JP2015220630A - 無線通信システム、ビーコン装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、ビーコン装置及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】正当なビーコン装置が送信するビーコン信号の用途を広げる。
【解決手段】ビーコン装置1aが、第1識別情報I1をビーコン信号B1として送信し、第2識別情報I2をビーコン信号B2として送信する。そして、端末装置3aが、第1識別情報I1を受信した場合に、第1識別情報I1に応じた所定のアプリケーションを第2識別情報I2の受信待機状態とし、第2識別情報I2を受信した場合に、所定のアプリケーションの第2識別情報I2に応じた所定の処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ビーコン装置がビーコン信号を送信して、端末装置との間で無線通信するための無線通信システム、ビーコン装置及び無線通信方法に関する。
近年、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、百貨店、専門店等に配置され、ユーザが携帯する端末装置にビーコン信号を送信可能なビーコン装置が提供されるようになってきた。ビーコン装置からビーコン信号を受信した端末装置は、端末装置にインストールされたアプリケーションでビーコン信号から商品情報を取り出し、端末装置の表示部に商品情報を表示することができる。
このようなビーコン装置がビーコン信号を送信し、端末装置がビーコン信号を受信するための技術として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
この特許文献1には、購買者が携帯する購買者側装置が販売店に近づいたことを販売者側装置がビーコン信号により検知して、販売者側装置と購買者側装置との間における通信を開始し、購買者側装置に商品宣伝等を行うデータ通信システムが提案されている。
特開2000−134147号公報
ところで、従来のビーコン装置はビーコン信号をブロードキャスト送信していたため、どのような端末装置であってもビーコン信号を受信することができていた。このため、受信したビーコン信号が第三者によって解析されると、第三者が正当なビーコン装置以外の送信装置を用いて、解析されたビーコン信号と同じデータ構成のビーコン信号を送信できてしまうという問題があった。
また、ビーコン信号のデータ長は短いため、多くのデータをビーコン信号に含めることができない。端末装置がビーコン装置から多くのデータを受信するには、ビーコン装置と端末装置が接続しなければならない。しかし、ビーコン装置と端末装置が接続している間は、送信装置がビーコン信号をブロードキャスト送信できず、他の端末装置がビーコン信号を受信できなくなってしまう。このため、複数の端末装置が存在するような環境下でビーコン装置と接続していない他の端末装置は、端末装置と接続されたビーコン装置が接続を切断するまでビーコン信号の受信を待たなければならず、ビーコン信号の用途が限られていた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、正当なビーコン装置が送信するビーコン信号の用途を広げることを目的とする。
本発明の無線通信システムは、ビーコン装置と端末装置とを備える。ビーコン装置は、第1識別情報及び第2識別情報をそれぞれビーコン信号として送信する。そして、少なくとも1つのアプリケーションが動作する端末装置は、第1識別情報を受信した場合に、第1識別情報に応じた所定のアプリケーションを第2識別情報の受信待機状態とし、第2識別情報を受信した場合に、所定のアプリケーションの第2識別情報に応じた所定の処理を実行する。
本発明によれば、正当なビーコン装置が送信するビーコン信号として第1識別情報及び第2識別情報を端末装置が受信して所定の処理を実行することによって、第1識別情報及び第2識別情報に基づくビーコン信号の用途を広げ、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明の概要例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の概要例に係る端末装置が第1識別情報、第2識別情報を受信してアプリケーションによる所定の処理を行うまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の概要例に係る端末装置が第1識別情報、第2識別情報を受信してアプリケーションによる所定の処理を行うまでの処理の変形例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る2種類のビーコン信号と第2識別情報のデータ構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る端末装置が第1識別情報、暗号化第2識別情報を受信してアプリケーションによる所定の処理を行うまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る2種類のビーコン信号と第2識別情報のデータ構成例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る端末装置が第1識別情報、暗号化第2識別情報を受信してアプリケーションによる所定の処理を行うまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の第1の変形例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の第2の変形例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の第2の変形例に係る端末装置が第1識別情報、暗号化第2識別情報を受信してアプリケーションによる所定の処理を行うまでの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の第3の変形例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る端末装置が第1識別情報、第2識別情報を受信してビーコン装置に接続するまでの処理の一例を示すフローチャートである。
[概要例]
以下、本発明の概要例(ビーコン装置が2種類の識別情報を2種類のビーコン信号で送信し、端末装置がビーコン信号から受信した2種類の識別情報により所定の処理を実行する例)に係る無線通信システムについて、図1〜図3を参照して説明する。
本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
<無線通信システムの構成例>
図1は、無線通信システムの構成例を示す。
図1に示す無線通信システムは、ビーコン装置1aと、端末装置3aとを含んで構成される。ビーコン装置1aは、第1識別情報I1及び第2識別情報I2をそれぞれビーコン信号B1,B2として送信(発信)する。端末装置3aは、少なくとも1つのアプリケーションが動作し、ビーコン装置1aから第1識別情報I1及び第2識別情報I2を受信可能である。
