ここでは、オブジェクトIDの値「4」のオブジェクトが処理対象となるので、それに対応するZ軸IDの値「5」が読みだされる。
次に、S104では、CPU101は、変数posに設定されているZ軸IDが、Z軸オーダーリストZOLの要素数と一致するか否かを判定する。この判定は、処理対象のオブジェクトがZ軸オーダー上で最下位であるか否かを判定するものである。図3の例の場合、Z軸オーダーリストZOLの要素数は「8」であるので、例えば、変数posに設定されているZ軸IDの値が「8」の場合、その処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける位置は最下位であることがわかる。
図3(b)の例では、変数posにはオブジェクトIDの値「4」に対応するZ軸IDの値「5」が設定されていて、また、Z軸オーダーリストZOLの要素数は「8」であるので、処理対象のオブジェクトの下に3つのオブジェクトの存在が認識される。つまり、この場合、処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーは最下位でないと判定されるので、この場合(S104でNO)は、S105に処理が移行する。
一方、処理のオブジェクトがZ軸オーダー上で最下位である場合(S104でYES)、処理を終了する。
S105では、CPU101は、処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける表示順位を下に移動させるために、変数posが示すZ軸IDの値を1インクリメント(pos+1)する。S106では、CPU101は、その値(pos+1)をZ軸オーダーリストZOLの当該オブジェクトのオブジェクトIDに対応するZ軸IDとして設定する。
尚、S105の処理では、CPU101は、更に、処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける1つ下位のオブジェクトの表示順位を上に移動(入れ替え)させるために、S105の処理前のpos+1の値のZ軸IDを1デクリメントする。これにより、図3(c)に示すように、タッチダウンが検知されたオブジェクト(オブジェクトIDが「4」のオブジェクト)と、Z軸オーダー上でその1つ下に位置するオブジェクト(オブジェクトIDが「3」のオブジェクト)のZ軸IDについて、Z軸オーダーリストZOLのZ軸オーダー上での上下関係を入れ替える。
このようにして、Z軸オーダーリストZOLの内容が更新される。そして、この更新されたZ軸オーダーリストZOLの内容に従って、各オブジェクトが、そのZ軸オーダーにおける表示位置が制御された上で表示(表示状態が更新)されることになる。
これにより、ユーザは任意のオブジェクトを複数回タッチダウン(ここでは、2回のタッチダウン(1回のタッチダウンで選択状態とし、その選択状態で、更にタッチダウン))することで、Z軸オーダーを簡易に変更することができる。ここでは、処理対象のオブジェクトを現在の位置からひとつ下位へ変更することができる。
Z軸オーダーリストZOLが更新された後、S108で、CPU101は、Z軸オーダーリストZOLの内容に従うオブジェクトの表示情報をVRAM105上に描画する。その結果、Z軸オーダーのオブジェクトの入れ替えが反映された表示情報が、その後、描画制御部104に送信されて、再表示用の表示情報が表示部107へ供給され、Z軸オーダーが入れ替えられたオブジェクトが再表示される。
次に、タッチダウン状態にある任意オブジェクトに対してタッチアップを検出した際の処理について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。図4のフローチャートに示す処理は、そのフローチャートに対応するプログラムがCPU101によりROM102から読み出されて実行されることで実現される。 ここでは、例えば、オブジェクトIDの値が「3」、「4」及び「6」のオブジェクトがタッチされているものとし、また、Z軸オーダーリストZOL、及びリストOSLの内容が、図5(a)の状態であるとする。
操作入力部108からの操作に応じて、タッチアップイベントを検出すると、まず、S301では、CPU101は、リストOSLを参照して、タッチアップが検出されたオブジェクトの入れ替えフラグの状態を判定する。ここでは、オブジェクトIDの値が「3」のオブジェクトにタッチアップイベントが発生したとする。
タッチアップが検出されたオブジェクトの入れ替えフラグが「TRUE」である場合は、S310では、CPU101は、入れ替えフラグを「TRUE」から「FALSE」に変更して、処理を完了する。
こうすることにより、図2のS105及びS106の処理を行った後に、指が離れた際に、オブジェクトのZ軸オーダーが更に変更されてしまうことを防止する。
一方、タッチアップが検出されたオブジェクトの入れ替えフラグが「FALSE」である場合は、S302以降の処理へ進む。
S302では、CPU101は、図6に示すリストOSLの最上位のオブジェクトからチェックして、選択状態にある最上位のオブジェクトをチェック(特定)する。CPU101は、Z軸オーダー上で最上位に位置するオブジェクトのZ軸IDを取得して、これを変数posZに設定する。図5(a)の例の場合、選択状態にあるオブジェクトは、オブジェクトIDの値が「3」、「4」及び「6」のオブジェクトであり、その内、最上位のオブジェクトは、オブジェクトIDの値が「6」のオブジェクトで、それに対応するZ軸IDの値は「3」である。従って、この場合、posZには「3」が設定される。
S303では、CPU101は、Z軸オーダーリストZOLを参照して、処理対象のオブジェクト[a](タッチアップが検出されたオブジェクト)のZ軸IDを変数posAに設定する。ここでは、オブジェクト[a]がオブジェクトIDの値「3」のオブジェクトであるとすると、変数posAには、それに対応するZ軸IDの値「5」が設定される。
