JP2015222897A - 盗撮防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】対人的な盗撮行為で盗撮された画像の画質を劣化させることができる盗撮防止装置の提供。【解決手段】本発明に係る盗撮防止装置は、撮影機器7に向けて所定の高出力で、かつ所定の変調方式で変調された赤外パルス光を照射する照射装置を備えた構成にしてある。所定の変調方式は、ランダムまたは擬似ランダムパターンである。また例えば、前述した照射装置をエスカレータ1に関連させて設け、その照射装置は、エスカレータ1の上方に位置する上部天井9に配置した上部照明装置11a,11b,11c、欄干3に配置した欄干照明装置12a,12b,12c、ステップガード8に配置したステップガード照明装置13a,13b,13c、及びステップ2に配置したステップ照明装置14のうちの少なくとも1つ、例えば、全部を含んでいる。【選択図】図3
Description
本発明は、エスカレータ等に設けられ、撮影機器による女性のスカート内等における盗撮を防止する盗撮防止装置に関する。
近年、スマートフォン、携帯電話、ビデオカメラ等の撮影機器の小型化、また、搭載された撮像素子の高性能化、画像記録媒体などの大容量化に伴い、静止画や動画の撮影が、公序良俗的に許されない状況や、法律により撮影が禁止されている場所(映画館等)において、撮影機器による盗撮の被害が発生してきている。例えば、傾斜構造物を構成するエスカレータにあっては、女性のスカート内の盗撮の被害が発生してきている。
このような現状に伴い、特許文献1には、映画館等における盗撮を防止する装置として、映画館や劇場等で上映される映画や映像を撮影機器で不正に撮影することを防止する光(撮影対象に対して、映像にフリッカを生じるように決められた上限周波数以下で、かつ臨界融合周波数以上の点灯周波数にて、点滅または明るさを時間経過に伴って変化させながら点灯する光)を照射する技術が開示されている。
また、特許文献2には、スクリーンに向けて、可視光の長波長端よりも長波長の赤外線光を投影レンズを介して妨害光として撮影することで、視聴に耐えないほど劣化した映像コンテンツとし、盗撮した映像コンテンツの二次流通を防止する技術が開示されている。
しかしながら、前述した特許文献1,2には、例えばエスカレータを利用している女性のスカート内を、撮影機器で盗撮するような対人的な盗撮行為について有効な対応策は開示されていない。
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、対人的な盗撮行為で盗撮された画像の画質を劣化させることができる盗撮防止装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る盗撮防止装置は、撮影機器による盗撮を防止する盗撮防止装置において、前記撮影機器に向けて所定の高出力で、かつ所定の変調方式で変調された赤外パルス光を照射する照射装置を備えたことを特徴としている。
本発明に係る盗撮防止装置によれば、対人的な盗撮時に実施されやすい撮影機器の照明の消灯状態において、照射装置から撮影機器に向けて所定の高出力で、かつ所定の変調方式で変調された赤外パルス光を照射することにより、対人的な盗撮行為で盗撮された画像の画質を劣化させることができる。これにより本発明は、対人的な盗撮を行おうとしている盗撮者の撮影意欲を減退させ、盗撮された画像の流出を阻止することができる。
以下、本発明に係る盗撮防止装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係る盗撮防止装置の一実施形態は、例えば傾斜構造物を構成するエスカレータに設けられている。図1に示すように、このエスカレータ1は、無端状に走行するステップ2と、このステップ2の両側に配置された欄干パネルを有する欄干3と、この欄干3上をステップ2と同期して走行するハンドレール4とを備えている。
このようなエスカレータ1にあって、対人的な盗撮、例えばエスカレータ1を利用している女性6のスカート内の盗撮を行おうとしている盗撮者5は、手に持った撮影機器7をハンドレール4よりも低い位置に保持して盗撮を行う。なお、撮影機器7は、スマートフォン、携帯電話、小型カメラ、ビデオカメラ等によって構成されている。
すなわち本実施形態は、図2,3に示すように、前述した照射装置をエスカレータ1に関連させて設けてあり、照射装置は、エスカレータ1の上方に位置する上部天井9に配置した上部照明装置11a,11b,11c、欄干3に配置した欄干照明装置12a,12b,12c、ステップガード8に配置したステップガード照明装置13a,13b,13c、及びステップ2に配置したステップ照明装置14のうちの少なくとも1つ、例えば全部を含んでいる。
また、前述した照射装置は、同図2,3に示すように、例えばエスカレータ1の乗降領域Aの全てに亘って照射可能に設けてある。すなわち本実施形態は、乗降領域Aの全てに亘って漏れなく盗撮を妨害する赤外光を照射し、撮影機器7の向きが変わっても盗撮を妨害する赤外光を撮影機器7に向けて確実に照射できるように、前述した上部照明装置11a,11b,11c、欄干照明装置12a,12b,12c、ステップガード照明装置13a,13b,13c、及びステップ照明装置14のそれぞれを配置してある。
なお、照射する赤外光の変調方式は、前述のようにランダムノイズ、擬似ランダムノイズ(M系列)を用いてある。これは、撮影機器4においては様々な動画撮影の仕様(フレームレート等)にて撮影することが考えられ、この場合は、例えば特定の周期や周波数にて赤外光パルスを変調した場合には、充分に撮影画像を劣化させることができないことが想定されることによるものである。
図1に示すように、一般に盗撮者5は、エスカレータ1を利用する女性6の後方に乗り込み、撮影機器7を上方にレンズを向けた状態で女性6のスカート内などに差し込み、盗撮を行っている。この際に、盗撮に気づかれないように撮影機器7の照明は消灯した状態にする傾向にある。また、シャッタ音がしないように動画撮影状態にする傾向にある。
このように盗撮が行われようとしている状況のとき、本実施形態は、図2,3に示すように、所定の高出力で、かつランダムまたは擬似ランダム信号で変調された赤外パルス光を、例えばエスカレータ1の上部照明装置11a,11b,11c、欄干照明装置12a,12b,12c、ステップガード照明装置13a,13b,13c、及びステップ照明装置14の全てから撮影機器7に向けて照射する。撮影機器7による撮影画像は、前述のように照明を消灯した状態で撮影されたものであるため、照射された高出力の赤外パルス光の影響を受け、撮影画像に無数のノイズが発生する。したがって、盗撮画像として利用できなくなる。