ビーコン装置1aは、記憶部11、第1送信部12、第2送信部13を備える。
記憶部11は、端末装置3aがビーコン装置1aを識別するために割り振られた第1識別情報I1と、端末装置3aに所定の処理を実行させるための第2識別情報I2を記憶する。そして、記憶部11には、電源供給が遮断されてもデータを消失しない不揮発性メモリが用いられる。ただし、記憶部11への電源供給が維持されるのであれば、記憶部11に揮発性メモリを用いてもよい。
第1送信部12は、ビーコン装置1aの周囲にビーコン信号B1を周期的にブロードキャスト送信し、第2送信部13は、ビーコン装置1aの周囲にビーコン信号B2を周期的にブロードキャスト送信する。ここで、第1送信部12と端末装置3aの受信部31との間、第2送信部13と受信部31との間で用いられる通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線通信規格が適している。
例えば、BLE規格に対応するビーコン装置1aの第1送信部12は、第1識別情報I1を含むアドバタイジングデータをビーコン信号B1としてビーコン装置1aの周囲に送信することができる。また、BLE規格に対応する第2送信部13は、第2識別情報I2を含むアドバタイジングデータをビーコン信号B2としてビーコン装置1aの周囲に送信することができる。
なお、第1送信部12と第2送信部13は、ビーコン信号B1,B2を時分割で(例えば交互に)送信する1つの送信部として構成してもよい。
端末装置3aは、バス30によって互いに接続された、受信部31、記憶部32、処理部33、入力部34、出力部35を備えている。端末装置3aとしては、例えば、スマートフォン、タブレット装置等の各種の情報処理装置を用いることができる。
受信部31は、不図示のアンテナを介して、ビーコン装置1aの第1送信部12から送信されるビーコン信号B1に含まれる第1識別情報I1を受信する。同様に、受信部31は、不図示のアンテナを介して、ビーコン装置1aの第2送信部13から送信されるビーコン信号B2に含まれる第2識別情報I2を受信する。
記憶部32は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等として用いられる記憶媒体、メモリカードによって構成されている。この記憶部32は、端末装置3aの各部を制御するためのプログラム、パラメータ等を記憶する。また、記憶部32は、予め設定された第1識別情報I1と第2識別情報I2を記憶している。
処理部33は、例えば、低消費電力で駆動可能な中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成される。この処理部33は、記憶部32から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、端末装置3a内の各部の動作を制御することができる。また、処理部33は、記憶部32から読み出したアプリケーションA1を起動し、動作させることができる。このアプリケーションA1は、処理部33によって実行されるプログラムの一つである。そして、アプリケーションA1は、端末装置3aがビーコン信号B1,B2からそれぞれ受信した第1識別情報I1と第2識別情報I2が、記憶部32に設定されている第1識別情報I1と第2識別情報I2に等しい場合に所定の処理を実行する。
入力部34は、端末装置3aに配された不図示のボタン、スイッチの他に、操作面に対する画面タッチによって行われた操作入力に従って生成した操作信号を処理部33に出力する。
出力部35は、例えば、テキスト、画像等よりなる画面を表示面に表示出力する。なお、端末装置3aでは、入力部34と出力部35は、操作面と表示面とを重ねたタッチパネルディスプレイとして構成されていてもよい。
<端末装置の第1の処理例>
次に、端末装置3aの第1の処理例について説明する。
図2は、端末装置3aが第1識別情報I1と第2識別情報I2を受信してアプリケーションA1による所定の処理を行うまでの処理の一例を示す。
始めに、処理部33は、受信部31を通じてビーコン信号B1に含まれる第1識別情報I1を待ち受ける(S101)。そして、処理部33は、受信部31が第1識別情報I1を受信したかどうかを判断する(S102)。受信部31が第1識別情報I1を受信していなければ、処理部33は、ステップS101,S102の処理を続ける。
処理部33は、受信部31が第1識別情報I1を受信した場合に、第1識別情報I1に応じた所定のアプリケーションA1を、ビーコン信号B2に含まれる第2識別情報I2の受信待機状態とする。ここで、端末装置3aは、第1識別情報I1を受信した場合に、アプリケーションA1が起動していないときには、処理部33の制御により、受信した第1識別情報I1に応じて所定のアプリケーションA1を起動して(S103)、アプリケーションA1を第2識別情報I2の受信待機状態とする。なお、既にアプリケーションA1が起動している場合には、ステップS103の処理は不要であり、後続のステップS104に進む。以下に説明する各実施の形態例についても同様である。
次に、受信待機状態となったアプリケーションA1は、受信部31を通じて第2識別情報I2を待ち受ける(S104)。そして、アプリケーションA1は、受信部31が第2識別情報I2を受信したかどうかを判断する(S105)。受信部31が第2識別情報I2を受信していなければ、アプリケーションA1は、ステップS104,S105の処理を続ける。
受信部31が第2識別情報I2を受信した場合に、アプリケーションA1は、第2識別情報I2に応じて所定の処理を実行し(S106)、図2の処理を終了する。
<端末装置の第2の処理例>
次に、端末装置3aの第2の処理例について説明する。
図3は、端末装置3aが第1識別情報I1と第2識別情報I2を受信してアプリケーションA1による所定の処理を行うまでの処理の変形例を示す。
この処理において、ステップS101〜S106の処理は、図2に示した処理と同じである。ただし、図3では、ステップS104とステップS105の処理の間に、ステップS107の処理を追加した点が異なる。
ステップS104の処理の後、アプリケーションA1は、受信部31がビーコン信号B1に含まれる第1識別情報I1を受信不可になったかどうかを判断する(S107)。端末装置3aは、アプリケーションA1が第2識別情報I2の受信待機状態である場合に、第1識別情報I1を受信することができなくなったときには、アプリケーションA1の受信待機状態を解除し、図3の処理を終了する。しかし、受信部31が第1識別情報I1を受信することができていれば、端末装置3aがビーコン装置1aの近くにいるため、ステップS105以降の処理を行う。
このように、受信部31が第1識別情報I1を受信できなくなった場合には、アプリケーションA1による第2識別情報I2の受信待機状態を解除することにより、端末装置3aの電力消費を抑制することが可能となる。
以上説明した概要例に係るビーコン装置1aは、第1送信部12と第2送信部13を分けて備えている。このため、第2送信部13がビーコン信号B2に多くのデータを含めて送信している間であっても、第1送信部12が他の端末装置3aにビーコン信号B1を送信し続けることができる。