S304では、CPU101は、変数posAが示す値のZ軸ID及び対応するオブジェクトIDのエントリをZ軸オーダーリストZOLから削除する。ここでは、変数posAには「5」が設定されているため、Z軸IDの値が「5」で、かつそれに対応するオブジェクトIDの値「3」のオブジェクトのエントリを、一旦、Z軸オーダーリストZOLから削除する。
次に、S305では、CPU101は、Z軸オーダーリストZOLに対して、オブジェクト[a]をposZが示すZ軸IDの位置に挿入する。ここでは、変数posZが示す「3」の位置のZ軸IDのエントリに対して、オブジェクト[a]のオブジェクトIDの値「3」を設定(挿入)する。これに伴い、挿入前に、変数posZが示す「3」の位置のZ軸IDのエントリに存在したオブジェクトIDは、そのZ軸IDを順次繰り下げる。この場合、Z軸IDの値「3」の位置のエントリに存在するオブジェクトIDの値「6」は、図5(b)に示すように、Z軸IDの値「4」の位置のエントリに設定される。以下、変数posZが示す「3」の位置のZ軸IDのエントリへの新規のオブジェクトIDの挿入に伴い、既存のエントリの内、Z軸IDの値が「3」以降のエントリであり、かつ削除されたエントリまでのZ軸IDを順次繰り下げる。つまり、図5(b)に示すように、Z軸IDの値が「3」のエントリに、値が「3」のオブジェクトIDが挿入され、本来、Z軸IDの値が「3」のエントリに存在したオブジェクトIDの値「6」と「5」を1つずつ下に移動する。S308では、CPU101は、オブジェクト[a]の選択状態を「FALSE」に設定する。このように、CPU101は、選択状態を解除の状態にして、並び替えを終了する。
次に、S309で、CPU101は、並び替えられたZ軸オーダーリストZOLの内容に従うオブジェクトの表示情報をVRAM105上に描画する。その結果、Z軸オーダーのオブジェクトの入れ替えが反映された表示情報が、その後、描画制御部104に送信されて、再表示用の表示情報が表示部107へ供給され、Z軸オーダーが入れ替えられたオブジェクトが再表示される。
こうすることにより、ユーザは、複数のオブジェクトのZ軸オーダーリストZOLで管理されるオブジェクトを簡易に操作することができる。
図4のフローチャートで説明した処理の具体例を、図5を用いて説明する。
例えば、8つのオブジェクトが、図5(a)に示すようなZ軸オーダーの関係で配置されている場合に、オブジェクトIDの値が「3」、「4」、及び「6」のオブジェクトにタッチする。これにより、タッチされたオブジェクトのそれぞれに対する、リストOSLの選択状態が「TRUE」に設定される。
この状態で、オブジェクトIDの値「3」のオブジェクトに対してタッチアップが検出されると、Z軸オーダーリストZOL上のオブジェクトIDの値「3」は、前述の処理により、上位に位置していたオブジェクトIDの値6の位置に移動する(図5(b))。また、移動した後、リストOSL上のオブジェクトIDの値「3」の選択状態が「TRUE」から「FALSE」へ設定される。
同様に、オブジェクトIDの値「4」、及び「6」の順番でタッチアップが検出されると、図4の処理が繰り返し行われる。その結果、Z軸オーダー上のオブジェクトIDの値「4」のオブジェクトがオブジェクトIDの値「6」の上位に移動し、また、リストOSL上のオブジェクトIDの値「4」及び「6」の選択状態がが「TRUE」から「FALSE」へ設定される(図5(c))。
図4のS302の処理内容の詳細について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
S501では、CPU101は、変数posZに「1」を設定する。S502からS505のループでは、Z軸オーダーリストZOLの上位から順番に、選択状態にあるオブジェクトを検索する。
具体的には、S502では、CPU101は、変数indexに変数posZの値を設定する。S503では、CPU101は、リストOSLを参照して、変数indexが示す値に対応する、Z軸オーダーリストZOL上のZ軸IDに対応するオブジェクトIDの選択状態を判定する。
判定の結果、選択状態が「FALSE」の場合、S504では、CPU101は、posZの値を1インクリメントする。一方、選択状態が「TRUE」である場合、その時のposZが示す値をRAM103に記憶する。その後、S504では、CPU101は、posZの値を1インクリメントする。 S505では、CPU101は、posZが示す値、Z軸オーダーリストZOLの要素数と一致するか否かを判定する。この判定は、処理対象のオブジェクトの有無を判定するものである。図3や図5の例の場合、Z軸オーダーリストZOLの要素数は「8」であるため、posZが示す値が「8」である場合(S505でYES)、処理を渉猟する。posZが示す値が「8」未満である場合(S505でNO)、S502に戻り、処理を繰り返す。
処理の結果、S506によって、選択状態にあるすべてのposZが示す値のZ軸IDの中で、Z軸オーダーリストZOL上でもっとも上位に位置するZ軸IDを、それに対応するオブジェクトIDのオブジェクトのZ軸オーダー上の位置とする。
図7は、図2及び図4で説明した処理の中で、リストOSLの入れ替えフラグを用いた処理を表す具体例を示す図である。
例えば、図7(a)に示すように、オブジェクトIDの値「4」のオブジェクトだけが選択状態(「TRUE」)にあるとする。オブジェクトIDの値「4」に対して、更に、タッチダウンを検知すると、S102によって、入れ替えフラグは、CPU101により「TRUE」に設定される(図7(b))。
図2のS105からS108により、オブジェクトIDの値「4」のオブジェクトのZ軸オーダー(Z軸ID)がCPU101により入れ替わる。
その後、オブジェクトIDの値「4」に対して、タッチアップをCPU101により検出すると、S301のCPU101の判定により、選択状態が解除されたり、Z軸オーダーが変更されたりすることなく、処理が完了する(図7(c))。
