JP2015223196A - 検眼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検者の負担を軽減しつつ、検者が検査に関与することにより柔軟な自覚検査が可能な検眼装置を提供する。
【解決手段】検眼装置は、光学素子適用手段と、視標呈示手段と、応答入力手段と、判定手段と、制御手段とを含む。光学素子適用手段は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する。視標呈示手段は、視標を被検眼に呈示する。応答入力手段は、光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するために用いられる。判定手段は、応答入力手段により入力された応答の内容の正誤を判定する。制御手段は、判定手段による複数の判定結果に基づく応答の内容の正答率に基づいて光学素子適用手段および視標呈示手段の少なくとも一方を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自覚検査に用いられる検眼装置に関する。
検眼装置は、光学素子を通して被検眼に視標を呈示することにより視力などの視機能を検査するための装置である。
検眼装置を用いて自覚検査を行う場合、検者は、被検者の応答の内容を記憶しておき、その応答の内容によって次に検査すべき内容を切り替えたり、検査結果を決定したりする。たとえば、視力検査では、同一の視力値に対応する5つの視標を呈示し、正答数が3つ以上のとき、被検眼は少なくとも当該視力値を有すると判定され、当該視力値より1ステップだけ大きい視力値に対応する視標に切り替えられ、検査が継続される。正答数が3つ未満のとき、当該視力値より1ステップだけ小さい視力値が検査結果として採用される。
特開2004−283271号公報
従来の検眼装置を用いた自覚検査では、検者が、被検者の一連の応答の内容を記憶しておく必要がある。そのため、被検者の応答に時間がかかった場合、検者が、以前の被検者の応答の内容を忘れてしまい、検査結果の信頼性に影響を与えてしまう可能性がある。この点、特許文献1に記載の検眼装置によれば、自覚検査を自動化することにより検者の負担を軽減することができる。しかしながら、自覚検査においては、検者の経験や技術を生かして柔軟に検査を行いたい場合がある。たとえば、検者の経験などにより検査内容を厳選し、所望の検査を短時間で行いたい場合がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、検者の負担を軽減しつつ、検者が検査に関与することにより柔軟な自覚検査が可能な検眼装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の検眼装置は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する光学素子適用手段と、視標を被検眼に呈示する視標呈示手段と、前記光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し前記視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するための応答入力手段と、前記応答入力手段により入力された前記応答の内容の正誤を判定する判定手段と、前記判定手段による複数の判定結果に基づく前記応答の内容の正答率に基づいて前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、を含む。
また、請求項2に記載の検眼装置は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する光学素子適用手段と、視標を被検眼に呈示する視標呈示手段と、前記光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し前記視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容の正誤を入力するための正誤入力手段と、前記被検眼に呈示された複数の視標に対する複数の前記応答の内容の正答率に基づいて、前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、を含む。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の検眼装置であって、前記視標は、被検眼の視力値を測定するための視力測定用視標を含み、前記制御手段は、前記視力測定用視標に対する前記正答率に基づいて次に適用される視力値を決定する視力値決定手段を含む。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の検眼装置であって、前記制御手段は、前記視力値決定手段により決定された視力値に対応する視力測定用視標を呈示するように前記視標呈示手段を制御する。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の検眼装置であって、前記制御手段は、前記視力値決定手段により決定された視力値に対応する光学素子を適用するように前記光学素子適用手段を制御する。
また、請求項6に記載の検眼装置は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する光学素子適用手段と、視標を被検眼に呈示する視標呈示手段と、前記光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し前記視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するための応答入力手段と、前記応答入力手段により入力された前記応答の内容の正誤を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示部と、前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御するための指示を入力するための指示入力部とを含むユーザインターフェイスと、前記判定結果表示部に判定結果が表示されたことを受けて前記指示入力部により入力された指示に基づいて、前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、を含む。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の検眼装置であって、前記被検眼に呈示されている視標を検者に向けて表示する表示手段を含む。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の検眼装置であって、前記応答の内容の正誤を示す正誤情報を記憶する記憶手段を含み、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記正誤情報を出力手段に出力させる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の検眼装置であって、前記正誤情報は、前記応答の内容およびその正誤を含み、前記制御手段は、視力値ごとに応答の内容およびその正誤を前記出力手段に出力させる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の検眼装置であって、前記正誤情報は、前記被検眼に呈示された複数の視標と、当該複数の視標に対する前記複数の応答の内容およびその正誤とを対応付けた情報であり、前記制御手段は、前記正誤情報に基づいて、前記応答の内容が正答である視標、前記応答の内容が誤答である視標、または視標の種別ごとの前記応答の内容の正誤を集計する集計手段を含み、前記集計手段による集計結果を前記出力手段に出力させる。
この発明に係る検眼装置によれば、検者の負担を軽減しつつ、検者が検査に関与することにより柔軟な自覚検査が可能になる。
第1実施形態に係る検眼装置の構成例を示す図。 第1実施形態に係るコントローラの構成例を示す図。 第1実施形態に係るタブレット端末の構成例を示す図。 第1実施形態に係る検眼装置の構成例を示す図。 第1実施形態に係る検眼装置の構成例を示す図。 第1実施形態に係る検眼装置の構成例を示す図。 第1実施形態に係る検眼装置を用いた検査フローの一例を示す図。 第1実施形態に係るメイン制御装置の動作例を示す図。 第1実施形態に係る検眼装置の動作例のシーケンス図。 第1実施形態に係る出力装置への出力例を示す図。 第2実施形態に係る制御部の構成例を示す図。 第2実施形態に係るメイン制御装置の動作例を示す図。 第2実施形態に係る検眼装置の動作例のシーケンス図。 第3実施形態に係るメイン制御装置の動作例を示す図。 第3実施形態に係る検眼装置の動作例のシーケンス図。
実施形態に係る検眼装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
[システム構成]
図1に、第1実施形態に係る検眼装置の外観構成を概略的に示す。なお、図1では、検眼装置の操作手段として1つのタブレット端末およびコントローラが図示されているが、第1実施形態に係る検眼装置の操作手段は、タブレット端末またはコントローラのいずれか1つであればよい。
検眼装置1(眼科装置)は、光学素子を通して被検者の眼(被検眼)に視標を呈示することにより視力や視機能などを検査するための装置である。検眼装置1は、測定ヘッド(レフラクタ、フォロプタ)10と、視標呈示装置20と、メイン制御装置40と、コントローラ50と、タブレット端末100とを有する。検眼装置1は、測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、コントローラ50、およびタブレット端末100のすべてを含んで構成されていなくてもよい。
測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、およびコントローラ50は、電源線および通信線を含むケーブルを介して電気的に接続されている。電源線は、メイン制御装置40から各部に電源を供給するために用いられる。通信線は、メイン制御装置40と各部との間の通信を行うために用いられる。タブレット端末100は、無線の通信路を介して、メイン制御装置40との通信が可能に構成される。メイン制御装置40は、1以上のタブレット端末100との無線の通信の接続が可能に構成される。
図1では、検眼装置1は、検眼用テーブル3を有する。検眼用テーブル3は、測定ヘッド10の支持やコントローラ50の載置などのための机である。検眼用テーブル3は、支持部4によって床の上に支持された状態で設置される。なお、図1では、検眼用テーブル3にコントローラ50およびタブレット端末100が載置されている。
たとえば、検眼用テーブル3には、支柱5が立設される。支柱5は、横アーム6の一方の端部に設けられた中空状の支持部7に挿入される。支柱5は、垂直方向(矢印方向h)に横アーム6を移動可能に支持するとともに、軸回り方向(矢印方向j、矢印方向k)に横アーム6を回動可能に支持する。横アーム6の他方の端部には、測定ヘッド10が保持される。この端部には、操作アーム8が、この端部から突出するように設けられている。操作アーム8は、操作者による操作を受け、横アーム6および測定ヘッド10を支柱5の軸回り方向に回動させることが可能である。なお、横アーム6は、水平方向の軸回りに測定ヘッド10を回動させる機構を有していてもよい。支持部4の側面には格納部9が設けられ、メイン制御装置40などが格納される。なお、検眼用テーブル3の構成は、図1に示す構成に限定されるものではない。
この実施形態では、タブレット端末100やコントローラ50は、検眼装置1を制御するための操作手段である。測定ヘッド10は、タブレット端末100やコントローラ50に対する操作者による操作を受け、複数の光学素子を被検眼に選択的に適用する。視標呈示装置20は、タブレット端末100やコントローラ50に対する操作者による操作を受け、たとえば、複数の視標を被検眼に選択的に呈示する。メイン制御装置40は、タブレット端末100やコントローラ50に対する操作を受け、測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御する。