また、端末装置3aは、第1識別情報I1と第2識別情報I2を受信することで、アプリケーションA1に所定の処理を実行させる。そして、ビーコン信号B1には、アプリケーションA1が所定の処理を実行するためのデータが含まれていない。このため、第三者がビーコン信号B1を解析しただけでは、端末装置3aのアプリケーションA1に所定の処理を実行させることができない。これにより、ビーコン信号B1を受信しただけで端末装置3aのアプリケーションA1に所定の処理を実行させようとする第三者によるなりすまし、ただ乗りを防止することができる。なお、第三者の端末装置が所定の処理をするためには、第2識別情報I2を受信し、そこに含まれる情報を正しく理解できる必要がある。
[第1の実施の形態例]
以上説明した本発明の概要例を踏まえて、本発明の第1の実施の形態例(暗号鍵K1を持つ端末装置が、第1識別情報I1に基づいて生成される暗号化第2識別情報I2eを復号化する例)に係る無線通信システムについて、図4〜図6を参照して説明する。
<無線通信システムの構成例>
図4は、無線通信システムの構成例を示す。
図4に示す無線通信システムは、図1に示した端末装置3aに加え、ビーコン装置1bを備える。ビーコン装置1bは、図1に示したビーコン装置1aが備える記憶部11、第1送信部12、第2送信部13に加えて、乱数生成部14,暗号化処理部15を備える。
記憶部11は、第1識別情報I1の他に、暗号鍵K1を記憶する。
第1送信部12は、記憶部11から読み出した第1識別情報I1をビーコン信号B1に含めて送信する。
乱数生成部14は、所定の周期で乱数Ra(所定の周期で更新されるデータの一例)を生成し、暗号化処理部15に出力する。乱数生成部14が生成する乱数Raは、定期的に更新される。
暗号化処理部15は、記憶部11から読み出した第1識別情報I1と、暗号鍵K1と、乱数生成部14から入力される乱数Raとに基づいて、暗号化第2識別情報I2eを生成し、第2送信部13に暗号化第2識別情報I2eを出力する。
第2送信部13は、暗号化処理部15から入力される暗号化第2識別情報I2eをビーコン信号B2に含めて送信する。
端末装置3aの記憶部32は、予め設定された第1識別情報I1と暗号鍵K1を記憶している。
<ビーコン信号のデータ構成例>
図5は、2種類のビーコン信号B1,B2と第2識別情報I2のデータ構成例を示す。図5に示す第1識別情報I1(ビーコン信号B1)から第2識別情報I2を生成し、第2識別情報I2を暗号化して暗号化第2識別情報I2e(ビーコン信号B2)を生成する処理は、暗号化処理部15によって行われる。
ビーコン信号B1は、第1識別情報I1を全体に含んでいる。ただし、ビーコン信号B1は、第1識別情報I1に対して、破線で示すように他のデータが付加される構成であってもよい。
暗号化処理部15は、記憶部11から読み出した第1識別情報I1と、乱数生成部14から入力される乱数Raに基づいて、第2識別情報I2を生成する。暗号化処理部15は、第2識別情報I2を暗号化する場合と暗号化しない場合とがある。以下、暗号化処理部15が第2識別情報I2を暗号化する場合と暗号化しない場合に分けて説明する。
(暗号化処理部15が第2識別情報I2を暗号化する場合)
暗号化第2識別情報I2eは、第1識別情報I1の一部である第1部分(例えば、先頭部分)を付加情報Daに置換して構成される第2識別情報I2を、所定の暗号鍵K1を用いて暗号化して生成される。
また、暗号化第2識別情報I2eは、第1識別情報I1の第1部分を付加情報Daで置換し、さらに第1識別情報I1の他の一部である第2部分(例えば、末尾部分)を乱数生成部14によって所定の周期で更新される乱数Raで置換して構成される第2識別情報I2を、暗号鍵K1を用いて暗号化して生成されるようにしてもよい。
なお、第1識別情報I1と第2識別情報I2の共通データ部分には置換処理が行われない。また、第1識別情報I1が付加情報Da、乱数Raで置換される箇所は、第1識別情報I1の先頭部分、末尾部分に限らない。
そして、第2送信部13は、暗号化第2識別情報I2eが含まれるビーコン信号B2をブロードキャスト送信する。
端末装置3aは、ブロードキャスト送信されたビーコン信号B2を受信して暗号鍵K1を用いて暗号化第2識別情報I2eを復号化する。その後、復号化された第2識別情報I2の少なくとも付加情報Daに応じた所定の処理を実行する。
(暗号化処理部15が第2識別情報I2を暗号化しない場合)
第2識別情報I2は、第1識別情報I1の第1部分を付加情報Daに置換して構成される。
第2送信部13は、第2識別情報I2が含まれるビーコン信号B2をブロードキャスト送信する。
端末装置3aは、第2識別情報I2を受信した場合に、第2識別情報I2の少なくとも付加情報Daに応じた所定の処理を実行する。
<端末装置の処理例>
次に、端末装置3aの処理例について説明する。
図6は、端末装置3aが第1識別情報I1、暗号化第2識別情報I2eを受信してアプリケーションA1による所定の処理を行うまでの処理の一例を示す。
図6におけるステップS201〜S203は、上述した図2のステップS101〜S103と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ステップS203にてアプリケーションA1が起動すると、アプリケーションA1は、受信部31からビーコン信号B2を受信する(S204)。そして、アプリケーションA1は、記憶部32から読み出した暗号鍵K1を用いて受信データを復号化する(S205)。この受信データは、図5に示した、受信部31が受信したビーコン信号B2に含まれる暗号化第2識別情報I2eである。
次に、アプリケーションA1は、受信データを復号化できたかどうかを判断する(S206)。受信データを復号化できなければ、アプリケーションA1は、ステップS204に処理を戻す。受信データを復号化できれば、アプリケーションA1は、復号化された第2識別情報I2の付加情報Daに応じた所定の処理を実行し(S207)、図6の処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態例に係る無線通信システムでは、暗号鍵K1を持たない第三者の端末装置は、暗号化第2識別情報I2eを復号化することができない。このため、第三者による暗号化第2識別情報I2eの盗聴を防止することができる。
また、上述したように乱数生成部14が定期的に乱数Raを更新すると、暗号化処理部15は、乱数Raの更新に応じて定期的に暗号化第2識別情報I2eを更新する。このため、暗号化第2識別情報I2eを復号化できない端末装置に対して、第三者が第2識別情報I2を提供し、付加情報Daに応じたサービスを提供することを防止できる。たとえ、第三者がいくつかの暗号化第2識別情報I2eを取得したとしても、乱数Raの個数分の暗号化第2識別情報I2eすべてを取得しない限り、ビーコン装置1bが送信するすべての暗号化第2識別情報I2eに対して所定の動作を実行することができないため、完全にビーコン装置1bのなりすまし、ただ乗りをすることができない。