これにより、S105からS108で示す入れ替え処理を行った後に、指が離れた際に、オブジェクトのZ軸オーダーの内容が更に変更されてしまうのを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、オブジェクト(処理対象のオブジェクトと、それに隣接するオブジェクトを含む)のZ軸オーダーの直観的かつ簡易な操作を行うことができる。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
101:CPU、102:ROM、RAM:103、104:描画制御部、105:VRAM、106:記録媒体、107:表示部、108:操作入力部
Claims (11)
- 表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示するための情報処理装置であって、
前記表示画面上において、前記複数のオブジェクトの内の、処理対象のオブジェクトに対する指示を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知の結果に応じて、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する変更手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記変更手段は、前記検知手段の複数回の検知により、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記変更手段は、更に、前記処理対象のオブジェクトに隣接するオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する
こと特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 前記変更手段によるZ軸オーダーにおける配置の順番の変更に応じて、前記処理対象のオブジェクトを含む前記複数のオブジェクトの表示状態を更新する更新手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記複数のオブジェクトの内、2つ以上のオブジェクトの指示を検知した後に、その指示が解除された場合、前記変更手段は、前記複数のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段が、前記処理対象のオブジェクトの指示を検知したことに応じて、前記処理対象のオブジェクトの状態を選択状態あるいは非選択状態に設定する設定手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記変更手段は、前記処理対象のオブジェクトの状態と、前記検知手段の検知の結果に応じて、該処理対象のオブジェクト、それに隣接するオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を入れ替える
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 選択状態にある前記処理対象のオブジェクトに対する指示が検知された場合には、前記処理対象のオブジェクトとZ軸オーダーにおける前記オブジェクトの下位に位置するオブジェクトの順番を入れ替える
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 選択状態にある複数のオブジェクトの1つの処理対象のオブジェクトに対する指示の解除が検知された場合には、前記変更手段は、前記選択状態にある前記複数のオブジェクトの中からZ軸オーダーにおける最上位のオブジェクトを特定し、その特定されたオブジェクトの位置に前記処理対象のオブジェクトを挿入する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 表示画面上に複数のオブジェクトを重ねて表示する方法であって、
前記表示画面上において、前記複数のオブジェクトの内の、処理対象のオブジェクトに対する指示を検知する検知工程と、
前記検知工程の検知の結果に応じて、前記処理対象のオブジェクトのZ軸オーダーにおける配置の順番を変更する変更工程と
を備えることを特徴とする方法。 - コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるための、または請求項10に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014108432A Pending JP2015225126A (ja) | 2014-05-26 | 2014-05-26 | 情報処理装置、方法、及びプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015225126A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019054451A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | ブラザー工業株式会社 | 制御プログラム及び画像データ作成モジュール |
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2014
- 2014-05-26 JP JP2014108432A patent/JP2015225126A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019054451A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | ブラザー工業株式会社 | 制御プログラム及び画像データ作成モジュール |
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