メイン制御装置40は、所定の期間内に略同時に受け付けられたコントローラ50に対する操作とタブレット端末100に対する操作とに対して優先制御を行うことなく、測定ヘッド10または視標呈示装置20を制御することが可能である。また、メイン制御装置40は、事前に設定された優先順位に従って、所定の期間内に略同時に受け付けられたコントローラ50に対する操作とタブレット端末100に対する操作とに対して優先制御を行ってもよい。この場合、メイン制御装置40は、優先制御により優先順位が高く設定された操作に基づいて、測定ヘッド10または視標呈示装置20を制御する。
(測定ヘッド10)
測定ヘッド10は、被検眼に複数の光学素子を選択的に配置可能である。測定ヘッド10は、左眼用検眼ユニット10Lと右眼用検眼ユニット10Rとを有する。左眼用検眼ユニット10Lおよび右眼用検眼ユニット10Rのそれぞれは、被検眼に選択的に適用する複数の光学素子を内蔵する。左眼用検眼ユニット10Lは、複数の光学素子の中から選択された光学素子を被検者の左眼(左被検眼)に適用する。右眼用検眼ユニット10Rは、複数の光学素子の中から選択された光学素子を被検者の右眼(右被検眼)に適用する。左眼用検眼ユニット10Lおよび右眼用検眼ユニット10Rには、それぞれ検眼窓11L、11Rが形成されている。タブレット端末100やコントローラ50に対する操作を受け、複数の光学素子が検眼窓11L、11Rに選択的に配置される。左被検眼は、視標呈示装置20により呈示された視標を検眼窓11Lを通じて視認する。右被検眼は、視標呈示装置20により呈示された視標を検眼窓11Rを通じて視認する。
左眼用検眼ユニット10Lおよび右眼用検眼ユニット10Rは、個別に動作可能に構成される。各検眼ユニットは、複数の光学素子と駆動機構とを有する。
各検眼ユニットが有する複数の光学素子は、被検眼の視機能を検査するための各種レンズからなる集合であり、たとえば、球面レンズ、円柱レンズ、累進レンズ、およびプリズムレンズのうち少なくとも1つを含む。複数の光学素子は、検眼パラメータの種別ごとに組分けされる。
検眼パラメータは、被検眼の視機能を検査するための検査条件を示すものである。たとえば、検眼パラメータの種別は、球面度数、乱視度数、乱視軸角度、加入度数、瞳孔間距離、プリズム度数、およびプリズム方向のうち少なくとも1つを含む。検眼パラメータの種別ごとの組分けとして、球面度数の組は、複数の球面レンズを含み、それぞれ異なる球面度数の球面レンズにより構成される。乱視度数の組は、複数の円柱レンズを含み、それぞれ異なる乱視度数の円柱レンズにより構成される。なお、乱視度数の組は、さらに乱視軸角度ごとに組分けされてもよい。加入度数の組は、複数の累進レンズを含み、それぞれ異なる加入度数の累進レンズにより構成される。プリズム度数の組は、複数のプリズムレンズを含み、それぞれ異なるプリズム度数のプリズムレンズにより構成される。なお、プリズム度数の組は、さらにプリズム方向ごとに組分けされてもよい。瞳孔間距離は、被検眼の瞳孔間距離に合わせて設定される検査条件である。瞳孔間距離は、左眼用検眼ユニット10Lと右眼用検眼ユニット10Rの一方または双方が、水平方向(図1の矢印方向m)にスライドすることにより設定される。
各検眼ユニットが有する駆動機構は、複数の光学素子のそれぞれを検眼窓に配置させ、且つ、検眼窓から退避させることが可能に構成される。たとえば、駆動機構は、複数のターレット板を有する。ターレット板は、円板形状である。ターレット板は、駆動機構において、円の中心を軸として円周回りに回動可能に構成される。ターレット板は、縁の近傍に複数の孔を有し、孔には、光学素子が嵌め込まれている。駆動機構は、ターレット板を回動させることにより、複数の光学素子のそれぞれを検眼窓に配置させ、且つ、検眼窓から退避させる。
測定ヘッド10は、メイン制御装置40からの制御を受けて光学素子を切り替えることにより、球面度数、乱視度数、乱視軸角度、加入度数、瞳孔間距離、プリズム度数、およびプリズム方向のうち少なくとも1つを切り替えて被検眼に適用することが可能である。
(視標呈示装置20)
視標呈示装置20は、測定ヘッド10の前方の所定距離の位置に配置される。視標呈示装置20は、1または複数の切り替え可能な視標を表示することによって、被検眼に視標を呈示する。視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御信号を受け、視力検査視標、赤緑検査視標、乱視検査視標などの視標を表示することが可能である。視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御信号により、あらかじめ決められた順序で視標を表示したり、当該制御信号により指定された視標を表示したりすることが可能である。
(メイン制御装置40)
メイン制御装置40は、検眼装置1の各部を制御する。メイン制御装置40は、コントローラ50に対する操作に対応した操作情報をコントローラ50から受けて、検眼装置1の各部を制御する。具体的には、メイン制御装置40は、ケーブルを介して、コントローラ50との有線の通信の接続を確立する。メイン制御装置40は、コントローラ50との通信の接続が確立された状態において、コントローラ50によって受け付けられた操作に対応した操作情報をコントローラ50から受信する。メイン制御装置40は、受信された操作情報に基づいて、測定ヘッド10と視標呈示装置20の一方または双方を制御する。
また、メイン制御装置40は、タブレット端末100に対する操作に対応した操作情報をタブレット端末100から受けて、検眼装置1の各部を制御する。具体的には、メイン制御装置40は、無線の通信路を介して、タブレット端末100との通信の接続を確立する。メイン制御装置40は、タブレット端末100との無線の通信の接続が確立された状態において、タブレット端末100によって受け付けられた操作に対応した操作情報をタブレット端末100から受信する。メイン制御装置40は、受信された操作情報に基づいて、測定ヘッド10と視標呈示装置20の一方または双方を制御する。
メイン制御装置40は、あらかじめ決められた視標とその呈示順序とが設定された視標制御情報に従って視標を被検眼に呈示させるように視標呈示装置20を制御する。また、メイン制御装置40は、タブレット端末100またはコントローラ50に対する操作により指定された視標を被検眼に呈示させるように視標呈示装置20を制御することができる。
このようなメイン制御装置40は、中央演算処理装置(Central Processing Unit:以下、CPU)および記憶装置を有するコンピュータを備えた眼科装置である。記憶装置には、あらかじめ検眼装置制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から読み出された検眼装置制御プログラムに従って処理を実行することにより、測定ヘッド10および視標呈示装置20の制御を行う。また、メイン制御装置40は、専用のハードウェアによって測定ヘッド10および視標呈示装置20を制御するようにしてもよい。
(コントローラ50)
図2に、図1のコントローラ50の外観構成を概略的に示す。コントローラ50は、操作部51と、表示部52とを有する。操作部51は、図2に示すように、複数のスイッチと1つのダイヤルとを有し、スイッチの押下やダイヤルの回転などの操作を受け付ける。複数のスイッチには、検査パラメータを切り替えるためのスイッチ、検査パラメータの切り替え方向を変更するためのスイッチ、検査対象眼を切り替えるためのスイッチ、切り替え対象を移動させるためのスイッチ、検査種別を切り替えるためのスイッチなどがある。切り替え方向には、検査パラメータを所定の方向に変更する+側と、検査パラメータを+側とは反対方向に変更する−側とがある。ダイヤルは、回転操作量に応じた分だけ、検眼パラメータの値や検眼パラメータの種別を変更する。このような操作部51に対する操作者による操作を受けて、コントローラ50は、操作内容に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る。メイン制御装置40は、コントローラ50に対する操作に対応した操作情報をコントローラ50から受けて、測定ヘッド10や視標呈示装置20を制御する。
表示部52には、測定ヘッド10の検眼窓にセットされている光学素子の光学特性のパラメータである検眼パラメータの値が、検眼パラメータの種別ごとに光学特性データとして表示される。また、表示部52には、視標呈示装置20により呈示された視標または視標チャートが表示される。表示部52には、切り替え可能な検眼パラメータの値、検眼パラメータの種別、視標、視標チャートなども表示されてもよい。メイン制御装置40は、各種情報を表示部52に表示させるように制御する。
(タブレット端末100)
図3に、図1のタブレット端末100の外観構成を概略的に示す。タブレット端末100は、タッチパネル機能を有する表示パネル101を有する。表示パネル101は、操作画面を表示する表示部101aとして機能するとともに、表示パネル101に対する操作者によるジェスチャー操作(タッチ操作)を受け付ける操作部101bとして機能する。以下では、タッチ操作は、操作面に触れることにより行われる操作として説明するが、操作面に触れることなく操作面の近傍で行われる操作を含んでもよい。表示部101aとしての表示パネル101に表示された操作画面は、コントローラ50の操作部51に設けられた複数のスイッチのうちの少なくとも一部の機能を実現するための操作画面である。以下、この実施形態では、タップ操作や長押し操作などの静的なタッチ操作についても「ジェスチャー操作」と表記する場合がある。また、記号の入力操作もジェスチャー操作の一種として、「ジェスチャー操作」と表記する場合がある。
操作部101bとしての表示パネル101は、操作者の指やスタイラスなどによるタッチ操作の検出が可能な操作面(検知面)を有する。ジェスチャー操作には、たとえば、操作面に対するピンチイン操作、ピンチアウト操作、フリック操作、タップ操作、ドラッグ操作、スワイプ操作などが含まれる。ピンチイン操作は、操作者が操作面に触れながら2本の指を近付ける操作である。ピンチアウト操作は、操作者が操作面に触れながら2本の指を遠ざける操作である。フリック操作は、操作者が操作面を払うように触れる操作である。タップ操作は、操作者が操作面を叩くように触れる操作である。ドラッグ操作は、操作者が操作面に触れたまま、触れた点から他の点まで引きずるように操作面に触れる操作である。スワイプ操作は、操作者が操作面を掃くように触れる操作である。たとえば、操作部101bは、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式などの検知方式によって、タッチ操作を検知する。
タブレット端末100は、このような表示パネル101に対する操作者によるジェスチャー操作を受け、事前に通信の接続が確立された通信路を介して、このジェスチャー操作に応じた操作情報(制御信号)をメイン制御装置40に送る。
このようなタブレット端末100は、CPUおよび記憶装置を有するコンピュータを備えた検眼装置用コントローラである。記憶装置には、あらかじめ検眼装置制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から読み出された検眼装置制御プログラムに従って処理を実行することにより、測定ヘッド10および視標呈示装置20の切り替えを指示するための制御信号を出力する。また、タブレット端末100は、専用のハードウェアによって測定ヘッド10および視標呈示装置20の切り替えを指示するための制御信号を出力するようにしてもよい。
この実施形態では、タブレット端末100またはコントローラ50は、検者による被検者の応答入力用の操作装置である。以下では、検者による被検者の応答入力用の操作装置がタブレット端末100である場合について説明するが、被検者の応答入力用の操作装置がコントローラ50である場合も同様である。
タブレット端末100は、検者による被検者の応答入力用の操作画面を表示部101aに表示する。タブレット端末100の表示部101aには、被検眼に呈示されている視標が検者に向けて表示されてもよい。タブレット端末100は、測定ヘッド10により複数の光学素子が選択的に適用されている被検眼に対し視標呈示装置20により呈示された視標に対する被検者の応答の内容の入力操作を受け付ける。被検者の応答の内容の入力は、タブレット端末100に対するジェスチャー操作やタブレット端末100の表示部101aに表示されたアイコンに対するタッチ操作などにより可能になっている。たとえば、タブレット端末100は、このような操作により入力された当該視標に対する被検者の応答の内容を解析し、解析された結果を操作情報(制御信号)としてメイン制御装置40に対して送る。メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報から被検者の応答の内容の正誤を判定し、判定された結果に基づいて、測定ヘッド10または視標呈示装置20を制御したり、次に適用される視力値の決定をしたりする。