また、乱数Raが定期的に更新されるため、第三者がビーコン信号B2を受信しても、付加情報Daを取得することが困難である。このため、第三者のビーコン装置による第1識別情報I1の偽造や、ビーコン装置1bのなりすまし、ただ乗りを防ぐことができる。なお、乱数Raは乱数である必要はなく、シーケンシャルに発行される数値でもよい。この場合であっても、十分にビーコン装置1bのなりすまし、ただ乗りを防ぐことができる。
[第1の実施の形態の変形例]
次に、本発明の第1の実施の形態の変形例(暗号鍵K1を持つサーバが暗号化第2識別情報I2eを復号化する例)に係る無線通信システムについて、図7を参照して説明する。
図7は、無線通信システムの構成例を示す。
図7に示す無線通信システムは、図4に示したビーコン装置1bに加え、端末装置3b、アクセスポイント(又は基地局)5及びサーバ7を含んで構成される。
端末装置3bは、図4に示した端末装置3aが備える受信部31、記憶部32、処理部33、入力部34、出力部35に加えて、サーバ通信部36を備える。
記憶部32は、予め設定された第1識別情報I1だけを記憶しており、暗号鍵K1は記憶していない。
サーバ通信部36は、アクセスポイント(又は基地局)5及びネットワーク6を介してサーバ7と互いに通信を行うことが可能である。以下の説明では、携帯電話等の移動体通信における基地局やWi−Fi(登録商標)通信のための通信インターフェースを含む用語として「アクセスポイント」を用いる。
この無線通信システムでは、サーバ7が暗号鍵K1を持っており、サーバ7が暗号鍵K1による暗号化第2識別情報I2eの復号化処理(図5のステップS205及びS206に相当)を行う。サーバ7は、アクセスポイント(又は基地局)5及びネットワーク6を介して暗号化第2識別情報I2eを端末装置3bから受信すると、暗号鍵K1を用いて暗号化第2識別情報I2eを復号化する。そして、サーバ7は、復号化された第2識別情報I2を、ネットワーク6及びアクセスポイント(又は基地局)5を介して端末装置3bに送信する。
このような無線通信システムでは、端末装置3bが暗号鍵K1を持たないため、端末装置3bから暗号鍵K1が盗み取られるといったセキュリティリスクを低減することができる。また、端末装置3bが多数存在する環境であっても、サーバ7が暗号鍵K1を一元管理することができる。そして、アプリケーションA1は、サーバ7から受信した復号化された第2識別情報I2に基づいて、所定の処理を行うことができる。
なお、サーバ7は、暗号化第2識別情報I2eを復号化するだけでなく、復号化された第2識別情報I2に応じた所定の処理(図6のステップS207に相当)の一部を行ってもよい。
[第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例(ビーコン装置が電子機器の状態を端末装置に通知する例)に係る無線通信システムについて、図8〜図10を参照して説明する。
<無線通信システムの構成例>
図8は、無線通信システムの構成例を示す。
図8に示す無線通信システムは、図4に示した端末装置3aに加え、ビーコン装置1c、電子機器9を備える。
ビーコン装置1cは、図4に示したビーコン装置1bが備える記憶部11、第1送信部12、第2送信部13、乱数生成部14、暗号化処理部15を備える。
記憶部11は、予め設定された第1識別情報I1と暗号鍵K1を記憶している。
第1送信部12は、記憶部11から読み出した第1識別情報I1と、乱数生成部14から入力した乱数Rb1(付加情報の一例)をビーコン信号B1に含めて送信する。
乱数生成部14は、乱数Rb1,乱数Rb2(所定の周期で更新されるデータの一例)を生成し、第1送信部12に乱数Rb1を出力し、第1送信部12と暗号化処理部15に乱数Rb1,Rb2を出力する。
ビーコン装置1cには、電子機器9の状態を示す状態信号Sinが入力される。この状態信号Sinは、ビーコン装置1cが端末装置3aに対して電子機器9の状態を通知するためのトリガーとして用いられる。
例えば、電子機器9が空気清浄機である場合には、電子機器9が出力する状態信号Sinには、例えば、フィルタの交換時期であることを示す情報が含まれる。
そして、ビーコン装置1cは、第1識別情報I1に付加情報を付加して構成される情報をビーコン信号B1として送信する。この付加情報は、例えば、乱数Rb1である。
暗号化処理部15は、記憶部11から読み出した第1識別情報I1と、乱数生成部14から入力される乱数Rb1,Rb2と、電子機器9から入力される状態信号Sinに基づいて、第2識別情報I2A,I2Nを生成する。暗号化処理部15は、第2識別情報I2A,I2Nを暗号化する場合と暗号化しない場合とがある。以下、暗号化処理部15が第2識別情報I2A,I2Nを暗号化する場合と暗号化しない場合に分けて説明する。
(暗号化処理部15が第2識別情報I2A,I2Nを暗号化する場合)
ビーコン装置1cは、電子機器9の状態を端末装置3aに通知する状態通知時には、第1識別情報I1の一部(例えば、先頭部分)を乱数Rb1に置換して構成される第2識別情報I2Aを、暗号鍵K1を用いて暗号化して暗号化第2識別情報I2Aeを生成する。そして、ビーコン装置1cは、暗号化第2識別情報I2Aeをビーコン信号B2として送信する。
また、ビーコン装置1cは、電子機器9の状態を端末装置3aに通知しない状態非通知時には、第1識別情報I1の一部を所定の周期で更新される乱数Rb2に置換して構成される第2識別情報I2Nを、暗号鍵K1を用いて暗号化して暗号化第2識別情報I2Neを生成する。そして、ビーコン装置1cは、暗号化第2識別情報I2Neをビーコン信号B2として送信する。
そして、端末装置3aは、暗号化第2識別情報I2Aeを復号化して、状態通知時における第2識別情報I2Aを受信した場合に、第2識別情報I2Aによって通知される電子機器9の状態に応じた所定の処理を実行する。
(暗号化処理部15が第2識別情報I2A,I2Nを暗号化しない場合)
ビーコン装置1cは、状態通知時には、第1識別情報I1の一部を付加情報に置換して構成される第2識別情報I2Aをビーコン信号B2として送信する。この付加情報は、状態通知時から状態非通知時に移行する際に更新される。
そして、端末装置3aは、状態通知時における第2識別情報I2Aを受信した場合に、第2識別情報I2Aによって通知される電子機器9の状態に応じた所定の処理を実行する。
<ビーコン信号のデータ構成例>
図9は、2種類のビーコン信号B1,B2と第2識別情報I2A,I2Nのデータ構成例を示す。図9に示す第1識別情報I1(ビーコン信号B1)から第2識別情報I2A,I2Nを生成し、第2識別情報I2A,I2Nを暗号化して暗号化第2識別情報I2Ae,I2Ne(ビーコン信号B2)を生成する処理は、暗号化処理部15によって行われる。
ビーコン信号B1は、第1識別情報I1と乱数Rb1を全体に含んでいる。ただし、ビーコン信号B1は、第1識別情報I1と乱数Rb1に対して、破線で示すように他のデータが付加される構成であってもよい。
状態通知時においては、まず、第1識別情報I1の先頭部分を乱数生成部14から入力される乱数Rb1で置換して構成される第2識別情報I2Aが生成される。そして、暗号化第2識別情報I2Aeは、暗号鍵K1を用いて第2識別情報I2Aが暗号化されて生成される。そして、第2送信部13により、この暗号化第2識別情報I2Aeがビーコン信号B2としてブロードキャスト送信される。