このように構成した本実施形態に係る盗撮防止装置によれば、前述したように、女性6等の対人的な盗撮時に実施されやすい撮影機器7の照明の消灯状態において、各照明装置11a〜11c,12a〜12c,13a〜13c,14から撮影機器7に向けて所定の高出力で、かつ所定の変調方式で変調された赤外パルス光を照射することにより、対人的な盗撮行為で盗撮された画像の画質を劣化させることができる。これにより本実施形態は、対人的な盗撮を行おうとしている盗撮者5の撮影意欲を減退させ、盗撮された画像の流出を阻止することができる。
また本実施形態は、一般の照明が設置され得る場所に存在するエスカレータ1に設けたものであり、このエスカレータ1が既設のエレベータである場合でも容易に追加して設けることが可能である。盗撮者5以外のエスカレータ1の利用者は、特別に意識することなくエスカレータ1を利用することができる。
なお本発明は、エスカレータ1に設けることには限られない。すなわち本発明は、基本的に外光が入りにくい他の場所(エレベータ、トイレ、脱衣所、風呂場等)においても設けることができる。いずれの場所に設けた場合も、当該場所で行われる盗撮行為の防止に貢献する。
1 エスカレータ
2 ステップ
3 欄干
4 ハンドレール
5 盗撮者
6 女性
7 撮影機器
8 ステップガード
9 上部天井
11a 上部照明装置(照射装置)
11b 上部照明装置(照射装置)
11c 上部照明装置(照射装置)
12a 欄干照明装置(照射装置)
12b 欄干照明装置(照射装置)
12c 欄干照明装置(照射装置)
13a ステップガード照明装置(照射装置)
13b ステップガード照明装置(照射装置)
13c ステップガード照明装置(照射装置)
14 ステップ照明装置(照射装置)
A 乗降領域
2 ステップ
3 欄干
4 ハンドレール
5 盗撮者
6 女性
7 撮影機器
8 ステップガード
9 上部天井
11a 上部照明装置(照射装置)
11b 上部照明装置(照射装置)
11c 上部照明装置(照射装置)
12a 欄干照明装置(照射装置)
12b 欄干照明装置(照射装置)
12c 欄干照明装置(照射装置)
13a ステップガード照明装置(照射装置)
13b ステップガード照明装置(照射装置)
13c ステップガード照明装置(照射装置)
14 ステップ照明装置(照射装置)
A 乗降領域
Claims (4)
- 撮影機器による盗撮を防止する盗撮防止装置において、
前記撮影機器に向けて所定の高出力で、かつ所定の変調方式で変調された赤外パルス光を照射する照射装置を備えたことを特徴とする盗撮防止装置。 - 請求項1に記載の盗撮防止装置において、
前記所定の変調方式は、ランダムまたは擬似ランダムパターンであることを特徴とする盗撮防止装置。 - 請求項2に記載の盗撮防止装置において、
前記照射装置をエスカレータに関連させて設け、
前記照射装置は、前記エスカレータの上方に配置された上方照明装置、欄干に配置した欄干照明装置、ステップガードに配置したステップガード照明装置、及びステップに配置したステップ照明装置のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする盗撮防止装置。 - 請求項3に記載の盗撮防止装置において、
前記照射装置を、前記エスカレータの乗降領域の全てに亘って照射可能に配置したことを特徴とする盗撮防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014107089A JP2015222897A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 盗撮防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014107089A JP2015222897A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 盗撮防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015222897A true JP2015222897A (ja) | 2015-12-10 |
Family
ID=54785716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014107089A Pending JP2015222897A (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 盗撮防止装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015222897A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106241584A (zh) * | 2016-08-23 | 2016-12-21 | 西尼电梯(杭州)有限公司 | 一种基于扶梯安全的智能视频监控系统及方法 |
CN112119028A (zh) * | 2018-05-22 | 2020-12-22 | 三菱电机株式会社 | 电梯的防偷拍装置 |
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2014
- 2014-05-23 JP JP2014107089A patent/JP2015222897A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN106241584A (zh) * | 2016-08-23 | 2016-12-21 | 西尼电梯(杭州)有限公司 | 一种基于扶梯安全的智能视频监控系统及方法 |
CN112119028A (zh) * | 2018-05-22 | 2020-12-22 | 三菱电机株式会社 | 电梯的防偷拍装置 |
CN112119028B (zh) * | 2018-05-22 | 2022-03-08 | 三菱电机株式会社 | 电梯的防偷拍装置 |
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