[制御系の構成]
図4に、第1実施形態に係る検眼装置1の基本構成例のブロック図を示す。図4において、図1と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図5および図6に、図4の検眼装置1の各部の構成例の機能ブロック図を示す。図5および図6において、図4と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
検眼装置1は、測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、コントローラ50、およびタブレット端末100に加えて、出力装置60を含んで構成されている。
メイン制御装置40は、複数のタブレット端末100との通信が可能に構成されるが、以下では、1つのタブレット端末100との通信を行うものとする。検眼装置1を用いた検査の前後や検査途中で、タブレット端末100は、メイン制御装置40との通信の接続の確立を行ったり、通信の接続を切断したりすることが可能である。メイン制御装置40は、コントローラ50やタブレット端末100に対する操作を受け、測定ヘッド10や視標呈示装置20を制御するたびにその制御結果をコントローラ50やタブレット端末100に反映させる。これにより、検査の前後のみならず検査途中でメイン制御装置40との通信の接続が確立されたタブレット端末100を用いて、引き続き検査を継続させることが可能になる。
タブレット端末100は、メイン制御装置40の他に、有線または無線の通信路を介してキーボード(図示せず)の接続が可能に構成される。キーボードは、コントローラ50の操作部51と同様の複数のスイッチと1つのダイヤルとを有する。キーボードでは、コントローラ50の操作部51と同様の複数のスイッチおよび1つのダイヤルが操作部51と同様に配置される。タブレット端末100にキーボードが接続されている状態では、タブレット端末100は、キーボードに対する操作に対応した操作情報をキーボードから受け、この操作情報をメイン制御装置40に送る。従って、キーボードに対する操作を行う操作者は、タブレット端末100の表示パネル101に表示された操作画面を見ながら、コントローラ50と同様に操作し、測定ヘッド10または視標呈示装置20を制御することが可能である。
このような検眼装置1では、図5および図6に示すように、各部は次のような構成を有する。
測定ヘッド10は、左眼用検眼ユニット10Lと、右眼用検眼ユニット10Rと、通信制御部12と、制御部13とを含んで構成されている。
通信制御部12は、ケーブルを介して接続されたメイン制御装置40との間の通信インターフェース処理を行う。通信インターフェース処理は、メイン制御装置40からの制御信号の受信処理などを含む。制御部13は、測定ヘッド10の各部を制御する。制御部13は、通信制御部12を介してメイン制御装置40から受けた制御信号に基づいて、左眼用検眼ユニット10Lと右眼用検眼ユニット10Rの一方または双方を制御する。左眼用検眼ユニット10Lは、制御部13からの制御を受け、検眼窓11Lに配置される光学素子を切り替える。右眼用検眼ユニット10Rは、制御部13からの制御を受け、検眼窓11Rに配置される光学素子を切り替える。
また、通信制御部12における通信インターフェース処理においてメイン制御装置40に対する測定ヘッド10の設定情報の送信処理が行われてもよい。この場合、制御部13は、メイン制御装置40または測定ヘッド10で発生されたトリガに基づいて、通信制御部12により測定ヘッド10の設定情報をメイン制御装置40に対して送信させることが可能である。このような制御部13は、CPUおよび記憶装置を有する。記憶装置には、あらかじめ測定ヘッド制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から読み出された測定ヘッド制御プログラムに従って処理を実行することにより、測定ヘッド10の各部の制御を行う。また、制御部13は、専用のハードウェアによって測定ヘッド10の各部を制御するようにしてもよい。
視標呈示装置20は、通信制御部21と、制御部22と、表示制御部23と、表示部24とを含んで構成されている。通信制御部21は、ケーブルを介して接続されたメイン制御装置40との間の通信インターフェース処理を行う。通信インターフェース処理は、メイン制御装置40からの制御信号の受信処理などを含む。制御部22は、視標呈示装置20の各部を制御する。制御部22は、通信制御部21を介してメイン制御装置40から受けた制御信号に基づいて、視標の呈示状態を変更する。具体的には、制御部22は、表示制御部23により、制御信号に基づいて変更された視標を表示部24に表示させる。
また、通信制御部21における通信インターフェース処理においてメイン制御装置40に対する視標呈示装置20の呈示情報の送信処理が行われてもよい。この場合、制御部22は、メイン制御装置40または視標呈示装置20で発生されたトリガに基づいて、通信制御部21により視標呈示装置20の呈示情報をメイン制御装置40に対して送信させることが可能である。このような制御部22は、CPUおよび記憶装置を有する。記憶装置には、あらかじめ視標呈示装置制御プログラムが記憶されており、CPUが記憶装置から読み出された視標呈示装置制御プログラムに従って処理を実行することにより、視標呈示装置20の各部の制御を行う。また、制御部22は、専用のハードウェアによって視標呈示装置20の各部を制御するようにしてもよい。
コントローラ50は、操作部51と、表示部52と、通信制御部53と、制御部54と、表示制御部55とを含んで構成されている。通信制御部53は、ケーブルを介して接続されたメイン制御装置40との間の通信インターフェース処理を行う。通信インターフェース処理は、メイン制御装置40からの制御制御信号の受信処理と、コントローラ50に対する操作に対応した操作情報の送信処理などを含む。制御部54は、コントローラ50の各部を制御する。制御部54は、表示制御部55により、通信制御部53を介してメイン制御装置40から受けた制御信号に基づいて表示部52に操作画面や検眼装置1の動作状態などを表示させる。具体的には、制御部54は、表示制御部55により、制御信号に基づいて操作画面や検眼装置1の動作状態などを表示部52に表示させる。なお、制御部54は、あらかじめ登録された操作画面情報に基づいて表示部52に操作画面を表示させることも可能である。
また、制御部54は、操作部51に対する操作に対応した操作情報を生成する。具体的には、制御部54は、操作部51が有する複数のスイッチおよびダイヤルを操作することにより生成された操作信号を操作部51から受ける。この操作信号の内容と操作部51に対する操作内容に対応した操作情報とを対応付けたテーブル情報があらかじめ設定されている。制御部54は、操作部51から操作信号を受けると、このテーブル情報を参照することにより、操作部51に対する操作内容に対応した操作情報を生成する。制御部54は、通信制御部53により、生成された操作情報を通信制御部53によりメイン制御装置40に送信させる。
タブレット端末100は、表示部101aと操作部101bとを有するタッチパネルを含んで構成される。また、タブレット端末100は、通信制御部102と、制御部103と、表示制御部104とを含んで構成されている。通信制御部102は、メイン制御装置40との無線の通信の接続の確立処理を行い、通信の接続が確立された状態で、メイン制御装置40との間の通信インターフェース処理を行う。また、通信制御部102は、メイン制御装置40との間の通信の接続の切断処理も行う。通信インターフェース処理は、メイン制御装置40からの制御信号の受信処理と、タブレット端末100(表示パネル101)に対する操作に対応した操作情報の送信処理などを含む。制御部103は、タブレット端末100の各部を制御する。制御部103は、通信制御部102を介してメイン制御装置40から受けた制御信号に基づいて表示部101aに操作画面や検眼装置1の動作状態などを表示させる。具体的には、制御部103は、表示制御部104により操作画面や検眼装置1の動作状態などを表示部101aに表示させる。
制御部103は、表示部101a(操作面)に表示された操作画面に対するタッチ操作を検出し、検出されたタッチ操作に対応した操作情報を生成する。具体的には、操作部101bの操作面に対し、2次元座標系があらかじめ定義されている。操作部101bは、操作面に対するタッチ操作を検知すると、タッチ操作が検知された2次元座標系における位置情報を制御部103に対して出力する。制御部103は、操作部101bからの位置情報を受けることにより、以下のようにタッチ操作の検出が可能になる。
表示部101aに表示された操作画面内には、操作可能領域が設けられる。操作可能領域は、少なくとも1つのジェスチャー操作可能領域を含む。ジェスチャー操作可能領域は、操作画面に対するジェスチャー操作の受け付けが可能な領域である。
ジェスチャー操作可能領域に対するタッチ操作が行われると、制御部103は、操作部101bからの位置情報を繰り返し検出することにより、検知時間(たとえば、操作面への接触時間)と検知位置の軌跡とを判別する。これにより、制御部103は、当該ジェスチャー操作可能領域に対するジェスチャー操作の内容(タップ操作、ドラッグ操作、フリック操作、スワイプ操作、各タッチ操作の方向など)を特定することができる。制御部103は、特定されたジェスチャー操作の内容を示す操作情報を生成する。操作情報には、当該ジェスチャー操作が受け付けられたジェスチャー操作可能領域を示す情報が含まれてもよい。制御部103は、通信制御部102により、生成された操作情報を通信制御部102によりメイン制御装置40に送信させる。
また、ジェスチャー操作可能領域に対するタッチ操作が行われると、制御部103は、操作部101bからの位置情報を繰り返し検出することにより、タッチ位置の軌跡(入力軌跡)を特定するようにしてもよい。この場合、制御部103は、テンプレート情報として複数の記号テンプレートをあらかじめ記憶する。記号テンプレートは、視標としての記号の形状を示すデータである。制御部103は、特定されたタッチ位置の軌跡と、複数の記号テンプレートとを照合し、照合された記号テンプレートに対応する記号を特定する。制御部103は、特定された記号を示す操作情報を生成する。操作情報には、当該入力操作が受け付けられたジェスチャー操作可能領域を示す情報が含まれてもよい。
出力装置60は、制御部47からの制御を受け、検眼装置1を用いた検査結果などの各種情報の出力を行う装置である。出力装置60には、各種情報の表示を行う表示装置や各種情報の印刷を行う印刷装置がある。表示装置には、CRT(Cathode Ray Tube)や、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイなどがある。印刷装置には、公知の印刷方式で紙などの媒体に印刷する装置がある。
メイン制御装置40は、図5に示すように、通信制御部41、42、43、44と、電源部45と、視標画像生成部46と、制御部47と、記憶部48とを含んで構成されている。制御部47は、図6に示すように、正誤判定部471と、正答率算出部472と、正答率判定部473と、視力値決定部474と、集計部475とを含んで構成されている。
通信制御部41は、ケーブルを介して接続された測定ヘッド10(通信制御部12)との間の通信インターフェース処理を行う。通信インターフェース処理は、測定ヘッド10に対する制御信号の送信処理などを含む。また、通信インターフェース処理において測定ヘッド10の設定情報の受信処理が行われてもよい。この場合、制御部47は、メイン制御装置40または測定ヘッド10で発生されたトリガに基づいて、通信制御部41により測定ヘッド10の設定情報を測定ヘッド10から受信させることが可能である。
通信制御部42は、ケーブルを介して接続された視標呈示装置20(通信制御部21)との間の通信インターフェース処理を行う。通信インターフェース処理は、視標呈示装置20に対する制御信号の送信処理などを含む。この制御信号には、視標画像生成部46により生成され、視標呈示装置20の表示部24に表示される視標の画像を表す画像データ信号などが含まれる。また、通信インターフェース処理において視標呈示装置20の呈示情報の受信処理が行われてもよい。この場合、制御部47は、メイン制御装置40または視標呈示装置20で発生されたトリガに基づいて、通信制御部42により視標呈示装置20の呈示情報を視標呈示装置20から受信させることが可能である。