一方、状態非通知時においては、まず、第1識別情報I1の先頭部分を乱数生成部14から入力される乱数Rb2で置換して構成される第2識別情報I2Nが生成される。そして、暗号化第2識別情報I2Neは、暗号鍵K1を用いて第2識別情報I2Nが暗号化されて生成される。そして、第2送信部13により、この暗号化第2識別情報I2Neがビーコン信号B2としてブロードキャスト送信される。
なお、第1識別情報I1と、第2識別情報I2A,I2Nの共通データ部分には置換処理が行われない。また、第1識別情報I1を乱数Rb1又は乱数Rb2で置換する箇所は、第1識別情報I1の先頭部分に限らない。また、乱数Rb1,Rb2は乱数生成部14によって更新されているが、乱数Rb1と乱数Rb2は異なる値とする。
ここで、ビーコン信号B1,B2は、状態信号Sinに応じて次のように変化する。
(1)状態非通知時から状態通知時に移行する場合
例えば、電子機器9が空気清浄機である場合に、空気清浄機のフィルタ交換時期を端末装置3aのユーザに通知することを想定する。
このとき、ビーコン信号B1は、第1識別情報I1と乱数Rb1を組み合わせたものであり、ビーコン信号B1は変化しない。一方、ビーコン信号B2は、暗号化処理部15によって暗号化第2識別情報I2Aeとなる。このため、端末装置3aは、電子機器9が状態非通知から状態通知に移行したことを把握できる。
(2)状態通知時から状態非通知時に移行する場合
例えば、空気清浄機のフィルタ交換が完了した場合を想定する。
このとき、ビーコン信号B1は、乱数生成部14によって乱数Rb1が更新される。そして、ビーコン信号B2は、暗号化処理部15によって暗号化第2識別情報I2Neとなる。ここで、暗号化第2識別情報I2Neが暗号化される前の第2識別情報I2Nに含まれる乱数Rb2は、乱数生成部14によって定期的に更新された値となる。このため、端末装置3aは、電子機器9が状態通知から状態非通知に移行したことを把握できる。しかしながら、暗号鍵K1を持たない第三者の端末装置は、暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを復号化することができないため、第2識別情報が状態通知状態を示すのか状態非通知状態を示すのかを把握できない。これにより、ビーコン装置1cのなりすまし、ただ乗りを防ぐことができる。
<端末装置の処理例>
次に、端末装置3aの処理例について説明する。
図10は、端末装置3aが第1識別情報I1、暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを受信してアプリケーションA1による所定の処理を行うまでの処理の一例を示す。
図10におけるステップS301〜S306は、上述した図6のステップS201〜S206と同様であるため、詳細な説明を省略する。
なお、ステップS302では、受信部31が第1識別情報I1を受信することができていれば、受信部31は乱数Rb1も受信することができている。
ステップS306の処理でアプリケーションA1が受信データを復号化できれば、アプリケーションA1は、復号化した受信データが状態通知時にビーコン装置1cから送信される第2識別情報I2Aであるかどうかを判断する(S307)。受信データが第2識別情報I2Aでなければ、ステップS304に処理を戻し、アプリケーションA1がビーコン信号B2を受信する処理を続ける。
第2識別情報I2Aであれば、アプリケーションA1は、通知された状態に応じて所定の処理を実行し(S308)、図10の処理を終了する。ステップS308では、例えば、空気清浄機のフィルタ交換を促すメッセージが端末装置3aの出力部35に表示されることとなる。
ここで、ビーコン装置1cが電子機器9の複数の状態を端末装置3aに通知する場合は、以下のような動作を行う。
例えば、状態通知時に暗号化処理部15は、ビーコン装置1cが通知しようとする電子機器9の状態に応じて、乱数生成部14が生成した乱数Rb1,(Rb1+1),…,(Rb1+N−1)を含むN(Nは自然数)種類の第2識別情報I2Aを生成する。なお、乱数Rb2は、乱数Rb1,(Rb1+1),…,(Rb1+N−1)のいずれとも異なる値とする。
これらN種類の第2識別情報I2Aを用いれば、ビーコン装置1cが電子機器9のN種類の状態を端末装置3aに通知することが可能となる。
例えば、電子機器9として、カラープリンターを用いた場合を想定する。このとき、電子機器9が出力する状態信号Sinに、例えば、各色(C,M,Y,K)のいずれかのインクが不足している場合に、インクカートリッジの交換を促すような情報を含めておけば、これらの情報を4種類の第2識別情報I2Aで表せる。また、電子機器9として、各種のセンサ類を設けてもよい。この場合、電子機器9が出力する状態信号Sinには、センサ類が検知した各種の情報を含めることができる。
また、状態非通知時には、ビーコン装置1cがビーコン信号B2を送信しなくてもよい。ただし、第三者の端末装置がビーコン信号B2を受信すると、ビーコン信号B2が送信されたという事実に基づいて、ビーコン装置1cから送信される何らかの通知の存在や、通知回数を検知することが可能となることに留意すべきである。
以上説明した第2の実施の形態例に係るビーコン装置1cは、電子機器9の状態通知時と状態非通知時において生成した第2識別情報I2A,I2Nを暗号化し、暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを含むビーコン信号B2をブロードキャスト送信する。ここで、状態通知時にアプリケーションA1は、受信したビーコン信号B1に含まれる乱数Rb1を置き換えた第2識別情報I2Aに基づいて、電子機器9の状態を把握することができる。また、状態非通知時にアプリケーションA1は、状態通知時に用いられる乱数Rb1とは異なる乱数Rb2を含む第2識別情報I2Nに基づいて、ビーコン信号B2が状態非通知時に生成された信号であることを把握することができる。
また、暗号化処理部15は、第2識別情報I2A,I2Nを暗号化してビーコン信号B2を生成しているが、第2識別情報I2A,I2Nを暗号化せずに第2送信部13に出力してもよい。この場合、第2送信部13は、暗号化されていない第2識別情報I2A,I2Nをビーコン信号B2として送信する。
[第2の実施形態の第1の変形例]
次に、本発明の第2の実施形態の第1の変形例(暗号鍵K1を持つサーバが暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを復号化する例)に係る無線通信システムについて、図11を参照して説明する。
<無線通信システムの構成例>
図11は、無線通信システムの構成例を示す。
図11に示す無線通信システムは、図8に示したビーコン装置1c、電子機器9と、図7に示した端末装置3b、アクセスポイント(又は基地局)5、サーバ7を含んで構成される。
端末装置3bの記憶部32は、予め設定された第1識別情報I1だけを記憶しており、暗号鍵K1は記憶していない。
サーバ通信部36は、アクセスポイント(又は基地局)5及びネットワーク6を介してサーバ7に暗号化第2識別情報I2Ae,I2Ne(図中では、「I2e」と略記)を送信し、サーバ7から復号化された第2識別情報I2A,I2N(図中では、「I2」と略記)を受信する。
この無線通信システムでは、サーバ7が暗号鍵K1を持っており、サーバ7が暗号鍵K1による暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neの復号化処理(図10のステップS305及びS306に相当)を行う。すなわち、サーバ7は、アクセスポイント(又は基地局)5及びネットワーク6を介して暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを端末装置3bから受信すると、暗号鍵K1を用いて暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを復号化する。そして、サーバ7は、復号化された第2識別情報I2A,I2Nを、ネットワーク6及びアクセスポイント(又は基地局)5を介して端末装置3bに送信する。
このようにサーバ7は、暗号鍵K1を持っており、図8に示す端末装置3aが行っていた暗号鍵K1による復号化処理を代行している。このため、暗号鍵K1の漏洩といったセキュリティリスクを低減することができる。
[第2の実施形態の第2の変形例]
次に、本発明の第2の実施形態の第2の変形例(暗号鍵K1を持つサーバが第1識別情報I1と乱数Rb1を暗号化する例)に係る無線通信システムについて、図12及び図13を参照して説明する。
<無線通信システムの構成例>
図12は、無線通信システムの構成例を示す。
図12に示す無線通信システムは、図8に示したビーコン装置1c、電子機器9と、図7に示した端末装置3b、アクセスポイント(又は基地局)5に加えて、サーバ8を含んで構成される。
端末装置3bの記憶部32は、予め設定された第1識別情報I1と、サーバ8から受信した暗号化第2識別情報I2Aeを記憶しており、暗号鍵K1は記憶していない。
サーバ通信部36は、アクセスポイント(又は基地局)5及びネットワーク6を介して、ビーコン信号B1より受信した第1識別情報I1と乱数Rb1をサーバ8に送信し、サーバ8から暗号化第2識別情報I2Aeを受信する。
この無線通信システムでは、サーバ8が暗号鍵K1を持っており、サーバ8が暗号鍵K1による暗号化処理を行う。例えば、サーバ8は、端末装置3bからアクセスポイント(又は基地局)5及びネットワーク6を介して第1識別情報I1と乱数Rb1を受信すると、図9に示した手順により暗号化第2識別情報I2Aeを生成する。そして、サーバ8は、暗号化第2識別情報I2Aeを、ネットワーク6及びアクセスポイント(又は基地局)5を介して端末装置3bに送信する。そして、端末装置3bのサーバ通信部36がアクセスポイント(又は基地局)5から暗号化第2識別情報I2Aeを受信すると、端末装置3bの記憶部32に暗号化第2識別情報I2Aeを記憶しておく。
その後、端末装置3bがビーコン装置1cからビーコン信号B2を受信すると、処理部33は受信したビーコン信号B2の内容と、記憶部32から読み出した暗号化第2識別情報I2Aeを比較する。ビーコン信号B2に暗号化第2識別情報I2Aeが含まれていれば、比較結果は等しいため、処理部33はビーコン信号B2が確かにビーコン装置1cから送信された状態通知時のものであることを確認でき、処理部33(アプリケーションA1)は所定の処理を実行できる。しかし、ビーコン信号B2に暗号化第2識別情報I2Aeが含まれていなければ、処理部33はビーコン信号B2がビーコン装置1cから送信された状態通知時のものでないことを確認できる。この場合、ビーコン信号B2は、状態非通知時のものであるか、ビーコン信号B1を送信したビーコン装置1cとは異なる他のビーコン装置から送信されたものであるため、処理部33(アプリケーションA1)は所定の処理を実行しない。
<端末装置の処理例>
次に、端末装置3bの処理例について説明する。
図13は、端末装置3bが第1識別情報I1、暗号化第2識別情報I2Ae,I2Neを受信してアプリケーションA1による所定の処理を行うまでの処理の一例を示す。
図13におけるステップS401〜S403,S407は、上述した図10のステップS301〜S303,S308と同様であるため、詳細な説明を省略する。
なお、ステップS402で受信部31が第1識別情報I1を受信できていれば、受信部31は乱数Rb1も受信できている。
ステップS403の処理でアプリケーションA1が起動した後、アプリケーションA1は、サーバ8に第1識別情報I1と乱数Rb1を送信する。そして、アプリケーションA1は、電子機器9の状態通知時における暗号化第2識別情報I2Aeをサーバ8から取得し(S404)、記憶部32に記憶させる。
次に、アプリケーションA1は、ビーコン装置1cから送信される暗号化第2識別情報I2Aeを待ち受ける(S405)。そして、アプリケーションA1は、受信部31がビーコン装置1cから暗号化第2識別情報I2Aeを受信したかどうかを判断する(S406)。受信部31が暗号化第2識別情報I2Aeを受信していなければ、アプリケーションA1は、ステップS405に処理を戻す。
受信部31が暗号化第2識別情報I2Aeを受信していれば、アプリケーションA1は、通知された電子機器9の状態に応じた所定の処理を実行し(S407)、図13の処理を終了する。
このようにサーバ8は、暗号鍵K1を持っており、ビーコン装置1cが行う暗号化処理と同様の暗号鍵K1による暗号化処理を行っている。そして、端末装置3bは、サーバ8から暗号化第2識別情報I2Aeを受信して記憶部32に記憶する。このため、端末装置3bは、ビーコン信号B2を受信する度に復号化する必要がなく、記憶部32から読み出した暗号化第2識別情報I2Aeと、ビーコン信号B2の内容とを比較して、受信したビーコン信号B2が、ビーコン装置1cが送信した状態通知時のものであるか判断できる。また、サーバ8が暗号鍵K1を持つため、暗号鍵K1の漏洩といったセキュリティリスクを低減することができる。
[第2の実施形態の第3の変形例]
次に、本発明の第2の実施形態の第3の変形例(ビーコン装置の端末通信部と、端末装置のビーコン通信部が相互に通信を行う例)に係る無線通信システムについて、図14を参照して説明する。
<無線通信システムの構成例>
図14は、無線通信システムの構成例を示す。
図14に示す無線通信システムは、図8に示した電子機器9(図14では記載を省略する。)に加えて、ビーコン装置1d、端末装置3cを備える。
ビーコン装置1dは、図8に示したビーコン装置1cが備える記憶部11、第1送信部12、第2送信部13、乱数生成部14、暗号化処理部15に加えて、端末通信部16を備える。
端末通信部16は、暗号化処理部15から入力される暗号化第2識別情報I2Aeを端末装置3cのビーコン通信部37に送信する。
端末装置3cは、図8に示した端末装置3aが備える受信部31、記憶部32、処理部33、入力部34、出力部35に加えて、ビーコン通信部37を備える。この端末装置3cは、暗号鍵K1を持っていない。
記憶部32は、予め設定された第1識別情報I1と、ビーコン装置1dから受信した暗号化第2識別情報I2Aeを記憶する。
ビーコン通信部37は、ビーコン装置1dの端末通信部16と相互に通信を行うことが可能である。そして、ビーコン通信部37が端末通信部16と通信を行うことにより、端末装置3cのアプリケーションA1は、図13のステップS404に示したように、電子機器9の状態通知時における暗号化第2識別情報I2Aeをビーコン装置1dから受信することができる。