通信制御部43は、ケーブルを介して接続されたコントローラ50(通信制御部53)との間の通信インターフェース処理を行う。通信インターフェース処理は、コントローラ50に対する操作に対応した操作情報の受信処理と、コントローラ50に対する制御信号の送信処理などを含む。この制御信号には、制御部47により生成され、コントローラ50の表示部52に表示される操作画面の画像データ信号などが含まれてもよい。なお、メイン制御装置40(制御部47)がコントローラ50の表示部52に表示される操作画面を作成する場合、この制御信号には、操作画面の画像データ信号などが含まれてもよい。
通信制御部44は、タブレット端末100(通信制御部102)との無線の通信の接続の確立処理を行い、通信の接続が確立された状態で、タブレット端末100(通信制御部102)との間の通信インターフェース処理を行う。また、通信制御部44は、タブレット端末100(通信制御部102)との間の通信の接続の切断処理も行う。通信インターフェース処理は、タブレット端末100(通信制御部102)または上記のキーボードに対する操作に対応した操作情報の受信処理と、メイン制御装置40からの制御信号の送信処理などを含む。なお、メイン制御装置40(制御部47)がタブレット端末100の表示部101aに表示される操作画面を作成する場合、この制御信号には、操作画面の画像データ信号などが含まれてもよい。
電源部45は、測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、コントローラ50、および出力装置60の電源を生成し、生成された電源を各部に供給する。なお、測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、コントローラ50、および出力装置60は、それぞれ個別に電源が供給されてもよい。
視標画像生成部46は、視標呈示装置20の表示部24に表示される視標画像(視標画像データ)を生成する。視標画像生成部46は、制御部47からの制御を受け、視標画像を生成する。視標画像には、制御部47からの制御に基づいて指定された視力値の視標や視標チャートなどが含まれる。たとえば、視標と所定の視力値の視標画像パターンとを対応付けたテーブル情報があらかじめ設定されている。視標画像生成部46は、このテーブル情報を参照することにより、制御部47により指定された視力値となるように視標画像パターンの拡大処理や縮小処理を行うことで、所望の視力値の視標画像を生成する。制御部47は、通信制御部42により、視標画像生成部46によって生成された視標画像(視標画像データ)を視標呈示装置20に送信させる。この実施形態では、メイン制御装置40による視標呈示装置20の制御に、視標画像生成部46により生成された視標画像(視標画像データ)の送信が含まれてもよい。
記憶部48は、メイン制御装置40において実行される各種の制御プログラムや視標画像生成部46により生成された視標画像(視標画像データ)を記憶する。また、記憶部48は、メイン制御装置40における各種処理の作業用の記憶領域として用いられる。
制御部47は、メイン制御装置40の各部を制御する。制御部47は、通信制御部43により、コントローラ50との通信の接続を確立させる。制御部47は、コントローラ50との通信の接続が確立された状態において、通信制御部43により、コントローラ50によって受け付けられた操作に対応した操作情報をコントローラ50から受信させる。制御部47は、通信制御部41を介して測定ヘッド10を制御することにより、受信された操作情報に基づいて複数の光学素子のいずれかを被検眼に適用するように検眼装置1を制御する。制御部47は、通信制御部42を介して視標呈示装置20を制御することにより、受信された操作情報に基づいて視標の呈示状態を変更するように検眼装置1を制御する。
また、制御部47は、通信制御部44により、タブレット端末100との通信の接続を確立させる。制御部47は、タブレット端末100との通信の接続が確立された状態において、通信制御部44により、タブレット端末100によって受け付けられた操作に対応した操作情報をタブレット端末100から受信させる。制御部47は、受信された操作情報に基づいて測定ヘッド10または視標呈示装置20を制御する。制御部47は、入力操作により特定された記号に対応した視標を視標呈示装置20により被検眼に呈示するように制御する。
制御部47は、タブレット端末100およびコントローラ50の一方によって受け付けられた操作に基づく測定ヘッド10の制御結果または視標呈示装置20の制御結果(検眼装置1の制御結果)を、他方に反映させることができる。たとえば、タブレット端末100によって受け付けられた操作に基づいて測定ヘッド10が制御されたとき、コントローラ50の表示部52に表示された操作画面が測定ヘッド10の制御結果により更新される。これにより、コントローラ50の操作者は、タブレット端末100に対する操作の結果を認識しながら、コントローラ50に対する操作を行うことが可能になる。また、たとえば、コントローラ50によって受け付けられた操作に基づいて視標呈示装置20が制御されたとき、タブレット端末100の表示部101aに表示された操作画面が視標呈示装置20の制御結果により更新される。これにより、タブレット端末100の操作者は、コントローラ50に対する操作の結果を認識しながら、タブレット端末100に対する操作を行うことが可能になる。
この実施形態では、タブレット端末100に対する検者による被検者の応答の内容の入力操作に対応した操作情報が、メイン制御装置40に送られる。正誤判定部471は、タブレット端末100に対する被検者の応答の内容の入力操作に対応した操作情報に基づいて、当該応答の内容の正誤を判定する。
メイン制御装置40は、上記のように視標呈示装置20を制御するため、被検眼に呈示された視標(以下、呈示視標)の特定が可能である。視標呈示装置20により呈示される視標は、被検眼に視力値を測定するための視力測定用視標を含む。視力測定用視標には、たとえば、ランドルト環、Eチャート、スネレン視標などがある。呈示視標がランドルト環(Eチャートなどでも可)である場合、タブレット端末100は、検者による被検者の応答の内容の入力操作として、ランドルト環の切れ目の方向(具体的には、ランドルト環の切れ目の方向として被検者が認識した方向。以下、同様。)を指定する操作を受け付ける。切れ目の方向を指定する操作には、指定する方向へのフリック操作やスワイプ操作やドラッグ操作などのジェスチャー操作がある。あるいは、切れ目の方向を指定する操作には、指定する方向に対応したアイコンに対するタッチ操作などがある。正誤判定部471は、タブレット端末100からの操作情報により指定された切れ目の方向が呈示視標の切れ目の方向と一致したか否かを判別することにより、当該応答の内容の正誤判定を行う。
呈示視標が記号視標(スネレン視標などの文字視標を含む)である場合、タブレット端末100は、検者による被検者の応答の内容の入力操作として、記号視標の形状を描くジェスチャー操作を受け付ける。あるいは、検者による被検者の応答の内容の入力操作には、記号視標に対応したアイコンに対するタッチ操作などがある。正誤判定部471は、タブレット端末100からの操作情報により指定された記号視標が呈示視標と一致したか否かを判別することにより、当該応答の内容の正誤判定を行う。
正答率算出部472は、所定の検査範囲ごとに、正誤判定部471により判定された被検者の応答の内容の正答率を算出する。たとえば、同一視力値に対応する5つの視標を用いた視力検査を1つの検査範囲とすると、正答率算出部472は、同一視力値に対応する5つの視標に対する被検者の応答の内容の正答率を算出する。なお、検査範囲は、事後的に変更が可能であってもよい。また、検査範囲は、検査中に検者により直接に指定されてもよい。
正答率判定部473は、所定回数(所定数)以上の応答の内容の入力に対して正答率算出部472により算出された正答率が基準正答率以上であるか否かを判定する。所定回数は、被検眼に呈示される同一視力値に対応する視標の数以下であって、当該視標の数の半分を超えた最小の整数とすることが可能である。たとえば、同一視力値に対応する5つの視標を被検眼に呈示する場合、所定回数は3である。基準正答率は、被検眼に呈示される同一視力値に対応する視標の数に対する所定回数の割合とすることが可能である。たとえば、たとえば、同一視力値に対応する5つの視標を被検眼に呈示する場合、基準正答率は、3/5である。所定回数または基準正答率は、事後的に変更が可能であってもよい。
視力値決定部474は、被検者の所定回数以上の応答の内容の正答率に基づいて、次に適用される視力値を決定する。具体的には、視力値決定部474は、正答率判定部473による判定結果に基づいて次に適用される視力値を決定する。たとえば、視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御を受け、同一視力値に対応する5つの視標を被検眼に呈示する。視力値決定部474は、正答率判定部473による判定結果を受け、3回以上の応答の内容の入力に対して正答率が3/5以上であるとき、視力値を1ステップだけ増大させた視力値を次に適用される視力値として決定する。なお、3回以上の応答の内容の入力に対して正答率が3/5未満であるとき、視力値決定部474は、1ステップだけ下げた視力値または現在の視力値を次に適用される視力値として決定する。次に適用される視力値として現在の視力値が決定された場合、たとえば、光学素子を切り替えて検査が継続される。すなわち、制御部47は、視力値決定部474により決定された視力値に対応する視力測定用視標を呈示するように視標呈示装置20を制御することが可能である。また、制御部47は、視力値決定部474により決定された視力値に対応する光学素子を適用するように測定ヘッド10を制御することが可能である。
記憶部48は、被検者の複数の応答の内容の正誤を示す正誤情報を記憶する。正誤情報は、被検者の応答の内容とその正誤を示す情報を含んでもよい。この正誤情報は、視力値ごとに、被検眼に呈示された複数の視標と、当該複数の視標に対する複数の応答の内容およびその正誤とを対応付けた情報である。制御部47は、記憶部48に記憶された正誤情報を出力装置60に出力させることができる。また、制御部47は、視力値ごとに被検者の応答の内容およびその正誤を出力装置60に出力させることができる。また、制御部47は、正誤情報や、視力値ごとに被検者の応答の内容およびその正誤を電子カルテ情報にリンク付けするようにしてもよい。あるいは、正誤情報や、視力値ごとに被検者の応答の内容およびその正誤は、タブレット端末100に送られて、表示部101aに表示されてもよい(コントローラ50も同様)。
集計部475は、記憶部48に記憶された正誤情報に基づいて、被検者の応答の内容が正答である視標、被検者の応答の内容が誤答である視標、または視標の種別(たとえば視標の向き)ごとの被検者の応答の内容の正誤を集計する。制御部47は、集計部475による集計結果を出力装置60に出力させることができる。また、制御部47は、集計部475による集計結果を電子カルテ情報にリンク付けするようにしてもよい。あるいは、集計部475による集計結果は、タブレット端末100に送られて、表示部101aに表示されてもよい(コントローラ50も同様)。
なお、正誤判定部471、正答率算出部472、正答率判定部473、視力値決定部474、および集計部475のうち少なくとも1つは、タブレット端末100の制御部103に含まれていてもよい。また、被検者の応答の内容を入力する応答入力手段としてコントローラ50が用いられる場合、制御部54に正誤判定部471、正答率算出部472、正答率判定部473、視力値決定部474、および集計部475のうち少なくとも1つが含まれていてもよい。
測定ヘッド10は、この実施形態に係る「光学素子適用手段」の一例である。視標呈示装置20は、この実施形態に係る「視標呈示手段」の一例である。タブレット端末100と表示部101aは、この実施形態に係る「応答入力手段」と「表示手段」の一例である。コントローラ50と表示部52は、この実施形態に係る「応答入力手段」と「表示手段」の一例である。制御部47は、この実施形態に係る「制御手段」の一例である。正誤判定部471は、この実施形態に係る「判定手段」の一例である。視力値決定部474は、この実施形態に係る「視力値決定手段」の一例である。記憶部48は、この実施形態に係る「記憶手段」の一例である。出力装置60は、この実施形態に係る「出力手段」の一例である。集計部475は、この実施形態に係る「集計手段」の一例である。
[動作例]
図7に、検眼装置1を用いた検査フローの一例を概略的に示す。図7は、検眼装置1を用いた遠用屈折測定における検査フローの一例を表す。なお、図7は、事前に行われた他覚測定によって得られたデータを用いて自覚測定を行う場合の検査フローを表す。
検眼装置1を用いた自覚測定は、他覚測定によって得られたデータを基に、まず、右眼に対する自覚測定が行われる。右眼に対する自覚測定は、右眼の球面度数(球面レンズ値)の測定(S1)、乱視軸を測定するためのクロスシリンダ(以下、CC)テスト(S2)、乱視度数を測定するためのCCテスト(S3)、再度の右眼の球面度数の測定(S4)、そして右眼の矯正視力の測定(S5)の順に行われる。S1では、CCテスト用視標が見えるように大まかな球面度数が測定される。S4では、球面度数の測定値が最終的に決定される。
次に、左眼に対する自覚測定も、これと同じ工程により行われる(S6〜S10)。片眼ごとの自覚測定が終了すると、両眼バランステスト(S11)が行われ、片眼ごとに行われた自覚測定の結果が調整され、自覚測定による眼屈折力(自覚値)が決定される(S12)。
この実施形態では、たとえば、S5またはS10における矯正視力の測定において、検眼装置1は、光学素子や視標を切り替えながら、タブレット端末100に対する被検者の応答の内容の入力を受け付け、視力値を決定する。
たとえば、メイン制御装置40は、S1(またはS6)における測定値に基づき視力値が0.5であり、互いに向きが異なる5つのランドルト環を視標呈示装置20に呈示させる。メイン制御装置40からの制御信号を受け、タブレット端末100は、視標呈示装置20に呈示された5つのランドルト環と同じ5つのランドルト環が配置された操作画面を表示部101aに表示させる。
表示部101aに表示された操作画面内には、各ランドルト環の配置位置にジェスチャー操作可能領域が設定される。タブレット端末100は、ランドルト環ごとに、ランドルト環に対応して設定されたジェスチャー操作可能領域において検者による被検者の応答の内容の入力操作を受け付ける。被検者の応答の内容の入力は、たとえば、タブレット端末100に対するジェスチャー操作やタブレット端末100の表示部101aに表示された操作画面内のアイコンに対するタッチ操作などにより可能になっている。タブレット端末100は、検者による入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る。タブレット端末100は、メイン制御装置40によって行われた被検者の応答の内容の正誤の判定結果を受け、当該ランドルト環に重ねて、または当該ランドルト環の近傍に、その判定結果を表示する。
以上の被検者の応答の内容の入力を最大で5回繰り返す。3回以上の応答の内容の入力に対し正答率が3/5以上であると判定されたとき、メイン制御装置40は、次に適用される視力値を0.6とし、視力値が0.6のランドルト環の視標画像を生成し、生成されたランドルト環を被検眼に呈示させるように視標呈示装置20を制御する。
一方、3回以上の応答の内容の入力に対し正答率が3/5未満であると判定されたとき、メイン制御装置40は、たとえば、次に適用される視力値を0.4とし、視力値が0.4のランドルト環の視標画像を生成し、生成されたランドルト環を被検眼に呈示させるように視標呈示装置20を制御する。あるいは、3回以上の応答の内容の入力に対し正答率が3/5未満であると判定されたとき、メイン制御装置40は、視力値を変更せず、検者により指定された光学素子、またはあらかじめ決められた順序に従って次の光学素子に切り替え、被検眼に適用させるように測定ヘッド10を制御する。
以下、S5またはS10における検眼装置1の動作例について説明する。
図8に、第1実施形態に係るメイン制御装置40の動作例のフロー図を示す。図8は、S5における検眼装置1の動作例を表す。
(S21)
制御部47は、事前に行われたS1における測定値に基づいて、光学素子を切り替えるように測定ヘッド10を制御する。なお、制御部47は、検者により指定された光学素子に切り替えるように測定ヘッド10を制御するようにしてもよい。
(S22)
制御部47は、S1における測定値に基づいて、視標を切り替えるように視標呈示装置20を制御する。
(S23)
検者がタブレット端末100に対し被検者の応答の内容を入力すると、制御部47は、当該応答の内容の入力を受け付ける。被検者の応答の内容の入力は、たとえば、タブレット端末100に対するジェスチャー操作やタブレット端末100の表示部101aに表示された操作画面内のアイコンに対するタッチ操作などにより可能になっている。制御部47は、通信制御部44において、タブレット端末100からの被検者の応答の内容の入力操作に対応した操作情報が受信されるまで待機する。
(S24)
制御部47によって当該応答の内容の入力が受け付けられると、正誤判定部471は、当該応答の内容の正誤を判定する。
(S25)
制御部47は、S22で切り替えられた同一視力値に対応する複数の視標に対する所定回数以上の応答の内容が入力されたか否かを判別する。所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されたとき(S25:Y)、制御部47による処理は、S26に移行する。所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されなかったとき(S25:N)、制御部47による処理は、S23に移行する。
(S26)
同一視力値に対応する複数の視標に対する所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されたとき(S25:Y)、正答率算出部472は、複数の視標に対する被検者の複数の応答の内容の正答率を算出する。
(S27)
正答率判定部473は、S26において算出された正答率が基準正答率以上であるか否かを判定する。S26において算出された正答率が基準正答率以上であると判定されたとき(S27:Y)、制御部47による処理は、S28に移行する。S26において算出された正答率が基準正答率未満であると判定されたとき(S27:N)、制御部47による処理は、S29に移行する。
(S28)
S27において正答率が基準正答率以上であると判定されたとき(S27:Y)、制御部47は、所定のアルゴリズムに従って次の視標に切り替えるか否かを判断する。次の視標に切り替えると判断されたとき(S28:Y)、制御部47による処理は、S22に移行する。S22では、制御部47は、視力値決定部474により決定された視力値の視標に切り替えるように視標呈示装置20を制御する。一方、次の視標に切り替えると判断されなかったとき(S28:N)、制御部47による処理は、S29に移行する。
(S29)
S28において次の視標に切り替えると判断されなかったとき(S28:N)、制御部47は、所定のアルゴリズムに従って次の光学素子に切り替えるか否かを判断する。次の光学素子に切り替えると判断されたとき(S29:Y)、制御部47による処理は、S30に移行する。一方、次の光学素子に切り替えると判断されなかったとき(S29:N)、制御部47による処理は終了する(エンド)。
(S30)
S29において次の光学素子に切り替えると判断されたとき(S29:Y)、制御部47は、検者により指定された光学素子、またはあらかじめ決められた順序に従って次の光学素子に切り替えるように測定ヘッド10を制御する。制御部47による処理は、S23に移行する。
なお、図8は、S5における検眼装置1の動作例について説明したが、S10における動作例についても同様である。この場合、たとえば、S21およびS22において、S1における測定値に代えてS6における測定値が適用される。
また、図8では、視標または光学素子を切り替える場合について説明したが、所定のアルゴリズムに従って視標および光学素子の双方を切り替えるようにしてもよい。
なお、この実施形態では、遠用屈折測定としてCCレンズを用いた屈折測定(CCレンズの向きの変更も含む)を行う場合について説明したが、乱視検査視標で屈折測定を行う場合にも適用することができる。乱視検査視標での屈折測定は、まず、右眼に対する自覚測定として、乱視検査視標による右眼の乱視軸・乱視度数の測定、そして右眼の矯正視力の測定の順に行われる。次に、左眼に対する自覚測定も、これと同じ工程により行われる。片眼ごとの自覚測定が終了すると、両眼バランステストが行われ、片眼ごとに行われた自覚測定の結果が調整され、自覚測定による眼屈折力(自覚値)が決定される。この場合、右眼の矯正視力の測定や左眼の矯正視力の測定において、この実施形態における処理を適用することができる。
また、この実施形態では、遠用屈折測定について説明したが、近用屈折測定にも適用することができる。近用屈折測定は、クロスグリッドを利用した両眼加入度測定、右眼の近用視力の測定、左眼の近用視力の測定、そして両眼の近用視力の測定の順に行われる。この場合、右眼の近用視力の測定や左眼の近用視力の測定や両眼の近用視力の測定において、この実施形態における処理を適用することができる。
図9に、第1実施形態に係る検眼装置1の動作例のシーケンス図を示す。図9は、垂直方向に時間軸をとり、測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、およびタブレット端末100の間の情報の送受信の概要を表したものである。
まず、メイン制御装置40は、事前に行われたS1における測定値に基づいて、被検眼に適用させる光学素子と被検眼に呈示させる視標を特定し、特定された光学素子や視標に切り替えるように、測定ヘッド10および視標呈示装置20を制御する(SQ1)。メイン制御装置40は、測定ヘッド10および視標呈示装置20に制御信号を出力する(SQ2)。また、メイン制御装置40は、タブレット端末100に対し、被検者の応答の内容の入力の開始を指示する(SQ3)。
測定ヘッド10および視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御信号を受け、光学素子の切り替えや視標の切り替えを行う(SQ4)。
タブレット端末100は、SQ4において切り替えられた光学素子が適用されている被検眼に呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力する操作を受け付ける(SQ5)。タブレット端末100は、この応答の内容の入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ6)。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報に基づいて、SQ5において入力された被検者の応答の内容の正誤を判定する(SQ7)。
同様に、複数回にわたって、タブレット端末100は、SQ4において切り替えられた光学素子が適用されている被検眼に呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力する操作を受け付ける(SQ8、SQ11)。タブレット端末100は、この応答の内容の入力操作が行われるたびに、当該入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ9、SQ12)。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報を受けるたびに、被検者の応答の内容の正誤を判定する(SQ10、SQ13)。
たとえば、5つの視標が呈示された場合に3回以上の被検者の応答の内容の入力が終了すると、メイン制御装置40は、被検者の応答の内容の正答率を算出する(SQ14)。続いて、メイン制御装置40は、算出された正答率が基準正答率以上であるか否かを判定する(SQ15)。たとえば、算出された正答率が基準正答率以上であると判定されたとき、メイン制御装置40は、次に適用される視力値を特定し、特定された視標に切り替えるように視標呈示装置20を制御する(SQ16)。メイン制御装置40は、視標呈示装置20に制御信号を出力する(SQ17)。また、メイン制御装置40は、タブレット端末100に対し、被検者の応答の内容の入力の開始を指示する(SQ18)。視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御信号を受け、視標の切り替えを行う(SQ19)。