なお、第2送信部13及び端末通信部16を1つの通信部として構成してもよく、受信部31及びビーコン通信部37を1つの通信部として構成してもよい
[第3の実施の形態例]
次に、本発明の第3の実施の形態例(BLE規格におけるアドバタイズパケットをビーコン信号として用いる例)に係る無線通信システムについて、図15及び図16を参照して説明する。
<無線通信システムの構成例>
図15は、無線通信システムの構成例を示す。
図15に示す無線通信システムは、ビーコン装置1eと、端末装置3dとを含んで構成される。
ビーコン装置1eは、図14に示したビーコン装置1dが備える記憶部11、第1送信部12、端末通信部16に加え、処理部17を備える。
記憶部11は、第1識別情報I1を記憶している。この第1識別情報I1は、第1送信部12と端末通信部16によって読み出される。
端末通信部16は、図14に示したビーコン装置1dの第2送信部13の機能を含んでおり、ビーコン信号B2をブロードキャスト送信するとともに、端末装置3dのビーコン通信部37とユニキャスト通信するために用いられる。
処理部17は、例えば、低消費電力で駆動可能な中央演算処理装置(CPU)によって構成される。この処理部17は、記憶部11から読み出したプログラム、パラメータ等に基づいて、ビーコン装置1e内の各部の動作を制御することができる。
端末装置3dは、図14に示した端末装置3cが備える記憶部32、処理部33、入力部34、出力部35、ビーコン通信部37を備える。
ビーコン通信部37は、図14に示した端末装置3cの受信部31の機能を含む。そして、ビーコン通信部37は、ビーコン装置1eの第1送信部12からビーコン信号B1を受信すると共に、ビーコン装置1eの端末通信部16との間で相互に通信を行うことが可能である。
ここで、第1送信部12とビーコン通信部37との間、端末通信部16とビーコン通信部37との間で用いられる通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やBLE等の近距離無線通信規格が適している。
ビーコン装置1eの第1送信部12は、第1識別情報I1を含み、BLE規格における接続要求を受け付けないADV_NONCONN_INDパケット(第1アドバタイズパケットの一例)をビーコン信号B1として送信する。また、ビーコン装置1eの端末通信部16は、第2識別情報I1を含み、BLE規格における接続要求を受け付けるADV_INDパケット(第2アドバタイズパケットの一例)をビーコン信号B2として送信する。
ADV_NONCONN_INDパケットとADV_INDパケットは、パケットの種類(PDU Type)のみが異なっている。
第2識別情報I1は、第1識別情報I1に基づいて決定されるようにしてもよいし、第2識別情報I1を第1識別情報I1と同じ内容としてもよい。図15では、端末通信部16が、第1識別情報I1と同じ第2識別情報I1を端末装置3dとの間で送受信する例を示している。
そして、端末装置3dは、第1識別情報I1を含むADV_NONCONN_INDパケットを受信した場合に、第1識別情報I1に応じたアプリケーションA1をADV_INDパケットの受信待機状態とする。また、端末装置3dは、第2識別情報I1を含むADV_INDパケットを受信した場合に、第2識別情報I1に応じて、ビーコン装置1eに対する接続処理を実行する。
<端末装置の処理例>
次に、端末装置3dの処理例について説明する。
図16は、端末装置3dが第1識別情報I1、第2識別情報I1を受信してビーコン装置1eに接続するまでの処理の一例を示す。
始めに、処理部33は、ビーコン通信部37を通じて、ADV_NONCONN_INDパケットに含まれる第1識別情報I1を待ち受ける(S501)。そして、処理部33は、ビーコン通信部37が第1識別情報I1を受信したかどうかを判断する(S502)。ビーコン通信部37が第1識別情報I1を受信していなければ、処理部33は、ステップS501,S502の処理を続ける。
端末装置3dは、ビーコン通信部37が第1識別情報I1を受信した場合に、アプリケーションA1が起動していないときには、処理部33の制御により、受信した第1識別情報I1に応じて所定のアプリケーションA1を起動して(S503)、アプリケーションA1を第2識別情報I1の受信待機状態とする。既にアプリケーションA1が起動している場合には、後続のステップS504に進む。
次に、受信待機状態となったアプリケーションA1は、ビーコン通信部37を通じて、ADV_INDパケットに含まれる第2識別情報I1を待ち受ける(S504)。そして、アプリケーションA1は、ビーコン通信部37が第2識別情報I1を受信したかどうかを判断する(S505)。ビーコン通信部37が第2識別情報I1を受信していなければ、アプリケーションA1は、ステップS504,S505の処理を続ける。
ビーコン通信部37が第2識別情報I1を受信した場合に、アプリケーションA1は、第2識別情報I1に応じて、ビーコン装置1eの端末通信部16と接続するようビーコン通信部37に接続処理を行わせ、端末装置3dとビーコン装置1eとが接続した状態で所定の処理を実行し(S506)、図16の処理を終了する。
以上説明した第3の実施の形態例に係る端末装置3dは、暗号化されていないADV_NONCONN_INDパケットとADV_INDパケットから、それぞれ第1識別情報I1と第2識別情報I1を受信した後、ビーコン装置1eと接続することができる。そして、端末装置3dがビーコン装置1eと接続している間は、ADV_INDパケットは送信されていないが、ビーコン装置1eは、ADV_NONCONN_INDパケットを送信し続けることができる。このため、ビーコン装置1eと接続していない他の端末装置3dが、ADV_NONCONN_INDパケットを受信して、アプリケーションA1を起動することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることは可能であり、更にはある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1a〜1e…ビーコン装置、3a〜3d…端末装置、5…アクセスポイント、6…ネットワーク、7,8…サーバ、9…電子機器、11…記憶部、12…第1送信部、13…第2送信部、14…乱数生成部、15…暗号化処理部、16…端末通信部、17…処理部、30…バス、31…受信部、32…記憶部、33…処理部、34…入力部、35…出力部、36…サーバ通信部、37…ビーコン通信部

Claims (17)

  1. 第1識別情報及び第2識別情報をそれぞれビーコン信号として送信するビーコン装置と、
    少なくとも1つのアプリケーションが動作し、前記第1識別情報及び前記第2識別情報を受信可能な端末装置と、を備える無線通信システムであって、
    前記端末装置は、
    前記第1識別情報を受信した場合に、前記第1識別情報に応じた所定のアプリケーションを前記第2識別情報の受信待機状態とし、
    前記第2識別情報を受信した場合に、前記所定のアプリケーションの前記第2識別情報に応じた所定の処理を実行する