以上のような検査において、視力値ごとに、被検眼に呈示された複数の視標と、複数の視標に対する被検者の複数の応答の内容の正誤とを対応付けた正誤情報が、記憶部48に記憶される。集計部475は、この正誤情報に基づいて、被検者の応答の結果を集計する。集計部475による集計結果を、制御部47により出力装置60に出力(表示または印刷)させることができる。
図10に、集計部475による集計結果の出力装置60への出力例を示す。図10は、視力値ごとに、各視標に対する被検者の応答の内容の正誤を集計結果として出力装置60に出力された例を表す。
図10では、視力値が0.6であり、水平方向に並んで配置された5つの視標のそれぞれについて、被検者の応答の内容が正答である視標を「T」(True)と表し、被検者の応答の内容が誤答である視標を「F」(False)と表している。なお、正答である視標を「C」(Correct)と表し、誤答である視標を「W」(Wrong)と表してもよい。また、正答である視標を「○」と表し、誤答である視標を「×」と表してもよい。
このように検査後に被検者の応答の内容の正誤を確認することができるので、応答の内容の履歴やその正誤の履歴によっては、被検眼に何らかの異常がある疑いがあるなどを把握しやすくなる。たとえば、矛盾があるような被検者の応答が得られた場合、特定の視力値だけ正答率が高い場合、逆に特定の視力値だけ正答率が低い場合、片方の眼だけ正答率が高い場合、視標の向きが斜め方向のときだけ正答率が低い場合、または他覚測定により得られた結果と自覚測定により得られた結果とが大きく異なる場合に、何らかの異常がある疑いがある。集計部475は、上記の応答の内容の履歴やその正誤の履歴のいずれかに相当する条件に合致する被検者の応答の内容やその正誤を集計するようにしてもよい。
なお、この実施形態では、タブレット端末100に対して被検者の応答の内容の入力操作を行うたびにメイン制御装置40が応答の内容の正誤を判定するものとして説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、タブレット端末100は、被検者の複数の応答の内容の入力操作を一旦受け付けた後、当該複数の応答の内容の入力操作に対応した複数の操作情報をまとめてメイン制御装置40に送り、メイン制御装置40が、当該複数の操作情報に対応した複数の応答の内容の正誤を判定するようにしてもよい。
[作用・効果]
第1実施形態に係る検眼装置の作用および効果について説明する。
検眼装置1は、測定ヘッド10(光学素子適用手段)と、視標呈示装置20(視標呈示手段)と、タブレット端末100またはコントローラ50(応答入力手段)と、正誤判定部471(判定手段)と、制御部47(制御手段)とを含む。測定ヘッド10は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する。視標呈示装置20は、視標を被検眼に呈示する。タブレット端末100またはコントローラ50は、測定ヘッド10により光学素子が適用されている被検眼に対し視標呈示装置20により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するための装置である。正誤判定部471は、被検眼に呈示された視標に対してタブレット端末100またはコントローラ50により入力された応答の内容の正誤を判定する。制御部47は、正誤判定部471による複数の判定結果に基づく応答の内容の正答率に基づいて測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御する。
このような検眼装置1によれば、検者は、タブレット端末100またはコントローラ50に対して被検者の応答の内容の入力操作を行うことにより、検者は、被検者の一連の応答の内容を記憶しておく必要がなくなる。これにより、被検者の応答に時間がかかった場合でも、検者が、以前の被検者の応答の内容を忘れてしまうことはなく、検査結果の信頼性の低下の防止に寄与することができる。また、検者が被検者の応答入力に関与しながら検査を進めることができるので、検者の経験などにより検査内容を厳選しつつ、所望の検査を短時間で柔軟に行うことが可能になる。従って、検者の負担を軽減しつつ、検者が検査に関与することにより柔軟な自覚検査が可能な検眼装置を提供することができるようになる。
また、視標は、被検眼の視力値を測定するための視力測定用視標を含む。制御部47は、視力測定用視標に対する応答の内容の正答率に基づいて次に適用される視力値を決定する視力値決定部474(視力値決定手段)手段を含んでもよい。このような検眼装置1によれば、被検者の一連の応答の内容から検査を切り替えるべきか否かの判断や、検査を終了すべきか否かの判断や、検査結果をどのように決定すべきかの判断に時間がかかることがなくなり、検査時間の短縮に寄与することができる。
また、制御部47は、視力値決定部474により決定された視力値に対応する視力測定用視標を呈示するように視標呈示装置20を制御してもよい。あるいは、制御部47は、視力値決定部474により決定された視力値に対応する光学素子を適用するように測定ヘッド10を制御してもよい。このような検眼装置1によれば、検者の負担を軽減しつつ、検者の経験などにより柔軟な検査を行うことができる。
また、検眼装置1は、表示部101aまたは表示部52(表示手段)を含んでもよい。表示部101aまたは表示部52は、被検眼に呈示されている視標を検者に向けて表示する。このような検眼装置1によれば、検者は、表示部101aまたは表示部52に表示された視標を見て被検者の応答の内容を確認しながら検査を進めることができ、より効率的な検査が可能になる。
また、検眼装置1は、記憶部48(記憶手段)を含んでもよい。記憶部48は、複数の応答の内容の正誤を示す正誤情報を記憶する。制御部47は、記憶部48に記憶された正誤情報を出力装置60(出力手段)に出力させる。このような検眼装置1によれば、過去の被検者の応答の内容とその正誤を確認して、被検眼に何らかの異常がある可能性を検討することができるようになる。
また、正誤情報は、被検者の応答の内容及びその正誤を含み、検眼装置1において、制御部47は、視力値ごとに応答の内容およびその正誤を出力装置60に出力させてもよい。このような検眼装置1によれば、視力値ごとに応答の内容およびその正誤を確認して、被検眼に何らかの異常がある可能性を検討することができるようになる。
また、検眼装置1において、正誤情報は、被検眼に呈示された複数の視標と、当該複数の視標に対する複数の応答の内容およびその正誤とを対応付けた情報であり、制御部47は、集計部475を含んでもよい。集計部475は、正誤情報に基づいて、応答の内容が正答である視標、応答の内容が誤答である視標、または視標の種別ごとの応答の内容の正誤を集計する。制御部47は、集計部475による集計結果を出力装置60に出力させる。このような検眼装置1によれば、応答の内容が正答である視標、応答の内容が誤答である視標、または視標の種別ごとの応答の内容の正誤を確認して、被検眼に何らかの異常がある可能性を検討することができるようになる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、タブレット端末100に対し、検者が被検者の応答の内容の入力操作を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。第2実施形態では、タブレット端末100に対し、検者が被検者の応答の正誤の入力操作を行う。
第2実施形態に係る検眼装置の構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第2実施形態に係る検眼装置について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図11に、第2実施形態に係る制御部の構成例の機能ブロック図を示す。図11において、図6と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第2実施形態に係る制御部47aは、制御部47に代えて、図5に示すメイン制御装置40に適用することができる。制御部47aは、正誤判定部471と、正答率算出部472と、正答率判定部473と、視力値決定部474と、集計部475とを含んで構成されている。制御部47aが制御部47と異なる点は、正誤判定部471が省略された点である。正答率算出部472は、タブレット端末100に対する被検者の複数の応答の内容の正誤を通信制御部44を介してタブレット端末100から受ける。正答率算出部472は、タブレット端末100からの被検者の複数の応答の内容の正誤に基づいて正答率を算出する。
タブレット端末100と表示部101aは、この実施形態に係る「正誤入力手段」と「表示手段」の一例である。コントローラ50と表示部52は、この実施形態に係る「正誤入力手段」と「表示手段」の一例である。制御部47aは、この実施形態に係る「制御手段」の一例である。
図12に、第2実施形態に係るメイン制御装置の動作例のフロー図を示す。なお、図12は、図8と同様に、図7のS5における検眼装置の動作例を表す。
(S31)
制御部47aは、事前に行われたS1における測定値に基づいて、光学素子を切り替えるように測定ヘッド10を制御する。なお、制御部47は、検者により指定された光学素子に切り替えるように測定ヘッド10を制御するようにしてもよい。
(S32)
制御部47aは、S1における測定値に基づいて、視標を切り替えるように視標呈示装置20を制御する。
(S33)
検者は、タブレット端末100の表示部101aに表示された視標を確認しながら、当該視標に対する被検者の応答の内容の正誤を判別し、タブレット端末100に対し、判別された応答の内容の正誤の入力操作を行う。検者がタブレット端末100に対し被検者の応答の内容の正誤を入力すると、制御部47aは、当該応答の内容の正誤の入力を受け付ける。被検者の応答の内容の正誤の入力は、たとえば、タブレット端末100に対するジェスチャー操作やタブレット端末100の表示部101aに表示された操作画面内のアイコンに対するタッチ操作などにより可能になっている。制御部47aは、通信制御部44において、タブレット端末100からの被検者の複数の応答の内容の正誤の入力操作に対応した操作情報が受信されるまで待機する。
(S34)
同一視力値に対応する複数の視標に対する所定回数以上の被検者の応答の内容の正誤が入力されたか否かを判別する。所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されたとき(S34:Y)、制御部47aによる処理は、S35に移行する。所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されなかったとき(S34:N)、制御部47による処理は、S33に移行する。
(S35)
同一視力値に対応する複数の視標に対する被検者のすべての応答の内容の入力がされたと判別されたとき(S34:Y)、正答率算出部472は、複数の視標に対する被検者の複数の応答の内容の正答率を算出する。
(S36)
正答率判定部473は、S35において算出された正答率が基準正答率以上であるか否かを判定する。S35において算出された正答率が基準正答率以上であると判定されたとき(S36:Y)、制御部47aによる処理は、S37に移行する。S35において算出された正答率が基準正答率未満であると判定されたとき(S36:N)、制御部47aによる処理は、S38に移行する。
(S37)
S36において正答率が基準正答率以上であると判定されたとき(S36:Y)、制御部47aは、所定のアルゴリズムに従って次の視標に切り替えるか否かを判断する。次の視標に切り替えると判断されたとき(S37:Y)、制御部47aによる処理は、S32に移行する。S32では、制御部47aは、視力値決定部474により決定された視力値の視標に切り替えるように視標呈示装置20を制御する。一方、次の視標に切り替えると判断されなかったとき(S37:N)、制御部47aによる処理は、S38に移行する。
(S38)
S37において次の視標に切り替えると判断されなかったとき(S37:N)、制御部47aは、所定のアルゴリズムに従って次の光学素子に切り替えるか否かを判断する。次の光学素子に切り替えると判断されたとき(S38:Y)、制御部47aによる処理は、S39に移行する。一方、次の光学素子に切り替えると判断されなかったとき(S38:N)、制御部47aによる処理は終了する(エンド)。
(S39)
S38において次の光学素子に切り替えると判断されたとき(S38:Y)、制御部47aは、検者により指定された光学素子、またはあらかじめ決められた順序に従って次の光学素子に切り替えるように測定ヘッド10を制御する。制御部47aによる処理は、S33に移行する。
図13に、第2実施形態に係る検眼装置の動作例のシーケンス図を示す。図13において、図9と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
メイン制御装置40は、タブレット端末100に対し、被検者の応答の内容の正誤の入力の開始を指示する(SQ3)。タブレット端末100は、SQ4において切り替えられた光学素子が適用されている被検眼に呈示された視標に対する被検者の応答の内容の正誤を入力する操作を受け付ける(SQ21)。タブレット端末100は、この応答の内容の正誤の入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ22)。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報に基づいて、SQ22において入力された被検者の応答の内容の正誤を特定する(SQ24)。
同様に、複数回にわたって、タブレット端末100は、SQ4において切り替えられた光学素子が適用されている被検眼に呈示された視標に対する被検者の応答の内容の正誤を入力する操作を受け付ける(SQ23、SQ25)。タブレット端末100は、この応答の内容の入力操作が行われるたびに、当該入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ24、SQ26)。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報を受けるたびに、被検者の応答の内容の正誤を特定する(SQ24、SQ26)。
たとえば、5つの視標が呈示された場合に3回以上の被検者の応答の内容の入力が終了すると、メイン制御装置40は、被検者の応答の内容の正答率を算出する(SQ14)。
その他の構成や制御については、第1実施形態と同様である。
[作用・効果]
第2実施形態に係る検眼装置の作用および効果について説明する。
検眼装置は、測定ヘッド10(光学素子適用手段)と、視標呈示装置20(視標呈示手段)と、タブレット端末100またはコントローラ50(正誤入力手段)と、制御部47(制御手段)とを含む。測定ヘッド10は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する。視標呈示装置20は、視標を被検眼に呈示する。タブレット端末100またはコントローラ50は、測定ヘッド10により複数の光学素子が選択的に適用されている被検眼に対し視標呈示装置20により呈示された視標に対する被検者の応答の内容の正誤を入力するための装置である。制御部47は、被検眼に呈示された複数の視標に対する複数の前記応答の内容の正答率に基づいて、測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御する。
このような検眼装置によれば、検者は、タブレット端末100またはコントローラ50に対して被検者の応答の内容の正誤の入力操作を行うことにより、検者は、被検者の一連の応答の内容を記憶しておく必要がなくなる。これにより、被検者の応答に時間がかかった場合でも、検者が、以前の被検者の応答の内容を忘れてしまうことはなく、検査結果の信頼性の低下の防止に寄与することができる。また、検者が被検者の応答入力に関与しながら検査を進めることができるので、検者の経験などにより検査内容を厳選しつつ、所望の検査を短時間で柔軟に行うことが可能になる。従って、検者の負担を軽減しつつ、検者が検査に関与することにより柔軟な自覚検査が可能な検眼装置を提供することができるようになる。
〔第3実施形態〕
第1実施形態または第2実施形態では、タブレット端末100に対し、検者が被検者の応答または応答の内容の正誤の入力操作を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。第3実施形態では、タブレット端末100に対し、被検者自身が視標に対する応答の内容の入力操作を行う。
第3実施形態に係る検眼装置の構成は、第1実施形態と同様である。しかしながら、検者が、タブレット端末100およびコントローラ50の一方を用い、被検者が、タブレット端末100およびコントローラ50の他方を用いる。ここでは、検者がコントローラ50を用い、被検者がタブレット端末100を用いるものとする。また、被検者が用いるタブレット端末100の表示部101aには、視標呈示装置20により被検眼に呈示されている視標が表示されない。検者が用いるコントローラ50の表示部52には、視標呈示装置20により被検眼に呈示されている視標が表示されてもよい。なお、検者と被検者が用いるデバイスを任意に切り替え可能にしてもよい。この場合、被検者が用いるデバイスは、被検眼に呈示されている視標が表示されないように制御される。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの被検者の応答を受け、被検者の応答の内容の判定結果または正答率をコントローラ50に送る。コントローラ50の表示部52には、正誤判定部471による判定結果、または正答率算出部472により算出された算出結果が表示される。コントローラ50の操作部51は、測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御するための指示を入力するために用いられる。検者が、コントローラ50の表示部52に表示された被検者の応答の内容の正誤または正答率を確認しながらコントローラ50に対する操作を行うと、その操作に対応した操作情報がメイン制御装置40に送られる。メイン制御装置40の制御部47は、操作部51により入力された指示に基づいて、測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御する。以下では、第3実施形態に係る検眼装置について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
タブレット端末100は、この実施形態に係る「応答入力手段」の一例である。コントローラ50と表示部52は、この実施形態に係る「ユーザインターフェイス」の「判定結果表示部」の一例である。コントローラ50の操作部51は、この実施形態に係る「ユーザインターフェイス」の「指示入力部」の一例である。
図14に、第3実施形態に係るメイン制御装置の動作例のフロー図を示す。図14は、図8と同様に、図7のS5における検眼装置の動作例を表す。なお、図14では、コントローラ50に対する検者の入力操作に対応した操作情報を受けたメイン制御装置40が、測定ヘッド10および視標呈示装置20を制御するものとする。以下では、説明の便宜上、第1実施形態における各部の符号をそのまま用いて説明する。
(S41)
制御部47は、コントローラ50からの光学素子または視標の切り替えの指示の受信を待機する(S41:N)。コントローラ50から光学素子または視標の切り替えの指示が受信されたとき(S41:Y)、制御部47による処理は、S42に移行する。
(S42)
コントローラ50から光学素子または視標の切り替えの指示が受信されたとき(S41:Y)、制御部47は、S41において受信されたコントローラ50からの切り替え指示に基づいて光学素子を切り替えるように測定ヘッド10を制御する。
(S43)
制御部47は、S41において受信されたコントローラ50からの切り替え指示に基づいて視標を切り替えるように視標呈示装置20を制御する。
(S44)
S43にて切り替えられた視標が呈示されS42にて切り替えられた光学素子が被検眼に適用されている被検者が、タブレット端末100に対して自身の応答の内容を入力すると、制御部47は、当該応答の内容の入力を受け付ける。被検者の応答の内容の入力は、たとえば、タブレット端末100に対するジェスチャー操作やタブレット端末100の表示部101aに表示された操作画面内のアイコンに対するタッチ操作などにより可能になっている。制御部47は、通信制御部44において、タブレット端末100からの被検者の応答の内容の入力操作に対応した操作情報が受信されるまで待機する。
(S45)
制御部47によって当該応答の内容の入力が受け付けられると、正誤判定部471は、当該応答の内容の正誤を判定する。
(S46)
制御部47は、S43で切り替えられた同一視力値に対応する複数の視標に対する所定回数以上の応答の内容が入力されたか否かを判別する。所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されたとき(S46:Y)、制御部47による処理は、S47に移行する。所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されなかったとき(S46:N)、制御部47による処理は、S44に移行する。
(S47)
所定回数以上の応答の内容が入力されたと判別されたとき(S46:Y)、正答率算出部472は、複数の視標に対する被検者の複数の応答の内容の正答率を算出する。
(S48)
正答率判定部473は、S47において算出された正答率が基準正答率以上であるか否かを判定する。
(S49)
制御部47は、S48における判定結果を通信制御部44によりコントローラ50に送信させる。その後、制御部47による処理は、S41に移行する(リターン)。
このような判定結果を受けたコントローラ50は、たとえば表示部52に判定結果または判定結果に対応した情報を表示させることにより、コントローラ50を操作する検者に判定結果を通知する。検者は、表示部52に表示された判定結果を確認しながら、コントローラ50に対し次に適用される視力値の視標を切り替える操作を行ったり、視力値はそのままで光学素子を切り替える操作を行ったりする。コントローラ50に対する入力操作に対応した操作情報を受けたメイン制御装置40は、測定ヘッド10または視標呈示装置20を制御する。
なお、コントローラ50の表示部52には、視力値決定部474により決定された次に適用される視力値を表示させるようにしてもよい。また、次に適用される視力値が決定されたときの表示部52の表示態様と、当該視力値が被検眼に適用された後の表示部52の表示態様とを変更してもよい。
図15に、第3実施形態に係る検眼装置の動作例のシーケンス図を示す。図15は、垂直方向に時間軸をとり、測定ヘッド10、視標呈示装置20、メイン制御装置40、コントローラ50およびタブレット端末100の間の情報の送受信の概要を表したものである。
たとえば、コントローラ50に対する検者の入力操作に対応した操作情報が、メイン制御装置40に送られる(SQ31)。メイン制御装置40は、この操作情報に基づいて、被検眼に適用させる光学素子と被検眼に呈示させる視標を特定し、特定された光学素子や視標に切り替えるように、測定ヘッド10および視標呈示装置20を制御する(SQ32)。メイン制御装置40は、測定ヘッド10および視標呈示装置20に制御信号を出力する(SQ33)。また、メイン制御装置40は、コントローラ50に対し、検者の操作の入力の開始を指示する(SQ34)とともに、タブレット端末100に対し、被検者の応答の内容の入力の開始を指示する(SQ35)。
測定ヘッド10および視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御信号を受け、光学素子の切り替えや視標の切り替えを行う(SQ36)。
タブレット端末100は、SQ36において切り替えられた光学素子が適用されている被検眼に呈示された視標に対する被検者の応答の内容の入力操作を受け付ける(SQ37)。タブレット端末100は、被検者の応答の内容の入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ38)。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報に基づいて、SQ37において入力された被検者の応答の内容の正誤を判定する(SQ39)。
同様に、複数回にわたって、タブレット端末100は、SQ36において切り替えられた光学素子が適用されている被検眼に呈示された視標に対する被検者の応答の内容の入力操作を受け付ける(SQ40、SQ43)。タブレット端末100は、被検者の応答の内容の入力操作が行われるたびに、当該入力操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ41、SQ44)。