    無線通信システム。
  2. 前記端末装置は、前記第1識別情報を受信した場合に、前記所定のアプリケーションが起動していないときには、前記所定のアプリケーションを起動して前記受信待機状態とする
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記端末装置は、前記所定のアプリケーションが前記受信待機状態である場合に、前記第1識別情報を受信することができなくなったときには、前記所定のアプリケーションの前記受信待機状態を解除する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2識別情報は、前記第1識別情報の一部である第1部分を付加情報に置換して構成され、
    前記端末装置は、前記第2識別情報を受信した場合に、前記第2識別情報の少なくとも前記付加情報に応じた前記所定の処理を実行する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 前記第2識別情報は、前記第1識別情報の前記第1部分を前記付加情報に置換して構成される情報を、所定の暗号鍵を用いて暗号化して生成される
    請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記第2識別情報は、前記第1識別情報の前記第1部分を前記付加情報に置換し、さらに前記第1識別情報の他の一部である第2部分を所定の周期で更新されるデータに置換して構成される情報を、前記所定の暗号鍵を用いて暗号化して生成される
    請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記所定の暗号鍵を記憶するサーバをさらに備え、
    前記端末装置は、前記所定のアプリケーションが前記受信待機状態である場合に、前記ビーコン装置から受信したデータを前記サーバに送信して、前記所定の暗号鍵を用いた復号化を依頼する
    請求項5に記載の無線通信システム。
  8. 前記ビーコン装置には、電子機器の状態を示す状態信号が入力され、
    前記ビーコン装置は、
    前記第1識別情報に付加情報を付加して構成される情報を前記ビーコン信号として送信するとともに、
    前記電子機器の状態を前記端末装置に通知する状態通知時には、前記第1識別情報の一部を前記付加情報に置換して構成される前記第2識別情報を前記ビーコン信号として送信し、
    前記端末装置は、
    前記第1識別情報及び前記付加情報を受信した場合に、前記所定のアプリケーションを前記状態通知時における前記第2識別情報の受信待機状態とし、
    前記状態通知時における前記第2識別情報を受信した場合に、前記状態通知時における前記第2識別情報によって通知される前記電子機器の状態に応じた前記所定の処理を実行する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記付加情報は、前記状態通知時から前記電子機器の状態を前記端末装置に通知しない状態非通知時に移行する際に更新される
    請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記ビーコン装置は、前記状態通知時には、前記第1識別情報の一部を前記付加情報に置換して構成される情報を、所定の暗号鍵を用いて暗号化して生成される前記第2識別情報を前記ビーコン信号として送信する
    請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 前記ビーコン装置は、前記状態非通知時には、前記第1識別情報の一部を所定の周期で更新されるデータに置換して構成される情報を、前記所定の暗号鍵を用いて暗号化して生成される前記第2識別情報を前記ビーコン信号として送信する
    請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記所定の暗号鍵を記憶するサーバをさらに備え、
    前記端末装置は、前記所定のアプリケーションが前記受信待機状態である場合に、前記ビーコン装置から受信したデータを前記サーバに送信して、前記所定の暗号鍵を用いた復号化を依頼する
    請求項10に記載の無線通信システム。
  13. 前記所定の暗号鍵を記憶するサーバをさらに備え、
    前記端末装置は、前記第1識別情報及び前記付加情報を受信した場合に、前記第1識別情報及び前記付加情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記端末装置から受信した前記第1識別情報及び前記付加情報と、前記所定の暗号鍵とを用いて前記状態通知時における前記第2識別情報を生成して、前記端末装置に送信する
    請求項10に記載の無線通信システム。
  14. 前記端末装置は、前記第1識別情報及び前記付加情報を受信した場合に、前記状態通知時における前記第2識別情報を前記ビーコン装置から取得して、前記所定のアプリケーションを前記受信待機状態とする
    請求項10に記載の無線通信システム。
  15. 前記ビーコン装置は、
    前記第1識別情報を含み、Bluetooth(登録商標) Low Energy規格における接続要求を受け付けない第1アドバタイズパケットを前記ビーコン信号として送信するとともに、
    前記第2識別情報を含み、Bluetooth(登録商標) Low Energy規格における接続要求を受け付ける第2アドバタイズパケットを前記ビーコン信号として送信し、
    前記端末装置は、
    前記第1アドバタイズパケットを受信した場合に、前記第1識別情報に応じた前記所定のアプリケーションを前記第2アドバタイズパケットの受信待機状態とし、
    前記第2アドバタイズパケットを受信した場合に、前記第2識別情報に応じて、前記ビーコン装置に接続して前記所定の処理を実行する
    請求項1に記載の無線通信システム。
  16. 第1識別情報を含み、前記第1識別情報を受信した端末装置に、前記第1識別情報に応じた所定のアプリケーションを第2識別情報の受信待機状態とさせるためのビーコン信号を送信する第1送信部と、
    前記第2識別情報を含み、前記第2識別情報を受信した前記端末装置に、前記所定のアプリケーションの前記第2識別情報に応じた所定の処理を実行させるためのビーコン信号を送信する第2送信部と、を備える
    ビーコン装置。
  17. ビーコン装置と端末装置との間の無線通信方法であって、
    前記ビーコン装置が、第1識別情報をビーコン信号として送信するステップと、
    前記ビーコン装置が、第2識別情報をビーコン信号として送信するステップと、
    前記端末装置が、前記第1識別情報を受信した場合に、前記第1識別情報に応じた所定のアプリケーションを前記第2識別情報の受信待機状態とするステップと、
    前記端末装置が、前記第2識別情報を受信した場合に、前記所定のアプリケーションの前記第2識別情報に応じた所定の処理を実行するステップと、を含む
    無線通信方法。
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