メイン制御装置40は、タブレット端末100からの操作情報を受けるたびに、被検者の応答の内容の正誤を判定する(SQ42、SQ45)。
たとえば、5つの視標が呈示された場合に3回以上の被検者の応答の内容の入力が終了すると、メイン制御装置40は、被検者の応答の内容の正答率を算出する(SQ46)。続いて、メイン制御装置40は、算出された正答率が基準正答率以上であるか否かを判定する(SQ47)。メイン制御装置40は、SQ47における判定結果をコントローラ50に送る(SQ48)。
コントローラ50は、SQ47における判定結果を表示部52に表示させるなどして、検者による測定ヘッド10や視標呈示装置20を制御するための操作を受け付ける(SQ49)。SQ49において受け付けられた操作に対応した操作情報をメイン制御装置40に送る(SQ50)。
メイン制御装置40は、この操作情報に基づいて、被検眼に適用させる光学素子と被検眼に呈示させる視標を特定し、特定された光学素子や視標に切り替えるように、測定ヘッド10および視標呈示装置20を制御する(SQ51)。メイン制御装置40は、測定ヘッド10および視標呈示装置20に制御信号を出力する(SQ52)。また、メイン制御装置40は、コントローラ50に対し、検者の操作の入力の開始を指示する(SQ53)とともに、タブレット端末100に対し、被検者の応答の内容の入力の開始を指示する(SQ54)。測定ヘッド10および視標呈示装置20は、メイン制御装置40からの制御信号を受け、光学素子の切り替えや視標の切り替えを行う(SQ55)。
その他の構成や制御については、第1実施形態と同様である。
なお、メイン制御装置40は、タブレット端末100から受けた被検者の応答の内容を、そのままコントローラ50に送るようにしてもよい。この場合、コントローラ50は、たとえば、正誤判定部471、正答率算出部472、正答率判定部473、視力値決定部474、集計部475を含んで構成される。
また、メイン制御装置40は、タブレット端末100から受けた被検者の応答を受け、被検者の応答の内容の正誤をコントローラ50に送るようにしてもよい。この場合、コントローラ50は、たとえば、正答率算出部472、正答率判定部473、視力値決定部474、集計部475を含んで構成される。
[作用・効果]
第3実施形態に係る検眼装置の作用および効果について説明する。
検眼装置1は、測定ヘッド10(光学素子適用手段)と、視標呈示装置20(視標呈示手段)と、タブレット端末100(応答入力手段)と、正誤判定部471(判定手段)と、ユーザインターフェイス(コントローラ50)と、制御部47(制御手段)とを含む。コントローラ50は、表示部52(判定結果表示部)と、操作部51(指示入力部)とを含む。測定ヘッド10は、複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する。視標呈示装置20は、視標を被検眼に呈示する。タブレット端末100は、測定ヘッド10により複数の光学素子が選択的に適用されている被検眼に対し視標呈示装置20により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するための装置である。正誤判定部471は、被検眼に呈示された視標に対してタブレット端末100により入力された応答の内容の正誤を判定する。表示部52は、正誤判定部471による判定結果を表示する。操作部51は、測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御するための指示を入力するために用いられる。制御部47は、表示部52に判定結果が表示されたことを受けて操作部51により入力された指示に基づいて、測定ヘッド10および視標呈示装置20の少なくとも一方を制御する。
このような検眼装置によれば、被検者が、タブレット端末100に対して自身の応答の内容の入力操作を行い、その応答の正誤の判定結果が、検者が操作するコントローラ50に臆されるため、検者は、被検者の一連の応答の内容を記憶しておく必要がなくなる。これにより、被検者の応答に時間がかかった場合でも、検者が、以前の被検者の応答の内容を忘れてしまうことはなく、検査結果の信頼性の低下の防止に寄与することができる。また、検者が被検者の応答入力に関与しながら検査を進めることができるので、検者の経験などにより検査内容を厳選しつつ、所望の検査を短時間で柔軟に行うことが可能になる。従って、検者の負担を軽減しつつ、検者が検査に関与することにより柔軟な自覚検査が可能な検眼装置を提供することができるようになる。
なお、上記の実施形態では、タッチ操作を受け付ける装置としてタブレット端末を例に説明したが、これに限定されるものではない。タッチ操作を受け付ける装置として、スマートフォンなどの無線での通信が可能な通信端末を用いることができる。また、タッチ操作を受け付ける装置は、検者または被検者が所有する端末であってもよい。
また、上記の実施形態において、タッチ操作による操作入力が可能なものとしてタブレット端末を例に説明したが、コントローラ50やタブレット端末との間で通信の接続が可能なキーボードであってもよい。
また、上記の実施形態において、ジェスチャー操作として、主に、ピンチイン操作、ピンチアウト操作、フリック操作、スワイプ操作、または記号入力操作を例に説明したが、ジェスチャー操作の内容に限定されるものではない。たとえば、操作内容に対応したアイコンをあらかじめ表示パネルに表示させておき、所定の領域に所望のアイコンをジェスチャー操作としてのドラッグ&ドロップ操作により移動させることにより、視標や光学素子を切り替えるようにすることも可能である。
また、上記の実施形態では、操作面に触れることにより行われるタッチ操作を検出することでジェスチャー操作の内容を特定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、カメラなどで撮影することによりジェスチャー操作の内容を特定する場合にも適用することができる。
以上に説明した構成は、この発明を好適に実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加など)を適宜に施すことが可能である。
また、第1実施形態〜第3実施形態において説明した構成を任意に組み合わせることが可能である。たとえば、第1実施形態〜第3実施形態のうち2以上の実施形態の適用が可能なシステムにおいて、当該2以上の実施形態のうち所望の実施形態を動作モードの切り替えにより択一的に適用にすることが可能である。
1 検眼装置
3 検眼用テーブル
4、7 支持部
5 支柱
6 横アーム
8 操作アーム
9 格納部
10 測定ヘッド
10L 左眼用検眼ユニット
10R 右眼用検眼ユニット
11L、11R 検眼窓
12、21、41、42、43、44、53、102 通信制御部
13、22、47、47a、54、103 制御部
20 視標呈示装置
23、55、104 表示制御部
24、52、101a 表示部
40 メイン制御装置
45 電源部
46 視標画像生成部
48 記憶部
50 コントローラ
51、101b 操作部
60 出力装置
100 タブレット端末
101 表示パネル
471 正誤判定部
472 正答率算出部
473 正答率判定部
474 視力値決定部
475 集計部

Claims (10)

  1. 複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する光学素子適用手段と、
    視標を被検眼に呈示する視標呈示手段と、
    前記光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し前記視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するための応答入力手段と、
    前記応答入力手段により入力された前記応答の内容の正誤を判定する判定手段と、
    前記判定手段による複数の判定結果に基づく前記応答の内容の正答率に基づいて前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を含む検眼装置。
  2. 複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する光学素子適用手段と、
    視標を被検眼に呈示する視標呈示手段と、
    前記光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し前記視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容の正誤を入力するための正誤入力手段と、
    前記被検眼に呈示された複数の視標に対する複数の前記応答の内容の正答率に基づいて、前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を含む検眼装置。
  3. 前記視標は、被検眼の視力値を測定するための視力測定用視標を含み、
    前記制御手段は、
    前記視力測定用視標に対する前記正答率に基づいて次に適用される視力値を決定する視力値決定手段を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検眼装置。
  4. 前記制御手段は、前記視力値決定手段により決定された視力値に対応する視力測定用視標を呈示するように前記視標呈示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の検眼装置。
  5. 前記制御手段は、前記視力値決定手段により決定された視力値に対応する光学素子を適用するように前記光学素子適用手段を制御する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の検眼装置。
  6. 複数の光学素子を選択的に被検眼に適用する光学素子適用手段と、
    視標を被検眼に呈示する視標呈示手段と、
    前記光学素子適用手段により光学素子が適用されている被検眼に対し前記視標呈示手段により呈示された視標に対する被検者の応答の内容を入力するための応答入力手段と、
    前記応答入力手段により入力された前記応答の内容の正誤を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示部と、前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御するための指示を入力するための指示入力部とを含むユーザインターフェイスと、
    前記判定結果表示部に判定結果が表示されたことを受けて前記指示入力部により入力された指示に基づいて、前記光学素子適用手段および前記視標呈示手段の少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を含む検眼装置。
  7. 前記被検眼に呈示されている視標を検者に向けて表示する表示手段を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の検眼装置。
  8. 前記応答の内容の正誤を示す正誤情報を記憶する記憶手段を含み、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された前記正誤情報を出力手段に出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の検眼装置。
  9. 前記正誤情報は、前記応答の内容およびその正誤を含み、
    前記制御手段は、視力値ごとに応答の内容およびその正誤を前記出力手段に出力させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の検眼装置。
  10. 前記正誤情報は、前記被検眼に呈示された複数の視標と、当該複数の視標に対する前記複数の応答の内容およびその正誤とを対応付けた情報であり、
    前記制御手段は、
    前記正誤情報に基づいて、前記応答の内容が正答である視標、前記応答の内容が誤答である視標、または視標の種別ごとの前記応答の内容の正誤を集計する集計手段を含み、
    前記集計手段による集計結果を前記出力手段に出力させる
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の検眼装置。
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